自ら健康に、水から健康に。合言葉は「はやめに、こまめに」
⚾今日の近畿大会試合結果(2日目 1回戦 わかさスタジアム京都)
2日目第1試合 報徳学園(兵庫)-龍谷大平安(京都①) 10:00~12:04
一二三四五六七八九十計HE
報徳学園010000110 3120
龍谷平安000010000 160
2日目第2試合 天理(奈良)-京都外大西(京都③) 12:42~14:28
一二三四五六七八九十計HE
京外大西00000110 250
天 理10002105x 9120
⚾今日の東海大会三重県勢試合結果(2日目 5位決定戦 小牧球場)
浜 松 商3-0昴 学 園・津 商9-7春 日 丘
㊗兵庫・神港学園が「創部100周年記念試合」開催で夏へ弾み 強豪・倉敷商を招いて熱戦
https://news.yahoo.co.jp/articles/01315ee2b3e90bb2b36d9f84cf715f4a44197834
春夏通算8度の甲子園出場を誇る神港学園(兵庫)が24日、兵庫県高砂市の高砂球場で「硬式野球部創部100周年記念試合」を開催した。1926年創部の同校を県内屈指の強豪に育て上げた北原光広前監督の母校で、昨秋の岡山大会優勝、同中国大会4強の倉敷商(岡山)を招き、熱戦を繰り広げた。
試合前には記念式典を実施。退任した18年以来、8年ぶりに「SHINKO」のユニホームに身を包んだ前監督は「現役の時は、いつも軽く感じていましたが、久しぶりのきょうは、ユニホームが重たく感じています。私にとって神港学園というのは、母校のようなもの。36年間、神港学園の監督で良かったなと思います」などと、あいさつした。4月に高砂球場に新設された電光掲示板には、野球部の歴史を振り返る映像も流れた。
現役部員同士による試合は、各試合7イニング制のダブルヘッダーで実施された。お互いに主力メンバーが出場した第1試合は神港学園が5―1で勝利。父の後を受けて18年春から指揮を執る北原直也監督は「OBの方とか、保護者の方とか、たくさんの方々に来ていただいた中で“自分たちができることを一生懸命やろう”と言って戦った結果。選手たちにも“この空気感、緊張感で夏の大会を迎えたいな”と話しました。本当に意味のある試合になりました」とうなずいた。
新チーム結成直後の昨秋は県大会1回戦で敗れ、今春は神戸地区予選Hブロック1回戦でまさかの敗戦を喫した同校。同監督は「もう最後、残されているのは夏しかない。練習に取り組む姿勢などは去年を上回るくらいのものを出してくれているチーム。あとは、結果に結びつけてあげないといけない。全部出し切って、勝負したいと思います」と続け、夏の大会での巻き返しを見据えた。
📣大社と早稲田実業“じつは甲子園から続いていた”意外な関係「石飛です」「何しに来るんだよ」神バント、内野5人シフト…伝説的試合から2年、再戦の結果は?
