自ら健康に、水から健康に。合言葉は「はやめに、こまめに」
富山の組み合わせが決まり、地方大会の参加チームのが確定しましたね!
細かい数字はこちらでも見ましたので省きます。
富山は高商と富商の2トップに高岡一、不二越工に高朋辺りが追いかけると予想しました。
ついでに南北の北海道大会もあったので勝手に予想しました!
北は旭川実にクラークだが、初戦に武修館になり好試合が期待出来る!
反対ブロックは遠軽と白樺学園に、岩見沢農業が追いかけると予想(笑)。
南は北海、北照、札幌日大、札幌大谷の中からと予想しましたが、北海の初戦は中々の好投手がいると評判の札幌光星になり好試合が予想されるかな!
見え遠征鳴らぬ!三重遠征お疲れ様でした。
早起きは三文の得は、管理人さんのように野球観戦など時々の方が良い事があるのかな!(笑)
早朝時間帯の仕事なので、AM3時-4時の間に起床して朝刊を見てから散歩するか、散歩してから朝刊見るかが私の一日のスタートです。
毎日だと徳は無くなってしまうのかな!(笑)
細かい数字はこちらでも見ましたので省きます。
富山は高商と富商の2トップに高岡一、不二越工に高朋辺りが追いかけると予想しました。
ついでに南北の北海道大会もあったので勝手に予想しました!
北は旭川実にクラークだが、初戦に武修館になり好試合が期待出来る!
反対ブロックは遠軽と白樺学園に、岩見沢農業が追いかけると予想(笑)。
南は北海、北照、札幌日大、札幌大谷の中からと予想しましたが、北海の初戦は中々の好投手がいると評判の札幌光星になり好試合が予想されるかな!
見え遠征鳴らぬ!三重遠征お疲れ様でした。
早起きは三文の得は、管理人さんのように野球観戦など時々の方が良い事があるのかな!(笑)
早朝時間帯の仕事なので、AM3時-4時の間に起床して朝刊を見てから散歩するか、散歩してから朝刊見るかが私の一日のスタートです。
毎日だと徳は無くなってしまうのかな!(笑)
高校野球三重大会の開催球場4か所に8:45までに
到着できるかどうか、私の自宅からシミュレーション
しました。津・伊勢は間に合う、四日市はなんとか
間に合う、松阪は微妙でした。
三重テレビ放送は7/6.7/7松阪からの中継だったんで
私が三重に行く計画立ててたならば津に行って、
ワンセグテレビ持参して同時観戦してたかも。
昨年福井大会の決勝戦はワンセグテレビ持参で
FBCを見ながらの観戦をしました。
生での見落としも数秒配信遅れるワンセグテレビで
プレイを確認できてまあよかったと。ただ、
10時から12時までの放送枠だったので中継時間内に
試合は終わらなかったけどね。
身の危険を感じる酷暑なんでテレワークプラン
あるビジネスホテルでのテレビ観戦も検討です。
テレビ和歌山の見られる和歌山県内に足を運んで
県内ビジネスホテルの部屋のテレビで和歌山大会
観たことありました。コロナの時にです。
到着できるかどうか、私の自宅からシミュレーション
しました。津・伊勢は間に合う、四日市はなんとか
間に合う、松阪は微妙でした。
三重テレビ放送は7/6.7/7松阪からの中継だったんで
私が三重に行く計画立ててたならば津に行って、
ワンセグテレビ持参して同時観戦してたかも。
昨年福井大会の決勝戦はワンセグテレビ持参で
FBCを見ながらの観戦をしました。
生での見落としも数秒配信遅れるワンセグテレビで
プレイを確認できてまあよかったと。ただ、
10時から12時までの放送枠だったので中継時間内に
試合は終わらなかったけどね。
身の危険を感じる酷暑なんでテレワークプラン
あるビジネスホテルでのテレビ観戦も検討です。
テレビ和歌山の見られる和歌山県内に足を運んで
県内ビジネスホテルの部屋のテレビで和歌山大会
観たことありました。コロナの時にです。
📝第106回 全国高等学校野球選手権三重大会1回戦(7/7試合結果)
https://mie-kouyaren.com/wp-content/uploads/2024/07/966e7957a4a03c27da5034f206c9cb4c.pdf
やはり、この結果を見れば昨日ダイムスタジアム伊勢に通ったのは正解だったなと!!
2試合連続コールドゲームで12時30分試合終了だったらかなりつらいものがある・・・・・。
猛暑の中、時間を余らせたので伊勢河崎から返す刀で外宮参拝していたかも???
今日注目していた津市営球場では津東が昨秋3位の神村学園伊賀相手に3-4と大善戦して2時間30分の夏に悔いなし。
第2試合もコールド回避で試合終了14時07分と4球場で一番遅いゲームセットなんで、候補に入れたことに間違いなかったが、いかんせんアスファルトジャングルの街で屋根のない球場なんで逃げ場もないし津城跡公園のベンチでしばらく動けなかったかもしれない。
📝高校野球和歌山大会で高校総体出場の相撲・西出選手が始球式
https://news.yahoo.co.jp/articles/b35f86bcd36da4e5001f8f47a51df08f27bd917c
10日に開幕する第106回全国高校野球選手権和歌山大会で、全国高校総体の相撲個人戦に出場する西出大毅選手(17)=県立和歌山商業高=が、大会第3日の12日に行われる「アスリート始球式」に登板する。
西出選手は午前9時に予定されている初芝橋本―慶風の試合前にマウンドに立つ。野球部の同級生らとキャッチボールで練習しているといい、「みんなが驚くようないい球を投げたい」と意気込んでいる。
西出選手は昨年優勝し、2連覇を狙う。全国高校総体は27日に福岡県久留米市で総合開会式があり、相撲は大分県宇佐市で31日から3日間、競技がある。
📝ありえない…審判や監督が“暴行被害”も 夏の甲子園、地方大会で起きた“やりすぎ事件簿”
https://news.yahoo.co.jp/articles/9e2b03d66ffe87faf635ac9e732782fe7e2e31b5
今年も夏の甲子園出場校を決める地方大会が幕を開けた。負ければあとがないトーナメントの一本勝負とあって、プレーする選手はもとより、応援する関係者も一生懸命。そんな熱い思いが高じるあまり、まさかの騒動に発展した事例も少なくない。
試合に敗れたチームの選手が、不利な判定をした審判を暴行するというビックリ仰天の事件が起きたのが、1951年の神奈川大会だ。
前年夏の甲子園に出場した神奈川商工は、同年も優勝候補。初戦の鎌倉戦では、エース・大沢昭(啓二)が被安打1の好投を見せ、14対0で6回コールド勝ちした。
だが、2回戦の逗子開成戦は、息詰まる投手戦となり、初回から両チームともにゼロ行進。延長13回、開成が3安打を集中して2点を勝ち越し、2対0で逃げ切ったが、商工は9回、11回に本塁を突いた走者がいずれもタッチアウトになるなど、サヨナラのチャンスを2度にわたって逃していた。
後の大沢親分も「九回は明らかにランナーの足が早く、サヨナラ勝ちと思った瞬間のアウトだった。ワシの外角ギリギリの球も何球か『ボール』の判定を受けていた。そんなことで、ワシはムシャクシャしていた」(自著「男くせえ話になるが やられたらやり返す反骨野球の心髄」 衆浩センター)と腹の虫が収まらず、チームメイトと2人で球審の菅大一氏をトイレに連れ込み、蹴り飛ばした。
同年7月22日付の神奈川新聞によれば、試合終了から30分経った午後4時40分ごろ、惜敗した商工の3年生、〇〇〇〇君(実名)ほか1名が大会本部で休んでいた菅氏に「不公平だ」と詰め寄り、興奮のあまり、「ぶっ殺す」と叫んで暴行に及んだという。「開成から幾らか貰ったんだろうと言われて、全く迷惑です」という菅氏のコメントも掲載されている。
この事件により、商工は1年間の対外試合禁止処分を受けたが、ここから話は意外な展開を見せる。事件後、自宅謹慎中の大沢を、当時立教大の野球部員だった菅氏が訪ねてきて、「君のような野球がうまくて元気のある選手が立教大学に必要なんだ」とスカウトされたのだ。
審判を殴ったことがきっかけで、名門大学に入学し、その後もプロで活躍、日本ハム監督時代にリーグ優勝と、野球人として大きく花開いたのは、いかにも大沢親分らしい破天荒な人生と言えるだろう。
三塁線の打球の判定をめぐり、騒動が勃発し、最後は遅延行為を理由に没収試合が宣告されたのが、1969年の長野大会だ。
春の北信越大会で4強入りするなど、優勝候補の筆頭の丸子実は、東信地区大会を順当に勝ち抜き、県大会に駒を進めてきた。
初戦の相手は長野・春の県大会で6対0と完勝しており、下馬評も「丸子実有利」だったが、春の雪辱に燃える長野もチーム一丸となってぶつかり、試合は4対4で延長戦へ。
そして11回表、長野は2死一、二塁のチャンスに宮沢強が三塁ベースギリギリにゴロを放ち、打球は左翼ファウルゾーンを転々とした。三塁塁審は「フェア」と判定し、勝ち越しの2点が入ったが、丸子実側は「ファウルではないか?」と猛抗議。上田市営球場は同校の地元でもあり、1万人以上の観客で埋まったスタンドから空き瓶や石がグラウンドに投げ込まれる大騒ぎに。23分後、ようやく試合再開となったが、丸子実は日没を前に再三の投手交代など、日没引き分け狙いとみられる遅延行為を繰り返したため、審判団は協議の末、19時45分、「丸子実は故意にゲームを引き延ばした」として没収試合を宣告。この結果、9対0で長野の勝ちとなった。
収まらないのは、1時間以上も待たされた末、負けを宣告された丸子実ファン。興奮のあまり、グラウンドに飛び降りる者や球場に引いてある電話線のコードが引きちぎられたり、三塁側の木造スタンドが放火されるなど、大混乱に陥った。警官隊130人が出動し、2人の逮捕者が出た。
その後も騒動は尾を引き、2日後の7月27日、丸子実の野球部後援会が「フェアな応援をすべきだった」と解散を発表。野球部も2年間の対外試合禁止の処分(11カ月後に解除)を受けた。
まさかの初戦敗退を喫した強豪校の監督が試合後に殴られる事件が起きたのが、1989年の福岡大会だ。前年夏の甲子園で準優勝した福岡第一は、同年も好投手・古里泰隆(元阪神)を擁し、有力候補に挙げられていた。
だが、シード校として臨んだ夏の大会初戦の三井戦、古里を温存し、控え投手を先発させたことが裏目に出て、2対3で敗れてしまう。
事件が起きたのは、敗れたナインが球場の外に出た直後だった。突然4、5人の男たちが近づき、そのうちの1人が「監督、お前が悪いんだ。どう責任を取る」と言って、拳で今任靖之監督の両頬を殴打した。選手たちが「監督の責任じゃない」と周りを取り囲んでガードすると、男たちも姿を消した。
県高野連の事情聴取に対し、当初学校側は「殴った人物が父兄か一般のファンなのか、まだ特定していない」と回答したが、その後、再調査の結果、「野球部員の父兄」という内容の報告書を提出している。
当時今任監督も「高校野球も教育のひとつ。結果だけで殴られてはたまらんですよ」と語っていたが、これも応援する側の“暴走”が招いた残念な事件と言えるだろう。
📝「外野4人」「2回で敬遠」神村学園高伊賀のプロ注目強打者を超警戒 高校通算24発、球場では2球団視察
https://news.yahoo.co.jp/articles/c047d9fda3957fcde07b53beb68caf12454b2950
◇第106回全国高校野球三重大会1回戦 神村学園高伊賀4―3津東(2024年7月7日 津市営球場)
神村学園高伊賀が津東を4―3で下して初戦を突破した。
高校通算24本塁打を誇るプロ注目の寺井広大(3年)は「3番・右翼」で先発。4打席で2打数無安打、2四球で初戦を終えた。
2―0の2回1死二、三塁では申告敬遠。5回先頭の打席では外野4人態勢を敷かれ、8回1死一塁では2ボールで投手が交代するなど徹底マークで警戒された。
球場にはNPB2球団のスカウトが視察。「今日の打撃は焦ったかなと思います。(外野4人態勢も)動揺せずにいつも通り打席に入りました。高卒でプロに行きたいと思います」と口にした。
☝尼崎双星、エースの緊急降板乗り越えて38度超えの試合を制す 高校野球・兵庫大会1回戦
https://news.yahoo.co.jp/articles/f3b78d5ade10be0e28726575c4f29dd99169c17e
◇全国高校野球選手権兵庫大会1回戦 尼崎双星4―3東播工(2024年7月7日 豊岡こうのとりスタジアム)
最高気温が38・2度を記録した豊岡の第2試合は壮絶な暑さとの闘いとなった。
尼崎双星が1点をリードして9回の守りにつくはずが、選手が出てこない。「千葉投手の治療中です。しばらくお待ちください」のアナウンスが響いた。
千葉は直前の打席で右飛を打った際、左太もも裏がけいれんした。治療を終えてマウンドに上がったが1球投げて断念。「右もも裏もつってしまって…」と準備する間もなかった2年生の本道桔平投手に後を任すしかなかった。
本道は「試合中に少しは投球練習していましたが、急に登板することになって。先輩と一日でも長く野球をしたいから頑張りました」と東播工からいきなり2三振を奪い、最後の打者を二ゴロに仕留める完全救援で1回戦勝利を呼び込んだ。
上田友幸監督は「本道があそこまで投げてくれるとは。選手は入れ込んでいたから何人かはあんな状態になるとは思っていた。暑さ対策と球場に慣れるため、1週間前に練習試合ができたことが良かった。準備があったので慌てることがなかった」と話す。8回裏の守備で両足がつった藤田純平遊撃手(2年)は「左翼までボールを追って、送球しようとした瞬間に両足がつった。背負われて退場する自分が不甲斐なくて…。でも、想像以上の暑さでした」と振り返る。
対戦相手と自分自身、そして灼熱の暑さに打ち勝っての勝利。十分に休養して2回戦の神戸学院大付戦に備える。
✌東大合格者数全国3位の灘が2年ぶり夏1勝 投打に活躍の小山喜弘、勉強は「手につかない」
https://news.yahoo.co.jp/articles/7054e0c1beefeb0109545b3c92ae677635c3b4a1
◆第106回全国高校野球選手権兵庫大会▽1回戦 灘9―2宝塚東(7日・ベイコム)
2024年度の東大合格者数が全国3位の灘が、2年ぶりの夏1勝を挙げた。東大志望の左腕・小山喜弘(3年)が5安打2失点、9奪三振で完投勝ちした。
最後の打者を空振り三振に仕留めると、小山は拳を握りしめた。「内容は悪かった。7回ぐらいに左足がつりかけてやばかった。何とか耐えて9回までいけた。今年、公式戦で勝てていなかったので素直にうれしい」と、火照った顔に笑みを浮かべた。
昨春は67年ぶりに春季県大会に出場したものの、昨夏は延長10回タイブレークで川西北陵に3―6で初戦敗退した。小山ら前チームのレギュラーが数人残り、「去年は僕が最初に打たれて負けてしまった。今年は絶対に先制点をあげないように」。120キロ台後半の直球とスライダーを駆使し、苦手の立ち上がりを3者連続空振り三振で滑り出した。宮崎秀明監督は「彼の力だったら、これぐらいは。よく集中力を持って投げてくれた」と、たたえた。
バットでも大活躍だった。単打、二塁打、三塁打の3安打で3得点。部員は16人で3年生は3人だけ。それでも、12安打で4回以外は毎回得点を奪い、コールド勝ち目前という大勝だった。「普段、こんなに(長打を)打つことはない。夏大で、いい力が出たのかな」と笑った。
同じく東大志望の内藤正純中堅手(2年)は、3安打3打点で1番打者としての役割を果たした。約2時間半かけて東広島市から新幹線で通学しており、定期代は月に約12万円のもよう。「(灘に)通う価値はある」。午前6時に起床し、6時15分に自宅を出る。内藤を含めた2人だけが丸刈りで臨んでいる。
筑波大大学院時代は、社会人クラブチームの「全三郷硬式野球部」でプレーした宮崎監督は「今年のチームは力があったんですけど、勝てていなかったので、何とか1つ勝たせてあげたかった。うれしいです」と拍手を送った。
昨年度の3年生は11人中、医学部を含めて京大に4人、東大に3人が現役合格した。小山は40人の文系で10~15番台の成績だという。志望校については「東大…。いや~」と照れた。灘中の軟式部で野球を始め「名残惜しくなってきた」と、大学進学後も野球を続けることを検討している。
12日の2回戦は甲南と対戦する。毎年、定期戦を行う間柄で、6月は相手が出場機会に恵まれない3年生が中心とはいえ、9―0で大勝。小山が完封した。甲南には広島・新井監督の次男・颯真投手(3年)が在籍している。「この組み合わせを見た時に、甲南さんがいたので、シード(校)を破って次に行きたい」と小山。期末試験が4日に始まり、12日まであるが「今回の期末は捨ててます! 手につかない。ドキドキしているので」と笑った。「できるだけ長く3年生が卒業する日を延ばしたい」と指揮官。灘は、15年ぶりの夏2勝しか見えていない。
💢火災報知機が突如鳴り響き球場内騒然…東東京大会の試合が約5分間中断
https://news.yahoo.co.jp/articles/47985a7374866772b7e230dd9f8f83133a9020fa
◆第106回全国高校野球選手権 東東京大会▽1回戦 雪谷15ー5東京農産=5回コールド=(7日・大田スタジアム)
大田スタジアムでの試合中に突如火災報知機の音が鳴り響き、試合が一時中断するハプニングがあった。
6回裏、雪谷の攻撃中のことだった。球場内に緊急事態を知らせる火災報知機の「ジリリリリ」という音が鳴り響いた。球場内は騒然。グラウンドにいた選手たちも心配そうに辺りを見回す。ベンチ裏では原因を探ろうと球場スタッフが慌ただしく駆け回った。安全の確認が取れるまで試合の中断が決定。選手たちは一度ベンチに引き揚げた。
結果、原因はスタンドで観戦していた観客が誤って緊急を知らせるボタンを押してしまったことだったと判明。原因解明後も音は鳴り続いたままだったが、無事が確認されたため、試合は約5分の中断ののちに再開された。
📝甲子園優勝の名門…なぜ勝てなくなった? 現地で見た“まさかのコールド負け”松山商業「愛媛では強いが…」「エースが“1日2試合”登板」揺れる今
https://news.yahoo.co.jp/articles/b4f580044b817e74b6749db3e4584e915badae83?page=1
大正、昭和、平成で全国優勝を飾った高校野球の名門、松山商業(愛媛)が近年、甲子園から遠ざかっている。最後の出場は2001年夏、23年前まで遡らなければならない。
かつて高校野球の強豪といえば、カリスマ監督の指導力と猛練習によって勝ち上がっていったものだ。松山商業も例外ではなかった。
奇跡のバックホームも…“終わらなかった”猛練習
1969年夏の決勝戦では、三沢(青森)との延長再試合の激戦を制し、1996年夏の決勝では熊本工業(熊本)を“奇跡のバックホーム”で下し、日本一になっている。四半世紀以上経った今でも語り継がれる名勝負をモノにすることができたのは、現代では許されないような猛練習があったからだ。
「相手に1点を取らせない野球」で勝ち上がった松山商業のベースにあるのは投手を中心とした守りの野球。1996年夏の甲子園を制した澤田勝彦元監督はこう振り返る。
「松山商業は伝統的に守備力で勝ち上がっていきました。徹底して守備を鍛え、1点を守る野球です。だから当然、守備練習に割く時間が多かったですね。とにかくノックを打ちました。本数も時間も決まっていません。まあ言うたら、エンドレスですね」
10分なら10分、100本なら100本と決まっていれば選手は精神的に楽だ。しかし、いつ終わるかわからない守備練習によってメンタルが鍛えられる。誰かひとりが気の抜けたプレーをすれば、時間は伸びる。途中で給水タイムが設けられるはずもない。いつ終わるかわからないノックの嵐が守備力を向上させた。澤田が続ける。
「練習の最後にシートノックをやって、全員がノーエラーで締めるというのが恒例でした。ライトからの送球がキャッチャーのミットにおさまったら練習が終わりという場面で、失敗を繰り返したのがあの矢野ですよ」
熊本工業との決勝戦で世紀の大返球、“奇跡のバックホーム”を見せた矢野勝嗣だった。彼の豪快な悪送球が、疲労困憊の選手たちを何度も絶望させた。
「矢野が失敗して、またイチからやり直しということがよくありました。監督としては、エラーで練習を終わるわけにはいかんからね。
ずいぶんあとになって聞いたことやけど、練習終わりに『お願いだから、野球部をやめてくれ』と同期に土下座されたことがあるらしい。『お前がやめてくれたら練習が早く終わるから』と。真顔でお願いされた時にはグサッときたと矢野が言うとったね」
なぜ低迷? 「ライバル私立校」「時代の変化」
こんな猛練習を積み重ねたおかげで、松山商業は全国の頂点に立った。「古臭い」と言われても、勝利を積み重ねているうちはそれが「正解」だ。しかし、近年は苦しい状況が続く。
要因のひとつはライバルの台頭。もうひとつは高校野球の変化によって。
松山商業の牙城を崩そうと目論んでいたのが宇和島東の上甲正典監督だった。1988年春のセンバツで初優勝を飾ったあと、1990年代には8度の甲子園出場を果たしている。
2002年、上甲は創部したばかりの済美の監督に就任。それ以降、愛媛県内の勢力図が大きく変わった。2004年春のセンバツで優勝、夏の甲子園では準優勝。2013年春のセンバツでも決勝まで勝ち上がった。上甲はスピードボールを投げられる投手を育て、長打力のある強打者を集めた。「力の野球」で愛媛のライバルを、日本中の強豪校を蹴散らしていった。澤田は言う。
「1969年の日本一の時のインパクトがありすぎて、松山商業=鉄壁の守りというイメージが強かった。ずっと、守り、守り、守りでやってきました。しかし、それだけでは勝てない。ほかの県でもそうでしょう? 強豪私立がどんどん力を伸ばし、それまで伝統的に強かった公立の商業高校がなかなか勝てなくなりました」
「四国四商」と称された四国の商業高校(高松商業、徳島商業、高知商業、松山商業)も甲子園から遠ざかった。しかしその後、他の3校は無事に帰還を果たしているのに、松山商業だけ聖地に戻れない。
守備のミス、コールド負け…現地の光景
7月13日に開幕する愛媛大会では第1シード権を得た。140キロ台半ばのストレートを投げ込むエース・林颯太の評価も高く、優勝候補の大本命と目されている。
6月最後の土曜日、毎年恒例の明徳義塾(高知)との練習試合が行われた。松山市の中心地にある学校の正門前に、伝統のユニフォームを着た選手が数人立っていた。練習試合の観戦に訪れるファンを迎えるためだ。
三塁側のベンチ横には明徳義塾の保護者が30人ほど。ネット裏には松山商業を応援する50代~70代のファンが30人ほど集まっている。
もし甲子園常連校である明徳義塾と互角に戦うことができれば甲子園が見えてくる。そんなファンの希望がしぼむのにあまり時間はかからなかった。
愛媛ナンバー1投手のストレートは明徳打線に軽々と打ち返され、守備のミスが続いて大量失点、大差をつけられてコールド……。
わずかな休憩を挟んで行われた2試合目、マウンドに上がったのは第1試合に先発したエース・林だった。しかし、再び明徳打線につかまり、またも大差で敗れた。
「林は2試合目のほうが、力が抜けてよかったね。この時期、相手にケガをさせられんと思うからインコースには投げにくいもんよ。そこをちゃんと攻めれば、カットボールが生きてくる」と明徳義塾の馬淵史郎監督は2020年から指揮を執る大野康哉監督に言葉をかけた。
昔であれば、「しっかりせんか!」「こんなんじゃ夏は勝てんぞ」という罵声が飛んだことだろう。しかし、熱心なファンも明徳義塾との実力差を認識しているのか、2連敗を嘆く声はもはや聞こえなかった。
現チームの実態…「エースがいい」「秋と春は優勝」
この試合をネット裏で観戦していた澤田は言う。
「いいピッチャーからはなかなか点を取れるものじゃない。そこでどうするかと考えるのが松山商業の野球です。時代とともに変化したことはたくさんあるけど、1点差で勝ち切る野球において大切なことは変わっていない。投手力を含めた守備の徹底です」
2000年代に入ってから、金属バットの威力を最大限に生かしたパワー野球が主流になった。打力がないチームは全国では勝てないというのは現在の常識だ。しかし、今春から金属バットの規定が変わり、打球は以前よりも飛ばなくなった。松山商業には有利になるかもしれない。
「バント、走塁、守備のひとつひとつのプレーが勝負に直結することになるでしょう。ミスをしたほうが負ける。相手のスキを突くチームが試合を優位に進めることができる。そうなると、当然、指導の仕方も変わるでしょう。昔はノックを打ちまくったもんですが、そのやり方はもう通用せんよね」
復活の兆しは見える。
母校の今治西を11度も甲子園に導いた大野監督が指揮を任されるようになったのが4年前。2023年春に県大会準優勝。その秋と2024年春は続けて優勝を飾っている。だが夏の大会では3回戦敗退、初戦負けが続き、甲子園に届かない。
ベンチ外選手も直立姿勢で観戦
黙々とトンボを使ってグラウンドをならす選手たちの動きは機敏で、ひとりひとりの「こんにちは」という声は大きく、清々しい。60名の部員は全員丸刈りだ。
2試合続けてマウンドに上がるエース。
試合後、「気をつけ」の姿勢で監督の言葉を聞く選手たち。
直立の姿勢で試合を見守るベンチ外のメンバー。
彼らの姿から「伝統」が感じられ、「昭和」にタイムリープしたような気にもなる。しかし、ベンチ裏からは「ベンチ外の選手が立って見とったって意味がない。室内練習場で練習するなり、ほかのチームと練習試合をするなりしたらええのに」という声も聞こえてきた。
「伝統」と「変化」でもがく今
高校野球と同様、選手たちの気質もこの20年で変わった。指導する側にも変化が求められている。成功経験があるがゆえに、松山商業は伝統を捨てることができず、甲子園から遠ざかってしまった。
エンドレスの猛練習はもう過去のことだ。厳しかった上下関係も消えた。残すべき伝統はそのままに、今の選手の気質に合った野球部へと変わろうとしているが、新しい姿はまだ見えない。「伝統」に代わるものは何なのか――もがき苦しみながらそれを探し当てた時に甲子園にたどりつけるのかもしれない。
5度も夏の甲子園を制した名門、松山商業がいまチームとして掲げる目標は「甲子園で1勝」だ。
https://mie-kouyaren.com/wp-content/uploads/2024/07/966e7957a4a03c27da5034f206c9cb4c.pdf
やはり、この結果を見れば昨日ダイムスタジアム伊勢に通ったのは正解だったなと!!
2試合連続コールドゲームで12時30分試合終了だったらかなりつらいものがある・・・・・。
猛暑の中、時間を余らせたので伊勢河崎から返す刀で外宮参拝していたかも???
