自ら健康に、水から健康に。合言葉は「はやめに、こまめに」
しんがりの登場予想通りの見事の負けっぷりでした!完敗です。
滋賀学園の要所Χ2の守備に投球術に少ない好機を見事に潰され零封でしたね。
投手が5人いるといっても左の2人は左打者には有効だけど、長いイニングを任せられ投手がいない感じだったな!
滋賀学園の2人は完投能力がある投手だし、近畿大会出場して甲子園出場チームと対戦してレベルアップしていますね!
せめて1点挙げ欲しかったな🤦!
智弁和歌山のような一発で球場の雰囲気を変えるような場面があればと思うがしょうがないな。
しかし、島根、福井、石川、滋賀などに分が悪いな!愚痴いくらでもあるが、滋賀学園が完全に上でしたね!
報徳、智弁和歌山が負けは相手チームにツキがあるかもしれないが、やはり予想外ですね。
滋賀学園の要所Χ2の守備に投球術に少ない好機を見事に潰され零封でしたね。
投手が5人いるといっても左の2人は左打者には有効だけど、長いイニングを任せられ投手がいない感じだったな!
滋賀学園の2人は完投能力がある投手だし、近畿大会出場して甲子園出場チームと対戦してレベルアップしていますね!
せめて1点挙げ欲しかったな🤦!
智弁和歌山のような一発で球場の雰囲気を変えるような場面があればと思うがしょうがないな。
しかし、島根、福井、石川、滋賀などに分が悪いな!愚痴いくらでもあるが、滋賀学園が完全に上でしたね!
報徳、智弁和歌山が負けは相手チームにツキがあるかもしれないが、やはり予想外ですね。
⚾今日の熱闘甲子園試合結果(2回戦)
6日目第1試合 広陵(広島)-熊本工(熊本) 8:02~10:21
一二三四五六七八九十計HE
広 陵000000200 263
熊 本 工000010000 161
6日目第2試合 東海大相模(神奈川)-富山商(富山) 10:59~13:36
一二三四五六七八九十計HE
東海相模100001011 4121
富 山 商000000000 043
6日目第3試合 鳥取城北(鳥取)-明徳義塾(高知) 14:12~16:25
一二三四五六七八九十計HE
鳥取城北000000000 050
明徳義塾11003110X 7100
6日目第4試合 北陸(福井)-関東一(東東京) 17:02~19:24 18:35点灯 6回表から
一二三四五六七八九十計HE
北 陸100000000 181
関 東 一00211201X 7131
⚾明日の熱闘甲子園組み合わせ(7日目 2回戦)
08:00~ 長野 日大-青森 山田
10:35~ 石 橋 -聖和 学園
☆ 13:10~ 霞 ヶ 浦-智弁和歌山
15:45~ 花 巻 東-滋賀 学園
☟打球を追った後、足がつった? 富山商の外野手交代 夏の甲子園
https://news.yahoo.co.jp/articles/8fec903828ee7354c6ebed3d327b61f72514f061
第106回全国高校野球選手権大会は12日、第2試合で東海大相模(神奈川)と対戦した富山商の左翼手、新井丈弐偉選手(3年)が試合中に足をつったような仕草を見せて交代した。
六回1死一塁で、東海大相模の和田勇騎選手(3年)が左中間に放った打球を追いかけた後、足を引きずる仕草を見せた。そのまま引き揚げ、水分補給をした後に治療のためベンチに下がった。そのまま交代となり、左翼には河村徳剛選手(3年)が入った。
👣鳥取城北・大林監督「継投が遅かった」 初戦突破ならず
https://news.yahoo.co.jp/articles/8c9d7e03391377836bbc6f5593235c5de2af6779
鳥取城北が明徳義塾(高知)に0―7で敗れ、12年ぶりの初戦突破はならなかった。鳥取城北の大林仁監督の試合後の主なコメントは次の通り。
残念な結果になったが、生徒は最後まで諦めずに鳥取大会からやっていたことをやってくれた。四死球からの失点だったり、バントがしっかり決められなかったりといったところから、明徳義塾との差が開いたと思う。
<試合の流れを左右したイニングは>
一、二回の失点で浮足立ってしまった部分があると思う。
<エース鈴木欧音投手が五回途中から登板した。継投のタイミングは>
本当は(先発の田中勇飛投手が)もう少し投げてほしかったが、(代えるのが)遅かったと思う。
<明徳義塾が手ごわいと感じた部分は>
スリーバントもしっかり決めていたし、得点圏に走者が進んだときの集中力はしっかり鍛えられていると感じた。
(今年の鳥取城北の3年生は)本当に野球をしっかりやる子たちで、野球以外のところでも模範になるような生徒だった。2年生は、今以上のチームを作っていってほしい。
🎤明徳義塾・馬淵監督が采配ズバリ大勝も「あの得点差で盗塁したら怒られるでしょ」
https://news.yahoo.co.jp/articles/fd7b82f7659754efd5b2ad9e718cf9c850237125
第106回全国高校野球選手権大会の第6日(12日)第3試合は2年ぶり23度目出場の明徳義塾(高知)が6年ぶり6度目出場の鳥取城北に7―0と完勝し、初戦突破を決めた。
大舞台で左腕が躍動した。先発した池崎安侍朗(2年)は初回からテンポのいい投球を披露。打たせて取る投球で併殺打を3つ奪うなど、走者を背負っても動じなかった。
わずか95球で9回を5安打完封。初の甲子園でマダックス(100球未満での完封)を達成した。馬淵監督は「(池崎は)本当に夏に強い。自分でも言うとる」と夏男として太鼓判を押した。
指揮官は試合を振り返りつつ「もう途中、点差に助けられてね。向こうも打ってくるしかないじゃないですか。併殺打3つは大きいですよ。3つ取って負けたらおかしいですよ。逆に3つ取られたらちょっと苦しいですよね。桂馬が3つあったら負けないって言うやん、昔から」と〝馬淵節〟を全開させた。
5点リードした6回一死一塁の場面ではバスターエンドランを敢行。結果的に二塁打となり好機を広げ、その後、適時内野安打でさらに追加点を奪った。見事に作戦がハマった采配を「あの得点差で盗塁したら怒られるでしょ。WBCやったら7点差で盗塁したら石投げられるで。(盗塁の)サインは出せんし、だったらとバスターエンドランやっただけや」と名将なりの持論を展開した。
👣北陸・林監督、五回に3人をつぎ込む“マシンガン継投”も裏目「継投ミス。自分のミスです」
https://news.yahoo.co.jp/articles/6e1ed86e43e0cc215d3593d8cf7dfee5b0d8942d
「全国高校野球選手権・2回戦、関東第一7-1北陸」(12日、甲子園球場)
2年連続出場の北陸(福井)は逆転負けで、1992年以来、32年ぶりの甲子園での勝利を逃した。
林監督は開口一番、「継投ミスです」と肩を落とした。
初回に3安打を集中して鮮やかに先制。しかし、福井大会の5試合全てで先発してきた井黒が三回に逆転を許すと、四回には3点目を失った。五回からセンターを守っていた左腕の鳴海を“左打者対策”でマウンドに送ったが、2本の安打で1死一、二塁のピンチを招くと、右下手投げの竹田煌にスイッチ。ところが、四球で1死満塁と傷口を広げてしまい、たまらず背番号「1」で兄の竹田海を投入した。
この“マシンガン継投”も実らずに暴投で4点目を失った。
林監督は「リードしている状態で竹田(海)につなげたいという気持ちが強すぎて、自分のミスです」と唇をかんだ。
☟高校野球“7回制”の賛否割れた…金足農から大阪桐蔭まで“監督ポツリ”意外な本音「9回制より守りたいのは…」「部員減の高校チャンス」揺れる現場
https://news.yahoo.co.jp/articles/e186676d17c22b89fd15ccf798068e4505c32eae
高校球界が揺れている。発端は8月2日、日本高校野球連盟の記者会見。甲子園、地方大会を含めて「高校野球の7イニング制導入」を検討していることが明かされたのだ。高校野球の根幹が変わりうるニュースを、甲子園に出場する監督たちはどう受け止めたのか。「予感はあった」「さみしい…」「一番いい対策なのかも」。抽選会が行われた8月4日、7人の監督たちに直撃した。
意外だった。質問することができた監督は7人だから、これが高校野球の現場の総意とは言い切れない。だが、「7イニング制が検討されている」ニュースについて見解を尋ねると、賛否ありながらも一様に冷静だったからである。
西谷監督「スポーツの本質が変わる」
高校野球の「暑さ」と「選手の疲労」。次なる対策を考えるとすれば、3つの案が浮かぶ。開催場所を変えるか、開催時期をずらすか、あるいは「9回から7回制」に変えることで“選手の日照時間”を減らすか。
「そういう時期が来るだろう、という予感はあった」
言葉を選びながら、迷う心境を率直に吐露したのは花咲徳栄の岩井隆監督(54歳)である。2017年に夏の甲子園を制し、昨夏はすでに7回制が導入されているU-18で、日本代表のヘッドコーチを務めた。
「私が生まれてから今まで、野球は9回だと。そういうものとして育ってきたから。U-18でも経験しましたけど、これまで3回、3回、3回でそれぞれ序盤、中盤、終盤と言われたきた野球で、終盤が事実上消える。相手投手に球数を放らせて後半勝負、という野球はなくなるでしょう。その意味では、7回となると違和感はありますよ」
岩井と同い年の大阪桐蔭・西谷浩一監督も同調する。
「スポーツの本質が変わるので。前半、ポンっていったら(複数点が取られたら)、そのまま試合が終わってしまう気がしますね。これまでずっと(給水タイムやクーリングタイムなどで)努力してきたので。他の部分で変えられるんじゃないか、そんなに急いで変えなくても……と思います。2イニングくらい、できるんじゃないかなと」
今年で106回大会を迎える夏の甲子園はすべて9回制で行われてきた。その意味ではゲームの根幹が変わるといっていいだろう。
岩井監督が明かす“7回制のメリット”
一方で、7回制を否定しきれないメリットもある。再び岩井の発言。
「現実問題として、全国の高校で部員の少なさに悩む指導者も多い。今では9人集めるのだけでも難しいと。甲子園に出るようなチームは人が集まるからいいんですけど、実際ね……」
岩井が語っているのは、少子化に伴う高校野球二極化への危機感だ。2020年から高校野球では、ピッチャーの疲労を軽減するために、投手1人につき1週間で500球以内という球数制限が導入されている。これにより全国の高校は、絶対エースに依存せずに、複数の好投手を育てることが急務になった。
「部員の人数的に、複数のピッチャーを持てないチームもあるんですよ。今年はひとり優れたピッチャーがいて甲子園を目指せる……というチームなのに、最後まで投げられないという状況が生まれてしまう。現実的に高校野球全体を考えれば、7回制にいい面もある」
絶対に変えないでほしい…「開催地は甲子園」の声
開催場所、開催時期、9回制。最も変えないでほしいものを聞くと、即答だった。
「(場所が)甲子園から変わるっていうのはありえないと思います。球場の形、土の匂い、浜風……あそこだけ、地場が違うんじゃないかと感じるくらい。世界遺産と同じです。僕はそう思っているので」
栃木代表の進学校、石橋の福田博之監督(58歳)も同じ意見だ。加えてその言葉には、夏の甲子園「初出場」という実感がこもっていた。
「可能であれば9回がいいです。高校野球の本来の姿なのかなと思うので。でも、どれを一番守ってほしいかと聞かれれば、甲子園でやることです。あそこでやりたいっていうのが選手や我々の希望です」
長崎は創成館の稙田龍生監督(60歳)も、熊本工の田島圭介監督(43歳)も同意見だった。甲子園開催は変えないでほしい、と。とはいえ監督の世代によっても違うのではないか。今大会の出場校、最年少監督の宮崎商・橋口光朗監督(36歳)に尋ねる。「(同年代の)森大さんとかいればいいんですけど」と、同じく青年監督として知られる浦和学院の監督の名前を出しながら、消え入るような声で本音を漏らす。
「7回制はさみしいです。8、9回って終盤の粘りがあるので。ただ、暑さを毎年経験しているのも、疲労問題を考えているのも高野連だと思います。だから決まったら従うしかない。でもやっぱり、さみしいです」
「7回制が一番いいんじゃないですかね」
そんな橋口も「甲子園開催」は変わってほしくないという。では時期はどうか。
「3年生は進路があるから。やっぱり後ろ倒しも難しいですよね。そう考えると……」
一息ついて、迷いを断ち切るように続けた。「7回制が一番いいんじゃないですかね」
金足農の監督「ドームしかないでしょう」
現状のまま9回制がいいけれど致し方ない部分もある。迷いながらも受け入れる監督が多かった中で、異彩を放っていたのは金足農・中泉一豊監督(51歳)だ。「この気候はね……。甲子園、暑いですから」。朴訥とした語り口で話し始める。
「選手の健康あってのことだとは思うんですよ、高校野球は。もちろん、9回が7回になれば、1試合で選手に打席が2回しか回ってこないケースもありえる。そういう点もあるんですけど、どこかで何かを変えないといけないことは間違いない。場所を変える、は僕はできないと思う。時期も、春にセンバツがあって前は難しいし、後ろは進路がある。そう考えると、ドームしかないと思うんですよ。本心から。(2028年の完成に向けて内野席の一部が屋根で覆われる工事を指して)甲子園球場も変化してきてるわけですよね。ならばいっそ、屋根がついてもおかしくない。その流れで、場所はそのままドームにするしかないでしょう」
甲子園開催を続けるためならば――。熊本工の田島監督はこうも語った。
「正直、7回制の野球はまったく想像がつかないんです。でも低反発バットもそうですが、選手たちの対応能力は驚くほど早い。最終的には“選手ファースト”がすべてです」
迫りくる変化と諦念の間で、監督たちの本音が交錯していた。
💢甲子園7回制に猛反対…大阪桐蔭・西谷浩一監督がじっくり語る“決定的な理由”…早稲田実業の監督も困惑「新ルール決まるスピードが速い」
https://news.yahoo.co.jp/articles/ef47a296e84a6ed09af2f2b13212459ad25f4e00?page=1
噂されていた高校野球の「7回制」の導入がとうとう現実味を帯びてきた。
日本高等学校野球連盟は8月2日、理事会を開き、7回制の導入を検討する「高校野球7イニング制に関するワーキンググループ」を設置したと発表した。
この日はちょうど、第106回全国高等学校野球選手権大会出場校の甲子園練習があったこともあり、名物監督らのコメントが報じられたが、球数制限やタイブレークの時とは違って、ネガティブな意見=反対の意見が目立つ印象を抱いたのは筆者だけだろうか。
西谷監督がじっくり明かした「7回制反対の真意」
その筆頭格は、常勝軍団・大阪桐蔭を率いる西谷浩一監督だ。
「私個人としては、9イニングやってもらいたい」
そう、はっきり口にしていた。高野連に属する全国の学校の指導者は、軽々にその指針に反するような発言はできないものだ。本人に自覚はなくとも、歴代最多となる69勝を聖地であげている西谷監督は「現場の声」の代表として声をあげたようにすら思えた。
4日の組み合わせ抽選会後に改めて話を聞いた――。
「一生懸命に野球をやっている子どもたちに対して、イニングを減らすことは、現場の監督として言わせていただくなら避けてもらいたい。9イニングなら、スタメンの全選手が最低3打席は立つことができる。2回しか立てない選手がいるとなると、ちょっと少ないのかなと思う。しっかり9イニングやらせてもらいたいなというのは個人的な意見としてあります」
「サッカーやラグビーは出ずっぱり。野球は…」
日本高野連は近年、夏の暑さ対策や投手の投球障害予防を目的とする改革を相次いで実施してきた。たとえば、夏の甲子園は準々決勝、準決勝、決勝のそれぞれ前日に休養日が用意され、雨による順延がなければ17日間に渡るスケジュールに(記念大会を除く)。2021年春からは「1週間に500球以内」という球数制限が適用され、2018年春に延長13回から導入されたタイブレークも、昨年春には10回からとなった。また昨夏には5回終了時に10分間のクーリングタイムも実施され、今年も継続が決まった。さらに、今大会より開幕から3日間は強い陽射しの時間帯を避けた2部制も試験的に導入されている。
ベンチ入りメンバーの数も草創期の14人から15人、16人と増えていき、03年に18人、そして昨年からは地方大会と同じ20人になった。
酷暑の中で行われる夏の甲子園は何かと批判の対象となりがちだが、かように高校球児に対する配慮や対策は実施されてきた。
「日程(スケジュール)も含め、いろんなことをしていただいている。他の競技の状況は私も勉強不足ですが、たとえばサッカーやラグビーはずっと(炎天下で行われるゲームに)出ずっぱりですよね。その点、野球はベンチで休憩する時間もありますし、クーリングタイムも考えてもらっていますよね。(大阪桐蔭の)他の部活動の先生の話を聞く限り、野球はすごく考えていただいていると思います」
「日程は十分に配慮していただいている」
7回制だと「野球の本質が変わってくる気がする」と西谷監督は言う。
「そこ(イニング数)はいじらずに、他の部分で対策を練ればいいんじゃないか、と思いますね。DH制の導入もその候補でしょうし、ベンチ入りメンバーの数を増やすことも一案でしょうし。日程に関しては、十分に配慮していただいているような気がします」
2021年に球数制限が導入されたとはいえ、現状のスケジュールは、よほど雨などによる順延が続いて日程が詰まらない限り、球数制限に抵触することがないほど緩和されている。たとえばサッカーのインターハイは、8日間しか大会期間が用意されず、1回戦から登場する学校が決勝に進出した場合、6試合を戦うという強行軍だ。球児の健康を守る暑さ対策、疲労対策は既に十分過ぎるほど施されているのではないだろうか。これ以上、対策が不十分だという声があがるのなら、屋根のない球場で全国大会を開催することは不可能だろう。
早稲田実・和泉監督「新ルール決まるスピードがとにかく早い」
昨年は神奈川の慶應が107年ぶりの全国制覇を遂げたが、今年の夏は第1回大会から出場する東京の名門が登場する。清宮幸太郎が1年生だった2015年以来、9年ぶりとなる西東京代表の早稲田実だ。
「浦島太郎状態です」そう笑ったのは和泉実監督だ。06年には斎藤佑樹を擁し、駒大苫小牧との決勝は延長15回を戦って引き分け再試合となり、翌日、優勝旗を手にした。9年前には球数制限もなければ、タイブレークもなかった。コロナ禍を経て、出場校に課せられる細かいルールも増えている。
「斎藤の頃が大昔に感じられるぐらい、高校野球が大きく変わりましたよね。新しいルールが決まっていくスピードがとにかく早い印象がある。遠からずそうした7回制の時代が訪れるのかなとは思いますが、今年のうちなんかはどちらかというと8回、9回で試合をひっくり返して勝ち上がってきた。それが7回までとなると、うちは今回、甲子園には来られなかった。意外と先行逃げ切りの試合って少ないんですよ……当然、戦い方は変わってきますよね」
7回制で戦い方…どう変わる?
タイブレーク導入や新基準バットの導入とはまた違う意味で野球が変わる。和泉監督も、西谷監督同様に3回打席に立てる選手と、最悪2回しか立てない選手がいることに違和感を抱いている様子だ。
「たとえば完全試合をやられた場合、7回制だと3番打者で試合が終わる。4番以下の選手は2回しか打席に立てないことになりますよね。現代では145キロ以上の投手を複数抱える学校も多いじゃないですか。7回を球の速い投手3人がかりでこられたら、手が出ないんじゃねえかなって思いますね」
つまり私立と公立の格差が広がるということだろうか。
「私立だって大変な学校はいっぱいありますよ……」
大阪桐蔭などの強豪校が、思いがけず公立校の変則左腕に苦戦を強いられるようなケースはある。日本一を常に目標に掲げるような学校であれば150キロを打ち返す練習はいくらでもしていても、軟投派の変則投手を打ち崩す練習はなかなか取り組めない。それゆえの苦戦だろうが、万が一、そうした投手に“はまった”場合、7イニングでは攻略が難しいケースも出てくるかもしれない。
「私立と公立の差は広がる」
京都国際の小牧憲継監督にそんな話題をぶつけると、次の反応が返ってきた。
「1度のミス(失点)で取り返しがつかなくなることはあるかもしれません。ただ、基本は7回制の導入によって私立と公立の差は広がるんじゃないかなと思いますね。やっぱり、選手をたくさん抱えているところの方が安定して戦えると思います」
小学生の野球は基本的に7回制だ。中学生の硬式野球となると、公式戦で7回制の試合を一日に2試合こなすことも頻繁にある(その場合は、投手の球数制限やイニングの制限がある)。
「それやのに高校野球が7回でいいのか、ってなりますよね。時間を短縮するのが目的であれば……これはせっかく甲子園に出場した球児にとってはかわいそうなことかもしれませんが、コールドを採用する方が得策ではないでしょうか」
U-18野球W杯などで7回制が導入されているのは、10日間で9試合をこなさなければならないからだ。それよりも日程が長く、最大でも6試合となる夏の甲子園で、7回制の導入を急ぐ必要などあるのだろうか。
優先すべきは改革案に対する現場の声に耳を傾けることだ。
6日目第1試合 広陵(広島)-熊本工(熊本) 8:02~10:21
一二三四五六七八九十計HE
広 陵000000200 263
熊 本 工000010000 161
6日目第2試合 東海大相模(神奈川)-富山商(富山) 10:59~13:36
一二三四五六七八九十計HE
東海相模100001011 4121
富 山 商000000000 043
6日目第3試合 鳥取城北(鳥取)-明徳義塾(高知) 14:12~16:25
一二三四五六七八九十計HE
鳥取城北000000000 050
明徳義塾11003110X 7100
6日目第4試合 北陸(福井)-関東一(東東京) 17:02~19:24 18:35点灯 6回表から
一二三四五六七八九十計HE
北 陸100000000 181
関 東 一00211201X 7131
⚾明日の熱闘甲子園組み合わせ(7日目 2回戦)
08:00~ 長野 日大-青森 山田
10:35~ 石 橋 -聖和 学園
☆ 13:10~ 霞 ヶ 浦-智弁和歌山
15:45~ 花 巻 東-滋賀 学園
☟打球を追った後、足がつった? 富山商の外野手交代 夏の甲子園
https://news.yahoo.co.jp/articles/8fec903828ee7354c6ebed3d327b61f72514f061
第106回全国高校野球選手権大会は12日、第2試合で東海大相模(神奈川)と対戦した富山商の左翼手、新井丈弐偉選手(3年)が試合中に足をつったような仕草を見せて交代した。
六回1死一塁で、東海大相模の和田勇騎選手(3年)が左中間に放った打球を追いかけた後、足を引きずる仕草を見せた。そのまま引き揚げ、水分補給をした後に治療のためベンチに下がった。そのまま交代となり、左翼には河村徳剛選手(3年)が入った。
👣鳥取城北・大林監督「継投が遅かった」 初戦突破ならず
https://news.yahoo.co.jp/articles/8c9d7e03391377836bbc6f5593235c5de2af6779
鳥取城北が明徳義塾(高知)に0―7で敗れ、12年ぶりの初戦突破はならなかった。鳥取城北の大林仁監督の試合後の主なコメントは次の通り。
残念な結果になったが、生徒は最後まで諦めずに鳥取大会からやっていたことをやってくれた。四死球からの失点だったり、バントがしっかり決められなかったりといったところから、明徳義塾との差が開いたと思う。
<試合の流れを左右したイニングは>
一、二回の失点で浮足立ってしまった部分があると思う。
<エース鈴木欧音投手が五回途中から登板した。継投のタイミングは>
本当は(先発の田中勇飛投手が)もう少し投げてほしかったが、(代えるのが)遅かったと思う。
<明徳義塾が手ごわいと感じた部分は>
スリーバントもしっかり決めていたし、得点圏に走者が進んだときの集中力はしっかり鍛えられていると感じた。
(今年の鳥取城北の3年生は)本当に野球をしっかりやる子たちで、野球以外のところでも模範になるような生徒だった。2年生は、今以上のチームを作っていってほしい。
🎤明徳義塾・馬淵監督が采配ズバリ大勝も「あの得点差で盗塁したら怒られるでしょ」
https://news.yahoo.co.jp/articles/fd7b82f7659754efd5b2ad9e718cf9c850237125
第106回全国高校野球選手権大会の第6日(12日)第3試合は2年ぶり23度目出場の明徳義塾(高知)が6年ぶり6度目出場の鳥取城北に7―0と完勝し、初戦突破を決めた。
大舞台で左腕が躍動した。先発した池崎安侍朗(2年)は初回からテンポのいい投球を披露。打たせて取る投球で併殺打を3つ奪うなど、走者を背負っても動じなかった。
わずか95球で9回を5安打完封。初の甲子園でマダックス(100球未満での完封)を達成した。馬淵監督は「(池崎は)本当に夏に強い。自分でも言うとる」と夏男として太鼓判を押した。
指揮官は試合を振り返りつつ「もう途中、点差に助けられてね。向こうも打ってくるしかないじゃないですか。併殺打3つは大きいですよ。3つ取って負けたらおかしいですよ。逆に3つ取られたらちょっと苦しいですよね。桂馬が3つあったら負けないって言うやん、昔から」と〝馬淵節〟を全開させた。
5点リードした6回一死一塁の場面ではバスターエンドランを敢行。結果的に二塁打となり好機を広げ、その後、適時内野安打でさらに追加点を奪った。見事に作戦がハマった采配を「あの得点差で盗塁したら怒られるでしょ。WBCやったら7点差で盗塁したら石投げられるで。(盗塁の)サインは出せんし、だったらとバスターエンドランやっただけや」と名将なりの持論を展開した。
👣北陸・林監督、五回に3人をつぎ込む“マシンガン継投”も裏目「継投ミス。自分のミスです」
https://news.yahoo.co.jp/articles/6e1ed86e43e0cc215d3593d8cf7dfee5b0d8942d
「全国高校野球選手権・2回戦、関東第一7-1北陸」(12日、甲子園球場)
2年連続出場の北陸(福井)は逆転負けで、1992年以来、32年ぶりの甲子園での勝利を逃した。
林監督は開口一番、「継投ミスです」と肩を落とした。
初回に3安打を集中して鮮やかに先制。しかし、福井大会の5試合全てで先発してきた井黒が三回に逆転を許すと、四回には3点目を失った。五回からセンターを守っていた左腕の鳴海を“左打者対策”でマウンドに送ったが、2本の安打で1死一、二塁のピンチを招くと、右下手投げの竹田煌にスイッチ。ところが、四球で1死満塁と傷口を広げてしまい、たまらず背番号「1」で兄の竹田海を投入した。
この“マシンガン継投”も実らずに暴投で4点目を失った。
林監督は「リードしている状態で竹田(海)につなげたいという気持ちが強すぎて、自分のミスです」と唇をかんだ。
☟高校野球“7回制”の賛否割れた…金足農から大阪桐蔭まで“監督ポツリ”意外な本音「9回制より守りたいのは…」「部員減の高校チャンス」揺れる現場
https://news.yahoo.co.jp/articles/e186676d17c22b89fd15ccf798068e4505c32eae
高校球界が揺れている。発端は8月2日、日本高校野球連盟の記者会見。甲子園、地方大会を含めて「高校野球の7イニング制導入」を検討していることが明かされたのだ。高校野球の根幹が変わりうるニュースを、甲子園に出場する監督たちはどう受け止めたのか。「予感はあった」「さみしい…」「一番いい対策なのかも」。抽選会が行われた8月4日、7人の監督たちに直撃した。
意外だった。質問することができた監督は7人だから、これが高校野球の現場の総意とは言い切れない。だが、「7イニング制が検討されている」ニュースについて見解を尋ねると、賛否ありながらも一様に冷静だったからである。
西谷監督「スポーツの本質が変わる」
高校野球の「暑さ」と「選手の疲労」。次なる対策を考えるとすれば、3つの案が浮かぶ。開催場所を変えるか、開催時期をずらすか、あるいは「9回から7回制」に変えることで“選手の日照時間”を減らすか。
「そういう時期が来るだろう、という予感はあった」
言葉を選びながら、迷う心境を率直に吐露したのは花咲徳栄の岩井隆監督(54歳)である。2017年に夏の甲子園を制し、昨夏はすでに7回制が導入されているU-18で、日本代表のヘッドコーチを務めた。
「私が生まれてから今まで、野球は9回だと。そういうものとして育ってきたから。U-18でも経験しましたけど、これまで3回、3回、3回でそれぞれ序盤、中盤、終盤と言われたきた野球で、終盤が事実上消える。相手投手に球数を放らせて後半勝負、という野球はなくなるでしょう。その意味では、7回となると違和感はありますよ」
岩井と同い年の大阪桐蔭・西谷浩一監督も同調する。
「スポーツの本質が変わるので。前半、ポンっていったら(複数点が取られたら)、そのまま試合が終わってしまう気がしますね。これまでずっと(給水タイムやクーリングタイムなどで)努力してきたので。他の部分で変えられるんじゃないか、そんなに急いで変えなくても……と思います。2イニングくらい、できるんじゃないかなと」
今年で106回大会を迎える夏の甲子園はすべて9回制で行われてきた。その意味ではゲームの根幹が変わるといっていいだろう。
岩井監督が明かす“7回制のメリット”
一方で、7回制を否定しきれないメリットもある。再び岩井の発言。
「現実問題として、全国の高校で部員の少なさに悩む指導者も多い。今では9人集めるのだけでも難しいと。甲子園に出るようなチームは人が集まるからいいんですけど、実際ね……」
岩井が語っているのは、少子化に伴う高校野球二極化への危機感だ。2020年から高校野球では、ピッチャーの疲労を軽減するために、投手1人につき1週間で500球以内という球数制限が導入されている。これにより全国の高校は、絶対エースに依存せずに、複数の好投手を育てることが急務になった。
「部員の人数的に、複数のピッチャーを持てないチームもあるんですよ。今年はひとり優れたピッチャーがいて甲子園を目指せる……というチームなのに、最後まで投げられないという状況が生まれてしまう。現実的に高校野球全体を考えれば、7回制にいい面もある」
絶対に変えないでほしい…「開催地は甲子園」の声
開催場所、開催時期、9回制。最も変えないでほしいものを聞くと、即答だった。
「(場所が)甲子園から変わるっていうのはありえないと思います。球場の形、土の匂い、浜風……あそこだけ、地場が違うんじゃないかと感じるくらい。世界遺産と同じです。僕はそう思っているので」
栃木代表の進学校、石橋の福田博之監督(58歳)も同じ意見だ。加えてその言葉には、夏の甲子園「初出場」という実感がこもっていた。
「可能であれば9回がいいです。高校野球の本来の姿なのかなと思うので。でも、どれを一番守ってほしいかと聞かれれば、甲子園でやることです。あそこでやりたいっていうのが選手や我々の希望です」
長崎は創成館の稙田龍生監督(60歳)も、熊本工の田島圭介監督(43歳)も同意見だった。甲子園開催は変えないでほしい、と。とはいえ監督の世代によっても違うのではないか。今大会の出場校、最年少監督の宮崎商・橋口光朗監督(36歳)に尋ねる。「(同年代の)森大さんとかいればいいんですけど」と、同じく青年監督として知られる浦和学院の監督の名前を出しながら、消え入るような声で本音を漏らす。
「7回制はさみしいです。8、9回って終盤の粘りがあるので。ただ、暑さを毎年経験しているのも、疲労問題を考えているのも高野連だと思います。だから決まったら従うしかない。でもやっぱり、さみしいです」
「7回制が一番いいんじゃないですかね」
そんな橋口も「甲子園開催」は変わってほしくないという。では時期はどうか。
「3年生は進路があるから。やっぱり後ろ倒しも難しいですよね。そう考えると……」
一息ついて、迷いを断ち切るように続けた。「7回制が一番いいんじゃないですかね」
金足農の監督「ドームしかないでしょう」
現状のまま9回制がいいけれど致し方ない部分もある。迷いながらも受け入れる監督が多かった中で、異彩を放っていたのは金足農・中泉一豊監督(51歳)だ。「この気候はね……。甲子園、暑いですから」。朴訥とした語り口で話し始める。
「選手の健康あってのことだとは思うんですよ、高校野球は。もちろん、9回が7回になれば、1試合で選手に打席が2回しか回ってこないケースもありえる。そういう点もあるんですけど、どこかで何かを変えないといけないことは間違いない。場所を変える、は僕はできないと思う。時期も、春にセンバツがあって前は難しいし、後ろは進路がある。そう考えると、ドームしかないと思うんですよ。本心から。(2028年の完成に向けて内野席の一部が屋根で覆われる工事を指して)甲子園球場も変化してきてるわけですよね。ならばいっそ、屋根がついてもおかしくない。その流れで、場所はそのままドームにするしかないでしょう」
甲子園開催を続けるためならば――。熊本工の田島監督はこうも語った。
「正直、7回制の野球はまったく想像がつかないんです。でも低反発バットもそうですが、選手たちの対応能力は驚くほど早い。最終的には“選手ファースト”がすべてです」
迫りくる変化と諦念の間で、監督たちの本音が交錯していた。
💢甲子園7回制に猛反対…大阪桐蔭・西谷浩一監督がじっくり語る“決定的な理由”…早稲田実業の監督も困惑「新ルール決まるスピードが速い」
https://news.yahoo.co.jp/articles/ef47a296e84a6ed09af2f2b13212459ad25f4e00?page=1
噂されていた高校野球の「7回制」の導入がとうとう現実味を帯びてきた。
日本高等学校野球連盟は8月2日、理事会を開き、7回制の導入を検討する「高校野球7イニング制に関するワーキンググループ」を設置したと発表した。
この日はちょうど、第106回全国高等学校野球選手権大会出場校の甲子園練習があったこともあり、名物監督らのコメントが報じられたが、球数制限やタイブレークの時とは違って、ネガティブな意見=反対の意見が目立つ印象を抱いたのは筆者だけだろうか。
西谷監督がじっくり明かした「7回制反対の真意」
その筆頭格は、常勝軍団・大阪桐蔭を率いる西谷浩一監督だ。
「私個人としては、9イニングやってもらいたい」
そう、はっきり口にしていた。高野連に属する全国の学校の指導者は、軽々にその指針に反するような発言はできないものだ。本人に自覚はなくとも、歴代最多となる69勝を聖地であげている西谷監督は「現場の声」の代表として声をあげたようにすら思えた。
4日の組み合わせ抽選会後に改めて話を聞いた――。
「一生懸命に野球をやっている子どもたちに対して、イニングを減らすことは、現場の監督として言わせていただくなら避けてもらいたい。9イニングなら、スタメンの全選手が最低3打席は立つことができる。2回しか立てない選手がいるとなると、ちょっと少ないのかなと思う。しっかり9イニングやらせてもらいたいなというのは個人的な意見としてあります」
「サッカーやラグビーは出ずっぱり。野球は…」
日本高野連は近年、夏の暑さ対策や投手の投球障害予防を目的とする改革を相次いで実施してきた。たとえば、夏の甲子園は準々決勝、準決勝、決勝のそれぞれ前日に休養日が用意され、雨による順延がなければ17日間に渡るスケジュールに(記念大会を除く)。2021年春からは「1週間に500球以内」という球数制限が適用され、2018年春に延長13回から導入されたタイブレークも、昨年春には10回からとなった。また昨夏には5回終了時に10分間のクーリングタイムも実施され、今年も継続が決まった。さらに、今大会より開幕から3日間は強い陽射しの時間帯を避けた2部制も試験的に導入されている。
ベンチ入りメンバーの数も草創期の14人から15人、16人と増えていき、03年に18人、そして昨年からは地方大会と同じ20人になった。
酷暑の中で行われる夏の甲子園は何かと批判の対象となりがちだが、かように高校球児に対する配慮や対策は実施されてきた。
「日程(スケジュール)も含め、いろんなことをしていただいている。他の競技の状況は私も勉強不足ですが、たとえばサッカーやラグビーはずっと(炎天下で行われるゲームに)出ずっぱりですよね。その点、野球はベンチで休憩する時間もありますし、クーリングタイムも考えてもらっていますよね。(大阪桐蔭の)他の部活動の先生の話を聞く限り、野球はすごく考えていただいていると思います」
「日程は十分に配慮していただいている」
7回制だと「野球の本質が変わってくる気がする」と西谷監督は言う。
「そこ(イニング数)はいじらずに、他の部分で対策を練ればいいんじゃないか、と思いますね。DH制の導入もその候補でしょうし、ベンチ入りメンバーの数を増やすことも一案でしょうし。日程に関しては、十分に配慮していただいているような気がします」
2021年に球数制限が導入されたとはいえ、現状のスケジュールは、よほど雨などによる順延が続いて日程が詰まらない限り、球数制限に抵触することがないほど緩和されている。たとえばサッカーのインターハイは、8日間しか大会期間が用意されず、1回戦から登場する学校が決勝に進出した場合、6試合を戦うという強行軍だ。球児の健康を守る暑さ対策、疲労対策は既に十分過ぎるほど施されているのではないだろうか。これ以上、対策が不十分だという声があがるのなら、屋根のない球場で全国大会を開催することは不可能だろう。
早稲田実・和泉監督「新ルール決まるスピードがとにかく早い」
昨年は神奈川の慶應が107年ぶりの全国制覇を遂げたが、今年の夏は第1回大会から出場する東京の名門が登場する。清宮幸太郎が1年生だった2015年以来、9年ぶりとなる西東京代表の早稲田実だ。
「浦島太郎状態です」そう笑ったのは和泉実監督だ。06年には斎藤佑樹を擁し、駒大苫小牧との決勝は延長15回を戦って引き分け再試合となり、翌日、優勝旗を手にした。9年前には球数制限もなければ、タイブレークもなかった。コロナ禍を経て、出場校に課せられる細かいルールも増えている。
「斎藤の頃が大昔に感じられるぐらい、高校野球が大きく変わりましたよね。新しいルールが決まっていくスピードがとにかく早い印象がある。遠からずそうした7回制の時代が訪れるのかなとは思いますが、今年のうちなんかはどちらかというと8回、9回で試合をひっくり返して勝ち上がってきた。それが7回までとなると、うちは今回、甲子園には来られなかった。意外と先行逃げ切りの試合って少ないんですよ……当然、戦い方は変わってきますよね」
7回制で戦い方…どう変わる?
