自ら健康に、水から健康に。合言葉は「はやめに、こまめに」
3/18 初日第2試合 田辺(和歌山)-星稜(石川) 13:46~15:46
第1話 甲子園で『田辺が大将』の大合唱! またいつかこの場所へ・・・
一二三四五六七八九十計HE
星 稜010100002 480 佐宗、戸田、道本-能美
田 辺001100000 262 寺西-前田
第一試合 第三試合
八学光星5 近 江
関 東 一3 熊本国府
長い冬が終わった・・・と言いたいところだが、2024年は3月に入ってから非常に寒くなりセンバツ開幕時でも真冬のような体感だった・・・・・。
コロナ前は中央特別自由席中段に座っていたので1日中日陰ゆえにずっと寒かったが、指定席に変わり大幅値上げされたので、春は3塁内野席あるいは外野席に陣取り陽射しのぬくもりを感じていたのだがこの春は違った、、、、、
今年は運よく5年ぶりに和歌山県勢センバツアベック出場となった!!本来ならば耐久高校が21世紀枠を射止めるところだが、近畿4強入りで自力での出場が決まりその空席をタナボタで田辺高校が運よく滑り込んだ格好だ!
しかし、喜びもつかの間・・・なんと抽選会で初日第2試合で神宮王者の星稜との対戦が決まってしまった。。。。。
まだ、耐久だったらエース・冷水がいるのでひょっとしたらという予感はあったが、、、甲子園未勝利の中央学院と入れ替えてくれたらという未練はあった。
昨秋、福井で北信越大会星稜の試合2試合観戦したがエース・佐宗の故障をカバーすべく1年生2投手が頑張っていたし、打力も凄まじいものがあり、ヘタすりゃ5回コールド負けした敦賀高校の二の舞になりかねないと!
とにかくエース・寺西が最少失点で踏ん張り、4番・山本陣の前にランナーをためて数少ないチャンスをモノにして勝機を見出したかった。
昨秋、市和歌山・智弁和歌山を連破した勢いを見せられるか?
アルプスには95年夏以来の甲子園出場を祝福すべく大応援団が駆け付け『心に強き誇あり!』という新調された横断幕もあった。
WBS和歌山放送もMBSの協力を得て実況生中継を敢行しいよいよその時が迫ってきた。
田辺は基本的に先攻派だが、なぜかしらこの試合は後攻だった。おそらく昨秋の近畿大会初戦で延長タイブレークのサヨナラ負けがトラウマになったものと思われるが、僕としてもこれでサヨナラ負けの可能性は消滅したし、ロースコアの接戦に持ち込み終盤まで競り合えたら大金星の可能性もという色気はあった。
星稜は故障明けのエース・佐宗が先発を任された。田辺はもちろん大黒柱のエース・寺西が先発。
1回表相手の強力打線を警戒していたが、フライアウト3つで三者凡退に抑え大きな勇気を与えられた。
1回裏が始まるとアルプスから大音量の応援が!https://www.youtube.com/watch?v=OdhS2IvwjX0&t=114s
しかし、田辺打線もやはり課題の打線が解消されず低反発バットの影響もあってか?打球が外野まで飛ばずあえなく三者凡退。
2回表2死までこぎつけたまでは良かったが、6番・専徒の目の治療で1分間中断がありこれで流れが変わったのか?直後にレフト前ヒットそして盗塁を許し、7番・能美は内野安打で2死1・3塁。ここで山下監督の息子さんは果敢に盗塁のサインを出し、前田捕手の送球が逸れる間に3塁走者が先制のホームインと非常に嫌な点の取られ方をしてしまった。
これで緊張の糸が切れて大量失点するのが怖かったが、8番・浜田はフルカウントからショートゴロに倒れ最少失点に抑えた。
田辺にとっては非常に重すぎる1点がのしかかる。2回表も同じような凡打の内容で最悪の展開も頭によぎり早く走者が出て欲しいと願うしかなかった。
3回表星稜は1死から1番・吉田がセンターへ快心の打球を放ち、あるいはそのままスタンドに吸い込まれるのか?????と思われた弾道が低反発バットの影響もあってかフェンス手前で失速しセンターフライに終わり助かった!!