今日注目していた津市営球場では津東が昨秋3位の神村学園伊賀相手に3-4と大善戦して2時間30分の夏に悔いなし。
第2試合もコールド回避で試合終了14時07分と4球場で一番遅いゲームセットなんで、候補に入れたことに間違いなかったが、いかんせんアスファルトジャングルの街で屋根のない球場なんで逃げ場もないし津城跡公園のベンチでしばらく動けなかったかもしれない。
📝高校野球和歌山大会で高校総体出場の相撲・西出選手が始球式
https://news.yahoo.co.jp/articles/b35f86bcd36da4e5001f8f47a51df08f27bd917c
10日に開幕する第106回全国高校野球選手権和歌山大会で、全国高校総体の相撲個人戦に出場する西出大毅選手(17)=県立和歌山商業高=が、大会第3日の12日に行われる「アスリート始球式」に登板する。
西出選手は午前9時に予定されている初芝橋本―慶風の試合前にマウンドに立つ。野球部の同級生らとキャッチボールで練習しているといい、「みんなが驚くようないい球を投げたい」と意気込んでいる。
西出選手は昨年優勝し、2連覇を狙う。全国高校総体は27日に福岡県久留米市で総合開会式があり、相撲は大分県宇佐市で31日から3日間、競技がある。
📝ありえない…審判や監督が“暴行被害”も 夏の甲子園、地方大会で起きた“やりすぎ事件簿”
https://news.yahoo.co.jp/articles/9e2b03d66ffe87faf635ac9e732782fe7e2e31b5
今年も夏の甲子園出場校を決める地方大会が幕を開けた。負ければあとがないトーナメントの一本勝負とあって、プレーする選手はもとより、応援する関係者も一生懸命。そんな熱い思いが高じるあまり、まさかの騒動に発展した事例も少なくない。
試合に敗れたチームの選手が、不利な判定をした審判を暴行するというビックリ仰天の事件が起きたのが、1951年の神奈川大会だ。
前年夏の甲子園に出場した神奈川商工は、同年も優勝候補。初戦の鎌倉戦では、エース・大沢昭(啓二)が被安打1の好投を見せ、14対0で6回コールド勝ちした。
だが、2回戦の逗子開成戦は、息詰まる投手戦となり、初回から両チームともにゼロ行進。延長13回、開成が3安打を集中して2点を勝ち越し、2対0で逃げ切ったが、商工は9回、11回に本塁を突いた走者がいずれもタッチアウトになるなど、サヨナラのチャンスを2度にわたって逃していた。
後の大沢親分も「九回は明らかにランナーの足が早く、サヨナラ勝ちと思った瞬間のアウトだった。ワシの外角ギリギリの球も何球か『ボール』の判定を受けていた。そんなことで、ワシはムシャクシャしていた」(自著「男くせえ話になるが やられたらやり返す反骨野球の心髄」 衆浩センター)と腹の虫が収まらず、チームメイトと2人で球審の菅大一氏をトイレに連れ込み、蹴り飛ばした。
同年7月22日付の神奈川新聞によれば、試合終了から30分経った午後4時40分ごろ、惜敗した商工の3年生、〇〇〇〇君(実名)ほか1名が大会本部で休んでいた菅氏に「不公平だ」と詰め寄り、興奮のあまり、「ぶっ殺す」と叫んで暴行に及んだという。「開成から幾らか貰ったんだろうと言われて、全く迷惑です」という菅氏のコメントも掲載されている。
この事件により、商工は1年間の対外試合禁止処分を受けたが、ここから話は意外な展開を見せる。事件後、自宅謹慎中の大沢を、当時立教大の野球部員だった菅氏が訪ねてきて、「君のような野球がうまくて元気のある選手が立教大学に必要なんだ」とスカウトされたのだ。
審判を殴ったことがきっかけで、名門大学に入学し、その後もプロで活躍、日本ハム監督時代にリーグ優勝と、野球人として大きく花開いたのは、いかにも大沢親分らしい破天荒な人生と言えるだろう。
三塁線の打球の判定をめぐり、騒動が勃発し、最後は遅延行為を理由に没収試合が宣告されたのが、1969年の長野大会だ。
春の北信越大会で4強入りするなど、優勝候補の筆頭の丸子実は、東信地区大会を順当に勝ち抜き、県大会に駒を進めてきた。
初戦の相手は長野・春の県大会で6対0と完勝しており、下馬評も「丸子実有利」だったが、春の雪辱に燃える長野もチーム一丸となってぶつかり、試合は4対4で延長戦へ。
そして11回表、長野は2死一、二塁のチャンスに宮沢強が三塁ベースギリギリにゴロを放ち、打球は左翼ファウルゾーンを転々とした。三塁塁審は「フェア」と判定し、勝ち越しの2点が入ったが、丸子実側は「ファウルではないか?」と猛抗議。上田市営球場は同校の地元でもあり、1万人以上の観客で埋まったスタンドから空き瓶や石がグラウンドに投げ込まれる大騒ぎに。23分後、ようやく試合再開となったが、丸子実は日没を前に再三の投手交代など、日没引き分け狙いとみられる遅延行為を繰り返したため、審判団は協議の末、19時45分、「丸子実は故意にゲームを引き延ばした」として没収試合を宣告。この結果、9対0で長野の勝ちとなった。
収まらないのは、1時間以上も待たされた末、負けを宣告された丸子実ファン。興奮のあまり、グラウンドに飛び降りる者や球場に引いてある電話線のコードが引きちぎられたり、三塁側の木造スタンドが放火されるなど、大混乱に陥った。警官隊130人が出動し、2人の逮捕者が出た。
その後も騒動は尾を引き、2日後の7月27日、丸子実の野球部後援会が「フェアな応援をすべきだった」と解散を発表。野球部も2年間の対外試合禁止の処分(11カ月後に解除)を受けた。
まさかの初戦敗退を喫した強豪校の監督が試合後に殴られる事件が起きたのが、1989年の福岡大会だ。前年夏の甲子園で準優勝した福岡第一は、同年も好投手・古里泰隆(元阪神)を擁し、有力候補に挙げられていた。
だが、シード校として臨んだ夏の大会初戦の三井戦、古里を温存し、控え投手を先発させたことが裏目に出て、2対3で敗れてしまう。
事件が起きたのは、敗れたナインが球場の外に出た直後だった。突然4、5人の男たちが近づき、そのうちの1人が「監督、お前が悪いんだ。どう責任を取る」と言って、拳で今任靖之監督の両頬を殴打した。選手たちが「監督の責任じゃない」と周りを取り囲んでガードすると、男たちも姿を消した。
県高野連の事情聴取に対し、当初学校側は「殴った人物が父兄か一般のファンなのか、まだ特定していない」と回答したが、その後、再調査の結果、「野球部員の父兄」という内容の報告書を提出している。
当時今任監督も「高校野球も教育のひとつ。結果だけで殴られてはたまらんですよ」と語っていたが、これも応援する側の“暴走”が招いた残念な事件と言えるだろう。
📝「外野4人」「2回で敬遠」神村学園高伊賀のプロ注目強打者を超警戒 高校通算24発、球場では2球団視察
https://news.yahoo.co.jp/articles/c047d9fda3957fcde07b53beb68caf12454b2950
◇第106回全国高校野球三重大会1回戦 神村学園高伊賀4―3津東(2024年7月7日 津市営球場)
神村学園高伊賀が津東を4―3で下して初戦を突破した。
高校通算24本塁打を誇るプロ注目の寺井広大(3年)は「3番・右翼」で先発。4打席で2打数無安打、2四球で初戦を終えた。
2―0の2回1死二、三塁では申告敬遠。5回先頭の打席では外野4人態勢を敷かれ、8回1死一塁では2ボールで投手が交代するなど徹底マークで警戒された。
球場にはNPB2球団のスカウトが視察。「今日の打撃は焦ったかなと思います。(外野4人態勢も)動揺せずにいつも通り打席に入りました。高卒でプロに行きたいと思います」と口にした。
☝尼崎双星、エースの緊急降板乗り越えて38度超えの試合を制す 高校野球・兵庫大会1回戦
https://news.yahoo.co.jp/articles/f3b78d5ade10be0e28726575c4f29dd99169c17e
◇全国高校野球選手権兵庫大会1回戦 尼崎双星4―3東播工(2024年7月7日 豊岡こうのとりスタジアム)
最高気温が38・2度を記録した豊岡の第2試合は壮絶な暑さとの闘いとなった。
尼崎双星が1点をリードして9回の守りにつくはずが、選手が出てこない。「千葉投手の治療中です。しばらくお待ちください」のアナウンスが響いた。
千葉は直前の打席で右飛を打った際、左太もも裏がけいれんした。治療を終えてマウンドに上がったが1球投げて断念。「右もも裏もつってしまって…」と準備する間もなかった2年生の本道桔平投手に後を任すしかなかった。
本道は「試合中に少しは投球練習していましたが、急に登板することになって。先輩と一日でも長く野球をしたいから頑張りました」と東播工からいきなり2三振を奪い、最後の打者を二ゴロに仕留める完全救援で1回戦勝利を呼び込んだ。
上田友幸監督は「本道があそこまで投げてくれるとは。選手は入れ込んでいたから何人かはあんな状態になるとは思っていた。暑さ対策と球場に慣れるため、1週間前に練習試合ができたことが良かった。準備があったので慌てることがなかった」と話す。8回裏の守備で両足がつった藤田純平遊撃手(2年)は「左翼までボールを追って、送球しようとした瞬間に両足がつった。背負われて退場する自分が不甲斐なくて…。でも、想像以上の暑さでした」と振り返る。
対戦相手と自分自身、そして灼熱の暑さに打ち勝っての勝利。十分に休養して2回戦の神戸学院大付戦に備える。
✌東大合格者数全国3位の灘が2年ぶり夏1勝 投打に活躍の小山喜弘、勉強は「手につかない」
https://news.yahoo.co.jp/articles/7054e0c1beefeb0109545b3c92ae677635c3b4a1
◆第106回全国高校野球選手権兵庫大会▽1回戦 灘9―2宝塚東(7日・ベイコム)
2024年度の東大合格者数が全国3位の灘が、2年ぶりの夏1勝を挙げた。東大志望の左腕・小山喜弘(3年)が5安打2失点、9奪三振で完投勝ちした。
最後の打者を空振り三振に仕留めると、小山は拳を握りしめた。「内容は悪かった。7回ぐらいに左足がつりかけてやばかった。何とか耐えて9回までいけた。今年、公式戦で勝てていなかったので素直にうれしい」と、火照った顔に笑みを浮かべた。
昨春は67年ぶりに春季県大会に出場したものの、昨夏は延長10回タイブレークで川西北陵に3―6で初戦敗退した。小山ら前チームのレギュラーが数人残り、「去年は僕が最初に打たれて負けてしまった。今年は絶対に先制点をあげないように」。120キロ台後半の直球とスライダーを駆使し、苦手の立ち上がりを3者連続空振り三振で滑り出した。宮崎秀明監督は「彼の力だったら、これぐらいは。よく集中力を持って投げてくれた」と、たたえた。
バットでも大活躍だった。単打、二塁打、三塁打の3安打で3得点。部員は16人で3年生は3人だけ。それでも、12安打で4回以外は毎回得点を奪い、コールド勝ち目前という大勝だった。「普段、こんなに(長打を)打つことはない。夏大で、いい力が出たのかな」と笑った。
同じく東大志望の内藤正純中堅手(2年)は、3安打3打点で1番打者としての役割を果たした。約2時間半かけて東広島市から新幹線で通学しており、定期代は月に約12万円のもよう。「(灘に)通う価値はある」。午前6時に起床し、6時15分に自宅を出る。内藤を含めた2人だけが丸刈りで臨んでいる。
筑波大大学院時代は、社会人クラブチームの「全三郷硬式野球部」でプレーした宮崎監督は「今年のチームは力があったんですけど、勝てていなかったので、何とか1つ勝たせてあげたかった。うれしいです」と拍手を送った。
昨年度の3年生は11人中、医学部を含めて京大に4人、東大に3人が現役合格した。小山は40人の文系で10~15番台の成績だという。志望校については「東大…。いや~」と照れた。灘中の軟式部で野球を始め「名残惜しくなってきた」と、大学進学後も野球を続けることを検討している。
12日の2回戦は甲南と対戦する。毎年、定期戦を行う間柄で、6月は相手が出場機会に恵まれない3年生が中心とはいえ、9―0で大勝。小山が完封した。甲南には広島・新井監督の次男・颯真投手(3年)が在籍している。「この組み合わせを見た時に、甲南さんがいたので、シード(校)を破って次に行きたい」と小山。期末試験が4日に始まり、12日まであるが「今回の期末は捨ててます! 手につかない。ドキドキしているので」と笑った。「できるだけ長く3年生が卒業する日を延ばしたい」と指揮官。灘は、15年ぶりの夏2勝しか見えていない。
💢火災報知機が突如鳴り響き球場内騒然…東東京大会の試合が約5分間中断
https://news.yahoo.co.jp/articles/47985a7374866772b7e230dd9f8f83133a9020fa
◆第106回全国高校野球選手権 東東京大会▽1回戦 雪谷15ー5東京農産=5回コールド=(7日・大田スタジアム)
大田スタジアムでの試合中に突如火災報知機の音が鳴り響き、試合が一時中断するハプニングがあった。
6回裏、雪谷の攻撃中のことだった。球場内に緊急事態を知らせる火災報知機の「ジリリリリ」という音が鳴り響いた。球場内は騒然。グラウンドにいた選手たちも心配そうに辺りを見回す。ベンチ裏では原因を探ろうと球場スタッフが慌ただしく駆け回った。安全の確認が取れるまで試合の中断が決定。選手たちは一度ベンチに引き揚げた。
結果、原因はスタンドで観戦していた観客が誤って緊急を知らせるボタンを押してしまったことだったと判明。原因解明後も音は鳴り続いたままだったが、無事が確認されたため、試合は約5分の中断ののちに再開された。
📝甲子園優勝の名門…なぜ勝てなくなった? 現地で見た“まさかのコールド負け”松山商業「愛媛では強いが…」「エースが“1日2試合”登板」揺れる今
https://news.yahoo.co.jp/articles/b4f580044b817e74b6749db3e4584e915badae83?page=1
大正、昭和、平成で全国優勝を飾った高校野球の名門、松山商業(愛媛)が近年、甲子園から遠ざかっている。最後の出場は2001年夏、23年前まで遡らなければならない。
かつて高校野球の強豪といえば、カリスマ監督の指導力と猛練習によって勝ち上がっていったものだ。松山商業も例外ではなかった。
奇跡のバックホームも…“終わらなかった”猛練習
1969年夏の決勝戦では、三沢(青森)との延長再試合の激戦を制し、1996年夏の決勝では熊本工業(熊本)を“奇跡のバックホーム”で下し、日本一になっている。四半世紀以上経った今でも語り継がれる名勝負をモノにすることができたのは、現代では許されないような猛練習があったからだ。
「相手に1点を取らせない野球」で勝ち上がった松山商業のベースにあるのは投手を中心とした守りの野球。1996年夏の甲子園を制した澤田勝彦元監督はこう振り返る。
「松山商業は伝統的に守備力で勝ち上がっていきました。徹底して守備を鍛え、1点を守る野球です。だから当然、守備練習に割く時間が多かったですね。とにかくノックを打ちました。本数も時間も決まっていません。まあ言うたら、エンドレスですね」
10分なら10分、100本なら100本と決まっていれば選手は精神的に楽だ。しかし、いつ終わるかわからない守備練習によってメンタルが鍛えられる。誰かひとりが気の抜けたプレーをすれば、時間は伸びる。途中で給水タイムが設けられるはずもない。いつ終わるかわからないノックの嵐が守備力を向上させた。澤田が続ける。
「練習の最後にシートノックをやって、全員がノーエラーで締めるというのが恒例でした。ライトからの送球がキャッチャーのミットにおさまったら練習が終わりという場面で、失敗を繰り返したのがあの矢野ですよ」
熊本工業との決勝戦で世紀の大返球、“奇跡のバックホーム”を見せた矢野勝嗣だった。彼の豪快な悪送球が、疲労困憊の選手たちを何度も絶望させた。
「矢野が失敗して、またイチからやり直しということがよくありました。監督としては、エラーで練習を終わるわけにはいかんからね。
ずいぶんあとになって聞いたことやけど、練習終わりに『お願いだから、野球部をやめてくれ』と同期に土下座されたことがあるらしい。『お前がやめてくれたら練習が早く終わるから』と。真顔でお願いされた時にはグサッときたと矢野が言うとったね」
なぜ低迷? 「ライバル私立校」「時代の変化」
こんな猛練習を積み重ねたおかげで、松山商業は全国の頂点に立った。「古臭い」と言われても、勝利を積み重ねているうちはそれが「正解」だ。しかし、近年は苦しい状況が続く。
要因のひとつはライバルの台頭。もうひとつは高校野球の変化によって。
松山商業の牙城を崩そうと目論んでいたのが宇和島東の上甲正典監督だった。1988年春のセンバツで初優勝を飾ったあと、1990年代には8度の甲子園出場を果たしている。
2002年、上甲は創部したばかりの済美の監督に就任。それ以降、愛媛県内の勢力図が大きく変わった。2004年春のセンバツで優勝、夏の甲子園では準優勝。2013年春のセンバツでも決勝まで勝ち上がった。上甲はスピードボールを投げられる投手を育て、長打力のある強打者を集めた。「力の野球」で愛媛のライバルを、日本中の強豪校を蹴散らしていった。澤田は言う。
「1969年の日本一の時のインパクトがありすぎて、松山商業=鉄壁の守りというイメージが強かった。ずっと、守り、守り、守りでやってきました。しかし、それだけでは勝てない。ほかの県でもそうでしょう? 強豪私立がどんどん力を伸ばし、それまで伝統的に強かった公立の商業高校がなかなか勝てなくなりました」
「四国四商」と称された四国の商業高校(高松商業、徳島商業、高知商業、松山商業)も甲子園から遠ざかった。しかしその後、他の3校は無事に帰還を果たしているのに、松山商業だけ聖地に戻れない。
守備のミス、コールド負け…現地の光景
7月13日に開幕する愛媛大会では第1シード権を得た。140キロ台半ばのストレートを投げ込むエース・林颯太の評価も高く、優勝候補の大本命と目されている。
6月最後の土曜日、毎年恒例の明徳義塾(高知)との練習試合が行われた。松山市の中心地にある学校の正門前に、伝統のユニフォームを着た選手が数人立っていた。練習試合の観戦に訪れるファンを迎えるためだ。
三塁側のベンチ横には明徳義塾の保護者が30人ほど。ネット裏には松山商業を応援する50代~70代のファンが30人ほど集まっている。
もし甲子園常連校である明徳義塾と互角に戦うことができれば甲子園が見えてくる。そんなファンの希望がしぼむのにあまり時間はかからなかった。
愛媛ナンバー1投手のストレートは明徳打線に軽々と打ち返され、守備のミスが続いて大量失点、大差をつけられてコールド……。
わずかな休憩を挟んで行われた2試合目、マウンドに上がったのは第1試合に先発したエース・林だった。しかし、再び明徳打線につかまり、またも大差で敗れた。
「林は2試合目のほうが、力が抜けてよかったね。この時期、相手にケガをさせられんと思うからインコースには投げにくいもんよ。そこをちゃんと攻めれば、カットボールが生きてくる」と明徳義塾の馬淵史郎監督は2020年から指揮を執る大野康哉監督に言葉をかけた。
昔であれば、「しっかりせんか!」「こんなんじゃ夏は勝てんぞ」という罵声が飛んだことだろう。しかし、熱心なファンも明徳義塾との実力差を認識しているのか、2連敗を嘆く声はもはや聞こえなかった。
現チームの実態…「エースがいい」「秋と春は優勝」
この試合をネット裏で観戦していた澤田は言う。
「いいピッチャーからはなかなか点を取れるものじゃない。そこでどうするかと考えるのが松山商業の野球です。時代とともに変化したことはたくさんあるけど、1点差で勝ち切る野球において大切なことは変わっていない。投手力を含めた守備の徹底です」
2000年代に入ってから、金属バットの威力を最大限に生かしたパワー野球が主流になった。打力がないチームは全国では勝てないというのは現在の常識だ。しかし、今春から金属バットの規定が変わり、打球は以前よりも飛ばなくなった。松山商業には有利になるかもしれない。
「バント、走塁、守備のひとつひとつのプレーが勝負に直結することになるでしょう。ミスをしたほうが負ける。相手のスキを突くチームが試合を優位に進めることができる。そうなると、当然、指導の仕方も変わるでしょう。昔はノックを打ちまくったもんですが、そのやり方はもう通用せんよね」
復活の兆しは見える。
母校の今治西を11度も甲子園に導いた大野監督が指揮を任されるようになったのが4年前。2023年春に県大会準優勝。その秋と2024年春は続けて優勝を飾っている。だが夏の大会では3回戦敗退、初戦負けが続き、甲子園に届かない。
ベンチ外選手も直立姿勢で観戦
黙々とトンボを使ってグラウンドをならす選手たちの動きは機敏で、ひとりひとりの「こんにちは」という声は大きく、清々しい。60名の部員は全員丸刈りだ。
2試合続けてマウンドに上がるエース。
試合後、「気をつけ」の姿勢で監督の言葉を聞く選手たち。
直立の姿勢で試合を見守るベンチ外のメンバー。
彼らの姿から「伝統」が感じられ、「昭和」にタイムリープしたような気にもなる。しかし、ベンチ裏からは「ベンチ外の選手が立って見とったって意味がない。室内練習場で練習するなり、ほかのチームと練習試合をするなりしたらええのに」という声も聞こえてきた。
「伝統」と「変化」でもがく今
高校野球と同様、選手たちの気質もこの20年で変わった。指導する側にも変化が求められている。成功経験があるがゆえに、松山商業は伝統を捨てることができず、甲子園から遠ざかってしまった。
エンドレスの猛練習はもう過去のことだ。厳しかった上下関係も消えた。残すべき伝統はそのままに、今の選手の気質に合った野球部へと変わろうとしているが、新しい姿はまだ見えない。「伝統」に代わるものは何なのか――もがき苦しみながらそれを探し当てた時に甲子園にたどりつけるのかもしれない。
5度も夏の甲子園を制した名門、松山商業がいまチームとして掲げる目標は「甲子園で1勝」だ。
📝第106回 全国高等学校野球選手権三重大会1回戦(7/6試合結果)
https://mie-kouyaren.com/wp-content/uploads/2024/07/db91db048aa4454d93e3121730a31fc5.pdf
四日市がいちばん熱かったですね!!!
8時45分から2試合で15時46分終了とは。。。。。
10時から開始だったら17時01分終了という計算になる。
僕はダイムスタジアム伊勢に4時起床5時08分の始発電車で近鉄特急~三交バスを駆使しても8時55分頃受付で700円払い、階段上がって1回表2死入場で実質1回裏から観戦でした。
松阪に行かなくてよかったというのが正直な感想ですが、昼ご飯は13時30分頃終了を想定していたので、、、
第1試合でクーリングタイム直後に桑名北3選手が足を攣り、特にエースは6回表から明らかにマウンドで異変を感じさせるしぐさをみせていたが、鬼監督が8回表途中6点目を失い担架で運ばれるまで続投指令で・・・・・。
再三の中断で試合時間2時間42分。平素なら大喜びだが、近所のうどん屋が14時30分ラストオーダー15時閉店なんで焦りが・・・・・。
第2試合部員12人の紀南が案の定1回裏に4点失い5回コールドが頭をよぎったが、ギリギリいっぱい踏みとどまってなんとか7回まで試合を進め明野の校歌聞いて14時10分頃ダッシュでうどん屋へ・・・・・。
しかし、今日の伊勢は最高気温37、4度と熱いはずだ!!
早朝5時前から熱さを感じていたし、、、
僕は第1試合は陽向の前列席で観戦し、インターバルの間に『野口みずき金メダルロード』2600m完歩し、第2試合は上段席の屋根下日陰席へ。
試合後、うどん食べて伊勢河崎の街を散策し、当初はあわよくば16時17分の快速急行で2時間かけて鶴橋に戻るつもりが・・・1時間遅れて宇治山田を脱出と。
今日の熱さで全試合予定通りこなした三重県高野連には感謝したいが、来年以降は従来通り1日3試合日の復活と2試合日は10時開始に戻して欲しいと切に願います!!!
☟兵庫で猛暑、熱中症での搬送相次ぐ 豊岡では高校球児2人倒れ、数人が足つる
https://news.yahoo.co.jp/articles/74c465629d2d1c6c6dd196d48ed20a5aa0fb7e48
兵庫県内は6日、高気圧に覆われて晴れ、気温が上昇した。猛暑の影響で、熱中症が疑われる救急搬送が相次いだ。
全国高校野球選手権兵庫大会の会場の一つとなった豊岡市の豊岡こうのとり球場では、試合終了後に選手2人が倒れ、病院に搬送された。いずれも軽症。試合中も数人が足をつるなどし、一時中断される場面もあった。この日の同市の最高気温は34度で、市消防本部によると、他に10代から80代の男女6人が搬送され、70代の男性が重症、2人が中等症、3人が軽症という。
神戸市でも同日午後5時半時点で、10代から80代の男女12人が熱中症の症状を訴え、救急搬送された。市消防局によると、70代の男女3人が中等症で、そのほかは軽症だった。
💢京都大会は7日第3試合を16時開始に変更 暑さ対策で
https://news.yahoo.co.jp/articles/23e59abc1571e253800ac2ebd2c7b6b97553a1cc
京都府高等学校野球連盟は6日、京都大会で7日に、わかさスタジアムの第3試合として実施予定の「鴨沂ー京産大付」を午後4時開始に変更すると発表した。
気温の上昇や加盟校の学校行事(定期考査明け)などで、熱中症の危険や選手の体調への影響を考慮したもの。
✌わしは89歳、高校野球の現役審判員「試合後はビール、最高の幸せ」
https://news.yahoo.co.jp/articles/ccd6b793a286d89a943e296a4cf18af11f119b58
「マジですか!」。その審判員の年齢を知った野球部員は試合後、目を丸くした。それもそのはず。一塁の塁審を務めた湯村三千男さんは89歳。走って、ジャッジして、声を上げる。広島県内で6月にあった練習試合の後、話を聞いた。
声をかけてもろたら、わしは絶対に断らない。グラウンドで尻もちついたことないけぇ。まだまだ現役よ。でも、最近は1日1試合にしてもらうんよ。体のことを考えてね。それてきたボールが体に当たると、あざになる。それでも骨は折れんで。朝は牛乳飲んで、パンとバナナを食べてるから。もちろん、今日も食うてきたよ。
審判を始めたのは、40歳の頃じゃった。工場で働いてた時、上司に「手伝ってくれ」って言われてねぇ。球児を支えるやりがいがあって、ずっと続けてきたよ。
高校野球は、一生懸命な姿に元気をもらえるね。球児と話すのも楽しみじゃけ。今日もファーストを守ってた選手に声をかけたんよ。「ええバッティングしとる」って。みんな監督にしごかれてるけ、わしらは褒めちゃるんよ。
元気の秘訣? そりゃもちろん野球よ。試合を見るのも、審判をするのも、良い刺激になるんよ。家におるだけじゃ、つまらんけぇね。
公式戦の審判はもう引退したから、夏の大会は見るだけ。今年も球場で楽しみたいね。3年生は今まで辛抱してきたんじゃけ、けがだけせんように頑張りなさいよ。
湯村さんはこの日の試合後、整列してあいさつを済ませると、ニカッと笑顔を見せた。「帰ったら、ビールがうまいね。午前中に審判やって、家に帰って酒飲んで寝る。これ以上の幸せはないで」
👣高校野球 9回に満塁ホームランを浴びてまさかの敗戦 昨夏三重王者・いなべ総合
https://news.yahoo.co.jp/articles/13710a078b500a3f656e34f30114918171c00cf0
◇6日 高校野球三重大会1回戦 尾鷲8―5いなべ総合(四日市市霞ケ浦球場)
三重大会が開幕し、昨夏王者のいなべ総合が初戦で姿を消した。同点の9回に満塁弾を浴び、まさかの敗戦となった。
いなべ総合ナインが、次々と泣き崩れた。4点差で迎えた9回裏。1点を返してなお2死満塁と好機は続いたが、最後の打者が中飛に打ち取られた。連覇の夢は初戦で絶たれた。尾崎英也監督は「夏の初戦は何度やっても怖い。全て監督の責任です」とうつむいた。
終始苦しかった。1回にいきなり2失点し、7回に勝ち越しても直後に追いつかれた。13安打を放ったものの、27個のアウトのうち17個が飛球。尾鷲の先発・井端が投じる100キロ未満の遅球を要所で打ちあぐね、攻略し切れなかった。
「敗因はフライアウト。練習からゴロを転がすように言ってきたが」と尾崎監督。守備でも4投手の継投がかみ合わず。9回に3番手・菊池が、交代直後に満塁本塁打を浴びて大勢が決した。
昨夏は7年ぶりに三重大会を制して3度目の夏の甲子園出場を果たした。当時のレギュラー8人が卒業し、新たにつくり直したチームで連覇に挑んだが、まさかの初戦敗退となった。
進士稜太主将(3年)は「この1年間、『2連覇』と言い続けて練習してきた。1回戦で終わってしまうなんて…」。最後の瞬間まで諦めずに戦い抜いたが、試合後には3年分の思いが込み上げた。
☝兵庫・神港学園 学校創立100周年に100歳甲子園へ! 完勝で初戦突破
https://news.yahoo.co.jp/articles/a10433c8b173193b42b538d50a7a7fb8ec402baa
◇第106回全国高校野球 兵庫大会1回戦 神港学園4―0北条(2024年7月6日 明石トーカロ)
春夏通算8度の甲子園出場を誇り、今年で学校創立100周年を迎えた県内屈指の強豪・神港学園が、8月1日で開場100年を迎える甲子園出場へ向け、快勝発進した。
昨秋は県大会3回戦で、同近畿大会8強まで勝ち上がった須磨翔風に0―1で惜敗。今春は神戸地区大会Hブロック代表決定戦で育英に3―6で敗れ、県大会に駒を進めることができなかった。ノーシードで迎えた夏。その初戦から、投打の歯車がかみ合った。
大技小技を絡めた鮮やかな先制劇だった。3回、1死一、三塁から2番・荒木颯太(3年)の巧みなバントによる適時内野安打で先制。さらに相手ミスで追加点を挙げると、なおも2死三塁から今度は4番・加藤壱星主将(3年)が左越え適時二塁打を放った。相手ミスでもう1点を追加し、一挙4得点。試合の主導権を握った。殊勲の主将は「チームのために何かしたかったので、あそこで一本出たのは、自分として良かったと思います」と振り返った。
投げては、背番号17の先発・寺田逸太(2年)が危なげなくスコアボードに「0」を並べ、8回無失点。12三振を奪い、北条打線に反撃の隙を与えなかった。4点リードの9回は背番号1の前田凌志(3年)が3人で締めくくり、零封リレーを完成させた。
学校は1925年3月に私立神港中として創立され、今年で節目の創立100周年。2018年春から指揮を執る同校OBの北原直也監督は「(去年の)秋に負けて、春に負けて、バットも変わって…なんとか攻撃力を、というのを課題に置いてやってきました。長打ももちろんですが、ああいう足を絡めたりとかも、春以降、ウチのチームが夏に勝ち上がるには絶対に必要ということでやってきたこと。それが、あの回に集約された。もうちょっと点を取って楽な試合展開にしたかったですけど、ああいう形が夏の大会の初戦でできたというのは、また今後につながるかなと思います」と言葉に力をこめた。
東京五輪柔道男子66キロ級金メダリストで、すでに同級で今夏のパリ五輪代表にも内定している阿部一二三の母校。世界を舞台に戦う先輩に負けじと、03年以来21年ぶり4度目の夏の夢舞台を勝ち取ってみせる。
✌親子監督対決は父に軍配 息子の采配「見事でした」と称賛 鳥取大会
https://news.yahoo.co.jp/articles/06f9b16716247d76d6458f9dc553495406e3846a
(6日、第106回全国高校野球選手権鳥取大会1回戦 米子工10―5米子)
開幕試合は「親子監督対決」が実現した。
米子の井畑佑太監督(36)は、米子工の井畑浩次監督(65)の長男。就任2年目の佑太監督に対し、浩次監督は米子東や米子西で監督を歴任し、甲子園の土も踏んでいる大ベテランだ。米子西では、選手と監督の間柄だったことも。
公式戦初の井畑親子対決となったが、2人とも「意識はしなかった」。浩次監督によると、前夜は普通に一緒に食事をし、「明日は頑張ろうか」と話したという。
試合は七回まで、米子の精山、米子工の野口の両投手の粘投で1点を争う緊迫した展開となった。ところが米子は精山投手が足がつるアクシデントに見舞われ、八回に降板。救援が打ち込まれた。
狙い通りのロースコアの展開に持ち込めていただけに、佑太監督にとっては悔しい結果に。だが、試合後は優しい表情で「ミスも出たが、みんなでカバーしあった。自分たちで考えて、最後までやりきってくれました」と選手の奮闘をたたえた。
そしてその息子を、浩次監督は「積極的な攻撃を仕掛けられた。見事でしたよ」と笑顔で称賛した。
🎤今後はいかに!? 県岐阜商・鍛治舎巧監督に秋以降の"進退"を聞いた…100周年となる今年が当面の"メド"も「軌道に乗っていない」想いは道半ば
https://news.yahoo.co.jp/articles/0e06e3c5ce831797bd0e9df1587eeb8309ef51d1
全国高校野球選手権岐阜大会が6日に開幕する。本番を前に、2年ぶりの夏代表を目指す県岐阜商・鍛治舎巧監督に話を聞いた。自身やチームの近況、今後はいかに―。
2018年の母校監督就任以降、春夏計4度(コロナ禍で中止の大会含む)チームを甲子園へ導いた。しかし、まだ「軌道に乗っていない」と憂う。甲子園での白星はない。道半ばである。
「就任した頃は、夏は5年も甲子園から遠ざかり、公立校にもコールド負けしていた。これでは伝統が消えてしまう。必死にやってきて、今はようやく元に戻ったぐらい」
創部100周年となる今年が、在任の当面のめど―。就任当時はそう報じられた。今は「もう少し土台を作り上げて後進に道を譲りたい」という思いも湧いている。今春の人事異動により、自身を除き、部の指導者に同校OBがいなくなった。「外部指導者の私が辞めたらゼロになってしまう」と危機感がにじむ。前任校の秀岳館(熊本)は自身が去った後、甲子園と縁遠い状況も目に入る。
「県岐商の甲子園通算100勝(現在87勝)を目指して真面目には取り組んでいる。でも結果が出ていない。何かが足りないんじゃないか。自分にも問いかけていますが、まだ答えは見つかりません。次の100年へ向け、何を残し、どう後世につなぐか。心新たに決意し、考え直しているところです」
最近、“虎の巻”の制作に着手した。題して『ナンバーワンへの道』。80年以上遠ざかる全国制覇へ、設計やノウハウを綴りはじめた。
虎の巻、そして部の基盤の完成に「どれだけかかるか分からないが、あまり時間は残されていない」とも話す。もともとは「大阪に家を新築した直後に岐阜に来たし、長くこっちにいるつもりはない」というスタンス。明確な“監督続投”宣言は聞かれなかったが、「夏で燃え尽きていなければ」秋の新チームでも手綱はとるつもりだ。
🎤県岐阜商・鍛治舎巧監督はなぜ4年ぶりにユニフォームを変更したのか!? 過去にはデザインに批判「アンチの人たちはそれしか…」https://news.yahoo.co.jp/articles/c7b358ac2f1ad8c17d85c62e36bdde26c01ba5d7
全国高校野球選手権岐阜大会が6日に開幕する。本番を前に、2年ぶりの夏代表を目指す県岐阜商・鍛治舎巧監督に話を聞いた。自身やチームの近況、今後はいかに―。
新たな刺激も名将の意欲をかき立てている。「わが身に鞭打つテーマ」の一つが、従来に比べ飛距離が落ちるとされる新基準の金属バットの導入だ。本塁打は「体感で半減」した。その分、スモールベースボールも視野に、右方向への打撃やミート感覚、走塁技術を選手に叩き込む。人によっては、新基準バットより好感触が得られる木製バットの使用にも肯定的。中軸打者の加納朋季や垣津吏統らに対し、夏の大会での使用を勧める。
教え子の活躍に自らも初心に帰った。6月の大学選手権。OBの佐々木泰が青学大で主将を務め優勝に貢献した。
「佐々木は高校最後の夏がコロナ禍で中止になった世代。困難を乗り越えた彼らの思いを我々が受け継がないといけない」
今春、4年ぶりにユニフォームを変更した。ルーツは県岐阜商が全国制覇した昭和初期。白と青のシンプルなデザインだ。監督就任の翌年には、山吹色や青が目立つ鮮やかなデザインに変更し物議を醸したこともある。
「今回は原点回帰の復刻ユニフォームです。文句は出なくなりましたね。アンチの人たちは今までそれしか文句を言う材料がなかったのに、元に戻したので。批判だけして真剣に手を打つ人がいなかったから、及ばずながら私が来たんです」
今春県大会を制し、チームは夏の優勝候補に挙げられる。エース・森厳徳はプロ注目の好投手だ。
「攻守ともに甲子園の標準レベルには仕上がった。選手たちは今、強化練習の負荷が大きく疲労困憊のはず。試合を戦いながら状態を上げ、甲子園で絶好調になるようにもっていく。途中で負けたらもう仕方ない」
就任7度目の夏、あらためて剛腕采配と“鍛治舎節”を炸裂させる。
https://mie-kouyaren.com/wp-content/uploads/2024/07/db91db048aa4454d93e3121730a31fc5.pdf
四日市がいちばん熱かったですね!!!
8時45分から2試合で15時46分終了とは。。。。。
10時から開始だったら17時01分終了という計算になる。
僕はダイムスタジアム伊勢に4時起床5時08分の始発電車で近鉄特急~三交バスを駆使しても8時55分頃受付で700円払い、階段上がって1回表2死入場で実質1回裏から観戦でした。
松阪に行かなくてよかったというのが正直な感想ですが、昼ご飯は13時30分頃終了を想定していたので、、、
第1試合でクーリングタイム直後に桑名北3選手が足を攣り、特にエースは6回表から明らかにマウンドで異変を感じさせるしぐさをみせていたが、鬼監督が8回表途中6点目を失い担架で運ばれるまで続投指令で・・・・・。
再三の中断で試合時間2時間42分。平素なら大喜びだが、近所のうどん屋が14時30分ラストオーダー15時閉店なんで焦りが・・・・・。
第2試合部員12人の紀南が案の定1回裏に4点失い5回コールドが頭をよぎったが、ギリギリいっぱい踏みとどまってなんとか7回まで試合を進め明野の校歌聞いて14時10分頃ダッシュでうどん屋へ・・・・・。
しかし、今日の伊勢は最高気温37、4度と熱いはずだ!!
早朝5時前から熱さを感じていたし、、、
僕は第1試合は陽向の前列席で観戦し、インターバルの間に『野口みずき金メダルロード』2600m完歩し、第2試合は上段席の屋根下日陰席へ。
試合後、うどん食べて伊勢河崎の街を散策し、当初はあわよくば16時17分の快速急行で2時間かけて鶴橋に戻るつもりが・・・1時間遅れて宇治山田を脱出と。
今日の熱さで全試合予定通りこなした三重県高野連には感謝したいが、来年以降は従来通り1日3試合日の復活と2試合日は10時開始に戻して欲しいと切に願います!!!