https://news.yahoo.co.jp/articles/f37c91366438fb73731cc80d94f0d7c20f54f038
夏の甲子園史に残る名試合。あの大社と早稲田実業の激闘から2年…両校の関係と、大社ナインの今を追った。【全3回の1回目】
練習試合なのに…観客ズラリ
ゴールデンウィーク最終日の5月6日。島根県出雲市の“ある場所”は賑わいに包まれた。参拝者でにぎわう出雲大社……ではなく、そこからほど近くにある、島根県立大社高校のグラウンドである。
この日は、練習試合が行われていた。大社のマネージャーが数えたところ、観客は「502人」に上ったという。バックネット裏に即席の観客席が設けられ、グラウンド外周にも観客がズラリと並んだ。大社と早稲田実業。高校野球の歴史に残る激闘を繰り広げたカードの、再戦が行われたのである。
2024年夏の甲子園、32年ぶりに甲子園に乗り込んだ大社は、初戦で優勝候補の報徳学園を撃破するなど、「大社旋風」と称される快進撃を見せた。旋風が最も激しく吹き荒れたのが、早実との3回戦だった。
奇策、神バント…2年前の名試合
戦前は早実有利と目されながら、大社が食らいつく。9回に大社がスクイズで同点とし、なおもチャンスを拡大。すると、早実が「内野5人シフト」の奇策で併殺を奪ってサヨナラを阻止した。延長11回には代打で登場した大社の2年生・安松大希が、公式戦初打席で三塁線に「神バント」を決める。続くエースの馬庭優太が執念のサヨナラ打を放ち、両手を広げながら一塁へと駆け出した。
早実を率いる和泉実は「神様から降りて来たんだよ。『今やれ』って」と内野5人シフトをひらめいた。大社の監督である石飛文太は、延長戦の最中、ふとブルペンでボールを受ける控え捕手の安松が目に留まり、ベンチに呼び寄せたことで代打起用に発展した。
“天啓”とも言える両指揮官の奇策が勝負所で決まり、激闘を名勝負へと昇華させた。ナイター照明に照らされる中での激闘は、「令和の神様が創った試合」と言えるのではないか。甲子園での名勝負から627日。あの試合に魅せられた者たちにとって、見逃せない再戦となった。
「早稲田実業に“直電”しました」
両校の試合は朝9時にプレーボールがかかった。4回に、早実の4番で1年生の中津井琉真の本塁打で先制点を挙げた。追う大社は5回に内野安打で出塁した走者を2つのバントで進め、3番の原田悠翔の適時打で追いつく。原田は、2年前も唯一1年生でベンチ入りしていた選手でもある。そして、7回1死三塁のチャンスで、大社が“宝刀”であるスクイズで勝ち越し。続いて適時打も飛び出し、そのまま大社が3-1で勝利した。
和泉と石飛の本格的な交流が始まったのは、甲子園での激闘から約半年が経った、2025年2月のことだった。大社に関東の大学を志望する選手がおり、セレクションの引率で東京に向かう機会があった。石飛が思い起こす。
「合間に自由に動ける時間があったので、『これは早実に行くしかない! 』と思って。僕、甲子園で試合をして和泉さんと知り合いになった気でいたんですね。でも、よく考えたら連絡先も知らなかったんですよ。だから、学校に直接電話しました。これ、“直電”って呼んでるんですけど」
野球部関係者を通じてお願いすべく、早実の代表番号に“直電”するも、あいにく窓口となる部長が不在。対応した事務員から「監督はいますが」と添えられる。
「なにしに来るんだよ…まあいいよ」
「言われた瞬間、ものすごい緊張してきたんです。いきなり監督かって。でも、せっかくつないでもらったので、『石飛です。伺ってもよろしいですか? 』とお願いして」
この申し出に対し、和泉は「なにしに来るんだよ」と驚きつつも、「まあ、いいよ。来なよ。バントのやり方教えてくれよ」と了承した。そして、2月15日。東京都八王子市にある練習グラウンドで顔を合わせた。和泉が電話口と同じく「なにしに来たんだよ」と投げかけ、石飛は「来たくて来ました」と返す。
