自ら健康に、水から健康に。合言葉は「はやめに、こまめに」
8/13 7日目第3試合 智弁和歌山(和歌山)-霞ヶ浦(茨城) 13:52~16:57
第7話 中谷野球の限界~悪夢の甲子園初戦3連敗・・・3年前の栄光から一気に転落↓↓
一二三四五六七八九十11121314151617181920計HE
霞 ヶ 浦01002000002 5123 市村、眞中-片見
和 智 弁00000003001 463 松倉、渡邊-上田
第一試合 第二試合 第四試合
青森山田9 石 橋5 花 巻 東
長野日大1 聖和学園0 滋賀学園
満を持して和智弁が2年ぶりに甲子園登場。2018年夏の100回記念大会で近江に初戦敗退したのを機に高嶋先生は教え子の元プロ野球選手 中谷仁 に監督の座を禅譲した。
まだ高嶋先生の遺産が残っていた頃は2019年春夏連続甲子園出場してコンスタントに2勝を挙げ、あの高嶋先生が勝てなかった明徳相手に1イニング3本塁打でねじ伏せたり、キャッチャー出身という性格上豪打の和智弁から守りのチームに変貌しスモールベースボールに徹し、穴の少ないチームとなって2021年の夏、無観客試合で4勝で全国制覇を果たした。
その一方で、これまでなかった寮を新設し関東の血を受け入れ、部長は後輩の06年古宮主将~初芝橋本の芝野監督~慶応ボーイの塩部長と短期間に良く入れ替わっている。
高嶋先生時代は20年来 林 守が仕切っていたが、01年春に智弁学園の監督に異動した折には上村監督が2年半部長を務めて黒子に徹し、その後03年秋から林 守が復帰。その後、高嶋先生が謹慎となった折には80歳近い鈴木投手コーチ監督を三宅部長がサインを出していた!
先生が復帰してからは水泳部の栗山 一平部長が一時期務めていたし、興国の喜多監督もロッテ退団してから母校に帰ってきた。お地蔵さんみたいにおとなしかったことは覚えている。
さて、昨夏(2023年)は高野山にまさかの初戦敗退・秋の新チームは準決勝で田辺の4番山本陣に逆転満塁ホームランを喰らってドツボにはまるかと思いきや、春の近畿大会で準優勝し復活の兆しを見せ2年ぶり夏の甲子園に帰ってきた。マスコミは甲子園に出れば優勝候補の一角に挙げAランク評価ゆえにファン目線としてもどうしても上の方に進んで当然と考えてしまう。
ただ、直近の甲子園では国学院栃木・英明に2連敗を喰らい、21年夏を最後に甲子園の勝利から遠ざかっている。今回は7日目第3試合の登場と県大会終了後からかなり間が空き、激戦の疲れも取れて相手は霞ケ浦なんで軽くいなして、次は花巻東か?滋賀学園か???滋賀学園には春の近畿で4-0と快勝しているのでいいイメージで試合に入れる。花巻東が来ればイヤだなあと(結局、滋賀学園が第4試合で勝利したが翌年の夏は花巻東と対戦し1-4で敗戦)
この日は8月13日でお盆期間中。和智弁・滋賀学園と近畿勢が出場するので36000人の観衆が詰めかけた。後攻を好む中谷和智弁は希望通り後攻。霞ヶ浦は2年生サウスポー市村が先発だったが、和智弁は先を見据えてか?2年生エース・渡邊ではなく11番・松倉が先発。ベンチには2m近い長身の中西投手も控えており質量豊富な投手陣が控えている。
試合は1回表1死後2番・盛田がレフト前ヒット。しかし3番・羽成がセカンドゴロゲッツーコースに仕留めて「しめた!」と思ったが、セカンドの1年生松本虎がまさかのエラーでオールセーフ・・・。1年生の若さと緊張感が出てしまい大ピンチとなったが、4番・大石もセカンドゴロで今度は慎重に4-6-3のダブルプレー完成で事なきを得た。
霞ヶ浦は19年夏に甲子園出場の折も履正社に完敗したので常総や明秀日立などと比べると怖さがないと思っていた。
和智弁の選手たちも同じような感覚だったのか?終始振り回してホームラン狙いはいいが、往年の和智弁と同じように軟投派の投手に崩されていく・・・。フライアウト2つで4球でツーアウト。3番・辻が死球で出塁も4番・花田の木製バットはチェンジアップに手が出ず見逃しの三振。
2回表1死から6番・雲井にツーベースを浴び、7番・鹿又のサード右後方の微妙な打球を弾いている間に2塁走者のホームインを許し不穏な空気が。。。それでも2イニング連続ゲッツーに抑えまだ余裕はあったが。。。
3回の守りも2死から連打を浴び4番に回してしまったが、4番・大石初球センターフライに倒れ事なきを得た。
反撃したい和智弁打線だが、フライアウトが非常に目立ち1巡目は6つのフライアウト。2回も2死から相手エラーで出塁するが2塁を踏めず、なんと3回終了ノーヒットノーランを喰らってているではないか!!