☟兵庫で猛暑、熱中症での搬送相次ぐ 豊岡では高校球児2人倒れ、数人が足つる
https://news.yahoo.co.jp/articles/74c465629d2d1c6c6dd196d48ed20a5aa0fb7e48
兵庫県内は6日、高気圧に覆われて晴れ、気温が上昇した。猛暑の影響で、熱中症が疑われる救急搬送が相次いだ。
全国高校野球選手権兵庫大会の会場の一つとなった豊岡市の豊岡こうのとり球場では、試合終了後に選手2人が倒れ、病院に搬送された。いずれも軽症。試合中も数人が足をつるなどし、一時中断される場面もあった。この日の同市の最高気温は34度で、市消防本部によると、他に10代から80代の男女6人が搬送され、70代の男性が重症、2人が中等症、3人が軽症という。
神戸市でも同日午後5時半時点で、10代から80代の男女12人が熱中症の症状を訴え、救急搬送された。市消防局によると、70代の男女3人が中等症で、そのほかは軽症だった。
💢京都大会は7日第3試合を16時開始に変更 暑さ対策で
https://news.yahoo.co.jp/articles/23e59abc1571e253800ac2ebd2c7b6b97553a1cc
京都府高等学校野球連盟は6日、京都大会で7日に、わかさスタジアムの第3試合として実施予定の「鴨沂ー京産大付」を午後4時開始に変更すると発表した。
気温の上昇や加盟校の学校行事(定期考査明け)などで、熱中症の危険や選手の体調への影響を考慮したもの。
✌わしは89歳、高校野球の現役審判員「試合後はビール、最高の幸せ」
https://news.yahoo.co.jp/articles/ccd6b793a286d89a943e296a4cf18af11f119b58
「マジですか!」。その審判員の年齢を知った野球部員は試合後、目を丸くした。それもそのはず。一塁の塁審を務めた湯村三千男さんは89歳。走って、ジャッジして、声を上げる。広島県内で6月にあった練習試合の後、話を聞いた。
声をかけてもろたら、わしは絶対に断らない。グラウンドで尻もちついたことないけぇ。まだまだ現役よ。でも、最近は1日1試合にしてもらうんよ。体のことを考えてね。それてきたボールが体に当たると、あざになる。それでも骨は折れんで。朝は牛乳飲んで、パンとバナナを食べてるから。もちろん、今日も食うてきたよ。
審判を始めたのは、40歳の頃じゃった。工場で働いてた時、上司に「手伝ってくれ」って言われてねぇ。球児を支えるやりがいがあって、ずっと続けてきたよ。
高校野球は、一生懸命な姿に元気をもらえるね。球児と話すのも楽しみじゃけ。今日もファーストを守ってた選手に声をかけたんよ。「ええバッティングしとる」って。みんな監督にしごかれてるけ、わしらは褒めちゃるんよ。
元気の秘訣? そりゃもちろん野球よ。試合を見るのも、審判をするのも、良い刺激になるんよ。家におるだけじゃ、つまらんけぇね。
公式戦の審判はもう引退したから、夏の大会は見るだけ。今年も球場で楽しみたいね。3年生は今まで辛抱してきたんじゃけ、けがだけせんように頑張りなさいよ。
湯村さんはこの日の試合後、整列してあいさつを済ませると、ニカッと笑顔を見せた。「帰ったら、ビールがうまいね。午前中に審判やって、家に帰って酒飲んで寝る。これ以上の幸せはないで」
👣高校野球 9回に満塁ホームランを浴びてまさかの敗戦 昨夏三重王者・いなべ総合
https://news.yahoo.co.jp/articles/13710a078b500a3f656e34f30114918171c00cf0
◇6日 高校野球三重大会1回戦 尾鷲8―5いなべ総合(四日市市霞ケ浦球場)
三重大会が開幕し、昨夏王者のいなべ総合が初戦で姿を消した。同点の9回に満塁弾を浴び、まさかの敗戦となった。
いなべ総合ナインが、次々と泣き崩れた。4点差で迎えた9回裏。1点を返してなお2死満塁と好機は続いたが、最後の打者が中飛に打ち取られた。連覇の夢は初戦で絶たれた。尾崎英也監督は「夏の初戦は何度やっても怖い。全て監督の責任です」とうつむいた。
終始苦しかった。1回にいきなり2失点し、7回に勝ち越しても直後に追いつかれた。13安打を放ったものの、27個のアウトのうち17個が飛球。尾鷲の先発・井端が投じる100キロ未満の遅球を要所で打ちあぐね、攻略し切れなかった。
「敗因はフライアウト。練習からゴロを転がすように言ってきたが」と尾崎監督。守備でも4投手の継投がかみ合わず。9回に3番手・菊池が、交代直後に満塁本塁打を浴びて大勢が決した。
昨夏は7年ぶりに三重大会を制して3度目の夏の甲子園出場を果たした。当時のレギュラー8人が卒業し、新たにつくり直したチームで連覇に挑んだが、まさかの初戦敗退となった。
進士稜太主将(3年)は「この1年間、『2連覇』と言い続けて練習してきた。1回戦で終わってしまうなんて…」。最後の瞬間まで諦めずに戦い抜いたが、試合後には3年分の思いが込み上げた。
☝兵庫・神港学園 学校創立100周年に100歳甲子園へ! 完勝で初戦突破
https://news.yahoo.co.jp/articles/a10433c8b173193b42b538d50a7a7fb8ec402baa
◇第106回全国高校野球 兵庫大会1回戦 神港学園4―0北条(2024年7月6日 明石トーカロ)
春夏通算8度の甲子園出場を誇り、今年で学校創立100周年を迎えた県内屈指の強豪・神港学園が、8月1日で開場100年を迎える甲子園出場へ向け、快勝発進した。
昨秋は県大会3回戦で、同近畿大会8強まで勝ち上がった須磨翔風に0―1で惜敗。今春は神戸地区大会Hブロック代表決定戦で育英に3―6で敗れ、県大会に駒を進めることができなかった。ノーシードで迎えた夏。その初戦から、投打の歯車がかみ合った。
大技小技を絡めた鮮やかな先制劇だった。3回、1死一、三塁から2番・荒木颯太(3年)の巧みなバントによる適時内野安打で先制。さらに相手ミスで追加点を挙げると、なおも2死三塁から今度は4番・加藤壱星主将(3年)が左越え適時二塁打を放った。相手ミスでもう1点を追加し、一挙4得点。試合の主導権を握った。殊勲の主将は「チームのために何かしたかったので、あそこで一本出たのは、自分として良かったと思います」と振り返った。
投げては、背番号17の先発・寺田逸太(2年)が危なげなくスコアボードに「0」を並べ、8回無失点。12三振を奪い、北条打線に反撃の隙を与えなかった。4点リードの9回は背番号1の前田凌志(3年)が3人で締めくくり、零封リレーを完成させた。
学校は1925年3月に私立神港中として創立され、今年で節目の創立100周年。2018年春から指揮を執る同校OBの北原直也監督は「(去年の)秋に負けて、春に負けて、バットも変わって…なんとか攻撃力を、というのを課題に置いてやってきました。長打ももちろんですが、ああいう足を絡めたりとかも、春以降、ウチのチームが夏に勝ち上がるには絶対に必要ということでやってきたこと。それが、あの回に集約された。もうちょっと点を取って楽な試合展開にしたかったですけど、ああいう形が夏の大会の初戦でできたというのは、また今後につながるかなと思います」と言葉に力をこめた。
東京五輪柔道男子66キロ級金メダリストで、すでに同級で今夏のパリ五輪代表にも内定している阿部一二三の母校。世界を舞台に戦う先輩に負けじと、03年以来21年ぶり4度目の夏の夢舞台を勝ち取ってみせる。
✌親子監督対決は父に軍配 息子の采配「見事でした」と称賛 鳥取大会
https://news.yahoo.co.jp/articles/06f9b16716247d76d6458f9dc553495406e3846a
(6日、第106回全国高校野球選手権鳥取大会1回戦 米子工10―5米子)
開幕試合は「親子監督対決」が実現した。
米子の井畑佑太監督(36)は、米子工の井畑浩次監督(65)の長男。就任2年目の佑太監督に対し、浩次監督は米子東や米子西で監督を歴任し、甲子園の土も踏んでいる大ベテランだ。米子西では、選手と監督の間柄だったことも。
公式戦初の井畑親子対決となったが、2人とも「意識はしなかった」。浩次監督によると、前夜は普通に一緒に食事をし、「明日は頑張ろうか」と話したという。
試合は七回まで、米子の精山、米子工の野口の両投手の粘投で1点を争う緊迫した展開となった。ところが米子は精山投手が足がつるアクシデントに見舞われ、八回に降板。救援が打ち込まれた。
狙い通りのロースコアの展開に持ち込めていただけに、佑太監督にとっては悔しい結果に。だが、試合後は優しい表情で「ミスも出たが、みんなでカバーしあった。自分たちで考えて、最後までやりきってくれました」と選手の奮闘をたたえた。
そしてその息子を、浩次監督は「積極的な攻撃を仕掛けられた。見事でしたよ」と笑顔で称賛した。
🎤今後はいかに!? 県岐阜商・鍛治舎巧監督に秋以降の"進退"を聞いた…100周年となる今年が当面の"メド"も「軌道に乗っていない」想いは道半ば
https://news.yahoo.co.jp/articles/0e06e3c5ce831797bd0e9df1587eeb8309ef51d1
全国高校野球選手権岐阜大会が6日に開幕する。本番を前に、2年ぶりの夏代表を目指す県岐阜商・鍛治舎巧監督に話を聞いた。自身やチームの近況、今後はいかに―。
2018年の母校監督就任以降、春夏計4度(コロナ禍で中止の大会含む)チームを甲子園へ導いた。しかし、まだ「軌道に乗っていない」と憂う。甲子園での白星はない。道半ばである。
「就任した頃は、夏は5年も甲子園から遠ざかり、公立校にもコールド負けしていた。これでは伝統が消えてしまう。必死にやってきて、今はようやく元に戻ったぐらい」
創部100周年となる今年が、在任の当面のめど―。就任当時はそう報じられた。今は「もう少し土台を作り上げて後進に道を譲りたい」という思いも湧いている。今春の人事異動により、自身を除き、部の指導者に同校OBがいなくなった。「外部指導者の私が辞めたらゼロになってしまう」と危機感がにじむ。前任校の秀岳館(熊本)は自身が去った後、甲子園と縁遠い状況も目に入る。
「県岐商の甲子園通算100勝(現在87勝)を目指して真面目には取り組んでいる。でも結果が出ていない。何かが足りないんじゃないか。自分にも問いかけていますが、まだ答えは見つかりません。次の100年へ向け、何を残し、どう後世につなぐか。心新たに決意し、考え直しているところです」
最近、“虎の巻”の制作に着手した。題して『ナンバーワンへの道』。80年以上遠ざかる全国制覇へ、設計やノウハウを綴りはじめた。
虎の巻、そして部の基盤の完成に「どれだけかかるか分からないが、あまり時間は残されていない」とも話す。もともとは「大阪に家を新築した直後に岐阜に来たし、長くこっちにいるつもりはない」というスタンス。明確な“監督続投”宣言は聞かれなかったが、「夏で燃え尽きていなければ」秋の新チームでも手綱はとるつもりだ。
🎤県岐阜商・鍛治舎巧監督はなぜ4年ぶりにユニフォームを変更したのか!? 過去にはデザインに批判「アンチの人たちはそれしか…」https://news.yahoo.co.jp/articles/c7b358ac2f1ad8c17d85c62e36bdde26c01ba5d7
全国高校野球選手権岐阜大会が6日に開幕する。本番を前に、2年ぶりの夏代表を目指す県岐阜商・鍛治舎巧監督に話を聞いた。自身やチームの近況、今後はいかに―。
新たな刺激も名将の意欲をかき立てている。「わが身に鞭打つテーマ」の一つが、従来に比べ飛距離が落ちるとされる新基準の金属バットの導入だ。本塁打は「体感で半減」した。その分、スモールベースボールも視野に、右方向への打撃やミート感覚、走塁技術を選手に叩き込む。人によっては、新基準バットより好感触が得られる木製バットの使用にも肯定的。中軸打者の加納朋季や垣津吏統らに対し、夏の大会での使用を勧める。
教え子の活躍に自らも初心に帰った。6月の大学選手権。OBの佐々木泰が青学大で主将を務め優勝に貢献した。
「佐々木は高校最後の夏がコロナ禍で中止になった世代。困難を乗り越えた彼らの思いを我々が受け継がないといけない」
今春、4年ぶりにユニフォームを変更した。ルーツは県岐阜商が全国制覇した昭和初期。白と青のシンプルなデザインだ。監督就任の翌年には、山吹色や青が目立つ鮮やかなデザインに変更し物議を醸したこともある。
「今回は原点回帰の復刻ユニフォームです。文句は出なくなりましたね。アンチの人たちは今までそれしか文句を言う材料がなかったのに、元に戻したので。批判だけして真剣に手を打つ人がいなかったから、及ばずながら私が来たんです」
今春県大会を制し、チームは夏の優勝候補に挙げられる。エース・森厳徳はプロ注目の好投手だ。
「攻守ともに甲子園の標準レベルには仕上がった。選手たちは今、強化練習の負荷が大きく疲労困憊のはず。試合を戦いながら状態を上げ、甲子園で絶好調になるようにもっていく。途中で負けたらもう仕方ない」
就任7度目の夏、あらためて剛腕采配と“鍛治舎節”を炸裂させる。
📝各県大会決勝戦の試合時間(2011年)
9時30分 新潟・熊本・大分
10時 岩手・茨城・埼玉・千葉・山梨・長崎
11時 西東京
12時 栃木・愛媛
12時30分 群馬・長野・三重・滋賀・和歌山
13時 北北海道・南北海道・青森・秋田・山形・宮城・福島・東東京・神奈川・静岡・愛知・岐阜・富山・石川・京都・大阪・兵庫・奈良・岡山・広島・鳥取・島根・山口・香川・高知・福岡・佐賀・宮崎・沖縄
13時05分 鹿児島
13時10分 福井
13時30分 徳島
📝各県大会決勝戦の試合時間(2012年)
10時 岩手・栃木・茨城・群馬・埼玉・千葉・長野・大分・熊本
10時05分 福井
10時30分 山梨
11時 和歌山
12時 愛媛
12時30分 三重・京都・滋賀
13時 北北海道・南北海道・青森・秋田・山形・宮城・福島・東東京・西東京・神奈川・静岡・愛知・岐阜・新潟・富山・石川・大阪・兵庫・奈良・岡山・広島・鳥取・島根・山口・香川・高知・福岡・佐賀・長崎・宮崎・沖縄
13時05分 鹿児島
13時30分 徳島
📝各県大会決勝戦の試合時間(2013年)
10時 岩手・茨城・栃木・群馬・埼玉・千葉・長野・福井・山口・大分・熊本
11時 滋賀・和歌山
12時30分 三重・愛媛
13時 北北海道・南北海道・青森・秋田・山形・宮城・福島・東東京・西東京・神奈川・山梨・静岡・愛知・岐阜・新潟・富山・石川・大阪・兵庫・京都・奈良・岡山・広島・鳥取・島根・香川・高知・福岡・佐賀・長崎・宮崎・沖縄
13時05分 鹿児島
13時30分 徳島
📝各県大会決勝戦の試合時間(2014年)
10時 茨城・栃木・群馬・埼玉・千葉・長野・福井・山口・大分
10時30分 熊本
12時 和歌山
12時30分 三重・滋賀・愛媛
13時 北北海道・南北海道・青森・岩手・秋田・山形・宮城・福島・東東京・西東京・神奈川・山梨・静岡・愛知・岐阜・新潟・富山・石川・大阪・兵庫・京都・奈良・岡山・広島・鳥取・島根・香川・高知・福岡・佐賀・長崎・宮崎・沖縄
13時05分 鹿児島
13時30分 徳島
📝各県大会決勝戦の試合時間(2015年)
10時 茨城・栃木・群馬・埼玉・千葉・長野・福井・山口・大分
10時30分 熊本
12時 和歌山
12時30分 愛知・三重・滋賀・愛媛
13時 北北海道・南北海道・青森・岩手・秋田・山形・宮城・福島・東東京・西東京・神奈川・山梨・静岡・岐阜・新潟・富山・石川・大阪・兵庫・京都・奈良・岡山・広島・鳥取・島根・香川・高知・福岡・佐賀・長崎・宮崎・沖縄
13時05分 鹿児島
13時30分 徳島
📝各県大会決勝戦の試合時間(2016年)
10時 茨城・栃木・群馬・埼玉・千葉・長野・福井・山口・大分
10時30分 熊本
11時 福島
12時30分 愛知・三重・滋賀・香川・愛媛
13時 北北海道・南北海道・青森・岩手・秋田・山形・宮城・東東京・西東京・神奈川・山梨・静岡・岐阜・新潟・富山・石川・大阪・兵庫・京都・奈良・和歌山・岡山・広島・鳥取・島根・高知・福岡・佐賀・長崎・宮崎・沖縄
13時05分 鹿児島
13時30分 徳島
📝各県大会決勝戦の試合時間(2017年)
10時 茨城・栃木・群馬・埼玉・千葉・山梨・長野・福井・山口・大分
10時30分 熊本
11時 福島・神奈川
12時30分 愛知・三重・滋賀・香川・愛媛
13時 北北海道・南北海道・青森・岩手・秋田・山形・宮城・東東京・西東京・静岡・岐阜・新潟・富山・石川・大阪・兵庫・京都・奈良・和歌山・岡山・広島・島根・高知・福岡・佐賀・長崎・宮崎・沖縄
13時05分 鹿児島
13時30分 徳島
14時 鳥取
📝各県大会決勝戦の試合時間(2018年)
10時 茨城・栃木・群馬・北埼玉・南埼玉・東千葉・西千葉・東東京・西東京・長野・福井・大分
10時30分 熊本
11時 福島・北神奈川・南神奈川・山梨
12時30分 山形・東愛知・西愛知・三重・滋賀・香川・愛媛
13時 北北海道・南北海道・青森・岩手・秋田・宮城・静岡・岐阜・新潟・富山・石川・北大阪・南大阪・東兵庫・西兵庫・京都・奈良・和歌山・岡山・広島・島根・山口・高知・北福岡・南福岡・佐賀・宮崎・沖縄
13時05分 長崎・鹿児島
13時30分 徳島
14時 鳥取
東愛知・西愛知は『熱中症での健康被害を防ぐため』大会期間中にそれぞれ10時開始に繰り上げ
滋賀は 『観測史上初の異常気象による大会日程の変更』のため15時に繰り下げ
山口は 『選手や観客の熱中症対策』のため9時30分に繰り上げ
📝各県大会決勝戦の試合時間(2019年)
10時 茨城・栃木・群馬・埼玉・千葉・東東京・西東京・静岡・愛知・岐阜・三重・長野・福井・広島・鳥取・山口・愛媛・大分・佐賀・熊本・宮崎
10時05分 鹿児島
11時 福島・神奈川・山梨
12時30分 山形・香川
13時 北北海道・南北海道・青森・岩手・秋田・宮城・新潟・富山・石川・大阪・兵庫・京都・奈良・和歌山・岡山・島根・高知・福岡・沖縄
13時05分 長崎
14時 徳島
15時30分 滋賀
📝各県大会決勝戦の試合時間(2020年・独自大会)
09時 群馬・千葉・岐阜
10時 北北海道・南北海道・岩手・山形・宮城・埼玉・東東京・西東京・山梨・静岡・三重・新潟・長野・富山・石川・福井・岡山・鳥取・愛媛・大分・佐賀・熊本・宮崎・鹿児島
11時 福島・山口
12時30分 広島・香川
13時 青森・秋田・奈良・和歌山・島根・沖縄
13時30分 長崎
14時 愛知・徳島・高知
14時30分 神奈川
16時 滋賀
栃木・京都・兵庫・福岡は 決勝戦前に打ち切り
熊本は 『豪雨被害のため』地区大会のみ開催に変更
茨城は 『雨天中止が重なり、日程の調整が困難なため』「ベスト8 改め ベスト4決定」で打ち切り
大分は 『熱中症対策を理由とする前夜の突然の開始時間変更』で17時に繰り下げ
大阪は 『雨天順延続いて全日程消化困難なため』準決勝で打ち切り
📝各県大会決勝戦の試合時間(2021年)
10時 北北海道・南北海道・青森・岩手・茨城・栃木・群馬・埼玉・千葉・西東京・神奈川・山梨・新潟・長野・富山・石川・福井・静岡・岐阜・三重・滋賀・奈良・岡山・広島・鳥取・島根・山口・愛媛・大分・佐賀・長崎・熊本・宮崎
10時05分 鹿児島
11時 福島・香川・福岡
12時30分 和歌山
13時 秋田・山形・宮城・大阪・兵庫・京都・沖縄
14時 愛知・徳島・高知
15時30分 東東京
📝各県大会決勝戦の試合時間(2022年)
10時 北北海道・南北海道・岩手・茨城・栃木・群馬・埼玉・千葉・西東京・東東京・神奈川・山梨・新潟・長野・富山・石川・福井・静岡・岐阜・滋賀・京都・奈良・岡山・広島・鳥取・島根・山口・愛媛・大分・佐賀・長崎・熊本・宮崎
10時05分 鹿児島
11時 福島・和歌山・香川・福岡
12時30分 三重
13時 青森・秋田・山形・宮城・大阪・兵庫・高知・沖縄
14時 愛知・徳島
📝各県大会決勝戦の試合時間(2023年)
10時 岩手・茨城・栃木・群馬・埼玉・千葉・東東京・西東京・神奈川・山梨・新潟・長野・富山・福井・静岡・岐阜・三重・滋賀・京都・奈良・大阪・岡山・広島・鳥取・島根・山口・香川・愛媛・大分・佐賀・熊本・宮崎
10時05分 鹿児島
11時 福島・和歌山・福岡
11時05分 長崎
12時30分 石川
13時 北北海道・南北海道・青森・秋田・山形・宮城・兵庫・高知・沖縄
14時 愛知・徳島
📝各県大会決勝戦の試合時間(2024年)
9時 富山
10時 北北海道・南北海道・青森・岩手・山形・宮城・福島・茨城・栃木・群馬・埼玉・千葉・東東京・西東京・山梨・新潟・長野・石川・福井・静岡・岐阜・三重・滋賀・京都・奈良・大阪・兵庫・和歌山・岡山・広島・鳥取・島根・山口・香川・愛媛・福岡・大分・佐賀・熊本・宮崎
10時05分 鹿児島
11時05分 長崎
13時 秋田・高知・沖縄
14時 神奈川・愛知・徳島
📝全日制200減の1万240人 来年度の三重県立高募集定員
https://news.yahoo.co.jp/articles/02656ef34acb4cedfa8823fd1cbd1d0046400286
三重県教委は4日、令和7年度の県立高校の募集定員を発表した。全日制は前年度と同じ53校126学科・コースで、前年度比で200人少ない1万240人を募集する。
県教委によると、募集人員の削減は、中学卒業予定者の減少が理由。神戸、白子、石薬師、津東の各校で40人ずつを削減するほか、木本、紀南の統合によって40人を減らす。
また、川越高は普通科を探究科に、国際文理科を国際探究科に、それぞれ改編。上野高では、5学級だった普通科を4学級の学際探究科に改編。1学級だった理数科を2学級に増やす。
定時制と通信制の定員に増減はない。定時制は11校18学科で770人、通信制は2校2学科で500人を募集。前期選抜は来年2月3、4両日、後期選抜は同3月10日に実施する。
県私学協会も私立高の募集定員を発表した。全日制は13校で前年度比15人減の3760人、通信制は5校で40人増の765人。入試は11月から来年3月にかけて実施する。
📝高校野球の全地方大会、3441チーム参加 最多は愛知、最少は鳥取
https://news.yahoo.co.jp/articles/d16a2326b66956577327dd0ccc6d99d5919a0d9f
第106回全国高校野球選手権大会の49地方大会の組み合わせ抽選会が5日の富山で終わり、全体の参加チーム数が3441(3715校)で確定した。昨年より45チーム(29校)少なく、20大会連続で減少した(中止の第102回大会を除く)。
2012年夏から認められた部員不足(8人以下)の学校による連合チーム数は、第105回大会より7多い135(408校)となり、過去最多を更新した。統廃合の特別措置による連合チームは四つだった。最激戦区は173チームが出場する愛知で、最少は鳥取の22。
また主催者はこの日、雨などで試合が中断した場合、翌日以降に続きを行う「継続試合」について、全地方大会で導入されたと発表した。昨年は宮城だけ導入を見送っていた。
📝来春のセンバツは出場枠32校で開催 運営委員会
https://news.yahoo.co.jp/articles/caccdabbcaf2eb04c7192441b199409c602e338f
選抜高校野球大会の運営委員会が5日に行われ、来春の第97回大会の出場校数と地区別の出場校数が承認された。第96回大会と同様に一般選考29校、特別枠3校(21世紀枠2、神宮大会枠1)の32校となる。
一般選考の地区別出場校数も第96回大会と同じ内訳で、北海道1▽東北3▽関東・東京6▽東海3▽北信越2▽近畿6▽中国2▽四国2▽九州4。関東・東京の6校は関東4校と東京1校を選んだ後、両地区を比較して残り1校を決める。
🔥金光大阪が17年ぶり夏の甲子園出場目指す エースで主将の唐渡「最後の夏で勝ちたい」
https://news.yahoo.co.jp/articles/f18886d5b9b247cae80b38fc11bd3ccb719dce73
金光大阪が、6日に開幕する府大会を勝ち抜き、17年ぶり2回目となる夏の甲子園出場を目指す。
エースで主将の唐渡智大投手(3年)は1年夏からベンチ入りしており、3度目の夏となる。2年春には近畿大会の決勝で登板。大舞台も経験している右腕は「自分たちの最後の夏で勝ちたい気持ちもありますし、キャプテンとして後輩たちにどういう姿を見せられるのかを日々考えながらやっていると責任感を感じる」と心境を明かし「1戦1戦もそうですし、日々をどれだけ全力でやれるか」と意気込んだ。
平野秀太内野手は2年生ながら1番三塁でのスタメン出場が多く背番号「5」でベンチ入りしている。夏本番に向け「ピッチャーに声をかけたり、チャンスを作ったり、チームを引っ張れるように」とコメントし「3年生とともに甲子園に行きます」と力強く宣言した。
横井一裕監督(49)は予選に向け「しっかりまとまって戦っていけたら」と語り、初戦までの過ごし方について「13日に相手が決まるまで、自分たちがやるべきことをきちんとできるかが大事」と話した。
今春は府5回戦で興国に敗れている。15日の2回戦が初戦。都島工-刀根山の勝者と対戦する。
☝あやべ球場のスコアボード改修、フルカラー表示に 京都大会6日開幕
https://news.yahoo.co.jp/articles/2ddcf13616a5136ed7c4948e5a75d1a8b6d4e978
6日に開幕する第106回全国高校野球選手権京都大会では、わかさスタジアム京都(右京区)、太陽が丘球場(宇治市)、あやべ・日東精工スタジアム(綾部市)の3球場で試合がある。このうち、あやべ・日東精工スタジアムのスコアボードが全面改修され、LEDを使ったフルカラー画面になった。
これまでのスコアボードは、球場が完成した2000年から使われていた。老朽化が著しく、昨年12月から半年かけて改修した。事業費は約2億円。
新しい画面のサイズは縦5・76メートル、横19・2メートル。両チームのメンバー、審判、イニングスコアのほか、「ファウルボールにご注意ください」という注意喚起の映像が音声付きでプログラミングされている。バックネット裏からパソコンとタブレットで操作する。
6月29日に竣工式があり、大会で操作を担当する綾部高校野球部の1年生マネジャー6人と高野連の高田真介・副理事長らが業者から操作の説明を受けた。
機器を操作した高辻愛実さんと山田碧音さんは「クリックすれば一発で表示されるのでやりやすい」「ファウルボールへの注意喚起の音声が出るのはすごい」と話した。
あやべ・日東精工スタジアム、太陽が丘球場で試合があるのは7~16日(12日は予備日)の予定。
📝富山大会の組み合わせ抽選…熱中症対策に1試合で3度のクーリングタイムを導入
https://news.yahoo.co.jp/articles/c06fec5ed7b5a0b32ef1dfd5c5cfe5c480197b66
全国高校野球選手権富山大会(7月13日開幕)の組み合わせ抽選会が5日、アイザック小杉文化ホールで行われた。優勝候補筆頭で2連覇を狙う富山商は初戦で砺波工、2年ぶりの夏甲子園出場を目指す高岡商は石動との対戦が決まった。熱中症対策としては、今夏から1試合に3回のクーリングタイムが導入され、3、7回の終了後には約3分、5回終了時には10分の休息時間を設ける。ベンチ内では、スポットクーラーの使用も可能とした。
また、最も暑い時間帯の試合時間を避けるため、1日2試合の場合は、第1試合を9時、第2試合を15時開始として、実質2部制を実施する。さらに試合前日の14時に、熱中症特別警戒アラートが発表された場合は協議の上、予定していた試合時間の変更、順延、日程調整などを行う予定。
🎁暑さ対策「アイススラリー」 選手・審判に 高校野球選手権群馬大会
https://news.yahoo.co.jp/articles/f4bb9ae118d0a7f35329253d4e802e8491e5a616
6日に開幕する第106回全国高校野球選手権群馬大会では、暑さ対策として、選手や審判委員の深部体温を下げるためのアイススラリー(シャーベット状の飲料)の配布を始める。五回終了時の中断時間も「クーリングタイム」として対策を施す。
熱中症対策には、暑さに体を慣らす「暑熱順化」「水分補給」「身体冷却」の三つが重要とされる。
アイススラリーは、1回戦27試合の各ベンチ入り選手(最大20人)に配布する。1回戦の段階では「暑熱順化」が十分でない可能性があるためだ。試合前、ノック終了後のグラウンド整備中に摂取することを推奨している。試合中グラウンドに立ち続ける審判委員には全試合で配布する。
メーカーによると、群馬大会で配布されるアイススラリーは、微細な氷と液体が混じり合った飲料で、冷却効果が高いとされる。試合前に摂取する「プレクーリング」を施すことで、あらかじめ体内の深部体温を下げることができ、その後の体温上昇を抑制する効果が認められている。発汗量も抑えることができるという。
昨年夏の全国選手権大会でも、大会本部が準備し、選手に配布した。また、五回終了時には約10分間の「クーリングタイム」を導入する。昨年夏の全国選手権大会で導入した。昨夏の群馬大会でも五回終了時のグラウンド整備と散水で10分の休憩時間を設けたが、今夏は「クーリングタイム」として同じ10分の休憩を取り、選手たちに身体冷却を促す。
試合再開前に準備が必要な場合は、水分補給後にグラウンドで素振りやキャッチボールも認める。
また、今夏は1日に1球場で3試合を行う頻度を減らす。暑い時間帯の試合を減らすためだ。1日1球場3試合が予定されているのは8回(昨夏10回)、2試合予定は16回(同14回)。昨夏は開会式の日に2球場で4試合行ったが、今夏は1球場1試合にとどめた。移動や待ち時間を省き、選手の負担を減らすのが目的だ。決勝は27日午前10時に予定している。
このほか、ベンチ内の飲料は各チームで用意するよう呼びかける一方、熱中症対策のためベンチ裏に経口補水液を主催者側が準備する。
県高野連は「従来の取り組みに加えて、全国での取り組み等を参考に、現時点で導入可能な暑さ対策を取り入れた。選手や審判委員のパフォーマンスに少しでも貢献できれば」としている。
👣「時代の流れですね」 名物スコアボードが“最後の夏” 神奈川唯一の手書き
https://news.yahoo.co.jp/articles/042699331ad8801b193865022beb381f26c8104d
5日に開幕する高校野球神奈川大会で、会場の一つである「いせはらサンシャイン・スタジアム」(伊勢原市西富岡)の名物スコアボードが“最後の夏”を迎える。1991年の完成翌年から使用されてきた県内唯一の手書きのスコアボードだが、老朽化のため今冬に全面発光ダイオード(LED)化への改修工事を控える。「何とか無事に、何事もないように」と祈る関係者が、球児らのひのき舞台に備えて点検を重ねている。
同球場は大山を背景にした小高い丘の上に立つ。スコアボード内は選手名と審判名を書いてきた胡粉(ごふん)(貝殻などが主原料の顔料)で床が白く、これまで繰り広げられてきた熱戦の数々を物語る。
選手名が書かれた板を固定する留め具はさび付き、きしむところも。「これはこれでいい味があるけれど、時代の流れですね」と設備担当の高梨真次さん(60)。書いた文字を急いで乾燥させるために使用するドライヤーは使用電気量の関係で「2台まで」と注意書きが張られ、バックネット裏の運営本部からの連絡を受けるインターホンも聞こえにくく、スマートフォンで代用している現状からも“年輪”を感じさせる。
日差しを遮るものがなく、スコアボード内部は高温となる。熱中症の危険が指摘され、大会期間中はスポットクーラーを設置してきた。
市によると、スコアボードの大型ビジョン化により、係員の常駐が不要になる。
⚾SHIONOMISAKIさんへ
ウインク球場は10年ほど前に既存の球場を更地にして、皇子山球場にかなり酷似した球場を作りましたがあの折にナイター照明作っていれば・・・と思うところがあります。
このタイミングでなぜナイター設置したのかが分かりませんが、県内ではベイコム(尼崎記念)・豊岡こうのとり・アメニスキッピー(三田城山)に続き高校野球主要球場で立派なものができました。
明石トーカロ・高砂は相変わらずですが、、、なかなかナイター設置してくれても点灯試合を見る機会がないのでは彦根よろしく宝の持ち腐れですが独立リーグ球団も姫路にできたしプロ野球2軍も招致できたのでよかったかなと。
個人的には水銀灯の方がジワジワ点灯されるのでスキですが、LEDは演出できるのが利点ですね!!
https://www.youtube.com/watch?v=6zgfhxQtbLk&t=35s
今後ウインクでは7/31・8/7・9/4と全部水曜日に17時からカンドク薄暮ナイターが組まれてます。
さて、今週末ですが僕は予定通りダイムスタジアム伊勢に足を運びます。三重県高野連が『熱中症警戒アラート』を重視して晴天中止なんてことにならないか心配しましたが、現時点ではやる方向で・・・・・。
https://mie-kouyaren.com/2024/07/05/%e7%ac%ac106%e5%9b%9e-%e5%85%a8%e5%9b%bd%e9%ab%98%e7%ad%89%e5%ad%a6%e6%a0%a1%e9%87%8e%e7%90%83%e9%81%b8%e6%89%8b%e6%a8%a9%e4%b8%89%e9%87%8d%e5%a4%a7%e4%bc%9a%ef%bc%91%e5%9b%9e%e6%88%a6%ef%bc%887-6/
万が一、明日が中止ならもっと熱さが予想される明後日は絶対試合できないので!!
