自ら健康に、水から健康に。合言葉は「はやめに、こまめに」
☝令和6年度鳥取県高等学校野球連盟強化試合について
https://tottori-hbf.jp/data/data-r6/2024-10-15-kyouka.html
秋季県大会上位4校が智辯和歌山高校と強化試合をヤマタスポーツパーク野球場にて開催しました。
両日ともに好天に恵まれ、多くの高校野球ファンに来場いただきました。全国レベルの相手校に本県代表の4校も好ゲームを展開してくれました。
また、10月13日(日)午前中には、「鳥取県版 やきゅうやろうぜ!」を開催し、小さなお子様から小学生(低学年)の参加者総勢約40名の参加を得まして体験型イベントを開催しました。
強化試合の結果は、
令和6年10月13日(日)
県立境高校(優勝校)6-5 智辯和歌山高校
県立米子東高校(3位校)0-9 智辯和歌山高校
令和6年10月14日(月・祝)
県立八頭高校(4位校)1-4 智辯和歌山高校
米子松蔭高校(2位校)3-8 智辯和歌山高校
でした。
📝大社旋風の主役 エース馬庭がプロ志望届を出さなかった理由
https://news.yahoo.co.jp/articles/0df2cd147c8dfa2e782f59926d03a8dec1749d1c
今夏の全国高校野球選手権大会で島根県代表の大社が93年ぶりに8強入りを果たして聖地に旋風を巻き起こした。エースの馬庭優太投手(3年)は一躍全国区に名をとどろかせたがプロ志望届は提出せず。その理由に迫った。
◇ ◇
最後の夏を終え、大社・馬庭は地元のヒーローになっていた。甲子園から故郷の島根に帰ると街行く人に声をかけられ、感謝の言葉を伝えられた。周囲の自分の見る目が明らかに変わっていた。
「自分の人生が全部変わった。周りから話しかけてもらってすごいうれしかったです」。初戦でセンバツ準Vの報徳学園を撃破。大会ナンバーワン右腕と称された今朝丸に投げ勝った。3回戦では延長11回タイブレークを一人で投げ抜き、自身でサヨナラ打も放って早実に勝利。地元集団で起こした快進撃の中心に立ち、輝きを放った。
2018年に金足農旋風で脚光を浴びて日本ハムにドラフト1位で入団した吉田輝星(現オリックス)の当時の姿とも重なった馬庭の活躍。見える世界も一変し、プロ入りに挑戦してもおかしくない境遇であったはずだが志望届を提出せずに大学進学を選択した。迷いはなかった。
「自分を上に見るのは嫌なので。プロに入ったとしても自分のレベルじゃ通用しない。自分を磨くために大学を選びました」。聖地で強豪校の打者を抑えて自信はついた。自分の想像をはるかに超えた成長の実感も確かにあった。それでも、「周りに支えてもらってああいうピッチングをできるのが自分。実力ではない。足元を見て選んだ結果が大学でした」。周囲の反響に思い上がることはなかった。
150キロを超える直球も伝家の宝刀と呼べるような変化球があるわけでもない。長所を挙げるならば制球力。「スピードよりもチームが勝てば自分は良いと思っているので。そういう意味で制球力で勝負できるピッチャーになりたいなと思いました」。チームの命運を背負って腕を振り、見いだした武器だった。
目指すは同じ左腕のソフトバンク・和田のようなスピードがなくても打たれない直球。球速への憧れはとっくに捨てた。技巧派左腕として球道を歩む。「絶対最後はプロでプレーしたい。もういちど甲子園でプレーしたいなという気持ちもあります」。これからの伸び代は馬庭自身が一番感じているはず。4年後に胸を張ってプロ志望届を出すために、次のステージで研さんを積む。
📝どれだけ活躍しても「調子に乗らない男」――東海最注目のドラフト候補、モイセエフ・ニキータの高校3年間とこれから
https://news.yahoo.co.jp/articles/d29130e6d20f728e4cb46ba6b9d93a80c335108f
■「尋常じゃない」練習熱心さ
意欲的に練習に励み、充実した高校3年間を過ごした。強打者への階段をのぼった豊川のモイセエフ・ニキータは、東海地方最注目の高校生としてドラフト会議を迎える。プロ12球団から調査書が届いている。
「ものすごく成長できた3年間でした。野球にかける思いや考え方も変わりました。中学生の頃までは、あまり自主練習などもやってこなかったので。豊川高校に入って良かったです」
充実した練習環境のもと、寮生活で野球に打ち込んだ。平日の全体練習が夜8時頃に終わり、食堂で夕食をとると、室内練習場に戻ってさらに1時間半近く汗を流す日々。朝練も含め、豊富な練習量をこなした。
豊川の長谷川裕記監督もモイセエフの取り組みを認める。「ニキータの手を見ると、いつもガッチガチなんです。自分の時間(オフタイム)でも尋常じゃないぐらいスイングしているはず。やりきれる力が彼にはあります」
高校1年冬から2年春にかけてグンと伸びた。その時期、長谷川監督から受けたある“指令”をモイセエフはクリアした。
「春は4番で使うから、それにふさわしい身体をつくるように。そう命じました。既にレギュラーとして打率を残していましたが、本人がプロ入りを望む以上、満足していてはいけないし、長打を打てないと評価されませんから」(長谷川監督)
すると、春の時点で当時の目標体重(80キロ)に到達。頑張って身体を大きくした。モイセエフは「1日5食とか、とにかくたくさんご飯を食べないといけないし、結構つらい時期もありました。ウエイト・トレーニングでも自分を追い込みました」と振り返る。
ボリュームアップの効果はてきめん。高校2年の春、初めて本塁打をかっ飛ばし、スラッガーとしての道を歩み始める。
■どれだけ活躍しても調子に乗らない
誰もが認めるチームの中心選手。さらに、どれだけ活躍しようとも、テングにはならなかった。長谷川監督はそう証言する。
昨年秋の東海大会では、9回裏二死での同点タイムリーなど、モイセエフの猛打で翌春のセンバツ出場を当確とした。試合後の囲み取材で長谷川監督は「とにかくニキータに打席が回ってくれと願っていました。愛知県では『私学4強』(愛工大名電、享栄、中京大中京、東邦)がすごいと言われる中、ウチも『ニキータ』で胸を張れます」と、モイセエフの存在を前面に打ち出していた。
「本当はみんなで勝つのが一番いいんでしょうけど、どう考えてもニキータの力が大きかったので。チームの精神的な支えでもあるし、他の選手は『俺たちのせいで負けられない』と奮起します」
モイセエフがいたからこそ、チームの形が出来上がった。そして、スター扱いされる状況でも、モイセエフが高慢になることはなかったと若き指揮官は言う。
「あれだけ結果を残して注目されると、高校生なら調子こいてしまうのが普通なのに、そういう様子が一切ない。全力疾走も欠かしません。『調子乗るなよ』みたいに叱ることは、まったくありませんでした」
■才能と努力で規格外の選手に
モイセエフの打撃は、理論以上に本能が勝るタイプに見える。コンタクト能力は天性のもので、打率6割超を記録した大会も複数ある。
長谷川監督が「中学3年夏に初めて見たとき、スイングの形がすごく整っていました。癖がなくきれいに回転できていました」と言えば、モイセエフは「小学生の頃から打撃フォームはほぼ変わっていません。調子のいいときほど、何も考えず打席に入れています」と話す。
後天的に身につけたパワーは圧倒的で、高校通算本塁打は18本。今春センバツでは、以前より飛距離が出にくいとされる新基準バットで甲子園第1号アーチをかけた。前年秋の神宮大会での本塁打や、先述の東海大会準決勝での同点打など、大舞台やここ一番に強い。「柳田選手(ソフトバンク)のように、打率を残し、ホームランも打てて、盗塁もできる選手を目指していきたいです」とモイセエフ。“本能”とプロの理論が合わさり、プロの環境で練習を積み重ねていったとき、どんな選手になっているか。ロシアにルーツをもつ逸材の将来は、想像を超えるものになりそうだ。
https://tottori-hbf.jp/data/data-r6/2024-10-15-kyouka.html
秋季県大会上位4校が智辯和歌山高校と強化試合をヤマタスポーツパーク野球場にて開催しました。
両日ともに好天に恵まれ、多くの高校野球ファンに来場いただきました。全国レベルの相手校に本県代表の4校も好ゲームを展開してくれました。
また、10月13日(日)午前中には、「鳥取県版 やきゅうやろうぜ!」を開催し、小さなお子様から小学生(低学年)の参加者総勢約40名の参加を得まして体験型イベントを開催しました。
強化試合の結果は、
令和6年10月13日(日)
県立境高校(優勝校)6-5 智辯和歌山高校
県立米子東高校(3位校)0-9 智辯和歌山高校
令和6年10月14日(月・祝)
県立八頭高校(4位校)1-4 智辯和歌山高校
米子松蔭高校(2位校)3-8 智辯和歌山高校
でした。
📝大社旋風の主役 エース馬庭がプロ志望届を出さなかった理由
https://news.yahoo.co.jp/articles/0df2cd147c8dfa2e782f59926d03a8dec1749d1c
今夏の全国高校野球選手権大会で島根県代表の大社が93年ぶりに8強入りを果たして聖地に旋風を巻き起こした。エースの馬庭優太投手(3年)は一躍全国区に名をとどろかせたがプロ志望届は提出せず。その理由に迫った。
◇ ◇
最後の夏を終え、大社・馬庭は地元のヒーローになっていた。甲子園から故郷の島根に帰ると街行く人に声をかけられ、感謝の言葉を伝えられた。周囲の自分の見る目が明らかに変わっていた。
「自分の人生が全部変わった。周りから話しかけてもらってすごいうれしかったです」。初戦でセンバツ準Vの報徳学園を撃破。大会ナンバーワン右腕と称された今朝丸に投げ勝った。3回戦では延長11回タイブレークを一人で投げ抜き、自身でサヨナラ打も放って早実に勝利。地元集団で起こした快進撃の中心に立ち、輝きを放った。
2018年に金足農旋風で脚光を浴びて日本ハムにドラフト1位で入団した吉田輝星(現オリックス)の当時の姿とも重なった馬庭の活躍。見える世界も一変し、プロ入りに挑戦してもおかしくない境遇であったはずだが志望届を提出せずに大学進学を選択した。迷いはなかった。
「自分を上に見るのは嫌なので。プロに入ったとしても自分のレベルじゃ通用しない。自分を磨くために大学を選びました」。聖地で強豪校の打者を抑えて自信はついた。自分の想像をはるかに超えた成長の実感も確かにあった。それでも、「周りに支えてもらってああいうピッチングをできるのが自分。実力ではない。足元を見て選んだ結果が大学でした」。周囲の反響に思い上がることはなかった。
150キロを超える直球も伝家の宝刀と呼べるような変化球があるわけでもない。長所を挙げるならば制球力。「スピードよりもチームが勝てば自分は良いと思っているので。そういう意味で制球力で勝負できるピッチャーになりたいなと思いました」。チームの命運を背負って腕を振り、見いだした武器だった。
目指すは同じ左腕のソフトバンク・和田のようなスピードがなくても打たれない直球。球速への憧れはとっくに捨てた。技巧派左腕として球道を歩む。「絶対最後はプロでプレーしたい。もういちど甲子園でプレーしたいなという気持ちもあります」。これからの伸び代は馬庭自身が一番感じているはず。4年後に胸を張ってプロ志望届を出すために、次のステージで研さんを積む。
📝どれだけ活躍しても「調子に乗らない男」――東海最注目のドラフト候補、モイセエフ・ニキータの高校3年間とこれから
https://news.yahoo.co.jp/articles/d29130e6d20f728e4cb46ba6b9d93a80c335108f
■「尋常じゃない」練習熱心さ
意欲的に練習に励み、充実した高校3年間を過ごした。強打者への階段をのぼった豊川のモイセエフ・ニキータは、東海地方最注目の高校生としてドラフト会議を迎える。プロ12球団から調査書が届いている。
「ものすごく成長できた3年間でした。野球にかける思いや考え方も変わりました。中学生の頃までは、あまり自主練習などもやってこなかったので。豊川高校に入って良かったです」
充実した練習環境のもと、寮生活で野球に打ち込んだ。平日の全体練習が夜8時頃に終わり、食堂で夕食をとると、室内練習場に戻ってさらに1時間半近く汗を流す日々。朝練も含め、豊富な練習量をこなした。
豊川の長谷川裕記監督もモイセエフの取り組みを認める。「ニキータの手を見ると、いつもガッチガチなんです。自分の時間(オフタイム)でも尋常じゃないぐらいスイングしているはず。やりきれる力が彼にはあります」
高校1年冬から2年春にかけてグンと伸びた。その時期、長谷川監督から受けたある“指令”をモイセエフはクリアした。
「春は4番で使うから、それにふさわしい身体をつくるように。そう命じました。既にレギュラーとして打率を残していましたが、本人がプロ入りを望む以上、満足していてはいけないし、長打を打てないと評価されませんから」(長谷川監督)
すると、春の時点で当時の目標体重(80キロ)に到達。頑張って身体を大きくした。モイセエフは「1日5食とか、とにかくたくさんご飯を食べないといけないし、結構つらい時期もありました。ウエイト・トレーニングでも自分を追い込みました」と振り返る。
ボリュームアップの効果はてきめん。高校2年の春、初めて本塁打をかっ飛ばし、スラッガーとしての道を歩み始める。
■どれだけ活躍しても調子に乗らない
誰もが認めるチームの中心選手。さらに、どれだけ活躍しようとも、テングにはならなかった。長谷川監督はそう証言する。
昨年秋の東海大会では、9回裏二死での同点タイムリーなど、モイセエフの猛打で翌春のセンバツ出場を当確とした。試合後の囲み取材で長谷川監督は「とにかくニキータに打席が回ってくれと願っていました。愛知県では『私学4強』(愛工大名電、享栄、中京大中京、東邦)がすごいと言われる中、ウチも『ニキータ』で胸を張れます」と、モイセエフの存在を前面に打ち出していた。
「本当はみんなで勝つのが一番いいんでしょうけど、どう考えてもニキータの力が大きかったので。チームの精神的な支えでもあるし、他の選手は『俺たちのせいで負けられない』と奮起します」
モイセエフがいたからこそ、チームの形が出来上がった。そして、スター扱いされる状況でも、モイセエフが高慢になることはなかったと若き指揮官は言う。
「あれだけ結果を残して注目されると、高校生なら調子こいてしまうのが普通なのに、そういう様子が一切ない。全力疾走も欠かしません。『調子乗るなよ』みたいに叱ることは、まったくありませんでした」
■才能と努力で規格外の選手に
モイセエフの打撃は、理論以上に本能が勝るタイプに見える。コンタクト能力は天性のもので、打率6割超を記録した大会も複数ある。
長谷川監督が「中学3年夏に初めて見たとき、スイングの形がすごく整っていました。癖がなくきれいに回転できていました」と言えば、モイセエフは「小学生の頃から打撃フォームはほぼ変わっていません。調子のいいときほど、何も考えず打席に入れています」と話す。
後天的に身につけたパワーは圧倒的で、高校通算本塁打は18本。今春センバツでは、以前より飛距離が出にくいとされる新基準バットで甲子園第1号アーチをかけた。前年秋の神宮大会での本塁打や、先述の東海大会準決勝での同点打など、大舞台やここ一番に強い。「柳田選手(ソフトバンク)のように、打率を残し、ホームランも打てて、盗塁もできる選手を目指していきたいです」とモイセエフ。“本能”とプロの理論が合わさり、プロの環境で練習を積み重ねていったとき、どんな選手になっているか。ロシアにルーツをもつ逸材の将来は、想像を超えるものになりそうだ。
半永久的に続くと思われたteacup.掲示板が2年前の夏、消滅してしまいここらが潮時かなと思ったが、やはり20周年を迎えるまでは辞められないと。
そこから1年経過して21年・・・開設初日は最初の24時間で680アクセスほどあり、新チーム結成1ヶ月で18000ほどあったアクセスも今では10数件が精いっぱい。
全盛期には1日15件ほどの書き込みがあり、レスをするのも3時間ほどかかって忙殺された日は遠い昔で、、、今はもう投稿者がほぼほぼいないので、観戦記に集中できる環境は整いつつあるものの遅筆は相変わらずで・・・・・。
リモートホストのみで誰がいつ閲覧しているのかが分かりますが、ほぼ毎日覗いてくれる人がおられるので、1年前にも認めましたが・・・・・・。
残された寿命で体力の続く限りはなんとか・・・掲示板の性質上、形としては2022年8月1日から記してきたものは残っていくので・・・。
万が一、wox掲示板がteacup.よろしく消滅したときこそが引き際だと思ってますがそれは天命に任せます。
その時が来たら、21年前までと同じように骨身を削るがごとく睡眠時間を削ることなく早く寝床に就けるのかなと。
こんな感じで細々とやっていければと。
さて、今回はネタが尽きたので先月悲願の岐阜・各務原のプリニーの球場に行った話を。
そもそも、各務原との因縁は2年前にさかのぼります。
詳しくはこちら・・https://ameblo.jp/hirorinhoushi/entry-12753466945.html
そういうわけで、まだコロナ騒動から抜け切れず、マスクを着脱しつつの岐阜宿泊遠征は、ほぼほぼ雨に打たれて開幕試合の3回裏途中まで観戦して継続試合。翌日は6時30分中止決定もこの次の為に歩いて球場まで行き、宇宙航空博物館へ見学して失意のどん底での帰宅と。。。。。
しかし、各務原は片道5時間近くかかるし、県大会序盤しか使用しないので4年後の2026年夏が有力視されたがそこまで待てない・・・・・。
イロイロ模索して観たが、春秋の岐阜大会抽選日はギリギリまで待たなければならないし見送り続けて2年間。
この秋も当初は行く予定なかったが、、、8月末の迷走台風の影響で和歌山大会新人戦準々決勝観戦をキャンセルし、岐阜大会は2日間延期で9月7日に9時から2試合プリニーので組まれていた。
まだ兵庫大会も開幕日だし、幸い天気は晴れ予報。岐阜には2年に1度のペースで通っており、5月に可児(KYB)~長良川へ宿泊観戦したばかりだが、2020年コロナの影響で行けなかったし、始発電車に乗って10時過ぎ到着で第1試合中盤からしか見れないが、ここを逃すと次の機会が全く予想できないので3日ほど前に決断した。
始発電車に乗って順調に大阪~京都~滋賀を抜けて米原から東へ・・・・・大垣と岐阜で忙しなく乗り返して久しぶりの高山本線は2両しかなくワンマンカー。最寄りの蘇原駅は無人駅で殺風景だった。。。。。
2年前の夏は雨で気温25度程度で梅雨のジメジメ感漂っていたが、この日は朝から晴れて厳しい猛残暑だった!!!
駅から球場まで登り坂で約3、5km程度・・・。
たしかに2年前この道を歩いた記憶はあったがしんどかった・・・・・。
汗ダクになりながら球場隣のテニスコートのナイター照明やスコアボードは見えたがそこからも長かった・・・。
この日は9時から2試合なんで14時までには終わるだろうから球場近くの中華料理屋かラーメン屋あたりで昼食を考えていたが、岐阜の野球は想像を絶するロングゲームだった!
ようやく球場に着くと5回終了のグラウンド整備最中でスコアボードを見ると7-2でコールドの匂いが漂っていた。
第1試合 岐阜各務野-中津商 9:00?~11:22
一二三四五六七八九十計HE
各 務 野001100140 7
中 津 商420010001x 8
やはりこうなると、9回まで観戦したいので岐阜各務野の応援に走る。各務野は太鼓1つの応援だったが、中津商は応援なしだったし・・・。
荷物置いて球場散歩していたら、運よく外野芝生席も解放されていたようなんで外野席にも足を運びスコアボードの下にできたわずかな日陰で汗を引かしていた。
2回までなぜ6失点喰らったのか分からないが、7回に1点返してコールド回避の機運が高まり、8回表怒涛の猛追で4点もぎ取ってついに7-7同点となり延長タイブレークの色気も漂ったが、あまり試合が長びくと昼ご飯が食べられない・・・。
結局9回裏に中津商が1点奪って劇的なサヨナラゲーム。
第2試合 岐山-岐阜東 12:09~15:01
一二三四五六七八九十計HE
岐 阜 東100000102 483
岐 山10041200X 893
第2試合開始予定が12時10分とアナウンスされ、若干焦りが・・・・・。14時までのランチには到底間に合いそうもないし、ヘタすりゃ15時までのランチも間に合わない可能性が・・・・・。
もっと下山していけばソースカツ丼なら中休みなく夜まで営業している店もあるが、昼食は夕方になりかねない。。。
5回コールドを所望するわけにも行かないし、投手戦で2時間弱に収めて14時までに終わってくれたらと願うもなかなかどうして・・・・・。
この球場にはグラウンドトラクターがないのか???人力整備でトンボかけて散水もなくプレーボール。
ベンチには3か所ほどでっぱりがあり、他の球場ならグラウンド上だが、ずいぶん前の方まで監督が姿を現すことができる形となっていた。
14時までに済ませて欲しかったが、1回お互い1点ずつ取り合いそうもいかない雲行きとなり、4回の4点で勝負ありと思われた。
岐山高校が効果的に加点し、あるいは7回コールドだと15時までにランチにありつけるメドもたってきたが、遠路はるばるやってきて、この先2度と来ない可能性が非常に高いゆえに9回まで観戦したい願望がより強くなり、8-1で迎えた7回表無得点ならコールド成立の展開で岐阜東を必死に応援した甲斐あって待望の1点が入り、コールド回避に成功!!
しかし、その影響で岐山内野席のおっちゃんが終盤 熱中症で倒れて救急車で搬送されるハプニングが!!!
結局粘りに粘って8-4で試合終了。試合時間2時間52分で試合終了15時01分と空腹をこらえて最後までスコア付け完了。
スコア集計して球場に一礼して退出したのがもう15時10分頃だったか・・・・・。
もう来ないであろう各務原そしてプリニーの球場にサヨナラを告げて下山・・・・・道中、卵の自販機があったので2年前は素通りしたが今回はお土産に購入したものの15個入だったか?かなりズッシリして重かった!生ものだけにそして割れ物ゆえに腐るといけないので気を付けていたが美味しく家族でいただいた。
結局、年中無休で昼休みのないとんかつ屋にお世話になることにしてその前に同じく2年前スルーした八幡神社にあいさつしてようやく16時前に昼食と。
向かいに喫茶店があり、本命は駅に近い方の喫茶店だったが、かき氷のノボリにも惹かれて予定外の店に来店して涼をとった。
帰りの足を考えてもゆっくりくつろいでいられないので、16時57分の岐阜行に間に合うように調整し、足早に蘇原駅へ向かい大粒の汗をぬぐいながら蘇原の駅を後にした・・・。
今年は2度も岐阜に足を運んでしまったが定石通りだったら次は2年後の夏。最近ごぶさたの大野町レインボーSが本命視される。カヤバスタジアムは新幹線名古屋駅経由で割高となるし屋根がないので夏はきつすぎる・・・。
そうなるとあるいは6年後にまた各務原に行くことになるかもしれないが、屋根のない球場で岐阜の熱さに耐えきれるか???
いろんな思いを錯綜させながら、車窓から岐阜駅前の見慣れた景色が目に飛び込んできた。。。。。
オオゼキタク ♪DREAM TRAIN https://www.youtube.com/watch?v=bPH8Ccn99Pk
そこから1年経過して21年・・・開設初日は最初の24時間で680アクセスほどあり、新チーム結成1ヶ月で18000ほどあったアクセスも今では10数件が精いっぱい。
全盛期には1日15件ほどの書き込みがあり、レスをするのも3時間ほどかかって忙殺された日は遠い昔で、、、今はもう投稿者がほぼほぼいないので、観戦記に集中できる環境は整いつつあるものの遅筆は相変わらずで・・・・・。
リモートホストのみで誰がいつ閲覧しているのかが分かりますが、ほぼ毎日覗いてくれる人がおられるので、1年前にも認めましたが・・・・・・。
残された寿命で体力の続く限りはなんとか・・・掲示板の性質上、形としては2022年8月1日から記してきたものは残っていくので・・・。
万が一、wox掲示板がteacup.よろしく消滅したときこそが引き際だと思ってますがそれは天命に任せます。
その時が来たら、21年前までと同じように骨身を削るがごとく睡眠時間を削ることなく早く寝床に就けるのかなと。
こんな感じで細々とやっていければと。
さて、今回はネタが尽きたので先月悲願の岐阜・各務原のプリニーの球場に行った話を。
そもそも、各務原との因縁は2年前にさかのぼります。
詳しくはこちら・・https://ameblo.jp/hirorinhoushi/entry-12753466945.html
そういうわけで、まだコロナ騒動から抜け切れず、マスクを着脱しつつの岐阜宿泊遠征は、ほぼほぼ雨に打たれて開幕試合の3回裏途中まで観戦して継続試合。翌日は6時30分中止決定もこの次の為に歩いて球場まで行き、宇宙航空博物館へ見学して失意のどん底での帰宅と。。。。。
しかし、各務原は片道5時間近くかかるし、県大会序盤しか使用しないので4年後の2026年夏が有力視されたがそこまで待てない・・・・・。
イロイロ模索して観たが、春秋の岐阜大会抽選日はギリギリまで待たなければならないし見送り続けて2年間。
この秋も当初は行く予定なかったが、、、8月末の迷走台風の影響で和歌山大会新人戦準々決勝観戦をキャンセルし、岐阜大会は2日間延期で9月7日に9時から2試合プリニーので組まれていた。
まだ兵庫大会も開幕日だし、幸い天気は晴れ予報。岐阜には2年に1度のペースで通っており、5月に可児(KYB)~長良川へ宿泊観戦したばかりだが、2020年コロナの影響で行けなかったし、始発電車に乗って10時過ぎ到着で第1試合中盤からしか見れないが、ここを逃すと次の機会が全く予想できないので3日ほど前に決断した。
始発電車に乗って順調に大阪~京都~滋賀を抜けて米原から東へ・・・・・大垣と岐阜で忙しなく乗り返して久しぶりの高山本線は2両しかなくワンマンカー。最寄りの蘇原駅は無人駅で殺風景だった。。。。。
2年前の夏は雨で気温25度程度で梅雨のジメジメ感漂っていたが、この日は朝から晴れて厳しい猛残暑だった!!!
駅から球場まで登り坂で約3、5km程度・・・。
たしかに2年前この道を歩いた記憶はあったがしんどかった・・・・・。
汗ダクになりながら球場隣のテニスコートのナイター照明やスコアボードは見えたがそこからも長かった・・・。
この日は9時から2試合なんで14時までには終わるだろうから球場近くの中華料理屋かラーメン屋あたりで昼食を考えていたが、岐阜の野球は想像を絶するロングゲームだった!
ようやく球場に着くと5回終了のグラウンド整備最中でスコアボードを見ると7-2でコールドの匂いが漂っていた。
第1試合 岐阜各務野-中津商 9:00?~11:22
一二三四五六七八九十計HE
各 務 野001100140 7
中 津 商420010001x 8
やはりこうなると、9回まで観戦したいので岐阜各務野の応援に走る。各務野は太鼓1つの応援だったが、中津商は応援なしだったし・・・。
荷物置いて球場散歩していたら、運よく外野芝生席も解放されていたようなんで外野席にも足を運びスコアボードの下にできたわずかな日陰で汗を引かしていた。
2回までなぜ6失点喰らったのか分からないが、7回に1点返してコールド回避の機運が高まり、8回表怒涛の猛追で4点もぎ取ってついに7-7同点となり延長タイブレークの色気も漂ったが、あまり試合が長びくと昼ご飯が食べられない・・・。
結局9回裏に中津商が1点奪って劇的なサヨナラゲーム。
第2試合 岐山-岐阜東 12:09~15:01
一二三四五六七八九十計HE
岐 阜 東100000102 483
岐 山10041200X 893
第2試合開始予定が12時10分とアナウンスされ、若干焦りが・・・・・。14時までのランチには到底間に合いそうもないし、ヘタすりゃ15時までのランチも間に合わない可能性が・・・・・。
もっと下山していけばソースカツ丼なら中休みなく夜まで営業している店もあるが、昼食は夕方になりかねない。。。
5回コールドを所望するわけにも行かないし、投手戦で2時間弱に収めて14時までに終わってくれたらと願うもなかなかどうして・・・・・。
この球場にはグラウンドトラクターがないのか???人力整備でトンボかけて散水もなくプレーボール。
ベンチには3か所ほどでっぱりがあり、他の球場ならグラウンド上だが、ずいぶん前の方まで監督が姿を現すことができる形となっていた。
14時までに済ませて欲しかったが、1回お互い1点ずつ取り合いそうもいかない雲行きとなり、4回の4点で勝負ありと思われた。
岐山高校が効果的に加点し、あるいは7回コールドだと15時までにランチにありつけるメドもたってきたが、遠路はるばるやってきて、この先2度と来ない可能性が非常に高いゆえに9回まで観戦したい願望がより強くなり、8-1で迎えた7回表無得点ならコールド成立の展開で岐阜東を必死に応援した甲斐あって待望の1点が入り、コールド回避に成功!!
しかし、その影響で岐山内野席のおっちゃんが終盤 熱中症で倒れて救急車で搬送されるハプニングが!!!
結局粘りに粘って8-4で試合終了。試合時間2時間52分で試合終了15時01分と空腹をこらえて最後までスコア付け完了。
スコア集計して球場に一礼して退出したのがもう15時10分頃だったか・・・・・。
もう来ないであろう各務原そしてプリニーの球場にサヨナラを告げて下山・・・・・道中、卵の自販機があったので2年前は素通りしたが今回はお土産に購入したものの15個入だったか?かなりズッシリして重かった!生ものだけにそして割れ物ゆえに腐るといけないので気を付けていたが美味しく家族でいただいた。
結局、年中無休で昼休みのないとんかつ屋にお世話になることにしてその前に同じく2年前スルーした八幡神社にあいさつしてようやく16時前に昼食と。
向かいに喫茶店があり、本命は駅に近い方の喫茶店だったが、かき氷のノボリにも惹かれて予定外の店に来店して涼をとった。
帰りの足を考えてもゆっくりくつろいでいられないので、16時57分の岐阜行に間に合うように調整し、足早に蘇原駅へ向かい大粒の汗をぬぐいながら蘇原の駅を後にした・・・。
今年は2度も岐阜に足を運んでしまったが定石通りだったら次は2年後の夏。最近ごぶさたの大野町レインボーSが本命視される。カヤバスタジアムは新幹線名古屋駅経由で割高となるし屋根がないので夏はきつすぎる・・・。
そうなるとあるいは6年後にまた各務原に行くことになるかもしれないが、屋根のない球場で岐阜の熱さに耐えきれるか???
いろんな思いを錯綜させながら、車窓から岐阜駅前の見慣れた景色が目に飛び込んできた。。。。。
オオゼキタク ♪DREAM TRAIN https://www.youtube.com/watch?v=bPH8Ccn99Pk
⚾今日の京滋大学野球試合結果(わかさスタジアム京都)
①花 園 大3-2びわ こ大 09:56~12:19
②明治医療大9-0滋 賀 大 13:24~15:18 7回コールド
16:25点灯(上下各2列無点灯)
③佛 教 大8-2京都先端大 16:57~19:34 4回表から全灯
やや天気が心配されましたが、徳島日帰り遠征から中1日。
10時から3試合そして第3試合が17時開始ということで阪急電車一本で行ける利便性もあり、入場無料の大学野球観戦してきました。客がかなり少ないので余裕で最前列の真ん中ラガーマンの定位置に鎮座し両横に荷物置いておりました!なぜかしら外野芝生席も解放されナイター照明に照らされた外野席にも足を運んでおりました。
京都成章~塔南を率いた奥本監督が花園大に就任し注目してましたが、律儀に長袖アンダーシャツを着用されていたが、ホーム寄りのベンチ中ほどで戦況を見つめ、背番号51の半袖ワンパク指導者がサイン発信し、投手の頑張りで逃げ切り成功。
第2試合は4回表の7失点があまりにも重すぎて7回コールドゲーム↓↓
しかしながら、第3試合まで1時間39分のインターバルをいただき、西京極総合運動公園を一周してもまだまだ時間が余りました!
最後第3試合は3回表終了4-0と差が開きコールド回避に向けて京都先端大を全力応援し、3回裏無死1塁ショートゴロゲッツーと思われた打球がイレギュラーして2死ランナーなしのはずが無死2・3塁と球運がほほ笑み内野ゴロ2つで2点差に。しかし5回表3点を失いさらに2死2・3塁のピンチで投球モーションに入った投手がポロリとグラブからボールを落としまさかのボークで8-2と差が開き思わずスタンド最前列の真ん中でブチキレ!!
しかし、なおも続く2死3塁のピンチをセカンドゴロで脱出し味方の援護がない中、右サイドスロー投手が6~8回までほぼ完ぺきなリリーフを見せ8回表終了時点で事実上コールド回避!!約10時間西京極界隈で野球をそして昼食&夕食を堪能して、今日もリュックにパーカー最後まで温存して半袖カッターシャツ姿で無事帰宅しました!