その裏、田辺は7番・尾崎がつまって二遊間いいところに転がりセンター前に運ぶヒットでノーヒットノーランを回避成功。
田中監督は定石通り送りバントのサインを出して2死2塁。そしてアルプスからはいつもよりかなりアップテンポな🎵田辺が大将が流れてきた!
https://www.youtube.com/watch?v=bxUDcVHngEY
9番・太田は外130kmの直球に力負けして空振り三振で2死2塁。
1番・岡本のバッティングに期待がかかり2-1と追い込まれた5球目に上手く流してライト前ヒット。
ツーアウトゆえに2塁走者当たりゴーでホームに突っ込みライト・専徒もこれをはじいている間に悠々ホームインして1-1同点に追いつき1塁側スタンドはお祭り騒ぎとなった!!
願わくばここで逆転したかったが、2番・柳田は初球トリッキーなセーフティーをかますもファールで2球目セカンドフライ。
しかし、序盤3回を終えて1-1同点と田辺ペースで試合が経過し、もしかしたら・・・という期待が胸を膨らませていた。
だが星稜も昨秋の神宮王者だけに慌てなかった。失点直後の攻撃で先頭打者こそ高めのボール球に手を出し空振り三振に倒れたが、直後に4番・萩原がデッドボールを喰らうとすかさず盗塁。そして5番・服部がライト前ヒットを放ち1死1・3塁。山下監督の息子さんがまた盗塁をしかけるか?あるいはスクイズも???と警戒したが、6番・専徒はフリーに打ってファーストフライ。
しかしホッとしたのもつかの間。7番・能美のセカンドゴロ正面の打球を尾崎が弾いて痛恨の2点目。ミスミス相手に得点を与えてしまい寺西投手の足を味方が引っ張ってしまったが、8番・浜田はセンターフライに倒れここも最少失点に切り抜けた。
悪い流れを引きづりたくない。これを払拭すべく3番・山本結が左中間にツーベースを放ち無死2塁。4番・山本陣はチーム1の長打力を誇るだけに、当然強攻策だったが無念のサードゴロ。しかし2塁走者が3塁へ進み1死3塁と最低限の役割を果たしてくれた。
5番・前田に田中監督はスクイズをさせたがっていたようで、初球からずっとスクイズの構えを見せて揺さぶり続け3ボール。1球様子を見て1-3となったところで田中監督がスクイズのサインを出し見事に応えて再びの同点劇!!
田辺らしくコツコツ攻めて神宮王者を苦しめている。
寺西投手も味方の粘りとアルプスの大声援を受け星稜打線に真っ向勝負し5回も先頭打者の出塁を許さず2死から四球で歩かせてしまったが、前田捕手が意地を見せ4度目の盗塁を初めて刺し流れが田辺にやってきた。
その裏、8番・山根が四球を選び3イニング連続先頭打者が出塁。もちろん送りバントで1死2塁として初めてこの試合リードを奪いたかった。1番・岡本に2打席連続タイムリーを期待するも初球ライトフライ。2番・柳田はボール球を振らされ続け三振に倒れ2-2のまま整備に入った。
相手の名前と甲子園の雰囲気に飲まれて序盤からズルズルと突き放されるのでは?という不安も杞憂に終わった。
低反発バットの恩恵もあってか?星稜打線が昨秋ほどの迫力を感じさせず、エラーがなければ0点で終わっていたかもしれない。
田辺は21世紀枠だが、市和歌山・智弁和歌山に勝利して近畿大会出場しただけに過去の21世紀枠のチームよりも力はある。辛抱して数少ないチャンスを得点に結びつけ、スクイズも決まり田中監督の采配も冴えていた。
なんとか3点目を許さず、どこかで勝ち越せば勝利に近づける気がした。
整備が明けて6回表星稜は3番からの攻撃で3打順目だし何かしら攻略の糸口をつかんでくるかと警戒していたが、ボール先行の寺西投手の適度な荒れ具合が的を絞らせなかったのか?3連続フライアウトであっさり凡退。
同じように田辺も3番からの攻撃でなんとか連打で1点をと願ったが、佐宗投手も簡単には崩れず同じように三者凡退に終わりこのまま2試合連続タイブレークにもつれ込むのか???と。
7回表の星稜も三振とセーフティーバントピッチャーゴロであっさりツーアウト。楽に終わりたかったが、山下監督の采配が冴え代打攻勢の一人目中島幹がレフトへツーベースを放ち、佐宗投手に代打・島田を起用。1番・吉田はノーヒットなだけに勝負を避けても良かったが、田辺バッテリーは勝負を挑み初球ピッチャーフライ!