身の危険を感じたら屋根の下の日陰に入って第1試合終了後に『野口みずき金メダルロード』完歩して第2試合終了後に伊勢河崎散策できたらと。
日曜日は休養日に充てているし、サマータイムではないけれども早終いなんで浮いた1時間15分有効活用できればと。
京都・滋賀あたりも天気が怪しいらしいので要警戒ですね。
雷雲が迫ってきたらどうしようもないし、今日は早朝に阪急神戸線で人身事故があったらしく、1日ずれていたら非常に困ってました↓↓
危険な??熱さに気を付けて素敵な週末をお過ごしください。
9時30分 新潟・熊本・大分
10時 岩手・茨城・埼玉・千葉・山梨・長崎
11時 西東京
12時 栃木・愛媛
12時30分 群馬・長野・三重・滋賀・和歌山
13時 北北海道・南北海道・青森・秋田・山形・宮城・福島・東東京・神奈川・静岡・愛知・岐阜・富山・石川・京都・大阪・兵庫・奈良・岡山・広島・鳥取・島根・山口・香川・高知・福岡・佐賀・宮崎・沖縄
13時05分 鹿児島
13時10分 福井
13時30分 徳島
📝各県大会決勝戦の試合時間(2012年)
10時 岩手・栃木・茨城・群馬・埼玉・千葉・長野・大分・熊本
10時05分 福井
10時30分 山梨
11時 和歌山
12時 愛媛
12時30分 三重・京都・滋賀
13時 北北海道・南北海道・青森・秋田・山形・宮城・福島・東東京・西東京・神奈川・静岡・愛知・岐阜・新潟・富山・石川・大阪・兵庫・奈良・岡山・広島・鳥取・島根・山口・香川・高知・福岡・佐賀・長崎・宮崎・沖縄
13時05分 鹿児島
13時30分 徳島
📝各県大会決勝戦の試合時間(2013年)
10時 岩手・茨城・栃木・群馬・埼玉・千葉・長野・福井・山口・大分・熊本
11時 滋賀・和歌山
12時30分 三重・愛媛
13時 北北海道・南北海道・青森・秋田・山形・宮城・福島・東東京・西東京・神奈川・山梨・静岡・愛知・岐阜・新潟・富山・石川・大阪・兵庫・京都・奈良・岡山・広島・鳥取・島根・香川・高知・福岡・佐賀・長崎・宮崎・沖縄
13時05分 鹿児島
13時30分 徳島
📝各県大会決勝戦の試合時間(2014年)
10時 茨城・栃木・群馬・埼玉・千葉・長野・福井・山口・大分
10時30分 熊本
12時 和歌山
12時30分 三重・滋賀・愛媛
13時 北北海道・南北海道・青森・岩手・秋田・山形・宮城・福島・東東京・西東京・神奈川・山梨・静岡・愛知・岐阜・新潟・富山・石川・大阪・兵庫・京都・奈良・岡山・広島・鳥取・島根・香川・高知・福岡・佐賀・長崎・宮崎・沖縄
13時05分 鹿児島
13時30分 徳島
📝各県大会決勝戦の試合時間(2015年)
10時 茨城・栃木・群馬・埼玉・千葉・長野・福井・山口・大分
10時30分 熊本
12時 和歌山
12時30分 愛知・三重・滋賀・愛媛
13時 北北海道・南北海道・青森・岩手・秋田・山形・宮城・福島・東東京・西東京・神奈川・山梨・静岡・岐阜・新潟・富山・石川・大阪・兵庫・京都・奈良・岡山・広島・鳥取・島根・香川・高知・福岡・佐賀・長崎・宮崎・沖縄
13時05分 鹿児島
13時30分 徳島
📝各県大会決勝戦の試合時間(2016年)
10時 茨城・栃木・群馬・埼玉・千葉・長野・福井・山口・大分
10時30分 熊本
11時 福島
12時30分 愛知・三重・滋賀・香川・愛媛
13時 北北海道・南北海道・青森・岩手・秋田・山形・宮城・東東京・西東京・神奈川・山梨・静岡・岐阜・新潟・富山・石川・大阪・兵庫・京都・奈良・和歌山・岡山・広島・鳥取・島根・高知・福岡・佐賀・長崎・宮崎・沖縄
13時05分 鹿児島
13時30分 徳島
📝各県大会決勝戦の試合時間(2017年)
10時 茨城・栃木・群馬・埼玉・千葉・山梨・長野・福井・山口・大分
10時30分 熊本
11時 福島・神奈川
12時30分 愛知・三重・滋賀・香川・愛媛
13時 北北海道・南北海道・青森・岩手・秋田・山形・宮城・東東京・西東京・静岡・岐阜・新潟・富山・石川・大阪・兵庫・京都・奈良・和歌山・岡山・広島・島根・高知・福岡・佐賀・長崎・宮崎・沖縄
13時05分 鹿児島
13時30分 徳島
14時 鳥取
📝各県大会決勝戦の試合時間(2018年)
10時 茨城・栃木・群馬・北埼玉・南埼玉・東千葉・西千葉・東東京・西東京・長野・福井・大分
10時30分 熊本
11時 福島・北神奈川・南神奈川・山梨
12時30分 山形・東愛知・西愛知・三重・滋賀・香川・愛媛
13時 北北海道・南北海道・青森・岩手・秋田・宮城・静岡・岐阜・新潟・富山・石川・北大阪・南大阪・東兵庫・西兵庫・京都・奈良・和歌山・岡山・広島・島根・山口・高知・北福岡・南福岡・佐賀・宮崎・沖縄
13時05分 長崎・鹿児島
13時30分 徳島
14時 鳥取
東愛知・西愛知は『熱中症での健康被害を防ぐため』大会期間中にそれぞれ10時開始に繰り上げ
滋賀は 『観測史上初の異常気象による大会日程の変更』のため15時に繰り下げ
山口は 『選手や観客の熱中症対策』のため9時30分に繰り上げ
📝各県大会決勝戦の試合時間(2019年)
10時 茨城・栃木・群馬・埼玉・千葉・東東京・西東京・静岡・愛知・岐阜・三重・長野・福井・広島・鳥取・山口・愛媛・大分・佐賀・熊本・宮崎
10時05分 鹿児島
11時 福島・神奈川・山梨
12時30分 山形・香川
13時 北北海道・南北海道・青森・岩手・秋田・宮城・新潟・富山・石川・大阪・兵庫・京都・奈良・和歌山・岡山・島根・高知・福岡・沖縄
13時05分 長崎
14時 徳島
15時30分 滋賀
📝各県大会決勝戦の試合時間(2020年・独自大会)
09時 群馬・千葉・岐阜
10時 北北海道・南北海道・岩手・山形・宮城・埼玉・東東京・西東京・山梨・静岡・三重・新潟・長野・富山・石川・福井・岡山・鳥取・愛媛・大分・佐賀・熊本・宮崎・鹿児島
11時 福島・山口
12時30分 広島・香川
13時 青森・秋田・奈良・和歌山・島根・沖縄
13時30分 長崎
14時 愛知・徳島・高知
14時30分 神奈川
16時 滋賀
栃木・京都・兵庫・福岡は 決勝戦前に打ち切り
熊本は 『豪雨被害のため』地区大会のみ開催に変更
茨城は 『雨天中止が重なり、日程の調整が困難なため』「ベスト8 改め ベスト4決定」で打ち切り
大分は 『熱中症対策を理由とする前夜の突然の開始時間変更』で17時に繰り下げ
大阪は 『雨天順延続いて全日程消化困難なため』準決勝で打ち切り
📝各県大会決勝戦の試合時間(2021年)
10時 北北海道・南北海道・青森・岩手・茨城・栃木・群馬・埼玉・千葉・西東京・神奈川・山梨・新潟・長野・富山・石川・福井・静岡・岐阜・三重・滋賀・奈良・岡山・広島・鳥取・島根・山口・愛媛・大分・佐賀・長崎・熊本・宮崎
10時05分 鹿児島
11時 福島・香川・福岡
12時30分 和歌山
13時 秋田・山形・宮城・大阪・兵庫・京都・沖縄
14時 愛知・徳島・高知
15時30分 東東京
📝各県大会決勝戦の試合時間(2022年)
10時 北北海道・南北海道・岩手・茨城・栃木・群馬・埼玉・千葉・西東京・東東京・神奈川・山梨・新潟・長野・富山・石川・福井・静岡・岐阜・滋賀・京都・奈良・岡山・広島・鳥取・島根・山口・愛媛・大分・佐賀・長崎・熊本・宮崎
10時05分 鹿児島
11時 福島・和歌山・香川・福岡
12時30分 三重
13時 青森・秋田・山形・宮城・大阪・兵庫・高知・沖縄
14時 愛知・徳島
📝各県大会決勝戦の試合時間(2023年)
10時 岩手・茨城・栃木・群馬・埼玉・千葉・東東京・西東京・神奈川・山梨・新潟・長野・富山・福井・静岡・岐阜・三重・滋賀・京都・奈良・大阪・岡山・広島・鳥取・島根・山口・香川・愛媛・大分・佐賀・熊本・宮崎
10時05分 鹿児島
11時 福島・和歌山・福岡
11時05分 長崎
12時30分 石川
13時 北北海道・南北海道・青森・秋田・山形・宮城・兵庫・高知・沖縄
14時 愛知・徳島
📝各県大会決勝戦の試合時間(2024年)
9時 富山
10時 北北海道・南北海道・青森・岩手・山形・宮城・福島・茨城・栃木・群馬・埼玉・千葉・東東京・西東京・山梨・新潟・長野・石川・福井・静岡・岐阜・三重・滋賀・京都・奈良・大阪・兵庫・和歌山・岡山・広島・鳥取・島根・山口・香川・愛媛・福岡・大分・佐賀・熊本・宮崎
10時05分 鹿児島
11時05分 長崎
13時 秋田・高知・沖縄
14時 神奈川・愛知・徳島
📝全日制200減の1万240人 来年度の三重県立高募集定員
https://news.yahoo.co.jp/articles/02656ef34acb4cedfa8823fd1cbd1d0046400286
三重県教委は4日、令和7年度の県立高校の募集定員を発表した。全日制は前年度と同じ53校126学科・コースで、前年度比で200人少ない1万240人を募集する。
県教委によると、募集人員の削減は、中学卒業予定者の減少が理由。神戸、白子、石薬師、津東の各校で40人ずつを削減するほか、木本、紀南の統合によって40人を減らす。
また、川越高は普通科を探究科に、国際文理科を国際探究科に、それぞれ改編。上野高では、5学級だった普通科を4学級の学際探究科に改編。1学級だった理数科を2学級に増やす。
定時制と通信制の定員に増減はない。定時制は11校18学科で770人、通信制は2校2学科で500人を募集。前期選抜は来年2月3、4両日、後期選抜は同3月10日に実施する。
県私学協会も私立高の募集定員を発表した。全日制は13校で前年度比15人減の3760人、通信制は5校で40人増の765人。入試は11月から来年3月にかけて実施する。
📝高校野球の全地方大会、3441チーム参加 最多は愛知、最少は鳥取
https://news.yahoo.co.jp/articles/d16a2326b66956577327dd0ccc6d99d5919a0d9f
第106回全国高校野球選手権大会の49地方大会の組み合わせ抽選会が5日の富山で終わり、全体の参加チーム数が3441(3715校)で確定した。昨年より45チーム(29校)少なく、20大会連続で減少した(中止の第102回大会を除く)。
2012年夏から認められた部員不足(8人以下)の学校による連合チーム数は、第105回大会より7多い135(408校)となり、過去最多を更新した。統廃合の特別措置による連合チームは四つだった。最激戦区は173チームが出場する愛知で、最少は鳥取の22。
また主催者はこの日、雨などで試合が中断した場合、翌日以降に続きを行う「継続試合」について、全地方大会で導入されたと発表した。昨年は宮城だけ導入を見送っていた。
📝来春のセンバツは出場枠32校で開催 運営委員会
https://news.yahoo.co.jp/articles/caccdabbcaf2eb04c7192441b199409c602e338f
選抜高校野球大会の運営委員会が5日に行われ、来春の第97回大会の出場校数と地区別の出場校数が承認された。第96回大会と同様に一般選考29校、特別枠3校(21世紀枠2、神宮大会枠1)の32校となる。
一般選考の地区別出場校数も第96回大会と同じ内訳で、北海道1▽東北3▽関東・東京6▽東海3▽北信越2▽近畿6▽中国2▽四国2▽九州4。関東・東京の6校は関東4校と東京1校を選んだ後、両地区を比較して残り1校を決める。
🔥金光大阪が17年ぶり夏の甲子園出場目指す エースで主将の唐渡「最後の夏で勝ちたい」
https://news.yahoo.co.jp/articles/f18886d5b9b247cae80b38fc11bd3ccb719dce73
金光大阪が、6日に開幕する府大会を勝ち抜き、17年ぶり2回目となる夏の甲子園出場を目指す。
エースで主将の唐渡智大投手(3年)は1年夏からベンチ入りしており、3度目の夏となる。2年春には近畿大会の決勝で登板。大舞台も経験している右腕は「自分たちの最後の夏で勝ちたい気持ちもありますし、キャプテンとして後輩たちにどういう姿を見せられるのかを日々考えながらやっていると責任感を感じる」と心境を明かし「1戦1戦もそうですし、日々をどれだけ全力でやれるか」と意気込んだ。
平野秀太内野手は2年生ながら1番三塁でのスタメン出場が多く背番号「5」でベンチ入りしている。夏本番に向け「ピッチャーに声をかけたり、チャンスを作ったり、チームを引っ張れるように」とコメントし「3年生とともに甲子園に行きます」と力強く宣言した。
横井一裕監督(49)は予選に向け「しっかりまとまって戦っていけたら」と語り、初戦までの過ごし方について「13日に相手が決まるまで、自分たちがやるべきことをきちんとできるかが大事」と話した。
今春は府5回戦で興国に敗れている。15日の2回戦が初戦。都島工-刀根山の勝者と対戦する。
☝あやべ球場のスコアボード改修、フルカラー表示に 京都大会6日開幕
https://news.yahoo.co.jp/articles/2ddcf13616a5136ed7c4948e5a75d1a8b6d4e978
6日に開幕する第106回全国高校野球選手権京都大会では、わかさスタジアム京都(右京区)、太陽が丘球場(宇治市)、あやべ・日東精工スタジアム(綾部市)の3球場で試合がある。このうち、あやべ・日東精工スタジアムのスコアボードが全面改修され、LEDを使ったフルカラー画面になった。
これまでのスコアボードは、球場が完成した2000年から使われていた。老朽化が著しく、昨年12月から半年かけて改修した。事業費は約2億円。
新しい画面のサイズは縦5・76メートル、横19・2メートル。両チームのメンバー、審判、イニングスコアのほか、「ファウルボールにご注意ください」という注意喚起の映像が音声付きでプログラミングされている。バックネット裏からパソコンとタブレットで操作する。
6月29日に竣工式があり、大会で操作を担当する綾部高校野球部の1年生マネジャー6人と高野連の高田真介・副理事長らが業者から操作の説明を受けた。
機器を操作した高辻愛実さんと山田碧音さんは「クリックすれば一発で表示されるのでやりやすい」「ファウルボールへの注意喚起の音声が出るのはすごい」と話した。
あやべ・日東精工スタジアム、太陽が丘球場で試合があるのは7~16日(12日は予備日)の予定。
📝富山大会の組み合わせ抽選…熱中症対策に1試合で3度のクーリングタイムを導入
https://news.yahoo.co.jp/articles/c06fec5ed7b5a0b32ef1dfd5c5cfe5c480197b66
全国高校野球選手権富山大会(7月13日開幕)の組み合わせ抽選会が5日、アイザック小杉文化ホールで行われた。優勝候補筆頭で2連覇を狙う富山商は初戦で砺波工、2年ぶりの夏甲子園出場を目指す高岡商は石動との対戦が決まった。熱中症対策としては、今夏から1試合に3回のクーリングタイムが導入され、3、7回の終了後には約3分、5回終了時には10分の休息時間を設ける。ベンチ内では、スポットクーラーの使用も可能とした。
また、最も暑い時間帯の試合時間を避けるため、1日2試合の場合は、第1試合を9時、第2試合を15時開始として、実質2部制を実施する。さらに試合前日の14時に、熱中症特別警戒アラートが発表された場合は協議の上、予定していた試合時間の変更、順延、日程調整などを行う予定。
🎁暑さ対策「アイススラリー」 選手・審判に 高校野球選手権群馬大会
https://news.yahoo.co.jp/articles/f4bb9ae118d0a7f35329253d4e802e8491e5a616
6日に開幕する第106回全国高校野球選手権群馬大会では、暑さ対策として、選手や審判委員の深部体温を下げるためのアイススラリー(シャーベット状の飲料)の配布を始める。五回終了時の中断時間も「クーリングタイム」として対策を施す。
熱中症対策には、暑さに体を慣らす「暑熱順化」「水分補給」「身体冷却」の三つが重要とされる。
アイススラリーは、1回戦27試合の各ベンチ入り選手(最大20人)に配布する。1回戦の段階では「暑熱順化」が十分でない可能性があるためだ。試合前、ノック終了後のグラウンド整備中に摂取することを推奨している。試合中グラウンドに立ち続ける審判委員には全試合で配布する。
メーカーによると、群馬大会で配布されるアイススラリーは、微細な氷と液体が混じり合った飲料で、冷却効果が高いとされる。試合前に摂取する「プレクーリング」を施すことで、あらかじめ体内の深部体温を下げることができ、その後の体温上昇を抑制する効果が認められている。発汗量も抑えることができるという。
昨年夏の全国選手権大会でも、大会本部が準備し、選手に配布した。また、五回終了時には約10分間の「クーリングタイム」を導入する。昨年夏の全国選手権大会で導入した。昨夏の群馬大会でも五回終了時のグラウンド整備と散水で10分の休憩時間を設けたが、今夏は「クーリングタイム」として同じ10分の休憩を取り、選手たちに身体冷却を促す。
試合再開前に準備が必要な場合は、水分補給後にグラウンドで素振りやキャッチボールも認める。
また、今夏は1日に1球場で3試合を行う頻度を減らす。暑い時間帯の試合を減らすためだ。1日1球場3試合が予定されているのは8回(昨夏10回)、2試合予定は16回(同14回)。昨夏は開会式の日に2球場で4試合行ったが、今夏は1球場1試合にとどめた。移動や待ち時間を省き、選手の負担を減らすのが目的だ。決勝は27日午前10時に予定している。
このほか、ベンチ内の飲料は各チームで用意するよう呼びかける一方、熱中症対策のためベンチ裏に経口補水液を主催者側が準備する。
県高野連は「従来の取り組みに加えて、全国での取り組み等を参考に、現時点で導入可能な暑さ対策を取り入れた。選手や審判委員のパフォーマンスに少しでも貢献できれば」としている。
👣「時代の流れですね」 名物スコアボードが“最後の夏” 神奈川唯一の手書き
https://news.yahoo.co.jp/articles/042699331ad8801b193865022beb381f26c8104d
5日に開幕する高校野球神奈川大会で、会場の一つである「いせはらサンシャイン・スタジアム」(伊勢原市西富岡)の名物スコアボードが“最後の夏”を迎える。1991年の完成翌年から使用されてきた県内唯一の手書きのスコアボードだが、老朽化のため今冬に全面発光ダイオード(LED)化への改修工事を控える。「何とか無事に、何事もないように」と祈る関係者が、球児らのひのき舞台に備えて点検を重ねている。
同球場は大山を背景にした小高い丘の上に立つ。スコアボード内は選手名と審判名を書いてきた胡粉(ごふん)(貝殻などが主原料の顔料)で床が白く、これまで繰り広げられてきた熱戦の数々を物語る。
選手名が書かれた板を固定する留め具はさび付き、きしむところも。「これはこれでいい味があるけれど、時代の流れですね」と設備担当の高梨真次さん(60)。書いた文字を急いで乾燥させるために使用するドライヤーは使用電気量の関係で「2台まで」と注意書きが張られ、バックネット裏の運営本部からの連絡を受けるインターホンも聞こえにくく、スマートフォンで代用している現状からも“年輪”を感じさせる。
日差しを遮るものがなく、スコアボード内部は高温となる。熱中症の危険が指摘され、大会期間中はスポットクーラーを設置してきた。
市によると、スコアボードの大型ビジョン化により、係員の常駐が不要になる。
⚾SHIONOMISAKIさんへ
ウインク球場は10年ほど前に既存の球場を更地にして、皇子山球場にかなり酷似した球場を作りましたがあの折にナイター照明作っていれば・・・と思うところがあります。
このタイミングでなぜナイター設置したのかが分かりませんが、県内ではベイコム(尼崎記念)・豊岡こうのとり・アメニスキッピー(三田城山)に続き高校野球主要球場で立派なものができました。
明石トーカロ・高砂は相変わらずですが、、、なかなかナイター設置してくれても点灯試合を見る機会がないのでは彦根よろしく宝の持ち腐れですが独立リーグ球団も姫路にできたしプロ野球2軍も招致できたのでよかったかなと。
個人的には水銀灯の方がジワジワ点灯されるのでスキですが、LEDは演出できるのが利点ですね!!
https://www.youtube.com/watch?v=6zgfhxQtbLk&t=35s
今後ウインクでは7/31・8/7・9/4と全部水曜日に17時からカンドク薄暮ナイターが組まれてます。
さて、今週末ですが僕は予定通りダイムスタジアム伊勢に足を運びます。三重県高野連が『熱中症警戒アラート』を重視して晴天中止なんてことにならないか心配しましたが、現時点ではやる方向で・・・・・。
https://mie-kouyaren.com/2024/07/05/%e7%ac%ac106%e5%9b%9e-%e5%85%a8%e5%9b%bd%e9%ab%98%e7%ad%89%e5%ad%a6%e6%a0%a1%e9%87%8e%e7%90%83%e9%81%b8%e6%89%8b%e6%a8%a9%e4%b8%89%e9%87%8d%e5%a4%a7%e4%bc%9a%ef%bc%91%e5%9b%9e%e6%88%a6%ef%bc%887-6/
万が一、明日が中止ならもっと熱さが予想される明後日は絶対試合できないので!!
身の危険を感じたら屋根の下の日陰に入って第1試合終了後に『野口みずき金メダルロード』完歩して第2試合終了後に伊勢河崎散策できたらと。
日曜日は休養日に充てているし、サマータイムではないけれども早終いなんで浮いた1時間15分有効活用できればと。
京都・滋賀あたりも天気が怪しいらしいので要警戒ですね。
雷雲が迫ってきたらどうしようもないし、今日は早朝に阪急神戸線で人身事故があったらしく、1日ずれていたら非常に困ってました↓↓
危険な??熱さに気を付けて素敵な週末をお過ごしください。
姫路に足を運ばれたとのことで掲示板拝読させて
いただきました。小生は7月20日に夜間NPB
フレッシュオールスターの観戦で姫路球場へと
考えていましたが、早々に入場券販売終了とのこと。
この日が雨天中止だと翌日予備日は昼間試合に
なるので・・・入場料も割高なんで予定は白紙に。
7/6は高校野球地方大会が多くの地域で予定
されています。今の時点でどこへ足を運ぶかは
決めてません。ただ、近畿北部や日本海側は
天気予報がよろしくないので足を運ぶ選択肢から
外れそう。地方によっては日中の開催を避ける
日程を組んでます。けど、30分繰り上げありとも
告知しているんで高野連側も当日まで迷うことね。
いただきました。小生は7月20日に夜間NPB
フレッシュオールスターの観戦で姫路球場へと
考えていましたが、早々に入場券販売終了とのこと。
この日が雨天中止だと翌日予備日は昼間試合に
なるので・・・入場料も割高なんで予定は白紙に。
7/6は高校野球地方大会が多くの地域で予定
されています。今の時点でどこへ足を運ぶかは
決めてません。ただ、近畿北部や日本海側は
天気予報がよろしくないので足を運ぶ選択肢から
外れそう。地方によっては日中の開催を避ける
日程を組んでます。けど、30分繰り上げありとも
告知しているんで高野連側も当日まで迷うことね。
☟硬式野球部員は10年連続減 日本高野連
https://news.yahoo.co.jp/articles/a9bd11da6fd21c4e7c43336fb0157a9c44e13b1a
日本高野連は3日、本年度の全国の野球部員数と加盟校数(5月末現在)を発表し、硬式の部員数は昨年度より1326人少ない12万7031人で、10年連続の減少となった。加盟校数は20校減の3798校。
部員数は31道府県で減り、最も減少したのは愛知の130人、次いで静岡の116人、福岡の112人だった。
部員数最多は東京の9133人、最少は鳥取の736人。1年生が進級して3年生になった時の残留の割合を示した「継続率」は、89.7%だった。
軟式の加盟校数は昨年度から6校減って381校。部員数は44人増えて7716人となり、3年ぶりに増加した。
📝参加28校紹介、パンフレット販売 第106回全国高校野球福井大会
https://vk.sportsbull.jp/koshien/articles/ASS723S2XS72PGJB001M.html
7月11日に開会式を迎える第106回全国高校野球選手権福井大会のパンフレットを販売しています。
参加28校の集合写真や校歌のほか、部員名、出身中学などを載せました。昨夏の福井大会の戦績も巻末に収めました。
A4判、32ページ。ローソンやファミリーマート、勝木書店の一部店舗で、税込み501円でお求めいただけます。大会開会式や試合のある日は、各球場で税込み500円で販売する予定です。
📝元コンビニ店長が甲子園準優勝へ! 明豊・川崎絢平監督の若者コミュニケーション術
https://news.yahoo.co.jp/articles/e8eb19f300633f6f78df3d2151578ce601b5a351
時代が令和になり、高校野球にも新たな風が吹き始めている。生徒たちを𠮟りつける指導法は淘汰され、選手たちの自主性を重んじる、褒めて伸ばすといった方向に変わりつつある。大分県にある明豊高校を2012年秋から率いているのが川崎絢平監督。2021年の春の甲子園では準優勝に導くなど結果を残している。野球著作家のゴジキ氏が、異色の経歴を持つ川崎監督を紹介します。
◇選手時代はエリートコースを歩んでいた
選手時代に強豪校・智弁和歌山で過ごした3年間で、優勝・ベスト4・ベスト16を経験し、名将・高嶋仁氏の下で学んだ川崎絢平氏が、大分県・明豊高校の監督に就任すると、同校は2019年から特に安定した強さを見せている。2019年は監督としてセンバツ初出場でベスト4、2021年はセンバツ準優勝という優れた結果を残した。川崎氏就任時と前任者の明豊の甲子園成績は次の通りになる。
・和田正氏就任時:1勝1敗、夏の甲子園に1回出場。
・川崎絢平氏就任時:12勝8敗、春の甲子園に4回(交流試合含む)、夏の甲子園には4回出場。春の甲子園準優勝1回。
就任後、明豊の成績は伸び続け、2019年センバツでは、横浜の及川雅貴(現・阪神タイガース)を攻略して勝利し、勢いそのままベスト4を記録する。2021年のセンバツでは、「チーム史上最弱」と言われていたが、球数制限が設けられて初めての大会ということもあり、京本真(現・読売ジャイアンツ)・太田虎次朗・財原光優の投手陣と鉄壁の守りを活かしたチームビルディングで勝ち上がった。
また、小園健太(現・横浜DeNAベイスターズ)を擁する市立和歌山や、その年の夏に準優勝した智弁学園(奈良)に勝利し、畔柳亨丞(現・北海道日本ハムファイターズ)擁する中京大中京を下すなど、準優勝したチームに相応しい強さを見せた。この大会で明豊は、史上初となる5試合連続無失策を記録するなど注目度が急上昇した。
一気に明豊を強豪校に引き上げた川崎氏は、選手時代エリートコースを歩んでいた。しかし、智弁和歌山から立命館大に進んだあと、社会人野球の名門チームに入社が決まりかけていたときに、受け入れ側の都合で話がなくなってしまう。そこで、和歌山のスーパーチェーン「マツゲン」に入社し、地元のクラブチーム和歌山箕島球友会でプレーを続ける。
このスーパーでの経験が、後の指導者人生の礎となる。大学までは申し分のない野球人生だったが、初めて野球以外の世界に触れることで、考えや視点が変わる機会になっただろう。
また、マツゲンを退社後、コンビニチェーン・ローソンの店長を務めることになり、店長として何より苦労したのが「アルバイトの管理」だった。突然、バイトの店員が休んだときの対応をどうするか。
頭ごなしに叱責しては関係が気まずくなる。川崎氏は気持ちよく働いてもらい、信頼関係を構築するための努力を惜しまなかった。コンビニ勤務で今どきの若者との距離感の取り方、コミュニケーション術を学んだのだ。
ローソンの店長を務めながら、地元の中学生のコーチをしていると、智弁和歌山のコーチを頼まれる。母校の恩師、高嶋氏が「中学生を見てるなら、うちでやってみいひんか」と手を差し伸べた。
そこで3年間、のちにプロで活躍する岡田俊哉(現・中日ドラゴンズ)や西川遥輝(現・東京ヤクルトスワローズ)らを育てた。智弁和歌山でのコーチの仕事を終えてからコンビニに戻り、深夜業務もザラだったそうだ。
しかし、家庭の事情もあり大分に転居する。大分ではパソコン教室に通い、仕事を探していた最中、大分東リトルシニアの球団会長に拾われるかたちで、投球解析ソフト販売代理業務を始めつつ、大分東リトルシニアのコーチとしても野球の現場に携わることになる。
その後、球団会長に「お前はこんなところにいる人間じゃない。ちょっとあちこち聞いてみるから」と言われ、まもなく「明豊が指導者を探しているらしい」と明豊に入ることになる。それから2012年の夏が終わったタイミングで監督に就任し、“川崎の明豊”が徐々にでき始める。
◇「認めて伸ばす」コミュニケーション術
川崎氏は、練習で「普通」をとことんやり切ることを重視する。目新しい取り組みではなく、「普通」のことを地道に積み重ねることでチームが徐々に力をつけ、就任後7年経ち、明豊は本格的に花開いたのだろう。川崎氏は、特別なことをやるよりも、「普通」のことをどれだけ突き詰めてやれるかが大事だと考えている。
また、智弁和歌山で過ごした選手時代に反復練習を繰り返しており、その経験から当たり前のことをしっかりやるのが重要である、と意識している。だからこそ、「凡事徹底」を指導方針に掲げ、あれこれ手を広げるよりも、「投げる、打つ、守る」といった基礎の反復練習を第一に取り組んだ。
川崎氏の選手達に対する指導法は、「認めて伸ばす」ことだ。褒めるよりも認めることにより、選手の自主性を伸ばすのである。さらに、「これをやれ」と押し付けることは、反発心を抱く選手が出てくると予想されることから、選手とコミュニケーションを取るときは、ワンクッションとなる言葉を入れて伝えることを意識している。
具体的には、「お前にしかできないことって、こういうことでしょ」や「お前のこういう部分を期待しているから、お前がいないとみんなが困る」と一言添えているようだ。その一言により、選手たちは「俺のことを見てくれている」と安心する。このように接することで、選手たちはモチベーションを維持し続けることになるだろう。
川崎氏のコミュニケーションを見ると、現在の学生に向けて非常に効果的な接し方をとっていることがわかる。
また、選手やスタッフとの距離感も意識しているようだ。選手たちにとって、何が一番必要なのかを重要視しながら、コミュニケーションを取っていくのである。スタッフを含めたコミュニケーションの場合は、指導者によって選手のフォームに関する意見が割れると戸惑わせるリスクがある。
そのため、専門領域で役割分担を設けることや、異変が起きた場合はすぐに報告をしてもらうなど、選手たちを第一に考え、スタッフとの連携を構築している。
さらに、川崎氏は保護者との関係性も大事にしている。まず最初の段階で明豊のルールを伝える。
具体的には、練習を見学するのは自由だが、見学できるスペースは限られているということ。また、「練習中は子どもさんに声を掛けないでください」ということもお願いしているという。こうして、保護者のケアもしながら選手を第一に考えて、強いチームをつくっていることがわかる。
◇情を挟んでいたら甲子園で勝てない
実戦の戦い方に関しては、常に接戦を意識したプランニングや、試合後半で勝負することを意識している。川崎氏は、常に4-3や3-2といった接戦をイメージして試合に入る。相手との力量の差は関係なく、9イニングを戦うことを想定し、試合終盤の7~9回をどうやって攻め、守り抜くかをシミュレーションしているのだ。
さらに、最初から「想定外」を意識し、試合に臨んでいる。最終的に1点でも上回ることを意識するため、想定すべきなのは大差ではなく僅差の試合なのだ。特に、好投手と相対したとき、僅差で勝つプランを再現することが求められる。
また、明豊といえば継投策のイメージが強いが、2番手以降の投手は、イニングの頭からの継投を意識しており、走者がいないベストな状態で100%の力を出せるように起用している。
加えて、継投策には「情」を挟まないように意識しているようだ。具体的には2017年夏の甲子園3回戦の神村学園戦。試合には勝ったが、継投策が失敗して苦しい試合になった。
あの試合で先発した佐藤楓馬には、8回に「このイニングで最後だから、力を振り絞って頑張れ」と伝令を飛ばし、佐藤はリードを守ったまま投げ切った。
しかし、「まだ投げたいです」と佐藤が主張してきたため、それに応えるように「わかった! じゃあ行け」と言って9回のマウンドに送り出した結果、9回に3点差を追いつかれてしまった。
この試合で、監督と選手、指導者と生徒とのあいだの「情」は大事だが、情に流されて勝てるほど甲子園は甘くないとも感じたのだろう。以降は、早めの継投を意識し、「実際に早いタイミングで投手を代えて後悔した、というイメージはあまりないんです」と話す。
一方、「逆に“遅れたな”と思って後悔したことは何度もあります。神村戦は迷って代えなかったことが失敗だったので」ともコメントするように、「迷ったらすぐに代える」という継投策になったのだ。
プロ野球の世界でも継投策は非常に難しい。高校野球の最適解を見つけ出して、早め早めの継投を意識したあと、川崎氏率いる明豊は甲子園でも勝てている。多くの高校が継投策や投手の複数人起用に苦しんでいるなかで、過去の経験が結果に結びついているのだろう。
✌57人の3年生全員がベンチ入り 高田商と奈良大付が特別な試合
https://vk.sportsbull.jp/koshien/articles/ASS733W0KS73POMB005M.html
第106回全国高校野球選手権奈良大会が7月7日に開幕する。各チームが夏に向けて準備に追われる中、奈良県橿原市の佐藤薬品スタジアムで6月20日、高田商と奈良大付の3年生による記念試合があった。高田商28人、奈良大付29人の3年生全員がベンチ入りし、特別な試合を楽しんだ。
部員数の多い両校は10年ほど前から、3年生のための記念試合を続けている。確実に夏のメンバーに入る選手は応援に徹し、これが最後の試合になるかもしれない選手に声援を送る。奈良大会の公式戦の舞台となる佐藤薬品スタジアムで、公式戦さながらに電光掲示板に選手や審判の名前も入る。
今年は6月18日に予定していたが雨でグラウンドの状態が悪く、試合は2日間、延期された。別のチームが練習のために予約していたが、「記念試合のためなら」と譲ってくれた。
午後6時にプレーボール。持参したスピーカーで選手の名前が読み上げられ、ベンチとスタンドから大声援が飛び交った。
高田商は九回裏、左翼線への二塁打で出塁した永井貴誠が、安田卓真の三塁打で生還。永井はチームメートに頭をなでられながら、照れくさそうにベンチに戻っていった。ここぞという場面での長打に永井は「応援に背中を押されて、バットを振った。ベンチに入れるか分からないが、最後までやりきりたい」と話した。
試合は14―2で奈良大付が勝利した。奈良大付の西倖輝は八回表、代打で打席に。腰のケガでプレーができず1年の秋から学生コーチとしてチームを支え、この夏の大会では記録員を務める。三振に倒れたが、西は「やめようと思ったこともあったけど、好きな野球と関わっていくため、スコアラーをやらせてもらうことにした。相手校の分析でチームに貢献したい」と意気込んだ。
試合が終わると両校の選手はマウンドに駆け寄り、肩をたたいたり、握手を交わしたりして互いの健闘をたたえた。その後、記念撮影し、それぞれの夏への決意を新たにした。
🎁母校で指導して17年目 奈良・高田野球部の田渕監督に育成功労賞
https://vk.sportsbull.jp/koshien/articles/ASS7340Z8S73POMB00NM.html
高校野球の発展や選手の育成に尽力した指導者を日本高校野球連盟と朝日新聞社が表彰する「育成功労賞」に、奈良県内からは高田高校野球部監督の田渕太さん(62)が選ばれた。県上位に入るチームを作り上げ、他校の指導者に影響を与える模範的な指導を続けてきたことが評価された。
母校の高田高で野球を指導して今年で17年目。受賞を受け、「賞をいただけてありがたいが、自分なんかがもらっていいのかな」と話す。
高校では遊撃手を任され、1979年の第61回選手権奈良大会では智弁学園高を相手に、2番手投手としてマウンドに立った。
試合は敗れたが、次は監督として戻ってきたい。そう心に決めて、大阪体育大に進み、84年の春に山辺高山添分校に赴任した。未経験の生徒を集めて軟式野球部を作った。
広陵高(現=大和広陵高)野球部の責任教師を経て、2008年に母校に赴任。野球部の責任教師を6年間務めた後、14年に監督に就任した。
田渕さんの在学時は十数人だった野球部は、約80人に増えていた。部員たちはグラウンドでぎゅうぎゅうになりながら練習に明け暮れていた。
忘れられない試合は赴任2年目の夏。序盤で8点リードしたものの、エラーをきっかけに11点取られる逆転負けを喫した。まさかの展開に「大量得点した次のイニングがカギだった。どっちが1点をとるかで、流れができてしまう」と気づかされた。今でも攻撃がうまくいった後は、ミスを出さないように、どう選手に伝えるか神経をとがらせている。
田渕さんがグラウンドに行くと、球児から笑顔で「こんにちは」と歯切れのいいあいさつが聞こえてくる。「自分が野球をしていたときよりも、今の子どもたちのほうが立派に頑張っている」と目を細める。「学年が上がるたびに成長していくこの子たちを、これからも見ていきたい」
7日にある全国高校野球選手権奈良大会の開会式に先立ち、さとやくスタジアムのグラウンドで育成功労賞の表彰を受ける。そして、その開会式では教え子の北山颯馬主将が選手宣誓をする予定だ。
「一生に一度あるかないかの巡り合わせ。楽しみですね」
☝野球で経済効果1億円 「全国初」のまち、期待する高校野球の底力
https://vk.sportsbull.jp/koshien/articles/ASS6X10VWS6XPTQP00BM.html
「ナイスバッティング!」「今のは惜しかったなあ」
6月上旬の週末。徳島県阿南市の山間にある球場で、市民ら1300人が高校野球を見て、わいていた。春夏9回の甲子園優勝を誇る大阪桐蔭と、県内4チームが対戦する「高校野球招待試合in阿南」が開催された。
今春の選抜大会で、公立校として唯一8強入りした地元の阿南光が3―2で競り勝った。
「阿南光の活躍のおかげで、今年はさらに盛り上がったんじゃないですか」。満足げに語るのは、市産業部「野球のまち推進課」で課長を務める大川康宏さん(54)。県外の強豪校を招いた試合は、今年で3回目だ。
主催は県高野連だが、企画したのは市だった。2010年に誕生した同課は、市役所に「野球」の名がつく全国初の例とされる。大きな観光地がなかった市が07年、ナイター設備があるJAアグリあなんスタジアムが完成した際、野球による町おこしを狙った。当時、小学生や社会人ら100近いチームが活動しており、野球の文化が根づいていた。
市の試算では野球関連の事業による経済効果は年間1億円に上る。特に、球場利用代と市内ホテルの宿泊費、阿波踊りを一緒に楽しむ宴会代などをセットにした1泊2日の「野球観光ツアー」が、県外の中高年の草野球チームに人気だ。
民間からの寄付金を原資に、22年から招待試合が始まった。今回の企画で、市が計上した予算は180万円。岩佐義弘市長(53)は「高校生がいずれプロや県外の社会人チームで競技を続けたとしても、いつか野球熱の高い地元に帰ってくれるかもしれない」と、長期的な目線でも効果を期待する。
阿南市の人口は、徳島市に次いで県で2番目。ただ、1980年の8万2710人をピークに減少が続き、今年5月末時点で6万8419人となった。阿南光は、少子化に伴う学校再編で、新野と阿南工が統合して2018年にできた。
「市全体からのバックアップを感じる。この時期に、全国トップチームと戦えたのは大きい」と高橋徳監督(41)。選抜前には優先的に市内の球場や室内練習場を使用させてもらった。
監督は22年春に就任した際、「県南の力で勝つ」と決めた。自身は県北部の鳴門市出身だが、幼児向け野球教室を開くなど地域を挙げて野球振興を図る阿南市に来て、身近に才能ある子どもがあふれていると感じた。
実際、選抜大会で活躍した3年生のエース吉岡暖(はる)や主将・井坂琉星ら主力の多くが、中学時代に全国優勝した「ヤング阿南シティホープ」のメンバーだった。
