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紀州レンジャーズ チーム結成以来全成績 175勝187敗35分け 42雨天中止  4新型インフルエンザ発生&流行中止1降雨ノーゲーム(OBチーム1試合)
5/18 春季東海大会初日開幕試合 カヤバスタジアム 菰野(三重②)ー享栄(愛知①) 9:58~12:37

    一二三四五六七八九十計HE
菰  野026001000 9114 栄田-栗本
享  栄000023002 772 上倉、水ノ江、浜上、小山-杉本
 
        第二試合   
        津田学園
        市岐阜商

 今年の東海大会は岐阜主管となっている。今回は長良川をメインにカヤバスタジアムがサブとなっている。

カヤバスタジアムといえば、思い出すのは6年前の100回大会の夏。可児へ行くには新幹線で名古屋経由。そこから名鉄に乗って40分程度で可児川に行き、徒歩で30分弱歩けば到着なんだが、、、屋根のない人工芝球場で10時から2試合とはいえあの日は40度近い気温で倒れそうなくらいの猛暑だった・・・・・。
翌日の大野町レインボースタジアムは屋根はあるけど、かなりコンパクトで同じような気温でいつぶっ倒れても不思議ではないところだった。

大野町には初観戦が2012年国体でなんとその日に東海地方台風直撃という憂き目に遭い、2試合中1試合は完了したが第2試合は中止で1試合目の5回終了後に到着した僕はほとんど観戦できず、無料シャトルバスで穂積駅まで送迎され、間引き運転の電車に乗って岐阜入りした苦い過去がある。

2年前の夏には長良川~プリニーの(各務原)の1泊2日観戦だったが、梅雨の長雨の影響で4試合中開幕試合の3回裏途中で継続試合となり翌日も中止でほぼほぼ見れないまま帰宅という最悪のケースもあった因縁の岐阜。

今回は初日こそ快晴で2024年初の真夏日が予想されるも翌日の長良川は雨予報で降りだしの時間次第では延泊もあり得る状況。

6年前と同じように京都から新幹線で名古屋へ行き、慣れない名鉄に乗って見知らぬ街へ行った・・・・・。
6年ぶりに歩く街だが、地図を片手にカヤバSのナイター照明塔を目印にテクテクと歩き、最後の心臓破りの坂を登り切って到着するとスタンドが狭い影響もありお客さんは結構埋まっていた!

カヤバの開幕試合は菰野ー享栄という注目のカード。どうやら監督同士は同学年のようでベテラン対決が楽しみ。
しかし、菰野の戸田監督がこの数日後に部内暴力が発覚し半年間謹慎処分を受けることを僕はまだ知る由もなかった・・・。戸田監督のパワハラなんて公式戦に行けばよくみかけることなんだが・・・・・。

菰野はなんと20人中15人が2年生でスタメンも全員2年で固めている。
享栄は大藤監督が中京から移籍して監督を頼って有望選手が多数入部しているようで今年もプロ注目投手がいるらしい。
スタンドを見ると菰野はなんと遠路はるばるブラスバンドの応援団が駆け付ける一方で、享栄は太鼓1つの応援といささか寂しかった。

先発投手は菰野はエース・栄田。享栄は11番・上倉だった。やはり経験不足であろう小物としては先攻だし先取点を取って勢いづきたいと思ったが試合は意外な方向へ・・・。

1回表享栄の上倉投手は絶好調で三振2つと内野フライであっさり抑えると、その裏1死から2番・パウエルがライト前ヒットそして盗塁で2塁に進み早くもワンサイドがちらついたが、内野ゴロ2つで何とか無失点。

これでチーム自体が落ち着けたのか?2回表4番・森が四球で出塁すると戸田監督はバントが好きなイメージがあったが、5番・梶谷はレフト前ヒット。無死1・2塁でもバントせず6番・栄田はセンターフライ。これで無得点を覚悟したが、7番・松山が1-1から3塁線突破のタイムリーツーベースで2者生還しなんと菰野が先取点を奪った!!さすがに上倉投手も本気を出し下位打線を抑えたが大きな2点をもらって、栄田投手もその裏きっちり3人で抑えてコールド回避はできると思っていたら・・・。

