自ら健康に、水から健康に。合言葉は「はやめに、こまめに」
⚾今日の熱闘甲子園試合結果(1・2回戦)
6日目第1試合 県岐阜商(岐阜)-日大山形(山形) 8:00~10:54 中断51分
一二三四五六七八九十計HE
日大山形100000002 372
県岐阜商00002040X 662
6日目第2試合 北海(南北海道)-東海大熊本星翔(熊本) 11:22~13:44
一二三四五六七八九十計HE
東海星翔200010610 10110
北 海000030130 7145
6日目第3試合 高川学園(山口)-未来富山(富山) 14:12~16:28 16:04点灯 7回表から
一二三四五六七八九十計HE
高川学園030302000 8131
未来富山210010001 5101
6日目第4試合 日大三(西東京)-豊橋中央(愛知) 16:56~19:12
一二三四五六七八九十計HE
豊橋中央000002000 281
日 大 三00200001X 342
⚾明日の熱闘甲子園組み合わせ(7日目 2回戦)
08:00~ 聖光 学院-山梨 学院
☆ 10:30~ 岡山学芸館-松商 学園
☆ 13:00~ 尽誠 学園-東大阪柏原
☟試合開始時間変更のお知らせ
https://hi-jumps.com/baseball/1569/
日本海リーグ 2025年シーズン公式戦の 8/15 (金)、8/16 (土) の試合開始時間につきまして、以下のとおり変更がございますのでお知らせします。
変更前
日時 2025/8/15 (金) 18:00 PB vs. 石川ミリオンスターズ
2025/8/16 (土) 18:00 PB vs. 富山GRNサンダーバーズ
開催場所 マイネットスタジアム皇子山(皇子山総合運動公園野球場)
住所 〒520-0037 大津市御陵町 4-1
変更後
日時 2025/8/15 (金) 17:00 PB vs. 石川ミリオンスターズ
2025/8/16 (土) 17:00 PB vs. 富山GRNサンダーバーズ
開催場所 マイネットスタジアム皇子山(皇子山総合運動公園野球場)
住所 〒520-0037 大津市御陵町 4-1
📝1年前の甲子園“最も愛された高校”…あの大社高校は今?「苦しかった」「甲子園のホテル泊まりたかったな」大社効果で観客増…1点差で敗れるまで
https://news.yahoo.co.jp/articles/1b3af758d830bd6ec05e1a43741690074a00774b?page=1
「1点をなにがなんでも取る。その1点を死に物狂いで守る。これが『大社の野球』です」
監督の石飛文太がそのように語る野球を、高いレベルで実現させたのが昨年のチームだった。そして今年のチームもまた、「大社の野球」を踏襲していた。島根大会3回戦のサヨナラスクイズはもちろんのこと、走者二塁の場面では、走者がどのチームよりも大きなリードを取った。単打でも本塁に還ってみせるという、意志の表れである。
目標にされた今年…対策も練られた
石見智翠館との準々決勝も、1点を争う接戦となった。1-1でタイブレークにもつれこむと、石見智翠館ベンチが動く。二塁手と一塁手の守備位置を入れ替えたのだが、一塁に就いた選手はファーストミットに持ち替えず、そのまま内野手用グラブを携えた。石見智翠館を率いる末光章朗監督が意図を明かす。
「スクイズ対策です。本来のファーストよりも守りがいいセカンドを入れる。グラブトスが必要になったときを考えて内野手用グラブのまま守る。大社と対戦する可能性がある組み合わせに決まってから、準備してきました」
結果的に入れ替えた守備陣形に打球は飛ばなかったが、このように他校は「大社の野球」を意識し、対策を練ってきていたのだ。
いよいよ夏連覇が視界に入りつつあった準決勝で、大社は開星に敗れた。4回に先制されるも、6回先頭の代打策の成功を起点に同点。だが、その直後に救援登板した2年生エース右腕の長畑廉叶がソロ本塁打を被弾。これが決勝点となり、連覇への挑戦が終わりを告げた。しぼり出すように奪う1点もあれば、たった一振りが生む1点もある。どこよりも1点にこだわってきたチームが、1点に泣く。残酷だが、これもまた野球だ。
敗れた直後…選手の反応は?