そういう嫌な流れが守りにも伝染するのか?4回表1死からサードゴロの送球をファースト松嶋が後ろに逸らす凡プレー・・・。監督が代わっても守備走塁で随所にしょーもないミスを冒すチームカラーは改善できていないようだ、、、、、それでも中谷は辛抱して松倉投手続投させ5安打喰らいながらも最少失点に抑え役割を果たしている。
その裏和智弁はクリーンアップの打順で誰かが初ヒットを放てば波状攻撃できるのでは?と期待したが突破口が開けず早いカウントから積極的に打ちに行き凡打の積み重ねで4回45球といいペースで相手投手を楽にさせてしまっている、、、
5回均衡を破ったのは霞ケ浦だった。簡単にツーアウトまで行ったが、2番・盛田がセンター前ヒットを放つと、3・4番が連続長短打を放ちあっという間に2点追加され0-3と大きく差が広がってしまった・・・・・。高嶋先生時代にも甲子園で何度も序盤から中盤にかけて苦境に立たされるシーンは幾度となく観てきたし、その都度焦りが募って仕方なかったが、終盤怒涛の猛追で何度も大逆転勝利を演じスタンドで涙することが多かったが、中谷野球が3点ビハインドをひっくり返すのは厳しいかなと。
国学院栃木に負けた折には初回から2点先制しての3-5逆転負け。英明戦では拙攻の連続でなんとかしぶとく追いついたが2-3で惜敗。今日負けたら甲子園初戦3連敗・・・。いずれも下馬評では和智弁の優位は動かなかったが・・・・・。
その裏、ケツに火が点いた和智弁は1死から7番・松本虎が左中間ツーベース。1死2塁で松倉投手に代打・江島を送りここで1点でも返して反撃のノロシを挙げたら終盤相手も勝ちを急いで勝手にコケることもありえそうだったが、、、江島はサードゴロで2塁走者釘付け。9番・山田希も8球粘るも最後はカーブに空振り三振で1点も取れないまま整備に入った。
和智弁の先発・11番松倉投手は5回8安打3失点と毎回走者を背負い苦しいピッチングだった。最初からエース・渡邊が投げていればもっと失点は防げたと思うし、打線も後手に回らずノビノビ打てる精神的優位さがでたかもしれないが、、、、、この猛暑の中、2年生市村投手は62球。100球に近づいて勝利も見えてくるとリズムが狂うか?ワンチャンスでなんとか同点・逆転しなければならない。。。とにかくここまで1安打無得点。。。6回は3打順目で1番からの攻撃なんで、2番手おそらくエース・渡邊登板するだろうからここで流れを変えたい。
10分間のクーリングタイムを経て、果たしてエース・渡邊が満を持してリリーフ。やはりエースの貫録を見せてわずか6球で三者凡退に抑えまだあと4イニングあるので1点ずつコツコツ返せばと希望が見えて1番からの攻撃。先頭の福元は見逃しの三振に倒れたが、2番・藤田はレフト前ヒットにエラーも絡んで一気に2塁へ進塁。高橋監督はすかさずレフト懲罰交代。3番・辻の初球ボール球を見て守備のタイムを取り逃げ切りを図るが、四球で1・2塁。4番・花田の木製バットが火を噴きスタンドにぶち込めば一気に3-3同点だが、、、その夢は初球サードゴロダブルプレーであっという間に打ち砕かれてしまった。。。。。
7回表ダメ押しすべく霞ヶ浦は1死から1番・谷田貝が死球をもらうと、まさかの犠打エラーで1・2塁とチャンスが広がり、大ピンチ。ここでようやく和智弁ベンチから最初のタイムが取られ、3番・羽成がライトフライ。慌てて帰塁した2塁走者が足を攣り試合中断そして代走・菊地が起用。直後に4番・大石が痛恨のレフト前ヒットを放ち4点目を狙う代走・菊地が猛然とホームを狙うが・・・レフト・辻の好返球で本塁寸前タッチアウト!!まだ和智弁ナインの眼は死んでいなかった。
その裏、先頭の5番・松嶋がライト前ヒットを放ち7回にしてようやく先頭打者が出塁。3点ビハインドながら手堅く送りバントで1死2塁。春季近畿からずっと7番・松本虎は1年生だしスタミナ不足なのか?途中で背番号4の井口と交代するケースがほとんどだったが、この試合も7回表の守りから後退しており、3年生井口に期待したが幸か不幸かデッドボール・・・。ここでエース・渡邊が一本打てば俄然ムードは変わるし、あえて送りバントで2死2・3塁とプレッシャーかけるのも手だったが、初球6-4-3のダブルプレーでもう目も当てられなかった・・・・。
