自ら健康に、水から健康に。合言葉は「はやめに、こまめに」
8/10 4日目第3試合 岡山学芸館(岡山)-聖カタリナ(愛媛) 14:08~16:16
第3話 山陽に続け!岡山新興私学の新しい風
一二三四五六七八九十計HE
カタリナ000000000 051 有馬、寺井-香川
学 芸 館00001000X 140 沖田、丹羽-佐藤
第一試合 第二試合 第四試合
中 京4 神村学園8 掛 川 西
宮 崎 商3 木更津総5 日本航空
鈴里真帆 🎵『YES』 https://www.youtube.com/watch?v=KWKbElp0JwE
大会4日目からようやく2部制も解除されて通常通りの甲子園の夏に戻った!!どうせなら大会初日から3日間連続雨天中止で2部制解除してくれたら・・・と思ったが、2部制の良し悪しが分からないまま終わってしまうので、、、、、結果的に大会初日ぶっ通しで中抜けしながら長い1日を過ごし「反対派」に鞍替えした。
この日はTV観戦だったが、あとは14日・17日に3塁内野席で観戦するので支障はない。
大会4日目は延長はなかったが①2時間19分②2時間34分と理想的な試合時間で第3試合開始が予定よりも1時間近く延びて14時08分開始となった。このペースだとまずナイター確定だろう。
岡山野球はノンビリしまくっているので2時間30分は堅いと思ったが、甲子園に来るとヨソ行きの野球になってしまうのか???マスカットの準決勝では2時間35分かけて理大付を5-0で下したが、この日はサクサクと進んでしまった、、、、、
岡山学芸館は2001年春に甲子園初出場を果たすも、初戦敗退。その後2度目の甲子園が遠かったが、2015年夏に顔を出すがここも1-7と同じスコアで初戦敗退。
初出場時は高知商の松浦監督が2度目の出場時は岡山城東の山崎監督が指揮を執り、甲子園で実績ある監督を招聘して野球に力を入れているイメージだった。
2018年から佐藤部長が監督に昇格したが、この新監督はあの仙台育英で須江監督と同期だったようで、かなりのキレ者のようだ!
早速翌年夏の甲子園出場し広島商に6-5で競り勝ち甲子園初勝利を挙げ、激戦区・岡山で上位進出常連となり、今回5年ぶりに甲子園に帰ってきた。
岡山の野球といえば・・・江浦先生がいた頃の関西もそうだったが、軍隊式というか?攻撃前の円陣で監督の指示が終わると大きな声で「ありがとうございました!!」と叫び深々とお辞儀する。
バッターボックスから状況関係なしに1球ごとに監督の顔を伺い、凡打でベンチに帰ると監督に謝るシーンが見受けられる。ノビノビ野球とは対角の管理野球なんだろうなと。
今日の相手は初出場の聖カタリナ。1度センバツ出場したが部員間の集団暴行が発覚した。 日本高野連から厳重注意処分を受け、2022年秋の公式戦には出場できなかった。野球部の活動は存続するものの、部員の勧誘は現1年生が卒業するまで停止、新規入部は自宅通学生に限定され監督も交代し、会社経営者で地元の高校野球解説も務めた浮田新監督の手腕で再浮上。
しかし、愛媛の高校野球は済美・今治西・松山聖陵など不祥事に揺れるチームが多いイメージがあるが、ちゃっかり復活できる土壌があるのが凄い!!