試合後、球場を引き上げる直前の選手たちを訪ねた。旋風直後からこの日までの約1年間が、彼らにとってどんな時間だったかを聞きたかった。昨夏の早稲田実との3回戦の最終盤に代打で公式戦初打席に立ち、三塁線への見事な「神バント」(記録は内野安打)を決めた安松大希は、正捕手の証である背番号「2」が縫い付けられたユニフォームをたたみながら、ポツリとこぼした。
「やっぱり、苦しかったですね」
聞くと、連覇へのプレッシャーは特段なかったという。だが、新チームが発足すると同時に正捕手争いに身を投じると、思うように投手を引っ張れない状況に焦燥した。涙はなく、「苦しかった」の一言以外は弱音を吐かなかったが、前チームの主将で正捕手だった石原勇翔の手綱さばきを、間近で見てきたからこその苦悩であることは伝わってきた。
昨夏に下級生で唯一レギュラー番号を背負い、新チームの主将を任された安井貫太も「苦しかったという思いが一番にある」と口にした。
「自分は2年生で甲子園を経験させてもらって、先輩たちにはなかった、“甲子園での経験”を持って1年間やらせてもらいました。その経験を生かして、今年も甲子園に行きたかったんですけど……。高校野球の難しさを感じました」
大社効果で観客増
安松と同じく、安井の目にも涙はなかった。「苦しかったけど、キャプテンをやらせてもらって本当によかったと思っています」。悔しさを多分に感じさせながらも、自分の役割をやり切ったと思わせる表情はすがすがしかった。
夏の甲子園から帰郷して間もない秋の初戦には、多くの観客が球場に足を運んだ。一般的に高校野球は、夏、春、秋の順で観客動員が多いとされる。それにもかかわらず、秋の初戦当日は大社の雄姿を見ようと、開門前に長蛇の列が成され、入場券販売の開始時間が前倒しされた。いずれも秋では異例の光景である。
今春の島根大会でも、大会会場の駐車場には、関東や東北などの県外ナンバーの車が並び、躍進から1年が経過してもなお、高い注目度を保っていると感じさせた。改めて振り返っても、昨夏の大社の戦いぶりは見事だった。
「今年も甲子園のホテル泊まりたかったな」
指揮官の掲げる「1点にこだわる野球」を選手が理解し、攻守両面で場面場面の最適解を選択し続けた戦術面。報徳学園との初戦と、吹奏楽部の大会が重なったことで、卒業生有志の演奏部隊が駆け付けたのだが、「限られた練習時間で吹ける曲目を演奏してもらった」(石飛文太監督)ため、島根大会では演奏されなかった『サウスポー』がチャンステーマとなり、結果的に球場全体を巻き込む“魔曲”へと変貌した偶然性。意図したものとそうでないものとが、高次元で絡み合って生まれた傑作だったように思う。
そう、あまりにも劇的だったのだ。だから、昨夏のドラマ性に魅せられた人々の熱は簡単に引かなかったし、“旋風の続き”を期待してやまなかった。熱狂は大きな推進力であると同時に、グラウンドに立つ選手たちの枷にもなりかねない。もう馬庭はいない。石原もいなければ、藤江もいない。それでも向けられる期待のまなざしは、想像以上に重かったことだろう。球場を引き上げる直前、ベンチ入り選手の一人がこぼした。
「あー。今年も(大会期間に宿泊する)甲子園のホテル泊まりたかったな……」
叫びというには小さく、独り言というには大きな声量で発せられた、高校生らしい等身大の本音を耳にしたとき、昨夏から吹き続けた旋風に一区切り付いた気がした。
石飛監督は何を語った?
選手たちの声を聞いた後、石飛を訪ねた。「満足していたら、もう一度“32年”が来てもおかしくない。ベスト8に行けた直後の今年だからこそ、なにがなんでも甲子園に行かないといけない」と、並々ならぬ思いで連覇を期した男が発したのは、労いの言葉だった。
「よく成長してくれたと思います。秋から春、そして春から夏と。夏は強豪との対戦ばかりでしたけど、紙一重の勝負に2つ勝って、最後は紙一重でやられた。でも、本当によく成長したなと」
“勝負の世代”が1学年上で、レギュラーはほぼ総入れ替え。その状況にあって、安松ら3年生はもちろんのこと、下級生たちも各々の個性を磨き、「大社の野球」の練度を高めた。石飛が「よく成長した」と二度繰り返したのは、先の見えづらいところから、連覇を視界に捉えるまでに飛躍した、1年間を通しての右肩上がりの成長への掛け値なしの賛辞だろう。
「大社旋風」その後
惜しくも連覇はならなかったが、この夏は、大社の試合を中心に多くの観客が駆け付けた。それだけでなく、開幕前には複数のユーチューバーが島根大会の展望動画を投稿するなど、例年にない熱気が満ちた。また、試合会場で石飛を見かけた野球少年が「あの監督じゃん!」と目を輝かせる様子も見られた。
昨夏終了後には、石飛に講演会の依頼が殺到した。練習のスケジュールを考慮した上で、可能な限り引き受けたのだが、それには理由がある。
「応援、支援してくださった方々への恩返しになるなら、やるべきだなと。それに、話を聞いた方が『大社って面白いな。島根の野球って面白そうだな』と思ってくれて、県の野球が盛り上がってくれたらうれしい。自分が色々言われたとしても、それはいいと思っているので」
石飛が思い描いたように、県の野球の盛り上がりを生み、その熱気がレベルを底上げする好循環が生まれようとしている。敗戦後、石飛は悔しさをにじませながらも、前を向いた。
県内では、早くも「大社は秋も勝負できる」との声が聞こえる。夏に自己最速の144キロを連発したエース右腕の長畑廉叶だけでなく、内野を中心に野手にも公式戦経験者が多く残るからだ。だが、その戦力以上に、周囲の喧噪にも自分を見失うことなく、1点にこだわる「大社の野球」を貫かんとする石飛の凛とした横顔に、遠くない将来の「大社旋風第二章」への期待が膨らんだ。
☟朝夕2部制は「雨に弱い」と総括 選手たちに時間を気にする精神的重圧かかったと分析
https://news.yahoo.co.jp/articles/5a393b667a33ba1b9f181fc7cec788b8cac01185
第107回全国高校野球選手権大会の大会本部が9日に終了した「朝夕2部制」について11日、「雨に弱い」と総括した。朝日新聞社の志方浩文高校野球総合センター長は「2部制は雨にすごく弱い。今年は天候不良があって、雨の決断が難しい。5時間半の間に2試合やらないといけない。継続試合をわかって試合を突っ込むのはできない」と課題を挙げた。
今夏は初めて4試合の日に「朝夕2部制」を実施。午前、夕方の部ともに終了時間を決めて、継続試合の可能性も示されていた。結果的に時間による継続試合は発生しなかったが、午後10時46分に終わった第4日第4試合の高知中央-綾羽(滋賀)は、時間が確認できる第35回以降、開始、終了時刻とも最も遅かった。午後4時16分に始まった第3試合が天候不良で67分の中断となったことも影響した。