8回表ゲッツーのショックを抱えながらすぐマウンドに行く渡邊投手。先頭打者に9球粘られセンター前ヒットと苦しい展開。まだブルペンには中西投手ほか数人待機しているが、中谷はエースと心中の様相。ここは手堅くバントで4点目を狙うと思われたが、高橋監督は意表を突いて1ボールからエンドランを仕掛けファーストゴロで1死2塁。直後に死球で塁が詰まったが、8番・片見初球サードゴロゲッツーと両軍合わせて5つ目の併殺打と雑な攻めが目立った。。。
なんとかしたい和智弁だが8回裏まさかの2者連続三振であとがなくなり、2番・藤田も初球セカンドゴロで三者凡退と思われたが、まさかのエラーで出塁。この一瞬のスキを見逃さず、6回代走登場の3番・高桑が初打席で1-1からレフトへようやく反撃のノロシを挙げる2ランホームランで1点差に迫る!さらに4番・花田も初球木製バットが火を噴き同じくレフトへ特大アーチとわずか2球で3-3同点に追いつき、往年の和智弁らしい野球が甲子園に帰ってきた!!ここでようやく市村投手が降板し、10番・眞中にスイッチ。5番・松嶋が初球左中間にツーベースを放ちここで勝ち越せば勝てるところだったが、6番・上田はサードゴロに倒れ完封負けも逃れて3-3同点に追いつきサヨナラ勝利が頭をよぎる展開となった!!
追いついてしまえばもう大丈夫だろうと思ってノビノビ9回表を見ていたが、エース・渡邊は6回からの登板ゆえに余力も充分。9回始まる前にセンター藤田の治療で3分間中断したが、集中力を切らさず連続三振とレフトフライで3人で退けサヨナラの機運が高まる!
7番からの攻撃となる9回裏。いきなり初球バントの構えで揺さぶり2球目デッドボール・・・。打席にエース・渡邊ゆえにここは手堅く送りバントが定石だが、初球ファール・2球目空振りであっという間に追い込まれたが、中谷野球の真骨頂でサイン変更なく2-1からスリーバント失敗・・・。1死1塁となっても9番・山田希は送りバントを決め2死2塁。
1番・福元はこの日ノーヒットだったが、ここで打てばヒーローになれる。しかし2球で追い込まれ2-2からフォークに空振り三振でまさかの延長突入・・・。
延長即タイブレークということで、、、後攻ゆえに延長に入れば有利だと思うが即タイブレークとなると・・・先攻のチームが4~5点取れば戦意喪失させられるし、予断を許さないが2点までだったら射程圏内。運よく0点に抑えたら一気にサヨナラの機運が高まる。
甲子園は普段は5回終了時しか整備がないのでそのままプレーされるが、この日は珍しくここで整備・・・しかしインターバルが明けてもセンター藤田よほど足が痛いのか???9回攻撃前に続き10回攻撃前も治療時間が設けられ6分間の中断そして奥選手と交代。
霞ヶ浦は3番からの攻撃で2点までに抑えたい。いきなり3ボールとなってしまい四球で満塁もよぎったが、1-3からレフトフライ。ここで高橋監督は途中出場の4番に代打・山田を起用。あるいは送りバント要員かと勘ぐったが、初球サードゴロで2死2・3塁。5番・ここも途中出場の荒木は外135km見逃しの三振で窮地を脱出して今度こそサヨナラ勝ちするぞと。
10回裏2番からの攻撃。守備に着く際に9回・10回と治療して負傷交代した藤田選手に代わって奥選手がレフトに入りそのまま打席へ。当然バントのサインが出るが、プレッシャーからか?空振り~ファール~ファールで9回に続きスリーバント失敗・・・。こうなると8回に連続ホームランを放った3・4番に力でねじ伏せてもらうしかないが、高桑は1-1から攻撃のタイムが取られ中谷から秘策を伝授されたが、セカンドフライ。4番・花田は1ストライクからレフトポール際に大飛球を放つもファールとなり結局ショートゴロで11回突入。
