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⚾今日の熱闘甲子園試合結果(1回戦)
2日目第1試合 大阪桐蔭(大阪)-興南(沖縄) 8:01~9:56
一二三四五六七八九十計HE
興 南000000000 042
大阪桐蔭00320000X 580
2日目第2試合 小松大谷(石川)-明豊(大分) 10:36~12:59
一二三四五六七八九十計HE
小松大谷300000320 8161
明 豊300001000 492
2日目第3試合 京都国際(京都)-札幌日大(南北海道) 17:01~19:05 18:22点灯 7回表から
一二三四五六七八九十計HE
京都国際401200000 7131
札幌日大000010002 3123
⚾明日の熱闘甲子園組み合わせ(3日目 1回戦)
08:00~ 花咲 徳栄-新潟産大付
10:35~ 金 足 農-西日本短付
☆ 17:00~ 南 陽 工- 菰 野
💢甲子園2部制、初日の決着は午後9時半過ぎ…選手は戸惑い「こんな時間まで練習したこともなかった」
https://news.yahoo.co.jp/articles/b8f19a0085170a208651c977707419a5e3518556
甲子園球場で開幕した夏の全国高校野球選手権大会で7日、昼間の暑い時間帯を避ける朝夕2部制が今大会から始まった。開幕からの3日間に限って実施される。日本高校野球連盟などはこの期間に、様々な角度から検討を重ねて課題を洗い出す意向だ。
導入初日は、午後0時34分に第1試合が終わると、「午後の部のチケットをお持ちの方もご退場いただきますようお願いします」との場内放送が流れ、内外野に詰めかけた観衆2万9000人が約20分かけて全員退場、同1時10分頃には閉門された。
読売新聞が三塁側アルプス席中段で計測した気温は、第1試合終了時点で39・5度。第2試合開始の午後4時は39度とほぼ変わらず、第3試合が始まった同6時52分でも32・3度と、厳しい暑さに変わりはなかった。
第3試合の岐阜城北(岐阜)―智弁学園(奈良)戦は、開会式終了から約9時間後にプレーボール。長い待ち時間に智弁学園は一度宿舎に戻った。試合は延長タイブレイクに入ったこともあり同9時36分に終了、知花琉綺亜主将は「寮は午後10時消灯。こんな時間まで練習したこともなかった。休憩して気持ちが切れた」と未体験の試合に苦労した様子だった。
同校応援団は、奈良県五條市の学校までバスで約2時間かけて帰る。過去の経験を生かし、途中、大阪や和歌山も含め20~30か所の降車場所を設け、保護者にも迎えにきてもらい深夜の帰宅に対応する予定。応援団責任者の片山公昭教頭(59)は、「第4試合の経験はあるが、それと比べても遅い」と話した。
第3試合を観戦した大阪府交野市の会社員(40)は「とても涼しく、選手と観客の熱中症対策になっていると感じた」と歓迎。一方、20年来の甲子園ファンで、全試合を観戦した名古屋市の会社員(39)は「一度球場を出ることで、観戦の熱気が冷めてしまう部分もあるのでは」と語った。
今夏の2部制は1日3試合の日に限って実施する。主催する日本高校野球連盟などはこの日の全試合終了後、「観客の入れ替えがスムーズにできるか、熱中症対策にどの程度の効果があるかみていきたい」と検証を続けていくとした。
📣「朝夕2部制」導入 最後の試合終了は午後10時前 まだまだ検証が必要
https://news.yahoo.co.jp/articles/a8d9283a861a02496b1fe7fe70a00bbac893cae3
夏の甲子園における酷暑対策のため今大会から導入された「朝夕2部制」が、7日から実施された。1日3試合が行われる大会初日から第3日までの3日間限定で敢行。午前と夕方で観客を完全に入れ替え、入場券もそれぞれ発売される。
2万9000人の観衆が集まった滋賀学園-有田工の開幕戦が午後0時34分に終わると、場内で「1度閉門させていただきます。『夕方の部』のチケットをお持ちの方もご退場いただきますよう、よろしくお願いします」とアナウンスされた。球場外への完全退場は試合終了から34分後の午後1時8分。グラウンド整備や清掃を経て午後3時に再び開門した。
「夕方の部」では英明-健大高崎の第2試合が午後4時から行われ、1万人が来場した。やや暗くなり始めた午後6時18分に試合終了。健大高崎の4番箱山遥人捕手(3年)は「自分みたいに暑さが苦手な人には合っているのかな」。一方で、6回裏の守備中に足がつって10分間の治療を受けて復活した英明の百々愛輝外野手(3年)は「試合中はほとんどつったことはない。暑かったです」と振り返った。
試合中に足がつった選手は昨年の初日の6人から3人に減少。観客など救護室を利用した人数は午前10人、午後3人の計13人で、昨年比で少ないという。気温の違いもあり一概には言えないが、改善傾向がみられる。日本高野連の井本亘事務局長(53)は2部制導入のメリットについて「終わったばかりで何ともいいようがない。今後検証していきます」と説明した。
ただ、午後6時52分から始まった第3試合は、延長の末に午後9時36分までかかった。今後の課題の1つといえるだろう。2部制は残り2日。まだまだ検証を続ける必要がありそうだ。
📝「2部制」初導入 観客一時消え、混雑する近隣施設 夏の甲子園