志方氏は、選手たちに時間を気にする精神的プレッシャーがかかったと分析。「審判がゲームをコントロールして、両校がきびきび攻守交代をしてもらい、試合を早くすることに全員が向かわないと継続試合になってしまう」と思案顔だった。
2部制は当初は6日間の予定だったが、中止で5日間となった。その間、熱中症の疑いは15試合で8件。昨年の第5日終了時よりも12件の減少だった。平均気温が昨年より2度低かった影響もあったとみられるが、「2部制の効果だったという話はあった」と現時点での見解を示した。
📣甲子園出場辞退の広陵、一夜明け大きな動きなし グラウンドからは打球音、周辺はパトカー複数台
https://news.yahoo.co.jp/articles/92e4b47bd14a88afb53acc2828a43051667cc09a
今年1月に複数の野球部員が起こした暴力事案を端緒とし、今夏の甲子園大会の初戦突破後に出場辞退を発表した広陵(広島)は一夜明けの11日、学校側に大きな動きはなかった。
グラウンドから金属バットの打球音が響くなど、部員たちが体を動かす様子がうかがえた。10日の出場辞退会見で学校法人広陵学園の浅田哲雄事務局長が、広島県警による捜査で同校の寮に爆破予告が届いていたことを明かし、この日の学校周辺ではパトカーが複数台パトロールしていた。正門付近の建物には「祝 甲子園出場おめでとう」と書かれた垂れ幕が飾られていた。
💢高野連会長は「対処しようがなかった」…広陵高の甲子園“出場辞退”問題 報道陣100人超「異例の3連続会見」で感じた“SNS時代の高校野球”のリアル
https://news.yahoo.co.jp/articles/1fbf3d9cc17c74882ba8c8e443ba83f51d82abd5
連日盛り上がりを見せる夏の甲子園。一方で、今年は広島・広陵高が一連の暴力事案に関する問題から、初戦を終えてまさかの出場辞退という結末となった。史上初となる「大会開幕後の不祥事による出場辞退」を受け、現場はどんな空気につつまれたのか。現地取材の記者がその様子をルポする。
「粛々と全力を尽くすだけなんで」
監督の中井哲之が意思を示していただけに、広陵の決断は急展開といえた。
広陵が…2回戦以降の出場辞退を発表
予定されていた4試合全てが雨天順延となった8月10日。今年1月に発生した広陵の不祥事を巡る一連の騒動を受け、大会本部が2回戦以降の出場辞退を発表した。
大会本部によると、この日の朝に学校側から連絡が入り、申し出があったという。その後、全国高校野球選手権大会(夏の甲子園)の大会本部と主催者の朝日新聞社、日本高野連が承認し、決定された。そして午後。出場辞退までの経緯を説明する会見が、西宮市で立て続けに行われた。13時。広陵高校の堀正和校長と広陵学園の浅田哲雄事務局長が報道陣の前に立つ。
広陵の出場辞退を決断した理由について、SNSなどでの誹謗中傷が大会運営に大きな影響を与えてしまうこと。そして、一般生徒が登下校の際に危険な目に遭う可能性があり、実際に学校の爆破予告もあったという。生徒や教職員、地域の安全を確保することを最優先とした上での判断だった。これらの経緯から、同校は前日の9日夜に緊急理事会を開き出場辞退を決めた。
チームは10日午前に広島に戻った
理事には中井も名を連ねるが、決議には参加しなかった。チームには学校側から連絡し、部長の中井惇一から選手たちに伝えられた。10日の午前中に宿舎を離れ、広島に帰ったという。例年、甲子園期間中は自分たちの意思でスマートフォンを持ち込んでおらず、騒動を把握できぬまま甲子園を去ることとなってしまった選手たちのケアの徹底も約束した。
そして中井の去就について、現時点では監督を辞職させず、当面の間は指導を控えてもらうこととなっている。
そしてこの30分弱の会見以降――長い高校野球の歴史の中で、史上初めてとなってしまった「開幕後の不祥事による出場辞退」による運営側の動揺を体現したかのように、矢継ぎ早に事態は動き出していく。
<次回へつづく>
☟「握手を拒否する選手はうちにはいない」のに…“握手拒否”がトレンドに? 広陵高「甲子園辞退問題」で感じたSNS時代の“ファクト”の重要さ
https://news.yahoo.co.jp/articles/5ad0cf04cb9111885de272a8deda2ca46bf26afb?page=1
広陵高の辞退発表後…矢継ぎ早の会見
初戦を勝利で終えていたにもかかわらず、まさかの2回戦以降の出場辞退を発表した広島・広陵高校。8月10日の13時から開催され、30分弱で終了した同校の会見からおよそ1時間後の14時30分には、大会本部からも一連の騒動に関する説明がなされた。
広陵高校が1月に起こした不祥事に際し、3月に高校側へ「日本高等学校野球連盟会長名による厳重注意」を勧告したこと。被害生徒と加害生徒、その関係者を守る意味でも「『注意・厳重注意および処分申請等に関する規則』では、注意・厳重注意は原則として公表しない」ことなど、学生野球憲章に則って対処したことを改めて述べた。その上で、広陵の甲子園出場に「変更はない」と声明を出してきたことへの理解を求めた。
広陵高校と大会本部の会見に集まった報道陣はおよそ50人。さらに16時30分から開かれた、大会会長で朝日新聞社社長の角田克、大会副会長で日本高野連会長の寶馨による会見では、100人ほどまでに増えた。甲子園が開幕してからの出場辞退となると、夏は2021年に宮崎商と東北学院。春は22年の広島商があるが、いずれも選手が新型コロナウイルスに感染したことによる苦渋の決断であり、特殊な事例でもあった。過去には05年夏の明徳義塾が大会直前に出場を取りやめたことがあるが、甲子園が始まってから不祥事により出場を辞退することとなったのは、広陵が初めてのケースとなる。
高野連会長は「対処しようがなかった」
そのことによる混乱。審議の妥当性について問われた大会副会長の寶は、言葉を飾ることなく自らの見解を語った。
「1月の事象について、4月までの間にそれなりに裁定はしていました。その後、第二、第三の事柄が浮上してきたものですから、しかも試合当日あたりに。報告書に上がっていなかったようなことについては、対処しようがなかったのが正直なところです」
旭川志峯との初戦があった8月7日。SNS上で本件とは別の事案が浮上したことで、被害を訴えている元野球部員の保護者からの意向により、広陵高校が第三者委員会を設置し、調査中であることが判明した。
寶が「対処しようがなかった」と話したことは、言い訳ではないだろう。今の時代、誰もがわかっている。それほど、SNSの拡散力の速さは尋常でない。
ひとつのネタが挙がる。興味を持つ者が多ければ多いほど、真偽を確かめる間もなく、まるで真実であるかのようにインターネットの海に情報が次々と投げ込まれていく。
SNSで話題「握手拒否」は本当にあった?
