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☟広陵の52歳コーチ、不適切指導と報告義務違反で3カ月の謹慎処分 寮の清掃中に奇声を発した部員を廊下に1分正座させ口頭で注意
https://news.yahoo.co.jp/articles/dd61e65d0458e988b7509d9d74fa88bd1e4ae570

学生野球の不祥事などの処分を決める学生野球審査室会議が4日、東京都内で行われ、夏の甲子園で大会中に出場を辞退した広陵(広島)のコーチが不適切指導をしたとして、報告義務違反と合わせて、3カ月の謹慎処分となった。これまで報道されたのとは別の不祥事で、学校事務職員である、このコーチ(52)は、今年4月23日の午後10時ごろ、寮内の清掃時間中に2年生部員が奇声を発していたため、廊下に1分ほど正座をさせて口頭で注意したという。

広陵は今夏の甲子園大会中に、今年初めの部員同士の暴力事件がネットで拡散され、初戦を勝ったあと、8月10日に前代未聞の大会中の出場辞退を発表。同20日に学校が部員にアンケートして、コーチのこの不適切指導が明らかになった。夏の甲子園でチームを率いた中井哲之監督はすでに退任している。

💢広陵コーチ3カ月謹慎 唐津東の監督は不適切発言で3カ月謹慎…高校14件、大学3件処分/一覧
https://news.yahoo.co.jp/articles/f73861050b489d0e219f322a742ccdfbfec023a7

日本学生野球協会の審査室会議が4日、都内で行われた。今夏の甲子園で出場辞退した広陵(広島)はコーチ(52)の不適切指導(部内)と報告義務違反で、コーチが8月21日から11月20日まで3カ月の謹慎処分となった。

不適切指導は今年4月23日、寮内で起きた。全体ミーティングでベンチ入りしている2年生に対し、ベンチ入りしていない3年生ら周囲から「しっかり認められるように、練習や生活をしっかりしなさい」と訴えがあった。ミーティング後の清掃時間にコーチが寮内を見回りをした際に、この2年生が廊下で奇声を上げて騒いでいる様子を発見。廊下に正座をさせて、口頭で指導したという。学校側が先月20日に1、2年生の現役部員へのアンケートを行ったところ、コーチから指導を受けた別の生徒から事案が報告された。

この日は高校14件、大学3件の処分が決まった。処分の一覧は以下の通り。

【高校】

松本国際(長野) 部長の報告遅れ 部長謹慎3カ月
唐津東(佐賀) 監督の不適切発言(部内)と報告義務違反 監督謹慎3カ月
金沢学院大付(石川) コーチの不適切発言(部内)と報告義務違反 コーチ謹慎6カ月
小樽双葉(北海道) 監督の不適切行為(部内)と道路交通法違反と報告義務違反 監督謹慎3カ月
札幌大谷(北海道) コーチの暴力(部内) コーチ謹慎1カ月
所沢北(埼玉) 監督の暴言と不適切行為(部内)と報告義務違反 監督謹慎3カ月
帝京第五(愛媛) コーチの暴力と暴言(部内)と報告義務違反 コーチ謹慎6カ月
広陵(広島) コーチの不適切指導(部内)と報告義務違反 コーチ謹慎3カ月
東海(茨城) 監督の体罰(部内) 監督謹慎1カ月
小松(愛媛) 監督の中学生練習参加規定違反 監督謹慎6カ月
一関工(岩手) 部長の暴言と不適切行為(部内)と報告義務違反 部長の謹慎2カ月
九州文化学園(長崎) 副部長の暴力と不適切行為(部内) 副部長謹慎2カ月
校名非公表 監督の暴言と不適切発言(部内)と報告義務違反 監督謹慎2
駒込(東京) 部長の報告遅れ 部長謹慎1カ月

【大学】

校名非公表 部長のハラスメント行為 部長除名
大阪体育大 コーチの暴力 コーチ謹慎1カ月
金沢学院大 コーチの暴力と報告義務違反 コーチ謹慎2カ月

📝審判が守備妨害になる場合 自己の裁量で裁定を下すということ/元パ・リーグ審判員 山崎夏生に聞く
https://news.yahoo.co.jp/articles/2e143a23505eef7eb2ae99eabfc48133e7010179

【問】とある地区の、甲子園を目指す準決勝での判定トラブルです。状況は二死二、三塁で打者は二遊間にゴロを打ちました。その打球を処理しようと猛然とダッシュした遊撃手がなんと二塁審判と衝突してしまったのです。その結果、打者をアウトにできず三塁走者は生還し、二死一、三塁となりました。ここで審判団は協議し、審判の妨害としてボールデッド、二死満塁での試合再開と場内放送しました。ところがここで本部席からの指示で再協議し、当初の判定どおりの処置となりました。むしろ審判の妨害として打者アウトのチェンジにすべきではないですか?