https://news.yahoo.co.jp/articles/1f99cc03f2718efd036e227fd14f89be3feb7ab4
開会式直後にあった有田工(佐賀)―滋賀学園の第1試合は、午前10時8分にプレーボール。滋賀学園が10―6で勝利し、試合終了は午後0時34分だった。試合が午後1時半までに終了しない場合、原則として翌日以降に継続試合となる予定だったが余裕を持って終えた。
滋賀学園の校歌が流れた後、しばらくすると「午前の部は終了いたしましたから、一度閉門させていただきます。夕方の部の入場券をお持ちのお客さまもご退場いただきますようお願い申し上げます。夕方の部の開門は3時を予定いたしております」と場内アナウンスがあり、スコアボードにも同様の案内が表示された。
午後1時ごろには、ほぼすべての観客がスタンドから姿を消した。球場内の売店は閉じられ、球場関係者だけに。グラウンドのスタッフは整備をしたり、水をまいたりして、午後4時開始予定の第2試合に備えた。
観客たちの過ごし方はさまざまだった。20年近く開幕日の観戦に訪れているという兵庫県尼崎市の50代男性は「夕方までは待っていられない」と嘆き、「この後は京セラドーム大阪でプロ野球のオリックス戦を見ることにした」と話した。
球場近くの高速道路の高架下では、日陰で座り込んだり、レジャーシートを敷いたりして、休んでいる人の姿も多く見られた。冷房がきいている球場近くのグッズショップは混雑した。
近くの大型商業施設「三井ショッピングパーク ららぽーと甲子園」の約630席あるフードコートはほぼ満席。高校野球グッズを身につけた人も多く、手軽に食べられるうどん店やファストフード店は混み合った。
フードコートで休んでいた大阪市内の野球部に所属する高校3年生の男子生徒(17)は「夕方からも観戦する。それまでやることがないので、ここで時間をつぶすつもり」と少し疲れた様子。「選手は熱中症対策をしているので、通しでやってもいいと思うが、見る側からすれば暑いし、いったん休めるのはいいかもしれない」と話した。
高校野球ファン歴約20年という大阪市内の50代男性も「最後の試合が何時に終わるか心配だけど、とにかく暑い。涼しいところで休めるのでいい」と「2部制」を歓迎した。
◇働く側にはメリット
2部制は運営側にも影響している。球場の飲食や物販を統括するスタッフは、早朝や昼出勤など「3部制」で交代勤務した。
手探りでの対応となったが、担当者は「暑さで体調不良になってしまう売り子もいるので、暑い時間を避けることは働く側にとってもメリットがある」と語る。一方、ランチタイムに観客が球場から離れるため、「発注量をどうするかなど悩ましい。来夏以降に向け、この3日間の売り上げなどを検証していきたい」と話した。
☟2部制のナイターで体調不良 京都国際2選手交代
https://news.yahoo.co.jp/articles/e8a17084f8e72a6fa663c357c8983d80958ee278
第106回全国高校野球選手権大会の大会本部は8日、第3試合の札幌日大(南北海道)との1回戦で、京都国際の中堅手で先発した沢田遥斗選手(3年)と、右翼手の長谷川颯選手(2年)が体調不良のため、試合後の取材を欠席したことを明らかにした。
八回裏の守備から退いた沢田選手は、両手、両足の筋けいれんと診断された。長谷川選手は九回裏の守備で右翼への深い飛球を追った後にプレーが途切れると足を伸ばす仕草を見せた。その後、駆けつけた仲間に肩を組んでもらってベンチへと引き揚げ、選手の交代がアナウンスされた。軽度の熱中症の疑いという。
8日は暑さ対策のため、暑さが激しくなる昼間を避けて朝と夕に試合をする2部制で開催している。第3試合は午後5時1分に始まり、午後7時5分に終了した。
📝健大高崎、鍛え抜かれた高度な守り 英明は賭けに出たが 高嶋仁の目
https://news.yahoo.co.jp/articles/bf58406a3b1f3c16d20417812005b84735160d3c
(7日、第106回全国高校野球選手権大会1回戦 健大高崎1―0英明)
苦しみましたね、健大高崎(群馬)は。本来の調子が出ないなかで勝てたのは、選抜王者の意地と、鍛え抜かれた守りやと思います。
六回の守りです。2死一、三塁から重盗を仕掛けられました。箱山遥人捕手からの送球を、投手の後ろで二塁手の高山裕次郎選手がカット、難しい捕球体勢から素早く本塁へ投げました。
素晴らしかったのは送球の低さです。ショートバウンドになりましたが、むしろそれが正解でした。ノーバウンドで投げようとして、少しでも浮いたら本塁はセーフになります。
箱山捕手も難なくショートバウンドをすくってタッチし、アウトにしました。これは高度なプレーです。何度も練習しているはずです。その直前にも、送球ミスがあって、飛び出した二塁走者を、高山選手が冷静に見て素早く送球し、刺しました。
選抜王者の意地もあったのでしょう。エース左腕の佐藤龍月投手がひじの故障でベンチを外れました。「負けられない」という思いがさらに強まり、チームの結束を強めているのかもしれません。
英明(香川)は得点できるチャンスが何度かありましたが、逃してしまいました。スクイズがファウルになり、満塁で不運な併殺打もありました。ただ、清家準投手の力投は見事でした。