旭川志峯との試合後の例がわかりやすい。ホームベース上に向かい合って整列し、挨拶をする。両チームの選手たちが歩み寄り握手や抱擁を交わすなか、旭川志峯の数人がそのままベンチへと引き上げたことで「握手を拒否した」とSNS上で話題となった。しかし、試合後の取材で旭川志峯の山本博幸監督はこのように否定している。
「少し早く列から離れることは普段の試合でもよくあることで、握手を拒否するような選手はうちにはいません」
山本自身が「選手の気持ちを100%理解しているのか?」と追求されれば、そうではないと答えるかもしれない。だが、少なくともSNSの住人よりは、はるかに把握している。真偽不明の火種でも大火事となる。これが現代社会のSNSの怖さである。
大会運営サイドは「学生野球憲章に則って」と説明するため対応が鈍いと思われがちだが、一つひとつの事案への対処は怠っていない。だからこそ、SNSの拡散力についていけなかった側面もあるが、寶はそこも認めている。
「対戦校の旭川志峯にご迷惑をおかけしたことになりますし、県大会の段階でも対戦校が広陵高校に敗退していったわけですから。結果として残念なことになりましたので、こういうことが二度と起こらないように」
SNS時代の高校野球。広陵の事案を教訓とし、運営はそことも向き合っていかなければならない。
――SNSでの真偽不明の情報が飛び交うなか、今後、それがきっかけで出場辞退を余儀なくされる出場校が現れてしまう懸念がある。
報道陣からの質問に対し、同調するように深く頷いていたのが大会会長の角田である。
「ファクトベースが何かということをかなりの角度で把握した上でないと、いろんな判断は大変難しい状況です。SNSはスピード感を持って進んでいくので、そこに対応できる体制づくりを真剣に考えなければいけません」
本来ならば2回戦で広陵と戦うこととなっていた津田学園は、不戦勝が決まった。大会本部を通じて残した佐川竜朗監督のコメントには、無念さがにじんでいた。
「SNSを通じていろいろな話がとびかっていたのは承知していますが、選手には『グラウンドに立ったら雑念は切り離せ』と言い続け、1回戦以後は広陵をイメージした練習をしてきただけに、今回の辞退は残念でなりません」
現代のSNSには力がある。だからこそ…
角田も寶も大会本部も、全員が望んでいる。今を戦う選手を温かく見守ってほしい、と。
SNSには力がある。だからこそ、言葉を宿す以上は燃やすのではなく熱く背中を押す。高校野球とは、いつの時代もそうあってほしい。
☝神整備ふたたび、甲子園に拍手 雨が上がって30分間強で整備完了 県岐阜商-日大山形戦 激しい雨で51分間の中断を経て試合再開
https://news.yahoo.co.jp/articles/afcc96eb0f394f8bcd4e4e0efd439fbb18dd0201
「全国高校野球選手権・1回戦、県岐阜商-日大山形」(11日、甲子園球場)
六回裏の県岐阜商の攻撃前に雨脚が強まり、9時14分に試合が一時中断した。日大山形の選手が守備に就いたが、球審の合図で全員がベンチに引き揚げた。
六回表の日大山形の攻撃中強い雨が降り出し、その後、さらに激しくなって内野の黒土が一面水浸しになった。
試合が中断した後、雨脚が弱まり、9時29分頃に阪神園芸のスタッフがグラウンドに現れるとスタンドからは拍手がわき起こった。水たまりに吸水シートを置いて水を取り除き、新しいを入れて整備。9時45分頃には日大山形の選手がベンチ前の人工芝の上でキャッチボールを開始。県岐阜商の打者もベンチ前で素振りをするなどして再開に備えた。
10時3分に日大山形ナインがグラウンドに出て守備に就くと、再び場内が大きな拍手に包まれた。試合は10時5分に再開。中断時間は51分間だった。
試合は日大山形が初回に1点を先制。県岐阜商は四回まで無安打に抑えられていたが、五回に初安打から3安打集中して2点を奪った。
今大会では8日の横浜-敦賀気比戦でも雨で試合が中断。雨が上がるとすぐにグラウンドが整備され、1時間7分後にされた。
6日目第1試合 県岐阜商(岐阜)-日大山形(山形) 8:00~10:54 中断51分
一二三四五六七八九十計HE
日大山形100000002 372
県岐阜商00002040X 662
6日目第2試合 北海(南北海道)-東海大熊本星翔(熊本) 11:22~13:44
一二三四五六七八九十計HE
東海星翔200010610 10110
北 海000030130 7145
6日目第3試合 高川学園(山口)-未来富山(富山) 14:12~16:28 16:04点灯 7回表から
一二三四五六七八九十計HE
高川学園030302000 8131
未来富山210010001 5101
6日目第4試合 日大三(西東京)-豊橋中央(愛知) 16:56~19:12
一二三四五六七八九十計HE
豊橋中央000002000 281
日 大 三00200001X 342
⚾明日の熱闘甲子園組み合わせ(7日目 2回戦)
08:00~ 聖光 学院-山梨 学院
☆ 10:30~ 岡山学芸館-松商 学園
☆ 13:00~ 尽誠 学園-東大阪柏原
☟試合開始時間変更のお知らせ
https://hi-jumps.com/baseball/1569/
日本海リーグ 2025年シーズン公式戦の 8/15 (金)、8/16 (土) の試合開始時間につきまして、以下のとおり変更がございますのでお知らせします。
変更前
日時 2025/8/15 (金) 18:00 PB vs. 石川ミリオンスターズ
2025/8/16 (土) 18:00 PB vs. 富山GRNサンダーバーズ
開催場所 マイネットスタジアム皇子山(皇子山総合運動公園野球場)
住所 〒520-0037 大津市御陵町 4-1
変更後
日時 2025/8/15 (金) 17:00 PB vs. 石川ミリオンスターズ
2025/8/16 (土) 17:00 PB vs. 富山GRNサンダーバーズ
開催場所 マイネットスタジアム皇子山(皇子山総合運動公園野球場)
住所 〒520-0037 大津市御陵町 4-1
📝1年前の甲子園“最も愛された高校”…あの大社高校は今?「苦しかった」「甲子園のホテル泊まりたかったな」大社効果で観客増…1点差で敗れるまで
https://news.yahoo.co.jp/articles/1b3af758d830bd6ec05e1a43741690074a00774b?page=1
「1点をなにがなんでも取る。その1点を死に物狂いで守る。これが『大社の野球』です」
監督の石飛文太がそのように語る野球を、高いレベルで実現させたのが昨年のチームだった。そして今年のチームもまた、「大社の野球」を踏襲していた。島根大会3回戦のサヨナラスクイズはもちろんのこと、走者二塁の場面では、走者がどのチームよりも大きなリードを取った。単打でも本塁に還ってみせるという、意志の表れである。
目標にされた今年…対策も練られた
石見智翠館との準々決勝も、1点を争う接戦となった。1-1でタイブレークにもつれこむと、石見智翠館ベンチが動く。二塁手と一塁手の守備位置を入れ替えたのだが、一塁に就いた選手はファーストミットに持ち替えず、そのまま内野手用グラブを携えた。石見智翠館を率いる末光章朗監督が意図を明かす。
「スクイズ対策です。本来のファーストよりも守りがいいセカンドを入れる。グラブトスが必要になったときを考えて内野手用グラブのまま守る。大社と対戦する可能性がある組み合わせに決まってから、準備してきました」
結果的に入れ替えた守備陣形に打球は飛ばなかったが、このように他校は「大社の野球」を意識し、対策を練ってきていたのだ。
いよいよ夏連覇が視界に入りつつあった準決勝で、大社は開星に敗れた。4回に先制されるも、6回先頭の代打策の成功を起点に同点。だが、その直後に救援登板した2年生エース右腕の長畑廉叶がソロ本塁打を被弾。これが決勝点となり、連覇への挑戦が終わりを告げた。しぼり出すように奪う1点もあれば、たった一振りが生む1点もある。どこよりも1点にこだわってきたチームが、1点に泣く。残酷だが、これもまた野球だ。
敗れた直後…選手の反応は?
