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紀州レンジャーズ チーム結成以来全成績 175勝187敗35分け 42雨天中止  4新型インフルエンザ発生&流行中止1降雨ノーゲーム(OBチーム1試合)
8/12 6日目第3試合 鳥取城北(鳥取)-明徳義塾(高知) 14:12~16:25

第5話 鳥取野球爆裂・・・9年連続夏の甲子園初戦敗退の悪夢↓↓

          一二三四五六七八九十計HE
      鳥取城北000000000 050 田中、鈴木-石黒
      明徳義塾11003110X 7100 池崎-里山

         第一試合  第二試合  第四試合   
         広  陵2 東海相模4 北  陸
          熊 本 工1  富 山 商0 関 東 一

🎵我那覇 美奈 終わらない夏 https://www.youtube.com/watch?v=BvyKVMmxawQ

 前日の「大社旋風のはじまり」の興奮冷めやらないまま、翌朝を迎えた!この日は第3試合で山陰のもう1つの雄・鳥取城北が明徳義塾に挑む。
思えば2020年夏の甲子園交流試合で対戦し、8回表まで3点リードを保ちつつも終盤鳥取らしい息切れを見せ、逆転サヨナラ負けで屈したが恥ずかしくない試合どころか、あとひと踏ん張りしていたら勝てた試合だった。

いつの間にか、江の川でコーチ経験のある山木監督が退任され、大林監督に交代した城北だが、新監督就任してすぐにセンバツ出場し、東邦にメイデン仕込みのコスい野球に翻弄され3-6で相変わらずの“惜敗魂”をみせつけ敗退。満を持しての夏甲子園だが、、、、、
昨秋倉敷市営で行われた中国大会初戦であの下関国際とぶつかりなんと1回表から8失点喰らいこれが重くのしかかり1-10で7回コールド負け、、、、、裏を返せば2回以降は互角の展開だったが、気分的には「5回で終わらなくてよかった」というのが本音。投手陣を中心に若いチームだったので期待していたが、3連覇がかかる鳥取商ではなく城北が出てきたので鳥取県勢9年ぶりの夏の甲子園初戦突破を期待していた。

明徳という名前負けしなければ善戦できると。考えており、前日に大社がセンバツ準優勝の報徳を3-1で下しただけに士気も上がっているはず。しかし、フタを開けてみたら結局鳥取は鳥取だったと、、、、、
先発投手明徳は2年生サウスポー池崎だったが、城北は背番号10の同じく2年生田中投手でエース・鈴木はリリーフ待機。上手く継投がはまればよいのだが。

試合は1回表池崎投手の投球術に翻弄され三者凡退。その裏、1死から2番・山畑にライトオーバーのスリーベースを喰らい、いきなり窮地に立たされ3番・藤森が1-3からレフト犠飛であっさり先制されソツのなさをみせつけられた。

2回表城北は4番・石黒がセンター前ヒットを放ち反撃のノロシを挙げ、手堅く送りバントのサインを出す大林監督だが、バント空振りののちに送りバントするも池崎投手の好フィールディングに阻まれ2塁封殺・・・。ならばと盗塁を決めて1死2塁と強引に形を作るが、三振とライトフライで無得点。
その裏、先頭にデッドボールをぶつけ、明徳は1球で送りバントを決め、7番・平尾が左中間へタイムリーツーベースと1・2回ともに1安打で得点に結びつけ鳥取にはいない試合巧者っぷりをみせつけた!

これで池崎投手もずいぶん楽になり3回は初の三者凡退で完全に主導権を握られてしまった!その裏1死から四球と波に乗り切れない田中投手。早めのスイッチも考えられたが、フォークで三振を奪い、4番・竹下の三遊間のゴロをサード比嘉が好捕して1塁アウトにするファインプレーで守りからリズムをつかむ理想的な展開を築くきっかけとなるワンプレーだった。

鳥取城北は4回表先頭の2番・比嘉が初球センター前ヒットで出塁!中盤に入りようやく硬さも取れて本来の調子に戻っていくかと思いきや、、、3番・平山は初球見逃し2球目バント空振りでたちまち追い込まれ、しゃーなしに打たせたらショートゴロゲッツーコース・・・。運よく1塁セーフになったが、明徳と野球の質の違いを感じさせるシーンだった。4番・石黒ストレートの四球を選びバントできなかったことが帳消しとなったが、馬淵監督はすかさずタイムを要求して間合いを取り5番・橋本第1打席でバント失敗したこともあってか強攻策で1-1から6-4-3ダブルプレー・・・。実質ゲッツーコースを2度ショートに打ち守備練習させてしまった感も否めない。。。
明徳はその裏ようやくこの試合初の三者凡退に終わり仮に負けても恥ずかしくない試合で“惜敗魂”は健在だったと言えるのでは?と思ったが、、、