【答】審判の守備妨害は二つしかありません。球審が捕手の送球動作を妨げた時、内野手を通過する前の打球に塁審が当たった時のみです(6.01.f・原注)。これ以外は嫌いな言葉ですが、審判はフィールド内の「石ころ」と同様に扱われ、野手や走者、打球や送球に当たろうともすべてが「ナッシング」(成り行き)。審判は守備妨害や走塁妨害をしない、という前提の上でルールが成り立っているからです。

ならば守備行為にある野手が審判に衝突したならば、特殊ケースとして8.01(c)に書かれている「自己の裁量に基づいて、裁定を下」してもよいのではないかとの意見もあるでしょう。しかしルールとは「前例」の集大成であり、一度でも適用すれば以後に普遍性を持たせなければなりません。その場で勝手に変えることはできず、手順を踏む必要があります。高野連の内規、あるいは公認野球規則の改正ならばプロアマ合同の規則委員会で論議をし、そのうえで決定されるべきです。通常の試合で起こりうるプレーの99%以上はすでに公認野球規則内に書かれており、8.01(c)を適用するのは相当のレアケース。私の44年間の審判キャリアでも未適用でした。

よって今回のケースでは守備側にとっては不運だったかもしれませんが、最終判断の「ナッシング」が正解となります。

ちなみに一昨年8月のDeNA対阪神戦で、送球を受けた野手の足が故意ではなく塁をふさいでしまい、タイミングはセーフながらアウトと宣告せざるを得ないプレーがありました。これはいかに不可抗力とはいえ攻撃側に大きな不利益をもたらすのではないかと問題提起され、NPB理事会・実行委員会での審議を経て「ブロッキング・ベース」とし、アウトにはしないという内規が2週間後にできました(第36回参照)。今回のプレーも今後に頻出するようならば、論議の対象となるでしょう。

💢「広陵問題を“いじめ”と呼ぶのは違和感がある」暴力が生まれる“野球部寮の実態”とは?「カップ麺禁止だけでなく…」“謎ルール”が存在する根本的な理由
https://news.yahoo.co.jp/articles/8e3d5e0b7acd74b48ffa8e9e48e205c3eff3f14a

約100年間ずっと続いてきた「野球部寮での暴力」
 
アマチュア野球における体罰や暴力の歴史を膨大な資料とともにたどり、実証的に考察した著書『体罰と日本野球』があり、この分野の第一人者である高知大学准教授・中村哲也氏は、「広陵高校野球部の暴力事案は、構造的な要因から生じた問題の一つ」だと指摘する。さらには歴史的に続いてきた構造であり、特に「寮生活と暴力」には切り離せない関係があるという。

「寮ができた頃から、体罰や暴力は起こっていたことが資料から読み取ることができます。最初に野球部寮を作ったのは早稲田大学で、1925年のこと。グラウンドの近くに寮があれば練習しやすいという利便性に加え、チームの結束を固めるため、といった理由からとされています。

背景には、東京六大学野球や中等学校の野球大会の人気の高まりがあり、1920年代にはラジオ放送が始まっている。有名選手は自分の名前が全国中継で伝えられ、地元のスターになるし、現在のプロ野球選手みたいに女優と付き合ったり……といった話が出てくるくらいの著名人になる。のちにプロ野球ができると、高給をもらって野球が続けられる環境も出てきます。このように社会的注目が高まっていくと、いかに効率よく練習して強くなるかという視点が学校側にも生まれてきた。そして寮も誕生していったわけです」

――先ほど、寮の誕生と時を置かずして暴力も発生していたと言っていましたね。

「強くなるという大目標のもとで、チームの規律や和を乱す行動には制裁が加えられやすくなります。だから単一の部活の閉鎖的な寮では問題が起きやすい。実際、1930年代には寮での体罰や暴力の事例が数々みられます」

PL学園の“謎ルール”が存在した根本的な理由

――構造は昔も今も変わらないわけですね。

「そうですね。変わっていないから体罰や暴力も続いてきたわけです」

――近年ではどのような事案があったでしょうか? 