試合後、球場を引き上げる直前の選手たちを訪ねた。旋風直後からこの日までの約1年間が、彼らにとってどんな時間だったかを聞きたかった。昨夏の早稲田実との3回戦の最終盤に代打で公式戦初打席に立ち、三塁線への見事な「神バント」(記録は内野安打)を決めた安松大希は、正捕手の証である背番号「2」が縫い付けられたユニフォームをたたみながら、ポツリとこぼした。
「やっぱり、苦しかったですね」
聞くと、連覇へのプレッシャーは特段なかったという。だが、新チームが発足すると同時に正捕手争いに身を投じると、思うように投手を引っ張れない状況に焦燥した。涙はなく、「苦しかった」の一言以外は弱音を吐かなかったが、前チームの主将で正捕手だった石原勇翔の手綱さばきを、間近で見てきたからこその苦悩であることは伝わってきた。
昨夏に下級生で唯一レギュラー番号を背負い、新チームの主将を任された安井貫太も「苦しかったという思いが一番にある」と口にした。
「自分は2年生で甲子園を経験させてもらって、先輩たちにはなかった、“甲子園での経験”を持って1年間やらせてもらいました。その経験を生かして、今年も甲子園に行きたかったんですけど……。高校野球の難しさを感じました」
大社効果で観客増
安松と同じく、安井の目にも涙はなかった。「苦しかったけど、キャプテンをやらせてもらって本当によかったと思っています」。悔しさを多分に感じさせながらも、自分の役割をやり切ったと思わせる表情はすがすがしかった。
夏の甲子園から帰郷して間もない秋の初戦には、多くの観客が球場に足を運んだ。一般的に高校野球は、夏、春、秋の順で観客動員が多いとされる。それにもかかわらず、秋の初戦当日は大社の雄姿を見ようと、開門前に長蛇の列が成され、入場券販売の開始時間が前倒しされた。いずれも秋では異例の光景である。
今春の島根大会でも、大会会場の駐車場には、関東や東北などの県外ナンバーの車が並び、躍進から1年が経過してもなお、高い注目度を保っていると感じさせた。改めて振り返っても、昨夏の大社の戦いぶりは見事だった。
「今年も甲子園のホテル泊まりたかったな」
指揮官の掲げる「1点にこだわる野球」を選手が理解し、攻守両面で場面場面の最適解を選択し続けた戦術面。報徳学園との初戦と、吹奏楽部の大会が重なったことで、卒業生有志の演奏部隊が駆け付けたのだが、「限られた練習時間で吹ける曲目を演奏してもらった」(石飛文太監督)ため、島根大会では演奏されなかった『サウスポー』がチャンステーマとなり、結果的に球場全体を巻き込む“魔曲”へと変貌した偶然性。意図したものとそうでないものとが、高次元で絡み合って生まれた傑作だったように思う。
そう、あまりにも劇的だったのだ。だから、昨夏のドラマ性に魅せられた人々の熱は簡単に引かなかったし、“旋風の続き”を期待してやまなかった。熱狂は大きな推進力であると同時に、グラウンドに立つ選手たちの枷にもなりかねない。もう馬庭はいない。石原もいなければ、藤江もいない。それでも向けられる期待のまなざしは、想像以上に重かったことだろう。球場を引き上げる直前、ベンチ入り選手の一人がこぼした。
「あー。今年も(大会期間に宿泊する)甲子園のホテル泊まりたかったな……」
叫びというには小さく、独り言というには大きな声量で発せられた、高校生らしい等身大の本音を耳にしたとき、昨夏から吹き続けた旋風に一区切り付いた気がした。
石飛監督は何を語った?
選手たちの声を聞いた後、石飛を訪ねた。「満足していたら、もう一度“32年”が来てもおかしくない。ベスト8に行けた直後の今年だからこそ、なにがなんでも甲子園に行かないといけない」と、並々ならぬ思いで連覇を期した男が発したのは、労いの言葉だった。
「よく成長してくれたと思います。秋から春、そして春から夏と。夏は強豪との対戦ばかりでしたけど、紙一重の勝負に2つ勝って、最後は紙一重でやられた。でも、本当によく成長したなと」
“勝負の世代”が1学年上で、レギュラーはほぼ総入れ替え。その状況にあって、安松ら3年生はもちろんのこと、下級生たちも各々の個性を磨き、「大社の野球」の練度を高めた。石飛が「よく成長した」と二度繰り返したのは、先の見えづらいところから、連覇を視界に捉えるまでに飛躍した、1年間を通しての右肩上がりの成長への掛け値なしの賛辞だろう。
「大社旋風」その後
惜しくも連覇はならなかったが、この夏は、大社の試合を中心に多くの観客が駆け付けた。それだけでなく、開幕前には複数のユーチューバーが島根大会の展望動画を投稿するなど、例年にない熱気が満ちた。また、試合会場で石飛を見かけた野球少年が「あの監督じゃん!」と目を輝かせる様子も見られた。