県内の野球部員数は、20年度に1千人を割った。部員減に悩むチームも多い中、阿南光にはこの春も1年生19人が入部。選手44人のうち県南地域の出身者は40人となった。森河丈志・県高野連理事長(56)は「子どもが減る中で、市の協力は非常にありがたい。これからも地域とつながりを強化したい」と話す。
自治体が野球をサポートし、選手たちの活躍が市民を盛り上げる。躍進した選抜大会で吉岡は言った。「はたから見たら、どこやねんて感じでしょ。『阿南』の名前を全国に広げられたら」。この夏、さらに地元を元気にするつもりだ。
📝夏の地方大会、『下剋上』が起きやすい都道府県は?2000年以降の結果からランキング化
https://news.yahoo.co.jp/articles/5899571d02cf3b17205ea099c2e25c98ac3bfa06?page=1
夏の甲子園への出場をかけた地方大会が、今年も全国各地で始まる。都道府県代表の切符をつかむために一つも負けられない戦いで、強豪校が安定して勝ち続けている地方もあれば、番狂わせが起きやすい地方もある。各都道府県の最近の傾向はどうなのか。2000年以降の結果からランキング化した。(コロナの影響で独自大会だった2020年は除外)
◆1強
1位 福島(聖光学院18回)
2位 和歌山(智弁和歌山17回)
3位 高知(明徳義塾16回)
4位 宮城(仙台育英14回)
5位 滋賀(近江12回)
まず、強豪校が圧倒していて番狂わせが少ない都道府県はどこか。00年以降で、一つの高校が最も多く優勝していたのは福島。聖光学院が13連覇を果たすなど圧倒的な強さを誇っていた。和歌山と高知が続き、この3県は過去23年で甲子園の出場校が各4校と最少だった。
2年前の仙台育英による「白河の関」越えが記憶に新しい宮城は、同期間で仙台育英と東北の2校だけで計19回の優勝を占める。他に複数回優勝した高校がない。
滋賀は近江が5連覇中で、近年は公立の八幡商や北大津が優勝から遠ざかっている。神奈川でも横浜が12回優勝しているが、うち2回は枠が増えた記念大会で、他にも東海大相模と桐光学園が各4回、慶応3回と複数の優勝がある強豪が多いことから次点とした。他には10年代以降に限れば、栃木で作新学院が10連覇を果たしている。
◆2強
1位 奈良(天理10回、智弁学園10回)
2位 青森(八戸学院光星11回、青森山田8回)
3位 岩手(花巻東9回、盛岡大付9回)
4位 埼玉(浦和学院11回、花咲徳栄7回)
5位 福井(福井商10回、敦賀気比7回)
2強はやはり、天理と智弁学園の奈良。00年以降は互角で、両校以外に複数回優勝した高校がない。青森は00年代に青森山田が強かったが、10年代からは八戸学院光星が圧倒しており、2強というよりは覇権が移り変わったといえる。これは福井の福井商と敦賀気比も似たような傾向だ。
岩手は2強以外にも一関学院が3回、専大北上が2回と続き、00年以降はこの4校が優勝を独占。埼玉も2強以外に聖望学園が3回、春日部共栄と本庄一が各2回優勝しており、他の学校は優勝できていない。
◆3強
1位 鹿児島(樟南9回、鹿児島実6回、神村学園6回)
2位 徳島(鳴門9回、鳴門渦潮6回、徳島商5回)
3位 山形(酒田南8回、日大山形6回、鶴岡東5回)、山梨(山梨学院8回、東海大甲府6回、日本航空5回)、石川(星陵8回、遊学館6回、金沢5回)
三つ巴の傾向が最も強かったのは鹿児島で、この3校以外には06年の鹿児島工、14年の鹿屋中央の優勝があるのみ。徳島の鳴門渦潮は統合前の鳴門工と鳴門第一も含めての数字だが、統合後の優勝は1回のみ。10年代からは鳴門の強さが目立っている。
3位に並んだ3県のうち、近年でも三つ巴の傾向が残っているのは山梨。山形は00年代に強かった酒田南に代わり、10年代からは鶴岡東と日大山形の2強の傾向に。石川も近年は星陵の1強に近づきつつある。
◆群雄割拠
では優勝の行方が最も読めない都道府県はどこか。00年以降で地方大会での優勝校の数、同一校による優勝回数と連覇の数、さらには初優勝を果たした高校の数から比較した。
優勝校の数が最も多かったのが、07年に甲子園で公立の佐賀北が「がばい旋風」を起こした佐賀、18年に白山による奇跡の「下剋上」が話題を呼んだ三重、近年は公立校の活躍が目立つ兵庫の各13校。これらの中では佐賀が、一つの強豪校による優勝や連覇が最も少なかった。
だが、ノーマークの学校が優勝する波乱の起きやすさに着目した場合、00年以降で三重は甲子園初出場を果たした高校が9校もあった。ドラマにもなった通り「下剋上」が起きやすい舞台だったといえる。珍しい例が宮崎で、00年以降で優勝校は計11校だが、同期間で連覇がゼロ。宮崎での連覇は63年と64年の宮崎商までさかのぼる必要がある。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a9bd11da6fd21c4e7c43336fb0157a9c44e13b1a
日本高野連は3日、本年度の全国の野球部員数と加盟校数(5月末現在)を発表し、硬式の部員数は昨年度より1326人少ない12万7031人で、10年連続の減少となった。加盟校数は20校減の3798校。
部員数は31道府県で減り、最も減少したのは愛知の130人、次いで静岡の116人、福岡の112人だった。
部員数最多は東京の9133人、最少は鳥取の736人。1年生が進級して3年生になった時の残留の割合を示した「継続率」は、89.7%だった。
軟式の加盟校数は昨年度から6校減って381校。部員数は44人増えて7716人となり、3年ぶりに増加した。
📝参加28校紹介、パンフレット販売 第106回全国高校野球福井大会
https://vk.sportsbull.jp/koshien/articles/ASS723S2XS72PGJB001M.html
7月11日に開会式を迎える第106回全国高校野球選手権福井大会のパンフレットを販売しています。
参加28校の集合写真や校歌のほか、部員名、出身中学などを載せました。昨夏の福井大会の戦績も巻末に収めました。
A4判、32ページ。ローソンやファミリーマート、勝木書店の一部店舗で、税込み501円でお求めいただけます。大会開会式や試合のある日は、各球場で税込み500円で販売する予定です。
📝元コンビニ店長が甲子園準優勝へ! 明豊・川崎絢平監督の若者コミュニケーション術
https://news.yahoo.co.jp/articles/e8eb19f300633f6f78df3d2151578ce601b5a351
時代が令和になり、高校野球にも新たな風が吹き始めている。生徒たちを𠮟りつける指導法は淘汰され、選手たちの自主性を重んじる、褒めて伸ばすといった方向に変わりつつある。大分県にある明豊高校を2012年秋から率いているのが川崎絢平監督。2021年の春の甲子園では準優勝に導くなど結果を残している。野球著作家のゴジキ氏が、異色の経歴を持つ川崎監督を紹介します。
◇選手時代はエリートコースを歩んでいた
選手時代に強豪校・智弁和歌山で過ごした3年間で、優勝・ベスト4・ベスト16を経験し、名将・高嶋仁氏の下で学んだ川崎絢平氏が、大分県・明豊高校の監督に就任すると、同校は2019年から特に安定した強さを見せている。2019年は監督としてセンバツ初出場でベスト4、2021年はセンバツ準優勝という優れた結果を残した。川崎氏就任時と前任者の明豊の甲子園成績は次の通りになる。
・和田正氏就任時:1勝1敗、夏の甲子園に1回出場。
・川崎絢平氏就任時:12勝8敗、春の甲子園に4回(交流試合含む)、夏の甲子園には4回出場。春の甲子園準優勝1回。
就任後、明豊の成績は伸び続け、2019年センバツでは、横浜の及川雅貴(現・阪神タイガース)を攻略して勝利し、勢いそのままベスト4を記録する。2021年のセンバツでは、「チーム史上最弱」と言われていたが、球数制限が設けられて初めての大会ということもあり、京本真(現・読売ジャイアンツ)・太田虎次朗・財原光優の投手陣と鉄壁の守りを活かしたチームビルディングで勝ち上がった。
また、小園健太(現・横浜DeNAベイスターズ)を擁する市立和歌山や、その年の夏に準優勝した智弁学園(奈良)に勝利し、畔柳亨丞(現・北海道日本ハムファイターズ)擁する中京大中京を下すなど、準優勝したチームに相応しい強さを見せた。この大会で明豊は、史上初となる5試合連続無失策を記録するなど注目度が急上昇した。
一気に明豊を強豪校に引き上げた川崎氏は、選手時代エリートコースを歩んでいた。しかし、智弁和歌山から立命館大に進んだあと、社会人野球の名門チームに入社が決まりかけていたときに、受け入れ側の都合で話がなくなってしまう。そこで、和歌山のスーパーチェーン「マツゲン」に入社し、地元のクラブチーム和歌山箕島球友会でプレーを続ける。
このスーパーでの経験が、後の指導者人生の礎となる。大学までは申し分のない野球人生だったが、初めて野球以外の世界に触れることで、考えや視点が変わる機会になっただろう。
また、マツゲンを退社後、コンビニチェーン・ローソンの店長を務めることになり、店長として何より苦労したのが「アルバイトの管理」だった。突然、バイトの店員が休んだときの対応をどうするか。
頭ごなしに叱責しては関係が気まずくなる。川崎氏は気持ちよく働いてもらい、信頼関係を構築するための努力を惜しまなかった。コンビニ勤務で今どきの若者との距離感の取り方、コミュニケーション術を学んだのだ。
ローソンの店長を務めながら、地元の中学生のコーチをしていると、智弁和歌山のコーチを頼まれる。母校の恩師、高嶋氏が「中学生を見てるなら、うちでやってみいひんか」と手を差し伸べた。
そこで3年間、のちにプロで活躍する岡田俊哉(現・中日ドラゴンズ)や西川遥輝(現・東京ヤクルトスワローズ)らを育てた。智弁和歌山でのコーチの仕事を終えてからコンビニに戻り、深夜業務もザラだったそうだ。
しかし、家庭の事情もあり大分に転居する。大分ではパソコン教室に通い、仕事を探していた最中、大分東リトルシニアの球団会長に拾われるかたちで、投球解析ソフト販売代理業務を始めつつ、大分東リトルシニアのコーチとしても野球の現場に携わることになる。
その後、球団会長に「お前はこんなところにいる人間じゃない。ちょっとあちこち聞いてみるから」と言われ、まもなく「明豊が指導者を探しているらしい」と明豊に入ることになる。それから2012年の夏が終わったタイミングで監督に就任し、“川崎の明豊”が徐々にでき始める。
◇「認めて伸ばす」コミュニケーション術
川崎氏は、練習で「普通」をとことんやり切ることを重視する。目新しい取り組みではなく、「普通」のことを地道に積み重ねることでチームが徐々に力をつけ、就任後7年経ち、明豊は本格的に花開いたのだろう。川崎氏は、特別なことをやるよりも、「普通」のことをどれだけ突き詰めてやれるかが大事だと考えている。
また、智弁和歌山で過ごした選手時代に反復練習を繰り返しており、その経験から当たり前のことをしっかりやるのが重要である、と意識している。だからこそ、「凡事徹底」を指導方針に掲げ、あれこれ手を広げるよりも、「投げる、打つ、守る」といった基礎の反復練習を第一に取り組んだ。
川崎氏の選手達に対する指導法は、「認めて伸ばす」ことだ。褒めるよりも認めることにより、選手の自主性を伸ばすのである。さらに、「これをやれ」と押し付けることは、反発心を抱く選手が出てくると予想されることから、選手とコミュニケーションを取るときは、ワンクッションとなる言葉を入れて伝えることを意識している。
具体的には、「お前にしかできないことって、こういうことでしょ」や「お前のこういう部分を期待しているから、お前がいないとみんなが困る」と一言添えているようだ。その一言により、選手たちは「俺のことを見てくれている」と安心する。このように接することで、選手たちはモチベーションを維持し続けることになるだろう。
川崎氏のコミュニケーションを見ると、現在の学生に向けて非常に効果的な接し方をとっていることがわかる。
また、選手やスタッフとの距離感も意識しているようだ。選手たちにとって、何が一番必要なのかを重要視しながら、コミュニケーションを取っていくのである。スタッフを含めたコミュニケーションの場合は、指導者によって選手のフォームに関する意見が割れると戸惑わせるリスクがある。
そのため、専門領域で役割分担を設けることや、異変が起きた場合はすぐに報告をしてもらうなど、選手たちを第一に考え、スタッフとの連携を構築している。
さらに、川崎氏は保護者との関係性も大事にしている。まず最初の段階で明豊のルールを伝える。
具体的には、練習を見学するのは自由だが、見学できるスペースは限られているということ。また、「練習中は子どもさんに声を掛けないでください」ということもお願いしているという。こうして、保護者のケアもしながら選手を第一に考えて、強いチームをつくっていることがわかる。
◇情を挟んでいたら甲子園で勝てない
実戦の戦い方に関しては、常に接戦を意識したプランニングや、試合後半で勝負することを意識している。川崎氏は、常に4-3や3-2といった接戦をイメージして試合に入る。相手との力量の差は関係なく、9イニングを戦うことを想定し、試合終盤の7~9回をどうやって攻め、守り抜くかをシミュレーションしているのだ。
さらに、最初から「想定外」を意識し、試合に臨んでいる。最終的に1点でも上回ることを意識するため、想定すべきなのは大差ではなく僅差の試合なのだ。特に、好投手と相対したとき、僅差で勝つプランを再現することが求められる。
また、明豊といえば継投策のイメージが強いが、2番手以降の投手は、イニングの頭からの継投を意識しており、走者がいないベストな状態で100%の力を出せるように起用している。
加えて、継投策には「情」を挟まないように意識しているようだ。具体的には2017年夏の甲子園3回戦の神村学園戦。試合には勝ったが、継投策が失敗して苦しい試合になった。
あの試合で先発した佐藤楓馬には、8回に「このイニングで最後だから、力を振り絞って頑張れ」と伝令を飛ばし、佐藤はリードを守ったまま投げ切った。
しかし、「まだ投げたいです」と佐藤が主張してきたため、それに応えるように「わかった! じゃあ行け」と言って9回のマウンドに送り出した結果、9回に3点差を追いつかれてしまった。
この試合で、監督と選手、指導者と生徒とのあいだの「情」は大事だが、情に流されて勝てるほど甲子園は甘くないとも感じたのだろう。以降は、早めの継投を意識し、「実際に早いタイミングで投手を代えて後悔した、というイメージはあまりないんです」と話す。
一方、「逆に“遅れたな”と思って後悔したことは何度もあります。神村戦は迷って代えなかったことが失敗だったので」ともコメントするように、「迷ったらすぐに代える」という継投策になったのだ。
プロ野球の世界でも継投策は非常に難しい。高校野球の最適解を見つけ出して、早め早めの継投を意識したあと、川崎氏率いる明豊は甲子園でも勝てている。多くの高校が継投策や投手の複数人起用に苦しんでいるなかで、過去の経験が結果に結びついているのだろう。
✌57人の3年生全員がベンチ入り 高田商と奈良大付が特別な試合
https://vk.sportsbull.jp/koshien/articles/ASS733W0KS73POMB005M.html
第106回全国高校野球選手権奈良大会が7月7日に開幕する。各チームが夏に向けて準備に追われる中、奈良県橿原市の佐藤薬品スタジアムで6月20日、高田商と奈良大付の3年生による記念試合があった。高田商28人、奈良大付29人の3年生全員がベンチ入りし、特別な試合を楽しんだ。
部員数の多い両校は10年ほど前から、3年生のための記念試合を続けている。確実に夏のメンバーに入る選手は応援に徹し、これが最後の試合になるかもしれない選手に声援を送る。奈良大会の公式戦の舞台となる佐藤薬品スタジアムで、公式戦さながらに電光掲示板に選手や審判の名前も入る。
今年は6月18日に予定していたが雨でグラウンドの状態が悪く、試合は2日間、延期された。別のチームが練習のために予約していたが、「記念試合のためなら」と譲ってくれた。
午後6時にプレーボール。持参したスピーカーで選手の名前が読み上げられ、ベンチとスタンドから大声援が飛び交った。
高田商は九回裏、左翼線への二塁打で出塁した永井貴誠が、安田卓真の三塁打で生還。永井はチームメートに頭をなでられながら、照れくさそうにベンチに戻っていった。ここぞという場面での長打に永井は「応援に背中を押されて、バットを振った。ベンチに入れるか分からないが、最後までやりきりたい」と話した。
試合は14―2で奈良大付が勝利した。奈良大付の西倖輝は八回表、代打で打席に。腰のケガでプレーができず1年の秋から学生コーチとしてチームを支え、この夏の大会では記録員を務める。三振に倒れたが、西は「やめようと思ったこともあったけど、好きな野球と関わっていくため、スコアラーをやらせてもらうことにした。相手校の分析でチームに貢献したい」と意気込んだ。
試合が終わると両校の選手はマウンドに駆け寄り、肩をたたいたり、握手を交わしたりして互いの健闘をたたえた。その後、記念撮影し、それぞれの夏への決意を新たにした。
🎁母校で指導して17年目 奈良・高田野球部の田渕監督に育成功労賞
https://vk.sportsbull.jp/koshien/articles/ASS7340Z8S73POMB00NM.html
高校野球の発展や選手の育成に尽力した指導者を日本高校野球連盟と朝日新聞社が表彰する「育成功労賞」に、奈良県内からは高田高校野球部監督の田渕太さん(62)が選ばれた。県上位に入るチームを作り上げ、他校の指導者に影響を与える模範的な指導を続けてきたことが評価された。
母校の高田高で野球を指導して今年で17年目。受賞を受け、「賞をいただけてありがたいが、自分なんかがもらっていいのかな」と話す。
高校では遊撃手を任され、1979年の第61回選手権奈良大会では智弁学園高を相手に、2番手投手としてマウンドに立った。
試合は敗れたが、次は監督として戻ってきたい。そう心に決めて、大阪体育大に進み、84年の春に山辺高山添分校に赴任した。未経験の生徒を集めて軟式野球部を作った。
広陵高(現=大和広陵高)野球部の責任教師を経て、2008年に母校に赴任。野球部の責任教師を6年間務めた後、14年に監督に就任した。
田渕さんの在学時は十数人だった野球部は、約80人に増えていた。部員たちはグラウンドでぎゅうぎゅうになりながら練習に明け暮れていた。
忘れられない試合は赴任2年目の夏。序盤で8点リードしたものの、エラーをきっかけに11点取られる逆転負けを喫した。まさかの展開に「大量得点した次のイニングがカギだった。どっちが1点をとるかで、流れができてしまう」と気づかされた。今でも攻撃がうまくいった後は、ミスを出さないように、どう選手に伝えるか神経をとがらせている。
田渕さんがグラウンドに行くと、球児から笑顔で「こんにちは」と歯切れのいいあいさつが聞こえてくる。「自分が野球をしていたときよりも、今の子どもたちのほうが立派に頑張っている」と目を細める。「学年が上がるたびに成長していくこの子たちを、これからも見ていきたい」
7日にある全国高校野球選手権奈良大会の開会式に先立ち、さとやくスタジアムのグラウンドで育成功労賞の表彰を受ける。そして、その開会式では教え子の北山颯馬主将が選手宣誓をする予定だ。
「一生に一度あるかないかの巡り合わせ。楽しみですね」
☝野球で経済効果1億円 「全国初」のまち、期待する高校野球の底力
https://vk.sportsbull.jp/koshien/articles/ASS6X10VWS6XPTQP00BM.html
「ナイスバッティング!」「今のは惜しかったなあ」
6月上旬の週末。徳島県阿南市の山間にある球場で、市民ら1300人が高校野球を見て、わいていた。春夏9回の甲子園優勝を誇る大阪桐蔭と、県内4チームが対戦する「高校野球招待試合in阿南」が開催された。
今春の選抜大会で、公立校として唯一8強入りした地元の阿南光が3―2で競り勝った。
「阿南光の活躍のおかげで、今年はさらに盛り上がったんじゃないですか」。満足げに語るのは、市産業部「野球のまち推進課」で課長を務める大川康宏さん(54)。県外の強豪校を招いた試合は、今年で3回目だ。
主催は県高野連だが、企画したのは市だった。2010年に誕生した同課は、市役所に「野球」の名がつく全国初の例とされる。大きな観光地がなかった市が07年、ナイター設備があるJAアグリあなんスタジアムが完成した際、野球による町おこしを狙った。当時、小学生や社会人ら100近いチームが活動しており、野球の文化が根づいていた。
市の試算では野球関連の事業による経済効果は年間1億円に上る。特に、球場利用代と市内ホテルの宿泊費、阿波踊りを一緒に楽しむ宴会代などをセットにした1泊2日の「野球観光ツアー」が、県外の中高年の草野球チームに人気だ。
民間からの寄付金を原資に、22年から招待試合が始まった。今回の企画で、市が計上した予算は180万円。岩佐義弘市長(53)は「高校生がいずれプロや県外の社会人チームで競技を続けたとしても、いつか野球熱の高い地元に帰ってくれるかもしれない」と、長期的な目線でも効果を期待する。
阿南市の人口は、徳島市に次いで県で2番目。ただ、1980年の8万2710人をピークに減少が続き、今年5月末時点で6万8419人となった。阿南光は、少子化に伴う学校再編で、新野と阿南工が統合して2018年にできた。
「市全体からのバックアップを感じる。この時期に、全国トップチームと戦えたのは大きい」と高橋徳監督(41)。選抜前には優先的に市内の球場や室内練習場を使用させてもらった。
監督は22年春に就任した際、「県南の力で勝つ」と決めた。自身は県北部の鳴門市出身だが、幼児向け野球教室を開くなど地域を挙げて野球振興を図る阿南市に来て、身近に才能ある子どもがあふれていると感じた。
実際、選抜大会で活躍した3年生のエース吉岡暖(はる)や主将・井坂琉星ら主力の多くが、中学時代に全国優勝した「ヤング阿南シティホープ」のメンバーだった。
県内の野球部員数は、20年度に1千人を割った。部員減に悩むチームも多い中、阿南光にはこの春も1年生19人が入部。選手44人のうち県南地域の出身者は40人となった。森河丈志・県高野連理事長(56)は「子どもが減る中で、市の協力は非常にありがたい。これからも地域とつながりを強化したい」と話す。
自治体が野球をサポートし、選手たちの活躍が市民を盛り上げる。躍進した選抜大会で吉岡は言った。「はたから見たら、どこやねんて感じでしょ。『阿南』の名前を全国に広げられたら」。この夏、さらに地元を元気にするつもりだ。
📝夏の地方大会、『下剋上』が起きやすい都道府県は?2000年以降の結果からランキング化
https://news.yahoo.co.jp/articles/5899571d02cf3b17205ea099c2e25c98ac3bfa06?page=1
夏の甲子園への出場をかけた地方大会が、今年も全国各地で始まる。都道府県代表の切符をつかむために一つも負けられない戦いで、強豪校が安定して勝ち続けている地方もあれば、番狂わせが起きやすい地方もある。各都道府県の最近の傾向はどうなのか。2000年以降の結果からランキング化した。(コロナの影響で独自大会だった2020年は除外)
◆1強
1位 福島(聖光学院18回)
2位 和歌山(智弁和歌山17回)
3位 高知(明徳義塾16回)
4位 宮城(仙台育英14回)
5位 滋賀(近江12回)
まず、強豪校が圧倒していて番狂わせが少ない都道府県はどこか。00年以降で、一つの高校が最も多く優勝していたのは福島。聖光学院が13連覇を果たすなど圧倒的な強さを誇っていた。和歌山と高知が続き、この3県は過去23年で甲子園の出場校が各4校と最少だった。
2年前の仙台育英による「白河の関」越えが記憶に新しい宮城は、同期間で仙台育英と東北の2校だけで計19回の優勝を占める。他に複数回優勝した高校がない。
滋賀は近江が5連覇中で、近年は公立の八幡商や北大津が優勝から遠ざかっている。神奈川でも横浜が12回優勝しているが、うち2回は枠が増えた記念大会で、他にも東海大相模と桐光学園が各4回、慶応3回と複数の優勝がある強豪が多いことから次点とした。他には10年代以降に限れば、栃木で作新学院が10連覇を果たしている。
◆2強
1位 奈良(天理10回、智弁学園10回)
2位 青森(八戸学院光星11回、青森山田8回)
3位 岩手(花巻東9回、盛岡大付9回)
4位 埼玉(浦和学院11回、花咲徳栄7回)
5位 福井(福井商10回、敦賀気比7回)
2強はやはり、天理と智弁学園の奈良。00年以降は互角で、両校以外に複数回優勝した高校がない。青森は00年代に青森山田が強かったが、10年代からは八戸学院光星が圧倒しており、2強というよりは覇権が移り変わったといえる。これは福井の福井商と敦賀気比も似たような傾向だ。
岩手は2強以外にも一関学院が3回、専大北上が2回と続き、00年以降はこの4校が優勝を独占。埼玉も2強以外に聖望学園が3回、春日部共栄と本庄一が各2回優勝しており、他の学校は優勝できていない。
◆3強
1位 鹿児島(樟南9回、鹿児島実6回、神村学園6回)
2位 徳島(鳴門9回、鳴門渦潮6回、徳島商5回)
3位 山形(酒田南8回、日大山形6回、鶴岡東5回)、山梨(山梨学院8回、東海大甲府6回、日本航空5回)、石川(星陵8回、遊学館6回、金沢5回)
三つ巴の傾向が最も強かったのは鹿児島で、この3校以外には06年の鹿児島工、14年の鹿屋中央の優勝があるのみ。徳島の鳴門渦潮は統合前の鳴門工と鳴門第一も含めての数字だが、統合後の優勝は1回のみ。10年代からは鳴門の強さが目立っている。
3位に並んだ3県のうち、近年でも三つ巴の傾向が残っているのは山梨。山形は00年代に強かった酒田南に代わり、10年代からは鶴岡東と日大山形の2強の傾向に。石川も近年は星陵の1強に近づきつつある。
◆群雄割拠
では優勝の行方が最も読めない都道府県はどこか。00年以降で地方大会での優勝校の数、同一校による優勝回数と連覇の数、さらには初優勝を果たした高校の数から比較した。
優勝校の数が最も多かったのが、07年に甲子園で公立の佐賀北が「がばい旋風」を起こした佐賀、18年に白山による奇跡の「下剋上」が話題を呼んだ三重、近年は公立校の活躍が目立つ兵庫の各13校。これらの中では佐賀が、一つの強豪校による優勝や連覇が最も少なかった。
だが、ノーマークの学校が優勝する波乱の起きやすさに着目した場合、00年以降で三重は甲子園初出場を果たした高校が9校もあった。ドラマにもなった通り「下剋上」が起きやすい舞台だったといえる。珍しい例が宮崎で、00年以降で優勝校は計11校だが、同期間で連覇がゼロ。宮崎での連覇は63年と64年の宮崎商までさかのぼる必要がある。
9/10 秋季兵庫大会1回戦 G7スタジアム 彩星工科-篠山鳳鳴 9:59~12:05
一二三四五六七八九十計HE
篠山鳳鳴1002000000352 金井-小倉
彩星工科0200000101x461 福富-小川
第二試合
淡路三原
豊岡総合
時間を巻き戻して、秋季兵庫大会開幕。。。
まず最初に選んだのはHMF神戸の近所にあるサブ球場ことG7スタジアムだった。
2023年は史上最高の猛暑だったが、9月になってもその勢いはとどまることを知らず残暑厳しすぎる秋のスタート。
G7スタジアムは屋根がないので、、、、、それよりもこの日は14時から雨予報で降水確率60%が気がかりだった(結果的に雨が降るどころか晴天で軽く30度を突破して猛烈に汗をかきまくっていたのだが・・・・・)
この球場の利点があるとするならば、HMF神戸で大学野球が開催されており、高校野球終わってからハシゴして大学野球第2試合終盤から球場入りできることだろうか?
案外、検札が甘く第2試合5回終了したら無料入場可能なケースが多々あるので、、、、、
さて、この日のお目当ては村野工 改め 彩星工科 そして豊岡総合ー淡路三原という兵庫の南北対決だった。
まず第1試合に部員14人の篠山鳳鳴が村野工の胸を借りる形となった。
篠山鳳鳴はたまに県大会出場するが、あっさり負けるケースを目撃しているので大して期待していなかった。
村野工は安達智次郎投手がいた頃に一時期黄金期を築いたが、以後甲子園から遠ざかりすっかり忘れ去られていたが、校名変更し野球部強化に乗り出したようで、部員への暴言を理由に横浜高校を退職しユーチューバーに転身した平田 徹前監督を招聘してきた。。。
より高い結果を出すために!指導者と選手/上司と部下…役割分担の重要性https://www.youtube.com/watch?v=Iz8Xz9-n7gU
どことなく、ポン高を率いた山本監督が父子で自動車保険金詐欺容疑で逮捕され警察のお世話になりのちに不起訴となり、救済して甲子園初出場初勝利した大阪偕星と同じ匂いを感じた。
なんとベンチ入り20人中16人が1年生と思い切った布陣を敷いて3年計画でチームを再建するつもりなんだろうか??
ノックは部長やコーチに任せてベンチに待機していた七分袖の平田監督をこの秋2度3度と拝見することになった。
しかし、ネット裏から見る限り、柔和な笑顔を見せ僕よりも10歳くらい若いのに髪の毛は真っ白・・・相当神奈川で苦労されてきたんだろう、、、間違っても高校生に暴言を吐く教師には見えないが。。。
もっと驚いたのは彩星工科の校歌だった!!村野工時代はこんなハイカラな曲調ではなかったと思うが。須磨翔風と同じような聞きほれる校歌だった。
https://www.youtube.com/watch?v=petcXQQKemY
スタメン全員1年生というのは相手が篠山鳳鳴だからなのか???たしかにYOKOHAMAのユニホームを着て3年連続夏の甲子園に導いた監督なら相手を見て判断するのかもしれないが、、、
横浜時代は渡辺監督と違って先攻派で打撃重視のスタイルだったが、兵庫にトラバーユして後攻派に変わったようだ。
1回表鳳鳴はブラスバンドの応援に呼応すべく1番・武内が2ストライクからライト前ヒット。すぐに1塁ベンチの平田監督の表情を捉えようと双眼鏡で覗き込んだが、、、まだ暴言は吐いていないようで・・・。
これを送って1死2塁。3番・山崎はスライダーに三振。経験の少ない投手だけに立ち上がり心配されたが無難に抑えると思われたが、4番・小倉が初球三遊間をゴロで破るタイムリーヒットで鳳鳴が先取点。それでも福富投手はスライダーを決め球に2つ目の三振を奪った。
平田監督は意図的に笑顔を見せているのか?和やかな雰囲気で円陣を組んでいた。
1回裏鳳鳴のエース・金井は2年生で相手打者が全員1年生なんで簡単にツーアウトを取るも2死から3番・福冨がライト前ポテンヒットで一気に2塁を陥れた。ここで4番に1本出て追いつけば流れが彩星に傾くが1-1からショートフライ。
2回表も鳳鳴は先頭打者がヒットで出塁。上田監督は定石通りバントのサインを出すが、まさかのピッチャーフライダブルプレーで結果的に3人で攻撃終了。
その裏5番・小川がライトへツーベースを放ち無死2塁。1点ビハインドなんでここは定石通り送りバントで1死3塁を作ってスクイズか犠飛あたりで同点狙いで来ると思われたが、平田監督はバントが嫌いなのか??普通に打たせて6番・廣野は三振。直後に7番・畑井が初球ライト前ヒットで1死1・3塁。バントしていれば1点入っていたが、、、、、鳳鳴の内野手は深く守ってきた。どうもスクイズはなさそうだ。かといって1塁走者が走るそぶりもなく、ノーサインのようで2-2から浅いセンターフライだったが、焦ったのか?ホーム悪送球でやらずもがなの失点で労せずして彩星が追いつき、9番・日置が初球レフト前タイムリーで2-1と逆転に成功。
福富投手は徐々に調子を上げ3回は三振2つとサードライナーで初の三者凡退。相手が篠山鳳鳴ということを差し引いても3イニング9アウト中5個が三振でスライダーだけでなくストレートやツーシームでも空振りを取れるのでここから経験をさらに積めば2年後は相当期待できるだろう。
その裏1番からの攻撃で一気に畳みかけてくるかと思ったが、金井投手も打たせて取るピッチングで三者凡退に抑え試合が引き締まってきた。
4回表鳳鳴は3番・山崎が2球で追い込まれながらもライト前ヒット。初回も3球勝負で打たれただけに小川捕手に怒号が浴びせられることはなかった。高嶋先生がいた頃の和智弁だったら監督&部長から猛烈なゲキが飛んでいたのだが。。。
犠打エラーで無死1・2塁とピンチを広げ辛抱たまらずタイムが取られた。さらに手堅く送りバントで1死2・3塁と形を作り、6番・細野にスクイズのサインが出るかどうか見ていたが、最前列の真ん中で采配していた上田監督は相手が横浜を率いていた監督だけにすぐにサインを見破られると警戒したのか???1-1から打たせてセカンドゴロだったがホーム送球するもセーフで同点!さらにエース・金井が1-3からレフトへ浅いフライだったが、3塁走者ホームへ突っ込み間一髪セーフで3-2と逆転に成功。
焦りからか?その裏、4・5番が連続三振でボール球に手を出すシーンも見られ1年生の若さも垣間見えてきた。
5回表なぜかしら先頭打者の9番・本多に代打・井階を起用する上田監督だったがピッチャーゴロ。2死からヒットが出たものの結局無得点で、その裏サードに背番号5の後藤を入れて守備固めするも14人しかベンチ入りしていないのに2人も交代させる余裕があるのだろうか、、、、、
流れを変えたい彩星はその裏1死から8番・松山がセンター前ヒットを放つと9番・日置カウント2ボールで突然4人しかいない2年生の一角・山下を代走起用。金井投手は変なタイミングでの代走で気を使いすぎたのか直後にデッドボール・・・。
このチャンスにそれまでベンチ奥にいた平田監督が最前列の真ん中まで身を乗り出してきたが、1・2番コンビが機能しなかった。2ストライクから2塁走者走るもファールで塁に戻され結局連続三振で整備に入った。
戦前は3~5点差をつけて彩星リードで整備に入ると思われたが、遠路はるばる篠山から朝早くに出発してブラスバンドの応援が功を奏したのか?互角以上の戦いで3-2と1点リードして折り返した。
やはりエース・金井の好投が一番の要因だが、打線も3回以外は走者を出してプレッシャーを与え続けている。
彩星工科はもっと強いと思っていたが、スタメン全員1年生の若さが随所に顔を覗かせているようで、初戦の緊張感でガチガチになって実力の半分も出せていないのかもしれない。
このあたり、平田監督がそれを察知して的確な指示を与えて終盤どうひっくり返してくるかがみものだった。
彩星工科のエース・福冨は全幅の信頼を受けているようで交代のそぶりもなく、期待に応えて前半のピッチングとは別人のような安定感を見せ6・7回と三者凡退に抑えあとは同点に追いつけば勝機がぐっと開けそうな気がした。
6回裏彩星は2死から5番・小川が四球を選び、6番・廣野1ボールからボークで2塁進塁を許し、但馬の学校がやりがちな自滅パターンに陥りつつあった。そして2ボールからの3球目三塁線を破る長打コースの打球を喰らったが、惜しくもファールで助けられ2-2から快心の打球はサード正面で首の皮一枚残り、7回は下位打線を3人で抑えなんとか逃げ切りを図る篠山鳳鳴だった。
ダメ押ししたい鳳鳴だが、8回1番からの攻撃で先頭の武内は初球セーフティーをかますトリッキーな動きを見せるもファールで強打に切り替えるも三振。結局3イニング連続三者凡退でなすすべがなかった。
こうなると3-2で逃げ切るしか勝機がなくなったが8回裏1死からセカンド正面のゴロをセカンド寺田が弾く痛恨のエラーで出塁を許してしまった・・・。
ここで平田監督の腕の見せ所。3番でエースの福富に送りバントはないと思っていたが、やはり1ボールからエンドランを仕掛けてきた。しかしレフトフライで2死1塁。ここで3タコだった4番・松原に代打・入江を起用。金井投手が警戒してストレートの四球を与えると代走・瀧谷を起用。
そして5番・小川が1-3から起死回生の右中間同点タイムリーヒットでついに3-3同点。ここで逆転すれば9回裏がなくなってしまうと僕は察したが、6番・廣野初球痛恨の一撃はショートライナーでまだ球運は彩星工科になかった・・・。
福富投手はさらに威力を増して5回までとは別人のピッチングでこともなげに三者凡退に抑えサヨナラの機運も高まったが、金井投手も気力を振り絞りわずか7球であっさり抑えて延長タイブレークに突入。
ここで5回に続きグラウンド整備に入った。従来の延長戦ならば彩星が圧倒的有利となるが、いかんせん延長即タイブレークでは・・・・・。
6~9回までパーフェクトに抑えていた1年生・福富投手が延長に入りいきなり走者2人を背負っての登板となるし、ここまで観戦してきたタイブレークでは先攻チームが5~6点奪って戦意喪失させるパターンもあれば、2点以内に抑えたら後攻チームにもまだまだ反撃の余地を残しているし、0か1点に抑えたら圧倒的有利に立つ。
そして10回表鳳鳴は7番からの攻撃なんでやはり手堅く送って1死2・3塁。最低でも2点奪って裏の守りにゆとりを持ちたいが、、、ここまで3打数ノーヒットの8番・寺田にスクイズも大いに考えられたが、上田監督はスクイズ嫌いなのか?強攻させて1-1からファーストフライ。
しかし9番・途中出場の後藤にフルカウントから四球を与え満塁となり、平田監督はここぞの場面でタイムを取り、1番・武内は2球で追い込まれここも3球勝負で強気に攻めてショートゴロで無得点。
こうなると1番からの攻撃となる彩星が俄然有利となる。
1番・木下1ボールからバントファールするも3球目きっちり決めて1死2・3塁と同じような攻め。
あるいは満塁策で勝負しても良かったが、2番・清水がノーヒットだったこともあり勝負を挑み初球ファールの後にスクイズ警戒でウエストするも動きなく、最後はカウント2-1からの5球目レフトへきっちり犠飛を放ちサヨナラゲーム。
ここから彩星の快進撃が始まった。
そしてあの校歌を再び聞くこととなる。https://www.youtube.com/watch?v=pecdL6Tjt1c
しかし、予想以上の篠山鳳鳴・金井投手の踏ん張りで引き締まった接戦となった。わずか部員14人で県大会出場し延長10回まで戦い抜いた自信をもって一冬越えて春の県大会出場してくれたらと。
それにしても延長の割には試合時間2時間05分でサクッと終わった。
第2試合は53分のインターバルを置いてくれての試合だったが、豊岡総合が序盤から淡路三原を圧倒して容赦なく攻めまくり7回表終了9-0。コールド負け寸前の7回裏2死1塁から連続四死球とエラーで2点もらったが、あと1点奪えず9-2で7回コールドゲーム・・・。
試合終了14時39分で急いでHMF神戸へ向かう道中非常に大きな入道雲を発見し、とんだ降水確率60%だと思いつつ大学野球を途中から無料見物して帰宅。
この翌日に佐藤薬品Sで阪神大学野球9時30分から3試合組まれたので張り切っていったが、試合直前から雨が降り出し第1試合4回途中降雨ノーゲームという非情な結果に・・・。2023秋は雨に祟られっぱなしだった。
さて、翌週は早くも序盤から強豪同士のぶつかり合いが明石トーカロであった。まずは夏の兵庫準優勝の明石商が神戸広陵の挑戦を受ける。それは次回の講釈で。
⚾今日の投手陣
チーム名 選手名 投球回 打者 投球数 安打 犠打 犠飛 四球 死球 三振 失点 自責
篠山鳳鳴 金 井 9 2/3 38 142 6 1 1 2 1 8 4 0
彩星工科 福 富 10 37 126 5 5 1 1 0 9 3 1
(完)
🌟次回予告🌟
R5年度秋季近畿地区高校野球大会兵庫予選観戦記② 魅せろ!明商魂 明石商観戦記
9/17 秋季兵庫大会2回戦 明石トーカロ球場 明石商-神戸弘陵
一二三四五六七八九十計HE
篠山鳳鳴1002000000352 金井-小倉
彩星工科0200000101x461 福富-小川
第二試合
淡路三原
豊岡総合
時間を巻き戻して、秋季兵庫大会開幕。。。
まず最初に選んだのはHMF神戸の近所にあるサブ球場ことG7スタジアムだった。
2023年は史上最高の猛暑だったが、9月になってもその勢いはとどまることを知らず残暑厳しすぎる秋のスタート。
G7スタジアムは屋根がないので、、、、、それよりもこの日は14時から雨予報で降水確率60%が気がかりだった(結果的に雨が降るどころか晴天で軽く30度を突破して猛烈に汗をかきまくっていたのだが・・・・・)
この球場の利点があるとするならば、HMF神戸で大学野球が開催されており、高校野球終わってからハシゴして大学野球第2試合終盤から球場入りできることだろうか?
