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紀州レンジャーズ チーム結成以来全成績 175勝187敗35分け 42雨天中止  4新型インフルエンザ発生&流行中止1降雨ノーゲーム(OBチーム1試合)
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お知らせ

編集済
⚾明日のセンバツ甲子園組み合わせ(10日目 準決勝)
 ☆☆ 11:00~ 中京大中京(愛 知)-智弁 学園(奈 良)
 ☆☆ 13:30~ 専大 松戸(千 葉)-大阪 桐蔭(大 阪)

📣【中村順司の目】センバツ4強に勝ち残ったチームを分析 智弁学園は杉本君の回復力がカギ
https://news.yahoo.co.jp/articles/4befac76ae5614bbc0437086bbe144f792359cf5

1回戦から強豪対決がめじろ押しだった大会で、4強にふさわしい力を備えたチームが勝ち残った。紫紺の大旗をかけた最終盤。楽しみな2試合が続く。

智弁学園は準々決勝で、強豪の花咲徳栄(埼玉)を相手にまさかの8点差をひっくり返した。圧倒的な攻撃力が、大黒柱の杉本君を支える。もともと力がある上に、勢いを得ていっそうチームが活気づいた印象。あと2勝を取るには、ここまで全3試合に登板し26イニングを投げている杉本君の回復力がカギになる。

一方の中京大中京は、好投手2人を擁する。右の安藤君、左の太田君という両輪をそろえ、3試合すべて継投で勝ってきた。迷いなく継投に入れるのも、2人に安定感があるからだろう。

大阪桐蔭は、2回戦・三重戦、準々決勝・英明(香川)戦と2戦連続で1点差の接戦をものにして4強に勝ち上がってきた。過去の大会では大差で相手を圧倒する試合が目立ったが、三重戦は延長10回タイブレーク、英明戦は終盤8回に勝ち越した。バントを封じるシフト、ノーミスの本塁好返球など、随所で鍛え上げられた守備力を発揮。さすがの底力だ。ただ英明戦で、同点の6回に救援し最後まで投げきった川本君の疲労がどこまでのものか。三重戦に先発し、5回途中で降板したエース吉岡君の復調が待たれる。

専大松戸はエースの門倉君、4番の吉岡君と、攻守の軸2人がいい活躍を続けている。門倉君は全3試合、通算22回1/3を投げて自責0(失点1)。完封→救援→完投と大車輪の働きだ。吉岡君は3試合連続安打で5割5分6厘、3打点と好調。ともに攻守の安定感をチームにもたらしている。準決勝は好ゲームになるだろう。

今大会から指名打者制が始まった。選手たちの活躍の幅が広がり、いい制度だと思う。ただ指名打者を任される立場の選手も、しっかりと守備力を鍛えながら打力を磨いていってほしい。打力を伸ばすだけでは、長く野球を続けることは厳しい。PL学園(大阪)を指導していたときから、選手たちには「どの世界に行っても30歳までは野球を続けような」と話してきた。走攻守しっかり鍛えた上で、指名打者のエキスパートになってほしい。

佐野日大(栃木)の出場で、孫(中村盛汰主将=3年)の安打も見ることができた。忘れられない春になった。

🎤【馬淵史郎 我が道26】大阪桐蔭にもう一度勝ちたい 甲子園での対戦成績は1勝2敗
https://news.yahoo.co.jp/articles/793ace031f48259cdb1d7157d2adf799220b9bd1

甲子園でもう一度対戦してみたい。強く思っている相手が大阪桐蔭だ。明徳義塾は甲子園での対戦成績が1勝2敗。負け越したままでは終わりたくない。

大阪桐蔭とは12年(平24)から夏の甲子園で3年連続対戦をした。12年は準決勝で0―4。13年は3回戦で5―1で勝利。そして14年は2回戦で当たり、3―5で敗れた。12年は藤浪晋太郎(現DeNA)に対して2安打零敗。記録の上では完敗だったが、大会前の招待試合では4―1で勝ったこともあっただけに、打てない投手ではなかったという記憶が残る。対戦した歴代の投手ではNo・1は松坂大輔(本紙評論家)という自分の評価は揺るがない。

強い相手と対戦する時には、相手チームとその中のキーマンにいかにプレッシャーをかけ続けられるかが試合の分かれ目になる。13年の勝利はその好例だ。大阪桐蔭のキーマンは森友哉(現オリックス)。捕手でもある森に守りでも攻撃でもプレッシャーをかけていったら、相手はガチガチになるとにらんでいた。