昨夏終了後には、石飛に講演会の依頼が殺到した。練習のスケジュールを考慮した上で、可能な限り引き受けたのだが、それには理由がある。
「応援、支援してくださった方々への恩返しになるなら、やるべきだなと。それに、話を聞いた方が『大社って面白いな。島根の野球って面白そうだな』と思ってくれて、県の野球が盛り上がってくれたらうれしい。自分が色々言われたとしても、それはいいと思っているので」
石飛が思い描いたように、県の野球の盛り上がりを生み、その熱気がレベルを底上げする好循環が生まれようとしている。敗戦後、石飛は悔しさをにじませながらも、前を向いた。
県内では、早くも「大社は秋も勝負できる」との声が聞こえる。夏に自己最速の144キロを連発したエース右腕の長畑廉叶だけでなく、内野を中心に野手にも公式戦経験者が多く残るからだ。だが、その戦力以上に、周囲の喧噪にも自分を見失うことなく、1点にこだわる「大社の野球」を貫かんとする石飛の凛とした横顔に、遠くない将来の「大社旋風第二章」への期待が膨らんだ。
☟朝夕2部制は「雨に弱い」と総括 選手たちに時間を気にする精神的重圧かかったと分析
https://news.yahoo.co.jp/articles/5a393b667a33ba1b9f181fc7cec788b8cac01185
第107回全国高校野球選手権大会の大会本部が9日に終了した「朝夕2部制」について11日、「雨に弱い」と総括した。朝日新聞社の志方浩文高校野球総合センター長は「2部制は雨にすごく弱い。今年は天候不良があって、雨の決断が難しい。5時間半の間に2試合やらないといけない。継続試合をわかって試合を突っ込むのはできない」と課題を挙げた。
今夏は初めて4試合の日に「朝夕2部制」を実施。午前、夕方の部ともに終了時間を決めて、継続試合の可能性も示されていた。結果的に時間による継続試合は発生しなかったが、午後10時46分に終わった第4日第4試合の高知中央-綾羽(滋賀)は、時間が確認できる第35回以降、開始、終了時刻とも最も遅かった。午後4時16分に始まった第3試合が天候不良で67分の中断となったことも影響した。
志方氏は、選手たちに時間を気にする精神的プレッシャーがかかったと分析。「審判がゲームをコントロールして、両校がきびきび攻守交代をしてもらい、試合を早くすることに全員が向かわないと継続試合になってしまう」と思案顔だった。
2部制は当初は6日間の予定だったが、中止で5日間となった。その間、熱中症の疑いは15試合で8件。昨年の第5日終了時よりも12件の減少だった。平均気温が昨年より2度低かった影響もあったとみられるが、「2部制の効果だったという話はあった」と現時点での見解を示した。
📣甲子園出場辞退の広陵、一夜明け大きな動きなし グラウンドからは打球音、周辺はパトカー複数台
https://news.yahoo.co.jp/articles/92e4b47bd14a88afb53acc2828a43051667cc09a
今年1月に複数の野球部員が起こした暴力事案を端緒とし、今夏の甲子園大会の初戦突破後に出場辞退を発表した広陵(広島)は一夜明けの11日、学校側に大きな動きはなかった。
グラウンドから金属バットの打球音が響くなど、部員たちが体を動かす様子がうかがえた。10日の出場辞退会見で学校法人広陵学園の浅田哲雄事務局長が、広島県警による捜査で同校の寮に爆破予告が届いていたことを明かし、この日の学校周辺ではパトカーが複数台パトロールしていた。正門付近の建物には「祝 甲子園出場おめでとう」と書かれた垂れ幕が飾られていた。
💢高野連会長は「対処しようがなかった」…広陵高の甲子園“出場辞退”問題 報道陣100人超「異例の3連続会見」で感じた“SNS時代の高校野球”のリアル
https://news.yahoo.co.jp/articles/1fbf3d9cc17c74882ba8c8e443ba83f51d82abd5
連日盛り上がりを見せる夏の甲子園。一方で、今年は広島・広陵高が一連の暴力事案に関する問題から、初戦を終えてまさかの出場辞退という結末となった。史上初となる「大会開幕後の不祥事による出場辞退」を受け、現場はどんな空気につつまれたのか。現地取材の記者がその様子をルポする。
「粛々と全力を尽くすだけなんで」
監督の中井哲之が意思を示していただけに、広陵の決断は急展開といえた。
広陵が…2回戦以降の出場辞退を発表