ちなみに佛教大は6チームで唯一ブラスバンドにチアガールの応援団登場。京都先端大&花園大は太鼓1つの応援で花園大は試合序盤にちょっぴり録音応援してました。
📝令和6年度 秋季近畿地区高等学校野球大会 組み合わせ
https://www.whbf.jp/uploads/20241015162127_BDod.pdf
📝「卓球部か野球部か」迷って入部の2年後、甲子園で好リリーフ「私立に及ばない部分は…だからといって」44歳監督が語る“公立校のロマン”
https://news.yahoo.co.jp/articles/9ab52dfccb05f862fe289868b62744222a84f447
公立の進学校と私立の強豪校では環境が違う。その違いを嘆いたり、うらやんだりしても、現状は変わらない。
静岡県有数の進学校、県立掛川西の野球部を率いる大石卓哉監督は私立との違いを「差」とは捉えていない。実際、今夏は甲子園に出場し、初戦は山梨県の私立・日本航空に勝利している。
「公立高校の教師は異動があるので、同じ監督が10年、20年と指揮することはありません。監督の色を出すよりも、入部した選手に応じて毎年チームカラーを変えていくことが、チームの強さになっていくと考えています。選手の特徴を生かしたチームづくりを大事にしています」
「学校裁量枠」があっても授業・テストはある
静岡県には「学校裁量枠」という仕組みがある。公立校の入学者を選抜する方法の1つで、高校独自の裁量で合格者を決められる。
他の都道府県と比べて、静岡県では公立校が野球やサッカーなどで好成績を残しているのは学校裁量枠も大きく影響している。甲子園常連の静岡高校も学校裁量枠を使い、近年は県外の中学からも野球部に入っている。
掛川西は県内出身だけで構成しているが、学校裁量枠を活用している。大石監督は「掛川西は甲子園出場経験のある伝統校なので、選手を集める上で他の公立高校よりもアドバンテージがあるのは間違いありません」と話す。ただ、学校裁量枠で入学した生徒も当然ながら、他の生徒と同じように授業やテストを受ける。そのため、野球に専念したい生徒は私立の強豪校を選ぶ傾向にある。
公立校では学校裁量枠の選手に加えて、一般入試で入学した選手がチーム力を高める上で重要になる。例えば掛川西だと、夏の甲子園で好投した増井俊介投手もその1人だ。
卓球部と迷う中で「メリットとデメリットを説明した」
しかも増井は入学当初、野球部と卓球部のどちらに入るか迷っていたという。
大石監督が当時を振り返る。「増井は野球部を見学して『とてもついていけそうもないので、他の部活も見てきます』と言って、卓球部に仮登録を出しました。中学で野球をやっていたのは知っていましたし、体格に恵まれていたので、野球部に入るメリットとデメリットを説明してから、最後は自分で決めるように伝えました」
身長187センチ、体重97キロの増井は高校入学当時、筋力や瞬発力に課題があり、直球の最速は120キロに届くかどうかだった。だが、大石監督は潜在能力の高さを感じていた。体力や投手としての力に自信が持てていない増井投手に語りかけた。
「最初は練習がきついと思う。でも、冬場のトレーニングに取り組めば、指導者としての経験上、3年生になった時に球速が140キロを超えてくると思う。体の大きさと頭脳を組み合わせればクレバーな投手になって、大学でも野球を続けられる選手になるポテンシャルがある。もちろん、増井自身が努力できればだけど」
そして、こう付け加えた。「勉強する時間は卓球部よりも短くなる。野球部にいると、褒められることはほとんどない。甲子園を目指している以上、苦しい時間が多くなるのは間違いない」
増井は厳しい環境に飛び込むと決意した。
「伝統のある野球部でプレーできる機会は貴重なので、頑張ってみます」
多くを求め過ぎると選手は苦しくなります
卓球部に入る予定だった増井は努力を重ね、大石監督の想像を超える選手へと成長した。今夏の静岡大会では3試合で計10回1/3を投げて、わずか1失点。2枚看板の1人として、甲子園出場に貢献した。聖地でも日本航空戦で4回無失点と好リリーフを見せて勝利の立役者となり、2回戦の岡山学芸館戦でも1回を無失点に抑えた。
増井の最大の特徴は直球にある。球種は決して多くないが、角度と球威のある直球で打者をねじ伏せる。大石監督は「スライダーがあったら投球の幅は広がるに違いない」とイメージを膨らませていた。しかし、増井に習得を促さなかった。その理由を説明する。
「多くを求め過ぎると選手は苦しくなりますし、良さが消えてしまう可能性もあります。それよりも、1人1人の選手の特徴を生かしたり、それぞれの選手に役割を持たせたりして、チーム全体でバリエーションを増やす意識を持っています」
今夏、掛川西の投手陣は個が際立っていた。エースナンバーを背負った高橋郁真投手は右サイドスローから、変化球と制球力で勝負する。今春の大会で背番号1をつけた2年生の杉崎蒼汰投手は直球にスライダーとカーブを組み合わせ、コントロールも安定している正統派。他にも、技巧派の左投手や特殊球を武器とする右投手らタイプが異なる投手がそろった。
内野も外野も“2番手野手”を置かなかった
野手の構成も独特だった。試合前のシートノックを見ると、他校との違いに気付く。守備に就く選手の数が少ない。通常、各位置に選手が2人ずつ就くが、掛川西は内野も外野も1人しかいないポジションの方が多い。レギュラーが欠場した際に穴を埋める2番手の野手を置いていないのだ。代打の切り札は守備練習に入っていない。
大石監督が意図を明かす。「私立の強豪校のようにチーム内競争が激しくて、選手層が厚いわけではありません。私たちのチームは2番手の選手をベンチに入れても、出場機会がほとんどないんです。それなら、代打、代走、守備固めとスペシャリストをベンチに入れた方が、チーム力は高くなると考えました」
守備のスペシャリストの役割を担ったのは、稲葉銀士選手だった。試合終盤で代走を出した直後の守備や僅差を守り切りたい場面で、投手を除く全てのポジションを守る役割を任された。
決勝前に一塁手が体調不良…監督は絶望、でも選手たちは
稲葉にとって最大の見せ場で、大石監督にとって最大のピンチだったのは甲子園切符をかけた静岡大会決勝だった。決勝前日に一塁手が体調不良となり、指揮官はスタメンに頭を悩ませていた。
「一塁手の2番手がいないので、やばいと焦りました」
そうしたら、選手たちから自然と声が上がったという。
「稲葉がいるじゃないですか!」
守備力が高いとはいえ、稲葉は試合で一塁を一度も守ったことがない。指揮官としては「心配しかなかったです」と正直な心境を吐露した。しかし――。
落ち込む大石監督とは対照的に、選手たちは緊急事態でも余裕があった。午前中に全体練習を終えると、選手たちがノックを始める。一塁を守る稲葉選手に「ゲッツーは狙わなくて良いから」、「ゴロが飛んできたら1つアウトにすればOKだから」と声をかける。
その姿に大石監督は学びを得た。「選手たちがすごく楽しそうでした。2番手の選手を置かない、いわばチームとして不完全な状態の方が、高校生はアクシデントを乗り越えようと気持ちが入る。その状況をおもしろがる力があると実感しました。チームを完璧に仕上げなくても、何とかなるんだなと選手に気付かせてもらいました」
大石監督は決勝戦、稲葉を「6番一塁」で起用した。打撃の調子が良かった稲葉は準決勝に左翼でフル出場していた。決勝では一塁を守ることになり、元々のレギュラーだった杉山侑生選手が「8番左翼」で先発した。この起用が的中する。稲葉選手は3打数2安打、2四死球でチャンスを演出。杉山選手は2安打5打点と打線をけん引し、甲子園の道を切り開いた。
夏春2季連続の聖地が手の届くところまで
「掛川西は全寮制ではありませんし、県立の進学校なので勉強時間の確保も必要です。今はトレーニングの予定を組んでから、空いたところに野球の練習を入れています。野球をする時間が絶対的に足りないので、年間を通じて公式戦で結果を出すのは難しいと思っています。1年かけてチームをつくって、夏に勝負することしかできません」
こう語る大石監督が描くのは、新チームがスタートする秋から冬にかけて体力や筋力を強化し、春から技術や戦術を高めていく形だ。
「夏に向かって体力や筋力が上がっていって、最後に野球が乗っかってくるイメージです。うちの高校に来てくれる選手たちには申し訳ない部分はありますが、全国の強豪校との差を埋めるにはトレーニングに重点を置いて、その基礎をつくってから野球の動きを磨いていくのがベストだと今は考えています」
大石監督は現時点で春と夏、連続で甲子園に出場する力がチームには備わっていないと分析する。それでも、今秋の県大会では準優勝して、東海大会への出場を決めた。今夏もスタメンで活躍した2年生がチームをけん引し、夏春2季連続の聖地が手の届くところまできている。
私立に及ばない部分は…だからといって
今夏も含めて、甲子園出場校は圧倒的に私立が優位となっている。この傾向は静岡県でも同じだ。もちろん、親元を離れた私立で、甲子園や日本一を目指す選手それぞれに志はある。一方、地元選手だけで私立に挑む公立高校にロマンを感じる人もいる。
「公立が私立に及ばない部分はあります。だからといって、試合に勝てないわけでも、甲子園に行けないわけでもありません」
選手との距離感を見直し、日曜を休みにするなどの練習日程の改革を経て――大石監督の言葉と結果には、高校野球が人々を魅了する理由が詰まっていた。
☝大嶋哲平の粘投光った 聖光学院が仙台育英との接戦制して夏春連続甲子園へ“王手”
https://news.yahoo.co.jp/articles/215655b49e09cbac55ccf34530698f7d37cd1369
◆秋季高校野球東北大会▽準々決勝 聖光学院3―2仙台育英(15日・ヨークいわき)
聖光学院が仙台育英を3―2で破り、22年以来2年ぶりの東北大会4強入りを決めた。先発した背番号10の技巧派左腕・大嶋哲平(2年)が、外角中心の丁寧な投球を披露。2回にスクイズで1点を先制されたがその後は追加点を許さず、9回の先頭打者にソロ本塁打を浴びて降板したが8安打2失点、120球と力投をみせて相手に流れを渡さなかった。
優勝した今秋県大会は背番号1も、学法石川との準決勝は3回持たずに途中降板など思うような投球ができず、今大会は10番に“降格”。「県大会はみんなが救ってくれたので、今度は自分がと思っていた。(外角に)よく投げ込めたと思う」と胸を張った。
打っては1点を追う5回、2死満塁から四球→死球と連続押し出しで逆転。8回には足を絡めた攻撃で相手失策を誘い、結果的に決勝点となる1点を奪った。タイムリーは1本もないがしぶとい攻めで得点を重ねた。
同じく4強入りした22年は準決勝で敗退。3枠あった一般選考枠で、4強進出校で唯一選ばれなかった。斎藤智也監督は「センバツとか関係なく、あと2つ勝つ野球をしたい」。勝ちにこだわり、一戦必勝でまずは山形中央との準決勝(18日)に挑む。
👣仙台育英4強逃す「やれると信じて」須江監督「遠い遠い甲子園を目指していく」/一問一答
https://news.yahoo.co.jp/articles/928710982d55bb32b913ae2a8bd9009c16dc867a
<秋季高校野球東北大会:聖光学院3-2仙台育英>◇15日◇準々決勝◇福島・ヨークいわきスタジアム
仙台育英(宮城1位)が聖光学院(福島1位)に2-3で敗れ、東北大会4強入りを逃した。試合後の仙台育英・須江航監督(41)の一問一答は以下の通り。
◇ ◇ ◇
-聖光学院戦に挑む前と振り返って今の気持ち
選手は持てるものは全部出しきった。采配を間違えた監督の責任かなと思います。3-2、3-4のスコアを想定してミーティングを重ねて試合に入った。先制点をとれたのは良かったが、それ以降思い切りのない攻撃になってしまった。丁寧にいくという気持ちが大きくなりすぎて積極性を欠いてしまった。聖光学院さんが粘り強く徹底してこられたので、小さいところの差が勝敗を分けたと思います。
-県大会から無失点だった投手陣が四死球で得点を許してしまった
今もっているものは井須も吉川も出した。監督の判断が遅かった。及第点以上のピッチングだと思う。責められないかな…と。
-もう1点欲しかった攻撃面について
若いカウントで三塁まで到達することを意識していたけど、一塁からのけん制が非常に巧みでスチールがきれなったり、エンドランをカウントが整わないのを言い訳にしてなかなか攻めきれなかった。本来持っている走力を生かせなかった。
-本大会での収穫は
1球の重みがどれだけ大切かは夏の大会で実感した。だから今日で学ぶことはない。それを重々わかった上で彼らのパフォーマンスをさせてあげることができなかった。
-今のチームについて
過去で最も練習をこなしているチームですし、今までやってきたことを継続しても甲子園にたどり着けないんだなと感じて、今までの慣習や伝統をやめて、ゼロからつくっていくんだと自主的にやっていた。人間同士での意見のぶつかり合いをハードにしてきて、絶対に妥協しないという魂のぶつかり合いがあったのですが、彼らなりに考えられることを全部想定して、準備して、取り組んだ結果。それを導いているのは監督ですから、監督がレベルアップしないといけない。
-今後の課題、今後に向けて
とにかく、甲子園が遠い。夏の大会が終わり新チームになって、できることをやりきった。チーム全体で大げさな言い方しますけど、命の9割ぐらい「勝つ」ということにかけてみんなが生活、練習をしてきたので、これ以上できないですね。やれることはやり尽くしたと思うので…。そういう中なら、大変苦しいですけどこれ以上やらなきゃいけないということを探す。1日でも早く次に向かわなければ、すでにもう敗れている宮城県のチームは夏に向けて頑張っているわけですから、1日、2日と引きずっているうちにどんどん離されちゃいますから。本当に監督采配以外に答えのない結果なんですけど、とにかくもう1度、できるとやれると信じて遠い遠い甲子園を目指していきたいと思います。
①花 園 大3-2びわ こ大 09:56~12:19
②明治医療大9-0滋 賀 大 13:24~15:18 7回コールド
16:25点灯(上下各2列無点灯)
③佛 教 大8-2京都先端大 16:57~19:34 4回表から全灯
やや天気が心配されましたが、徳島日帰り遠征から中1日。
10時から3試合そして第3試合が17時開始ということで阪急電車一本で行ける利便性もあり、入場無料の大学野球観戦してきました。客がかなり少ないので余裕で最前列の真ん中ラガーマンの定位置に鎮座し両横に荷物置いておりました!なぜかしら外野芝生席も解放されナイター照明に照らされた外野席にも足を運んでおりました。
京都成章~塔南を率いた奥本監督が花園大に就任し注目してましたが、律儀に長袖アンダーシャツを着用されていたが、ホーム寄りのベンチ中ほどで戦況を見つめ、背番号51の半袖ワンパク指導者がサイン発信し、投手の頑張りで逃げ切り成功。
第2試合は4回表の7失点があまりにも重すぎて7回コールドゲーム↓↓
しかしながら、第3試合まで1時間39分のインターバルをいただき、西京極総合運動公園を一周してもまだまだ時間が余りました!
最後第3試合は3回表終了4-0と差が開きコールド回避に向けて京都先端大を全力応援し、3回裏無死1塁ショートゴロゲッツーと思われた打球がイレギュラーして2死ランナーなしのはずが無死2・3塁と球運がほほ笑み内野ゴロ2つで2点差に。しかし5回表3点を失いさらに2死2・3塁のピンチで投球モーションに入った投手がポロリとグラブからボールを落としまさかのボークで8-2と差が開き思わずスタンド最前列の真ん中でブチキレ!!
しかし、なおも続く2死3塁のピンチをセカンドゴロで脱出し味方の援護がない中、右サイドスロー投手が6~8回までほぼ完ぺきなリリーフを見せ8回表終了時点で事実上コールド回避!!約10時間西京極界隈で野球をそして昼食&夕食を堪能して、今日もリュックにパーカー最後まで温存して半袖カッターシャツ姿で無事帰宅しました!
ちなみに佛教大は6チームで唯一ブラスバンドにチアガールの応援団登場。京都先端大&花園大は太鼓1つの応援で花園大は試合序盤にちょっぴり録音応援してました。
📝令和6年度 秋季近畿地区高等学校野球大会 組み合わせ
https://www.whbf.jp/uploads/20241015162127_BDod.pdf
📝「卓球部か野球部か」迷って入部の2年後、甲子園で好リリーフ「私立に及ばない部分は…だからといって」44歳監督が語る“公立校のロマン”
https://news.yahoo.co.jp/articles/9ab52dfccb05f862fe289868b62744222a84f447
公立の進学校と私立の強豪校では環境が違う。その違いを嘆いたり、うらやんだりしても、現状は変わらない。
静岡県有数の進学校、県立掛川西の野球部を率いる大石卓哉監督は私立との違いを「差」とは捉えていない。実際、今夏は甲子園に出場し、初戦は山梨県の私立・日本航空に勝利している。
「公立高校の教師は異動があるので、同じ監督が10年、20年と指揮することはありません。監督の色を出すよりも、入部した選手に応じて毎年チームカラーを変えていくことが、チームの強さになっていくと考えています。選手の特徴を生かしたチームづくりを大事にしています」
「学校裁量枠」があっても授業・テストはある
静岡県には「学校裁量枠」という仕組みがある。公立校の入学者を選抜する方法の1つで、高校独自の裁量で合格者を決められる。
他の都道府県と比べて、静岡県では公立校が野球やサッカーなどで好成績を残しているのは学校裁量枠も大きく影響している。甲子園常連の静岡高校も学校裁量枠を使い、近年は県外の中学からも野球部に入っている。
掛川西は県内出身だけで構成しているが、学校裁量枠を活用している。大石監督は「掛川西は甲子園出場経験のある伝統校なので、選手を集める上で他の公立高校よりもアドバンテージがあるのは間違いありません」と話す。ただ、学校裁量枠で入学した生徒も当然ながら、他の生徒と同じように授業やテストを受ける。そのため、野球に専念したい生徒は私立の強豪校を選ぶ傾向にある。
公立校では学校裁量枠の選手に加えて、一般入試で入学した選手がチーム力を高める上で重要になる。例えば掛川西だと、夏の甲子園で好投した増井俊介投手もその1人だ。
卓球部と迷う中で「メリットとデメリットを説明した」
しかも増井は入学当初、野球部と卓球部のどちらに入るか迷っていたという。
大石監督が当時を振り返る。「増井は野球部を見学して『とてもついていけそうもないので、他の部活も見てきます』と言って、卓球部に仮登録を出しました。中学で野球をやっていたのは知っていましたし、体格に恵まれていたので、野球部に入るメリットとデメリットを説明してから、最後は自分で決めるように伝えました」
身長187センチ、体重97キロの増井は高校入学当時、筋力や瞬発力に課題があり、直球の最速は120キロに届くかどうかだった。だが、大石監督は潜在能力の高さを感じていた。体力や投手としての力に自信が持てていない増井投手に語りかけた。
「最初は練習がきついと思う。でも、冬場のトレーニングに取り組めば、指導者としての経験上、3年生になった時に球速が140キロを超えてくると思う。体の大きさと頭脳を組み合わせればクレバーな投手になって、大学でも野球を続けられる選手になるポテンシャルがある。もちろん、増井自身が努力できればだけど」
そして、こう付け加えた。「勉強する時間は卓球部よりも短くなる。野球部にいると、褒められることはほとんどない。甲子園を目指している以上、苦しい時間が多くなるのは間違いない」
増井は厳しい環境に飛び込むと決意した。
「伝統のある野球部でプレーできる機会は貴重なので、頑張ってみます」
多くを求め過ぎると選手は苦しくなります
卓球部に入る予定だった増井は努力を重ね、大石監督の想像を超える選手へと成長した。今夏の静岡大会では3試合で計10回1/3を投げて、わずか1失点。2枚看板の1人として、甲子園出場に貢献した。聖地でも日本航空戦で4回無失点と好リリーフを見せて勝利の立役者となり、2回戦の岡山学芸館戦でも1回を無失点に抑えた。
増井の最大の特徴は直球にある。球種は決して多くないが、角度と球威のある直球で打者をねじ伏せる。大石監督は「スライダーがあったら投球の幅は広がるに違いない」とイメージを膨らませていた。しかし、増井に習得を促さなかった。その理由を説明する。
「多くを求め過ぎると選手は苦しくなりますし、良さが消えてしまう可能性もあります。それよりも、1人1人の選手の特徴を生かしたり、それぞれの選手に役割を持たせたりして、チーム全体でバリエーションを増やす意識を持っています」
今夏、掛川西の投手陣は個が際立っていた。エースナンバーを背負った高橋郁真投手は右サイドスローから、変化球と制球力で勝負する。今春の大会で背番号1をつけた2年生の杉崎蒼汰投手は直球にスライダーとカーブを組み合わせ、コントロールも安定している正統派。他にも、技巧派の左投手や特殊球を武器とする右投手らタイプが異なる投手がそろった。
内野も外野も“2番手野手”を置かなかった
野手の構成も独特だった。試合前のシートノックを見ると、他校との違いに気付く。守備に就く選手の数が少ない。通常、各位置に選手が2人ずつ就くが、掛川西は内野も外野も1人しかいないポジションの方が多い。レギュラーが欠場した際に穴を埋める2番手の野手を置いていないのだ。代打の切り札は守備練習に入っていない。
大石監督が意図を明かす。「私立の強豪校のようにチーム内競争が激しくて、選手層が厚いわけではありません。私たちのチームは2番手の選手をベンチに入れても、出場機会がほとんどないんです。それなら、代打、代走、守備固めとスペシャリストをベンチに入れた方が、チーム力は高くなると考えました」
守備のスペシャリストの役割を担ったのは、稲葉銀士選手だった。試合終盤で代走を出した直後の守備や僅差を守り切りたい場面で、投手を除く全てのポジションを守る役割を任された。
決勝前に一塁手が体調不良…監督は絶望、でも選手たちは
稲葉にとって最大の見せ場で、大石監督にとって最大のピンチだったのは甲子園切符をかけた静岡大会決勝だった。決勝前日に一塁手が体調不良となり、指揮官はスタメンに頭を悩ませていた。
「一塁手の2番手がいないので、やばいと焦りました」
そうしたら、選手たちから自然と声が上がったという。
「稲葉がいるじゃないですか!」
守備力が高いとはいえ、稲葉は試合で一塁を一度も守ったことがない。指揮官としては「心配しかなかったです」と正直な心境を吐露した。しかし――。
落ち込む大石監督とは対照的に、選手たちは緊急事態でも余裕があった。午前中に全体練習を終えると、選手たちがノックを始める。一塁を守る稲葉選手に「ゲッツーは狙わなくて良いから」、「ゴロが飛んできたら1つアウトにすればOKだから」と声をかける。
その姿に大石監督は学びを得た。「選手たちがすごく楽しそうでした。2番手の選手を置かない、いわばチームとして不完全な状態の方が、高校生はアクシデントを乗り越えようと気持ちが入る。その状況をおもしろがる力があると実感しました。チームを完璧に仕上げなくても、何とかなるんだなと選手に気付かせてもらいました」
大石監督は決勝戦、稲葉を「6番一塁」で起用した。打撃の調子が良かった稲葉は準決勝に左翼でフル出場していた。決勝では一塁を守ることになり、元々のレギュラーだった杉山侑生選手が「8番左翼」で先発した。この起用が的中する。稲葉選手は3打数2安打、2四死球でチャンスを演出。杉山選手は2安打5打点と打線をけん引し、甲子園の道を切り開いた。
夏春2季連続の聖地が手の届くところまで
「掛川西は全寮制ではありませんし、県立の進学校なので勉強時間の確保も必要です。今はトレーニングの予定を組んでから、空いたところに野球の練習を入れています。野球をする時間が絶対的に足りないので、年間を通じて公式戦で結果を出すのは難しいと思っています。1年かけてチームをつくって、夏に勝負することしかできません」
こう語る大石監督が描くのは、新チームがスタートする秋から冬にかけて体力や筋力を強化し、春から技術や戦術を高めていく形だ。
「夏に向かって体力や筋力が上がっていって、最後に野球が乗っかってくるイメージです。うちの高校に来てくれる選手たちには申し訳ない部分はありますが、全国の強豪校との差を埋めるにはトレーニングに重点を置いて、その基礎をつくってから野球の動きを磨いていくのがベストだと今は考えています」
大石監督は現時点で春と夏、連続で甲子園に出場する力がチームには備わっていないと分析する。それでも、今秋の県大会では準優勝して、東海大会への出場を決めた。今夏もスタメンで活躍した2年生がチームをけん引し、夏春2季連続の聖地が手の届くところまできている。
私立に及ばない部分は…だからといって
今夏も含めて、甲子園出場校は圧倒的に私立が優位となっている。この傾向は静岡県でも同じだ。もちろん、親元を離れた私立で、甲子園や日本一を目指す選手それぞれに志はある。一方、地元選手だけで私立に挑む公立高校にロマンを感じる人もいる。
「公立が私立に及ばない部分はあります。だからといって、試合に勝てないわけでも、甲子園に行けないわけでもありません」
選手との距離感を見直し、日曜を休みにするなどの練習日程の改革を経て――大石監督の言葉と結果には、高校野球が人々を魅了する理由が詰まっていた。
☝大嶋哲平の粘投光った 聖光学院が仙台育英との接戦制して夏春連続甲子園へ“王手”
https://news.yahoo.co.jp/articles/215655b49e09cbac55ccf34530698f7d37cd1369
◆秋季高校野球東北大会▽準々決勝 聖光学院3―2仙台育英(15日・ヨークいわき)
聖光学院が仙台育英を3―2で破り、22年以来2年ぶりの東北大会4強入りを決めた。先発した背番号10の技巧派左腕・大嶋哲平(2年)が、外角中心の丁寧な投球を披露。2回にスクイズで1点を先制されたがその後は追加点を許さず、9回の先頭打者にソロ本塁打を浴びて降板したが8安打2失点、120球と力投をみせて相手に流れを渡さなかった。
優勝した今秋県大会は背番号1も、学法石川との準決勝は3回持たずに途中降板など思うような投球ができず、今大会は10番に“降格”。「県大会はみんなが救ってくれたので、今度は自分がと思っていた。(外角に)よく投げ込めたと思う」と胸を張った。
打っては1点を追う5回、2死満塁から四球→死球と連続押し出しで逆転。8回には足を絡めた攻撃で相手失策を誘い、結果的に決勝点となる1点を奪った。タイムリーは1本もないがしぶとい攻めで得点を重ねた。
同じく4強入りした22年は準決勝で敗退。3枠あった一般選考枠で、4強進出校で唯一選ばれなかった。斎藤智也監督は「センバツとか関係なく、あと2つ勝つ野球をしたい」。勝ちにこだわり、一戦必勝でまずは山形中央との準決勝(18日)に挑む。
👣仙台育英4強逃す「やれると信じて」須江監督「遠い遠い甲子園を目指していく」/一問一答
https://news.yahoo.co.jp/articles/928710982d55bb32b913ae2a8bd9009c16dc867a
<秋季高校野球東北大会:聖光学院3-2仙台育英>◇15日◇準々決勝◇福島・ヨークいわきスタジアム
仙台育英(宮城1位)が聖光学院(福島1位)に2-3で敗れ、東北大会4強入りを逃した。試合後の仙台育英・須江航監督(41)の一問一答は以下の通り。
◇ ◇ ◇
-聖光学院戦に挑む前と振り返って今の気持ち
選手は持てるものは全部出しきった。采配を間違えた監督の責任かなと思います。3-2、3-4のスコアを想定してミーティングを重ねて試合に入った。先制点をとれたのは良かったが、それ以降思い切りのない攻撃になってしまった。丁寧にいくという気持ちが大きくなりすぎて積極性を欠いてしまった。聖光学院さんが粘り強く徹底してこられたので、小さいところの差が勝敗を分けたと思います。
-県大会から無失点だった投手陣が四死球で得点を許してしまった
今もっているものは井須も吉川も出した。監督の判断が遅かった。及第点以上のピッチングだと思う。責められないかな…と。
-もう1点欲しかった攻撃面について
若いカウントで三塁まで到達することを意識していたけど、一塁からのけん制が非常に巧みでスチールがきれなったり、エンドランをカウントが整わないのを言い訳にしてなかなか攻めきれなかった。本来持っている走力を生かせなかった。
-本大会での収穫は
1球の重みがどれだけ大切かは夏の大会で実感した。だから今日で学ぶことはない。それを重々わかった上で彼らのパフォーマンスをさせてあげることができなかった。
-今のチームについて
過去で最も練習をこなしているチームですし、今までやってきたことを継続しても甲子園にたどり着けないんだなと感じて、今までの慣習や伝統をやめて、ゼロからつくっていくんだと自主的にやっていた。人間同士での意見のぶつかり合いをハードにしてきて、絶対に妥協しないという魂のぶつかり合いがあったのですが、彼らなりに考えられることを全部想定して、準備して、取り組んだ結果。それを導いているのは監督ですから、監督がレベルアップしないといけない。
-今後の課題、今後に向けて
とにかく、甲子園が遠い。夏の大会が終わり新チームになって、できることをやりきった。チーム全体で大げさな言い方しますけど、命の9割ぐらい「勝つ」ということにかけてみんなが生活、練習をしてきたので、これ以上できないですね。やれることはやり尽くしたと思うので…。そういう中なら、大変苦しいですけどこれ以上やらなきゃいけないということを探す。1日でも早く次に向かわなければ、すでにもう敗れている宮城県のチームは夏に向けて頑張っているわけですから、1日、2日と引きずっているうちにどんどん離されちゃいますから。本当に監督采配以外に答えのない結果なんですけど、とにかくもう1度、できるとやれると信じて遠い遠い甲子園を目指していきたいと思います。
☝【出雲駅伝】「やっぱり紹介される大社高校」「知らなかった」1区で大社高校を通過…Xで話題に
https://news.yahoo.co.jp/articles/965202647bd8c4b331a456d4a62d51ba5171e54a
<出雲駅伝>◇14日◇島根・出雲大社前~出雲ドーム前(6区間45・1キロ)
学生3大駅伝の初戦となる出雲駅伝(出雲大社正面鳥居前~出雲ドーム前)が、午後1時05分にスタートした。
1区の2・7キロ付近では、今夏の全国高校野球選手権で93年ぶりに8強入りした大社高校の道沿いを通過した。フジテレビ系の中継でも紹介されると、X(旧ツイッター)でファンも反応。「大社高校ちゃんと写してくれた!笑」「やっぱり紹介される大社高校」「コース沿いに学校があるなんて知らなかった」「大社高校の前はアツい」などのコメントが投稿されている。
出雲駅伝は今季の初陣。3連覇を狙う駒澤大、6年ぶり5度目の優勝を狙う青学大、学生3大駅伝で初優勝を目指す城西大など、全21チームが6区間45・1キロをつなぐ。
📝来夏に向けてハッキリした課題…新チームで臨んだ秋季千葉県大会は準決勝でコールド負け(持丸修一/専修大松戸 野球部監督)
https://news.yahoo.co.jp/articles/24f9975f9a4e8ef5e6d5b4d4413c9fc5f1248936
【持丸修一 76歳名将の高校野球論】#48
新チームで臨んだ秋季千葉大会は準決勝で千葉黎明に4-11(7回コールド)で敗れました。
同校は初戦で中央学院(7-1)に快勝すると、2回戦は成田(2-1)、3回戦で東海大浦安(8-3)、準々決勝では東海大市原望洋(5-1)と破竹の勢いで強豪校を打ち破り、決勝も拓大紅陵を8-7で下して10年ぶりに秋季関東大会へ駒を進めました。
強いチームに共通するのは、「旧チームの主力メンバーが複数残っていること」。その中に投手と捕手が含まれる場合は特に警戒しなくてはいけません。
実際、今夏の甲子園覇者である京都国際(京都)にしても、V達成メンバーは投手と捕手を含む7人が旧チームからの持ち上がりでした。今秋の千葉黎明もバッテリーを含む5人が旧チームでも活躍していた選手たちです。
戦う前から苦戦するだろうと思っていたものの、蓋を開けてみると想像以上に実力のあるチームでした。千葉黎明さんの内情はわかりませんが、持ち上がりの選手たちは旧チームで先輩たちの中で揉まれていた頃から、チームの一員としての意識を持ってやっていたのかなと感じるものがありました。自覚を持って取り組む選手は、「来年があるから……」などと考える選手よりも成長度が段違いに速いものです。
彼らのように野球に取り組む選手をいかに育てられるか。専大松戸の新チームにも、1年生が数人います。まだ入学から半年ほどで、どうしても先輩に気を使ってしまうのも理解できますが、もっとガツガツしてほしい。チームに対して思うところがあればどんどん声を上げてほしい。メンバー外の下級生も同様です。入部から引退までのたった2年半という限られた期間でおのおのがよりうまくなるために、遠慮は必要ありません。ガチガチの上下関係がない専大松戸ならではの環境を存分に生かしてもらいたい。
投手陣の育成も急務です。コールド負けするほど点を取られているようでは、まだまだ力不足。1年生の195センチの長身右腕を含め、期待している選手がたくさんいます。来夏に向け、彼らをどれだけ鍛えられるか。いまのところ練習を「やらされている感」が抜け切らないので、そのあたりの意識も変えていきたいと考えています。
下からの突き上げがあれば選手間に競争心が芽生え、チームは成長、進化していくものです。今回の敗戦で課題が改めて分かりました。じっくり腰を据えて取り組んでいきます。
📝目指すは2025年春のセンバツ高校野球出場 四国大会出場権をかけた秋の県大会結果は【徳島】
https://news.yahoo.co.jp/articles/c65d599d918cf0a0144e4e5987125184065c0e7e
2025年春のセンバツにつながる四国大会への出場権をかけた秋の徳島県大会、10月13日に決勝と3位決定戦が徳島市で行われました。試合は、どちらも1点差の接戦となりました。
16年ぶりの頂点を目指す鳴門渦潮高校と、15年ぶりの優勝を狙う小松島高校が対戦した決勝戦。試合は、両チームあわせて25本のヒットが乱れ飛ぶ打撃戦となりました。
3対2と、鳴門渦潮リードで迎えた4回。鳴門渦潮はランナーを2塁に置き、9番の土谷選手、1番の西丸選手、2番の森本選手の3連打で一気に3点を加え、6対2とリードを広げます。
負けじと小松島も5回。3塁2塁のチャンスに2番の白濱選手がヒット、続く3番の馬着選手はスクイズ、さらに4番の小林選手もヒットで続き一気に3点を返して、再び1点差にせまります。
その後、両チーム1点ずつ加え、7対6と鳴門渦潮リードで迎えた9回表。小松島はヒットで1塁にランナーを置き、バッターは5番の川西選手。打球はライトへ、ここで1塁ランナーが一気に3塁を狙いますがタッチアウト、鳴門渦潮はライトの西丸選手の好返球でピンチを防ぎます。結局、鳴門渦潮が7対6で接戦を制し、16年ぶり7度目の優勝を果たしました。
一方、鳴門高校と川島高校の3位決定戦は、序盤に打線がつながった川島が8回までに3点をリードし、試合を優位に進めます。
3点を追う鳴門は9回、デッドボールとヒットなどで1点とって2点差とし、なおも2塁1塁のチャンス。ここでバッターは4番の稲山選手。打球はぐんぐん伸びてライトスタンド場外へ、逆転のスリーランホームラン。この一発で試合をひっくり返した、鳴門が6対5で3位決定戦を制し、5年連続となる四国大会の切符を掴みました。
優勝した鳴門渦潮高校と準優勝の小松島高校、3位の鳴門高校は10月26日から高知県で行われる四国大会に出場します。
2025年のセンバツ大会の重要な資料となる大会、頑張ってほしいものです。
📝「白米たくさん食べろ…球児は苦痛」「日曜休みで顧問たちが元気に」“高校野球の当たり前”を疑って甲子園…公立校のトレーニング改革全事実
https://news.yahoo.co.jp/articles/776c748ecacf77a555dbf0ed9412490251680ac6
今夏、26年ぶりとなる夏の甲子園出場を果たした静岡県立掛川西高校の野球部。聖地で私立校相手に1勝を挙げるなど、大社高校などとともに公立校躍進の象徴となったが、2018年から同校を率いる大石卓哉監督は、試行錯誤を繰り返してきた。
目を吊り上げて食べろ、食べろと言って