初回のチャンスに三盗に失敗した森は、2回1死二、三塁でリードが大きかった三塁走者を刺そうとして、悪送球のミスで明徳義塾は同点。さらに2死一、三塁から9番の岩見昂が勝ち越しの2点三塁打を打った。大阪桐蔭も油断していた。9番で高知大会での打率も0割ということで、外野は思い切り前に出ていた。でも、0割でもバントなどをしっかりできる能力があるから、岩見はレギュラーになっていた。ここが盲点になった。

森に対しては岸潤一郎(現西武)がしっかり内角を攻めた。チームとしても打球方向を分析して、一、二塁間を狭め、二塁を深く守らせた。8回2死二塁での打球も痛烈だったが、結果は二ゴロ。相手にツイてないと思わせることも野球では大事になってくる。

大阪桐蔭の西谷浩一監督のスカウティングに懸ける熱意は多くの人が知っている。いい選手がいると聞けば、どこにでも姿を見せるという評判だ。ただ、その影響もある。多くの学校が負けじと選手集めの競争に参加しているが、入るまでが勝負ではなく、入ってから育てることが高校野球の目指す姿だと思う。

「明徳義塾も同じ野球学校」と思われるかもしれない。確かに全寮制で全国から生徒を受け入れているが、中学生の獲得競争には長く参加していない。高知の山奥の学校だ。明徳義塾で野球をしたいという思いがなかったら、環境的には3年持たない。保護者や親戚、先輩からの縁で入学する例が実は多いのだ。

西谷監督は甲子園での勝利数、優勝回数でも歴代トップ。彼にしか分からない苦労もあるはず。だからこそ、高校野球のこれからのリーダーとして、大阪桐蔭が目指す野球はこれだ、というものをどんどん見せてほしい。多くの球児たちのお手本になる野球を期待している。

📣アルプスでたった1人…強豪校を支える女子応援団長 夏に向けた“切なる願い”
https://news.yahoo.co.jp/articles/20df1a0db480862cf35f4f3bd8027d285caf63c6

山梨学院のアルプスで奮闘した1人の女子団長部員「本当にやりがいがある」

アルプスで奮闘した山梨学院の応援団長・藤巻好加さん【写真:神吉孝昌】

第98回選抜高校野球大会は27日、準々決勝が行われ、第2試合では山梨学院(山梨)が専大松戸(埼玉)に1-2で破れ、準決勝進出を逃した。そんな中、山梨学院の三塁側のアルプスで大声を張り上げ、奮闘する1人の応援女子生徒がいた。


4月で新3年生になる藤巻好加さんは、1年生の時に前団長・遠山侑那さんの応援する姿に憧れて入部。その遠山さんは去年の夏に応援部から引退したため、今は藤巻さん1人で活動している。

「プレッシャーで不安になることはありましたが、前の団長さんも一人でやっていた時期があったので。見習って私も頑張ろうっていう気持ちの方が強いです」

普段の活動も、音楽を流しながら1人で活動する日々。「肩のキレとか、声の大きさだったりを気をつけて、こだわって練習をしています」。たった一人の応援団としての誇りを持って練習を重ねてきた。まもなく4月に入り、新入生が入る季節になる。藤巻さんも新入部員の勧誘へ、準備が余念がない。「興味がある人は、私が着ている袴を着てもらう体験をしてもらうかなと思っています」。仲間を増やす、“秘策”は着々と進めている。

「本当にやりがいあるものなので、一緒にやってくれる人がいたら嬉しいです」

NHKの中継でも紹介され、友達からは連絡がくるなど反響があった。「準決勝、決勝も応援を続けたいです」。その願いは届かなかったが、確かに山梨学院ナインの後押しになったはずだ。

📝山梨学院・吉田監督が明かす育成方針「メジャーが狙う菰田陽生ら、プロに行く子は最初から無理はさせません」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/sports/385774

26日、投打の軸を欠きながらも大垣日大(岐阜)を倒し、準々決勝に駒を進めたのが山梨学院(山梨)だ。今秋ドラフトで1位候補の菰田陽生(3年)が、長崎日大(長崎)との初戦で一塁守備時に、走者と接触して左手首を骨折。それでも大垣日大戦ではベンチ入りし、主将としてチームを盛り上げた。

身長194センチと恵まれた体格で、投げては最速152キロ、打っては高校通算36本塁打。スカウトの間では「プロでも二刀流がこなせる」と評判だ。千葉西シニア時代はメジャー10球団が視察に訪れたこともあったが、本人は高卒でのメジャー入りを否定。吉田洸二監督(56)は、「ウチにもかなりの数のメジャースカウトが来ましたが、NPB志望を発表してからは減りました(笑)。(直接メジャーに)行かないのに1球団1球団ずつ話を聞くのは大変だったので……」と話す。