最後は二盗失敗でゲームセット。賭けに出たのでしょうが、同じ賭けなら、僕やったらヒットエンドランをかけたと思います。盗塁は成功しても点が入りませんが、ヒットエンドランなら外野の間を抜けたら同点ですから。
見応えのある、ええ試合でした。
📝左打者が左腕を攻略した大阪桐蔭 興南は若さに期待 高嶋仁の目
https://news.yahoo.co.jp/articles/06173956a6f08a883ad94fd6cae8263db234e1a4
(8日、全国高校野球選手権大会1回戦 興南0―5大阪桐蔭)
大会屈指の好左腕・興南(沖縄)の田崎颯士投手に対し、大阪桐蔭は1~5番まで左打者を並べました。いかに抑えるか、攻略するかに注目していましたが、二回り目に大阪桐蔭打線が見事に対応しましたね。
一回、二回と桐蔭は無安打でした。左打者がボールになる外のスライダーに手を出し、泳がされていました。それが三回に変わりました。ベンチの指示があったのでしょうね。
1死一、二塁から1番打者の吉田翔輝選手が右中間に2点適時三塁打。長打になりましたが、決して大振りせず、ジャストミートしていました。
続く宮本楽久選手もきっちりセンター返しの適時打。大きな3点になりました。
左打者が左腕を打つためのキーワードは「遊撃手(ショート)の頭」です。僕は監督時代、常に言っていました。「ショートの頭を狙え」と。
練習試合などでは、左打者と約束することがありました。「右方向に引っ張ったらヒットを打っても交代」と。実際に右翼に本塁打を打った選手を代えたこともあります。
その意識があれば、右肩が開かず、体重が軸足に残って引きつけて打てるんです。ボール球の変化球も見極められる。それがうまかったのが2000年に全国制覇したときの3番打者だった武内晋一(元ヤクルト)でした。
興南としては、先制して相手を慌てさせたかったですね。一回無死一塁から送りバントが投手正面を突いて二封。その後の見逃し三振も痛かったです。
しかし、1、2年生が多い若いチームなので、この経験を糧にして、また戻ってきてほしいですね。
✌小松大谷、振り払った「サヨナラの連鎖」 あえての先攻 夏の甲子園
https://news.yahoo.co.jp/articles/aed304530388010e7a93019d6fe649090a6a6c08
○小松大谷(石川)8―4明豊(大分)●
続いていた「サヨナラ負けの連鎖」を3度目で食い止めた。2年生スラッガーが凡打を挽回する殊勲打で立役者となった。
1点を追う七回。小松大谷は無死一、二塁で3番・田西称(たさい・とな)選手が左打席に入った。追い込まれた直後の5球目。甘くきた変化球を振り抜くと、打球は右中間を破った。走者一掃の逆転三塁打に、塁上では何度も力強く拳を握った。
2段モーションから緩急をつけてくる相手エース、野田皇志投手にタイミングが合わず、第2打席では140キロの外角直球に見逃し三振。第3打席でも内角低めのチェンジアップに空振り三振を喫していた。
「せっかくの甲子園。これで終わるわけにはいかない。積極的に振ろう」。願ってもない好機に覚悟を決めて入った打席だった。七回の打席では「後ろにつなぐ」という意識を高めてうまくバットを合わせ、この回一挙3得点につなげた。
春夏合わせた甲子園出場は夏の2回のみ。いずれも1回戦で苦い思い出がある。
まずはさかのぼること39年前。校名が北陸大谷だった第67回大会の1985年に鹿児島商工と対戦し、1点リードの九回裏に2点をとられて逆転サヨナラ負けした。高川学園(山口)と対戦した第103回大会の2021年は、押し出し四球でのサヨナラ負けだった。
今回もさすがにサヨナラのイメージがよぎった。だから試合前から策を打った。東野達主将がその内容を明かした。「サヨナラのイメージをもってはいってしまったら、また同じことの繰り返しだと思ったのでジャンケンで勝って先攻を選んだ」。ジャンケンは狙い通り勝ち、サヨナラを乗り越える意味を込めてあえて先攻を選択し、甲子園初勝利をつかんだ。
石川大会では準決勝で日本航空石川に競り勝ち、決勝で、今春のセンバツで4強入りした星稜を破ってつかんだ甲子園切符。決勝でも先制2ランを放って勝利の流れを作ったのが田西選手だった。「(今回は)甲子園で校歌を歌えた」。西野貴裕監督の表情にようやく歴史を塗り替えた安堵感がにじんだ。
🎤2024年夏の甲子園 監督突撃インタビュー
興南(沖縄)我喜屋優監督「野球しかしていない高校生の将来は誰が保証するのでしょうか」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/sports/358764
明日8日は沖縄の興南が登場する。地方大会で準決勝に駒を進めた興南以外の3校はエナジックスポーツ(創部2021年)、ウェルネス沖縄(同18年)、KBC(同15年)。沖縄で〝横文字〟の新鋭校が増えている理由を学校法人興南学園の理事長でもある我喜屋監督に聞いてみると……。
――近年の沖縄は聞きなれない名前の学校が力をつけています。
「まず、それら学校の母体が何かを調べないと。本来、学校は生徒をある程度確保し、校納金を収めてもらい、そして政府の補助で成り立っている。しかし、近年は『それは学校なんでしょうか?』という出場校が増えているのも事実です。例えば、興南が同じように『今度はスポーツだけの学校にしよう』となったら、財源はどうするのか。生徒が野球部員だらけだったら、本来、一般生徒にも関わりのある校納金から吸い上げるしかなくなる。それは違うでしょう、と僕は思っています」