タイブレーク導入や新基準バットの導入とはまた違う意味で野球が変わる。和泉監督も、西谷監督同様に3回打席に立てる選手と、最悪2回しか立てない選手がいることに違和感を抱いている様子だ。
「たとえば完全試合をやられた場合、7回制だと3番打者で試合が終わる。4番以下の選手は2回しか打席に立てないことになりますよね。現代では145キロ以上の投手を複数抱える学校も多いじゃないですか。7回を球の速い投手3人がかりでこられたら、手が出ないんじゃねえかなって思いますね」
つまり私立と公立の格差が広がるということだろうか。
「私立だって大変な学校はいっぱいありますよ……」
大阪桐蔭などの強豪校が、思いがけず公立校の変則左腕に苦戦を強いられるようなケースはある。日本一を常に目標に掲げるような学校であれば150キロを打ち返す練習はいくらでもしていても、軟投派の変則投手を打ち崩す練習はなかなか取り組めない。それゆえの苦戦だろうが、万が一、そうした投手に“はまった”場合、7イニングでは攻略が難しいケースも出てくるかもしれない。
「私立と公立の差は広がる」
京都国際の小牧憲継監督にそんな話題をぶつけると、次の反応が返ってきた。
「1度のミス(失点)で取り返しがつかなくなることはあるかもしれません。ただ、基本は7回制の導入によって私立と公立の差は広がるんじゃないかなと思いますね。やっぱり、選手をたくさん抱えているところの方が安定して戦えると思います」
小学生の野球は基本的に7回制だ。中学生の硬式野球となると、公式戦で7回制の試合を一日に2試合こなすことも頻繁にある(その場合は、投手の球数制限やイニングの制限がある)。
「それやのに高校野球が7回でいいのか、ってなりますよね。時間を短縮するのが目的であれば……これはせっかく甲子園に出場した球児にとってはかわいそうなことかもしれませんが、コールドを採用する方が得策ではないでしょうか」
U-18野球W杯などで7回制が導入されているのは、10日間で9試合をこなさなければならないからだ。それよりも日程が長く、最大でも6試合となる夏の甲子園で、7回制の導入を急ぐ必要などあるのだろうか。
優先すべきは改革案に対する現場の声に耳を傾けることだ。
⚾今日の熱闘甲子園試合結果(2回戦)
5日目第1試合 鳴門渦潮(徳島)-早稲田実(西東京) 8:02~10:40
一二三四五六七八九十計HE
早稲田実030001211 8130
鳴門渦潮200001100 453
5日目第2試合 鶴岡東(山形)-聖光学院(福島) 11:17~13:22
一二三四五六七八九十計HE
鶴 岡 東002000000 270
聖光学院000000010 192
5日目第3試合 報徳学園(兵庫)-大社(島根) 13:58~16:29
一二三四五六七八九十計HE
大 社200000100 3102
報徳学園000000001 171
5日目第4試合 創成館(長崎)-白樺学園(北北海道) 17:04~18:45 18:13点灯 6回表から
一二三四五六七八九十計HE
白樺学園000000000 061
創 成 館00100000X 150
⚾明日の熱闘甲子園組み合わせ(6日目 2回戦)
☆ 08:00~ 熊 本 工- 広 陵
10:35~ 富 山 商-東海大相模
☆☆☆ 13:10~ 鳥取 城北-明徳 義塾
☆☆ 15:45~ 北 陸 -関 東 一
✌大社が報徳学園から大金星! 石飛監督は困惑「打てるボールが振ったところに来た」
https://news.yahoo.co.jp/articles/961af48a5e0d4d851362900e649f0acf7e133a75
第106回全国高校野球選手権大会の第5日(11日)第3試合は、32年ぶり9度目出場の大社(島根)が、6年ぶり16度目出場の報徳学園(兵庫)に3―1で勝利し、聖地で63年ぶりとなる白星を挙げた。
2年連続センバツ準優勝の強豪相手に大金星だ。大社打線は初回に大会屈指の好投手・今朝丸裕喜投手(3年)から3本の安打を集中させるなど2点を先制。「想定外のことが起きるのが甲子園」とエース左腕・馬庭優太投手(3年)もびっくりの援護点。「あとは守りきらないといけないな」と気合が入った。
馬庭は130キロ台後半ながら、球速以上の伸びのある直球で相手を押し込んだ。6回までに許した安打はわずか2本と完全に報徳打線を封じ込めた。
しかし、アクシデントも起こった。7回の打席で安打を放った際に右わき腹を負傷。それでもアイシングなどで治療を行い、最後までマウンドに立ち続けた。9回に適時打を浴びて1点こそ失ったが、137球を投げ切った。
試合後、馬庭は「いつもより真っすぐが走ってくれて要所で低めに投げ切れたのが大きかった」と自身の投球を振り返った。
下馬評を覆すジャイアントキリングに石飛監督も驚きを隠せず。8本の安打を放ち、7回途中で今朝丸をマウンドから引きずり下ろした打線について「ナンバーワンと言われるような投手なので、ちょっとよく分かりませんが…。気合です、気合で打ちました」と興奮気味に話した。
さらに「150キロ近い真っすぐは打てませんし、落差の大きいカーブも打てないんで。たまたま打てるボールが振ったところに来た、というぐらいのことじゃないかなと思うんですけど」と、自らの予想を上回る選手のプレーに、もはや困惑するばかりだった。
32年ぶりの出場に地元島根からは大応援団が駆け付けた。指揮官は「アルプスが満員になるとは聞いていたんですが、試合前に見て本当にびっくりして。一番感動したのは勝った時に皆さんが応援タオルを掲げて一緒に揺らしていただいて、こんな光景が現実にあるのかなと、もう信じられない気持ちでいっぱいです」と感極まっていた。
📝大社・藤原佑は熱中症と診断 救護室で点滴 1番打者で4打数2安打と躍動「絶対勝つという、強い気持ちでやれました」
https://news.yahoo.co.jp/articles/44d4bfacda564fde967b46d7b0a7e437a6890a6e
大社の1番打者、藤原佑中堅手(3年)が試合中、両足大腿部の筋けいれんと脱水症状が見られ、途中交代。医師からは熱中症と診断され、救護室で点滴による水分補給などの処置を受けた。処置後はチームに合流して宿舎に戻った。
4打数2安打と活躍しての初戦突破について「みんなが報徳学園に絶対勝つという、強い気持ちでやれました。今朝丸投手対策で近い距離で速い球を打つ練習をしてきましたが、試合でもそれができたのが勝因だと思います」と語った。
初回先頭、今朝丸から放った右前安打に「カット系の外よりの球。追い込まれていたので逆方向への意識だった。ライトの強肩に刺されてしまったけど、(先頭のヒットで)チームをやるぞという気持ちにさせられたのはよかったです」と話した。
V候補の一角を倒したことには「強い相手と分かっていたけど、自分たちの野球をやれば、ワンプレーワンプレーをしっかりやっていけば勝てると思っていました」と藤原。「次の試合も甘くないと思うけど、ワンプレーにこだわって、走塁や強く低い打球を意識して、ワンプレーワンプレーを堅く、ミスを恐れずしっかり戦いたいです」と意気込んだ。
👣「相手投手が予想以上に良く、完敗」報徳学園・大角監督
https://news.yahoo.co.jp/articles/6689d641fd0671e96d42661be7abe83856b955ac
報徳学園・大角健二監督 相手投手が予想以上に良くて、完敗だった。独特なフォームから急に腕が出てくる感じで、スピード表示以上に伸びてきて、タイミングが取れなかった。
左打者に対する外角のストレートにも角度があり、手が出なかった。相手のバッテリーをたたえたい。
春夏と連続出場し、夏は春以上のメダルを取ると思っていた。いろいろ評価される中で、また甲子園に連れてきてくれたことに感謝の気持ちしかない。
しかし、夏の舞台をイメージした練習がまだできていなかった。悔しさを次のセンバツにぶつけたい。
👣エースが185球完投負け…鳴門渦潮・森監督は苦悩「2、3番手を育てられなかった」
https://news.yahoo.co.jp/articles/dcbe1584a9041380660b1214dfd4508dc681a503
第5日(11日)第1試合で7年ぶり8度目出場の鳴門渦潮(徳島)が9年ぶり30度目出場の早実(西東京)に4―8で逆転負け。鳴門一との統合前の鳴門工時代の2008年以来、16年ぶり甲子園勝利とはならなかった。
先発した岡田は今大会1試合最多となる185球の粘投を見せたが、13安打8失点(自責6)と打ち込まれた。最後までマウンドを譲らず完投したものの、無念の負け投手となった。それでも岡田は「185球を投げたのは初めて。県大会もほとんど一人で投げてきたので、甲子園でも最後まで投げ切るつもりだった。目標にしてきた初戦突破ができず、悔しい」と言いつつも「甲子園は、人が多くてめちゃくちゃ楽しかった。やりきれた」とすがすがしい表情を見せた。
自己最多185球の力投を見せた岡田について森恭仁監督は「よほどの点差が開かない限り、球数が増えようが、岡田しかいないので最後までいってほしかった。投打の中心なので。今まで岡田の力で勝ち上がってきたのでエースを信じようと思った。よくやってくれました」とねぎらった。
投手の肩などの負担を軽減するため、2020年センバツから1週間で500球以内とする球数制限が導入された。しかし、1試合での上限設定はなし。継投策の可能性について指揮官は「それを考えたいけど、そんなにレベルの高い選手がいっぱいいるわけではない。負けたら終わりのゲームではね。2、3番手を育てられなかったというのはあるが、なかなか2、3番手が140キロ超えの投手をそろえるのは、公立高校が主体の徳島県では難しい」と吐露。
その上で「僕らの課題でもあるが、2、3番手の投手を負けてはいけないという公式戦で出していけるチームは徳島県では少ない。そんなに子供がいない中で野球をやっていますし、また(他県にも)散らばりますし、人数が多い学校さんと比べるとしんどいです」と苦しい胸中を明かした。
👣県岐阜商・鍛治舎監督勇退へ「次の100年へ基礎基盤確立」 甲子園4度出場、8月限り
https://news.yahoo.co.jp/articles/b46356d63ea978aa96fcc719422458d325215f76
県岐阜商硬式野球部の鍛治舎巧監督(73)は10日までに、今月末で勇退する意向を固めた。同部は今年創部100年だが、鍛治舎監督は「次の100年に向けた基礎基盤の確立は図れた」と名門の新たなスタートの礎が築けたことを退任理由に挙げた。
当初から創部100年の本年度中の退任は決めており、秋も指揮を執り、選抜出場の有無にかかわらず12月に交代するつもりだった。しかし、鍛治舎監督は「新チームの練習試合の内容から、これなら大丈夫と確信を持った」と早期退任の決意を固めたという。
鍛治舎監督は母校監督を2018年から6年5カ月務め、春夏通じて4度甲子園に出場。母校再建はもとより、岐阜県の野球レベル向上に多大な貢献を果たした。鍛治舎監督の今後については、自宅のある大阪に戻るものと思われる。
後任は藤井潤作副部長(52)の見込みで、正式な就任は鍛治舎監督勇退後だが、14日が初戦の秋季岐阜地区大会から指揮を執るもよう。
💢野球の根幹にかかわる甲子園「7イニング制」検討…花咲徳栄・岩井監督も「そこを動かすのはまだ早いのでは」時間をかけて議論尽くしてほしい
https://news.yahoo.co.jp/articles/8b9af6544000ffa03f8e06deb3f420fd54ad5615
真夏の甲子園大会を見ながら、7イニング制について考えた。選手の健康を考えて試合時間を短縮しようと、日本高野連が、7イニング制検討のワーキンググループを立ち上げた。個人的には賛同したくない。タイブレーク制導入のときも違和感があったが、延長戦という概念はそのまま残ったので、何とか受け入れたが、7イニングへの変更は野球の根幹にかかわる気がする。
9イニングになったのは、160数年前といわれる。21点先取だったのを、時間がかかりすぎるとして、1857年に9回にした。このころから、3アウトでチェンジ、3ストライクで三振、4ボールでフォアボールの現行ルールでやっている。9回という数字も最初に決めたときは深い意味はいらなかっただろうが、2世紀近く続くとそうはいかない。
巨人でもプレーした東海大相模の原俊介監督は7イニング制について「野球が違ってくる。コロナ禍で体験したが、あっという間に終わってしまうので難しい」と話してくれた。極端にいえば、先手必勝になる。大阪桐蔭の西谷浩一監督は、選手目線で疑問を呈した。「子どもたちの健康は第一ですが、子どもたちが大事にしているものも守ってあげたい。子どもたちは野球がしたい。7イニングだと回ってくる打席も減って、出る選手も減ってしまう」
猛暑の甲子園。野球界の外からの厳しい意見も多く、日本高野連は暑熱対策を次々と実施している。5回終了時に10分間のクーリングタイムを設け、気温が高い時間帯をオフタイムにする「朝夕2部制」も、この夏、初めて試験的に実施した。試合中の選手が体を深部から冷やせるゼリー飲料も全チームに提供している。こうした対策の延長上に7イニング制導入の検討もある。
一番大事なのは、甲子園という存在だ。智弁和歌山の辻旭陽主将は「僕たちの夢は、ここ甲子園が聖地であり続けること、憧れの地であり続けることです」と選手宣誓に盛り込んだ。高校代表コーチもした花咲徳栄の岩井隆監督は「9イニングのままなら甲子園ではできないというのなら、7イニングもやむなしと思うが、そこを動かすのはまだ早いのでは。やるべきことはもっとある」と言った。時間をかけて議論を尽くしてほしい。
📝2024年夏の甲子園 監督突撃インタビュー
聖カタリナ(愛媛)浮田監督は実業家から転身、「会社経営をそのままやってるイメージです」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/sports/358895
明日(10日)登場する聖カタリナは夏の甲子園初出場。率いるのは2023年に実業家から転身したばかりの浮田監督だ。松山商では内野手、創価大、プリンスホテルでは捕手としてプレーした。22年の部内暴力で監督、部長ともども退任となった後に就任した浮田監督に話を聞いた。
――プリンスホテルを経て、県内で携帯販売会社やレストランカフェなどを経営。異色の経歴ともっぱらです。
「ドコモの携帯販売会社は、もともと私の父が経営していたんです。本当はプリンスホテルから他の社会人チームに移籍という話もあったんですが、長男の私が会社を継ぐことが決まっていた。結局、弟との共同経営になりましたけどね」
――監督になったきっかけは。
「不祥事については聞いていましたし、残った選手が半年間練習もできず、しかも指導者不在で、世間から厳しい目で見られているのは知っていたので、これは選手が可哀想だなと。22年の年末に大学や高校を統括する学校法人聖カタリナ学園の事務局長さんと話す機会があり、『どうしても監督が決まらない』と。ちょうどそのころ、私も携帯販売会社を人に譲渡して、その退職金で新しい会社を立ち上げようという矢先だった。そこで、『私が監督の可能性ってあるんですかね』という話から始まったんです」
――指導者経験がないまま監督に就任しましたが、実際に指導して不安などは?
「会社を経営しながら地元の民放などで高校野球の解説をしていたので、現代野球の知識はあったんですが、実際にやるとなると大違いですね。一番難しかったのは選手との関わり方。私は松山商業で、上からガツン! とやられて育った世代。でも、それは今の子たちには向いてない」
――具体的にどんな指導をしたのですか。
「高校野球の監督は教職員の方が多い。その場合、どうしても教師としてティーチング、黒板に書いたものをノートに書き写せとか、押し付ける指導になりがちです。でも、私は事務職員。教員ではないのでコーチング、つまり選手に提案をし、最終的に彼らに決めさせることで主体性を持たせることにしました。ある意味、会社経営をそのままやってるイメージですね。経営者が部下を持ち上げてモチベーションを上げたり、ボトムアップさせる。会社も社長が偉いわけではなく、社員1人1人が主体性を持つ方が、上手く回るんです。野球も自分さえ良ければ、ではなく、チームのために自分に何が出来るかを考えた方が、チーム全体が良くなるんです」
📝2024年夏の甲子園 監督突撃インタビュー
早実・和泉監督(西東京)が語る昨夏V慶応へのライバル意識…「(報道陣は)みんなこれを聞いてきますよ」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/sports/358947
11日の第1試合に夏は9年ぶりとなる早実(西東京)が登場する。昨年は慶応(神奈川)が107年ぶり2度目の優勝を果たした。西東京大会では苦戦が続いたが、ライバル校の活躍に思うところはあるのか。和泉実監督に話を聞いた。
――西東京大会は接戦が多かった。
「春季東京大会も2つ勝って3試合目で負けちゃいましたからね。原因? エースの中村心大(2年)が左肘を痛めて、6月までノースローだったのが痛かったですね。春季大会に入るまでは調子が良かったんですが……。練習試合でも2イニングほどしか投げず、そのまま西東京大会に入った。投げていくうちに何とか……と思いましたが、投げてないからスタミナがない。中盤に崩れることもありました。それでも投手陣みんなで凌ぎながら、苦しい試合が続いたことで選手も精神的に強くなりました」
――6試合で58得点と打線は好調でした。
「下級生の時から中心選手としてやってきた宇野真仁朗、高崎亘弘、石原優成の3年生3人の活躍が大きいですね。ただ、本当に良い投手に当たった時にどうなるか。春もそうだし、秋季大会も関東一の畠中鉄心くん(3年)にやられましたし。まあ、打線は水物という言葉もありますから。西東京大会はハイスコアですが、僅差の試合が多かった(3試合)ことは選手の成長につながっていると思います」
――今春から導入された「飛ばないバット」への対応は出来てますか?
「対応も何も、本当に飛ばないですよね(笑)。今までの感じで打球を上げようとすると、外野フライにしかならない。それもあって春はつながらない、簡単な打線になってしまった。とにかく低い打球を意識して、みんなでつなごうとしないと点にならない。おかげで練習試合もよく負けました。ほとんど負けた(苦笑)」
――「低反発バットはもっとパワーをつけないと飛ばない」と話す指導者もいます。
「でも、飛ばすことが打撃じゃないですから。そっちに発想がいくことが問題、とまでは言いませんけど……。僕らが現役の頃なんて、本塁打はほとんど出ませんでしたよ。僕も3年の時は公式戦で4番を打たせてもらったけど、3年間で練習試合を含めて本塁打は1本か2本程度。僕の早実の先輩で、中日で活躍した川又米利さんでも、高校時代は20本も打ってなかったと思います」
――それが「飛ぶ金属バット」によって長打が増えました。
「昔は自分の体格に合わせた打撃を追求していたものですが、“魔法のバット”で本塁打が増えた。さらにメジャーのフライボール革命のように、野球全体がそっちにシフトしている。だからみんな『自分もそれに乗り遅れないように飛ばそう』となっている感じはありますね。でも、飛ばないバットで、体に合った本来の打撃の大切さを多くの選手が実感しているんじゃないですか。パワーがなければ右打ちやバント、セーフティーなどの小技や、選球眼で勝負すればいい。それが出来たチームは、打線が本当の意味で『線』になる。僕も部員にそうした意識付けはしています。打線が本当に完成されたかどうかはまだわかりませんが」
――昨年は慶応が優勝。となれば……今年の夏は早実ですか?
「(含み笑いをしながら)なにそれ……。慶応と早実以外にもたくさん学校はあるじゃないですか(笑)。でもまあ、早慶のライバル関係は脈々と続いてきたわけですし、周囲からそういう目で見られるのは仕方ないと思っていますよ。僕は部員にそんなことは言ってませんが、彼らなりに慶応さんの優勝で気持ちに火がついたかもしれない。確認はしていませんが。昔から受け継がれてきたライバル校の活躍ですからね。まあ、(報道陣は)みんなこれを聞いてきますよ(笑)」
⚾岩手さんへ
やはり高校野球は二部制で分断されるよりも4試合ぶっ通しで観戦できるのがベストですね!!!
本気で二部制やりたかったら、センバツで試験的に導入して警備の問題や観客の移動などの課題を検証して夏につなげるべきだったかと・・・・・。
センバツは寒いけど、自分の誕生日確実にナイター観戦できるんだったらちょっとは賛成していたかも?!(笑)
ただ、遅くなりすぎたら喫茶店でケーキ食べているヒマもないしカゼひきたくないから、塾考せなアカンかも。
中京は意外と苦戦しましたね。夏は出ても初戦でたいがい負けるメイデンの二の舞になりかねなかった。。。
宮崎商応援団は船を諦めて陸路で甲子園に来たようです。
掛川西はどうかな???と思いましたが、応援団の後押しと流れが来ましたね。あまり甲子園で勝つイメージが湧かなかったですが・・・・・。
和智弁との試合は僕も現地観戦していたし、上村監督が采配していた際に21世紀枠の利府のエースに『昭和顔』と揶揄され完敗したのも観戦していたし・・・。
P・S 今日はTV観戦でしたが、島根県高校野球史上21世紀最大の大金星を目撃できました!!
抽選をネットで見ており「また山陰2校は今年も初戦で全滅かあ、、、、、」と深いため息ついて頭が真っ白になってしまいましたが。
大社高校は浜山球場の隣にあり、何度か校舎の横を通りましたが、生観戦は1度もしたことがないです。
32年前の夏はTV観戦でゴジラ松井の5打席連続敬遠の試合前に宇都宮南に3-5で惜敗しました。
開星・江の川・立正大淞南・益田東・・・と私学の強豪に浜田・大東・飯南など粒揃いの少数精鋭が多士済々いるので島根を制するだけでも大変なんですが、、、、、
島根らしく試合時間2時間31分と仕事が早い兵庫野球を自分たちのペースに巻き込み、足を痛めているランナーに二盗させ3塁に進めばセーフティ―スクイズにスクイズのサインを出してファールになるたびに足を引きずって3塁へ戻り、攻撃終了後に10分間治療時間をもらって選手交代と!
最後はあわや大逆転サヨナラ負けのピンチにショートが遠投となる1塁を避けるべくゴロを弾き、オーバーランした3塁走者をクールに見つめてサードに送球し、申し訳なさそうにサードが飛び出した走者に優しくタッチして試合終了と山陰野球を随所にさく裂させてくれました!!