タイブレークが何回続こうとも渡邊投手のデキを考えると最少失点に抑えてくれると信じていたが、、、11回表1球でバントが決まり1死2・3塁。7番・鹿又の初球打ちはセカンドライナーで命拾い。ここで打順は8番だし片見はノーヒットだったので無難に抑えるだろうと。事実、2-1と追い込んで4球目力のないショートゴロだったが・・・・・緩い当たりが災いしたのか???2年生ショート・山田希がまさかのファンブルでオールセーフ、、、、、記録は内野安打だったがいずれにせよ手痛い1点を失い、さらに9番・眞中投手の3塁線ライナーをサード・花田がダイブするもこれも弾いてしまい内野安打で5-3と差が広がってしまった。。。。。
2点ビハインドと劣勢に立たされた和智弁。5番からの攻撃で打順が下がっていくが、あくまでも中谷野球は送りバントに固執して1ボールからファールしても、サインを変えず1-1からバント成功で1死2・3塁。6番・花田はこの日ノーヒットだったが、代打も出さない。霞ヶ浦内野陣は定石通り後ろに下がって2点目を阻止する構え。意表を突いてセーフティ―スクイズでも面白かったが、初球セカンドゴロでスクイズと同じ格好の1点入って2死3塁。最低限度の役割を果たしてくれたが、ここも途中出場の井口をそのまま打席へ。まだ6人試合出場していない選手がベンチで控えているのだが・・・。2打席連続デッドボールをもらっているので、ここも・・・と思ったが、2球で追い込まれ最後はショートゴロ。相手のショートはヘマをせず丁寧に1塁送球してゲームセット。
2時間55分の激闘の末にまさかの甲子園3大会連続初戦敗退で今年も和歌山の夏は早すぎる夏の終わりとなってしまった↓↓
先に先制・中押しを許し、本来のバッティングができないまま終盤までズルズルきてしまったが、8回まさかの連続ホームランで往年の和智弁らしい攻撃は見られたが、9回・10回とサヨナラのチャンスを活かせず、記録に現れない守備の乱れが出てしまい勝てる試合を落としてしまったと。
試合後の敗戦談話を聞くと監督の中谷は「責任はすべて自分にある」と潔いコメントを残しているが、責任を感じるだけで責任を取る(辞任する)気持ちはサラサラないようで今後も先が思いやられる・・・・・。しかしながら、新チームはこの悔しさをバネに躍進していき、翌春には勝てなかった甲子園でずいぶん飛躍するのだがこの時はまだ想像すらできなかった。。。
タラレバはないが、もしこの試合サヨナラ勝ちして3回戦進出していたら、、、多分・滋賀学園には春季近畿でも完勝しただけに勝っていただろうなと。すると準々決勝で青森山田とぶつかるが、、、、、投手層の厚さや打線の勢いを考えるとここも突破。
でも、準決勝で京都国際と当たるので・・・春季近畿でサヨナラワイルドピッチで負けた相手だし、相手に一日の長があり甲子園で智弁・和智弁と立て続けに連破し『智弁キラー』と称されていたのかなと。
まあ4強まで入ればだれも文句は言わないだろうが、熱闘・紀三井寺を制して夏の甲子園に出ている手前、格下相手の初戦3連敗はあまりにもダメージが大きすぎ、高嶋先生時代からの和智弁ファンのファン離れに一層拍車がかかることは容易に想像できた。
そのショックが癒えぬまま一夜明け、14日は甲子園で現地観戦。智弁学園・大阪桐蔭から大金星を挙げた小松大谷・京都国際の勝利を見届け、戸田監督なきあとの菰野が登場。レギュラー全員2年生ながら南陽工相手に6-2で勝利し4度目の挑戦で甲子園初勝利。勢いそのままに西日本短大付の宇宙精神をも砕けるか?それはまた次回の講釈で。
🎵夏の終わり 森山直太朗 https://www.youtube.com/watch?v=EW2Ke9Op0CE
チーム名 選手名 投球回 打者 投球数 安打 本塁打 犠打 四球 死球 三振 失点 自責
霞 ヶ 浦 市 村 7 2/3 31 100 5 2 1 1 2 4 3 0
霞 ヶ 浦 眞 中 3 1/3 12 38 1 0 2 0 1 3 1 0
和 智 弁 松 倉 5 23 65 8 0 0 0 0 2 3 3
和 智 弁 渡 邊 6 23 71 4 0 2 0 2 3 2 0
(完)
🌟次回予告🌟
8/14 8日目第4試合 菰野(和歌山)-西日本短大付(福岡)
第7話 中谷野球の限界~悪夢の甲子園初戦3連敗・・・3年前の栄光から一気に転落↓↓
一二三四五六七八九十11121314151617181920計HE
霞 ヶ 浦01002000002 5123 市村、眞中-片見