近年、山梨学院には全国から続々と有望中学生が集まっている。菰田に加え、左腕エースの桧垣瑠輝斗(3年)不在でも勝ち続けるのは、選手層が厚いからこそだろう。そんな山梨学院の選手集めを支えているのがプロ顔負けの練習施設だ。吉田監督が言う。

新築の寮、酸素カプセル、充実のブルペン、砂場

「野球部寮は3棟あり、2棟はここ5年以内の新築です。風呂も大きく、酸素カプセルやトレーニングルームも完備しています。4人1部屋で、洗濯機も部屋ごとに1台。洗濯の順番待ちがないので、先輩後輩のいさかいなどは起きません。学習机も1人1台あります」

施設をつくる際、吉田監督もいくつか要望を出した。

「まずブルペンの充実です。屋外、室内練習場、球場にそれぞれあり、一度に10人が投球練習できます。ブルペンの横には50メートル×10メートルほどの砂場をつくってもらいました。ここで走り込みをするとインナーマッスルを鍛えられるし、シンスプリント(脛骨の骨膜の炎症)も防げる。他にウチが自慢しているのがメディカルサポートの充実です。学校近隣に体のメンテナンスをしてくれる施設や治療院が多いのです」

一方、菰田のようなプロ注目選手が増えることで、「勝ちたいけど無理をさせられない」という葛藤が生まれないか。

「『次のステージに行く子』には最初から無理をさせません。菰田も入学当初から『プロで活躍する』と思っていたので、ゆっくりと才能を伸ばす方針です。今大会でケガをしましたが、順調な成長曲線を描いていますよ。もちろん、『高校野球で完全燃焼したい!』という子には、頑張ってもらっています。扱いが違うことで文句は出ません。誰かが欠場すれば、誰かが試合に出るチャンスが生まれますから」

☟甲子園常連校の「寄付のお願い」が物議、同校が明かした“投稿削除の理由”とリアルな金銭事情
https://news.yahoo.co.jp/articles/096a79f4590b796ccfa9daea1177aab530ac4d09

3月19日に開幕した春のセンバツ甲子園。大会8日目の26日には、優勝候補と評される大阪桐蔭高校が三重高校を6-5で下し、準々決勝に駒を進めた。同日、宮城県代表で甲子園常連の東北高校が香川県代表の英明高校と対戦し、3-6で敗北を喫した。3回戦で甲子園を去ることになった東北高校だが、試合結果以外でも注目を集めている。

私立常連校が「寄付のお願い」

「東北高校の公式Xで、野球部への“寄付”を呼びかけたのです。《寄付を募っておりますが、まだ十分には集まっておりません》とし、そのうえで、《勝ち進むにつれ、野球部や応援団の宿泊費・交通費の負担も大きくなっています。選手たちの挑戦を支えるため、皆様の温かいご支援をよろしくお願いいたします》と綴られていました。

“#拡散希望”とも記していたことから、資金問題が重大化している様子が伺えます」(スポーツ紙記者)

この投稿はすでに削除されているが、呼びかけ方に対し、ネット上では、

《公立ならわかるけど、私立ですよね》
《東北高校ほどの常連校ならだいたいの費用は想定できているべきでは。応援は予算の中でできる範囲のことをできる範囲ですればよいと思います》
《なんか言い方が・・・ 「まだ、十分に」って、今まで寄付してくれた方に対する感謝の気持ちが全く感じられないんだが・・・》
など、疑問や批判の声が上がる中、

《野球部だけ特別扱いする文化はなんでやろな》
《野球だけ何で応援団がいるんですか?他の部活なんて全国大会でも応援団なんて来ませんよ》
と、甲子園特有の文化に対する意見も見られた。

東北高校運営の学校法人に聞く
 
こうした声を同校はどう受け止めているのか。東北高校を運営する学校法人南光学園に問い合わせてみると、

「私立学校は、寄付行為を基本として運営されている公益法人です。株式会社で言うところの定款に基づく営利団体とは異なります。甲子園出場に係る経費は、常連校と言われる学校でも難しい課題であります。東北の地から関西へ選手派遣・応援体制を準備していくことは通常の学校の人件費及び運営経費とは異なり、一個人または一学校の負担では対応できない状況であり、広く協賛をお願いしております」とのこと。

