自ら健康に、水から健康に。合言葉は「はやめに、こまめに」
2024年宿泊野球観戦第2弾は和歌山大会in紀三井寺となります。幸か不幸か???1日雨天順延となったので、昨日・今日の宿泊予定を1日ずらし、750円ヤド代安くなりました!
昨年10月には福井で“フェニックス~県営”ナイターハシゴ観戦。倉敷では2日連続ナイター観戦といつもは大嫌いな雨に助けられなかなか経験することができないシーンに立ち会えました。
前回5月の岐阜は・・・2年前の夏に梅雨の長雨で5試合中開幕試合の3回裏途中までしか見れず継続試合扱いで、観光に切り替えるしかなかったのでそのリベンジを果たすべく、6年ぶり2度目の可児・カヤバスタジアムそして2年ぶり5度目の長良川球場へ。
可児は相変わらず30度超えで熱かったですが、長良川は曇天でなんとか帰りのバスまで天気持ちこたえて悪い流れも少しだけ変わったかな?!
今日は晴れ 明日は晴れ の予報です。
屋根が小さい紀三井寺なんで、途中でアルプス通路下トイレ横のスポットクーラー・外野芝生席・スーパーオークワで涼みつつ、熱中症に気をつけて観戦します。
今日は先月30日オープンのルートイン海南にヤドを取っておるので、試合後は和歌浦沿いを歩いて喫茶店でくつろげたら。明日は南海和歌山市駅付近の喫茶店で打ち上げを企画と。
みなさんの投稿は即時掲載されますが、レスは早くても22日の夜以降となるのであしからずご了承下さい。
それでは行ってきます!!
⚾明日の和歌山大会組み合わせ(11日目 3回戦)
☆☆☆ 09:00~ 近大 新宮-高 野 山
☆☆ 11:30~ 新宮/新翔- 田 辺
14:00~ 南 部 - 海 南
⚾明日の奈良大会組み合わせ(準々決勝 さとやくスタジアム)
☆ 09:00~ 奈良 大付- 奈 良
11:30~ 高 田 商-御 所 実
昨年10月には福井で“フェニックス~県営”ナイターハシゴ観戦。倉敷では2日連続ナイター観戦といつもは大嫌いな雨に助けられなかなか経験することができないシーンに立ち会えました。
前回5月の岐阜は・・・2年前の夏に梅雨の長雨で5試合中開幕試合の3回裏途中までしか見れず継続試合扱いで、観光に切り替えるしかなかったのでそのリベンジを果たすべく、6年ぶり2度目の可児・カヤバスタジアムそして2年ぶり5度目の長良川球場へ。
可児は相変わらず30度超えで熱かったですが、長良川は曇天でなんとか帰りのバスまで天気持ちこたえて悪い流れも少しだけ変わったかな?!
今日は晴れ 明日は晴れ の予報です。
屋根が小さい紀三井寺なんで、途中でアルプス通路下トイレ横のスポットクーラー・外野芝生席・スーパーオークワで涼みつつ、熱中症に気をつけて観戦します。
今日は先月30日オープンのルートイン海南にヤドを取っておるので、試合後は和歌浦沿いを歩いて喫茶店でくつろげたら。明日は南海和歌山市駅付近の喫茶店で打ち上げを企画と。
みなさんの投稿は即時掲載されますが、レスは早くても22日の夜以降となるのであしからずご了承下さい。
それでは行ってきます!!
⚾明日の和歌山大会組み合わせ(11日目 3回戦)
☆☆☆ 09:00~ 近大 新宮-高 野 山
☆☆ 11:30~ 新宮/新翔- 田 辺
14:00~ 南 部 - 海 南
⚾明日の奈良大会組み合わせ(準々決勝 さとやくスタジアム)
☆ 09:00~ 奈良 大付- 奈 良
11:30~ 高 田 商-御 所 実
⚾今日の和歌山大会試合結果(2回戦)
9日目第1試合 高野山-熊野 9:00~11:04
一二三四五六七八九十計HE
熊 野000000000 030
高 野 山00011010X 352
9日目第2試合 海南-初芝橋本 11:44~14:30
一二三四五六七八九十計HE
初芝橋本000400002 671
海 南03000005X 862
9日目第3試合 紀央館-日高 15:04~17:41
一二三四五六七八九十計HE
日 高00000010034103
紀 央 館0000000101250
⚾明日の和歌山大会組み合わせ(10日目 3回戦)
09:00~ 田 辺 工-和歌 山東
11:30~ 桐 蔭 - 那 賀
☆ 14:00~ 県和 歌山- 耐 久
☝智弁和歌山戦を控える和歌山南陵ナインの寮で「残食0」の胃袋支える“母”の存在
https://news.yahoo.co.jp/articles/58e28edccec0f52d60663e61758de09fa1453e4d
部員10人の和歌山南陵が16日に県大会の初戦を突破し、響かせたレゲエ調の校歌が話題を集めた。
現在経営難などを理由に新規生徒の募集は停止中で、全校生徒は3年生のみ18人。今春経営体制を刷新し、甲斐三樹彦理事長(53)が力を注いでいる「寮での食事」も進撃に一役買っている。
食堂で部員の胃袋を支えているのが“野球部の母”だ。今春から柿森千晶さん(47)と長女の優月(ゆつき)さん(21)がボリュームも栄養も満点の1日3食を用意。朝晩、ナインへ「いってらっしゃい」「おかえりなさい」と温かい声をかけ、成長を見守っている。
柿森さんの次女が同校のOGで、保護者として日頃、部活動の応援に足を運んでいたことが縁の始まり。いつしか「南陵野球部が大好き」と足しげく応援していた。「人数も少なくて、どの部活も頑張る姿を見てきたから、どんな形でも力になりたい」と食事でサポートすることになった。
ナインに好評な理由は新鮮さと旬、献立の豊富さにある。食材は2人で買い出しに行くほか、野菜は柿森さんの母で農家を営む野崎ひとみさん(71)から取り寄せている。20種類近く扱う野菜は主に産直市場に卸しているが、南陵生にも惜しみなく提供中だ。ごみ業者が目を丸くするのは残飯0。サポート開始から4カ月、生徒たちが毎日きれいに平らげるおかげで、食堂周りはいつもクリーンだ。
夏の時期はとうもろこしやオクラ、キュウリ、トマト、レタス、ほうれん草、スイカ、カボチャ、ピーマンなどを収穫。柿森さんは「地元のおいしいものを食べてほしい。魚もさばきますよ」とほほ笑む。「(部員は)私の息子みたいな感覚。夏バテせんように」と願いを込める。
寮監を務める岡田浩輝監督(27)は「お手製のハンバーグがおいしいですよ」とお勧めで、ナインも「1食につき、おかずの量は以前より2、3倍。苦手な野菜も食べています」と声をそろえる。23日の3回戦で智弁和歌山と激突。“野球部の母”は、南陵らしくハツラツとした10人野球を楽しみにしている。
✌高校野球レゲエ校歌で話題の和歌山県南陵高校。全校生徒18人、毎月の赤字1500万円、“悪行三昧”の前経営陣一掃…再建に向けて「一歩前へ」
https://news.yahoo.co.jp/articles/9c4ee9ced696fe03033b90d8f10bed090496aac7
第106回全国高校野球選手権大会予選が始まり、全国各地で地方大会が繰り広げられている。そんな中、和歌山県のとある高校の校歌が、あまりにも“令和的すぎる”と注目を集めた。
令和すぎるレゲエ校歌を歌う高校球児たち
SNSで話題になっているのは、和歌山県日高郡日高川町にある私立高校、和歌山南陵高等学校の校歌だ。高校球児たちがグラウンドに礼儀よくきれいに整列してキャップをとると、「イエーイエーイエー!」と突然、爽やかなレゲエ調の曲が始まりだす。
そして「和歌山南陵高校 進めー」「やれるやれるやれるさー!」「一歩前へ 一歩前へ」と、校歌では聞いたことのない歌詞とメロディーが続く。
頭を丸めた純朴そうな球児たちと曲のギャップはすさまじく、こちらのポストはインプレッションが1100万以上の大バズリ。
SNSでは〈これが令和の校歌なんか〉〈校歌と知らずに聴いたら、JPOPだわ〉〈古臭い民謡のような校歌よりこれの方がいい〉〈よく承認されたなってくらいなレゲエ校歌〉〈甲子園で流れることを期待します!〉と反響が集まった。
この曲は、レゲエアーティストのINFINITY16、横川翔、WASANの3名が作詞・作曲を手掛けたもの。いったいどんな経緯でこのような校歌が制作されることになったのか。
和歌山南陵高校に問い合わせると、理事長の甲斐三樹彦さんに話を聞くことができた。
「昔から横川翔さんと友人で、7年前くらいから『南陵高校の校歌をお願いするね』と約束していました。そこにWASANさんやINFINITY16さんが賛同してくれて、無償で作ってくださいました。
生徒たちは新しい校歌を喜んでくれていますね。なんせ、ウチは暗いニュースばかりの学校だったので……」(甲斐三樹彦さん、以下同)
実は南陵高校、ついこの間、前経営陣たちが撤退したばかり。教職員への給与未払い、住民税の滞納、公共料金の未払い、さらにはパワハラ・セクハラ、生徒への暴力、学校のお金を自分の会社へ流用など、悪行三昧で経営が破綻していたという。
これを甲斐さんたちがなんとか再建しようと新経営陣として着任し、今年の4月より再スタートを切ったばかりなのだ。
全校生徒はわずか18人 南陵高校を襲った悲劇
新しい校歌はいわば、新体制となった南陵高校を示す象徴でもある。校歌が変更と聞くと、一般的にはOBなどから反発を受けそうなもの。
しかしこうした事情もあり、「前経営陣の跡形もなくしてほしいというのがみなさんの望みでした」と、変更にはみんなが大賛成だったようだ。
とはいえ、現在、南陵高校の全校生徒は3年生の18人のみ。前経営陣らの悪行によって県から経営改善の措置命令を受けて、生徒の募集を停止しているのだ。最初は学年に90人ほどいたが、どんどん転校していってしまい、この18人だけが残ったという。
「野球部が10人、バスケ部が6人、吹奏楽部が2人の18人です。それでもバスケ部は県大会でベスト4になり、インターハイ出場。野球部は今年、和歌山県大会で選手宣誓をしています。
この宣誓の言葉は、彼らの辛かった気持ちも入っているように感じられて、私はそれを聞きながら号泣してしまいました」
もともと、南陵高校はスポーツが盛んな高校であった。甲斐さんも営業部長というかたちで、九州から野球やサッカーなどが上手い生徒をスカウトしていた。
そんな中、学校の経営陣たちのずさんなやり方に意見をしたところ、クビになってしまったという。他の教職員たちと話して、内部告発なども試みたが、これも結局有耶無耶にされて、意見を言う人はどんどん切られてしまった。
元プロ野球選手で現在は指導者としても活躍する岡本哲司さんも南陵高校野球部で指導をしていたが、彼もまた、この大騒動のときに去ることになってしまった。
かつて、スポーツ強豪校として君臨していた南陵高校が、わずか数年で一気に崩壊してしまったのだ。
「前経営陣が去ってからは、OBたちが来てボランティアで学校のことを手伝ってくれていますし、パワハラで辞めてしまった教師たちを呼び戻したりもしています。
岡本さんもまた、戻ってくれる予定になりました。とにかくみんなが、『子どもたちを守りたい』『学校を立て直したい』という思いで、“義”で集まっている状態です。
経営は毎月1500万円の赤字になるほど大変ですが、賛同してくれる仲間や企業がお金を出してくれて、なんとかやっていけています」
野球部員に「ピアスをしてもいいんだぞ」
南陵高校はクラウドファンディングも実施して、資金を集めている。校舎は今まで整備などをまったくしていなかったので老朽化が進んで損傷が激しい。
寮は雨漏りして、お風呂場はボロボロ。「贅沢な環境にしたいわけではない。ただ、普通の環境にしてあげたいだけなんです」と、甲斐さんは語る。
そして今、南陵高校は新しい校歌の歌詞のように、 “一歩ずつ”再建に向かって前へ進んでいる。
「今回の校歌が南陵高校にとって、少しでも明るい話題になってほしいと思っています。SNSで話題になったのは本当に嬉しいですね。また生徒の募集再開ができるようになったとき、子どもたちが『南陵っておもしろそう!』って思ってもらうきっかけになればと。
曲は、もともとあった楽曲を南陵高校バージョンに再構築してもらい、歌詞は、南陵のイメージなどを横川さんらに伝えながら書いていってもらいました」
南陵高校は、生徒の自主性を重んじ、答えを教えてもらうのではなく、答えを作る力を養うことを目標にしている。そのため、厳しい校則のようなものはほとんどない。
「自主性を与えることよって、子どもたちはちゃんとした答えを出せると思っています。私が野球部に赴任したとき、部員たちに『髪を伸ばしてもいいぞ』と言ったら、自分たちから『坊主でいいです』と言ってきたんです。
『ピアスだってしていいんだぞ』と言っても、『いや、それをやったら人間として軽く見えるんで』と……。校則とかではなく、子どもたちが全部自主的にやっているんです。この子らはすごいなって思いますよ」
甲斐さんは今後、南陵高校を開かれた学校にし、閉鎖的になっている昨今の学校の風潮を、まとめて改革していきたいと明かす。
「学校はマスメディアにも積極的にきてもらって、『ここをこうした方がいい』と言われるべきなんですよ。地域の人も集まるのが学校です。
これは、教育業界への革命でもあると思っています。だから、あえて校歌もこのように変更したのです」
SNSで校歌が話題になったために、今こうして、南陵高校に大きな注目が集まっている。再建に向けたスタートはひとまず、大成功と言えそうだ。来年、募集再開となり、多くの生徒でまた校舎が賑わうことを期待したい。
👣自信の直球で勝負挑んだ初芝橋本・出口投手 「焦りが出てしまった」
https://news.yahoo.co.jp/articles/08563d41e6fb197a33ffbd60748e7f8d94e5bac1
(20日、第106回全国高校野球選手権和歌山大会2回戦 海南8―6初芝橋本)
初芝橋本の出口大空人投手(3年)が、終盤にピンチを背負ってしまった。八回2死満塁。打席に立つのは、先制の二塁打を許した海南の岡室結夢選手(3年)だ。
2ストライクまで追い詰め、「最後は自信がある直球で」勝負したが、同点となる押し出し四球に。その後、緊張が一気に切れたように長短打を浴びるなど、この回に大量5点を奪われた。
序盤から制球が安定しなかった。一回に先頭打者の岡室選手に四球を与え、次打者にも2球連続の暴投の後に四球。二回も2四球の後に連続二塁打を打たれ3失点。「低く投げようと考えすぎて、焦りが出てしまった」と振り返った。
それでもチームは最終回に2点をかえし、意地を見せた。「仲間に助けられた高校野球だった。これからも野球を続けたい」。大学でもボールを追い続けるつもりだ。
👣足がつって動かない、許した先制点取り返す同点打 紀央館・市谷主将
https://news.yahoo.co.jp/articles/c9e09c0ec4becc5c40459cffc5e47550dc379c79
(20日、第106回全国高校野球選手権和歌山大会2回戦 日高4―2紀央館)
1点リードされて迎えた終盤の八回裏。試合を振り出しに戻したのは紀央館・市谷光冴稀主将(3年)だ。
七回表に打たれた先制打は、つった足が動かず、自らが守る左翼の頭上を越えてしまった。「自分のせいで失点した。ここで取り返す」。2死一、二塁で入った打席。三塁線を破る同点打を決めた。
試合はタイブレークに突入したが、一歩及ばなかった。それでも、「主将として前に出て発言したり、指示したりすることが苦手だったが、一人一人が考えて動いてくれた」と仲間に感謝した。
💢百田尚樹氏 高校野球疑惑のプレーに言及「もし勝ってたら炎上度合いハンパじゃなかった」
https://news.yahoo.co.jp/articles/d0632823cdeaef54b3b6beb3a15b30479d8798e4
政治団体・日本保守党の代表で作家の百田尚樹氏(68)が19日に自身の「X」を更新。ネット上で物議をかもしている第106回全国高校野球選手権の山梨大会準々決勝について言及した。
18日に行われた山梨学院と東海大甲府の一戦にて、山梨学院の選手が本塁でヘッドスライディング。クロスプレーとなったが、この際に走者が捕手のミットからボールをかき出しているのではないかとの疑惑が浮上し波紋を広げていた。
騒動について百田氏は「こんなこと言うのはどうかという気もするけど、山梨学園、負けてよかったと思う」と試合の結果をふまえてコメント。「もし一点差で勝ってたりしたら、炎上度合いはハンパじゃなかっただろう(今でも大炎上なんやけど)」と指摘した。
一方で、「たかが野球、しかも子供のやったことやから、名前まで晒すのはやめてやれと思う」とSNS上での過度なバッシングに苦言を呈した。
☟横浜-桐光学園で判定による試合中断 横浜村田監督が守備妨害をアピール
https://news.yahoo.co.jp/articles/3c9257914cae21a82c6752b2c5a4f12552b8ea44
<高校野球神奈川大会:横浜-桐光学園>◇20日◇準々決勝◇サーティーフォー保土ケ谷球場
横浜-桐光学園の6回表に判定による試合中断があった。
桐光学園が1死一、三塁で7番綾部が二塁へのゴロ。走者と二塁手が重なり、そこでのタッチアウトのみ。一塁はセーフとなり、三塁走者が生還。桐光学園が1点差に迫った。
これに対し、横浜ベンチでは村田浩明監督(38)が「守備妨害だ!」とアピール。審判4人が協議しているところに背番号13の栗山大成選手(3年)が状況確認へ向かい、村田監督のもとへ戻る。繰り返すこと4回。今度は二塁手の奥村凌大(2年)をベンチへ呼んで2往復、審判団との状況確認をした。栗山も再び2度、審判団のもとに確認へ向かった。
スタンドからは「試合をやりましょう」「高校生がかわいそうだ」「中継見たら?」との声も飛び、騒然とした雰囲気に。最終的には責任審判が「走者との接触がありましたが、(審判)4人で協議した結果、成り行きのプレーということで、一塁走者はアウト、打者走者はセーフで試合を再開します」と説明した。
直後、なおも2死一塁ではセンターの阿部葉太外野手(2年)がダイビングキャッチに成功し、流れを断ち切った。
💢【高校野球神奈川大会・準々決勝】選手と観客の安全考え4試合同時で分散開催 「全試合見られない」の声も
https://news.yahoo.co.jp/articles/3d81808797fa8c4e4969c362eb8065d54bbcc333
20日に行われた高校野球の全国選手権神奈川大会準々決勝は、県内4球場で4試合同時開催となり、計1万9千人が分散して観戦した。好カードがめじろ押しの準々決勝は、横浜スタジアムで2日間に分けて2試合ずつ行われるのが通例。一部のファンからは1試合しか見られないことに落胆の声が上がった一方、選手や観客の安全面などを踏まえた神奈川県高野連の対応に理解を示す声もあった。
県高野連によると、今回の変更は同スタジアムが使えない上、各球場周辺の混雑緩和、各チームの試合日時をそろえることなどが理由。サーティーフォー保土ケ谷球場で行われた人気カード、横浜高-桐光学園高の一戦には最多の8000人が訪れた。チケット売り場には試合開始2時間前から長蛇の列ができ、外野席も開放された。
横浜市港北区の会社員田中勝也さん(52)は毎年欠かさず準々決勝を観戦してきたという。「ベスト8の顔ぶれは毎年違って面白い。どれも気になるので全部見られないのが残念」と肩を落とす。ただ「同じ時間に試合ができるので選手にとってはより平等な環境なのかも」と話した。
9日目第1試合 高野山-熊野 9:00~11:04
一二三四五六七八九十計HE
熊 野000000000 030
高 野 山00011010X 352
9日目第2試合 海南-初芝橋本 11:44~14:30
一二三四五六七八九十計HE
初芝橋本000400002 671
海 南03000005X 862
9日目第3試合 紀央館-日高 15:04~17:41
一二三四五六七八九十計HE
日 高00000010034103
紀 央 館0000000101250
⚾明日の和歌山大会組み合わせ(10日目 3回戦)
09:00~ 田 辺 工-和歌 山東
11:30~ 桐 蔭 - 那 賀
☆ 14:00~ 県和 歌山- 耐 久
☝智弁和歌山戦を控える和歌山南陵ナインの寮で「残食0」の胃袋支える“母”の存在
https://news.yahoo.co.jp/articles/58e28edccec0f52d60663e61758de09fa1453e4d
部員10人の和歌山南陵が16日に県大会の初戦を突破し、響かせたレゲエ調の校歌が話題を集めた。
現在経営難などを理由に新規生徒の募集は停止中で、全校生徒は3年生のみ18人。今春経営体制を刷新し、甲斐三樹彦理事長(53)が力を注いでいる「寮での食事」も進撃に一役買っている。
食堂で部員の胃袋を支えているのが“野球部の母”だ。今春から柿森千晶さん(47)と長女の優月(ゆつき)さん(21)がボリュームも栄養も満点の1日3食を用意。朝晩、ナインへ「いってらっしゃい」「おかえりなさい」と温かい声をかけ、成長を見守っている。
柿森さんの次女が同校のOGで、保護者として日頃、部活動の応援に足を運んでいたことが縁の始まり。いつしか「南陵野球部が大好き」と足しげく応援していた。「人数も少なくて、どの部活も頑張る姿を見てきたから、どんな形でも力になりたい」と食事でサポートすることになった。
ナインに好評な理由は新鮮さと旬、献立の豊富さにある。食材は2人で買い出しに行くほか、野菜は柿森さんの母で農家を営む野崎ひとみさん(71)から取り寄せている。20種類近く扱う野菜は主に産直市場に卸しているが、南陵生にも惜しみなく提供中だ。ごみ業者が目を丸くするのは残飯0。サポート開始から4カ月、生徒たちが毎日きれいに平らげるおかげで、食堂周りはいつもクリーンだ。
夏の時期はとうもろこしやオクラ、キュウリ、トマト、レタス、ほうれん草、スイカ、カボチャ、ピーマンなどを収穫。柿森さんは「地元のおいしいものを食べてほしい。魚もさばきますよ」とほほ笑む。「(部員は)私の息子みたいな感覚。夏バテせんように」と願いを込める。
寮監を務める岡田浩輝監督(27)は「お手製のハンバーグがおいしいですよ」とお勧めで、ナインも「1食につき、おかずの量は以前より2、3倍。苦手な野菜も食べています」と声をそろえる。23日の3回戦で智弁和歌山と激突。“野球部の母”は、南陵らしくハツラツとした10人野球を楽しみにしている。
✌高校野球レゲエ校歌で話題の和歌山県南陵高校。全校生徒18人、毎月の赤字1500万円、“悪行三昧”の前経営陣一掃…再建に向けて「一歩前へ」
https://news.yahoo.co.jp/articles/9c4ee9ced696fe03033b90d8f10bed090496aac7
第106回全国高校野球選手権大会予選が始まり、全国各地で地方大会が繰り広げられている。そんな中、和歌山県のとある高校の校歌が、あまりにも“令和的すぎる”と注目を集めた。
令和すぎるレゲエ校歌を歌う高校球児たち
SNSで話題になっているのは、和歌山県日高郡日高川町にある私立高校、和歌山南陵高等学校の校歌だ。高校球児たちがグラウンドに礼儀よくきれいに整列してキャップをとると、「イエーイエーイエー!」と突然、爽やかなレゲエ調の曲が始まりだす。
そして「和歌山南陵高校 進めー」「やれるやれるやれるさー!」「一歩前へ 一歩前へ」と、校歌では聞いたことのない歌詞とメロディーが続く。
頭を丸めた純朴そうな球児たちと曲のギャップはすさまじく、こちらのポストはインプレッションが1100万以上の大バズリ。
SNSでは〈これが令和の校歌なんか〉〈校歌と知らずに聴いたら、JPOPだわ〉〈古臭い民謡のような校歌よりこれの方がいい〉〈よく承認されたなってくらいなレゲエ校歌〉〈甲子園で流れることを期待します!〉と反響が集まった。
この曲は、レゲエアーティストのINFINITY16、横川翔、WASANの3名が作詞・作曲を手掛けたもの。いったいどんな経緯でこのような校歌が制作されることになったのか。
和歌山南陵高校に問い合わせると、理事長の甲斐三樹彦さんに話を聞くことができた。
「昔から横川翔さんと友人で、7年前くらいから『南陵高校の校歌をお願いするね』と約束していました。そこにWASANさんやINFINITY16さんが賛同してくれて、無償で作ってくださいました。
生徒たちは新しい校歌を喜んでくれていますね。なんせ、ウチは暗いニュースばかりの学校だったので……」(甲斐三樹彦さん、以下同)
実は南陵高校、ついこの間、前経営陣たちが撤退したばかり。教職員への給与未払い、住民税の滞納、公共料金の未払い、さらにはパワハラ・セクハラ、生徒への暴力、学校のお金を自分の会社へ流用など、悪行三昧で経営が破綻していたという。
これを甲斐さんたちがなんとか再建しようと新経営陣として着任し、今年の4月より再スタートを切ったばかりなのだ。
全校生徒はわずか18人 南陵高校を襲った悲劇
新しい校歌はいわば、新体制となった南陵高校を示す象徴でもある。校歌が変更と聞くと、一般的にはOBなどから反発を受けそうなもの。
しかしこうした事情もあり、「前経営陣の跡形もなくしてほしいというのがみなさんの望みでした」と、変更にはみんなが大賛成だったようだ。
とはいえ、現在、南陵高校の全校生徒は3年生の18人のみ。前経営陣らの悪行によって県から経営改善の措置命令を受けて、生徒の募集を停止しているのだ。最初は学年に90人ほどいたが、どんどん転校していってしまい、この18人だけが残ったという。
「野球部が10人、バスケ部が6人、吹奏楽部が2人の18人です。それでもバスケ部は県大会でベスト4になり、インターハイ出場。野球部は今年、和歌山県大会で選手宣誓をしています。
この宣誓の言葉は、彼らの辛かった気持ちも入っているように感じられて、私はそれを聞きながら号泣してしまいました」
もともと、南陵高校はスポーツが盛んな高校であった。甲斐さんも営業部長というかたちで、九州から野球やサッカーなどが上手い生徒をスカウトしていた。
そんな中、学校の経営陣たちのずさんなやり方に意見をしたところ、クビになってしまったという。他の教職員たちと話して、内部告発なども試みたが、これも結局有耶無耶にされて、意見を言う人はどんどん切られてしまった。
元プロ野球選手で現在は指導者としても活躍する岡本哲司さんも南陵高校野球部で指導をしていたが、彼もまた、この大騒動のときに去ることになってしまった。
かつて、スポーツ強豪校として君臨していた南陵高校が、わずか数年で一気に崩壊してしまったのだ。
「前経営陣が去ってからは、OBたちが来てボランティアで学校のことを手伝ってくれていますし、パワハラで辞めてしまった教師たちを呼び戻したりもしています。
岡本さんもまた、戻ってくれる予定になりました。とにかくみんなが、『子どもたちを守りたい』『学校を立て直したい』という思いで、“義”で集まっている状態です。
経営は毎月1500万円の赤字になるほど大変ですが、賛同してくれる仲間や企業がお金を出してくれて、なんとかやっていけています」
野球部員に「ピアスをしてもいいんだぞ」
南陵高校はクラウドファンディングも実施して、資金を集めている。校舎は今まで整備などをまったくしていなかったので老朽化が進んで損傷が激しい。
寮は雨漏りして、お風呂場はボロボロ。「贅沢な環境にしたいわけではない。ただ、普通の環境にしてあげたいだけなんです」と、甲斐さんは語る。
そして今、南陵高校は新しい校歌の歌詞のように、 “一歩ずつ”再建に向かって前へ進んでいる。
「今回の校歌が南陵高校にとって、少しでも明るい話題になってほしいと思っています。SNSで話題になったのは本当に嬉しいですね。また生徒の募集再開ができるようになったとき、子どもたちが『南陵っておもしろそう!』って思ってもらうきっかけになればと。
曲は、もともとあった楽曲を南陵高校バージョンに再構築してもらい、歌詞は、南陵のイメージなどを横川さんらに伝えながら書いていってもらいました」
南陵高校は、生徒の自主性を重んじ、答えを教えてもらうのではなく、答えを作る力を養うことを目標にしている。そのため、厳しい校則のようなものはほとんどない。
「自主性を与えることよって、子どもたちはちゃんとした答えを出せると思っています。私が野球部に赴任したとき、部員たちに『髪を伸ばしてもいいぞ』と言ったら、自分たちから『坊主でいいです』と言ってきたんです。
『ピアスだってしていいんだぞ』と言っても、『いや、それをやったら人間として軽く見えるんで』と……。校則とかではなく、子どもたちが全部自主的にやっているんです。この子らはすごいなって思いますよ」
甲斐さんは今後、南陵高校を開かれた学校にし、閉鎖的になっている昨今の学校の風潮を、まとめて改革していきたいと明かす。
「学校はマスメディアにも積極的にきてもらって、『ここをこうした方がいい』と言われるべきなんですよ。地域の人も集まるのが学校です。
これは、教育業界への革命でもあると思っています。だから、あえて校歌もこのように変更したのです」
SNSで校歌が話題になったために、今こうして、南陵高校に大きな注目が集まっている。再建に向けたスタートはひとまず、大成功と言えそうだ。来年、募集再開となり、多くの生徒でまた校舎が賑わうことを期待したい。
👣自信の直球で勝負挑んだ初芝橋本・出口投手 「焦りが出てしまった」
https://news.yahoo.co.jp/articles/08563d41e6fb197a33ffbd60748e7f8d94e5bac1
(20日、第106回全国高校野球選手権和歌山大会2回戦 海南8―6初芝橋本)
初芝橋本の出口大空人投手(3年)が、終盤にピンチを背負ってしまった。八回2死満塁。打席に立つのは、先制の二塁打を許した海南の岡室結夢選手(3年)だ。
2ストライクまで追い詰め、「最後は自信がある直球で」勝負したが、同点となる押し出し四球に。その後、緊張が一気に切れたように長短打を浴びるなど、この回に大量5点を奪われた。
序盤から制球が安定しなかった。一回に先頭打者の岡室選手に四球を与え、次打者にも2球連続の暴投の後に四球。二回も2四球の後に連続二塁打を打たれ3失点。「低く投げようと考えすぎて、焦りが出てしまった」と振り返った。
それでもチームは最終回に2点をかえし、意地を見せた。「仲間に助けられた高校野球だった。これからも野球を続けたい」。大学でもボールを追い続けるつもりだ。
👣足がつって動かない、許した先制点取り返す同点打 紀央館・市谷主将
https://news.yahoo.co.jp/articles/c9e09c0ec4becc5c40459cffc5e47550dc379c79
(20日、第106回全国高校野球選手権和歌山大会2回戦 日高4―2紀央館)
1点リードされて迎えた終盤の八回裏。試合を振り出しに戻したのは紀央館・市谷光冴稀主将(3年)だ。
七回表に打たれた先制打は、つった足が動かず、自らが守る左翼の頭上を越えてしまった。「自分のせいで失点した。ここで取り返す」。2死一、二塁で入った打席。三塁線を破る同点打を決めた。
試合はタイブレークに突入したが、一歩及ばなかった。それでも、「主将として前に出て発言したり、指示したりすることが苦手だったが、一人一人が考えて動いてくれた」と仲間に感謝した。
💢百田尚樹氏 高校野球疑惑のプレーに言及「もし勝ってたら炎上度合いハンパじゃなかった」
https://news.yahoo.co.jp/articles/d0632823cdeaef54b3b6beb3a15b30479d8798e4
政治団体・日本保守党の代表で作家の百田尚樹氏(68)が19日に自身の「X」を更新。ネット上で物議をかもしている第106回全国高校野球選手権の山梨大会準々決勝について言及した。
18日に行われた山梨学院と東海大甲府の一戦にて、山梨学院の選手が本塁でヘッドスライディング。クロスプレーとなったが、この際に走者が捕手のミットからボールをかき出しているのではないかとの疑惑が浮上し波紋を広げていた。
騒動について百田氏は「こんなこと言うのはどうかという気もするけど、山梨学園、負けてよかったと思う」と試合の結果をふまえてコメント。「もし一点差で勝ってたりしたら、炎上度合いはハンパじゃなかっただろう(今でも大炎上なんやけど)」と指摘した。
一方で、「たかが野球、しかも子供のやったことやから、名前まで晒すのはやめてやれと思う」とSNS上での過度なバッシングに苦言を呈した。
☟横浜-桐光学園で判定による試合中断 横浜村田監督が守備妨害をアピール
https://news.yahoo.co.jp/articles/3c9257914cae21a82c6752b2c5a4f12552b8ea44
<高校野球神奈川大会:横浜-桐光学園>◇20日◇準々決勝◇サーティーフォー保土ケ谷球場
横浜-桐光学園の6回表に判定による試合中断があった。
桐光学園が1死一、三塁で7番綾部が二塁へのゴロ。走者と二塁手が重なり、そこでのタッチアウトのみ。一塁はセーフとなり、三塁走者が生還。桐光学園が1点差に迫った。
これに対し、横浜ベンチでは村田浩明監督(38)が「守備妨害だ!」とアピール。審判4人が協議しているところに背番号13の栗山大成選手(3年)が状況確認へ向かい、村田監督のもとへ戻る。繰り返すこと4回。今度は二塁手の奥村凌大(2年)をベンチへ呼んで2往復、審判団との状況確認をした。栗山も再び2度、審判団のもとに確認へ向かった。