城北は奇数のイニングはことごとく三者凡退に終わり、城北サイドが気持ち切れたのか?馬淵監督の円陣の言葉で魔法をかけたのか?分からないが5回裏ヒットと2球連続ファールながらもスリーバントを決めた池崎投手。1死2塁で上位に回し、1番・松井はフルカウントから四球。2番・山畑は初球バントファールで強打に切り替えレフトフライと出口が見えかけたが、3番・藤森フルカウントから痛恨のセンター前タイムリーで致命的な3点目。。。さらにはデッドボールで満塁とし、5番・長谷川がレフトへ2点タイムリーヒットを放ち5点差に広がったところでようやくエース・鈴木がマウンドへ。遅すぎる決断だったが、エース鈴木はいきなりストレートの四球を出しこれでは怖くて代えることができなかったのかなと。その後1-2からの早打ちに助けられレフトフライでピンチ脱出も時すでに遅しでクーリングタイムに入った。

グラウンドでは入念に水がまかれているが、鳥取城北はもう勝機を完全に逸しあとは完封阻止に重点を置くしかなかった。事実上夏の甲子園9連続初戦敗退が濃厚となりましてや5点差つけられ、いつも3点差以内で負けてクニに代える伝統がより悪くなってしまいそうで・・・・・。

6回表わずか5球で攻撃終了と無抵抗主義を貫き、その裏池崎投手にデッドボールをぶつけ、1番・松井は5点差ありながらも初球送りバントと手堅い。これがファールになると、1-3からエンドランを仕掛けライトへタイムリーツーベースで6点目と馬淵監督の采配もズバズバ当たり完全に防戦一方。なおも続く1死3塁のピンチはサードゴロホーム封殺で切り抜けたが、お世辞にも猛打のチームとは言えない明徳相手に6失点ではもうお手上げだった・・・・・。

7回表一矢報いたい城北は先頭の3番・平山がセンター前ヒットで出塁。さすがにバントさせるわけにもいかず、鳥取らしく?来た球をただ打つだけの単調かつ淡白な野球で4番・石黒は3球ファールを打ったのちにキャッチャーフライ。5番・橋本はピッチャーゴロゲッツーとホームどころか2塁ベースも遠かった、、、
その裏明徳は2死ランナーなしから7・8番の連続長短打で7点目。予選だったらここで7回コールドが成立しているが、甲子園にコールド規定はないのでそのまま続行。9番・池崎投手は打撃は弱いようでサードゴロ。

8回表城北は6・7番が連打で無死1・2塁とした際に馬淵監督がすかさず2度目のタイム。もう7-0で試合の趨勢は決まっているが手綱を緩めなかった!打席にはエース・鈴木。代打を送って1点を取りに行く姿勢を見せて欲しかったが、そのまま打席に入り初球ボール球に手を出し、2球目はバント空振りと。。。「とにかくゲッツーだけは辞めてくれ~~~!!」と祈るしかなく、7球粘った末に5-4-3ダブルプレー、、、2死3塁となったところで代打・竹下起用も3球三振。
その裏明徳は四球と2塁打で無死2・3塁としてクリーンアップ登場したが、2年生エース・鈴木が意地を見せて連続三振とサードゴロに抑え新チームにつながる力投を見せてくれた!!

いよいよ9回裏明徳のエース・池崎はまだ80球しか投げておらず余力は充分。2~3点返してクニに帰って欲しかったが、1番からの好打順も内野ゴロ3つであえなく試合終了。いわゆるマダックスと言われる100球以内95球完封勝利を献上してしまった・・・・・・。

くじ運が最悪とはいえ、鳥取県勢夏の甲子園初戦9連敗とまた歴史に汚点を刻んでしまった・・・。相手が猛打のチームだったら鳥取商が0-10で仙台育英に負けた以上の差をつけられたかもしれない。投攻守走どれをとっても明徳の足元にも及ばなかった。。。
大社が報徳を下す大金星を挙げた翌日だけに期待したが、信じた僕がバカだったと自嘲するしかない惨敗だった・・・・・。

幸い投手2枚看板は2年生で1・3・5番打者も2年生なんで新チームは甲子園での勝利をと思ったが、センバツには参加できず翌夏にまた帰ってきたが相変わらず得点できずボーンヘッドも飛び出していたので。。。。。
同じ山陰でもたまに旋風を巻き起こす島根とは違い、本当に甲子園で勝つことというよりも善戦すらできなくなってしまった。。。それでも2019年から年に1度は山陰へ足を運んでいるし、今秋(2024年)は島根に2025年秋は鳥取県大会にも足を運んでいつか日の目を見ることを信じている。

続く第4試合は阪急ブレーブスそっくりのユニホームに変貌した北陸高校が登場。かつて国際開洋二を率いた谷津田監督がいつの間にか北陸の監督となり甲子園出場した時はもっとオーソドックスなユニホームだったが、、、、、かつて敦賀気比のコーチを務めた林監督が2年連続夏の甲子園に導くも試合での悪態をTVで映され「ガラが悪い」と酷評されてしまった・・・。それはまた次回の講釈で。

チーム名 選手名 投球回 打者 投球数 安打 犠打 犠飛 四球 死球 三振 失点 自責
鳥取城北 田 中 4 2/3 23  80  5  2  1   2  2  1  5  5
鳥取城北 鈴 木 3 1/3 18  71  5  0  0   2  1  2  2  2

明徳義塾 池 崎  9  30  95  5  0  0  1  0  4  0  0
 

                   (完)

                🌟次回予告🌟
      8/12 6日目第4試合 北陸(福井)-関東一(東東京)
2025/09/24(水) 22時19分08秒 No.2028 編集 削除