石飛には目的があった。和泉が甲子園で「内野5人シフト」を敷いた真意を確かめることだ。「すごく浅はかな考えなんですけど」と前置きした上で続ける。
「僕からしたら、和泉さんは『高校野球のすべてを手に入れている方』です。甲子園で優勝しているし、教え子をドラフト1位でプロに送り出してもいる。そんな人が、うちみたいな島根のチームに対して、あそこまでのリスクを冒さなくてもいいのに、と思っていたんですよね」
「なぜあの奇策を使ったのか?」
奇策は成功すれば称えられるが、失敗に終わればたちまち批判を浴びる。和泉が1点を防ぐために敷いたシフトも、ヒットゾーンの広がった外野に運ばれでもしたら、たちまち愚策と呼ばれる可能性もあった。島根の公立校に対して、東京の名門私立校がそんな博打を打つ必要があるのか。疑問だった。
和泉はそれまでと変わらぬ調子で「なに言ってんだよ」と一蹴し、続けた。
「勝ちたいからに決まってるだろ」
和泉から発せられたのは、将としての根源的な欲求だった。石飛が感嘆しながら振り返る。
「すごいな、と思いましたね。昔は僕も評価を気にして、名将や重鎮と呼ばれる方々とお話するときに、『こんな質問をしたら、浅い人間と思われるかな』とか、『もっと勉強してこいって思われたらどうしよう』と思っていました。けど、もういいかなと思って質問させてもらって、和泉さんの答えが聞けてよかったです。まあ、僕の質問はしょぼすぎましたけど(笑)」
「和泉さん、実は島根って結構近いんです」
いつしか、和泉の指導者人生に話題が及ぶ。石飛が「南陽工業におられたんですよね」と投げかけると、和泉が「そうなんだよ。今でも練習試合に行くよ」と返した。和泉の指導者としてのはじまりは、山口の南陽工の監督だった。そこで、石飛がひらめく。2人の記憶をつなぎ合わせると、会話はこんな調子だったようだ。
「いつごろ山口遠征に行かれるんですか?」
「ゴールデンウィークだよ。毎年ではないけど」
「和泉さん、実は山口と島根って結構近いんですよ」
「騙されねえぞ。3時間はかかるだろ」
和泉が苦笑しながら振り返る。
〈つづく〉
👣滋賀学園、悔やまれる1球 「夏も背番号1つけたい」近畿高校野球
https://news.yahoo.co.jp/articles/55ff349c16f2a616278910d8ace90cc37f6f9cdc
(23日、春季近畿地区高校野球大会1回戦 智弁和歌山8―6滋賀学園)
悔やまれる1球だった。八回表2死一、三塁。滋賀学園の奥間賢投手(3年)が投げたチェンジアップが真ん中高めに入った。智弁和歌山の2番荒井優聖選手(同)はそれを逃さない。打球はぐんぐん伸びて右翼席へ。試合を決める3点本塁打となった。試合後、奥間投手は「一番投げてはいけない球を投げてしまった。みんなに申し訳ない」とうつむいた。
春季県大会での好投が認められ、公式戦で初めて背番号1をつけた。相手打線はやはり強力だったが、仲間たちに「お前しかおらん」と鼓舞され、粘り強く腕を振り続けた。
リードした中野壮真捕手(同)は「失投を絶対に逃さない相手打線が上手だった。こうした紙一重の勝負にこだわっていかないと、甲子園では勝てない」。
夏も背番号1をつけたい? そう問うと、奥間投手は間髪入れずに「つけたいです」と答えた。「滋賀学園で背番号1をつける投手は、絶対にチームを勝たせなければいけない。夏までに、エースと呼ぶにふさわしい力をつけたい」
☝報徳学園「小園ロード」歩む1年生遊撃手現る 大崎晧太がデビュー戦で躍動、小園超え!?原石
https://news.yahoo.co.jp/articles/c08f8b32dc05832055d075f664898895c1aa93bc