例えば、食事面である。選手たちの体重を増やすため、白米を食べさせるノルマを課した。そして練習前に毎日、選手の体重をチェックしていた。
「たくさん食べられない選手には食事が苦痛になっていました。目を吊り上げて食べろ、食べろと言って苦しめてしまいました」
大石監督は当時をこう反省している。実際、体重が増えていないことを指揮官に気付かれないよう、体重測定前に水をがぶ飲みする選手やポケットにおにぎりを入れていた選手もいたからだ。その事実を卒業生から知らされた大石監督は、すぐに考えを改めた。
「食事を楽しみながら、体を大きくするにはどうすれば良いのか考えました。栄養士さんにも話を聞いて、正しい知識を身に付けて選手と接するように心掛けました」
身になる食事を取るためには心と体を良い状態に保つ必要があると知った大石監督は、練習メニューを変更した。練習の最後は全員で雑談しながらストレッチ。心も体も緊張状態から解放した。大石監督は、こう話す。
「今までは問題点を指摘する厳しいミーティングで1日を締めていました。それでは選手たちの食欲は湧かないはずです。交感神経が働き過ぎて、食べ物の吸収も悪くなります。ほっこりとリラックスした雰囲気で練習を終えて、お腹が空いたから家に帰ろうという雰囲気をつくる意識に変えました」
また選手間やスタッフのコミュニケーションを円滑にするために、企業で使われる「slack」も導入。栄養面や試合・練習の振り返りも、可視化できるようにした。
現在、大石監督の目の前で選手が体重計に乗ることはない。健康状態を正しく把握する「InBody」の数値を週1回計測して、各自で推移を把握している。数値はチームをサポートしている管理栄養士と共有できるため、選手は質問や相談できる仕組みになっている。
グラウンドを長く使えるはずの火曜日を休みに
長すぎた秋は空虚な時間ではなかった。掛川西はチームを変革するチャンスに変えた。それは「休日」の設定にも表れている。
火曜日の放課後、グラウンドに威勢の良い声は響いていない。制服姿の野球部員は学校の校門を出て自宅へ向かう。掛川西は今春から、毎週火曜日をオフにしているのだ。
授業のコマ数が少ない火曜日は他の平日よりも長く練習できる。これまでは一般的な野球部と同じように、掛川西も月曜日がオフだった。ところが、今は月曜日に週末の試合で見えた課題を修正し、火曜日を休日にしている。
チームを率いる大石監督は長く練習できる火曜日を「あえて」休みにしたという。それはなぜか。
「選手が自由に使える時間を増やす目的です。体のコンディションを整えたり、勉強したり、日々の練習や試合を振り返ったり、選手たちは色んな使い方をしているようです。それから、美容院にも行きやすくなったみたいですね」
掛川西は2年ほど前から髪形を自由にしている。地元の美容院は月曜定休のケースが多く、火曜日がオフになったことで行きつけの店でリラックスする選手もいるという。大石監督は「地元の人たちと交流するのは有意義な時間だと思っているので、髪型を自由にして良かったと感じています」と笑顔を見せる。
オフ期間、あえて「日曜を休日」にしたワケ
休日の設定は大石監督が熟慮していたテーマの1つだった。
昨年の秋季大会で初戦敗退して迎えたシーズンオフ。常識を覆す挑戦に乗り出した。12月から2月までは、日曜日を休日にしたのだ。
静岡県は雪が降らず温暖なため、冬場もグラウンドで体を動かせる。平日よりも圧倒的に練習時間を確保できる土日は、どの監督もチームを強化するチャンスと捉えている。大石監督も同じ考えを持っていたが、固定観念を捨てた。
「色んな可能性を探ってみて、上手くいかなかったら次の方法を試そうと思っています。髪形も同じですが、選手たちは自由になったからといって、突拍子もない行動を起こすわけではありません。むしろ、自分で考えて判断するようになっています。シーズンオフは日曜日を休みにしたのは、選手に“時間を返す”イメージでした」
そうは言っても、日曜日を休日にする決断に指揮官自身も最初は迷いがあった。当時を振り返る。
「日曜日は自由にグラウンドを使えるし、トレーニングする時間も十分に確保できます。他のチームは、みっちり練習しているわけですから、不安はありましたね。選手たちも日曜に休めるうれしさを感じながら、休んでいて大丈夫なのか口には出さなくても心配だったと思います」
大胆な改革、最初に効果が表れたのは顧問たちだった
ただ、週末を含む1週間のスケジュールを踏まえると、実は合理的な面もあった。
掛川西の土曜日は始動が早い。朝6時45分から練習をスタートし、お昼ご飯を挟んで午後2時頃には終了する。つまり、土曜日の夕方から月曜日の朝まで、1日半が自由時間になるのだ。この大胆な改革で、最初に効果が表れたのは、実は顧問たちだった。大石監督はこう振り返る。
「監督の自分と違って、他の顧問の先生方は私の考えや予定に振り回される部分があります。顧問は全員、家庭を持っています。日曜日を休日にしたことでご家族と過ごす時間を取れて元気が回復し、良い顔で月曜日に学校へ来るようになりました。平日に無理なお願いをしやすくなりましたね(笑)」
全国の強豪校にも劣らないフィジカル数値に
さらに、選手たちの表情や動きにも変化が生まれた。シーズンオフの期間は木曜日の練習を軽くしていたため、「月火水の3日間」と「金土の2日間」で力を出し切る意識が浸透していった。特に、土曜日の動きは日曜日を見据えて練習していた頃と比べて見違えるほど良くなったという。
量より質の方針は数字にも表れた。フィジカルの数値がチーム史上最高を記録したのだ。掛川西では毎年、選手の入学時から筋力、柔軟性、瞬発力などを年に3回測定している。今夏に甲子園に出場したチームは選手全員の平均値が、大石監督が就任した2018年以降で最も伸びた。
この数値は全国の強豪校でも測定されており、平均値がランキングになっている。全国1位は埼玉県の浦和学院。掛川西は県内でトップ、全国でも4位だった。客観的な数字は選手が自信を持つ1つの根拠になったと大石監督は実感している。
「私たちのチームは秋も春も結果を出せませんでした。周りの人たちは夏も勝てないと思っていたはずです。でも、選手たちは甲子園で戦えるだけのベースができていると考えていました。その自信が相手チームの名前や体格にひるまず、劣勢でも自分たちを見失わない戦い方につながったと感じています」
「日曜休みがイコールではない」一方で、集中力は
大石監督は「数値が上がったのは選手たちの頑張りなので、日曜日を休みにしたこととイコールではないと思います」とも付け加える。ただ、練習に対する集中力は確実に上がり、チームに元気や活気が生まれたという。
チーム力は練習時間に比例して上がるとは限らない。むしろ、長時間練習は集中力やモチベーションを下げ、逆効果となる可能性もある。冬のトレーニング内容は例年と大きく変えていない。変えたのは日曜日を休日にしたことだけだった。
「休みは心も体も元気になります。社会人も休日の前日は仕事を頑張れますよね」
大石監督はこうも語り、固定観念を打ち破った方針変更に手応えを感じた。一方、私立の強豪校には追いつけない限界も痛感した。<つづく>
https://news.yahoo.co.jp/articles/965202647bd8c4b331a456d4a62d51ba5171e54a
<出雲駅伝>◇14日◇島根・出雲大社前~出雲ドーム前(6区間45・1キロ)
学生3大駅伝の初戦となる出雲駅伝(出雲大社正面鳥居前~出雲ドーム前)が、午後1時05分にスタートした。
1区の2・7キロ付近では、今夏の全国高校野球選手権で93年ぶりに8強入りした大社高校の道沿いを通過した。フジテレビ系の中継でも紹介されると、X(旧ツイッター)でファンも反応。「大社高校ちゃんと写してくれた!笑」「やっぱり紹介される大社高校」「コース沿いに学校があるなんて知らなかった」「大社高校の前はアツい」などのコメントが投稿されている。
出雲駅伝は今季の初陣。3連覇を狙う駒澤大、6年ぶり5度目の優勝を狙う青学大、学生3大駅伝で初優勝を目指す城西大など、全21チームが6区間45・1キロをつなぐ。
📝来夏に向けてハッキリした課題…新チームで臨んだ秋季千葉県大会は準決勝でコールド負け(持丸修一/専修大松戸 野球部監督)
https://news.yahoo.co.jp/articles/24f9975f9a4e8ef5e6d5b4d4413c9fc5f1248936
【持丸修一 76歳名将の高校野球論】#48
新チームで臨んだ秋季千葉大会は準決勝で千葉黎明に4-11(7回コールド)で敗れました。
同校は初戦で中央学院(7-1)に快勝すると、2回戦は成田(2-1)、3回戦で東海大浦安(8-3)、準々決勝では東海大市原望洋(5-1)と破竹の勢いで強豪校を打ち破り、決勝も拓大紅陵を8-7で下して10年ぶりに秋季関東大会へ駒を進めました。
強いチームに共通するのは、「旧チームの主力メンバーが複数残っていること」。その中に投手と捕手が含まれる場合は特に警戒しなくてはいけません。
実際、今夏の甲子園覇者である京都国際(京都)にしても、V達成メンバーは投手と捕手を含む7人が旧チームからの持ち上がりでした。今秋の千葉黎明もバッテリーを含む5人が旧チームでも活躍していた選手たちです。
戦う前から苦戦するだろうと思っていたものの、蓋を開けてみると想像以上に実力のあるチームでした。千葉黎明さんの内情はわかりませんが、持ち上がりの選手たちは旧チームで先輩たちの中で揉まれていた頃から、チームの一員としての意識を持ってやっていたのかなと感じるものがありました。自覚を持って取り組む選手は、「来年があるから……」などと考える選手よりも成長度が段違いに速いものです。
彼らのように野球に取り組む選手をいかに育てられるか。専大松戸の新チームにも、1年生が数人います。まだ入学から半年ほどで、どうしても先輩に気を使ってしまうのも理解できますが、もっとガツガツしてほしい。チームに対して思うところがあればどんどん声を上げてほしい。メンバー外の下級生も同様です。入部から引退までのたった2年半という限られた期間でおのおのがよりうまくなるために、遠慮は必要ありません。ガチガチの上下関係がない専大松戸ならではの環境を存分に生かしてもらいたい。
投手陣の育成も急務です。コールド負けするほど点を取られているようでは、まだまだ力不足。1年生の195センチの長身右腕を含め、期待している選手がたくさんいます。来夏に向け、彼らをどれだけ鍛えられるか。いまのところ練習を「やらされている感」が抜け切らないので、そのあたりの意識も変えていきたいと考えています。
下からの突き上げがあれば選手間に競争心が芽生え、チームは成長、進化していくものです。今回の敗戦で課題が改めて分かりました。じっくり腰を据えて取り組んでいきます。
📝目指すは2025年春のセンバツ高校野球出場 四国大会出場権をかけた秋の県大会結果は【徳島】
https://news.yahoo.co.jp/articles/c65d599d918cf0a0144e4e5987125184065c0e7e
2025年春のセンバツにつながる四国大会への出場権をかけた秋の徳島県大会、10月13日に決勝と3位決定戦が徳島市で行われました。試合は、どちらも1点差の接戦となりました。
16年ぶりの頂点を目指す鳴門渦潮高校と、15年ぶりの優勝を狙う小松島高校が対戦した決勝戦。試合は、両チームあわせて25本のヒットが乱れ飛ぶ打撃戦となりました。
3対2と、鳴門渦潮リードで迎えた4回。鳴門渦潮はランナーを2塁に置き、9番の土谷選手、1番の西丸選手、2番の森本選手の3連打で一気に3点を加え、6対2とリードを広げます。
負けじと小松島も5回。3塁2塁のチャンスに2番の白濱選手がヒット、続く3番の馬着選手はスクイズ、さらに4番の小林選手もヒットで続き一気に3点を返して、再び1点差にせまります。
その後、両チーム1点ずつ加え、7対6と鳴門渦潮リードで迎えた9回表。小松島はヒットで1塁にランナーを置き、バッターは5番の川西選手。打球はライトへ、ここで1塁ランナーが一気に3塁を狙いますがタッチアウト、鳴門渦潮はライトの西丸選手の好返球でピンチを防ぎます。結局、鳴門渦潮が7対6で接戦を制し、16年ぶり7度目の優勝を果たしました。
一方、鳴門高校と川島高校の3位決定戦は、序盤に打線がつながった川島が8回までに3点をリードし、試合を優位に進めます。
3点を追う鳴門は9回、デッドボールとヒットなどで1点とって2点差とし、なおも2塁1塁のチャンス。ここでバッターは4番の稲山選手。打球はぐんぐん伸びてライトスタンド場外へ、逆転のスリーランホームラン。この一発で試合をひっくり返した、鳴門が6対5で3位決定戦を制し、5年連続となる四国大会の切符を掴みました。
優勝した鳴門渦潮高校と準優勝の小松島高校、3位の鳴門高校は10月26日から高知県で行われる四国大会に出場します。
2025年のセンバツ大会の重要な資料となる大会、頑張ってほしいものです。
📝「白米たくさん食べろ…球児は苦痛」「日曜休みで顧問たちが元気に」“高校野球の当たり前”を疑って甲子園…公立校のトレーニング改革全事実
https://news.yahoo.co.jp/articles/776c748ecacf77a555dbf0ed9412490251680ac6
今夏、26年ぶりとなる夏の甲子園出場を果たした静岡県立掛川西高校の野球部。聖地で私立校相手に1勝を挙げるなど、大社高校などとともに公立校躍進の象徴となったが、2018年から同校を率いる大石卓哉監督は、試行錯誤を繰り返してきた。
目を吊り上げて食べろ、食べろと言って
例えば、食事面である。選手たちの体重を増やすため、白米を食べさせるノルマを課した。そして練習前に毎日、選手の体重をチェックしていた。
「たくさん食べられない選手には食事が苦痛になっていました。目を吊り上げて食べろ、食べろと言って苦しめてしまいました」
大石監督は当時をこう反省している。実際、体重が増えていないことを指揮官に気付かれないよう、体重測定前に水をがぶ飲みする選手やポケットにおにぎりを入れていた選手もいたからだ。その事実を卒業生から知らされた大石監督は、すぐに考えを改めた。
「食事を楽しみながら、体を大きくするにはどうすれば良いのか考えました。栄養士さんにも話を聞いて、正しい知識を身に付けて選手と接するように心掛けました」
身になる食事を取るためには心と体を良い状態に保つ必要があると知った大石監督は、練習メニューを変更した。練習の最後は全員で雑談しながらストレッチ。心も体も緊張状態から解放した。大石監督は、こう話す。
「今までは問題点を指摘する厳しいミーティングで1日を締めていました。それでは選手たちの食欲は湧かないはずです。交感神経が働き過ぎて、食べ物の吸収も悪くなります。ほっこりとリラックスした雰囲気で練習を終えて、お腹が空いたから家に帰ろうという雰囲気をつくる意識に変えました」
また選手間やスタッフのコミュニケーションを円滑にするために、企業で使われる「slack」も導入。栄養面や試合・練習の振り返りも、可視化できるようにした。
現在、大石監督の目の前で選手が体重計に乗ることはない。健康状態を正しく把握する「InBody」の数値を週1回計測して、各自で推移を把握している。数値はチームをサポートしている管理栄養士と共有できるため、選手は質問や相談できる仕組みになっている。
グラウンドを長く使えるはずの火曜日を休みに
長すぎた秋は空虚な時間ではなかった。掛川西はチームを変革するチャンスに変えた。それは「休日」の設定にも表れている。
火曜日の放課後、グラウンドに威勢の良い声は響いていない。制服姿の野球部員は学校の校門を出て自宅へ向かう。掛川西は今春から、毎週火曜日をオフにしているのだ。
授業のコマ数が少ない火曜日は他の平日よりも長く練習できる。これまでは一般的な野球部と同じように、掛川西も月曜日がオフだった。ところが、今は月曜日に週末の試合で見えた課題を修正し、火曜日を休日にしている。
チームを率いる大石監督は長く練習できる火曜日を「あえて」休みにしたという。それはなぜか。
「選手が自由に使える時間を増やす目的です。体のコンディションを整えたり、勉強したり、日々の練習や試合を振り返ったり、選手たちは色んな使い方をしているようです。それから、美容院にも行きやすくなったみたいですね」
掛川西は2年ほど前から髪形を自由にしている。地元の美容院は月曜定休のケースが多く、火曜日がオフになったことで行きつけの店でリラックスする選手もいるという。大石監督は「地元の人たちと交流するのは有意義な時間だと思っているので、髪型を自由にして良かったと感じています」と笑顔を見せる。
オフ期間、あえて「日曜を休日」にしたワケ
休日の設定は大石監督が熟慮していたテーマの1つだった。
昨年の秋季大会で初戦敗退して迎えたシーズンオフ。常識を覆す挑戦に乗り出した。12月から2月までは、日曜日を休日にしたのだ。
静岡県は雪が降らず温暖なため、冬場もグラウンドで体を動かせる。平日よりも圧倒的に練習時間を確保できる土日は、どの監督もチームを強化するチャンスと捉えている。大石監督も同じ考えを持っていたが、固定観念を捨てた。
「色んな可能性を探ってみて、上手くいかなかったら次の方法を試そうと思っています。髪形も同じですが、選手たちは自由になったからといって、突拍子もない行動を起こすわけではありません。むしろ、自分で考えて判断するようになっています。シーズンオフは日曜日を休みにしたのは、選手に“時間を返す”イメージでした」
そうは言っても、日曜日を休日にする決断に指揮官自身も最初は迷いがあった。当時を振り返る。
「日曜日は自由にグラウンドを使えるし、トレーニングする時間も十分に確保できます。他のチームは、みっちり練習しているわけですから、不安はありましたね。選手たちも日曜に休めるうれしさを感じながら、休んでいて大丈夫なのか口には出さなくても心配だったと思います」
大胆な改革、最初に効果が表れたのは顧問たちだった
ただ、週末を含む1週間のスケジュールを踏まえると、実は合理的な面もあった。
掛川西の土曜日は始動が早い。朝6時45分から練習をスタートし、お昼ご飯を挟んで午後2時頃には終了する。つまり、土曜日の夕方から月曜日の朝まで、1日半が自由時間になるのだ。この大胆な改革で、最初に効果が表れたのは、実は顧問たちだった。大石監督はこう振り返る。
「監督の自分と違って、他の顧問の先生方は私の考えや予定に振り回される部分があります。顧問は全員、家庭を持っています。日曜日を休日にしたことでご家族と過ごす時間を取れて元気が回復し、良い顔で月曜日に学校へ来るようになりました。平日に無理なお願いをしやすくなりましたね(笑)」
全国の強豪校にも劣らないフィジカル数値に
さらに、選手たちの表情や動きにも変化が生まれた。シーズンオフの期間は木曜日の練習を軽くしていたため、「月火水の3日間」と「金土の2日間」で力を出し切る意識が浸透していった。特に、土曜日の動きは日曜日を見据えて練習していた頃と比べて見違えるほど良くなったという。
量より質の方針は数字にも表れた。フィジカルの数値がチーム史上最高を記録したのだ。掛川西では毎年、選手の入学時から筋力、柔軟性、瞬発力などを年に3回測定している。今夏に甲子園に出場したチームは選手全員の平均値が、大石監督が就任した2018年以降で最も伸びた。
この数値は全国の強豪校でも測定されており、平均値がランキングになっている。全国1位は埼玉県の浦和学院。掛川西は県内でトップ、全国でも4位だった。客観的な数字は選手が自信を持つ1つの根拠になったと大石監督は実感している。
「私たちのチームは秋も春も結果を出せませんでした。周りの人たちは夏も勝てないと思っていたはずです。でも、選手たちは甲子園で戦えるだけのベースができていると考えていました。その自信が相手チームの名前や体格にひるまず、劣勢でも自分たちを見失わない戦い方につながったと感じています」
「日曜休みがイコールではない」一方で、集中力は
大石監督は「数値が上がったのは選手たちの頑張りなので、日曜日を休みにしたこととイコールではないと思います」とも付け加える。ただ、練習に対する集中力は確実に上がり、チームに元気や活気が生まれたという。
チーム力は練習時間に比例して上がるとは限らない。むしろ、長時間練習は集中力やモチベーションを下げ、逆効果となる可能性もある。冬のトレーニング内容は例年と大きく変えていない。変えたのは日曜日を休日にしたことだけだった。
「休みは心も体も元気になります。社会人も休日の前日は仕事を頑張れますよね」
大石監督はこうも語り、固定観念を打ち破った方針変更に手応えを感じた。一方、私立の強豪校には追いつけない限界も痛感した。<つづく>
⚾今日の大阪大会試合結果(最終日 3位決定戦・決勝戦 大阪シティ信用金庫S)
大阪学院10-8近 大 付(11回タイブレーク)・履 正 社8-3大阪桐蔭
大阪学院は近畿大会出場決定!!
履正社は6年ぶり6度目の優勝🏆
ちなみに僕は、本日悲願の?徳島市むつみスタジアムへ始発から2番目の電車に乗り込み高速バスで三宮から2時間。徳島駅前からレンタサイクルで約30分爆走してたどりつきました!!
一応、徳島の最高気温は25度を少し超える程度で宝塚は28度超えだったらしいですが、屋根もないのでカンカン照りで熱かった!!
10月13日ですが未だに半袖カッターシャツで4時10分起床から23時帰宅まで終始パーカーをリュックから取り出すことなく、、、、、例年だとたいがい10月5日をメドに長袖に衣替えなんですが・・・・・。
試合は3位決定戦は鳴門が敗色濃厚の9回表3点ビハインドを4番の逆転3ランなどでひっくり返して6-5で勝利。
試合時間2時間44分と“渦巻”打線は健在で高知開催の四国大会へ出陣。
昨日の準決勝と今日の最終日は①10時~②13時30分~の予定でしたが、3位表彰式を行い12時50分前まで場内アナウンスを待つも決勝の開始予定を言わないので、急いで自転車走らせてそば屋に急行。熱かったので食欲なく、夜ご飯の徳島ラーメンも考慮して、十割そば(ざるそば)のみ食べてまたダッシュで13時25分頃球場に戻ると散水直前で間に合った!!13時41分開始でした。
決勝戦は7-6というハイスコアながらも2時間2分と早い展開で、閉会式終了も16時10分だったのでゆとりをもって徳島中央公園(徳島城跡)を散策し、喫茶店・徳島ラーメン麺王をハシゴして20時のバスに乗り込みました。
しかし、徳島遠征は5度目だが、最初の試合が10-9で生光学園がサヨナラ勝ち。阿南~鳴門の四国大会では在りし日の上甲監督があの安楽以外の選手特にキャッチャーへの当たりがきつく2日間で5回程度ブチキレ!!!!!
そして今日の9回3点差大逆転勝利や7-6という打撃戦などなど印象深い試合が徳島ではよくみられます。
今度は改装工事を終えた鳴門に夏初めて泊まりで行けたらと。
〇秋季近畿大会☆みどころ
近畿大会出場校
和歌山1位・・・智弁和歌山
和歌山2位・・・和歌 山東
和歌山3位・・・市和 歌山
大阪 1位・・・履 正 社
大阪 2位・・・大阪 桐蔭
大阪 3位・・・大阪学院大
兵庫 1位・・・東洋大姫路
兵庫 2位・・・神戸学院付
兵庫 3位・・・三田 学園
奈良 1位・・・ 天 理
奈良 2位・・・ 奈 良
京都 1位・・・立命館宇治
京都 2位・・・龍谷大平安
京都 3位・・・ 北 稜
滋賀 1位・・・滋賀 学園
滋賀 2位・・・滋賀短大付
優勝候補・・・・・大阪 桐蔭・東洋大姫路・ 天 理
ダークホース・・・智弁和歌山・滋賀 学園・立命館宇治
☆僕のお気に入り
・高嶋先生
・和歌山東の ♪あまちゃん https://www.youtube.com/watch?v=y9DhvXX8n5Q
・ときに選手よりも派手なガッツポーズをする岩本部長
・西谷監督のウエスト
・椎江博前監督
・東洋ヘルメットをかぶったおっちゃんの球場に響き渡るダミ声の声援
・神戸学院大付 ♪寿司食いねえ https://www.youtube.com/watch?v=LQ0g20uDc60
・穂積監督を彷彿とさせる三田学園のしつこい野球と ♪PL学園の応援歌 ヴィクトリー https://www.youtube.com/watch?v=jKe7PK0-QfA
・天理大学から来た藤原新監督の采配
・奈良の胸文字
・パン職人監督
・帰ってきたレジェンド 川口コーチの投手指導
・北稜グレーのタテジマユニホーム
・滋賀学園の魔踊 https://www.youtube.com/watch?v=xMqVZ7gBNQI
・滋賀短期大学
・ほっともっと
・SKYダイナー
・神戸市営地下鉄
・神戸総合運動公園
・ユニバ―陸上競技場
・コスモスの丘
・ラジオ関西
・大阪芸大教授に転職した林 真一郎アナウンサー
・帰ってきた古田 彰満アナウンサー
・谷 五郎 笑って暮らそう
・NMB48しんしんとまいてぃーのガールズ☆ト〜ク
・ラジオ関西天気情報のジングル
・サンテレビガールズ先代の西村 雛妃嬢
・平松愛理 ♪美し都 https://www.youtube.com/watch?v=e84jTxGg3I8
💢大阪桐蔭が中野、森乱調の8失点で秋季府大会6連覇逃す 西谷監督「打たれる時もある」
https://news.yahoo.co.jp/articles/d778cb01e1602f69a81e81bd674f68b0de27e73b
秋季近畿地区高校野球大会大阪府予選◇13日◇決勝◇大阪シティ信用金庫スタジアム
大阪桐蔭が秋の大阪6連覇を逃した。
初回に先制も、今夏の甲子園1回戦で完封した先発の中野大虎投手(2年)が3回に4失点で逆転。5回に1点差とするが、直後の6回に今夏の大阪大会決勝で15奪三振完投の森陽樹投手(2年)も4失点(自責1)。西谷浩一監督(55)は「連覇に意識はないが、今日の試合を勝ちたい気持ちが強かったので残念。当たり前だが打たれる時もある。(近畿大会は)まず初戦をしっかりやりたい」と話した。
☝大院大高が26年ぶり近畿切符!「ネクスト今坂」鶴丸が延長11回V撃、「大阪2強」に加わる勢い続く
https://news.yahoo.co.jp/articles/219444a7a1aa6de20de84b89e80b926d2362098e
◇高校野球秋季大阪大会3位決定戦 大院大高10―8近大付(2024年10月13日 シティ信金スタ)
大院大高が近大付との3位決定戦を延長11回タイブレークの末に10―8で制し、26年ぶり3度目の近畿大会出場を決めた。
同点の延長11回1死満塁で「3番・遊撃」の鶴丸巧磨(1年)が左前適時打を放ち、これが決勝打となった。
「(観客席にいる)今坂さんから“お前が決めろ”と聞こえてきた。初球から振ろうと思っていました」
前チームの正遊撃手で今秋ドラフト候補に挙がる今坂幸暉(3年)の後継として、1年生ながらに背番号6を担う。夏の大阪大会で初戦敗退に終わった雪辱を果たし、「あの負けの悔しさは一生忘れない。近畿大会に出場できて、先輩に恩返しはできたかなと思います」と胸をなで下ろした。
同校は今春の大阪大会で初優勝し、今坂らが抜けた新チームも大阪3位と躍進。今秋の決勝に進出した大阪桐蔭、履正社の「大阪2強」に割って入るような勢いを見せている。
📝高校野球愛媛県大会上位校、県外強豪と強化試合開始 智弁学園と創志学園招く
https://news.yahoo.co.jp/articles/48ce840776073e8cad2f5f9fd8caa81cdacfa3af
高校野球の秋季県大会上位校が、他県の強豪校と対戦する強化交流試合(県高野連主催)が13日、今治球場で始まった。初日は甲子園常連の智弁学園(奈良)を招いて2試合を行い、今治西は2ー7、松山学院は4ー5でともに敗れた。
来春の選抜大会の切符が懸かる四国大会(26日開幕・高知県)を前に実施した。秋の県大会3位の今治西は初回にミスが絡んで3失点。三回に藤井の適時打で1点返すなど食い下がったが及ばなかった。
14日も同球場で2試合を行い、秋県準優勝の松山商などが智弁学園と対戦。19、20両日は坊っちゃんスタジアムで、県王者の新田など3校が創志学園(岡山)と戦う。
📝「お互いヘボ同士なんだから…」秋初戦敗退の“偏差値66公立校”が夏の甲子園1勝「大社さんもそうでした」“栄冠の舞台裏”を掛川西監督に聞く
https://news.yahoo.co.jp/articles/ed0ee9d4834dc90ebc9e14164f534834d0378f2e?page=1
2024年夏の甲子園は、公立校の躍進が話題となった。その1つが掛川西高校である。偏差値「62-66」で国公立大学への進学者も多い同校の野球部が、昨秋の初戦敗退から翌夏の静岡県大会優勝の栄冠に輝き、甲子園1勝へと駆け抜けるまでには“異端”ともいえるプロセスがあった。大石卓哉監督(44歳)に舞台裏を聞いた。〈NumberWebノンフィクション/全3回の第1回〉
昨年8月に秋季大会初戦敗退…どうすればいいのか
先を考えるのが嫌になるほど長い。そんな長すぎる秋が、絶望から頂点、そして甲子園での1勝へと駆け上がる原動力となった。
まだ暑さが残る2023年8月19日。掛川西は秋季高校野球静岡県大会予選の初戦に臨んだ。結果は浜松工業に2-3で敗戦。翌春のセンバツには遠く及ばず、8カ月後の春季大会まで公式戦がない長い秋へと突入した。
「試合はないけど、時間はたっぷりある。何をして過ごせばよいのか」
掛川西を率いる大石卓哉監督は夏のシード権を争う春の大会、その先にある夏の甲子園出場に向けて、時間の使い方を熟考せざるを得なかった。さらに初戦敗退後、大会を勝ち上がった他校の試合を観戦して、力の差を痛感した。
「今までと同じ過ごし方をしていたら、夏も県で優勝できない」そう悩んだ末、1つの結論を出した。
「掛川西のフィロソフィーをつくろう」
練習と並行して、大石監督は3カ月かけて、チーム方針やルールを明文化したのである。最初のページには、こう記されている。
目標……甲子園ベスト8
掛川西高校野球部は掛川市民からの期待を一身に背負った市民球団である。また、県内選手で構成された「最後の砦」として本校が甲子園で躍進することは、多くの静岡県民の悲願である。この計り知れないプレッシャーから逃げることなく、全県の期待を力に変え、日々目標に向かって大きく進撃することこそ、我々の使命である。》
この文章には、静岡県内の公立校の現状が反映されている。例えば甲子園常連の県立静岡高校は昨年、県外から選手が入学している。掛川西は県内選手だけで構成した伝統校の誇りを持っており、「最後の砦」としての使命感を抱いている。それをチーム全体に浸透させようとした。
ヘボ同士なんだから、せめて同じ方を向こう
フィロソフィーの内容は走攻守における判断の基準や練習試合の狙い、練習の心得や怪我を避ける行動など多岐に渡る。中には、「ポケットに手を入れない」といった指導者の禁止事項も含まれている。
「勝てないのはお互いに課題があったからです」
大石監督は、改善に至るためのステップを明かす。
「秋の大会で初戦敗退した現実を指導者も選手も受け入れなければ、前に進めないと思っていました。ヘボ同士なんだから、せめて同じ方を向こうという思いをフィロソフィーに込めました」
フィロソフィーは決して、大石監督から選手への押し付けではない。日々の練習や練習試合を通じて選手が修正や加筆を提案し、チーム全体が納得する形に更新していく。骨格が固まって選手に浸透してきたタイミングで、内容を理解しているか確認するテストも実施したという。
「指導の基準が曖昧だったり“言った・言わない”という状況になったりすると、選手との信頼関係は崩れてしまいます」
あえて手間をかけてでも、フィロソフィーをつくった理由について、指揮官はこう続ける。
「選手たちは自分たちで決めたルールを破った時に指導者から指摘されたら納得します。フィロソフィーをつくるのは大変でしたが、急がば回れで結果的に近道だったと感じています。チームの方向性が明確になって1つになれましたから」
監督が“フィロソフィー”から外れれば選手からも…
今までは課題が見つかると練習中にプレーを止めたり、練習後にミーティングをしたりして大石監督が選手に説明する時間を割いていた。ところが、フィロソフィーを共有してからは該当するページを見ておくように伝えるだけで済み、大幅な時間短縮になった。
指導者と選手に共通のルールができたことで、距離感も縮まった。高校野球の“常識”とも言える絶対的な上下関係とは程遠い、対等に近い関係性になったという。時には、選手から大石監督に鋭いツッコミが入る。
練習試合で審判の判定に対して大石監督がベンチでぼやくと、選手から「相手を尊重」、「スポーツマンシップを守りましょう」と指摘される。フィロソフィーではスポーツマンシップに関する項目もあり「相手の人格を傷つける野次、審判への暴言や不満の表明は厳禁」と書かれている。指揮官は「選手に『冷静さを欠きました。以後、気を付けます』と謝ると、『そういう前向きな気持ちは良いと思います』と返ってくるんです。生徒に怒られる関係は何なんだろうと少し落ち込みますね」と笑う。
大社旋風を見て「このやり方でいいんだ」
長年、高校野球に携わってきた人から見ると、監督と選手の距離が近すぎると感じるかもしれない。だが掛川西は今夏、26年ぶりに夏の甲子園出場を決めた。目標のベスト8には届かなかったものの、白星もあげている。秋の大会で初戦敗退となったどん底から、約1年をかけて静岡県の頂点へ上り詰めたのだ。
そしてたどり着いた聖地・甲子園。大石監督は転換した指導方針が間違っていないと確信する出来事もあった。
それは掛川西と同じ県立高校で、今夏に甲子園で旋風を巻き起こした大社の練習を見た時だった。石飛文太監督がリラックスして選手と楽しそうに声を出していたという。
「もちろん勝ちたい気持ちはあると思いますが、監督さんからは選手と一緒に長く野球をやりたい思いが伝わってきました。選手を信じているのも分かりましたし、選手も監督に対して自然体でした。地元・島根の選手だけで甲子園に出場して、優勝候補の報徳学園に勝った大社高校を見て、『このやり方で良いんだ』と自信を持てました」
悪循環に陥る指導…食事もその象徴だった
今でこそ選手との距離感に悩まなくなった大石監督だが、監督に就いてから数年間は迷いと焦りでいっぱいだった。黄金期の静岡高校野球部で部長を経て、2018年に母校へ着任した当時を回想する。
「最初は調子に乗っていましたし、甘く考えていました。静岡高校で栗林先生(栗林俊輔監督)に教わったことをそのまま掛川西に取り入れれば、すぐに勝てると思っていました。ところが、全然勝てませんでした」
結果が出ないため、選手への当たりは強くなる。選手の言葉に耳を傾ける余裕はない。信頼関係を築けない悪循環に陥っていた。
その象徴の1つが食事だった。<つづく>
大阪学院10-8近 大 付(11回タイブレーク)・履 正 社8-3大阪桐蔭
大阪学院は近畿大会出場決定!!
履正社は6年ぶり6度目の優勝🏆
ちなみに僕は、本日悲願の?徳島市むつみスタジアムへ始発から2番目の電車に乗り込み高速バスで三宮から2時間。徳島駅前からレンタサイクルで約30分爆走してたどりつきました!!
一応、徳島の最高気温は25度を少し超える程度で宝塚は28度超えだったらしいですが、屋根もないのでカンカン照りで熱かった!!
10月13日ですが未だに半袖カッターシャツで4時10分起床から23時帰宅まで終始パーカーをリュックから取り出すことなく、、、、、例年だとたいがい10月5日をメドに長袖に衣替えなんですが・・・・・。
試合は3位決定戦は鳴門が敗色濃厚の9回表3点ビハインドを4番の逆転3ランなどでひっくり返して6-5で勝利。
試合時間2時間44分と“渦巻”打線は健在で高知開催の四国大会へ出陣。
昨日の準決勝と今日の最終日は①10時~②13時30分~の予定でしたが、3位表彰式を行い12時50分前まで場内アナウンスを待つも決勝の開始予定を言わないので、急いで自転車走らせてそば屋に急行。熱かったので食欲なく、夜ご飯の徳島ラーメンも考慮して、十割そば(ざるそば)のみ食べてまたダッシュで13時25分頃球場に戻ると散水直前で間に合った!!13時41分開始でした。
決勝戦は7-6というハイスコアながらも2時間2分と早い展開で、閉会式終了も16時10分だったのでゆとりをもって徳島中央公園(徳島城跡)を散策し、喫茶店・徳島ラーメン麺王をハシゴして20時のバスに乗り込みました。
しかし、徳島遠征は5度目だが、最初の試合が10-9で生光学園がサヨナラ勝ち。阿南~鳴門の四国大会では在りし日の上甲監督があの安楽以外の選手特にキャッチャーへの当たりがきつく2日間で5回程度ブチキレ!!!!!
