自ら健康に、水から健康に。合言葉は「はやめに、こまめに」

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紀州レンジャーズ チーム結成以来全成績 175勝187敗35分け 42雨天中止  4新型インフルエンザ発生&流行中止1降雨ノーゲーム(OBチーム1試合)
8/15 9日目第4試合 大社(島根)-創成館(長崎)16:58~19:16 18:00点灯 6回表から
第10話 吹き荒れる大社旋風! 島根の夏はまだ終わらない!!

         一二三四五六七八九十計HE
     大  社0000100202574 馬庭-石原
     創 成 館0010020001462 奥田、村田-小副川

        第一試合  第二試合  第三試合   
        神村学園4 学 芸 館2 早稲田実1 
         中  京3  掛 川 西0 鶴 岡 東0

 第3試合で応援していた鶴岡東が櫻井投手の9回完封という神ピッチをしたが打線の援護なく0-0で延長タイブレークに突入し10回裏わずか2球で1点を失いサヨナラ負けと悲劇の主人公になってしまった・・・・・。
これにより、早稲田実が3回戦進出で17日の観戦日に鶴岡東の得点マーチである🎵シャンゼリゼを聴けなくなってしまった↓↓

第3試合で突如雨に襲われ11分の中断もあり試合終了16時22分と遅くなり、第4試合は16時58分開始までずれこんだ!!
メインの第4試合であのセンバツ2年連続準優勝の報徳学園を3-1で下した大社高校が再び登場。僕は大社を生観戦したことがないし、あと1つ勝てば3回戦で早稲田実と激突する試合観戦できるが。。。。。ワセダの2年生投手はずいぶん好投手のようだし、1回戦では鳴門渦潮に打撃戦となったが、2回戦では1-0で延長サヨナラ勝ちと修正してきただけに勝ち目は薄い気がしてならない。。。その前に創成館を下さなければまた大社高校の試合観戦する機会が秋以降にずれこんでしまう。。。。。秋の中国大会は島根4校出れるが、4強に入れる保証もないし松江~松江~浜山の順番で観戦するので、前年同様、倉敷市営で観戦している時にマスカットで登場し初戦敗退なんてこともあり得るので。

さて、大社高校はこの日も先攻だった。どうやら後攻派のようだがじゃんけんで負けてしまったらしい。やはり大社とすれば初戦同様早い段階で先手を奪って相手の焦りを誘って勝機を伺いたいところ。創成館は派手さはないが、堅実な野球を展開するし下関国際も1-3で負けたことがあるのでそんな感じになってしまうのかなあと大いなる不安を抱いてプレーボール。

創成館はあえて2年生サイドスローの10番・奥田投手が先発。初戦はエース・村田が6安打完封で1-0の試合を制したのだが、先を見据えてのエース温存だろうか?
大社は初戦のように1回表から2点もらいたかったが、相手も研究しているようであっさり三者凡退。しかしその裏、大社のエース・馬庭も内野ゴロ3つで簡単に抑え今日も彼がキーマンになりそうだ。

先取点が欲しい大社は2回2死から6番・高橋蒼がレフト前ヒットを放つも7番・馬庭初球センターフライで凡退。3回はヒットと送りバントで1死2塁と形を作り上位に回したが、三振とセカンドゴロでホームが遠くジリジリする展開。
創成館は2回も三者凡退だったが、3回裏先頭打者がショートゴロ後逸のエラーと送りバントで1死2塁と形を作り、2死から1番・山口がレフト前タイムリーで初めてのチャンスをきっちりものにして先制し、さらに中継ミスも重なり打者走者が一気に3塁へ・・・・・ここで崩れたらワンサイドになりかねないところで石飛監督はすかさずタイムを要求し、後続をファーストゴロに抑え1点で踏みとどまりなんとか突破口を開けたらと一縷の望みに託すしかなくなった。

早く1点を返したい大社だが、4回2死から5番・下条がヒットを打つも0更新は続く。。。その裏、馬庭投手も相手のクリーンアップを三者凡退で抑えてロースコアの接戦にもちこんではいるがあまりにも1点がズシリと重くのしかかっている。。。

しかし5回表先頭のエース・馬庭がセンター前ヒットを放ちまさかのパスボールで無死2塁と願ってもないチャンス。定石なら送りバントだが、相手の奥田投手も動揺からか?2ボールと制球を乱しここは四球狙いでバントの構えで揺さぶっても?と思ったが、石飛監督は山陰野球らしく素直に送りバントで1死3塁と変な色気は見せなかった。
ここでスクイズもあるかな?と思っていたが、9番・高橋翔はボール球に手を出し2球で追い込まれスクイズはやりづらい。難しくなったと観念した5球目に嬉しい大誤算のライト前同点タイムリーが飛び出し1-1同点!これで石飛監督も積極的にエンドランのサインを出し攻撃的な姿勢を見せ互角の展開に。
創成館打線は追いつかれて意気消沈したのか?5回も簡単に3人で攻撃を終えクーリングタイムに突入。