スタンドからは「試合をやりましょう」「高校生がかわいそうだ」「中継見たら?」との声も飛び、騒然とした雰囲気に。最終的には責任審判が「走者との接触がありましたが、(審判)4人で協議した結果、成り行きのプレーということで、一塁走者はアウト、打者走者はセーフで試合を再開します」と説明した。
直後、なおも2死一塁ではセンターの阿部葉太外野手(2年)がダイビングキャッチに成功し、流れを断ち切った。
💢【高校野球神奈川大会・準々決勝】選手と観客の安全考え4試合同時で分散開催 「全試合見られない」の声も
https://news.yahoo.co.jp/articles/3d81808797fa8c4e4969c362eb8065d54bbcc333
20日に行われた高校野球の全国選手権神奈川大会準々決勝は、県内4球場で4試合同時開催となり、計1万9千人が分散して観戦した。好カードがめじろ押しの準々決勝は、横浜スタジアムで2日間に分けて2試合ずつ行われるのが通例。一部のファンからは1試合しか見られないことに落胆の声が上がった一方、選手や観客の安全面などを踏まえた神奈川県高野連の対応に理解を示す声もあった。
県高野連によると、今回の変更は同スタジアムが使えない上、各球場周辺の混雑緩和、各チームの試合日時をそろえることなどが理由。サーティーフォー保土ケ谷球場で行われた人気カード、横浜高-桐光学園高の一戦には最多の8000人が訪れた。チケット売り場には試合開始2時間前から長蛇の列ができ、外野席も開放された。
横浜市港北区の会社員田中勝也さん(52)は毎年欠かさず準々決勝を観戦してきたという。「ベスト8の顔ぶれは毎年違って面白い。どれも気になるので全部見られないのが残念」と肩を落とす。ただ「同じ時間に試合ができるので選手にとってはより平等な環境なのかも」と話した。
⚾明日の和歌山大会組み合わせ(9日目 2回戦)
☆☆ 09:00~ 高 野 山- 熊 野
☆ 11:30~ 海 南 -初芝 橋本
☆ 14:00~ 紀 央 館- 日 高
🎁テレビ和歌山 「めざせ甲子園 高校野球ハイライト」
https://vk.sportsbull.jp/koshien/video/abc/localbroadcast_movie/wakayama/koya106_localbroadcast_movie_wakayama_2024_6.html
7月17日 大会7日目和歌山大会2回戦
近大新宮 5−3 箕島
和歌山高専 0−6 南部
【特集】
紀三井寺レポート
🎁テレビ和歌山 「めざせ甲子園 高校野球ハイライト」
https://vk.sportsbull.jp/koshien/video/abc/localbroadcast_movie/wakayama/koya106_localbroadcast_movie_wakayama_2024_7.html
7月18日 大会8日目和歌山大会2回戦
日高中津 3−2 和歌山商
那 賀 8−0 和歌山北(7回コールド)
<特集>
紀三井寺レポート・夏の恩返し和歌山大学硬式野球部
💢捕手のミットからボールをかき出してセーフ? 山梨学院の本塁クロスプレーが物議
https://news.yahoo.co.jp/articles/abc2e47c393543539d8f523958118434da2798ae
第106回全国高校野球選手権の山梨大会準々決勝のワンシーンがネット上で物議をかもしている。波紋を広げているのは、18日に行われた昨年のセンバツ王者・山梨学院と昨夏甲子園出場の東海大甲府の対戦。結果は4―1で東海大甲府が準決勝へ駒を進めた。
問題のシーンは山梨学院が2点ビハインドで迎えた5回の攻撃、二死二塁の場面。続く打者の左前打に二塁走者が激走し、本塁でヘッドスライディング。クロスプレーとなったが、捕手のミットからボールがこぼれてセーフとなり、1点を返した。
しかしこの際、球審から死角になるところで走者が捕手のミットからボールをかき出しているのではないかとの疑惑が浮上した。中継映像を確認すると、走者はタッチにいった捕手のミットにかぶさるようにヘッドスライディング。その後、自分の胸元に潜り込んだ右手を動かし、その手を払った方向にボールが転がった。
19日現在、SNSなどでは問題の映像が拡散。プレーについて批判の声が多く寄せられている一方、真偽が不明なだけに「過剰に叩くのは可哀想」と抑制的な声も上がっている。
問題の動画・・・https://www.youtube.com/watch?v=fe5XLLAQO5k
📝第106回全国高等学校野球選手権大阪大会 4回戦以降組合せ
http://www.ohbl.sakura.ne.jp/2-taikaikankei/kumiawase/24_02natsu/24_natsu_yagura_4kaisenikou.pdf
👣福知山成美・井本自宣監督が退任「やることは全部出し切った」阪神島本、DeNA桑原を指導
https://news.yahoo.co.jp/articles/4aa384fb9c9b4976db487cd1cbb99862e7f51b34
京都・福知山成美の井本自宣監督が、今夏限りで退任することが19日、分かった。
同校OBの井本氏は、1997年からコーチとして野球部に携わり、2007年から部長に就任。2014年から、10年間監督を務めた。
甲子園には、コーチ時代に2度、部長時代に4度、監督としては2019年春に出場。これまでに阪神の島本浩也、DeNAの桑原将志などを指導した。
今夏は、18日に北嵯峨との接戦に敗れ、4回戦敗退。井本氏は「10年間させてもらって、やることは全部出し切ったという感じが自分の中である」と話した。
👣声で引っ張った八頭・三上主将「見本になるつもりで出し続けた」
https://vk.sportsbull.jp/koshien/articles/ASS7M2RZHS7MPUUB00HM.html
(19日、第106回全国高校野球選手権鳥取大会準々決勝 鳥取城北10―1八頭)
一塁からひっきりなしに声が飛ぶ。「一つ一ついこう」「バントあるよバント」「おっしゃあ!」
八頭の三上成惺主将(3年)の声がマウンド周辺に響く。投手がストライクを取るたび、ピンチになるたび、何かしらの声が飛んだ。鳥取城北の応援団の大音量を吹き飛ばすかのように。
主将になり、チームの声の小ささが気になった。「自分が引っ張り、見本になるつもりで声を出し続けました」
試合は苦しい展開となった。一回、守備の乱れもあり3失点。その後も攻め込まれ点差が広がっていった。八回には自らマウンドに上がったが、ストライクが入らずさらに失点した。それでも、ベンチに下がっても声を絶やさなかった。
試合後、球場外で涙が止まらない仲間たちと整列し、きぜんとした表情であいさつをした。「応援ありがとうございました」。拍手が起こった。
そして取材に、主将として「視野を広くもち、選手の様子を見極める仕事ができた。主将をやって良かったです」と、きっぱり言い切った。
☟日本航空11回サヨナラ勝ち!9回裏サヨナラ勝利のはずが一塁走者が二塁踏まずアウト
https://news.yahoo.co.jp/articles/b93a557d5d51fe779a4e8162d4ea6f926f88ca62
<高校野球山梨大会:日本航空4-3帝京三>◇19日◇準々決勝◇山日YBS球場
日本航空は9回サヨナラ勝利のはずが一転、試合続行、延長となった末に、サヨナラ勝ちした。
同点に追いついた9回裏2死満塁。5番の中西がセンター前へ打球を転がし、サヨナラ勝利…と思われ、日本航空ナインは本塁付近で抱き合い、帝京三の捕手はひざを突いてうずくまった。
しかし一転、はじけるような歓声が起きたのは帝京三の応援スタンド。一塁走者が二塁を踏んでいないというアピールが帝京三サイドからあり、フォースアウトに。責任審判は「ただいまのプレーについて説明します。2アウト満塁、センター前ヒットがありましたが、一塁走者が二塁を踏んでいないので二塁ランナーをフォースアウトといたします」と場内に説明した。
試合は1-1で延長タイブレークに突入した。11回表、帝京三が2点を勝ち越し。その裏、日本航空は2点を返し同点。なお2死満塁とし、最後は押し出し四球でサヨナラ勝ちした。
📝甲子園「マル得」情報
新潟はともかく山形は夏の甲子園「最弱県」でも侮れない? かつて「7-29」の悪夢からの逆襲
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/sports/357697
47都道府県のうち、夏の甲子園の勝率が最も低いのは山形と新潟で.311。ところが、山形に関していえば「最弱県」などとは言えないデータがある。
コロナで中止になった2020年を除く過去10大会のうち、初戦敗退は4回だけ。あとの6回は初戦突破どころか、4強が1回、3回戦進出が4回もあるのだ。
山形と言えば1985年夏の甲子園で、東海大山形が桑田真澄、清原和博のいたPL学園(大阪)に7-29で大敗したことが県議会で話題になったくらい。
それ以来、県の高野連が強化に本腰を入れたというのだが、アマチュア野球担当記者がこう言った。
「酒田南、鶴岡東、羽黒などが他の都道府県からの野球留学生を受け入れて強化しましたが、何よりデカいのは13年大会で日大山形が中野拓夢(現阪神)と奥村展征(同楽天二軍コーチ)の二遊間コンビを擁して甲子園で4強入りしたこと。あれ以来、県内の野球のうまい中学生の県外への流出に歯止めがかかった気がしますね。東北は強豪校の交流が盛ん。練習試合だけでなく、下級生同士でリーグ戦を行ったりもしています。全国レベルの仙台育英(宮城)、八戸学院光星(青森)、花巻東(岩手)などに引っ張られるように山形のレベルも上がっているように思います」
ちなみに16日は九里学園と山形商の2校が3回戦に駒を進めた。
📝岡山大会は20日から3回戦 バットの影響か、40試合で本塁打2本
https://news.yahoo.co.jp/articles/3391f0b75696b2a7cb92f35c488d35540520dcd9
第106回全国高校野球選手権岡山大会は20日に2球場で3回戦4試合が行われる。18日までに1、2回戦計40試合が終了したが、本塁打は2本。今春から導入された低反発バットの影響は大きく、盗塁やヒットエンドランなど足を使って得点機を広げようとするチームが目立つ。
大会第1号は1回戦の岡山南戦での金光学園・小寺将太(3年)。2号は2回戦の倉敷天城戦での西大寺・立川翔大(同)。いずれも美咲エイコンスタジアム(両翼95メートル)での試合だった。
昨夏は56試合で計24本だった。今大会はあと13試合がマスカットスタジアム(同99.5メートル)、2試合が倉敷市営球場(同93メートル)で予定されており、2003年以降で最少だった16年の7本(全58試合)を下回りそうだ。
👣海星にあと一歩、昂学園・東監督の2校目「下克上」は来夏へ「3年生が基礎作ってくれた」
https://news.yahoo.co.jp/articles/83f57cb6af9f9f5688e054918cf10666cbbe766e
<ラストカレンダー~夏の終わり~ 昴学園・東拓司監督(46)>
<高校野球三重大会:海星2-1昴学園>◇19日◇2回戦◇県営松阪
新天地・昴学園での「日本一の下克上」の再現は、来夏に持ち越された。春夏通算13度の甲子園出場を誇る海星に食らいつき、8回に1点差まで追い上げたがあと1歩で敗戦。今春の三重大会は3位まで勝ち上がり、シード校として臨んだが、惜しくも初戦で散った。
東監督は部員1人で廃部寸前だった津市山間部の白山を立て直し、18年に夏の甲子園出場を導くミラクルで話題を集めた。同校の快進撃を元に昨年10月にTBS系のドラマ「下剋上球児」が製作され、東監督が主人公のモデルになった。昨春に同じ県立で山間部の大台町にある昴学園に赴任し、部長として臨んだ昨夏は17年ぶりに夏の県大会初戦突破。昨秋監督に就任し、夏は今回が初采配だった。
赴任当時の部員は今の半数の約30人。18年の三重決勝で対戦した松阪商の監督、冨山悦敬氏(70)が23年からコーチに就任し、タッグで基礎からたたき込んだ。「中学校でバリバリ(レギュラー)がおるわけじゃないので。たたき上げでやってます」。東は東京、西は大阪からも選手を集め、部員は60人にまで増えた。
「実戦ほどの近道はない」。白山の監督時代から「三重県断トツ」と自負する試合の場数を踏んできた。強豪校でも年間90~100試合程度だが、新チームから年間約170試合以上の練習試合を組んできた。「相手の『体がでかい』『打球速い』『球速い』とか、そういうのを見たり、感じてやらないと、強くならん」という持論がある。
「3年生が昴学園のあれ(基礎)をつくってくれたと思う。新チームに引き継いでまたやりたいと思います」。2校目の「下克上」物語は始まったばかりだ。
☟東海大福岡、春夏甲子園へ試練…攻撃残り4回5点差で継続試合「信じて」恵みの雨にする
https://news.yahoo.co.jp/articles/8a960de7c73b748ebf96289701bdd36b4e5b7b96
<高校野球福岡大会:東海大福岡1-6西日本短大付>◇19日◇準々決勝◇北九州市民
福岡大会は、今春センバツ出場の東海大福岡と西日本短大付の準々決勝が悪天候で継続試合となった。5回裏の西日本短大付の攻撃開始直後、3時間3分に及ぶ降雨中断。同日の再開は困難と判断され、20日の第4試合(午後4時30分予定)で仕切り直す。東海大福岡は5点ビハインドで残り4イニング。2季連続の甲子園へ、ネバーギブアップで恵みの雨にする意気込みだ。
東海大福岡ナインに悲壮感はなかった。5点ビハインドで継続試合が決定。主将の井上和翔捕手(3年)は「もう1回仕切り直せる。もう1回準備ができるので」と、どこまでもポジティブだった。
1-6の5回裏無死。横なぐりの雨で3時間3分の中断。1度は日が差し込み、グラウンド整備も終えた。両軍ベンチ前で各チームがアップを開始。再開に向けて準備が進んだが、再び視界をさえぎる土砂降り。これ以上の試合続行は不可能と判断された。
完全な相手ペースだった。初回に3点を先制され、2回にも1失点。1点を返したが、4回に2点を失った。先発のエース佐藤翔斗(しょうと)投手(3年)は4回0/3を7安打、2四球と打ち込まれた。打線も5回までに3併殺。2回以降は4イニング連続で走者を出したが、好機をことごとくつぶした。
悪いところばかりが出た悪夢の展開。試合が継続していれば、そのまま押し切られていた可能性もある。それだけに、中村謙三監督(38)は「悪い流れをすべて洗い流してくれたぐらいに思って」とプラスの水入りと受け止めて歓迎した。
攻撃は残り4イニングで5点差。2季連続の甲子園出場へ試練が訪れたことは間違いない。それでも井上主将は「4回でチャンスは絶対に来ると思う」と腕ぶす。昨秋の九州大会初戦では九州学院(熊本)を相手に4点差を最終回に追いつき逆転勝ち。センバツ出場へつなげた前例がある。「力はある。あとは信じてやるだけ」。恵みの雨を生かす。昨秋のドラマ再現へ、大逆転シナリオを完結させる。
📝甲子園「マル得」情報
いま岐阜がアツい!「打倒、鍛治舎」監督率いる県岐阜商が県全体の野球レベルの底上げに
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/sports/357764
岐阜が熱い。17日の県大会は2回戦6試合が行われ、強豪の大垣日大が多治見工を下すなど、順当にコマを進めた。
Webサイトの「朝日・日刊スポーツ」によると、夏の甲子園の都道府県別勝率ランキングは.524で17位。過去3年は初戦敗退2回、2回戦敗退1回ながら、2019年には中京がベスト4に進出している。
岐阜の底上げに一役買っているのは、古豪・県岐阜商だ。2018年、同校OBで早大、松下電器でプレーし、松下電器、オール枚方ボーイズ、熊本・秀岳館で監督を務めた鍛治舎巧監督(73)が就任。生徒集めやライバル校の分析能力にたけ、球数制限導入前から先発、リリーフの分業制を取り入れるなど、手練手管の同監督の手腕もあり、県岐阜商は21年に9年ぶりの夏出場を果たすと、翌22年も連続出場した。県内では、そんな老将に対抗心を燃やすライバル校は少なくない。
中京も元阪神左腕の福間納氏が投手コーチ就任
大垣日大の阪口慶三前監督もそのクチだった。昨夏、79歳3カ月で甲子園歴代最高齢勝利を挙げ、大会後に勇退した名将はかねて「県岐阜には負けられない」と打倒・県岐阜商を掲げていた。
19年出場の中京も今年、元阪神タイガース左腕で、プロアマの指導経験豊富な福間納氏(73)が投手コーチに就任。福間コーチは鍛治舎監督と同じ年で、松下電器時代に同じ釜の飯を食った仲。元プロの力を借りて、4大会ぶり(20年はコロナ禍で中止)の出場に向けてますます爪を研いでいる。
強豪校同士がしのぎを削り、県全体の底上げにつながっているだけに、本番も軽視できないだろう。
☆☆ 09:00~ 高 野 山- 熊 野
☆ 11:30~ 海 南 -初芝 橋本
☆ 14:00~ 紀 央 館- 日 高
🎁テレビ和歌山 「めざせ甲子園 高校野球ハイライト」
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7月17日 大会7日目和歌山大会2回戦
近大新宮 5−3 箕島
和歌山高専 0−6 南部
【特集】
紀三井寺レポート
🎁テレビ和歌山 「めざせ甲子園 高校野球ハイライト」
https://vk.sportsbull.jp/koshien/video/abc/localbroadcast_movie/wakayama/koya106_localbroadcast_movie_wakayama_2024_7.html
7月18日 大会8日目和歌山大会2回戦
日高中津 3−2 和歌山商
那 賀 8−0 和歌山北(7回コールド)
<特集>
紀三井寺レポート・夏の恩返し和歌山大学硬式野球部
💢捕手のミットからボールをかき出してセーフ? 山梨学院の本塁クロスプレーが物議
https://news.yahoo.co.jp/articles/abc2e47c393543539d8f523958118434da2798ae
第106回全国高校野球選手権の山梨大会準々決勝のワンシーンがネット上で物議をかもしている。波紋を広げているのは、18日に行われた昨年のセンバツ王者・山梨学院と昨夏甲子園出場の東海大甲府の対戦。結果は4―1で東海大甲府が準決勝へ駒を進めた。
問題のシーンは山梨学院が2点ビハインドで迎えた5回の攻撃、二死二塁の場面。続く打者の左前打に二塁走者が激走し、本塁でヘッドスライディング。クロスプレーとなったが、捕手のミットからボールがこぼれてセーフとなり、1点を返した。
しかしこの際、球審から死角になるところで走者が捕手のミットからボールをかき出しているのではないかとの疑惑が浮上した。中継映像を確認すると、走者はタッチにいった捕手のミットにかぶさるようにヘッドスライディング。その後、自分の胸元に潜り込んだ右手を動かし、その手を払った方向にボールが転がった。
19日現在、SNSなどでは問題の映像が拡散。プレーについて批判の声が多く寄せられている一方、真偽が不明なだけに「過剰に叩くのは可哀想」と抑制的な声も上がっている。
問題の動画・・・https://www.youtube.com/watch?v=fe5XLLAQO5k
📝第106回全国高等学校野球選手権大阪大会 4回戦以降組合せ
http://www.ohbl.sakura.ne.jp/2-taikaikankei/kumiawase/24_02natsu/24_natsu_yagura_4kaisenikou.pdf
👣福知山成美・井本自宣監督が退任「やることは全部出し切った」阪神島本、DeNA桑原を指導
https://news.yahoo.co.jp/articles/4aa384fb9c9b4976db487cd1cbb99862e7f51b34
京都・福知山成美の井本自宣監督が、今夏限りで退任することが19日、分かった。
同校OBの井本氏は、1997年からコーチとして野球部に携わり、2007年から部長に就任。2014年から、10年間監督を務めた。
甲子園には、コーチ時代に2度、部長時代に4度、監督としては2019年春に出場。これまでに阪神の島本浩也、DeNAの桑原将志などを指導した。
今夏は、18日に北嵯峨との接戦に敗れ、4回戦敗退。井本氏は「10年間させてもらって、やることは全部出し切ったという感じが自分の中である」と話した。
👣声で引っ張った八頭・三上主将「見本になるつもりで出し続けた」
https://vk.sportsbull.jp/koshien/articles/ASS7M2RZHS7MPUUB00HM.html
(19日、第106回全国高校野球選手権鳥取大会準々決勝 鳥取城北10―1八頭)
一塁からひっきりなしに声が飛ぶ。「一つ一ついこう」「バントあるよバント」「おっしゃあ!」
八頭の三上成惺主将(3年)の声がマウンド周辺に響く。投手がストライクを取るたび、ピンチになるたび、何かしらの声が飛んだ。鳥取城北の応援団の大音量を吹き飛ばすかのように。
主将になり、チームの声の小ささが気になった。「自分が引っ張り、見本になるつもりで声を出し続けました」
試合は苦しい展開となった。一回、守備の乱れもあり3失点。その後も攻め込まれ点差が広がっていった。八回には自らマウンドに上がったが、ストライクが入らずさらに失点した。それでも、ベンチに下がっても声を絶やさなかった。
試合後、球場外で涙が止まらない仲間たちと整列し、きぜんとした表情であいさつをした。「応援ありがとうございました」。拍手が起こった。
そして取材に、主将として「視野を広くもち、選手の様子を見極める仕事ができた。主将をやって良かったです」と、きっぱり言い切った。
☟日本航空11回サヨナラ勝ち!9回裏サヨナラ勝利のはずが一塁走者が二塁踏まずアウト
https://news.yahoo.co.jp/articles/b93a557d5d51fe779a4e8162d4ea6f926f88ca62
<高校野球山梨大会:日本航空4-3帝京三>◇19日◇準々決勝◇山日YBS球場
日本航空は9回サヨナラ勝利のはずが一転、試合続行、延長となった末に、サヨナラ勝ちした。
同点に追いついた9回裏2死満塁。5番の中西がセンター前へ打球を転がし、サヨナラ勝利…と思われ、日本航空ナインは本塁付近で抱き合い、帝京三の捕手はひざを突いてうずくまった。
しかし一転、はじけるような歓声が起きたのは帝京三の応援スタンド。一塁走者が二塁を踏んでいないというアピールが帝京三サイドからあり、フォースアウトに。責任審判は「ただいまのプレーについて説明します。2アウト満塁、センター前ヒットがありましたが、一塁走者が二塁を踏んでいないので二塁ランナーをフォースアウトといたします」と場内に説明した。
試合は1-1で延長タイブレークに突入した。11回表、帝京三が2点を勝ち越し。その裏、日本航空は2点を返し同点。なお2死満塁とし、最後は押し出し四球でサヨナラ勝ちした。
📝甲子園「マル得」情報
新潟はともかく山形は夏の甲子園「最弱県」でも侮れない? かつて「7-29」の悪夢からの逆襲
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/sports/357697
47都道府県のうち、夏の甲子園の勝率が最も低いのは山形と新潟で.311。ところが、山形に関していえば「最弱県」などとは言えないデータがある。
コロナで中止になった2020年を除く過去10大会のうち、初戦敗退は4回だけ。あとの6回は初戦突破どころか、4強が1回、3回戦進出が4回もあるのだ。
山形と言えば1985年夏の甲子園で、東海大山形が桑田真澄、清原和博のいたPL学園(大阪)に7-29で大敗したことが県議会で話題になったくらい。
それ以来、県の高野連が強化に本腰を入れたというのだが、アマチュア野球担当記者がこう言った。
「酒田南、鶴岡東、羽黒などが他の都道府県からの野球留学生を受け入れて強化しましたが、何よりデカいのは13年大会で日大山形が中野拓夢(現阪神)と奥村展征(同楽天二軍コーチ)の二遊間コンビを擁して甲子園で4強入りしたこと。あれ以来、県内の野球のうまい中学生の県外への流出に歯止めがかかった気がしますね。東北は強豪校の交流が盛ん。練習試合だけでなく、下級生同士でリーグ戦を行ったりもしています。全国レベルの仙台育英(宮城)、八戸学院光星(青森)、花巻東(岩手)などに引っ張られるように山形のレベルも上がっているように思います」
ちなみに16日は九里学園と山形商の2校が3回戦に駒を進めた。
📝岡山大会は20日から3回戦 バットの影響か、40試合で本塁打2本
https://news.yahoo.co.jp/articles/3391f0b75696b2a7cb92f35c488d35540520dcd9
第106回全国高校野球選手権岡山大会は20日に2球場で3回戦4試合が行われる。18日までに1、2回戦計40試合が終了したが、本塁打は2本。今春から導入された低反発バットの影響は大きく、盗塁やヒットエンドランなど足を使って得点機を広げようとするチームが目立つ。
大会第1号は1回戦の岡山南戦での金光学園・小寺将太(3年)。2号は2回戦の倉敷天城戦での西大寺・立川翔大(同)。いずれも美咲エイコンスタジアム(両翼95メートル)での試合だった。
昨夏は56試合で計24本だった。今大会はあと13試合がマスカットスタジアム(同99.5メートル)、2試合が倉敷市営球場(同93メートル)で予定されており、2003年以降で最少だった16年の7本(全58試合)を下回りそうだ。
👣海星にあと一歩、昂学園・東監督の2校目「下克上」は来夏へ「3年生が基礎作ってくれた」
https://news.yahoo.co.jp/articles/83f57cb6af9f9f5688e054918cf10666cbbe766e
<ラストカレンダー~夏の終わり~ 昴学園・東拓司監督(46)>
<高校野球三重大会:海星2-1昴学園>◇19日◇2回戦◇県営松阪
新天地・昴学園での「日本一の下克上」の再現は、来夏に持ち越された。春夏通算13度の甲子園出場を誇る海星に食らいつき、8回に1点差まで追い上げたがあと1歩で敗戦。今春の三重大会は3位まで勝ち上がり、シード校として臨んだが、惜しくも初戦で散った。
東監督は部員1人で廃部寸前だった津市山間部の白山を立て直し、18年に夏の甲子園出場を導くミラクルで話題を集めた。同校の快進撃を元に昨年10月にTBS系のドラマ「下剋上球児」が製作され、東監督が主人公のモデルになった。昨春に同じ県立で山間部の大台町にある昴学園に赴任し、部長として臨んだ昨夏は17年ぶりに夏の県大会初戦突破。昨秋監督に就任し、夏は今回が初采配だった。
赴任当時の部員は今の半数の約30人。18年の三重決勝で対戦した松阪商の監督、冨山悦敬氏(70)が23年からコーチに就任し、タッグで基礎からたたき込んだ。「中学校でバリバリ(レギュラー)がおるわけじゃないので。たたき上げでやってます」。東は東京、西は大阪からも選手を集め、部員は60人にまで増えた。
「実戦ほどの近道はない」。白山の監督時代から「三重県断トツ」と自負する試合の場数を踏んできた。強豪校でも年間90~100試合程度だが、新チームから年間約170試合以上の練習試合を組んできた。「相手の『体がでかい』『打球速い』『球速い』とか、そういうのを見たり、感じてやらないと、強くならん」という持論がある。
「3年生が昴学園のあれ(基礎)をつくってくれたと思う。新チームに引き継いでまたやりたいと思います」。2校目の「下克上」物語は始まったばかりだ。
☟東海大福岡、春夏甲子園へ試練…攻撃残り4回5点差で継続試合「信じて」恵みの雨にする
https://news.yahoo.co.jp/articles/8a960de7c73b748ebf96289701bdd36b4e5b7b96
<高校野球福岡大会:東海大福岡1-6西日本短大付>◇19日◇準々決勝◇北九州市民
福岡大会は、今春センバツ出場の東海大福岡と西日本短大付の準々決勝が悪天候で継続試合となった。5回裏の西日本短大付の攻撃開始直後、3時間3分に及ぶ降雨中断。同日の再開は困難と判断され、20日の第4試合(午後4時30分予定)で仕切り直す。東海大福岡は5点ビハインドで残り4イニング。2季連続の甲子園へ、ネバーギブアップで恵みの雨にする意気込みだ。
東海大福岡ナインに悲壮感はなかった。5点ビハインドで継続試合が決定。主将の井上和翔捕手(3年)は「もう1回仕切り直せる。もう1回準備ができるので」と、どこまでもポジティブだった。
1-6の5回裏無死。横なぐりの雨で3時間3分の中断。1度は日が差し込み、グラウンド整備も終えた。両軍ベンチ前で各チームがアップを開始。再開に向けて準備が進んだが、再び視界をさえぎる土砂降り。これ以上の試合続行は不可能と判断された。
完全な相手ペースだった。初回に3点を先制され、2回にも1失点。1点を返したが、4回に2点を失った。先発のエース佐藤翔斗(しょうと)投手(3年)は4回0/3を7安打、2四球と打ち込まれた。打線も5回までに3併殺。2回以降は4イニング連続で走者を出したが、好機をことごとくつぶした。
悪いところばかりが出た悪夢の展開。試合が継続していれば、そのまま押し切られていた可能性もある。それだけに、中村謙三監督(38)は「悪い流れをすべて洗い流してくれたぐらいに思って」とプラスの水入りと受け止めて歓迎した。
攻撃は残り4イニングで5点差。2季連続の甲子園出場へ試練が訪れたことは間違いない。それでも井上主将は「4回でチャンスは絶対に来ると思う」と腕ぶす。昨秋の九州大会初戦では九州学院(熊本)を相手に4点差を最終回に追いつき逆転勝ち。センバツ出場へつなげた前例がある。「力はある。あとは信じてやるだけ」。恵みの雨を生かす。昨秋のドラマ再現へ、大逆転シナリオを完結させる。
📝甲子園「マル得」情報
いま岐阜がアツい!「打倒、鍛治舎」監督率いる県岐阜商が県全体の野球レベルの底上げに
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/sports/357764
岐阜が熱い。17日の県大会は2回戦6試合が行われ、強豪の大垣日大が多治見工を下すなど、順当にコマを進めた。
Webサイトの「朝日・日刊スポーツ」によると、夏の甲子園の都道府県別勝率ランキングは.524で17位。過去3年は初戦敗退2回、2回戦敗退1回ながら、2019年には中京がベスト4に進出している。
岐阜の底上げに一役買っているのは、古豪・県岐阜商だ。2018年、同校OBで早大、松下電器でプレーし、松下電器、オール枚方ボーイズ、熊本・秀岳館で監督を務めた鍛治舎巧監督(73)が就任。生徒集めやライバル校の分析能力にたけ、球数制限導入前から先発、リリーフの分業制を取り入れるなど、手練手管の同監督の手腕もあり、県岐阜商は21年に9年ぶりの夏出場を果たすと、翌22年も連続出場した。県内では、そんな老将に対抗心を燃やすライバル校は少なくない。
中京も元阪神左腕の福間納氏が投手コーチ就任
大垣日大の阪口慶三前監督もそのクチだった。昨夏、79歳3カ月で甲子園歴代最高齢勝利を挙げ、大会後に勇退した名将はかねて「県岐阜には負けられない」と打倒・県岐阜商を掲げていた。
19年出場の中京も今年、元阪神タイガース左腕で、プロアマの指導経験豊富な福間納氏(73)が投手コーチに就任。福間コーチは鍛治舎監督と同じ年で、松下電器時代に同じ釜の飯を食った仲。元プロの力を借りて、4大会ぶり(20年はコロナ禍で中止)の出場に向けてますます爪を研いでいる。
強豪校同士がしのぎを削り、県全体の底上げにつながっているだけに、本番も軽視できないだろう。
9/17 秋季兵庫大会2回戦 明石トーカロ球場 東洋大姫路-須磨翔風 13:11~15:32
一二三四五六七八九十計HE
東洋姫路001004000 5111 阪下、松上、中島、鎌野-桑原
須磨翔風00013200X 6104 槙野-西田
第一試合
神戸弘陵3
明 石 商1
明石商が早すぎる秋の終わりを迎え無常感をヒシヒシと感じながら外野芝生席へ移動して昼ご飯。
この日は「たかさご万灯祭」があるので、明石~高砂へ自宅と逆方向に移動して夜のライトアップを楽しみにしていた。
第2試合開始予定が13時05分と遅くなり、時間調整にはちょうどいい形となった。
そしてここも正念場で履正社から母校に戻ってきた岡田監督が2年目の秋を迎えレギュラー6人が1年生という若いチームを作ってきた。藤田監督時代は根性野球でロースコアの接戦を守り抜いて勝ち上がってきたが、方針転換してパワー野球を標榜しているようでずいぶん大型選手がベンチ入りしている。
一方の須磨翔風はまだ甲子園出場がないものの、神戸西が須磨と統合されできたチームで神戸西は公立の中では上位に位置するチームだったし、いつも好投手を擁してダークホース的な存在で強豪私学にとっては驚異的な存在だ!