予定されていた4試合全てが雨天順延となった8月10日。今年1月に発生した広陵の不祥事を巡る一連の騒動を受け、大会本部が2回戦以降の出場辞退を発表した。
大会本部によると、この日の朝に学校側から連絡が入り、申し出があったという。その後、全国高校野球選手権大会(夏の甲子園)の大会本部と主催者の朝日新聞社、日本高野連が承認し、決定された。そして午後。出場辞退までの経緯を説明する会見が、西宮市で立て続けに行われた。13時。広陵高校の堀正和校長と広陵学園の浅田哲雄事務局長が報道陣の前に立つ。
広陵の出場辞退を決断した理由について、SNSなどでの誹謗中傷が大会運営に大きな影響を与えてしまうこと。そして、一般生徒が登下校の際に危険な目に遭う可能性があり、実際に学校の爆破予告もあったという。生徒や教職員、地域の安全を確保することを最優先とした上での判断だった。これらの経緯から、同校は前日の9日夜に緊急理事会を開き出場辞退を決めた。
チームは10日午前に広島に戻った
理事には中井も名を連ねるが、決議には参加しなかった。チームには学校側から連絡し、部長の中井惇一から選手たちに伝えられた。10日の午前中に宿舎を離れ、広島に帰ったという。例年、甲子園期間中は自分たちの意思でスマートフォンを持ち込んでおらず、騒動を把握できぬまま甲子園を去ることとなってしまった選手たちのケアの徹底も約束した。
そして中井の去就について、現時点では監督を辞職させず、当面の間は指導を控えてもらうこととなっている。
そしてこの30分弱の会見以降――長い高校野球の歴史の中で、史上初めてとなってしまった「開幕後の不祥事による出場辞退」による運営側の動揺を体現したかのように、矢継ぎ早に事態は動き出していく。
<次回へつづく>
☟「握手を拒否する選手はうちにはいない」のに…“握手拒否”がトレンドに? 広陵高「甲子園辞退問題」で感じたSNS時代の“ファクト”の重要さ
https://news.yahoo.co.jp/articles/5ad0cf04cb9111885de272a8deda2ca46bf26afb?page=1
広陵高の辞退発表後…矢継ぎ早の会見
初戦を勝利で終えていたにもかかわらず、まさかの2回戦以降の出場辞退を発表した広島・広陵高校。8月10日の13時から開催され、30分弱で終了した同校の会見からおよそ1時間後の14時30分には、大会本部からも一連の騒動に関する説明がなされた。
広陵高校が1月に起こした不祥事に際し、3月に高校側へ「日本高等学校野球連盟会長名による厳重注意」を勧告したこと。被害生徒と加害生徒、その関係者を守る意味でも「『注意・厳重注意および処分申請等に関する規則』では、注意・厳重注意は原則として公表しない」ことなど、学生野球憲章に則って対処したことを改めて述べた。その上で、広陵の甲子園出場に「変更はない」と声明を出してきたことへの理解を求めた。
広陵高校と大会本部の会見に集まった報道陣はおよそ50人。さらに16時30分から開かれた、大会会長で朝日新聞社社長の角田克、大会副会長で日本高野連会長の寶馨による会見では、100人ほどまでに増えた。甲子園が開幕してからの出場辞退となると、夏は2021年に宮崎商と東北学院。春は22年の広島商があるが、いずれも選手が新型コロナウイルスに感染したことによる苦渋の決断であり、特殊な事例でもあった。過去には05年夏の明徳義塾が大会直前に出場を取りやめたことがあるが、甲子園が始まってから不祥事により出場を辞退することとなったのは、広陵が初めてのケースとなる。
高野連会長は「対処しようがなかった」
そのことによる混乱。審議の妥当性について問われた大会副会長の寶は、言葉を飾ることなく自らの見解を語った。
「1月の事象について、4月までの間にそれなりに裁定はしていました。その後、第二、第三の事柄が浮上してきたものですから、しかも試合当日あたりに。報告書に上がっていなかったようなことについては、対処しようがなかったのが正直なところです」
旭川志峯との初戦があった8月7日。SNS上で本件とは別の事案が浮上したことで、被害を訴えている元野球部員の保護者からの意向により、広陵高校が第三者委員会を設置し、調査中であることが判明した。
寶が「対処しようがなかった」と話したことは、言い訳ではないだろう。今の時代、誰もがわかっている。それほど、SNSの拡散力の速さは尋常でない。
ひとつのネタが挙がる。興味を持つ者が多ければ多いほど、真偽を確かめる間もなく、まるで真実であるかのようにインターネットの海に情報が次々と投げ込まれていく。
SNSで話題「握手拒否」は本当にあった?