寄付金については、次のように説明する。

「前述のご協賛でいただいた寄付については、クラウドファンディングでの私的団体または任意団体とは異なり、私立学校法に基づく寄附行為として扱われ、学校管理下のもとでの教育活動として、税制上も寄付金控除を受けられる受配者指定寄付金制度または特定公益増進法人の指定を受けた証明書により経費控除の対象となっております。経費については、教育研究経費として学校法人会計基準に基づいた会計処理をしており、甲子園出場に関わらず、公認会計士の監査を受け適正・適法に行政官庁であります宮城県に決算関係は提出しております」(前出・学校法人南光学園担当者、以下同)

つまり、法律に基づいた“公式な学校の寄付”であり、使い道も厳しく管理・監査されているということだ。投稿を削除した理由については、

「前述のとおり広く協賛を募り負担軽減を目的として掲載いたしましたが、一部の方にはこちら側の意図が伝わりづらく誤解を招く恐れがありましたので削除致しました」

私立の強豪校であっても、甲子園出場に伴う費用負担は重い。甲子園文化の発展・存続のための転換期が訪れているのかもしれない。

☟勝って困ることはありますか?選抜高校野球。東北勢2校が金銭的支援のお願い。8強入りした八戸学院光星。初戦突破の東北も。1試合当たりの費用は2千万円。決勝へ行けば1億円
https://sports.yahoo.co.jp/official/detail/2026032600051-spnaviow

【これはnoteに投稿されたセイノさんによる記事です。】

勝って困ることはありますか?選抜高校野球は8強入りする学校が出てきた。その中で、東北の2校が異例のお願いをしている。金銭的支援だ。青森の八戸学院光星高と宮城の東北高。1試合当たり費用が2千万円かかるという。決勝へ進めば総額1億円。甲子園で戦うのも楽じゃない。

八戸学院光星は選抜開幕日の19日にいきなり初戦。広島の崇徳に15-6で大勝した。5日後の2回戦では滋賀学園に5-4で競り勝ち、勝負強さを見せて8強入りした。
2年ぶりに春の甲子園に帰ってきた八戸学院光星。そして甲子園で8強入りするのは2023年夏以来。ただ、選抜で8強入りするのは2012年までさかのぼる。この時は準優勝に輝いた。2011年夏から3季連続甲子園準優勝という日本一に限りなく近づいていた。その後は8強入りしても、なかなか準決勝へ進むことができなかった。今回8強入り。その先へチームの意気は高まっている。

その中で、同校のSNSで異例のお願いが出された。資金援助だ。1試合2000万円かかるという。この額に驚きだが、近年の物価高、そして中東情勢の悪化による原油価格の上昇も影響しているのだろう。同校は決勝まで進むと1億円かかるとも伝えている。準々決勝、そして準決勝翌日は休養日となっているため、滞在が長くなってしまうのも一因だろう。夏の甲子園に比べると、選抜は相対的に認知度が低い。寄付金もなかなか集まらないのかもしれない。それでも、お金はかかる。

初出場、あるいは久しぶりの甲子園ともなれば、卒業生らからの寄付も集まるだろうが、強豪ゆえに甲子園に出ることに「当たり前」感があるかもしれない。スペシャル感がないために寄付が集まらないのではないか。あるいは物価高の影響で、寄付に回せる余裕がないとも考えられる。そして、この厳しい懐事情は宮城の東北高も同じだ。3年ぶり21回目の選抜出場を果たした。2003年夏にはダルビッシュ有投手が2年生エースとして活躍。甲子園準優勝を果たした。翌春にも8強入りしている。メジャーリーガーのレジェンド投手が輩出した高校でも金銭面の苦労を強いられている。

今回、23日の初戦で新潟の帝京長岡を5-1で下して2回戦進出。8強入りをかけて、26日に香川の英明と対戦する。東北も25日にSNSで寄付のお願いを出した。「勝ち進むにつれ、野球部や応援団の宿泊費・交通費の負担も大きくなっています」と実情を伝えている。

勝ち上がると、金銭面で厳しくなる。「嬉しい悲鳴」とはいえない厳しい状況だ。選手たちにはプレーに集中してほしい。勝てなかった理由が、お金の不安というのでは、あまりにも切なすぎる。選手たちが全力プレーできる環境を。東北勢の資金の悩みが解決することを願ってやまない。

📝“怪物”の始まりか…大阪桐蔭・川本晴大がセンバツで刻んだ「衝撃の9回」
https://news.yahoo.co.jp/articles/51d3932cbc19f578ce6fe4769f328e4c6b58e122?page=1