そして今日の9回3点差大逆転勝利や7-6という打撃戦などなど印象深い試合が徳島ではよくみられます。
今度は改装工事を終えた鳴門に夏初めて泊まりで行けたらと。
〇秋季近畿大会☆みどころ
近畿大会出場校
和歌山1位・・・智弁和歌山
和歌山2位・・・和歌 山東
和歌山3位・・・市和 歌山
大阪 1位・・・履 正 社
大阪 2位・・・大阪 桐蔭
大阪 3位・・・大阪学院大
兵庫 1位・・・東洋大姫路
兵庫 2位・・・神戸学院付
兵庫 3位・・・三田 学園
奈良 1位・・・ 天 理
奈良 2位・・・ 奈 良
京都 1位・・・立命館宇治
京都 2位・・・龍谷大平安
京都 3位・・・ 北 稜
滋賀 1位・・・滋賀 学園
滋賀 2位・・・滋賀短大付
優勝候補・・・・・大阪 桐蔭・東洋大姫路・ 天 理
ダークホース・・・智弁和歌山・滋賀 学園・立命館宇治
☆僕のお気に入り
・高嶋先生
・和歌山東の ♪あまちゃん https://www.youtube.com/watch?v=y9DhvXX8n5Q
・ときに選手よりも派手なガッツポーズをする岩本部長
・西谷監督のウエスト
・椎江博前監督
・東洋ヘルメットをかぶったおっちゃんの球場に響き渡るダミ声の声援
・神戸学院大付 ♪寿司食いねえ https://www.youtube.com/watch?v=LQ0g20uDc60
・穂積監督を彷彿とさせる三田学園のしつこい野球と ♪PL学園の応援歌 ヴィクトリー https://www.youtube.com/watch?v=jKe7PK0-QfA
・天理大学から来た藤原新監督の采配
・奈良の胸文字
・パン職人監督
・帰ってきたレジェンド 川口コーチの投手指導
・北稜グレーのタテジマユニホーム
・滋賀学園の魔踊 https://www.youtube.com/watch?v=xMqVZ7gBNQI
・滋賀短期大学
・ほっともっと
・SKYダイナー
・神戸市営地下鉄
・神戸総合運動公園
・ユニバ―陸上競技場
・コスモスの丘
・ラジオ関西
・大阪芸大教授に転職した林 真一郎アナウンサー
・帰ってきた古田 彰満アナウンサー
・谷 五郎 笑って暮らそう
・NMB48しんしんとまいてぃーのガールズ☆ト〜ク
・ラジオ関西天気情報のジングル
・サンテレビガールズ先代の西村 雛妃嬢
・平松愛理 ♪美し都 https://www.youtube.com/watch?v=e84jTxGg3I8
💢大阪桐蔭が中野、森乱調の8失点で秋季府大会6連覇逃す 西谷監督「打たれる時もある」
https://news.yahoo.co.jp/articles/d778cb01e1602f69a81e81bd674f68b0de27e73b
秋季近畿地区高校野球大会大阪府予選◇13日◇決勝◇大阪シティ信用金庫スタジアム
大阪桐蔭が秋の大阪6連覇を逃した。
初回に先制も、今夏の甲子園1回戦で完封した先発の中野大虎投手(2年)が3回に4失点で逆転。5回に1点差とするが、直後の6回に今夏の大阪大会決勝で15奪三振完投の森陽樹投手(2年)も4失点(自責1)。西谷浩一監督(55)は「連覇に意識はないが、今日の試合を勝ちたい気持ちが強かったので残念。当たり前だが打たれる時もある。(近畿大会は)まず初戦をしっかりやりたい」と話した。
☝大院大高が26年ぶり近畿切符!「ネクスト今坂」鶴丸が延長11回V撃、「大阪2強」に加わる勢い続く
https://news.yahoo.co.jp/articles/219444a7a1aa6de20de84b89e80b926d2362098e
◇高校野球秋季大阪大会3位決定戦 大院大高10―8近大付(2024年10月13日 シティ信金スタ)
大院大高が近大付との3位決定戦を延長11回タイブレークの末に10―8で制し、26年ぶり3度目の近畿大会出場を決めた。
同点の延長11回1死満塁で「3番・遊撃」の鶴丸巧磨(1年)が左前適時打を放ち、これが決勝打となった。
「(観客席にいる)今坂さんから“お前が決めろ”と聞こえてきた。初球から振ろうと思っていました」
前チームの正遊撃手で今秋ドラフト候補に挙がる今坂幸暉(3年)の後継として、1年生ながらに背番号6を担う。夏の大阪大会で初戦敗退に終わった雪辱を果たし、「あの負けの悔しさは一生忘れない。近畿大会に出場できて、先輩に恩返しはできたかなと思います」と胸をなで下ろした。
同校は今春の大阪大会で初優勝し、今坂らが抜けた新チームも大阪3位と躍進。今秋の決勝に進出した大阪桐蔭、履正社の「大阪2強」に割って入るような勢いを見せている。
📝高校野球愛媛県大会上位校、県外強豪と強化試合開始 智弁学園と創志学園招く
https://news.yahoo.co.jp/articles/48ce840776073e8cad2f5f9fd8caa81cdacfa3af
高校野球の秋季県大会上位校が、他県の強豪校と対戦する強化交流試合(県高野連主催)が13日、今治球場で始まった。初日は甲子園常連の智弁学園(奈良)を招いて2試合を行い、今治西は2ー7、松山学院は4ー5でともに敗れた。
来春の選抜大会の切符が懸かる四国大会(26日開幕・高知県)を前に実施した。秋の県大会3位の今治西は初回にミスが絡んで3失点。三回に藤井の適時打で1点返すなど食い下がったが及ばなかった。
14日も同球場で2試合を行い、秋県準優勝の松山商などが智弁学園と対戦。19、20両日は坊っちゃんスタジアムで、県王者の新田など3校が創志学園(岡山)と戦う。
📝「お互いヘボ同士なんだから…」秋初戦敗退の“偏差値66公立校”が夏の甲子園1勝「大社さんもそうでした」“栄冠の舞台裏”を掛川西監督に聞く
https://news.yahoo.co.jp/articles/ed0ee9d4834dc90ebc9e14164f534834d0378f2e?page=1
2024年夏の甲子園は、公立校の躍進が話題となった。その1つが掛川西高校である。偏差値「62-66」で国公立大学への進学者も多い同校の野球部が、昨秋の初戦敗退から翌夏の静岡県大会優勝の栄冠に輝き、甲子園1勝へと駆け抜けるまでには“異端”ともいえるプロセスがあった。大石卓哉監督(44歳)に舞台裏を聞いた。〈NumberWebノンフィクション/全3回の第1回〉
昨年8月に秋季大会初戦敗退…どうすればいいのか
先を考えるのが嫌になるほど長い。そんな長すぎる秋が、絶望から頂点、そして甲子園での1勝へと駆け上がる原動力となった。
まだ暑さが残る2023年8月19日。掛川西は秋季高校野球静岡県大会予選の初戦に臨んだ。結果は浜松工業に2-3で敗戦。翌春のセンバツには遠く及ばず、8カ月後の春季大会まで公式戦がない長い秋へと突入した。
「試合はないけど、時間はたっぷりある。何をして過ごせばよいのか」
掛川西を率いる大石卓哉監督は夏のシード権を争う春の大会、その先にある夏の甲子園出場に向けて、時間の使い方を熟考せざるを得なかった。さらに初戦敗退後、大会を勝ち上がった他校の試合を観戦して、力の差を痛感した。
「今までと同じ過ごし方をしていたら、夏も県で優勝できない」そう悩んだ末、1つの結論を出した。
「掛川西のフィロソフィーをつくろう」
練習と並行して、大石監督は3カ月かけて、チーム方針やルールを明文化したのである。最初のページには、こう記されている。
目標……甲子園ベスト8
掛川西高校野球部は掛川市民からの期待を一身に背負った市民球団である。また、県内選手で構成された「最後の砦」として本校が甲子園で躍進することは、多くの静岡県民の悲願である。この計り知れないプレッシャーから逃げることなく、全県の期待を力に変え、日々目標に向かって大きく進撃することこそ、我々の使命である。》
この文章には、静岡県内の公立校の現状が反映されている。例えば甲子園常連の県立静岡高校は昨年、県外から選手が入学している。掛川西は県内選手だけで構成した伝統校の誇りを持っており、「最後の砦」としての使命感を抱いている。それをチーム全体に浸透させようとした。
ヘボ同士なんだから、せめて同じ方を向こう
フィロソフィーの内容は走攻守における判断の基準や練習試合の狙い、練習の心得や怪我を避ける行動など多岐に渡る。中には、「ポケットに手を入れない」といった指導者の禁止事項も含まれている。
「勝てないのはお互いに課題があったからです」
大石監督は、改善に至るためのステップを明かす。
「秋の大会で初戦敗退した現実を指導者も選手も受け入れなければ、前に進めないと思っていました。ヘボ同士なんだから、せめて同じ方を向こうという思いをフィロソフィーに込めました」
フィロソフィーは決して、大石監督から選手への押し付けではない。日々の練習や練習試合を通じて選手が修正や加筆を提案し、チーム全体が納得する形に更新していく。骨格が固まって選手に浸透してきたタイミングで、内容を理解しているか確認するテストも実施したという。
「指導の基準が曖昧だったり“言った・言わない”という状況になったりすると、選手との信頼関係は崩れてしまいます」
あえて手間をかけてでも、フィロソフィーをつくった理由について、指揮官はこう続ける。
「選手たちは自分たちで決めたルールを破った時に指導者から指摘されたら納得します。フィロソフィーをつくるのは大変でしたが、急がば回れで結果的に近道だったと感じています。チームの方向性が明確になって1つになれましたから」
監督が“フィロソフィー”から外れれば選手からも…
今までは課題が見つかると練習中にプレーを止めたり、練習後にミーティングをしたりして大石監督が選手に説明する時間を割いていた。ところが、フィロソフィーを共有してからは該当するページを見ておくように伝えるだけで済み、大幅な時間短縮になった。
指導者と選手に共通のルールができたことで、距離感も縮まった。高校野球の“常識”とも言える絶対的な上下関係とは程遠い、対等に近い関係性になったという。時には、選手から大石監督に鋭いツッコミが入る。
練習試合で審判の判定に対して大石監督がベンチでぼやくと、選手から「相手を尊重」、「スポーツマンシップを守りましょう」と指摘される。フィロソフィーではスポーツマンシップに関する項目もあり「相手の人格を傷つける野次、審判への暴言や不満の表明は厳禁」と書かれている。指揮官は「選手に『冷静さを欠きました。以後、気を付けます』と謝ると、『そういう前向きな気持ちは良いと思います』と返ってくるんです。生徒に怒られる関係は何なんだろうと少し落ち込みますね」と笑う。
大社旋風を見て「このやり方でいいんだ」
長年、高校野球に携わってきた人から見ると、監督と選手の距離が近すぎると感じるかもしれない。だが掛川西は今夏、26年ぶりに夏の甲子園出場を決めた。目標のベスト8には届かなかったものの、白星もあげている。秋の大会で初戦敗退となったどん底から、約1年をかけて静岡県の頂点へ上り詰めたのだ。
そしてたどり着いた聖地・甲子園。大石監督は転換した指導方針が間違っていないと確信する出来事もあった。
それは掛川西と同じ県立高校で、今夏に甲子園で旋風を巻き起こした大社の練習を見た時だった。石飛文太監督がリラックスして選手と楽しそうに声を出していたという。
「もちろん勝ちたい気持ちはあると思いますが、監督さんからは選手と一緒に長く野球をやりたい思いが伝わってきました。選手を信じているのも分かりましたし、選手も監督に対して自然体でした。地元・島根の選手だけで甲子園に出場して、優勝候補の報徳学園に勝った大社高校を見て、『このやり方で良いんだ』と自信を持てました」
悪循環に陥る指導…食事もその象徴だった
今でこそ選手との距離感に悩まなくなった大石監督だが、監督に就いてから数年間は迷いと焦りでいっぱいだった。黄金期の静岡高校野球部で部長を経て、2018年に母校へ着任した当時を回想する。
「最初は調子に乗っていましたし、甘く考えていました。静岡高校で栗林先生(栗林俊輔監督)に教わったことをそのまま掛川西に取り入れれば、すぐに勝てると思っていました。ところが、全然勝てませんでした」
結果が出ないため、選手への当たりは強くなる。選手の言葉に耳を傾ける余裕はない。信頼関係を築けない悪循環に陥っていた。
その象徴の1つが食事だった。<つづく>
⚾今日の岡山大会試合結果(最終日 3位決定戦・決勝戦 倉敷MS)
創志学園4xー3岡山東商(11回タイブレーク)・学 芸 館2-1倉 敷 商
創志学園は中国大会出場決定!!
岡山学芸館は7年ぶり2度目の優勝🏆
⚾明日の大阪大会組み合わせ(最終日 3位決定戦・決勝戦 大阪シティ信用金庫S)
☆ 10:00~ 大阪学院大-近 大 付
12:10~ 大阪 桐蔭-履 正 社
📝福井県勢は敦賀気比など全3校が準々決勝へ 高校野球秋季北信越大会
https://news.yahoo.co.jp/articles/d6e9c7fcd4982c6c03bd3f3f96cf23272d629e8f
高校野球の秋季北信越大会は12日、石川県立野球場などで開幕し、1回戦8試合があった。敦賀気比(福井1位)は帝京長岡(新潟3位)に9―2で七回コールド勝ち。福井工大福井(福井2位)は松本国際(長野2位)に4―1で勝利。大野(福井3位)は中越(新潟2位)を2―0で降し、福井県勢は全3校が準々決勝に駒を進めた。
日本航空石川(石川3位)は富山第一(富山1位)に6―1で快勝。松本第一(長野1位)は小松大谷(石川4位)に3―1で逆転勝ちした。小松工(石川2位)は延長十一回タイブレークの末、富山北部(富山2位)に8―7で逆転サヨナラ勝ち。新潟明訓(新潟1位)は長野商(長野3位)に7―3で勝ち、高岡第一(富山3位)は金沢(石川1位)に5―2で勝利して白星発進した。13日は準々決勝4試合が行われる。
◇新潟明訓・島田修監督
やっぱり初戦は怖い。打たれた安打の数が(12本で)両チーム一緒でも、点数が変わってくる。今日はうちにツキがあった。中盤を除いて長野商さんのペースで苦しかった。
<山本大斗選手が逆転の適時打>
県大会はバントヒットくらいしか打てなかったが、ここ最近は調子が良かった。いいところで打ってくれた。
<先発の田村洸太郎投手の出来は>
追い込んでから打たれたのは反省材料。それでもよく粘ってくれた。
◇日本航空石川・中村隆監督
<1~4番の上位打線を1年生が担う>
出塁率が高く、走塁もうまい。1番から攻撃的にいくということで、よく頑張ってくれている。
<先発の蜂谷逞生投手が九回途中1失点>
一番場慣れしているし、球の状態も良かった。行けるところまで行くという気持ちだった。
<2点リードの八回に3点を追加した>
八回に3点を取れたのが大きい。北川(蓮)の状態が本当にいいので「歩かされる」と思っていた。(北川選手の申告故意四球の後に)菅野(恭輔)が打ってくれたのが大きかった。
◇松本第一・田中健太監督
<今夏の甲子園出場の小松大谷に勝利>
相手の中田(凜)投手は甲子園でも投げていたので、映像を見て対策してきた。甲子園に出た学校に名前で負けないことが今日のポイントだった。
チャンスを作りながらなかなか一本が出なかったが、三回は集中打でよく3点を取ってくれた。(三回は先頭打者だった)小林(凜太朗)の三塁打で打線に火がついてつながった。
👣小松大谷が初戦敗退…国スポ決勝から11日に帰県の強行軍も
https://news.yahoo.co.jp/articles/ff5c41653c9a4dea1f3f1a4208923069a7f32568
◆秋季北信越高校野球大会 ▽1回戦 松本第一3-1小松大谷(12日・石川県立)
小松大谷(石川4位)は、1-3で松本第一(長野1位)に逆転負けし、初戦敗退を喫した。3回に1点を先制したが、先発のエース左腕、中田凛(2年)が、3回に3失点を喫して降板。4回から左腕、灰田彪又(2年)が5回を4安打、無失点と力投したが、打線で援護できなかった。西野貴裕監督は「ピッチングや内野守備がお粗末。灰田はしっかり流れを作ってくれたが、相手投手に要所を押さえられてしまった」と振り返った。
佐賀県で開催されていた国民スポーツ大会・高校野球硬式の部では、準優勝を果たした。その一方で、9日の決勝のあとは、11日に帰県したばかり。強行軍となったが、スタメン出場していた田西称主将(2年)は「特に疲労はなかったし、11日に帰ってからも少し練習した。3年生に声かけてもらい、気持ちを切り替えました。負けたのは自分たちの力不足に尽きます」と振り返った。
国民スポーツ大会では2年生5人がベンチ入りし、2人がスタメン出場するなど、貴重な経験を積んだ。3番で出場していた田西は「全国レベルの投手は140キロ台は普通で、150キロの投手もいて、変化球の切れもあった。来年に向け、一人一人の取り組みが大事になるし、変えていかないといけない」と決意。悔しさをバネにして、さらなる成長を目指す。
☝創部126年目で初の九州切符の育徳館 苦しんだ7番打者が逆転サヨナラ打 盛り上がりの中で指揮官が言い聞かせたこと【高校野球秋季福岡大会準決勝】
https://news.yahoo.co.jp/articles/b0851b55dc9a7c528f7b6a1ead09ccfd4e02e053
◆九州地区高校野球福岡大会準決勝 育徳館10―9東福岡(12日・久留米市野球場)
両チーム併せて29安打の打撃戦を制した育徳館が東福岡にサヨナラ勝ちして初の決勝進出を果たした。
何度リードされても諦めなかった。1―5と4点を追う7回には1点を返した後、2番小森航汰(2年)が3ランを放ち同点に追いつくとさらに3点を追加。打者11人の攻撃で7得点のビッグイニングを作り逆転した。
8―8の同点で迎えた9回に東福岡に1点を勝ち越されたが、9回裏にドラマを起こした。無死一、二塁から2者連続三振で2死一、二塁に。7番荒津星瑛(2年)が簡単に2ストライクを取られた後の3球目を右中間へ運び2者が生還。土壇場からの逆転サヨナラ二塁打で勝利を決めた。「何も考えていなかった。来た球を打ち返そうと思っただけでした。複雑なことは考えず打っただけ」と殊勲打を打った荒津は少し控えめに話した。
この日4安打と当たっていた荒津を「練習でも当たっていた。コンタクトが上手な選手」と井生広大監督は評価する。夏の大会はレギュラーだったが8月の新人戦では調子を落とした。今大会に入っても調子が上がらず1回戦、2回戦はスタメンから外れた。「彼なりに悔しい気持ちを持ってやってくれた」と井生監督。スタメンから外れた荒津は「調子のいい選手に任せて自分はじっくり調子を上げようと思っていました」と焦りはなかった。練習では自分の調子に合わせてフォームを微調整している。「前の試合ではポイントが前になっていたので、準決勝は踏み出す右足を踏み込まずに、ちょっとだけ着くような感覚で打ちました」とサヨナラ打につなげた。
学校は1758年に開設された小倉藩の藩校をルーツとし福岡県最古の歴史を持つ伝統校。野球部創部は1899年とされ、創部126年目で初の九州大会出場の切符をつかんだ。勝ち進むごとにOBや関係者の熱気はどんどん高まっていったが、自身も伝統校の小倉出身で独立リーグでのプレー経験を持つ井生監督は「僕は意識せず、生徒にも意識するなとは言っていました。僕らが戦うのは東福岡さんなので、相手に向かって行けと言ってきました」と選手に冷静に試合に臨むよう言い聞かせていた。
来春の選抜大会につながる九州大会出場を決めた。まずは福岡決勝で今夏の甲子園に出場した西日本短大付と対戦。「うちらしく泥くさくやります」と井生監督。勢いに乗る育徳館ナインが強豪を撃破し初の福岡の頂点を狙う。
👣約300人大応援団も…修猷館は甲子園出場校に1点差惜敗 67年ぶりの九州大会出場ならず 監督「低反発で打てるように」【高校野球秋季福岡大会準決勝】
https://news.yahoo.co.jp/articles/073f02e251b83b55a42f561bca3d35c52d57e481
◆九州地区高校野球福岡大会準決勝 西日本短大付2―1修猷館(12日・久留米市野球場)
わずか1点差の惜敗で修猷館の決勝進出はならず、67年ぶりの九州大会出場を逃した。
先発のサイド左腕林歩(2年)は西日本短大付の強力打線を5安打2失点に抑えて145球で完投。打線は3回に相手の失策から同点としたが、7回、8回と得点圏に走者を進めてもあと1本が出ず、林を援護できなかった。
スタンドには吹奏楽部や300人の生徒がかけつけたが勝利を届けられず「惜しかったです。相手投手の粘り強い投球で点が入らなかった」と波多江憲治監督は1点差の惜敗に悔しさをにじませた。
それでも1957年春以来の九州大会出場に王手をかけるところまで来た。「大会に入ってからチームがまとまって力をつけてきた。低反発バットで打てるように力をつけなければ」と波多江監督は春への課題を挙げた。
創志学園4xー3岡山東商(11回タイブレーク)・学 芸 館2-1倉 敷 商
創志学園は中国大会出場決定!!
岡山学芸館は7年ぶり2度目の優勝🏆
⚾明日の大阪大会組み合わせ(最終日 3位決定戦・決勝戦 大阪シティ信用金庫S)
☆ 10:00~ 大阪学院大-近 大 付
12:10~ 大阪 桐蔭-履 正 社
📝福井県勢は敦賀気比など全3校が準々決勝へ 高校野球秋季北信越大会
https://news.yahoo.co.jp/articles/d6e9c7fcd4982c6c03bd3f3f96cf23272d629e8f
高校野球の秋季北信越大会は12日、石川県立野球場などで開幕し、1回戦8試合があった。敦賀気比(福井1位)は帝京長岡(新潟3位)に9―2で七回コールド勝ち。福井工大福井(福井2位)は松本国際(長野2位)に4―1で勝利。大野(福井3位)は中越(新潟2位)を2―0で降し、福井県勢は全3校が準々決勝に駒を進めた。
日本航空石川(石川3位)は富山第一(富山1位)に6―1で快勝。松本第一(長野1位)は小松大谷(石川4位)に3―1で逆転勝ちした。小松工(石川2位)は延長十一回タイブレークの末、富山北部(富山2位)に8―7で逆転サヨナラ勝ち。新潟明訓(新潟1位)は長野商(長野3位)に7―3で勝ち、高岡第一(富山3位)は金沢(石川1位)に5―2で勝利して白星発進した。13日は準々決勝4試合が行われる。
◇新潟明訓・島田修監督
やっぱり初戦は怖い。打たれた安打の数が(12本で)両チーム一緒でも、点数が変わってくる。今日はうちにツキがあった。中盤を除いて長野商さんのペースで苦しかった。
<山本大斗選手が逆転の適時打>
県大会はバントヒットくらいしか打てなかったが、ここ最近は調子が良かった。いいところで打ってくれた。
<先発の田村洸太郎投手の出来は>
追い込んでから打たれたのは反省材料。それでもよく粘ってくれた。
◇日本航空石川・中村隆監督
<1~4番の上位打線を1年生が担う>
出塁率が高く、走塁もうまい。1番から攻撃的にいくということで、よく頑張ってくれている。
<先発の蜂谷逞生投手が九回途中1失点>
一番場慣れしているし、球の状態も良かった。行けるところまで行くという気持ちだった。
<2点リードの八回に3点を追加した>
八回に3点を取れたのが大きい。北川(蓮)の状態が本当にいいので「歩かされる」と思っていた。(北川選手の申告故意四球の後に)菅野(恭輔)が打ってくれたのが大きかった。
◇松本第一・田中健太監督
<今夏の甲子園出場の小松大谷に勝利>
相手の中田(凜)投手は甲子園でも投げていたので、映像を見て対策してきた。甲子園に出た学校に名前で負けないことが今日のポイントだった。
チャンスを作りながらなかなか一本が出なかったが、三回は集中打でよく3点を取ってくれた。(三回は先頭打者だった)小林(凜太朗)の三塁打で打線に火がついてつながった。
👣小松大谷が初戦敗退…国スポ決勝から11日に帰県の強行軍も
https://news.yahoo.co.jp/articles/ff5c41653c9a4dea1f3f1a4208923069a7f32568
◆秋季北信越高校野球大会 ▽1回戦 松本第一3-1小松大谷(12日・石川県立)
小松大谷(石川4位)は、1-3で松本第一(長野1位)に逆転負けし、初戦敗退を喫した。3回に1点を先制したが、先発のエース左腕、中田凛(2年)が、3回に3失点を喫して降板。4回から左腕、灰田彪又(2年)が5回を4安打、無失点と力投したが、打線で援護できなかった。西野貴裕監督は「ピッチングや内野守備がお粗末。灰田はしっかり流れを作ってくれたが、相手投手に要所を押さえられてしまった」と振り返った。
佐賀県で開催されていた国民スポーツ大会・高校野球硬式の部では、準優勝を果たした。その一方で、9日の決勝のあとは、11日に帰県したばかり。強行軍となったが、スタメン出場していた田西称主将(2年)は「特に疲労はなかったし、11日に帰ってからも少し練習した。3年生に声かけてもらい、気持ちを切り替えました。負けたのは自分たちの力不足に尽きます」と振り返った。
国民スポーツ大会では2年生5人がベンチ入りし、2人がスタメン出場するなど、貴重な経験を積んだ。3番で出場していた田西は「全国レベルの投手は140キロ台は普通で、150キロの投手もいて、変化球の切れもあった。来年に向け、一人一人の取り組みが大事になるし、変えていかないといけない」と決意。悔しさをバネにして、さらなる成長を目指す。
☝創部126年目で初の九州切符の育徳館 苦しんだ7番打者が逆転サヨナラ打 盛り上がりの中で指揮官が言い聞かせたこと【高校野球秋季福岡大会準決勝】
https://news.yahoo.co.jp/articles/b0851b55dc9a7c528f7b6a1ead09ccfd4e02e053
◆九州地区高校野球福岡大会準決勝 育徳館10―9東福岡(12日・久留米市野球場)
両チーム併せて29安打の打撃戦を制した育徳館が東福岡にサヨナラ勝ちして初の決勝進出を果たした。
何度リードされても諦めなかった。1―5と4点を追う7回には1点を返した後、2番小森航汰(2年)が3ランを放ち同点に追いつくとさらに3点を追加。打者11人の攻撃で7得点のビッグイニングを作り逆転した。
8―8の同点で迎えた9回に東福岡に1点を勝ち越されたが、9回裏にドラマを起こした。無死一、二塁から2者連続三振で2死一、二塁に。7番荒津星瑛(2年)が簡単に2ストライクを取られた後の3球目を右中間へ運び2者が生還。土壇場からの逆転サヨナラ二塁打で勝利を決めた。「何も考えていなかった。来た球を打ち返そうと思っただけでした。複雑なことは考えず打っただけ」と殊勲打を打った荒津は少し控えめに話した。
この日4安打と当たっていた荒津を「練習でも当たっていた。コンタクトが上手な選手」と井生広大監督は評価する。夏の大会はレギュラーだったが8月の新人戦では調子を落とした。今大会に入っても調子が上がらず1回戦、2回戦はスタメンから外れた。「彼なりに悔しい気持ちを持ってやってくれた」と井生監督。スタメンから外れた荒津は「調子のいい選手に任せて自分はじっくり調子を上げようと思っていました」と焦りはなかった。練習では自分の調子に合わせてフォームを微調整している。「前の試合ではポイントが前になっていたので、準決勝は踏み出す右足を踏み込まずに、ちょっとだけ着くような感覚で打ちました」とサヨナラ打につなげた。
学校は1758年に開設された小倉藩の藩校をルーツとし福岡県最古の歴史を持つ伝統校。野球部創部は1899年とされ、創部126年目で初の九州大会出場の切符をつかんだ。勝ち進むごとにOBや関係者の熱気はどんどん高まっていったが、自身も伝統校の小倉出身で独立リーグでのプレー経験を持つ井生監督は「僕は意識せず、生徒にも意識するなとは言っていました。僕らが戦うのは東福岡さんなので、相手に向かって行けと言ってきました」と選手に冷静に試合に臨むよう言い聞かせていた。
来春の選抜大会につながる九州大会出場を決めた。まずは福岡決勝で今夏の甲子園に出場した西日本短大付と対戦。「うちらしく泥くさくやります」と井生監督。勢いに乗る育徳館ナインが強豪を撃破し初の福岡の頂点を狙う。
👣約300人大応援団も…修猷館は甲子園出場校に1点差惜敗 67年ぶりの九州大会出場ならず 監督「低反発で打てるように」【高校野球秋季福岡大会準決勝】
https://news.yahoo.co.jp/articles/073f02e251b83b55a42f561bca3d35c52d57e481
◆九州地区高校野球福岡大会準決勝 西日本短大付2―1修猷館(12日・久留米市野球場)
わずか1点差の惜敗で修猷館の決勝進出はならず、67年ぶりの九州大会出場を逃した。
先発のサイド左腕林歩(2年)は西日本短大付の強力打線を5安打2失点に抑えて145球で完投。打線は3回に相手の失策から同点としたが、7回、8回と得点圏に走者を進めてもあと1本が出ず、林を援護できなかった。
スタンドには吹奏楽部や300人の生徒がかけつけたが勝利を届けられず「惜しかったです。相手投手の粘り強い投球で点が入らなかった」と波多江憲治監督は1点差の惜敗に悔しさをにじませた。
それでも1957年春以来の九州大会出場に王手をかけるところまで来た。「大会に入ってからチームがまとまって力をつけてきた。低反発バットで打てるように力をつけなければ」と波多江監督は春への課題を挙げた。
⚾明日の岡山大会組み合わせ(最終日 3位決定戦・決勝戦 倉敷マスカットスタジアム)
☆☆☆ 09:00~ 岡山 東商-創志 学園
☆☆ 11:30~ 岡山学芸館-倉 敷 商
💢日本学生野球協会、高校7件処分 久居農林監督は部内体罰と不適切指導で3カ月謹慎
https://news.yahoo.co.jp/articles/26d4f5c572746c8313bcb422e09d104e1a0cddf5
日本学生野球協会は11日、都内で審査室会議を開き、高校7件(1件は非公表)の処分を決めた。
02年夏、甲子園出場の久居農林(三重)は監督(32、教諭)が部内での体罰と不適切指導により、9月11日から12月10日まで3カ月の謹慎。
安芸南(広島)の監督(56、教諭)が部内での暴言と不適切指導により、9月19日から12月18日まで3カ月の謹慎。
希望が丘(福岡)は監督(30、教諭)が部内での暴言と不適切指導により、8月26日から11月25日まで3カ月の謹慎。
井草(東京)は監督(34、教諭)が部内での体罰と暴言、報告義務違反により、9月6日から来年4月5日まで7カ月の謹慎。
栄徳(愛知)は部長(34、教諭)と副部長(43、教諭)と監督(38、教諭)の報告遅れで、部長と監督は7月27日から来年1月26日まで6カ月の謹慎。副部長は10月12日から来年4月11日まで6カ月の謹慎。
明石城西(兵庫)は監督(58、教諭)が部内での暴力と不適切指導により、8月30日から11月29日まで3カ月の謹慎。
💢「勝てない野球部に金を出せるか」鎮西高校元監督がパワハラ訴え 学校側は「激励だった」
https://news.yahoo.co.jp/articles/7e9e22b842d652ac1c897fdb12422179dbfabb89
甲子園にも出場した熊本市の鎮西高校が、野球部の監督解任をきっかけにしたパワハラ問題で揺れています。
■鎮西高校元野球部監督 江上寛恭さん
「今まで一生懸命やってきた部分を踏みにじられたと言いますか、 全否定されたっていうことがいちばんつらかった」
こう話すのは、鎮西高校野球部の監督として2014年のセンバツでチームを甲子園に導いた江上寛恭さんです。江上さんたち教職員が訴えたのは、二つの高校を運営する鎮西学園の勝目康裕理事長によるパワハラです。
江上さんによりますと、おととし5月に勝目理事長から「勝てない野球部に金を出せるか」などと言われ、12月には監督からコーチに配置換えされたということです。江上さんはPTSD・心的外傷後ストレス障害と診断され翌年から休職し、今年復職しましたが、現在も自宅待機を命じられたままだということです。
これについて、鎮西高校は、勝目理事長の発言は監督への激励だったといいます。
■鎮西学園 枝國智一事務局長
「理事長の言葉を借りますと『激励である』と。鎮西高校の野球部は大事な存在ですので、しっかり活躍してもらいたい、実績を残してもらいたい、何とか上向きにしてもらいたいという思いが、そういう言葉になったと」
また、監督からコーチへの異動は、野球部の指導をめぐって江上さんが暴力を振るったなどの問題が熊本県から指摘され、調査した結果だとしています。
■鎮西学園 枝國智一事務局長
「暴言があったということと暴力、有形力の行使ということがあった」
これに対して江上さんは、部員への暴力は一切なかったとしています。
■鎮西高校元野球部監督 江上寛恭さん
「何もなかったのになぜ降格ですかと食い下がりましたが、県からの調査があったこと自体が問題で、何らかの処分をしないといけないという理由でした」
江上さんは労働基準監督署に労災を申請し、先月長時間労働があったとして労災が認められたということです。また、江上さんは勝目理事長からパワハラを受けたとして、賠償を求める裁判を起こしましたが、1審では敗訴し、現在控訴しています。
📝夏の甲子園を席巻した“滋賀学園旋風”。その応援の舞台裏を取材しました!
https://article.yahoo.co.jp/detail/296d72cbc12c4075403c97c5a91ca438993db8da
【滋賀学園チアリーディング部コーチ村井三幸さんインタビュー】
この夏、キレキレダンスの応援で
甲子園を熱く盛り上げ、一躍、時の人となったのは
「滋賀学園高等学校」の応援団でした。
しがトコYouTubeで公開した動画も
再生回数がなんと50万回超え!
「野球部だけでなく、彼らもまたこの夏の主役だった!」
「滋賀学園の応援は甲子園の歴史を変えたのは事実!
これだけアルプスを注目したのは初めてです!」
など多数のコメントも寄せられました。
野球にかけた高校生たちの最後の夏。
その夢を応援に託した控え部員たちの奮闘と
アルプス全体を巻き込んだ応援が
100周年を迎えた甲子園の記録に刻まれました。
応援の舞台裏には過去15年間で10回
甲子園の応援スタンドに立ったキーマンの存在も。
この夏、熱狂の渦を巻き起こした
滋賀学園の応援の舞台裏を取材しました。
この夏の主役となった滋賀学園
(引用:毎日新聞 https://mainichi.jp/articles/20240817/k00/00m/050/115000c)
第106回全国高等学校野球選手権大会に滋賀県代表として滋賀学園高等学校野球部。
初のベスト8進出とともに、アルプス席の最前線でキレキレで踊る野球部応援団の姿がSNSで拡散され話題となりました。
そんな甲子園の熱も冷めやらぬ、8月下旬。野球部3年生とチアリーディング部が久しぶりに顔を合わせるということでしがトコ編集部は滋賀学園高等学校へ行ってきました。
キレキレダンスはどうして生まれた?応援の裏側に迫るインタビュー夏の甲子園は15年ぶり2回目の出場となった滋賀学園。
話題の野球部とチアリーディング部に会う前にチアリーディング部コーチの村井三幸さんにお話を伺います。
中庭にある甲子園出場の記念石碑の前に立つ村井さん。こんがりと焼けた肌は、野球応援の名残でしょうか。
普段から生徒や保護者さんからは“みゆき先生”の愛称で親しまれてるそうなのでここからは私たちも“みゆき先生”とお呼びさせていただきます!
__みゆき先生、よろしくお願いします!
早速ですが、今年、滋賀学園は久しぶりの甲子園出場でしたが、その応援スタイルは今回新たに作られたものなのでしょうか?
みゆき先生:いえ、ずっと同じことをやってます。7年前に春のセンバツに滋賀学園が出場したときも同じ応援スタイルでやってたんですけど、そのときはまだSNSでバズるってことがそれほどなくて。新聞の紙面上では結構バズってたんですよ。当時は小学生だった私の息子も野球部応援団の仲間に入れてもらって応援してて。新聞各紙を飾りましたね(笑)。基本的に今回の甲子園が特別だったわけじゃなくて、常に地方大会からずっと同じスタイルの応援をやってきてます。
今回応援つくるときも「絶対に有名になる応援を作れる自信があるから、あとはあんたたちがただやるだけやで。頼むよ」って野球部の応援団にも言ってて、それにみんなが答えてくれたって感じです。
__SNSで話題になった荒井くんたちともずっと一緒に?
みゆき先生:夏の大会前とかは野球部も一緒に練習するんで、そのときは荒井くん中心に。本番は荒井くんが先立って踊ってるんですけど、練習のときは上から見て「おい、そこできてへんぞ」とかって指示だしたりとかしてね。
ただやっぱり目立つと賛否両論でてしまうので、応援の目的は間違えないようにってところはめっちゃ言いました。主役は野球部の選手だし、やり過ぎるとだめなんでね。
開幕戦となった初戦、野球部応援団は「俺らの応援で勝たせる!」と意気込んでたし、私たちチアもアルプスを巻き込む応援をするようにがんばりました。
__今回の応援は全部で何パターンあったんですか?
みゆき先生:15曲ありました。12曲は県大会から一緒で、「メガロバニア」と「A列車で行こう」と「スウィング」は甲子園用にジャズオーケストラ部の先生が用意してくれました。私の中では、メガロとA列車がチャンスの曲としてもっていきたかったんで、メガロはSNSで、A列車はアルプスにいる人みんなで楽しめたらいいなと思って応援の振りを作ったんですよ。
A列車で、アルプス全体が揺れるように動いたときは、やった!と手応え感じましたね。
__コミカルな動きも滋賀学スタイルですか?
みゆき先生:そうですね。ずっとみんなで、真面目に面白い応援をしてきてます。コロナ禍もあって、ちょうどいまの3年生が入学したときから声出し応援が復活できた年なんですよ。だから、いまの3年生の親御さんとかは「滋賀学の応援ってこんなんやったん?めっちゃ楽しいやん!」って一緒に手伝って、声もだしてくれてます。
普通、アルプス席は野球部の後ろに保護者という配置が多いんですけど、うちは保護者も一緒に応援してほしいから、野球部と保護者席を横並びにしてて。地方大会からみんな一緒に応援やってるんで、甲子園ではもうノリノリです。
じつは応援のプロ?!過去15年間で甲子園応援に10回出場!