◇高校野球春季近畿大会第2日1回戦 報徳学園3―1龍谷大平安(2026年5月24日 わかさスタジアム京都)
高校野球の春季近畿大会は24日に1回戦2試合が行われ、報徳学園(兵庫)が龍谷大平安(京都)を3―1で下して22年以来4年ぶりの初戦突破を決めた。
1年生の大崎晧太が「9番・遊撃」で公式戦初出場初先発を果たし、1安打1打点と勝利に貢献した。1―0の4回2死無走者では外角変化球をうまく拾い、中前へ落とす公式戦初安打をマーク。2―1の8回1死三塁では初球スクイズを成功させた。守っては3度のゴロを軽快に処理。持ち味である堅守も披露した。
「(スクイズは)サインが出るだろうなと思っていました。緊張したけど先輩に声を掛けていただきながら、相手の応援も自分の応援と思ってプレーできました」
入学直後だった兵庫大会では登録外だった中、近畿大会から背番号18でベンチ入り。高い守備力を評価され、初戦から先発機会を与えられた。同校の1年生が春季近畿大会で先発出場したのは16年小園海斗(現広島)以来10年ぶり。
指導者の間では「守備だけなら1年生の頃の小園よりも上」と評判で、大角健二監督は「試合前半を一生懸命やってくれればいいと思っていたが、守備にしてもスクイズにしても落ち着いていた。本当に肝が据わった1年生だなと改めて思いました」と称えた。
👣プロ注目の龍谷大平安・川島謙心が5回2失点の粘投も初戦敗退「キレだったりコースをもっと仕上げていかないといけない」…近畿大会
https://news.yahoo.co.jp/articles/b78f06e9c47cfde3c3b267f4bcaaa0781cb22e39
龍谷大平安が報徳学園に敗れ、初戦敗退した。身長185センチ、最速149キロのプロ注目右腕・川島謙心投手は5回から2番手で登板。いきなり先頭打者に安打を許し、得点圏に進まれるが後続を抑えた。
6回も先頭を歩かせたが、無失点と粘ったが、7回は1死から二塁打を浴びると、三盗を決められ、再び二塁打を許して勝ち越された。8回も先頭に三塁打を許し、スクイズを決められ、追加点を許した。この日の最速は147キロ。5イニングで6安打2失点だった。川口知哉監督は「いつも通りだが、先頭のフォアボールであったり、ヒットの許し方が長打になっていた。点に絡むので、課題は残るかな」と淡々と語った。
ネット裏ではNPB12球団のスカウトが視察。DeNA・藤田スカウトは「(5回は)いきなり高めに抜けたけれど慌てずに落ち着いていた。伸びしろが十分」とコメント。楽天・足立スカウトも「真っすぐに力がある。身体能力が高いし、成長に期待したい」と評価した。
川島は「今日はスライダーが打たれる場面多かった。キレだったりコースをもっと仕上げていかないといけない」と振り返った。今春に入り140キロ台後半に球速アップした右腕だが、「自信のあった真っすぐが(昨年の)秋と全然変わっていない。打たれる場面が多かった。今まで以上に質を高めてやっていく」と課題を見つけた。
✌天理が8回コールド勝ち 真っすぐ「強くなった」長尾亮大が自己最速更新で完投
https://news.yahoo.co.jp/articles/3e930c90406bc34490e178a06ac16a5cb3368a5a
<高校野球春季近畿大会:天理9-京都外大西2>◇24日◇1回戦2試合◇わかさスタジアム京都
天理(奈良1位)が京都外大西(京都3位)を8回コールドで下した。36年ぶりの出場となった京都外大西は強豪相手に勝利とはならなかった。
先発した長尾亮大投手(3年)が8回5安打3奪三振2失点で完投。「序盤の方はしっかり集中して投げられた。中盤に先頭バッターの入りで甘く入って長打を打たれてしまったので、そこは次につなげて反省していかないといけない」。6回、先頭に四球を出してから連打で無死満塁とこの試合最大のピンチを招くも、続く打者が併殺の間の1失点のみで最少失点に抑えた。