旭川志峯との試合後の例がわかりやすい。ホームベース上に向かい合って整列し、挨拶をする。両チームの選手たちが歩み寄り握手や抱擁を交わすなか、旭川志峯の数人がそのままベンチへと引き上げたことで「握手を拒否した」とSNS上で話題となった。しかし、試合後の取材で旭川志峯の山本博幸監督はこのように否定している。
「少し早く列から離れることは普段の試合でもよくあることで、握手を拒否するような選手はうちにはいません」
山本自身が「選手の気持ちを100%理解しているのか?」と追求されれば、そうではないと答えるかもしれない。だが、少なくともSNSの住人よりは、はるかに把握している。真偽不明の火種でも大火事となる。これが現代社会のSNSの怖さである。
大会運営サイドは「学生野球憲章に則って」と説明するため対応が鈍いと思われがちだが、一つひとつの事案への対処は怠っていない。だからこそ、SNSの拡散力についていけなかった側面もあるが、寶はそこも認めている。
「対戦校の旭川志峯にご迷惑をおかけしたことになりますし、県大会の段階でも対戦校が広陵高校に敗退していったわけですから。結果として残念なことになりましたので、こういうことが二度と起こらないように」
SNS時代の高校野球。広陵の事案を教訓とし、運営はそことも向き合っていかなければならない。
――SNSでの真偽不明の情報が飛び交うなか、今後、それがきっかけで出場辞退を余儀なくされる出場校が現れてしまう懸念がある。
報道陣からの質問に対し、同調するように深く頷いていたのが大会会長の角田である。
「ファクトベースが何かということをかなりの角度で把握した上でないと、いろんな判断は大変難しい状況です。SNSはスピード感を持って進んでいくので、そこに対応できる体制づくりを真剣に考えなければいけません」
本来ならば2回戦で広陵と戦うこととなっていた津田学園は、不戦勝が決まった。大会本部を通じて残した佐川竜朗監督のコメントには、無念さがにじんでいた。
「SNSを通じていろいろな話がとびかっていたのは承知していますが、選手には『グラウンドに立ったら雑念は切り離せ』と言い続け、1回戦以後は広陵をイメージした練習をしてきただけに、今回の辞退は残念でなりません」
現代のSNSには力がある。だからこそ…
角田も寶も大会本部も、全員が望んでいる。今を戦う選手を温かく見守ってほしい、と。
SNSには力がある。だからこそ、言葉を宿す以上は燃やすのではなく熱く背中を押す。高校野球とは、いつの時代もそうあってほしい。
☝神整備ふたたび、甲子園に拍手 雨が上がって30分間強で整備完了 県岐阜商-日大山形戦 激しい雨で51分間の中断を経て試合再開
https://news.yahoo.co.jp/articles/afcc96eb0f394f8bcd4e4e0efd439fbb18dd0201
「全国高校野球選手権・1回戦、県岐阜商-日大山形」(11日、甲子園球場)
六回裏の県岐阜商の攻撃前に雨脚が強まり、9時14分に試合が一時中断した。日大山形の選手が守備に就いたが、球審の合図で全員がベンチに引き揚げた。
六回表の日大山形の攻撃中強い雨が降り出し、その後、さらに激しくなって内野の黒土が一面水浸しになった。
試合が中断した後、雨脚が弱まり、9時29分頃に阪神園芸のスタッフがグラウンドに現れるとスタンドからは拍手がわき起こった。水たまりに吸水シートを置いて水を取り除き、新しいを入れて整備。9時45分頃には日大山形の選手がベンチ前の人工芝の上でキャッチボールを開始。県岐阜商の打者もベンチ前で素振りをするなどして再開に備えた。
10時3分に日大山形ナインがグラウンドに出て守備に就くと、再び場内が大きな拍手に包まれた。試合は10時5分に再開。中断時間は51分間だった。
試合は日大山形が初回に1点を先制。県岐阜商は四回まで無安打に抑えられていたが、五回に初安打から3安打集中して2点を奪った。
今大会では8日の横浜-敦賀気比戦でも雨で試合が中断。雨が上がるとすぐにグラウンドが整備され、1時間7分後にされた。