――野球専門学校のようなものですか。
「詳しいことは僕もわかりませんが、(財源を)母体となる企業の利益から回してもらっているとすれば……それは学校の税務的にどうなのでしょうか。企業が社員に利益を還元するのは当然です。でも、生徒は社員ではない」
――学校法人は税制上の優遇措置があります。なぜ、沖縄でそうした学校が増えているのでしょう。
「何と言えばいいのか……沖縄には『いいよ、勉強なんてしなくても』という風潮があるのかどうか……。近年は沖縄に進出している経営母体もあるだけに、ある意味、彼らの草刈り場になっているのかもしれません」
――でも、それは本来の学校ではありません。
「スポーツを通して社会に通用する人間を育てるのならばいいのですが、スポーツだけやっていればいい、というのはおかしいですよ。公立校は授業時間は部活が出来ないし、興南だって部活は午後4時からです。野球専門学校のような出場校が増えると、いよいよ公立校が勝てなくなる。高校野球は平等性がなくてはいけないんです」
――学校が野球だけをやらせるのはおかしいと。
「スポーツを通じた教育をするからこそ、6時間目まで(英語、数学などの)授業をする。勉強して知識を広げ、将来の仕事の選択肢を広げるためです。でも、朝から野球しかしていない高校生の将来は、誰が保証するのでしょうか。野球しか知らないと挨拶もできないし、コミュニケーション能力もない。当然、大学の授業にもついて行けません。高野連はこうした学校を野放しにしてもいいのか? 後の祭りになってからでは遅い、と言いたいですね」
👣ヤクルト・坂本拓己を育てた知内の吉川監督が退任、後任は砂川北出身の高草木穣氏
https://news.yahoo.co.jp/articles/d38e5803318884c06d538fa69fdb9cbf04d580db
22年南北海道大会で準優勝を果たし、ヤクルト・坂本拓己投手(20)を育てた知内の吉川英昭監督(48)が退任したことがわかった。後任には7月27日付けで顧問の高草木穣氏(56)が就任。吉川監督は顧問として野球部に残る。
大阪府出身の吉川監督は、2016年4月に町立の同校監督就任。20年秋の北海道大会で4強入りし、21世紀枠候補校に選出された。エース左腕・坂本を擁した22年夏は南北海道大会の決勝まで勝ち上がり、甲子園出場にあと一歩まで迫った。
高草木氏は、砂川北から日体大に進学。石狩南の監督などを経て今春、知内に赴任し、顧問として選手の指導に当たってきた。就任直後に青森遠征を実施するなど、秋に向けて新体制で動き出しており「応援される野球部にしていきたい。まだ達成できていない甲子園で校歌を歌いたい」と目標を掲げた。
☟「高校野球の何が分かるの」有吉弘行 「甲子園2部制ほぼ無意味」私見に批判で見えてきた“毒舌ラジオの限界”
https://news.yahoo.co.jp/articles/f3a4bfefa4f6a8dcd30c45de2cc8d9c23b89432f
8月4日放送のラジオ番組『有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER』(JFN)での有吉弘行の発言に注目が集まっている。有吉は、7日から開幕する全国高等学校野球選手権大会での熱中症対策に触れたうえで、「無意味」だとバッサリ切り捨てたのだ。
「今回の夏の甲子園大会では、気温が上がる時間帯を避けるために、午前と夕方に分けて試合を行う2部制を導入することを決めました。これに対し有吉さんは『ほぼ無意味だと思いますね』と完全否定。さらに『朝7時から暑いわけだから。夕方の7時でも暑いんだから』と話し『選手たちはそれでもやりたいんだろうな』とコメントしました」(芸能記者)
だがこれには、X上で、
《高校野球の何が分かるの》
《有吉、甲子園行ったことないのかな。日射しがスタンドで遮られ、甲子園特有の海風が吹き出す夕方以降は、カンカン照りの日中と比べてかなり快適なんだけど》
《そこまで言ったら甲子園なんか開催できなくなるでしょ》
といった声が相次いでしまった。
「2部制は今大会から試験的に導入されるものですからね。効果を見きわめる目的がありますから、やる前から『ほぼ無意味』と断罪するのはいささか“雑すぎる”でしょう。昨年には、5回終了後に選手たちが10分の休息がとれる『クーリングタイム』が導入されるなど、同大会はなんとかこの時期の開催を続けられるように試行錯誤している最中です。まるでこうした努力を否定するような言説に、怒りを感じた人も多いのでしょうね」(同前)
有吉の同ラジオ番組は、以前から芸能人や芸能界、時事ネタなどに対し、容赦のない毒舌をふるうことで知られてきた。だがこうした方向にも限界があるようで……。
「やはり予備知識がないままフワッとした感じで“お気持ち”を話すので雑さがきわだってしまいますね。ここに限界があります。
特に最近では、こうした炎上を気にしてか、かなり中立的な意見を言うようになってきました。ご本人としてはあくまで“お笑い番組”という認識なので、番組内での発言については、すべて笑い飛ばして欲しいでしょうが、受け取り方はさまざまですからね。
炎上を避けるのであれば、“悪口”を言うにしても、有吉さんがフィールドとしている、芸能界やテレビ業界の話題だけに絞ったほうが賢明なのではないでしょうか」(同前)