試合は両チームエースが先発だが、継投も互いに視野に入れているようだ。まず1回表の守りで学芸館の沖田投手はショートゴロ2つに三振と完璧な立ち上がりだった。その裏、1死から2番・高安がレフト前ヒットを放つもあえなくけん制死・・・。結局3人で攻撃を終え落ち着かない。
しかし、沖田投手はカタリナ打線を力でねじ伏せ3イニングパーフェクトピッチング!三振も5つ奪い特に3回は3者連続三振と全く寄せ付けなかった。こうなると、早めに援護して主導権を握りたいが、2回も1死から5番・竹下がセンター前ヒットを放つも三振ゲッツー、、、3回は先頭が四球で出塁するも送りバント失敗。あえて佐藤監督は沖田投手にバントを命じ、なんとかスリーバントを決めて2死2塁。ここから連続四死球で満塁とするも3番の1年生・繁光がまさかの3球三振で三者残塁と押しまくりながらも得点できないもどかしさのまま序盤が終わった。
4回表聖カタリナは先頭の1番・本多が四球を選び完全試合を回避。しかし、どういうわけか?浮田監督は初球単独スチールのサインを出したのか???あえなく盗塁失敗!序盤3回まで一方的に攻められなすすべもないところで四球でもらったチャンスを無謀な走塁で自滅し結果的に3人で攻撃終了。5回は2死から6番・香川がセンター前ヒットを放ちノーヒットノーランも阻止したが、後が続かない。
なんとか先取点を奪えば勝機が広がる学芸館は4回初めて三者凡退に終わったが、5回裏先頭の7番・佐藤がライト前ヒットを放ち1球で送りバントを決めて形を作り、9番・沖田投手のショートゴロが悪送球を誘いオールセーフで1番・古謝が四球を選んで1死満塁とビッグチャンスが到来。2番・高安が2球で追い込まれながらも2-1から値千金のセンター犠飛でようやく先取点をもぎ取りクーリングタイムに入った。
大会4日目は7時20分に完売通知が発表され、開門20分後には全席売り切れだったが、この試合の観衆33000人で満員には程遠かった・・・。結局、1日通しで観るお客さんは少数派で1~2試合観戦して帰る客が多かったと思われる。
ここまで学芸館のエース・沖田の1安打ピッチングが冴えカタリナは2塁ベースすら踏めない状況が続いている。ただ、1点差だけに終盤スタミナが切れた時に、ワンチャンス活かして逆転されたら再逆転するだけの粘りがあるかどうか・・・・・。カタリナのエース・有馬も粘り強く辛抱して投げて、4回を除いて毎回走者を出すものの最少失点でこらえて味方の援護を待っている。
四国野球でもまれているだけに、終盤どう巻き返すか?浮田監督の采配も注目される。
クーリングタイム中も散水され、試合前と合わせて2度も散水されるのは珍しい。プロ野球だとデーゲームではしょっちゅうやっているようだが、、、
10分間の長い中断を経て6回表は8番からの攻撃だったが、ライトフライ~初球セーフティーバントはピッチャーゴロ~ピッチャーゴロと沖田投手なんと6回投げてまだ60球と相手の淡白な攻撃にも助けられスタミナも問題なさそう。
突き放したい学芸館だが、もともと打てないチームなのか???4番からの攻撃で先頭の坂本がレフトへ会心の打球を放つも相手の守備範囲内。6球でツーアウトを取られ、6番・小田は再三バントの構えで揺さぶるが、8球粘るもショートゴロでなんだか兵庫大会を見ているような息苦しさを感じられた。
7回表ボチボチ反撃の機会を伺い一気に攻めてくると見られたカタリナ。打順が3巡目となり、浮田監督の采配が不気味だった。2番からの攻撃で心配したが、いきなり初球セーフティーをかましファール・・・。2球目ショートゴロで何か仕掛けたいが初出場の硬さが取れない。。。3番・国澤が7球粘ってレフト前ヒット。さらに4番・河野3ボールとなってしまい崩れかけたが、フルカウントまで持ち直してサードフライ・ピッチャーゴロで凌いだ。
その裏、学芸館も下位打線とはいえ4球でツーアウト。しかし9番・沖田投手が右腕にデッドボールを喰らい四球ももらって1・2塁とチャンスをもらったが、ショートゴロに倒れ残塁が増えていく・・・。それよりも心配なのはエース・沖田が右腕にデッドボール喰らったことだ。
死球の影響があったのかは分からないが、8回表先頭の6番・高川にレフトへツーベースを浴び大ピンチ。後攻ゆえに最悪、追いつかれるまでは仕方がないので逆転さえ許さなければこの試合勝てると信じていた。浮田監督は定石通り送りバントのサインを出したが、初球まさかのキャッチャーフライ。直後に8番・有馬投手が意地のレフト前ヒットを放つが2塁走者無理せず3塁ストップ。
1死1・3塁と大ピンチを招いたが、バントが決まっていたら1-1同点だっただけにまだツキがある。9番・三好は初球セーフティーバントを仕掛けたがこれもキャッチャーフライ。
まだツーアウトなんであるいはダブルスチールなどトリッキーな四国野球も考えられたが、1番・本多1ボールからセンターフライでここも凌いだ!