しかし、報徳・大角監督は「夏の舞台をイメージした練習がまだできていなかった」・・・・・とのこと。兵庫大会決勝の翌日に今日の試合だったわけでもないし、大会5日目と間が空いてましたが、イメージできなかったんですね。。。。。まだ準優勝の明石商が出てきたら狭間監督の緻密なデータ分析と采配で手堅く2勝はしていたと思いますが。
鳥取城北ナインもこれに勇気づけられ2014年の八頭以来10年ぶりの夏1勝を鳥取に届けてくれると期待します。
5日目第1試合 鳴門渦潮(徳島)-早稲田実(西東京) 8:02~10:40
一二三四五六七八九十計HE
早稲田実030001211 8130
鳴門渦潮200001100 453
5日目第2試合 鶴岡東(山形)-聖光学院(福島) 11:17~13:22
一二三四五六七八九十計HE
鶴 岡 東002000000 270
聖光学院000000010 192
5日目第3試合 報徳学園(兵庫)-大社(島根) 13:58~16:29
一二三四五六七八九十計HE
大 社200000100 3102
報徳学園000000001 171
5日目第4試合 創成館(長崎)-白樺学園(北北海道) 17:04~18:45 18:13点灯 6回表から
一二三四五六七八九十計HE
白樺学園000000000 061
創 成 館00100000X 150
⚾明日の熱闘甲子園組み合わせ(6日目 2回戦)
☆ 08:00~ 熊 本 工- 広 陵
10:35~ 富 山 商-東海大相模
☆☆☆ 13:10~ 鳥取 城北-明徳 義塾
☆☆ 15:45~ 北 陸 -関 東 一
✌大社が報徳学園から大金星! 石飛監督は困惑「打てるボールが振ったところに来た」
https://news.yahoo.co.jp/articles/961af48a5e0d4d851362900e649f0acf7e133a75
第106回全国高校野球選手権大会の第5日(11日)第3試合は、32年ぶり9度目出場の大社(島根)が、6年ぶり16度目出場の報徳学園(兵庫)に3―1で勝利し、聖地で63年ぶりとなる白星を挙げた。
2年連続センバツ準優勝の強豪相手に大金星だ。大社打線は初回に大会屈指の好投手・今朝丸裕喜投手(3年)から3本の安打を集中させるなど2点を先制。「想定外のことが起きるのが甲子園」とエース左腕・馬庭優太投手(3年)もびっくりの援護点。「あとは守りきらないといけないな」と気合が入った。
馬庭は130キロ台後半ながら、球速以上の伸びのある直球で相手を押し込んだ。6回までに許した安打はわずか2本と完全に報徳打線を封じ込めた。
しかし、アクシデントも起こった。7回の打席で安打を放った際に右わき腹を負傷。それでもアイシングなどで治療を行い、最後までマウンドに立ち続けた。9回に適時打を浴びて1点こそ失ったが、137球を投げ切った。
試合後、馬庭は「いつもより真っすぐが走ってくれて要所で低めに投げ切れたのが大きかった」と自身の投球を振り返った。
下馬評を覆すジャイアントキリングに石飛監督も驚きを隠せず。8本の安打を放ち、7回途中で今朝丸をマウンドから引きずり下ろした打線について「ナンバーワンと言われるような投手なので、ちょっとよく分かりませんが…。気合です、気合で打ちました」と興奮気味に話した。
さらに「150キロ近い真っすぐは打てませんし、落差の大きいカーブも打てないんで。たまたま打てるボールが振ったところに来た、というぐらいのことじゃないかなと思うんですけど」と、自らの予想を上回る選手のプレーに、もはや困惑するばかりだった。
32年ぶりの出場に地元島根からは大応援団が駆け付けた。指揮官は「アルプスが満員になるとは聞いていたんですが、試合前に見て本当にびっくりして。一番感動したのは勝った時に皆さんが応援タオルを掲げて一緒に揺らしていただいて、こんな光景が現実にあるのかなと、もう信じられない気持ちでいっぱいです」と感極まっていた。
📝大社・藤原佑は熱中症と診断 救護室で点滴 1番打者で4打数2安打と躍動「絶対勝つという、強い気持ちでやれました」
https://news.yahoo.co.jp/articles/44d4bfacda564fde967b46d7b0a7e437a6890a6e
大社の1番打者、藤原佑中堅手(3年)が試合中、両足大腿部の筋けいれんと脱水症状が見られ、途中交代。医師からは熱中症と診断され、救護室で点滴による水分補給などの処置を受けた。処置後はチームに合流して宿舎に戻った。
4打数2安打と活躍しての初戦突破について「みんなが報徳学園に絶対勝つという、強い気持ちでやれました。今朝丸投手対策で近い距離で速い球を打つ練習をしてきましたが、試合でもそれができたのが勝因だと思います」と語った。
初回先頭、今朝丸から放った右前安打に「カット系の外よりの球。追い込まれていたので逆方向への意識だった。ライトの強肩に刺されてしまったけど、(先頭のヒットで)チームをやるぞという気持ちにさせられたのはよかったです」と話した。
V候補の一角を倒したことには「強い相手と分かっていたけど、自分たちの野球をやれば、ワンプレーワンプレーをしっかりやっていけば勝てると思っていました」と藤原。「次の試合も甘くないと思うけど、ワンプレーにこだわって、走塁や強く低い打球を意識して、ワンプレーワンプレーを堅く、ミスを恐れずしっかり戦いたいです」と意気込んだ。
👣「相手投手が予想以上に良く、完敗」報徳学園・大角監督
https://news.yahoo.co.jp/articles/6689d641fd0671e96d42661be7abe83856b955ac
報徳学園・大角健二監督 相手投手が予想以上に良くて、完敗だった。独特なフォームから急に腕が出てくる感じで、スピード表示以上に伸びてきて、タイミングが取れなかった。
左打者に対する外角のストレートにも角度があり、手が出なかった。相手のバッテリーをたたえたい。
春夏と連続出場し、夏は春以上のメダルを取ると思っていた。いろいろ評価される中で、また甲子園に連れてきてくれたことに感謝の気持ちしかない。
しかし、夏の舞台をイメージした練習がまだできていなかった。悔しさを次のセンバツにぶつけたい。
👣エースが185球完投負け…鳴門渦潮・森監督は苦悩「2、3番手を育てられなかった」
https://news.yahoo.co.jp/articles/dcbe1584a9041380660b1214dfd4508dc681a503
第5日(11日)第1試合で7年ぶり8度目出場の鳴門渦潮(徳島)が9年ぶり30度目出場の早実(西東京)に4―8で逆転負け。鳴門一との統合前の鳴門工時代の2008年以来、16年ぶり甲子園勝利とはならなかった。
先発した岡田は今大会1試合最多となる185球の粘投を見せたが、13安打8失点(自責6)と打ち込まれた。最後までマウンドを譲らず完投したものの、無念の負け投手となった。それでも岡田は「185球を投げたのは初めて。県大会もほとんど一人で投げてきたので、甲子園でも最後まで投げ切るつもりだった。目標にしてきた初戦突破ができず、悔しい」と言いつつも「甲子園は、人が多くてめちゃくちゃ楽しかった。やりきれた」とすがすがしい表情を見せた。
自己最多185球の力投を見せた岡田について森恭仁監督は「よほどの点差が開かない限り、球数が増えようが、岡田しかいないので最後までいってほしかった。投打の中心なので。今まで岡田の力で勝ち上がってきたのでエースを信じようと思った。よくやってくれました」とねぎらった。
投手の肩などの負担を軽減するため、2020年センバツから1週間で500球以内とする球数制限が導入された。しかし、1試合での上限設定はなし。継投策の可能性について指揮官は「それを考えたいけど、そんなにレベルの高い選手がいっぱいいるわけではない。負けたら終わりのゲームではね。2、3番手を育てられなかったというのはあるが、なかなか2、3番手が140キロ超えの投手をそろえるのは、公立高校が主体の徳島県では難しい」と吐露。
その上で「僕らの課題でもあるが、2、3番手の投手を負けてはいけないという公式戦で出していけるチームは徳島県では少ない。そんなに子供がいない中で野球をやっていますし、また(他県にも)散らばりますし、人数が多い学校さんと比べるとしんどいです」と苦しい胸中を明かした。
👣県岐阜商・鍛治舎監督勇退へ「次の100年へ基礎基盤確立」 甲子園4度出場、8月限り
https://news.yahoo.co.jp/articles/b46356d63ea978aa96fcc719422458d325215f76
県岐阜商硬式野球部の鍛治舎巧監督(73)は10日までに、今月末で勇退する意向を固めた。同部は今年創部100年だが、鍛治舎監督は「次の100年に向けた基礎基盤の確立は図れた」と名門の新たなスタートの礎が築けたことを退任理由に挙げた。
当初から創部100年の本年度中の退任は決めており、秋も指揮を執り、選抜出場の有無にかかわらず12月に交代するつもりだった。しかし、鍛治舎監督は「新チームの練習試合の内容から、これなら大丈夫と確信を持った」と早期退任の決意を固めたという。
鍛治舎監督は母校監督を2018年から6年5カ月務め、春夏通じて4度甲子園に出場。母校再建はもとより、岐阜県の野球レベル向上に多大な貢献を果たした。鍛治舎監督の今後については、自宅のある大阪に戻るものと思われる。
後任は藤井潤作副部長(52)の見込みで、正式な就任は鍛治舎監督勇退後だが、14日が初戦の秋季岐阜地区大会から指揮を執るもよう。
💢野球の根幹にかかわる甲子園「7イニング制」検討…花咲徳栄・岩井監督も「そこを動かすのはまだ早いのでは」時間をかけて議論尽くしてほしい
https://news.yahoo.co.jp/articles/8b9af6544000ffa03f8e06deb3f420fd54ad5615
真夏の甲子園大会を見ながら、7イニング制について考えた。選手の健康を考えて試合時間を短縮しようと、日本高野連が、7イニング制検討のワーキンググループを立ち上げた。個人的には賛同したくない。タイブレーク制導入のときも違和感があったが、延長戦という概念はそのまま残ったので、何とか受け入れたが、7イニングへの変更は野球の根幹にかかわる気がする。
9イニングになったのは、160数年前といわれる。21点先取だったのを、時間がかかりすぎるとして、1857年に9回にした。このころから、3アウトでチェンジ、3ストライクで三振、4ボールでフォアボールの現行ルールでやっている。9回という数字も最初に決めたときは深い意味はいらなかっただろうが、2世紀近く続くとそうはいかない。
巨人でもプレーした東海大相模の原俊介監督は7イニング制について「野球が違ってくる。コロナ禍で体験したが、あっという間に終わってしまうので難しい」と話してくれた。極端にいえば、先手必勝になる。大阪桐蔭の西谷浩一監督は、選手目線で疑問を呈した。「子どもたちの健康は第一ですが、子どもたちが大事にしているものも守ってあげたい。子どもたちは野球がしたい。7イニングだと回ってくる打席も減って、出る選手も減ってしまう」
猛暑の甲子園。野球界の外からの厳しい意見も多く、日本高野連は暑熱対策を次々と実施している。5回終了時に10分間のクーリングタイムを設け、気温が高い時間帯をオフタイムにする「朝夕2部制」も、この夏、初めて試験的に実施した。試合中の選手が体を深部から冷やせるゼリー飲料も全チームに提供している。こうした対策の延長上に7イニング制導入の検討もある。
一番大事なのは、甲子園という存在だ。智弁和歌山の辻旭陽主将は「僕たちの夢は、ここ甲子園が聖地であり続けること、憧れの地であり続けることです」と選手宣誓に盛り込んだ。高校代表コーチもした花咲徳栄の岩井隆監督は「9イニングのままなら甲子園ではできないというのなら、7イニングもやむなしと思うが、そこを動かすのはまだ早いのでは。やるべきことはもっとある」と言った。時間をかけて議論を尽くしてほしい。
📝2024年夏の甲子園 監督突撃インタビュー
聖カタリナ(愛媛)浮田監督は実業家から転身、「会社経営をそのままやってるイメージです」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/sports/358895
明日(10日)登場する聖カタリナは夏の甲子園初出場。率いるのは2023年に実業家から転身したばかりの浮田監督だ。松山商では内野手、創価大、プリンスホテルでは捕手としてプレーした。22年の部内暴力で監督、部長ともども退任となった後に就任した浮田監督に話を聞いた。
――プリンスホテルを経て、県内で携帯販売会社やレストランカフェなどを経営。異色の経歴ともっぱらです。
「ドコモの携帯販売会社は、もともと私の父が経営していたんです。本当はプリンスホテルから他の社会人チームに移籍という話もあったんですが、長男の私が会社を継ぐことが決まっていた。結局、弟との共同経営になりましたけどね」
――監督になったきっかけは。
「不祥事については聞いていましたし、残った選手が半年間練習もできず、しかも指導者不在で、世間から厳しい目で見られているのは知っていたので、これは選手が可哀想だなと。22年の年末に大学や高校を統括する学校法人聖カタリナ学園の事務局長さんと話す機会があり、『どうしても監督が決まらない』と。ちょうどそのころ、私も携帯販売会社を人に譲渡して、その退職金で新しい会社を立ち上げようという矢先だった。そこで、『私が監督の可能性ってあるんですかね』という話から始まったんです」
――指導者経験がないまま監督に就任しましたが、実際に指導して不安などは?
「会社を経営しながら地元の民放などで高校野球の解説をしていたので、現代野球の知識はあったんですが、実際にやるとなると大違いですね。一番難しかったのは選手との関わり方。私は松山商業で、上からガツン! とやられて育った世代。でも、それは今の子たちには向いてない」
――具体的にどんな指導をしたのですか。
「高校野球の監督は教職員の方が多い。その場合、どうしても教師としてティーチング、黒板に書いたものをノートに書き写せとか、押し付ける指導になりがちです。でも、私は事務職員。教員ではないのでコーチング、つまり選手に提案をし、最終的に彼らに決めさせることで主体性を持たせることにしました。ある意味、会社経営をそのままやってるイメージですね。経営者が部下を持ち上げてモチベーションを上げたり、ボトムアップさせる。会社も社長が偉いわけではなく、社員1人1人が主体性を持つ方が、上手く回るんです。野球も自分さえ良ければ、ではなく、チームのために自分に何が出来るかを考えた方が、チーム全体が良くなるんです」
📝2024年夏の甲子園 監督突撃インタビュー
早実・和泉監督(西東京)が語る昨夏V慶応へのライバル意識…「(報道陣は)みんなこれを聞いてきますよ」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/sports/358947
11日の第1試合に夏は9年ぶりとなる早実(西東京)が登場する。昨年は慶応(神奈川)が107年ぶり2度目の優勝を果たした。西東京大会では苦戦が続いたが、ライバル校の活躍に思うところはあるのか。和泉実監督に話を聞いた。
――西東京大会は接戦が多かった。
「春季東京大会も2つ勝って3試合目で負けちゃいましたからね。原因? エースの中村心大(2年)が左肘を痛めて、6月までノースローだったのが痛かったですね。春季大会に入るまでは調子が良かったんですが……。練習試合でも2イニングほどしか投げず、そのまま西東京大会に入った。投げていくうちに何とか……と思いましたが、投げてないからスタミナがない。中盤に崩れることもありました。それでも投手陣みんなで凌ぎながら、苦しい試合が続いたことで選手も精神的に強くなりました」
――6試合で58得点と打線は好調でした。
「下級生の時から中心選手としてやってきた宇野真仁朗、高崎亘弘、石原優成の3年生3人の活躍が大きいですね。ただ、本当に良い投手に当たった時にどうなるか。春もそうだし、秋季大会も関東一の畠中鉄心くん(3年)にやられましたし。まあ、打線は水物という言葉もありますから。西東京大会はハイスコアですが、僅差の試合が多かった(3試合)ことは選手の成長につながっていると思います」
――今春から導入された「飛ばないバット」への対応は出来てますか?
「対応も何も、本当に飛ばないですよね(笑)。今までの感じで打球を上げようとすると、外野フライにしかならない。それもあって春はつながらない、簡単な打線になってしまった。とにかく低い打球を意識して、みんなでつなごうとしないと点にならない。おかげで練習試合もよく負けました。ほとんど負けた(苦笑)」
――「低反発バットはもっとパワーをつけないと飛ばない」と話す指導者もいます。
「でも、飛ばすことが打撃じゃないですから。そっちに発想がいくことが問題、とまでは言いませんけど……。僕らが現役の頃なんて、本塁打はほとんど出ませんでしたよ。僕も3年の時は公式戦で4番を打たせてもらったけど、3年間で練習試合を含めて本塁打は1本か2本程度。僕の早実の先輩で、中日で活躍した川又米利さんでも、高校時代は20本も打ってなかったと思います」
――それが「飛ぶ金属バット」によって長打が増えました。
「昔は自分の体格に合わせた打撃を追求していたものですが、“魔法のバット”で本塁打が増えた。さらにメジャーのフライボール革命のように、野球全体がそっちにシフトしている。だからみんな『自分もそれに乗り遅れないように飛ばそう』となっている感じはありますね。でも、飛ばないバットで、体に合った本来の打撃の大切さを多くの選手が実感しているんじゃないですか。パワーがなければ右打ちやバント、セーフティーなどの小技や、選球眼で勝負すればいい。それが出来たチームは、打線が本当の意味で『線』になる。僕も部員にそうした意識付けはしています。打線が本当に完成されたかどうかはまだわかりませんが」
――昨年は慶応が優勝。となれば……今年の夏は早実ですか?
「(含み笑いをしながら)なにそれ……。慶応と早実以外にもたくさん学校はあるじゃないですか(笑)。でもまあ、早慶のライバル関係は脈々と続いてきたわけですし、周囲からそういう目で見られるのは仕方ないと思っていますよ。僕は部員にそんなことは言ってませんが、彼らなりに慶応さんの優勝で気持ちに火がついたかもしれない。確認はしていませんが。昔から受け継がれてきたライバル校の活躍ですからね。まあ、(報道陣は)みんなこれを聞いてきますよ(笑)」
⚾岩手さんへ
やはり高校野球は二部制で分断されるよりも4試合ぶっ通しで観戦できるのがベストですね!!!
本気で二部制やりたかったら、センバツで試験的に導入して警備の問題や観客の移動などの課題を検証して夏につなげるべきだったかと・・・・・。
センバツは寒いけど、自分の誕生日確実にナイター観戦できるんだったらちょっとは賛成していたかも?!(笑)
ただ、遅くなりすぎたら喫茶店でケーキ食べているヒマもないしカゼひきたくないから、塾考せなアカンかも。
中京は意外と苦戦しましたね。夏は出ても初戦でたいがい負けるメイデンの二の舞になりかねなかった。。。
宮崎商応援団は船を諦めて陸路で甲子園に来たようです。
掛川西はどうかな???と思いましたが、応援団の後押しと流れが来ましたね。あまり甲子園で勝つイメージが湧かなかったですが・・・・・。
和智弁との試合は僕も現地観戦していたし、上村監督が采配していた際に21世紀枠の利府のエースに『昭和顔』と揶揄され完敗したのも観戦していたし・・・。
P・S 今日はTV観戦でしたが、島根県高校野球史上21世紀最大の大金星を目撃できました!!
抽選をネットで見ており「また山陰2校は今年も初戦で全滅かあ、、、、、」と深いため息ついて頭が真っ白になってしまいましたが。
大社高校は浜山球場の隣にあり、何度か校舎の横を通りましたが、生観戦は1度もしたことがないです。
32年前の夏はTV観戦でゴジラ松井の5打席連続敬遠の試合前に宇都宮南に3-5で惜敗しました。
開星・江の川・立正大淞南・益田東・・・と私学の強豪に浜田・大東・飯南など粒揃いの少数精鋭が多士済々いるので島根を制するだけでも大変なんですが、、、、、
島根らしく試合時間2時間31分と仕事が早い兵庫野球を自分たちのペースに巻き込み、足を痛めているランナーに二盗させ3塁に進めばセーフティ―スクイズにスクイズのサインを出してファールになるたびに足を引きずって3塁へ戻り、攻撃終了後に10分間治療時間をもらって選手交代と!
最後はあわや大逆転サヨナラ負けのピンチにショートが遠投となる1塁を避けるべくゴロを弾き、オーバーランした3塁走者をクールに見つめてサードに送球し、申し訳なさそうにサードが飛び出した走者に優しくタッチして試合終了と山陰野球を随所にさく裂させてくれました!!
しかし、報徳・大角監督は「夏の舞台をイメージした練習がまだできていなかった」・・・・・とのこと。兵庫大会決勝の翌日に今日の試合だったわけでもないし、大会5日目と間が空いてましたが、イメージできなかったんですね。。。。。まだ準優勝の明石商が出てきたら狭間監督の緻密なデータ分析と采配で手堅く2勝はしていたと思いますが。
鳥取城北ナインもこれに勇気づけられ2014年の八頭以来10年ぶりの夏1勝を鳥取に届けてくれると期待します。
今日から4試合日が続きますね!
中京はなんとか宮崎商に勝ちましたね
相手チームは応援団などの移動が大変だったでしょうね。
第4試合の隣接地域の山があっても山梨県と海がある静岡県の対戦で、掛西が初回に3点挙げて気が緩んだかな!その後4-3になりやはり航空に流れが行きかけの感じだったが、同点に追い付き、相手の継投が掛西には勝ち越しの流れになったかな!
前回は80回記念大会で智弁和歌山戦でした!この年はこの試合の2回裏か3回表に入場したと思います。試合は5-2で智弁和歌山の勝利でしたね!
次の岐阜三田-徳島商戦がスコア付最初の試合になったので覚えているます。
掛西の夏勝利は開幕戦引き分け再試合で勝った年以来じゃなかったかな!
東海地区は初戦3勝1敗でした。
中京はなんとか宮崎商に勝ちましたね
相手チームは応援団などの移動が大変だったでしょうね。
第4試合の隣接地域の山があっても山梨県と海がある静岡県の対戦で、掛西が初回に3点挙げて気が緩んだかな!その後4-3になりやはり航空に流れが行きかけの感じだったが、同点に追い付き、相手の継投が掛西には勝ち越しの流れになったかな!
前回は80回記念大会で智弁和歌山戦でした!この年はこの試合の2回裏か3回表に入場したと思います。試合は5-2で智弁和歌山の勝利でしたね!
次の岐阜三田-徳島商戦がスコア付最初の試合になったので覚えているます。
掛西の夏勝利は開幕戦引き分け再試合で勝った年以来じゃなかったかな!
東海地区は初戦3勝1敗でした。
⚾今日の熱闘甲子園試合結果(1回戦)
4日目第1試合 中京大中京(愛知)-宮崎商(宮崎) 8:02~10:21
一二三四五六七八九十計HE
宮 崎 商000002100 382
中 京00020020X 4110
4日目第2試合 神村学園(鹿児島)-木更津総合(千葉) 10:57~13:31
一二三四五六七八九十計HE
木更津総001002101 573
神村学園01000241X 8101
4日目第3試合 岡山学芸館(岡山)-聖カタリナ(愛媛) 14:08~16:16
一二三四五六七八九十計HE
カタリナ000000000 051
学 芸 館00001000X 140
4日目第4試合 日本航空(山梨)-掛川西(静岡) 16:52~19:22 18:29点灯 6回表から
一二三四五六七八九十計HE
掛 川 西300100400 8151
日本航空220000000 4120
⚾明日の熱闘甲子園組み合わせ(5日目 2回戦)
08:00~ 鳴門 渦潮-早稲 田実
10:35~ 聖光 学院-鶴 岡 東
☆☆ 13:10~ 大 社 -報徳 学園
15:45~ 創 成 館-白樺 学園
📝変化球というのは、甘く入れば…迷わず振った神村学園 高嶋仁の目
https://news.yahoo.co.jp/articles/095579076bcf6712fe14a9c2a8ea7c298a9baf5d
(10日、第106回全国高校野球選手権大会1回戦 神村学園8―5木更津総合)
先行されて苦しい状況をはね返した神村学園。昨夏ベスト4のメンバーが多く残っており、地力を感じさせました。
同点の七回、正林輝大右翼手が後方の飛球に追いつきながら捕れず、三塁打にしてしまいます。これをきっかけに勝ち越されました。正林選手はチームの中心、今大会屈指の強打者です。
大黒柱がミスをしたことでシュンと落ち込むところですが、逆にチーム全員が燃えたような気がします。その裏、集中打で一挙4点を奪いました。
なかでも3番今岡拓夢選手の勝ち越し三塁打は見事でした。継投した2番手の右横手投げ・石沢順平投手の代わりばな、初球のスライダーを迷わず振り抜き、左中間に運びました。
甲子園で活躍するには、変化球を狙って打てることが必要条件です。変化球というのは甘く入れば、ただのスローボールみたいなもの。だから、狙ったら打ちやすいのです。
変化球の狙い打ちは、木更津総合にも見られました。クーリングタイム明けの六回表、先頭の庄村佑心選手、4番の井上陸選手がいずれも初球の変化球を安打し、2点を奪いました。
残念だったのは守備の乱れです。3失策に加え、内野手が打球を待って内野安打にしたり、外野手が前に突っ込みすぎて後逸して長打にするなど記録に表れないミスもありました。
甲子園では、防げるミスは防がないと勝てません。
📣甲子園に導入された朝夕2部制 長い一日になりました
https://news.yahoo.co.jp/articles/99c8d71e8c05c5eb567f1eae69812f9a287d8a84
年々、夏の暑さが増している中、今大会は第3日までは一日3試合を「午前の部」と「夕方の部」に分ける「朝夕2部制」が導入された。
熱中症対策のため、猛暑の時間帯を避けた措置だという。第1日は午前8時30分から開会式を行い、第1試合は午前10時、それから第2試合は午後4時、第3試合は同6時30分の開始予定で、プロ野球のナイターの開始時間より遅い設定だった。第2、3日は第1試合が8時、第2試合が10時35分、それから空いて第3試合は午後5時から行われた。
この3日間のチケットは午前と午後で別になっており、観客を入れ替えた。ただ、高校野球の場合は一日通して3試合、4試合と楽しむ愛好家が多い。それだけに、午後の1試合だけではちょっと…と考えた人が多かったのだろう、空席がかなり目立った。
長~い一日。第1日の第3試を戦った智弁学園のナインは開会式出席のため午前5時10時起床。式後にいったん宿舎に戻って昼寝の時間も設けられたというが、ほとんどの選手は寝られなかったという。しかも、第3試合の開始は予定より遅れて午後6時52分になったうえ、延長十一回までもつれて終了は午後9時36分! 普段は寮で午後9時半就寝だというから、いつもは布団に入っている時刻に試合をしていたことになる。
取材する記者も大変だった。開会式から第3試合までカバーしようとすれば、暑い中、半日も甲子園球場にいなければならない。しかも初日は第3試合終了後に2部制を検証する高野連の記者会見もあったので、夜11時まで甲子園で原稿を書くことに。なんと15時間以上の勤務となってしまった。
💢甲子園応援団にハプニング 高速道路渋滞で到着遅れる…掛川西-日本航空の第4試合
https://news.yahoo.co.jp/articles/f63a912caae52fef1036c762a3d932eec81f9ab4
大会本部が発表
第106回全国高校野球選手権大会の大会本部は10日、第4試合の掛川西(静岡)-日本航空(山梨)の応援団が高速道路の渋滞のため到着が遅れていると発表した。
試合は午後4時45分に開始予定。掛川西はすべての応援団バス(44台)が到着済だが、駐車場からの移動などのために全員の入場までまだ時間がかかる見込みだという。
日本航空の応援団バス10台は、先頭の1台が到着しており、残りのバスも順次到着するが全員の入場には時間要すると発表された。
👣宮崎商、アクシデントで7度Vの強豪からの金星逃す 令和の県勢初勝利ならず
https://news.yahoo.co.jp/articles/6eaec6cc301b999f059f13b3de4f4bb76a9d1028
◆全国高校野球選手権1回戦 中京大中京4―3宮崎商(10日・甲子園)
夏の甲子園7度優勝を誇る強豪からの金星は、思わぬアクシデントで遠のいた。16年ぶりに夏の甲子園のグラウンドに立った宮崎商は中京大中京を相手に1点差の惜敗。令和に入って県勢未勝利の甲子園で初勝利を刻めなかった。「選手たちが頑張って自分たちの展開でゲームを運んでいたんですけど。私がいろいろしてあげれれば逃げ切れと思うんですが、悔いが残りました」と橋口光朗監督は一度はリードを奪う展開から逆転を許した惜敗に悔しさを見せた。
7回までは互角の戦いだった。4回に先制を許したが、6回に同点に追いつき7回に4番上山純平(3年)の適時打で勝ち越しを決めた。残り2イニングを必死に守って逃げ切るだけ。「最後に1点上回って勝つ」。1年間取り組んできた「宮商野球」を大舞台でそのまま体現していた。
ところが7回裏にアクシデントが起きた。宮崎大会で遊撃と抑え投手の2役でチームを勝利に導いてきた中村奈一輝(3年)が守備中に左脚のふくらはぎがつり、マウンドに立てなくなったのだ。治療を経て遊撃に戻ったが、宮崎大会ではピンチになればカウントの途中でも遊撃から緊急登板してリードを守ってきた「守護神」のアクシデントで、投手交代に誤算が生まれた。7回2死一、三塁から先発の上山が2連打で2失点と逆転を許した。「上山はよく頑張ったと思います。もし中村をマウンドに上げて抑えたとしても、遊撃の守備に戻れなくなる恐れがあった。彼が抜けたらチームが成り立たない」。橋口監督は精神的にもチームの支柱となっている中村の存在の大きさをわかっていた。不運なアクシデントにも橋口監督は「そういうのも含めて甲子園なので」と聖地の怖さを改めて痛感した。
中村は「先頭打者を遊ゴロに取ったとき痛みがきたんです。大丈夫かなって」。ベンチに戻り8分間の治療を受けて再び遊撃の守備につくとベンチからは「ナイキ、お前が引っ張っていけ」と声をかけられた。「みんなに支えられているんだなと思った。出るからには全力でやりきらないと試合に出ない人たちに申し訳ないと思った」。マウンドに上がらなくても遊撃の守備でみんなを引っ張ろうと気持ちを入れた。9回1死から打席に立ったが空振り三振。「足がつってでも塁に出ようと思ったんですけど、最後にカットボールに手が出てしまった。悔いが残ります」と最後の打席を振り返った。
3年前は新型コロナウイルス感染がチーム内に広がり初戦を戦わずに出場辞退した。「3年前の先輩の分も勝ちたい」と意気込んで臨んだ甲子園だった。試合の2日前には宮崎県で最大震度6強の地震が発生するなど、様々な状況が選手を取り巻いていた。「先輩の思いも背負ってプレーしようとみんなで話していた。勝てなかったけど、先輩たちに泥くさいプレーを見せられたのは良かった。宮崎の人たちにも少しでも勇気づけるプレーをできたかなとは思います」と中村は振り返る。
この悔しさは次のステージで晴らす。「プロ志望届を出します」とチームを引っ張り甲子園まで来た中村は将来をまっすぐ見つめていた。
☝「ずっとつっていました…」神村学園の主砲・正林輝大、3回から足がつりながらも最後まで見せ続けた執念
https://news.yahoo.co.jp/articles/1ff5888cb0fae935e0ca83be1f9a0023ba7f7978
◆全国高校野球選手権1回戦 木更津総合5―8神村学園(10日・甲子園)
ぐらつく自らの両足を、神村学園・正林輝大は〝主砲のプライド〟で、必死に支えていた。思いも寄らなかった〝衝撃〟に襲われたのは、空振り三振に終わった3回のこと。「その打席で右足がつって、その後の守備でも、ずっとつっていました…」。