代打の関係で星稜は2年生・戸田にスイッチ。昨秋は戸田投手と道本投手の下級生投手が軸としてチームを引っ張っていただけに手ごわい。
いきなり先頭の寺西が見逃しの三振に倒れ、暗雲漂ったが直後に四球をもらいこれを送って2死2塁。田中監督は9番・太田に代打・松本を起用して勝負に出たが、1ストライクからの2球目キャッチャーが2塁けん制するもセンター方向に抜けこれを見て2塁走者が3塁を狙うもタッチアウト!と高度なトリックプレーにはめられてしまった↓↓
7回101球を投げている寺西投手のスタミナが不安な終盤8回。1番からの攻撃で痛恨のセンター前ヒットを浴び、山下監督の息子さんは1点勝負の終盤ゆえに手堅く送りバントで1死2塁と形を作った。3番・芦硲はノーヒットだったがやはり星稜のクリーンアップだし、お父さんが97年春に天理の主将で全国制覇した経験を持つだけに手ごわい。勝負をした結果四球となったがある意味これで良かったと。
田中監督がすかさずタイムを要求し、一息入れて4番・萩原は7球粘ってライトへ快心の打球を放つがやはり逆風と低反発バットのお陰で失速してライトフライ。5番・服部は外138kmストレートに空振り三振と耐えて凌いで勝機が少しずつ見えてきた!
願わくば8回裏に勝ち越して9回裏をせずに試合を終わらせたい田辺は1死から1番・岡本が2球で追い込まれながらも詰まりながらもライト前に運ぶシブいヒットを放ちやはり手堅く送って2死2塁。3番・山本結の打棒に期待が集まったが、無念のファーストゴロ・・・。
いよいよ最終回。ここを凌げばサヨナラ勝ちあるいは延長タイブレークになってもチャンスが出てくる!
先頭打者を1球で仕留めて打順が下位に下がるのでシメシメと思ったが伝統校ゆえにここからが強かった。
7番・能美がライト前ヒットを放ち、8番・中島幹にボール先行と苦しくなりカウント1-2からエンドランを決められレフト前ヒットで1死1・2塁。山下監督の息子さんは惜しげもなく戸田投手に代打・東を送り、1ボールからの2球目痛恨のワイルドピッチで1死2・3塁と傷口を広げ、2-2と追い込みながらもライト前ヒットで2点失い最後の最後に突き放されてしまった・・・・・。それでも気持ちを最後まで切らさず、ショートライナー最後はセンターへ大飛球を喰らったがこれも打球が失速し首の皮一枚残して9回裏へ。
田辺の応援団もここまで優勝候補相手に互角の試合を展開し満足しつつもまだ行ける!という気持ちがそれを上回り必死の応援が続く。
https://www.youtube.com/watch?v=RwMguE_zFGg
その声に乗って先頭の4番・山本陣が3番手で登板した道本投手に対してセンターバックスクリーンをめがけて大飛球が放物線を描く・・・・・しかし、低反発バットの威力はすさまじくあと一伸びが足らずまさかのセンターフライ・・・。
それでも、5番・前田&6番・寺西の連続長短打であっという間に1死2・3塁と同点の好機を築きホームランが出れば逆転サヨナラというシーンを作り上げた。
7番・尾崎をそのまま打たせてまさかのツーランスクイズはあるのか???と興奮しながら手に汗握り3塁内野席で『田辺が大将!!』と連呼していたが、道本投手も2年生ながら経験豊富で2球で追い込み外角高めのボール球を振らせて3球三振。最後は8番・山根が2-1からファーストゴロに倒れ76年ぶりの田辺の春は初日第2試合で終焉を迎え、今年も和歌山県勢のセンバツ決勝戦の夢はもろくも早期に崩れ去った。。。