和 智 弁00000003001 463 松倉、渡邊-上田
第一試合 第二試合 第四試合
青森山田9 石 橋5 花 巻 東
長野日大1 聖和学園0 滋賀学園
満を持して和智弁が2年ぶりに甲子園登場。2018年夏の100回記念大会で近江に初戦敗退したのを機に高嶋先生は教え子の元プロ野球選手 中谷仁 に監督の座を禅譲した。
まだ高嶋先生の遺産が残っていた頃は2019年春夏連続甲子園出場してコンスタントに2勝を挙げ、あの高嶋先生が勝てなかった明徳相手に1イニング3本塁打でねじ伏せたり、キャッチャー出身という性格上豪打の和智弁から守りのチームに変貌しスモールベースボールに徹し、穴の少ないチームとなって2021年の夏、無観客試合で4勝で全国制覇を果たした。
その一方で、これまでなかった寮を新設し関東の血を受け入れ、部長は後輩の06年古宮主将~初芝橋本の芝野監督~慶応ボーイの塩部長と短期間に良く入れ替わっている。
高嶋先生時代は20年来 林 守が仕切っていたが、01年春に智弁学園の監督に異動した折には上村監督が2年半部長を務めて黒子に徹し、その後03年秋から林 守が復帰。その後、高嶋先生が謹慎となった折には80歳近い鈴木投手コーチ監督を三宅部長がサインを出していた!
先生が復帰してからは水泳部の栗山 一平部長が一時期務めていたし、興国の喜多監督もロッテ退団してから母校に帰ってきた。お地蔵さんみたいにおとなしかったことは覚えている。
さて、昨夏(2023年)は高野山にまさかの初戦敗退・秋の新チームは準決勝で田辺の4番山本陣に逆転満塁ホームランを喰らってドツボにはまるかと思いきや、春の近畿大会で準優勝し復活の兆しを見せ2年ぶり夏の甲子園に帰ってきた。マスコミは甲子園に出れば優勝候補の一角に挙げAランク評価ゆえにファン目線としてもどうしても上の方に進んで当然と考えてしまう。
ただ、直近の甲子園では国学院栃木・英明に2連敗を喰らい、21年夏を最後に甲子園の勝利から遠ざかっている。今回は7日目第3試合の登場と県大会終了後からかなり間が空き、激戦の疲れも取れて相手は霞ケ浦なんで軽くいなして、次は花巻東か?滋賀学園か???滋賀学園には春の近畿で4-0と快勝しているのでいいイメージで試合に入れる。花巻東が来ればイヤだなあと(結局、滋賀学園が第4試合で勝利したが翌年の夏は花巻東と対戦し1-4で敗戦)
この日は8月13日でお盆期間中。和智弁・滋賀学園と近畿勢が出場するので36000人の観衆が詰めかけた。後攻を好む中谷和智弁は希望通り後攻。霞ヶ浦は2年生サウスポー市村が先発だったが、和智弁は先を見据えてか?2年生エース・渡邊ではなく11番・松倉が先発。ベンチには2m近い長身の中西投手も控えており質量豊富な投手陣が控えている。
試合は1回表1死後2番・盛田がレフト前ヒット。しかし3番・羽成がセカンドゴロゲッツーコースに仕留めて「しめた!」と思ったが、セカンドの1年生松本虎がまさかのエラーでオールセーフ・・・。1年生の若さと緊張感が出てしまい大ピンチとなったが、4番・大石もセカンドゴロで今度は慎重に4-6-3のダブルプレー完成で事なきを得た。
霞ヶ浦は19年夏に甲子園出場の折も履正社に完敗したので常総や明秀日立などと比べると怖さがないと思っていた。
和智弁の選手たちも同じような感覚だったのか?終始振り回してホームラン狙いはいいが、往年の和智弁と同じように軟投派の投手に崩されていく・・・。フライアウト2つで4球でツーアウト。3番・辻が死球で出塁も4番・花田の木製バットはチェンジアップに手が出ず見逃しの三振。
2回表1死から6番・雲井にツーベースを浴び、7番・鹿又のサード右後方の微妙な打球を弾いている間に2塁走者のホームインを許し不穏な空気が。。。それでも2イニング連続ゲッツーに抑えまだ余裕はあったが。。。
3回の守りも2死から連打を浴び4番に回してしまったが、4番・大石初球センターフライに倒れ事なきを得た。
反撃したい和智弁打線だが、フライアウトが非常に目立ち1巡目は6つのフライアウト。2回も2死から相手エラーで出塁するが2塁を踏めず、なんと3回終了ノーヒットノーランを喰らってているではないか!!