それでつまらなくなってしまっては元も子もないけれど……。
2日目第1試合 大阪桐蔭(大阪)-興南(沖縄) 8:01~9:56
一二三四五六七八九十計HE
興 南000000000 042
大阪桐蔭00320000X 580
2日目第2試合 小松大谷(石川)-明豊(大分) 10:36~12:59
一二三四五六七八九十計HE
小松大谷300000320 8161
明 豊300001000 492
2日目第3試合 京都国際(京都)-札幌日大(南北海道) 17:01~19:05 18:22点灯 7回表から
一二三四五六七八九十計HE
京都国際401200000 7131
札幌日大000010002 3123
⚾明日の熱闘甲子園組み合わせ(3日目 1回戦)
08:00~ 花咲 徳栄-新潟産大付
10:35~ 金 足 農-西日本短付
☆ 17:00~ 南 陽 工- 菰 野
💢甲子園2部制、初日の決着は午後9時半過ぎ…選手は戸惑い「こんな時間まで練習したこともなかった」
https://news.yahoo.co.jp/articles/b8f19a0085170a208651c977707419a5e3518556
甲子園球場で開幕した夏の全国高校野球選手権大会で7日、昼間の暑い時間帯を避ける朝夕2部制が今大会から始まった。開幕からの3日間に限って実施される。日本高校野球連盟などはこの期間に、様々な角度から検討を重ねて課題を洗い出す意向だ。
導入初日は、午後0時34分に第1試合が終わると、「午後の部のチケットをお持ちの方もご退場いただきますようお願いします」との場内放送が流れ、内外野に詰めかけた観衆2万9000人が約20分かけて全員退場、同1時10分頃には閉門された。
読売新聞が三塁側アルプス席中段で計測した気温は、第1試合終了時点で39・5度。第2試合開始の午後4時は39度とほぼ変わらず、第3試合が始まった同6時52分でも32・3度と、厳しい暑さに変わりはなかった。
第3試合の岐阜城北(岐阜)―智弁学園(奈良)戦は、開会式終了から約9時間後にプレーボール。長い待ち時間に智弁学園は一度宿舎に戻った。試合は延長タイブレイクに入ったこともあり同9時36分に終了、知花琉綺亜主将は「寮は午後10時消灯。こんな時間まで練習したこともなかった。休憩して気持ちが切れた」と未体験の試合に苦労した様子だった。
同校応援団は、奈良県五條市の学校までバスで約2時間かけて帰る。過去の経験を生かし、途中、大阪や和歌山も含め20~30か所の降車場所を設け、保護者にも迎えにきてもらい深夜の帰宅に対応する予定。応援団責任者の片山公昭教頭(59)は、「第4試合の経験はあるが、それと比べても遅い」と話した。
第3試合を観戦した大阪府交野市の会社員(40)は「とても涼しく、選手と観客の熱中症対策になっていると感じた」と歓迎。一方、20年来の甲子園ファンで、全試合を観戦した名古屋市の会社員(39)は「一度球場を出ることで、観戦の熱気が冷めてしまう部分もあるのでは」と語った。
今夏の2部制は1日3試合の日に限って実施する。主催する日本高校野球連盟などはこの日の全試合終了後、「観客の入れ替えがスムーズにできるか、熱中症対策にどの程度の効果があるかみていきたい」と検証を続けていくとした。
📣「朝夕2部制」導入 最後の試合終了は午後10時前 まだまだ検証が必要
https://news.yahoo.co.jp/articles/a8d9283a861a02496b1fe7fe70a00bbac893cae3
夏の甲子園における酷暑対策のため今大会から導入された「朝夕2部制」が、7日から実施された。1日3試合が行われる大会初日から第3日までの3日間限定で敢行。午前と夕方で観客を完全に入れ替え、入場券もそれぞれ発売される。
2万9000人の観衆が集まった滋賀学園-有田工の開幕戦が午後0時34分に終わると、場内で「1度閉門させていただきます。『夕方の部』のチケットをお持ちの方もご退場いただきますよう、よろしくお願いします」とアナウンスされた。球場外への完全退場は試合終了から34分後の午後1時8分。グラウンド整備や清掃を経て午後3時に再び開門した。
「夕方の部」では英明-健大高崎の第2試合が午後4時から行われ、1万人が来場した。やや暗くなり始めた午後6時18分に試合終了。健大高崎の4番箱山遥人捕手(3年)は「自分みたいに暑さが苦手な人には合っているのかな」。一方で、6回裏の守備中に足がつって10分間の治療を受けて復活した英明の百々愛輝外野手(3年)は「試合中はほとんどつったことはない。暑かったです」と振り返った。
試合中に足がつった選手は昨年の初日の6人から3人に減少。観客など救護室を利用した人数は午前10人、午後3人の計13人で、昨年比で少ないという。気温の違いもあり一概には言えないが、改善傾向がみられる。日本高野連の井本亘事務局長(53)は2部制導入のメリットについて「終わったばかりで何ともいいようがない。今後検証していきます」と説明した。
ただ、午後6時52分から始まった第3試合は、延長の末に午後9時36分までかかった。今後の課題の1つといえるだろう。2部制は残り2日。まだまだ検証を続ける必要がありそうだ。
📝「2部制」初導入 観客一時消え、混雑する近隣施設 夏の甲子園
https://news.yahoo.co.jp/articles/1f99cc03f2718efd036e227fd14f89be3feb7ab4