それでもスタンドからは温かい拍手が送られ、なんとか夏もう1回甲子園に帰ってきて欲しいという気持ちは強かった。
突き詰めれば、要所でエラーや暴投が失点に絡み、相手の分厚い投手陣から2点もぎ取り善戦したが、守り負けだったかなと。
ただ、21世紀枠は10年近く勝利から遠ざかっているが、もう少し落ちる相手だったら充分勝てていたであろうという可能性を感じさせ、この大応援団がセンバツ大会役員の琴線に触れて、閉会式で応援団の優秀賞を受賞したことは野球王国・和歌山の誇りとなった。
ここまで2試合5-3(9回終了2-2)・4-2 とやはり低反発バットの影響が大きく、昨年までだったらホームランになっていたであろう打球も失速してしまい、今後もロースコアの接戦や延長タイブレークが多発する予感がした。
そして、直後の第3試合に満を持して近江が登場。昨夏は大垣日大・阪口監督の老練な采配に屈してしまったが、今回は熊本国府相手だし、くじ運も良く8強以上は狙えると信じていたが、これがまさか多賀監督の甲子園最後の采配になるとは・・・それはまた次回の講釈で。
⚾今日の投手陣
チーム名 選手名 投球回 打者 投球数 安打 犠打 四球 死球 三振 暴投 失点 自責
星 稜 佐 宗 6 23 83 3 3 2 0 5 0 2 2
星 稜 戸 田 2 8 28 1 2 1 0 0 0 0 0
星 稜 道 本 1 5 14 2 0 0 0 0 0 0 0
田 辺 寺 西 9 39 139 8 1 2 1 5 2 4 2
(完)
🌟次回予告🌟
3/18 初日第3試合 近江(滋賀)-熊本国府(熊本)
第1話 甲子園で『田辺が大将』の大合唱! またいつかこの場所へ・・・
一二三四五六七八九十計HE
星 稜010100002 480 佐宗、戸田、道本-能美
田 辺001100000 262 寺西-前田
第一試合 第三試合
八学光星5 近 江
関 東 一3 熊本国府
長い冬が終わった・・・と言いたいところだが、2024年は3月に入ってから非常に寒くなりセンバツ開幕時でも真冬のような体感だった・・・・・。
コロナ前は中央特別自由席中段に座っていたので1日中日陰ゆえにずっと寒かったが、指定席に変わり大幅値上げされたので、春は3塁内野席あるいは外野席に陣取り陽射しのぬくもりを感じていたのだがこの春は違った、、、、、
今年は運よく5年ぶりに和歌山県勢センバツアベック出場となった!!本来ならば耐久高校が21世紀枠を射止めるところだが、近畿4強入りで自力での出場が決まりその空席をタナボタで田辺高校が運よく滑り込んだ格好だ!
しかし、喜びもつかの間・・・なんと抽選会で初日第2試合で神宮王者の星稜との対戦が決まってしまった。。。。。
まだ、耐久だったらエース・冷水がいるのでひょっとしたらという予感はあったが、、、甲子園未勝利の中央学院と入れ替えてくれたらという未練はあった。
昨秋、福井で北信越大会星稜の試合2試合観戦したがエース・佐宗の故障をカバーすべく1年生2投手が頑張っていたし、打力も凄まじいものがあり、ヘタすりゃ5回コールド負けした敦賀高校の二の舞になりかねないと!
とにかくエース・寺西が最少失点で踏ん張り、4番・山本陣の前にランナーをためて数少ないチャンスをモノにして勝機を見出したかった。
昨秋、市和歌山・智弁和歌山を連破した勢いを見せられるか?