2点差を追う6回の第3打席では、カウント2―2となった5球目の直後、木更津総合の捕手・羽根徹平の右足がつり、治療のため試合が8分間中断。再開後に正林は空振り三振も振り逃げで出塁したが「あそこで、両足がつりかけて…」。
この出塁を皮切りに、5番岩下吏玖の中越え三塁打で正林が生還するなど、3―3の同点に追いついたが、その直後の7回、木更津総合・吉沢梢真の打球が右翼・正林の頭上を襲い「風と足の影響で、追い切れませんでした」。グラブに一度は当てながらもボールを落としての三塁打となり、次打者の右犠飛で再び勝ち越しを許してしまった。
まさしく、両足は限界ギリギリだった。そんな中でも「チームとしてもいい感じで、流れっていうのが来ている感じがしていたので、ここで止めたら流れも止まっちゃうんじゃないかと思ったので、なんとか頑張ってやりました」。
7回、2番・入耒田華月の中越え二塁打で再び同点とし、3番・今岡拓夢の左越え三塁打で勝ち越して迎えた第4打席。正林は何度となく打席を外して両足を伸ばし、必死に耐えてのスイングは三ゴロも、相手の一塁悪送球でチャンスが拡大。この回一気に4点を奪って木更津総合を突き放した。
「きょうは死闘になると思ったんで、だから相手のキャッチャーの羽根君も足がつったりとか、いつも以上に選手は頑張ろうとして、いつも以上にエネルギーを使っているから、こういうことになると思っていました」と小田大介監督は、正林が最後の最後まで見せ続けた〝執念〟を褒めた。
低反発バットが採用され、大会3本塁打に終わった今春のセンバツで、文句なしのスタンドインを見せた一人が正林で、その長打力と打撃技術は、プロのスカウト陣も注目する逸材だ。2回の第1打席では、左中間へ鋭いライナーを放ちながら、木更津総合のレフト・山口然がダイビングキャッチ。「あれは相手がうまかったですね。いい打球は行ってるので、あれがヒットになってないから、と正林には悩んでほしくないですね」と小田監督。両足のアクシデントも重なり、初戦は4打席無安打に終わったが「打球としては別に全然悪くなかったんで、修正する部分も特にない」と正林。ただ、昨夏の甲子園でも足がつった経験があり「体がつらないような体作りをしてきました」。
屋外での気温が高くなると、体脂肪が体熱を放散させる作用があることを知り、鹿児島県大会中には体脂肪率を「これがベストだと思う」という12~13%をキープ。ただ甲子園に入ってから、体重を2キロ減の84キロに落とし、体調を整えたのだが「それで体脂肪率も落ちてしまったんで、足がつってしまったのかな、という感じです」と正林。暑い夏の甲子園で、体調をいかにして整えるのか、その難しさを痛感させられた一戦になったが「正林には勉強になったと思うし、それをカバーし合って勝ち上がるのがチームだと思う」と小田大介監督。3季連続の甲子園は、本気で狙う全国制覇が最終目標。主砲の〝危機〟をチーム一丸で救っての初戦突破には、大きな価値がある。
👣治療による8分間の中断で変わった流れ 木更津総合・羽根徹平「投手に申し訳ない」と涙
https://news.yahoo.co.jp/articles/79276b6c492a2f3332d80b95ff1cc3438c6043f8
木更津総合(千葉)の主砲・羽根徹平捕手(3年)が、無念の涙を流した。
6回表に3―1と勝ち越して迎えた裏の守り。1死で神村学園の4番・正林輝大右翼手(3年)を迎え、4球目を受けたあと羽根の右足ふくらはぎがつってしまった。治療のためベンチに退き、試合は8分間中断。そこで流れが変わった。
再開後、正林から空振り三振を奪ったものの、完全捕球できずボールを一塁へ。それが悪送球となって、振り逃げでの出塁を許した。続く5番・岩下吏玖三塁手(3年)の痛烈なセンターライナーに対し、中堅手がダイビングキャッチを試みたものの、打球を後逸して適時三塁打に。その後、6番・上川床勇希左翼手(3年)の中前打で同点に追いつかれた。
「流れを変えないようにしようと思ったが、自分のミスで変えてしまった。ピッチャーに申し訳ないです」と羽根は涙。7回表に再び1点をリードしたが、その裏に4点を奪われ、初戦突破を逃した。
☟日本航空エースが投球中に鼻血 詰め物入れて復帰も…直後に代打で交代 酷暑の影響か
https://news.yahoo.co.jp/articles/0a6c3715214ca024d402f6217019d6a9fcd1737b
2回の投球中に症状を訴えて治療を行った
第106回全国高校野球選手権大会で10日に行われた第4試合の掛川西(静岡)-日本航空(山梨)で、日本航空の高木秀人投手が鼻血を出し、治療のため、試合が一時中断した。
高木は2回2死一、二塁から3番打者の佐藤に初球を投げたところで、治療のためにベンチへ。数分後に左の鼻に詰め物を入れてマウンドに戻った。復帰後はそのまま佐藤を遊ゴロに打ち取った。中断の間、日本航空の選手が掛川西の走者に水分を提供するシーンも見られた。
しかし、その裏の攻撃で打順が回ってくると早川隼斗に代打を送られた。今大会では開幕した7日から9日までは、酷暑対策として、気温が高い時刻に試合を行わない2部制が導入されていたが、この日から1日4試合で例年通りのスケジュールで行われていた。
📝智辯和歌山に挑んだ和歌山南陵10人の野球部員たち エースは「もうヒジがぶち壊れてもいいから頑張るわ!」と自己最速を更新した
https://sportiva.shueisha.co.jp/clm/baseball/hs_other/2024/08/07/10_2/
18人の青春〜和歌山南陵高校物語(4)
7月23日、紀三井寺球場に到着すると、開場前から複数のテレビ局の取材クルーが和歌山南陵高校の応援団の一挙手一投足をカメラで追っていた。この日、和歌山南陵の野球部は和歌山大会3回戦で優勝候補筆頭の智辯和歌山と対戦することになっていた。
「レゲエ校歌」の効果を感じずにはいられない光景を目にして、甲斐三樹彦理事長はこんな言葉を口にした。
「批判もされましたけど、私は子どもたちが学校でいい表情をしてくれていれば、それでいいんです。ウチの学校は完璧ではないことは間違いないですし、それこそ『一歩前へ、一歩前へ』とやっていこうや、と考えています」
【約40人ものブラスバンドの友情応援】
和歌山南陵の吹奏楽部員は2人だけ。それでも、強力な助っ人が現れた。SNSを通じてブラスバンドの演奏者を募ったところ、約40人もの応募があったのだ。なかには山梨県から応援に駆けつけた人もいたという。
在校生唯一の女子生徒である西菊乃とともに吹奏楽部を支えてきた瀧本楓太は、感慨深そうにこんな思いを口にした。
「僕たちは自宅から学校に通っているんですけど、野球部とバスケ部のみんなは寮のガスが止まったり、ご飯が出なかったりつらい思いをしても、学校に残って頑張っていました。友だちが夜遅くまで練習している姿を見てきたので、自分も引き下がりたくなかったんです。今日はたくさんの人と応援できるのはうれしいですね」
野球部員は10人だけ。初戦の紀北農芸戦では1番打者の佐々木陸斗がスライディング時にヒザをすりむいて試合が一時中断し、捕手兼一塁手の中村聖が頭部死球を受けるハプニングもあった。さらには背番号10でチーム唯一の左打者である畑中公平が、左足ふくらはぎの肉離れを負い全力疾走ができない状況でもあった。そんなチームにあっても、監督の岡田浩輝は強気な言葉を口にした。
「南陵はここまで......と思っている人もいるかもしれませんが、私たちは勝てると思って臨みます。1回勝つことが目標ではなく、甲子園に行くためにやっていますから」
岡田監督の言葉は強がりには聞こえなかった。現にエース右腕の松下光輝という県内でも有数の好投手を擁していたからだ。
松下は身長176センチ、体重75キロのスリークォーターで、最速143キロのストレートは数字以上に体感スピードがある。初戦の紀北農芸戦では8回を投げ、12奪三振無失点と危なげない投球を見せている。
そんな松下も今年1月に右ヒジ痛を発症し、何とか今夏に間に合わせた経緯があった。部員が10人しかいないことで、「自分が試合に出なければ」という責任感が故障を悪化させるリスクもあったはずだ。それでも、松下は「10人やからこそ練習の効率が上がったり、チームワークができたりしたので、部員が少ないことは悪いとはとらえていません」と気丈に語った。
【自己最速の146キロをマーク】
松下は智辯和歌山の強打線を三者凡退に抑える快調な立ち上がりを見せる。ところが、2回裏の守備に落とし穴が待っていた。2つのエラーが絡み、智辯和歌山に2点を先取される。智辯和歌山はこの日に先発した2年生エースの渡邉颯人ら複数の好投手を擁するだけに、序盤から重い失点になってしまった。
それでも、この日も和歌山南陵の応援スタンドは元気だった。2回の攻撃開始前には「レゲエ校歌」が場内に流れた。バックネット裏スタンドは相変わらず困惑したムードだったが、和歌山南陵の応援スタンドでは校歌のリズムに合わせてタオルを左右に振る観衆が続出。上半身ユニホーム姿の甲斐理事長は一際大きな声を張り上げ、普段は物静かという和歌山南陵唯一の女子生徒・西はどすの効いた大声で「打ち返せ〜!」と叫んだ。
5回表の攻撃では、山塚虎大朗と大田拓実の連打でチャンスをつくり、和歌山南陵スタンドの盛り上がりは最高潮に達した。それでも、智辯和歌山の堅い守備陣から得点をもぎとることはできなかった。
その裏、ここまで奮闘してきた松下が智辯和歌山の上田潤一郎に本塁打を浴びるなど、5安打5失点と崩れる。得点差は7に広がった。6回裏の守備が始まる直前、松下はチームメイトの前でこんな宣言をしている。
「もうヒジがぶち壊れてもいいから頑張るわ!」
6回裏、一死から山田希翔を打席に迎えると、松下は右腕を全力で叩きつける。自己最速の144キロが出たと思ったら、次の球で145キロ、その次の球で146キロと自己最速を1球ごとに更新していく。松下はのちに「最後まであきらめずに出しきろうと思ったら、最速が出ていました」と振り返った。
試合は0対7のまま、7回コールドで和歌山南陵は敗れた。試合後、松下は涙を拭いてこんな思いを語っている。
「スタンドからいつもより大きな応援が聞こえて、力になりました」
一方で、岡田監督は「エラーからつけ込んで点をとっていくところが、やはり強豪だなと感じました」と完敗を認めた。
【10人の野球部員が引退】
岡田監督は野球部監督を務めると同時に、和歌山南陵の寮監として勤務していた。「職業として学校をやめたいと思う時期はなかったのですか?」と尋ねると、岡田監督は「もちろんありました」と語ったうえでこう続けた。
「それでも、この子たちと最後までやりたい思いが勝ちました。今日はこれだけ多くのお客さんが来てくれて、本当にありがたかったですね」
取材が終わると、選手たちは応援に訪れた家族と記念撮影に興じていた。息子を預けた家族にとっても、不安が募る3年間だったに違いない。エース右腕・松下の父親であり、保護者会会長の松下真也はこんな心境を打ち明けた。
「(和歌山南陵の経営難が報じられて)ウチは『どうする?』と聞いたら、本人が『おる』と言ったので転校はしませんでした。レトルトカレーとかスパゲティ、ラーメンとか、救援物資は常に送っていました。経営陣が変わって、学校の環境が少しずつよくなっていったのでありがたかったです。最後の夏に『和歌山で一番になっとけ』と息子に言っていたんですけど、いい投球を見せてくれてよかったですね」
10人の野球部員が引退し、和歌山南陵野球部としては一区切りになる。あとは学校法人として課せられた、生徒募集停止の措置が解除されるかにかかっている。
エースの松下のように大学で野球を続ける部員もいれば、故障のため今夏2打席に留まった背番号10の畑中公平のように野球をやめる部員もいる。これからどんな進路を歩む予定なのか尋ねると、畑中は晴れやかな表情でこう答えた。
「航空自衛隊に入隊して、国の空を守りたいと考えています。和歌山南陵でストライキとか、菓子パン1個の朝ご飯とか、寮のトイレの天井から水が降り注ぐとか、ほかの高校ではできないような、いい体験ができました」
和歌山南陵での3年間を乗り越えられれば、どんなに厳しい世界でも生きていけそうですね。そう聞くと、畑中は「行ってみないとわからないですけど、そうですね」と笑った。
少子化が進む現代にあって、和歌山南陵の経営難は「対岸の火事」ではない。これから校歌のフレーズのように「一歩前へ」進めるかどうかは、私立高校が生き残るための試金石になるのかもしれない。
(おわり)
4日目第1試合 中京大中京(愛知)-宮崎商(宮崎) 8:02~10:21
一二三四五六七八九十計HE
宮 崎 商000002100 382
中 京00020020X 4110
4日目第2試合 神村学園(鹿児島)-木更津総合(千葉) 10:57~13:31
一二三四五六七八九十計HE
木更津総001002101 573
神村学園01000241X 8101
4日目第3試合 岡山学芸館(岡山)-聖カタリナ(愛媛) 14:08~16:16
一二三四五六七八九十計HE
カタリナ000000000 051
学 芸 館00001000X 140
4日目第4試合 日本航空(山梨)-掛川西(静岡) 16:52~19:22 18:29点灯 6回表から
一二三四五六七八九十計HE
掛 川 西300100400 8151
日本航空220000000 4120
⚾明日の熱闘甲子園組み合わせ(5日目 2回戦)
08:00~ 鳴門 渦潮-早稲 田実
10:35~ 聖光 学院-鶴 岡 東
☆☆ 13:10~ 大 社 -報徳 学園
15:45~ 創 成 館-白樺 学園
📝変化球というのは、甘く入れば…迷わず振った神村学園 高嶋仁の目
https://news.yahoo.co.jp/articles/095579076bcf6712fe14a9c2a8ea7c298a9baf5d
(10日、第106回全国高校野球選手権大会1回戦 神村学園8―5木更津総合)
先行されて苦しい状況をはね返した神村学園。昨夏ベスト4のメンバーが多く残っており、地力を感じさせました。
同点の七回、正林輝大右翼手が後方の飛球に追いつきながら捕れず、三塁打にしてしまいます。これをきっかけに勝ち越されました。正林選手はチームの中心、今大会屈指の強打者です。
大黒柱がミスをしたことでシュンと落ち込むところですが、逆にチーム全員が燃えたような気がします。その裏、集中打で一挙4点を奪いました。
なかでも3番今岡拓夢選手の勝ち越し三塁打は見事でした。継投した2番手の右横手投げ・石沢順平投手の代わりばな、初球のスライダーを迷わず振り抜き、左中間に運びました。
甲子園で活躍するには、変化球を狙って打てることが必要条件です。変化球というのは甘く入れば、ただのスローボールみたいなもの。だから、狙ったら打ちやすいのです。
変化球の狙い打ちは、木更津総合にも見られました。クーリングタイム明けの六回表、先頭の庄村佑心選手、4番の井上陸選手がいずれも初球の変化球を安打し、2点を奪いました。
残念だったのは守備の乱れです。3失策に加え、内野手が打球を待って内野安打にしたり、外野手が前に突っ込みすぎて後逸して長打にするなど記録に表れないミスもありました。
甲子園では、防げるミスは防がないと勝てません。
📣甲子園に導入された朝夕2部制 長い一日になりました
https://news.yahoo.co.jp/articles/99c8d71e8c05c5eb567f1eae69812f9a287d8a84
年々、夏の暑さが増している中、今大会は第3日までは一日3試合を「午前の部」と「夕方の部」に分ける「朝夕2部制」が導入された。
熱中症対策のため、猛暑の時間帯を避けた措置だという。第1日は午前8時30分から開会式を行い、第1試合は午前10時、それから第2試合は午後4時、第3試合は同6時30分の開始予定で、プロ野球のナイターの開始時間より遅い設定だった。第2、3日は第1試合が8時、第2試合が10時35分、それから空いて第3試合は午後5時から行われた。
この3日間のチケットは午前と午後で別になっており、観客を入れ替えた。ただ、高校野球の場合は一日通して3試合、4試合と楽しむ愛好家が多い。それだけに、午後の1試合だけではちょっと…と考えた人が多かったのだろう、空席がかなり目立った。
長~い一日。第1日の第3試を戦った智弁学園のナインは開会式出席のため午前5時10時起床。式後にいったん宿舎に戻って昼寝の時間も設けられたというが、ほとんどの選手は寝られなかったという。しかも、第3試合の開始は予定より遅れて午後6時52分になったうえ、延長十一回までもつれて終了は午後9時36分! 普段は寮で午後9時半就寝だというから、いつもは布団に入っている時刻に試合をしていたことになる。
取材する記者も大変だった。開会式から第3試合までカバーしようとすれば、暑い中、半日も甲子園球場にいなければならない。しかも初日は第3試合終了後に2部制を検証する高野連の記者会見もあったので、夜11時まで甲子園で原稿を書くことに。なんと15時間以上の勤務となってしまった。
💢甲子園応援団にハプニング 高速道路渋滞で到着遅れる…掛川西-日本航空の第4試合
https://news.yahoo.co.jp/articles/f63a912caae52fef1036c762a3d932eec81f9ab4
大会本部が発表
第106回全国高校野球選手権大会の大会本部は10日、第4試合の掛川西(静岡)-日本航空(山梨)の応援団が高速道路の渋滞のため到着が遅れていると発表した。
試合は午後4時45分に開始予定。掛川西はすべての応援団バス(44台)が到着済だが、駐車場からの移動などのために全員の入場までまだ時間がかかる見込みだという。
日本航空の応援団バス10台は、先頭の1台が到着しており、残りのバスも順次到着するが全員の入場には時間要すると発表された。
👣宮崎商、アクシデントで7度Vの強豪からの金星逃す 令和の県勢初勝利ならず
https://news.yahoo.co.jp/articles/6eaec6cc301b999f059f13b3de4f4bb76a9d1028
◆全国高校野球選手権1回戦 中京大中京4―3宮崎商(10日・甲子園)
夏の甲子園7度優勝を誇る強豪からの金星は、思わぬアクシデントで遠のいた。16年ぶりに夏の甲子園のグラウンドに立った宮崎商は中京大中京を相手に1点差の惜敗。令和に入って県勢未勝利の甲子園で初勝利を刻めなかった。「選手たちが頑張って自分たちの展開でゲームを運んでいたんですけど。私がいろいろしてあげれれば逃げ切れと思うんですが、悔いが残りました」と橋口光朗監督は一度はリードを奪う展開から逆転を許した惜敗に悔しさを見せた。
7回までは互角の戦いだった。4回に先制を許したが、6回に同点に追いつき7回に4番上山純平(3年)の適時打で勝ち越しを決めた。残り2イニングを必死に守って逃げ切るだけ。「最後に1点上回って勝つ」。1年間取り組んできた「宮商野球」を大舞台でそのまま体現していた。
ところが7回裏にアクシデントが起きた。宮崎大会で遊撃と抑え投手の2役でチームを勝利に導いてきた中村奈一輝(3年)が守備中に左脚のふくらはぎがつり、マウンドに立てなくなったのだ。治療を経て遊撃に戻ったが、宮崎大会ではピンチになればカウントの途中でも遊撃から緊急登板してリードを守ってきた「守護神」のアクシデントで、投手交代に誤算が生まれた。7回2死一、三塁から先発の上山が2連打で2失点と逆転を許した。「上山はよく頑張ったと思います。もし中村をマウンドに上げて抑えたとしても、遊撃の守備に戻れなくなる恐れがあった。彼が抜けたらチームが成り立たない」。橋口監督は精神的にもチームの支柱となっている中村の存在の大きさをわかっていた。不運なアクシデントにも橋口監督は「そういうのも含めて甲子園なので」と聖地の怖さを改めて痛感した。
中村は「先頭打者を遊ゴロに取ったとき痛みがきたんです。大丈夫かなって」。ベンチに戻り8分間の治療を受けて再び遊撃の守備につくとベンチからは「ナイキ、お前が引っ張っていけ」と声をかけられた。「みんなに支えられているんだなと思った。出るからには全力でやりきらないと試合に出ない人たちに申し訳ないと思った」。マウンドに上がらなくても遊撃の守備でみんなを引っ張ろうと気持ちを入れた。9回1死から打席に立ったが空振り三振。「足がつってでも塁に出ようと思ったんですけど、最後にカットボールに手が出てしまった。悔いが残ります」と最後の打席を振り返った。
3年前は新型コロナウイルス感染がチーム内に広がり初戦を戦わずに出場辞退した。「3年前の先輩の分も勝ちたい」と意気込んで臨んだ甲子園だった。試合の2日前には宮崎県で最大震度6強の地震が発生するなど、様々な状況が選手を取り巻いていた。「先輩の思いも背負ってプレーしようとみんなで話していた。勝てなかったけど、先輩たちに泥くさいプレーを見せられたのは良かった。宮崎の人たちにも少しでも勇気づけるプレーをできたかなとは思います」と中村は振り返る。
この悔しさは次のステージで晴らす。「プロ志望届を出します」とチームを引っ張り甲子園まで来た中村は将来をまっすぐ見つめていた。
☝「ずっとつっていました…」神村学園の主砲・正林輝大、3回から足がつりながらも最後まで見せ続けた執念
https://news.yahoo.co.jp/articles/1ff5888cb0fae935e0ca83be1f9a0023ba7f7978
◆全国高校野球選手権1回戦 木更津総合5―8神村学園(10日・甲子園)
ぐらつく自らの両足を、神村学園・正林輝大は〝主砲のプライド〟で、必死に支えていた。思いも寄らなかった〝衝撃〟に襲われたのは、空振り三振に終わった3回のこと。「その打席で右足がつって、その後の守備でも、ずっとつっていました…」。
2点差を追う6回の第3打席では、カウント2―2となった5球目の直後、木更津総合の捕手・羽根徹平の右足がつり、治療のため試合が8分間中断。再開後に正林は空振り三振も振り逃げで出塁したが「あそこで、両足がつりかけて…」。
この出塁を皮切りに、5番岩下吏玖の中越え三塁打で正林が生還するなど、3―3の同点に追いついたが、その直後の7回、木更津総合・吉沢梢真の打球が右翼・正林の頭上を襲い「風と足の影響で、追い切れませんでした」。グラブに一度は当てながらもボールを落としての三塁打となり、次打者の右犠飛で再び勝ち越しを許してしまった。
まさしく、両足は限界ギリギリだった。そんな中でも「チームとしてもいい感じで、流れっていうのが来ている感じがしていたので、ここで止めたら流れも止まっちゃうんじゃないかと思ったので、なんとか頑張ってやりました」。
7回、2番・入耒田華月の中越え二塁打で再び同点とし、3番・今岡拓夢の左越え三塁打で勝ち越して迎えた第4打席。正林は何度となく打席を外して両足を伸ばし、必死に耐えてのスイングは三ゴロも、相手の一塁悪送球でチャンスが拡大。この回一気に4点を奪って木更津総合を突き放した。
「きょうは死闘になると思ったんで、だから相手のキャッチャーの羽根君も足がつったりとか、いつも以上に選手は頑張ろうとして、いつも以上にエネルギーを使っているから、こういうことになると思っていました」と小田大介監督は、正林が最後の最後まで見せ続けた〝執念〟を褒めた。
低反発バットが採用され、大会3本塁打に終わった今春のセンバツで、文句なしのスタンドインを見せた一人が正林で、その長打力と打撃技術は、プロのスカウト陣も注目する逸材だ。2回の第1打席では、左中間へ鋭いライナーを放ちながら、木更津総合のレフト・山口然がダイビングキャッチ。「あれは相手がうまかったですね。いい打球は行ってるので、あれがヒットになってないから、と正林には悩んでほしくないですね」と小田監督。両足のアクシデントも重なり、初戦は4打席無安打に終わったが「打球としては別に全然悪くなかったんで、修正する部分も特にない」と正林。ただ、昨夏の甲子園でも足がつった経験があり「体がつらないような体作りをしてきました」。
屋外での気温が高くなると、体脂肪が体熱を放散させる作用があることを知り、鹿児島県大会中には体脂肪率を「これがベストだと思う」という12~13%をキープ。ただ甲子園に入ってから、体重を2キロ減の84キロに落とし、体調を整えたのだが「それで体脂肪率も落ちてしまったんで、足がつってしまったのかな、という感じです」と正林。暑い夏の甲子園で、体調をいかにして整えるのか、その難しさを痛感させられた一戦になったが「正林には勉強になったと思うし、それをカバーし合って勝ち上がるのがチームだと思う」と小田大介監督。3季連続の甲子園は、本気で狙う全国制覇が最終目標。主砲の〝危機〟をチーム一丸で救っての初戦突破には、大きな価値がある。
👣治療による8分間の中断で変わった流れ 木更津総合・羽根徹平「投手に申し訳ない」と涙
https://news.yahoo.co.jp/articles/79276b6c492a2f3332d80b95ff1cc3438c6043f8
木更津総合(千葉)の主砲・羽根徹平捕手(3年)が、無念の涙を流した。
6回表に3―1と勝ち越して迎えた裏の守り。1死で神村学園の4番・正林輝大右翼手(3年)を迎え、4球目を受けたあと羽根の右足ふくらはぎがつってしまった。治療のためベンチに退き、試合は8分間中断。そこで流れが変わった。
再開後、正林から空振り三振を奪ったものの、完全捕球できずボールを一塁へ。それが悪送球となって、振り逃げでの出塁を許した。続く5番・岩下吏玖三塁手(3年)の痛烈なセンターライナーに対し、中堅手がダイビングキャッチを試みたものの、打球を後逸して適時三塁打に。その後、6番・上川床勇希左翼手(3年)の中前打で同点に追いつかれた。
「流れを変えないようにしようと思ったが、自分のミスで変えてしまった。ピッチャーに申し訳ないです」と羽根は涙。7回表に再び1点をリードしたが、その裏に4点を奪われ、初戦突破を逃した。
☟日本航空エースが投球中に鼻血 詰め物入れて復帰も…直後に代打で交代 酷暑の影響か
https://news.yahoo.co.jp/articles/0a6c3715214ca024d402f6217019d6a9fcd1737b
2回の投球中に症状を訴えて治療を行った
第106回全国高校野球選手権大会で10日に行われた第4試合の掛川西(静岡)-日本航空(山梨)で、日本航空の高木秀人投手が鼻血を出し、治療のため、試合が一時中断した。
高木は2回2死一、二塁から3番打者の佐藤に初球を投げたところで、治療のためにベンチへ。数分後に左の鼻に詰め物を入れてマウンドに戻った。復帰後はそのまま佐藤を遊ゴロに打ち取った。中断の間、日本航空の選手が掛川西の走者に水分を提供するシーンも見られた。
しかし、その裏の攻撃で打順が回ってくると早川隼斗に代打を送られた。今大会では開幕した7日から9日までは、酷暑対策として、気温が高い時刻に試合を行わない2部制が導入されていたが、この日から1日4試合で例年通りのスケジュールで行われていた。
📝智辯和歌山に挑んだ和歌山南陵10人の野球部員たち エースは「もうヒジがぶち壊れてもいいから頑張るわ!」と自己最速を更新した
https://sportiva.shueisha.co.jp/clm/baseball/hs_other/2024/08/07/10_2/
18人の青春〜和歌山南陵高校物語(4)
7月23日、紀三井寺球場に到着すると、開場前から複数のテレビ局の取材クルーが和歌山南陵高校の応援団の一挙手一投足をカメラで追っていた。この日、和歌山南陵の野球部は和歌山大会3回戦で優勝候補筆頭の智辯和歌山と対戦することになっていた。
「レゲエ校歌」の効果を感じずにはいられない光景を目にして、甲斐三樹彦理事長はこんな言葉を口にした。
「批判もされましたけど、私は子どもたちが学校でいい表情をしてくれていれば、それでいいんです。ウチの学校は完璧ではないことは間違いないですし、それこそ『一歩前へ、一歩前へ』とやっていこうや、と考えています」
【約40人ものブラスバンドの友情応援】
和歌山南陵の吹奏楽部員は2人だけ。それでも、強力な助っ人が現れた。SNSを通じてブラスバンドの演奏者を募ったところ、約40人もの応募があったのだ。なかには山梨県から応援に駆けつけた人もいたという。
在校生唯一の女子生徒である西菊乃とともに吹奏楽部を支えてきた瀧本楓太は、感慨深そうにこんな思いを口にした。
「僕たちは自宅から学校に通っているんですけど、野球部とバスケ部のみんなは寮のガスが止まったり、ご飯が出なかったりつらい思いをしても、学校に残って頑張っていました。友だちが夜遅くまで練習している姿を見てきたので、自分も引き下がりたくなかったんです。今日はたくさんの人と応援できるのはうれしいですね」
野球部員は10人だけ。初戦の紀北農芸戦では1番打者の佐々木陸斗がスライディング時にヒザをすりむいて試合が一時中断し、捕手兼一塁手の中村聖が頭部死球を受けるハプニングもあった。さらには背番号10でチーム唯一の左打者である畑中公平が、左足ふくらはぎの肉離れを負い全力疾走ができない状況でもあった。そんなチームにあっても、監督の岡田浩輝は強気な言葉を口にした。
「南陵はここまで......と思っている人もいるかもしれませんが、私たちは勝てると思って臨みます。1回勝つことが目標ではなく、甲子園に行くためにやっていますから」
岡田監督の言葉は強がりには聞こえなかった。現にエース右腕の松下光輝という県内でも有数の好投手を擁していたからだ。
松下は身長176センチ、体重75キロのスリークォーターで、最速143キロのストレートは数字以上に体感スピードがある。初戦の紀北農芸戦では8回を投げ、12奪三振無失点と危なげない投球を見せている。
そんな松下も今年1月に右ヒジ痛を発症し、何とか今夏に間に合わせた経緯があった。部員が10人しかいないことで、「自分が試合に出なければ」という責任感が故障を悪化させるリスクもあったはずだ。それでも、松下は「10人やからこそ練習の効率が上がったり、チームワークができたりしたので、部員が少ないことは悪いとはとらえていません」と気丈に語った。
【自己最速の146キロをマーク】
松下は智辯和歌山の強打線を三者凡退に抑える快調な立ち上がりを見せる。ところが、2回裏の守備に落とし穴が待っていた。2つのエラーが絡み、智辯和歌山に2点を先取される。智辯和歌山はこの日に先発した2年生エースの渡邉颯人ら複数の好投手を擁するだけに、序盤から重い失点になってしまった。
それでも、この日も和歌山南陵の応援スタンドは元気だった。2回の攻撃開始前には「レゲエ校歌」が場内に流れた。バックネット裏スタンドは相変わらず困惑したムードだったが、和歌山南陵の応援スタンドでは校歌のリズムに合わせてタオルを左右に振る観衆が続出。上半身ユニホーム姿の甲斐理事長は一際大きな声を張り上げ、普段は物静かという和歌山南陵唯一の女子生徒・西はどすの効いた大声で「打ち返せ〜!」と叫んだ。
5回表の攻撃では、山塚虎大朗と大田拓実の連打でチャンスをつくり、和歌山南陵スタンドの盛り上がりは最高潮に達した。それでも、智辯和歌山の堅い守備陣から得点をもぎとることはできなかった。
その裏、ここまで奮闘してきた松下が智辯和歌山の上田潤一郎に本塁打を浴びるなど、5安打5失点と崩れる。得点差は7に広がった。6回裏の守備が始まる直前、松下はチームメイトの前でこんな宣言をしている。
「もうヒジがぶち壊れてもいいから頑張るわ!」
6回裏、一死から山田希翔を打席に迎えると、松下は右腕を全力で叩きつける。自己最速の144キロが出たと思ったら、次の球で145キロ、その次の球で146キロと自己最速を1球ごとに更新していく。松下はのちに「最後まであきらめずに出しきろうと思ったら、最速が出ていました」と振り返った。
試合は0対7のまま、7回コールドで和歌山南陵は敗れた。試合後、松下は涙を拭いてこんな思いを語っている。
「スタンドからいつもより大きな応援が聞こえて、力になりました」