じつは、みゆき先生は滋賀学園が出場したときだけでなく、
他の学校が滋賀代表として春のセンバツや夏の甲子園に出場するときにも応援指導の依頼をうけて、過去15年間で10回も応援スタンドに立ち、滋賀の野球応援を牽引してきたと言っても過言でない、陰の立役者なんです。
__15年間で10回甲子園応援に参加されてるということですが、そもそも初甲子園はいつですか?
みゆき先生:2009年の春のセンバツに彦根東高校が21世紀枠で選ばれたときに、知り合いの先生が彦根東におられて「21世紀枠に選ばれたんやけどチアどうしようか」って相談もらったのが最初です。で、なんとその年の夏に、滋賀学園も甲子園に出れることになりまして。ちょうど滋賀学園で高校生と一緒に活動するキッズチアチーム「レイカーズ」を作ってたときだったので、小学生も一緒に応援するってスタイルでやってました。
その後、たまたま膳所高校に進学した教え子から相談うけて、応援班のチア指導に来てほしいって言われて、外部コーチとして関わり始めたのが2017年で。そしたら、その次の年の春のセンバツに膳所が21世紀枠に選ばれて。そのときは、膳所と彦根東と近江、滋賀から3校がセンバツに出場したときだったので、膳所と彦根東を行き来しながらどっちもの応援をみて「試合がかぶったらどうしよう?」なんて言いながら応援作ってました。
そんな感じで、彦根東、滋賀学園、膳所、彦根総合が滋賀代表になったときに応援に呼んでもらってたので、今回が10回目の甲子園応援となりました。
アルプススタンドの応援席は1枚の絵
__みゆき先生が応援をつくるときに心がけていることはありますか?
みゆき先生:私はアルプスは1枚の絵だと思ってて。みんなで作った1枚の絵が、相手のピッチャー、相手の選手、相手の応援団を圧倒することを考えて作ってます。だから、チアだけが頑張っても絶対良くないし、吹奏楽の音があって、そこに応援団がいて、そのなかのチアリーダーなので。私たちが応援をリードして周りに波及させていって、観客みんなが一緒に応援してくれたらいいなって思ってます。
実際に甲子園のアルプスに行ってもらったらわかると思うんですけど、チアが「せーの」とかめっちゃ言うんです。それは周りの人にも波及してほしいと思ってるからで、だから応援もみんなで一体となって盛り上がれるものを考えるようにしてます。
応援の力で滋賀を元気に!
みゆき先生は、ずっと学生時代からチアリーディングを続けています。
15年前に滋賀学園にキッズチア「レイカーズ」を立ち上げたのも人に力を与えたり、元気づけたりできるチアリーディングの魅力をもっとたくさんの人に知ってほしいとの想いから。
県内のイベントやスポーツ大会で、レイカーズは演技披露を続けています。
__最後に、みゆき先生の原動力はなんですか?
みゆき先生:応援させてもらえる、応援してありがとうって言ってもらえるっていうのは、そんな楽しいことはないし、それが原動力です。普段のチアの演技披露と違って、野球応援は周りの反応がダイレクト。チアが声をかけたりして、周りを盛り上げていく。ほんとにチアリーダーだなって思います。
コロナ禍で声出し応援も制限されて、手拍子だけの応援のときもあったけど、試行錯誤してやってきて、ほんとにいまが楽しいです。
みゆき先生が作り上げてきた滋賀学園の応援スタイルはこの先もずっと続いていきますが、今年の見納めとして甲子園ではベンチ入りしていたメンバーも一緒に野球部3年生のメガロバニアを披露してくれました!
最後にはチアリーディング部から野球部へメッセージも届けていました。
「2年半、本当にお疲れさまでした。地方大会から甲子園まで応援させてもらうことができて本当に嬉しかったし、楽しかったです。選手のみんなも、応援のみんなも、全員ほんとにかっこよかったです」。
見ているだけでも自然と笑顔になって元気がもらえる滋賀学園の応援は間違いなく、この夏の主役でした!
☆☆☆ 09:00~ 岡山 東商-創志 学園
☆☆ 11:30~ 岡山学芸館-倉 敷 商
💢日本学生野球協会、高校7件処分 久居農林監督は部内体罰と不適切指導で3カ月謹慎
https://news.yahoo.co.jp/articles/26d4f5c572746c8313bcb422e09d104e1a0cddf5
日本学生野球協会は11日、都内で審査室会議を開き、高校7件(1件は非公表)の処分を決めた。
02年夏、甲子園出場の久居農林(三重)は監督(32、教諭)が部内での体罰と不適切指導により、9月11日から12月10日まで3カ月の謹慎。
安芸南(広島)の監督(56、教諭)が部内での暴言と不適切指導により、9月19日から12月18日まで3カ月の謹慎。
希望が丘(福岡)は監督(30、教諭)が部内での暴言と不適切指導により、8月26日から11月25日まで3カ月の謹慎。
井草(東京)は監督(34、教諭)が部内での体罰と暴言、報告義務違反により、9月6日から来年4月5日まで7カ月の謹慎。
栄徳(愛知)は部長(34、教諭)と副部長(43、教諭)と監督(38、教諭)の報告遅れで、部長と監督は7月27日から来年1月26日まで6カ月の謹慎。副部長は10月12日から来年4月11日まで6カ月の謹慎。
明石城西(兵庫)は監督(58、教諭)が部内での暴力と不適切指導により、8月30日から11月29日まで3カ月の謹慎。
💢「勝てない野球部に金を出せるか」鎮西高校元監督がパワハラ訴え 学校側は「激励だった」
https://news.yahoo.co.jp/articles/7e9e22b842d652ac1c897fdb12422179dbfabb89
甲子園にも出場した熊本市の鎮西高校が、野球部の監督解任をきっかけにしたパワハラ問題で揺れています。
■鎮西高校元野球部監督 江上寛恭さん
「今まで一生懸命やってきた部分を踏みにじられたと言いますか、 全否定されたっていうことがいちばんつらかった」
こう話すのは、鎮西高校野球部の監督として2014年のセンバツでチームを甲子園に導いた江上寛恭さんです。江上さんたち教職員が訴えたのは、二つの高校を運営する鎮西学園の勝目康裕理事長によるパワハラです。
江上さんによりますと、おととし5月に勝目理事長から「勝てない野球部に金を出せるか」などと言われ、12月には監督からコーチに配置換えされたということです。江上さんはPTSD・心的外傷後ストレス障害と診断され翌年から休職し、今年復職しましたが、現在も自宅待機を命じられたままだということです。
これについて、鎮西高校は、勝目理事長の発言は監督への激励だったといいます。
■鎮西学園 枝國智一事務局長
「理事長の言葉を借りますと『激励である』と。鎮西高校の野球部は大事な存在ですので、しっかり活躍してもらいたい、実績を残してもらいたい、何とか上向きにしてもらいたいという思いが、そういう言葉になったと」
また、監督からコーチへの異動は、野球部の指導をめぐって江上さんが暴力を振るったなどの問題が熊本県から指摘され、調査した結果だとしています。
■鎮西学園 枝國智一事務局長
「暴言があったということと暴力、有形力の行使ということがあった」
これに対して江上さんは、部員への暴力は一切なかったとしています。
■鎮西高校元野球部監督 江上寛恭さん
「何もなかったのになぜ降格ですかと食い下がりましたが、県からの調査があったこと自体が問題で、何らかの処分をしないといけないという理由でした」
江上さんは労働基準監督署に労災を申請し、先月長時間労働があったとして労災が認められたということです。また、江上さんは勝目理事長からパワハラを受けたとして、賠償を求める裁判を起こしましたが、1審では敗訴し、現在控訴しています。
📝夏の甲子園を席巻した“滋賀学園旋風”。その応援の舞台裏を取材しました!
https://article.yahoo.co.jp/detail/296d72cbc12c4075403c97c5a91ca438993db8da
【滋賀学園チアリーディング部コーチ村井三幸さんインタビュー】
この夏、キレキレダンスの応援で
甲子園を熱く盛り上げ、一躍、時の人となったのは
「滋賀学園高等学校」の応援団でした。
しがトコYouTubeで公開した動画も
再生回数がなんと50万回超え!
「野球部だけでなく、彼らもまたこの夏の主役だった!」
「滋賀学園の応援は甲子園の歴史を変えたのは事実!
これだけアルプスを注目したのは初めてです!」
など多数のコメントも寄せられました。
野球にかけた高校生たちの最後の夏。
その夢を応援に託した控え部員たちの奮闘と
アルプス全体を巻き込んだ応援が
100周年を迎えた甲子園の記録に刻まれました。
応援の舞台裏には過去15年間で10回
甲子園の応援スタンドに立ったキーマンの存在も。
この夏、熱狂の渦を巻き起こした
滋賀学園の応援の舞台裏を取材しました。
この夏の主役となった滋賀学園
(引用:毎日新聞 https://mainichi.jp/articles/20240817/k00/00m/050/115000c)
第106回全国高等学校野球選手権大会に滋賀県代表として滋賀学園高等学校野球部。
初のベスト8進出とともに、アルプス席の最前線でキレキレで踊る野球部応援団の姿がSNSで拡散され話題となりました。
そんな甲子園の熱も冷めやらぬ、8月下旬。野球部3年生とチアリーディング部が久しぶりに顔を合わせるということでしがトコ編集部は滋賀学園高等学校へ行ってきました。
キレキレダンスはどうして生まれた?応援の裏側に迫るインタビュー夏の甲子園は15年ぶり2回目の出場となった滋賀学園。
話題の野球部とチアリーディング部に会う前にチアリーディング部コーチの村井三幸さんにお話を伺います。
中庭にある甲子園出場の記念石碑の前に立つ村井さん。こんがりと焼けた肌は、野球応援の名残でしょうか。
普段から生徒や保護者さんからは“みゆき先生”の愛称で親しまれてるそうなのでここからは私たちも“みゆき先生”とお呼びさせていただきます!
__みゆき先生、よろしくお願いします!
早速ですが、今年、滋賀学園は久しぶりの甲子園出場でしたが、その応援スタイルは今回新たに作られたものなのでしょうか?
みゆき先生:いえ、ずっと同じことをやってます。7年前に春のセンバツに滋賀学園が出場したときも同じ応援スタイルでやってたんですけど、そのときはまだSNSでバズるってことがそれほどなくて。新聞の紙面上では結構バズってたんですよ。当時は小学生だった私の息子も野球部応援団の仲間に入れてもらって応援してて。新聞各紙を飾りましたね(笑)。基本的に今回の甲子園が特別だったわけじゃなくて、常に地方大会からずっと同じスタイルの応援をやってきてます。
今回応援つくるときも「絶対に有名になる応援を作れる自信があるから、あとはあんたたちがただやるだけやで。頼むよ」って野球部の応援団にも言ってて、それにみんなが答えてくれたって感じです。
__SNSで話題になった荒井くんたちともずっと一緒に?
みゆき先生:夏の大会前とかは野球部も一緒に練習するんで、そのときは荒井くん中心に。本番は荒井くんが先立って踊ってるんですけど、練習のときは上から見て「おい、そこできてへんぞ」とかって指示だしたりとかしてね。
ただやっぱり目立つと賛否両論でてしまうので、応援の目的は間違えないようにってところはめっちゃ言いました。主役は野球部の選手だし、やり過ぎるとだめなんでね。
開幕戦となった初戦、野球部応援団は「俺らの応援で勝たせる!」と意気込んでたし、私たちチアもアルプスを巻き込む応援をするようにがんばりました。
__今回の応援は全部で何パターンあったんですか?
みゆき先生:15曲ありました。12曲は県大会から一緒で、「メガロバニア」と「A列車で行こう」と「スウィング」は甲子園用にジャズオーケストラ部の先生が用意してくれました。私の中では、メガロとA列車がチャンスの曲としてもっていきたかったんで、メガロはSNSで、A列車はアルプスにいる人みんなで楽しめたらいいなと思って応援の振りを作ったんですよ。
A列車で、アルプス全体が揺れるように動いたときは、やった!と手応え感じましたね。
__コミカルな動きも滋賀学スタイルですか?
みゆき先生:そうですね。ずっとみんなで、真面目に面白い応援をしてきてます。コロナ禍もあって、ちょうどいまの3年生が入学したときから声出し応援が復活できた年なんですよ。だから、いまの3年生の親御さんとかは「滋賀学の応援ってこんなんやったん?めっちゃ楽しいやん!」って一緒に手伝って、声もだしてくれてます。
普通、アルプス席は野球部の後ろに保護者という配置が多いんですけど、うちは保護者も一緒に応援してほしいから、野球部と保護者席を横並びにしてて。地方大会からみんな一緒に応援やってるんで、甲子園ではもうノリノリです。
じつは応援のプロ?!過去15年間で甲子園応援に10回出場!
じつは、みゆき先生は滋賀学園が出場したときだけでなく、
他の学校が滋賀代表として春のセンバツや夏の甲子園に出場するときにも応援指導の依頼をうけて、過去15年間で10回も応援スタンドに立ち、滋賀の野球応援を牽引してきたと言っても過言でない、陰の立役者なんです。
__15年間で10回甲子園応援に参加されてるということですが、そもそも初甲子園はいつですか?
みゆき先生:2009年の春のセンバツに彦根東高校が21世紀枠で選ばれたときに、知り合いの先生が彦根東におられて「21世紀枠に選ばれたんやけどチアどうしようか」って相談もらったのが最初です。で、なんとその年の夏に、滋賀学園も甲子園に出れることになりまして。ちょうど滋賀学園で高校生と一緒に活動するキッズチアチーム「レイカーズ」を作ってたときだったので、小学生も一緒に応援するってスタイルでやってました。
その後、たまたま膳所高校に進学した教え子から相談うけて、応援班のチア指導に来てほしいって言われて、外部コーチとして関わり始めたのが2017年で。そしたら、その次の年の春のセンバツに膳所が21世紀枠に選ばれて。そのときは、膳所と彦根東と近江、滋賀から3校がセンバツに出場したときだったので、膳所と彦根東を行き来しながらどっちもの応援をみて「試合がかぶったらどうしよう?」なんて言いながら応援作ってました。
そんな感じで、彦根東、滋賀学園、膳所、彦根総合が滋賀代表になったときに応援に呼んでもらってたので、今回が10回目の甲子園応援となりました。
アルプススタンドの応援席は1枚の絵
__みゆき先生が応援をつくるときに心がけていることはありますか?
みゆき先生:私はアルプスは1枚の絵だと思ってて。みんなで作った1枚の絵が、相手のピッチャー、相手の選手、相手の応援団を圧倒することを考えて作ってます。だから、チアだけが頑張っても絶対良くないし、吹奏楽の音があって、そこに応援団がいて、そのなかのチアリーダーなので。私たちが応援をリードして周りに波及させていって、観客みんなが一緒に応援してくれたらいいなって思ってます。
実際に甲子園のアルプスに行ってもらったらわかると思うんですけど、チアが「せーの」とかめっちゃ言うんです。それは周りの人にも波及してほしいと思ってるからで、だから応援もみんなで一体となって盛り上がれるものを考えるようにしてます。
応援の力で滋賀を元気に!
みゆき先生は、ずっと学生時代からチアリーディングを続けています。
15年前に滋賀学園にキッズチア「レイカーズ」を立ち上げたのも人に力を与えたり、元気づけたりできるチアリーディングの魅力をもっとたくさんの人に知ってほしいとの想いから。
県内のイベントやスポーツ大会で、レイカーズは演技披露を続けています。
__最後に、みゆき先生の原動力はなんですか?
みゆき先生:応援させてもらえる、応援してありがとうって言ってもらえるっていうのは、そんな楽しいことはないし、それが原動力です。普段のチアの演技披露と違って、野球応援は周りの反応がダイレクト。チアが声をかけたりして、周りを盛り上げていく。ほんとにチアリーダーだなって思います。
コロナ禍で声出し応援も制限されて、手拍子だけの応援のときもあったけど、試行錯誤してやってきて、ほんとにいまが楽しいです。
みゆき先生が作り上げてきた滋賀学園の応援スタイルはこの先もずっと続いていきますが、今年の見納めとして甲子園ではベンチ入りしていたメンバーも一緒に野球部3年生のメガロバニアを披露してくれました!
最後にはチアリーディング部から野球部へメッセージも届けていました。
「2年半、本当にお疲れさまでした。地方大会から甲子園まで応援させてもらうことができて本当に嬉しかったし、楽しかったです。選手のみんなも、応援のみんなも、全員ほんとにかっこよかったです」。
見ているだけでも自然と笑顔になって元気がもらえる滋賀学園の応援は間違いなく、この夏の主役でした!
10/27 秋季中国大会初日開幕試合 倉敷市営球場 浜田(島根①)-尾道(広島③) 11:02~16:00 146分中断 13:11点灯 8回裏から
第1話 福井に続きまたもや雨のドラマ・・・13時11分点灯に146分中断の死闘
一二三四五六七八九十計HE
尾 道000200010 3111 田原-富島
浜 田000000001 181 山田、浜野-田村健
雨の恩恵を受けた福井から約2週間・・・今度は倉敷で2泊3日の中国大会なのだが、、、この日も岡山あたりは昼過ぎから夕方にかけて突発的に雷雨に襲われるかもしれないという予報が!!!
初日さえ凌げばあとは何とでもなる快晴予報だった。たいがい宿泊観戦は2日目に災難がくるもんだが、今回は初日だった!しかしその雨のお陰でまさかの2日連続ナイター観戦で倉敷市営球場での観戦は3回すべてナイター点灯になろうとは、快晴の宝塚を出発する時点で走る由もなかった。
5年ぶり2度目の倉敷市営球場。いつもはマスカットスタジアムに入り浸っているが、今回は中国大会で2球場開催なんで5年ぶりに四十瀬に行こうと。
倉敷駅から水島臨海鉄道で1駅。歩けば30分程度で到着するが、1度も歩いたことがないので手堅く電車移動。
去年から秋季中国大会は11時から2試合となったので非常にありがたかった。朝はゆっくりできるし、明日以降の2日間もスタートを1時間遅めに設定できるので非常に助かる。
5年ぶりに倉敷市営球場に到着したが、全く変わったところもなく散水されていた。しかし試合開始15分ほど前に約10分霧雨が降り、予報では17時~18時頃に雨とあったが不穏な空気が漂っていた。
マスカットでは創志学園-米子北が開幕戦でだいたい勝敗予想や試合展開は頭に描いていたがほぼほぼその通りになっていたようだ。
こちらは浜田-尾道という渋いカードで、ちょくちょく甲子園に顔を出している浜田が若干有利かと考えていた。しかし尾道も2019年夏準優勝しており侮れない。
試合は1回表2死から尾道の3・4番が連打を放ち先制のチャンスをつかむも5番・菅が内角高めのボール球に手を出し三振。浜田の1年生エース・山田が踏ん張った。
その裏、尾道のエースで4番・田原が完璧な立ち上がりで外野まで打球を飛ばされることなく三者凡退で抑えた。
2回表太鼓の音と声の声援に応えるべく先頭の6番・前田がセンター前ヒットで出塁。尾道打線は6番以降9番まですべて1年生という布陣。7番・金屋は犠打エラーを誘い無死1・2塁。大須賀監督は手堅くバントのサインを出し続けるが、8番・古屋は2球で追い込まれしゃーなしに強打に切り替えたらショートフライ。9番・藤も2ボールから打ちに行くがキャッチャーフライに倒れるなど拙攻で無得点。
その裏浜田は5番・大庭がレフト前ヒットで出塁するとすかさず盗塁を決め、パスボールで1死3塁。家田監督は無策で選手に任せたがエースで6番打者の山田はフルカウントからチェンジアップに三振。7番・岡山は初球ライトフライに倒れ惜しいチャンスを逃した。
3回表尾道は1死から連打で1・2塁と毎回走者を2人出し続けるものの肝心なところで1年生エース・山田に抑えられ5安打6残塁の無得点と荒々しい攻撃が際立っていた。
このスキに先取点を奪って相手の焦りを誘いたい浜田だが、3回裏1死から9番・高橋がライト前ヒットを放つも1番・田村健に3度エンドランのサインを出して相手を揺さぶるもライトフライ。ならばと盗塁を仕掛けたら富島捕手の強肩に刺されてタッチアウトと投手戦の様相を呈してきた。
均衡を破ったのは尾道だった。4回表2死ランナーなしから9番・藤のレフト前ヒットを皮切りに、ストレートの四球で毎回得点圏に走者を送り、2番・土井が1・2塁間に痛烈なゴロを放ちセカンド菱沼が懸命にダイブするもこれをはじいている間に先制のホームイン。さらに連続四死球で2点目を献上。ここで食い止めないと一気に持っていかれる予感がしたが、5番・菅は外のカーブに見逃しの三振で踏みとどまった。
2点を追う形となった浜田はその裏、1死から3番・湯浅がライト前ヒットを放ち4・5番に任せるも連続フライアウトでなかなか田原投手を捉えきれない。
5回尾道はヒットとバントでまたもや得点圏に走者を送ったが、8・9番が連続レフトフライでまだ主導権を完全には握っていない。
早く反撃したい浜田はその裏1死からなんと7~9番の3連打で満塁のチャンスを作り上位打線に回した!
内野守備は深く守りゲッツー崩れでも1点入るところだが、田原投手がこのピンチにストライク先行のピッチングでまさかの連続三振の好投で2-0のまま整備に入った。
両チームとも遠路はるばる倉敷入りしての試合だが、浜田の方が遠距離ということもあってか立ち上がりからのエンジンのかかりが、ちと遅かったような感も否めない。
しかし尾道は5回まで8安打放ちながら2点のみで残塁10個と風雲急を告げるような按配・・・上空見るとホームベース後方北側から徐々に暗雲が広がりつつあり、間もなく倉敷市営球場も真っ暗になりそうで雷雲接近の予感・・・・・。
家田監督は6回からエース山田をライトに回し、10番の浜見がリリーフ。いきなり先頭の1番・竹田に12球粘られて根負けして四球。大須賀監督は2番・土井の初球にエンドランを仕掛けショートゴロで1死2塁。これで動揺したのか?3番・富島にストレートの四球。4番・田原にも3ボールとコントロールに大いなる不安を感じたが、フルカウントからのエンドランもレフトフライに抑え、5番・菅はスライダーで三振と試合を壊さない。
しかし中軸が田原投手にキリキリ舞いで初回以来の三者凡退と完封ペースで終盤に入ってしまった・・・。
雨雲と雷雲が北からどんどん近づいて来る中での終盤戦。
振りむけば遠くは真っ暗でお先真っ暗だった・・・・・。
7回表先頭の6番・前田が頭部死球。。。プロ野球なら即危険球退場というシーンだが、臨時代走送られて何事もなかったがごとく再開。大須賀監督は一気に勝負を決めに来たのか?バント封印して強硬策に走りフルカウントからまさかの三振ゲッツー、、、、、直後にライト前ヒットが出ただけに送っていればという拙攻。
その裏、浜田は1死からエラーと四球で同点の走者が出塁と願ってもない大チャンス!!ここで打席は2打数2安打の9番・高橋。初球は送りバントファールで2球目見逃しストライク。こうなると家田監督も打たせるしかないと思ったと推察されるが、結果は最悪のピッチャーゴロゲッツーと完封負けが現実味を帯びてきた。
継続試合のルールがなければここで試合成立したことになり、ゲリラ豪雨が襲来すると浜田は非常に都合が悪くなるが、ここはそれを機にせずプレーに専念できる。
8回表ずいぶん暗くなってきた。1番・竹田が内野安打を放ち送りバントファールもあって結局打たせてファーストゴロと空回りす続けていたが、悪い雰囲気を一掃すべく3番・富島が6球連続ファールで相手バッテリーが遊び球を使わない中ついに7球目右中間へのダメ押しタイムリーツーベースを放ち3-0と差を広げ勝負あり。
そして8回裏突入した瞬間に点灯された!!まだ時刻は13時11分と真昼間だが夜中のような暗さを覚えた。。。
浜田も1番からの攻撃で反撃したかったが、あえなく三者凡退・・・。
9回表四球と送りバントで形を作りもうコールドもないし、何点入っても構わないと思っていたが、8番・古屋がサードゴロを打ち2死2塁となったところで、雷鳴が鳴り響き雨も降り出してきたので試合中断・・・・・。
とにかく屋根があるので雨露は充分凌げたのだが、落雷が本当に怖かった!!稲光もすごかったし、あれだけ午前中晴れていたのに真っ暗になってしまった・・・・・。
予報を見る限りにおいては終日雨予報ではなく、夕方にはまた晴れ間も出るということで、しばらく様子を見て試合中なんだが、スコア付けるときは必ず試合のインターバルに昼ご飯という掟破りの岡山駅弁に手を付けて待つしかなかった・・・・・。
とにかくナイターもあることだし、雨さえ上がれば第2試合も完全ナイターでやれると信じていた。
最悪なのは継続試合でこの試合9回表2死2塁からあと10分程度で終わるかもしれない続きと今日の第2試合を明日に延期と言われたら非常に辛い・・・・・。
すでに第2試合登場する岡山城東のブラスバンドもスタンバイしており、OBか関係者も近くで待機している。
ただひたすらRKB山陽放送をイヤホンで聴いて待ちわびていたら、場内アナウンスよりも早く城東の関係者が「(第2試合は)中止じゃ。この試合だけは最後までやるって・・・」と素早く情報を仕入れてきた。
ほどなくして、うぐいす嬢が15時45分をメドに試合再開して第2試合は中止。明日の10時から第1試合に組み込んで3試合行い、今日の入場券は明日も有効とのこと。
なんだか損した気分も味わいつつ、雨がなければ16時頃に終わっている計算になるので今日はこのまま倉敷駅まで歩いて喫茶店に寄り、チボリ公園跡地のアリオで夜ご飯食べて美観地区に泊まり、明日は1時間早くヤドを出れば・・・。
しかし、明日は試合後新倉敷を散策するつもりなんだが、ヤドは逆方向の岡山城近くなんで・・・・・。
運が良ければ二日連続ナイターの可能性も出てきたが、、、素直に喜べない自分がそこにいた。
15時過ぎには何事もなかったかのような青空が広がり、グラウンドに大量の砂が入れられ146分の長すぎる中断をはさんで試合再開。特にピッチャーのコンディションが心配されたが、2死2塁から初球キャッチャーフライでピンチ脱出。
逆に完封勝利間近の田原投手がこの長時間の中断で集中力が切れてもおかしくはなかった。
先頭の4番・石田が左中間ツーベースを放ち、5番・大庭のカウント2ボールと怪しくなってきたがセカンドフライ。ここで打席には先発投手だった6番・山田。1ボールからレフトポール際に大飛球を放つが惜しくもファール・・・。
しかし3球目今度は右中間に文句なしのタイムりツーベースを放ち完封阻止。さらにデッドボールで1・2塁と同点の走者も出し、ホームランが出ればたちまち逆転サヨナラとなる。広すぎるマスカットスタジアムなら厳しすぎるが両翼93mの倉敷市営ならば・・・。そんな期待もあったが、8・9番に代打を送らずそのまま打たせてチェンジアップに連続三振で善戦虚しく試合終了。
試合開始から約5時間ようやくゲームセットのサイレンがなり、時間的にはまだまだ余裕があるが本日は1試合観戦のみで退場させられた・・・・・。
今日の入場券を大事にサイフにしまいこんで半灯されている球場外周を反時計回りに半分だけ歩いて倉敷駅まで歩いてどれだけかかるか実測してみた。結局は平坦な一本道で紀三井寺駅から紀三井寺球場と同じくらい3km30分くらいの体感だった。
倉敷駅近くの喫茶店に入り、その向いにラーメン屋を見つけ、明日は10時から3試合なんで最悪、新倉敷徘徊(喫茶店~スーパー銭湯~夕食)からの岡山駅コースを諦め、素直に倉敷駅付近で夜ご飯食べてそのまま岡山駅へ・・・。という考えたくないコースを選択せざるを得なくなってしまった・・・・・。
アリオで夜ご飯食べて、夜のとばりの阿智神社を参拝し、倉敷の夜景をたっぷり楽しんでからの美観地区の宿泊。
前回はコロナ騒動真っ只中だったので、朝食バイキングもなかったし、存分に楽しめなかったが今回は大浴場も朝のバイキングもすべて満喫してここからは秋の晴天に包まれてジャケットを腕にかけて長袖カッターシャツで少し汗ばむ温暖な気候で過ごせることとなった。
翌日は10時から3試合。美観地区から歩いて市営球場まで。球場センターバックスクリーン後方のスーパーで昼ご飯を買ってから9時20分の開門時間に合わせたが、少し開門が早くなったようだが、それは次回の講釈で。
⚾今日の投手陣
チーム名 選手名 投球回 打者 投球数 安打 犠打 四球 死球 三振 失点 自責
尾 道 田 原 9 37 144 8 0 1 1 9 1 1
浜 田 山 田 5 27 101 8 2 2 1 2 2 2
浜 田 浜 野 4 18 71 3 0 3 1 2 1 1
(完)
🌟次回予告🌟
10/28 秋季中国大会2日目第1試合 倉敷市営球場 岡山城東(岡山②)-宇部鴻城(山口②)
第1話 福井に続きまたもや雨のドラマ・・・13時11分点灯に146分中断の死闘
一二三四五六七八九十計HE
尾 道000200010 3111 田原-富島
浜 田000000001 181 山田、浜野-田村健
雨の恩恵を受けた福井から約2週間・・・今度は倉敷で2泊3日の中国大会なのだが、、、この日も岡山あたりは昼過ぎから夕方にかけて突発的に雷雨に襲われるかもしれないという予報が!!!
初日さえ凌げばあとは何とでもなる快晴予報だった。たいがい宿泊観戦は2日目に災難がくるもんだが、今回は初日だった!しかしその雨のお陰でまさかの2日連続ナイター観戦で倉敷市営球場での観戦は3回すべてナイター点灯になろうとは、快晴の宝塚を出発する時点で走る由もなかった。
5年ぶり2度目の倉敷市営球場。いつもはマスカットスタジアムに入り浸っているが、今回は中国大会で2球場開催なんで5年ぶりに四十瀬に行こうと。
倉敷駅から水島臨海鉄道で1駅。歩けば30分程度で到着するが、1度も歩いたことがないので手堅く電車移動。
去年から秋季中国大会は11時から2試合となったので非常にありがたかった。朝はゆっくりできるし、明日以降の2日間もスタートを1時間遅めに設定できるので非常に助かる。
5年ぶりに倉敷市営球場に到着したが、全く変わったところもなく散水されていた。しかし試合開始15分ほど前に約10分霧雨が降り、予報では17時~18時頃に雨とあったが不穏な空気が漂っていた。
マスカットでは創志学園-米子北が開幕戦でだいたい勝敗予想や試合展開は頭に描いていたがほぼほぼその通りになっていたようだ。
こちらは浜田-尾道という渋いカードで、ちょくちょく甲子園に顔を出している浜田が若干有利かと考えていた。しかし尾道も2019年夏準優勝しており侮れない。
試合は1回表2死から尾道の3・4番が連打を放ち先制のチャンスをつかむも5番・菅が内角高めのボール球に手を出し三振。浜田の1年生エース・山田が踏ん張った。
その裏、尾道のエースで4番・田原が完璧な立ち上がりで外野まで打球を飛ばされることなく三者凡退で抑えた。
2回表太鼓の音と声の声援に応えるべく先頭の6番・前田がセンター前ヒットで出塁。尾道打線は6番以降9番まですべて1年生という布陣。7番・金屋は犠打エラーを誘い無死1・2塁。大須賀監督は手堅くバントのサインを出し続けるが、8番・古屋は2球で追い込まれしゃーなしに強打に切り替えたらショートフライ。9番・藤も2ボールから打ちに行くがキャッチャーフライに倒れるなど拙攻で無得点。
その裏浜田は5番・大庭がレフト前ヒットで出塁するとすかさず盗塁を決め、パスボールで1死3塁。家田監督は無策で選手に任せたがエースで6番打者の山田はフルカウントからチェンジアップに三振。7番・岡山は初球ライトフライに倒れ惜しいチャンスを逃した。
3回表尾道は1死から連打で1・2塁と毎回走者を2人出し続けるものの肝心なところで1年生エース・山田に抑えられ5安打6残塁の無得点と荒々しい攻撃が際立っていた。
このスキに先取点を奪って相手の焦りを誘いたい浜田だが、3回裏1死から9番・高橋がライト前ヒットを放つも1番・田村健に3度エンドランのサインを出して相手を揺さぶるもライトフライ。ならばと盗塁を仕掛けたら富島捕手の強肩に刺されてタッチアウトと投手戦の様相を呈してきた。
均衡を破ったのは尾道だった。4回表2死ランナーなしから9番・藤のレフト前ヒットを皮切りに、ストレートの四球で毎回得点圏に走者を送り、2番・土井が1・2塁間に痛烈なゴロを放ちセカンド菱沼が懸命にダイブするもこれをはじいている間に先制のホームイン。さらに連続四死球で2点目を献上。ここで食い止めないと一気に持っていかれる予感がしたが、5番・菅は外のカーブに見逃しの三振で踏みとどまった。
2点を追う形となった浜田はその裏、1死から3番・湯浅がライト前ヒットを放ち4・5番に任せるも連続フライアウトでなかなか田原投手を捉えきれない。
5回尾道はヒットとバントでまたもや得点圏に走者を送ったが、8・9番が連続レフトフライでまだ主導権を完全には握っていない。
早く反撃したい浜田はその裏1死からなんと7~9番の3連打で満塁のチャンスを作り上位打線に回した!