案外、検札が甘く第2試合5回終了したら無料入場可能なケースが多々あるので、、、、、
さて、この日のお目当ては村野工 改め 彩星工科 そして豊岡総合ー淡路三原という兵庫の南北対決だった。
まず第1試合に部員14人の篠山鳳鳴が村野工の胸を借りる形となった。
篠山鳳鳴はたまに県大会出場するが、あっさり負けるケースを目撃しているので大して期待していなかった。
村野工は安達智次郎投手がいた頃に一時期黄金期を築いたが、以後甲子園から遠ざかりすっかり忘れ去られていたが、校名変更し野球部強化に乗り出したようで、部員への暴言を理由に横浜高校を退職しユーチューバーに転身した平田 徹前監督を招聘してきた。。。
より高い結果を出すために!指導者と選手/上司と部下…役割分担の重要性https://www.youtube.com/watch?v=Iz8Xz9-n7gU
どことなく、ポン高を率いた山本監督が父子で自動車保険金詐欺容疑で逮捕され警察のお世話になりのちに不起訴となり、救済して甲子園初出場初勝利した大阪偕星と同じ匂いを感じた。
なんとベンチ入り20人中16人が1年生と思い切った布陣を敷いて3年計画でチームを再建するつもりなんだろうか??
ノックは部長やコーチに任せてベンチに待機していた七分袖の平田監督をこの秋2度3度と拝見することになった。
しかし、ネット裏から見る限り、柔和な笑顔を見せ僕よりも10歳くらい若いのに髪の毛は真っ白・・・相当神奈川で苦労されてきたんだろう、、、間違っても高校生に暴言を吐く教師には見えないが。。。
もっと驚いたのは彩星工科の校歌だった!!村野工時代はこんなハイカラな曲調ではなかったと思うが。須磨翔風と同じような聞きほれる校歌だった。
https://www.youtube.com/watch?v=petcXQQKemY
スタメン全員1年生というのは相手が篠山鳳鳴だからなのか???たしかにYOKOHAMAのユニホームを着て3年連続夏の甲子園に導いた監督なら相手を見て判断するのかもしれないが、、、
横浜時代は渡辺監督と違って先攻派で打撃重視のスタイルだったが、兵庫にトラバーユして後攻派に変わったようだ。
1回表鳳鳴はブラスバンドの応援に呼応すべく1番・武内が2ストライクからライト前ヒット。すぐに1塁ベンチの平田監督の表情を捉えようと双眼鏡で覗き込んだが、、、まだ暴言は吐いていないようで・・・。
これを送って1死2塁。3番・山崎はスライダーに三振。経験の少ない投手だけに立ち上がり心配されたが無難に抑えると思われたが、4番・小倉が初球三遊間をゴロで破るタイムリーヒットで鳳鳴が先取点。それでも福富投手はスライダーを決め球に2つ目の三振を奪った。
平田監督は意図的に笑顔を見せているのか?和やかな雰囲気で円陣を組んでいた。
1回裏鳳鳴のエース・金井は2年生で相手打者が全員1年生なんで簡単にツーアウトを取るも2死から3番・福冨がライト前ポテンヒットで一気に2塁を陥れた。ここで4番に1本出て追いつけば流れが彩星に傾くが1-1からショートフライ。
2回表も鳳鳴は先頭打者がヒットで出塁。上田監督は定石通りバントのサインを出すが、まさかのピッチャーフライダブルプレーで結果的に3人で攻撃終了。
その裏5番・小川がライトへツーベースを放ち無死2塁。1点ビハインドなんでここは定石通り送りバントで1死3塁を作ってスクイズか犠飛あたりで同点狙いで来ると思われたが、平田監督はバントが嫌いなのか??普通に打たせて6番・廣野は三振。直後に7番・畑井が初球ライト前ヒットで1死1・3塁。バントしていれば1点入っていたが、、、、、鳳鳴の内野手は深く守ってきた。どうもスクイズはなさそうだ。かといって1塁走者が走るそぶりもなく、ノーサインのようで2-2から浅いセンターフライだったが、焦ったのか?ホーム悪送球でやらずもがなの失点で労せずして彩星が追いつき、9番・日置が初球レフト前タイムリーで2-1と逆転に成功。
福富投手は徐々に調子を上げ3回は三振2つとサードライナーで初の三者凡退。相手が篠山鳳鳴ということを差し引いても3イニング9アウト中5個が三振でスライダーだけでなくストレートやツーシームでも空振りを取れるのでここから経験をさらに積めば2年後は相当期待できるだろう。
その裏1番からの攻撃で一気に畳みかけてくるかと思ったが、金井投手も打たせて取るピッチングで三者凡退に抑え試合が引き締まってきた。
4回表鳳鳴は3番・山崎が2球で追い込まれながらもライト前ヒット。初回も3球勝負で打たれただけに小川捕手に怒号が浴びせられることはなかった。高嶋先生がいた頃の和智弁だったら監督&部長から猛烈なゲキが飛んでいたのだが。。。
犠打エラーで無死1・2塁とピンチを広げ辛抱たまらずタイムが取られた。さらに手堅く送りバントで1死2・3塁と形を作り、6番・細野にスクイズのサインが出るかどうか見ていたが、最前列の真ん中で采配していた上田監督は相手が横浜を率いていた監督だけにすぐにサインを見破られると警戒したのか???1-1から打たせてセカンドゴロだったがホーム送球するもセーフで同点!さらにエース・金井が1-3からレフトへ浅いフライだったが、3塁走者ホームへ突っ込み間一髪セーフで3-2と逆転に成功。
焦りからか?その裏、4・5番が連続三振でボール球に手を出すシーンも見られ1年生の若さも垣間見えてきた。
5回表なぜかしら先頭打者の9番・本多に代打・井階を起用する上田監督だったがピッチャーゴロ。2死からヒットが出たものの結局無得点で、その裏サードに背番号5の後藤を入れて守備固めするも14人しかベンチ入りしていないのに2人も交代させる余裕があるのだろうか、、、、、
流れを変えたい彩星はその裏1死から8番・松山がセンター前ヒットを放つと9番・日置カウント2ボールで突然4人しかいない2年生の一角・山下を代走起用。金井投手は変なタイミングでの代走で気を使いすぎたのか直後にデッドボール・・・。
このチャンスにそれまでベンチ奥にいた平田監督が最前列の真ん中まで身を乗り出してきたが、1・2番コンビが機能しなかった。2ストライクから2塁走者走るもファールで塁に戻され結局連続三振で整備に入った。
戦前は3~5点差をつけて彩星リードで整備に入ると思われたが、遠路はるばる篠山から朝早くに出発してブラスバンドの応援が功を奏したのか?互角以上の戦いで3-2と1点リードして折り返した。
やはりエース・金井の好投が一番の要因だが、打線も3回以外は走者を出してプレッシャーを与え続けている。
彩星工科はもっと強いと思っていたが、スタメン全員1年生の若さが随所に顔を覗かせているようで、初戦の緊張感でガチガチになって実力の半分も出せていないのかもしれない。
このあたり、平田監督がそれを察知して的確な指示を与えて終盤どうひっくり返してくるかがみものだった。
彩星工科のエース・福冨は全幅の信頼を受けているようで交代のそぶりもなく、期待に応えて前半のピッチングとは別人のような安定感を見せ6・7回と三者凡退に抑えあとは同点に追いつけば勝機がぐっと開けそうな気がした。
6回裏彩星は2死から5番・小川が四球を選び、6番・廣野1ボールからボークで2塁進塁を許し、但馬の学校がやりがちな自滅パターンに陥りつつあった。そして2ボールからの3球目三塁線を破る長打コースの打球を喰らったが、惜しくもファールで助けられ2-2から快心の打球はサード正面で首の皮一枚残り、7回は下位打線を3人で抑えなんとか逃げ切りを図る篠山鳳鳴だった。
ダメ押ししたい鳳鳴だが、8回1番からの攻撃で先頭の武内は初球セーフティーをかますトリッキーな動きを見せるもファールで強打に切り替えるも三振。結局3イニング連続三者凡退でなすすべがなかった。
こうなると3-2で逃げ切るしか勝機がなくなったが8回裏1死からセカンド正面のゴロをセカンド寺田が弾く痛恨のエラーで出塁を許してしまった・・・。
ここで平田監督の腕の見せ所。3番でエースの福富に送りバントはないと思っていたが、やはり1ボールからエンドランを仕掛けてきた。しかしレフトフライで2死1塁。ここで3タコだった4番・松原に代打・入江を起用。金井投手が警戒してストレートの四球を与えると代走・瀧谷を起用。
そして5番・小川が1-3から起死回生の右中間同点タイムリーヒットでついに3-3同点。ここで逆転すれば9回裏がなくなってしまうと僕は察したが、6番・廣野初球痛恨の一撃はショートライナーでまだ球運は彩星工科になかった・・・。
福富投手はさらに威力を増して5回までとは別人のピッチングでこともなげに三者凡退に抑えサヨナラの機運も高まったが、金井投手も気力を振り絞りわずか7球であっさり抑えて延長タイブレークに突入。
ここで5回に続きグラウンド整備に入った。従来の延長戦ならば彩星が圧倒的有利となるが、いかんせん延長即タイブレークでは・・・・・。
6~9回までパーフェクトに抑えていた1年生・福富投手が延長に入りいきなり走者2人を背負っての登板となるし、ここまで観戦してきたタイブレークでは先攻チームが5~6点奪って戦意喪失させるパターンもあれば、2点以内に抑えたら後攻チームにもまだまだ反撃の余地を残しているし、0か1点に抑えたら圧倒的有利に立つ。
そして10回表鳳鳴は7番からの攻撃なんでやはり手堅く送って1死2・3塁。最低でも2点奪って裏の守りにゆとりを持ちたいが、、、ここまで3打数ノーヒットの8番・寺田にスクイズも大いに考えられたが、上田監督はスクイズ嫌いなのか?強攻させて1-1からファーストフライ。
しかし9番・途中出場の後藤にフルカウントから四球を与え満塁となり、平田監督はここぞの場面でタイムを取り、1番・武内は2球で追い込まれここも3球勝負で強気に攻めてショートゴロで無得点。
こうなると1番からの攻撃となる彩星が俄然有利となる。
1番・木下1ボールからバントファールするも3球目きっちり決めて1死2・3塁と同じような攻め。
あるいは満塁策で勝負しても良かったが、2番・清水がノーヒットだったこともあり勝負を挑み初球ファールの後にスクイズ警戒でウエストするも動きなく、最後はカウント2-1からの5球目レフトへきっちり犠飛を放ちサヨナラゲーム。
ここから彩星の快進撃が始まった。
そしてあの校歌を再び聞くこととなる。https://www.youtube.com/watch?v=pecdL6Tjt1c
しかし、予想以上の篠山鳳鳴・金井投手の踏ん張りで引き締まった接戦となった。わずか部員14人で県大会出場し延長10回まで戦い抜いた自信をもって一冬越えて春の県大会出場してくれたらと。
それにしても延長の割には試合時間2時間05分でサクッと終わった。
第2試合は53分のインターバルを置いてくれての試合だったが、豊岡総合が序盤から淡路三原を圧倒して容赦なく攻めまくり7回表終了9-0。コールド負け寸前の7回裏2死1塁から連続四死球とエラーで2点もらったが、あと1点奪えず9-2で7回コールドゲーム・・・。
試合終了14時39分で急いでHMF神戸へ向かう道中非常に大きな入道雲を発見し、とんだ降水確率60%だと思いつつ大学野球を途中から無料見物して帰宅。
この翌日に佐藤薬品Sで阪神大学野球9時30分から3試合組まれたので張り切っていったが、試合直前から雨が降り出し第1試合4回途中降雨ノーゲームという非情な結果に・・・。2023秋は雨に祟られっぱなしだった。
さて、翌週は早くも序盤から強豪同士のぶつかり合いが明石トーカロであった。まずは夏の兵庫準優勝の明石商が神戸広陵の挑戦を受ける。それは次回の講釈で。
⚾今日の投手陣
チーム名 選手名 投球回 打者 投球数 安打 犠打 犠飛 四球 死球 三振 失点 自責
篠山鳳鳴 金 井 9 2/3 38 142 6 1 1 2 1 8 4 0
彩星工科 福 富 10 37 126 5 5 1 1 0 9 3 1
(完)
🌟次回予告🌟
R5年度秋季近畿地区高校野球大会兵庫予選観戦記② 魅せろ!明商魂 明石商観戦記
9/17 秋季兵庫大会2回戦 明石トーカロ球場 明石商-神戸弘陵
☝部員5人から36人に急増 まちをあげて野球部強化、地域の元気に
https://news.yahoo.co.jp/articles/b4086bf71f11add8919a40a0935bdfb506d10037
おらがまちの野球部をつくりたい――。山々に囲まれ、人口は4万人を割り込んだ兵庫県丹波篠山市で、高校の野球部を通した地域活性化への取り組みが進んでいる。
丹波篠山市の出身選手では、明石商を経て2020年にプロ野球ロッテにドラフト2位で入団した中森俊介投手(22)がいる。市内中学の有望選手が市外の高校へ入学している状況だ。
21年春、同市に学校がある篠山産業高校の部員は5人まで減り、連合チームを組んで大会に出場した。市や篠山産で野球部だった卒業生は「選手が市外に流出しないためにも、中学生の受け皿を作りたい」と考えた。
全国でも名のある監督を呼び込もうと白羽の矢を立てたのは、神村学園(鹿児島)と創志学園(岡山)を甲子園に導いた長沢宏行監督(71)だった。
長沢監督は、西宮市出身で市西宮を卒業していたが、父親は旧西紀町(現在の丹波篠山市)の出身だ。また、長沢監督はソフトボールの指導者だったころに中学生を対象にしたキャンプを市内で開いた縁があった。
そこから猛アピールした。野球部OB会が、長沢監督に嘆願書を渡したり、酒井隆明市長が直接会いに行って就任を要請したりした。長沢監督は、ほかの複数の高校から監督就任を要請されていたというが、「僕も公立の出身。自分の力が公立でも通用するかどうか、試してみたい」と篠山産への赴任を決めた。その決意を聞いた市長は涙を流して喜んだという。
長沢監督は22年10月、市の特別職「スポーツ振興官」となり、篠山産の監督に就任した。市が雇用した指導者が、県立高校の部活動に関わるのは珍しいケースという。
長沢監督の就任は効果を発揮した。チームの今夏の部員数は3年生5人、2年生13人、1年生18人と36人になった。今春の県大会では、夏の甲子園に2年連続で出場している社と対戦し、敗れはしたが中盤まで競った。結果は32強入りして、今夏はシード権を得た。
市内に住む酒井風雅選手(2年)は、中学3年生のころ、県外の強豪私学への進学を考えていた。だが、強くなっていて家から近い篠山産へ進学した。「打撃や守備、走塁の様々な技術を監督から教えてもらえる。選んで良かった」と話す。チームの状況については「入学してからレベルが上がり、一つにまとまってきた。多くの地元の方々が試合を見に来てくれて、応援されていると感じています」と笑顔を見せた。
野球部だった卒業生たちも全力でチームを支えている。遠方から入学した部員のために、昨年11月から下宿の運営を始めた。学校から自転車で約10分の場所にあった民間宿泊施設を借り上げた。OB会のメンバーら約10人が毎晩交代で泊まり込んで管理している。現在は神戸市、西宮市などの1、2年生9人が利用している。
下宿は木造2階建てで、48畳の大広間があり、夜には素振りやシャドーピッチング、筋力トレーニングができる。ダイニングキッチンも備えていて、料理の得意な卒業生が朝食や夕食をつくっている。食事はバリエーションを増やし、特に栄養面に気をつけて調理している。
OB会長の神山一郎さん(70)は「少しでも甲子園に近づけるように、OB会としてもできる限りのサポートをしていきたい」。長沢監督は「全国でも珍しい取り組みではないか。OBの方々の母校愛は素晴らしい。とても感謝しています」と話す。
下宿には、地元住民から米や野菜、シカ肉などの差し入れが届く。神戸市灘区出身の柏木唯人選手(1年)は「山や田んぼなど自然が豊かで空気がおいしくて、落ち着いた環境で野球に集中できる。自転車で登下校中に住民の方が『頑張ってね』と声をかけてくれるのがうれしい」と言った。
長沢監督は、今夏のチームについて、県外の強豪校と練習試合で接戦ができるようになり、着実に力がついてきたと感じている。「強くて勝てるチームに育て、中学生に選んでもらえるチームにしたい。甲子園へ行けるような土壌をつくりたい」と力を込めた。
篠山産で野球部だった市教委職員の辻川貴志さん(46)は「高校野球を通じた地域活性化を目指して、市としても最大限のバックアップをしたい」と言う。
篠山産は12日、御影―伊川谷の勝者と初戦を迎える。同じブロックには、昨夏4強の滝川二やシードの明石などがいる。
💢滋賀・石部高野球部でいじめ、「重大事態」認定後も継続 最終報告書まとまる
https://news.yahoo.co.jp/articles/bc42017ee095b7c56ac9ddbef85c5d4544eac2f2
滋賀県立石部高校の野球部で令和5年9月、いじめ防止対策推進法の「重大事態」に認定されるいじめがあり、弁護士や臨床心理士など外部委員を含めた調査委員の最終報告書がまとまった。報告書では、被害生徒(3年)が1年のころからいじめが始まり、認定後も継続していたことが判明した。県教委は「報告書の公表については被害生徒側の意向も確認し、検討する」としている。
■1年生から始まる
報告書によると、昨年8月、硬式野球初心者の被害生徒が試合後にミスを部員から責められ、以降、学校や部活を休むことが増えた。同9月5日、朝から行方不明となり、同日夕、野球部顧問に「いなくなりたい」とラインで連絡。同日午後5時半ごろ、自宅マンションの6階で見つかり、聞き取り調査の結果、いじめが発覚した。
加害生徒も含めた調査では、被害生徒は1年時から、練習中のグラウンドや部室で、試合や練習でのエラーについて、野球経験のある加害生徒から、「しっかりやれよ」「エラーしたなら練習しろよ」などと頻繁にいわれ、強い口調でいわれることもあった。
■止まらないいじめ
被害生徒が2年になっても言動によるいじめは続いた。そして、昨年9月に発覚。しかし、同9月12日にいじめ防止対策推進法の「重大事態」に認定した後もいじめは止まらなかった。
認定後は、学校は加害生徒への指導をしているが、同15日には、被害生徒が野球部内でいじめを受けていることを部外に広められ、翌10月4日には、体育の授業中に「一緒にするのはいや」といわれるなどし、言動で苦痛を感じさせられた。
また、同12月11日には、野球部のライングループから、本人の許可なく退会させられた。登校をいやがる被害生徒の様子に異変を感じた母親が気付き、いじめがわかった。
■「報告書は公開を」
同高校の遠藤彰校長によると、「今は落ち着いている」といい、いじめはなくなったという。
報告書では、学校の問題点として、「被害生徒や保護者が深刻な状況であることの認識に欠け、迅速で組織的な対応ができなかった」と指摘。その上で、「いじめの共通理解の徹底」「職員間での情報共有」などの再発防止策を示した。
一連のいじめで、被害者側にも関わらず、「周りから白い目で見られた」という被害生徒の保護者は、「学校は加害生徒側にどんな説明、指導をしたのか。加害生徒にいじめの認識がなく、平然としている。加害生徒の家族までが加担してくる時点で、いじめはなくならないんだと絶望を感じた」という。その上で、最終報告書の公開について、「非公開は加害生徒の擁護でしかない。いじめ根絶のためにも公開してほしい」と話していた。
■いじめ防止対策推進法の「重大事態」
第28条で、「いじめにより当該学校に在籍する児童等の生命、心身又は財産に重大な被害が生じた疑いがあると認めるとき」「いじめにより当該学校に在籍する児童等が相当の期間学校を欠席することを余儀なくされている疑いがあると認めるとき」は、学校の設置者や学校は、「重大事態」として、速やかに組織を設け、事実関係を明確にするための調査をするとある。
📝<高校野球連載「3年力」> 菰野のベースコーチ3年生主将 チームの精神的支柱
https://news.yahoo.co.jp/articles/44a62cf279bad11b157b666c22d2b985f10ad6a0
今年5月、岐阜県で開かれた春季東海地区高校野球大会で、2001年以来となる決勝に進んで中京大中京(愛知)に1点差で敗れ、準優勝した菰野。23年ぶりの春の東海大会決勝に先発出場したのはエース左腕の榮田人逢を始め全員が2年生だった。
春の勢いそのままに、08年以来の全国高校野球選手権出場を目指すこの夏。主力に下級生が多いチームで精神的支柱でもある3年生の山口拓真主将は、三塁コーチとして裏方に徹する覚悟だ。
ベンチでは誰よりも大きな声を出す。試合前、緊張しているチームメートを見つけたら積極的に声をかける。指導陣からの信頼も厚いキャプテンだ。
名古屋市内の中学に通いながら津市の硬式野球チームで活動していた当時、本職は投手だった。西勇輝投手(阪神)ら好投手を多く輩出する野球部に憧れて菰野高校に入学したが、現実は厳しかった。
肩の故障もあって早々に投手の道を諦め、内野手での定位置獲得を目指した。ベンチ入りメンバーにはとどまり続けたが、才能豊かな下級生たちとのレギュラー争いは熾烈。ベンチを温める日々が続く中、野球部主将に推薦されたが「プレーで何も見せられない」自分に務まるのか、不安が募った。
迷いを吹っ切ったのはベンチ外となった同学年の仲間の思いを感じたからだ。試合では応援に回り、自分たちや下級生たちのため、声を枯らしてくれた。「(試合に)出ていない3年生がいる中でベンチに入れさせてもらっている。その人たちの分までできることをやりたい」。高校最後の春、自らベースコーチになることを決断した。
三塁コーチは自身の判断、指示が得点に直結する。「1点入るか入らないかの場面で重要な役割がある。そこにしっかり責任感を持って、練習試合の時から試合の流れ、ランナーの状態を見ながら判断を磨いている」。
「3年生のためプレーする」と言ってくれた2年生の主力メンバーたちの思いにも応えたい。「自分のできることを全力でやる。その背中を後輩たちにも見てほしい」と願っている。
👣宗像が記録的大雨の影響で本番前の練習できずも最後まで意地見せる
https://news.yahoo.co.jp/articles/97172cc4ba6fda4be11824dd2efbfba20e3e0ec8
<高校野球福岡大会:戸畑5-2宗像>◇3日◇2回戦◇福岡県営筑豊緑地野球場
宗像が最後まで意地を見せた。0-5の8回。先頭から4連打でこの回2点を返した。最終回は2死走者なしから一、二塁と好機を演出。1発同点の場面も、横山叶和外野手(3年)のバットは空を切った。
試合前の2日間は記録的な大雨の影響で学校は臨時休校。本番前に満足のいく練習ができず、宗像市には「避難指示」が出されたほど。
同校周辺は土砂災害、冠水などの被害も出た。門岡弘監督(46)は「部員に大きな被害はなかったです」と明かし「初戦ってことで硬さもあった」と振り返った。
🔥ドラフト指名漏れ→独立リーグ→現役引退→中古車販売→NPBへ最後の挑戦 落合秀市「人生で一番野球漬け」
https://news.yahoo.co.jp/articles/ddbacce3eb70f642d8b8100afe33c8d5836a5386?page=1
── あの落合秀市が、練習を再開したらしい。そんな噂が流れたのは、昨年の12月頃だった。
【高校時代にドラフト指名漏れ】
落合秀市とは、高校時代から球界をざわつかせてきた元ドラフト候補である。和歌山東高では最速148キロを計測し、「紀州の剛腕」と評するメディアもあった。同世代の佐々木朗希(大船渡→ロッテ)、奥川恭伸(星稜→ヤクルト)、西純矢(創志学園→阪神)、及川雅貴(横浜→阪神)の4投手が「BIG4」と並び称されたが、落合を「BIG4に匹敵する素材」と高く評価するスカウトもいた。
しかし、2019年のドラフト会議で落合の名前は呼ばれなかった。指名漏れした原因については、落合の素行の悪さを指摘する声もあった。だが、当時の落合を取材してみて、素行の悪さというより内面的な幼さが原因に思えた。
趣味のBMXやスケートボード、愛読していた漫画『キングダム』について語るほうが、野球の話題よりも熱を帯びた。グラブに何か刺繍を入れようと思い立ち、「王騎将軍」「ンフフ、お見事です」とオーダーしたという。『キングダム』のお気に入りのキャラクターと、そのセリフだった。
一見すると無気力な雰囲気なのに、不思議と愛嬌がある。常人には理解しがたい感性と、ピッチングにおける天賦の才。それはプロ野球という最高峰の舞台で生きるように思われた。
その一方で、練習をまともにしようとしなかった中学時代については、「干されとったんです」とあっけらかんと打ち明けた。和歌山東でも米原寿秀監督、南佳詞部長などの指導スタッフが辛抱強く接し、落合を野球に向き合わせていた。野球に対する熱量を思えば、落合がドラフト候補になったこと自体が快挙と言ってよかった。
ドラフト指名漏れのあと、落合は学校関係者に「野球はもういいです」と伝え、「野球断念」と報じられもした。だが、のちに「その時の気分で発言してしまう」と振り返ったように、深い考えで意思表示したわけではない。やがて関西独立リーグ・兵庫ブルーサンダーズ(現・兵庫ブレイバーズ)への入団が発表された。
同じく独立リーグの四国アイランドリーグplusやルートインBCリーグを選ばなかった理由を聞くと、落合はこともなげにこう答えた。
「だってイヤじゃないですか、遠いのって」
和歌山東の米原監督は、いつも落合の身を案じつつ厳しい言葉を口にしていた。落合が独立リーグ入りした直後には、こんな苦言を呈している。
「『プロに行きたい』と言ってるのも、まだほんまに頑張ろうと思って言ってるわけじゃないですから。『お金がほしい』という目的が第一にある。それは別に悪いことじゃないけど、一時の金を目指してやってるだけ。本当に野球が好きやったら、続けるやろうけど」
入団直後からコロナ禍の影響を受け、球団の活動がストップする。落合は慣れない自炊やアルバイトに取り組みながらプレーしたが、結果は残せなかった。2年目は同一リーグ内の06BULLSに移籍したが、6月には退団している。
【独立リーグ退団からの空白の3年】
あれから3年近くが経ち、落合の高知ファイティングドッグスへの入団が発表された。落合はなぜ野球界に戻ってきたのか。5月下旬、私は高知市営野球場へと向かった。球場入口の関係者受付で記帳していると、ちょうど落合が通りかかった。
「お久しぶりです」感情は読み取りにくかったが、不思議と気まずさはない。ユニホーム姿を見られた感慨はあったものの、ほんの数カ月前に会ったばかりのような感覚があった。球場の一室で落合と膝を突き合わせ、まずは高知に入団した理由から聞いた。
「野球から何年も離れてみて、やっぱり野球が好きというのと、野球で頑張って上に行きたいという気持ちが強くなったので高知に来させてもらいました」
3年前、落合は「野球に対して完全に気持ちが切れてしまいました」とボールを置いた。野球から離れて、何をしていたのか。
「最初に建設業をやって、次に中古車販売の会社で働いていました。中古車の会社に行ったのは、いつか自分でクルマ屋さんをやりたいと思ったからで」
だが、中古車販売店で働いた落合は、「職場のおっちゃん」と呼ぶ男性からこんな言葉をかけられたという。
「クルマ屋は歳をとってからでもできる。でも、野球は若い時しかできないんやから、野球をやったら?」
その男性は、落合がプロスカウトから注目されるほどの投手だったことを知っていた。男性の熱心なアドバイスに、落合の心は野球へと傾いていく。恩師の米原監督に相談すると、「グラウンドにおいで」と言ってもらえた。落合は再びグラウンドに立ち、練習を再開する。
高知ファイティングドッグスへの橋渡しは、顔の広い米原監督がしてくれた。もはや「遠いからイヤ」という甘い考えはなかった。落合は「NPBを目指すんやったら、四国(アイランドリーグ)かBC(リーグ)が一番近いと思ったんで」と振り返る。
【失意の落合を救った元阪神の守護神】
だが、落合は高知に入ってすぐ、壁に直面する。体力テストでチームメイトのレベルの高さを痛感させられたのだ。
「メディシンボール投げでチームの最下位くらいやったんです。周りの人に比べて力がなくて、めちゃくちゃ焦りました」
そんな落合に手を差し伸べてくれる人物がいた。今季に入団したばかりのラファエル・ドリスである。ドリスは2016年から2019年までNPBの阪神に在籍し、通算96セーブを挙げた元クローザーである。野球にあまり関心がなかった落合でも、ドリスの存在は知っていた。
チーム関係者を通じてコミュニケーションをとるなかで、落合はドリスに心酔するようになっていった。
「ドリスさんはケガしやん(しない)トレーニングとか、体が強くなるトレーニングをめっちゃ教えてくれます。トレーナーの竹澤(慧)さんやったりドリスさんやったり、いろいろとアドバイスをもらって、いい環境なんでよくなっている感じがあります」
「『ドリスさん』と呼んでいるの?」と尋ねると、落合はコクリとうなずいた。落合のいじらしい一面を見たような気がした。
ドリスにも落合の潜在能力について尋ねると、こんな答えが返ってきた。
「落合はナチュラルにいいものを持っています。ただ、3年も野球をやってきていないので、まだ力を発揮しきれていません。チームで力をつけてアピールしていけば、まだまだ伸びるはず。2~3年後にはNPBで活躍できるピッチャーだよ」
入団時に141キロだった落合の最高球速は、トレーニングを積んだ今は最速149キロまで向上している。落合は感慨を込めて、こう語る。
「がんばった分、結果が目に見えているので楽しいです」
それでも、3年間のブランクを埋めるのは容易ではない。「ブランクを感じますか?」という質問に、落合は「めっちゃ感じます」と答えてこう続けた。
「その日その日の調子がバラバラすぎて、まずは安定させることが大事だと感じます。悪いなりに抑えるピッチングをしたいですね」
完璧に抑え込んだ日があったかと思えば、1イニングも投げきれない乱調の日もある。落合は悪戦苦闘を重ねながら、実戦経験を積んでいる。
【人生で一番野球漬け】
高知での新生活について尋ねると、落合は「カツオのタタキがおいしいです」と笑いつつ、こう続けた。
「とりあえず今は、NPBに行くことしか考えていません。人生で一番野球漬けですね」
落合の笑顔を見て、私は「こんなふうに笑う子だったかな?」という思いを抱いた。今までの落合は、よくも悪くも人のことを心の底では信用していない雰囲気があった。だが、目の前の落合の無垢な笑顔には、そんなムードが微塵も見られなかった。
思わず、「変わったね」という感想が口をついた。すると、落合は「めっちゃいろんな人に『大人になったね』って言われます」と答えた。迷惑をかけ続けてきた米原監督に対する思いを聞くと、落合は「お世話をしてもらったので、NPBに行くところを見せたいです」と神妙に語った。
「今さら遅い」という考え方もあるだろう。落合自身、悔いも抱えている。だが、前を向いて戦うしかない。最後に落合はこんな言葉を口にした。
「あの時から今くらいの気持ちで頑張れていたらな......と思うことはあります。でも、いろんな経験もできたので。もう一回、野球を頑張ろうと思います」
後日、和歌山東の米原監督に会う機会があった。開口一番、「高知に行ってきました」と告げると、米原監督は「いい顔になっとったでしょう?」と答えた。こちらの感想をピタリと言い当てられたような気がした。
「向こう(高知)に行きたいですと言い始めた時の表情が、カゲがとれたというか、いい顔をしとったんです。『僕にはやっぱり、野球しかない』という顔やった。だからこっちも『1年だけ勝負しろや』と言ったんです」
現在の和歌山東には、谷村剛というドラフト候補がいる。谷村目当てで視察したスカウトと名刺交換しながら、米原監督はこんな言葉を添えている。
「高知で落合秀市が復活しましたんで......。ぜひ見てやってください」
時間を巻き戻すことはできない。だが、落合秀市は野球選手である前に、人間である。ひとりの人間として必要な時間を過ごした男が、今やどんなボールを投げ込むようになったのか。四国の地で、ひとりでも多くの野球ファンに見てもらいたい。
⚾岩手さんへ
岩手はやはり今年も花巻東が筆頭候補なんですね。野球がものすごくコスいから多少投手力が劣っても、序盤は力でねじ伏せてノーシード校を圧倒し、大会終盤には狡猾なやり口で相手よりも1点多くとって進撃するイメージでしょうか??
盛岡大付の脳筋野球は依然と大きく変わって甲子園初戦は無類の強さを誇っているので、近畿勢と早い段階では当たって欲しくないですね。
水沢商は名前すら知らないですが、大船渡は佐々木がミソをつけたので、、、一関学院は甲子園に出たら強いイメージはありますね。
専大北上は昔は強かったけれど、ドラフト裏金問題で高野連から一時除名されてからこっちでは全く名前を聞かないですね・・・・・。
最後に卒業した小学校の動向まで把握されているんですね!
僕は卒業した小中学校の後輩のことは無関心なんで・・・全く知らないですね。高校は野球部と女子サッカー部は逐一、洞察してますが(笑)
P・S 今日のウインク球場は124人の観衆を集めて堺が姫路に11-4で勝利とのことです。
試合時間3時間18分なんで20時18分終了だったら天気良すぎたので日没が19時過ぎゆえに遅くとも6回頃から点灯したのかな?