「まずはPL学園が浮かびます。2016年に休部、実質的に廃部となりましたが、それまでに何度も暴力の問題が明らかになり、大会への出場停止処分を受けましたが結局変わらなかった。それから青森山田高校の件もありましたね」

青森山田高校の件とは2011年12月、1年生の部員が寮内で2年生に背中を殴打されて死亡したという事件だ。1年生の部員らが消灯時間が過ぎた後、焼肉を作っていたことに腹を立て、暴行を加えたとされている。2012年の第84回選抜高等学校野球大会への推薦を辞退したが夏の甲子園の青森県予選には出場した。2年生部員は翌年1月に書類送検され、2月に自主退学。また監督は解任となった。

「あのときは焼肉で、広陵高校はカップ麺でした。PL学園にはカレーライスを食べる際、“下級生はスプーンを使うのは禁止、お箸で食べなければいけない”というルールがあったそうです。先ほどもお話ししたように(#1参照)、ルールの中身、ルールそのものには意味がない“謎ルール”は各地の部活で散見されます。ルールを守らせる人、守らされる人ということで上下関係を作っていく。それが部活であり、日本全国で現在も行われているのです」

「“いじめ”という言い方には違和感がある」

――寮を舞台に起こる暴力というのは、野球部に特有のことなのでしょうか。

「いえ、競技はあまり関係ないと思います。似たような構造があれば、同じようなことが起こってしまう。特に女子バレーボール、バスケットボール、サッカー、あとは駅伝なども、あるところはあるという話ですね」

――寮が暴力の温床になるというのは、日本国内で多いことなのでしょうか。

「そんなことはないと思います。例えばヨーロッパの修道院で虐待が起きることもありますし、刑務所でもリンチが起きたりします。国や場所というより、閉鎖空間での人間関係が問題を発生させやすく、マネジメントを間違うと重大な人権侵害につながる可能性をはらんでいます」

――その上で野球部の場合、「甲子園に出る、全国優勝する」という目標に向かう中で、秩序が求められ、その維持のために暴力が起こりやすくなると言えるのでしょうか? 

「暴力は、大きな集団で秩序を作るという目的のもと、逸脱に対する制裁として行われてきました。ルールから外れた行為に対する、上級生からの制裁。これを“いじめ”という言い方をする人もいますが、私は違和感があります。快楽を得るためのいじめではない。集団での暴行なんだけれども、なぜそれをするかというと、集団の秩序を維持するためだからです」

遠い昔から起きていた寮での暴力。絶えることなく繰り返されてきた歴史は、問題の根深さを思わせる。では、止めることはできないのか。中村氏は、いくつかの提言をした。(続く)

💢広陵問題の高野連対応「なぜ“隠蔽”だと言われ炎上したか?」野球界の暴力問題に“7つの提言”「転校後の出場停止が長すぎ」「被害者が納得する報告書を」
https://news.yahoo.co.jp/articles/a5973923ff9e228c56df8cbfe4cf837563f06ece

「警察に訴えるようにすれば変わる」という声もあるが…
 
広陵高校野球部の暴力事案は大きな関心を呼び、野球部における暴力についてもあらためてクローズアップされることになった。

――改善のためのアプローチとしてどのようなことが考えられるでしょうか。今回の広陵高校を巡っては、「警察に訴えるようにすれば変わる」という声もあったようですが。

「たしかに警察に訴えればいいという声もたくさんあるし、間違っているわけではありません。しかし今回の広陵の件も含めた大半の事例では、おそらくそこまで大きな罪には問われないのです。そういう意味で、警察が介入すればやめさせられる、というほど簡単なものでもない。だから、何とか体罰や暴力が起こりにくい仕組み作りをしましょうというのが私の提案です」

――どのような改革が考えられるでしょうか。

「高校野球の制度的な問題としては、『転校した場合、1年間出場停止になる』というルールがあります。これが何か問題があった際に、生徒が転校しにくくなる要因になっていると考えます。なので出場停止の期間をなるべく短くした方がいいと思っています。

1年間という期間は、不祥事を起こした監督やコーチが1〜2カ月程度の処分で復帰するのに比べると、明らかに長すぎると思います。なるべく短縮する、選手についても1〜2カ月ぐらいでいいんじゃないかな。それぞれの選手にとって過ごしやすい環境の野球部に入りやすくする仕組みづくりは、とても大事なことだと思います」