第98回選抜高校野球大会、1回戦最後のカードとなった大阪桐蔭と熊本工の一戦で、球場の空気を一変させる投球があった。大阪桐蔭の背番号10を背負った左腕、川本晴大(2年)。新たな“怪物候補”の誕生を強く印象づけた。

自分のピッチングができた
 
川本は埼玉県出身。小学6年時には年末に行われる12球団ジュニアトーナメントで西武ライオンズジュニアに選出され、中学ではU15侍ジャパンに選ばれ、U15W杯で世界一も経験している。大阪桐蔭では1年秋から投手陣の一角に定着すると、近畿大会でも2試合に先発して12回を投げて1失点と見事な投球を見せ、チームの選抜出場に大きく貢献した。

この日も先発のマウンドを任されると、5回まではノーヒットピッチングを披露。6回ツーアウトからレフト前ヒットを打たれ、9回を一人で投げ切り被安打3、14奪三振、150球の熱投で完封勝利を飾った。試合後、川本はこの日のピッチングをこう振り返っている。

「ずっと目標にしてきた甲子園のマウンドだったので、初戦からこのように投げることができて、とてもうれしい気持ちです。初回は緊張もありましたが、抑えていくにつれてだんだん緊張もほぐれて、自分のピッチングができたかなと思います。(150球、14奪三振については)こんなに投げたことはなかったので疲れましたが、最後まで自分のピッチングができたので良かったです」

川本の特徴としてまず目を引くのが「192cm、95kg」という高校生離れした体格だ。比較的上背のある選手が少ないこともあり、整列した時にも川本が完全に頭一つ抜けているように見える。そしてその恵まれた体格がピッチングにしっかりと生かされているのが、大きな長所である。

今日は最後まで川本に任せよう
 
この日、初めて川本の投球を見たというNPBスカウトも興奮した様子でこう話してくれた。

「素晴らしかったですね。投げているボールは3年生も含めて今大会でも1、2でしょう。あれだけ大きいのにバランス良く縦に腕が振れて、右足にもしっかり体重が乗っている。バッターは相当速く感じていると思います。コントロールはまだアバウトですけど、四球で自滅するほどではなく、最後まで球威も落ちませんでした。このまま順調にいけば来年は手がつけられないピッチャーになるかもしれませんね」(セ・リーグ球団スカウト)

奪った14個の三振のうち、実に11個の決め球がストレートであり、相手打線をいかに球威で圧倒していたかがよく分かるだろう。ストレートの自己最速は146キロとのことだったが、この日は球場表示で最速147キロをマークし、バックネット裏で計測していたNPBスカウトのスピードガンでは151キロもあったという。2年生の春ということを考えるとこの数字だけでも驚きだが、この日のピッチングは、そんな数字以上にインパクトがあったことは確かだろう。

一つ気になったのは150球という球数で、本人もこれほど投げたことはなかったと話していた点だ。その点をチームを指揮する西谷浩一監督に聞くと、こう答えてくれた。

「どうしても球数が多くなる子なので、当然その点は気にしていました。なるべく球数は抑えたかったのですが、あそこまでいってしまったというところですね。ただ、脚をしっかり使って投げることができていたので、今日は最後まで川本に任せようと思って送り出しました」

川本も冬の間に重点的に取り組んできたのは下半身のトレーニングと話している。ただ試合展開に任せるのではなく、これまで取り組んできたことや、フォームに乱れがなかった点などの裏付けがあっての150球完投だったと言えるだろう。

新たな怪物候補
 
そして、この起用法については川本の成長を促すという狙いもあったようだ。西谷監督はこう続ける。

「生徒には常々、甲子園は一番成長できる場所だということを話していて、川本にもさらにこの場で成長してほしいという思いもありました。キャッチャーの藤田(大翔・3年)とも相談して、まだ大丈夫ということを言っていたので、最後まで任せました。練習でも多く投げることはしてきましたし、秋よりもずいぶん成長したと思います」

コメントに登場した藤田にも話を聞いたところ、「元々球数は多いピッチャーで、投げていく中でどんどん良くなることも多いので、最後まで行けると思ってリードしていました」と話していた。高校野球では2020年から1週間で500球の球数制限が導入され、プロ野球と同様に100球前後で降板するケースが増えている。しかし状態を見極めながら成長の機会と考えて、あえて多くの球数を投げた経験は川本にとってプラスとなった部分も大きいのではないだろうか。

甲子園で刻んだ150球の完封は、単なる好投にとどまらない。新たな怪物候補が、その輪郭をはっきりと示した一戦だった。
2026/03/28(土) 22時12分45秒 No.2349 編集 削除