内野守備は深く守りゲッツー崩れでも1点入るところだが、田原投手がこのピンチにストライク先行のピッチングでまさかの連続三振の好投で2-0のまま整備に入った。
両チームとも遠路はるばる倉敷入りしての試合だが、浜田の方が遠距離ということもあってか立ち上がりからのエンジンのかかりが、ちと遅かったような感も否めない。
しかし尾道は5回まで8安打放ちながら2点のみで残塁10個と風雲急を告げるような按配・・・上空見るとホームベース後方北側から徐々に暗雲が広がりつつあり、間もなく倉敷市営球場も真っ暗になりそうで雷雲接近の予感・・・・・。
家田監督は6回からエース山田をライトに回し、10番の浜見がリリーフ。いきなり先頭の1番・竹田に12球粘られて根負けして四球。大須賀監督は2番・土井の初球にエンドランを仕掛けショートゴロで1死2塁。これで動揺したのか?3番・富島にストレートの四球。4番・田原にも3ボールとコントロールに大いなる不安を感じたが、フルカウントからのエンドランもレフトフライに抑え、5番・菅はスライダーで三振と試合を壊さない。
しかし中軸が田原投手にキリキリ舞いで初回以来の三者凡退と完封ペースで終盤に入ってしまった・・・。
雨雲と雷雲が北からどんどん近づいて来る中での終盤戦。
振りむけば遠くは真っ暗でお先真っ暗だった・・・・・。
7回表先頭の6番・前田が頭部死球。。。プロ野球なら即危険球退場というシーンだが、臨時代走送られて何事もなかったがごとく再開。大須賀監督は一気に勝負を決めに来たのか?バント封印して強硬策に走りフルカウントからまさかの三振ゲッツー、、、、、直後にライト前ヒットが出ただけに送っていればという拙攻。
その裏、浜田は1死からエラーと四球で同点の走者が出塁と願ってもない大チャンス!!ここで打席は2打数2安打の9番・高橋。初球は送りバントファールで2球目見逃しストライク。こうなると家田監督も打たせるしかないと思ったと推察されるが、結果は最悪のピッチャーゴロゲッツーと完封負けが現実味を帯びてきた。
継続試合のルールがなければここで試合成立したことになり、ゲリラ豪雨が襲来すると浜田は非常に都合が悪くなるが、ここはそれを機にせずプレーに専念できる。
8回表ずいぶん暗くなってきた。1番・竹田が内野安打を放ち送りバントファールもあって結局打たせてファーストゴロと空回りす続けていたが、悪い雰囲気を一掃すべく3番・富島が6球連続ファールで相手バッテリーが遊び球を使わない中ついに7球目右中間へのダメ押しタイムリーツーベースを放ち3-0と差を広げ勝負あり。
そして8回裏突入した瞬間に点灯された!!まだ時刻は13時11分と真昼間だが夜中のような暗さを覚えた。。。
浜田も1番からの攻撃で反撃したかったが、あえなく三者凡退・・・。
9回表四球と送りバントで形を作りもうコールドもないし、何点入っても構わないと思っていたが、8番・古屋がサードゴロを打ち2死2塁となったところで、雷鳴が鳴り響き雨も降り出してきたので試合中断・・・・・。
とにかく屋根があるので雨露は充分凌げたのだが、落雷が本当に怖かった!!稲光もすごかったし、あれだけ午前中晴れていたのに真っ暗になってしまった・・・・・。
予報を見る限りにおいては終日雨予報ではなく、夕方にはまた晴れ間も出るということで、しばらく様子を見て試合中なんだが、スコア付けるときは必ず試合のインターバルに昼ご飯という掟破りの岡山駅弁に手を付けて待つしかなかった・・・・・。
とにかくナイターもあることだし、雨さえ上がれば第2試合も完全ナイターでやれると信じていた。
最悪なのは継続試合でこの試合9回表2死2塁からあと10分程度で終わるかもしれない続きと今日の第2試合を明日に延期と言われたら非常に辛い・・・・・。
すでに第2試合登場する岡山城東のブラスバンドもスタンバイしており、OBか関係者も近くで待機している。
ただひたすらRKB山陽放送をイヤホンで聴いて待ちわびていたら、場内アナウンスよりも早く城東の関係者が「(第2試合は)中止じゃ。この試合だけは最後までやるって・・・」と素早く情報を仕入れてきた。
ほどなくして、うぐいす嬢が15時45分をメドに試合再開して第2試合は中止。明日の10時から第1試合に組み込んで3試合行い、今日の入場券は明日も有効とのこと。
なんだか損した気分も味わいつつ、雨がなければ16時頃に終わっている計算になるので今日はこのまま倉敷駅まで歩いて喫茶店に寄り、チボリ公園跡地のアリオで夜ご飯食べて美観地区に泊まり、明日は1時間早くヤドを出れば・・・。
しかし、明日は試合後新倉敷を散策するつもりなんだが、ヤドは逆方向の岡山城近くなんで・・・・・。
運が良ければ二日連続ナイターの可能性も出てきたが、、、素直に喜べない自分がそこにいた。
15時過ぎには何事もなかったかのような青空が広がり、グラウンドに大量の砂が入れられ146分の長すぎる中断をはさんで試合再開。特にピッチャーのコンディションが心配されたが、2死2塁から初球キャッチャーフライでピンチ脱出。
逆に完封勝利間近の田原投手がこの長時間の中断で集中力が切れてもおかしくはなかった。
先頭の4番・石田が左中間ツーベースを放ち、5番・大庭のカウント2ボールと怪しくなってきたがセカンドフライ。ここで打席には先発投手だった6番・山田。1ボールからレフトポール際に大飛球を放つが惜しくもファール・・・。
しかし3球目今度は右中間に文句なしのタイムりツーベースを放ち完封阻止。さらにデッドボールで1・2塁と同点の走者も出し、ホームランが出ればたちまち逆転サヨナラとなる。広すぎるマスカットスタジアムなら厳しすぎるが両翼93mの倉敷市営ならば・・・。そんな期待もあったが、8・9番に代打を送らずそのまま打たせてチェンジアップに連続三振で善戦虚しく試合終了。
試合開始から約5時間ようやくゲームセットのサイレンがなり、時間的にはまだまだ余裕があるが本日は1試合観戦のみで退場させられた・・・・・。
今日の入場券を大事にサイフにしまいこんで半灯されている球場外周を反時計回りに半分だけ歩いて倉敷駅まで歩いてどれだけかかるか実測してみた。結局は平坦な一本道で紀三井寺駅から紀三井寺球場と同じくらい3km30分くらいの体感だった。
倉敷駅近くの喫茶店に入り、その向いにラーメン屋を見つけ、明日は10時から3試合なんで最悪、新倉敷徘徊(喫茶店~スーパー銭湯~夕食)からの岡山駅コースを諦め、素直に倉敷駅付近で夜ご飯食べてそのまま岡山駅へ・・・。という考えたくないコースを選択せざるを得なくなってしまった・・・・・。
アリオで夜ご飯食べて、夜のとばりの阿智神社を参拝し、倉敷の夜景をたっぷり楽しんでからの美観地区の宿泊。
前回はコロナ騒動真っ只中だったので、朝食バイキングもなかったし、存分に楽しめなかったが今回は大浴場も朝のバイキングもすべて満喫してここからは秋の晴天に包まれてジャケットを腕にかけて長袖カッターシャツで少し汗ばむ温暖な気候で過ごせることとなった。
翌日は10時から3試合。美観地区から歩いて市営球場まで。球場センターバックスクリーン後方のスーパーで昼ご飯を買ってから9時20分の開門時間に合わせたが、少し開門が早くなったようだが、それは次回の講釈で。
⚾今日の投手陣
チーム名 選手名 投球回 打者 投球数 安打 犠打 四球 死球 三振 失点 自責
尾 道 田 原 9 37 144 8 0 1 1 9 1 1
浜 田 山 田 5 27 101 8 2 2 1 2 2 2
浜 田 浜 野 4 18 71 3 0 3 1 2 1 1
(完)
🌟次回予告🌟
10/28 秋季中国大会2日目第1試合 倉敷市営球場 岡山城東(岡山②)-宇部鴻城(山口②)
📝プロ志望届を出さなかった高校・大学の有望選手 夏の甲子園V投手や健大高崎の日本代表“名手”ら
https://news.yahoo.co.jp/articles/62af224d7db3a45cea93c7d9d7f6bf9f5b3ba65b
日本高野連と全日本大学野球連盟は10日、プロ野球志望届の受け付けを締め切った。高校生159人、大学生162人の計321人が公示され(同日午後5時時点)、前年比は高校生20人増、大学生は10人減だった。提出者は、24日に開かれるドラフト会議での指名対象選手となる。
プロ志望届を提出しなかった主な有望選手は、下記の通り。高校生は大学か社会人で、大学生は社会人でさらなるレベルアップを目指すことになる。
【高校生投手】
田中稜真(旭川実)
関浩一郎(青森山田)
洗平比呂(八戸学院光星)
小松龍一(花巻東)
桜井椿稀(鶴岡東)
小林芯汰(常総学院)
梅沢翔大(専大松戸)
永見光太郎(東京)
平嶋桂知(大阪桐蔭)
中崎琉生(京都国際)
馬庭優太(大社)
田崎颯士(興南)
【大学生投手】
藤井優矢(東日本国際大)
高井駿丞(駒大)
東田健臣(駒大)
【高校生捕手】
熊谷俊乃介(関東第一)
只石貫太(広陵)
【大学生捕手】
神里陸(国学院大)
清水智裕(中部大)
【高校生内野手】
原田純希(青森山田)
高山裕次郎(健大高崎)
高橋徹平(関東第一)
花田悠月(智弁和歌山)
岩井天史(滋賀学園)
【大学生内野手】
武川廉(法大)
【高校生外野手】
藤原凛人(花巻東)
鈴木拓斗(仙台育英)
山根大翔(昌平)
中村アラシュ(聖望学園)
山田頼旺(中京大中京)
境亮陽(大阪桐蔭)
【大学生外野手】
飯森太慈(明大)
🔥帝京長岡、新エース武田晄樹が敦賀気比戦でリベンジ誓う
https://news.yahoo.co.jp/articles/02750124e34fd30ade0528a95d8bb344b4f3bd7c
帝京長岡はエース右腕の武田晄樹投手(2年)が万全の仕上がりで臨む。1回戦(12日、金沢市民球場)は昨秋の準々決勝で敗れた敦賀気比(福井1位)と対戦。リベンジを誓った。
◇ ◇ ◇
じっくりと仕上げてきた好感触が言葉の強さに表れる。「相手が敦賀気比に決まって、絶対に勝ってやると思ってやってきた」。武田は気持ちを前面に出した。
「対策はしている」と言う。昨秋の準々決勝、帝京長岡は敦賀気比に延長10回タイブレークの末、5-11で敗れた。武田はスタンドから応援をしていた。旧チームのリベンジが自分の右腕にかかる。当時もマスクを被っていた有馬凛空捕手(2年)と昨秋のスコアブックを見直しながら試合展開を復習した。何より「打たれても抑えても感情を表に出さない。安心しない」と、マウンドで無表情を貫く自身の特徴を軸にする。
芝草宇宙監督(55)は「1球1球、気を抜かずに投げる」と評価。右上手から130キロ台後半の直球とスライダー、カーブをコーナーに投げ込む。秋季県大会は5試合28回1/3で防御率0・64。入学時に65キロだった体重は1年半で15キロアップ。夕食のご飯は丼3杯をノルマにし、筋トレを重ねて体力をつけた。安定感のある投球の土台ができた。
旧チームのエースで今秋のドラフト候補、茨木佑太投手(3年)から背番号1を受け継いだ。「偉大なエースがいなくなった後、チームが緩まないように」とマウンドを守ってきた。茨木には「チームを引っ張れ」と言われ、その言葉を胸に刻む。「自分がみんなを甲子園に連れて行く」。敦賀気比に借りを返し、そのスタートを切る。
🔥中越・窪田優智主将「圧倒して乗り込みたい」創部69年目での初センバツ誓う 12日から北信越大会
https://news.yahoo.co.jp/articles/237872465e05b0cdab6a26163dd146a776dba704
秋季高校野球北信越大会(石川)が12日、開幕するで中越(新潟2位)をけん引するのは一塁手の窪田優智主将(2年)。県大会打率5割の打撃と抜群のリーダーシップでナインをまとめる。中越は1回戦(12日)で大野(福井3位)と対戦する。
「今までやったことのないことをやる」。窪田は北信越大会への意気込みを話した。今年で創部69年目の中越は夏の甲子園には11度出場しているが、春はまだない。「先輩たちを超えたい」と意欲を高める。
5番に座った秋季県大会は24打数12安打の打率5割で6打点。一方で「当たりが止まった」と準決勝の北越戦、決勝の新潟明訓戦がいずれも1安打だったことを反省する。軸足に体重を残すことを意識するなど、北信越大会に向けて修正中だ。
本田仁哉監督(48)は「野球に熱く、情が深い。チームの強さを引き出してくれる」と信頼を寄せる。主将としてのモットーは「チームメートに厳しく、それ以上に自分に厳しく」。午前7時からの朝練習、下校時間の午後8時30分、ぎりぎりまで毎日行う自主トレは日課。食事も甘味飲料やお菓子類は取らない。「準備に時間がかからないから」と髪形自由の中越でただ1人、丸刈りも通す。
野球に熱量を注ぎ、自分を律しながら、チームメートをまとめてきた。「北信越で圧倒して甲子園に乗り込みたい」。本気度を高めてセンバツ切符を取りに行く。
👣小松大谷のエース西川、わずかに届かなかった優勝「だから大学でも」
https://news.yahoo.co.jp/articles/52e67f63e46030029969a835cda3c33e7a785f7d
(9日、国民スポーツ大会決勝 明徳義塾3―1小松大谷)
優勝にはわずかに届かなかったが、小松大谷のエース西川大智投手の表情は晴れやかだった。「悔しいけど、やりきったので」
テンポよく打たせて取り、六回までは1失点。だが七回2死から味方の失策で二塁に走者を置くと「自分が取り返さんと、となって、気持ちが先走った」。3連続四球で勝ち越された。
今夏の甲子園2回戦で、全国優勝5度の大阪桐蔭をわずか92球で完封した。8日の国スポ準決勝でも甲子園を思い起こさせるような投球で、今夏の全国準優勝の関東第一(東京)を1点に抑えて完投。この日も最後までマウンドに立ち続けた。
大学に進学し、野球を続けるつもりだ。「準優勝やからこそ、大学の野球人生にも生きてくると思う」。4年間かけて、今以上の投手に成長するつもりだ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/62af224d7db3a45cea93c7d9d7f6bf9f5b3ba65b
日本高野連と全日本大学野球連盟は10日、プロ野球志望届の受け付けを締め切った。高校生159人、大学生162人の計321人が公示され(同日午後5時時点)、前年比は高校生20人増、大学生は10人減だった。提出者は、24日に開かれるドラフト会議での指名対象選手となる。
プロ志望届を提出しなかった主な有望選手は、下記の通り。高校生は大学か社会人で、大学生は社会人でさらなるレベルアップを目指すことになる。
【高校生投手】
田中稜真(旭川実)
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永見光太郎(東京)
平嶋桂知(大阪桐蔭)
中崎琉生(京都国際)
馬庭優太(大社)
田崎颯士(興南)
【大学生投手】
藤井優矢(東日本国際大)
高井駿丞(駒大)
東田健臣(駒大)
【高校生捕手】
熊谷俊乃介(関東第一)
只石貫太(広陵)
【大学生捕手】
神里陸(国学院大)
清水智裕(中部大)
【高校生内野手】
原田純希(青森山田)
高山裕次郎(健大高崎)
高橋徹平(関東第一)
花田悠月(智弁和歌山)
岩井天史(滋賀学園)
【大学生内野手】
武川廉(法大)
【高校生外野手】
藤原凛人(花巻東)
鈴木拓斗(仙台育英)
山根大翔(昌平)
中村アラシュ(聖望学園)
山田頼旺(中京大中京)
境亮陽(大阪桐蔭)
【大学生外野手】
飯森太慈(明大)
🔥帝京長岡、新エース武田晄樹が敦賀気比戦でリベンジ誓う
https://news.yahoo.co.jp/articles/02750124e34fd30ade0528a95d8bb344b4f3bd7c
帝京長岡はエース右腕の武田晄樹投手(2年)が万全の仕上がりで臨む。1回戦(12日、金沢市民球場)は昨秋の準々決勝で敗れた敦賀気比(福井1位)と対戦。リベンジを誓った。
◇ ◇ ◇
じっくりと仕上げてきた好感触が言葉の強さに表れる。「相手が敦賀気比に決まって、絶対に勝ってやると思ってやってきた」。武田は気持ちを前面に出した。
「対策はしている」と言う。昨秋の準々決勝、帝京長岡は敦賀気比に延長10回タイブレークの末、5-11で敗れた。武田はスタンドから応援をしていた。旧チームのリベンジが自分の右腕にかかる。当時もマスクを被っていた有馬凛空捕手(2年)と昨秋のスコアブックを見直しながら試合展開を復習した。何より「打たれても抑えても感情を表に出さない。安心しない」と、マウンドで無表情を貫く自身の特徴を軸にする。
芝草宇宙監督(55)は「1球1球、気を抜かずに投げる」と評価。右上手から130キロ台後半の直球とスライダー、カーブをコーナーに投げ込む。秋季県大会は5試合28回1/3で防御率0・64。入学時に65キロだった体重は1年半で15キロアップ。夕食のご飯は丼3杯をノルマにし、筋トレを重ねて体力をつけた。安定感のある投球の土台ができた。
旧チームのエースで今秋のドラフト候補、茨木佑太投手(3年)から背番号1を受け継いだ。「偉大なエースがいなくなった後、チームが緩まないように」とマウンドを守ってきた。茨木には「チームを引っ張れ」と言われ、その言葉を胸に刻む。「自分がみんなを甲子園に連れて行く」。敦賀気比に借りを返し、そのスタートを切る。
🔥中越・窪田優智主将「圧倒して乗り込みたい」創部69年目での初センバツ誓う 12日から北信越大会
https://news.yahoo.co.jp/articles/237872465e05b0cdab6a26163dd146a776dba704
秋季高校野球北信越大会(石川)が12日、開幕するで中越(新潟2位)をけん引するのは一塁手の窪田優智主将(2年)。県大会打率5割の打撃と抜群のリーダーシップでナインをまとめる。中越は1回戦(12日)で大野(福井3位)と対戦する。
「今までやったことのないことをやる」。窪田は北信越大会への意気込みを話した。今年で創部69年目の中越は夏の甲子園には11度出場しているが、春はまだない。「先輩たちを超えたい」と意欲を高める。
5番に座った秋季県大会は24打数12安打の打率5割で6打点。一方で「当たりが止まった」と準決勝の北越戦、決勝の新潟明訓戦がいずれも1安打だったことを反省する。軸足に体重を残すことを意識するなど、北信越大会に向けて修正中だ。
本田仁哉監督(48)は「野球に熱く、情が深い。チームの強さを引き出してくれる」と信頼を寄せる。主将としてのモットーは「チームメートに厳しく、それ以上に自分に厳しく」。午前7時からの朝練習、下校時間の午後8時30分、ぎりぎりまで毎日行う自主トレは日課。食事も甘味飲料やお菓子類は取らない。「準備に時間がかからないから」と髪形自由の中越でただ1人、丸刈りも通す。
野球に熱量を注ぎ、自分を律しながら、チームメートをまとめてきた。「北信越で圧倒して甲子園に乗り込みたい」。本気度を高めてセンバツ切符を取りに行く。
👣小松大谷のエース西川、わずかに届かなかった優勝「だから大学でも」
https://news.yahoo.co.jp/articles/52e67f63e46030029969a835cda3c33e7a785f7d
(9日、国民スポーツ大会決勝 明徳義塾3―1小松大谷)
優勝にはわずかに届かなかったが、小松大谷のエース西川大智投手の表情は晴れやかだった。「悔しいけど、やりきったので」
テンポよく打たせて取り、六回までは1失点。だが七回2死から味方の失策で二塁に走者を置くと「自分が取り返さんと、となって、気持ちが先走った」。3連続四球で勝ち越された。
今夏の甲子園2回戦で、全国優勝5度の大阪桐蔭をわずか92球で完封した。8日の国スポ準決勝でも甲子園を思い起こさせるような投球で、今夏の全国準優勝の関東第一(東京)を1点に抑えて完投。この日も最後までマウンドに立ち続けた。
大学に進学し、野球を続けるつもりだ。「準優勝やからこそ、大学の野球人生にも生きてくると思う」。4年間かけて、今以上の投手に成長するつもりだ。
⚾今日のSAGA2024国スポ試合結果(最終日 決勝戦 さがみどりの森球場)
明徳義塾3-1小松大谷
明徳義塾は10年ぶり2度目の優勝🏆
📝京都国際高校・小牧監督が振り返る夏(前編)
https://sports.yahoo.co.jp/official/detail/2024100900008-spnaviow
第106回全国高校野球選手権大会は京都国際が初優勝を果たして幕を閉じた。
史上初のタイブレーク決着となった決勝戦では、京都国際の個性が光り2-1で制した。中崎瑠生、西村一毅の二人のサウスポーを中心にした硬いディフェンスと勝負どころの集中打は甲子園開催100年に相応しい新チャンピオンの誕生だった。
ほんの数年前までは「甲子園は目標ではかった」と指揮官の小牧憲継監督が語るほど選手の育成に特化したチームを作っていた。そんなチームがどのようにして日本一に辿り着けたのだろうか。甲子園の戦いぶりと、この十数年で積み上げてきた京都国際の歩みを追った。
「やっぱりこの逞しさがこの学年の強さやったんやろなって感動しましたね」
優勝報告の行事と遅れた新チームの指導に追われる多忙な日々が続く小牧監督は優勝後の3年生の姿勢を見て、この夏の成果を改めて感じた。
「大会が終わってから始業式の関係もあって3年生は1週間ほど帰省させていたんです。それで、始業式前の前日に戻ってきたら、もう、練習をしていました。22時半が点呼なんですけど、22時くらいまで打ち込んでいましたね」
京都国際の強さを一言で言うと「自発的練習量」だ。
指導者陣が止めないといけないくらい練習に向かうストイックさがこのチームの強さだ。決勝戦後の宿舎でも、帰省直後でも、3年生がいまだに練習量を落とさないと言うのはただ驚きしかない。
「少しでも長く野球をやりたい。甲子園で優勝するという目標よりもそっちの方が強かったですね。本当にメンバー外もみんなが良く練習しました。だから、甲子園で勝っていい想いをさせてやりたいという気持ちは強かったです」
印象に残っているシーンがある。決勝戦の延長10回裏、2−1と1点リードして2アウト。マウンドの西村が最後の打者を三振に斬って取り選手たちがマウンドに歓喜の輪を作った。
甲子園では見慣れたシーンだが、その刹那、京都国際のボールボーイを担当している3年生の選手たちが人目も憚らず大泣きしていたのだ。夏の甲子園は21年連続で観戦しているが、決勝戦後にこんなシーンを見たのは初めてだ。
「ボールボーイをやっていた選手の中学校の指導者から『人のために涙を流せる。うちの子があんなに育ってると思わなかった』といってもらったんです。勝っておめでとうと言われるよりもそう言っていただけてすごく嬉しかったです。
本当に最後は一つになったというか、目に見えないプラスアルファの力が働いたような優勝だった気がしますね」
この夏の京都国際の戦いぶりはまさに一致団結していた。まずは決勝戦を振り返ってみる。
史上初のタイブレーク決着となったこの試合は、京都国際が先攻めだった。延長10回表、無死1、2塁から始まるこの場面。打順は9番からだったが、小牧監督はここで大きな決断をする。
9イニングを無失点に抑えていたエースの中崎に替えて西村を代打に送ったのだ。西村はマウンドに行く予定の選手だが、この采配には裏があった。
「タイブレークの場面でバントを考えますけど、相手がシフトを敷いてくることを考えるとそれだけではいけない。ああいう場面でサインを無視して打ってライナーゲッツーになる。人間は失敗したことから考えると思うんですけど、西村はそういう失敗することを恐れない子だったんで、技術面とメンタルの両方を考えて西村に行かせました。裏のマウンドで投げる予定でしたけど、体を動かしといた方がいいのかなというのもありました」
ここで西村は一仕事をする。無死1、2塁から西村がバントの構えをすると、高い守備力で勝ち上がってきた関東一は激しいバントシフトを仕掛けてきたのだ。いわゆるブルドック・ピックオフプレーだ。
しかし、2ボール1ストライクになった後4球目、西村はヒッティングに切り替えた。サインではない。
「シフトを引いてきたら打ってもいい」という許可が降りていた中で、西村が自分で判断してヒッティングにしたのだ。これが左翼前に転がって満塁。続く1番の金本祐伍が押し出し四球、2番の三谷誠弥も右翼犠飛を打ち上げて2得点。これで試合は決まったのだった。
自主判断による一打からの勝利が京都国際らしい。小牧監督は新チーム結成の頃は細かい指示を送るが、あまりとやかく言わない指導方針という。
「指導者が答えを言わないようにはしています。正しい方向に導いてあげないといけないんですけど、自分たちで考えておかしな方に進み出した時に、こういう考え方もあるんじゃないかとかいうことを話します。まずはやらしてみるってことですね。
野球って最終的には自分たちの感覚が大切になるんで、自分たちでわからないと監督やコーチに言われたことをその場で返事しても中身が全く伴ってない選手になってしまう。
新チーム当初は口うるさく言い続けますけど、ある程度のレベルまで来ると、選手たちに任せることが多いです」
最後の場面もバッテリーの思考が光った。タイブレークで始まり、西村の失策から1点を返された。なおも逆転のピンチとなったが、最後は西村のスライダーが空を斬ってピンチを脱した。このシーンで驚きだったのは最後の決め球がチェンジアップではなくスライダーだったことだ。
西村はもともとチェンジアップを武器とする投手だった。決勝戦までの23イニングを無失点。圧巻の魔球だった。
だがこの日、チェンジアップのキレが今ひとつだったため、伝家の宝刀を封印して攻め方を変えていたのである。
「ブルペンの時からチェンジアップはよくなかったみたいです。控え捕手から正捕手の奥井にもそのことは伝えられていて、奥井自身もこれまでにリードでいろんな経験をしていたので、最後はスライダーを選んだのだと思います」
京都国際は個性を重視してきたチームだった。これまでもチーム力のことを言わないわけではなかったが、個の力がチームを強くする。
そうした中で京都の上位校に進出できるようになり、3年前は春夏甲子園に初出場。夏はベスト4に進出。その姿を見て入学してきたのが今年の3年生たちだった。
「野球がしっかりできる子だなと言うのが最初の印象でした。でも、その反面、3年間の伸び率ではちょっと難しいちゃうかな。と。試合に出るのは早いけど、スケールの大きい選手たちに抜かされていくんやろうなと思っていました」
それが如実に現れたのが今年春のセンバツだった。1回戦で青森山田とぶつかり1点差の惜敗。個と個のぶつかり合いで敗れ「チーム力で勝つ」というワードがチームの中に大きな課題としてこの時に生まれた。
「選手たちにはプライドがあるんで、能力で負けたからといってゲームに負けていいのか。能力で及ばなくても最終的には勝ちたいと選手たちが話すようになりました。能力の差を何で埋めていくのかって考えたときにチームプレーに徹すること。0安打でもどうやって点を取るのか。ゲームで勝つことにこだわるようになりました」
試合で勝つための練習がメーンになった。決勝戦でのブルドック対策も「京都大会では龍谷大平安がやってくるから」とすでに対策済みだった。つまり、西村の強攻策は勝つための準備として備えていたものだった。
センバツの初戦敗退からの逆襲を目指し、春の京都大会を制して、そのまま近畿大会を初制覇。これが大きかった。
「力を合わせたら野球というゲームは勝てるんだと自信になりました。近畿大会で優勝した以上は、全国でやっぱり上を目指さないといけない。そこからは漠然と頑張っているだけだったのが、何が何でも日本一を本気で目指そうという雰囲気になりました」
甲子園では1回戦の札幌日大戦を皮切りに投打が噛み合った。先発は決勝戦まで、中崎と西村が交互に担当。2回戦、3回戦、準々決勝は完封。打線も長打は出ないものの、低く強い打球を意識して4試合連続二桁安打をマークして、3年前と同じ準決勝進出を決めたのだ。そして相手は青森山田だった。
試合は初回に2点を先制される苦しい展開。相手先発がエースの関浩一郎ではなかったこともあって、やや拍子抜けしたチームは精彩を欠いていた。ところが、5回を終えてクーリングタイムに入ると、青森山田は関が投球練習。「よっしゃ行くぞ」と気合いを入れ直し、6回に逆転。そのまま試合を制したのだった。
チーム力を結集して頂点まで上り詰めた。レギュラーとベンチ外が分け隔てなく練習をする空気があり、それがチームの力になった。小牧監督は優勝の意味をこう実感する。
「優勝することでしか見えない景色というのは感じました。甲子園に出発する前と甲子園に戻ってきてからの選手の表情も違いますし大人になったなと感じます。やっぱり技術の枝葉っていうのは人間力という土台があってのものだと思います。ここから選手たちにどういう化学反応が起きるのか。引退した3年生は今もガンガン練習をやっていますので、次のステージに行くまでにどういう成長の仕方をしてくれるのかはすごく楽しみです」
監督から言われるでもなく、尻を叩かれるわけでもなく自ら動いて勝利に向かう。韓国系民族学校の系譜がある学校はその話題も注目されたが、また新たな歴史を刻んだ栄ある優勝だった。
📝 京都国際高校・小牧監督が振り返る夏(後編)
https://sports.yahoo.co.jp/official/detail/2024100900009-spnaviow
練習量多寡は今のアマチュア野球界で度々議論される。
長時間練習は本当に身になるのかどうか。拘束する時間も含めて、今の野球界で見直されている感がある。
しかし、この夏、京都勢68年ぶりの夏の甲子園制覇を果たした京都国際はそうした議論とは無縁の学校だ。
「こっちとしては100%のパフォーマンスが出せる状態で大会に挑みたかったんですけど、少しの時間でも練習したいというのが選手たちにはあるみたいで。甲子園期間中だと9時から15時までを練習時間にしていましたけど、結局、19・20時になると選手は出てきて練習をし始めていました」
京都国際の指揮官・小牧憲継はそう語る。甲子園期間中も選手たちに聞いてみたところ、気がつけば練習場に体が向いているのだという。監督や指導者は命令をしていないというのにだ。
世の中には不思議な空間がある。その場に行けば自然とそういう行動に出るというよう場所だ。例えば、神社仏閣に行くと、ポイ捨てされたゴミを見ることはないだろう。それは掃除が行き届いているのではなく、その場の空気が人の行為・行動を整えてしまうのだ。京都国際のグラウンドにもそういった空気がある。その場に行けば練習をしようという気になるのである。
とはいえ、小牧監督が就任した当初から、今のような空気があったわけではない。韓国系民族学校のルーツを持ち、今や日本人の生徒が70%以上を占める学校は京都府内において、それほど知名度があったわけではなく、入学してくる部員のレベルも高くなかった。
かといって、選手を勧誘しても有望選手が来てくれるようなチームではない。そんな事情から小牧監督が目指したのは選手一人一人を育てるという指導方針だった。
小牧監督はいう。「学校のいろんなバックボーンがあってなかなか選手が来てくれなかったので、どうやったら認めてもらえるかなって考えた時に、今いる選手たちを1人でも多く上の世界に送り込めたら、周りの中学校のチームの方たちも認めてもらえるんじゃないかなと。それが始まりだった」
もともとは甲子園を目指すため、その成果を上げることの一つとしての育成だったが、時が経つにつれて、そんな思いは消えていったという。そして、ある選手の入学から一気にチームは変わった。その選手とは曽根海成選手(広島)だ。
内野手としてユーティリーティ性のある曽根は京都国際を卒業後に育成枠でソフトバンクに入団。支配下指名を勝ち取り、2017年にジュニアオールスターのMVPを獲得したほどだ。今は広島に移籍して11年目のシーズンを迎えている。
「曽根はスカウティングをして獲った選手なのですが、曽根を見ていた時に、ある学校の指導者から『曽根を欲しがっているようじゃ甲子園は無理』と言われたんですよね。
でも、当時のうちのチームからして、キャッチボールができるだけで十分な選手だった。だから来てもらいたかったんですけど、実際、曽根は本当によく練習をする選手でした。どんなきつい練習にもついてきたし、それがプロに行っても可愛がられているのかなと思う」
あんな選手でもプロに行けるのか。なかでも、ジュニアオールスターでMVPを取ったことのインパクトは大きく、そこから選手の流入において変化が生まれたのだった。
甲子園を目指す学校としてではなくプロに行けるかもしれない。今や11人のプロ野球選手を輩出しているが、小牧監督の中では指導方針の腹は決まった。
甲子園を目指すために、評判を良くすることが狙いだった選手育成が、いつからか「選手育成が第一」となっていたのだ。
小牧監督はいう。「現実問題、グラウンドが狭くチーム練習もできないのでどうしたらいいんやろうっていうのがあったので、そこで僕自身が吹っ切りました。逆に甲子園を目指さない。個の能力だけを徹底的に磨いていい大学に獲ってもらう、社会人、プロに行けるそういう集団であってもいいんじゃないかなと。甲子園出場のことは僕自身忘れていました。
もちろん、ゲームになったら勝ちたいですし、ピッチャー対バッターの対戦では、それぞれが打ちたいし、抑えたいというのが野球選手の本能やと思うんですけど、甲子園に行くっていうよりかは、甲子園の地区大会が選手の品評会な。スカウトに見てもらう場所であるという感覚はありました」。
もっとも、選手育成に振り切れた理由には環境面もある。
練習グラウンドの校庭は左翼と中堅70メートルしかなく右翼は65メートルと歪な形をしていて試合ができる環境ではない。加えて、2021年に甲子園初出場を果たすまで、校庭は砂利でできており、全国の高校野球部に当たり前のようにある内野の黒土は存在していなかった。
しかし、この環境の不備が逆に育成に役立った。全体練習はできることに限りがあり、個人練習に時間が割かれた。加えて、砂利で練習することが内野手の技術向上に役立った。
小牧監督は自嘲気味にいう。「(砂利は)どう跳ねるかわからないんですよね。普通のバウンドが1球も来ないんで、だから脱力していかにどう跳ねるかわからないバウンドに反応していくかが求められました。グローブを下から上に動かして捕るとか。特別なことをするというより、練習していく中で無意識に体が覚えていくという練習をしていました」
まるで中南米のアカデミーのような話だ。グラウンドがボコボコなところでやるから上手くなる。実は小牧監督は、それをよく理解していたのだ。
「キューバやドミニカ共和国のショートってかっこいいじゃないですか。子どもらはすぐに言い訳してイレギュラーするみたいな顔をするんですけど、ドミニカの野球場は瓦や砂利、石ころの上で野球やっていて、ここはまだ土っぽいやろと、納得させていました。当時はまだ参考文献とかもないですし、ドミニカの野球を真似るといっても、見よう見まねですけど、トレーニングなどは参考にしていました」
そうして選手が育ち、評判が評判を呼び選手が集まり出した。そして、2021年には春夏甲子園。夏はベスト4にまで上り詰める快挙を果たす。その活躍を見て入学してきたのが今年の3年生で、キャプテンで遊撃手の藤本は福岡からやってきた選手だ。
ある程度こなれた選手で、スケールはそれほど高くなかったが、それが上手く作用し、これまでとの方針とはまるで異なり「甲子園で勝つこと」を目指して結果を逃したのが今年のチームだった。
何もないところから選手育成を目指し、それが結果として繋がった。もともと、上の世界で活躍する選手の育成を目指してきたチームだったから、練習を自ら進んでやる空気はこの頃から生まれはじめた。年度によって違いはあるにせよ、個別で練習に取り組む空気感はそうして醸成され、今の形になったということである。京都の新鋭校の初載冠はそうして実現したのだった。
「そういう文化・風土だけは後輩に失ってもらいたくないですね。日本一という大きな財産を3年生が残してくれましたけど、それ以上に京都国際は練習してなんぼやっていう。そこを追求する姿勢だけは後輩に代々受け継がれていってほしいと思います」
ただ、一つ悩みがある。小牧監督は今でも育成を第一にして個人の成長を第一に考えているが、甲子園の活躍であの舞台を活躍することを目指す選手が増えてきたのだという。
甲子園で勝つことの意義は感じているが一方で、勝利に固執することで、選手のスケールを小さくしてしまう可能性も小牧監督自身が危惧するところでもあるのだ。
「僕は個々の能力を見出して、1人でも多く上の世界で活躍できる選手を育てたい。このスタンスだけはやっぱり曲げたくない。選手たちが勝つことを求めたいって言ってきたときに、どうしていくべきか。
今回、勝たせてもらって人間としても大きく育ったのを見ると、(勝つことは)すごい経験だなと思います。そのさじ加減、塩梅が難しいです。新チームについては今の3年生より各ポジションにスケールの大きい選手がいるんです。この子たちが1年後に今の3年生と同じ気持ちでやってくれたら絶対上回ると思います。
この子たちがどういう成長を見せてくれるのか、今回はチーム力で本当に高校野球のお手本のような野球でした。今度は逆にプロ予備軍みたいなチームを作り上げてみたいなっていう僕の欲通しい野望もあります」。
勝利と育成の狭間で揺れることは高校野球の強豪が通るべき道なのかもしれない。
一つの優勝がさらなる期待を呼び、勝つためのチーム作りを余儀なくされる。
育成集団・京都国際が甲子園で結果を残して、これからどの道に進んでいくのか。個人的にはこれからが楽しみなチームである。
☝明徳義塾が国民スポーツ大会V 西武・岸潤一郎を擁した2014年以来2度目の優勝
https://news.yahoo.co.jp/articles/d76578faf23326320f7216758a7e2cef509c0eba
◆国民スポーツ大会 高校野球硬式 ▽決勝 明徳義塾3―1小松大谷(9日・佐賀県立森林公園野球場)
決勝が行われ、夏の甲子園16強の明徳義塾(高知)が、同じく16強の小松大谷(石川)を破り、10年ぶり2度目の優勝を果たした。