7回10点差のコールド規定があり、6回表終了7-0で観戦していたら焦っていたと思いますが、6回裏に4点反撃して腰を落ち着けて観戦できたのかなと。
水曜日ゆえに ぽん吉 定休日でマクドナルドで夜ご飯食べて、平日ダイヤでも苦戦しながら帰宅していたのかなと。
とりあえず土曜日の伊勢は雨は降らなさそうですが、熱中症警戒アラートが心配ですね・・・・・。
金曜・日曜が35度で土曜は33度・・・・・でもアレは湿度7割気温1割で数値を決めるらしいので単純に気温が低いからと言って油断できないですから、、、、、
快晴なのに球場到着したら「熱中症警戒アラートの数値が高いから本日中止!!」なんて言われたら、その場で倒れてしまいそうです。。。
大会前からこの熱さなんで、梅雨明けしたら愛知大会の中盤以降は連日中止で最後は予備日なしでゴリゴリの日程を組むのか注視しておきます(笑)
https://news.yahoo.co.jp/articles/b4086bf71f11add8919a40a0935bdfb506d10037
おらがまちの野球部をつくりたい――。山々に囲まれ、人口は4万人を割り込んだ兵庫県丹波篠山市で、高校の野球部を通した地域活性化への取り組みが進んでいる。
丹波篠山市の出身選手では、明石商を経て2020年にプロ野球ロッテにドラフト2位で入団した中森俊介投手(22)がいる。市内中学の有望選手が市外の高校へ入学している状況だ。
21年春、同市に学校がある篠山産業高校の部員は5人まで減り、連合チームを組んで大会に出場した。市や篠山産で野球部だった卒業生は「選手が市外に流出しないためにも、中学生の受け皿を作りたい」と考えた。
全国でも名のある監督を呼び込もうと白羽の矢を立てたのは、神村学園(鹿児島)と創志学園(岡山)を甲子園に導いた長沢宏行監督(71)だった。
長沢監督は、西宮市出身で市西宮を卒業していたが、父親は旧西紀町(現在の丹波篠山市)の出身だ。また、長沢監督はソフトボールの指導者だったころに中学生を対象にしたキャンプを市内で開いた縁があった。
そこから猛アピールした。野球部OB会が、長沢監督に嘆願書を渡したり、酒井隆明市長が直接会いに行って就任を要請したりした。長沢監督は、ほかの複数の高校から監督就任を要請されていたというが、「僕も公立の出身。自分の力が公立でも通用するかどうか、試してみたい」と篠山産への赴任を決めた。その決意を聞いた市長は涙を流して喜んだという。
長沢監督は22年10月、市の特別職「スポーツ振興官」となり、篠山産の監督に就任した。市が雇用した指導者が、県立高校の部活動に関わるのは珍しいケースという。
長沢監督の就任は効果を発揮した。チームの今夏の部員数は3年生5人、2年生13人、1年生18人と36人になった。今春の県大会では、夏の甲子園に2年連続で出場している社と対戦し、敗れはしたが中盤まで競った。結果は32強入りして、今夏はシード権を得た。
市内に住む酒井風雅選手(2年)は、中学3年生のころ、県外の強豪私学への進学を考えていた。だが、強くなっていて家から近い篠山産へ進学した。「打撃や守備、走塁の様々な技術を監督から教えてもらえる。選んで良かった」と話す。チームの状況については「入学してからレベルが上がり、一つにまとまってきた。多くの地元の方々が試合を見に来てくれて、応援されていると感じています」と笑顔を見せた。
野球部だった卒業生たちも全力でチームを支えている。遠方から入学した部員のために、昨年11月から下宿の運営を始めた。学校から自転車で約10分の場所にあった民間宿泊施設を借り上げた。OB会のメンバーら約10人が毎晩交代で泊まり込んで管理している。現在は神戸市、西宮市などの1、2年生9人が利用している。
下宿は木造2階建てで、48畳の大広間があり、夜には素振りやシャドーピッチング、筋力トレーニングができる。ダイニングキッチンも備えていて、料理の得意な卒業生が朝食や夕食をつくっている。食事はバリエーションを増やし、特に栄養面に気をつけて調理している。
OB会長の神山一郎さん(70)は「少しでも甲子園に近づけるように、OB会としてもできる限りのサポートをしていきたい」。長沢監督は「全国でも珍しい取り組みではないか。OBの方々の母校愛は素晴らしい。とても感謝しています」と話す。
下宿には、地元住民から米や野菜、シカ肉などの差し入れが届く。神戸市灘区出身の柏木唯人選手(1年)は「山や田んぼなど自然が豊かで空気がおいしくて、落ち着いた環境で野球に集中できる。自転車で登下校中に住民の方が『頑張ってね』と声をかけてくれるのがうれしい」と言った。
長沢監督は、今夏のチームについて、県外の強豪校と練習試合で接戦ができるようになり、着実に力がついてきたと感じている。「強くて勝てるチームに育て、中学生に選んでもらえるチームにしたい。甲子園へ行けるような土壌をつくりたい」と力を込めた。
篠山産で野球部だった市教委職員の辻川貴志さん(46)は「高校野球を通じた地域活性化を目指して、市としても最大限のバックアップをしたい」と言う。
篠山産は12日、御影―伊川谷の勝者と初戦を迎える。同じブロックには、昨夏4強の滝川二やシードの明石などがいる。
💢滋賀・石部高野球部でいじめ、「重大事態」認定後も継続 最終報告書まとまる
https://news.yahoo.co.jp/articles/bc42017ee095b7c56ac9ddbef85c5d4544eac2f2
滋賀県立石部高校の野球部で令和5年9月、いじめ防止対策推進法の「重大事態」に認定されるいじめがあり、弁護士や臨床心理士など外部委員を含めた調査委員の最終報告書がまとまった。報告書では、被害生徒(3年)が1年のころからいじめが始まり、認定後も継続していたことが判明した。県教委は「報告書の公表については被害生徒側の意向も確認し、検討する」としている。
■1年生から始まる
報告書によると、昨年8月、硬式野球初心者の被害生徒が試合後にミスを部員から責められ、以降、学校や部活を休むことが増えた。同9月5日、朝から行方不明となり、同日夕、野球部顧問に「いなくなりたい」とラインで連絡。同日午後5時半ごろ、自宅マンションの6階で見つかり、聞き取り調査の結果、いじめが発覚した。
加害生徒も含めた調査では、被害生徒は1年時から、練習中のグラウンドや部室で、試合や練習でのエラーについて、野球経験のある加害生徒から、「しっかりやれよ」「エラーしたなら練習しろよ」などと頻繁にいわれ、強い口調でいわれることもあった。
■止まらないいじめ
被害生徒が2年になっても言動によるいじめは続いた。そして、昨年9月に発覚。しかし、同9月12日にいじめ防止対策推進法の「重大事態」に認定した後もいじめは止まらなかった。
認定後は、学校は加害生徒への指導をしているが、同15日には、被害生徒が野球部内でいじめを受けていることを部外に広められ、翌10月4日には、体育の授業中に「一緒にするのはいや」といわれるなどし、言動で苦痛を感じさせられた。
また、同12月11日には、野球部のライングループから、本人の許可なく退会させられた。登校をいやがる被害生徒の様子に異変を感じた母親が気付き、いじめがわかった。
■「報告書は公開を」
同高校の遠藤彰校長によると、「今は落ち着いている」といい、いじめはなくなったという。
報告書では、学校の問題点として、「被害生徒や保護者が深刻な状況であることの認識に欠け、迅速で組織的な対応ができなかった」と指摘。その上で、「いじめの共通理解の徹底」「職員間での情報共有」などの再発防止策を示した。
一連のいじめで、被害者側にも関わらず、「周りから白い目で見られた」という被害生徒の保護者は、「学校は加害生徒側にどんな説明、指導をしたのか。加害生徒にいじめの認識がなく、平然としている。加害生徒の家族までが加担してくる時点で、いじめはなくならないんだと絶望を感じた」という。その上で、最終報告書の公開について、「非公開は加害生徒の擁護でしかない。いじめ根絶のためにも公開してほしい」と話していた。
■いじめ防止対策推進法の「重大事態」
第28条で、「いじめにより当該学校に在籍する児童等の生命、心身又は財産に重大な被害が生じた疑いがあると認めるとき」「いじめにより当該学校に在籍する児童等が相当の期間学校を欠席することを余儀なくされている疑いがあると認めるとき」は、学校の設置者や学校は、「重大事態」として、速やかに組織を設け、事実関係を明確にするための調査をするとある。
📝<高校野球連載「3年力」> 菰野のベースコーチ3年生主将 チームの精神的支柱
https://news.yahoo.co.jp/articles/44a62cf279bad11b157b666c22d2b985f10ad6a0
今年5月、岐阜県で開かれた春季東海地区高校野球大会で、2001年以来となる決勝に進んで中京大中京(愛知)に1点差で敗れ、準優勝した菰野。23年ぶりの春の東海大会決勝に先発出場したのはエース左腕の榮田人逢を始め全員が2年生だった。
春の勢いそのままに、08年以来の全国高校野球選手権出場を目指すこの夏。主力に下級生が多いチームで精神的支柱でもある3年生の山口拓真主将は、三塁コーチとして裏方に徹する覚悟だ。
ベンチでは誰よりも大きな声を出す。試合前、緊張しているチームメートを見つけたら積極的に声をかける。指導陣からの信頼も厚いキャプテンだ。
名古屋市内の中学に通いながら津市の硬式野球チームで活動していた当時、本職は投手だった。西勇輝投手(阪神)ら好投手を多く輩出する野球部に憧れて菰野高校に入学したが、現実は厳しかった。
肩の故障もあって早々に投手の道を諦め、内野手での定位置獲得を目指した。ベンチ入りメンバーにはとどまり続けたが、才能豊かな下級生たちとのレギュラー争いは熾烈。ベンチを温める日々が続く中、野球部主将に推薦されたが「プレーで何も見せられない」自分に務まるのか、不安が募った。
迷いを吹っ切ったのはベンチ外となった同学年の仲間の思いを感じたからだ。試合では応援に回り、自分たちや下級生たちのため、声を枯らしてくれた。「(試合に)出ていない3年生がいる中でベンチに入れさせてもらっている。その人たちの分までできることをやりたい」。高校最後の春、自らベースコーチになることを決断した。
三塁コーチは自身の判断、指示が得点に直結する。「1点入るか入らないかの場面で重要な役割がある。そこにしっかり責任感を持って、練習試合の時から試合の流れ、ランナーの状態を見ながら判断を磨いている」。
「3年生のためプレーする」と言ってくれた2年生の主力メンバーたちの思いにも応えたい。「自分のできることを全力でやる。その背中を後輩たちにも見てほしい」と願っている。
👣宗像が記録的大雨の影響で本番前の練習できずも最後まで意地見せる
https://news.yahoo.co.jp/articles/97172cc4ba6fda4be11824dd2efbfba20e3e0ec8
<高校野球福岡大会:戸畑5-2宗像>◇3日◇2回戦◇福岡県営筑豊緑地野球場
宗像が最後まで意地を見せた。0-5の8回。先頭から4連打でこの回2点を返した。最終回は2死走者なしから一、二塁と好機を演出。1発同点の場面も、横山叶和外野手(3年)のバットは空を切った。
試合前の2日間は記録的な大雨の影響で学校は臨時休校。本番前に満足のいく練習ができず、宗像市には「避難指示」が出されたほど。
同校周辺は土砂災害、冠水などの被害も出た。門岡弘監督(46)は「部員に大きな被害はなかったです」と明かし「初戦ってことで硬さもあった」と振り返った。
🔥ドラフト指名漏れ→独立リーグ→現役引退→中古車販売→NPBへ最後の挑戦 落合秀市「人生で一番野球漬け」
https://news.yahoo.co.jp/articles/ddbacce3eb70f642d8b8100afe33c8d5836a5386?page=1
── あの落合秀市が、練習を再開したらしい。そんな噂が流れたのは、昨年の12月頃だった。
【高校時代にドラフト指名漏れ】
落合秀市とは、高校時代から球界をざわつかせてきた元ドラフト候補である。和歌山東高では最速148キロを計測し、「紀州の剛腕」と評するメディアもあった。同世代の佐々木朗希(大船渡→ロッテ)、奥川恭伸(星稜→ヤクルト)、西純矢(創志学園→阪神)、及川雅貴(横浜→阪神)の4投手が「BIG4」と並び称されたが、落合を「BIG4に匹敵する素材」と高く評価するスカウトもいた。
しかし、2019年のドラフト会議で落合の名前は呼ばれなかった。指名漏れした原因については、落合の素行の悪さを指摘する声もあった。だが、当時の落合を取材してみて、素行の悪さというより内面的な幼さが原因に思えた。
趣味のBMXやスケートボード、愛読していた漫画『キングダム』について語るほうが、野球の話題よりも熱を帯びた。グラブに何か刺繍を入れようと思い立ち、「王騎将軍」「ンフフ、お見事です」とオーダーしたという。『キングダム』のお気に入りのキャラクターと、そのセリフだった。
一見すると無気力な雰囲気なのに、不思議と愛嬌がある。常人には理解しがたい感性と、ピッチングにおける天賦の才。それはプロ野球という最高峰の舞台で生きるように思われた。
その一方で、練習をまともにしようとしなかった中学時代については、「干されとったんです」とあっけらかんと打ち明けた。和歌山東でも米原寿秀監督、南佳詞部長などの指導スタッフが辛抱強く接し、落合を野球に向き合わせていた。野球に対する熱量を思えば、落合がドラフト候補になったこと自体が快挙と言ってよかった。
ドラフト指名漏れのあと、落合は学校関係者に「野球はもういいです」と伝え、「野球断念」と報じられもした。だが、のちに「その時の気分で発言してしまう」と振り返ったように、深い考えで意思表示したわけではない。やがて関西独立リーグ・兵庫ブルーサンダーズ(現・兵庫ブレイバーズ)への入団が発表された。
同じく独立リーグの四国アイランドリーグplusやルートインBCリーグを選ばなかった理由を聞くと、落合はこともなげにこう答えた。
「だってイヤじゃないですか、遠いのって」
和歌山東の米原監督は、いつも落合の身を案じつつ厳しい言葉を口にしていた。落合が独立リーグ入りした直後には、こんな苦言を呈している。
「『プロに行きたい』と言ってるのも、まだほんまに頑張ろうと思って言ってるわけじゃないですから。『お金がほしい』という目的が第一にある。それは別に悪いことじゃないけど、一時の金を目指してやってるだけ。本当に野球が好きやったら、続けるやろうけど」
入団直後からコロナ禍の影響を受け、球団の活動がストップする。落合は慣れない自炊やアルバイトに取り組みながらプレーしたが、結果は残せなかった。2年目は同一リーグ内の06BULLSに移籍したが、6月には退団している。
【独立リーグ退団からの空白の3年】
あれから3年近くが経ち、落合の高知ファイティングドッグスへの入団が発表された。落合はなぜ野球界に戻ってきたのか。5月下旬、私は高知市営野球場へと向かった。球場入口の関係者受付で記帳していると、ちょうど落合が通りかかった。
「お久しぶりです」感情は読み取りにくかったが、不思議と気まずさはない。ユニホーム姿を見られた感慨はあったものの、ほんの数カ月前に会ったばかりのような感覚があった。球場の一室で落合と膝を突き合わせ、まずは高知に入団した理由から聞いた。
「野球から何年も離れてみて、やっぱり野球が好きというのと、野球で頑張って上に行きたいという気持ちが強くなったので高知に来させてもらいました」
3年前、落合は「野球に対して完全に気持ちが切れてしまいました」とボールを置いた。野球から離れて、何をしていたのか。
「最初に建設業をやって、次に中古車販売の会社で働いていました。中古車の会社に行ったのは、いつか自分でクルマ屋さんをやりたいと思ったからで」
だが、中古車販売店で働いた落合は、「職場のおっちゃん」と呼ぶ男性からこんな言葉をかけられたという。
「クルマ屋は歳をとってからでもできる。でも、野球は若い時しかできないんやから、野球をやったら?」
その男性は、落合がプロスカウトから注目されるほどの投手だったことを知っていた。男性の熱心なアドバイスに、落合の心は野球へと傾いていく。恩師の米原監督に相談すると、「グラウンドにおいで」と言ってもらえた。落合は再びグラウンドに立ち、練習を再開する。
高知ファイティングドッグスへの橋渡しは、顔の広い米原監督がしてくれた。もはや「遠いからイヤ」という甘い考えはなかった。落合は「NPBを目指すんやったら、四国(アイランドリーグ)かBC(リーグ)が一番近いと思ったんで」と振り返る。
【失意の落合を救った元阪神の守護神】
だが、落合は高知に入ってすぐ、壁に直面する。体力テストでチームメイトのレベルの高さを痛感させられたのだ。
「メディシンボール投げでチームの最下位くらいやったんです。周りの人に比べて力がなくて、めちゃくちゃ焦りました」
そんな落合に手を差し伸べてくれる人物がいた。今季に入団したばかりのラファエル・ドリスである。ドリスは2016年から2019年までNPBの阪神に在籍し、通算96セーブを挙げた元クローザーである。野球にあまり関心がなかった落合でも、ドリスの存在は知っていた。
チーム関係者を通じてコミュニケーションをとるなかで、落合はドリスに心酔するようになっていった。
「ドリスさんはケガしやん(しない)トレーニングとか、体が強くなるトレーニングをめっちゃ教えてくれます。トレーナーの竹澤(慧)さんやったりドリスさんやったり、いろいろとアドバイスをもらって、いい環境なんでよくなっている感じがあります」
「『ドリスさん』と呼んでいるの?」と尋ねると、落合はコクリとうなずいた。落合のいじらしい一面を見たような気がした。
ドリスにも落合の潜在能力について尋ねると、こんな答えが返ってきた。
「落合はナチュラルにいいものを持っています。ただ、3年も野球をやってきていないので、まだ力を発揮しきれていません。チームで力をつけてアピールしていけば、まだまだ伸びるはず。2~3年後にはNPBで活躍できるピッチャーだよ」
入団時に141キロだった落合の最高球速は、トレーニングを積んだ今は最速149キロまで向上している。落合は感慨を込めて、こう語る。
「がんばった分、結果が目に見えているので楽しいです」
それでも、3年間のブランクを埋めるのは容易ではない。「ブランクを感じますか?」という質問に、落合は「めっちゃ感じます」と答えてこう続けた。
「その日その日の調子がバラバラすぎて、まずは安定させることが大事だと感じます。悪いなりに抑えるピッチングをしたいですね」
完璧に抑え込んだ日があったかと思えば、1イニングも投げきれない乱調の日もある。落合は悪戦苦闘を重ねながら、実戦経験を積んでいる。
【人生で一番野球漬け】
高知での新生活について尋ねると、落合は「カツオのタタキがおいしいです」と笑いつつ、こう続けた。
「とりあえず今は、NPBに行くことしか考えていません。人生で一番野球漬けですね」
落合の笑顔を見て、私は「こんなふうに笑う子だったかな?」という思いを抱いた。今までの落合は、よくも悪くも人のことを心の底では信用していない雰囲気があった。だが、目の前の落合の無垢な笑顔には、そんなムードが微塵も見られなかった。
思わず、「変わったね」という感想が口をついた。すると、落合は「めっちゃいろんな人に『大人になったね』って言われます」と答えた。迷惑をかけ続けてきた米原監督に対する思いを聞くと、落合は「お世話をしてもらったので、NPBに行くところを見せたいです」と神妙に語った。
「今さら遅い」という考え方もあるだろう。落合自身、悔いも抱えている。だが、前を向いて戦うしかない。最後に落合はこんな言葉を口にした。
「あの時から今くらいの気持ちで頑張れていたらな......と思うことはあります。でも、いろんな経験もできたので。もう一回、野球を頑張ろうと思います」
後日、和歌山東の米原監督に会う機会があった。開口一番、「高知に行ってきました」と告げると、米原監督は「いい顔になっとったでしょう?」と答えた。こちらの感想をピタリと言い当てられたような気がした。
「向こう(高知)に行きたいですと言い始めた時の表情が、カゲがとれたというか、いい顔をしとったんです。『僕にはやっぱり、野球しかない』という顔やった。だからこっちも『1年だけ勝負しろや』と言ったんです」
現在の和歌山東には、谷村剛というドラフト候補がいる。谷村目当てで視察したスカウトと名刺交換しながら、米原監督はこんな言葉を添えている。
「高知で落合秀市が復活しましたんで......。ぜひ見てやってください」
時間を巻き戻すことはできない。だが、落合秀市は野球選手である前に、人間である。ひとりの人間として必要な時間を過ごした男が、今やどんなボールを投げ込むようになったのか。四国の地で、ひとりでも多くの野球ファンに見てもらいたい。
⚾岩手さんへ
岩手はやはり今年も花巻東が筆頭候補なんですね。野球がものすごくコスいから多少投手力が劣っても、序盤は力でねじ伏せてノーシード校を圧倒し、大会終盤には狡猾なやり口で相手よりも1点多くとって進撃するイメージでしょうか??
盛岡大付の脳筋野球は依然と大きく変わって甲子園初戦は無類の強さを誇っているので、近畿勢と早い段階では当たって欲しくないですね。
水沢商は名前すら知らないですが、大船渡は佐々木がミソをつけたので、、、一関学院は甲子園に出たら強いイメージはありますね。
専大北上は昔は強かったけれど、ドラフト裏金問題で高野連から一時除名されてからこっちでは全く名前を聞かないですね・・・・・。
最後に卒業した小学校の動向まで把握されているんですね!
僕は卒業した小中学校の後輩のことは無関心なんで・・・全く知らないですね。高校は野球部と女子サッカー部は逐一、洞察してますが(笑)
P・S 今日のウインク球場は124人の観衆を集めて堺が姫路に11-4で勝利とのことです。
試合時間3時間18分なんで20時18分終了だったら天気良すぎたので日没が19時過ぎゆえに遅くとも6回頃から点灯したのかな?
7回10点差のコールド規定があり、6回表終了7-0で観戦していたら焦っていたと思いますが、6回裏に4点反撃して腰を落ち着けて観戦できたのかなと。
水曜日ゆえに ぽん吉 定休日でマクドナルドで夜ご飯食べて、平日ダイヤでも苦戦しながら帰宅していたのかなと。
とりあえず土曜日の伊勢は雨は降らなさそうですが、熱中症警戒アラートが心配ですね・・・・・。
金曜・日曜が35度で土曜は33度・・・・・でもアレは湿度7割気温1割で数値を決めるらしいので単純に気温が低いからと言って油断できないですから、、、、、
快晴なのに球場到着したら「熱中症警戒アラートの数値が高いから本日中止!!」なんて言われたら、その場で倒れてしまいそうです。。。
大会前からこの熱さなんで、梅雨明けしたら愛知大会の中盤以降は連日中止で最後は予備日なしでゴリゴリの日程を組むのか注視しておきます(笑)
東北地区最後は私地元岩手県です!花巻東でしょうけど、育英や山田のような軸になる投手がいないかな?1年の2人はさすがだな!うちの地元からの子いるようです。
対抗の盛大付は打線はいい感じだが投手陣が弱いので、得点するも失点が上回るり負けるパターンが多いかな?
水沢商、大船渡の2校は個々の力弱いかもしれませんが学院、盛大付などを倒したからか段々強くなっていく感じです。
専北は戦力的には東と変わらないと思うけど!夏になると早々と消えている。誠桜は監督が謹慎処分になり次の監督が同じようにするか、変えてするか気になる所です。
盛岡中央にPL学園中学卒の選手がいるみたいです。
最後はこちら事です!
母校の小学校がいわゆる小学校の甲子園と言われる大会に岩手県代表になりましたし徳島県で行われる大会にも代表になりました!
対抗の盛大付は打線はいい感じだが投手陣が弱いので、得点するも失点が上回るり負けるパターンが多いかな?
水沢商、大船渡の2校は個々の力弱いかもしれませんが学院、盛大付などを倒したからか段々強くなっていく感じです。
専北は戦力的には東と変わらないと思うけど!夏になると早々と消えている。誠桜は監督が謹慎処分になり次の監督が同じようにするか、変えてするか気になる所です。
盛岡中央にPL学園中学卒の選手がいるみたいです。
最後はこちら事です!
母校の小学校がいわゆる小学校の甲子園と言われる大会に岩手県代表になりましたし徳島県で行われる大会にも代表になりました!
💢3日連続で北部大会の全9試合が雨天順延/福岡
https://news.yahoo.co.jp/articles/b3f97c0fd9c56c896629bb5d8c31966e774b5810
<高校野球福岡大会>◇2日◇1、2回戦
福岡県高野連は2日に北九州市民球場など3会場で予定されていた北部大会の全9試合を雨天のため順延すると発表した。順延は3日連続。
今春のセンバツに出場した東海大福岡、大会連覇を狙う九州国際大付などシード校も登場する予定だった。
南部大会は福岡県営春日公園野球場の第3試合で予定された八女-ありあけ新世が順延となった。同会場での第1試合が悪天候で約3時間遅れで始まり、時間の都合により順延を決めた。
その他7試合は通常通り行われる予定。昨夏4強入りした大牟田は5回コールド発進を決め、プロ注目で190センチの大型右腕、柴田獅子(3年)を擁する福岡大大濠は初戦を迎える。
✌いつか自分も甲子園に 夏の高校野球三重大会 6日始球式、ダイム伊勢で登板
https://news.yahoo.co.jp/articles/499a965ba16081b38b1b12c8dc9b58e9b7531f71
松尾小6年の稲塚君、投打ともに好き
第106回全国高校野球選手権三重大会が5日、四日市市の四日市ドームで開会式が行われ開幕する。試合は翌6日から松阪市立野町のドリームオーシャンスタジアム(県営松阪野球場)など県内4球場で行われ、子供たちが各球場の初戦前に始球式を行う。うち、伊勢市のダイムスタジアム伊勢では稲塚史康君(松尾小・6年)が登板する。
県高野連では例年、会場となる県内4球場での開幕試合前に、小学生各2人による始球式を実施。新型コロナの影響で中止していたが、昨年、4年ぶりに行われた。今回は5月中旬から希望者を募り、応募のあった男女95人から抽選で8人を決めた。
稲塚君は父親で野球好きの会社員・浩敏さん(39)の影響でわかすぎ第二保育園・年長時から野球をしている。現在、チームには所属していないが、投打ともに大好き。プロ野球では中日ドラゴンズと福岡ソフトバンクホークスの2チームが〝推し〟チーム。
今回の応募は「これからも野球を続け、いつか甲子園に出場したい」という思いから、まずは高校生の舞台で投球してみたいと応募。6月25日に県高野連から連絡を受けた浩敏さんから当選が伝えられると、「選ばれると思っていなかったからドッキリだと思った」と振り返る。本当だと分かった瞬間にとても喜んだが、同時に緊張感が出てきたという。始球式に向け、浩敏さんと野球をしている兄の正康君(中部中・1年)と共に練習し本番に臨む。
稲塚君は「当日はノーバウンドでストライクを投げる姿をみんなに見てもらいたい。緊張するけど、とても楽しみです」と意気込む。
稲塚君は6日午前8時45分からの皇學館―桑名北との試合前の始球式に登板する。
📝<高校野球連載「3年力」>海星ダブル主将の1人・山下 2つの伝統校経験が強み
https://news.yahoo.co.jp/articles/b05caaae7bbb10f0aaeb41589ddf9d43e32a6ccf
春夏通算13回の甲子園出場経験を持ち、3学年合わせて部員約100人の海星高校(四日市市)硬式野球部。県内屈指の大所帯を束ねる「ダブル主将」の1人、3年生の山下透海内野手は、練習試合以外で同校のユニホームに袖を通したことがない。昨年6月、智弁学園(奈良県)から転入したからだ。海星の選手として臨む、最初で最後の公式戦となる5日開幕の全国高校野球選手権三重大会で「これまでの集大成を見せたい」と話す。
津市出身の右の強打者。強肩と勝負強い打撃で朝陽中時代、硬式野球のヤングリーグ中日本選抜などに選ばれた。中学卒業後は春夏通算35度の甲子園出場を誇る智弁学園へ。全国屈指の強豪校で1年目からAチーム入りし「へたくそながら」充実した野球生活を送っていた。
高校2年目。家庭の事情で三重に戻ることになり、同校と交流のあった海星へ転校することになった。転校先決定には智弁学園の仲間の励ましが背中を押した。海星には中学時代のチームメートがいたことも心強く、現在ダブル主将を務める山川瑠輝外野手からは「期待している」と歓迎のメッセージを受けた。
転入後は、高野連の規定で1年間公式戦に出られなかったが「最後の夏に向けて自分で追い込んでやると決意した」。打撃練習では「一番深い右中間を狙って練習した」。もともと走塁に自信がなかったが、走塁練習に力を入れる海星で苦手意識の克服に努めた。
新チームが発足するとダブル主将の1人に選ばれた。秋の公式戦は記録員でベンチ入りし、裏方でチームを支えた。智弁学園時代の経験から「日頃の振る舞いが大事な試合の1本、1球につながる」とあいさつや清掃の徹底など訴えた。自分も率先してゴミ拾いなどに取り組んだ。
高校3年間を振り返り「2つの高校で、ほかの高校球児と違う経験ができた」。転入から数カ月で主将になった自分の考えを、快く受け入れてくれた海星の仲間にも感謝している。チーム一丸で目指すのは海星として26年ぶりの夏の甲子園切符。「甲子園に出て、智弁学園と笑顔で試合できたら最高。智弁学園のチームメートに、変わった自分を見せたい」
💢福岡と継続試合の純真に新型コロナ感染で主力2選手欠場
https://news.yahoo.co.jp/articles/cd11e30d5f7c7923e1d811670b8ae9eb4cff39a1
高校野球福岡大会で2日に久留米市球場で行われる第1試合、福岡-純真において、純真の主力2選手が新型コロナ感染で欠場し、特例措置で新たな2選手がスタメンに名を連ねた。
雨天によるグラウンドコンディション不良のため、試合は1時間遅れの午前10時開始となった。
この試合は6月30日に行われ、福岡が8-1でリードの6回2死二塁で雨が強まり今大会初の継続試合となっている。雨天の影響で同カードは1日も中止で、3日がかりの勝負になっている。
📝沖縄球界に異変起こした謎の高校 興南・沖縄尚学の2強破って創部3年目で県王者「エナジックスポーツ」とは
https://news.yahoo.co.jp/articles/844dd8d71080075ae7573c18229bd76f689678eb?page=1
地元出身の企業人が設立 理念は「世界へ翔く、トップアスリートの育成」
海を越え、甲子園から沖縄に大優勝旗を持ち帰った高校は2校しかいない。私立の沖縄尚学と興南だ。沖縄の高校野球界は近年もこの両雄が軸だが、この春、そこに割って入る異色のチームが現れた。同じく私立の「エナジックスポーツ高等学院」(以下、エナジック)である。まだ創部3年目ながら、機動力を重視した「ノーサイン野球」を武器に春の県大会で沖縄尚学や興南を打ち破り、頂点をかっさらった。やけにカタカナが目に付く長い校名、新興チームがあうんの呼吸で見せる縦横無尽の攻撃――。謎めいた高校の正体を紐解く。
4月10日、沖縄県春季大会の決勝。エナジック対興南。日中は気温が25度近くまで上がり、夏の気配を感じる一日だった。熱気漂うスタジアムで、エナジックの三塁ベンチ側に終始穏やかな表情で選手たちを見守るコーチがいた。
片手には青色のメガホン。でも、プレーの指示を送るジェスチャーは一切ない。ノーサイン野球を主導する神谷嘉宗監督(69)、その人である。
エナジックの校名は聞いたことがなくとも、高校野球ファンであれば「神谷嘉宗」の名を知っている人はいくらか多いだろう。2008年に浦添商を率いて夏の甲子園に出場し、自身初の聖地での指揮ながらベスト4に進出。2014年には美里工を初のセンバツ出場に導いた。40年以上に渡り公立で監督を務めた後、2021年7月にエナジックの監督に就任。副学院長も兼任する。
「エナジックスポーツ高等学院」とはどのような経緯で誕生した学校なのか、なぜ沖縄が誇る名将の一人を招聘するに至ったのか、どのようにしてノーサイン野球を構築しているのか。夏の県大会に向けて準備を重ねていた5月中旬、神谷氏がインタビューに応じた。
エナジックは2021年4月、「文武ともに力強く、世界で求められる豊かな国際性と高いコミュニケーション能力を持ったグローバル人材の育成」を教育理念に掲げ、名護市瀬嵩にある旧久志小学校跡地に開校した。沖縄本島北部に広がる亜熱帯林、東海岸に臨む美しい海に囲まれた自然豊かな立地だ。
当初は通信制のみだったが、2024年4月からは通信制と全日制の並置校となった。「世界へ翔く、トップアスリートの育成」を目標とした全寮制の学校で、野球部は全員全日制の普通科に所属する。強化指定競技として野球部とゴルフ部があり、来年度からは駅伝部、卓球部、ボーリング部も設置予定だ。
専門機材を揃えたウエイトトレーニング施設や野球部が使う全面人工芝の室内練習場、2、3年生には一人部屋が充てられる学生寮などを完備。競技に集中できる環境が整う。
授業は午前中の4時間が普通科目、午後は体育科目として各種スポーツと部活動に取り組む。その他、毎朝ホームルームの前に20分間の英語学習があったり、資格取得のための勉強をサポートする教諭がいたりと、カリキュラムは個性豊か。
文武両道を謳うことに加え、40年以上に渡り教壇に立ってきた神谷氏の「高校教育は生きる力を身に付けることが目的。競技で勝つだけではなく、スポーツも勉強もしっかり取り組むことが生徒たちの将来につながる」という教育者としての信念も反映されている。自主性を重んじているためチャイムがなく、髪型の決まりはない。制服も行事以外で着るかどうかは生徒の自由だ。
運営するのは学校法人大城学園。世界20か国以上に拠点を構える医療・健康機器の開発メーカー「エナジックグループ」の会長・創業者で、沖縄出身の大城博成氏が理事長を務める。学校が立地する瀬嵩は大城氏の生まれ故郷であり、神谷氏は「廃校になった学校を活用することで地域活性化につなげたい思いもあったようです」と説明する。
エナジックという企業名は、沖縄のスポーツ界では以前から馴染みが深い。2008年に硬式の社会人野球チーム「エナジック」を設立し、昨年まではオリックスで打点王やベストナインに輝いた沖縄出身の石嶺和彦氏が監督を務めていた。2012年には多くのプロゴルファーを輩出しているエナジックゴルフアカデミーを開設し、ボウリングや卓球でもアカデミーを運営する。
「企業で得た利益を地域に還元したい、社会貢献に役立てたいという思いから誕生したのが本校です」と神谷氏。スポーツと教育を結び付けるのは自然な流れだったようだ。
「自分の色を出しやすい」神谷監督が新鋭校を選んだ理由
神谷氏が初代監督に就任する前、美里工を最後に定年退職を目前にしていた自身のもとには県内外から多くのオファーが寄せられたという。その一つがエナジック。熟考の末、選んだ理由は「チームをゼロから作り上げることに魅力を感じたし、以前のような転勤もなくて自分の色を出しやすいから」。開拓精神をくすぐられた。
1期生として入部したのは1年生15人。選手たちと共に、胸に「Enagic」と書かれた真新しい青色基調のユニホームに袖を通し、決意した。「3年以内に甲子園に出場する」。壮大な目標を実現するために創部当初から注力したのが「ノーサイン野球」だ。
神谷氏は、公立高校時代から「全くサインを出さない」という本格的なノーサイン野球に取り組んでいたわけではない。なぜ新鋭校で取り入れようと考えたのか。この選択の根源を探るには、名将と称されるまでの長年に及ぶキャリアを辿る必要がある。
子どもの頃から野球少年だった。まだ沖縄が米国統治下にあった1968年、興南が当時の県勢最高成績となる夏の甲子園ベスト4に入り、沖縄が「興南旋風」に沸いた時は中学1年生。興南の現監督である我喜屋優氏(当時主将)を中心に、地元球児が聖地で躍動する姿は輝いて見えた。「体育の先生になって高校野球の監督になり、甲子園に行きたい」。将来の夢が決まった。
琉球大学教育学部を卒業後、1979年に当時沖縄出身の選手を多く入学させていた宮崎県・都城東の野球部長に就任し、指導歴をスタート。1981年に帰省して以降は監督として各校の指揮を執り、1990年に着任した中部商では春季、秋季大会で頂点に立つなど強豪の一角としての地位を固めた。
しかし、時は沖縄水産と沖縄尚学の2強時代。両校には全県から有望な選手が集中していた。沖縄高校野球の指導者の第一人者である栽弘義監督率いる沖縄水産は1990年、91年に2年連続で夏の甲子園準優勝を飾り、沖縄尚学は1999年にセンバツを制して県勢初の日本一に。1997年に夏の甲子園で4強入りした浦添商も高い壁だった。
それでも中部商は2001年の夏の県大会で初めて決勝に駒を進めた。が、同年のセンバツに21世紀枠で出場して4強入りの快進撃を見せた宜野座の勢いに呑まれ、0対3で完敗。翌春に浦添商へ転勤し、その年の夏に元日本ハムの糸数敬作投手擁する中部商は初めて甲子園の土を踏んだ。
浦添商でも陰の歩みは続く。夏の決勝に進む度、沖縄尚学や興南にことごとく跳ね返された。「ずっと、あと一歩が届かなかった」。誰が呼んだか、いつしか沖縄でこう呼ばれるようになった。
悲運の闘将――。それでも10代の頃から抱き続けた夢は変わらない。だから諦めない。自身の野球哲学を磨く作業はやめなかった。
悲運の闘将が辿り着いた「弱者の兵法」と「意味あるサイン無視OK」の考え方
「私が大きく変わったのは、あの頃です」と振り返るのは、中部商時代だ。きっかけは九州遠征で熊本県の伝統高である済々黌と行った練習試合である。
中部商は好投手を擁していたが、個々の能力が高いわけではない相手に徹底してバント攻撃を仕掛けられた。エースは足を削られ、ピッチングが崩壊。さらに最も衝撃を受けたのは、2死満塁の場面でのこと。ボールカウント3-2からのまさかのスクイズで不意を突かれ、1点を献上した。「こういう攻め方もあるのか」。衝撃と同時に、発見でもあった。
「沖縄水産に勝つにはこれしかない」
2000年代に入ったばかりだった当時、沖縄水産には右の本格派投手が2枚いた。甲子園に最も近い存在と見られていたが、公式戦で当たる度にバント攻撃を徹底。機動力でかき回して金星を連発した。「いわゆる弱者の兵法ですよね。あれ以来、栽先生には一度も負けませんでした」
機動力野球の追究は浦添商でも続いた。次に試みたのは、サインに対する考え方の改革だ。
送りバントのサインを出しても、内野手が突っ込んできたらヒッティングに切り替える。エンドランのサインを出しても、スタートが切れなければ打つのをやめる。サインを出してなくても、行けると思えば盗塁を狙っていい。野球場の扇の中では、常に一瞬の駆け引きがある。だから、選手にはこう伝えた。
「根拠のあるサイン無視はオッケー」
自己判断に委ねる範囲を広げた結果、選手たちの観察眼が養われ、攻撃で相手の隙を突く場面が増えた。
迎えた2008年、夏。エース伊波翔吾と山城一樹捕手のバッテリーを中心とした浦添商は、その年のセンバツで全国制覇を成した東浜巨投手(現ソフトバンク)擁する沖縄尚学を県大会決勝で5対2で破り、遂に甲子園行きの切符を掴み取った。神谷氏が高校野球の指導を始めてから30年の節目の年。選手たちは監督の晴れ舞台に花を添えるように聖地で躍動し、ベスト4という目覚ましい結果を残した。
「あの時はバッテリーが良かったことが甲子園に行けた一番の要因でしたが、チームとしてスクイズのサインを出したけどヒッティングをしたり、自己判断で盗塁したりするということが多かった。選手たちが瞬間の判断でサインを無視し、機動力を駆使したことがいい結果につながりました」と回想する。
この成功体験が、エナジックで取り組むノーサイン野球の素地になっていることは言うまでもない。
ノーサイン野球の伝道師に教え請う 「相手の隙を探る習慣」が身に付く
神谷氏にとって公立最後の赴任校となり、10年間率いた美里工時代はノーサイン野球の研究期間と言える。
教えを請うたのは、明治神宮大会で東亜大を3度の日本一に導いた中野泰造氏だ。ノーサイン野球の伝道師で知られる。当時、中野氏が監督を務めていた山口県の高川学園や、中野イズムが継承される東亜大を訪ね、ノウハウを学んだ。
ただ、難しい。選手同士の意思の疎通ができていないと連係にズレが起きる。「沖縄に持ち帰ってやるけど、簡単にはできない」。美里工で取り組んだのは「基本的にはノーサインでやるけど、監督から見て少し不安がある時はサインを出すという二刀流のやり方でした」。
選手が常に自分たちでプレーを判断する野球を実現するためには、どれだけの時間を積む必要があり、どんな練習をやるべきなのか。日々球児たちと向き合い、考え続ける中で、少しずつ形が見えてきた。
そして、決断の時が来た。指導者として43年目、66歳でエナジックの監督に就任。「ここでノーサイン野球をやろう」。ゼロからチームを作るため、色を出しやすいことも背中を押した。美里工時代の教え子で、東亜大でプレーした神田大輝さんを野球部長に招聘し、脇を固めた。
エナジックは廃校となった学校を再利用しているため、グラウンドが広いとは言えない。それでも週に3日ほどはタピックスタジアム名護や金武町ベースボールスタジアムなど近隣の野球場を借りて練習を行い、その日は時間が許す限り紅白戦を繰り返す。コーチ陣のサインなしで選手同士が活発に話し合い、一瞬の判断をすり合わせていく。
すると少しずつではあるが、お互いの特性に対する理解が深まり、アイコンタクトで連係がハマる場面が増えてきた。
春季大会中、エースで打線の中軸も担う1期生の古波蔵虹太も「初めは戸惑いながらやっていて、2年生の秋くらいまでは全然連係ができませんでした。でも、この冬の期間でだいぶ理想に近付けたと思います」と自信を見せていた。実際、昨年の秋季大会は初戦敗退と結果が出ず。しかし、今年1月に中野氏を臨時コーチとして20日間招くなどしてノーサイン野球を磨き、春に頂点まで駆け上がった。就任3年目にして、神谷氏も手応えを感じているよう。
「勝手に使っている言葉ですが、瞬時の判断をするための『野球脳』が向上したということだと思います。バント、エンドラン、盗塁。何をするにしても、駆け引きの中で常に相手の隙を探る習慣が必要になる。それが、毎日の実戦練習で身に付いてきました」
エナジックは、次から次へと多彩な攻撃を仕掛ける。それはベンチにいる一人の脳ではなく、複数人の脳でプレーを選択しているから。打席を外してベンチからのサインを確認する動作がないため、テンポも速い。指揮官は「相手とっては普段とリズムが違ってくるんじゃないですかね」と語り、強みになっていると見る。
もちろん盗塁やバントの失敗、連係のミスが起きることもあり「不安もいっぱいある」。ただベンチから見ていて選手たちが想像を超えるプレーをすることも多く、それと同じくらい「ワクワク、ドキドキする」。高校教育を通じて生徒の自主性を育てる副学院長としての目から見ても、常に自分で考え、選択する習慣が必要なノーサイン野球は「自立につながると思う」と考える。
6月22日、北海道と並んで日本一早く開幕した夏の甲子園出場を懸けた沖縄大会。第1シードのエナジックは2回戦から登場する。春の勢いそのままに「3年以内の甲子園出場」を実現することができるか。神谷氏が40年以上に渡って積み上げた野球哲学がぎゅっと詰め込まれた新鋭校のチャレンジが、まもなく始まる。
⚾岩手さんへ
東北は私学の強豪がひしめいているので、特に秋季東北大会は大激戦かと察します。例年どれだけ観衆が詰めかけるのかは分かりませんが。
青森はセンバツで2強が活躍しただけにこのツートップの争いかと思いきや、八戸工大一も強いんですね。。。
聖愛は監督が放任主義なのか?ノーサイン野球を標榜して今の東北高校のような印象を受けるので、県外には出てほしくないですが・・・・・。
先日、原田監督を特集したタジケンの本を読みましたが、、、やはり好きになれないですね!!