開会式直後にあった有田工(佐賀)―滋賀学園の第1試合は、午前10時8分にプレーボール。滋賀学園が10―6で勝利し、試合終了は午後0時34分だった。試合が午後1時半までに終了しない場合、原則として翌日以降に継続試合となる予定だったが余裕を持って終えた。
滋賀学園の校歌が流れた後、しばらくすると「午前の部は終了いたしましたから、一度閉門させていただきます。夕方の部の入場券をお持ちのお客さまもご退場いただきますようお願い申し上げます。夕方の部の開門は3時を予定いたしております」と場内アナウンスがあり、スコアボードにも同様の案内が表示された。
午後1時ごろには、ほぼすべての観客がスタンドから姿を消した。球場内の売店は閉じられ、球場関係者だけに。グラウンドのスタッフは整備をしたり、水をまいたりして、午後4時開始予定の第2試合に備えた。
観客たちの過ごし方はさまざまだった。20年近く開幕日の観戦に訪れているという兵庫県尼崎市の50代男性は「夕方までは待っていられない」と嘆き、「この後は京セラドーム大阪でプロ野球のオリックス戦を見ることにした」と話した。
球場近くの高速道路の高架下では、日陰で座り込んだり、レジャーシートを敷いたりして、休んでいる人の姿も多く見られた。冷房がきいている球場近くのグッズショップは混雑した。
近くの大型商業施設「三井ショッピングパーク ららぽーと甲子園」の約630席あるフードコートはほぼ満席。高校野球グッズを身につけた人も多く、手軽に食べられるうどん店やファストフード店は混み合った。
フードコートで休んでいた大阪市内の野球部に所属する高校3年生の男子生徒(17)は「夕方からも観戦する。それまでやることがないので、ここで時間をつぶすつもり」と少し疲れた様子。「選手は熱中症対策をしているので、通しでやってもいいと思うが、見る側からすれば暑いし、いったん休めるのはいいかもしれない」と話した。
高校野球ファン歴約20年という大阪市内の50代男性も「最後の試合が何時に終わるか心配だけど、とにかく暑い。涼しいところで休めるのでいい」と「2部制」を歓迎した。
◇働く側にはメリット
2部制は運営側にも影響している。球場の飲食や物販を統括するスタッフは、早朝や昼出勤など「3部制」で交代勤務した。
手探りでの対応となったが、担当者は「暑さで体調不良になってしまう売り子もいるので、暑い時間を避けることは働く側にとってもメリットがある」と語る。一方、ランチタイムに観客が球場から離れるため、「発注量をどうするかなど悩ましい。来夏以降に向け、この3日間の売り上げなどを検証していきたい」と話した。
☟2部制のナイターで体調不良 京都国際2選手交代
https://news.yahoo.co.jp/articles/e8a17084f8e72a6fa663c357c8983d80958ee278
第106回全国高校野球選手権大会の大会本部は8日、第3試合の札幌日大(南北海道)との1回戦で、京都国際の中堅手で先発した沢田遥斗選手(3年)と、右翼手の長谷川颯選手(2年)が体調不良のため、試合後の取材を欠席したことを明らかにした。
八回裏の守備から退いた沢田選手は、両手、両足の筋けいれんと診断された。長谷川選手は九回裏の守備で右翼への深い飛球を追った後にプレーが途切れると足を伸ばす仕草を見せた。その後、駆けつけた仲間に肩を組んでもらってベンチへと引き揚げ、選手の交代がアナウンスされた。軽度の熱中症の疑いという。
8日は暑さ対策のため、暑さが激しくなる昼間を避けて朝と夕に試合をする2部制で開催している。第3試合は午後5時1分に始まり、午後7時5分に終了した。
📝健大高崎、鍛え抜かれた高度な守り 英明は賭けに出たが 高嶋仁の目
https://news.yahoo.co.jp/articles/bf58406a3b1f3c16d20417812005b84735160d3c
(7日、第106回全国高校野球選手権大会1回戦 健大高崎1―0英明)
苦しみましたね、健大高崎(群馬)は。本来の調子が出ないなかで勝てたのは、選抜王者の意地と、鍛え抜かれた守りやと思います。
六回の守りです。2死一、三塁から重盗を仕掛けられました。箱山遥人捕手からの送球を、投手の後ろで二塁手の高山裕次郎選手がカット、難しい捕球体勢から素早く本塁へ投げました。
素晴らしかったのは送球の低さです。ショートバウンドになりましたが、むしろそれが正解でした。ノーバウンドで投げようとして、少しでも浮いたら本塁はセーフになります。
箱山捕手も難なくショートバウンドをすくってタッチし、アウトにしました。これは高度なプレーです。何度も練習しているはずです。その直前にも、送球ミスがあって、飛び出した二塁走者を、高山選手が冷静に見て素早く送球し、刺しました。
選抜王者の意地もあったのでしょう。エース左腕の佐藤龍月投手がひじの故障でベンチを外れました。「負けられない」という思いがさらに強まり、チームの結束を強めているのかもしれません。
英明(香川)は得点できるチャンスが何度かありましたが、逃してしまいました。スクイズがファウルになり、満塁で不運な併殺打もありました。ただ、清家準投手の力投は見事でした。
最後は二盗失敗でゲームセット。賭けに出たのでしょうが、同じ賭けなら、僕やったらヒットエンドランをかけたと思います。盗塁は成功しても点が入りませんが、ヒットエンドランなら外野の間を抜けたら同点ですから。