アルプスには95年夏以来の甲子園出場を祝福すべく大応援団が駆け付け『心に強き誇あり!』という新調された横断幕もあった。
WBS和歌山放送もMBSの協力を得て実況生中継を敢行しいよいよその時が迫ってきた。
田辺は基本的に先攻派だが、なぜかしらこの試合は後攻だった。おそらく昨秋の近畿大会初戦で延長タイブレークのサヨナラ負けがトラウマになったものと思われるが、僕としてもこれでサヨナラ負けの可能性は消滅したし、ロースコアの接戦に持ち込み終盤まで競り合えたら大金星の可能性もという色気はあった。
星稜は故障明けのエース・佐宗が先発を任された。田辺はもちろん大黒柱のエース・寺西が先発。
1回表相手の強力打線を警戒していたが、フライアウト3つで三者凡退に抑え大きな勇気を与えられた。
1回裏が始まるとアルプスから大音量の応援が!https://www.youtube.com/watch?v=OdhS2IvwjX0&t=114s
しかし、田辺打線もやはり課題の打線が解消されず低反発バットの影響もあってか?打球が外野まで飛ばずあえなく三者凡退。
2回表2死までこぎつけたまでは良かったが、6番・専徒の目の治療で1分間中断がありこれで流れが変わったのか?直後にレフト前ヒットそして盗塁を許し、7番・能美は内野安打で2死1・3塁。ここで山下監督の息子さんは果敢に盗塁のサインを出し、前田捕手の送球が逸れる間に3塁走者が先制のホームインと非常に嫌な点の取られ方をしてしまった。
これで緊張の糸が切れて大量失点するのが怖かったが、8番・浜田はフルカウントからショートゴロに倒れ最少失点に抑えた。
田辺にとっては非常に重すぎる1点がのしかかる。2回表も同じような凡打の内容で最悪の展開も頭によぎり早く走者が出て欲しいと願うしかなかった。
3回表星稜は1死から1番・吉田がセンターへ快心の打球を放ち、あるいはそのままスタンドに吸い込まれるのか?????と思われた弾道が低反発バットの影響もあってかフェンス手前で失速しセンターフライに終わり助かった!!
その裏、田辺は7番・尾崎がつまって二遊間いいところに転がりセンター前に運ぶヒットでノーヒットノーランを回避成功。
田中監督は定石通り送りバントのサインを出して2死2塁。そしてアルプスからはいつもよりかなりアップテンポな🎵田辺が大将が流れてきた!
https://www.youtube.com/watch?v=bxUDcVHngEY
9番・太田は外130kmの直球に力負けして空振り三振で2死2塁。
1番・岡本のバッティングに期待がかかり2-1と追い込まれた5球目に上手く流してライト前ヒット。
ツーアウトゆえに2塁走者当たりゴーでホームに突っ込みライト・専徒もこれをはじいている間に悠々ホームインして1-1同点に追いつき1塁側スタンドはお祭り騒ぎとなった!!
願わくばここで逆転したかったが、2番・柳田は初球トリッキーなセーフティーをかますもファールで2球目セカンドフライ。
しかし、序盤3回を終えて1-1同点と田辺ペースで試合が経過し、もしかしたら・・・という期待が胸を膨らませていた。
だが星稜も昨秋の神宮王者だけに慌てなかった。失点直後の攻撃で先頭打者こそ高めのボール球に手を出し空振り三振に倒れたが、直後に4番・萩原がデッドボールを喰らうとすかさず盗塁。そして5番・服部がライト前ヒットを放ち1死1・3塁。山下監督の息子さんがまた盗塁をしかけるか?あるいはスクイズも???と警戒したが、6番・専徒はフリーに打ってファーストフライ。
しかしホッとしたのもつかの間。7番・能美のセカンドゴロ正面の打球を尾崎が弾いて痛恨の2点目。ミスミス相手に得点を与えてしまい寺西投手の足を味方が引っ張ってしまったが、8番・浜田はセンターフライに倒れここも最少失点に切り抜けた。
悪い流れを引きづりたくない。これを払拭すべく3番・山本結が左中間にツーベースを放ち無死2塁。4番・山本陣はチーム1の長打力を誇るだけに、当然強攻策だったが無念のサードゴロ。しかし2塁走者が3塁へ進み1死3塁と最低限の役割を果たしてくれた。
5番・前田に田中監督はスクイズをさせたがっていたようで、初球からずっとスクイズの構えを見せて揺さぶり続け3ボール。1球様子を見て1-3となったところで田中監督がスクイズのサインを出し見事に応えて再びの同点劇!!