そういう嫌な流れが守りにも伝染するのか?4回表1死からサードゴロの送球をファースト松嶋が後ろに逸らす凡プレー・・・。監督が代わっても守備走塁で随所にしょーもないミスを冒すチームカラーは改善できていないようだ、、、、、それでも中谷は辛抱して松倉投手続投させ5安打喰らいながらも最少失点に抑え役割を果たしている。
その裏和智弁はクリーンアップの打順で誰かが初ヒットを放てば波状攻撃できるのでは?と期待したが突破口が開けず早いカウントから積極的に打ちに行き凡打の積み重ねで4回45球といいペースで相手投手を楽にさせてしまっている、、、
5回均衡を破ったのは霞ケ浦だった。簡単にツーアウトまで行ったが、2番・盛田がセンター前ヒットを放つと、3・4番が連続長短打を放ちあっという間に2点追加され0-3と大きく差が広がってしまった・・・・・。高嶋先生時代にも甲子園で何度も序盤から中盤にかけて苦境に立たされるシーンは幾度となく観てきたし、その都度焦りが募って仕方なかったが、終盤怒涛の猛追で何度も大逆転勝利を演じスタンドで涙することが多かったが、中谷野球が3点ビハインドをひっくり返すのは厳しいかなと。
国学院栃木に負けた折には初回から2点先制しての3-5逆転負け。英明戦では拙攻の連続でなんとかしぶとく追いついたが2-3で惜敗。今日負けたら甲子園初戦3連敗・・・。いずれも下馬評では和智弁の優位は動かなかったが・・・・・。
その裏、ケツに火が点いた和智弁は1死から7番・松本虎が左中間ツーベース。1死2塁で松倉投手に代打・江島を送りここで1点でも返して反撃のノロシを挙げたら終盤相手も勝ちを急いで勝手にコケることもありえそうだったが、、、江島はサードゴロで2塁走者釘付け。9番・山田希も8球粘るも最後はカーブに空振り三振で1点も取れないまま整備に入った。
和智弁の先発・11番松倉投手は5回8安打3失点と毎回走者を背負い苦しいピッチングだった。最初からエース・渡邊が投げていればもっと失点は防げたと思うし、打線も後手に回らずノビノビ打てる精神的優位さがでたかもしれないが、、、、、この猛暑の中、2年生市村投手は62球。100球に近づいて勝利も見えてくるとリズムが狂うか?ワンチャンスでなんとか同点・逆転しなければならない。。。とにかくここまで1安打無得点。。。6回は3打順目で1番からの攻撃なんで、2番手おそらくエース・渡邊登板するだろうからここで流れを変えたい。
10分間のクーリングタイムを経て、果たしてエース・渡邊が満を持してリリーフ。やはりエースの貫録を見せてわずか6球で三者凡退に抑えまだあと4イニングあるので1点ずつコツコツ返せばと希望が見えて1番からの攻撃。先頭の福元は見逃しの三振に倒れたが、2番・藤田はレフト前ヒットにエラーも絡んで一気に2塁へ進塁。高橋監督はすかさずレフト懲罰交代。3番・辻の初球ボール球を見て守備のタイムを取り逃げ切りを図るが、四球で1・2塁。4番・花田の木製バットが火を噴きスタンドにぶち込めば一気に3-3同点だが、、、その夢は初球サードゴロダブルプレーであっという間に打ち砕かれてしまった。。。。。
7回表ダメ押しすべく霞ヶ浦は1死から1番・谷田貝が死球をもらうと、まさかの犠打エラーで1・2塁とチャンスが広がり、大ピンチ。ここでようやく和智弁ベンチから最初のタイムが取られ、3番・羽成がライトフライ。慌てて帰塁した2塁走者が足を攣り試合中断そして代走・菊地が起用。直後に4番・大石が痛恨のレフト前ヒットを放ち4点目を狙う代走・菊地が猛然とホームを狙うが・・・レフト・辻の好返球で本塁寸前タッチアウト!!まだ和智弁ナインの眼は死んでいなかった。
その裏、先頭の5番・松嶋がライト前ヒットを放ち7回にしてようやく先頭打者が出塁。3点ビハインドながら手堅く送りバントで1死2塁。春季近畿からずっと7番・松本虎は1年生だしスタミナ不足なのか?途中で背番号4の井口と交代するケースがほとんどだったが、この試合も7回表の守りから後退しており、3年生井口に期待したが幸か不幸かデッドボール・・・。ここでエース・渡邊が一本打てば俄然ムードは変わるし、あえて送りバントで2死2・3塁とプレッシャーかけるのも手だったが、初球6-4-3のダブルプレーでもう目も当てられなかった・・・・。