見応えのある、ええ試合でした。
📝左打者が左腕を攻略した大阪桐蔭 興南は若さに期待 高嶋仁の目
https://news.yahoo.co.jp/articles/06173956a6f08a883ad94fd6cae8263db234e1a4
(8日、全国高校野球選手権大会1回戦 興南0―5大阪桐蔭)
大会屈指の好左腕・興南(沖縄)の田崎颯士投手に対し、大阪桐蔭は1~5番まで左打者を並べました。いかに抑えるか、攻略するかに注目していましたが、二回り目に大阪桐蔭打線が見事に対応しましたね。
一回、二回と桐蔭は無安打でした。左打者がボールになる外のスライダーに手を出し、泳がされていました。それが三回に変わりました。ベンチの指示があったのでしょうね。
1死一、二塁から1番打者の吉田翔輝選手が右中間に2点適時三塁打。長打になりましたが、決して大振りせず、ジャストミートしていました。
続く宮本楽久選手もきっちりセンター返しの適時打。大きな3点になりました。
左打者が左腕を打つためのキーワードは「遊撃手(ショート)の頭」です。僕は監督時代、常に言っていました。「ショートの頭を狙え」と。
練習試合などでは、左打者と約束することがありました。「右方向に引っ張ったらヒットを打っても交代」と。実際に右翼に本塁打を打った選手を代えたこともあります。
その意識があれば、右肩が開かず、体重が軸足に残って引きつけて打てるんです。ボール球の変化球も見極められる。それがうまかったのが2000年に全国制覇したときの3番打者だった武内晋一(元ヤクルト)でした。
興南としては、先制して相手を慌てさせたかったですね。一回無死一塁から送りバントが投手正面を突いて二封。その後の見逃し三振も痛かったです。
しかし、1、2年生が多い若いチームなので、この経験を糧にして、また戻ってきてほしいですね。
✌小松大谷、振り払った「サヨナラの連鎖」 あえての先攻 夏の甲子園
https://news.yahoo.co.jp/articles/aed304530388010e7a93019d6fe649090a6a6c08
○小松大谷(石川)8―4明豊(大分)●
続いていた「サヨナラ負けの連鎖」を3度目で食い止めた。2年生スラッガーが凡打を挽回する殊勲打で立役者となった。
1点を追う七回。小松大谷は無死一、二塁で3番・田西称(たさい・とな)選手が左打席に入った。追い込まれた直後の5球目。甘くきた変化球を振り抜くと、打球は右中間を破った。走者一掃の逆転三塁打に、塁上では何度も力強く拳を握った。
2段モーションから緩急をつけてくる相手エース、野田皇志投手にタイミングが合わず、第2打席では140キロの外角直球に見逃し三振。第3打席でも内角低めのチェンジアップに空振り三振を喫していた。
「せっかくの甲子園。これで終わるわけにはいかない。積極的に振ろう」。願ってもない好機に覚悟を決めて入った打席だった。七回の打席では「後ろにつなぐ」という意識を高めてうまくバットを合わせ、この回一挙3得点につなげた。
春夏合わせた甲子園出場は夏の2回のみ。いずれも1回戦で苦い思い出がある。
まずはさかのぼること39年前。校名が北陸大谷だった第67回大会の1985年に鹿児島商工と対戦し、1点リードの九回裏に2点をとられて逆転サヨナラ負けした。高川学園(山口)と対戦した第103回大会の2021年は、押し出し四球でのサヨナラ負けだった。
今回もさすがにサヨナラのイメージがよぎった。だから試合前から策を打った。東野達主将がその内容を明かした。「サヨナラのイメージをもってはいってしまったら、また同じことの繰り返しだと思ったのでジャンケンで勝って先攻を選んだ」。ジャンケンは狙い通り勝ち、サヨナラを乗り越える意味を込めてあえて先攻を選択し、甲子園初勝利をつかんだ。
石川大会では準決勝で日本航空石川に競り勝ち、決勝で、今春のセンバツで4強入りした星稜を破ってつかんだ甲子園切符。決勝でも先制2ランを放って勝利の流れを作ったのが田西選手だった。「(今回は)甲子園で校歌を歌えた」。西野貴裕監督の表情にようやく歴史を塗り替えた安堵感がにじんだ。
🎤2024年夏の甲子園 監督突撃インタビュー
興南(沖縄)我喜屋優監督「野球しかしていない高校生の将来は誰が保証するのでしょうか」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/sports/358764
明日8日は沖縄の興南が登場する。地方大会で準決勝に駒を進めた興南以外の3校はエナジックスポーツ(創部2021年)、ウェルネス沖縄(同18年)、KBC(同15年)。沖縄で〝横文字〟の新鋭校が増えている理由を学校法人興南学園の理事長でもある我喜屋監督に聞いてみると……。
――近年の沖縄は聞きなれない名前の学校が力をつけています。
「まず、それら学校の母体が何かを調べないと。本来、学校は生徒をある程度確保し、校納金を収めてもらい、そして政府の補助で成り立っている。しかし、近年は『それは学校なんでしょうか?』という出場校が増えているのも事実です。例えば、興南が同じように『今度はスポーツだけの学校にしよう』となったら、財源はどうするのか。生徒が野球部員だらけだったら、本来、一般生徒にも関わりのある校納金から吸い上げるしかなくなる。それは違うでしょう、と僕は思っています」