自己最速も146キロに更新。「この練習試合から、真っすぐの力強さっていう部分では自分でも少しは強くなったのかなって感じていて、今日更新できたのはうれしい」と冬の取り組みの成果に喜んだ。
今春のセンバツでは同じ奈良の智弁学園が準V。「まだまだ自分の力のなさを感じた。この夏倒すために冬やってきましたし、これからもやっていくつもりなので。夏、智弁学園さんに向けてしっかり調整していきたいと思います」と意気込んだ。
打線は、先制するも6回、7回と失点し2点差で迎えた8回。2四死球と三塁打2本を含む6安打で得点を重ね、この回5得点目を取ったところでコールド勝ちとなった。藤原忠理監督(60)は「エースの長尾が試合を前半ちゃんと作ってくれたので、全体的に落ち着いて試合運びができた。打線は水物。ただ、相手ピッチャーさんですね、やっぱり丁寧にきちんと放ってたので『1点ずつでいいから』ということは指示を出しました」と振り返った。
2日目第1試合 報徳学園(兵庫)-龍谷大平安(京都①) 10:00~12:04
一二三四五六七八九十計HE
報徳学園010000110 3120
龍谷平安000010000 160
2日目第2試合 天理(奈良)-京都外大西(京都③) 12:42~14:28
一二三四五六七八九十計HE
京外大西00000110 250
天 理10002105x 9120
⚾今日の東海大会三重県勢試合結果(2日目 5位決定戦 小牧球場)
浜 松 商3-0昴 学 園・津 商9-7春 日 丘
㊗兵庫・神港学園が「創部100周年記念試合」開催で夏へ弾み 強豪・倉敷商を招いて熱戦
https://news.yahoo.co.jp/articles/01315ee2b3e90bb2b36d9f84cf715f4a44197834
春夏通算8度の甲子園出場を誇る神港学園(兵庫)が24日、兵庫県高砂市の高砂球場で「硬式野球部創部100周年記念試合」を開催した。1926年創部の同校を県内屈指の強豪に育て上げた北原光広前監督の母校で、昨秋の岡山大会優勝、同中国大会4強の倉敷商(岡山)を招き、熱戦を繰り広げた。
試合前には記念式典を実施。退任した18年以来、8年ぶりに「SHINKO」のユニホームに身を包んだ前監督は「現役の時は、いつも軽く感じていましたが、久しぶりのきょうは、ユニホームが重たく感じています。私にとって神港学園というのは、母校のようなもの。36年間、神港学園の監督で良かったなと思います」などと、あいさつした。4月に高砂球場に新設された電光掲示板には、野球部の歴史を振り返る映像も流れた。
現役部員同士による試合は、各試合7イニング制のダブルヘッダーで実施された。お互いに主力メンバーが出場した第1試合は神港学園が5―1で勝利。父の後を受けて18年春から指揮を執る北原直也監督は「OBの方とか、保護者の方とか、たくさんの方々に来ていただいた中で“自分たちができることを一生懸命やろう”と言って戦った結果。選手たちにも“この空気感、緊張感で夏の大会を迎えたいな”と話しました。本当に意味のある試合になりました」とうなずいた。
新チーム結成直後の昨秋は県大会1回戦で敗れ、今春は神戸地区予選Hブロック1回戦でまさかの敗戦を喫した同校。同監督は「もう最後、残されているのは夏しかない。練習に取り組む姿勢などは去年を上回るくらいのものを出してくれているチーム。あとは、結果に結びつけてあげないといけない。全部出し切って、勝負したいと思います」と続け、夏の大会での巻き返しを見据えた。
📣大社と早稲田実業“じつは甲子園から続いていた”意外な関係「石飛です」「何しに来るんだよ」神バント、内野5人シフト…伝説的試合から2年、再戦の結果は?