2回に1点ずつを奪い合い、その後、両校無得点のまま迎えた1―1の7回、明徳義塾が2死満塁を作り4番・長谷川烈央右翼手(3年)が押し出し四球。続く5番の高橋龍成三塁手の左前適時打で、3―1とした。投げては背番号1の内山瑠唯(3年)が、地元・佐賀で3安打1失点完投した。
夏の甲子園は3回戦で関東第一(東京)に敗れ16強も、3年生にとって最後の公式戦で、初戦に大社(島根)、準決勝で夏王者の京都国際を撃破。現西武の岸潤一郎外野手を擁した2014年大会以来の優勝で締めくくった。
📝エスコン開催の収益還元へ 11月に北海道・東北地区の交流試合実施決定 来年はドーム開催も検討
https://news.yahoo.co.jp/articles/8045f12f63ab4035852b234adf78db7503268e29
北海道高野連は9日、11月3、4日に福島県のヨークいわきスタジアムで「第1回北海道・東北地区高校野球交流試合」を開催すると発表した。
本州の学校と比べて他都府県との交流が少ないことから、道内トップ層の強化を目的に3年ほど前から計画が練られてきた。初回となる今年度は、秋季北海道大会の準優勝校と優勝校に準決勝で敗れた2校、東北からは開催地の福島県から1校、秋季東北大会出場校から1校の計4校で全4試合を実施し、未就学児から小学生低学年対象の普及、振興活動も行う。
北海道代表2校の遠征費約500万円は、全額北海道高野連が負担する。昨年から夏は一部の試合がエスコンフィールド、秋は北海道大会の全試合が札幌ドーム(現・大和ハウスプレミストドーム)で開催されるようになり、昨年度の収入は予算の倍に当たる約8740万円を計上。第一弾として春に実施した全加盟校への新基準バットなどの野球用具配布に続き、第二弾として交流試合を開催する。
来年度以降も実施する方針で、横山専務理事は「来年は北海道での開催も考えていて、札幌ドームで実施する可能性もある。子供たちが頑張ってお客さんが球場に来てくれたので、(収益を)還元していきたい」と話した。
明徳義塾3-1小松大谷
明徳義塾は10年ぶり2度目の優勝🏆
📝京都国際高校・小牧監督が振り返る夏(前編)
https://sports.yahoo.co.jp/official/detail/2024100900008-spnaviow
第106回全国高校野球選手権大会は京都国際が初優勝を果たして幕を閉じた。
史上初のタイブレーク決着となった決勝戦では、京都国際の個性が光り2-1で制した。中崎瑠生、西村一毅の二人のサウスポーを中心にした硬いディフェンスと勝負どころの集中打は甲子園開催100年に相応しい新チャンピオンの誕生だった。
ほんの数年前までは「甲子園は目標ではかった」と指揮官の小牧憲継監督が語るほど選手の育成に特化したチームを作っていた。そんなチームがどのようにして日本一に辿り着けたのだろうか。甲子園の戦いぶりと、この十数年で積み上げてきた京都国際の歩みを追った。
「やっぱりこの逞しさがこの学年の強さやったんやろなって感動しましたね」
優勝報告の行事と遅れた新チームの指導に追われる多忙な日々が続く小牧監督は優勝後の3年生の姿勢を見て、この夏の成果を改めて感じた。
「大会が終わってから始業式の関係もあって3年生は1週間ほど帰省させていたんです。それで、始業式前の前日に戻ってきたら、もう、練習をしていました。22時半が点呼なんですけど、22時くらいまで打ち込んでいましたね」
京都国際の強さを一言で言うと「自発的練習量」だ。
指導者陣が止めないといけないくらい練習に向かうストイックさがこのチームの強さだ。決勝戦後の宿舎でも、帰省直後でも、3年生がいまだに練習量を落とさないと言うのはただ驚きしかない。
「少しでも長く野球をやりたい。甲子園で優勝するという目標よりもそっちの方が強かったですね。本当にメンバー外もみんなが良く練習しました。だから、甲子園で勝っていい想いをさせてやりたいという気持ちは強かったです」
印象に残っているシーンがある。決勝戦の延長10回裏、2−1と1点リードして2アウト。マウンドの西村が最後の打者を三振に斬って取り選手たちがマウンドに歓喜の輪を作った。
甲子園では見慣れたシーンだが、その刹那、京都国際のボールボーイを担当している3年生の選手たちが人目も憚らず大泣きしていたのだ。夏の甲子園は21年連続で観戦しているが、決勝戦後にこんなシーンを見たのは初めてだ。
「ボールボーイをやっていた選手の中学校の指導者から『人のために涙を流せる。うちの子があんなに育ってると思わなかった』といってもらったんです。勝っておめでとうと言われるよりもそう言っていただけてすごく嬉しかったです。
本当に最後は一つになったというか、目に見えないプラスアルファの力が働いたような優勝だった気がしますね」
この夏の京都国際の戦いぶりはまさに一致団結していた。まずは決勝戦を振り返ってみる。
史上初のタイブレーク決着となったこの試合は、京都国際が先攻めだった。延長10回表、無死1、2塁から始まるこの場面。打順は9番からだったが、小牧監督はここで大きな決断をする。
9イニングを無失点に抑えていたエースの中崎に替えて西村を代打に送ったのだ。西村はマウンドに行く予定の選手だが、この采配には裏があった。
「タイブレークの場面でバントを考えますけど、相手がシフトを敷いてくることを考えるとそれだけではいけない。ああいう場面でサインを無視して打ってライナーゲッツーになる。人間は失敗したことから考えると思うんですけど、西村はそういう失敗することを恐れない子だったんで、技術面とメンタルの両方を考えて西村に行かせました。裏のマウンドで投げる予定でしたけど、体を動かしといた方がいいのかなというのもありました」
ここで西村は一仕事をする。無死1、2塁から西村がバントの構えをすると、高い守備力で勝ち上がってきた関東一は激しいバントシフトを仕掛けてきたのだ。いわゆるブルドック・ピックオフプレーだ。
しかし、2ボール1ストライクになった後4球目、西村はヒッティングに切り替えた。サインではない。
「シフトを引いてきたら打ってもいい」という許可が降りていた中で、西村が自分で判断してヒッティングにしたのだ。これが左翼前に転がって満塁。続く1番の金本祐伍が押し出し四球、2番の三谷誠弥も右翼犠飛を打ち上げて2得点。これで試合は決まったのだった。
自主判断による一打からの勝利が京都国際らしい。小牧監督は新チーム結成の頃は細かい指示を送るが、あまりとやかく言わない指導方針という。
「指導者が答えを言わないようにはしています。正しい方向に導いてあげないといけないんですけど、自分たちで考えておかしな方に進み出した時に、こういう考え方もあるんじゃないかとかいうことを話します。まずはやらしてみるってことですね。
野球って最終的には自分たちの感覚が大切になるんで、自分たちでわからないと監督やコーチに言われたことをその場で返事しても中身が全く伴ってない選手になってしまう。
新チーム当初は口うるさく言い続けますけど、ある程度のレベルまで来ると、選手たちに任せることが多いです」
最後の場面もバッテリーの思考が光った。タイブレークで始まり、西村の失策から1点を返された。なおも逆転のピンチとなったが、最後は西村のスライダーが空を斬ってピンチを脱した。このシーンで驚きだったのは最後の決め球がチェンジアップではなくスライダーだったことだ。
西村はもともとチェンジアップを武器とする投手だった。決勝戦までの23イニングを無失点。圧巻の魔球だった。
だがこの日、チェンジアップのキレが今ひとつだったため、伝家の宝刀を封印して攻め方を変えていたのである。
「ブルペンの時からチェンジアップはよくなかったみたいです。控え捕手から正捕手の奥井にもそのことは伝えられていて、奥井自身もこれまでにリードでいろんな経験をしていたので、最後はスライダーを選んだのだと思います」
京都国際は個性を重視してきたチームだった。これまでもチーム力のことを言わないわけではなかったが、個の力がチームを強くする。
そうした中で京都の上位校に進出できるようになり、3年前は春夏甲子園に初出場。夏はベスト4に進出。その姿を見て入学してきたのが今年の3年生たちだった。
「野球がしっかりできる子だなと言うのが最初の印象でした。でも、その反面、3年間の伸び率ではちょっと難しいちゃうかな。と。試合に出るのは早いけど、スケールの大きい選手たちに抜かされていくんやろうなと思っていました」
それが如実に現れたのが今年春のセンバツだった。1回戦で青森山田とぶつかり1点差の惜敗。個と個のぶつかり合いで敗れ「チーム力で勝つ」というワードがチームの中に大きな課題としてこの時に生まれた。
「選手たちにはプライドがあるんで、能力で負けたからといってゲームに負けていいのか。能力で及ばなくても最終的には勝ちたいと選手たちが話すようになりました。能力の差を何で埋めていくのかって考えたときにチームプレーに徹すること。0安打でもどうやって点を取るのか。ゲームで勝つことにこだわるようになりました」
試合で勝つための練習がメーンになった。決勝戦でのブルドック対策も「京都大会では龍谷大平安がやってくるから」とすでに対策済みだった。つまり、西村の強攻策は勝つための準備として備えていたものだった。
センバツの初戦敗退からの逆襲を目指し、春の京都大会を制して、そのまま近畿大会を初制覇。これが大きかった。
「力を合わせたら野球というゲームは勝てるんだと自信になりました。近畿大会で優勝した以上は、全国でやっぱり上を目指さないといけない。そこからは漠然と頑張っているだけだったのが、何が何でも日本一を本気で目指そうという雰囲気になりました」
甲子園では1回戦の札幌日大戦を皮切りに投打が噛み合った。先発は決勝戦まで、中崎と西村が交互に担当。2回戦、3回戦、準々決勝は完封。打線も長打は出ないものの、低く強い打球を意識して4試合連続二桁安打をマークして、3年前と同じ準決勝進出を決めたのだ。そして相手は青森山田だった。
試合は初回に2点を先制される苦しい展開。相手先発がエースの関浩一郎ではなかったこともあって、やや拍子抜けしたチームは精彩を欠いていた。ところが、5回を終えてクーリングタイムに入ると、青森山田は関が投球練習。「よっしゃ行くぞ」と気合いを入れ直し、6回に逆転。そのまま試合を制したのだった。
チーム力を結集して頂点まで上り詰めた。レギュラーとベンチ外が分け隔てなく練習をする空気があり、それがチームの力になった。小牧監督は優勝の意味をこう実感する。
「優勝することでしか見えない景色というのは感じました。甲子園に出発する前と甲子園に戻ってきてからの選手の表情も違いますし大人になったなと感じます。やっぱり技術の枝葉っていうのは人間力という土台があってのものだと思います。ここから選手たちにどういう化学反応が起きるのか。引退した3年生は今もガンガン練習をやっていますので、次のステージに行くまでにどういう成長の仕方をしてくれるのかはすごく楽しみです」
監督から言われるでもなく、尻を叩かれるわけでもなく自ら動いて勝利に向かう。韓国系民族学校の系譜がある学校はその話題も注目されたが、また新たな歴史を刻んだ栄ある優勝だった。
📝 京都国際高校・小牧監督が振り返る夏(後編)
https://sports.yahoo.co.jp/official/detail/2024100900009-spnaviow
練習量多寡は今のアマチュア野球界で度々議論される。
長時間練習は本当に身になるのかどうか。拘束する時間も含めて、今の野球界で見直されている感がある。
しかし、この夏、京都勢68年ぶりの夏の甲子園制覇を果たした京都国際はそうした議論とは無縁の学校だ。
「こっちとしては100%のパフォーマンスが出せる状態で大会に挑みたかったんですけど、少しの時間でも練習したいというのが選手たちにはあるみたいで。甲子園期間中だと9時から15時までを練習時間にしていましたけど、結局、19・20時になると選手は出てきて練習をし始めていました」
京都国際の指揮官・小牧憲継はそう語る。甲子園期間中も選手たちに聞いてみたところ、気がつけば練習場に体が向いているのだという。監督や指導者は命令をしていないというのにだ。
世の中には不思議な空間がある。その場に行けば自然とそういう行動に出るというよう場所だ。例えば、神社仏閣に行くと、ポイ捨てされたゴミを見ることはないだろう。それは掃除が行き届いているのではなく、その場の空気が人の行為・行動を整えてしまうのだ。京都国際のグラウンドにもそういった空気がある。その場に行けば練習をしようという気になるのである。
とはいえ、小牧監督が就任した当初から、今のような空気があったわけではない。韓国系民族学校のルーツを持ち、今や日本人の生徒が70%以上を占める学校は京都府内において、それほど知名度があったわけではなく、入学してくる部員のレベルも高くなかった。
かといって、選手を勧誘しても有望選手が来てくれるようなチームではない。そんな事情から小牧監督が目指したのは選手一人一人を育てるという指導方針だった。
小牧監督はいう。「学校のいろんなバックボーンがあってなかなか選手が来てくれなかったので、どうやったら認めてもらえるかなって考えた時に、今いる選手たちを1人でも多く上の世界に送り込めたら、周りの中学校のチームの方たちも認めてもらえるんじゃないかなと。それが始まりだった」
もともとは甲子園を目指すため、その成果を上げることの一つとしての育成だったが、時が経つにつれて、そんな思いは消えていったという。そして、ある選手の入学から一気にチームは変わった。その選手とは曽根海成選手(広島)だ。
内野手としてユーティリーティ性のある曽根は京都国際を卒業後に育成枠でソフトバンクに入団。支配下指名を勝ち取り、2017年にジュニアオールスターのMVPを獲得したほどだ。今は広島に移籍して11年目のシーズンを迎えている。
「曽根はスカウティングをして獲った選手なのですが、曽根を見ていた時に、ある学校の指導者から『曽根を欲しがっているようじゃ甲子園は無理』と言われたんですよね。
でも、当時のうちのチームからして、キャッチボールができるだけで十分な選手だった。だから来てもらいたかったんですけど、実際、曽根は本当によく練習をする選手でした。どんなきつい練習にもついてきたし、それがプロに行っても可愛がられているのかなと思う」
あんな選手でもプロに行けるのか。なかでも、ジュニアオールスターでMVPを取ったことのインパクトは大きく、そこから選手の流入において変化が生まれたのだった。
甲子園を目指す学校としてではなくプロに行けるかもしれない。今や11人のプロ野球選手を輩出しているが、小牧監督の中では指導方針の腹は決まった。
甲子園を目指すために、評判を良くすることが狙いだった選手育成が、いつからか「選手育成が第一」となっていたのだ。
小牧監督はいう。「現実問題、グラウンドが狭くチーム練習もできないのでどうしたらいいんやろうっていうのがあったので、そこで僕自身が吹っ切りました。逆に甲子園を目指さない。個の能力だけを徹底的に磨いていい大学に獲ってもらう、社会人、プロに行けるそういう集団であってもいいんじゃないかなと。甲子園出場のことは僕自身忘れていました。
もちろん、ゲームになったら勝ちたいですし、ピッチャー対バッターの対戦では、それぞれが打ちたいし、抑えたいというのが野球選手の本能やと思うんですけど、甲子園に行くっていうよりかは、甲子園の地区大会が選手の品評会な。スカウトに見てもらう場所であるという感覚はありました」。
もっとも、選手育成に振り切れた理由には環境面もある。
練習グラウンドの校庭は左翼と中堅70メートルしかなく右翼は65メートルと歪な形をしていて試合ができる環境ではない。加えて、2021年に甲子園初出場を果たすまで、校庭は砂利でできており、全国の高校野球部に当たり前のようにある内野の黒土は存在していなかった。
しかし、この環境の不備が逆に育成に役立った。全体練習はできることに限りがあり、個人練習に時間が割かれた。加えて、砂利で練習することが内野手の技術向上に役立った。
小牧監督は自嘲気味にいう。「(砂利は)どう跳ねるかわからないんですよね。普通のバウンドが1球も来ないんで、だから脱力していかにどう跳ねるかわからないバウンドに反応していくかが求められました。グローブを下から上に動かして捕るとか。特別なことをするというより、練習していく中で無意識に体が覚えていくという練習をしていました」
まるで中南米のアカデミーのような話だ。グラウンドがボコボコなところでやるから上手くなる。実は小牧監督は、それをよく理解していたのだ。
「キューバやドミニカ共和国のショートってかっこいいじゃないですか。子どもらはすぐに言い訳してイレギュラーするみたいな顔をするんですけど、ドミニカの野球場は瓦や砂利、石ころの上で野球やっていて、ここはまだ土っぽいやろと、納得させていました。当時はまだ参考文献とかもないですし、ドミニカの野球を真似るといっても、見よう見まねですけど、トレーニングなどは参考にしていました」
そうして選手が育ち、評判が評判を呼び選手が集まり出した。そして、2021年には春夏甲子園。夏はベスト4にまで上り詰める快挙を果たす。その活躍を見て入学してきたのが今年の3年生で、キャプテンで遊撃手の藤本は福岡からやってきた選手だ。
ある程度こなれた選手で、スケールはそれほど高くなかったが、それが上手く作用し、これまでとの方針とはまるで異なり「甲子園で勝つこと」を目指して結果を逃したのが今年のチームだった。
何もないところから選手育成を目指し、それが結果として繋がった。もともと、上の世界で活躍する選手の育成を目指してきたチームだったから、練習を自ら進んでやる空気はこの頃から生まれはじめた。年度によって違いはあるにせよ、個別で練習に取り組む空気感はそうして醸成され、今の形になったということである。京都の新鋭校の初載冠はそうして実現したのだった。
「そういう文化・風土だけは後輩に失ってもらいたくないですね。日本一という大きな財産を3年生が残してくれましたけど、それ以上に京都国際は練習してなんぼやっていう。そこを追求する姿勢だけは後輩に代々受け継がれていってほしいと思います」
ただ、一つ悩みがある。小牧監督は今でも育成を第一にして個人の成長を第一に考えているが、甲子園の活躍であの舞台を活躍することを目指す選手が増えてきたのだという。
甲子園で勝つことの意義は感じているが一方で、勝利に固執することで、選手のスケールを小さくしてしまう可能性も小牧監督自身が危惧するところでもあるのだ。
「僕は個々の能力を見出して、1人でも多く上の世界で活躍できる選手を育てたい。このスタンスだけはやっぱり曲げたくない。選手たちが勝つことを求めたいって言ってきたときに、どうしていくべきか。
今回、勝たせてもらって人間としても大きく育ったのを見ると、(勝つことは)すごい経験だなと思います。そのさじ加減、塩梅が難しいです。新チームについては今の3年生より各ポジションにスケールの大きい選手がいるんです。この子たちが1年後に今の3年生と同じ気持ちでやってくれたら絶対上回ると思います。
この子たちがどういう成長を見せてくれるのか、今回はチーム力で本当に高校野球のお手本のような野球でした。今度は逆にプロ予備軍みたいなチームを作り上げてみたいなっていう僕の欲通しい野望もあります」。
勝利と育成の狭間で揺れることは高校野球の強豪が通るべき道なのかもしれない。
一つの優勝がさらなる期待を呼び、勝つためのチーム作りを余儀なくされる。
育成集団・京都国際が甲子園で結果を残して、これからどの道に進んでいくのか。個人的にはこれからが楽しみなチームである。
☝明徳義塾が国民スポーツ大会V 西武・岸潤一郎を擁した2014年以来2度目の優勝
https://news.yahoo.co.jp/articles/d76578faf23326320f7216758a7e2cef509c0eba
◆国民スポーツ大会 高校野球硬式 ▽決勝 明徳義塾3―1小松大谷(9日・佐賀県立森林公園野球場)
決勝が行われ、夏の甲子園16強の明徳義塾(高知)が、同じく16強の小松大谷(石川)を破り、10年ぶり2度目の優勝を果たした。
2回に1点ずつを奪い合い、その後、両校無得点のまま迎えた1―1の7回、明徳義塾が2死満塁を作り4番・長谷川烈央右翼手(3年)が押し出し四球。続く5番の高橋龍成三塁手の左前適時打で、3―1とした。投げては背番号1の内山瑠唯(3年)が、地元・佐賀で3安打1失点完投した。
夏の甲子園は3回戦で関東第一(東京)に敗れ16強も、3年生にとって最後の公式戦で、初戦に大社(島根)、準決勝で夏王者の京都国際を撃破。現西武の岸潤一郎外野手を擁した2014年大会以来の優勝で締めくくった。
📝エスコン開催の収益還元へ 11月に北海道・東北地区の交流試合実施決定 来年はドーム開催も検討
https://news.yahoo.co.jp/articles/8045f12f63ab4035852b234adf78db7503268e29
北海道高野連は9日、11月3、4日に福島県のヨークいわきスタジアムで「第1回北海道・東北地区高校野球交流試合」を開催すると発表した。
本州の学校と比べて他都府県との交流が少ないことから、道内トップ層の強化を目的に3年ほど前から計画が練られてきた。初回となる今年度は、秋季北海道大会の準優勝校と優勝校に準決勝で敗れた2校、東北からは開催地の福島県から1校、秋季東北大会出場校から1校の計4校で全4試合を実施し、未就学児から小学生低学年対象の普及、振興活動も行う。
北海道代表2校の遠征費約500万円は、全額北海道高野連が負担する。昨年から夏は一部の試合がエスコンフィールド、秋は北海道大会の全試合が札幌ドーム(現・大和ハウスプレミストドーム)で開催されるようになり、昨年度の収入は予算の倍に当たる約8740万円を計上。第一弾として春に実施した全加盟校への新基準バットなどの野球用具配布に続き、第二弾として交流試合を開催する。
来年度以降も実施する方針で、横山専務理事は「来年は北海道での開催も考えていて、札幌ドームで実施する可能性もある。子供たちが頑張ってお客さんが球場に来てくれたので、(収益を)還元していきたい」と話した。
⚾今日のSAGA2024国スポ試合結果(2日目 準決勝 さがみどりの森球場)
小松大谷6ー1関 東 一・明徳義塾3-2京都国際(10回タイブレーク)
⚾明日のSAGA2024国スポ組み合わせ(最終日 決勝戦 さがみどりの森球場)
10:00~ 小松 大谷-明徳 義塾
📝第77回 秋季東海地区高等学校野球大会組み合わせ
https://mie-kouyaren.com/wp-content/uploads/2024/10/4fe82d8a40c0170d4bc9d05fcdaab59f.pdf
先代のふるさと三重県勢の組み合わせは・・・・・
1位 海 星 ・・・10/20 草薙球場 12:30~ 掛 川 西(静岡2位)-岐 阜 一(岐阜3位)の勝者
2位 菰 野 ・・・10/19 清水球場 12:30~ 聖隷クリストファー(静岡3位)
3位 宇治山田商・・・10/19 清水球場 10:00~ 中京大中京(愛知2位)
スタメン全員2年生で夏の甲子園1勝した菰野に最も期待しております。なんとかセンバツ出場圏内に潜り込んで、謹慎期間が明ける戸田前監督がシレっと復帰してセンバツのベンチで采配を振って欲しいと切に願います!!
今春センバツ1勝した宇治山田商も3位ながらまだチャンスがあるので、中京大中京・大垣日大そして海星を下して村田監督2年連続甲子園出場の期待もあります。
📝滋賀学園が3季続けて滋賀を制す 近江は2季連続大敗、見据える来夏
https://news.yahoo.co.jp/articles/173b3392bfb579d827bca2d2c72437352476da48
秋季近畿地区高校野球滋賀県大会は、滋賀学園の4年ぶり3回目の優勝で幕を下ろした。滋賀学園と準優勝の滋賀短大付は、来春の選抜大会出場をめざして、19日からほっともっとフィールド神戸である近畿大会に臨む。
決勝のスコアは8―0。六回までは0―0だったが、滋賀学園が終盤に強打の持ち味を発揮した。山口達也監督は「粘って粘ってゲームができた。上の大会につながる」。ベスト8入りした今夏に続く甲子園出場を狙う。
滋賀短大付は、小技などを駆使して初めて決勝まで進出。初の近畿大会出場をつかんだ。保木淳監督は「スピードのある投球に対して、バントや低い打球のヒットが打てるように練習したい」。春夏を通じて初の甲子園出場をめざす。
これで県内の大会は、春、夏、秋と3季連続で滋賀学園が制して、その強さを印象づけた。近年は近江と競い合ってきた。そのライバルを春は決勝で1―0、この秋は準決勝で14―2の8回コールドで破った。
■コールド負けの近江、課題は投手陣
夏17回、春7回の甲子園出場を誇る近江。昨夏までの滋賀大会を中止を挟んで5連覇するなどしており、県内のチームが「近江に勝って甲子園に行く」と目標にしてきた。
その近江が、今夏の滋賀大会は準決勝で綾羽に2―9の7回コールド負け。この秋は準々決勝までは危なげなく勝ち上がった。だが、準決勝で滋賀学園に中盤以降に突き放され、2季連続のコールド負けを喫した。
敗因の一つに、軸になる投手が複数いなかったことがあるようだ。練習試合では県外の強豪校相手に好ゲームができていたといい、監督や選手は高校野球の難しさを口にする。
多賀章仁監督は準決勝の試合後、春以降の公式戦を振り返り、「公式戦で力が出せない。強いんだけど勝てない。そういう流れにはまってきた」「相手が滋賀学園ということもあって力が出せない。力がないということ」などと声を落として言った。
滋賀学園との準決勝では5投手がマウンドに立った。市原悠希主将(2年)は、練習試合では大差で負けることはなかったとし、「経験値の少なさやプレッシャーから本来のピッチングが出せなくなっていると思う」「点差がついたときにどうしたらいいかわからなくて、相手のムードに持っていかれた」と振り返った。
■監督は今の2年生に期待
2年連続の選抜大会出場が厳しくなったため、チームの視線は来夏に向く。
準決勝で先発し、初回に147キロを計測した右腕・上田健介投手(1年)の存在は明るい要素だ。とはいえ、夏の主役になるのは今の2年生。「(2年生の投手に)期待している」と多賀監督は言う。
市原主将は「課題に気づかせてくれた試合だった」とし、「一人一人課題を持って練習し、来夏は絶対に守備から打撃のチームを徹底してやりたい」。強い近江復活に向けて、立て直しを誓った。
☝小松大谷が関東第一を破り決勝へ ナインは大谷ポーズ披露 松井秀喜氏以来の石川勢V狙う
https://news.yahoo.co.jp/articles/3567207f93eba35aa1f3d0a118b7a9174a771c6f
◆国民スポーツ大会 高校野球硬式 ▽準決勝 小松大谷6―1関東第一(8日・佐賀県立森林公園野球場)
準決勝が行われ、夏の甲子園16強の小松大谷(石川)が、同準優勝の関東第一(東京)を破り、決勝進出を決めた。先発のエース右腕・西川大智(3年)が、4安打1失点で完投。打線は0―0の2回に、関東第一のプロ注目右腕・坂井遼(3年)から、石浦慈人右翼手(3年)の右越え2ランを含む5連打で一挙5点を奪った。
今夏の甲子園では、初戦で明豊(大分)、2回戦で大阪桐蔭を破って16強に進出。西川は、大阪桐蔭戦で92球のマダックス(100球未満での完封)を達成した。この日も、関東第一打線を100球で完投。「無駄な失点が1点あったので、それがなかったらほぼ完璧。関東第一さんの打ち方的に、高めに目をつけられていたのは分かったので、低めを投げて打ち取ろうという感じだった」と振り返った。
チームは、ヒットが出る度にドジャース・大谷翔平投手が行う「ヘッドバンプ」や「ヒップロックポーズ」を披露。乗りに乗るナインが、石川勢としては松井秀喜氏を擁した1992年の星稜以来、32年ぶりの優勝を狙い、京都国際―明徳義塾(高知)の勝者に挑む。
☝明徳義塾が夏王者・京都国際を破り10年ぶり決勝へ 聖地でマダックスの2年生サウスポーが力投
https://news.yahoo.co.jp/articles/4156180e483d84e6dfc0fe55ff554b97e8b44d70
◆国民スポーツ大会 高校野球硬式 ▽準決勝 明徳義塾3―2京都国際=延長10回タイブレーク=(8日・佐賀県立森林公園野球場)
夏の甲子園16強の明徳義塾(高知)が、同優勝校の京都国際を延長10回タイブレークの末に破り、10年ぶりの決勝進出を決めた。先発の2年生左腕・池崎安侍朗が10回7安打2失点(自責0)で完投。「完投するつもりで、最初からやってやろうと。自信になります」と、136球の力投を振り返った。
今夏の甲子園では、2回戦で鳥取城北相手に95球でのマダックス(100球未満の完封)を達成。3回戦で準優勝した関東第一(東京)に敗れたが、8安打3失点(自責2)、126球完投と2年生ながら力を示した。
優勝した2014年以来の決勝は、その関東第一を破った小松大谷(石川)と対戦。池崎は「明日も投げる機会があれば。3年生との最後、楽しんでいきたい」と意気込んだ。
📝京大合格20人以上…偏差値70“奈良No.1公立進学校”野球部が秋大会で大躍進のナゼ「練習は週休2日」「ノックは10分だけ」快挙の秘密は“清掃活動”?
https://news.yahoo.co.jp/articles/ff83f605c9bc3692bb74b4d25fe5f494c04e3740
秋季奈良県大会。準決勝での郡山高校との“進学校対決”を制し、熱戦後、34年ぶりに近畿大会出場を決めた吉村貴至監督の表情が緩んだ。
「34年かかりましたけれど、やっと(近畿大会に)連れて行ってもらえる。この子たちがよく頑張ってくれました」
前回の近畿大会出場は、90年秋。吉村監督が当時奈良高校3年生だった秋以来だ。
「県No.1公立進学校」が決勝進出のワケは?
試合は共に先発したエースが3回まで1人も走者を出さない“完全投球”を繰り広げるも、4回に死球を足掛かりに奈良が先制。直後の4回裏に郡山が追いつくも、5回に奈良が2点を勝ち越し、8回に4点を加え一気に突き放し7-3で決勝に駒を進めた。
「この秋は、実は一度もリードされないまま決勝まで来られたんです。(準決勝で)初めて追いつかれたのかな。序盤、中盤まで粘って、最後突き放すパターンで勝つことができました。何より今のチームは夏の大会の経験者が多く残ったことも大きかったです。打順だと……(夏の県大会経験者は)上位の5人です。ポジションが替わった子もいますけれど、本当によくやってくれています」
夏の奈良大会では準々決勝で敗れたが、前評判の高かった奈良大付に1-2と善戦した。野手は多く残ったとはいえ、主戦投手が全員3年生だったため「投手に関してはどこまでやれるのかな、というのはありました」と指揮官は言う。
そんな不安を取り除いてくれたのがエース右腕の神山詞だった。 昨年夏までは遊撃手。だが、スローイングの良さを見極められ秋以降は投手の練習も本格的に始めた。現2年生の学年に投手がいなかったというチーム事情もあったが、今夏は3番手投手としてベンチ入りしていた。
「夏の(3回戦)桜井戦で2番手で投げた3年生の投手が足をつってしまったんです。本来は3番手の神山を投げさせるのですが、まだ神山には信用がなかったので先発したエースの3年生をマウンドに戻したんです。『ここはエースに投げさせるから、お前は秋に頑張ってくれ』と神山に言いました。たぶん本人は悔しい思いはしているはずです」
神山の良さは自身も明言するように、大崩れしないところだ。ストレートは130キロに届かないが、絶妙なコントロールの良さがあり、チェンジアップ、スライダー、カットボールをテンポ良く投げ分ける。「左足を真っすぐに踏み出すことでスムーズに体重移動できるので、そこを意識しています」と、“急造投手”とは思えないリズムの良さの根底を明かしてくれた。
昨年度は京大に現役合格者が21人
奈良高校は偏差値70を誇る県立高校トップの進学校で、昨年度は京大に21人、東大に2人の現役合格者を輩出した。
スーパーサイエンスハイスクールにも指定され、連日の7時間授業を終えて、練習を開始できるのは16時頃。下校時間まで練習時間は2時間ほどだ。進学校の野球部は創意工夫を凝らしながらの練習方法をとるが、吉村監督の考えはいたってシンプルだ。
「練習時間が短いので、ノックは10分くらいです。基本的なことで1日が終わります。バッティング練習も、グラウンドは陸上部やサッカー部、ハンドボール部やアーチェリー部と共用なので、バックネットに向かって打っています。その中でバスターをしたりバントをしたり、それぞれが工夫しながら打っています」
限られた環境下でそれぞれが思考を巡らせながらバットを振る。さらに今年から低反発バットが導入され、公立高校に優位に働く部分も多い。チームではある決めごとをこの秋は遵守してきた。
「ウチは打つべき高さとコースを徹底しています。今までの金属バットだったら詰まっても力ずくでヒットにできましたが、(低反発バットは)きちっと打たないと(捉えないと)いけない。あとはボール球に手を出さないことですかね。高めの真っすぐと低めの変化球は我慢して、甘い球を狙おうと。長打は少ないですが、コースをしっかり狙って打てばポテンヒットになりますので、そこを徹底できるバッターが多いと思います」
何よりチームの強みは「落ち着いて野球ができること」と指揮官は言う。たとえエラーをしてしまっても引きずらず、次のプレーに向け気持ちをリセットできる。
「高校生って、喜んだり落ち込んだり感情を表に出しやすいと思うのですが、みんな次へ、次へ、という意識を持っています。特に(エースの)神山は(感情を)そこまで出さないんですよ」
それは、普段から選手たちが勉強と両立させながら野球にも没頭するために集中力の高め方をコントロールできているからかもしれない。月曜日と水曜日と週に2度のオフを設けるだけでなく、吉村監督は練習時間をさらに短くして様々な可能性を見いだそうとしている。
「特に土日は1日練習をしないようになりました。午前中だけ練習して、あとは勉強したり他のことをしたり。野球以外のことでも成長しないと野球にも繋がらないと思っているんです」
先日、木曜日、金曜日と降雨のためグラウンドでの練習ができない日があったが、大会中でも身体を軽く動かす程度だったという。さらに指揮官が今、重きを置いている、ある“行動”がある。
「清掃活動です。普段の学校生活の清掃なんですけれど、掃除する時の力の入れ方って野球に生きる部分があるんです。例えば、ほうきで掃く時は力を入れる時と入れない時がありますけれど、バットを握った時も力の入れ方の違いがあるでしょう。そういった感覚は自然に身につくのではと思うんです。
グラウンド整備でもウチは一言も喋らずに30分くらいかけてするんですけれど、トンボかけをする力の入れ方も、ほうきの掃き方と繋がっていることもある。そういうところから野球に生きることは多いので、勉強も含めて他のことをもっとやって成長していって欲しいんです」
決勝は完敗も…近畿大会で目指すは「センバツ」
県大会決勝戦は天理に11―1と完敗した。エースの神山が再び先発のマウンドに立つも、疲労もあり2回8失点と打ち込まれた。普段は見られないミスも失点に絡み「天理さんの強い打球に対応できない場面もありましたが、近畿大会に向けて良い経験ができました」と指揮官は前を向いた。
昨年、奈良高校は創立100周年を迎えた。今年11月1日に記念式典が行われる予定で、「100周年に花を添えられたらと思っていたので、それがうれしい」と指揮官は笑顔をこぼす。
記念すべき年にさらに明るい話題を添えることができるのか。21人の部員たちの秋の疾走はまだまだ続く。
☝タマスタ筑後のグラウンドを守る西山修平さん 阪神園芸仕込みの「技」で、最高の状態を作る
https://news.yahoo.co.jp/articles/e1558f1c1d3dd596fda69d0ec61389fed2fa3734
タマスタ筑後でグラウンドキーパーを務める西山修平さん(37)は「選手が1分1秒でも外で練習できるように」と日々、忙しく動き回っている。
元高校球児で卒業後にソフトバンクのボールボーイとして4年間働いた後、甲子園球場のグラウンドを整備している阪神園芸で5年間勤務した。「今の自分の基礎を育ててもらった」。芝生の管理から叩き込まれ、現職に生かしている。
タマスタ筑後の管理には16年の開業から携わっている。グラウンドの管理は阪神園芸で学んだ方法と基本的には同じだが、タマスタ筑後は甲子園と土の深さに違いがあり、独自の工夫をしている。水はけを良くするために土の層の下にある岩盤のかくはん作業を2月に実施。良好なグラウンド状態のキープに努めている。「水はけも良く、水持ちもいいグラウンドを目指しています」。砂ぼこりが立たない、適度な湿り気がある状態を追い求めている。
天然芝の育成は独自にゴルフ場の管理者から学び、カルシウム豊富な肥料などを与え管理している。「土も芝生も生きている」と話すように簡単な仕事ではないが、その分やりがいがある。「(阪神園芸に)負けないように」と使命感に燃えている。
小松大谷6ー1関 東 一・明徳義塾3-2京都国際(10回タイブレーク)
⚾明日のSAGA2024国スポ組み合わせ(最終日 決勝戦 さがみどりの森球場)
10:00~ 小松 大谷-明徳 義塾
📝第77回 秋季東海地区高等学校野球大会組み合わせ
https://mie-kouyaren.com/wp-content/uploads/2024/10/4fe82d8a40c0170d4bc9d05fcdaab59f.pdf
先代のふるさと三重県勢の組み合わせは・・・・・
1位 海 星 ・・・10/20 草薙球場 12:30~ 掛 川 西(静岡2位)-岐 阜 一(岐阜3位)の勝者
2位 菰 野 ・・・10/19 清水球場 12:30~ 聖隷クリストファー(静岡3位)
3位 宇治山田商・・・10/19 清水球場 10:00~ 中京大中京(愛知2位)
スタメン全員2年生で夏の甲子園1勝した菰野に最も期待しております。なんとかセンバツ出場圏内に潜り込んで、謹慎期間が明ける戸田前監督がシレっと復帰してセンバツのベンチで采配を振って欲しいと切に願います!!