先に点を失い大社旋風もここまでかと観念したが、ちょっとしたスキを見せたところで同点に追いついた大社高校。馬庭投手が絶好調なんで失点は計算できるので勝ち越せば勝機がグッと近づきそう。
しかし、先攻ゆえに心理面で相手の方が優位に立ちそうだしこのまま延長にもちこまれたらタイブレークなんで本当にしんどくなる。追いついた喜びはあるがここからどうやって勝ちに結びつけるか?全くその展開が思い描けなかった。

創成館の稙田監督は当初のプラン通りなのか?6回頭からエース・村田を投入。たしかに先発投手が5回1失点でまとめたら上出来なんだろう。ここからが本当の勝負ということだろうか?
6回表大社は先頭の3番・石原がヒットで出ると4番にも迷わず送りバントの石飛監督。死球で塁上に走者が溜まり、もういっぺんバント(セーフティー)でも面白かったが無策でサードゴロゲッツー崩れで2死1・3塁。打席には馬庭投手が入り、彼が勝ち越しタイムリーを打てば勝てそうな気がしたが、1ストライクから三遊間の打球をサード武富が横っ飛びして2塁封殺と創成館らしい鉄壁の守りで均衡を破れない。
その裏、守りからリズムをつかんだ創成館は1死から1番・山口がレフト前ヒット。ここは送りバントかと思いきや、稙田監督はエンドランを仕掛けレフトフライ。2死1塁から盗塁を決められ3番・小森山がセンター前タイムリーヒットで勝ち越し。さらに4番・植田のレフトフライまさかの落球で痛恨の3点目・・・・・。すかさず4番に代走を出してあわよくば4点目を狙う創成館。このピンチはセンターフライで切り抜けたが1-3となってしまってはもう勝ち目がないかなと・・・。僕は完全に心が折れて「ワセダVS創成館」が今年最後の甲子園観戦試合かあとため息。

残り3イニングしかなく2点ビハインドは絶望視しており、気持ちが折れてワンサイドにならなければいいが、、、と不安を抱えての終盤。7回表大社は先頭打者が四球で出塁。ここで送りバントをして上位打線つなぐ意図もあったが、9番・高橋翔はバントファールで追い込まれスリーバントはせずに打たせてセカンドゴロで1死1塁。1番・藤原もバントを試みるが初球ファール・・・。しかし2球目に死球を喰らい結果オーライの1死1・2塁。2番・藤江はフルカウントまでもちこみ四球で満塁を熱望するもセンター犠飛で2死1・3塁。この場面で1塁走者・藤原がまさかの初球盗塁を決めプレッシャーをかけて行ったが、3番・石原は2球で追い込まれ最後はボール球のスライダーを振って三振。。。
その裏、先頭打者にヒットを許し、稙田監督は手堅く送って4点目を取りダメ押しするつもりが、大社と同じようにバントファールで追い込まれしゃーなしにカウント2-1からエンドランを仕掛けるもセンターフライ。キャッチャーの打順で代打・山下を送り勝負をかけるが3球三振で最後は村田投手が三遊間にヒットコースの打球を運ぶもショート・藤江の好プレーに阻まれ無得点。

ダメ押しできなかったことで、少し焦りが出てきたのか?8回表先頭の4番・高梨がセンター前ヒット。ここも石飛監督は手堅くバントして1点差に詰め寄り最終回に望みをつなぐのかと思いきや強攻策。しかし5番・下条ライトフライに倒れ苦しくなったが直後のセンター前ポテンヒットで同点の走者が出た。7番打者のエース・馬庭にホームランが出れば・・・と期待したがショートゴロ。守備の硬い創成館は2塁走者を3塁封殺しようとするがここでまさかの悪送球が出て労せずして1点差に迫った!なおも1死2・3塁という大きなチャンスで石飛監督は勇気をもってカウント1-1からスクイズのサインを出しものの見事に決まってついに3-3同点!!!先攻ゆえに一気に逆転しなければ8回・9回の守りがより苦しくなるところで9番・高橋翔に代打・安部を起用するも見逃しの三振・・・。馬庭投手が3塁残塁で肉体的精神的な疲労が気がかりだし、8回裏は1番からの攻撃で『ここで点取られたら意味がない』と。
やはり疲れからか?1・2番に対し3ボールと四球寸前まで行くが立て直し2死ランナーなしまで持ってきたが、3・4番に連打を浴び苦境に立たされた。しかし5番・森友はショートゴロに倒れ9回裏を作った。

できれば9回勝ち越して延長タイブレークに入らず勝ちたかったが、、、大社も9回は1番からの攻撃で1死から2番・藤江が8球粘って四球をもぎ取り盗塁を決め3番・石原は快心の打球を放つもセカンドライナー。2死2塁で4番を迎え稙田監督は申告敬遠を指示し、5番・下条ライトフライで万事休す。
大社旋風もここまでか・・・と観念したが、馬庭投手の気持ちに最大限火が点いたのか?創成館打線の淡白な攻撃も重なり不安な9回裏の守りがわずか4球で終わり延長タイブレーク突入!