秋田はかつて甲子園で1年に1日しか聴けないと言われた🎵タイガーラグ の応援が印象的ですが、9人野球の金足農がまさかの準優勝でしたね、、、ただその反動がそれ以降ずっと続いてますね。
宮城は仙台育英を夏の大会で倒すチームは県内にいないと思います。甲子園に出たら怖いチームなんでどこかに止めて欲しいのですが、、、、、
福島はやはり聖光かなと思いますが、ブラスバンドよりも口ラッパの声量が思いっきり勝った応援ですね。
どうもチームカラーが泥臭く、非科学的な根性野球に徹した昭和の匂いを感じますが、斉藤監督の本を読んでも真夜中に山道をひたすら歩かせたり、不眠状態で選手を極限まで追い込んだりしているようで・・・・・。
山形は私学を中心にイロイロな学校が次から次へとやってきますが、昔は渋谷監督がいたグレーで漢字の胸文字だった日大山形がお気に入りでしたが、監督が代わりユニホームも純白でローマ字に変わり別のチームのように変貌したので、、、
今は先攻派で打力重視の鶴岡東がいいかなと。
仕事で観戦できなかった鳥取城北との9-6の乱打戦もあったようだし、生観戦した崇徳との12-7の試合も心に残り、ハイスコアの接戦を演じるのは高嶋先生時代の和智弁を彷彿とさせます。得点マーチの🎵シャンゼリゼもシャレているかと!
P・S 姫路は春秋の県大会に加えて12/11姫路城世界遺産登録デーは顔を出すようにしてますが、ほぼほぼ日中に用を済ませて夕方には帰るので、めったなことでは夜景は見れないですね。ましてや姫路駅南側は。
地方球場にナイター照明があっても、高校野球主体に観戦していたらなかなか点灯試合は見れないもので・・・・・。
明日は天気が良い方向に変わったので、17時からの薄暮ナイターに足を運んでも良かったのかもしれませんが、独立リーグの試合は3時間弱だし、最悪7回コールドか投手戦の早じまいで19時過ぎの終了もイヤだったので・・・・・。
県内なんで最終電車に乗り遅れることはないと信じてましたが、23時30分頃には帰れると踏んでましたが・・・・・。まさか特急が東二見止まりで鈍行に乗せられるとは。。。。。おかげで、ライトアップされた明石海峡大橋をゆっくり眺められましたが!
いちばん焦るのはやはり紀三井寺ですね。和歌山バス~南海電車~大阪市地下鉄~阪急電車と乗り継いで3時間はかかるので、、、、、最悪、逆方向にバス乗って海南から大阪までJR一本で帰る奇策も紀州レンジャーズ応援時にかましました。
橿原はまだ2時間で帰れるので案外楽ですね。姫路と同じイメージですが乗り継ぎは良いので。
調べてみたら、淡路佐野球場・・・バスは20時過ぎでも走っているので、船で明石に戻りJR~阪急で最終電車から2番目くらいで最寄り駅に着く計算はできましたが、そこまでの執念はないし、去年レンタサイクルを明石で借りて島に上陸し岩屋港~淡路佐野球場まで片道約18km2時間サイクリング&淡路島の「あわ神あわ姫バス」無料デーで北淡路合計3時間かけて1周(淡路佐野球場最寄り&しあわせのパンケーキ前で途中下車)したのでもうお腹いっぱいと。
https://news.yahoo.co.jp/articles/b3f97c0fd9c56c896629bb5d8c31966e774b5810
<高校野球福岡大会>◇2日◇1、2回戦
福岡県高野連は2日に北九州市民球場など3会場で予定されていた北部大会の全9試合を雨天のため順延すると発表した。順延は3日連続。
今春のセンバツに出場した東海大福岡、大会連覇を狙う九州国際大付などシード校も登場する予定だった。
南部大会は福岡県営春日公園野球場の第3試合で予定された八女-ありあけ新世が順延となった。同会場での第1試合が悪天候で約3時間遅れで始まり、時間の都合により順延を決めた。
その他7試合は通常通り行われる予定。昨夏4強入りした大牟田は5回コールド発進を決め、プロ注目で190センチの大型右腕、柴田獅子(3年)を擁する福岡大大濠は初戦を迎える。
✌いつか自分も甲子園に 夏の高校野球三重大会 6日始球式、ダイム伊勢で登板
https://news.yahoo.co.jp/articles/499a965ba16081b38b1b12c8dc9b58e9b7531f71
松尾小6年の稲塚君、投打ともに好き
第106回全国高校野球選手権三重大会が5日、四日市市の四日市ドームで開会式が行われ開幕する。試合は翌6日から松阪市立野町のドリームオーシャンスタジアム(県営松阪野球場)など県内4球場で行われ、子供たちが各球場の初戦前に始球式を行う。うち、伊勢市のダイムスタジアム伊勢では稲塚史康君(松尾小・6年)が登板する。
県高野連では例年、会場となる県内4球場での開幕試合前に、小学生各2人による始球式を実施。新型コロナの影響で中止していたが、昨年、4年ぶりに行われた。今回は5月中旬から希望者を募り、応募のあった男女95人から抽選で8人を決めた。
稲塚君は父親で野球好きの会社員・浩敏さん(39)の影響でわかすぎ第二保育園・年長時から野球をしている。現在、チームには所属していないが、投打ともに大好き。プロ野球では中日ドラゴンズと福岡ソフトバンクホークスの2チームが〝推し〟チーム。
今回の応募は「これからも野球を続け、いつか甲子園に出場したい」という思いから、まずは高校生の舞台で投球してみたいと応募。6月25日に県高野連から連絡を受けた浩敏さんから当選が伝えられると、「選ばれると思っていなかったからドッキリだと思った」と振り返る。本当だと分かった瞬間にとても喜んだが、同時に緊張感が出てきたという。始球式に向け、浩敏さんと野球をしている兄の正康君(中部中・1年)と共に練習し本番に臨む。
稲塚君は「当日はノーバウンドでストライクを投げる姿をみんなに見てもらいたい。緊張するけど、とても楽しみです」と意気込む。
稲塚君は6日午前8時45分からの皇學館―桑名北との試合前の始球式に登板する。
📝<高校野球連載「3年力」>海星ダブル主将の1人・山下 2つの伝統校経験が強み
https://news.yahoo.co.jp/articles/b05caaae7bbb10f0aaeb41589ddf9d43e32a6ccf
春夏通算13回の甲子園出場経験を持ち、3学年合わせて部員約100人の海星高校(四日市市)硬式野球部。県内屈指の大所帯を束ねる「ダブル主将」の1人、3年生の山下透海内野手は、練習試合以外で同校のユニホームに袖を通したことがない。昨年6月、智弁学園(奈良県)から転入したからだ。海星の選手として臨む、最初で最後の公式戦となる5日開幕の全国高校野球選手権三重大会で「これまでの集大成を見せたい」と話す。
津市出身の右の強打者。強肩と勝負強い打撃で朝陽中時代、硬式野球のヤングリーグ中日本選抜などに選ばれた。中学卒業後は春夏通算35度の甲子園出場を誇る智弁学園へ。全国屈指の強豪校で1年目からAチーム入りし「へたくそながら」充実した野球生活を送っていた。
高校2年目。家庭の事情で三重に戻ることになり、同校と交流のあった海星へ転校することになった。転校先決定には智弁学園の仲間の励ましが背中を押した。海星には中学時代のチームメートがいたことも心強く、現在ダブル主将を務める山川瑠輝外野手からは「期待している」と歓迎のメッセージを受けた。
転入後は、高野連の規定で1年間公式戦に出られなかったが「最後の夏に向けて自分で追い込んでやると決意した」。打撃練習では「一番深い右中間を狙って練習した」。もともと走塁に自信がなかったが、走塁練習に力を入れる海星で苦手意識の克服に努めた。
新チームが発足するとダブル主将の1人に選ばれた。秋の公式戦は記録員でベンチ入りし、裏方でチームを支えた。智弁学園時代の経験から「日頃の振る舞いが大事な試合の1本、1球につながる」とあいさつや清掃の徹底など訴えた。自分も率先してゴミ拾いなどに取り組んだ。
高校3年間を振り返り「2つの高校で、ほかの高校球児と違う経験ができた」。転入から数カ月で主将になった自分の考えを、快く受け入れてくれた海星の仲間にも感謝している。チーム一丸で目指すのは海星として26年ぶりの夏の甲子園切符。「甲子園に出て、智弁学園と笑顔で試合できたら最高。智弁学園のチームメートに、変わった自分を見せたい」
💢福岡と継続試合の純真に新型コロナ感染で主力2選手欠場
https://news.yahoo.co.jp/articles/cd11e30d5f7c7923e1d811670b8ae9eb4cff39a1
高校野球福岡大会で2日に久留米市球場で行われる第1試合、福岡-純真において、純真の主力2選手が新型コロナ感染で欠場し、特例措置で新たな2選手がスタメンに名を連ねた。
雨天によるグラウンドコンディション不良のため、試合は1時間遅れの午前10時開始となった。
この試合は6月30日に行われ、福岡が8-1でリードの6回2死二塁で雨が強まり今大会初の継続試合となっている。雨天の影響で同カードは1日も中止で、3日がかりの勝負になっている。
📝沖縄球界に異変起こした謎の高校 興南・沖縄尚学の2強破って創部3年目で県王者「エナジックスポーツ」とは
https://news.yahoo.co.jp/articles/844dd8d71080075ae7573c18229bd76f689678eb?page=1
地元出身の企業人が設立 理念は「世界へ翔く、トップアスリートの育成」
海を越え、甲子園から沖縄に大優勝旗を持ち帰った高校は2校しかいない。私立の沖縄尚学と興南だ。沖縄の高校野球界は近年もこの両雄が軸だが、この春、そこに割って入る異色のチームが現れた。同じく私立の「エナジックスポーツ高等学院」(以下、エナジック)である。まだ創部3年目ながら、機動力を重視した「ノーサイン野球」を武器に春の県大会で沖縄尚学や興南を打ち破り、頂点をかっさらった。やけにカタカナが目に付く長い校名、新興チームがあうんの呼吸で見せる縦横無尽の攻撃――。謎めいた高校の正体を紐解く。
4月10日、沖縄県春季大会の決勝。エナジック対興南。日中は気温が25度近くまで上がり、夏の気配を感じる一日だった。熱気漂うスタジアムで、エナジックの三塁ベンチ側に終始穏やかな表情で選手たちを見守るコーチがいた。
片手には青色のメガホン。でも、プレーの指示を送るジェスチャーは一切ない。ノーサイン野球を主導する神谷嘉宗監督(69)、その人である。
エナジックの校名は聞いたことがなくとも、高校野球ファンであれば「神谷嘉宗」の名を知っている人はいくらか多いだろう。2008年に浦添商を率いて夏の甲子園に出場し、自身初の聖地での指揮ながらベスト4に進出。2014年には美里工を初のセンバツ出場に導いた。40年以上に渡り公立で監督を務めた後、2021年7月にエナジックの監督に就任。副学院長も兼任する。
「エナジックスポーツ高等学院」とはどのような経緯で誕生した学校なのか、なぜ沖縄が誇る名将の一人を招聘するに至ったのか、どのようにしてノーサイン野球を構築しているのか。夏の県大会に向けて準備を重ねていた5月中旬、神谷氏がインタビューに応じた。
エナジックは2021年4月、「文武ともに力強く、世界で求められる豊かな国際性と高いコミュニケーション能力を持ったグローバル人材の育成」を教育理念に掲げ、名護市瀬嵩にある旧久志小学校跡地に開校した。沖縄本島北部に広がる亜熱帯林、東海岸に臨む美しい海に囲まれた自然豊かな立地だ。
当初は通信制のみだったが、2024年4月からは通信制と全日制の並置校となった。「世界へ翔く、トップアスリートの育成」を目標とした全寮制の学校で、野球部は全員全日制の普通科に所属する。強化指定競技として野球部とゴルフ部があり、来年度からは駅伝部、卓球部、ボーリング部も設置予定だ。
専門機材を揃えたウエイトトレーニング施設や野球部が使う全面人工芝の室内練習場、2、3年生には一人部屋が充てられる学生寮などを完備。競技に集中できる環境が整う。
授業は午前中の4時間が普通科目、午後は体育科目として各種スポーツと部活動に取り組む。その他、毎朝ホームルームの前に20分間の英語学習があったり、資格取得のための勉強をサポートする教諭がいたりと、カリキュラムは個性豊か。
文武両道を謳うことに加え、40年以上に渡り教壇に立ってきた神谷氏の「高校教育は生きる力を身に付けることが目的。競技で勝つだけではなく、スポーツも勉強もしっかり取り組むことが生徒たちの将来につながる」という教育者としての信念も反映されている。自主性を重んじているためチャイムがなく、髪型の決まりはない。制服も行事以外で着るかどうかは生徒の自由だ。
運営するのは学校法人大城学園。世界20か国以上に拠点を構える医療・健康機器の開発メーカー「エナジックグループ」の会長・創業者で、沖縄出身の大城博成氏が理事長を務める。学校が立地する瀬嵩は大城氏の生まれ故郷であり、神谷氏は「廃校になった学校を活用することで地域活性化につなげたい思いもあったようです」と説明する。
エナジックという企業名は、沖縄のスポーツ界では以前から馴染みが深い。2008年に硬式の社会人野球チーム「エナジック」を設立し、昨年まではオリックスで打点王やベストナインに輝いた沖縄出身の石嶺和彦氏が監督を務めていた。2012年には多くのプロゴルファーを輩出しているエナジックゴルフアカデミーを開設し、ボウリングや卓球でもアカデミーを運営する。
「企業で得た利益を地域に還元したい、社会貢献に役立てたいという思いから誕生したのが本校です」と神谷氏。スポーツと教育を結び付けるのは自然な流れだったようだ。
「自分の色を出しやすい」神谷監督が新鋭校を選んだ理由
神谷氏が初代監督に就任する前、美里工を最後に定年退職を目前にしていた自身のもとには県内外から多くのオファーが寄せられたという。その一つがエナジック。熟考の末、選んだ理由は「チームをゼロから作り上げることに魅力を感じたし、以前のような転勤もなくて自分の色を出しやすいから」。開拓精神をくすぐられた。
1期生として入部したのは1年生15人。選手たちと共に、胸に「Enagic」と書かれた真新しい青色基調のユニホームに袖を通し、決意した。「3年以内に甲子園に出場する」。壮大な目標を実現するために創部当初から注力したのが「ノーサイン野球」だ。
神谷氏は、公立高校時代から「全くサインを出さない」という本格的なノーサイン野球に取り組んでいたわけではない。なぜ新鋭校で取り入れようと考えたのか。この選択の根源を探るには、名将と称されるまでの長年に及ぶキャリアを辿る必要がある。
子どもの頃から野球少年だった。まだ沖縄が米国統治下にあった1968年、興南が当時の県勢最高成績となる夏の甲子園ベスト4に入り、沖縄が「興南旋風」に沸いた時は中学1年生。興南の現監督である我喜屋優氏(当時主将)を中心に、地元球児が聖地で躍動する姿は輝いて見えた。「体育の先生になって高校野球の監督になり、甲子園に行きたい」。将来の夢が決まった。
琉球大学教育学部を卒業後、1979年に当時沖縄出身の選手を多く入学させていた宮崎県・都城東の野球部長に就任し、指導歴をスタート。1981年に帰省して以降は監督として各校の指揮を執り、1990年に着任した中部商では春季、秋季大会で頂点に立つなど強豪の一角としての地位を固めた。
しかし、時は沖縄水産と沖縄尚学の2強時代。両校には全県から有望な選手が集中していた。沖縄高校野球の指導者の第一人者である栽弘義監督率いる沖縄水産は1990年、91年に2年連続で夏の甲子園準優勝を飾り、沖縄尚学は1999年にセンバツを制して県勢初の日本一に。1997年に夏の甲子園で4強入りした浦添商も高い壁だった。
それでも中部商は2001年の夏の県大会で初めて決勝に駒を進めた。が、同年のセンバツに21世紀枠で出場して4強入りの快進撃を見せた宜野座の勢いに呑まれ、0対3で完敗。翌春に浦添商へ転勤し、その年の夏に元日本ハムの糸数敬作投手擁する中部商は初めて甲子園の土を踏んだ。
浦添商でも陰の歩みは続く。夏の決勝に進む度、沖縄尚学や興南にことごとく跳ね返された。「ずっと、あと一歩が届かなかった」。誰が呼んだか、いつしか沖縄でこう呼ばれるようになった。
悲運の闘将――。それでも10代の頃から抱き続けた夢は変わらない。だから諦めない。自身の野球哲学を磨く作業はやめなかった。
悲運の闘将が辿り着いた「弱者の兵法」と「意味あるサイン無視OK」の考え方
「私が大きく変わったのは、あの頃です」と振り返るのは、中部商時代だ。きっかけは九州遠征で熊本県の伝統高である済々黌と行った練習試合である。
中部商は好投手を擁していたが、個々の能力が高いわけではない相手に徹底してバント攻撃を仕掛けられた。エースは足を削られ、ピッチングが崩壊。さらに最も衝撃を受けたのは、2死満塁の場面でのこと。ボールカウント3-2からのまさかのスクイズで不意を突かれ、1点を献上した。「こういう攻め方もあるのか」。衝撃と同時に、発見でもあった。
「沖縄水産に勝つにはこれしかない」
2000年代に入ったばかりだった当時、沖縄水産には右の本格派投手が2枚いた。甲子園に最も近い存在と見られていたが、公式戦で当たる度にバント攻撃を徹底。機動力でかき回して金星を連発した。「いわゆる弱者の兵法ですよね。あれ以来、栽先生には一度も負けませんでした」
機動力野球の追究は浦添商でも続いた。次に試みたのは、サインに対する考え方の改革だ。
送りバントのサインを出しても、内野手が突っ込んできたらヒッティングに切り替える。エンドランのサインを出しても、スタートが切れなければ打つのをやめる。サインを出してなくても、行けると思えば盗塁を狙っていい。野球場の扇の中では、常に一瞬の駆け引きがある。だから、選手にはこう伝えた。
「根拠のあるサイン無視はオッケー」
自己判断に委ねる範囲を広げた結果、選手たちの観察眼が養われ、攻撃で相手の隙を突く場面が増えた。
迎えた2008年、夏。エース伊波翔吾と山城一樹捕手のバッテリーを中心とした浦添商は、その年のセンバツで全国制覇を成した東浜巨投手(現ソフトバンク)擁する沖縄尚学を県大会決勝で5対2で破り、遂に甲子園行きの切符を掴み取った。神谷氏が高校野球の指導を始めてから30年の節目の年。選手たちは監督の晴れ舞台に花を添えるように聖地で躍動し、ベスト4という目覚ましい結果を残した。
「あの時はバッテリーが良かったことが甲子園に行けた一番の要因でしたが、チームとしてスクイズのサインを出したけどヒッティングをしたり、自己判断で盗塁したりするということが多かった。選手たちが瞬間の判断でサインを無視し、機動力を駆使したことがいい結果につながりました」と回想する。
この成功体験が、エナジックで取り組むノーサイン野球の素地になっていることは言うまでもない。
ノーサイン野球の伝道師に教え請う 「相手の隙を探る習慣」が身に付く
神谷氏にとって公立最後の赴任校となり、10年間率いた美里工時代はノーサイン野球の研究期間と言える。
教えを請うたのは、明治神宮大会で東亜大を3度の日本一に導いた中野泰造氏だ。ノーサイン野球の伝道師で知られる。当時、中野氏が監督を務めていた山口県の高川学園や、中野イズムが継承される東亜大を訪ね、ノウハウを学んだ。
ただ、難しい。選手同士の意思の疎通ができていないと連係にズレが起きる。「沖縄に持ち帰ってやるけど、簡単にはできない」。美里工で取り組んだのは「基本的にはノーサインでやるけど、監督から見て少し不安がある時はサインを出すという二刀流のやり方でした」。
選手が常に自分たちでプレーを判断する野球を実現するためには、どれだけの時間を積む必要があり、どんな練習をやるべきなのか。日々球児たちと向き合い、考え続ける中で、少しずつ形が見えてきた。
そして、決断の時が来た。指導者として43年目、66歳でエナジックの監督に就任。「ここでノーサイン野球をやろう」。ゼロからチームを作るため、色を出しやすいことも背中を押した。美里工時代の教え子で、東亜大でプレーした神田大輝さんを野球部長に招聘し、脇を固めた。
エナジックは廃校となった学校を再利用しているため、グラウンドが広いとは言えない。それでも週に3日ほどはタピックスタジアム名護や金武町ベースボールスタジアムなど近隣の野球場を借りて練習を行い、その日は時間が許す限り紅白戦を繰り返す。コーチ陣のサインなしで選手同士が活発に話し合い、一瞬の判断をすり合わせていく。
すると少しずつではあるが、お互いの特性に対する理解が深まり、アイコンタクトで連係がハマる場面が増えてきた。
春季大会中、エースで打線の中軸も担う1期生の古波蔵虹太も「初めは戸惑いながらやっていて、2年生の秋くらいまでは全然連係ができませんでした。でも、この冬の期間でだいぶ理想に近付けたと思います」と自信を見せていた。実際、昨年の秋季大会は初戦敗退と結果が出ず。しかし、今年1月に中野氏を臨時コーチとして20日間招くなどしてノーサイン野球を磨き、春に頂点まで駆け上がった。就任3年目にして、神谷氏も手応えを感じているよう。
「勝手に使っている言葉ですが、瞬時の判断をするための『野球脳』が向上したということだと思います。バント、エンドラン、盗塁。何をするにしても、駆け引きの中で常に相手の隙を探る習慣が必要になる。それが、毎日の実戦練習で身に付いてきました」
エナジックは、次から次へと多彩な攻撃を仕掛ける。それはベンチにいる一人の脳ではなく、複数人の脳でプレーを選択しているから。打席を外してベンチからのサインを確認する動作がないため、テンポも速い。指揮官は「相手とっては普段とリズムが違ってくるんじゃないですかね」と語り、強みになっていると見る。
もちろん盗塁やバントの失敗、連係のミスが起きることもあり「不安もいっぱいある」。ただベンチから見ていて選手たちが想像を超えるプレーをすることも多く、それと同じくらい「ワクワク、ドキドキする」。高校教育を通じて生徒の自主性を育てる副学院長としての目から見ても、常に自分で考え、選択する習慣が必要なノーサイン野球は「自立につながると思う」と考える。
6月22日、北海道と並んで日本一早く開幕した夏の甲子園出場を懸けた沖縄大会。第1シードのエナジックは2回戦から登場する。春の勢いそのままに「3年以内の甲子園出場」を実現することができるか。神谷氏が40年以上に渡って積み上げた野球哲学がぎゅっと詰め込まれた新鋭校のチャレンジが、まもなく始まる。
⚾岩手さんへ
東北は私学の強豪がひしめいているので、特に秋季東北大会は大激戦かと察します。例年どれだけ観衆が詰めかけるのかは分かりませんが。
青森はセンバツで2強が活躍しただけにこのツートップの争いかと思いきや、八戸工大一も強いんですね。。。
聖愛は監督が放任主義なのか?ノーサイン野球を標榜して今の東北高校のような印象を受けるので、県外には出てほしくないですが・・・・・。
先日、原田監督を特集したタジケンの本を読みましたが、、、やはり好きになれないですね!!
秋田はかつて甲子園で1年に1日しか聴けないと言われた🎵タイガーラグ の応援が印象的ですが、9人野球の金足農がまさかの準優勝でしたね、、、ただその反動がそれ以降ずっと続いてますね。
宮城は仙台育英を夏の大会で倒すチームは県内にいないと思います。甲子園に出たら怖いチームなんでどこかに止めて欲しいのですが、、、、、
福島はやはり聖光かなと思いますが、ブラスバンドよりも口ラッパの声量が思いっきり勝った応援ですね。
どうもチームカラーが泥臭く、非科学的な根性野球に徹した昭和の匂いを感じますが、斉藤監督の本を読んでも真夜中に山道をひたすら歩かせたり、不眠状態で選手を極限まで追い込んだりしているようで・・・・・。
山形は私学を中心にイロイロな学校が次から次へとやってきますが、昔は渋谷監督がいたグレーで漢字の胸文字だった日大山形がお気に入りでしたが、監督が代わりユニホームも純白でローマ字に変わり別のチームのように変貌したので、、、
今は先攻派で打力重視の鶴岡東がいいかなと。
仕事で観戦できなかった鳥取城北との9-6の乱打戦もあったようだし、生観戦した崇徳との12-7の試合も心に残り、ハイスコアの接戦を演じるのは高嶋先生時代の和智弁を彷彿とさせます。得点マーチの🎵シャンゼリゼもシャレているかと!
P・S 姫路は春秋の県大会に加えて12/11姫路城世界遺産登録デーは顔を出すようにしてますが、ほぼほぼ日中に用を済ませて夕方には帰るので、めったなことでは夜景は見れないですね。ましてや姫路駅南側は。
地方球場にナイター照明があっても、高校野球主体に観戦していたらなかなか点灯試合は見れないもので・・・・・。
明日は天気が良い方向に変わったので、17時からの薄暮ナイターに足を運んでも良かったのかもしれませんが、独立リーグの試合は3時間弱だし、最悪7回コールドか投手戦の早じまいで19時過ぎの終了もイヤだったので・・・・・。
県内なんで最終電車に乗り遅れることはないと信じてましたが、23時30分頃には帰れると踏んでましたが・・・・・。まさか特急が東二見止まりで鈍行に乗せられるとは。。。。。おかげで、ライトアップされた明石海峡大橋をゆっくり眺められましたが!
いちばん焦るのはやはり紀三井寺ですね。和歌山バス~南海電車~大阪市地下鉄~阪急電車と乗り継いで3時間はかかるので、、、、、最悪、逆方向にバス乗って海南から大阪までJR一本で帰る奇策も紀州レンジャーズ応援時にかましました。
橿原はまだ2時間で帰れるので案外楽ですね。姫路と同じイメージですが乗り継ぎは良いので。
調べてみたら、淡路佐野球場・・・バスは20時過ぎでも走っているので、船で明石に戻りJR~阪急で最終電車から2番目くらいで最寄り駅に着く計算はできましたが、そこまでの執念はないし、去年レンタサイクルを明石で借りて島に上陸し岩屋港~淡路佐野球場まで片道約18km2時間サイクリング&淡路島の「あわ神あわ姫バス」無料デーで北淡路合計3時間かけて1周(淡路佐野球場最寄り&しあわせのパンケーキ前で途中下車)したのでもうお腹いっぱいと。
東北地区の組み合わせで気になる所です。
青森からです、第一シードは聖愛、工大一、山田、弘前になり次に第二シードの光星が山田のブロックに入り他の3校に比べると、8強、4強に上位進出校に当たる予想((笑)私)聖愛に山田、光星、工大一のどれかになると予想します。
秋田は明桜が挙がりますが、初戦でシードを逃した金農になり、その日は第二試合に秋田-本荘もあり好カード秋田南が初の聖地か!伝統校秋商辺りが有力候補と予想(私)
宮城県は育英が最有力ですが、3回戦の東北が第一関門で突破すれば、甲子園出場か?油断禁物ですが。
聖和学園、東陵、榴ヶ岡、古川学園のシード校も実力があるが、投打の層の厚さではしょうがないですね!
気になるチームは日本ウェルネス宮城・旧名気仙沼水産で現在は気仙沼向洋で、選手では東陵の藤田君、城南の小塚君、ウェルネス宮城の新沼兄弟です。
福島は聖光、石川の2校に昌平、光南が追いかける感じでしょうか?ただ聖光は初戦は日大東北が予想される!
東北大会で福島の人の話で日大に秋は本調子ではなく敗退してあまり知られていないが好投手がいるよと聞きました。
山形は有力私立勢が綺麗?シードされた。
鶴岡東、城北に日大山形、酒田南、羽黒辺りが追いかける感じでしょうか!
気になる所は九里学園(くのり)、創立は江戸時代の米沢興譲館が初の聖地になるか、もう一つが難読地名の左沢です!
以上5県の私の独断予想でした!岩手は後日にします。
姫路球場のリニューアル試合観戦され、帰途は想定外が発生?日付マタギの帰宅大変でしたね!
でもうらやましいな🚃、バスが遅くまで動いて、つくづく地域格差があるの思い知らされます。
青森からです、第一シードは聖愛、工大一、山田、弘前になり次に第二シードの光星が山田のブロックに入り他の3校に比べると、8強、4強に上位進出校に当たる予想((笑)私)聖愛に山田、光星、工大一のどれかになると予想します。
秋田は明桜が挙がりますが、初戦でシードを逃した金農になり、その日は第二試合に秋田-本荘もあり好カード秋田南が初の聖地か!伝統校秋商辺りが有力候補と予想(私)
宮城県は育英が最有力ですが、3回戦の東北が第一関門で突破すれば、甲子園出場か?油断禁物ですが。
聖和学園、東陵、榴ヶ岡、古川学園のシード校も実力があるが、投打の層の厚さではしょうがないですね!
気になるチームは日本ウェルネス宮城・旧名気仙沼水産で現在は気仙沼向洋で、選手では東陵の藤田君、城南の小塚君、ウェルネス宮城の新沼兄弟です。
福島は聖光、石川の2校に昌平、光南が追いかける感じでしょうか?ただ聖光は初戦は日大東北が予想される!
東北大会で福島の人の話で日大に秋は本調子ではなく敗退してあまり知られていないが好投手がいるよと聞きました。
山形は有力私立勢が綺麗?シードされた。
鶴岡東、城北に日大山形、酒田南、羽黒辺りが追いかける感じでしょうか!
気になる所は九里学園(くのり)、創立は江戸時代の米沢興譲館が初の聖地になるか、もう一つが難読地名の左沢です!
以上5県の私の独断予想でした!岩手は後日にします。
姫路球場のリニューアル試合観戦され、帰途は想定外が発生?日付マタギの帰宅大変でしたね!
でもうらやましいな🚃、バスが遅くまで動いて、つくづく地域格差があるの思い知らされます。