なんとか1点でも追加して逃げ切り体制を築きたい学芸館だが、先頭の1年生3番・繁光はボール球に手を出し、追い込まれレフトフライ。1死から4番・坂本がセンター前ヒットを放つと、佐藤監督は手堅く送りバントで2死2塁。ここで浮田監督はエース・有馬をライトに下げて背番号12の寺井がリリーフ。いきなりデッドボールで傷口を広げたものの、7番・佐藤は3球三振で1-0のまま9回へ突入。
9回表まだ沖田投手は98球しか投げていないが、思い切ってベンチに下げて背番号11の丹羽が最終回のマウンドへ。カタリナは2番からの攻撃だし、投手が代わったことで打線が息を吹き返さないか不安だった。いきなり先頭の2番・松野がショート内野安打で出塁。ここで代打・山本が登場。どうやら送りバント要員の代打だったが、初球バント空振り。2球目バントファールで追い込まれ3球目の前にまさかの1塁けん制タッチアウト!!これでずいぶん楽になり、山本は3球三振。最後は4番・河野がフルカウントからセカンドゴロで試合終了。
なんとか・・・1点しか奪えなかったが、この虎の子の1点を大事に守り切ったという按配だった。特に攻撃面に大いなる不満の残るゲーム運びだったが、相手の空回りに思いっきり助けられ気が付けば4安打しか打てなかったが2回戦進出。
沖田投手がこの試合のヒーローであることには間違いなかった。8回98球4安打無失点と危なげないピッチングで先を見据えてか?9回丹羽投手にスイッチして絶妙のけん制タッチアウトもあり完封リレーが成立した。
カタリナは送りバントが決まっていればあるいは試合をひっくり返せたかもしれないが、不祥事明けで甲子園に出るのが精いっぱいだったようだ。
岡山学芸館にとっては次の2回戦・掛川西戦で真価を問われそうだ。くじ運に恵まれて甲子園初戦突破できるチームがあるが、運だけで2勝することはできないだろうから真価が問われる。
さて、次回はあの大社旋風の始まり。抽選で山陰勢は大社が5日目センバツ準優勝の報徳学園。鳥取城北が6日目明徳義塾を引き当ててしまいそれを知った瞬間「もうアカン・・・」と呻いてしまったが。いったい誰が、報徳を倒して甲子園3勝を果たし大社高校92年ぶり甲子園ベスト8を予想できただろうか???それはまた次回の講釈で。
チーム名 選手名 投球回 打者 投球数 安打 犠打 犠飛 四球 死球 三振 失点 自責
カタリナ 有 馬 7 2/3 32 118 4 3 1 5 1 3 1 0
カタリナ 寺 井 1/3 2 7 0 0 0 0 1 1 0 0
学 芸 館 沖 田 8 28 98 4 0 0 1 0 7 0 0
学 芸 館 丹 羽 1 3 12 1 0 3 0 0 1 0 0
(完)
🌟次回予告🌟
8/11 5日目第3試合 報徳学園(兵庫)-大社(島根)
第3話 山陽に続け!岡山新興私学の新しい風
一二三四五六七八九十計HE
カタリナ000000000 051 有馬、寺井-香川
学 芸 館00001000X 140 沖田、丹羽-佐藤
第一試合 第二試合 第四試合
中 京4 神村学園8 掛 川 西
宮 崎 商3 木更津総5 日本航空
鈴里真帆 🎵『YES』 https://www.youtube.com/watch?v=KWKbElp0JwE
大会4日目からようやく2部制も解除されて通常通りの甲子園の夏に戻った!!どうせなら大会初日から3日間連続雨天中止で2部制解除してくれたら・・・と思ったが、2部制の良し悪しが分からないまま終わってしまうので、、、、、結果的に大会初日ぶっ通しで中抜けしながら長い1日を過ごし「反対派」に鞍替えした。
この日はTV観戦だったが、あとは14日・17日に3塁内野席で観戦するので支障はない。
大会4日目は延長はなかったが①2時間19分②2時間34分と理想的な試合時間で第3試合開始が予定よりも1時間近く延びて14時08分開始となった。このペースだとまずナイター確定だろう。
岡山野球はノンビリしまくっているので2時間30分は堅いと思ったが、甲子園に来るとヨソ行きの野球になってしまうのか???マスカットの準決勝では2時間35分かけて理大付を5-0で下したが、この日はサクサクと進んでしまった、、、、、
岡山学芸館は2001年春に甲子園初出場を果たすも、初戦敗退。その後2度目の甲子園が遠かったが、2015年夏に顔を出すがここも1-7と同じスコアで初戦敗退。
初出場時は高知商の松浦監督が2度目の出場時は岡山城東の山崎監督が指揮を執り、甲子園で実績ある監督を招聘して野球に力を入れているイメージだった。
2018年から佐藤部長が監督に昇格したが、この新監督はあの仙台育英で須江監督と同期だったようで、かなりのキレ者のようだ!