旧チームからエースだった剛腕・槙野が残っておりかなり手ごわそうだ。どちらかのチームがここで短い秋を終えるのは惜しい気がする。
水を撒きすぎたせいか?試合開始が予定よりも6分遅れてプレーボール。
おそらくじゃんけんで負けたであろう東洋が先攻でわずか4球でツーアウト。3番・露本がショートゴロ悪送球で出塁するも無得点。この秋は須磨翔風のエラーがずいぶん目立っていたが、この試合もエース・槙野の足を引っ張りまくっていた。。。
その裏、翔風も三者凡退でアッサリ攻撃終了。
2回表1死から今度はサード・大木の1塁悪送球でピンチを招き打者走者は2塁到達。セカンドゴロで2死3塁として8番・國武しぶとく四球を選び1・3塁。バッターは1年生エース・阪下だけにダブルスチールやセーフティーバントなどトリッキーな動きをしてくるかと思いきや無策で3球三振。
打つ方は精彩を欠いたが、投げては2回も三者凡退の阪下投手。やはり兵庫の野球らしくこのままロースコアの接戦で最後まで行くと思っていた。
3回1番からの攻撃で東洋は先頭の渡辺がセンター前ヒットを放ち、これを送って1死2塁。3番・露本は2打席連続ショートゴロだったが、同じように1塁悪送球した浅野の守備に助けらえ東洋が貴重な先取点をもらった!それでも槙野投手は気持ちを切り替えて4・5番相手に連続セカンドゴロで味方の拙い守備をカバーした。
早く援護したい翔風はその裏7番・堀がレフト前ポテンヒットで初めてランナーを出すと中尾監督も同じようにバントで1死2塁と形を作り、9番・大木が7球粘って四球。さらに1番・1番・浅野も2球で追い込まれたが7球粘って最後はコンパクトに軽打してライト前ヒットで1死満塁。
東洋内野陣はやや前進守備を敷いてきた。2番・喜田にスクイズはあるのか?と見ていたが、1ボールからサードゴロホーム封殺。3番・榧谷は初球サードゴロと好球必打で行くも三者残塁と惜しいチャンスを逃してしまった・・・・・。
4回表東洋は1死から7番・中村センター前ヒット。このチャンスに8番・國武は2ボールから打ってきたと思いきやファールの後バントファールと多彩な攻めでかく乱し四球をもぎ取り9番・阪下投手は定石通りバントで2死2・3塁と形を作り逆転狙うも1番・渡辺ライトフライで無得点。
その裏、翔風はヒットと送りバントで1死2塁と同点機を作り、6番・西田が10球粘って最後はレフト線に同点タイムリーツーベースを放ち大応援団も歓喜に包まれた!
しかし、7番・堀のピッチャーライナーダブルプレーで喜びは一瞬だった。。。
追いついてもらって槙野投手は東洋の上位打線をこの試合初の三者凡退に抑え、リズムをつかんだ。
5回裏1死から9番・大木が2球で追い込まれながらもレフト前ヒットを放ち、犠打エラーで1死1・3塁と願ってもないチャンス到来。2番・喜田がストレートの四球を選び、1死満塁で中尾監督が自分の采配で勝ち越しを・・・という色気が出て3番・榧谷初球スクイズはウエストされたが何とかバットに当ててファール。東洋バッテリーも軽快して2球目も外して1-1からの3球目・・・中尾監督はそれでもスクイズのサインを出してファーストフライ、、、、万事休すと思われたが、4番・永光が2-2から起死回生の走者一掃左中間タイムリーツーベースでまさかの3点リード4-1で整備に入った。
岡田監督が母校に復帰して1年半となるので、藤田監督のカラーを大きく変えてボチボチ上位進出して甲子園が射程圏内に入るかと思われたが、まさかの大苦戦を強いられている。
好投手・槙野に対して4回まで毎回走者を出しているものの相手のエラーによる1点のみで1年生エース・阪下を援護できず3回以降は翔風打線に捉えらえてついに満塁のピンチで長打を浴び主導権を奪われてしまった!!整備タイムの間に藤田前監督もビックリの檄が飛んだのかは定かではないが整備明けに東洋も猛追に出た。
6回表先頭打者がストレートの四球を選ぶと6番・白鳥もレフト前ヒットで続き無死1・2塁。7番・中村初球バントファールの後突然の思い付きか???代走・見村が2塁へ走り、岡田監督ダイスキな送りバントのサインを出し続けるもファールで追い込まれスリーバントは3塁封殺。。。
しかし代打・境がショートゴロゲッツーコースの打球を打ってしまい最悪の無得点と思われたその時、2塁封殺後にセカンド・榧谷まさかの悪送球で1点を失ってしまった。
さらに岡田監督はエースに代打・諸戸を起用しショート内野安打でつなぎ、1番・渡辺の左中間スリーベースで追いつき2番・大村のセンター前タイムリーヒットであっという間に5-4と逆転に成功。
しかし、諦めない翔風はその裏2番手・松上がいきなりストレートの四球を出しもらったチャンスを活かすべく、送りバントを命じる中尾監督だが2つファールで追い込まれ最後はバスターに切り替えショート内野安打。8番・大畠も相次いでバント失敗しフルカウントからピッチャー前に転がすも3塁封殺、、、それでも中尾監督は方針を変えずに送りバントで2死2・3塁と形を作り1番・浅野のライトへの2点タイムリーツーベースを呼び込み6-5と再逆転。なんだか兵庫野球と真逆の展開で終盤にもつれ込んだ。
1点を追う立場となった東洋。早く追いつきたいところだが7回は4番からの攻撃でアッサリ三者凡退。その裏1死からヒットを許すも送りバント1-6-3ダブルプレーで切り抜き流れが変わりかねなかった。
そして8回表わずか2球で2死となったが、途中出場の9番・鎌野が初球セーフティーバントをかまして内野安打。失敗すれば3球で攻撃終了となりかねなかったが思い切った攻撃で上位につないでここから1・2番の連続ヒットが飛び出し、2塁走者がホーム突入を試みるが、レフト・永光から好返球がキャッチャーに届きホーム寸前タッチアウト!!ここまで4つエラーしていた守備が急に冴えた。
完全にケツに火が点いた翔風は是が非でもここで突き放して逃げ切り体勢に入りたい。
先頭の6番・西田がヒットで出塁し送りバントで1死2塁と形を作ったところで岡田監督は3番手・中島を投入。8番・大畠を2球で追い込み最後はフルカウントからレフトフライ。しかし9番・大木を四球で歩かせると4番手・鎌野投入とマシンガン継投を岡田監督が敢行。その執念が実って1番・浅野をショートゴロに封じ1点差のまま最終回へ。
9回表東洋は3番からの攻撃で最低でも同点にはなると信じていたが、3番・露本セカンドゴロ。するとここまで4タコだった1年生4番・桑原に代打・川口を起用しショート内野安打。さらに5番・佐々木もレフト前ヒットで1・2塁とつないで勝利への執念を感じさえたが、須磨翔風の大黒柱・槙野が最後の気力を振り絞りライトフライにセカンドゴロで締めて試合終了。
2時間21分の打撃戦を制したのはなんと須磨翔風でさわやかな女性ボーカルの声が明石トーカロ球場に鳴り響いた。
https://www.youtube.com/watch?v=Undls3gbkSk&t=46s
しかし10時から2試合で試合終了15時32分というのは兵庫では非常に珍しいことだった。
槙野投手の142球完投が最大の勝因だが自責点わずかに1で内野陣が足を引っ張らなければもっと楽に勝てた試合だったと課題が多く残った。
東洋は1年生6人がスタメンに名を連ねる若いチームだが、その若さが裏目に出たのか?マシンガン継投も実らず惜しい試合を落として長い冬に突入した。
藤田監督が最後のチャンスでセンバツ出場を果たしたが、そのあとを任された岡田監督にとっても長い長い冬がここから待っている、、、、、
このあと、高砂に移動して「たかさご万灯祭」を楽しむ僕にとってはいい時間配分となった。
2回戦から好カード続出で舞洲に行ける3チームは『まったく予想がつかない』けれど翌週は3回戦ベスト16の激突でウインク姫路に足を伸ばしてあの彩星工科の試合観戦。相手は剛腕・村上を温存し明石商を下した神戸弘陵。
ある程度の投手戦が予想されたがそれは次回の講釈で。
⚾今日の投手陣
チーム名 選手名 投球回 打者 投球数 安打 犠打 四球 三振 失点 自責
東洋姫路 阪 下 5 23 94 6 3 2 0 4 2
東洋姫路 松 上 2 1/3 11 36 4 2 1 1 2 2
東洋姫路 中 島 1/3 2 11 0 0 1 0 0 0
東洋姫路 鎌 野 1/3 1 7 0 0 0 0 0 0
須磨翔風 槙 野 9 43 142 11 2 3 3 5 1
(完)
🌟次回予告🌟
R5年度秋季近畿地区高校野球大会兵庫予選観戦記④ 村工-彩星 さぁ行こう星は輝く 彩星工科観戦記
9/23 秋季兵庫大会3回戦 ウインク球場 彩星工科-神戸弘陵
一二三四五六七八九十計HE
東洋姫路001004000 5111 阪下、松上、中島、鎌野-桑原
須磨翔風00013200X 6104 槙野-西田
第一試合
神戸弘陵3
明 石 商1
明石商が早すぎる秋の終わりを迎え無常感をヒシヒシと感じながら外野芝生席へ移動して昼ご飯。
この日は「たかさご万灯祭」があるので、明石~高砂へ自宅と逆方向に移動して夜のライトアップを楽しみにしていた。
第2試合開始予定が13時05分と遅くなり、時間調整にはちょうどいい形となった。
そしてここも正念場で履正社から母校に戻ってきた岡田監督が2年目の秋を迎えレギュラー6人が1年生という若いチームを作ってきた。藤田監督時代は根性野球でロースコアの接戦を守り抜いて勝ち上がってきたが、方針転換してパワー野球を標榜しているようでずいぶん大型選手がベンチ入りしている。
一方の須磨翔風はまだ甲子園出場がないものの、神戸西が須磨と統合されできたチームで神戸西は公立の中では上位に位置するチームだったし、いつも好投手を擁してダークホース的な存在で強豪私学にとっては驚異的な存在だ!
旧チームからエースだった剛腕・槙野が残っておりかなり手ごわそうだ。どちらかのチームがここで短い秋を終えるのは惜しい気がする。
水を撒きすぎたせいか?試合開始が予定よりも6分遅れてプレーボール。
おそらくじゃんけんで負けたであろう東洋が先攻でわずか4球でツーアウト。3番・露本がショートゴロ悪送球で出塁するも無得点。この秋は須磨翔風のエラーがずいぶん目立っていたが、この試合もエース・槙野の足を引っ張りまくっていた。。。
その裏、翔風も三者凡退でアッサリ攻撃終了。
2回表1死から今度はサード・大木の1塁悪送球でピンチを招き打者走者は2塁到達。セカンドゴロで2死3塁として8番・國武しぶとく四球を選び1・3塁。バッターは1年生エース・阪下だけにダブルスチールやセーフティーバントなどトリッキーな動きをしてくるかと思いきや無策で3球三振。
打つ方は精彩を欠いたが、投げては2回も三者凡退の阪下投手。やはり兵庫の野球らしくこのままロースコアの接戦で最後まで行くと思っていた。
3回1番からの攻撃で東洋は先頭の渡辺がセンター前ヒットを放ち、これを送って1死2塁。3番・露本は2打席連続ショートゴロだったが、同じように1塁悪送球した浅野の守備に助けらえ東洋が貴重な先取点をもらった!それでも槙野投手は気持ちを切り替えて4・5番相手に連続セカンドゴロで味方の拙い守備をカバーした。
早く援護したい翔風はその裏7番・堀がレフト前ポテンヒットで初めてランナーを出すと中尾監督も同じようにバントで1死2塁と形を作り、9番・大木が7球粘って四球。さらに1番・1番・浅野も2球で追い込まれたが7球粘って最後はコンパクトに軽打してライト前ヒットで1死満塁。
東洋内野陣はやや前進守備を敷いてきた。2番・喜田にスクイズはあるのか?と見ていたが、1ボールからサードゴロホーム封殺。3番・榧谷は初球サードゴロと好球必打で行くも三者残塁と惜しいチャンスを逃してしまった・・・・・。
4回表東洋は1死から7番・中村センター前ヒット。このチャンスに8番・國武は2ボールから打ってきたと思いきやファールの後バントファールと多彩な攻めでかく乱し四球をもぎ取り9番・阪下投手は定石通りバントで2死2・3塁と形を作り逆転狙うも1番・渡辺ライトフライで無得点。
その裏、翔風はヒットと送りバントで1死2塁と同点機を作り、6番・西田が10球粘って最後はレフト線に同点タイムリーツーベースを放ち大応援団も歓喜に包まれた!
しかし、7番・堀のピッチャーライナーダブルプレーで喜びは一瞬だった。。。
追いついてもらって槙野投手は東洋の上位打線をこの試合初の三者凡退に抑え、リズムをつかんだ。
5回裏1死から9番・大木が2球で追い込まれながらもレフト前ヒットを放ち、犠打エラーで1死1・3塁と願ってもないチャンス到来。2番・喜田がストレートの四球を選び、1死満塁で中尾監督が自分の采配で勝ち越しを・・・という色気が出て3番・榧谷初球スクイズはウエストされたが何とかバットに当ててファール。東洋バッテリーも軽快して2球目も外して1-1からの3球目・・・中尾監督はそれでもスクイズのサインを出してファーストフライ、、、、万事休すと思われたが、4番・永光が2-2から起死回生の走者一掃左中間タイムリーツーベースでまさかの3点リード4-1で整備に入った。
岡田監督が母校に復帰して1年半となるので、藤田監督のカラーを大きく変えてボチボチ上位進出して甲子園が射程圏内に入るかと思われたが、まさかの大苦戦を強いられている。
好投手・槙野に対して4回まで毎回走者を出しているものの相手のエラーによる1点のみで1年生エース・阪下を援護できず3回以降は翔風打線に捉えらえてついに満塁のピンチで長打を浴び主導権を奪われてしまった!!整備タイムの間に藤田前監督もビックリの檄が飛んだのかは定かではないが整備明けに東洋も猛追に出た。
6回表先頭打者がストレートの四球を選ぶと6番・白鳥もレフト前ヒットで続き無死1・2塁。7番・中村初球バントファールの後突然の思い付きか???代走・見村が2塁へ走り、岡田監督ダイスキな送りバントのサインを出し続けるもファールで追い込まれスリーバントは3塁封殺。。。
しかし代打・境がショートゴロゲッツーコースの打球を打ってしまい最悪の無得点と思われたその時、2塁封殺後にセカンド・榧谷まさかの悪送球で1点を失ってしまった。
さらに岡田監督はエースに代打・諸戸を起用しショート内野安打でつなぎ、1番・渡辺の左中間スリーベースで追いつき2番・大村のセンター前タイムリーヒットであっという間に5-4と逆転に成功。
しかし、諦めない翔風はその裏2番手・松上がいきなりストレートの四球を出しもらったチャンスを活かすべく、送りバントを命じる中尾監督だが2つファールで追い込まれ最後はバスターに切り替えショート内野安打。8番・大畠も相次いでバント失敗しフルカウントからピッチャー前に転がすも3塁封殺、、、それでも中尾監督は方針を変えずに送りバントで2死2・3塁と形を作り1番・浅野のライトへの2点タイムリーツーベースを呼び込み6-5と再逆転。なんだか兵庫野球と真逆の展開で終盤にもつれ込んだ。
1点を追う立場となった東洋。早く追いつきたいところだが7回は4番からの攻撃でアッサリ三者凡退。その裏1死からヒットを許すも送りバント1-6-3ダブルプレーで切り抜き流れが変わりかねなかった。
そして8回表わずか2球で2死となったが、途中出場の9番・鎌野が初球セーフティーバントをかまして内野安打。失敗すれば3球で攻撃終了となりかねなかったが思い切った攻撃で上位につないでここから1・2番の連続ヒットが飛び出し、2塁走者がホーム突入を試みるが、レフト・永光から好返球がキャッチャーに届きホーム寸前タッチアウト!!ここまで4つエラーしていた守備が急に冴えた。
完全にケツに火が点いた翔風は是が非でもここで突き放して逃げ切り体勢に入りたい。
先頭の6番・西田がヒットで出塁し送りバントで1死2塁と形を作ったところで岡田監督は3番手・中島を投入。8番・大畠を2球で追い込み最後はフルカウントからレフトフライ。しかし9番・大木を四球で歩かせると4番手・鎌野投入とマシンガン継投を岡田監督が敢行。その執念が実って1番・浅野をショートゴロに封じ1点差のまま最終回へ。
9回表東洋は3番からの攻撃で最低でも同点にはなると信じていたが、3番・露本セカンドゴロ。するとここまで4タコだった1年生4番・桑原に代打・川口を起用しショート内野安打。さらに5番・佐々木もレフト前ヒットで1・2塁とつないで勝利への執念を感じさえたが、須磨翔風の大黒柱・槙野が最後の気力を振り絞りライトフライにセカンドゴロで締めて試合終了。
2時間21分の打撃戦を制したのはなんと須磨翔風でさわやかな女性ボーカルの声が明石トーカロ球場に鳴り響いた。
https://www.youtube.com/watch?v=Undls3gbkSk&t=46s
しかし10時から2試合で試合終了15時32分というのは兵庫では非常に珍しいことだった。
槙野投手の142球完投が最大の勝因だが自責点わずかに1で内野陣が足を引っ張らなければもっと楽に勝てた試合だったと課題が多く残った。
東洋は1年生6人がスタメンに名を連ねる若いチームだが、その若さが裏目に出たのか?マシンガン継投も実らず惜しい試合を落として長い冬に突入した。
藤田監督が最後のチャンスでセンバツ出場を果たしたが、そのあとを任された岡田監督にとっても長い長い冬がここから待っている、、、、、
このあと、高砂に移動して「たかさご万灯祭」を楽しむ僕にとってはいい時間配分となった。
2回戦から好カード続出で舞洲に行ける3チームは『まったく予想がつかない』けれど翌週は3回戦ベスト16の激突でウインク姫路に足を伸ばしてあの彩星工科の試合観戦。相手は剛腕・村上を温存し明石商を下した神戸弘陵。
ある程度の投手戦が予想されたがそれは次回の講釈で。
⚾今日の投手陣
チーム名 選手名 投球回 打者 投球数 安打 犠打 四球 三振 失点 自責
東洋姫路 阪 下 5 23 94 6 3 2 0 4 2
東洋姫路 松 上 2 1/3 11 36 4 2 1 1 2 2
東洋姫路 中 島 1/3 2 11 0 0 1 0 0 0
東洋姫路 鎌 野 1/3 1 7 0 0 0 0 0 0
須磨翔風 槙 野 9 43 142 11 2 3 3 5 1
(完)
🌟次回予告🌟
R5年度秋季近畿地区高校野球大会兵庫予選観戦記④ 村工-彩星 さぁ行こう星は輝く 彩星工科観戦記
9/23 秋季兵庫大会3回戦 ウインク球場 彩星工科-神戸弘陵
⚾今日の和歌山大会試合結果(2回戦)
8日目第1試合 日高中津-和歌山商 9:00~11:10
一二三四五六七八九十計HE
日高中津200000100 331
和歌山商000101000 231
8日目第2試合 那賀-和歌山北 11:50~13:27
一二三四五六七八九十計HE
和歌山北0000000 036
那 賀001160X 8101
⚾主な試合結果
奈良大会3回戦 奈良大付5-0橿原学院
💢淡路島球団についての続報
https://kandok.jp/archives/8877/
先日の淡路島球団監督の契約解除及び選手の退団についてご心配をおかけしております。
現在リーグ及び淡路島球団にてリーグ戦を継続していくにあたり協議を行っております。
直近の淡路島球団に関する試合が中止となり誠に恐れ入りますが、今後については決定次第お知らせいたしますので今しばらくお待ちください。
なお、淡路島球団以外の試合は通常どおり実施の予定となっております。
📝好投手打ちあぐねた両校 狙い球を絞って活路見いだして 高嶋仁の目
https://news.yahoo.co.jp/articles/9aa609425d2319b205ba75dca50fbf8ad55c4f87
■智弁和歌山前監督 高嶋仁の目
(18日、第106回全国高校野球選手権和歌山大会2回戦 日高中津3―2和歌山商)
両チームともに3安打、打者に工夫が足りなかった印象のゲームでした。日高中津は和歌山商の先発、木村健太郎投手(3年)を打ちあぐねました。下手投げ特有の浮き上がる球を打ち上げてしまっていましたが、しっかり上からたたくことが重要です。
和歌山商は日高中津の市木栄勇投手(3年)の変化球に苦労しました。狙い球を絞り、センターから逆方向に打ち返すことが必要です。野球は9回あるので、活路を見いだしてほしかったです。市木投手も2番手の松下天音投手(3年)も制球がなかなか定まらなかったので、じっくり見極めていたら展開は違っていたかもしれません。
一方で、この試合に登板した投手4人がそれだけ好投したということです。日高中津の市木投手は変化球に切れがあり、松下投手もよく投げていました。和歌山商の木村投手も長いイニングをしっかり投げました。2番手の福本悠陽投手(3年)は速球に力がありました。同点で迎えた七回から登板してもよかったのではと思いました。チーム事情があるのだと思いますが、少しもったいなく感じました。
👣昨夏準優勝の和歌山北が敗退 比嘉投手、仲間を責めず球場を後に
https://news.yahoo.co.jp/articles/eff6074937b55328ee28dbf38f598072a9b58f72
(18日、第106回全国高校野球選手権和歌山大会2回戦 那賀8―0和歌山北)
昨夏準優勝。今年も開幕試合を制し、波に乗るはずだったが、守備陣の相次ぐ失策で、勝利することができなかった。
五回裏。マウンドに立つ比嘉凰稀投手(3年)が、リズムをつかめない。一、二回は走者を出しながら無得点に抑えてきたが、三、四回は内野手の失策が絡み1点ずつ失った。
「ここで連打を浴びないところが、彼の精神面で成長したところ」と辻本仁嗣監督。だが、昨夏を知る絶対的エースは五回、失策が出た後に4連続で長短打を浴びる。大量6失点。コールドゲームになってしまった。
「直球で押せばよかったのに、配球で打者から逃げてしまった」と悔やんだ。
「(2年のときの)実績は残せた。後輩たちも新チームでがんばってほしい」。仲間を責めず、球場を後にした。
🎁テレビ和歌山 「めざせ甲子園 高校野球ハイライト」
https://sports.yahoo.co.jp/video/player/15566876
7月15日大会5日目和歌山大会2回戦
耐久 8x−1 有田中央・貴志川・串本古座連合(7回コールド)
向陽 5−10 新宮・新翔連合
田辺 6−0 市和歌山
🎁テレビ和歌山 「めざせ甲子園 高校野球ハイライト」
https://sports.yahoo.co.jp/video/player/15570491
7月16日大会6日目和歌山大会2回戦
和歌山南陵 4ー0 紀北農芸
智辯和歌山 7x−0 笠 田(7回コールド)
和歌山工 0−4 桐 蔭
📣給与未払いで“教職員スト&生徒募集ストップ”の衝撃…和歌山南陵高が「全部員10人」で挑む甲子園「外からは『かわいそう』と見られますけど…」
https://news.yahoo.co.jp/articles/1fb369666f30f4f48eebea831a4a7e84508ef376
「一歩前へ 今 手を繋ぎやれること
一歩前へ 今 夢掴め 今今今
Yeah 一歩前へ 一歩前へ」
歌手の横川翔氏、和燦氏が作詞し、作曲は人気レゲエグループのINFINITY16が手掛けた、思わず踊り出してしまいそうな和歌山南陵高校の校歌が4-0で勝利を収めた紀北農芸戦後に球場に響き渡った。
スタンドにいる者も思わず驚くようなレゲエ調のアップテンポなノリは、あまりにも校歌らしくないが耳当たりが斬新だ。だが、和歌山南陵高校を率いる岡田浩輝監督は校歌について誇らしげにこう述べる。
「自分はとてもいい曲だと思っているんです。一歩前へ、というところが今の南陵高校に合った歌詞で、今の自分たちをそのまま歌ってくれているんです」
この校歌は先月6日に公に発表されたばかりだという。ただ、学校は22年5月に発覚した騒動に揺れていた。
給与未払い→教職員のボイコット…生徒の募集停止
経営難を理由とする教員の給与未払いが発覚。教職員の授業のボイコットが起き、高校を経営する学校法人が経営の改善を求める措置命令を受け、生徒の募集停止が続いている。現在、全校生徒は3年生のみ18人。うち10人が野球部員だ。
そんな渦中にある和歌山南陵の指揮を執る27歳の岡田監督は千葉県出身。二松学舎大付では15年のセンバツに「5番・左翼」で出場し、当時のエースは2年生の大江竜聖(巨人)だった。
城西大に進み野球を続けたが、膝を負傷し、現役続行を断念。卒業後は一般企業に就職したが、3年前に和歌山南陵の監督に就任予定だったコーチから声を掛けられ、指導陣の1人として縁もゆかりもない和歌山にやってきた。
だが、自分を呼んでくれたはずの指導陣が騒動の関係で学校を去ることになり、当時の部長も退任。一昨秋には指導者は岡田1人だけになっていた。その秋の大会は監督代行としてベンチ入りしたが、昨春から正式に監督となり指揮を執ることになった。
初めて来た関西。そのうえ、関東育ちの岡田にすれば関西特有の言葉のキツさや荒さに圧倒されるのではないか。そんな不安もゼロではなかった。
「和歌山は言葉遣いに独特なイントネーションがあると聞いていたんです。でも、実際は全くそうじゃなかったです。それに、市和歌山の半田(真一)監督や、田辺の田中(格)監督、耐久の井原(正善)監督もそうですが、関東から来た、何者なのかも分からない自分の話を聞いてくださったり、色々と気に掛けていただいたり、すごくありがたかったです」
もともと和歌山県の高校野球の指導者は結びつきが強く、横のつながりを大事にする風潮がある。県外から飛び込んできた新参者であろうが、快く話の輪の中に入れてくれ、練習試合を組んでくれた学校もあった。
先行き不安から転校が続出…部員は10人だけに
未知の地で、指揮官は少しずつ地歩を固められるようになった一方、10人の部員での練習には苦労は絶えなかった。何より、騒動のあおりを受けたのは何も罪のない生徒たちだった。ここで学ぶことを志して門をくぐってきた生徒たちが、先行きの不安からかどんどん他校に転校し、校内は徐々に人の姿が減っていった。
野球部も現3年生は2人の部員が転校した。4番を打つ副キャプテンの川口力叶は、徐々に変化する日常を肌で感じつつ、前だけを何とか向いてきた。
「元々僕たちの学年は12人だったので、そこまで減ったという感じはしません。確かに出来る練習は限られていますけれど、みんなで楽しくやっています」
とはいえ、10人でやれる練習は限界がある。練習は基本的に校内のグラウンドを使用するが、現在は雑草が生い茂りバッティング練習しかできない。この日は学校から少し下ったところにある日高川町が所有する野球場で練習をしていた。ネットやケージなどの道具を坂の上にある学校のグラウンドから部員10人で手分けして運び、練習環境を整えるところから練習はスタートした。
キャッチボール後、それぞれがポジションについてノックが始まるが、連携プレーはできない。だが、バッティング練習では1人1人がバットを振れる時間は増える。今はむしろ、自主練習の時間を多めに取り、個々で足りない要素を補うことに注力している。
「そのお陰で個々の能力は上がっていると思います。あとは3ポジションができるように練習はしています」と指揮官は明かす。
チームは一昨年の夏、智弁和歌山に2-9、昨夏の県大会では市和歌山に0-3で敗れたが、いずれも準決勝まで進出している。昨年は18人の3年生が在籍し、4試合で5本塁打をマークした強力打線が売りだった。
現チームのエースの松下光輝はスリークォーターながら140キロ台の速球を武器とする好右腕で、紀北農芸戦では自己最速の143キロをマークした。8回を4安打無失点に封じ、9回のマウンドは背番号9の山塚虎大朗に託した。
初戦は負傷者、頭部死球でハラハラの場面も
山塚も9回を三者凡退に打ち取り、完封リレーをやってのけたが、4回には捕手の中村聖が頭部に死球を受け、さらに三塁手の佐々木陸斗が膝を負傷するなど予期せぬアクシデントにも遭った。
「中村は少しクラクラする、ということだったんですけれど、それで下がってしまったらウチの選手がいなくなってしまうので、本人は“行けます”と。人数が多かったらすぐに下がってもらうんですけれど、少ないチームの中で頑張ってくれました」と指揮官は胸をなでおろした。
スタンドには6人の部員で先日インターハイ出場を決めたバスケットボール部員が自ら志望して応援に駆け付けてくれていた。たとえ限られた人数でも、温かい声援を背に受け、夏の大会を戦える。その喜びを10人が体現しているようにも見えた。
岡田監督は言う。「こういう状況の中で10人でずっとやっていると、外から見れば『かわいそう』ってなると思うんです。確かに苦労はありましたけれど、学校がどうとかではなく、彼らなりに楽しみながらやっています。彼らは色々考えた上で、ここに残ってくれている。それは僕からすれば感謝しかないんです。もし、あと2人辞めてしまっていたら南陵高校として単独で大会には出られなかった。だから僕は特別な言葉を掛けるよりも、やりやすいようにしてあげたい。(バスケ部のインターハイ出場を受け)野球部も負けたくないですし、この夏に花を咲かせてくれたらいいですね」
3回戦の相手は「王者・智弁和歌山」
次戦となる3回戦は和歌山の盟主でもある智弁和歌山との対戦が決まった。
指揮官はこう続ける。「最初、抽選が決まった時に『(智弁和歌山と同じブロックに入って)気の毒に……』みたいなことを言われたんですけれど、誰もそんなネガティブになっていません。むしろ勝算はありますし、いい山に入ったと思っているんです。高校生は何を起こすか分からないですから、楽しみなんです」
今年4月に開かれた学校法人の理事会では、経営陣全員が退任し、外部から新たに甲斐三樹彦理事長が就任することも発表された。未払いの給与は支払いが済み、今後の経営に関しても目処が立ったとし、来年度以降に向けて校名を変更したうえで生徒募集再開を目指している最中だという。
ただ、この夏が終われば和歌山南陵としての大会出場はひと区切りになる。それでも10人で培ってきたチーム力を武器に、簡単に夏を終わらせるつもりはない。
一歩前……いや、さらに前へ。校歌に並ぶその歌詞の通り、10人が束になり、まずは大きな山に全力でぶつかる。
💢高校野球広島大会 廿日市西が体調不良者急増のため出場辞退 崇徳が不戦勝で4回戦へ
https://news.yahoo.co.jp/articles/fc3ac57d89fccf08f5e264c50e3fb711450f8ac0
「高校野球広島大会・3回戦、崇徳-廿日市西」(19日)
大会本部は18日、19日に試合予定だった廿日市西から大会への参加を辞退するとの申し出があり、それを受理したことを発表した。
同校は16日の2回戦勝利後、体調不良者が増えており、試合を行うのが難しい状況になった。このような状況を踏まえ、学校長から辞退の申し出があったという。
19日に予定されていた廿日市西-崇徳の3回戦は崇徳が不戦勝となる。
以下主催者のコメント「主催者として、広島県立廿日市西高等学校が大会途中で出場辞退という苦渋の決断をされたことについて、廿日市西高等学校の皆さん、同校を支えてくださっている関係者の皆さまの心情を察するに余りあります。
第106回広島大会は全日程の後半にさしかかっていますが、勝ち残った出場校の皆さんが最後まで安心して実力を発揮できるよう、万全を尽くしていきたいと思います」
📝明石南-報徳、社-姫路西 5回戦8試合の組み合わせ決定 高校野球兵庫大会
https://news.yahoo.co.jp/articles/37887a948332d86e262873f27adefa4c2de8e0f8
第106回全国高校野球選手権兵庫大会第11日の18日、第13日(22日)にある5回戦の組み合わせ抽選が行われ、対戦カードが決まった。これを受け、5回戦8試合の会場や試合開始予定時刻も決定した。
5回戦の対戦カードと会場、試合開始予定時刻は次の通り。
【尼崎市ベイコム】5回戦
10・00 明石南-報徳
13・00 神院大付-甲南
【明石トーカロ】5回戦
10・00 明石商-育英
13・00 神戸国際大付-神港学園
【高砂】5回戦
10・00 須磨翔風と姫路の勝者-滝川第二
13・00 加古川北-兵庫
【姫路市ウインク】5回戦
10・00 社-姫路西
13・00 三田学園-東洋大姫路
✌奈良大付が8強一番乗り プロ注目の大型遊撃手・岸本佑也が初完封勝利
https://news.yahoo.co.jp/articles/c8f0c0efc2619e64e78d36972ab672855e8fb82c
◇全国高校野球選手権奈良大会3回戦 奈良大付5―0橿原学院(2024年7月18日 さとやくスタジアム)
奈良大付がシード校の橿原学院を5―0で下してベスト8一番乗りを果たした。