https://news.yahoo.co.jp/articles/f37c91366438fb73731cc80d94f0d7c20f54f038
夏の甲子園史に残る名試合。あの大社と早稲田実業の激闘から2年…両校の関係と、大社ナインの今を追った。【全3回の1回目】
練習試合なのに…観客ズラリ
ゴールデンウィーク最終日の5月6日。島根県出雲市の“ある場所”は賑わいに包まれた。参拝者でにぎわう出雲大社……ではなく、そこからほど近くにある、島根県立大社高校のグラウンドである。
この日は、練習試合が行われていた。大社のマネージャーが数えたところ、観客は「502人」に上ったという。バックネット裏に即席の観客席が設けられ、グラウンド外周にも観客がズラリと並んだ。大社と早稲田実業。高校野球の歴史に残る激闘を繰り広げたカードの、再戦が行われたのである。
2024年夏の甲子園、32年ぶりに甲子園に乗り込んだ大社は、初戦で優勝候補の報徳学園を撃破するなど、「大社旋風」と称される快進撃を見せた。旋風が最も激しく吹き荒れたのが、早実との3回戦だった。
奇策、神バント…2年前の名試合
戦前は早実有利と目されながら、大社が食らいつく。9回に大社がスクイズで同点とし、なおもチャンスを拡大。すると、早実が「内野5人シフト」の奇策で併殺を奪ってサヨナラを阻止した。延長11回には代打で登場した大社の2年生・安松大希が、公式戦初打席で三塁線に「神バント」を決める。続くエースの馬庭優太が執念のサヨナラ打を放ち、両手を広げながら一塁へと駆け出した。
早実を率いる和泉実は「神様から降りて来たんだよ。『今やれ』って」と内野5人シフトをひらめいた。大社の監督である石飛文太は、延長戦の最中、ふとブルペンでボールを受ける控え捕手の安松が目に留まり、ベンチに呼び寄せたことで代打起用に発展した。
“天啓”とも言える両指揮官の奇策が勝負所で決まり、激闘を名勝負へと昇華させた。ナイター照明に照らされる中での激闘は、「令和の神様が創った試合」と言えるのではないか。甲子園での名勝負から627日。あの試合に魅せられた者たちにとって、見逃せない再戦となった。
「早稲田実業に“直電”しました」
両校の試合は朝9時にプレーボールがかかった。4回に、早実の4番で1年生の中津井琉真の本塁打で先制点を挙げた。追う大社は5回に内野安打で出塁した走者を2つのバントで進め、3番の原田悠翔の適時打で追いつく。原田は、2年前も唯一1年生でベンチ入りしていた選手でもある。そして、7回1死三塁のチャンスで、大社が“宝刀”であるスクイズで勝ち越し。続いて適時打も飛び出し、そのまま大社が3-1で勝利した。
和泉と石飛の本格的な交流が始まったのは、甲子園での激闘から約半年が経った、2025年2月のことだった。大社に関東の大学を志望する選手がおり、セレクションの引率で東京に向かう機会があった。石飛が思い起こす。
「合間に自由に動ける時間があったので、『これは早実に行くしかない! 』と思って。僕、甲子園で試合をして和泉さんと知り合いになった気でいたんですね。でも、よく考えたら連絡先も知らなかったんですよ。だから、学校に直接電話しました。これ、“直電”って呼んでるんですけど」
野球部関係者を通じてお願いすべく、早実の代表番号に“直電”するも、あいにく窓口となる部長が不在。対応した事務員から「監督はいますが」と添えられる。
「なにしに来るんだよ…まあいいよ」
「言われた瞬間、ものすごい緊張してきたんです。いきなり監督かって。でも、せっかくつないでもらったので、『石飛です。伺ってもよろしいですか? 』とお願いして」
この申し出に対し、和泉は「なにしに来るんだよ」と驚きつつも、「まあ、いいよ。来なよ。バントのやり方教えてくれよ」と了承した。そして、2月15日。東京都八王子市にある練習グラウンドで顔を合わせた。和泉が電話口と同じく「なにしに来たんだよ」と投げかけ、石飛は「来たくて来ました」と返す。
石飛には目的があった。和泉が甲子園で「内野5人シフト」を敷いた真意を確かめることだ。「すごく浅はかな考えなんですけど」と前置きした上で続ける。