早速翌年夏の甲子園出場し広島商に6-5で競り勝ち甲子園初勝利を挙げ、激戦区・岡山で上位進出常連となり、今回5年ぶりに甲子園に帰ってきた。
岡山の野球といえば・・・江浦先生がいた頃の関西もそうだったが、軍隊式というか?攻撃前の円陣で監督の指示が終わると大きな声で「ありがとうございました!!」と叫び深々とお辞儀する。
バッターボックスから状況関係なしに1球ごとに監督の顔を伺い、凡打でベンチに帰ると監督に謝るシーンが見受けられる。ノビノビ野球とは対角の管理野球なんだろうなと。
今日の相手は初出場の聖カタリナ。1度センバツ出場したが部員間の集団暴行が発覚した。 日本高野連から厳重注意処分を受け、2022年秋の公式戦には出場できなかった。野球部の活動は存続するものの、部員の勧誘は現1年生が卒業するまで停止、新規入部は自宅通学生に限定され監督も交代し、会社経営者で地元の高校野球解説も務めた浮田新監督の手腕で再浮上。
しかし、愛媛の高校野球は済美・今治西・松山聖陵など不祥事に揺れるチームが多いイメージがあるが、ちゃっかり復活できる土壌があるのが凄い!!
試合は両チームエースが先発だが、継投も互いに視野に入れているようだ。まず1回表の守りで学芸館の沖田投手はショートゴロ2つに三振と完璧な立ち上がりだった。その裏、1死から2番・高安がレフト前ヒットを放つもあえなくけん制死・・・。結局3人で攻撃を終え落ち着かない。
しかし、沖田投手はカタリナ打線を力でねじ伏せ3イニングパーフェクトピッチング!三振も5つ奪い特に3回は3者連続三振と全く寄せ付けなかった。こうなると、早めに援護して主導権を握りたいが、2回も1死から5番・竹下がセンター前ヒットを放つも三振ゲッツー、、、3回は先頭が四球で出塁するも送りバント失敗。あえて佐藤監督は沖田投手にバントを命じ、なんとかスリーバントを決めて2死2塁。ここから連続四死球で満塁とするも3番の1年生・繁光がまさかの3球三振で三者残塁と押しまくりながらも得点できないもどかしさのまま序盤が終わった。
4回表聖カタリナは先頭の1番・本多が四球を選び完全試合を回避。しかし、どういうわけか?浮田監督は初球単独スチールのサインを出したのか???あえなく盗塁失敗!序盤3回まで一方的に攻められなすすべもないところで四球でもらったチャンスを無謀な走塁で自滅し結果的に3人で攻撃終了。5回は2死から6番・香川がセンター前ヒットを放ちノーヒットノーランも阻止したが、後が続かない。
なんとか先取点を奪えば勝機が広がる学芸館は4回初めて三者凡退に終わったが、5回裏先頭の7番・佐藤がライト前ヒットを放ち1球で送りバントを決めて形を作り、9番・沖田投手のショートゴロが悪送球を誘いオールセーフで1番・古謝が四球を選んで1死満塁とビッグチャンスが到来。2番・高安が2球で追い込まれながらも2-1から値千金のセンター犠飛でようやく先取点をもぎ取りクーリングタイムに入った。
大会4日目は7時20分に完売通知が発表され、開門20分後には全席売り切れだったが、この試合の観衆33000人で満員には程遠かった・・・。結局、1日通しで観るお客さんは少数派で1~2試合観戦して帰る客が多かったと思われる。
ここまで学芸館のエース・沖田の1安打ピッチングが冴えカタリナは2塁ベースすら踏めない状況が続いている。ただ、1点差だけに終盤スタミナが切れた時に、ワンチャンス活かして逆転されたら再逆転するだけの粘りがあるかどうか・・・・・。カタリナのエース・有馬も粘り強く辛抱して投げて、4回を除いて毎回走者を出すものの最少失点でこらえて味方の援護を待っている。
四国野球でもまれているだけに、終盤どう巻き返すか?浮田監督の采配も注目される。
クーリングタイム中も散水され、試合前と合わせて2度も散水されるのは珍しい。プロ野球だとデーゲームではしょっちゅうやっているようだが、、、
10分間の長い中断を経て6回表は8番からの攻撃だったが、ライトフライ~初球セーフティーバントはピッチャーゴロ~ピッチャーゴロと沖田投手なんと6回投げてまだ60球と相手の淡白な攻撃にも助けられスタミナも問題なさそう。
突き放したい学芸館だが、もともと打てないチームなのか???4番からの攻撃で先頭の坂本がレフトへ会心の打球を放つも相手の守備範囲内。6球でツーアウトを取られ、6番・小田は再三バントの構えで揺さぶるが、8球粘るもショートゴロでなんだか兵庫大会を見ているような息苦しさを感じられた。