強肩強打の岸本佑也遊撃手(3年)が出場するとあって、スタンドにはNPB7球団のスカウトが集まった。岸本は本職のショートではなく、MAX147キロの直球を買われて先発のマウンドに。この日の最速は146キロ出ていたが「カットボールとチェンジアップが良かった」(岸本)と走者を出しながらも要所を締めて橿原学院を125球で3安打、11奪三振で完封した。「9回投げ切ったのは初めて」だから、岸本は完封勝利も初めてという大仕事だった。
女房役の岡田凌輝捕手(3年)は先制の右前打と3点目のスクイズと2打点で岸本を助けた。「岸本が粘って投げていたので、先制点を取れて良かった。岸本は熱くなるタイプなので『冷静にいこう、8割でいいから』と言って落ち着かせていました」と話した。
奈良大付の田中一訓監督は「去年の夏、天理相手に投げさせてボコボコにされた。それで秋はショートに専念させました。岸本は練習試合でも完投がなかったし、暑い中で投げ切れば人間的にも大きくなると思って」と完投させた理由を明かした。昨夏は2回戦で天理と当たり14―15で打ち負けた。岸本は5番手で登板したものの、一死も取ることなく降板している。その思いもあってか「最後まで行きたい。大丈夫です」と岸本は田中監督に完投を志願した。「今までなら『代わるか?』『はい』だったのが、成長したなと思いました。嬉しかったです」と目を細めた。
天理と智弁学園は逆のヤマにいる。シード校を倒して8強入りした奈良大付が2018年以来6年ぶり2回目の夏舞台に前進した。
📝尾鷲、9年ぶり16強狙う 能力引き出し初戦金星 夏の高校野球三重大会
https://news.yahoo.co.jp/articles/d31099a8fcd82cda38a7230e9392885bf5b553b8
第106回全国高校野球選手権三重大会は19日からベスト16を決める2回戦が行われる。大会2連覇が懸かっていたシード校のいなべ総合を8―5で退けて1回戦を突破した尾鷲。9年ぶりの16強入りを目指して19日、津球場で開催する2回戦で神戸と対戦する。
選手は3学年合わせて15人。副主将の3年生中川倖太のように高校から野球を始めた選手もいる。今年春、紀南と連合チームを組むも県大会に出場できなかった。4月以降、1年生7選手が硬式野球部に入部したことで単独チームで夏の初戦に臨むことができた。
一回表、チーム一の俊足の3年生、1番庄司耀成が内野安打で出塁して初回に2点を先制した。その後は3時間に及ぶ前年度優勝校とのシーソーゲームを勝ちきった。
守っては、緩急をつけて打たせて取る3年生右腕川端惺七を中心に13安打を浴びながら5失点で粘った。4―4の同点で迎えた九回2死満塁の好機では3年生の山城璃毅之主将が高校入学後初の本塁打となる決勝満塁本塁打を放って勝利を引き寄せた。
選手15人中13人が地元の尾鷲中出身。同中軟式野球部は2021年5月の少年軟式野球県大会準優勝の実績がある。山城、川端、庄司耀らは少年野球チーム「尾鷲野球少年団」時代も県大会で準優勝している。
「子どもたちの能力は高い。その能力を引き出せば勝つチャンスもあると思った」と話す野球部の伊藤大希監督。1年生を迎えると、野手を中心にコンバートを敢行。持ち前の打力を得点につなげるため、犠打の練習にも取り組んだ。格上の大学生チームが相手の練習試合でも接戦に持ち込めるようになり、手応えを深めて夏の県大会に臨んだ。
いなべ総合戦の反響は予想以上。初回の先制適時二塁打を放った3年生の三鬼進慈郎は「自分たちは勝てると思っていたが試合が終わったら周りに驚かれて、そこでやっとすごいことをしたんだと実感が湧いた」。決勝弾の山城は「クラスメートとか学校の人だけでなく街の人からも声をかけられることが増えた」とはにかむ。
ただ慢心はない。庄司耀成は2回戦で対戦する神戸について「1回戦を逆転勝ちした粘り強いチーム。気を抜かずにいきたい」。3年生で唯一、1回戦でスタメンから漏れた庄司陸人は同学年の仲間から「絶対勝つからベンチで待っとれ」と励まされた。有言実行ののチームメートに感謝して「自分も打ってチームに貢献したい」と意気込む。
👣エースの留年が影響か?昨夏王者・慶応まさかの県大会16強敗退…文武両道に特別扱い一切なし
https://news.yahoo.co.jp/articles/08ebd0b86582aa674aacbc6cfacb6d1f9afe4a6c
107年ぶりに昨夏の甲子園大会を制し、社会現象となった慶応が、18日の神奈川大会5回戦に登場。甲子園に春夏12度出場の強豪・桐蔭学園と激突した。
0-0の四回1死二、三塁のピンチで、昨夏の優勝投手・小宅雅己(2年)が2番手で登板。二ゴロの間に先制を許すと、1-1で迎えた七回に桐蔭学園打線に捕まり、勝ち越しを許した。2-4で敗れ、夏の甲子園連覇の夢が途絶えた。
小宅は3回3分の2を投げて1失点。「八回で降りてチームに迷惑をかけてしまい、最後はチームを応援することしかできなくて、エースとして情けない……」と声を詰まらせた。
2年生エースとして昨夏の甲子園を沸かせ、一躍「時の人」となったが、文武両道の慶応にあって「成績」が歯車を狂わせた。
慶応高野球部OBがこう言った。「塾高は単位制の大学とは違って、全科目の成績の平均値が足りないと留年になります。成績は10段階で評定8.5以上が成績優秀者。平均は6.8ぐらいで5.5以下で留年。1学年は約700人で毎年20~30人が留年するから珍しいことではなく、野球部も例外ではありません。小宅は中学時代、県央宇都宮ボーイズで2021年春に全国制覇。その実績を引っ提げ、推薦入試で入学しましたが、塾高は野球部の推薦組への特別扱いは一切なく、3年に上がる段階で留年になってしまった。勉強に追われ、野球どころではなくなった春先に持病だった腰痛を発症。春の県大会は背番号11でモチベーションも上がらなかったでしょう。昨夏には投げなかったフォークを習得し、進化した状態で夏を迎える計算でしたが、調整遅れで全てが狂ってしまいました」
慶応では昨年、元巨人・清原和博氏の次男・勝児が留年により、「在学3年目の2年生」として出場した。
小宅は中学時代、進学先として50校以上の強豪校から声がかかった逸材だが、勉強に足を引っ張られた格好だ。来年1年間のブランクを経て、晴れて高校を卒業できれば、26年からは慶大の一員として神宮でリベンジする機会はありそうだ。
👣大院大高撃破の同志社香里3回戦で力尽きる 平野椋也主将の復帰まで残れず涙
https://news.yahoo.co.jp/articles/f6d075dfca4c30f0716a4757be50c9d73bd66991
<高校野球大阪大会:高槻北5-4同志社香里>◇18日◇3回戦◇万博
同志社香里が前日17日に春の大阪王者・大院大高に競り勝ったが、3回戦で力尽きた。
初回から高槻北の機動力に苦戦し、3失点。3回以降に点を返していったが、1点差で惜敗した。主将の平野椋也内野手(3年)は1回戦のケガで不在。代理で主将を務めた北野勇斗投手(3年)は「(平野は)20日に退院だったので、そこまで勝ちたかった」と涙。悔しさをばねに「大学で努力して、高い目標を達成する」と前を向いた。
8日目第1試合 日高中津-和歌山商 9:00~11:10
一二三四五六七八九十計HE
日高中津200000100 331
和歌山商000101000 231
8日目第2試合 那賀-和歌山北 11:50~13:27
一二三四五六七八九十計HE
和歌山北0000000 036
那 賀001160X 8101
⚾主な試合結果
奈良大会3回戦 奈良大付5-0橿原学院
💢淡路島球団についての続報
https://kandok.jp/archives/8877/
先日の淡路島球団監督の契約解除及び選手の退団についてご心配をおかけしております。
現在リーグ及び淡路島球団にてリーグ戦を継続していくにあたり協議を行っております。
直近の淡路島球団に関する試合が中止となり誠に恐れ入りますが、今後については決定次第お知らせいたしますので今しばらくお待ちください。
なお、淡路島球団以外の試合は通常どおり実施の予定となっております。
📝好投手打ちあぐねた両校 狙い球を絞って活路見いだして 高嶋仁の目
https://news.yahoo.co.jp/articles/9aa609425d2319b205ba75dca50fbf8ad55c4f87
■智弁和歌山前監督 高嶋仁の目
(18日、第106回全国高校野球選手権和歌山大会2回戦 日高中津3―2和歌山商)
両チームともに3安打、打者に工夫が足りなかった印象のゲームでした。日高中津は和歌山商の先発、木村健太郎投手(3年)を打ちあぐねました。下手投げ特有の浮き上がる球を打ち上げてしまっていましたが、しっかり上からたたくことが重要です。
和歌山商は日高中津の市木栄勇投手(3年)の変化球に苦労しました。狙い球を絞り、センターから逆方向に打ち返すことが必要です。野球は9回あるので、活路を見いだしてほしかったです。市木投手も2番手の松下天音投手(3年)も制球がなかなか定まらなかったので、じっくり見極めていたら展開は違っていたかもしれません。
一方で、この試合に登板した投手4人がそれだけ好投したということです。日高中津の市木投手は変化球に切れがあり、松下投手もよく投げていました。和歌山商の木村投手も長いイニングをしっかり投げました。2番手の福本悠陽投手(3年)は速球に力がありました。同点で迎えた七回から登板してもよかったのではと思いました。チーム事情があるのだと思いますが、少しもったいなく感じました。
👣昨夏準優勝の和歌山北が敗退 比嘉投手、仲間を責めず球場を後に
https://news.yahoo.co.jp/articles/eff6074937b55328ee28dbf38f598072a9b58f72
(18日、第106回全国高校野球選手権和歌山大会2回戦 那賀8―0和歌山北)
昨夏準優勝。今年も開幕試合を制し、波に乗るはずだったが、守備陣の相次ぐ失策で、勝利することができなかった。
五回裏。マウンドに立つ比嘉凰稀投手(3年)が、リズムをつかめない。一、二回は走者を出しながら無得点に抑えてきたが、三、四回は内野手の失策が絡み1点ずつ失った。
「ここで連打を浴びないところが、彼の精神面で成長したところ」と辻本仁嗣監督。だが、昨夏を知る絶対的エースは五回、失策が出た後に4連続で長短打を浴びる。大量6失点。コールドゲームになってしまった。
「直球で押せばよかったのに、配球で打者から逃げてしまった」と悔やんだ。
「(2年のときの)実績は残せた。後輩たちも新チームでがんばってほしい」。仲間を責めず、球場を後にした。
🎁テレビ和歌山 「めざせ甲子園 高校野球ハイライト」
https://sports.yahoo.co.jp/video/player/15566876
7月15日大会5日目和歌山大会2回戦
耐久 8x−1 有田中央・貴志川・串本古座連合(7回コールド)
向陽 5−10 新宮・新翔連合
田辺 6−0 市和歌山
🎁テレビ和歌山 「めざせ甲子園 高校野球ハイライト」
https://sports.yahoo.co.jp/video/player/15570491
7月16日大会6日目和歌山大会2回戦
和歌山南陵 4ー0 紀北農芸
智辯和歌山 7x−0 笠 田(7回コールド)
和歌山工 0−4 桐 蔭
📣給与未払いで“教職員スト&生徒募集ストップ”の衝撃…和歌山南陵高が「全部員10人」で挑む甲子園「外からは『かわいそう』と見られますけど…」
https://news.yahoo.co.jp/articles/1fb369666f30f4f48eebea831a4a7e84508ef376
「一歩前へ 今 手を繋ぎやれること
一歩前へ 今 夢掴め 今今今
Yeah 一歩前へ 一歩前へ」
歌手の横川翔氏、和燦氏が作詞し、作曲は人気レゲエグループのINFINITY16が手掛けた、思わず踊り出してしまいそうな和歌山南陵高校の校歌が4-0で勝利を収めた紀北農芸戦後に球場に響き渡った。
スタンドにいる者も思わず驚くようなレゲエ調のアップテンポなノリは、あまりにも校歌らしくないが耳当たりが斬新だ。だが、和歌山南陵高校を率いる岡田浩輝監督は校歌について誇らしげにこう述べる。
「自分はとてもいい曲だと思っているんです。一歩前へ、というところが今の南陵高校に合った歌詞で、今の自分たちをそのまま歌ってくれているんです」
この校歌は先月6日に公に発表されたばかりだという。ただ、学校は22年5月に発覚した騒動に揺れていた。
給与未払い→教職員のボイコット…生徒の募集停止
経営難を理由とする教員の給与未払いが発覚。教職員の授業のボイコットが起き、高校を経営する学校法人が経営の改善を求める措置命令を受け、生徒の募集停止が続いている。現在、全校生徒は3年生のみ18人。うち10人が野球部員だ。
そんな渦中にある和歌山南陵の指揮を執る27歳の岡田監督は千葉県出身。二松学舎大付では15年のセンバツに「5番・左翼」で出場し、当時のエースは2年生の大江竜聖(巨人)だった。
城西大に進み野球を続けたが、膝を負傷し、現役続行を断念。卒業後は一般企業に就職したが、3年前に和歌山南陵の監督に就任予定だったコーチから声を掛けられ、指導陣の1人として縁もゆかりもない和歌山にやってきた。
だが、自分を呼んでくれたはずの指導陣が騒動の関係で学校を去ることになり、当時の部長も退任。一昨秋には指導者は岡田1人だけになっていた。その秋の大会は監督代行としてベンチ入りしたが、昨春から正式に監督となり指揮を執ることになった。
初めて来た関西。そのうえ、関東育ちの岡田にすれば関西特有の言葉のキツさや荒さに圧倒されるのではないか。そんな不安もゼロではなかった。
「和歌山は言葉遣いに独特なイントネーションがあると聞いていたんです。でも、実際は全くそうじゃなかったです。それに、市和歌山の半田(真一)監督や、田辺の田中(格)監督、耐久の井原(正善)監督もそうですが、関東から来た、何者なのかも分からない自分の話を聞いてくださったり、色々と気に掛けていただいたり、すごくありがたかったです」
もともと和歌山県の高校野球の指導者は結びつきが強く、横のつながりを大事にする風潮がある。県外から飛び込んできた新参者であろうが、快く話の輪の中に入れてくれ、練習試合を組んでくれた学校もあった。
先行き不安から転校が続出…部員は10人だけに
未知の地で、指揮官は少しずつ地歩を固められるようになった一方、10人の部員での練習には苦労は絶えなかった。何より、騒動のあおりを受けたのは何も罪のない生徒たちだった。ここで学ぶことを志して門をくぐってきた生徒たちが、先行きの不安からかどんどん他校に転校し、校内は徐々に人の姿が減っていった。
野球部も現3年生は2人の部員が転校した。4番を打つ副キャプテンの川口力叶は、徐々に変化する日常を肌で感じつつ、前だけを何とか向いてきた。
「元々僕たちの学年は12人だったので、そこまで減ったという感じはしません。確かに出来る練習は限られていますけれど、みんなで楽しくやっています」
とはいえ、10人でやれる練習は限界がある。練習は基本的に校内のグラウンドを使用するが、現在は雑草が生い茂りバッティング練習しかできない。この日は学校から少し下ったところにある日高川町が所有する野球場で練習をしていた。ネットやケージなどの道具を坂の上にある学校のグラウンドから部員10人で手分けして運び、練習環境を整えるところから練習はスタートした。
キャッチボール後、それぞれがポジションについてノックが始まるが、連携プレーはできない。だが、バッティング練習では1人1人がバットを振れる時間は増える。今はむしろ、自主練習の時間を多めに取り、個々で足りない要素を補うことに注力している。
「そのお陰で個々の能力は上がっていると思います。あとは3ポジションができるように練習はしています」と指揮官は明かす。
チームは一昨年の夏、智弁和歌山に2-9、昨夏の県大会では市和歌山に0-3で敗れたが、いずれも準決勝まで進出している。昨年は18人の3年生が在籍し、4試合で5本塁打をマークした強力打線が売りだった。
現チームのエースの松下光輝はスリークォーターながら140キロ台の速球を武器とする好右腕で、紀北農芸戦では自己最速の143キロをマークした。8回を4安打無失点に封じ、9回のマウンドは背番号9の山塚虎大朗に託した。
初戦は負傷者、頭部死球でハラハラの場面も
山塚も9回を三者凡退に打ち取り、完封リレーをやってのけたが、4回には捕手の中村聖が頭部に死球を受け、さらに三塁手の佐々木陸斗が膝を負傷するなど予期せぬアクシデントにも遭った。
「中村は少しクラクラする、ということだったんですけれど、それで下がってしまったらウチの選手がいなくなってしまうので、本人は“行けます”と。人数が多かったらすぐに下がってもらうんですけれど、少ないチームの中で頑張ってくれました」と指揮官は胸をなでおろした。
スタンドには6人の部員で先日インターハイ出場を決めたバスケットボール部員が自ら志望して応援に駆け付けてくれていた。たとえ限られた人数でも、温かい声援を背に受け、夏の大会を戦える。その喜びを10人が体現しているようにも見えた。
岡田監督は言う。「こういう状況の中で10人でずっとやっていると、外から見れば『かわいそう』ってなると思うんです。確かに苦労はありましたけれど、学校がどうとかではなく、彼らなりに楽しみながらやっています。彼らは色々考えた上で、ここに残ってくれている。それは僕からすれば感謝しかないんです。もし、あと2人辞めてしまっていたら南陵高校として単独で大会には出られなかった。だから僕は特別な言葉を掛けるよりも、やりやすいようにしてあげたい。(バスケ部のインターハイ出場を受け)野球部も負けたくないですし、この夏に花を咲かせてくれたらいいですね」
3回戦の相手は「王者・智弁和歌山」
次戦となる3回戦は和歌山の盟主でもある智弁和歌山との対戦が決まった。
指揮官はこう続ける。「最初、抽選が決まった時に『(智弁和歌山と同じブロックに入って)気の毒に……』みたいなことを言われたんですけれど、誰もそんなネガティブになっていません。むしろ勝算はありますし、いい山に入ったと思っているんです。高校生は何を起こすか分からないですから、楽しみなんです」
今年4月に開かれた学校法人の理事会では、経営陣全員が退任し、外部から新たに甲斐三樹彦理事長が就任することも発表された。未払いの給与は支払いが済み、今後の経営に関しても目処が立ったとし、来年度以降に向けて校名を変更したうえで生徒募集再開を目指している最中だという。
ただ、この夏が終われば和歌山南陵としての大会出場はひと区切りになる。それでも10人で培ってきたチーム力を武器に、簡単に夏を終わらせるつもりはない。
一歩前……いや、さらに前へ。校歌に並ぶその歌詞の通り、10人が束になり、まずは大きな山に全力でぶつかる。
💢高校野球広島大会 廿日市西が体調不良者急増のため出場辞退 崇徳が不戦勝で4回戦へ
https://news.yahoo.co.jp/articles/fc3ac57d89fccf08f5e264c50e3fb711450f8ac0
「高校野球広島大会・3回戦、崇徳-廿日市西」(19日)
大会本部は18日、19日に試合予定だった廿日市西から大会への参加を辞退するとの申し出があり、それを受理したことを発表した。
同校は16日の2回戦勝利後、体調不良者が増えており、試合を行うのが難しい状況になった。このような状況を踏まえ、学校長から辞退の申し出があったという。
19日に予定されていた廿日市西-崇徳の3回戦は崇徳が不戦勝となる。
以下主催者のコメント「主催者として、広島県立廿日市西高等学校が大会途中で出場辞退という苦渋の決断をされたことについて、廿日市西高等学校の皆さん、同校を支えてくださっている関係者の皆さまの心情を察するに余りあります。
第106回広島大会は全日程の後半にさしかかっていますが、勝ち残った出場校の皆さんが最後まで安心して実力を発揮できるよう、万全を尽くしていきたいと思います」
📝明石南-報徳、社-姫路西 5回戦8試合の組み合わせ決定 高校野球兵庫大会
https://news.yahoo.co.jp/articles/37887a948332d86e262873f27adefa4c2de8e0f8
第106回全国高校野球選手権兵庫大会第11日の18日、第13日(22日)にある5回戦の組み合わせ抽選が行われ、対戦カードが決まった。これを受け、5回戦8試合の会場や試合開始予定時刻も決定した。
5回戦の対戦カードと会場、試合開始予定時刻は次の通り。
【尼崎市ベイコム】5回戦
10・00 明石南-報徳
13・00 神院大付-甲南
【明石トーカロ】5回戦
10・00 明石商-育英
13・00 神戸国際大付-神港学園
【高砂】5回戦
10・00 須磨翔風と姫路の勝者-滝川第二
13・00 加古川北-兵庫
【姫路市ウインク】5回戦
10・00 社-姫路西
13・00 三田学園-東洋大姫路
✌奈良大付が8強一番乗り プロ注目の大型遊撃手・岸本佑也が初完封勝利
https://news.yahoo.co.jp/articles/c8f0c0efc2619e64e78d36972ab672855e8fb82c
◇全国高校野球選手権奈良大会3回戦 奈良大付5―0橿原学院(2024年7月18日 さとやくスタジアム)
奈良大付がシード校の橿原学院を5―0で下してベスト8一番乗りを果たした。
強肩強打の岸本佑也遊撃手(3年)が出場するとあって、スタンドにはNPB7球団のスカウトが集まった。岸本は本職のショートではなく、MAX147キロの直球を買われて先発のマウンドに。この日の最速は146キロ出ていたが「カットボールとチェンジアップが良かった」(岸本)と走者を出しながらも要所を締めて橿原学院を125球で3安打、11奪三振で完封した。「9回投げ切ったのは初めて」だから、岸本は完封勝利も初めてという大仕事だった。
女房役の岡田凌輝捕手(3年)は先制の右前打と3点目のスクイズと2打点で岸本を助けた。「岸本が粘って投げていたので、先制点を取れて良かった。岸本は熱くなるタイプなので『冷静にいこう、8割でいいから』と言って落ち着かせていました」と話した。
奈良大付の田中一訓監督は「去年の夏、天理相手に投げさせてボコボコにされた。それで秋はショートに専念させました。岸本は練習試合でも完投がなかったし、暑い中で投げ切れば人間的にも大きくなると思って」と完投させた理由を明かした。昨夏は2回戦で天理と当たり14―15で打ち負けた。岸本は5番手で登板したものの、一死も取ることなく降板している。その思いもあってか「最後まで行きたい。大丈夫です」と岸本は田中監督に完投を志願した。「今までなら『代わるか?』『はい』だったのが、成長したなと思いました。嬉しかったです」と目を細めた。
天理と智弁学園は逆のヤマにいる。シード校を倒して8強入りした奈良大付が2018年以来6年ぶり2回目の夏舞台に前進した。
📝尾鷲、9年ぶり16強狙う 能力引き出し初戦金星 夏の高校野球三重大会
https://news.yahoo.co.jp/articles/d31099a8fcd82cda38a7230e9392885bf5b553b8
第106回全国高校野球選手権三重大会は19日からベスト16を決める2回戦が行われる。大会2連覇が懸かっていたシード校のいなべ総合を8―5で退けて1回戦を突破した尾鷲。9年ぶりの16強入りを目指して19日、津球場で開催する2回戦で神戸と対戦する。
選手は3学年合わせて15人。副主将の3年生中川倖太のように高校から野球を始めた選手もいる。今年春、紀南と連合チームを組むも県大会に出場できなかった。4月以降、1年生7選手が硬式野球部に入部したことで単独チームで夏の初戦に臨むことができた。
一回表、チーム一の俊足の3年生、1番庄司耀成が内野安打で出塁して初回に2点を先制した。その後は3時間に及ぶ前年度優勝校とのシーソーゲームを勝ちきった。
守っては、緩急をつけて打たせて取る3年生右腕川端惺七を中心に13安打を浴びながら5失点で粘った。4―4の同点で迎えた九回2死満塁の好機では3年生の山城璃毅之主将が高校入学後初の本塁打となる決勝満塁本塁打を放って勝利を引き寄せた。
選手15人中13人が地元の尾鷲中出身。同中軟式野球部は2021年5月の少年軟式野球県大会準優勝の実績がある。山城、川端、庄司耀らは少年野球チーム「尾鷲野球少年団」時代も県大会で準優勝している。
「子どもたちの能力は高い。その能力を引き出せば勝つチャンスもあると思った」と話す野球部の伊藤大希監督。1年生を迎えると、野手を中心にコンバートを敢行。持ち前の打力を得点につなげるため、犠打の練習にも取り組んだ。格上の大学生チームが相手の練習試合でも接戦に持ち込めるようになり、手応えを深めて夏の県大会に臨んだ。
いなべ総合戦の反響は予想以上。初回の先制適時二塁打を放った3年生の三鬼進慈郎は「自分たちは勝てると思っていたが試合が終わったら周りに驚かれて、そこでやっとすごいことをしたんだと実感が湧いた」。決勝弾の山城は「クラスメートとか学校の人だけでなく街の人からも声をかけられることが増えた」とはにかむ。
ただ慢心はない。庄司耀成は2回戦で対戦する神戸について「1回戦を逆転勝ちした粘り強いチーム。気を抜かずにいきたい」。3年生で唯一、1回戦でスタメンから漏れた庄司陸人は同学年の仲間から「絶対勝つからベンチで待っとれ」と励まされた。有言実行ののチームメートに感謝して「自分も打ってチームに貢献したい」と意気込む。
👣エースの留年が影響か?昨夏王者・慶応まさかの県大会16強敗退…文武両道に特別扱い一切なし
https://news.yahoo.co.jp/articles/08ebd0b86582aa674aacbc6cfacb6d1f9afe4a6c
107年ぶりに昨夏の甲子園大会を制し、社会現象となった慶応が、18日の神奈川大会5回戦に登場。甲子園に春夏12度出場の強豪・桐蔭学園と激突した。
0-0の四回1死二、三塁のピンチで、昨夏の優勝投手・小宅雅己(2年)が2番手で登板。二ゴロの間に先制を許すと、1-1で迎えた七回に桐蔭学園打線に捕まり、勝ち越しを許した。2-4で敗れ、夏の甲子園連覇の夢が途絶えた。
小宅は3回3分の2を投げて1失点。「八回で降りてチームに迷惑をかけてしまい、最後はチームを応援することしかできなくて、エースとして情けない……」と声を詰まらせた。
2年生エースとして昨夏の甲子園を沸かせ、一躍「時の人」となったが、文武両道の慶応にあって「成績」が歯車を狂わせた。
慶応高野球部OBがこう言った。「塾高は単位制の大学とは違って、全科目の成績の平均値が足りないと留年になります。成績は10段階で評定8.5以上が成績優秀者。平均は6.8ぐらいで5.5以下で留年。1学年は約700人で毎年20~30人が留年するから珍しいことではなく、野球部も例外ではありません。小宅は中学時代、県央宇都宮ボーイズで2021年春に全国制覇。その実績を引っ提げ、推薦入試で入学しましたが、塾高は野球部の推薦組への特別扱いは一切なく、3年に上がる段階で留年になってしまった。勉強に追われ、野球どころではなくなった春先に持病だった腰痛を発症。春の県大会は背番号11でモチベーションも上がらなかったでしょう。昨夏には投げなかったフォークを習得し、進化した状態で夏を迎える計算でしたが、調整遅れで全てが狂ってしまいました」
慶応では昨年、元巨人・清原和博氏の次男・勝児が留年により、「在学3年目の2年生」として出場した。
小宅は中学時代、進学先として50校以上の強豪校から声がかかった逸材だが、勉強に足を引っ張られた格好だ。来年1年間のブランクを経て、晴れて高校を卒業できれば、26年からは慶大の一員として神宮でリベンジする機会はありそうだ。
👣大院大高撃破の同志社香里3回戦で力尽きる 平野椋也主将の復帰まで残れず涙
https://news.yahoo.co.jp/articles/f6d075dfca4c30f0716a4757be50c9d73bd66991
<高校野球大阪大会:高槻北5-4同志社香里>◇18日◇3回戦◇万博
同志社香里が前日17日に春の大阪王者・大院大高に競り勝ったが、3回戦で力尽きた。
初回から高槻北の機動力に苦戦し、3失点。3回以降に点を返していったが、1点差で惜敗した。主将の平野椋也内野手(3年)は1回戦のケガで不在。代理で主将を務めた北野勇斗投手(3年)は「(平野は)20日に退院だったので、そこまで勝ちたかった」と涙。悔しさをばねに「大学で努力して、高い目標を達成する」と前を向いた。
⚾今日の和歌山大会試合結果(2回戦)
7日目第1試合 近大新宮-箕島 8:59~11:24
一二三四五六七八九十計HE
箕 島003000000 373
近大新宮00001103X 571
7日目第2試合 和歌山高専-南部 12:06~14:19
一二三四五六七八九十計HE
和 高 専000000000 081
南 部20010030X 6102
⚾明日の和歌山大会組み合わせ(8日目 2回戦)
☆ 09:00~ 日高 中津-和歌 山商
11:30~ 那 賀 -和歌 山北
⚾明日の注目カード
奈良大会3回戦 さとやくスタジアム 09:00~ 奈良大付-橿原 学院
🎁テレビ和歌山 「めざせ甲子園 高校野球ハイライト」
https://vk.sportsbull.jp/koshien/video/abc/localbroadcast_movie/wakayama/koya106_localbroadcast_movie_wakayama_2024_3.html
7月14日大会4日目和歌山大会2回戦
田 辺 工 6 −4 神 島(延長10回タイブレーク)
和歌 山東 10x−0 南部 龍神(5回コールド)
県和 歌山 3 −2 橋 本
📝積極性で好機を生かした近大新宮 1年生が活躍の箕島、今後に期待
https://news.yahoo.co.jp/articles/47f7a663baa548371ae9f81364558da9093e706c
■智弁和歌山前監督 高嶋仁の目
(17日、第106回全国高校野球選手権和歌山大会2回戦 近大新宮5―3箕島)
近大新宮は中盤以降ようやく好機を生かせました。負けていれば、とても悔いが残る試合だったと思います。前半は追い込まれてから難しいボールに手を出していましたが、後半は積極的に打ちにいったことがよかったと思います。走塁も積極的で、自信をもって走っていました。
五回から登板した田中楓投手(3年)は、変化球をうまく使って試合を作りました。九回を3奪三振で締めた小田島一晃投手(3年)は、けがから復帰したばかりらしいですが、力のある速球を投げ込んでいてチームにとって頼もしいことでしょう。
箕島は三回に1年生の連打から国友翔矢主将(3年)の三塁打で先取点を奪うなど3得点で主導権を握りましたが追加点を奪えなかったのが惜しまれます。1年生の多いチームなので今後が期待されます。
両チームともバントやヒットエンドランの失敗が目立ちました。高校野球の基本です。フライを打ち上げてしまったらエンドランの意味がありません。しっかり転がす必要があります。基本を大切にしてほしいと感じました。
🎵高校野球でまさかのレゲエ校歌! 球場に流れた歌声に元日本代表FWが反応「義弟だった」
https://news.yahoo.co.jp/articles/bbf50096db18d6e007dfd3f094e4e139708899a2
元日本代表FWの田代有三氏が17日に自身のX(旧ツイッター/@tashiro_yuzo)を更新し、話題となっているレゲエ校歌に反応した。
夏の甲子園を懸けた全国高校野球和歌山大会2回戦が16日に行われ、和歌山南陵高が紀北農芸高に4-0で勝利。球場のスピーカーから流れた和歌山南陵のレゲエ新校歌が大きな反響を呼んだ。この新校歌の原曲は、ミュージシャンの横川翔さんらによる「一歩前へ」となっている。
田代氏の元チームメイトである下村東美氏
(@tomi_shimomura)が17日の投稿で「こちらのカッコイイ校歌 歌っている横川翔さんは、なんと田代有三氏の義弟とだったとは 昭和っぽい校歌じゃないのも良いですね!」と綴ると、数時間後に田代氏も反応。「何か聞いた事ある声やなと思ったら義弟の歌やった」と明かし、「いい校歌だし、いい声やし、高校球児が歌ってる所みたら感動する! 最高!」と胸を打たれた様子だった。
現在41歳の田代氏は現役時代に鹿島アントラーズ、モンテディオ山形、ヴィッセル神戸、セレッソ大阪などで活躍。2007年にタレントの横川明日香さんと結婚し、3人の子どもがいる。