一方で、岡田監督は「エラーからつけ込んで点をとっていくところが、やはり強豪だなと感じました」と完敗を認めた。
【10人の野球部員が引退】
岡田監督は野球部監督を務めると同時に、和歌山南陵の寮監として勤務していた。「職業として学校をやめたいと思う時期はなかったのですか?」と尋ねると、岡田監督は「もちろんありました」と語ったうえでこう続けた。
「それでも、この子たちと最後までやりたい思いが勝ちました。今日はこれだけ多くのお客さんが来てくれて、本当にありがたかったですね」
取材が終わると、選手たちは応援に訪れた家族と記念撮影に興じていた。息子を預けた家族にとっても、不安が募る3年間だったに違いない。エース右腕・松下の父親であり、保護者会会長の松下真也はこんな心境を打ち明けた。
「(和歌山南陵の経営難が報じられて)ウチは『どうする?』と聞いたら、本人が『おる』と言ったので転校はしませんでした。レトルトカレーとかスパゲティ、ラーメンとか、救援物資は常に送っていました。経営陣が変わって、学校の環境が少しずつよくなっていったのでありがたかったです。最後の夏に『和歌山で一番になっとけ』と息子に言っていたんですけど、いい投球を見せてくれてよかったですね」
10人の野球部員が引退し、和歌山南陵野球部としては一区切りになる。あとは学校法人として課せられた、生徒募集停止の措置が解除されるかにかかっている。
エースの松下のように大学で野球を続ける部員もいれば、故障のため今夏2打席に留まった背番号10の畑中公平のように野球をやめる部員もいる。これからどんな進路を歩む予定なのか尋ねると、畑中は晴れやかな表情でこう答えた。
「航空自衛隊に入隊して、国の空を守りたいと考えています。和歌山南陵でストライキとか、菓子パン1個の朝ご飯とか、寮のトイレの天井から水が降り注ぐとか、ほかの高校ではできないような、いい体験ができました」
和歌山南陵での3年間を乗り越えられれば、どんなに厳しい世界でも生きていけそうですね。そう聞くと、畑中は「行ってみないとわからないですけど、そうですね」と笑った。
少子化が進む現代にあって、和歌山南陵の経営難は「対岸の火事」ではない。これから校歌のフレーズのように「一歩前へ」進めるかどうかは、私立高校が生き残るための試金石になるのかもしれない。
(おわり)
⚾今日の熱闘甲子園試合結果(1回戦)
3日目第1試合 花咲徳栄(埼玉)-新潟産大付(新潟) 8:03~10:09
一二三四五六七八九十計HE
新産大付000001100 2110
花咲徳栄010000000 170
3日目第2試合 西日本短大付(福岡)-金足農(秋田) 10:46~13:03
一二三四五六七八九十計HE
金 足 農000000004 482
西短大付10004001X 6104
3日目第3試合 菰野(三重)-南陽工(山口) 17:00~18:55 18:14点灯 7回表から
一二三四五六七八九十計HE
菰 野101102001 6140
南 陽 工000000110 292
⚾明日の熱闘甲子園組み合わせ(4日目 1回戦)
08:00~ 中京大中京-宮 崎 商
10:35~ 木更津総合-神村 学園
☆☆ 13:10~ 聖カタリナ-岡山学芸館
15:45~ 掛 川 西-日本 航空
☝高校野球 方針変更で午後4時以降のクーリングタイムも実施へ 開幕から3日間で熱中症の選手半数が第3試合で
https://news.yahoo.co.jp/articles/af11cca89d521ac01385a74a74a86d43f22ba865
甲子園球場で行われている第106回全国高校野球選手権大会の大会本部は9日、あす10日の第4日から、原則実施しないとしていた午後4時以降に始まる試合のクーリングタイム(五回終了時に10分間)を設けると発表した。
第3日を終え、熱中症と見られる症状のあった8選手のうち、4人が午後4時以降に試合があったチームの選手だったことを受け、「夕方も気温が下がりにくい傾向が続いており、日中同様に休息をとってもらうことにしました」と当初の方針から変更となった。
昨年と同様に、天候などにより、大会本部の判断でクーリングタイムを設けない試合もある。
☟【甲子園】「南海トラフ地震臨時情報」受け、観客に避難に関する案内 案内表示とともに場内放送
https://news.yahoo.co.jp/articles/70ee3671e8198265ac491e1741150679abbb848b
気象庁が8日発表した「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」を受け、甲子園球場で観客に向けた避難に関する案内があった。
この日行われた全3試合の4回終了時に、バックスクリーンでの案内表示とともに場内放送で「地震が発生しても、お近くの係員の指示に従って、落ち着いて行動していただきますよう、よろしくお願いします」などとアナウンスされた。大会本部は8日に甲子園球場と協議し、避難誘導の手順などを確認していた。
✌新潟産大付・吉野監督 先攻選ぶため「これとこれとこれを出せ」初勝利の背景に“ジャンケン”
https://news.yahoo.co.jp/articles/716d45f00b616cf839506010b9b034af79b4ea81
◇第106回全国高校野球選手権大会第3日・1回戦 新潟産大付2-1花咲徳栄(2024年8月9日 甲子園)
吉野公浩監督は試合後、「初出場でいきなりピッチャーが守りから入るのはちょっと厳しいかなと。花咲徳栄さんは初回の得点が多い。初回を取られたら相手ペースになる」と「先攻」を選んだ理由を明かし「タイブレークになると、自分は後攻より先攻の方が有利だと思っている」と延長に入った場合も先攻が有利であると考えている。
ただ、先攻、後攻を選ぶにはジャンケンに勝たなければいけない。「何が何でもジャンケンに勝たないといけないなと思って。県大会の準々決勝からずっとジャンケンには勝っています。キャプテンに“これとこれとこれを出せ”と言っています」とジャンケンでグー、チョキ、パーの何を出すかも指示していると明かし「今日?内緒です」とニヤリ。初出場初勝利の勝因の一つにジャンケン必勝法もあったようだ。
📝和歌山南陵バスケ部が起こした奇跡 部員6人でインターハイ出場、「走らないバスケ」で日本一を目指す
https://sportiva.shueisha.co.jp/clm/baseball/hs_other/2024/08/07/post_84/
18人の青春〜和歌山南陵高校物語(3)
バスケットボールコート2面分のサイズの体育館は蒸し暑く、2台の送風機が絶えず稼働していた。6人のバスケ部員は大きな声を出すこともなく、黙々と練習に打ち込んでいる。体育館にはバスケットシューズが床を擦る「キュッ」という音ばかりが響いた。
和歌山南陵高校のバスケ部は部員数わずか6名にもかかわらず、近畿大会ベスト4に食い込みインターハイ出場を決めていた。
【モットーは「走らないバスケ」】
バスケは5人制の競技だが、体力の消耗が激しいため頻繁に選手交代が行なわれる。6人で戦うのは相当に大きなハンディキャップになるはずだ。主将の二宮有志に6人で戦うための戦法を聞くと、こんな話を教えてくれた。
「新チームが始まってから、『走らないバスケ』をモットーに戦っています。人数が少ないので、走り合いになると体力的に負けてしまいます。相手に走らせないのが第一で、体力を消耗しないことを考えています」
部員数が多かった昨年までは、ディフェンスからの速攻を武器にする真逆のスタイルだった。バスケ部を率いる和中裕輔監督はスタイルを変えることへの葛藤をこう語っている。
「高校カテゴリーでは『走るバスケ』が面白味のひとつになっています。でも、部員6人のウチは面白味より勝ちを優先しました。中途半端ではなく勝ちにこだわって、スタミナを抑える戦術をとりました」
バスケ部の練習時間は1時間〜1時間30分程度に抑えている。それ以上に時間をとると運動量が増え、故障のリスクがあるためだ。和中監督は「ケガをせず上達するギリギリの強度を探すのが一番難しい」と語る。
ナイジェリアからの留学生であるアリュー・イドリス・アブバカが攻守の要になる。アブバカにマークが集中すれば二宮、紺野翔太、藤山凌成の3人のシューターが外から射抜く。相手の速攻を防ぐため自陣への戻りを速くして、攻撃はセットプレー中心にゆっくりと攻める。それが和歌山南陵のバスケなのだ。ると運動量が増え、故障のリスクがあるためだ。和中監督は「ケガをせず上達するギリギリの強度を探すのが一番難しい」と語る。
ナイジェリアからの留学生であるアリュー・イドリス・アブバカが攻守の要になる。アブバカにマークが集中すれば二宮、紺野翔太、藤山凌成の3人のシューターが外から射抜く。相手の速攻を防ぐため自陣への戻りを速くして、攻撃はセットプレー中心にゆっくりと攻める。それが和歌山南陵のバスケなのだ。
アブバカは身長205センチながらインサイドに強いだけでなく、ドライブで切り込むことも3ポイントシュートを放つことも得意なオールラウンダーだ。将来はNBAでプレーすることを目標にしている。チームメイトからは「イディ」の愛称で親しまれる。そんなアブバカも、当初は日本でプレーすることは考えていなかったという。
「最初はオファーのあったアメリカに行きたかったんです。アメリカに行くまであと2カ月というところでコロナがあって、アメリカのビザがとれなくなってしまいました」
2学年上に和歌山南陵でプレーするアデチュチュ・デイビッド・アラバ(現・江戸川大)という先輩がいた縁もあり、アブバカは来日を決意する。
とはいえ、日本のバスケ界でいきなり活躍できたわけではない。和中監督は「最初は何もできず、使いものにならなかった」と振り返る。異国の地で言語、食事、文化の壁にぶつかり、寮の劣悪な住環境という和歌山南陵ならではの問題にもぶつかった。
アブバカに「ナイジェリアに帰りたいと思ったことはありますか?」と聞くと、日本語でこう返ってきた。
「けっこうありました。でも、帰ることができないから、我慢するしかない。家族に会いたかったけど、高校が終わったら帰ります」
コロナ禍という背景もあり、高校入学後は一度もナイジェリアに帰国していない。それでも、アブバカはストイックにバスケに打ち込んだ。和中監督は「真面目すぎるくらい真面目」と評価する。
「イディには『NBAに行く夢があるなら、こういうことができないとダメだよ』と伝えてきました。目標に向けて努力できる選手ですし、チームに対してすごく献身的。近畿で一番いい留学生と評価される選手に成長してくれました」
【劣悪な環境に寮から脱走】
一方、脱落の危機があったのは、シューターの紺野だった。雨が続くとトイレの天井から雨漏りがする寮に辟易としていた。
「寮があまりにも汚くてビックリして、1年生の時はやめたいと思っていました。寮から脱走したこともあります。親から『アカンやろ』と言われて戻ったんですけど」
高校1年目は学校をやめる瀬戸際までいったが、なんとか踏みとどまった。そんな紺野が今年6月の近畿大会準々決勝・洛南戦では3連続3ポイントシュートを決めるなど大活躍、京都の名門校に61対58で勝利した。和中監督も「近畿大会はあの子のおかげで勝てたようなもの」と称える。
そして、取材を進めるなかでどうしても気になることがあった。それは和中監督自身「和歌山南陵をやめたい」と思うことはなかったのか、ということだ。率直に聞いてみると、和中監督は表情を変えることなく淡々と答えた。
「子どもたちがいる以上、ここでやると決めていました。子どもたちには『給料がもらえなくても、最後まで見るから』と約束していました。それは別に無理をしているからではなくて、自分のやりたいことだったから。高校生にバスケを教えて、全国で勝つチームをつくる。それが人生の目標であり、夢でしたから。みなさんから『大変ですね』と言われるんですけど、私自身は苦と感じていないんです」
和中監督は洛南出身で、天理大を経て和歌山南陵に体育教師として採用された。まだ29歳と若く、自身も和歌山南陵の寮で暮らしている。
「感覚がマヒしてるんですかね。いつの間にか建物の古さも汚さも気にならなくなっているので。むしろ夜に駐車場で空を見上げた時に、『星がきれいやなぁ』と感じてしまうくらいで」
退職していった同僚を否定するつもりは毛頭なく、自分の価値観を他者に押しつけたいわけでもない。和中監督が和歌山南陵に残った理由は、「自分がやりたいから」。ただそれだけだった。
【763万4000円の支援金】
今年6月には新たな動きがあった。バスケ部員の酒井珀の母・恵がバスケ部の活動費を捻出するためにクラウドファンディングで支援金を広く求めたのだ。当初、母から「目標金額50万円」の構想を聞かされた酒井は「そんなに集まらないでしょ?」と懐疑的だったという。
ところが、過酷な環境で奮闘するバスケ部の姿がメディアで報じられたこともあり、事態は一変する。最終的に目標額を大幅に上回る、763万4000円の支援金が集まった。酒井はこんな実感を口にする。
「うれしいの前にビックリという感情が勝りました。応援していただいているんだなと感じますし、母からも『注目されたからこそ、大会での行動には気をつけるんだよ』と言われています」
8月4日、和歌山南陵バスケ部は福岡県で開催されたインターハイに臨んだ。初戦の延岡学園戦は接戦の末に75対67で勝利。しかし、翌5日の2回戦は関東大会王者・八王子学園八王子の前に54対96と完敗した。
今大会はチームとして「全国ベスト8」という目標を掲げていた。だが、それも通過点でしかない。和中監督は決然とした口調でこう語った。
「ウインターカップで日本一になる。その目標にフォーカスしています。インターハイでは、6人で勝つことがどれだけ大変かを経験しないといけない。まだ目標にはほど遠いですが、私としては不可能ではないと感じています」
「走らないバスケ」は頂点を極められるのか。たった6人の挑戦は、冬まで続く。
(つづく)
📝2024年夏の甲子園 監督突撃インタビュー
金足農(秋田) 中泉一豊監督が語った部内いじめ発覚からの歩み「まだ我々も変わろうとしている最中…」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/sports/358837
明日9日は吉田輝星(現オリックス)を擁し、決勝まで勝ち上がった2018年の「金農旋風」で一躍話題になった金足農(秋田)が登場する。22年夏には部内いじめが発覚。日本学生野球協会から3カ月の対外試合禁止を食らうなど、決して順風満帆だったわけではない。今回、輝星の弟の大輝がエースとして注目される中、中泉監督に話を聞いた。
――今年は吉田輝星の弟で、2年生の大輝がエースです。輝星と比べてどうですか?
「あまり比べるということはしないんですけどね。(前回甲子園に出場した時)輝星は3年生で、大輝は2年生。大輝に関して言えば、まだまだ時間が必要な選手。これからの可能性をいっぱい秘めている。そこに期待はしています。秋も、その先も、とつながっていますから」
――輝星からアドバイスなどは貰っている?
「輝星はそういうタイプじゃないと思いますよ。甲子園への課題などを聞かれても、おそらく『自分で探せ』とか、『自分で見つけろ』という性格じゃないですか(笑)」
――22年に上級生の下級生に対するいじめが発覚。旧態依然の選手育成や体罰の横行なども問題視され、その年の9月に部内改革を目的とした「未来創造プロジェクト」が発足しました。
「当時は不祥事(いじめ)もありましたが、それ以外でも我々指導者が取り組むべきことだったり、指導者と選手の対話など、変わっていかなければいけないことがありました。金足農業の良い伝統は残しつつ、時代に合わせて改革していかなければいけません」
――秋田出身の落合博満氏も中日監督時代に「チームから暴力をなくすのに5年かかった」と話していました。
「部内いじめも、改革のきっかけのひとつ。このプロジェクトは発足翌年、23年の夏をメドに行いましたが、まだ我々も変わろうとしている最中。何かが凄く良くなった…というのは、まだ少ししか見えていません。外部からの指導も受けましたし、必要とあらば今後も受けます。まずは自浄していかないといけません。それは野球の試合結果だけではなく、学校の中の野球部としてのあり方なども含めてです。学校と部の連携も大事ですから」
――大輝が入学した23年から、3カ年計画があったそうですが。
「それは周りが勝手に言ってることですよ(苦笑)。しかも、甲子園に出るための、野球だけの話ですよね? 部内改革はそういうレベルではないので。甲子園自体は毎年目指すのが当然ですよ」
⚾岩手さんへ
今日は午前中自宅観戦して、14時40分出発で16時の開門に合わせて当日券を球場で購入しレフトスタンドで観戦してきました。
あえて、バックスクリーンすぐ左の指定席17段320番を無視して左中間中段やや前の27段でソーシャルディスタンス???
TV放送でレフト方向にフライ上がったら、映っているはず!?
近畿勢はセンバツで5連敗喰らっていたので、なんとか・・・。1塁塁審・大屋の『奈良判定』がなければ2-3で負けてましたね。。。
土壇場で1点を返し2-3と詰め寄り、なおも1死1・2塁途中出場で3番に入った八尾が打った瞬間4-6-3ダブルプレーと悟り、「天理の方が良かったのに・・・」と試合中再三頭によぎったフレーズが。。。
https://www.youtube.com/watch?v=kedBQyQQUUo
球場だとVTRが観れないので、足が離れたのか???と。
序盤から再三再四のチャンスで得点取れず、ワンチャンスで3失点と非常に苦しい展開からの土壇場の同点劇。
そして10回表に3点勝ち越しつつ、3点取られてあわや逆転サヨナラ負けのピンチなどなど、、、イロイロありすぎて混乱してましたがとにかく勝ててよかったとそれに尽きます!!
最終電車の心配は全くしていなかったし。
2015年のU-18の決勝戦~閉会式見学して22時過ぎに甲子園をあとにしても余裕があったので。
あと徳栄の敗戦は全くの想定外でした。新産大付の監督さんは見た目と違って相当な策士なのかも???
オリックス吉田の弟は熱さの影響か?かなり精彩を欠いてましたが、最後は応援の圧力と相手のエラー連発で猛追しましたね。
菰野は東海大会で享栄・県岐阜商を下した試合を観戦しており、オール2年生ながら強いのは分かってましたが・・・・・。戸田監督がいなくなってかなり心配しましたが、逆にそれで選手がノビノビできたようで4度目の挑戦初勝利と。
できれば新チームから戸田監督復帰してくれたら・・・菅生の若林監督もシレっと復帰しているので!
しかし、14日の3塁側中段チケット手元にありますが、
智弁学園-健大高崎・大阪桐蔭ー北陸大谷そして京都国際に菰野と見たいチームが結構残って好カードが組まれているので嬉しい限りです。
抽選前日にもう13日か14日しか選択しなかったので、、、トータルで考えて14日を押さえました。
P・S 3日間経験して、やはり僕は二部制猛反対派ですね!
開幕試合観戦して13時過ぎに強制退場させられるのもイヤだし、昼夜2食の食費がかかるし。。。。。
今日は夕方の部だけ観戦しましたが、いつも6時20分頃から散歩する今津~甲子園ロードを15時20分に歩くのは違和感ありすぎだし・・・・・。
ナイターはダイスキですが、最初から決められているのではなく4試合日で試合時間を長引かせてそこまでたどり着くことに無常の悦びを覚えるタイプなんで・・・・・。
やはり4時間ほど空白があれば、熱は冷めてしまいますね。
TV放送でも第2試合終了後に無観客と化したスタンドを昼間に観るのはあまりにも寂しいです!!
3日目第1試合 花咲徳栄(埼玉)-新潟産大付(新潟) 8:03~10:09
一二三四五六七八九十計HE
新産大付000001100 2110
花咲徳栄010000000 170
3日目第2試合 西日本短大付(福岡)-金足農(秋田) 10:46~13:03
一二三四五六七八九十計HE
金 足 農000000004 482
西短大付10004001X 6104
3日目第3試合 菰野(三重)-南陽工(山口) 17:00~18:55 18:14点灯 7回表から
一二三四五六七八九十計HE
菰 野101102001 6140
南 陽 工000000110 292
⚾明日の熱闘甲子園組み合わせ(4日目 1回戦)
08:00~ 中京大中京-宮 崎 商
10:35~ 木更津総合-神村 学園
☆☆ 13:10~ 聖カタリナ-岡山学芸館
15:45~ 掛 川 西-日本 航空
☝高校野球 方針変更で午後4時以降のクーリングタイムも実施へ 開幕から3日間で熱中症の選手半数が第3試合で
https://news.yahoo.co.jp/articles/af11cca89d521ac01385a74a74a86d43f22ba865
甲子園球場で行われている第106回全国高校野球選手権大会の大会本部は9日、あす10日の第4日から、原則実施しないとしていた午後4時以降に始まる試合のクーリングタイム(五回終了時に10分間)を設けると発表した。
第3日を終え、熱中症と見られる症状のあった8選手のうち、4人が午後4時以降に試合があったチームの選手だったことを受け、「夕方も気温が下がりにくい傾向が続いており、日中同様に休息をとってもらうことにしました」と当初の方針から変更となった。
昨年と同様に、天候などにより、大会本部の判断でクーリングタイムを設けない試合もある。
☟【甲子園】「南海トラフ地震臨時情報」受け、観客に避難に関する案内 案内表示とともに場内放送
https://news.yahoo.co.jp/articles/70ee3671e8198265ac491e1741150679abbb848b
気象庁が8日発表した「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」を受け、甲子園球場で観客に向けた避難に関する案内があった。
この日行われた全3試合の4回終了時に、バックスクリーンでの案内表示とともに場内放送で「地震が発生しても、お近くの係員の指示に従って、落ち着いて行動していただきますよう、よろしくお願いします」などとアナウンスされた。大会本部は8日に甲子園球場と協議し、避難誘導の手順などを確認していた。
✌新潟産大付・吉野監督 先攻選ぶため「これとこれとこれを出せ」初勝利の背景に“ジャンケン”
https://news.yahoo.co.jp/articles/716d45f00b616cf839506010b9b034af79b4ea81
◇第106回全国高校野球選手権大会第3日・1回戦 新潟産大付2-1花咲徳栄(2024年8月9日 甲子園)
吉野公浩監督は試合後、「初出場でいきなりピッチャーが守りから入るのはちょっと厳しいかなと。花咲徳栄さんは初回の得点が多い。初回を取られたら相手ペースになる」と「先攻」を選んだ理由を明かし「タイブレークになると、自分は後攻より先攻の方が有利だと思っている」と延長に入った場合も先攻が有利であると考えている。
ただ、先攻、後攻を選ぶにはジャンケンに勝たなければいけない。「何が何でもジャンケンに勝たないといけないなと思って。県大会の準々決勝からずっとジャンケンには勝っています。キャプテンに“これとこれとこれを出せ”と言っています」とジャンケンでグー、チョキ、パーの何を出すかも指示していると明かし「今日?内緒です」とニヤリ。初出場初勝利の勝因の一つにジャンケン必勝法もあったようだ。
📝和歌山南陵バスケ部が起こした奇跡 部員6人でインターハイ出場、「走らないバスケ」で日本一を目指す
https://sportiva.shueisha.co.jp/clm/baseball/hs_other/2024/08/07/post_84/
18人の青春〜和歌山南陵高校物語(3)
バスケットボールコート2面分のサイズの体育館は蒸し暑く、2台の送風機が絶えず稼働していた。6人のバスケ部員は大きな声を出すこともなく、黙々と練習に打ち込んでいる。体育館にはバスケットシューズが床を擦る「キュッ」という音ばかりが響いた。
和歌山南陵高校のバスケ部は部員数わずか6名にもかかわらず、近畿大会ベスト4に食い込みインターハイ出場を決めていた。
【モットーは「走らないバスケ」】
バスケは5人制の競技だが、体力の消耗が激しいため頻繁に選手交代が行なわれる。6人で戦うのは相当に大きなハンディキャップになるはずだ。主将の二宮有志に6人で戦うための戦法を聞くと、こんな話を教えてくれた。
「新チームが始まってから、『走らないバスケ』をモットーに戦っています。人数が少ないので、走り合いになると体力的に負けてしまいます。相手に走らせないのが第一で、体力を消耗しないことを考えています」
部員数が多かった昨年までは、ディフェンスからの速攻を武器にする真逆のスタイルだった。バスケ部を率いる和中裕輔監督はスタイルを変えることへの葛藤をこう語っている。
「高校カテゴリーでは『走るバスケ』が面白味のひとつになっています。でも、部員6人のウチは面白味より勝ちを優先しました。中途半端ではなく勝ちにこだわって、スタミナを抑える戦術をとりました」
バスケ部の練習時間は1時間〜1時間30分程度に抑えている。それ以上に時間をとると運動量が増え、故障のリスクがあるためだ。和中監督は「ケガをせず上達するギリギリの強度を探すのが一番難しい」と語る。
ナイジェリアからの留学生であるアリュー・イドリス・アブバカが攻守の要になる。アブバカにマークが集中すれば二宮、紺野翔太、藤山凌成の3人のシューターが外から射抜く。相手の速攻を防ぐため自陣への戻りを速くして、攻撃はセットプレー中心にゆっくりと攻める。それが和歌山南陵のバスケなのだ。ると運動量が増え、故障のリスクがあるためだ。和中監督は「ケガをせず上達するギリギリの強度を探すのが一番難しい」と語る。
ナイジェリアからの留学生であるアリュー・イドリス・アブバカが攻守の要になる。アブバカにマークが集中すれば二宮、紺野翔太、藤山凌成の3人のシューターが外から射抜く。相手の速攻を防ぐため自陣への戻りを速くして、攻撃はセットプレー中心にゆっくりと攻める。それが和歌山南陵のバスケなのだ。
アブバカは身長205センチながらインサイドに強いだけでなく、ドライブで切り込むことも3ポイントシュートを放つことも得意なオールラウンダーだ。将来はNBAでプレーすることを目標にしている。チームメイトからは「イディ」の愛称で親しまれる。そんなアブバカも、当初は日本でプレーすることは考えていなかったという。
「最初はオファーのあったアメリカに行きたかったんです。アメリカに行くまであと2カ月というところでコロナがあって、アメリカのビザがとれなくなってしまいました」
2学年上に和歌山南陵でプレーするアデチュチュ・デイビッド・アラバ(現・江戸川大)という先輩がいた縁もあり、アブバカは来日を決意する。
とはいえ、日本のバスケ界でいきなり活躍できたわけではない。和中監督は「最初は何もできず、使いものにならなかった」と振り返る。異国の地で言語、食事、文化の壁にぶつかり、寮の劣悪な住環境という和歌山南陵ならではの問題にもぶつかった。
アブバカに「ナイジェリアに帰りたいと思ったことはありますか?」と聞くと、日本語でこう返ってきた。
「けっこうありました。でも、帰ることができないから、我慢するしかない。家族に会いたかったけど、高校が終わったら帰ります」
コロナ禍という背景もあり、高校入学後は一度もナイジェリアに帰国していない。それでも、アブバカはストイックにバスケに打ち込んだ。和中監督は「真面目すぎるくらい真面目」と評価する。
「イディには『NBAに行く夢があるなら、こういうことができないとダメだよ』と伝えてきました。目標に向けて努力できる選手ですし、チームに対してすごく献身的。近畿で一番いい留学生と評価される選手に成長してくれました」
【劣悪な環境に寮から脱走】
一方、脱落の危機があったのは、シューターの紺野だった。雨が続くとトイレの天井から雨漏りがする寮に辟易としていた。
「寮があまりにも汚くてビックリして、1年生の時はやめたいと思っていました。寮から脱走したこともあります。親から『アカンやろ』と言われて戻ったんですけど」
高校1年目は学校をやめる瀬戸際までいったが、なんとか踏みとどまった。そんな紺野が今年6月の近畿大会準々決勝・洛南戦では3連続3ポイントシュートを決めるなど大活躍、京都の名門校に61対58で勝利した。和中監督も「近畿大会はあの子のおかげで勝てたようなもの」と称える。
そして、取材を進めるなかでどうしても気になることがあった。それは和中監督自身「和歌山南陵をやめたい」と思うことはなかったのか、ということだ。率直に聞いてみると、和中監督は表情を変えることなく淡々と答えた。
「子どもたちがいる以上、ここでやると決めていました。子どもたちには『給料がもらえなくても、最後まで見るから』と約束していました。それは別に無理をしているからではなくて、自分のやりたいことだったから。高校生にバスケを教えて、全国で勝つチームをつくる。それが人生の目標であり、夢でしたから。みなさんから『大変ですね』と言われるんですけど、私自身は苦と感じていないんです」
和中監督は洛南出身で、天理大を経て和歌山南陵に体育教師として採用された。まだ29歳と若く、自身も和歌山南陵の寮で暮らしている。
「感覚がマヒしてるんですかね。いつの間にか建物の古さも汚さも気にならなくなっているので。むしろ夜に駐車場で空を見上げた時に、『星がきれいやなぁ』と感じてしまうくらいで」
退職していった同僚を否定するつもりは毛頭なく、自分の価値観を他者に押しつけたいわけでもない。和中監督が和歌山南陵に残った理由は、「自分がやりたいから」。ただそれだけだった。
【763万4000円の支援金】
今年6月には新たな動きがあった。バスケ部員の酒井珀の母・恵がバスケ部の活動費を捻出するためにクラウドファンディングで支援金を広く求めたのだ。当初、母から「目標金額50万円」の構想を聞かされた酒井は「そんなに集まらないでしょ?」と懐疑的だったという。
ところが、過酷な環境で奮闘するバスケ部の姿がメディアで報じられたこともあり、事態は一変する。最終的に目標額を大幅に上回る、763万4000円の支援金が集まった。酒井はこんな実感を口にする。
「うれしいの前にビックリという感情が勝りました。応援していただいているんだなと感じますし、母からも『注目されたからこそ、大会での行動には気をつけるんだよ』と言われています」
8月4日、和歌山南陵バスケ部は福岡県で開催されたインターハイに臨んだ。初戦の延岡学園戦は接戦の末に75対67で勝利。しかし、翌5日の2回戦は関東大会王者・八王子学園八王子の前に54対96と完敗した。
今大会はチームとして「全国ベスト8」という目標を掲げていた。だが、それも通過点でしかない。和中監督は決然とした口調でこう語った。
「ウインターカップで日本一になる。その目標にフォーカスしています。インターハイでは、6人で勝つことがどれだけ大変かを経験しないといけない。まだ目標にはほど遠いですが、私としては不可能ではないと感じています」
「走らないバスケ」は頂点を極められるのか。たった6人の挑戦は、冬まで続く。
(つづく)
📝2024年夏の甲子園 監督突撃インタビュー
金足農(秋田) 中泉一豊監督が語った部内いじめ発覚からの歩み「まだ我々も変わろうとしている最中…」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/sports/358837
明日9日は吉田輝星(現オリックス)を擁し、決勝まで勝ち上がった2018年の「金農旋風」で一躍話題になった金足農(秋田)が登場する。22年夏には部内いじめが発覚。日本学生野球協会から3カ月の対外試合禁止を食らうなど、決して順風満帆だったわけではない。今回、輝星の弟の大輝がエースとして注目される中、中泉監督に話を聞いた。
――今年は吉田輝星の弟で、2年生の大輝がエースです。輝星と比べてどうですか?