「僕からしたら、和泉さんは『高校野球のすべてを手に入れている方』です。甲子園で優勝しているし、教え子をドラフト1位でプロに送り出してもいる。そんな人が、うちみたいな島根のチームに対して、あそこまでのリスクを冒さなくてもいいのに、と思っていたんですよね」
「なぜあの奇策を使ったのか?」
奇策は成功すれば称えられるが、失敗に終わればたちまち批判を浴びる。和泉が1点を防ぐために敷いたシフトも、ヒットゾーンの広がった外野に運ばれでもしたら、たちまち愚策と呼ばれる可能性もあった。島根の公立校に対して、東京の名門私立校がそんな博打を打つ必要があるのか。疑問だった。
和泉はそれまでと変わらぬ調子で「なに言ってんだよ」と一蹴し、続けた。
「勝ちたいからに決まってるだろ」
和泉から発せられたのは、将としての根源的な欲求だった。石飛が感嘆しながら振り返る。
「すごいな、と思いましたね。昔は僕も評価を気にして、名将や重鎮と呼ばれる方々とお話するときに、『こんな質問をしたら、浅い人間と思われるかな』とか、『もっと勉強してこいって思われたらどうしよう』と思っていました。けど、もういいかなと思って質問させてもらって、和泉さんの答えが聞けてよかったです。まあ、僕の質問はしょぼすぎましたけど(笑)」
「和泉さん、実は島根って結構近いんです」
いつしか、和泉の指導者人生に話題が及ぶ。石飛が「南陽工業におられたんですよね」と投げかけると、和泉が「そうなんだよ。今でも練習試合に行くよ」と返した。和泉の指導者としてのはじまりは、山口の南陽工の監督だった。そこで、石飛がひらめく。2人の記憶をつなぎ合わせると、会話はこんな調子だったようだ。
「いつごろ山口遠征に行かれるんですか?」
「ゴールデンウィークだよ。毎年ではないけど」
「和泉さん、実は山口と島根って結構近いんですよ」
「騙されねえぞ。3時間はかかるだろ」
和泉が苦笑しながら振り返る。
〈つづく〉
👣滋賀学園、悔やまれる1球 「夏も背番号1つけたい」近畿高校野球
https://news.yahoo.co.jp/articles/55ff349c16f2a616278910d8ace90cc37f6f9cdc
(23日、春季近畿地区高校野球大会1回戦 智弁和歌山8―6滋賀学園)
悔やまれる1球だった。八回表2死一、三塁。滋賀学園の奥間賢投手(3年)が投げたチェンジアップが真ん中高めに入った。智弁和歌山の2番荒井優聖選手(同)はそれを逃さない。打球はぐんぐん伸びて右翼席へ。試合を決める3点本塁打となった。試合後、奥間投手は「一番投げてはいけない球を投げてしまった。みんなに申し訳ない」とうつむいた。
春季県大会での好投が認められ、公式戦で初めて背番号1をつけた。相手打線はやはり強力だったが、仲間たちに「お前しかおらん」と鼓舞され、粘り強く腕を振り続けた。
リードした中野壮真捕手(同)は「失投を絶対に逃さない相手打線が上手だった。こうした紙一重の勝負にこだわっていかないと、甲子園では勝てない」。
夏も背番号1をつけたい? そう問うと、奥間投手は間髪入れずに「つけたいです」と答えた。「滋賀学園で背番号1をつける投手は、絶対にチームを勝たせなければいけない。夏までに、エースと呼ぶにふさわしい力をつけたい」
☝報徳学園「小園ロード」歩む1年生遊撃手現る 大崎晧太がデビュー戦で躍動、小園超え!?原石
https://news.yahoo.co.jp/articles/c08f8b32dc05832055d075f664898895c1aa93bc
◇高校野球春季近畿大会第2日1回戦 報徳学園3―1龍谷大平安(2026年5月24日 わかさスタジアム京都)
高校野球の春季近畿大会は24日に1回戦2試合が行われ、報徳学園(兵庫)が龍谷大平安(京都)を3―1で下して22年以来4年ぶりの初戦突破を決めた。
1年生の大崎晧太が「9番・遊撃」で公式戦初出場初先発を果たし、1安打1打点と勝利に貢献した。1―0の4回2死無走者では外角変化球をうまく拾い、中前へ落とす公式戦初安打をマーク。2―1の8回1死三塁では初球スクイズを成功させた。守っては3度のゴロを軽快に処理。持ち味である堅守も披露した。