✌「産屋敷」監督は「鬼滅の刃」人気キャラと同じ名字 近大新宮、逆転勝利で2回戦突破
https://news.yahoo.co.jp/articles/70b17fce79b5ffc01631bc639168144922b806df
<高校野球和歌山大会:近大新宮5-3箕島>◇17日◇2回戦◇和歌山市紀三井寺
近大新宮が逆転勝利で2回戦突破を果たした。
3回に3点を先制されるも、5、6回と1点ずつ返し、8回には和島健人内野手(3年)の適時三塁打で勝ち越し。投手陣は4人の継投で、4回以降は0を並べた。
産屋敷秀信監督(57)は、人気アニメ「鬼滅の刃」の人気キャラクターと同じ名字。「私は何も言われたことがない」としつつも「(私の)子供は、他人から『一緒だね』と言われるみたいです。覚えてもらいやすい名字ですね」と笑みをこぼした。
初の甲子園へ、「産屋敷」を全国へとどろかせる。
👣箕島、競り負けて夏3年ぶり初戦敗退 79年春夏連覇した当時のエース木村竹志氏も観戦
https://news.yahoo.co.jp/articles/effa611f2e154ce24d0f029b735528421e660714
箕島が競り負け、夏は3年ぶりの初戦敗退となった。3回に主将の国友翔矢内野手(3年)の適時三塁打などで3点を先制するも、徐々に点差を詰められ、8回に逆転された。
春夏合わせて甲子園出場17回、優勝4回を誇るが、最強時代は100人ほどいた部員数は昨年の新チーム発足時は12人と激減。OBのロッテ吉井理人監督(59)も心配するなど、厳しい状況に直面していた。だが野球部OB会がバックアップ。他県から入学入部を希望する生徒のために下宿を準備し、今年は大阪からの2人を含む計12人が入部した。この日は1979年に甲子園春夏連覇を経験した当時のエース木村竹志氏(63)も観戦。「単独校として『箕島』という名前を守ってほしい」と母校への思いを語った。
OBの思いを背負い、大きな1歩を踏み出した。
✌「梅干しの力」で初戦突破 南部主将の小松尚史7回0封、打線もつながり6得点完勝
https://news.yahoo.co.jp/articles/afce66ff453a8936d5356be7b7c992cd75f2408d
<高校野球和歌山大会:南部6-0和歌山高専>◇17日◇2回戦◇和歌山市紀三井寺
南部(和歌山)が梅干しパワーで初戦を突破した。
主将の小松尚史投手(3年)が7回を0封。打線もつながり、完勝だった。学校のあるみなべ町は南高梅の名産地。池田哲也監督(55)は食と農園科の教員で、梅の収穫から梅干し作りまで手がけて日頃から選手に食べさせている。小松も「今日の投球は、梅干しの力だと思う」と振り返った。13年ぶりの聖地へ、梅干しパワーで酷暑の夏を戦い抜く。
👣「高校野球」は終わったけれど 和歌山高専・池田投手、次の舞台へ
https://news.yahoo.co.jp/articles/7899b7c944a6a3a25f8eefff480252681239bf3f
(17日、第106回全国高校野球選手権和歌山大会2回戦 南部6―0和歌山高専)
5年制の高等専門学校生にとっても、高校野球ができるのは3年間。和歌山高専3年生の池田将真投手には、この試合が最後の「夏」だった。
一回から不安定な投球だった。打撃の際に指を痛め、違和感を抱えながら投げた。連続安打のあと犠打による進塁を許し、適時打を浴び2失点。その後も制球が定まらなかった。我慢の投球は七回途中までで終わった。
ベンチでは笑顔で仲間を盛り上げた。中堅へ守備位置が変わっても、大きな声を出し続けた。チームは無得点。試合後は目からあふれる大粒の涙を隠さなかった。
それでも、硬式野球を続ける。高専4、5年生が参加できる「高等専門学校大会硬式野球競技」でも、仲間と戦うつもりだ。和歌山高専では伝統的に、在校生が高校チームの監督を務める。
「ヒットが打てたら楽しいし、速い球が投げられたらうれしい」。もう少し一緒にプレーできる後輩に、高校野球の妙味を伝えていこうと思っている。
👣大阪大会で波乱!“2強”倒した春王者の大院大高がまさかの初戦敗退 プロ注目今坂は号泣「何が何だか…」同志社香里が金星
https://news.yahoo.co.jp/articles/4e1575837aedcac1ab320ced9b96e9a6a15e6082
「高校野球大阪大会・2回戦、同志社香里2-1大院大高」(17日、大阪シティ信用金庫スタジアム)
今春王者の大院大高が初戦で敗退した。
初回から三者凡退に抑えられると、二回先頭で4番・中山悠紀外野手(3年)が右中間へのヒットゾーンに飛球を放ったが、好守に阻まれて走者を出せず。その後も捉えた当たりがことごとく相手野手の正面を突き、抑え込まれた。
五回1死一、二塁で先制の2点適時二塁打でリードを許すと、一気に劣勢ムード。七回の攻撃では2死二、三塁と一打同点の好機をつくるも無得点。八回に1点を返すも及ばなかった。今秋ドラフト候補の今坂幸暉内野手(3年)には8球団のスカウトが視察に訪れた。敗退が決まり、今坂は涙が止まらなかった。
今春は履正社、大阪桐蔭の“2強”を撃破して春の大阪を制した同校。優勝候補として期待が懸かったが、早々に姿を消した。
試合後、辻盛監督は「正直まさかです。負けてはいけないメンタルになってしまった」と落胆を隠せず。今坂は「春勝ったプレッシャーを感じた。(今の心境は)何が何だか分からない気持ちです」と、涙があふれた。
📝再抽選で5回戦の3カードが決定 社―姫路西、明石商―育英、神戸国際大付―神港学園
https://news.yahoo.co.jp/articles/b84bfdc7cf9b0e54e877dff7dcc5b32092a7f89d
各ブロックを勝ち抜いた7校が再抽選を行い、5回戦3カードが決定した。
3連覇を狙う社は、県内有数の進学校の姫路西との対戦が決定。渡辺照英投手(3年)と佐野達哉内野手(2年)の140キロ超え両右腕を擁しており、終盤にたたみかける社打線がどう攻略するか。
昨夏準優勝の明石商は春夏19度甲子園出場の育英と対戦。
プロ注目の津嘉山憲志郎投手(3年)を擁する神戸国際大付は、学校創立100年目の神港学園とぶつかる。
79年以来、45年ぶり2度目の甲子園出場を目指す県立高の明石南は報徳学園と星陵の勝者と対戦する。
18日には5回戦に進出した8校が再抽選を行い、19日に残り1校が決まってベスト16が出そろう予定。
<17日に決定した5回戦のカード>
社-姫路西
明石商-育英
神戸国際大付-神港学園
明石南-(報徳学園-星陵の勝者)
☟BCリーグが「熱中症緊急対策」を発表 デーをナイターに、基準を超えたら試合打ち切りも
https://news.yahoo.co.jp/articles/a32debd0ce8ee7aa2c925d80788ba477c8d25a31
独立リーグのルートインBCリーグが熱中症対策に乗り出した。
17日、「熱中症緊急対策のお知らせ」を発表した。連日猛暑が続く中、今後のリーグ戦における熱中症対策の緊急措置を決定。球場に来るファン、選手や監督・コーチ、審判員など、リーグ関係者すべての安全確保のためとして、12日の臨時代表者会議で次の対策を決定した。
(1)7月19日以降のデーゲームに関して、一部の試合をナイターゲーム(試合開始時間が午後3時以降)へと変更する。
球場確保の観点やナイター設備がない等の理由で午後3時以降開始が難しい場合は、可能な限り試合開始時間を遅くするなどの対応をとることがある。
(2)WBGTを参考に、試合時間制限を設定する。
各球場にて試合開始1時間前にWBGT計測器にて計測する。WBGTが31℃を超えた場合は時間制限を導入する。試合成立後、試合開始時間より2時間45分を経過した時点で、次のイニングをもって最終イニングとする。なお、午後5時以降開始の試合については、時間の制限をしない。
☝連日猛暑の高校野球宮崎大会、体を冷やす10分間「クーリングタイム」柔軟に導入…「安全と健康を第一」
https://news.yahoo.co.jp/articles/7cfb862bb4f3dfa5f1748bfc5f9aaccdfac4ca49
猛暑の影響をできるだけ避けようと、開催中の全国高校野球選手権宮崎大会は、選手たちが体を冷やす10分間の「クーリングタイム」を柔軟に導入するなど、暑さ対策を強化している。
6日に開幕した今大会は序盤、好天に恵まれ、試合が行われる宮崎市は連日、猛暑日となって熱中症で救急搬送される選手もいた。
県高校野球連盟はこれを受け、特別警戒アラートが出た日の2、3試合目に導入するとしていたクーリングタイムの要件を変更。アラートが出ていなくても、厳しい暑さが予想されれば、1試合目から五回終了後にクーリングタイムを設けることにした。選手たちは7分間ロッカールームで体を冷やし、3分間のウォーミングアップを経て六回のイニングに臨む。
9日もクーリングタイムが設けられ、日向学院―宮崎日大戦では五回を終えた選手たちがクーラーが利くロッカールームで水分補給などをしていた。ある選手は「クーリングタイムはあった方がいい」と話した。
今大会はまた、例年1球場で3試合だった1、2回戦の1日あたりの試合数を原則2試合に削減。暑さの厳しい午後をできるだけ避けるようにしている。
宮崎大会は26日までの予定。宮崎地方気象台によると、県内は今後、平年並みか平年並み以上の気温が見込まれる。県高野連の児玉正剛理事長は「選手の安全と健康を第一に考えながら、できる対策は行っていきたい」と話し、観戦に訪れる人にはできるだけ日陰に行くとともに、水分を補給するよう呼びかけている。
💢新基準の金属製バット、一部で音響の製品安全基準に違反
https://news.yahoo.co.jp/articles/2cb1dbbf9e8f9f9409c81aa62cd48d233d5bedfd
日本高校野球連盟は16日までに、今春から導入した新基準の金属製バットについて、複数社が販売したものが民間の製品安全基準(SG基準)で定める音響基準に違反していることが明らかになったと発表した。
対象になるのはエスエスケイ、イーストン、ミズノ、ゼットの4社が販売する一部の新基準バット。反発力に影響はない一方で、長く使用し続けていると聴力に悪影響を与える可能性があるという。すぐに使用禁止とはしないが、加盟校には対象バットのリコールに対応するよう求めた。新基準バットは試合中の事故防止などのために導入された。詳細は日本高野連のホームページで確認できる。
7日目第1試合 近大新宮-箕島 8:59~11:24
一二三四五六七八九十計HE
箕 島003000000 373
近大新宮00001103X 571
7日目第2試合 和歌山高専-南部 12:06~14:19
一二三四五六七八九十計HE
和 高 専000000000 081
南 部20010030X 6102
⚾明日の和歌山大会組み合わせ(8日目 2回戦)
☆ 09:00~ 日高 中津-和歌 山商
11:30~ 那 賀 -和歌 山北
⚾明日の注目カード
奈良大会3回戦 さとやくスタジアム 09:00~ 奈良大付-橿原 学院
🎁テレビ和歌山 「めざせ甲子園 高校野球ハイライト」
https://vk.sportsbull.jp/koshien/video/abc/localbroadcast_movie/wakayama/koya106_localbroadcast_movie_wakayama_2024_3.html
7月14日大会4日目和歌山大会2回戦
田 辺 工 6 −4 神 島(延長10回タイブレーク)
和歌 山東 10x−0 南部 龍神(5回コールド)
県和 歌山 3 −2 橋 本
📝積極性で好機を生かした近大新宮 1年生が活躍の箕島、今後に期待
https://news.yahoo.co.jp/articles/47f7a663baa548371ae9f81364558da9093e706c
■智弁和歌山前監督 高嶋仁の目
(17日、第106回全国高校野球選手権和歌山大会2回戦 近大新宮5―3箕島)
近大新宮は中盤以降ようやく好機を生かせました。負けていれば、とても悔いが残る試合だったと思います。前半は追い込まれてから難しいボールに手を出していましたが、後半は積極的に打ちにいったことがよかったと思います。走塁も積極的で、自信をもって走っていました。
五回から登板した田中楓投手(3年)は、変化球をうまく使って試合を作りました。九回を3奪三振で締めた小田島一晃投手(3年)は、けがから復帰したばかりらしいですが、力のある速球を投げ込んでいてチームにとって頼もしいことでしょう。
箕島は三回に1年生の連打から国友翔矢主将(3年)の三塁打で先取点を奪うなど3得点で主導権を握りましたが追加点を奪えなかったのが惜しまれます。1年生の多いチームなので今後が期待されます。
両チームともバントやヒットエンドランの失敗が目立ちました。高校野球の基本です。フライを打ち上げてしまったらエンドランの意味がありません。しっかり転がす必要があります。基本を大切にしてほしいと感じました。
🎵高校野球でまさかのレゲエ校歌! 球場に流れた歌声に元日本代表FWが反応「義弟だった」
https://news.yahoo.co.jp/articles/bbf50096db18d6e007dfd3f094e4e139708899a2
元日本代表FWの田代有三氏が17日に自身のX(旧ツイッター/@tashiro_yuzo)を更新し、話題となっているレゲエ校歌に反応した。
夏の甲子園を懸けた全国高校野球和歌山大会2回戦が16日に行われ、和歌山南陵高が紀北農芸高に4-0で勝利。球場のスピーカーから流れた和歌山南陵のレゲエ新校歌が大きな反響を呼んだ。この新校歌の原曲は、ミュージシャンの横川翔さんらによる「一歩前へ」となっている。
田代氏の元チームメイトである下村東美氏
(@tomi_shimomura)が17日の投稿で「こちらのカッコイイ校歌 歌っている横川翔さんは、なんと田代有三氏の義弟とだったとは 昭和っぽい校歌じゃないのも良いですね!」と綴ると、数時間後に田代氏も反応。「何か聞いた事ある声やなと思ったら義弟の歌やった」と明かし、「いい校歌だし、いい声やし、高校球児が歌ってる所みたら感動する! 最高!」と胸を打たれた様子だった。
現在41歳の田代氏は現役時代に鹿島アントラーズ、モンテディオ山形、ヴィッセル神戸、セレッソ大阪などで活躍。2007年にタレントの横川明日香さんと結婚し、3人の子どもがいる。
✌「産屋敷」監督は「鬼滅の刃」人気キャラと同じ名字 近大新宮、逆転勝利で2回戦突破
https://news.yahoo.co.jp/articles/70b17fce79b5ffc01631bc639168144922b806df
<高校野球和歌山大会:近大新宮5-3箕島>◇17日◇2回戦◇和歌山市紀三井寺
近大新宮が逆転勝利で2回戦突破を果たした。
3回に3点を先制されるも、5、6回と1点ずつ返し、8回には和島健人内野手(3年)の適時三塁打で勝ち越し。投手陣は4人の継投で、4回以降は0を並べた。
産屋敷秀信監督(57)は、人気アニメ「鬼滅の刃」の人気キャラクターと同じ名字。「私は何も言われたことがない」としつつも「(私の)子供は、他人から『一緒だね』と言われるみたいです。覚えてもらいやすい名字ですね」と笑みをこぼした。
初の甲子園へ、「産屋敷」を全国へとどろかせる。
👣箕島、競り負けて夏3年ぶり初戦敗退 79年春夏連覇した当時のエース木村竹志氏も観戦
https://news.yahoo.co.jp/articles/effa611f2e154ce24d0f029b735528421e660714
箕島が競り負け、夏は3年ぶりの初戦敗退となった。3回に主将の国友翔矢内野手(3年)の適時三塁打などで3点を先制するも、徐々に点差を詰められ、8回に逆転された。
春夏合わせて甲子園出場17回、優勝4回を誇るが、最強時代は100人ほどいた部員数は昨年の新チーム発足時は12人と激減。OBのロッテ吉井理人監督(59)も心配するなど、厳しい状況に直面していた。だが野球部OB会がバックアップ。他県から入学入部を希望する生徒のために下宿を準備し、今年は大阪からの2人を含む計12人が入部した。この日は1979年に甲子園春夏連覇を経験した当時のエース木村竹志氏(63)も観戦。「単独校として『箕島』という名前を守ってほしい」と母校への思いを語った。
OBの思いを背負い、大きな1歩を踏み出した。
✌「梅干しの力」で初戦突破 南部主将の小松尚史7回0封、打線もつながり6得点完勝
https://news.yahoo.co.jp/articles/afce66ff453a8936d5356be7b7c992cd75f2408d
<高校野球和歌山大会:南部6-0和歌山高専>◇17日◇2回戦◇和歌山市紀三井寺
南部(和歌山)が梅干しパワーで初戦を突破した。
主将の小松尚史投手(3年)が7回を0封。打線もつながり、完勝だった。学校のあるみなべ町は南高梅の名産地。池田哲也監督(55)は食と農園科の教員で、梅の収穫から梅干し作りまで手がけて日頃から選手に食べさせている。小松も「今日の投球は、梅干しの力だと思う」と振り返った。13年ぶりの聖地へ、梅干しパワーで酷暑の夏を戦い抜く。
👣「高校野球」は終わったけれど 和歌山高専・池田投手、次の舞台へ
https://news.yahoo.co.jp/articles/7899b7c944a6a3a25f8eefff480252681239bf3f
(17日、第106回全国高校野球選手権和歌山大会2回戦 南部6―0和歌山高専)
5年制の高等専門学校生にとっても、高校野球ができるのは3年間。和歌山高専3年生の池田将真投手には、この試合が最後の「夏」だった。
一回から不安定な投球だった。打撃の際に指を痛め、違和感を抱えながら投げた。連続安打のあと犠打による進塁を許し、適時打を浴び2失点。その後も制球が定まらなかった。我慢の投球は七回途中までで終わった。
ベンチでは笑顔で仲間を盛り上げた。中堅へ守備位置が変わっても、大きな声を出し続けた。チームは無得点。試合後は目からあふれる大粒の涙を隠さなかった。
それでも、硬式野球を続ける。高専4、5年生が参加できる「高等専門学校大会硬式野球競技」でも、仲間と戦うつもりだ。和歌山高専では伝統的に、在校生が高校チームの監督を務める。
「ヒットが打てたら楽しいし、速い球が投げられたらうれしい」。もう少し一緒にプレーできる後輩に、高校野球の妙味を伝えていこうと思っている。
👣大阪大会で波乱!“2強”倒した春王者の大院大高がまさかの初戦敗退 プロ注目今坂は号泣「何が何だか…」同志社香里が金星
https://news.yahoo.co.jp/articles/4e1575837aedcac1ab320ced9b96e9a6a15e6082
「高校野球大阪大会・2回戦、同志社香里2-1大院大高」(17日、大阪シティ信用金庫スタジアム)
今春王者の大院大高が初戦で敗退した。
初回から三者凡退に抑えられると、二回先頭で4番・中山悠紀外野手(3年)が右中間へのヒットゾーンに飛球を放ったが、好守に阻まれて走者を出せず。その後も捉えた当たりがことごとく相手野手の正面を突き、抑え込まれた。
五回1死一、二塁で先制の2点適時二塁打でリードを許すと、一気に劣勢ムード。七回の攻撃では2死二、三塁と一打同点の好機をつくるも無得点。八回に1点を返すも及ばなかった。今秋ドラフト候補の今坂幸暉内野手(3年)には8球団のスカウトが視察に訪れた。敗退が決まり、今坂は涙が止まらなかった。
今春は履正社、大阪桐蔭の“2強”を撃破して春の大阪を制した同校。優勝候補として期待が懸かったが、早々に姿を消した。
試合後、辻盛監督は「正直まさかです。負けてはいけないメンタルになってしまった」と落胆を隠せず。今坂は「春勝ったプレッシャーを感じた。(今の心境は)何が何だか分からない気持ちです」と、涙があふれた。
📝再抽選で5回戦の3カードが決定 社―姫路西、明石商―育英、神戸国際大付―神港学園
https://news.yahoo.co.jp/articles/b84bfdc7cf9b0e54e877dff7dcc5b32092a7f89d
各ブロックを勝ち抜いた7校が再抽選を行い、5回戦3カードが決定した。
3連覇を狙う社は、県内有数の進学校の姫路西との対戦が決定。渡辺照英投手(3年)と佐野達哉内野手(2年)の140キロ超え両右腕を擁しており、終盤にたたみかける社打線がどう攻略するか。
昨夏準優勝の明石商は春夏19度甲子園出場の育英と対戦。
プロ注目の津嘉山憲志郎投手(3年)を擁する神戸国際大付は、学校創立100年目の神港学園とぶつかる。
79年以来、45年ぶり2度目の甲子園出場を目指す県立高の明石南は報徳学園と星陵の勝者と対戦する。
18日には5回戦に進出した8校が再抽選を行い、19日に残り1校が決まってベスト16が出そろう予定。
<17日に決定した5回戦のカード>
社-姫路西
明石商-育英
神戸国際大付-神港学園
明石南-(報徳学園-星陵の勝者)
☟BCリーグが「熱中症緊急対策」を発表 デーをナイターに、基準を超えたら試合打ち切りも
https://news.yahoo.co.jp/articles/a32debd0ce8ee7aa2c925d80788ba477c8d25a31
独立リーグのルートインBCリーグが熱中症対策に乗り出した。
17日、「熱中症緊急対策のお知らせ」を発表した。連日猛暑が続く中、今後のリーグ戦における熱中症対策の緊急措置を決定。球場に来るファン、選手や監督・コーチ、審判員など、リーグ関係者すべての安全確保のためとして、12日の臨時代表者会議で次の対策を決定した。
(1)7月19日以降のデーゲームに関して、一部の試合をナイターゲーム(試合開始時間が午後3時以降)へと変更する。
球場確保の観点やナイター設備がない等の理由で午後3時以降開始が難しい場合は、可能な限り試合開始時間を遅くするなどの対応をとることがある。
(2)WBGTを参考に、試合時間制限を設定する。
各球場にて試合開始1時間前にWBGT計測器にて計測する。WBGTが31℃を超えた場合は時間制限を導入する。試合成立後、試合開始時間より2時間45分を経過した時点で、次のイニングをもって最終イニングとする。なお、午後5時以降開始の試合については、時間の制限をしない。
☝連日猛暑の高校野球宮崎大会、体を冷やす10分間「クーリングタイム」柔軟に導入…「安全と健康を第一」
https://news.yahoo.co.jp/articles/7cfb862bb4f3dfa5f1748bfc5f9aaccdfac4ca49
猛暑の影響をできるだけ避けようと、開催中の全国高校野球選手権宮崎大会は、選手たちが体を冷やす10分間の「クーリングタイム」を柔軟に導入するなど、暑さ対策を強化している。
6日に開幕した今大会は序盤、好天に恵まれ、試合が行われる宮崎市は連日、猛暑日となって熱中症で救急搬送される選手もいた。
県高校野球連盟はこれを受け、特別警戒アラートが出た日の2、3試合目に導入するとしていたクーリングタイムの要件を変更。アラートが出ていなくても、厳しい暑さが予想されれば、1試合目から五回終了後にクーリングタイムを設けることにした。選手たちは7分間ロッカールームで体を冷やし、3分間のウォーミングアップを経て六回のイニングに臨む。
9日もクーリングタイムが設けられ、日向学院―宮崎日大戦では五回を終えた選手たちがクーラーが利くロッカールームで水分補給などをしていた。ある選手は「クーリングタイムはあった方がいい」と話した。
今大会はまた、例年1球場で3試合だった1、2回戦の1日あたりの試合数を原則2試合に削減。暑さの厳しい午後をできるだけ避けるようにしている。
宮崎大会は26日までの予定。宮崎地方気象台によると、県内は今後、平年並みか平年並み以上の気温が見込まれる。県高野連の児玉正剛理事長は「選手の安全と健康を第一に考えながら、できる対策は行っていきたい」と話し、観戦に訪れる人にはできるだけ日陰に行くとともに、水分を補給するよう呼びかけている。
💢新基準の金属製バット、一部で音響の製品安全基準に違反
https://news.yahoo.co.jp/articles/2cb1dbbf9e8f9f9409c81aa62cd48d233d5bedfd
日本高校野球連盟は16日までに、今春から導入した新基準の金属製バットについて、複数社が販売したものが民間の製品安全基準(SG基準)で定める音響基準に違反していることが明らかになったと発表した。
対象になるのはエスエスケイ、イーストン、ミズノ、ゼットの4社が販売する一部の新基準バット。反発力に影響はない一方で、長く使用し続けていると聴力に悪影響を与える可能性があるという。すぐに使用禁止とはしないが、加盟校には対象バットのリコールに対応するよう求めた。新基準バットは試合中の事故防止などのために導入された。詳細は日本高野連のホームページで確認できる。
⚾今日の和歌山大会試合結果(2回戦)
6日目第1試合 紀北農芸-和歌山南陵 9:01~11:03
一二三四五六七八九十計HE
紀北農芸000000000 045
南 陵21010000X 491
6日目第2試合 智弁和歌山-笠田 11:46~13:23
一二三四五六七八九十計HE
笠 田0000000 022
和 智 弁0003202x 7120
6日目第3試合 和歌山工-桐蔭 14:05~16:12
一二三四五六七八九十計HE
和歌山工000000000 053
桐 蔭02000200X 461
⚾今日の主な試合結果
大阪大会2回戦 早稲田摂3-0大商学園
⚾明日の和歌山大会組み合わせ(7日目 2回戦)
☆ 09:00~ 近大 新宮- 箕 島
11:30~ 和歌山高専- 南 部
📝『チーム宏鈴』結成20年9ヶ月
6月の1ヶ月間・・・のべ243人の方々から閲覧履歴があり1191アクセスしていただき感謝申し上げます。
コロナに泣いた2020・コロナに負けた2021は野球観戦が思うようにできておらず、先行き不透明で暗中模索の日々でした・・・・・。ようやく昨春5類移行で世の中の流れが変わり、今ではあの騒動は一体何だったのかと!?
例年ならば春季近畿大会決勝戦~夏の大阪大会開幕日まで約1ヶ月何もない空白の期間が生じますが、今年は運よく
6/ 8 軟式近畿大会 くら寿司堺
6/16 さわかみ関西独立リーグ 紀三 井寺
6/29 リニューアルイベント ウイ ンク
と梅雨入りの大幅遅れもあり、随所に球場通いを果たしました。
それから、今年も昨夏に勝るとも劣らない史上最高の猛暑!日射病・熱中症などには充分気をつけて、水分補給や適度な休息をとって無理のないように気をつけましょうね!そして突然の夕立にも要注意ですよ!!
7月の観戦履歴&今後の予定は・・・
6日 ダイム伊勢 三 重大会 1回戦 2試合
13日 住 之 江 大阪 大会 1回戦 1試合
15日 紀三 井寺 和歌山大会 2回戦 3試合
16日 住 之 江 大阪 大会 2回戦 1試合
21日 紀三 井寺 和歌山大会 3回戦 3試合
22日 紀三 井寺 和歌山大会 3回戦 3試合
(ルートイン海南での宿泊観戦)
26日 佐藤薬品S 奈 良大会 準決勝 2試合
27日 倉敷 MS 岡 山大会 準決勝 2試合
29日 紀三 井寺 和歌山大会 決勝戦 1試合
となっております。マスクや検温なしで気軽に野球観戦する日が復活した喜びを感じて。
💙しつこく💚しぶとく💜泥臭く💛 今日もこれからもずっと・・・「誰からも愛される」というよりも「誰かに慕われる」掲示板目指して間もなくwox掲示板新体制移行後2周年引き続きアットホームな雰囲気でやっていきたいのでお願いします!!
📝「セオリーを無視したら得点できない」選手層の厚さ感じた智弁和歌山
https://news.yahoo.co.jp/articles/ffe5801c2617b6b42b3ac3ac9bb9c73d7ca6dc9c
■智弁和歌山前監督 高嶋仁の目
(16日、第106回全国高校野球選手権和歌山大会2回戦 智弁和歌山7―0笠田)
高校野球のセオリーを無視したらなかなか得点できないことを改めて感じさせられた試合でした。智弁和歌山は二回に1死満塁で投手が打席に立ちました。野手であれば強攻策もありますが、ここはスクイズで先取点を取ることも考えられた場面。しかし、セカンドゴロ併殺で好機を逃しました。
笠田は四回に無死二塁の好機を作りました。ここでのセオリーは送りバントなどで走者を三塁に進めることですが、セカンドライナーで二塁走者が戻れず併殺。その次の打者が大きなライトフライを打っているだけに惜しまれます。
智弁和歌山は四回に先頭打者の奥雄大選手(2年)のホームランで先制し、1年生の松本虎太郎選手のホームランなどで得点を重ねました。ただ、二回の好機に得点していればもっと早く大量点が入っていたかもしれません。七回には2死満塁から途中出場の井口恒星選手(3年)が左翼への大きな当たりでコールド勝ちを収めました。井口選手は守備もバッティングも良い選手と聞いています。選手層の厚さを感じます。
敗れはしましたが笠田は積極的な攻撃で、速い球に対応していました。良い当たりもみられ、練習の成果がしっかり出ていたと思います。
☝珍し!レゲエ校歌!部員10人の和歌山南陵が初戦突破「甲子園でも歌いたい」渡辺蓮主将
https://news.yahoo.co.jp/articles/224079478a2b960e314b3f7c221a22834f091bf8
<高校野球和歌山大会:和歌山南陵4-0紀北農芸>◇16日◇2回戦◇和歌山市紀三井寺
部員が3年生のみ10人の和歌山南陵は、投打がかみ合って白星発進した。
2-0で迎えた2回裏の攻撃前に球場スピーカーから全国的に珍しいレゲエの新校歌が流れた。冒頭「イェイイェイイェーイ~」で始まり、「一歩前へ 今」「泥だらけのスニーカー 履いて旅しようぜ」などメッセージ性のある歌詞が続いた。他校とは一線を画した新しい風を吹かせた直後、先頭打者の7番山塚虎大朗外野手(3年)が左越えにソロ本塁打を放ち、リードを広げた。8回には、唯一の控え、畑中公平投手(3年)が代打起用され、全10選手が出場した。
投手は2人で無四球完封リレー。先発した松下光輝投手(3年)は8回で113球を投げ、4安打無失点、12三振を奪い、自己最速の143キロをマークした。9回は右翼で先発した山塚が打者3人で片付けて試合を締めた。初回には先制適時打も放った松下は「球数が多かったけど、初戦で力んだ」とし、レゲエ校歌については「今日は歌詞を間違えたらやばい」と試合後はドキドキしながら歌い終えた。
学校再建に向けて、今春、甲斐三樹彦理事長は「子どもたちに興味を持ってもらえる」との思いから校歌を変更。レゲエの曲調で、歌手の横川翔、INFINITY16、WARSANが制作した。同校ホームページでは新校歌のお披露目ライブの模様が紹介されている。
現在は経営難などが理由で新規生徒の募集は停止中で、全校生徒は3年生のみ18人となっている。部活動は野球部10人のほか、6人でインターハイ出場を決めたバスケットボール部、吹奏楽部の2人。
野球部は昨夏18人で2年続けて4強入りし、10人になった昨秋は準々決勝、春は3回戦敗退だった。
主将の渡辺蓮捕手(3年)は、遊撃で先発して6回から本職のマスクをかぶった。「僕らにしか歌えない歌詞。甲子園でもこの歌を歌って、全国に校歌を広めたい」と誓った。
「和歌山南陵校歌」 ※夏の大会用(一部抜粋)
作詞 横川翔 WARSAN
作曲 INFINITY16
一歩前へ 今
手を繋ぎやれること
一歩前へ 今
夢掴め 今今今
一歩前へ
進もう笑おう
一歩前へ 一歩前へ
一歩 一歩ずつ進め
泥だらけのスニーカー
履いて旅しようぜ
くだらないことも
笑いに変えようぜ
たくさんの希望に
胸ならしてこうよ
仲間と腕組んで
夢掴み羽ばたけ
✌紀北農芸応援席の夏の風物詩“トウモロコシ踊り”東農大の大根踊りをオマージュ
https://news.yahoo.co.jp/articles/a91aaf507ee8eec5c7dcb0b437d326f53e6e226c
<高校野球和歌山大会:和歌山南陵4-0紀北農芸>◇16日◇2回戦◇和歌山市紀三井寺
紀北農芸(和歌山)には夏の風物詩「トウモロコシ踊り」がある。谷晋作監督(34)の母校東農大の大根踊りをオマージュし、チャンス限定で手に持ちながら、応援を盛り上げる。この日、1年生が必修授業で育てたトウモロコシが応援に一役買いました!