「あまり比べるということはしないんですけどね。(前回甲子園に出場した時)輝星は3年生で、大輝は2年生。大輝に関して言えば、まだまだ時間が必要な選手。これからの可能性をいっぱい秘めている。そこに期待はしています。秋も、その先も、とつながっていますから」
――輝星からアドバイスなどは貰っている?
「輝星はそういうタイプじゃないと思いますよ。甲子園への課題などを聞かれても、おそらく『自分で探せ』とか、『自分で見つけろ』という性格じゃないですか(笑)」
――22年に上級生の下級生に対するいじめが発覚。旧態依然の選手育成や体罰の横行なども問題視され、その年の9月に部内改革を目的とした「未来創造プロジェクト」が発足しました。
「当時は不祥事(いじめ)もありましたが、それ以外でも我々指導者が取り組むべきことだったり、指導者と選手の対話など、変わっていかなければいけないことがありました。金足農業の良い伝統は残しつつ、時代に合わせて改革していかなければいけません」
――秋田出身の落合博満氏も中日監督時代に「チームから暴力をなくすのに5年かかった」と話していました。
「部内いじめも、改革のきっかけのひとつ。このプロジェクトは発足翌年、23年の夏をメドに行いましたが、まだ我々も変わろうとしている最中。何かが凄く良くなった…というのは、まだ少ししか見えていません。外部からの指導も受けましたし、必要とあらば今後も受けます。まずは自浄していかないといけません。それは野球の試合結果だけではなく、学校の中の野球部としてのあり方なども含めてです。学校と部の連携も大事ですから」
――大輝が入学した23年から、3カ年計画があったそうですが。
「それは周りが勝手に言ってることですよ(苦笑)。しかも、甲子園に出るための、野球だけの話ですよね? 部内改革はそういうレベルではないので。甲子園自体は毎年目指すのが当然ですよ」
⚾岩手さんへ
今日は午前中自宅観戦して、14時40分出発で16時の開門に合わせて当日券を球場で購入しレフトスタンドで観戦してきました。
あえて、バックスクリーンすぐ左の指定席17段320番を無視して左中間中段やや前の27段でソーシャルディスタンス???
TV放送でレフト方向にフライ上がったら、映っているはず!?
近畿勢はセンバツで5連敗喰らっていたので、なんとか・・・。1塁塁審・大屋の『奈良判定』がなければ2-3で負けてましたね。。。
土壇場で1点を返し2-3と詰め寄り、なおも1死1・2塁途中出場で3番に入った八尾が打った瞬間4-6-3ダブルプレーと悟り、「天理の方が良かったのに・・・」と試合中再三頭によぎったフレーズが。。。
https://www.youtube.com/watch?v=kedBQyQQUUo
球場だとVTRが観れないので、足が離れたのか???と。
序盤から再三再四のチャンスで得点取れず、ワンチャンスで3失点と非常に苦しい展開からの土壇場の同点劇。
そして10回表に3点勝ち越しつつ、3点取られてあわや逆転サヨナラ負けのピンチなどなど、、、イロイロありすぎて混乱してましたがとにかく勝ててよかったとそれに尽きます!!
最終電車の心配は全くしていなかったし。
2015年のU-18の決勝戦~閉会式見学して22時過ぎに甲子園をあとにしても余裕があったので。
あと徳栄の敗戦は全くの想定外でした。新産大付の監督さんは見た目と違って相当な策士なのかも???
オリックス吉田の弟は熱さの影響か?かなり精彩を欠いてましたが、最後は応援の圧力と相手のエラー連発で猛追しましたね。
菰野は東海大会で享栄・県岐阜商を下した試合を観戦しており、オール2年生ながら強いのは分かってましたが・・・・・。戸田監督がいなくなってかなり心配しましたが、逆にそれで選手がノビノビできたようで4度目の挑戦初勝利と。
できれば新チームから戸田監督復帰してくれたら・・・菅生の若林監督もシレっと復帰しているので!
しかし、14日の3塁側中段チケット手元にありますが、
智弁学園-健大高崎・大阪桐蔭ー北陸大谷そして京都国際に菰野と見たいチームが結構残って好カードが組まれているので嬉しい限りです。
抽選前日にもう13日か14日しか選択しなかったので、、、トータルで考えて14日を押さえました。
P・S 3日間経験して、やはり僕は二部制猛反対派ですね!
開幕試合観戦して13時過ぎに強制退場させられるのもイヤだし、昼夜2食の食費がかかるし。。。。。
今日は夕方の部だけ観戦しましたが、いつも6時20分頃から散歩する今津~甲子園ロードを15時20分に歩くのは違和感ありすぎだし・・・・・。
ナイターはダイスキですが、最初から決められているのではなく4試合日で試合時間を長引かせてそこまでたどり着くことに無常の悦びを覚えるタイプなんで・・・・・。
やはり4時間ほど空白があれば、熱は冷めてしまいますね。
TV放送でも第2試合終了後に無観客と化したスタンドを昼間に観るのはあまりにも寂しいです!!
今日の第1試合大方は徳栄が勝つのだろうと予想だけど、産大付の継投が上手く徳栄打線抑えたみたいですね。
第2試合は2代目シャーキンを禁止?が影響か9回表の猛反撃も及ばず金足農は敗れる。
第3試合は2年生軍団が終始リードを保ち、弱気は最大の敵がチーム信条の南陽工業を下し初勝利しましたね!
戸田さんが勝てなかったのにね熱量だけじゃいけんのかな?
第2試合は2代目シャーキンを禁止?が影響か9回表の猛反撃も及ばず金足農は敗れる。
第3試合は2年生軍団が終始リードを保ち、弱気は最大の敵がチーム信条の南陽工業を下し初勝利しましたね!
戸田さんが勝てなかったのにね熱量だけじゃいけんのかな?
昨日の関西勢2校も優勝候補に挙がる実力校なので当然でしょうが、今だ負け知らずの関西勢ですね!
記録は大阪桐蔭高校
高校野球の大会記録などどんどん塗り替える!
記憶はPL学園高校
スコアボードには必ずPL(球審)の文字がある!
私だけでしょうか記憶違いは?
智弁学園の格段の違いが早く出れば帰宅ももっと早かったでしょうけど、延長タイブレーク戦が観れて気持ちく帰宅出来たのではないでしょか。
記録は大阪桐蔭高校
高校野球の大会記録などどんどん塗り替える!
記憶はPL学園高校
スコアボードには必ずPL(球審)の文字がある!
私だけでしょうか記憶違いは?
智弁学園の格段の違いが早く出れば帰宅ももっと早かったでしょうけど、延長タイブレーク戦が観れて気持ちく帰宅出来たのではないでしょか。
⚾今日の熱闘甲子園試合結果(1回戦)
2日目第1試合 大阪桐蔭(大阪)-興南(沖縄) 8:01~9:56
一二三四五六七八九十計HE
興 南000000000 042
大阪桐蔭00320000X 580
2日目第2試合 小松大谷(石川)-明豊(大分) 10:36~12:59
一二三四五六七八九十計HE
小松大谷300000320 8161
明 豊300001000 492
2日目第3試合 京都国際(京都)-札幌日大(南北海道) 17:01~19:05 18:22点灯 7回表から
一二三四五六七八九十計HE
京都国際401200000 7131
札幌日大000010002 3123
⚾明日の熱闘甲子園組み合わせ(3日目 1回戦)
08:00~ 花咲 徳栄-新潟産大付
10:35~ 金 足 農-西日本短付
☆ 17:00~ 南 陽 工- 菰 野
💢甲子園2部制、初日の決着は午後9時半過ぎ…選手は戸惑い「こんな時間まで練習したこともなかった」
https://news.yahoo.co.jp/articles/b8f19a0085170a208651c977707419a5e3518556
甲子園球場で開幕した夏の全国高校野球選手権大会で7日、昼間の暑い時間帯を避ける朝夕2部制が今大会から始まった。開幕からの3日間に限って実施される。日本高校野球連盟などはこの期間に、様々な角度から検討を重ねて課題を洗い出す意向だ。
導入初日は、午後0時34分に第1試合が終わると、「午後の部のチケットをお持ちの方もご退場いただきますようお願いします」との場内放送が流れ、内外野に詰めかけた観衆2万9000人が約20分かけて全員退場、同1時10分頃には閉門された。
読売新聞が三塁側アルプス席中段で計測した気温は、第1試合終了時点で39・5度。第2試合開始の午後4時は39度とほぼ変わらず、第3試合が始まった同6時52分でも32・3度と、厳しい暑さに変わりはなかった。
第3試合の岐阜城北(岐阜)―智弁学園(奈良)戦は、開会式終了から約9時間後にプレーボール。長い待ち時間に智弁学園は一度宿舎に戻った。試合は延長タイブレイクに入ったこともあり同9時36分に終了、知花琉綺亜主将は「寮は午後10時消灯。こんな時間まで練習したこともなかった。休憩して気持ちが切れた」と未体験の試合に苦労した様子だった。
同校応援団は、奈良県五條市の学校までバスで約2時間かけて帰る。過去の経験を生かし、途中、大阪や和歌山も含め20~30か所の降車場所を設け、保護者にも迎えにきてもらい深夜の帰宅に対応する予定。応援団責任者の片山公昭教頭(59)は、「第4試合の経験はあるが、それと比べても遅い」と話した。
第3試合を観戦した大阪府交野市の会社員(40)は「とても涼しく、選手と観客の熱中症対策になっていると感じた」と歓迎。一方、20年来の甲子園ファンで、全試合を観戦した名古屋市の会社員(39)は「一度球場を出ることで、観戦の熱気が冷めてしまう部分もあるのでは」と語った。
今夏の2部制は1日3試合の日に限って実施する。主催する日本高校野球連盟などはこの日の全試合終了後、「観客の入れ替えがスムーズにできるか、熱中症対策にどの程度の効果があるかみていきたい」と検証を続けていくとした。
📣「朝夕2部制」導入 最後の試合終了は午後10時前 まだまだ検証が必要
https://news.yahoo.co.jp/articles/a8d9283a861a02496b1fe7fe70a00bbac893cae3
夏の甲子園における酷暑対策のため今大会から導入された「朝夕2部制」が、7日から実施された。1日3試合が行われる大会初日から第3日までの3日間限定で敢行。午前と夕方で観客を完全に入れ替え、入場券もそれぞれ発売される。
2万9000人の観衆が集まった滋賀学園-有田工の開幕戦が午後0時34分に終わると、場内で「1度閉門させていただきます。『夕方の部』のチケットをお持ちの方もご退場いただきますよう、よろしくお願いします」とアナウンスされた。球場外への完全退場は試合終了から34分後の午後1時8分。グラウンド整備や清掃を経て午後3時に再び開門した。
「夕方の部」では英明-健大高崎の第2試合が午後4時から行われ、1万人が来場した。やや暗くなり始めた午後6時18分に試合終了。健大高崎の4番箱山遥人捕手(3年)は「自分みたいに暑さが苦手な人には合っているのかな」。一方で、6回裏の守備中に足がつって10分間の治療を受けて復活した英明の百々愛輝外野手(3年)は「試合中はほとんどつったことはない。暑かったです」と振り返った。
試合中に足がつった選手は昨年の初日の6人から3人に減少。観客など救護室を利用した人数は午前10人、午後3人の計13人で、昨年比で少ないという。気温の違いもあり一概には言えないが、改善傾向がみられる。日本高野連の井本亘事務局長(53)は2部制導入のメリットについて「終わったばかりで何ともいいようがない。今後検証していきます」と説明した。
ただ、午後6時52分から始まった第3試合は、延長の末に午後9時36分までかかった。今後の課題の1つといえるだろう。2部制は残り2日。まだまだ検証を続ける必要がありそうだ。
📝「2部制」初導入 観客一時消え、混雑する近隣施設 夏の甲子園
https://news.yahoo.co.jp/articles/1f99cc03f2718efd036e227fd14f89be3feb7ab4
開会式直後にあった有田工(佐賀)―滋賀学園の第1試合は、午前10時8分にプレーボール。滋賀学園が10―6で勝利し、試合終了は午後0時34分だった。試合が午後1時半までに終了しない場合、原則として翌日以降に継続試合となる予定だったが余裕を持って終えた。
滋賀学園の校歌が流れた後、しばらくすると「午前の部は終了いたしましたから、一度閉門させていただきます。夕方の部の入場券をお持ちのお客さまもご退場いただきますようお願い申し上げます。夕方の部の開門は3時を予定いたしております」と場内アナウンスがあり、スコアボードにも同様の案内が表示された。
午後1時ごろには、ほぼすべての観客がスタンドから姿を消した。球場内の売店は閉じられ、球場関係者だけに。グラウンドのスタッフは整備をしたり、水をまいたりして、午後4時開始予定の第2試合に備えた。
観客たちの過ごし方はさまざまだった。20年近く開幕日の観戦に訪れているという兵庫県尼崎市の50代男性は「夕方までは待っていられない」と嘆き、「この後は京セラドーム大阪でプロ野球のオリックス戦を見ることにした」と話した。
球場近くの高速道路の高架下では、日陰で座り込んだり、レジャーシートを敷いたりして、休んでいる人の姿も多く見られた。冷房がきいている球場近くのグッズショップは混雑した。
近くの大型商業施設「三井ショッピングパーク ららぽーと甲子園」の約630席あるフードコートはほぼ満席。高校野球グッズを身につけた人も多く、手軽に食べられるうどん店やファストフード店は混み合った。
フードコートで休んでいた大阪市内の野球部に所属する高校3年生の男子生徒(17)は「夕方からも観戦する。それまでやることがないので、ここで時間をつぶすつもり」と少し疲れた様子。「選手は熱中症対策をしているので、通しでやってもいいと思うが、見る側からすれば暑いし、いったん休めるのはいいかもしれない」と話した。
高校野球ファン歴約20年という大阪市内の50代男性も「最後の試合が何時に終わるか心配だけど、とにかく暑い。涼しいところで休めるのでいい」と「2部制」を歓迎した。
◇働く側にはメリット
2部制は運営側にも影響している。球場の飲食や物販を統括するスタッフは、早朝や昼出勤など「3部制」で交代勤務した。
手探りでの対応となったが、担当者は「暑さで体調不良になってしまう売り子もいるので、暑い時間を避けることは働く側にとってもメリットがある」と語る。一方、ランチタイムに観客が球場から離れるため、「発注量をどうするかなど悩ましい。来夏以降に向け、この3日間の売り上げなどを検証していきたい」と話した。
☟2部制のナイターで体調不良 京都国際2選手交代
https://news.yahoo.co.jp/articles/e8a17084f8e72a6fa663c357c8983d80958ee278
第106回全国高校野球選手権大会の大会本部は8日、第3試合の札幌日大(南北海道)との1回戦で、京都国際の中堅手で先発した沢田遥斗選手(3年)と、右翼手の長谷川颯選手(2年)が体調不良のため、試合後の取材を欠席したことを明らかにした。
八回裏の守備から退いた沢田選手は、両手、両足の筋けいれんと診断された。長谷川選手は九回裏の守備で右翼への深い飛球を追った後にプレーが途切れると足を伸ばす仕草を見せた。その後、駆けつけた仲間に肩を組んでもらってベンチへと引き揚げ、選手の交代がアナウンスされた。軽度の熱中症の疑いという。
8日は暑さ対策のため、暑さが激しくなる昼間を避けて朝と夕に試合をする2部制で開催している。第3試合は午後5時1分に始まり、午後7時5分に終了した。
📝健大高崎、鍛え抜かれた高度な守り 英明は賭けに出たが 高嶋仁の目
https://news.yahoo.co.jp/articles/bf58406a3b1f3c16d20417812005b84735160d3c
(7日、第106回全国高校野球選手権大会1回戦 健大高崎1―0英明)
苦しみましたね、健大高崎(群馬)は。本来の調子が出ないなかで勝てたのは、選抜王者の意地と、鍛え抜かれた守りやと思います。
六回の守りです。2死一、三塁から重盗を仕掛けられました。箱山遥人捕手からの送球を、投手の後ろで二塁手の高山裕次郎選手がカット、難しい捕球体勢から素早く本塁へ投げました。
素晴らしかったのは送球の低さです。ショートバウンドになりましたが、むしろそれが正解でした。ノーバウンドで投げようとして、少しでも浮いたら本塁はセーフになります。
箱山捕手も難なくショートバウンドをすくってタッチし、アウトにしました。これは高度なプレーです。何度も練習しているはずです。その直前にも、送球ミスがあって、飛び出した二塁走者を、高山選手が冷静に見て素早く送球し、刺しました。
選抜王者の意地もあったのでしょう。エース左腕の佐藤龍月投手がひじの故障でベンチを外れました。「負けられない」という思いがさらに強まり、チームの結束を強めているのかもしれません。
英明(香川)は得点できるチャンスが何度かありましたが、逃してしまいました。スクイズがファウルになり、満塁で不運な併殺打もありました。ただ、清家準投手の力投は見事でした。
最後は二盗失敗でゲームセット。賭けに出たのでしょうが、同じ賭けなら、僕やったらヒットエンドランをかけたと思います。盗塁は成功しても点が入りませんが、ヒットエンドランなら外野の間を抜けたら同点ですから。
見応えのある、ええ試合でした。
📝左打者が左腕を攻略した大阪桐蔭 興南は若さに期待 高嶋仁の目
https://news.yahoo.co.jp/articles/06173956a6f08a883ad94fd6cae8263db234e1a4
(8日、全国高校野球選手権大会1回戦 興南0―5大阪桐蔭)
大会屈指の好左腕・興南(沖縄)の田崎颯士投手に対し、大阪桐蔭は1~5番まで左打者を並べました。いかに抑えるか、攻略するかに注目していましたが、二回り目に大阪桐蔭打線が見事に対応しましたね。
一回、二回と桐蔭は無安打でした。左打者がボールになる外のスライダーに手を出し、泳がされていました。それが三回に変わりました。ベンチの指示があったのでしょうね。
1死一、二塁から1番打者の吉田翔輝選手が右中間に2点適時三塁打。長打になりましたが、決して大振りせず、ジャストミートしていました。
続く宮本楽久選手もきっちりセンター返しの適時打。大きな3点になりました。
左打者が左腕を打つためのキーワードは「遊撃手(ショート)の頭」です。僕は監督時代、常に言っていました。「ショートの頭を狙え」と。
練習試合などでは、左打者と約束することがありました。「右方向に引っ張ったらヒットを打っても交代」と。実際に右翼に本塁打を打った選手を代えたこともあります。
その意識があれば、右肩が開かず、体重が軸足に残って引きつけて打てるんです。ボール球の変化球も見極められる。それがうまかったのが2000年に全国制覇したときの3番打者だった武内晋一(元ヤクルト)でした。
興南としては、先制して相手を慌てさせたかったですね。一回無死一塁から送りバントが投手正面を突いて二封。その後の見逃し三振も痛かったです。
しかし、1、2年生が多い若いチームなので、この経験を糧にして、また戻ってきてほしいですね。
✌小松大谷、振り払った「サヨナラの連鎖」 あえての先攻 夏の甲子園
https://news.yahoo.co.jp/articles/aed304530388010e7a93019d6fe649090a6a6c08
○小松大谷(石川)8―4明豊(大分)●
続いていた「サヨナラ負けの連鎖」を3度目で食い止めた。2年生スラッガーが凡打を挽回する殊勲打で立役者となった。
1点を追う七回。小松大谷は無死一、二塁で3番・田西称(たさい・とな)選手が左打席に入った。追い込まれた直後の5球目。甘くきた変化球を振り抜くと、打球は右中間を破った。走者一掃の逆転三塁打に、塁上では何度も力強く拳を握った。
2段モーションから緩急をつけてくる相手エース、野田皇志投手にタイミングが合わず、第2打席では140キロの外角直球に見逃し三振。第3打席でも内角低めのチェンジアップに空振り三振を喫していた。
「せっかくの甲子園。これで終わるわけにはいかない。積極的に振ろう」。願ってもない好機に覚悟を決めて入った打席だった。七回の打席では「後ろにつなぐ」という意識を高めてうまくバットを合わせ、この回一挙3得点につなげた。
春夏合わせた甲子園出場は夏の2回のみ。いずれも1回戦で苦い思い出がある。
まずはさかのぼること39年前。校名が北陸大谷だった第67回大会の1985年に鹿児島商工と対戦し、1点リードの九回裏に2点をとられて逆転サヨナラ負けした。高川学園(山口)と対戦した第103回大会の2021年は、押し出し四球でのサヨナラ負けだった。
今回もさすがにサヨナラのイメージがよぎった。だから試合前から策を打った。東野達主将がその内容を明かした。「サヨナラのイメージをもってはいってしまったら、また同じことの繰り返しだと思ったのでジャンケンで勝って先攻を選んだ」。ジャンケンは狙い通り勝ち、サヨナラを乗り越える意味を込めてあえて先攻を選択し、甲子園初勝利をつかんだ。
石川大会では準決勝で日本航空石川に競り勝ち、決勝で、今春のセンバツで4強入りした星稜を破ってつかんだ甲子園切符。決勝でも先制2ランを放って勝利の流れを作ったのが田西選手だった。「(今回は)甲子園で校歌を歌えた」。西野貴裕監督の表情にようやく歴史を塗り替えた安堵感がにじんだ。
🎤2024年夏の甲子園 監督突撃インタビュー
興南(沖縄)我喜屋優監督「野球しかしていない高校生の将来は誰が保証するのでしょうか」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/sports/358764
明日8日は沖縄の興南が登場する。地方大会で準決勝に駒を進めた興南以外の3校はエナジックスポーツ(創部2021年)、ウェルネス沖縄(同18年)、KBC(同15年)。沖縄で〝横文字〟の新鋭校が増えている理由を学校法人興南学園の理事長でもある我喜屋監督に聞いてみると……。
――近年の沖縄は聞きなれない名前の学校が力をつけています。
「まず、それら学校の母体が何かを調べないと。本来、学校は生徒をある程度確保し、校納金を収めてもらい、そして政府の補助で成り立っている。しかし、近年は『それは学校なんでしょうか?』という出場校が増えているのも事実です。例えば、興南が同じように『今度はスポーツだけの学校にしよう』となったら、財源はどうするのか。生徒が野球部員だらけだったら、本来、一般生徒にも関わりのある校納金から吸い上げるしかなくなる。それは違うでしょう、と僕は思っています」
――野球専門学校のようなものですか。
「詳しいことは僕もわかりませんが、(財源を)母体となる企業の利益から回してもらっているとすれば……それは学校の税務的にどうなのでしょうか。企業が社員に利益を還元するのは当然です。でも、生徒は社員ではない」
――学校法人は税制上の優遇措置があります。なぜ、沖縄でそうした学校が増えているのでしょう。
「何と言えばいいのか……沖縄には『いいよ、勉強なんてしなくても』という風潮があるのかどうか……。近年は沖縄に進出している経営母体もあるだけに、ある意味、彼らの草刈り場になっているのかもしれません」
――でも、それは本来の学校ではありません。
「スポーツを通して社会に通用する人間を育てるのならばいいのですが、スポーツだけやっていればいい、というのはおかしいですよ。公立校は授業時間は部活が出来ないし、興南だって部活は午後4時からです。野球専門学校のような出場校が増えると、いよいよ公立校が勝てなくなる。高校野球は平等性がなくてはいけないんです」
――学校が野球だけをやらせるのはおかしいと。
「スポーツを通じた教育をするからこそ、6時間目まで(英語、数学などの)授業をする。勉強して知識を広げ、将来の仕事の選択肢を広げるためです。でも、朝から野球しかしていない高校生の将来は、誰が保証するのでしょうか。野球しか知らないと挨拶もできないし、コミュニケーション能力もない。当然、大学の授業にもついて行けません。高野連はこうした学校を野放しにしてもいいのか? 後の祭りになってからでは遅い、と言いたいですね」
👣ヤクルト・坂本拓己を育てた知内の吉川監督が退任、後任は砂川北出身の高草木穣氏
https://news.yahoo.co.jp/articles/d38e5803318884c06d538fa69fdb9cbf04d580db
22年南北海道大会で準優勝を果たし、ヤクルト・坂本拓己投手(20)を育てた知内の吉川英昭監督(48)が退任したことがわかった。後任には7月27日付けで顧問の高草木穣氏(56)が就任。吉川監督は顧問として野球部に残る。
大阪府出身の吉川監督は、2016年4月に町立の同校監督就任。20年秋の北海道大会で4強入りし、21世紀枠候補校に選出された。エース左腕・坂本を擁した22年夏は南北海道大会の決勝まで勝ち上がり、甲子園出場にあと一歩まで迫った。
高草木氏は、砂川北から日体大に進学。石狩南の監督などを経て今春、知内に赴任し、顧問として選手の指導に当たってきた。就任直後に青森遠征を実施するなど、秋に向けて新体制で動き出しており「応援される野球部にしていきたい。まだ達成できていない甲子園で校歌を歌いたい」と目標を掲げた。
☟「高校野球の何が分かるの」有吉弘行 「甲子園2部制ほぼ無意味」私見に批判で見えてきた“毒舌ラジオの限界”
https://news.yahoo.co.jp/articles/f3a4bfefa4f6a8dcd30c45de2cc8d9c23b89432f
8月4日放送のラジオ番組『有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER』(JFN)での有吉弘行の発言に注目が集まっている。有吉は、7日から開幕する全国高等学校野球選手権大会での熱中症対策に触れたうえで、「無意味」だとバッサリ切り捨てたのだ。
「今回の夏の甲子園大会では、気温が上がる時間帯を避けるために、午前と夕方に分けて試合を行う2部制を導入することを決めました。これに対し有吉さんは『ほぼ無意味だと思いますね』と完全否定。さらに『朝7時から暑いわけだから。夕方の7時でも暑いんだから』と話し『選手たちはそれでもやりたいんだろうな』とコメントしました」(芸能記者)
だがこれには、X上で、
《高校野球の何が分かるの》
《有吉、甲子園行ったことないのかな。日射しがスタンドで遮られ、甲子園特有の海風が吹き出す夕方以降は、カンカン照りの日中と比べてかなり快適なんだけど》
《そこまで言ったら甲子園なんか開催できなくなるでしょ》
といった声が相次いでしまった。
「2部制は今大会から試験的に導入されるものですからね。効果を見きわめる目的がありますから、やる前から『ほぼ無意味』と断罪するのはいささか“雑すぎる”でしょう。昨年には、5回終了後に選手たちが10分の休息がとれる『クーリングタイム』が導入されるなど、同大会はなんとかこの時期の開催を続けられるように試行錯誤している最中です。まるでこうした努力を否定するような言説に、怒りを感じた人も多いのでしょうね」(同前)
有吉の同ラジオ番組は、以前から芸能人や芸能界、時事ネタなどに対し、容赦のない毒舌をふるうことで知られてきた。だがこうした方向にも限界があるようで……。
「やはり予備知識がないままフワッとした感じで“お気持ち”を話すので雑さがきわだってしまいますね。ここに限界があります。
特に最近では、こうした炎上を気にしてか、かなり中立的な意見を言うようになってきました。ご本人としてはあくまで“お笑い番組”という認識なので、番組内での発言については、すべて笑い飛ばして欲しいでしょうが、受け取り方はさまざまですからね。
炎上を避けるのであれば、“悪口”を言うにしても、有吉さんがフィールドとしている、芸能界やテレビ業界の話題だけに絞ったほうが賢明なのではないでしょうか」(同前)
それでつまらなくなってしまっては元も子もないけれど……。
2日目第1試合 大阪桐蔭(大阪)-興南(沖縄) 8:01~9:56
一二三四五六七八九十計HE
興 南000000000 042
大阪桐蔭00320000X 580
2日目第2試合 小松大谷(石川)-明豊(大分) 10:36~12:59
一二三四五六七八九十計HE
小松大谷300000320 8161
明 豊300001000 492
2日目第3試合 京都国際(京都)-札幌日大(南北海道) 17:01~19:05 18:22点灯 7回表から
一二三四五六七八九十計HE
京都国際401200000 7131
札幌日大000010002 3123
⚾明日の熱闘甲子園組み合わせ(3日目 1回戦)
08:00~ 花咲 徳栄-新潟産大付
10:35~ 金 足 農-西日本短付
☆ 17:00~ 南 陽 工- 菰 野
💢甲子園2部制、初日の決着は午後9時半過ぎ…選手は戸惑い「こんな時間まで練習したこともなかった」