延長即タイブレークで大社は6番から創成館は9番打者からの攻撃で、大社にとっては非常に分が悪い。最低2点取らないといけないし、仮に10回表に2点取ってぬか喜びしていたら、その裏3点失い逆転サヨナラ負けの悪夢も脳裏をよぎる。。。
石飛監督はやはり打順が下位に下がるとはいえ定石通りバントを選択。しかし6番・高橋蒼が初球バント空振り2球目ファールで追い込まれしゃーなしに打たせたらサードゴロ・・・しかし2塁悪送球で生き返り1点が転がり込みなおも無死1・3塁。こうなると1塁走者盗塁を決め一気に畳みかけてきた。7番・馬庭は空振り三振に倒れたが、8番・園山が2ボールから見事にセーフティ―スクイズを決めて5-3とリードして10回裏の守りに入った。
創成館サイドとすればまだ2点差なら射程圏内というところか?エース・村田に代打中島を起用し手堅くバントを決めて上位打線で最低同点あわよくば逆転サヨナラという展開を思い描いていたはずだが、代打・中島が馬庭投手のエラーを誘いまさかの無死満塁・・・・。

これで逆転サヨナラ負けを覚悟したが、大社内野陣はあえて中間守備を取り1番・山口セカンドゴロで1点を返しなおも1死2・3塁。2番・向段にスクイズも考えられたが、稙田監督無策で2-2からセカンドゴロホーム封殺で2死1・3塁と出口が見えてきた。ここでダブルスチールでもされたら大社守備陣がかく乱されるとヒヤヒヤしたが、九州男児らしく正々堂々と3番・小森山が打ちに行きカウント2-1からスライダーを投げてバットが空を切りまさかの空振り三振で試合終了!この瞬間に3回戦は大社ー早稲田実のカードが決定し、僕の2024夏最後の生観戦のカードとなった!

いつの間にか19時を過ぎ試合終了19時16分と今日も長い一日だった。前日は17時48分終了だっただけにエアーポケットに陥った気分になり、次こそは6基の照明塔すべてに灯が入ることを強くねじていた。

しかし、創成館の打力があまり高くなく、機動力野球などいやらしさもなかったので、何とか大社が首の皮一枚つながって逃げ切った格好だ。大会前誰も大社が甲子園で2勝するなんて予想もつかなかっただろうし、ましてや報徳から大金星を奪うなんて。。。。。8月1日たまたま新大阪駅前のホテルを通りかかったらサガミと大社が同宿していることが分かったが、あまりにも野球レベルが違うだろうと思い、早々に島根に帰ってしまうのかなと覚悟していたが、まだまだ大社の夏は続いていく。

単純に大社高校の試合を初めて生観戦できる権利を得たことに喜びを感じていたが相手がワセダなだけに報徳以上に厄介だ・・・。都会のハイカラな応援に圧倒されなければ良いがと思ったが、大社は毎試合アルプスを紫に染めて大応援団が大挙押し寄せその不安は一掃された。
そして1日空けて僕の最終観戦日がやってきた。この日は智弁学園・京都国際と近畿勢が午前中に登場し第3試合で岡山学芸館第4試合で大社が登場と願ってもないプラチナチケットになった!

まず、2試合連続完封勝利で地味にロースコアの接戦を勝ち上がってきた岡山学芸館が猛打の神村学園の胸を借りる第3試合。それはまた、次回の講釈で。

🎵夏はこれからだ https://www.youtube.com/watch?v=FlfwQrJ9j9c

チーム名 選手名 投球回 打者 投球数 安打 犠打 四球 死球 三振 失点 自責
大  社 馬 庭  10  39   115  6  2  0  0   5    4  1

創 成 館 奥 田  5  20  73  4  2  0  0   4  1  1  
創 成 館 村 田  5  25  88  3  3  3  2   3  3  3   

                       (完)  
                      
                   🌟次回予告🌟
       8/17 11日目第3試合 岡山学芸館(岡山)-神村学園(鹿児島)
2025/10/28(火) 22時19分55秒 No.2096 編集 削除