☝攻守で導いた主将、初戦突破でも反省 「一戦必勝」桐蔭・淡路選手
https://vk.sportsbull.jp/koshien/articles/ASS7J3RCLS7JOXIE008M.html
(16日、第106回全国高校野球選手権和歌山大会2回戦 桐蔭4―0和歌山工)
桐蔭が初戦を苦しみながら勝利した。チームを引っ張ったのは淡路文太主将(3年)だ。
「どの球が来ても、思い切って振る」。二回裏、先頭打者として左翼線を破る二塁打を放ち、2点先制につなげた。
捕手としても、五回表2死満塁の場面で焦る中尾綾佑投手(2年)に駆け寄り、「気にしなくていい。自分を信じて投げてこい」とアドバイス。次の打者を一ゴロに打ち取り、無失点で切り抜けた。
「(毎回のように)先頭打者を出塁させてしまった」と反省も忘れない。「甲子園を目指して、一戦必勝」と気を引き締めた。
👣「うそつきの監督でごめんなさい」 益田東のラストミーティング
https://news.yahoo.co.jp/articles/77c868184aa0d5e08d2c8eb9a835b34f911f9c81
(16日、第106回全国高校野球選手権島根大会2回戦 出雲商2―1益田東)
大庭敏文監督(益田東) きょう負けるつもりはなかったから。全く何も考えてなくて、久々にぼーっとしている。
俺が言えることは2点だけ。1点目は、ベンチに入れなくても、しっかり応援してくれた。入れてやれなくて申し訳なかった。元気に高校野球を続けてくれてありがとう。
2点目は、非常に申し訳ないというか、うそつきの監督でごめんなさい。絶対、絶対、大丈夫とおまえたちに伝えて。3年生、ごめん。だれも悪くない、みんな、ようやった。
📝大阪学院大・中村良二監督(下)野球を通じ、思いやりを教える「付加価値をつけたい」
https://news.yahoo.co.jp/articles/5b398d8374981e5a949dcd18190c741e11007465
コロナ禍の影響を受けた世代との接し方
監督就任当初の2月は環境整備に時間をかけ、3月になるとオープン戦が始まった。慌ただしかったため、選手個々の能力をじっくり見極める時間がなく、春のリーグ戦は新2、3、4年生選手でベンチ入りメンバーを固めることになった。
「1年生は高校の時の実力を見ていない上、現状の力も把握できていない。すでに在学している選手たちの能力を見極めることを優先するので、『申し訳ない、新人戦から頑張ってくれ』と。春は野球部や学校に慣れて、力を蓄えてくれとお願いしました。2年生以上の約80人には『君たちの実力を知りたいので、競争して頑張っていってほしい』と言いました」
今の大学生は高校時代に新型コロナウイルス感染拡大の影響をもろに受けた世代だ。特に4年生は、高校3年時に春夏ともに甲子園大会が中止になり、チームで練習することすら許されない時期があった。
「4年生だけではなく、3年生、2年生も中学時代を含めて何かしらの影響があって、野球をやりたくてもやれなかった。今はもう、ほぼ元に戻ったけれど、そういう若い時に受けたことが普通になってしまっていることもあるんですよ」
たとえば街を歩いていて、困っている人を助けようとしたとき。手を差し伸べる感覚は根付いているものだが「コロナの頃って人に何かをやってはいけなかった。荷物を持ってあげること自体、感染を避けるためにできなかった」と中村監督。「でも、本来はそうじゃない。それはコロナの頃だけの話で、『人としての接し方はこうなんだよ』というのを教えてあげないといけない」。野球を教えつつ、今の選手たちには「付加価値をつけてあげたい」と願っている。
「人って思いやれるんです。その思いやりをなくしたらダメ。これからどんな災難が降りかかってくるのかは分からないけれど、人生を少しでも豊かにしようと思うのなら、人を思いやれること。そういうことを野球を通して伝えることができたらと」
野球を離れたとき、問われるのは人間性
今、白球を追っている学生たちの中には、大学卒業後に野球から離れてしまう者もいる。社会人で野球を続けられたとしても、多くは30、40代で現役を退き、その後、指導者として野球に携われるのは、ほんの一握りだ。
「野球から離れた時に、問われるのは人間性。その先の人生を豊かにしていこうと思うと、自分自身がどうであるかによって大きく変わってきます。勝つためのこと、優勝するためのことだけで学生たちと接するのではなく、少しでもそういうことを感じられる学生や社会人になってほしいんです。今、彼らにこういう話をしてもピンと来ないと思いますけどね」
そもそも、なぜ中村監督は大阪学院大の指揮を執ることになったのか。天理高校の監督として脂が乗り始めた頃、どうして違う世界に飛び込んだのか。実は前々から、自身の進退について熟考してきたのだという。
「僕は天理で16年ほど嘱託職員としてやってきたんです。達(孝太、現・北海道日本ハムファイターズ)がエースで選抜ベスト4に進んだ年、夏の奈良大会で負けた後から、『そろそろ今後のことについて考えていこう』と思っていました。そうしたら翌年の戸井(零士、現・阪神タイガース)らの年に春夏連続で甲子園に出られて、『もうひと踏ん張りかな』と思った後、正規雇用に切り替えて65歳の定年まで天理のスポーツのサポートをやってほしいというお話をいただきました」
当初はその話を引き受けるつもりだった。ただ、天理高校の監督を離れることが正式に決まった後、「すでにいくつかの高校や大学から指導者のオファーがありました。企業から人材育成に関するポストでの依頼もあったんです」。それまではすべて断っていたが、再度、誘いを受けていた大学から話を聞いてみることにした。
決め手となった辻盛英一監督からの熱心な誘い
その中で決めたのが大阪学院大だった。辻盛英一・元監督(現・大阪学院大高監督)からの熱心な誘いが大きかったのだと言う。
「僕が天理大の監督時代、辻盛さんが監督をしていた大阪市立大(現・大阪公立大)とオープン戦をよくやっていて、付き合いもあったんです。辻盛さんからは、『高校と大学できちんと話ができる関係性を持つ中村さんに来てほしい』と何度も連絡をいただきました。(低迷しているチームを)立て直す、というところも含めて、大阪学院大さんが自分に合っているのかなと思いました。本来は昨年末ぐらいからグラウンドに行けたら良かったんですけれど、野球部の監督を引き受けさせてもらう返事をした後に、色んな手続きや関係各所と話をするのに時間がかかってしまって、(正式就任が)2月になってしまったんです」
大阪学院大高は今春の大阪府大会で履正社と大阪桐蔭を破って初優勝を果たすなど、勢いに乗っている。「近くで頑張っている姿を見ていたのでうれしかったですね。高校もレベルが上がって、大学でも続けようと思う子が1人でも増えてくれたらいいですね。この春も(大阪学院大高から)5人、選手が上がってきてくれたので、今後もそういう流れが続いていけば」と期待している。
「僕は天理高校で育って、社会に出て、天理大、天理高校で監督をさせてもらいました。その経験があったから大阪学院大でやれていると思っています。でも、過去にこうだったから、とかにこだわっているようでは務まらない。後ろを見ないようにしています」
これまでも選手目線で進めてきたチーム作り
天理高校の監督になった直後も、同じような立ち振る舞いを見せていた。元プロ野球選手という肩書がある以上、実力至上主義に偏りがちになるのではと思われてしまっていた。しかし、中村監督は選手間でベンチ入りメンバーを決め、新型コロナウイルス感染拡大の影響で春の甲子園が中止になった際は選手の前で涙を流し、常に選手目線でチーム作りをしてきた。
何より物腰が柔らかく、人間味のある言動が目につく。自身の経歴よりも、選手らとの向き合い方を大事にし、今では指導者としての存在感を強く示している。新天地での戦いは、これからが本番だ。
「まだ選手間の厳しさが足りないですね。周りに悪い意味で気を使っているようなところが見えるんです。たとえば選手間でメンバーを決める時に、下級生で力のある子が上級生に遠慮して、力がなくても上の子を選ぶようではダメ。下級生でも『こいつの方が力はあるから、こいつが試合に出てほしい』と言えるようにならないと。そうなった時に試合に出られなかった上級生が、現実を受け止めて努力する。そこからいい競争ができてチーム内が活性化できる。そういうチームをめざしていきます」
夏は関東圏の大学とオープン戦を組み、さらに活性化させていく。6月で56歳になった中村監督が、大阪学院大をどんな集団に変えていくのか。秋の関西六大学リーグ戦は、ピンストライプのユニホームから目が離せない。
⚾岩手さんへ
そうでしたか・・・貴重な休日、しょっぱい試合観戦で時間を潰してしまい申し訳ないような・・・・・。
和歌山では僕が帰宅した直後に1時間46mmの豪雨が襲ったらしく、大阪も深夜に同じくらい降ったらしくあるいは試合開始が遅れるか???と思いましたが、定刻よりも4分早く試合にこぎつけサイドノックでお茶を濁してました。
書店に大阪大会展望号があり立ち読みしましたが、大商学園は秋・春ともに初戦で0-10の6回コールド負けと勝てないどころか1点も取っていないので・・・・・。
エース・松井は昨夏も投げていたし、ショート宇野は去年1年生ながらセカンドを守り箕面学園戦で痛恨のエラーをやらかしそこから大量失点で2-12の6回コールド負けを喰らうシーンを思い出しましたが元気に出場してました。
相手のワセダは110人ほど部員がいるようだし、春は4回戦進出で6-7の敗戦と知り、「なんとか9回まで試合ができたら・・・」と願いはただ1つでしたね。
1回戦の大教大池田戦を見る限り、打者は大振りしまくっていたし、エースも突然制球を乱すなどピリっとしていなかったので。
幸いこっちは2戦目。相手は初戦だったので硬さがあったかもしれないです。
運よく2試合連続後攻で昨夏のようなサヨナラコールド負けの可能性はなくなったし、ロースコアの接戦に持ち込んでワンチャンス活かしてなんとか・・・という形は作れました。
初回2死から3番打者に右中間突破のスリーベースを喰らいつつも無失点に抑えたのがなにより。
3回裏2死1・2塁のチャンスに先制できたら勝機はあったかもしれませんが、とにかく打てないので昨夏・今夏と2度目撃した得意の???ダブルスチールを仕掛けてもよかったのではと。
4・5・6回と失点しましたが、大崩れしなかったし7回だったかセンター後方のフライ落球に中継ミスで1死3塁の大ピンチを無失点で凌げたのも大きかった!
相手が四死球やエラーもなく鉄壁の守りでムダな走者を許してくれなかったし、2安打完封負けを覚悟していたら8・9回に反撃してくれたので溜飲が下がりました。
今大会初登板で5回2失点にまとめた背番号3の4番打者はまだ2年生だし、初戦で9回リリーフした背番号11も2年生なんで、早すぎる新チーム結成なんで彼らの頑張りでまず秋の公式戦1勝を期待ですね!!
P・S 住之江公園駅から地上に上がると和歌山大会第1試合終盤でした。
部員10人の和歌山南陵が4-0とリードしそのまま逃げ切りました。
前の校歌はかわいいお嬢さんが歌っていたのでアレも好きでしたがhttps://www.youtube.com/watch?v=w9ZjkTgPl_0
しかし、新校歌・・・・賛否両論あると思いますが、紀三井寺で流れました。仮に甲子園に出たら熱闘甲子園スタッフが食らいつくでしょうね!!
https://www.youtube.com/watch?v=f0u1C4Fpu5o
6日目第1試合 紀北農芸-和歌山南陵 9:01~11:03
一二三四五六七八九十計HE
紀北農芸000000000 045
南 陵21010000X 491
6日目第2試合 智弁和歌山-笠田 11:46~13:23
一二三四五六七八九十計HE
笠 田0000000 022
和 智 弁0003202x 7120
6日目第3試合 和歌山工-桐蔭 14:05~16:12
一二三四五六七八九十計HE
和歌山工000000000 053
桐 蔭02000200X 461
⚾今日の主な試合結果
大阪大会2回戦 早稲田摂3-0大商学園
⚾明日の和歌山大会組み合わせ(7日目 2回戦)
☆ 09:00~ 近大 新宮- 箕 島
11:30~ 和歌山高専- 南 部
📝『チーム宏鈴』結成20年9ヶ月
6月の1ヶ月間・・・のべ243人の方々から閲覧履歴があり1191アクセスしていただき感謝申し上げます。
コロナに泣いた2020・コロナに負けた2021は野球観戦が思うようにできておらず、先行き不透明で暗中模索の日々でした・・・・・。ようやく昨春5類移行で世の中の流れが変わり、今ではあの騒動は一体何だったのかと!?
例年ならば春季近畿大会決勝戦~夏の大阪大会開幕日まで約1ヶ月何もない空白の期間が生じますが、今年は運よく
6/ 8 軟式近畿大会 くら寿司堺
6/16 さわかみ関西独立リーグ 紀三 井寺
6/29 リニューアルイベント ウイ ンク
と梅雨入りの大幅遅れもあり、随所に球場通いを果たしました。
それから、今年も昨夏に勝るとも劣らない史上最高の猛暑!日射病・熱中症などには充分気をつけて、水分補給や適度な休息をとって無理のないように気をつけましょうね!そして突然の夕立にも要注意ですよ!!
7月の観戦履歴&今後の予定は・・・
6日 ダイム伊勢 三 重大会 1回戦 2試合
13日 住 之 江 大阪 大会 1回戦 1試合
15日 紀三 井寺 和歌山大会 2回戦 3試合
16日 住 之 江 大阪 大会 2回戦 1試合
21日 紀三 井寺 和歌山大会 3回戦 3試合
22日 紀三 井寺 和歌山大会 3回戦 3試合
(ルートイン海南での宿泊観戦)
26日 佐藤薬品S 奈 良大会 準決勝 2試合
27日 倉敷 MS 岡 山大会 準決勝 2試合
29日 紀三 井寺 和歌山大会 決勝戦 1試合
となっております。マスクや検温なしで気軽に野球観戦する日が復活した喜びを感じて。
💙しつこく💚しぶとく💜泥臭く💛 今日もこれからもずっと・・・「誰からも愛される」というよりも「誰かに慕われる」掲示板目指して間もなくwox掲示板新体制移行後2周年引き続きアットホームな雰囲気でやっていきたいのでお願いします!!
📝「セオリーを無視したら得点できない」選手層の厚さ感じた智弁和歌山
https://news.yahoo.co.jp/articles/ffe5801c2617b6b42b3ac3ac9bb9c73d7ca6dc9c
■智弁和歌山前監督 高嶋仁の目
(16日、第106回全国高校野球選手権和歌山大会2回戦 智弁和歌山7―0笠田)
高校野球のセオリーを無視したらなかなか得点できないことを改めて感じさせられた試合でした。智弁和歌山は二回に1死満塁で投手が打席に立ちました。野手であれば強攻策もありますが、ここはスクイズで先取点を取ることも考えられた場面。しかし、セカンドゴロ併殺で好機を逃しました。
笠田は四回に無死二塁の好機を作りました。ここでのセオリーは送りバントなどで走者を三塁に進めることですが、セカンドライナーで二塁走者が戻れず併殺。その次の打者が大きなライトフライを打っているだけに惜しまれます。
智弁和歌山は四回に先頭打者の奥雄大選手(2年)のホームランで先制し、1年生の松本虎太郎選手のホームランなどで得点を重ねました。ただ、二回の好機に得点していればもっと早く大量点が入っていたかもしれません。七回には2死満塁から途中出場の井口恒星選手(3年)が左翼への大きな当たりでコールド勝ちを収めました。井口選手は守備もバッティングも良い選手と聞いています。選手層の厚さを感じます。
敗れはしましたが笠田は積極的な攻撃で、速い球に対応していました。良い当たりもみられ、練習の成果がしっかり出ていたと思います。
☝珍し!レゲエ校歌!部員10人の和歌山南陵が初戦突破「甲子園でも歌いたい」渡辺蓮主将
https://news.yahoo.co.jp/articles/224079478a2b960e314b3f7c221a22834f091bf8
<高校野球和歌山大会:和歌山南陵4-0紀北農芸>◇16日◇2回戦◇和歌山市紀三井寺
部員が3年生のみ10人の和歌山南陵は、投打がかみ合って白星発進した。
2-0で迎えた2回裏の攻撃前に球場スピーカーから全国的に珍しいレゲエの新校歌が流れた。冒頭「イェイイェイイェーイ~」で始まり、「一歩前へ 今」「泥だらけのスニーカー 履いて旅しようぜ」などメッセージ性のある歌詞が続いた。他校とは一線を画した新しい風を吹かせた直後、先頭打者の7番山塚虎大朗外野手(3年)が左越えにソロ本塁打を放ち、リードを広げた。8回には、唯一の控え、畑中公平投手(3年)が代打起用され、全10選手が出場した。
投手は2人で無四球完封リレー。先発した松下光輝投手(3年)は8回で113球を投げ、4安打無失点、12三振を奪い、自己最速の143キロをマークした。9回は右翼で先発した山塚が打者3人で片付けて試合を締めた。初回には先制適時打も放った松下は「球数が多かったけど、初戦で力んだ」とし、レゲエ校歌については「今日は歌詞を間違えたらやばい」と試合後はドキドキしながら歌い終えた。
学校再建に向けて、今春、甲斐三樹彦理事長は「子どもたちに興味を持ってもらえる」との思いから校歌を変更。レゲエの曲調で、歌手の横川翔、INFINITY16、WARSANが制作した。同校ホームページでは新校歌のお披露目ライブの模様が紹介されている。
現在は経営難などが理由で新規生徒の募集は停止中で、全校生徒は3年生のみ18人となっている。部活動は野球部10人のほか、6人でインターハイ出場を決めたバスケットボール部、吹奏楽部の2人。
野球部は昨夏18人で2年続けて4強入りし、10人になった昨秋は準々決勝、春は3回戦敗退だった。
主将の渡辺蓮捕手(3年)は、遊撃で先発して6回から本職のマスクをかぶった。「僕らにしか歌えない歌詞。甲子園でもこの歌を歌って、全国に校歌を広めたい」と誓った。
「和歌山南陵校歌」 ※夏の大会用(一部抜粋)
作詞 横川翔 WARSAN
作曲 INFINITY16
一歩前へ 今
手を繋ぎやれること
一歩前へ 今
夢掴め 今今今
一歩前へ
進もう笑おう
一歩前へ 一歩前へ
一歩 一歩ずつ進め
泥だらけのスニーカー
履いて旅しようぜ
くだらないことも
笑いに変えようぜ
たくさんの希望に
胸ならしてこうよ
仲間と腕組んで
夢掴み羽ばたけ
✌紀北農芸応援席の夏の風物詩“トウモロコシ踊り”東農大の大根踊りをオマージュ
https://news.yahoo.co.jp/articles/a91aaf507ee8eec5c7dcb0b437d326f53e6e226c
<高校野球和歌山大会:和歌山南陵4-0紀北農芸>◇16日◇2回戦◇和歌山市紀三井寺
紀北農芸(和歌山)には夏の風物詩「トウモロコシ踊り」がある。谷晋作監督(34)の母校東農大の大根踊りをオマージュし、チャンス限定で手に持ちながら、応援を盛り上げる。この日、1年生が必修授業で育てたトウモロコシが応援に一役買いました!
☝攻守で導いた主将、初戦突破でも反省 「一戦必勝」桐蔭・淡路選手
https://vk.sportsbull.jp/koshien/articles/ASS7J3RCLS7JOXIE008M.html
(16日、第106回全国高校野球選手権和歌山大会2回戦 桐蔭4―0和歌山工)
桐蔭が初戦を苦しみながら勝利した。チームを引っ張ったのは淡路文太主将(3年)だ。
「どの球が来ても、思い切って振る」。二回裏、先頭打者として左翼線を破る二塁打を放ち、2点先制につなげた。
捕手としても、五回表2死満塁の場面で焦る中尾綾佑投手(2年)に駆け寄り、「気にしなくていい。自分を信じて投げてこい」とアドバイス。次の打者を一ゴロに打ち取り、無失点で切り抜けた。
「(毎回のように)先頭打者を出塁させてしまった」と反省も忘れない。「甲子園を目指して、一戦必勝」と気を引き締めた。
👣「うそつきの監督でごめんなさい」 益田東のラストミーティング
https://news.yahoo.co.jp/articles/77c868184aa0d5e08d2c8eb9a835b34f911f9c81
(16日、第106回全国高校野球選手権島根大会2回戦 出雲商2―1益田東)
大庭敏文監督(益田東) きょう負けるつもりはなかったから。全く何も考えてなくて、久々にぼーっとしている。
俺が言えることは2点だけ。1点目は、ベンチに入れなくても、しっかり応援してくれた。入れてやれなくて申し訳なかった。元気に高校野球を続けてくれてありがとう。
2点目は、非常に申し訳ないというか、うそつきの監督でごめんなさい。絶対、絶対、大丈夫とおまえたちに伝えて。3年生、ごめん。だれも悪くない、みんな、ようやった。
📝大阪学院大・中村良二監督(下)野球を通じ、思いやりを教える「付加価値をつけたい」
https://news.yahoo.co.jp/articles/5b398d8374981e5a949dcd18190c741e11007465
コロナ禍の影響を受けた世代との接し方
監督就任当初の2月は環境整備に時間をかけ、3月になるとオープン戦が始まった。慌ただしかったため、選手個々の能力をじっくり見極める時間がなく、春のリーグ戦は新2、3、4年生選手でベンチ入りメンバーを固めることになった。
「1年生は高校の時の実力を見ていない上、現状の力も把握できていない。すでに在学している選手たちの能力を見極めることを優先するので、『申し訳ない、新人戦から頑張ってくれ』と。春は野球部や学校に慣れて、力を蓄えてくれとお願いしました。2年生以上の約80人には『君たちの実力を知りたいので、競争して頑張っていってほしい』と言いました」
今の大学生は高校時代に新型コロナウイルス感染拡大の影響をもろに受けた世代だ。特に4年生は、高校3年時に春夏ともに甲子園大会が中止になり、チームで練習することすら許されない時期があった。
「4年生だけではなく、3年生、2年生も中学時代を含めて何かしらの影響があって、野球をやりたくてもやれなかった。今はもう、ほぼ元に戻ったけれど、そういう若い時に受けたことが普通になってしまっていることもあるんですよ」
たとえば街を歩いていて、困っている人を助けようとしたとき。手を差し伸べる感覚は根付いているものだが「コロナの頃って人に何かをやってはいけなかった。荷物を持ってあげること自体、感染を避けるためにできなかった」と中村監督。「でも、本来はそうじゃない。それはコロナの頃だけの話で、『人としての接し方はこうなんだよ』というのを教えてあげないといけない」。野球を教えつつ、今の選手たちには「付加価値をつけてあげたい」と願っている。
「人って思いやれるんです。その思いやりをなくしたらダメ。これからどんな災難が降りかかってくるのかは分からないけれど、人生を少しでも豊かにしようと思うのなら、人を思いやれること。そういうことを野球を通して伝えることができたらと」
野球を離れたとき、問われるのは人間性
今、白球を追っている学生たちの中には、大学卒業後に野球から離れてしまう者もいる。社会人で野球を続けられたとしても、多くは30、40代で現役を退き、その後、指導者として野球に携われるのは、ほんの一握りだ。
「野球から離れた時に、問われるのは人間性。その先の人生を豊かにしていこうと思うと、自分自身がどうであるかによって大きく変わってきます。勝つためのこと、優勝するためのことだけで学生たちと接するのではなく、少しでもそういうことを感じられる学生や社会人になってほしいんです。今、彼らにこういう話をしてもピンと来ないと思いますけどね」
そもそも、なぜ中村監督は大阪学院大の指揮を執ることになったのか。天理高校の監督として脂が乗り始めた頃、どうして違う世界に飛び込んだのか。実は前々から、自身の進退について熟考してきたのだという。
「僕は天理で16年ほど嘱託職員としてやってきたんです。達(孝太、現・北海道日本ハムファイターズ)がエースで選抜ベスト4に進んだ年、夏の奈良大会で負けた後から、『そろそろ今後のことについて考えていこう』と思っていました。そうしたら翌年の戸井(零士、現・阪神タイガース)らの年に春夏連続で甲子園に出られて、『もうひと踏ん張りかな』と思った後、正規雇用に切り替えて65歳の定年まで天理のスポーツのサポートをやってほしいというお話をいただきました」
当初はその話を引き受けるつもりだった。ただ、天理高校の監督を離れることが正式に決まった後、「すでにいくつかの高校や大学から指導者のオファーがありました。企業から人材育成に関するポストでの依頼もあったんです」。それまではすべて断っていたが、再度、誘いを受けていた大学から話を聞いてみることにした。
決め手となった辻盛英一監督からの熱心な誘い
その中で決めたのが大阪学院大だった。辻盛英一・元監督(現・大阪学院大高監督)からの熱心な誘いが大きかったのだと言う。
「僕が天理大の監督時代、辻盛さんが監督をしていた大阪市立大(現・大阪公立大)とオープン戦をよくやっていて、付き合いもあったんです。辻盛さんからは、『高校と大学できちんと話ができる関係性を持つ中村さんに来てほしい』と何度も連絡をいただきました。(低迷しているチームを)立て直す、というところも含めて、大阪学院大さんが自分に合っているのかなと思いました。本来は昨年末ぐらいからグラウンドに行けたら良かったんですけれど、野球部の監督を引き受けさせてもらう返事をした後に、色んな手続きや関係各所と話をするのに時間がかかってしまって、(正式就任が)2月になってしまったんです」
大阪学院大高は今春の大阪府大会で履正社と大阪桐蔭を破って初優勝を果たすなど、勢いに乗っている。「近くで頑張っている姿を見ていたのでうれしかったですね。高校もレベルが上がって、大学でも続けようと思う子が1人でも増えてくれたらいいですね。この春も(大阪学院大高から)5人、選手が上がってきてくれたので、今後もそういう流れが続いていけば」と期待している。
「僕は天理高校で育って、社会に出て、天理大、天理高校で監督をさせてもらいました。その経験があったから大阪学院大でやれていると思っています。でも、過去にこうだったから、とかにこだわっているようでは務まらない。後ろを見ないようにしています」
これまでも選手目線で進めてきたチーム作り
天理高校の監督になった直後も、同じような立ち振る舞いを見せていた。元プロ野球選手という肩書がある以上、実力至上主義に偏りがちになるのではと思われてしまっていた。しかし、中村監督は選手間でベンチ入りメンバーを決め、新型コロナウイルス感染拡大の影響で春の甲子園が中止になった際は選手の前で涙を流し、常に選手目線でチーム作りをしてきた。
何より物腰が柔らかく、人間味のある言動が目につく。自身の経歴よりも、選手らとの向き合い方を大事にし、今では指導者としての存在感を強く示している。新天地での戦いは、これからが本番だ。
「まだ選手間の厳しさが足りないですね。周りに悪い意味で気を使っているようなところが見えるんです。たとえば選手間でメンバーを決める時に、下級生で力のある子が上級生に遠慮して、力がなくても上の子を選ぶようではダメ。下級生でも『こいつの方が力はあるから、こいつが試合に出てほしい』と言えるようにならないと。そうなった時に試合に出られなかった上級生が、現実を受け止めて努力する。そこからいい競争ができてチーム内が活性化できる。そういうチームをめざしていきます」
夏は関東圏の大学とオープン戦を組み、さらに活性化させていく。6月で56歳になった中村監督が、大阪学院大をどんな集団に変えていくのか。秋の関西六大学リーグ戦は、ピンストライプのユニホームから目が離せない。
⚾岩手さんへ
そうでしたか・・・貴重な休日、しょっぱい試合観戦で時間を潰してしまい申し訳ないような・・・・・。
和歌山では僕が帰宅した直後に1時間46mmの豪雨が襲ったらしく、大阪も深夜に同じくらい降ったらしくあるいは試合開始が遅れるか???と思いましたが、定刻よりも4分早く試合にこぎつけサイドノックでお茶を濁してました。
書店に大阪大会展望号があり立ち読みしましたが、大商学園は秋・春ともに初戦で0-10の6回コールド負けと勝てないどころか1点も取っていないので・・・・・。
エース・松井は昨夏も投げていたし、ショート宇野は去年1年生ながらセカンドを守り箕面学園戦で痛恨のエラーをやらかしそこから大量失点で2-12の6回コールド負けを喰らうシーンを思い出しましたが元気に出場してました。
相手のワセダは110人ほど部員がいるようだし、春は4回戦進出で6-7の敗戦と知り、「なんとか9回まで試合ができたら・・・」と願いはただ1つでしたね。
1回戦の大教大池田戦を見る限り、打者は大振りしまくっていたし、エースも突然制球を乱すなどピリっとしていなかったので。
幸いこっちは2戦目。相手は初戦だったので硬さがあったかもしれないです。
運よく2試合連続後攻で昨夏のようなサヨナラコールド負けの可能性はなくなったし、ロースコアの接戦に持ち込んでワンチャンス活かしてなんとか・・・という形は作れました。
初回2死から3番打者に右中間突破のスリーベースを喰らいつつも無失点に抑えたのがなにより。
3回裏2死1・2塁のチャンスに先制できたら勝機はあったかもしれませんが、とにかく打てないので昨夏・今夏と2度目撃した得意の???ダブルスチールを仕掛けてもよかったのではと。
4・5・6回と失点しましたが、大崩れしなかったし7回だったかセンター後方のフライ落球に中継ミスで1死3塁の大ピンチを無失点で凌げたのも大きかった!
相手が四死球やエラーもなく鉄壁の守りでムダな走者を許してくれなかったし、2安打完封負けを覚悟していたら8・9回に反撃してくれたので溜飲が下がりました。
今大会初登板で5回2失点にまとめた背番号3の4番打者はまだ2年生だし、初戦で9回リリーフした背番号11も2年生なんで、早すぎる新チーム結成なんで彼らの頑張りでまず秋の公式戦1勝を期待ですね!!
P・S 住之江公園駅から地上に上がると和歌山大会第1試合終盤でした。
部員10人の和歌山南陵が4-0とリードしそのまま逃げ切りました。
前の校歌はかわいいお嬢さんが歌っていたのでアレも好きでしたがhttps://www.youtube.com/watch?v=w9ZjkTgPl_0
しかし、新校歌・・・・賛否両論あると思いますが、紀三井寺で流れました。仮に甲子園に出たら熱闘甲子園スタッフが食らいつくでしょうね!!