8回表ゲッツーのショックを抱えながらすぐマウンドに行く渡邊投手。先頭打者に9球粘られセンター前ヒットと苦しい展開。まだブルペンには中西投手ほか数人待機しているが、中谷はエースと心中の様相。ここは手堅くバントで4点目を狙うと思われたが、高橋監督は意表を突いて1ボールからエンドランを仕掛けファーストゴロで1死2塁。直後に死球で塁が詰まったが、8番・片見初球サードゴロゲッツーと両軍合わせて5つ目の併殺打と雑な攻めが目立った。。。
なんとかしたい和智弁だが8回裏まさかの2者連続三振であとがなくなり、2番・藤田も初球セカンドゴロで三者凡退と思われたが、まさかのエラーで出塁。この一瞬のスキを見逃さず、6回代走登場の3番・高桑が初打席で1-1からレフトへようやく反撃のノロシを挙げる2ランホームランで1点差に迫る!さらに4番・花田も初球木製バットが火を噴き同じくレフトへ特大アーチとわずか2球で3-3同点に追いつき、往年の和智弁らしい野球が甲子園に帰ってきた!!ここでようやく市村投手が降板し、10番・眞中にスイッチ。5番・松嶋が初球左中間にツーベースを放ちここで勝ち越せば勝てるところだったが、6番・上田はサードゴロに倒れ完封負けも逃れて3-3同点に追いつきサヨナラ勝利が頭をよぎる展開となった!!
追いついてしまえばもう大丈夫だろうと思ってノビノビ9回表を見ていたが、エース・渡邊は6回からの登板ゆえに余力も充分。9回始まる前にセンター藤田の治療で3分間中断したが、集中力を切らさず連続三振とレフトフライで3人で退けサヨナラの機運が高まる!
7番からの攻撃となる9回裏。いきなり初球バントの構えで揺さぶり2球目デッドボール・・・。打席にエース・渡邊ゆえにここは手堅く送りバントが定石だが、初球ファール・2球目空振りであっという間に追い込まれたが、中谷野球の真骨頂でサイン変更なく2-1からスリーバント失敗・・・。1死1塁となっても9番・山田希は送りバントを決め2死2塁。
1番・福元はこの日ノーヒットだったが、ここで打てばヒーローになれる。しかし2球で追い込まれ2-2からフォークに空振り三振でまさかの延長突入・・・。
延長即タイブレークということで、、、後攻ゆえに延長に入れば有利だと思うが即タイブレークとなると・・・先攻のチームが4~5点取れば戦意喪失させられるし、予断を許さないが2点までだったら射程圏内。運よく0点に抑えたら一気にサヨナラの機運が高まる。
甲子園は普段は5回終了時しか整備がないのでそのままプレーされるが、この日は珍しくここで整備・・・しかしインターバルが明けてもセンター藤田よほど足が痛いのか???9回攻撃前に続き10回攻撃前も治療時間が設けられ6分間の中断そして奥選手と交代。
霞ヶ浦は3番からの攻撃で2点までに抑えたい。いきなり3ボールとなってしまい四球で満塁もよぎったが、1-3からレフトフライ。ここで高橋監督は途中出場の4番に代打・山田を起用。あるいは送りバント要員かと勘ぐったが、初球サードゴロで2死2・3塁。5番・ここも途中出場の荒木は外135km見逃しの三振で窮地を脱出して今度こそサヨナラ勝ちするぞと。
10回裏2番からの攻撃。守備に着く際に9回・10回と治療して負傷交代した藤田選手に代わって奥選手がレフトに入りそのまま打席へ。当然バントのサインが出るが、プレッシャーからか?空振り~ファール~ファールで9回に続きスリーバント失敗・・・。こうなると8回に連続ホームランを放った3・4番に力でねじ伏せてもらうしかないが、高桑は1-1から攻撃のタイムが取られ中谷から秘策を伝授されたが、セカンドフライ。4番・花田は1ストライクからレフトポール際に大飛球を放つもファールとなり結局ショートゴロで11回突入。