https://news.yahoo.co.jp/articles/b8f19a0085170a208651c977707419a5e3518556
甲子園球場で開幕した夏の全国高校野球選手権大会で7日、昼間の暑い時間帯を避ける朝夕2部制が今大会から始まった。開幕からの3日間に限って実施される。日本高校野球連盟などはこの期間に、様々な角度から検討を重ねて課題を洗い出す意向だ。
導入初日は、午後0時34分に第1試合が終わると、「午後の部のチケットをお持ちの方もご退場いただきますようお願いします」との場内放送が流れ、内外野に詰めかけた観衆2万9000人が約20分かけて全員退場、同1時10分頃には閉門された。
読売新聞が三塁側アルプス席中段で計測した気温は、第1試合終了時点で39・5度。第2試合開始の午後4時は39度とほぼ変わらず、第3試合が始まった同6時52分でも32・3度と、厳しい暑さに変わりはなかった。
第3試合の岐阜城北(岐阜)―智弁学園(奈良)戦は、開会式終了から約9時間後にプレーボール。長い待ち時間に智弁学園は一度宿舎に戻った。試合は延長タイブレイクに入ったこともあり同9時36分に終了、知花琉綺亜主将は「寮は午後10時消灯。こんな時間まで練習したこともなかった。休憩して気持ちが切れた」と未体験の試合に苦労した様子だった。
同校応援団は、奈良県五條市の学校までバスで約2時間かけて帰る。過去の経験を生かし、途中、大阪や和歌山も含め20~30か所の降車場所を設け、保護者にも迎えにきてもらい深夜の帰宅に対応する予定。応援団責任者の片山公昭教頭(59)は、「第4試合の経験はあるが、それと比べても遅い」と話した。
第3試合を観戦した大阪府交野市の会社員(40)は「とても涼しく、選手と観客の熱中症対策になっていると感じた」と歓迎。一方、20年来の甲子園ファンで、全試合を観戦した名古屋市の会社員(39)は「一度球場を出ることで、観戦の熱気が冷めてしまう部分もあるのでは」と語った。
今夏の2部制は1日3試合の日に限って実施する。主催する日本高校野球連盟などはこの日の全試合終了後、「観客の入れ替えがスムーズにできるか、熱中症対策にどの程度の効果があるかみていきたい」と検証を続けていくとした。
📣「朝夕2部制」導入 最後の試合終了は午後10時前 まだまだ検証が必要
https://news.yahoo.co.jp/articles/a8d9283a861a02496b1fe7fe70a00bbac893cae3
夏の甲子園における酷暑対策のため今大会から導入された「朝夕2部制」が、7日から実施された。1日3試合が行われる大会初日から第3日までの3日間限定で敢行。午前と夕方で観客を完全に入れ替え、入場券もそれぞれ発売される。
2万9000人の観衆が集まった滋賀学園-有田工の開幕戦が午後0時34分に終わると、場内で「1度閉門させていただきます。『夕方の部』のチケットをお持ちの方もご退場いただきますよう、よろしくお願いします」とアナウンスされた。球場外への完全退場は試合終了から34分後の午後1時8分。グラウンド整備や清掃を経て午後3時に再び開門した。
「夕方の部」では英明-健大高崎の第2試合が午後4時から行われ、1万人が来場した。やや暗くなり始めた午後6時18分に試合終了。健大高崎の4番箱山遥人捕手(3年)は「自分みたいに暑さが苦手な人には合っているのかな」。一方で、6回裏の守備中に足がつって10分間の治療を受けて復活した英明の百々愛輝外野手(3年)は「試合中はほとんどつったことはない。暑かったです」と振り返った。
試合中に足がつった選手は昨年の初日の6人から3人に減少。観客など救護室を利用した人数は午前10人、午後3人の計13人で、昨年比で少ないという。気温の違いもあり一概には言えないが、改善傾向がみられる。日本高野連の井本亘事務局長(53)は2部制導入のメリットについて「終わったばかりで何ともいいようがない。今後検証していきます」と説明した。
ただ、午後6時52分から始まった第3試合は、延長の末に午後9時36分までかかった。今後の課題の1つといえるだろう。2部制は残り2日。まだまだ検証を続ける必要がありそうだ。
📝「2部制」初導入 観客一時消え、混雑する近隣施設 夏の甲子園
https://news.yahoo.co.jp/articles/1f99cc03f2718efd036e227fd14f89be3feb7ab4
開会式直後にあった有田工(佐賀)―滋賀学園の第1試合は、午前10時8分にプレーボール。滋賀学園が10―6で勝利し、試合終了は午後0時34分だった。試合が午後1時半までに終了しない場合、原則として翌日以降に継続試合となる予定だったが余裕を持って終えた。
滋賀学園の校歌が流れた後、しばらくすると「午前の部は終了いたしましたから、一度閉門させていただきます。夕方の部の入場券をお持ちのお客さまもご退場いただきますようお願い申し上げます。夕方の部の開門は3時を予定いたしております」と場内アナウンスがあり、スコアボードにも同様の案内が表示された。
午後1時ごろには、ほぼすべての観客がスタンドから姿を消した。球場内の売店は閉じられ、球場関係者だけに。グラウンドのスタッフは整備をしたり、水をまいたりして、午後4時開始予定の第2試合に備えた。
観客たちの過ごし方はさまざまだった。20年近く開幕日の観戦に訪れているという兵庫県尼崎市の50代男性は「夕方までは待っていられない」と嘆き、「この後は京セラドーム大阪でプロ野球のオリックス戦を見ることにした」と話した。
球場近くの高速道路の高架下では、日陰で座り込んだり、レジャーシートを敷いたりして、休んでいる人の姿も多く見られた。冷房がきいている球場近くのグッズショップは混雑した。
近くの大型商業施設「三井ショッピングパーク ららぽーと甲子園」の約630席あるフードコートはほぼ満席。高校野球グッズを身につけた人も多く、手軽に食べられるうどん店やファストフード店は混み合った。
フードコートで休んでいた大阪市内の野球部に所属する高校3年生の男子生徒(17)は「夕方からも観戦する。それまでやることがないので、ここで時間をつぶすつもり」と少し疲れた様子。「選手は熱中症対策をしているので、通しでやってもいいと思うが、見る側からすれば暑いし、いったん休めるのはいいかもしれない」と話した。
高校野球ファン歴約20年という大阪市内の50代男性も「最後の試合が何時に終わるか心配だけど、とにかく暑い。涼しいところで休めるのでいい」と「2部制」を歓迎した。
◇働く側にはメリット
2部制は運営側にも影響している。球場の飲食や物販を統括するスタッフは、早朝や昼出勤など「3部制」で交代勤務した。
手探りでの対応となったが、担当者は「暑さで体調不良になってしまう売り子もいるので、暑い時間を避けることは働く側にとってもメリットがある」と語る。一方、ランチタイムに観客が球場から離れるため、「発注量をどうするかなど悩ましい。来夏以降に向け、この3日間の売り上げなどを検証していきたい」と話した。
☟2部制のナイターで体調不良 京都国際2選手交代
https://news.yahoo.co.jp/articles/e8a17084f8e72a6fa663c357c8983d80958ee278
第106回全国高校野球選手権大会の大会本部は8日、第3試合の札幌日大(南北海道)との1回戦で、京都国際の中堅手で先発した沢田遥斗選手(3年)と、右翼手の長谷川颯選手(2年)が体調不良のため、試合後の取材を欠席したことを明らかにした。
八回裏の守備から退いた沢田選手は、両手、両足の筋けいれんと診断された。長谷川選手は九回裏の守備で右翼への深い飛球を追った後にプレーが途切れると足を伸ばす仕草を見せた。その後、駆けつけた仲間に肩を組んでもらってベンチへと引き揚げ、選手の交代がアナウンスされた。軽度の熱中症の疑いという。
8日は暑さ対策のため、暑さが激しくなる昼間を避けて朝と夕に試合をする2部制で開催している。第3試合は午後5時1分に始まり、午後7時5分に終了した。
📝健大高崎、鍛え抜かれた高度な守り 英明は賭けに出たが 高嶋仁の目
https://news.yahoo.co.jp/articles/bf58406a3b1f3c16d20417812005b84735160d3c
(7日、第106回全国高校野球選手権大会1回戦 健大高崎1―0英明)
苦しみましたね、健大高崎(群馬)は。本来の調子が出ないなかで勝てたのは、選抜王者の意地と、鍛え抜かれた守りやと思います。
六回の守りです。2死一、三塁から重盗を仕掛けられました。箱山遥人捕手からの送球を、投手の後ろで二塁手の高山裕次郎選手がカット、難しい捕球体勢から素早く本塁へ投げました。
素晴らしかったのは送球の低さです。ショートバウンドになりましたが、むしろそれが正解でした。ノーバウンドで投げようとして、少しでも浮いたら本塁はセーフになります。
箱山捕手も難なくショートバウンドをすくってタッチし、アウトにしました。これは高度なプレーです。何度も練習しているはずです。その直前にも、送球ミスがあって、飛び出した二塁走者を、高山選手が冷静に見て素早く送球し、刺しました。
選抜王者の意地もあったのでしょう。エース左腕の佐藤龍月投手がひじの故障でベンチを外れました。「負けられない」という思いがさらに強まり、チームの結束を強めているのかもしれません。
英明(香川)は得点できるチャンスが何度かありましたが、逃してしまいました。スクイズがファウルになり、満塁で不運な併殺打もありました。ただ、清家準投手の力投は見事でした。
最後は二盗失敗でゲームセット。賭けに出たのでしょうが、同じ賭けなら、僕やったらヒットエンドランをかけたと思います。盗塁は成功しても点が入りませんが、ヒットエンドランなら外野の間を抜けたら同点ですから。
見応えのある、ええ試合でした。
📝左打者が左腕を攻略した大阪桐蔭 興南は若さに期待 高嶋仁の目
https://news.yahoo.co.jp/articles/06173956a6f08a883ad94fd6cae8263db234e1a4
(8日、全国高校野球選手権大会1回戦 興南0―5大阪桐蔭)
大会屈指の好左腕・興南(沖縄)の田崎颯士投手に対し、大阪桐蔭は1~5番まで左打者を並べました。いかに抑えるか、攻略するかに注目していましたが、二回り目に大阪桐蔭打線が見事に対応しましたね。
一回、二回と桐蔭は無安打でした。左打者がボールになる外のスライダーに手を出し、泳がされていました。それが三回に変わりました。ベンチの指示があったのでしょうね。
1死一、二塁から1番打者の吉田翔輝選手が右中間に2点適時三塁打。長打になりましたが、決して大振りせず、ジャストミートしていました。
続く宮本楽久選手もきっちりセンター返しの適時打。大きな3点になりました。
左打者が左腕を打つためのキーワードは「遊撃手(ショート)の頭」です。僕は監督時代、常に言っていました。「ショートの頭を狙え」と。
練習試合などでは、左打者と約束することがありました。「右方向に引っ張ったらヒットを打っても交代」と。実際に右翼に本塁打を打った選手を代えたこともあります。
その意識があれば、右肩が開かず、体重が軸足に残って引きつけて打てるんです。ボール球の変化球も見極められる。それがうまかったのが2000年に全国制覇したときの3番打者だった武内晋一(元ヤクルト)でした。
興南としては、先制して相手を慌てさせたかったですね。一回無死一塁から送りバントが投手正面を突いて二封。その後の見逃し三振も痛かったです。
しかし、1、2年生が多い若いチームなので、この経験を糧にして、また戻ってきてほしいですね。
✌小松大谷、振り払った「サヨナラの連鎖」 あえての先攻 夏の甲子園
https://news.yahoo.co.jp/articles/aed304530388010e7a93019d6fe649090a6a6c08
○小松大谷(石川)8―4明豊(大分)●
続いていた「サヨナラ負けの連鎖」を3度目で食い止めた。2年生スラッガーが凡打を挽回する殊勲打で立役者となった。
1点を追う七回。小松大谷は無死一、二塁で3番・田西称(たさい・とな)選手が左打席に入った。追い込まれた直後の5球目。甘くきた変化球を振り抜くと、打球は右中間を破った。走者一掃の逆転三塁打に、塁上では何度も力強く拳を握った。
2段モーションから緩急をつけてくる相手エース、野田皇志投手にタイミングが合わず、第2打席では140キロの外角直球に見逃し三振。第3打席でも内角低めのチェンジアップに空振り三振を喫していた。
「せっかくの甲子園。これで終わるわけにはいかない。積極的に振ろう」。願ってもない好機に覚悟を決めて入った打席だった。七回の打席では「後ろにつなぐ」という意識を高めてうまくバットを合わせ、この回一挙3得点につなげた。
春夏合わせた甲子園出場は夏の2回のみ。いずれも1回戦で苦い思い出がある。
まずはさかのぼること39年前。校名が北陸大谷だった第67回大会の1985年に鹿児島商工と対戦し、1点リードの九回裏に2点をとられて逆転サヨナラ負けした。高川学園(山口)と対戦した第103回大会の2021年は、押し出し四球でのサヨナラ負けだった。
今回もさすがにサヨナラのイメージがよぎった。だから試合前から策を打った。東野達主将がその内容を明かした。「サヨナラのイメージをもってはいってしまったら、また同じことの繰り返しだと思ったのでジャンケンで勝って先攻を選んだ」。ジャンケンは狙い通り勝ち、サヨナラを乗り越える意味を込めてあえて先攻を選択し、甲子園初勝利をつかんだ。
石川大会では準決勝で日本航空石川に競り勝ち、決勝で、今春のセンバツで4強入りした星稜を破ってつかんだ甲子園切符。決勝でも先制2ランを放って勝利の流れを作ったのが田西選手だった。「(今回は)甲子園で校歌を歌えた」。西野貴裕監督の表情にようやく歴史を塗り替えた安堵感がにじんだ。
🎤2024年夏の甲子園 監督突撃インタビュー
興南(沖縄)我喜屋優監督「野球しかしていない高校生の将来は誰が保証するのでしょうか」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/sports/358764
明日8日は沖縄の興南が登場する。地方大会で準決勝に駒を進めた興南以外の3校はエナジックスポーツ(創部2021年)、ウェルネス沖縄(同18年)、KBC(同15年)。沖縄で〝横文字〟の新鋭校が増えている理由を学校法人興南学園の理事長でもある我喜屋監督に聞いてみると……。
――近年の沖縄は聞きなれない名前の学校が力をつけています。
「まず、それら学校の母体が何かを調べないと。本来、学校は生徒をある程度確保し、校納金を収めてもらい、そして政府の補助で成り立っている。しかし、近年は『それは学校なんでしょうか?』という出場校が増えているのも事実です。例えば、興南が同じように『今度はスポーツだけの学校にしよう』となったら、財源はどうするのか。生徒が野球部員だらけだったら、本来、一般生徒にも関わりのある校納金から吸い上げるしかなくなる。それは違うでしょう、と僕は思っています」
――野球専門学校のようなものですか。
「詳しいことは僕もわかりませんが、(財源を)母体となる企業の利益から回してもらっているとすれば……それは学校の税務的にどうなのでしょうか。企業が社員に利益を還元するのは当然です。でも、生徒は社員ではない」
――学校法人は税制上の優遇措置があります。なぜ、沖縄でそうした学校が増えているのでしょう。
「何と言えばいいのか……沖縄には『いいよ、勉強なんてしなくても』という風潮があるのかどうか……。近年は沖縄に進出している経営母体もあるだけに、ある意味、彼らの草刈り場になっているのかもしれません」
――でも、それは本来の学校ではありません。
「スポーツを通して社会に通用する人間を育てるのならばいいのですが、スポーツだけやっていればいい、というのはおかしいですよ。公立校は授業時間は部活が出来ないし、興南だって部活は午後4時からです。野球専門学校のような出場校が増えると、いよいよ公立校が勝てなくなる。高校野球は平等性がなくてはいけないんです」
――学校が野球だけをやらせるのはおかしいと。
「スポーツを通じた教育をするからこそ、6時間目まで(英語、数学などの)授業をする。勉強して知識を広げ、将来の仕事の選択肢を広げるためです。でも、朝から野球しかしていない高校生の将来は、誰が保証するのでしょうか。野球しか知らないと挨拶もできないし、コミュニケーション能力もない。当然、大学の授業にもついて行けません。高野連はこうした学校を野放しにしてもいいのか? 後の祭りになってからでは遅い、と言いたいですね」
👣ヤクルト・坂本拓己を育てた知内の吉川監督が退任、後任は砂川北出身の高草木穣氏
https://news.yahoo.co.jp/articles/d38e5803318884c06d538fa69fdb9cbf04d580db
22年南北海道大会で準優勝を果たし、ヤクルト・坂本拓己投手(20)を育てた知内の吉川英昭監督(48)が退任したことがわかった。後任には7月27日付けで顧問の高草木穣氏(56)が就任。吉川監督は顧問として野球部に残る。
大阪府出身の吉川監督は、2016年4月に町立の同校監督就任。20年秋の北海道大会で4強入りし、21世紀枠候補校に選出された。エース左腕・坂本を擁した22年夏は南北海道大会の決勝まで勝ち上がり、甲子園出場にあと一歩まで迫った。
高草木氏は、砂川北から日体大に進学。石狩南の監督などを経て今春、知内に赴任し、顧問として選手の指導に当たってきた。就任直後に青森遠征を実施するなど、秋に向けて新体制で動き出しており「応援される野球部にしていきたい。まだ達成できていない甲子園で校歌を歌いたい」と目標を掲げた。
☟「高校野球の何が分かるの」有吉弘行 「甲子園2部制ほぼ無意味」私見に批判で見えてきた“毒舌ラジオの限界”
https://news.yahoo.co.jp/articles/f3a4bfefa4f6a8dcd30c45de2cc8d9c23b89432f
8月4日放送のラジオ番組『有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER』(JFN)での有吉弘行の発言に注目が集まっている。有吉は、7日から開幕する全国高等学校野球選手権大会での熱中症対策に触れたうえで、「無意味」だとバッサリ切り捨てたのだ。
「今回の夏の甲子園大会では、気温が上がる時間帯を避けるために、午前と夕方に分けて試合を行う2部制を導入することを決めました。これに対し有吉さんは『ほぼ無意味だと思いますね』と完全否定。さらに『朝7時から暑いわけだから。夕方の7時でも暑いんだから』と話し『選手たちはそれでもやりたいんだろうな』とコメントしました」(芸能記者)
だがこれには、X上で、
《高校野球の何が分かるの》
《有吉、甲子園行ったことないのかな。日射しがスタンドで遮られ、甲子園特有の海風が吹き出す夕方以降は、カンカン照りの日中と比べてかなり快適なんだけど》
《そこまで言ったら甲子園なんか開催できなくなるでしょ》
といった声が相次いでしまった。
「2部制は今大会から試験的に導入されるものですからね。効果を見きわめる目的がありますから、やる前から『ほぼ無意味』と断罪するのはいささか“雑すぎる”でしょう。昨年には、5回終了後に選手たちが10分の休息がとれる『クーリングタイム』が導入されるなど、同大会はなんとかこの時期の開催を続けられるように試行錯誤している最中です。まるでこうした努力を否定するような言説に、怒りを感じた人も多いのでしょうね」(同前)
有吉の同ラジオ番組は、以前から芸能人や芸能界、時事ネタなどに対し、容赦のない毒舌をふるうことで知られてきた。だがこうした方向にも限界があるようで……。
「やはり予備知識がないままフワッとした感じで“お気持ち”を話すので雑さがきわだってしまいますね。ここに限界があります。
特に最近では、こうした炎上を気にしてか、かなり中立的な意見を言うようになってきました。ご本人としてはあくまで“お笑い番組”という認識なので、番組内での発言については、すべて笑い飛ばして欲しいでしょうが、受け取り方はさまざまですからね。
炎上を避けるのであれば、“悪口”を言うにしても、有吉さんがフィールドとしている、芸能界やテレビ業界の話題だけに絞ったほうが賢明なのではないでしょうか」(同前)
それでつまらなくなってしまっては元も子もないけれど……。
⚾今日の熱闘甲子園試合結果(1回戦)
初日開幕試合 滋賀学園(滋賀)-有田工(佐賀) 10:08~12:34
一二三四五六七八九十計HE
滋賀学園300010042 10122
有 田 工001300002 6137
初日第2試合 英明(香川)-高崎健康福祉大高崎(群馬) 16:00~18:18
一二三四五六七八九十計HE
英 明000000000 033
健大高崎00001000X 152
初日第3試合 智弁学園(奈良)-岐阜城北(岐阜) 18:52~21:36 18:50点灯
一二三四五六七八九十11121314151617181920計HE
智弁学園00000010233 9133
岐阜城北00200001030 677
⚾明日の熱闘甲子園組み合わせ(2日目 1回戦)
☆☆ 08:00~ 大阪 桐蔭- 興 南
☆ 10:35~ 明 豊 -小松 大谷
17:00~ 京都 国際-札幌 日大
📝僕のタイブレーク球場観戦歴
① 15年 4月25日 佐藤薬品S 畝 傍 9-3奈良 大付(13回) 先攻勝利
② 15年 5月31日 倉敷 MS 創志 学園4-2松 江 商(13回) 先攻勝利
③ 18年 8月 6日 甲 子 園 佐久 長聖5-4旭 川 大(14回) 先攻勝利
④ 18年 8月12日 甲 子 園 済 美 13‐11 星 稜 (13回) 後攻勝利
⑤ 18年10月 3日 福井 県営 近 江 13‐12日 大 三(10回) 後攻勝利 (国体)
⑥ 18年10月13日 明石 トーカロ 報徳 学園3-2 社 (13回) 先攻勝利
⑦ 19年 5月 6日 皇 子 山 彦 根 東8-7 綾 羽 (13回) 後攻勝利
⑧ 19年10月26日 コカコーラ 矢 上 6-3 盈 進 (13回) 先攻勝利
⑨ 21年 7月23日 紀三 井寺 智弁和歌山3-2初芝 橋本(13回) 後攻勝利
⑩ 22年 3月20日 甲 子 園 近 江 6-2長崎 日大(13回) 先攻勝利
⑪ 22年 3月25日 甲 子 園 金光 大阪4-3木更津総合(13回) 後攻勝利
⑫ 22年 4月 9日 シティ 信金S 奈良学園大4-2神 戸 大(10回) 先攻勝利 (大学)
⑬ 22年10月 2日 ウイ ンク 社 4-2 育 英 (13回) 先攻勝利
⑭ 22年10月15日 倉敷 MS 周南公立大3-1環太平洋大(10回) 先攻勝利 (大学)
⑮ 22年10月15日 倉敷 MS 東 亜 大2-1吉備国際大(10回) 後攻勝利 (大学)
---------------------------------------------------------------------------------
⑯ 23年 3月28日 甲 子 園 報徳 学園5-4 東 邦 (10回) 後攻勝利
⑰ 23年 3月29日 甲 子 園 報徳 学園5-4仙台 育英(10回) 後攻勝利
⑱ 23年 4月16日 ダイムS伊勢 皇 學 館4ー3昴 学 園(10回) 後攻勝利
⑲ 23年 5月 1日 HMF神戸 関西国際大5-2天 理 大(10回) 先攻勝利 (大学)
⑳ 23年 5月13日 わかさ京都 京都 国際2-1龍谷大平安(10回) 後攻勝利
㉑ 23年 7月17日 浜 山 出 雲 工9-8 安 来 (10回) 後攻勝利
㉒ 23年 7月28日 紀三 井寺 市和 歌山5-4和歌 山北(11回) 後攻勝利
㉓ 23年 8月 6日 甲 子 園 土浦 日大8-3上 田 西(10回) 先攻勝利
㉔ 23年 8月13日 甲 子 園 山 陽 4-3大垣 日大(10回) 後攻勝利
㉕ 23年 8月16日 甲 子 園 慶 応 6-3 広 陵 (10回) 先攻勝利
㉖ 23年 8月26日 紀三 井寺 那 賀 6-2 桐 蔭 (10回) 先攻勝利
㉗ 23年 9月10日 G7スタジアム 彩星 工科4-3篠山 鳳鳴(10回) 後攻勝利
㉘ 23年10月15日 福井フェニックス 敦賀 気比11-5帝京 長岡(10回) 先攻勝利
㉙ 23年10月22日 シティ信金 京都 国際3-2 田 辺 (10回) 後攻勝利
㉚ 23年10月22日 シティ信金 京都外大西7-5彦根 総合(10回) 先攻勝利
㉛ 24年 3月18日 甲 子 園 八学 光星5-3関 東 一(11回) 先攻勝利
㉜ 24年 3月18日 甲 子 園 熊本 国府2-1 近 江 (10回) 後攻勝利
㉝ 24年 3月22日 甲 子 園 報徳 学園3-2愛工大名電(10回) 後攻勝利
㉞ 24年 3月27日 甲 子 園 青森 山田6-5 広 陵 (10回) 後攻勝利
㉟ 24年 4月27日 紀三 井寺 市和 歌山6-3 田 辺 (10回) 先攻勝利
㊱ 24年 4月29日 ウイ ンク 須磨 翔風5-3神戸学院付(11回) 先攻勝利
㊲ 24年 5月 3日 HMF神戸 大阪体育大6-5甲 南 大(10回) 先攻勝利(大学)
㊳ 24年 5月 6日 マイネット皇子山 八 幡 商3-2比 叡 山(10回) 先攻勝利
㊴ 24年 5月19日 長 良 川 菰 野 6-5県岐 阜商(10回) 先攻勝利
㊵ 24年 7月22日 紀三 井寺 田 辺 9-8新宮/新翔(10回) 後攻勝利
㊶ 24年 8月 7日 甲 子 園 智弁 学園9-6岐阜 城北(11回) 先攻勝利
🎤2024年夏の甲子園 監督突撃インタビュー
健大高崎(群馬)青柳博文監督「野球部の年間予算が1億円? わはははは…」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/sports/358696
あす(7日)の大会初日は今センバツで優勝した健大高崎(群馬)が登場する。かつて走塁を重視する「機動破壊」で一世を風靡し、ついに紫紺の優勝旗を手にした。専用グラウンドや選手寮、室内練習場など様々な設備にも恵まれ、他校からは「あれだけの設備があれば優勝するのも当然」といった声も聞かれる。指揮を執る青柳博文監督(52)を直撃した。
ーー2015年に監督は、「高校野球は流行り廃りがある。10年単位で野球が変わる」と話していましたが、今の高校野球をどう感じていますか。
「昔、ウチがやっていたような細かな野球、小技や偽装プレー、ギャンブル的な仕掛けなどはどの学校も対策を取ってきて、通用しなくなっていますね。今は力のあるチームじゃなきゃ勝てない」
ーー力とは打力のことですか?
「(今春から)バットが変わったことが大きいですね。あのバットは力、つまりパワーがないと打球が飛ばない。技術だけでは無理なんです。だから打力のあるチームとないチームの差が激しくなってきた。しっかり身体作りをしないと、バットに振り回されてしまう」
ーーセンバツの優勝で他校から警戒されるようになりましたか?
「試合をするとよくわかりますね。ウチの戦術やサインが研究されてるな、と感じることはよくあります。打者の弱いコースや投手の癖などを突かれることも珍しくない」
ーーかつては「機動破壊」がテーマで、今春は「スペクタクルベースボール」がスローガン。
「選手は毎年変わるし、特徴もその年でそれぞれ。年によって野球のやり方も変わります。ただ、今も見る人を魅了する『スペクタクル』を続けていきたいですね」
ーーベンチ入りの選手をみると北は北海道、西は兵庫と幅広い。スカウティングにも力を入れているのですか?
「ウチは私学なので、力ある選手を獲得したいというのはあります。スカウトの数? ウチでコーチをしていた人物が、今は静岡の磐田東の監督になった。彼から情報を聞いたりしていますが、基本、スカウト自体は僕一人でやってる感じです」
ーーなんでも、狙っている選手が大阪桐蔭とかち合うこともあるとか。
「ありますよ。面白いのは、今は関東の中学生が関西の高校に行きたい、というケースが増えていることです。逆も? そうですね。どっちも昔はめったになかったこと。それが今は普通になりつつあります」
ーー健大高崎は設備も豪華。ただ、監督が就任した02年当時は専用グラウンドもなかったとか。
「最初は僕自身の力もなかったし、学校も01年までは女子高だった。だから、学校も野球部にはそこまで力を入れてなくて、当初は専用グラウンドも作るつもりはなかったそうです。でも、結果を出して、選手たちの頑張りを見てもらって、作ってもらったんじゃないですかね」
ーーウワサですが、健大高崎の野球部の年間予算は1億円とか。
「わはははは。(笑いながら)それはまったくないです。そんな予算なんて……。自腹を切ることだってあるくらいですからね(笑)」
ーー実際はいくらくらいですか?