「(スクイズは)サインが出るだろうなと思っていました。緊張したけど先輩に声を掛けていただきながら、相手の応援も自分の応援と思ってプレーできました」
入学直後だった兵庫大会では登録外だった中、近畿大会から背番号18でベンチ入り。高い守備力を評価され、初戦から先発機会を与えられた。同校の1年生が春季近畿大会で先発出場したのは16年小園海斗(現広島)以来10年ぶり。
指導者の間では「守備だけなら1年生の頃の小園よりも上」と評判で、大角健二監督は「試合前半を一生懸命やってくれればいいと思っていたが、守備にしてもスクイズにしても落ち着いていた。本当に肝が据わった1年生だなと改めて思いました」と称えた。
👣プロ注目の龍谷大平安・川島謙心が5回2失点の粘投も初戦敗退「キレだったりコースをもっと仕上げていかないといけない」…近畿大会
https://news.yahoo.co.jp/articles/b78f06e9c47cfde3c3b267f4bcaaa0781cb22e39
龍谷大平安が報徳学園に敗れ、初戦敗退した。身長185センチ、最速149キロのプロ注目右腕・川島謙心投手は5回から2番手で登板。いきなり先頭打者に安打を許し、得点圏に進まれるが後続を抑えた。
6回も先頭を歩かせたが、無失点と粘ったが、7回は1死から二塁打を浴びると、三盗を決められ、再び二塁打を許して勝ち越された。8回も先頭に三塁打を許し、スクイズを決められ、追加点を許した。この日の最速は147キロ。5イニングで6安打2失点だった。川口知哉監督は「いつも通りだが、先頭のフォアボールであったり、ヒットの許し方が長打になっていた。点に絡むので、課題は残るかな」と淡々と語った。
ネット裏ではNPB12球団のスカウトが視察。DeNA・藤田スカウトは「(5回は)いきなり高めに抜けたけれど慌てずに落ち着いていた。伸びしろが十分」とコメント。楽天・足立スカウトも「真っすぐに力がある。身体能力が高いし、成長に期待したい」と評価した。
川島は「今日はスライダーが打たれる場面多かった。キレだったりコースをもっと仕上げていかないといけない」と振り返った。今春に入り140キロ台後半に球速アップした右腕だが、「自信のあった真っすぐが(昨年の)秋と全然変わっていない。打たれる場面が多かった。今まで以上に質を高めてやっていく」と課題を見つけた。
✌天理が8回コールド勝ち 真っすぐ「強くなった」長尾亮大が自己最速更新で完投
https://news.yahoo.co.jp/articles/3e930c90406bc34490e178a06ac16a5cb3368a5a
<高校野球春季近畿大会:天理9-京都外大西2>◇24日◇1回戦2試合◇わかさスタジアム京都
天理(奈良1位)が京都外大西(京都3位)を8回コールドで下した。36年ぶりの出場となった京都外大西は強豪相手に勝利とはならなかった。
先発した長尾亮大投手(3年)が8回5安打3奪三振2失点で完投。「序盤の方はしっかり集中して投げられた。中盤に先頭バッターの入りで甘く入って長打を打たれてしまったので、そこは次につなげて反省していかないといけない」。6回、先頭に四球を出してから連打で無死満塁とこの試合最大のピンチを招くも、続く打者が併殺の間の1失点のみで最少失点に抑えた。
自己最速も146キロに更新。「この練習試合から、真っすぐの力強さっていう部分では自分でも少しは強くなったのかなって感じていて、今日更新できたのはうれしい」と冬の取り組みの成果に喜んだ。
今春のセンバツでは同じ奈良の智弁学園が準V。「まだまだ自分の力のなさを感じた。この夏倒すために冬やってきましたし、これからもやっていくつもりなので。夏、智弁学園さんに向けてしっかり調整していきたいと思います」と意気込んだ。
打線は、先制するも6回、7回と失点し2点差で迎えた8回。2四死球と三塁打2本を含む6安打で得点を重ね、この回5得点目を取ったところでコールド勝ちとなった。藤原忠理監督(60)は「エースの長尾が試合を前半ちゃんと作ってくれたので、全体的に落ち着いて試合運びができた。打線は水物。ただ、相手ピッチャーさんですね、やっぱり丁寧にきちんと放ってたので『1点ずつでいいから』ということは指示を出しました」と振り返った。