タイブレークが何回続こうとも渡邊投手のデキを考えると最少失点に抑えてくれると信じていたが、、、11回表1球でバントが決まり1死2・3塁。7番・鹿又の初球打ちはセカンドライナーで命拾い。ここで打順は8番だし片見はノーヒットだったので無難に抑えるだろうと。事実、2-1と追い込んで4球目力のないショートゴロだったが・・・・・緩い当たりが災いしたのか???2年生ショート・山田希がまさかのファンブルでオールセーフ、、、、、記録は内野安打だったがいずれにせよ手痛い1点を失い、さらに9番・眞中投手の3塁線ライナーをサード・花田がダイブするもこれも弾いてしまい内野安打で5-3と差が広がってしまった。。。。。
2点ビハインドと劣勢に立たされた和智弁。5番からの攻撃で打順が下がっていくが、あくまでも中谷野球は送りバントに固執して1ボールからファールしても、サインを変えず1-1からバント成功で1死2・3塁。6番・花田はこの日ノーヒットだったが、代打も出さない。霞ヶ浦内野陣は定石通り後ろに下がって2点目を阻止する構え。意表を突いてセーフティ―スクイズでも面白かったが、初球セカンドゴロでスクイズと同じ格好の1点入って2死3塁。最低限度の役割を果たしてくれたが、ここも途中出場の井口をそのまま打席へ。まだ6人試合出場していない選手がベンチで控えているのだが・・・。2打席連続デッドボールをもらっているので、ここも・・・と思ったが、2球で追い込まれ最後はショートゴロ。相手のショートはヘマをせず丁寧に1塁送球してゲームセット。
2時間55分の激闘の末にまさかの甲子園3大会連続初戦敗退で今年も和歌山の夏は早すぎる夏の終わりとなってしまった↓↓
先に先制・中押しを許し、本来のバッティングができないまま終盤までズルズルきてしまったが、8回まさかの連続ホームランで往年の和智弁らしい攻撃は見られたが、9回・10回とサヨナラのチャンスを活かせず、記録に現れない守備の乱れが出てしまい勝てる試合を落としてしまったと。
試合後の敗戦談話を聞くと監督の中谷は「責任はすべて自分にある」と潔いコメントを残しているが、責任を感じるだけで責任を取る(辞任する)気持ちはサラサラないようで今後も先が思いやられる・・・・・。しかしながら、新チームはこの悔しさをバネに躍進していき、翌春には勝てなかった甲子園でずいぶん飛躍するのだがこの時はまだ想像すらできなかった。。。
タラレバはないが、もしこの試合サヨナラ勝ちして3回戦進出していたら、、、多分・滋賀学園には春季近畿でも完勝しただけに勝っていただろうなと。すると準々決勝で青森山田とぶつかるが、、、、、投手層の厚さや打線の勢いを考えるとここも突破。
でも、準決勝で京都国際と当たるので・・・春季近畿でサヨナラワイルドピッチで負けた相手だし、相手に一日の長があり甲子園で智弁・和智弁と立て続けに連破し『智弁キラー』と称されていたのかなと。
まあ4強まで入ればだれも文句は言わないだろうが、熱闘・紀三井寺を制して夏の甲子園に出ている手前、格下相手の初戦3連敗はあまりにもダメージが大きすぎ、高嶋先生時代からの和智弁ファンのファン離れに一層拍車がかかることは容易に想像できた。
そのショックが癒えぬまま一夜明け、14日は甲子園で現地観戦。智弁学園・大阪桐蔭から大金星を挙げた小松大谷・京都国際の勝利を見届け、戸田監督なきあとの菰野が登場。レギュラー全員2年生ながら南陽工相手に6-2で勝利し4度目の挑戦で甲子園初勝利。勢いそのままに西日本短大付の宇宙精神をも砕けるか?それはまた次回の講釈で。
🎵夏の終わり 森山直太朗 https://www.youtube.com/watch?v=EW2Ke9Op0CE
チーム名 選手名 投球回 打者 投球数 安打 本塁打 犠打 四球 死球 三振 失点 自責
霞 ヶ 浦 市 村 7 2/3 31 100 5 2 1 1 2 4 3 0
霞 ヶ 浦 眞 中 3 1/3 12 38 1 0 2 0 1 3 1 0
和 智 弁 松 倉 5 23 65 8 0 0 0 0 2 3 3
和 智 弁 渡 邊 6 23 71 4 0 2 0 2 3 2 0
(完)
🌟次回予告🌟
8/14 8日目第4試合 菰野(和歌山)-西日本短大付(福岡)