https://www.youtube.com/watch?v=f0u1C4Fpu5o
⚾今日の和歌山大会試合結果(2回戦)
5日目第1試合 耐久-有田中央・貴志川・串本古座連合 9:01~10:53
一二三四五六七八九十計HE
有 貴 串1000000 124
耐 久3101201x 883
5日目第2試合 向陽-新宮・新翔連合 11:35~14:28
一二三四五六七八九十計HE
新宮新翔201241000 10152
向 陽010011110 5121
5日目第3試合 田辺-市和歌山 15:10~17:33
一二三四五六七八九十計HE
市和歌山000000000 062
田 辺01100301X 6110
⚾明日の和歌山大会組み合わせ(6日目 2回戦)
☆ 09:00~ 紀北 農芸-和歌山南陵
11:30~ 智弁和歌山- 笠 田
14:00~ 和歌 山工- 桐 蔭
⚾明日の注目カード
大阪大会2回戦 住之江球場 12:00~ 大商 学園-早稲田摂陵
☝田辺が因縁の相手・市和歌山に快勝 春夏出場へ好発進
https://news.yahoo.co.jp/articles/1f19ee380d21a05bac1068f71994a6477b2d5665
◇全国高校野球選手権和歌山大会2回戦 田辺6―0市和歌山(2024年7月15日 紀三井寺球場)
春夏連続出場を目指す田辺が昨夏代表の市和歌山を一蹴した。投げてはエース・寺西邦右投手が6安打されながらも市和歌山打線を完封。打線は11安打で効果的に加点して6―0の快勝だった。
田辺は市和歌山と新チームになって3度目の対戦。秋は準々決勝で9―2とコールド勝ちして選抜出場への勢いに変えた。春も準々決勝で当たってタイブレーク10回に4点を奪われて3―6と力尽きた因縁の相手。寺西は「夏に借りを返そうと思っていた」と胸を張った。
田中格監督は「寺西がいつものように粘りのピッチングで。ピンチになるとギアを上げて抑えてくれた。元々メンタルは強いが、体も強くなっている」とその成長ぶりに目を細める。「(6―0は)全く予想していなかった。選手には暑いから2時間辛抱しろよと声をかけたくらい」と話した。4番・山本陣世遊撃手(3年)は2本の二塁打で2打点の活躍だったが「(市和歌山に)こんなにきれいに勝てるとは…」と少し驚いたように笑っていた。
主将の山本結翔三塁手(3年)は「市和歌山とは決着をつけたいと思っていたし、勝って良かった。センバツで星稜に負けてから常に甲子園を意識している。あの舞台でやりたい」ときっぱり。春は“最強の21世紀枠”として出場した。夏切符は戦国・和歌山を勝ちきって奪う。
👣昨夏王者の市和歌山が初戦敗退 左手薬指骨折から復帰した麹家桜介は涙「僕の力不足」
https://news.yahoo.co.jp/articles/bd87ef5205a1c4b4452e20cf5ad37b80d001403a
昨夏王者の市和歌山が、田辺に完敗して初戦で散った。
1年生右腕の丹羽涼介投手を先発に抜てきし、4回2失点と粘投も、リリーフ陣が田辺打線につかまった。打線も幾度と訪れたチャンスで得点につなげることができなかった。
昨夏の甲子園にも出場した麹家桜介捕手(3年)は、6回の守備から途中出場。今春の和歌山大会期間中に打撃妨害をした際に左手の薬指を骨折し、そこから約2カ月ぶりの実戦復帰だった。
試合後は目に涙を浮かべて言葉を詰まらせながら「今日、最後試合に出してもらって、今まで高1の秋から背番号2をもらって、4番も打たせてもらって、やっぱり最後の最後で逆転したかったんですけど、僕の力不足。もっとチームとして頑張っていきたかった気持ちはあります」。高校生活最後の打席となった8回1死一塁からは左前打をマーク。「打席でも後悔なくフルスイングすることを決めていたので、最後に後悔はないです」と胸を張った。
✌新宮・新翔の記念すべき1勝に幸運を運ぶ「ヤモリ」記録員あり! 引地主将と臨む最後の夏
https://news.yahoo.co.jp/articles/9353c8783af8a8a930a67bff7789fa712d9641b5
◆第106回全国高校野球選手権和歌山大会▽2回戦 新宮・新翔10―5向陽(15日・紀三井寺)
今年から連合チームを組む新宮・新翔が、記念すべき夏1勝を記録した。新宮の「矢守」咲月マネジャー(3年)は記録員としてベンチ入りし、戦況を見守った。
「みんな自分の力を出してくれたかな」と笑顔で勝利を振り返った矢守さんは自身も小4から小6まで、3年間の野球経験を持つ。那智勝浦少年野球クラブでプレーし、主将の引地とはチームメートだった。小学校卒業と共に野球からは離れ、「高校でもはじめは野球部にはいるつもりもなかった」という矢守さんに高校入学時、声をかけたのが引地だった。「一緒に勝とう」。入部してから、打撃マシンのボール入れ、ランニングのタイムキーパー、補食には、おにぎりとゆで卵を1人2つずつ用意するなど、他のマネジャーたちと献身的に選手をサポートし続けてきた。
そんな矢守さんに主将も「練習から視野が広くて、選手にもズバッと言えるメンタルを持っている。矢守の存在は僕にとってめちゃくちゃ大きいです」と全幅の信頼を置く。
「やもり」と聞くと、どうしても爬虫類の「家守」を思い浮かべる。“家を守る”と書き、見かけると幸福を運ぶと言われている縁起のいい生き物だ。次戦の相手は今春21世紀枠でセンバツに出場した田辺。「甲子園、甲子園って言いながら毎日一緒に練習してたんで、他のチームに負けんぐらいみんな一致団結しています」と引地は自信を口にし、矢守さんは「みんなが最後まで全力でやってくれたら自分はそれでうれしいです」と優しいまなざしでナインの活躍を願った。引地の誘いで始まった、幼なじみ2人の高校野球最終章。連合の「やもり」と主将の活躍で、次もチームに幸福をもたらす。
☝選抜出場の耐久がコールド発進 冷水孝輔が7回1失点「夏は自分が引っ張っていく」
https://news.yahoo.co.jp/articles/9a146ecfdc9fcae658c9d948c1e2c18bd99f5a1b
第106回全国高校野球選手権大会和歌山大会(15日、耐久8×-1有田中央、貴志川、串本古座連合チーム=七回コールド、紀三井寺)
選抜大会に出場した耐久が2回戦(初戦)を突破。序盤から効率よく得点を重ねて8安打8得点で七回コールド勝利を収め、春夏連続の甲子園出場に向けて第一関門をクリアした。
昨秋の近畿大会4強に導いた右腕・冷水孝輔投手(3年)が先発して1人で投げ、最速141キロを計測して7回2安打1失点。自己最速の142キロには届かなかったが、夏の初戦から力強い球を投げ込んだ。
「130キロ台後半を七回までずっと出せたのは体力がついてきたからと思う。これから試合を重ねるにつれてどんどん成長していけば自己最速はいける」
一回、味方の失策2つからノーヒットで1点先制を許したが、二回以降はカットボール、縦のスライダーが冴えて7三振を奪った。無四球だったが「逆球が多かった。高さが浮いていたので、そういうところは今後命取りになってくる。もっと制球力を上げたい」とさらなる精度向上を自身に課した。
創部119年で甲子園初出場となった選抜大会では1回戦の中央学院(千葉)戦で7回を投げて13安打を浴びて7失点し、悔しい初戦敗退となった。「ふがいない投球でチームが負けてしまった。夏は自分がチームを引っ張って堂々とした投球をできれば」ともう一度甲子園を目指す。
中部学院大の投手としてプレーする兄・秀輔投手(3年)はリリーフ投手としてチームに貢献。昨秋の神宮大会に続き、今春も東海地区を勝ち抜いて全日本大学選手権に出場した。「投球動画もいろいろ見ながら自分も盗めるところは盗んでいきたい」と尊敬する兄の投球も〝教材〟にしている。
兄・秀輔も耐久でエースを担い、3年時の2021年夏は小園(現DeNA)、松川(現ロッテ)のバッテリーを擁した市和歌山に準々決勝で敗れた。弟として「兄に負けたくない気持ちはあるが、自分は自分の投球をできるように。あと4試合、一つひとつ自分のできる投球をしたい」と全力で腕を振るつもりだ。
📝「君たちが会社の採用担当だったら……」天理高校から転じた中村良二監督、大阪学院大学で進める〝改革〟
https://news.yahoo.co.jp/articles/481e27297e5854b462f3a7d5e35e34a475b196e4?page=1
今回の連載「監督として生きる」は今季から大阪学院大学で指揮を執っている中村良二監督(56)です。天理高校出身で、プロの世界でも11年間プレー。母校の監督を務めた後、今年2月10日から大阪学院大の監督に就任しました。2回連載の前編は、これまでの指導者キャリアとの違いや手の届くところから進める〝改革〟についてです。
「これだけ短期間でチームは変わるのか」と驚き
今春の関西六大学リーグ戦最終節を終え、ベンチを引き揚げた中村監督にリーグ5位となった初めてのシーズンについて尋ねると、丁寧な語り口でこう振り返った。
「一言で言えば学生たちはよくやったと思います。結果は2勝9敗でしたけれど、2勝以上の試合内容もあったし、9敗しましたけれど、9敗の中でも良い経験ができた9敗だったと思うので、僕の思う以上にしっかりした11試合をやってくれたと思います。『これだけ短期間でチームは変わるのか』とびっくりしています。選手らは『勝ちたい、うまくなりたい』と。そういう気持ちを持っているんだと感じさせられました」
天理高校時代は主将として1986年夏の甲子園で優勝。近鉄と阪神で計11年間プレーするなど、関西の野球ファンの記憶に刻まれてきた選手でもある。現役引退後は少年野球チームを指導し、2008年8月から天理大学の監督となった。その後、14年2月に天理高校のコーチとなり、15年8月に監督就任。17年夏、21年春と甲子園でベスト4に進出するなど、計4回、母校を聖地に導いた。
コーチ時代も含めると、10年近くになる母校での指導を離れて今年2月、大学野球界へ10年ぶりに復帰する運びとなった。
気持ちと行動一つで環境は変えられる
大阪学院大が加盟している関西六大学リーグは近年、大阪商業大学が圧倒的な強さを誇っている。そこへ好投手をそろえる大阪経済大学や京都産業大学などが追随している。この構図は、中村監督がかつて天理大で指導していた頃の阪神大学リーグによく似ているという。
「大商大さんや大経大さんが、僕がいた時の阪神大学リーグで言えば、投手力の高い関西国際大さんや大阪体育大さん。龍谷大さんや京産大さんが、大産大さんみたいな……。あれから10年以上経って、投手のレベルは今の方がかなり上がっていますけれど、それでも当時の関西国際大さんや大阪体育大さんの投手力はかなり高かったですよ」
中村監督が天理大の監督に就任した当時は2部に所属していた。翌春のリーグ戦で1部昇格を果たすと、13年春には1部優勝を果たし、全日本大学野球選手権で1勝を挙げた。
大阪学院大は近年のリーグ戦で4位が2度、5位が今春を含めて4度、6位は2度と低迷が続いているが、天理大の監督就任当時も2部だったため、当時のことがよく頭の中をよぎるという。
「天理高校のコーチに就任した頃も2年連続で甲子園に出場できなかったですし、僕はそういう巡り合わせに遭う運命なのかなと(苦笑)。ただ、大阪学院大の現状のレベルから、周りの大学をどう追い越していけるかを考えていくと、天理大時代のことは役立っているんです」
その一つが、気持ちと行動一つで環境を変えられるという考え方だ。「試合は相手がいることなので、いつ勝てるのか分からないですが、勝てるチームになるには、環境がまとまらないとなれないと思っているんです。うちは練習時間が短いので、その中で効率良く練習していく。全体練習でもミスを許さない雰囲気の中で、ミスが出てもそれを補えるチーム力をつけていく。そういう環境に学生たちが浸透していけば、おのずと強いチームになっていけると思います」
全国大会に出て「恥ずかしくないチーム」をめざし
春のリーグ戦後、11試合分のスコアをすべて分析し、敗因を探った。失点したのは27イニング。そのうち19イニングで四球とエラーが絡んでいた。
「エラーと四球を減らすだけで失点は減らせる。じゃあ、減らすにはどうすればいいのか。練習の環境を変えていけば、そこはクリアできる。そういう部分に目を向けて練習をしていこうと言いました」
中村がまず着目したのが〝まとまり〟だった。監督就任以降もそれまで通りに統制を重んじる中、どうしても気になることがあった。
「練習で着用するチームのTシャツが、うちは水色、白、紺と3色あるんですけれど、練習のたびに各学年が着ていた色がバラバラだったんです。まるで合同チームみたいで……。大阪学院大はチームカラーが紺。それをベースにウェアを着た方がいいと思っています。僕は統一感を気にするんですよ。色がバラバラだとちょっと手を抜いているような雰囲気にも見えてしまって……」
選手たちには「君たちが会社の採用担当だったら、こんな統一感のない、やる気も見えない練習をしている学生を採用したいと思う? 今、それに近いよ」と伝えた。すると翌日からは、同じ色のTシャツを着て練習するようになった。「アップの雰囲気も良くなったんです」と早速手応えを感じた。
手が届くところから改革を進め、ミーティングを重ねることで、それまでやる気を表に出さなかった選手たちも、少しずつ同じ方向を向くようになった。
「以前は練習を無断で休んだり、遅刻したりする選手が多かったんです。でも、社会に出れば、それはあるまじき行為。今は、ちゃんとやろうとする学生が普通になって、やらない学生が浮いて見えるくらいになりました。そういう子たちを切り離すのは簡単だけれど、『みんなでしっかり良い形を作れるようにしよう』という話もしました」
根底には、大阪学院大が全国大会に進んだときに「恥ずかしくない野球部にしたい」という思いがある。「礼儀、行動から、プレー、実力も含めて。『個々の責任のもとで、大学生らしくもっともっと考えて行動しないといけないね』と。そういう話をすればするほど、チーム内の雰囲気が変わっていくのを感じました」
平日の全体練習が朝7時からになる理由
天理大学と天理高校では、部員全員が寮生活を送っていた。全員が生活をともにしていれば、たとえば練習の開始時間を決めただけで、練習前のグラウンド整備の開始時間も足並みをそろえやすい。ただ、大阪学院大は野球部の寮がなく、通学生がほとんどで、一般の寮や下宿生活をしているのは3、4割。授業との兼ね合いや付属の大阪学院大高校が練習でグラウンドを使う影響もあり、平日の全体練習は朝7時から行っている。そもそも全員一斉に早朝からグラウンド整備をするのが難しい。
「朝7時から練習するとなると、グラウンドには6時45分ごろには到着しなくてはなりません。遠方から来る学生もいますから、全員で一緒に、とはいかないんです。その後9時には授業が始まるので、抜けてしまう学生が出てきます」
授業の空きコマ時間に、自主練習をする学生もいて「どうしてもバラバラになりやすいんです」。天理時代とは異なり、ここでは様々な制限の中で野球を続けることが求められる。「目標を達成しようと思うのなら、それぞれの意識が高くないと難しいんですよね」。中村監督は、選手の意識向上が何より大事だと感じている。
⚾岩手さんへ
荒川商・羽田工は全く知りませんが。。。。。伊都はやはり、伊都高校~近畿大学で投手として活躍されその後、農業しながら監督一筋43年センバツ3度出場し、3人の娘さん全員同校野球部マネージャーだった窪田 博監督が思い出されます!!
なぜかしら試合中いつもバッティンググローブとリストバンドを外さず、観戦するたびにカラーが違ってました。
たまにベンチ奥から怒号を浴びせるとすかさずネット裏最後列に控えている常連のおいやんから「お~~~い弟子が吠えたぞ―――!!」と。
鉄仮面のようにいつも仏頂面で白い歯を見たことがないですが、1度だけ・・・94年秋奈良・鴻ノ池球場の近畿大会で敷地が狭すぎるので、ベンチ裏を出て観客の前でインタビューや写真撮影してましたが、写真撮影の折に誰かが「おーい。オッサンちょっとは笑えや!!」と言われて苦笑されたときくらいかな?
WBS和歌山放送の高校野球解説でおなじみの福田浩二さんも同じ学歴のようです。
近江はセンバツのエース・西山がヒジ痛でベンチ外だし、多賀監督が熱中症の疑い???で苦しいですね。
⚾SHIONOMISAKIさんへ
茨城~福島遠征お疲れさまでした。
茨城はともかく、福島は関西と比べてかなり涼しく避暑ができたのでは?と察します。
僕は本日4時起床4時50分出発で僕だけの聖地・紀三井寺球場へこの夏初参戦。心配された雨も11:45~12:15頃にパラついた程度で傘の出番はなしと。
しかし、早朝4時の時点で新聞取りに家から出るとスチームサウナに入ったような蒸し暑さで、、、紀三井寺駅から球場まで約3km歩いて前列2列目の真ん中座席確保してホッとしたのか?意識を失いかけましたね・・・・・。
幸いアルプススタンド通路下・トイレ横に昨年までなかったスポットクーラーで涼んで息を吹き返し3校連合・2校連合のアルプスでアクエリアスのペットボトル計2本いただきなんとか第3試合だけスコア付けできました。
雨予報で11時から断続的に降るはずが。。。奈良・滋賀は影響あったらしいですが、傘の出番なしと。
審判も人の子なんでさすがに連合チームや少人数チームには優しいですね。自分らも1イニングごとに給水しているし。
春の近畿大会で球審が天理の捕手に「おい、聞いとるんか~~~」とシコる場面も耳にしましたが、手元のスコアブック見ていたので何に対してブチキレていたのかは不明です。
給水タイムは兵庫で数年前から3・7回終了後に2分程度とってますね。もうちょっと時間欲しいところですが!
クーリングタイム10分間はなぜかしらやたらに長く感じます。。。
伊勢に行った折には2回経験して、昼ご飯のことを考えたら第2試合で5回終了8-0で踏みとどまり「10分間のクーリングタイムを行います」とうぐいす嬢がアナウンスしたのを心の中で「もういいよ!!」と毒づいてしまいました(笑)
紀三井寺でも今年は曇天でも律儀にやってますね。トレイへの往復は3~4分あればできるので、そこから先がヒマですね。。。スコア付けていない時は意味もなく外野芝生席をブラブラしてました。
兵庫高野連も最終試合の5回終了後には無料開放してますね。たしか大阪も同じだったはず。
「3回裏、〇〇高校の得点は3点です。」というのは鳥取か島根でも得点時のみアナウンスあったかなと記憶してます。
5日目第1試合 耐久-有田中央・貴志川・串本古座連合 9:01~10:53
一二三四五六七八九十計HE
有 貴 串1000000 124
耐 久3101201x 883
5日目第2試合 向陽-新宮・新翔連合 11:35~14:28
一二三四五六七八九十計HE
新宮新翔201241000 10152
向 陽010011110 5121
5日目第3試合 田辺-市和歌山 15:10~17:33
一二三四五六七八九十計HE
市和歌山000000000 062
田 辺01100301X 6110
⚾明日の和歌山大会組み合わせ(6日目 2回戦)
☆ 09:00~ 紀北 農芸-和歌山南陵
11:30~ 智弁和歌山- 笠 田
14:00~ 和歌 山工- 桐 蔭
⚾明日の注目カード
大阪大会2回戦 住之江球場 12:00~ 大商 学園-早稲田摂陵
☝田辺が因縁の相手・市和歌山に快勝 春夏出場へ好発進
https://news.yahoo.co.jp/articles/1f19ee380d21a05bac1068f71994a6477b2d5665
◇全国高校野球選手権和歌山大会2回戦 田辺6―0市和歌山(2024年7月15日 紀三井寺球場)
春夏連続出場を目指す田辺が昨夏代表の市和歌山を一蹴した。投げてはエース・寺西邦右投手が6安打されながらも市和歌山打線を完封。打線は11安打で効果的に加点して6―0の快勝だった。
田辺は市和歌山と新チームになって3度目の対戦。秋は準々決勝で9―2とコールド勝ちして選抜出場への勢いに変えた。春も準々決勝で当たってタイブレーク10回に4点を奪われて3―6と力尽きた因縁の相手。寺西は「夏に借りを返そうと思っていた」と胸を張った。
田中格監督は「寺西がいつものように粘りのピッチングで。ピンチになるとギアを上げて抑えてくれた。元々メンタルは強いが、体も強くなっている」とその成長ぶりに目を細める。「(6―0は)全く予想していなかった。選手には暑いから2時間辛抱しろよと声をかけたくらい」と話した。4番・山本陣世遊撃手(3年)は2本の二塁打で2打点の活躍だったが「(市和歌山に)こんなにきれいに勝てるとは…」と少し驚いたように笑っていた。
主将の山本結翔三塁手(3年)は「市和歌山とは決着をつけたいと思っていたし、勝って良かった。センバツで星稜に負けてから常に甲子園を意識している。あの舞台でやりたい」ときっぱり。春は“最強の21世紀枠”として出場した。夏切符は戦国・和歌山を勝ちきって奪う。
👣昨夏王者の市和歌山が初戦敗退 左手薬指骨折から復帰した麹家桜介は涙「僕の力不足」
https://news.yahoo.co.jp/articles/bd87ef5205a1c4b4452e20cf5ad37b80d001403a
昨夏王者の市和歌山が、田辺に完敗して初戦で散った。
1年生右腕の丹羽涼介投手を先発に抜てきし、4回2失点と粘投も、リリーフ陣が田辺打線につかまった。打線も幾度と訪れたチャンスで得点につなげることができなかった。
昨夏の甲子園にも出場した麹家桜介捕手(3年)は、6回の守備から途中出場。今春の和歌山大会期間中に打撃妨害をした際に左手の薬指を骨折し、そこから約2カ月ぶりの実戦復帰だった。
試合後は目に涙を浮かべて言葉を詰まらせながら「今日、最後試合に出してもらって、今まで高1の秋から背番号2をもらって、4番も打たせてもらって、やっぱり最後の最後で逆転したかったんですけど、僕の力不足。もっとチームとして頑張っていきたかった気持ちはあります」。高校生活最後の打席となった8回1死一塁からは左前打をマーク。「打席でも後悔なくフルスイングすることを決めていたので、最後に後悔はないです」と胸を張った。
✌新宮・新翔の記念すべき1勝に幸運を運ぶ「ヤモリ」記録員あり! 引地主将と臨む最後の夏
https://news.yahoo.co.jp/articles/9353c8783af8a8a930a67bff7789fa712d9641b5
◆第106回全国高校野球選手権和歌山大会▽2回戦 新宮・新翔10―5向陽(15日・紀三井寺)
今年から連合チームを組む新宮・新翔が、記念すべき夏1勝を記録した。新宮の「矢守」咲月マネジャー(3年)は記録員としてベンチ入りし、戦況を見守った。
「みんな自分の力を出してくれたかな」と笑顔で勝利を振り返った矢守さんは自身も小4から小6まで、3年間の野球経験を持つ。那智勝浦少年野球クラブでプレーし、主将の引地とはチームメートだった。小学校卒業と共に野球からは離れ、「高校でもはじめは野球部にはいるつもりもなかった」という矢守さんに高校入学時、声をかけたのが引地だった。「一緒に勝とう」。入部してから、打撃マシンのボール入れ、ランニングのタイムキーパー、補食には、おにぎりとゆで卵を1人2つずつ用意するなど、他のマネジャーたちと献身的に選手をサポートし続けてきた。
そんな矢守さんに主将も「練習から視野が広くて、選手にもズバッと言えるメンタルを持っている。矢守の存在は僕にとってめちゃくちゃ大きいです」と全幅の信頼を置く。
「やもり」と聞くと、どうしても爬虫類の「家守」を思い浮かべる。“家を守る”と書き、見かけると幸福を運ぶと言われている縁起のいい生き物だ。次戦の相手は今春21世紀枠でセンバツに出場した田辺。「甲子園、甲子園って言いながら毎日一緒に練習してたんで、他のチームに負けんぐらいみんな一致団結しています」と引地は自信を口にし、矢守さんは「みんなが最後まで全力でやってくれたら自分はそれでうれしいです」と優しいまなざしでナインの活躍を願った。引地の誘いで始まった、幼なじみ2人の高校野球最終章。連合の「やもり」と主将の活躍で、次もチームに幸福をもたらす。
☝選抜出場の耐久がコールド発進 冷水孝輔が7回1失点「夏は自分が引っ張っていく」
https://news.yahoo.co.jp/articles/9a146ecfdc9fcae658c9d948c1e2c18bd99f5a1b
第106回全国高校野球選手権大会和歌山大会(15日、耐久8×-1有田中央、貴志川、串本古座連合チーム=七回コールド、紀三井寺)
選抜大会に出場した耐久が2回戦(初戦)を突破。序盤から効率よく得点を重ねて8安打8得点で七回コールド勝利を収め、春夏連続の甲子園出場に向けて第一関門をクリアした。
昨秋の近畿大会4強に導いた右腕・冷水孝輔投手(3年)が先発して1人で投げ、最速141キロを計測して7回2安打1失点。自己最速の142キロには届かなかったが、夏の初戦から力強い球を投げ込んだ。
「130キロ台後半を七回までずっと出せたのは体力がついてきたからと思う。これから試合を重ねるにつれてどんどん成長していけば自己最速はいける」
一回、味方の失策2つからノーヒットで1点先制を許したが、二回以降はカットボール、縦のスライダーが冴えて7三振を奪った。無四球だったが「逆球が多かった。高さが浮いていたので、そういうところは今後命取りになってくる。もっと制球力を上げたい」とさらなる精度向上を自身に課した。
創部119年で甲子園初出場となった選抜大会では1回戦の中央学院(千葉)戦で7回を投げて13安打を浴びて7失点し、悔しい初戦敗退となった。「ふがいない投球でチームが負けてしまった。夏は自分がチームを引っ張って堂々とした投球をできれば」ともう一度甲子園を目指す。
中部学院大の投手としてプレーする兄・秀輔投手(3年)はリリーフ投手としてチームに貢献。昨秋の神宮大会に続き、今春も東海地区を勝ち抜いて全日本大学選手権に出場した。「投球動画もいろいろ見ながら自分も盗めるところは盗んでいきたい」と尊敬する兄の投球も〝教材〟にしている。
兄・秀輔も耐久でエースを担い、3年時の2021年夏は小園(現DeNA)、松川(現ロッテ)のバッテリーを擁した市和歌山に準々決勝で敗れた。弟として「兄に負けたくない気持ちはあるが、自分は自分の投球をできるように。あと4試合、一つひとつ自分のできる投球をしたい」と全力で腕を振るつもりだ。
📝「君たちが会社の採用担当だったら……」天理高校から転じた中村良二監督、大阪学院大学で進める〝改革〟
https://news.yahoo.co.jp/articles/481e27297e5854b462f3a7d5e35e34a475b196e4?page=1
今回の連載「監督として生きる」は今季から大阪学院大学で指揮を執っている中村良二監督(56)です。天理高校出身で、プロの世界でも11年間プレー。母校の監督を務めた後、今年2月10日から大阪学院大の監督に就任しました。2回連載の前編は、これまでの指導者キャリアとの違いや手の届くところから進める〝改革〟についてです。
「これだけ短期間でチームは変わるのか」と驚き
今春の関西六大学リーグ戦最終節を終え、ベンチを引き揚げた中村監督にリーグ5位となった初めてのシーズンについて尋ねると、丁寧な語り口でこう振り返った。
「一言で言えば学生たちはよくやったと思います。結果は2勝9敗でしたけれど、2勝以上の試合内容もあったし、9敗しましたけれど、9敗の中でも良い経験ができた9敗だったと思うので、僕の思う以上にしっかりした11試合をやってくれたと思います。『これだけ短期間でチームは変わるのか』とびっくりしています。選手らは『勝ちたい、うまくなりたい』と。そういう気持ちを持っているんだと感じさせられました」
天理高校時代は主将として1986年夏の甲子園で優勝。近鉄と阪神で計11年間プレーするなど、関西の野球ファンの記憶に刻まれてきた選手でもある。現役引退後は少年野球チームを指導し、2008年8月から天理大学の監督となった。その後、14年2月に天理高校のコーチとなり、15年8月に監督就任。17年夏、21年春と甲子園でベスト4に進出するなど、計4回、母校を聖地に導いた。
コーチ時代も含めると、10年近くになる母校での指導を離れて今年2月、大学野球界へ10年ぶりに復帰する運びとなった。
気持ちと行動一つで環境は変えられる
大阪学院大が加盟している関西六大学リーグは近年、大阪商業大学が圧倒的な強さを誇っている。そこへ好投手をそろえる大阪経済大学や京都産業大学などが追随している。この構図は、中村監督がかつて天理大で指導していた頃の阪神大学リーグによく似ているという。
「大商大さんや大経大さんが、僕がいた時の阪神大学リーグで言えば、投手力の高い関西国際大さんや大阪体育大さん。龍谷大さんや京産大さんが、大産大さんみたいな……。あれから10年以上経って、投手のレベルは今の方がかなり上がっていますけれど、それでも当時の関西国際大さんや大阪体育大さんの投手力はかなり高かったですよ」
中村監督が天理大の監督に就任した当時は2部に所属していた。翌春のリーグ戦で1部昇格を果たすと、13年春には1部優勝を果たし、全日本大学野球選手権で1勝を挙げた。
大阪学院大は近年のリーグ戦で4位が2度、5位が今春を含めて4度、6位は2度と低迷が続いているが、天理大の監督就任当時も2部だったため、当時のことがよく頭の中をよぎるという。
「天理高校のコーチに就任した頃も2年連続で甲子園に出場できなかったですし、僕はそういう巡り合わせに遭う運命なのかなと(苦笑)。ただ、大阪学院大の現状のレベルから、周りの大学をどう追い越していけるかを考えていくと、天理大時代のことは役立っているんです」
その一つが、気持ちと行動一つで環境を変えられるという考え方だ。「試合は相手がいることなので、いつ勝てるのか分からないですが、勝てるチームになるには、環境がまとまらないとなれないと思っているんです。うちは練習時間が短いので、その中で効率良く練習していく。全体練習でもミスを許さない雰囲気の中で、ミスが出てもそれを補えるチーム力をつけていく。そういう環境に学生たちが浸透していけば、おのずと強いチームになっていけると思います」
全国大会に出て「恥ずかしくないチーム」をめざし
春のリーグ戦後、11試合分のスコアをすべて分析し、敗因を探った。失点したのは27イニング。そのうち19イニングで四球とエラーが絡んでいた。
「エラーと四球を減らすだけで失点は減らせる。じゃあ、減らすにはどうすればいいのか。練習の環境を変えていけば、そこはクリアできる。そういう部分に目を向けて練習をしていこうと言いました」
中村がまず着目したのが〝まとまり〟だった。監督就任以降もそれまで通りに統制を重んじる中、どうしても気になることがあった。
「練習で着用するチームのTシャツが、うちは水色、白、紺と3色あるんですけれど、練習のたびに各学年が着ていた色がバラバラだったんです。まるで合同チームみたいで……。大阪学院大はチームカラーが紺。それをベースにウェアを着た方がいいと思っています。僕は統一感を気にするんですよ。色がバラバラだとちょっと手を抜いているような雰囲気にも見えてしまって……」
選手たちには「君たちが会社の採用担当だったら、こんな統一感のない、やる気も見えない練習をしている学生を採用したいと思う? 今、それに近いよ」と伝えた。すると翌日からは、同じ色のTシャツを着て練習するようになった。「アップの雰囲気も良くなったんです」と早速手応えを感じた。
手が届くところから改革を進め、ミーティングを重ねることで、それまでやる気を表に出さなかった選手たちも、少しずつ同じ方向を向くようになった。
「以前は練習を無断で休んだり、遅刻したりする選手が多かったんです。でも、社会に出れば、それはあるまじき行為。今は、ちゃんとやろうとする学生が普通になって、やらない学生が浮いて見えるくらいになりました。そういう子たちを切り離すのは簡単だけれど、『みんなでしっかり良い形を作れるようにしよう』という話もしました」
根底には、大阪学院大が全国大会に進んだときに「恥ずかしくない野球部にしたい」という思いがある。「礼儀、行動から、プレー、実力も含めて。『個々の責任のもとで、大学生らしくもっともっと考えて行動しないといけないね』と。そういう話をすればするほど、チーム内の雰囲気が変わっていくのを感じました」
平日の全体練習が朝7時からになる理由
天理大学と天理高校では、部員全員が寮生活を送っていた。全員が生活をともにしていれば、たとえば練習の開始時間を決めただけで、練習前のグラウンド整備の開始時間も足並みをそろえやすい。ただ、大阪学院大は野球部の寮がなく、通学生がほとんどで、一般の寮や下宿生活をしているのは3、4割。授業との兼ね合いや付属の大阪学院大高校が練習でグラウンドを使う影響もあり、平日の全体練習は朝7時から行っている。そもそも全員一斉に早朝からグラウンド整備をするのが難しい。
「朝7時から練習するとなると、グラウンドには6時45分ごろには到着しなくてはなりません。遠方から来る学生もいますから、全員で一緒に、とはいかないんです。その後9時には授業が始まるので、抜けてしまう学生が出てきます」
授業の空きコマ時間に、自主練習をする学生もいて「どうしてもバラバラになりやすいんです」。天理時代とは異なり、ここでは様々な制限の中で野球を続けることが求められる。「目標を達成しようと思うのなら、それぞれの意識が高くないと難しいんですよね」。中村監督は、選手の意識向上が何より大事だと感じている。
⚾岩手さんへ
荒川商・羽田工は全く知りませんが。。。。。伊都はやはり、伊都高校~近畿大学で投手として活躍されその後、農業しながら監督一筋43年センバツ3度出場し、3人の娘さん全員同校野球部マネージャーだった窪田 博監督が思い出されます!!
なぜかしら試合中いつもバッティンググローブとリストバンドを外さず、観戦するたびにカラーが違ってました。
たまにベンチ奥から怒号を浴びせるとすかさずネット裏最後列に控えている常連のおいやんから「お~~~い弟子が吠えたぞ―――!!」と。
鉄仮面のようにいつも仏頂面で白い歯を見たことがないですが、1度だけ・・・94年秋奈良・鴻ノ池球場の近畿大会で敷地が狭すぎるので、ベンチ裏を出て観客の前でインタビューや写真撮影してましたが、写真撮影の折に誰かが「おーい。オッサンちょっとは笑えや!!」と言われて苦笑されたときくらいかな?
WBS和歌山放送の高校野球解説でおなじみの福田浩二さんも同じ学歴のようです。
近江はセンバツのエース・西山がヒジ痛でベンチ外だし、多賀監督が熱中症の疑い???で苦しいですね。
⚾SHIONOMISAKIさんへ
茨城~福島遠征お疲れさまでした。
茨城はともかく、福島は関西と比べてかなり涼しく避暑ができたのでは?と察します。
僕は本日4時起床4時50分出発で僕だけの聖地・紀三井寺球場へこの夏初参戦。心配された雨も11:45~12:15頃にパラついた程度で傘の出番はなしと。
しかし、早朝4時の時点で新聞取りに家から出るとスチームサウナに入ったような蒸し暑さで、、、紀三井寺駅から球場まで約3km歩いて前列2列目の真ん中座席確保してホッとしたのか?意識を失いかけましたね・・・・・。
幸いアルプススタンド通路下・トイレ横に昨年までなかったスポットクーラーで涼んで息を吹き返し3校連合・2校連合のアルプスでアクエリアスのペットボトル計2本いただきなんとか第3試合だけスコア付けできました。
雨予報で11時から断続的に降るはずが。。。奈良・滋賀は影響あったらしいですが、傘の出番なしと。
審判も人の子なんでさすがに連合チームや少人数チームには優しいですね。自分らも1イニングごとに給水しているし。
春の近畿大会で球審が天理の捕手に「おい、聞いとるんか~~~」とシコる場面も耳にしましたが、手元のスコアブック見ていたので何に対してブチキレていたのかは不明です。
給水タイムは兵庫で数年前から3・7回終了後に2分程度とってますね。もうちょっと時間欲しいところですが!
クーリングタイム10分間はなぜかしらやたらに長く感じます。。。
伊勢に行った折には2回経験して、昼ご飯のことを考えたら第2試合で5回終了8-0で踏みとどまり「10分間のクーリングタイムを行います」とうぐいす嬢がアナウンスしたのを心の中で「もういいよ!!」と毒づいてしまいました(笑)
紀三井寺でも今年は曇天でも律儀にやってますね。トレイへの往復は3~4分あればできるので、そこから先がヒマですね。。。スコア付けていない時は意味もなく外野芝生席をブラブラしてました。
兵庫高野連も最終試合の5回終了後には無料開放してますね。たしか大阪も同じだったはず。
「3回裏、〇〇高校の得点は3点です。」というのは鳥取か島根でも得点時のみアナウンスあったかなと記憶してます。
ぎりぎりの登録人数で試合するチームありますけど、
選手が負傷で倒れこんだりすると心配になりますね。
棄権試合になったら嫌だしね。
茨城大会と福島大会をみてきましたが。
審判員も攻守交代では急かすけど、人数少ないチーム
へは流石に急かさないなあ。捕手の防具も捕手一人で
付けるので時間かかるけど一応待ってくれるし。
給水タイムは賛成、観客はトイレタイムだし、
スコアラーも一球も見逃さず記録付けられるから。
茨城交通さんも三重交通さん並みに高校野球観戦者
向けのサービス充実してますね。笠間市民球場へ
行ったときは助かりました。また、帰りの便は
試合終了10分後出発に合わせてダイヤを調整して
いただいて。
地方大会で高野連の運営も地方によってバラバラ
なのも興味深いです。茨城大会の笠間では第三試合中
すでに入場門開放してたし、福島大会白河では
ずっと再入場のチェックしてたし。
試合前にチームの先生主将が事前打ち合わせや
メンバー表の本部席への持参するアナウンスありますが、
茨城大会では応援団の代表者も本部席へ来るように
アナウンスありましたね。
福島大会会場では得点経過のアナウンスもありました。
「1回表、〇〇高校の得点はありません。」とか
「3回裏、〇〇高校の得点は3点です。」とかいった
具合に。昔はスコアボードなかったときの名残り
ですかね。
選手が負傷で倒れこんだりすると心配になりますね。
棄権試合になったら嫌だしね。
茨城大会と福島大会をみてきましたが。
審判員も攻守交代では急かすけど、人数少ないチーム
へは流石に急かさないなあ。捕手の防具も捕手一人で
付けるので時間かかるけど一応待ってくれるし。
給水タイムは賛成、観客はトイレタイムだし、
スコアラーも一球も見逃さず記録付けられるから。
茨城交通さんも三重交通さん並みに高校野球観戦者
向けのサービス充実してますね。笠間市民球場へ
行ったときは助かりました。また、帰りの便は
試合終了10分後出発に合わせてダイヤを調整して
いただいて。
地方大会で高野連の運営も地方によってバラバラ
なのも興味深いです。茨城大会の笠間では第三試合中
すでに入場門開放してたし、福島大会白河では
ずっと再入場のチェックしてたし。
試合前にチームの先生主将が事前打ち合わせや
メンバー表の本部席への持参するアナウンスありますが、
茨城大会では応援団の代表者も本部席へ来るように
アナウンスありましたね。
福島大会会場では得点経過のアナウンスもありました。
「1回表、〇〇高校の得点はありません。」とか
「3回裏、〇〇高校の得点は3点です。」とかいった
具合に。昔はスコアボードなかったときの名残り
ですかね。
没収試合になった学校物語。
荒川商は芸人のみやぞんの母校だったと思います。3年夏は4回戦、5回戦かは忘れましたが、強豪国士舘が最後になったはずです。テレビ番組で見たので中々の投手だったみたいですよ!高校野球雑誌に載っていたらしいが私は見逃しましたがね。
羽田工はテレビドラマのはいすく-る落書の撮影場所だったとか聞きましたが、ドラマの影響で工業高校のイメージダウンでいまだに再放送、DVDなどの話が駄目みたいで同世代だった残念ですね。
ただモデルの学校は勢多農林です。
伊都高校懐かしいな!あの年の帝京は予選でタッチアップで得点するとコールドになって控えメンバーのテストが出来なからとやめた?や日南学園戦だった思うけど捕手に体当たりがわざとやったのではとか、系列大学病院の問題などで応援団が来なかった年じゃなかった私の記憶が正しければね!