3回表1番・菊池がレフトへツーベースを放つと今度は一転して送りバントをしてこれがオールセーフで無死1・3塁。このあたりで上倉投手が音を立てて崩れる予兆があったのだろうか??3番・加瀬こそ浅いレフトフライに抑えたが、四球で満塁とし大藤監督は辛抱たまらず12番サイドスロー水ノ江を投入もこれが大誤算で、5番・梶谷センターへ走者一掃のタイムリースリーベースで5-0と菰野が大量リード。さらに四球で走者をためて7番・松山もライトへタイムリースリーベースを放ちまさかの7-0とコールド圏内突入。
大藤監督は3番手に10番・浜上を選択。エース・小山は登板回避だろうか?戸田監督は当初の代わりっぱないきなり初球セーフティースクイズをかましてファーストのエラーを誘い、3塁走者は動かなかったので1死1・3塁。9番・中川にも1・2球はセーフティースクイズのサインで揺さぶり、2-1と追い込まれてからライト前タイムリーで8点差。まさかの5回コールドが頭をよぎり、享栄の同情応援に走りなんとか食い止めたがまさかまさかの展開で、その裏も栄田投手は3人で抑えオール2年生軍団が愛知1位の享栄にコールド勝ちか!?と思わせる序盤の猛攻だった。

これ以上点差が開くと5回コールドにもなりかねないと危機感を募らせた中盤。4回表も菰野は容赦なく3・4番の長短打にエラーが絡んで無死2・3塁。せめて1点に抑えて欲しいと願っていたら、享栄は内野前進守備。ポテンヒットでも喰らったら2点入りかねない背水の陣を敷いたが、浜上投手が踏ん張り2者連続三振とショートフライで無失点に切り抜けてくれた。
5回は三者凡退に抑え最悪の事態は免れたが、2点取らないと今度は7回コールドとなってしまう・・・。
せっかく新幹線で名古屋経由して6年ぶり2度目の可児入りしただけに9回まで観たい気持ちはいつも以上に強かった!

果たして享栄打線は・・・4回裏サードのエラーで出塁するも中軸が沈黙し無得点。
5回裏は1死からサード内野安打にまたもサード・立岩が前の回に続きエラーで1死1・2塁。1番に回ったがなんとこの回4つ目のサードへの打球で無難にこなされ3塁封殺で2死1・2塁。期待の2番・パウエルもサードゴロで万事休すかと思われたが、またしてもサード・立岩のエラーに救われた。。。ゴロは弾き、送球は高く逸れあとで戸田監督にどやされることが目に浮かぶが・・・・・。
相手に助けられ2死満塁となり、3番・仲谷がフルカウントからレフトへ会心の一撃を放ち2者生還で2-8とコールド回避のところまでもっていき、さらに4番・西久保の打席に期待するもセンターフライで整備に入った。

それにしてもレギュラー全員2年生の菰野が序盤で享栄を圧倒してあわや5回コールドゲームというところまで追いつめるとは・・・・・。
今年も夏の三重大会優勝候補に挙がるだろうが、来年は春夏連続甲子園も狙えそうな戦力だ!!
遠路はるばる菰野から可児までブラスバンド動員しているし、気合の入り方が全く違う。

享栄はエース温存で明日を見据えた戦略が完全に裏目に出た格好で2-8とワンサイドゲームになってしまった。せめて9回まで野球をして欲しいと願ったが・・・。

6回表菰野は先頭の2番・立岩が四球で出塁すると戸田監督は3番・加瀬に手堅くバントのサインを出すも初球ファールで強打に切り替え1-2からなんと左中間タイムリーツーベースで再びコールド圏内の7点差、、、しかし4・5番が凡退し2塁走者釘付けで2死からまさかのけん制死で流れが享栄に傾く。
その裏、5番・江藤が8球粘って四球をもぎ取り1死後代打・坂本がライト前ヒットでつなぎ、8番・杉本レフトへのタイムリーツーベースでしぶとく6点差に戻し夢をつなぐと、浜上投手の代打・杉浦の4球目まさかのパスボールで4点目。結局杉浦は三振に倒れたが、2死からショートゴロ悪送球でもう1点追加し9-5と追い上げコールド圏内から脱出成功。なおも続く2死2塁のピンチは栄田投手が踏ん張りパウエルをファーストフライに打ち取りいい感じで終盤に入る運びとなった。