田辺らしくコツコツ攻めて神宮王者を苦しめている。
寺西投手も味方の粘りとアルプスの大声援を受け星稜打線に真っ向勝負し5回も先頭打者の出塁を許さず2死から四球で歩かせてしまったが、前田捕手が意地を見せ4度目の盗塁を初めて刺し流れが田辺にやってきた。
その裏、8番・山根が四球を選び3イニング連続先頭打者が出塁。もちろん送りバントで1死2塁として初めてこの試合リードを奪いたかった。1番・岡本に2打席連続タイムリーを期待するも初球ライトフライ。2番・柳田はボール球を振らされ続け三振に倒れ2-2のまま整備に入った。
相手の名前と甲子園の雰囲気に飲まれて序盤からズルズルと突き放されるのでは?という不安も杞憂に終わった。
低反発バットの恩恵もあってか?星稜打線が昨秋ほどの迫力を感じさせず、エラーがなければ0点で終わっていたかもしれない。
田辺は21世紀枠だが、市和歌山・智弁和歌山に勝利して近畿大会出場しただけに過去の21世紀枠のチームよりも力はある。辛抱して数少ないチャンスを得点に結びつけ、スクイズも決まり田中監督の采配も冴えていた。
なんとか3点目を許さず、どこかで勝ち越せば勝利に近づける気がした。
整備が明けて6回表星稜は3番からの攻撃で3打順目だし何かしら攻略の糸口をつかんでくるかと警戒していたが、ボール先行の寺西投手の適度な荒れ具合が的を絞らせなかったのか?3連続フライアウトであっさり凡退。
同じように田辺も3番からの攻撃でなんとか連打で1点をと願ったが、佐宗投手も簡単には崩れず同じように三者凡退に終わりこのまま2試合連続タイブレークにもつれ込むのか???と。
7回表の星稜も三振とセーフティーバントピッチャーゴロであっさりツーアウト。楽に終わりたかったが、山下監督の采配が冴え代打攻勢の一人目中島幹がレフトへツーベースを放ち、佐宗投手に代打・島田を起用。1番・吉田はノーヒットなだけに勝負を避けても良かったが、田辺バッテリーは勝負を挑み初球ピッチャーフライ!
代打の関係で星稜は2年生・戸田にスイッチ。昨秋は戸田投手と道本投手の下級生投手が軸としてチームを引っ張っていただけに手ごわい。
いきなり先頭の寺西が見逃しの三振に倒れ、暗雲漂ったが直後に四球をもらいこれを送って2死2塁。田中監督は9番・太田に代打・松本を起用して勝負に出たが、1ストライクからの2球目キャッチャーが2塁けん制するもセンター方向に抜けこれを見て2塁走者が3塁を狙うもタッチアウト!と高度なトリックプレーにはめられてしまった↓↓
7回101球を投げている寺西投手のスタミナが不安な終盤8回。1番からの攻撃で痛恨のセンター前ヒットを浴び、山下監督の息子さんは1点勝負の終盤ゆえに手堅く送りバントで1死2塁と形を作った。3番・芦硲はノーヒットだったがやはり星稜のクリーンアップだし、お父さんが97年春に天理の主将で全国制覇した経験を持つだけに手ごわい。勝負をした結果四球となったがある意味これで良かったと。
田中監督がすかさずタイムを要求し、一息入れて4番・萩原は7球粘ってライトへ快心の打球を放つがやはり逆風と低反発バットのお陰で失速してライトフライ。5番・服部は外138kmストレートに空振り三振と耐えて凌いで勝機が少しずつ見えてきた!