近江は赤鬼に苦しむも退治したね!
徳島のブルーは今年も甲子園出場の夢は来年以降に。
三重大会で徳風相手に高専157キロ披露スカウト陣に凄いアピールに!
荒川商は芸人のみやぞんの母校だったと思います。3年夏は4回戦、5回戦かは忘れましたが、強豪国士舘が最後になったはずです。テレビ番組で見たので中々の投手だったみたいですよ!高校野球雑誌に載っていたらしいが私は見逃しましたがね。
羽田工はテレビドラマのはいすく-る落書の撮影場所だったとか聞きましたが、ドラマの影響で工業高校のイメージダウンでいまだに再放送、DVDなどの話が駄目みたいで同世代だった残念ですね。
ただモデルの学校は勢多農林です。
伊都高校懐かしいな!あの年の帝京は予選でタッチアップで得点するとコールドになって控えメンバーのテストが出来なからとやめた?や日南学園戦だった思うけど捕手に体当たりがわざとやったのではとか、系列大学病院の問題などで応援団が来なかった年じゃなかった私の記憶が正しければね!
近江は赤鬼に苦しむも退治したね!
徳島のブルーは今年も甲子園出場の夢は来年以降に。
三重大会で徳風相手に高専157キロ披露スカウト陣に凄いアピールに!
⚾今日の和歌山大会試合結果(2回戦)
4日目第1試合 田辺工-神島 9:02~11:39
一二三四五六七八九十計HE
田 辺 工0101200002671
神 島0020000110475
4日目第2試合 和歌山東-南部龍神 12:22~13:46
一二三四五六七八九十計HE
南部龍神00000 031
和歌山東13132x 10151
4日目第3試合 橋本-県和歌山 14:27~16:25
一二三四五六七八九十計HE
県和歌山200001000 371
橋 本020000000 260
⚾明日の和歌山大会組み合わせ(5日目 2回戦)
☆ 09:00~ 耐 久 -有貴串連合
☆☆ 11:30~ 向 陽 -新宮/新翔
☆☆☆ 14:00~ 田 辺 -市和 歌山
🎁テレビ和歌山 「めざせ甲子園 高校野球ハイライト」
https://vk.sportsbull.jp/koshien/video/abc/localbroadcast_movie/wakayama/koya106_localbroadcast_movie_wakayama_2024_2.html
7月13日大会3日目和歌山大会1回戦
初芝橋本 10−3 慶 風(7回コールド)
日 高 5−1 粉 河
【特集】
和歌山県高野連西上会長、高津理事長に聞く
💢まさかの事態で無念の没収試合も…夏の甲子園、地方大会「ギリギリの部員数」で戦った学校物語
https://news.yahoo.co.jp/articles/dfb00a6088b4e207e1f9f7fdb0142f6d6cdcfac7?page=1
夏の甲子園出場をかけた地方大会の熱戦もたけなわ。現在は部員が8人以下の学校同士による連合チームも認められているが、過去には部員9人ギリギリで大会に出場したチームが、試合中のアクシデントで人数不足になり、没収試合が適用されたケースもあった。
学校再編で閉校が決まり、部員9人で最後の夏にチャレンジしたチームが、没収試合という形で無念の幕切れを迎えたのが、2016年の和歌山大会だ。
センバツに3度出場し、1995年には同年夏の甲子園優勝校・帝京を1対0で下した輝かしい球歴を持つ伊都は、少子化と学区制廃止による生徒の減少から、15年から紀の川との統合校・伊都中央として再編され、16年度限りで閉校が決まった。
前年秋、3年生の引退後、残った7人の部員も一時は5人まで減ったが、森口幸太主将を中心に、必死に勧誘を続けた結果、新たに野球経験者が入部。「最後の夏、絶対に1勝して、支えてきた人に校歌を聴いてもらおう」を合言葉に、バスケット部からの助っ人1人も加えた全員3年生の9人ギリギリで県大会に出場した。
そして迎えた初戦(2回戦)の耐久戦、アクシデントが起きたのは、1対8とリードされた5回裏2死の守備中だった。ショートを守っていた柴田寿幸が突然足をつり、グラウンドに倒れ込んだ。熱中症の症状を起こしており、急きょ担架で運ばれた。
治療を受けている間、伊都の応援スタンドでは、生徒や父母が校歌を合唱し、歌い終えると、「頑張れ、柴田!」「戻って来い、柴田!」のエールを贈った。さらに耐久応援団からも「頑張れ、柴田!」の声援が沸き起こった。
だが、約20分後、「全身痙攣のような状態で、このまま試合に出場しつづけると生死に関わる」という理学療法士の判断をもとに、和歌山では戦後初の没収試合となり、規定により、伊都は0対9で敗れた。
試合終了後、整列して一礼する8人の選手たちには、スタンドから惜しみない拍手と「ようやった」「ありがとう」の声援が贈られた。
同校の養田晋一監督は「最後の大会というプレッシャーを支えきれなかった僕の責任。最後まで試合をさせてあげたかった」と悔やみながらも、「彼らが必死になってやっている姿は感動しました」と語っていた。
ベンチに控え選手が残っていたのに、負傷したのが守りの要のキーマンだったことから、断腸の思いの没収試合となったのが、94年の荒川商だ。
東東京大会1回戦、羽田工戦、部員11人で出場した荒川商は、3回2死二塁、中前安打で本塁を突いた二塁走者とクロスプレーになった際に、センターからの返球がそれ、捕手・木村武雄ののどを直撃した。
試合を中断して応急処置を行い、何とかスリーアウトまで漕ぎつけたが、その後、容態が悪化。4回の攻撃中、木村は唾も飲み込めないほど痛みが激しくなり、救急車で病院に搬送された。
この時点でベンチに2人の控え選手が残っていたので、交代すれば、試合続行は可能だった。だが、前年秋は部員わずか2人で、都大会も出場辞退するなど、野球をほとんど経験していない部員が多数を占めるとあって、守備の要である捕手の穴を埋めるのは、あまりにも荷が重過ぎた。
「(控えの)2人は技術的に未熟で、試合に出るのは危険。さらにけが人を出すわけにいかない」という高山昭彦監督の判断で試合続行を断念。荒川商はこの回に2点を返し、スコアは2対34だったが、夏の都大会初の没収試合で0対9の敗戦となった。
この結果、羽田工も大量34得点を記録しながら、本塁打を含む24安打のすべてが幻と消えた。
チームの大黒柱が試合中に両足をつり、交代可能な控え選手もいない。そんなあわや没収試合の危機を回避したばかりでなく、試合にも勝利したのが、19年の都大島だ。
東東京大会2回戦の明大中野戦、大島は5回までに3対0とリードしたが、変則フォームから140キロの速球を投げるエース兼主将の荒田奏斗が打席中に両足をつり、チームメイトに抱えられながら退場するアクシデントに見舞われた。
部員わずか7人の大島は、春の大会でも部員を派遣協力(部員5人以上のチームが他校からの借り受けを含め10人まで登録できるルール)してくれた文京からの3人を加え、10人で試合に臨んでいたが、3回に一塁手を交代していたため、この時点でベンチに控え選手は残っていなかった。
天野一道監督も「荒田がダメなら棄権だなと思いました。ほかの選手は試合で投げていないし、ストライクが入らない」と最悪の事態も覚悟した。
だが、荒田は「自分が行く。後ろに(投手が)いないので、投げ切るつもりでした」と大黒柱の責任感から、約6分の応急治療を受けると、再び打席に立った。
マウンドでは両足をつった状態で思うように投げられず、6回に四死球で無死一、二塁、7回に2死二、三塁、8回に2死二塁と毎回のようにピンチを招くが、バックの好守にも助けられ、151球を一人で投げ抜き、終わってみれば、5対0の5安打完封勝利。ウイニングボールの右飛をガッチリ掴んだ福田悠太郎は、文京からの助っ人であり、混成チームながら抜群のチームワークで見事初戦を突破した。
☟高校野球ベースコーチ「セーフ」のジェスチャーしないで 富山で徹底
ttps://news.yahoo.co.jp/articles/e2cb5bc36df91c5712c03cf634f7358446e36782
第106回全国高校野球選手権富山大会は13日から試合が始まる。今大会で県高野連は、打者や走者が塁に駆け込んだり、滑り込んだりした際、ベースコーチが「セーフ」のジェスチャーや発声をしないよう求めている。マナーアップの一環として徹底するという。
ベースコーチが大きな身ぶりでアピールする光景はかつて、プロ・アマ問わず、よく見られた。一方で「判定は審判に任すべきだ」という意識が浸透し、最近はあまり目にしなくなっている。ただ、完全になくなったわけではない。
今回禁止を呼びかけるきっかけになったのは、春季の県大会や北信越地区大会で、ベースコーチのジェスチャーが複数のチームで見られたことから。県高野連の西田秀幸審判長は「判定は、コーチがするものではない。ジェスチャーで判定が左右されることはなく、むしろ、滑稽に見える」と話す。そのうえで「指示されているわけではなく、どのチームも過去の流れで何となくやっている。もうやめるべき時だと思う」と述べた。
こうした行為の禁止は、富山大会に向けた責任教師・監督会議や、抽選会でも各チーム主将に説明された。4月にあった日本高野連審判規則委員会でも「重点指導事項」のマナーとして挙げられている。兵庫県高野連も「高校野球のマナーとルールを学ぼう」の中で取り上げ、「正規の判定者がいるのに、別の判定者がいるような状況を作り出してはいけません」などと説明している。
実際に富山大会でジェスチャーがあった時はどうするのか。気づいた審判が「次から、やめましょう」と声をかけるという。
📝直線距離1.4キロのライバル校が延長戦 試合後は友人にエール
https://vk.sportsbull.jp/koshien/articles/ASS7G2PNNS7GPXLB001M.html
(14日、第106回全国高校野球選手権和歌山大会2回戦 田辺工6―4神島)
七回2死。神島・吉田大和選手(2年)が打席に立った。目の前には、田辺工・樫本旬夏捕手(2年)が座っている。それまでの2打席は凡退していたが、この打席では初球を引っ張り左前に運んだ。
樫本捕手と同じ東陽中出身。休日には遊びに行く間柄だが、「試合の中では相手が誰かなんて考えない」。そのまま積極的に二塁を狙ったが、アウトになってしまった。
田辺市内にある両校は、JRきのくに線をはさみ、直線で約1・4キロ。練習試合も多く組まれ、春以降は2勝2敗の五分。互いを知り尽くしている。試合後に声を掛け合うこともある。
ライバル校らしく、この日はもつれて延長戦に。ただ自身は、得点には絡めなかった。
「悔しいけれど、樫本にはがんばってもらいたい」。試合後、勝者の友人にエールを送っていた。
💢城南菱創―福知山成美、雨で継続試合に 両校無得点の投手戦
https://news.yahoo.co.jp/articles/9cc08e1e92116ccc098b521507dc9ae226c989cf
(14日、第106回全国高校野球選手権京都大会3回戦 城南菱創―福知山成美)
あやべ・日東精工スタジアムの第2試合、城南菱創―福知山成美は五回表、0―0のまま雨が激しくなり、継続試合となった。雨中の投手戦の決着は15日に持ち越された。
城南菱創の辻川璃人さん(1年)は相手打線について「どこに投げても打たれる気がした」という。それでも直球で押して0点に抑えた。
「変化球が決まらなかったのが反省点といえば反省点。気持ちの面と体調管理を十分にして継続試合に臨みたい」
福知山成美の小沢快心さん(2年)は「ストライクゾーンに投げてどんどん打たせていこうと投げた」と振り返る。
継続試合については「途中からと考えず、一回と考えて投げたい。相手の振ってくれる球とか苦手な場所が分かったので、そこに投げて0点を刻みたい」と話した。
☝大体大浪商が五回コールドで好発進 創部100年にOB張本勲氏「『あっぱれ』と言わせろよ」
https://news.yahoo.co.jp/articles/93761e21fd1555b388814abdede4e4b8c1105687
第106回全国高校野球選手権大会大阪大会 (14日、大体大浪商10×-0桃山学院=五回コールド、シティ信金)初戦に臨んだ大体大浪商が五回コールドで桃山学院に勝ち、3回戦に駒を進めた。硬式野球部の創部100周年を迎えた超名門が順調に滑り出した。
打線は10安打を放ち、守っては無失点の五回コールド勝ち。浪商出身の中村好治監督(70)は夏初戦を戦い終え、感慨深げに語った。
「気持ちが結構入りますね。やっぱり選手と一緒。70歳を超えても新鮮です」
二回までは初戦特有の硬さから得点できなかったが、三回に打者一巡、14人の猛攻で一挙8点を奪った。四回にも1点追加し、五回1死三塁から隅野海祐外野手(3年)の右翼への適時打で10点目を奪い、コールド勝ちを決めた。
指揮官は「今までの2強(大阪桐蔭、履正社)から(優勝を争う)いろんなチームが出てきた。うちもその中の一つになるかなという手応えはある」とうなずいた。
日章学園(宮崎)の監督として同校初の甲子園に導き、その後は三重中京大の監督を経て三重の監督として2014年夏の甲子園準優勝も経験。愛知啓成の指揮をとったのち、昨秋に監督として52年ぶりに母校に帰還した。
昭和30年代~50年代にかけて大阪きっての強豪として甲子園出場は春夏通算36度、優勝は計4度果たした名門。甲子園は春は2002年、夏は牛島和彦、香川伸行のバッテリーで準優勝した1979年以来遠ざかっている。
同校OBで巨人などで歴代最多の通算3085安打をマークした張本勲氏(84)も中村監督を激励。「『あっぱれ』と言わせろよ。『喝』と言わせるな」とハッパをかけ、部員に10俵を超える米やヒレやサーロインの牛肉を大量差し入れしてサポートした。
奥野諦河主将(3年)は「非常においしかったです」と感謝し「甲子園から遠ざかっているので、この100周年という記念の年に甲子園に出ることが、OBや周りの方への一番の恩返し。それを絶対に達成する気持ちを持っています」と力を込めた。
👣関西学院・背番号1でイギリス生まれのウィリアムが先発「忘れられない最高の夏」
https://news.yahoo.co.jp/articles/66a94bd3b27a7cef56f432729725c0b849be0e74
<高校野球兵庫大会:明石商6-2関西学院>◇14日◇3回戦◇明石トーカロ
関西学院先発で背番号1のトーマス・ウィリアム投手(3年)は涙ぐみながらも笑顔だ。
「応援に勇気を与えるようなピッチングをしよう」という心境で臨んだ。イギリス生まれで父はイギリス人、母は日本人。中学から野球を始め、関西学院-明石商の試合を見て関西学院を志望。3回1/3を5失点も試合後は「やりきった。こんなに多くの応援が来てくれて、忘れられない最高の夏になった」と仲間に感謝した。
✌校名を変えた「名古屋たちばな」、春の王者を破る 監督「挑戦者の気持ちで思い切っていけた。選手たちのおかげ」
https://news.yahoo.co.jp/articles/4b3efee5f966c782c92afaace4d983076fab51e9
◇14日 全国高校野球選手権愛知大会3回戦 名古屋たちばな2―1享栄(岡崎レッドダイヤモンドスタジアム)
今春、愛産大工から校名を変えた名古屋たちばながシード校の享栄を撃破。春は名古屋地区予選でコールド負けした相手に雪辱を果たした。
三浦、中島、丹下の3投手の継投で享栄打線を5安打に封じ、1点リードを守り切った。
享栄・大藤監督の中京大中京時代の教え子である鈴木監督は「練習試合ではやられっぱなしで、挑戦者の気持ちで思い切っていけた。選手たちのおかげ」と喜びをかみしめた。
👣ナインぼうぜん…春の愛知王者・享栄、14年ぶり夏の初戦敗退 高校野球
https://news.yahoo.co.jp/articles/8e7ecea10fc2784e909ce3ed81240f71ca9dbe4c
愛知ではシード校が登場し、今春の県大会を制した享栄は初戦で敗退した。
春の王者がいきなり散った。昨夏4回戦で勝った名古屋たちばな(当時は愛産大工)に雪辱され、2010年以来14年ぶりの初戦敗退となった。1点差の緊迫した試合をものにできず、ナインはぼうぜん。一塁ベンチからはおえつが響いた。
大藤敏行監督(62)にとって、相手の鈴木将吾監督は中京大中京時代の教え子。「夏の初戦は厳しい戦いになると予想はしていたが…」と言葉少なに語った。
00年春を最後に甲子園から遠ざかる享栄。今春の県大会は5試合でわずか3失点と堅守が光り、8年ぶりに頂点に立った。この日も先発した2年生エース左腕・小山が5イニングを5安打1失点、2番手の3年生右腕・浜上が4イニングを2安打1失点と好投。堅守は健在だったが、打線が応えられなかった。
1回1死一、三塁で西久保颯内野手(3年)の適時打で1点を先制した後、好機をつくっても一本が出なかった。7回に逆転されても反撃できないまま、終わってみれば5安打に抑え込まれた。「春はバットが低反発に変わってどこも打てなかったが、夏もそうはいかない」と大藤監督。打力不足を敗因とした。
4番に座った西久保は4打数3安打、1打点と気を吐いた。ただ、4回2死一、二塁の場面で、二塁走者だった西久保は左前打で本塁を狙ったが、タッチアウトになった。「あの場面でホームにかえれていたら」と悔やんでも悔やみきれない。それでももう、夏は帰ってこない。「享栄の4番で打てたことに自信を持って上を目指して頑張りたい」。強豪校の誇りを胸に、3年生たちは次のステージへ向かう。
4日目第1試合 田辺工-神島 9:02~11:39
一二三四五六七八九十計HE
田 辺 工0101200002671
神 島0020000110475
4日目第2試合 和歌山東-南部龍神 12:22~13:46
一二三四五六七八九十計HE
南部龍神00000 031
和歌山東13132x 10151
4日目第3試合 橋本-県和歌山 14:27~16:25
一二三四五六七八九十計HE
県和歌山200001000 371
橋 本020000000 260
⚾明日の和歌山大会組み合わせ(5日目 2回戦)
☆ 09:00~ 耐 久 -有貴串連合
☆☆ 11:30~ 向 陽 -新宮/新翔
☆☆☆ 14:00~ 田 辺 -市和 歌山
🎁テレビ和歌山 「めざせ甲子園 高校野球ハイライト」
https://vk.sportsbull.jp/koshien/video/abc/localbroadcast_movie/wakayama/koya106_localbroadcast_movie_wakayama_2024_2.html
7月13日大会3日目和歌山大会1回戦
初芝橋本 10−3 慶 風(7回コールド)
日 高 5−1 粉 河
【特集】
和歌山県高野連西上会長、高津理事長に聞く
💢まさかの事態で無念の没収試合も…夏の甲子園、地方大会「ギリギリの部員数」で戦った学校物語
https://news.yahoo.co.jp/articles/dfb00a6088b4e207e1f9f7fdb0142f6d6cdcfac7?page=1
夏の甲子園出場をかけた地方大会の熱戦もたけなわ。現在は部員が8人以下の学校同士による連合チームも認められているが、過去には部員9人ギリギリで大会に出場したチームが、試合中のアクシデントで人数不足になり、没収試合が適用されたケースもあった。
学校再編で閉校が決まり、部員9人で最後の夏にチャレンジしたチームが、没収試合という形で無念の幕切れを迎えたのが、2016年の和歌山大会だ。
センバツに3度出場し、1995年には同年夏の甲子園優勝校・帝京を1対0で下した輝かしい球歴を持つ伊都は、少子化と学区制廃止による生徒の減少から、15年から紀の川との統合校・伊都中央として再編され、16年度限りで閉校が決まった。
前年秋、3年生の引退後、残った7人の部員も一時は5人まで減ったが、森口幸太主将を中心に、必死に勧誘を続けた結果、新たに野球経験者が入部。「最後の夏、絶対に1勝して、支えてきた人に校歌を聴いてもらおう」を合言葉に、バスケット部からの助っ人1人も加えた全員3年生の9人ギリギリで県大会に出場した。
そして迎えた初戦(2回戦)の耐久戦、アクシデントが起きたのは、1対8とリードされた5回裏2死の守備中だった。ショートを守っていた柴田寿幸が突然足をつり、グラウンドに倒れ込んだ。熱中症の症状を起こしており、急きょ担架で運ばれた。
治療を受けている間、伊都の応援スタンドでは、生徒や父母が校歌を合唱し、歌い終えると、「頑張れ、柴田!」「戻って来い、柴田!」のエールを贈った。さらに耐久応援団からも「頑張れ、柴田!」の声援が沸き起こった。
だが、約20分後、「全身痙攣のような状態で、このまま試合に出場しつづけると生死に関わる」という理学療法士の判断をもとに、和歌山では戦後初の没収試合となり、規定により、伊都は0対9で敗れた。
試合終了後、整列して一礼する8人の選手たちには、スタンドから惜しみない拍手と「ようやった」「ありがとう」の声援が贈られた。
同校の養田晋一監督は「最後の大会というプレッシャーを支えきれなかった僕の責任。最後まで試合をさせてあげたかった」と悔やみながらも、「彼らが必死になってやっている姿は感動しました」と語っていた。
ベンチに控え選手が残っていたのに、負傷したのが守りの要のキーマンだったことから、断腸の思いの没収試合となったのが、94年の荒川商だ。
東東京大会1回戦、羽田工戦、部員11人で出場した荒川商は、3回2死二塁、中前安打で本塁を突いた二塁走者とクロスプレーになった際に、センターからの返球がそれ、捕手・木村武雄ののどを直撃した。
試合を中断して応急処置を行い、何とかスリーアウトまで漕ぎつけたが、その後、容態が悪化。4回の攻撃中、木村は唾も飲み込めないほど痛みが激しくなり、救急車で病院に搬送された。
この時点でベンチに2人の控え選手が残っていたので、交代すれば、試合続行は可能だった。だが、前年秋は部員わずか2人で、都大会も出場辞退するなど、野球をほとんど経験していない部員が多数を占めるとあって、守備の要である捕手の穴を埋めるのは、あまりにも荷が重過ぎた。
「(控えの)2人は技術的に未熟で、試合に出るのは危険。さらにけが人を出すわけにいかない」という高山昭彦監督の判断で試合続行を断念。荒川商はこの回に2点を返し、スコアは2対34だったが、夏の都大会初の没収試合で0対9の敗戦となった。
この結果、羽田工も大量34得点を記録しながら、本塁打を含む24安打のすべてが幻と消えた。
チームの大黒柱が試合中に両足をつり、交代可能な控え選手もいない。そんなあわや没収試合の危機を回避したばかりでなく、試合にも勝利したのが、19年の都大島だ。
東東京大会2回戦の明大中野戦、大島は5回までに3対0とリードしたが、変則フォームから140キロの速球を投げるエース兼主将の荒田奏斗が打席中に両足をつり、チームメイトに抱えられながら退場するアクシデントに見舞われた。
部員わずか7人の大島は、春の大会でも部員を派遣協力(部員5人以上のチームが他校からの借り受けを含め10人まで登録できるルール)してくれた文京からの3人を加え、10人で試合に臨んでいたが、3回に一塁手を交代していたため、この時点でベンチに控え選手は残っていなかった。
天野一道監督も「荒田がダメなら棄権だなと思いました。ほかの選手は試合で投げていないし、ストライクが入らない」と最悪の事態も覚悟した。
だが、荒田は「自分が行く。後ろに(投手が)いないので、投げ切るつもりでした」と大黒柱の責任感から、約6分の応急治療を受けると、再び打席に立った。
マウンドでは両足をつった状態で思うように投げられず、6回に四死球で無死一、二塁、7回に2死二、三塁、8回に2死二塁と毎回のようにピンチを招くが、バックの好守にも助けられ、151球を一人で投げ抜き、終わってみれば、5対0の5安打完封勝利。ウイニングボールの右飛をガッチリ掴んだ福田悠太郎は、文京からの助っ人であり、混成チームながら抜群のチームワークで見事初戦を突破した。
☟高校野球ベースコーチ「セーフ」のジェスチャーしないで 富山で徹底
ttps://news.yahoo.co.jp/articles/e2cb5bc36df91c5712c03cf634f7358446e36782
第106回全国高校野球選手権富山大会は13日から試合が始まる。今大会で県高野連は、打者や走者が塁に駆け込んだり、滑り込んだりした際、ベースコーチが「セーフ」のジェスチャーや発声をしないよう求めている。マナーアップの一環として徹底するという。
ベースコーチが大きな身ぶりでアピールする光景はかつて、プロ・アマ問わず、よく見られた。一方で「判定は審判に任すべきだ」という意識が浸透し、最近はあまり目にしなくなっている。ただ、完全になくなったわけではない。
今回禁止を呼びかけるきっかけになったのは、春季の県大会や北信越地区大会で、ベースコーチのジェスチャーが複数のチームで見られたことから。県高野連の西田秀幸審判長は「判定は、コーチがするものではない。ジェスチャーで判定が左右されることはなく、むしろ、滑稽に見える」と話す。そのうえで「指示されているわけではなく、どのチームも過去の流れで何となくやっている。もうやめるべき時だと思う」と述べた。
こうした行為の禁止は、富山大会に向けた責任教師・監督会議や、抽選会でも各チーム主将に説明された。4月にあった日本高野連審判規則委員会でも「重点指導事項」のマナーとして挙げられている。兵庫県高野連も「高校野球のマナーとルールを学ぼう」の中で取り上げ、「正規の判定者がいるのに、別の判定者がいるような状況を作り出してはいけません」などと説明している。
実際に富山大会でジェスチャーがあった時はどうするのか。気づいた審判が「次から、やめましょう」と声をかけるという。
📝直線距離1.4キロのライバル校が延長戦 試合後は友人にエール
https://vk.sportsbull.jp/koshien/articles/ASS7G2PNNS7GPXLB001M.html
(14日、第106回全国高校野球選手権和歌山大会2回戦 田辺工6―4神島)
七回2死。神島・吉田大和選手(2年)が打席に立った。目の前には、田辺工・樫本旬夏捕手(2年)が座っている。それまでの2打席は凡退していたが、この打席では初球を引っ張り左前に運んだ。
樫本捕手と同じ東陽中出身。休日には遊びに行く間柄だが、「試合の中では相手が誰かなんて考えない」。そのまま積極的に二塁を狙ったが、アウトになってしまった。
田辺市内にある両校は、JRきのくに線をはさみ、直線で約1・4キロ。練習試合も多く組まれ、春以降は2勝2敗の五分。互いを知り尽くしている。試合後に声を掛け合うこともある。
ライバル校らしく、この日はもつれて延長戦に。ただ自身は、得点には絡めなかった。
「悔しいけれど、樫本にはがんばってもらいたい」。試合後、勝者の友人にエールを送っていた。
💢城南菱創―福知山成美、雨で継続試合に 両校無得点の投手戦
https://news.yahoo.co.jp/articles/9cc08e1e92116ccc098b521507dc9ae226c989cf
(14日、第106回全国高校野球選手権京都大会3回戦 城南菱創―福知山成美)
あやべ・日東精工スタジアムの第2試合、城南菱創―福知山成美は五回表、0―0のまま雨が激しくなり、継続試合となった。雨中の投手戦の決着は15日に持ち越された。
城南菱創の辻川璃人さん(1年)は相手打線について「どこに投げても打たれる気がした」という。それでも直球で押して0点に抑えた。
「変化球が決まらなかったのが反省点といえば反省点。気持ちの面と体調管理を十分にして継続試合に臨みたい」
福知山成美の小沢快心さん(2年)は「ストライクゾーンに投げてどんどん打たせていこうと投げた」と振り返る。
継続試合については「途中からと考えず、一回と考えて投げたい。相手の振ってくれる球とか苦手な場所が分かったので、そこに投げて0点を刻みたい」と話した。
☝大体大浪商が五回コールドで好発進 創部100年にOB張本勲氏「『あっぱれ』と言わせろよ」
https://news.yahoo.co.jp/articles/93761e21fd1555b388814abdede4e4b8c1105687
第106回全国高校野球選手権大会大阪大会 (14日、大体大浪商10×-0桃山学院=五回コールド、シティ信金)初戦に臨んだ大体大浪商が五回コールドで桃山学院に勝ち、3回戦に駒を進めた。硬式野球部の創部100周年を迎えた超名門が順調に滑り出した。
打線は10安打を放ち、守っては無失点の五回コールド勝ち。浪商出身の中村好治監督(70)は夏初戦を戦い終え、感慨深げに語った。
「気持ちが結構入りますね。やっぱり選手と一緒。70歳を超えても新鮮です」
二回までは初戦特有の硬さから得点できなかったが、三回に打者一巡、14人の猛攻で一挙8点を奪った。四回にも1点追加し、五回1死三塁から隅野海祐外野手(3年)の右翼への適時打で10点目を奪い、コールド勝ちを決めた。
指揮官は「今までの2強(大阪桐蔭、履正社)から(優勝を争う)いろんなチームが出てきた。うちもその中の一つになるかなという手応えはある」とうなずいた。
日章学園(宮崎)の監督として同校初の甲子園に導き、その後は三重中京大の監督を経て三重の監督として2014年夏の甲子園準優勝も経験。愛知啓成の指揮をとったのち、昨秋に監督として52年ぶりに母校に帰還した。
昭和30年代~50年代にかけて大阪きっての強豪として甲子園出場は春夏通算36度、優勝は計4度果たした名門。甲子園は春は2002年、夏は牛島和彦、香川伸行のバッテリーで準優勝した1979年以来遠ざかっている。
同校OBで巨人などで歴代最多の通算3085安打をマークした張本勲氏(84)も中村監督を激励。「『あっぱれ』と言わせろよ。『喝』と言わせるな」とハッパをかけ、部員に10俵を超える米やヒレやサーロインの牛肉を大量差し入れしてサポートした。
奥野諦河主将(3年)は「非常においしかったです」と感謝し「甲子園から遠ざかっているので、この100周年という記念の年に甲子園に出ることが、OBや周りの方への一番の恩返し。それを絶対に達成する気持ちを持っています」と力を込めた。
👣関西学院・背番号1でイギリス生まれのウィリアムが先発「忘れられない最高の夏」
https://news.yahoo.co.jp/articles/66a94bd3b27a7cef56f432729725c0b849be0e74
<高校野球兵庫大会:明石商6-2関西学院>◇14日◇3回戦◇明石トーカロ
関西学院先発で背番号1のトーマス・ウィリアム投手(3年)は涙ぐみながらも笑顔だ。
「応援に勇気を与えるようなピッチングをしよう」という心境で臨んだ。イギリス生まれで父はイギリス人、母は日本人。中学から野球を始め、関西学院-明石商の試合を見て関西学院を志望。3回1/3を5失点も試合後は「やりきった。こんなに多くの応援が来てくれて、忘れられない最高の夏になった」と仲間に感謝した。
✌校名を変えた「名古屋たちばな」、春の王者を破る 監督「挑戦者の気持ちで思い切っていけた。選手たちのおかげ」
https://news.yahoo.co.jp/articles/4b3efee5f966c782c92afaace4d983076fab51e9
◇14日 全国高校野球選手権愛知大会3回戦 名古屋たちばな2―1享栄(岡崎レッドダイヤモンドスタジアム)
今春、愛産大工から校名を変えた名古屋たちばながシード校の享栄を撃破。春は名古屋地区予選でコールド負けした相手に雪辱を果たした。
三浦、中島、丹下の3投手の継投で享栄打線を5安打に封じ、1点リードを守り切った。
享栄・大藤監督の中京大中京時代の教え子である鈴木監督は「練習試合ではやられっぱなしで、挑戦者の気持ちで思い切っていけた。選手たちのおかげ」と喜びをかみしめた。
👣ナインぼうぜん…春の愛知王者・享栄、14年ぶり夏の初戦敗退 高校野球
https://news.yahoo.co.jp/articles/8e7ecea10fc2784e909ce3ed81240f71ca9dbe4c
愛知ではシード校が登場し、今春の県大会を制した享栄は初戦で敗退した。
春の王者がいきなり散った。昨夏4回戦で勝った名古屋たちばな(当時は愛産大工)に雪辱され、2010年以来14年ぶりの初戦敗退となった。1点差の緊迫した試合をものにできず、ナインはぼうぜん。一塁ベンチからはおえつが響いた。
大藤敏行監督(62)にとって、相手の鈴木将吾監督は中京大中京時代の教え子。「夏の初戦は厳しい戦いになると予想はしていたが…」と言葉少なに語った。
00年春を最後に甲子園から遠ざかる享栄。今春の県大会は5試合でわずか3失点と堅守が光り、8年ぶりに頂点に立った。この日も先発した2年生エース左腕・小山が5イニングを5安打1失点、2番手の3年生右腕・浜上が4イニングを2安打1失点と好投。堅守は健在だったが、打線が応えられなかった。
1回1死一、三塁で西久保颯内野手(3年)の適時打で1点を先制した後、好機をつくっても一本が出なかった。7回に逆転されても反撃できないまま、終わってみれば5安打に抑え込まれた。「春はバットが低反発に変わってどこも打てなかったが、夏もそうはいかない」と大藤監督。打力不足を敗因とした。
4番に座った西久保は4打数3安打、1打点と気を吐いた。ただ、4回2死一、二塁の場面で、二塁走者だった西久保は左前打で本塁を狙ったが、タッチアウトになった。「あの場面でホームにかえれていたら」と悔やんでも悔やみきれない。それでももう、夏は帰ってこない。「享栄の4番で打てたことに自信を持って上を目指して頑張りたい」。強豪校の誇りを胸に、3年生たちは次のステージへ向かう。