これでコールド回避はほぼほぼ確定となったが、大藤監督は4点差に迫ったことで勝ちにいく方針に変えたのか?ここまで温存していたエース・小山を投入。
菰野打線は3回までの猛攻がウソのように借りてきた猫のようにおとなしくなり、7回は簡単に三者凡退。8回は先頭打者が四球で出塁するも、1番・菊池の2-2からの6球目の前にまさかのけん制死・・・。結局この回も結果的に3人で終えコールド回避に成功。
だが、コールド回避で満足したのか?6回に怒涛の猛追をした攻撃陣が菰野の2年生サウスポー栄田の前に再び沈黙し、7・8回と6つのアウト中5つがフライアウトと淡白な攻撃に終始し最終回へ。

もうコールドの可能性はなくなったので遠慮なく打ってほしいところ。3番・加瀬がライトへツーベースを放ち、1死後死球で走者が溜まり再びの大量得点を期待したが、6番・栄田投手ファーストライナーダブルプレー・・・。
あとは4点差守り切るだけ。9回裏享栄はエース・小山に代打を出し万が一延長タイブレークになれば5番手投手はいるのか?????その考えも杞憂に終わり、簡単にツーアウト。これで終わらない享栄の粘り、、、2番・パウエルが左中間スリーベースで反撃のノロシを挙げ、四球で1・3塁として4番・西久保が左中間にポテンヒットを放ちなんと7-9と2点差にしてなおも2死2塁。ホームランが出ればたちまち同点というシチュエーションとなったが、オール2年生の菰野スタメンは落ち着き払い最後はレフトフライで試合終了。

5回で終わってしまう危惧はあったものの気が付けば試合時間2時間39分といかにも東海らしいグダグダなロングゲームでたっぷり冷や汗掻かされ2024年初の真夏日突破という記念すべき日に菰野の校歌は・・・流れなかった。

試合後、同級生監督はお互いの健闘を称えあい場外で談笑されていた。
しかし、この直後に戸田監督のパワハラが高野連の耳に入り、日本学生協会から半年間の謹慎が下るとは・・・監督生活約40年でパワハラしたのは1度や2度ではないことは少し三重まで足を運んで菰野の試合観たら分かりそうなもんだが、なぜ今さら・・・・・。

苦しみつつもこれで準決勝の長良川行き確定でその頃、長良川では県岐阜商が静岡との古豪対決を2-1で制し、あの鍛治舎監督の太っ腹を観なければならない。。。
オール2年生がどこまで胸を借りられるか?明日が楽しみだ。

さて、新幹線名古屋駅でずいぶん悩んで駅弁購入。ナゴヤめしはグレード高く本当に悩んだ!!
1塁側アルプス芝生席で堪能し、第2試合は両チームともにブラスバンド動員し、津田学園はチアガールまで桑名から遠路はるばるやってきた。

2試合連続三重県勢を観戦できるのは無上の喜びとなる。
第1試合もかなり長く、時間は圧していたが、それ以上に第2試合は長く、その後の喫茶店巡りに大垣のヤド入り~スーパー銭湯湯治が遅くなり、なんと23時頃にスーパー銭湯~ヤドまで大垣の夜の街を徘徊するハメとなったが、それはまた次回の講釈で。

チーム名 選手名 投球回 打者 投球数 安打 四球 死球 三振 失点 自責
菰  野 栄 田  9  41 165  7  3  0  3  7  3 

享  栄 上 倉  2 1/3 13   42  4  2  0  3  5  5  
享  栄 水ノ尾   0/3  3   14  2  1  0  0  3  3  
享  栄 浜 上  3 2/3  17  59  4  1  0  3  1  1  
享  栄 小 山  3   10  49  1  1  1  2  0  0 

                    (完)

                 🌟次回予告🌟
5/18 春季東海大会初日第2試合 カヤバスタジアム 津田学園(三重①)-市岐阜商(岐阜②)
2025/04/01(火) 23時49分55秒 No.1689 編集 削除