今春センバツ1勝した宇治山田商も3位ながらまだチャンスがあるので、中京大中京・大垣日大そして海星を下して村田監督2年連続甲子園出場の期待もあります。
📝滋賀学園が3季続けて滋賀を制す 近江は2季連続大敗、見据える来夏
https://news.yahoo.co.jp/articles/173b3392bfb579d827bca2d2c72437352476da48
秋季近畿地区高校野球滋賀県大会は、滋賀学園の4年ぶり3回目の優勝で幕を下ろした。滋賀学園と準優勝の滋賀短大付は、来春の選抜大会出場をめざして、19日からほっともっとフィールド神戸である近畿大会に臨む。
決勝のスコアは8―0。六回までは0―0だったが、滋賀学園が終盤に強打の持ち味を発揮した。山口達也監督は「粘って粘ってゲームができた。上の大会につながる」。ベスト8入りした今夏に続く甲子園出場を狙う。
滋賀短大付は、小技などを駆使して初めて決勝まで進出。初の近畿大会出場をつかんだ。保木淳監督は「スピードのある投球に対して、バントや低い打球のヒットが打てるように練習したい」。春夏を通じて初の甲子園出場をめざす。
これで県内の大会は、春、夏、秋と3季連続で滋賀学園が制して、その強さを印象づけた。近年は近江と競い合ってきた。そのライバルを春は決勝で1―0、この秋は準決勝で14―2の8回コールドで破った。
■コールド負けの近江、課題は投手陣
夏17回、春7回の甲子園出場を誇る近江。昨夏までの滋賀大会を中止を挟んで5連覇するなどしており、県内のチームが「近江に勝って甲子園に行く」と目標にしてきた。
その近江が、今夏の滋賀大会は準決勝で綾羽に2―9の7回コールド負け。この秋は準々決勝までは危なげなく勝ち上がった。だが、準決勝で滋賀学園に中盤以降に突き放され、2季連続のコールド負けを喫した。
敗因の一つに、軸になる投手が複数いなかったことがあるようだ。練習試合では県外の強豪校相手に好ゲームができていたといい、監督や選手は高校野球の難しさを口にする。
多賀章仁監督は準決勝の試合後、春以降の公式戦を振り返り、「公式戦で力が出せない。強いんだけど勝てない。そういう流れにはまってきた」「相手が滋賀学園ということもあって力が出せない。力がないということ」などと声を落として言った。
滋賀学園との準決勝では5投手がマウンドに立った。市原悠希主将(2年)は、練習試合では大差で負けることはなかったとし、「経験値の少なさやプレッシャーから本来のピッチングが出せなくなっていると思う」「点差がついたときにどうしたらいいかわからなくて、相手のムードに持っていかれた」と振り返った。
■監督は今の2年生に期待
2年連続の選抜大会出場が厳しくなったため、チームの視線は来夏に向く。
準決勝で先発し、初回に147キロを計測した右腕・上田健介投手(1年)の存在は明るい要素だ。とはいえ、夏の主役になるのは今の2年生。「(2年生の投手に)期待している」と多賀監督は言う。
市原主将は「課題に気づかせてくれた試合だった」とし、「一人一人課題を持って練習し、来夏は絶対に守備から打撃のチームを徹底してやりたい」。強い近江復活に向けて、立て直しを誓った。
☝小松大谷が関東第一を破り決勝へ ナインは大谷ポーズ披露 松井秀喜氏以来の石川勢V狙う
https://news.yahoo.co.jp/articles/3567207f93eba35aa1f3d0a118b7a9174a771c6f
◆国民スポーツ大会 高校野球硬式 ▽準決勝 小松大谷6―1関東第一(8日・佐賀県立森林公園野球場)
準決勝が行われ、夏の甲子園16強の小松大谷(石川)が、同準優勝の関東第一(東京)を破り、決勝進出を決めた。先発のエース右腕・西川大智(3年)が、4安打1失点で完投。打線は0―0の2回に、関東第一のプロ注目右腕・坂井遼(3年)から、石浦慈人右翼手(3年)の右越え2ランを含む5連打で一挙5点を奪った。
今夏の甲子園では、初戦で明豊(大分)、2回戦で大阪桐蔭を破って16強に進出。西川は、大阪桐蔭戦で92球のマダックス(100球未満での完封)を達成した。この日も、関東第一打線を100球で完投。「無駄な失点が1点あったので、それがなかったらほぼ完璧。関東第一さんの打ち方的に、高めに目をつけられていたのは分かったので、低めを投げて打ち取ろうという感じだった」と振り返った。
チームは、ヒットが出る度にドジャース・大谷翔平投手が行う「ヘッドバンプ」や「ヒップロックポーズ」を披露。乗りに乗るナインが、石川勢としては松井秀喜氏を擁した1992年の星稜以来、32年ぶりの優勝を狙い、京都国際―明徳義塾(高知)の勝者に挑む。
☝明徳義塾が夏王者・京都国際を破り10年ぶり決勝へ 聖地でマダックスの2年生サウスポーが力投
https://news.yahoo.co.jp/articles/4156180e483d84e6dfc0fe55ff554b97e8b44d70
◆国民スポーツ大会 高校野球硬式 ▽準決勝 明徳義塾3―2京都国際=延長10回タイブレーク=(8日・佐賀県立森林公園野球場)
夏の甲子園16強の明徳義塾(高知)が、同優勝校の京都国際を延長10回タイブレークの末に破り、10年ぶりの決勝進出を決めた。先発の2年生左腕・池崎安侍朗が10回7安打2失点(自責0)で完投。「完投するつもりで、最初からやってやろうと。自信になります」と、136球の力投を振り返った。
今夏の甲子園では、2回戦で鳥取城北相手に95球でのマダックス(100球未満の完封)を達成。3回戦で準優勝した関東第一(東京)に敗れたが、8安打3失点(自責2)、126球完投と2年生ながら力を示した。
優勝した2014年以来の決勝は、その関東第一を破った小松大谷(石川)と対戦。池崎は「明日も投げる機会があれば。3年生との最後、楽しんでいきたい」と意気込んだ。
📝京大合格20人以上…偏差値70“奈良No.1公立進学校”野球部が秋大会で大躍進のナゼ「練習は週休2日」「ノックは10分だけ」快挙の秘密は“清掃活動”?
https://news.yahoo.co.jp/articles/ff83f605c9bc3692bb74b4d25fe5f494c04e3740
秋季奈良県大会。準決勝での郡山高校との“進学校対決”を制し、熱戦後、34年ぶりに近畿大会出場を決めた吉村貴至監督の表情が緩んだ。
「34年かかりましたけれど、やっと(近畿大会に)連れて行ってもらえる。この子たちがよく頑張ってくれました」
前回の近畿大会出場は、90年秋。吉村監督が当時奈良高校3年生だった秋以来だ。
「県No.1公立進学校」が決勝進出のワケは?
試合は共に先発したエースが3回まで1人も走者を出さない“完全投球”を繰り広げるも、4回に死球を足掛かりに奈良が先制。直後の4回裏に郡山が追いつくも、5回に奈良が2点を勝ち越し、8回に4点を加え一気に突き放し7-3で決勝に駒を進めた。
「この秋は、実は一度もリードされないまま決勝まで来られたんです。(準決勝で)初めて追いつかれたのかな。序盤、中盤まで粘って、最後突き放すパターンで勝つことができました。何より今のチームは夏の大会の経験者が多く残ったことも大きかったです。打順だと……(夏の県大会経験者は)上位の5人です。ポジションが替わった子もいますけれど、本当によくやってくれています」
夏の奈良大会では準々決勝で敗れたが、前評判の高かった奈良大付に1-2と善戦した。野手は多く残ったとはいえ、主戦投手が全員3年生だったため「投手に関してはどこまでやれるのかな、というのはありました」と指揮官は言う。
そんな不安を取り除いてくれたのがエース右腕の神山詞だった。 昨年夏までは遊撃手。だが、スローイングの良さを見極められ秋以降は投手の練習も本格的に始めた。現2年生の学年に投手がいなかったというチーム事情もあったが、今夏は3番手投手としてベンチ入りしていた。
「夏の(3回戦)桜井戦で2番手で投げた3年生の投手が足をつってしまったんです。本来は3番手の神山を投げさせるのですが、まだ神山には信用がなかったので先発したエースの3年生をマウンドに戻したんです。『ここはエースに投げさせるから、お前は秋に頑張ってくれ』と神山に言いました。たぶん本人は悔しい思いはしているはずです」
神山の良さは自身も明言するように、大崩れしないところだ。ストレートは130キロに届かないが、絶妙なコントロールの良さがあり、チェンジアップ、スライダー、カットボールをテンポ良く投げ分ける。「左足を真っすぐに踏み出すことでスムーズに体重移動できるので、そこを意識しています」と、“急造投手”とは思えないリズムの良さの根底を明かしてくれた。
昨年度は京大に現役合格者が21人
奈良高校は偏差値70を誇る県立高校トップの進学校で、昨年度は京大に21人、東大に2人の現役合格者を輩出した。
スーパーサイエンスハイスクールにも指定され、連日の7時間授業を終えて、練習を開始できるのは16時頃。下校時間まで練習時間は2時間ほどだ。進学校の野球部は創意工夫を凝らしながらの練習方法をとるが、吉村監督の考えはいたってシンプルだ。
「練習時間が短いので、ノックは10分くらいです。基本的なことで1日が終わります。バッティング練習も、グラウンドは陸上部やサッカー部、ハンドボール部やアーチェリー部と共用なので、バックネットに向かって打っています。その中でバスターをしたりバントをしたり、それぞれが工夫しながら打っています」
限られた環境下でそれぞれが思考を巡らせながらバットを振る。さらに今年から低反発バットが導入され、公立高校に優位に働く部分も多い。チームではある決めごとをこの秋は遵守してきた。
「ウチは打つべき高さとコースを徹底しています。今までの金属バットだったら詰まっても力ずくでヒットにできましたが、(低反発バットは)きちっと打たないと(捉えないと)いけない。あとはボール球に手を出さないことですかね。高めの真っすぐと低めの変化球は我慢して、甘い球を狙おうと。長打は少ないですが、コースをしっかり狙って打てばポテンヒットになりますので、そこを徹底できるバッターが多いと思います」
何よりチームの強みは「落ち着いて野球ができること」と指揮官は言う。たとえエラーをしてしまっても引きずらず、次のプレーに向け気持ちをリセットできる。
「高校生って、喜んだり落ち込んだり感情を表に出しやすいと思うのですが、みんな次へ、次へ、という意識を持っています。特に(エースの)神山は(感情を)そこまで出さないんですよ」
それは、普段から選手たちが勉強と両立させながら野球にも没頭するために集中力の高め方をコントロールできているからかもしれない。月曜日と水曜日と週に2度のオフを設けるだけでなく、吉村監督は練習時間をさらに短くして様々な可能性を見いだそうとしている。
「特に土日は1日練習をしないようになりました。午前中だけ練習して、あとは勉強したり他のことをしたり。野球以外のことでも成長しないと野球にも繋がらないと思っているんです」
先日、木曜日、金曜日と降雨のためグラウンドでの練習ができない日があったが、大会中でも身体を軽く動かす程度だったという。さらに指揮官が今、重きを置いている、ある“行動”がある。
「清掃活動です。普段の学校生活の清掃なんですけれど、掃除する時の力の入れ方って野球に生きる部分があるんです。例えば、ほうきで掃く時は力を入れる時と入れない時がありますけれど、バットを握った時も力の入れ方の違いがあるでしょう。そういった感覚は自然に身につくのではと思うんです。
グラウンド整備でもウチは一言も喋らずに30分くらいかけてするんですけれど、トンボかけをする力の入れ方も、ほうきの掃き方と繋がっていることもある。そういうところから野球に生きることは多いので、勉強も含めて他のことをもっとやって成長していって欲しいんです」
決勝は完敗も…近畿大会で目指すは「センバツ」
県大会決勝戦は天理に11―1と完敗した。エースの神山が再び先発のマウンドに立つも、疲労もあり2回8失点と打ち込まれた。普段は見られないミスも失点に絡み「天理さんの強い打球に対応できない場面もありましたが、近畿大会に向けて良い経験ができました」と指揮官は前を向いた。
昨年、奈良高校は創立100周年を迎えた。今年11月1日に記念式典が行われる予定で、「100周年に花を添えられたらと思っていたので、それがうれしい」と指揮官は笑顔をこぼす。
記念すべき年にさらに明るい話題を添えることができるのか。21人の部員たちの秋の疾走はまだまだ続く。
☝タマスタ筑後のグラウンドを守る西山修平さん 阪神園芸仕込みの「技」で、最高の状態を作る
https://news.yahoo.co.jp/articles/e1558f1c1d3dd596fda69d0ec61389fed2fa3734
タマスタ筑後でグラウンドキーパーを務める西山修平さん(37)は「選手が1分1秒でも外で練習できるように」と日々、忙しく動き回っている。
元高校球児で卒業後にソフトバンクのボールボーイとして4年間働いた後、甲子園球場のグラウンドを整備している阪神園芸で5年間勤務した。「今の自分の基礎を育ててもらった」。芝生の管理から叩き込まれ、現職に生かしている。
タマスタ筑後の管理には16年の開業から携わっている。グラウンドの管理は阪神園芸で学んだ方法と基本的には同じだが、タマスタ筑後は甲子園と土の深さに違いがあり、独自の工夫をしている。水はけを良くするために土の層の下にある岩盤のかくはん作業を2月に実施。良好なグラウンド状態のキープに努めている。「水はけも良く、水持ちもいいグラウンドを目指しています」。砂ぼこりが立たない、適度な湿り気がある状態を追い求めている。
天然芝の育成は独自にゴルフ場の管理者から学び、カルシウム豊富な肥料などを与え管理している。「土も芝生も生きている」と話すように簡単な仕事ではないが、その分やりがいがある。「(阪神園芸に)負けないように」と使命感に燃えている。
⚾今日のSAGA2024国スポ試合結果(2日目 準決勝 さがみどりの森球場)
関 東 一-小松大谷・明徳義塾-京都国際
全試合雨天中止。。。
⚾明日のSAGA2024国スポ組み合わせ(2日目 準決勝 さがみどりの森球場)
10:00~ 関 東 一-小松 大谷
☆☆☆ 12:30~ 明徳 義塾-京都 国際
💢国スポ準決勝は天候不良のため中止 8日に関東第一VS小松大谷、明徳義塾VS京都国際
https://news.yahoo.co.jp/articles/67c268f35f492663b049ed4950a19b99602e7965
国民スポーツ大会高校野球硬式の部は7日、佐賀市・さがみどりの森球場で準決勝2試合が行われる予定だったが、天候不良のため中止となった。
これにより、準決勝は休養日だった8日に開催される。10時開始の第一試合では、夏の甲子園準優勝の関東第一と、明豊と大阪桐蔭を破り16強入りした小松大谷(石川)が激突。13時からは夏の甲子園王者の京都国際と、6日の初戦で大社(島根)を破った明徳義塾(高知)が対戦する。
決勝は当初の予定通り9日に行われる。
📝107年ぶり甲子園優勝の慶応高校、相手校のホームランになぜ拍手?→「そりゃメンタル強くなるわ」と納得のワケ
https://news.yahoo.co.jp/articles/83d519dafa355cd638fdf77578d7ede5f658772e?page=1
2023年の夏、全国高等学校野球選手権大会で、慶應義塾高等学校が107年ぶりに優勝した。ナインは「ありがとう!」を交わし、相手チームのホームランにも拍手を送るという、かつてないチームカラーで甲子園を驚かせた。「塾高」を栄冠に導いた立役者であるメンタルコーチが、成功の秘訣を明かす。本稿は、吉岡眞司『強いチームはなぜ「明るい」のか』(幻冬舎新書)の一部を抜粋・編集したものです。
● 「ありがとう!」と慶應高校の 選手が言い合っていた理由
「ありがとう!」「ありがとう!」
これは、2023年8月に開催された第105回全国高等学校野球選手権大会の最中、慶應義塾高等学校(以下、「塾高」と記す)のベンチで飛び交っていた言葉です。この年、5年ぶりに甲子園へ出場した塾高は、強豪校を次々と撃破。決勝戦では前年の優勝校・仙台育英と対戦し、見事8対2で勝利を収めました。実に107年ぶりとなった優勝は、高校野球ファンのみならず、日本中の大きな注目を集めました。
同時に、「ありがとう!」という感謝の言葉が飛び交い、明るさが漂うベンチの様子に「どうして慶應の選手たちは『ありがとう!』と言い合っているのか」といった疑問が寄せられたのです。
もう1つ、全国の野球ファンを「あれはいったい何なんだ?」と驚かせた塾高の“奇行”があります。
初戦2回戦の北陸高校との一戦。塾高は優位に試合を進め、9対0で最終回を迎えるも、猛攻を受け2ランホームランを浴びるなどして4点を返されてしまいました。
ところがそんな場面で、ホームランを打ってダイヤモンドを一周する相手バッターに対し、塾高ベンチから拍手が送られたのです。
追い上げを受けているにもかかわらず、なぜ拍手を?――相手チームにとって異様な光景に映ったのではないでしょうか。
実は、こういった言動の数々は、彼らなりの考えに基づくものでした。北陸との試合終了後、キャプテンの大村昊澄選手は、取材に対してこう答えています。
「新チームが始まってから、相手をリスペクトしようと言っていて、ホームランに限らず、良いプレーがあれば野球人としてたたえようという話をしていました」(神奈川新聞「異様な雰囲気の9回、対戦相手のホームランに送った拍手」2023年8月13日)
また、チームのムードメーカーである安達英輝選手も、複数のメディアに対して次のように明かしています。
「対戦相手からすると、『なんで?』と思われるような前向きな言動を意識的にとっていました。たとえば、ホームランやファインプレーのときに拍手をする。試合開始直後に初めて、相手ベンチ前を通る際にはきちんと立ち止まって深くお辞儀をする。普通のチームでは行わないような行動をとっていました」
● 「日本一」めざして導入した メンタルトレーニング
彼らのこういった考えや行動は、どのように醸成されていったのでしょうか。
「吉岡さん、日本一を一緒に目指しましょう!」
甲子園での歓喜の瞬間からさかのぼること約2年前。塾高野球部より先に私に声をかけてくれたのは、慶應義塾体育会野球部(慶應義塾大学野球部)の堀井哲也監督でした。
2020年の東京六大学野球秋季リーグ戦。慶應義塾大学(以下、「慶大」と記す)は宿敵・早稲田と直接対決の時を迎えていました。優勝まで「あと1アウト」というその場面で、痛恨の2ランホームランを浴びてしまい、まさかの逆転負け。手が届きかけていた優勝を早稲田に奪われてしまいます
優勝まで、本当にあと一歩。その「あと一歩」を埋めるためにはメンタル面での強化が必要と考えた堀井監督が、人財育成とメンタルサポート事業を行っている私に声をかけてくれたのです。
メンタルトレーニングを取り入れた後のチームの変化について、当時の主将を務めた福井章吾選手はインタビューの中で次のように答えています。
「僕個人としては『ありがとう』というワードを本当によく使うようになったことですかね。ただ、『ありがとう』を口に出すとなると恥ずかしいじゃないですか(笑)でも、プラスの事を思うのと言葉に出すのは大違いだということを脳科学的見地から教えてもらい、凄く納得できたので、意識して使うようにしました。
チームとしては、親指を立てながら『いいね!』と言う、『いいねポーズ』を作り、練習中に良いプレーが出た時には皆で『いいね!』と言い合うようにしたんです。そうしていたら、アップの時やダッシュの時でも『いいね!』を乱発するようになり(笑)、チームの雰囲気がどんどん明るくなっていきました」(「慶應義塾大学野球部 日本一の陰にSBTあり!~Giving back(恩返し)の優勝~」日本能力開発分析協会『JADA通信』126号)
● 「慶應のバッターの気迫に押され 逃げ腰になってしまった」
そして迎えた、2021年の東京六大学野球春季リーグ戦。初戦の法政大学戦で、慶大ナインの「変化」が早くも表れます。
優勝候補筆頭の法政大学に2点をリードされる苦しい展開。しかも、6回までノーヒットで1人の走者も出せず、完璧に抑え込まれていました。点差以上に相手との力の差を見せつけられ、意気消沈してもおかしくない状況です。
それでも、慶大の選手は相手ピッチャーに少しでもプレッシャーを与えようと必死でボールに食らいつきました。ベンチの選手たちも「いいぞ!」「まだまだこれからだ!」と前向きな言葉を送り続けます。すると、好投を続けていた相手ピッチャーに異変が起きます。ヒットこそ許さないものの、コントロールに乱れが生じ、試合の終盤に6つの四球を出してしまったのです。
結局、その試合は1対2で慶大が敗れました。しかし、試合終了後、メディアが「プロ注目の右腕、三浦投手が慶大相手に“ノーヒットワンラン”」と法政のエースの偉業を報じる中、その彼は勝利者インタビューで次のコメントを残していました。
「慶應のバッターの気迫に押され、逃げ腰になってしまいました」
こうして初戦は落としたものの、勢いに乗った慶大はその春季リーグ戦で優勝。そして、全日本大学野球選手権大会で34年ぶりとなる4度目の大学日本一に輝いたのです。また、同年の秋季リーグ戦でも優勝し、30年ぶりの春秋連覇を達成。さらに、2023年の東京六大学野球秋季リーグ戦でも4期ぶり40回目の優勝を果たすとともに、明治神宮野球大会で4年ぶり5度目の大学日本一の栄冠を手にしたのです。
2021年2月にメンタルトレーニングを導入し、すぐにリーグ戦優勝、そして大学日本一と次々に結果を出した慶大。その姿を「弟分」の塾高も間近に見ていました。そのこともあって、塾高野球部の森林貴彦監督からも声をかけていただき、私は同校野球部の人財育成・メンタルコーチも兼任することになったのです。
● 明るい=雰囲気のいいチームに 見られる7つの特徴
2022年夏大会後に結成された塾高新チームのキャプテン・大村選手をはじめ、塾高の選手たちは皆、「日本一になるために必要なことはどんなことでも実践してみよう」と、メンタル面の強化に意欲的に取り組みました。甲子園での107年ぶりの優勝の背景には、このようなチームづくりがあったのです。
慶大、そして塾高と2つの野球部で、監督やコーチ、部員たちと直接やり取りをし、チームの変化とグラウンド上での活躍を間近で見てきた経験からも、私には1つ、確信を持って言えることがあります。
それは、成果を挙げているチームは「明るい」ということ。
ここでの「明るい」とは、おちゃらけていたり、意味もなく騒いだりしている、という意味では決してありません。練習はつらいことや苦しいことも多いですし、監督やキャプテンから時に厳しい声が飛ぶこともあります。それでも、チーム全体が活気にあふれていて、良い緊張感があり、部員たちが主体性を持って、今行うべきことに集中している――この状態を一言で言い表すのは難しいのですが、「雰囲気がいい」のです。
その「明るい=雰囲気のいい」チームには、次のような特徴が見られます。
●個々のメンバーが、チームにおける自分の役割・立場を自覚し、指示を待つことなく自ら考え、主体的に行動している。
●メンバー同士がお互いに尊重し合い、仲間を思いやる心や感謝の気持ちを持っている。
●「ありがとう!」「いいね!」などのポジティブな言葉が飛び交っている。
●メンバー各々がいい表情をしている。
●大きな目標を掲げている。それが、側から見ると「そんなの無理」と思えるようなレベルのものであっても、メンバー全員が「絶対に実現できる」と信じている。
●その目標の実現に向けて、1人ひとりがコツコツと努力している。心身を追い込むような練習も、チームで励まし合いながらいい表情で乗り越えている。
●仲間がミスをしてもなじったり怒ったりすることなく、その仲間を励まし、勇気づける言葉をかけている。また、1人のミスをほかのメンバーでカバーしようと行動している。
● 肯定的に脳を「だます」ことで パフォーマンスを最大化できる
お気づきの方もいると思いますが、ここに挙げた特徴は、スポーツの分野だけにかぎったことではありません。ビジネス、研究、芸術など、すべてに当てはまることなのです。
「会社の仕事で『明るさ』は必要なのか?」と思う方もいるかもしれません。しかし、ビジネスシーンにおいても、明るい組織やチームは、上司・部下にかかわらず気軽に話せる雰囲気があるので、相談がしやすく情報共有が円滑に進みます。時には雑談に興じながらも、1人ひとりが仕事に集中し、メンバー個々が高いモチベーションを保ち、主体的に動くので、高い実績を挙げることができるのです。
チームや組織の明るさというものは、それを率いるリーダーや、そこに集うメンバーの「明るさ」があってこそ生まれるもの。
では、この「明るさ」とはいったい何から生まれるのでしょうか?
それは、心の状態を自らコントロールし、どんな状況でも自分の持つ力を100%発揮できるように努めること、これに尽きます。先に述べた塾高の選手たちの「ありがとう」という言葉の応酬、相手チームのファインプレーに対する拍手などは、すべてがここに繋がっているのです。
心の状態をセルフコントロールすることは、トレーニング次第で誰でも身につけることができます。そのポイントは、私たちの脳のメカニズムをきちんと理解し、脳に肯定的な「錯覚」を起こさせること。誤解を恐れずに言うと、脳をうまく「だます」ことで、マイナスに傾いた心の状態をプラスに引き寄せることができるのです。
関 東 一-小松大谷・明徳義塾-京都国際
全試合雨天中止。。。
⚾明日のSAGA2024国スポ組み合わせ(2日目 準決勝 さがみどりの森球場)
10:00~ 関 東 一-小松 大谷
☆☆☆ 12:30~ 明徳 義塾-京都 国際
💢国スポ準決勝は天候不良のため中止 8日に関東第一VS小松大谷、明徳義塾VS京都国際
https://news.yahoo.co.jp/articles/67c268f35f492663b049ed4950a19b99602e7965
国民スポーツ大会高校野球硬式の部は7日、佐賀市・さがみどりの森球場で準決勝2試合が行われる予定だったが、天候不良のため中止となった。
これにより、準決勝は休養日だった8日に開催される。10時開始の第一試合では、夏の甲子園準優勝の関東第一と、明豊と大阪桐蔭を破り16強入りした小松大谷(石川)が激突。13時からは夏の甲子園王者の京都国際と、6日の初戦で大社(島根)を破った明徳義塾(高知)が対戦する。
決勝は当初の予定通り9日に行われる。
📝107年ぶり甲子園優勝の慶応高校、相手校のホームランになぜ拍手?→「そりゃメンタル強くなるわ」と納得のワケ
https://news.yahoo.co.jp/articles/83d519dafa355cd638fdf77578d7ede5f658772e?page=1
2023年の夏、全国高等学校野球選手権大会で、慶應義塾高等学校が107年ぶりに優勝した。ナインは「ありがとう!」を交わし、相手チームのホームランにも拍手を送るという、かつてないチームカラーで甲子園を驚かせた。「塾高」を栄冠に導いた立役者であるメンタルコーチが、成功の秘訣を明かす。本稿は、吉岡眞司『強いチームはなぜ「明るい」のか』(幻冬舎新書)の一部を抜粋・編集したものです。
● 「ありがとう!」と慶應高校の 選手が言い合っていた理由
「ありがとう!」「ありがとう!」
これは、2023年8月に開催された第105回全国高等学校野球選手権大会の最中、慶應義塾高等学校(以下、「塾高」と記す)のベンチで飛び交っていた言葉です。この年、5年ぶりに甲子園へ出場した塾高は、強豪校を次々と撃破。決勝戦では前年の優勝校・仙台育英と対戦し、見事8対2で勝利を収めました。実に107年ぶりとなった優勝は、高校野球ファンのみならず、日本中の大きな注目を集めました。
同時に、「ありがとう!」という感謝の言葉が飛び交い、明るさが漂うベンチの様子に「どうして慶應の選手たちは『ありがとう!』と言い合っているのか」といった疑問が寄せられたのです。
もう1つ、全国の野球ファンを「あれはいったい何なんだ?」と驚かせた塾高の“奇行”があります。
初戦2回戦の北陸高校との一戦。塾高は優位に試合を進め、9対0で最終回を迎えるも、猛攻を受け2ランホームランを浴びるなどして4点を返されてしまいました。
ところがそんな場面で、ホームランを打ってダイヤモンドを一周する相手バッターに対し、塾高ベンチから拍手が送られたのです。
追い上げを受けているにもかかわらず、なぜ拍手を?――相手チームにとって異様な光景に映ったのではないでしょうか。
実は、こういった言動の数々は、彼らなりの考えに基づくものでした。北陸との試合終了後、キャプテンの大村昊澄選手は、取材に対してこう答えています。
「新チームが始まってから、相手をリスペクトしようと言っていて、ホームランに限らず、良いプレーがあれば野球人としてたたえようという話をしていました」(神奈川新聞「異様な雰囲気の9回、対戦相手のホームランに送った拍手」2023年8月13日)
また、チームのムードメーカーである安達英輝選手も、複数のメディアに対して次のように明かしています。
「対戦相手からすると、『なんで?』と思われるような前向きな言動を意識的にとっていました。たとえば、ホームランやファインプレーのときに拍手をする。試合開始直後に初めて、相手ベンチ前を通る際にはきちんと立ち止まって深くお辞儀をする。普通のチームでは行わないような行動をとっていました」
● 「日本一」めざして導入した メンタルトレーニング
彼らのこういった考えや行動は、どのように醸成されていったのでしょうか。
「吉岡さん、日本一を一緒に目指しましょう!」
甲子園での歓喜の瞬間からさかのぼること約2年前。塾高野球部より先に私に声をかけてくれたのは、慶應義塾体育会野球部(慶應義塾大学野球部)の堀井哲也監督でした。
2020年の東京六大学野球秋季リーグ戦。慶應義塾大学(以下、「慶大」と記す)は宿敵・早稲田と直接対決の時を迎えていました。優勝まで「あと1アウト」というその場面で、痛恨の2ランホームランを浴びてしまい、まさかの逆転負け。手が届きかけていた優勝を早稲田に奪われてしまいます
優勝まで、本当にあと一歩。その「あと一歩」を埋めるためにはメンタル面での強化が必要と考えた堀井監督が、人財育成とメンタルサポート事業を行っている私に声をかけてくれたのです。
メンタルトレーニングを取り入れた後のチームの変化について、当時の主将を務めた福井章吾選手はインタビューの中で次のように答えています。
「僕個人としては『ありがとう』というワードを本当によく使うようになったことですかね。ただ、『ありがとう』を口に出すとなると恥ずかしいじゃないですか(笑)でも、プラスの事を思うのと言葉に出すのは大違いだということを脳科学的見地から教えてもらい、凄く納得できたので、意識して使うようにしました。
チームとしては、親指を立てながら『いいね!』と言う、『いいねポーズ』を作り、練習中に良いプレーが出た時には皆で『いいね!』と言い合うようにしたんです。そうしていたら、アップの時やダッシュの時でも『いいね!』を乱発するようになり(笑)、チームの雰囲気がどんどん明るくなっていきました」(「慶應義塾大学野球部 日本一の陰にSBTあり!~Giving back(恩返し)の優勝~」日本能力開発分析協会『JADA通信』126号)
● 「慶應のバッターの気迫に押され 逃げ腰になってしまった」
そして迎えた、2021年の東京六大学野球春季リーグ戦。初戦の法政大学戦で、慶大ナインの「変化」が早くも表れます。
優勝候補筆頭の法政大学に2点をリードされる苦しい展開。しかも、6回までノーヒットで1人の走者も出せず、完璧に抑え込まれていました。点差以上に相手との力の差を見せつけられ、意気消沈してもおかしくない状況です。
それでも、慶大の選手は相手ピッチャーに少しでもプレッシャーを与えようと必死でボールに食らいつきました。ベンチの選手たちも「いいぞ!」「まだまだこれからだ!」と前向きな言葉を送り続けます。すると、好投を続けていた相手ピッチャーに異変が起きます。ヒットこそ許さないものの、コントロールに乱れが生じ、試合の終盤に6つの四球を出してしまったのです。
結局、その試合は1対2で慶大が敗れました。しかし、試合終了後、メディアが「プロ注目の右腕、三浦投手が慶大相手に“ノーヒットワンラン”」と法政のエースの偉業を報じる中、その彼は勝利者インタビューで次のコメントを残していました。
「慶應のバッターの気迫に押され、逃げ腰になってしまいました」
こうして初戦は落としたものの、勢いに乗った慶大はその春季リーグ戦で優勝。そして、全日本大学野球選手権大会で34年ぶりとなる4度目の大学日本一に輝いたのです。また、同年の秋季リーグ戦でも優勝し、30年ぶりの春秋連覇を達成。さらに、2023年の東京六大学野球秋季リーグ戦でも4期ぶり40回目の優勝を果たすとともに、明治神宮野球大会で4年ぶり5度目の大学日本一の栄冠を手にしたのです。
2021年2月にメンタルトレーニングを導入し、すぐにリーグ戦優勝、そして大学日本一と次々に結果を出した慶大。その姿を「弟分」の塾高も間近に見ていました。そのこともあって、塾高野球部の森林貴彦監督からも声をかけていただき、私は同校野球部の人財育成・メンタルコーチも兼任することになったのです。
● 明るい=雰囲気のいいチームに 見られる7つの特徴
2022年夏大会後に結成された塾高新チームのキャプテン・大村選手をはじめ、塾高の選手たちは皆、「日本一になるために必要なことはどんなことでも実践してみよう」と、メンタル面の強化に意欲的に取り組みました。甲子園での107年ぶりの優勝の背景には、このようなチームづくりがあったのです。
慶大、そして塾高と2つの野球部で、監督やコーチ、部員たちと直接やり取りをし、チームの変化とグラウンド上での活躍を間近で見てきた経験からも、私には1つ、確信を持って言えることがあります。
それは、成果を挙げているチームは「明るい」ということ。
ここでの「明るい」とは、おちゃらけていたり、意味もなく騒いだりしている、という意味では決してありません。練習はつらいことや苦しいことも多いですし、監督やキャプテンから時に厳しい声が飛ぶこともあります。それでも、チーム全体が活気にあふれていて、良い緊張感があり、部員たちが主体性を持って、今行うべきことに集中している――この状態を一言で言い表すのは難しいのですが、「雰囲気がいい」のです。
その「明るい=雰囲気のいい」チームには、次のような特徴が見られます。
●個々のメンバーが、チームにおける自分の役割・立場を自覚し、指示を待つことなく自ら考え、主体的に行動している。
●メンバー同士がお互いに尊重し合い、仲間を思いやる心や感謝の気持ちを持っている。
●「ありがとう!」「いいね!」などのポジティブな言葉が飛び交っている。
●メンバー各々がいい表情をしている。
●大きな目標を掲げている。それが、側から見ると「そんなの無理」と思えるようなレベルのものであっても、メンバー全員が「絶対に実現できる」と信じている。
●その目標の実現に向けて、1人ひとりがコツコツと努力している。心身を追い込むような練習も、チームで励まし合いながらいい表情で乗り越えている。
●仲間がミスをしてもなじったり怒ったりすることなく、その仲間を励まし、勇気づける言葉をかけている。また、1人のミスをほかのメンバーでカバーしようと行動している。
● 肯定的に脳を「だます」ことで パフォーマンスを最大化できる
お気づきの方もいると思いますが、ここに挙げた特徴は、スポーツの分野だけにかぎったことではありません。ビジネス、研究、芸術など、すべてに当てはまることなのです。
「会社の仕事で『明るさ』は必要なのか?」と思う方もいるかもしれません。しかし、ビジネスシーンにおいても、明るい組織やチームは、上司・部下にかかわらず気軽に話せる雰囲気があるので、相談がしやすく情報共有が円滑に進みます。時には雑談に興じながらも、1人ひとりが仕事に集中し、メンバー個々が高いモチベーションを保ち、主体的に動くので、高い実績を挙げることができるのです。
チームや組織の明るさというものは、それを率いるリーダーや、そこに集うメンバーの「明るさ」があってこそ生まれるもの。
では、この「明るさ」とはいったい何から生まれるのでしょうか?
それは、心の状態を自らコントロールし、どんな状況でも自分の持つ力を100%発揮できるように努めること、これに尽きます。先に述べた塾高の選手たちの「ありがとう」という言葉の応酬、相手チームのファインプレーに対する拍手などは、すべてがここに繋がっているのです。
心の状態をセルフコントロールすることは、トレーニング次第で誰でも身につけることができます。そのポイントは、私たちの脳のメカニズムをきちんと理解し、脳に肯定的な「錯覚」を起こさせること。誤解を恐れずに言うと、脳をうまく「だます」ことで、マイナスに傾いた心の状態をプラスに引き寄せることができるのです。