願わくば8回裏に勝ち越して9回裏をせずに試合を終わらせたい田辺は1死から1番・岡本が2球で追い込まれながらも詰まりながらもライト前に運ぶシブいヒットを放ちやはり手堅く送って2死2塁。3番・山本結の打棒に期待が集まったが、無念のファーストゴロ・・・。
いよいよ最終回。ここを凌げばサヨナラ勝ちあるいは延長タイブレークになってもチャンスが出てくる!
先頭打者を1球で仕留めて打順が下位に下がるのでシメシメと思ったが伝統校ゆえにここからが強かった。
7番・能美がライト前ヒットを放ち、8番・中島幹にボール先行と苦しくなりカウント1-2からエンドランを決められレフト前ヒットで1死1・2塁。山下監督の息子さんは惜しげもなく戸田投手に代打・東を送り、1ボールからの2球目痛恨のワイルドピッチで1死2・3塁と傷口を広げ、2-2と追い込みながらもライト前ヒットで2点失い最後の最後に突き放されてしまった・・・・・。それでも気持ちを最後まで切らさず、ショートライナー最後はセンターへ大飛球を喰らったがこれも打球が失速し首の皮一枚残して9回裏へ。
田辺の応援団もここまで優勝候補相手に互角の試合を展開し満足しつつもまだ行ける!という気持ちがそれを上回り必死の応援が続く。
https://www.youtube.com/watch?v=RwMguE_zFGg
その声に乗って先頭の4番・山本陣が3番手で登板した道本投手に対してセンターバックスクリーンをめがけて大飛球が放物線を描く・・・・・しかし、低反発バットの威力はすさまじくあと一伸びが足らずまさかのセンターフライ・・・。
それでも、5番・前田&6番・寺西の連続長短打であっという間に1死2・3塁と同点の好機を築きホームランが出れば逆転サヨナラというシーンを作り上げた。
7番・尾崎をそのまま打たせてまさかのツーランスクイズはあるのか???と興奮しながら手に汗握り3塁内野席で『田辺が大将!!』と連呼していたが、道本投手も2年生ながら経験豊富で2球で追い込み外角高めのボール球を振らせて3球三振。最後は8番・山根が2-1からファーストゴロに倒れ76年ぶりの田辺の春は初日第2試合で終焉を迎え、今年も和歌山県勢のセンバツ決勝戦の夢はもろくも早期に崩れ去った。。。
それでもスタンドからは温かい拍手が送られ、なんとか夏もう1回甲子園に帰ってきて欲しいという気持ちは強かった。
突き詰めれば、要所でエラーや暴投が失点に絡み、相手の分厚い投手陣から2点もぎ取り善戦したが、守り負けだったかなと。
ただ、21世紀枠は10年近く勝利から遠ざかっているが、もう少し落ちる相手だったら充分勝てていたであろうという可能性を感じさせ、この大応援団がセンバツ大会役員の琴線に触れて、閉会式で応援団の優秀賞を受賞したことは野球王国・和歌山の誇りとなった。
ここまで2試合5-3(9回終了2-2)・4-2 とやはり低反発バットの影響が大きく、昨年までだったらホームランになっていたであろう打球も失速してしまい、今後もロースコアの接戦や延長タイブレークが多発する予感がした。
そして、直後の第3試合に満を持して近江が登場。昨夏は大垣日大・阪口監督の老練な采配に屈してしまったが、今回は熊本国府相手だし、くじ運も良く8強以上は狙えると信じていたが、これがまさか多賀監督の甲子園最後の采配になるとは・・・それはまた次回の講釈で。
⚾今日の投手陣
チーム名 選手名 投球回 打者 投球数 安打 犠打 四球 死球 三振 暴投 失点 自責
星 稜 佐 宗 6 23 83 3 3 2 0 5 0 2 2
星 稜 戸 田 2 8 28 1 2 1 0 0 0 0 0
星 稜 道 本 1 5 14 2 0 0 0 0 0 0 0
田 辺 寺 西 9 39 139 8 1 2 1 5 2 4 2
(完)
🌟次回予告🌟
3/18 初日第3試合 近江(滋賀)-熊本国府(熊本)