「ウチは特に決まった予算というものはないんですよ。(96人の部員が負担する)部費が月8000円で、遠征などは大体1泊1万円くらい。生徒会の予算から年間40万円貰えて、野球部の後援会からも年100万円くらいですかね。後は甲子園出場が決まった時は学校から援助がありますし、野球道具をお願いして買ってもらうこともありますが……。とても1億円なんていきませんよ(笑)」
☝実業家から高校野球監督に転身わずか1年半で甲子園出場!不祥事でボロボロだった聖カタリナを再生させた男の「経営手腕」と「野球王国復活への情熱」
https://news.yahoo.co.jp/articles/33808592b252305339b8da72a4ec5f8f5a1b07e8?page=1
「まったく興味のなかった」野球部監督就任
高校野球ファンならば、一度はあこがれるであろう「高校野球の監督」と「甲子園出場」。
わずか1年半でその夢を叶えてしまった男がいる。愛媛大会を初優勝し、聖カタリナ学園を夏甲子園初出場に導いた浮田 宏行監督(53歳)である。
浮田氏は松山商時代、主に内野手を務め、創価大進学後には捕手として台頭。社会人・プリンスホテルでは小林 幹英(現:広島東洋カープ三軍投手育成強化コーチ)など後にNPBに進む好投手たちをリードしつつ、都市対抗東京代表決定戦で3本塁打を放った球歴を有する。2000年に地元へ戻り、実業家に転じた。
携帯電話販売会社やカフェの経営、ロータリーや青年会議所の要職を務めた。浮田監督のカフェのチーズケーキは筆者も食したことがあるが、絶品。地域でも評判の店である。
その傍らで民放ラジオ、テレビ、CATVで高校野球や四国アイランドリーグplusの解説も約20年担当してきた。2015年7月28日に坊っちゃんスタジアムで開催された巨人とDeNAの試合ではボールボーイならぬ「ボールおっさん」も務めている。
昨年の初頭、そんな浮田氏に高校野球部監督就任のオファーが舞い込んできた。これまで中学硬式松山市選抜チームの台湾遠征で指揮を執った経験はあったものの、「高校野球監督の興味は全くなかった」という。
オファーしたのは、2021年のセンバツ初出場から一転、2022年6月に発生した部内不祥事後、野球部が実質指導者不在の状況にあった聖カタリナ学園だった。
「世間の目は冷たいよ」
当時の聖カタリナ学園の野球部の状況は悲惨だった。新入部員は自宅からの通学できる者に限られたため、ほぼ望めなかった(結果、現2年生部員は1名しかいない)。また、今後の野球部の見通しも不透明だった。
しかし、浮田氏は「ここまでどん底なら這い上がるしかない」と監督就任を受諾。企業再生のようなやりがいのある仕事に思えたからだ。また、携帯電話販売会社の譲渡も決まっており、「これから何をしようか」と考えていた矢先のオファーでもあった。
また、浮田氏が解説者時代から常に口にしていたのは“野球王国・愛媛の再生”だった。「(不祥事の)報道があった時、残された1、2年生はかわいそうだなと思っていたし、そこからの回復に少しでも携われればと思っていた」
愛媛の野球を支えたい、そんな気持ちが最後に背中を押した。
2023年2月1日、監督就任初日。浮田監督は選手たちを前に、不祥事の件をあえて持ち出し、こう切り出した。
「客観的に見て世間の目は冷たいよ」
高校野球も1つの組織、一丸にならないと強くなれない――。経営者的視点から高校野球を捉える浮田監督にとって、お客様=世間の声は何よりも一番の評価材料。「ほかのどこからも応援されない。完全なアウェイでした」と猛烈な逆風を受けながらも、まずは現状を認め、少しずつでも周囲に認められる行動を続けた。それが聖カタリナ学園野球部にとって最も大事な活動となった。
日々のボランティア活動に精を出し、学校が地域に貢献する姿を地道に続けた。すると夏の愛媛大会のスタンドには試合ごとに応援の数が増えていった。
「応援してもらっている人たちのためにがんばろうと思います」
現在、オリックス・バファローズのルーキー右腕として奮闘する河内 康介投手がことあるごとに口にしていた意気込みは、聖カタリナ学園野球部の新たな誓いでもあったのだ。
「1×20」より「1×1×20」
「1×20」ではなく「1×1×20」――。浮田監督の指導方針にはこんな原則がある。
「20人の選手に対して1つのことを全員に同じように教えると、壁にぶち当たった時に共倒れになってしまう。人間は1人1人個性が違うのだから、20人いたら20通りの教え方、話し方をしないといけない。会社の社員に対する教え方と同じですね」
主将の河野 嵐(3年・一塁手)は語る。「自分は気持ちがどうしても高ぶって冷静になれない部分があったんですが、監督から『気持ちは熱く頭は冷静に』と言ってもらって冷静にプレーできるようになりました」。
また、この愛媛大会を通じ最速も143キロに達した190センチ右腕の有馬 恵叶投手(3年)には、公式戦初登板の2回戦・今治西戦前に「今日の試合で人生を変えよう。責任は自分がすべて取る」と言って送り出した。有馬は快投を見せ「ドラフト候補」に浮上したのだった。
「野球王国・愛媛」代表として……
「LINEメッセージは400件。Facebookのコメントが200件、いいね!が700件。あとは電話もたくさんきました」
大量の愛媛大会優勝祝福メッセージに浮田監督は目を細めた。
「愛媛県の代表として1勝は必ず取ろう」
それが聖カタリナの目標だ。チームのスタイルは、浮田監督が松山商時代に窪田 欣也、澤田 勝彦の両監督から刷り込まれた「相手に流れを渡さない野球」がベース。攻撃面では新基準バットに対応した「強いゴロを打つ」打撃を徹底する。決勝・西条戦の7回裏にバント攻めなどで奪った決定的な3点は、まさに彼らの意思統一が凝縮されたものである。
選手たちはもちろん、浮田監督としても初めての甲子園。生まれ変わった聖カタリナ学園野球部の新たなチャレンジがもうすぐ始まろうとしている。
📝甲子園を盛り上げる「ユニークすぎる校歌たち」...春夏連覇を狙う健大高崎は「Be together」、レゲエやフォークソングも
https://news.yahoo.co.jp/articles/95265cd73e6b2a1998a146e1bc856c0a3a696ecb
8月7日に開幕する「全国高等学校野球選手権大会」、通称・甲子園。各都道府県、49校の代表が、17日間にわたる熱戦を繰り広げる。
「球児たちの全力プレーはもちろんのこと、高校野球ファンの楽しみの一つが校歌斉唱です。これまで、多くのユニークな校歌が地方大会、そして甲子園を沸かせてきました」(スポーツ紙記者)
試合で勝利した球児が歌う校歌は、時に試合よりもインパクトを残すことがある。そこで今回は、一度聴いたら耳から離れないユニークな校歌を厳選してお届けする。
明豊高校(大分)
まず紹介するのは、今年の甲子園にも出場する大分県代表・明豊高校の校歌「明日への旅」だ。校歌としてはいささかポップなメロディは、大分県出身の歌手・南こうせつが作曲を手掛けている。
フォークソングのような曲調に合わせた「夢を あきらめないで 勇気 自分を信じ 愛を その手で 育てながら」という歌詞は、校歌とは思えない独特の存在感を放つ。
「作詞は南こうせつさんの妻である育代さんが手掛けています。堅苦しさがなく、校歌感はゼロ。型に嵌らないユニークな校歌で、特に年配の野球ファンに受けている印象です」(前出のスポーツ紙記者、以下「」も)
高崎健康福祉大学高崎高等学校(群馬)
続いては、明豊高校と同じく今年の甲子園に出場する高崎健康福祉大学高崎高等学校(健大高崎)の校歌だ。「Be together」という横文字から始まるインパクト大のフレーズは、同校が第96回選抜高校野球大会を制した際にネットでトレンド入りするなど、野球ファン以外からも注目される校歌である。
「健大高崎の校歌は『Be together』『Wow wow』といったポップなフレーズが何かと話題になりますが、『ああ我らの健大高崎 高崎高校』で終わる歌詞はまさに校歌。春夏連覇を狙う強豪校ですから、校歌を聞く機会も多いかもしれません」
和歌山南陵高校(和歌山)
ここからは、今年の甲子園には出場しないものの、ユニークさで注目を集める校歌を紹介する。
変わった校歌の筆頭ともいえるのが、和歌山南陵高校だ。同校は経営難から新たな生徒募集が停止され、全校生徒が3年生のみ18人。経営陣が刷新されたことで校歌も作り直し、今年の6月に話題の曲が誕生したのが「レゲエ校歌」だ。
「著名なレゲエミュージシャンの協力で完成した和歌山南陵高校の校歌は、『「YeahYeahYeah…」』『くだらないことも 笑いに変えようぜ』といった歌詞が並ぶ、令和の時代にふさわしい斬新なもの。同校は地区予選の3回戦で強豪・智辯和歌山高校に敗退しましたが、勝利した初戦で流れた校歌がネット上で大きな話題となりました」
高知中央高校(高知)
昨夏、春夏通じて初の甲子園出場を果たした高知中央高校。同校の“エモい”校歌もファンが多い。
「『僕の町を流れるあの川は知っている 毎朝最初のチャイムが鳴った後の静けさ 守られているのでなく 僕が守っていくもの』と、まるで詩のような歌詞。
これは“エモい”と評判になるのもよく分かります。試合後にふさわしい感動を呼ぶ校歌は、私も大変気に入っています。高知県は強豪・明徳義塾高校の存在もありますが、この“エモい”校歌を、もう一度甲子園の舞台で聞いてみたいです」
金足農業高校(秋田)
最後に、ユニークさでは劣るものの、今大会で注目したい校歌を番外編という形で紹介したい。
「第100回大会で、吉田輝星(オリックス)を擁して準優勝に輝き“金足旋風”を巻き起こした金足農業高校の校歌です。選手が背中をこれでもかと反って歌う全力校歌は、甲子園にふさわしい“熱さ”があります。お気に入りの校歌を見つけることができれば、甲子園がさらに楽しいものとなるはずですよ」
優勝校、プロ注目選手の活躍といった面が注目される甲子園だが、自分の贔屓校歌を探し出してみるのも一興かもしれない。
⚾岩手さんへ
関東の野球仲間が初日・2日目の二部制に参戦・・・・・ちょっとこれはかなりキツいと思いますよ!!
僕は今日4時30分起床 5時30分出発 開門10分前の6時50分甲子園球場到着し、12時34分試合終了後強制退場させられ電車移動して、今津で昼ご飯食べて・・・朝6時20分頃と14時頃2回 今津~甲子園2駅散歩、、、少し道を南北に変えましたが・・・・・。
完全アウエーの人たちにとっては、15時開門・16時開始なで相当な時間どこでヒマをつぶすかが課題で・・・・・。
当然、ららぽーとやコロワは大混雑するし、、、阪神国足のガード下は涼しいけれど8号門クラブでないとあそこで待つのは耐えがたい・・・。
21時36分終了でそこからヤドに戻って翌日8時開始の試合に備えて、また昼間約4時間ほど空くと・・・。第3試合は帰りの足も気にせなアカンし僕は二部制今季限り派ですね!!
1度強制退場させられ、午前は3塁側夕方は1塁側の観戦と忙しなかった・・・・・。
3日目は便乗して午前の部は自宅観戦で14時40分出発して16時の当日券販売に合わせ、レフトスタンドで観戦しようと!昔はよく会社帰りに夕涼みしてました。外野無料だったし。
近畿勢は、、、、センバツのことを考えると勝ったからそれで良しとせなアカンのかなと・・・。
滋賀学園は初回の3点で楽勝かと思いきや逆転を許し、ずいぶん猛追喰らってヒヤヒヤさせられた。。。TOKIO元メンバー監督がずいぶんクールでした。
同じ滋賀でも多賀副校長だったら感涙していたかなと・・・。某サイトで数年前に「多賀は今大会必ず泣く。スキあらば泣く」と断言されていただけに・・・・。
智弁学園は拙攻の連続で和智弁を彷彿とさせるような残塁の山でしたが、9回ゲッツーで試合終了と思われた最後のヘッドスライディング・・・・・1塁塁審・大屋のセーフ判定に救われました。
しかし、昨年1年ながら登板してこの日も3番手で登場しちゃっかり勝ち投手になった2年生・田中の怪しいドタバタぶりは心臓に悪かった!!最後のショートライナーゲッツーも完全に芯でとらえていただけに。
岐阜城北の3点ビハインドのタイブレークで2イニング連続送りバント采配にも助けられました。
健大高崎はエースがベンチ外なんでハンディありますが、、、、、智弁・田近投手にすべてがかかりますね。
初日開幕試合 滋賀学園(滋賀)-有田工(佐賀) 10:08~12:34
一二三四五六七八九十計HE
滋賀学園300010042 10122
有 田 工001300002 6137
初日第2試合 英明(香川)-高崎健康福祉大高崎(群馬) 16:00~18:18
一二三四五六七八九十計HE
英 明000000000 033
健大高崎00001000X 152
初日第3試合 智弁学園(奈良)-岐阜城北(岐阜) 18:52~21:36 18:50点灯
一二三四五六七八九十11121314151617181920計HE
智弁学園00000010233 9133
岐阜城北00200001030 677
⚾明日の熱闘甲子園組み合わせ(2日目 1回戦)
☆☆ 08:00~ 大阪 桐蔭- 興 南
☆ 10:35~ 明 豊 -小松 大谷
17:00~ 京都 国際-札幌 日大
📝僕のタイブレーク球場観戦歴
① 15年 4月25日 佐藤薬品S 畝 傍 9-3奈良 大付(13回) 先攻勝利
② 15年 5月31日 倉敷 MS 創志 学園4-2松 江 商(13回) 先攻勝利
③ 18年 8月 6日 甲 子 園 佐久 長聖5-4旭 川 大(14回) 先攻勝利
④ 18年 8月12日 甲 子 園 済 美 13‐11 星 稜 (13回) 後攻勝利
⑤ 18年10月 3日 福井 県営 近 江 13‐12日 大 三(10回) 後攻勝利 (国体)
⑥ 18年10月13日 明石 トーカロ 報徳 学園3-2 社 (13回) 先攻勝利
⑦ 19年 5月 6日 皇 子 山 彦 根 東8-7 綾 羽 (13回) 後攻勝利
⑧ 19年10月26日 コカコーラ 矢 上 6-3 盈 進 (13回) 先攻勝利
⑨ 21年 7月23日 紀三 井寺 智弁和歌山3-2初芝 橋本(13回) 後攻勝利
⑩ 22年 3月20日 甲 子 園 近 江 6-2長崎 日大(13回) 先攻勝利
⑪ 22年 3月25日 甲 子 園 金光 大阪4-3木更津総合(13回) 後攻勝利
⑫ 22年 4月 9日 シティ 信金S 奈良学園大4-2神 戸 大(10回) 先攻勝利 (大学)
⑬ 22年10月 2日 ウイ ンク 社 4-2 育 英 (13回) 先攻勝利
⑭ 22年10月15日 倉敷 MS 周南公立大3-1環太平洋大(10回) 先攻勝利 (大学)
⑮ 22年10月15日 倉敷 MS 東 亜 大2-1吉備国際大(10回) 後攻勝利 (大学)
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⑯ 23年 3月28日 甲 子 園 報徳 学園5-4 東 邦 (10回) 後攻勝利
⑰ 23年 3月29日 甲 子 園 報徳 学園5-4仙台 育英(10回) 後攻勝利
⑱ 23年 4月16日 ダイムS伊勢 皇 學 館4ー3昴 学 園(10回) 後攻勝利
⑲ 23年 5月 1日 HMF神戸 関西国際大5-2天 理 大(10回) 先攻勝利 (大学)
⑳ 23年 5月13日 わかさ京都 京都 国際2-1龍谷大平安(10回) 後攻勝利
㉑ 23年 7月17日 浜 山 出 雲 工9-8 安 来 (10回) 後攻勝利
㉒ 23年 7月28日 紀三 井寺 市和 歌山5-4和歌 山北(11回) 後攻勝利
㉓ 23年 8月 6日 甲 子 園 土浦 日大8-3上 田 西(10回) 先攻勝利
㉔ 23年 8月13日 甲 子 園 山 陽 4-3大垣 日大(10回) 後攻勝利
㉕ 23年 8月16日 甲 子 園 慶 応 6-3 広 陵 (10回) 先攻勝利
㉖ 23年 8月26日 紀三 井寺 那 賀 6-2 桐 蔭 (10回) 先攻勝利
㉗ 23年 9月10日 G7スタジアム 彩星 工科4-3篠山 鳳鳴(10回) 後攻勝利
㉘ 23年10月15日 福井フェニックス 敦賀 気比11-5帝京 長岡(10回) 先攻勝利
㉙ 23年10月22日 シティ信金 京都 国際3-2 田 辺 (10回) 後攻勝利
㉚ 23年10月22日 シティ信金 京都外大西7-5彦根 総合(10回) 先攻勝利
㉛ 24年 3月18日 甲 子 園 八学 光星5-3関 東 一(11回) 先攻勝利
㉜ 24年 3月18日 甲 子 園 熊本 国府2-1 近 江 (10回) 後攻勝利
㉝ 24年 3月22日 甲 子 園 報徳 学園3-2愛工大名電(10回) 後攻勝利
㉞ 24年 3月27日 甲 子 園 青森 山田6-5 広 陵 (10回) 後攻勝利
㉟ 24年 4月27日 紀三 井寺 市和 歌山6-3 田 辺 (10回) 先攻勝利
㊱ 24年 4月29日 ウイ ンク 須磨 翔風5-3神戸学院付(11回) 先攻勝利
㊲ 24年 5月 3日 HMF神戸 大阪体育大6-5甲 南 大(10回) 先攻勝利(大学)
㊳ 24年 5月 6日 マイネット皇子山 八 幡 商3-2比 叡 山(10回) 先攻勝利
㊴ 24年 5月19日 長 良 川 菰 野 6-5県岐 阜商(10回) 先攻勝利
㊵ 24年 7月22日 紀三 井寺 田 辺 9-8新宮/新翔(10回) 後攻勝利
㊶ 24年 8月 7日 甲 子 園 智弁 学園9-6岐阜 城北(11回) 先攻勝利
🎤2024年夏の甲子園 監督突撃インタビュー
健大高崎(群馬)青柳博文監督「野球部の年間予算が1億円? わはははは…」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/sports/358696
あす(7日)の大会初日は今センバツで優勝した健大高崎(群馬)が登場する。かつて走塁を重視する「機動破壊」で一世を風靡し、ついに紫紺の優勝旗を手にした。専用グラウンドや選手寮、室内練習場など様々な設備にも恵まれ、他校からは「あれだけの設備があれば優勝するのも当然」といった声も聞かれる。指揮を執る青柳博文監督(52)を直撃した。
ーー2015年に監督は、「高校野球は流行り廃りがある。10年単位で野球が変わる」と話していましたが、今の高校野球をどう感じていますか。
「昔、ウチがやっていたような細かな野球、小技や偽装プレー、ギャンブル的な仕掛けなどはどの学校も対策を取ってきて、通用しなくなっていますね。今は力のあるチームじゃなきゃ勝てない」
ーー力とは打力のことですか?
「(今春から)バットが変わったことが大きいですね。あのバットは力、つまりパワーがないと打球が飛ばない。技術だけでは無理なんです。だから打力のあるチームとないチームの差が激しくなってきた。しっかり身体作りをしないと、バットに振り回されてしまう」
ーーセンバツの優勝で他校から警戒されるようになりましたか?
「試合をするとよくわかりますね。ウチの戦術やサインが研究されてるな、と感じることはよくあります。打者の弱いコースや投手の癖などを突かれることも珍しくない」
ーーかつては「機動破壊」がテーマで、今春は「スペクタクルベースボール」がスローガン。
「選手は毎年変わるし、特徴もその年でそれぞれ。年によって野球のやり方も変わります。ただ、今も見る人を魅了する『スペクタクル』を続けていきたいですね」
ーーベンチ入りの選手をみると北は北海道、西は兵庫と幅広い。スカウティングにも力を入れているのですか?
「ウチは私学なので、力ある選手を獲得したいというのはあります。スカウトの数? ウチでコーチをしていた人物が、今は静岡の磐田東の監督になった。彼から情報を聞いたりしていますが、基本、スカウト自体は僕一人でやってる感じです」
ーーなんでも、狙っている選手が大阪桐蔭とかち合うこともあるとか。
「ありますよ。面白いのは、今は関東の中学生が関西の高校に行きたい、というケースが増えていることです。逆も? そうですね。どっちも昔はめったになかったこと。それが今は普通になりつつあります」
ーー健大高崎は設備も豪華。ただ、監督が就任した02年当時は専用グラウンドもなかったとか。
「最初は僕自身の力もなかったし、学校も01年までは女子高だった。だから、学校も野球部にはそこまで力を入れてなくて、当初は専用グラウンドも作るつもりはなかったそうです。でも、結果を出して、選手たちの頑張りを見てもらって、作ってもらったんじゃないですかね」
ーーウワサですが、健大高崎の野球部の年間予算は1億円とか。
「わはははは。(笑いながら)それはまったくないです。そんな予算なんて……。自腹を切ることだってあるくらいですからね(笑)」
ーー実際はいくらくらいですか?
「ウチは特に決まった予算というものはないんですよ。(96人の部員が負担する)部費が月8000円で、遠征などは大体1泊1万円くらい。生徒会の予算から年間40万円貰えて、野球部の後援会からも年100万円くらいですかね。後は甲子園出場が決まった時は学校から援助がありますし、野球道具をお願いして買ってもらうこともありますが……。とても1億円なんていきませんよ(笑)」
☝実業家から高校野球監督に転身わずか1年半で甲子園出場!不祥事でボロボロだった聖カタリナを再生させた男の「経営手腕」と「野球王国復活への情熱」
https://news.yahoo.co.jp/articles/33808592b252305339b8da72a4ec5f8f5a1b07e8?page=1
「まったく興味のなかった」野球部監督就任
高校野球ファンならば、一度はあこがれるであろう「高校野球の監督」と「甲子園出場」。
わずか1年半でその夢を叶えてしまった男がいる。愛媛大会を初優勝し、聖カタリナ学園を夏甲子園初出場に導いた浮田 宏行監督(53歳)である。
浮田氏は松山商時代、主に内野手を務め、創価大進学後には捕手として台頭。社会人・プリンスホテルでは小林 幹英(現:広島東洋カープ三軍投手育成強化コーチ)など後にNPBに進む好投手たちをリードしつつ、都市対抗東京代表決定戦で3本塁打を放った球歴を有する。2000年に地元へ戻り、実業家に転じた。
携帯電話販売会社やカフェの経営、ロータリーや青年会議所の要職を務めた。浮田監督のカフェのチーズケーキは筆者も食したことがあるが、絶品。地域でも評判の店である。
その傍らで民放ラジオ、テレビ、CATVで高校野球や四国アイランドリーグplusの解説も約20年担当してきた。2015年7月28日に坊っちゃんスタジアムで開催された巨人とDeNAの試合ではボールボーイならぬ「ボールおっさん」も務めている。
昨年の初頭、そんな浮田氏に高校野球部監督就任のオファーが舞い込んできた。これまで中学硬式松山市選抜チームの台湾遠征で指揮を執った経験はあったものの、「高校野球監督の興味は全くなかった」という。
オファーしたのは、2021年のセンバツ初出場から一転、2022年6月に発生した部内不祥事後、野球部が実質指導者不在の状況にあった聖カタリナ学園だった。
「世間の目は冷たいよ」
当時の聖カタリナ学園の野球部の状況は悲惨だった。新入部員は自宅からの通学できる者に限られたため、ほぼ望めなかった(結果、現2年生部員は1名しかいない)。また、今後の野球部の見通しも不透明だった。
しかし、浮田氏は「ここまでどん底なら這い上がるしかない」と監督就任を受諾。企業再生のようなやりがいのある仕事に思えたからだ。また、携帯電話販売会社の譲渡も決まっており、「これから何をしようか」と考えていた矢先のオファーでもあった。
また、浮田氏が解説者時代から常に口にしていたのは“野球王国・愛媛の再生”だった。「(不祥事の)報道があった時、残された1、2年生はかわいそうだなと思っていたし、そこからの回復に少しでも携われればと思っていた」
愛媛の野球を支えたい、そんな気持ちが最後に背中を押した。
2023年2月1日、監督就任初日。浮田監督は選手たちを前に、不祥事の件をあえて持ち出し、こう切り出した。
「客観的に見て世間の目は冷たいよ」
高校野球も1つの組織、一丸にならないと強くなれない――。経営者的視点から高校野球を捉える浮田監督にとって、お客様=世間の声は何よりも一番の評価材料。「ほかのどこからも応援されない。完全なアウェイでした」と猛烈な逆風を受けながらも、まずは現状を認め、少しずつでも周囲に認められる行動を続けた。それが聖カタリナ学園野球部にとって最も大事な活動となった。
日々のボランティア活動に精を出し、学校が地域に貢献する姿を地道に続けた。すると夏の愛媛大会のスタンドには試合ごとに応援の数が増えていった。
「応援してもらっている人たちのためにがんばろうと思います」
現在、オリックス・バファローズのルーキー右腕として奮闘する河内 康介投手がことあるごとに口にしていた意気込みは、聖カタリナ学園野球部の新たな誓いでもあったのだ。
「1×20」より「1×1×20」
「1×20」ではなく「1×1×20」――。浮田監督の指導方針にはこんな原則がある。
「20人の選手に対して1つのことを全員に同じように教えると、壁にぶち当たった時に共倒れになってしまう。人間は1人1人個性が違うのだから、20人いたら20通りの教え方、話し方をしないといけない。会社の社員に対する教え方と同じですね」
主将の河野 嵐(3年・一塁手)は語る。「自分は気持ちがどうしても高ぶって冷静になれない部分があったんですが、監督から『気持ちは熱く頭は冷静に』と言ってもらって冷静にプレーできるようになりました」。
また、この愛媛大会を通じ最速も143キロに達した190センチ右腕の有馬 恵叶投手(3年)には、公式戦初登板の2回戦・今治西戦前に「今日の試合で人生を変えよう。責任は自分がすべて取る」と言って送り出した。有馬は快投を見せ「ドラフト候補」に浮上したのだった。
「野球王国・愛媛」代表として……
「LINEメッセージは400件。Facebookのコメントが200件、いいね!が700件。あとは電話もたくさんきました」
大量の愛媛大会優勝祝福メッセージに浮田監督は目を細めた。
「愛媛県の代表として1勝は必ず取ろう」
それが聖カタリナの目標だ。チームのスタイルは、浮田監督が松山商時代に窪田 欣也、澤田 勝彦の両監督から刷り込まれた「相手に流れを渡さない野球」がベース。攻撃面では新基準バットに対応した「強いゴロを打つ」打撃を徹底する。決勝・西条戦の7回裏にバント攻めなどで奪った決定的な3点は、まさに彼らの意思統一が凝縮されたものである。
選手たちはもちろん、浮田監督としても初めての甲子園。生まれ変わった聖カタリナ学園野球部の新たなチャレンジがもうすぐ始まろうとしている。
📝甲子園を盛り上げる「ユニークすぎる校歌たち」...春夏連覇を狙う健大高崎は「Be together」、レゲエやフォークソングも
https://news.yahoo.co.jp/articles/95265cd73e6b2a1998a146e1bc856c0a3a696ecb
8月7日に開幕する「全国高等学校野球選手権大会」、通称・甲子園。各都道府県、49校の代表が、17日間にわたる熱戦を繰り広げる。
「球児たちの全力プレーはもちろんのこと、高校野球ファンの楽しみの一つが校歌斉唱です。これまで、多くのユニークな校歌が地方大会、そして甲子園を沸かせてきました」(スポーツ紙記者)
試合で勝利した球児が歌う校歌は、時に試合よりもインパクトを残すことがある。そこで今回は、一度聴いたら耳から離れないユニークな校歌を厳選してお届けする。
明豊高校(大分)
まず紹介するのは、今年の甲子園にも出場する大分県代表・明豊高校の校歌「明日への旅」だ。校歌としてはいささかポップなメロディは、大分県出身の歌手・南こうせつが作曲を手掛けている。
フォークソングのような曲調に合わせた「夢を あきらめないで 勇気 自分を信じ 愛を その手で 育てながら」という歌詞は、校歌とは思えない独特の存在感を放つ。
「作詞は南こうせつさんの妻である育代さんが手掛けています。堅苦しさがなく、校歌感はゼロ。型に嵌らないユニークな校歌で、特に年配の野球ファンに受けている印象です」(前出のスポーツ紙記者、以下「」も)
高崎健康福祉大学高崎高等学校(群馬)
続いては、明豊高校と同じく今年の甲子園に出場する高崎健康福祉大学高崎高等学校(健大高崎)の校歌だ。「Be together」という横文字から始まるインパクト大のフレーズは、同校が第96回選抜高校野球大会を制した際にネットでトレンド入りするなど、野球ファン以外からも注目される校歌である。
「健大高崎の校歌は『Be together』『Wow wow』といったポップなフレーズが何かと話題になりますが、『ああ我らの健大高崎 高崎高校』で終わる歌詞はまさに校歌。春夏連覇を狙う強豪校ですから、校歌を聞く機会も多いかもしれません」
和歌山南陵高校(和歌山)
ここからは、今年の甲子園には出場しないものの、ユニークさで注目を集める校歌を紹介する。
変わった校歌の筆頭ともいえるのが、和歌山南陵高校だ。同校は経営難から新たな生徒募集が停止され、全校生徒が3年生のみ18人。経営陣が刷新されたことで校歌も作り直し、今年の6月に話題の曲が誕生したのが「レゲエ校歌」だ。
「著名なレゲエミュージシャンの協力で完成した和歌山南陵高校の校歌は、『「YeahYeahYeah…」』『くだらないことも 笑いに変えようぜ』といった歌詞が並ぶ、令和の時代にふさわしい斬新なもの。同校は地区予選の3回戦で強豪・智辯和歌山高校に敗退しましたが、勝利した初戦で流れた校歌がネット上で大きな話題となりました」
高知中央高校(高知)
昨夏、春夏通じて初の甲子園出場を果たした高知中央高校。同校の“エモい”校歌もファンが多い。
「『僕の町を流れるあの川は知っている 毎朝最初のチャイムが鳴った後の静けさ 守られているのでなく 僕が守っていくもの』と、まるで詩のような歌詞。
これは“エモい”と評判になるのもよく分かります。試合後にふさわしい感動を呼ぶ校歌は、私も大変気に入っています。高知県は強豪・明徳義塾高校の存在もありますが、この“エモい”校歌を、もう一度甲子園の舞台で聞いてみたいです」
金足農業高校(秋田)
最後に、ユニークさでは劣るものの、今大会で注目したい校歌を番外編という形で紹介したい。
「第100回大会で、吉田輝星(オリックス)を擁して準優勝に輝き“金足旋風”を巻き起こした金足農業高校の校歌です。選手が背中をこれでもかと反って歌う全力校歌は、甲子園にふさわしい“熱さ”があります。お気に入りの校歌を見つけることができれば、甲子園がさらに楽しいものとなるはずですよ」
優勝校、プロ注目選手の活躍といった面が注目される甲子園だが、自分の贔屓校歌を探し出してみるのも一興かもしれない。
⚾岩手さんへ
関東の野球仲間が初日・2日目の二部制に参戦・・・・・ちょっとこれはかなりキツいと思いますよ!!
僕は今日4時30分起床 5時30分出発 開門10分前の6時50分甲子園球場到着し、12時34分試合終了後強制退場させられ電車移動して、今津で昼ご飯食べて・・・朝6時20分頃と14時頃2回 今津~甲子園2駅散歩、、、少し道を南北に変えましたが・・・・・。
完全アウエーの人たちにとっては、15時開門・16時開始なで相当な時間どこでヒマをつぶすかが課題で・・・・・。
当然、ららぽーとやコロワは大混雑するし、、、阪神国足のガード下は涼しいけれど8号門クラブでないとあそこで待つのは耐えがたい・・・。
21時36分終了でそこからヤドに戻って翌日8時開始の試合に備えて、また昼間約4時間ほど空くと・・・。第3試合は帰りの足も気にせなアカンし僕は二部制今季限り派ですね!!
1度強制退場させられ、午前は3塁側夕方は1塁側の観戦と忙しなかった・・・・・。
3日目は便乗して午前の部は自宅観戦で14時40分出発して16時の当日券販売に合わせ、レフトスタンドで観戦しようと!昔はよく会社帰りに夕涼みしてました。外野無料だったし。
近畿勢は、、、、センバツのことを考えると勝ったからそれで良しとせなアカンのかなと・・・。
滋賀学園は初回の3点で楽勝かと思いきや逆転を許し、ずいぶん猛追喰らってヒヤヒヤさせられた。。。TOKIO元メンバー監督がずいぶんクールでした。
同じ滋賀でも多賀副校長だったら感涙していたかなと・・・。某サイトで数年前に「多賀は今大会必ず泣く。スキあらば泣く」と断言されていただけに・・・・。
智弁学園は拙攻の連続で和智弁を彷彿とさせるような残塁の山でしたが、9回ゲッツーで試合終了と思われた最後のヘッドスライディング・・・・・1塁塁審・大屋のセーフ判定に救われました。
しかし、昨年1年ながら登板してこの日も3番手で登場しちゃっかり勝ち投手になった2年生・田中の怪しいドタバタぶりは心臓に悪かった!!最後のショートライナーゲッツーも完全に芯でとらえていただけに。
岐阜城北の3点ビハインドのタイブレークで2イニング連続送りバント采配にも助けられました。
健大高崎はエースがベンチ外なんでハンディありますが、、、、、智弁・田近投手にすべてがかかりますね。
流石ですね!滋賀学園に智弁学園関西勢連勝発進でスタート甲子園が始まりました。
智弁学園は最初に華を持たしてか!
キッチリ9回に追いつき、延長タイブレークになり10回表、裏は3点づつ得点を挙げるて11回は表も3点、裏は1点で決着する!終了時刻は2021年の高川学園-小松大谷戦の終了時刻にはいかないまでも、選抜の只見-大垣日大戦と同じ位の時刻じゃないかな?
ナイター観戦お疲れ様です!
智弁学園は最初に華を持たしてか!
キッチリ9回に追いつき、延長タイブレークになり10回表、裏は3点づつ得点を挙げるて11回は表も3点、裏は1点で決着する!終了時刻は2021年の高川学園-小松大谷戦の終了時刻にはいかないまでも、選抜の只見-大垣日大戦と同じ位の時刻じゃないかな?
ナイター観戦お疲れ様です!
管理人さんも知っいる関東の野球仲間が明日、明後日甲子園大会に行くと連絡ありました。
多分中央だと思います。朝夕の券を取れたようなので、第三試合が智弁学園なので管理人さんも観戦すると思うのでかち合うといいですね。
いよいよ明日から夏の甲子園大会が始まるますね!
頑張って観戦して下さい。
多分中央だと思います。朝夕の券を取れたようなので、第三試合が智弁学園なので管理人さんも観戦すると思うのでかち合うといいですね。
いよいよ明日から夏の甲子園大会が始まるますね!
頑張って観戦して下さい。