「1校から複数チームの出場を認める」という選択肢

――短縮されれば、我慢を強いられる度合いも減りますね。

「試合に出られない生徒が少なくなるようにするのも、改革として大事なことではないでしょうか。今は1校で1チームしか大会に出られません。ベンチ入りできる20人から漏れたら大会に出られませんが、部員が広陵のように多いところなら出られない生徒ばかりになります。ですから部員が多いところだったら複数チームで出場できるようにして、別の監督をつけて大会に出たらいいと思うんです。そうすることで試合に出られない選手をなるべく減らす。すると、人を蹴落としてなんとか自分がレギュラーになろうといったインセンティブは働きにくくなります。また、試合に出られない鬱憤を下級生にぶつける上級生も減るはずです」

――1校で複数のチームが出られるようにするというのは面白いですね。

「もう一つは、クラブチームみたいなものを作ること。先ほど話した理由に加えて、そもそも転校という行為はハードルが高いわけです。ですから、例えば広陵高校の野球部は辞めるけれど、広陵高校のふつうの学生として通いながら別のクラブチームで野球をやって、それで大会に出る。そういう仕組みがあれば、問題のある野球部を辞めやすくなります。こうした様々な施策を複合的に組み合わせる試みがとても重要だと思っています」

甲子園出場校は「1年間の処分事例調査」を行う手も

――なるほど。そのほかに考えられる改革はあるでしょうか。

「甲子園出場が決まった学校に関しては、過去1年間に処分事例があったら事前に公表する、という手続きもあり得るかなと思います。また広陵高校のケースの場合、調査書の報告書の内容が、被害者の方にとって納得できるものではなかった、という問題がありました。報告書を学校が作成して出すというのではなく、例えば被害者、被害者家族の同意を示す署名を入れるなど、被害者側が報告内容に納得していることを示す手続きを加えてもいいのかなとも思います」

――寮をなくすことも考えたほうがよいのでしょうか。

「ひとつのアイデアとして、野球部員だけの寮ではなく、一般学生を入れる、他の部も入れる、あるいは管理者を野球部の監督やコーチではない人にするというように、部内の価値観だけで寮の空間ができないような工夫が考えられると思います。携帯電話の持ち込み禁止というようなことも、寮をより閉鎖的な空間にしてしまうのでよくないと思います。さまざまな施策によって、部の価値観で全てが完結しないような仕組みづくりをしていく必要があると思います」

高野連の対応はなぜ「隠蔽」だと言われ炎上したか?

――高野連の対応にも批判がありました。今回の件を踏まえ、高野連についてはどうお考えですか? 

「後から振り返ると、高野連の対応もよくなかったと思います。不祥事を起こした学校は報告書を高野連に出しますが、大きな事件だと判断された場合は、日本学生野球協会の審査室が処分を決めます。この手続きには学生野球における“司法権の独立”という意味があり、現場と離れた第三者が内容を見て客観的に判断する仕組みになっているのです。

一方で、不祥事が公表されると処分を受けた生徒や監督、コーチは基本的にはかなり社会的制裁を受けます。高野連としてはあまりそうしたくないので、微細なケースは厳重注意で収めて、公表しないという方法を取っています。ガイドラインに基づいた対応をしてはいるので、広陵のケースでも手続き的な瑕疵があるわけではないんです。

 でも社会的にはそう受け取られず、隠蔽と言われて炎上することになりました。公表するかしないかの判断基準が、少なくとも世間の理解を得られるものではなかったことはたしかで、加害部員が処分されたことが明確に表に出ていれば、おそらくここまでの騒動にはならなかったはずです。公表するかどうかの線の引き直しはかなり重要だなと感じています」

忘れてはいけない「無関係の部員が野球をする権利」

――いろいろな仕組みの面で改革することが重要なのですね。

「そうですね。同時に今回の件で思うのは、広陵高校野球部は問題を抱えているし対応もまずかったし、加害部員にも問題がある。ただ忘れられがちなのは、関係ない部員もいるんですね。彼らの野球をする権利が取り上げられていいわけではないはずです。改善すべきところは改善する。それとは別に、今回のインターネット(SNS)の炎上で被害を受けた部員もいるということはとても重要なことだと思っています」

――今後を考えるうえで、そのほかに思うことはありますか? 

「広陵高校の野球部の存続がどうなるか、という話ではなく、このままでは野球という競技の人気がなくなり、やりたい子供たちがいなくなってしまうんじゃないか、という大きな問題だと思っています。やって面白い、楽しいスポーツとして続いていくためには、野球界が変わっていかなければならないと思っています」
2025/09/04(木) 22時09分54秒 No.1994 編集 削除