7回表ボチボチ反撃の機会を伺い一気に攻めてくると見られたカタリナ。打順が3巡目となり、浮田監督の采配が不気味だった。2番からの攻撃で心配したが、いきなり初球セーフティーをかましファール・・・。2球目ショートゴロで何か仕掛けたいが初出場の硬さが取れない。。。3番・国澤が7球粘ってレフト前ヒット。さらに4番・河野3ボールとなってしまい崩れかけたが、フルカウントまで持ち直してサードフライ・ピッチャーゴロで凌いだ。
その裏、学芸館も下位打線とはいえ4球でツーアウト。しかし9番・沖田投手が右腕にデッドボールを喰らい四球ももらって1・2塁とチャンスをもらったが、ショートゴロに倒れ残塁が増えていく・・・。それよりも心配なのはエース・沖田が右腕にデッドボール喰らったことだ。
死球の影響があったのかは分からないが、8回表先頭の6番・高川にレフトへツーベースを浴び大ピンチ。後攻ゆえに最悪、追いつかれるまでは仕方がないので逆転さえ許さなければこの試合勝てると信じていた。浮田監督は定石通り送りバントのサインを出したが、初球まさかのキャッチャーフライ。直後に8番・有馬投手が意地のレフト前ヒットを放つが2塁走者無理せず3塁ストップ。
1死1・3塁と大ピンチを招いたが、バントが決まっていたら1-1同点だっただけにまだツキがある。9番・三好は初球セーフティーバントを仕掛けたがこれもキャッチャーフライ。
まだツーアウトなんであるいはダブルスチールなどトリッキーな四国野球も考えられたが、1番・本多1ボールからセンターフライでここも凌いだ!
なんとか1点でも追加して逃げ切り体制を築きたい学芸館だが、先頭の1年生3番・繁光はボール球に手を出し、追い込まれレフトフライ。1死から4番・坂本がセンター前ヒットを放つと、佐藤監督は手堅く送りバントで2死2塁。ここで浮田監督はエース・有馬をライトに下げて背番号12の寺井がリリーフ。いきなりデッドボールで傷口を広げたものの、7番・佐藤は3球三振で1-0のまま9回へ突入。
9回表まだ沖田投手は98球しか投げていないが、思い切ってベンチに下げて背番号11の丹羽が最終回のマウンドへ。カタリナは2番からの攻撃だし、投手が代わったことで打線が息を吹き返さないか不安だった。いきなり先頭の2番・松野がショート内野安打で出塁。ここで代打・山本が登場。どうやら送りバント要員の代打だったが、初球バント空振り。2球目バントファールで追い込まれ3球目の前にまさかの1塁けん制タッチアウト!!これでずいぶん楽になり、山本は3球三振。最後は4番・河野がフルカウントからセカンドゴロで試合終了。
なんとか・・・1点しか奪えなかったが、この虎の子の1点を大事に守り切ったという按配だった。特に攻撃面に大いなる不満の残るゲーム運びだったが、相手の空回りに思いっきり助けられ気が付けば4安打しか打てなかったが2回戦進出。
沖田投手がこの試合のヒーローであることには間違いなかった。8回98球4安打無失点と危なげないピッチングで先を見据えてか?9回丹羽投手にスイッチして絶妙のけん制タッチアウトもあり完封リレーが成立した。
カタリナは送りバントが決まっていればあるいは試合をひっくり返せたかもしれないが、不祥事明けで甲子園に出るのが精いっぱいだったようだ。
岡山学芸館にとっては次の2回戦・掛川西戦で真価を問われそうだ。くじ運に恵まれて甲子園初戦突破できるチームがあるが、運だけで2勝することはできないだろうから真価が問われる。
さて、次回はあの大社旋風の始まり。抽選で山陰勢は大社が5日目センバツ準優勝の報徳学園。鳥取城北が6日目明徳義塾を引き当ててしまいそれを知った瞬間「もうアカン・・・」と呻いてしまったが。いったい誰が、報徳を倒して甲子園3勝を果たし大社高校92年ぶり甲子園ベスト8を予想できただろうか???それはまた次回の講釈で。
チーム名 選手名 投球回 打者 投球数 安打 犠打 犠飛 四球 死球 三振 失点 自責
カタリナ 有 馬 7 2/3 32 118 4 3 1 5 1 3 1 0
カタリナ 寺 井 1/3 2 7 0 0 0 0 1 1 0 0
学 芸 館 沖 田 8 28 98 4 0 0 1 0 7 0 0
学 芸 館 丹 羽 1 3 12 1 0 3 0 0 1 0 0
(完)
🌟次回予告🌟
8/11 5日目第3試合 報徳学園(兵庫)-大社(島根)