――野球専門学校のようなものですか。
「詳しいことは僕もわかりませんが、(財源を)母体となる企業の利益から回してもらっているとすれば……それは学校の税務的にどうなのでしょうか。企業が社員に利益を還元するのは当然です。でも、生徒は社員ではない」
――学校法人は税制上の優遇措置があります。なぜ、沖縄でそうした学校が増えているのでしょう。
「何と言えばいいのか……沖縄には『いいよ、勉強なんてしなくても』という風潮があるのかどうか……。近年は沖縄に進出している経営母体もあるだけに、ある意味、彼らの草刈り場になっているのかもしれません」
――でも、それは本来の学校ではありません。
「スポーツを通して社会に通用する人間を育てるのならばいいのですが、スポーツだけやっていればいい、というのはおかしいですよ。公立校は授業時間は部活が出来ないし、興南だって部活は午後4時からです。野球専門学校のような出場校が増えると、いよいよ公立校が勝てなくなる。高校野球は平等性がなくてはいけないんです」
――学校が野球だけをやらせるのはおかしいと。
「スポーツを通じた教育をするからこそ、6時間目まで(英語、数学などの)授業をする。勉強して知識を広げ、将来の仕事の選択肢を広げるためです。でも、朝から野球しかしていない高校生の将来は、誰が保証するのでしょうか。野球しか知らないと挨拶もできないし、コミュニケーション能力もない。当然、大学の授業にもついて行けません。高野連はこうした学校を野放しにしてもいいのか? 後の祭りになってからでは遅い、と言いたいですね」
👣ヤクルト・坂本拓己を育てた知内の吉川監督が退任、後任は砂川北出身の高草木穣氏
https://news.yahoo.co.jp/articles/d38e5803318884c06d538fa69fdb9cbf04d580db
22年南北海道大会で準優勝を果たし、ヤクルト・坂本拓己投手(20)を育てた知内の吉川英昭監督(48)が退任したことがわかった。後任には7月27日付けで顧問の高草木穣氏(56)が就任。吉川監督は顧問として野球部に残る。
大阪府出身の吉川監督は、2016年4月に町立の同校監督就任。20年秋の北海道大会で4強入りし、21世紀枠候補校に選出された。エース左腕・坂本を擁した22年夏は南北海道大会の決勝まで勝ち上がり、甲子園出場にあと一歩まで迫った。
高草木氏は、砂川北から日体大に進学。石狩南の監督などを経て今春、知内に赴任し、顧問として選手の指導に当たってきた。就任直後に青森遠征を実施するなど、秋に向けて新体制で動き出しており「応援される野球部にしていきたい。まだ達成できていない甲子園で校歌を歌いたい」と目標を掲げた。
☟「高校野球の何が分かるの」有吉弘行 「甲子園2部制ほぼ無意味」私見に批判で見えてきた“毒舌ラジオの限界”
https://news.yahoo.co.jp/articles/f3a4bfefa4f6a8dcd30c45de2cc8d9c23b89432f
8月4日放送のラジオ番組『有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER』(JFN)での有吉弘行の発言に注目が集まっている。有吉は、7日から開幕する全国高等学校野球選手権大会での熱中症対策に触れたうえで、「無意味」だとバッサリ切り捨てたのだ。
「今回の夏の甲子園大会では、気温が上がる時間帯を避けるために、午前と夕方に分けて試合を行う2部制を導入することを決めました。これに対し有吉さんは『ほぼ無意味だと思いますね』と完全否定。さらに『朝7時から暑いわけだから。夕方の7時でも暑いんだから』と話し『選手たちはそれでもやりたいんだろうな』とコメントしました」(芸能記者)
だがこれには、X上で、
《高校野球の何が分かるの》
《有吉、甲子園行ったことないのかな。日射しがスタンドで遮られ、甲子園特有の海風が吹き出す夕方以降は、カンカン照りの日中と比べてかなり快適なんだけど》
《そこまで言ったら甲子園なんか開催できなくなるでしょ》
といった声が相次いでしまった。
「2部制は今大会から試験的に導入されるものですからね。効果を見きわめる目的がありますから、やる前から『ほぼ無意味』と断罪するのはいささか“雑すぎる”でしょう。昨年には、5回終了後に選手たちが10分の休息がとれる『クーリングタイム』が導入されるなど、同大会はなんとかこの時期の開催を続けられるように試行錯誤している最中です。まるでこうした努力を否定するような言説に、怒りを感じた人も多いのでしょうね」(同前)
有吉の同ラジオ番組は、以前から芸能人や芸能界、時事ネタなどに対し、容赦のない毒舌をふるうことで知られてきた。だがこうした方向にも限界があるようで……。
「やはり予備知識がないままフワッとした感じで“お気持ち”を話すので雑さがきわだってしまいますね。ここに限界があります。
特に最近では、こうした炎上を気にしてか、かなり中立的な意見を言うようになってきました。ご本人としてはあくまで“お笑い番組”という認識なので、番組内での発言については、すべて笑い飛ばして欲しいでしょうが、受け取り方はさまざまですからね。
炎上を避けるのであれば、“悪口”を言うにしても、有吉さんがフィールドとしている、芸能界やテレビ業界の話題だけに絞ったほうが賢明なのではないでしょうか」(同前)
それでつまらなくなってしまっては元も子もないけれど……。