自ら健康に、水から健康に。合言葉は「はやめに、こまめに」

ようこそいらっしゃいました。監督(管理人)の宏鈴法師です。当掲示板は全国どこの話題でもOKですのでどうぞ野球談義・よもやま話をお楽しみ下さい!なお、ご意見ご要望はメールでお願いします。悪しからずご了承くださいませ。


紀州レンジャーズ チーム結成以来全成績 175勝187敗35分け 42雨天中止  4新型インフルエンザ発生&流行中止1降雨ノーゲーム(OBチーム1試合)
宏鈴法師(管理人) MAIL URL

お知らせ

編集済
📝【なぜ日本野球はバントを“乱用”するのか?:第3回】ビッグボールの方が実は「手堅い」? セイバーメトリクスの専門家が“送りバント信仰”を斬る
https://news.yahoo.co.jp/articles/7b87a3a548b8e283e685022db0063deaf9d5efb3

――「送りバントが効率的な作戦でない」ということは、ファンの間でもかなり浸透してきていると思います。にもかかわらず、プロ野球の現場でいまだに送りバントが多用されているのはなぜだと思われますか?

岡田友輔 球団もある程度は分かってきているとは思います。どちらかというと、現場の指導者がまだアップデートできていないというのが一点。もう一点は、我々も含めて「バントが非効率な作戦である」と伝える側の力不足もあるかな、と思います。プロ野球中継などではいまだに「走者が出たらバントがセオリー」という伝え方がされていますから。選手の側も「アウトを取らせてランナーを進塁させる」という感覚がずっと継承されているのかなと思います。
 
どうしてもゲッツーのマイナス面の大きさが強調されているので、だったら「最低限送った」「仕事をした」ということが重視されるのではないかと思います。得点を最大化するより「最低限の仕事をする」という日本人的な考え方が大きいのかな、と思います。
 
宮下博志 バントという作戦の成功体験が語られているのも大きいんじゃないかと思いますね。過去の蓄積に基づいて、バントそのものがプラスに評価されること自体が大きいと思います。「あのバントで勝った」というのはイメージできても、「あのバントで負けた」というのはなかなか突き詰められて分析されないですからね。

――成功体験という意味で言うと、「打率はどんなに頑張ってもシーズン4割はいかない。一方バントは多くの場合、成功率が6割を下回ることはない」というのが、バント多用の根拠としてよく引き合いに出されますが……。

岡田 それは「成功」の定義がまず間違ってるんですよね。まず、ヒットの3割は出塁を伴うので。それに対して、バントの成功率は90%くらいあるとしても、それはもうアウトを伴った進塁でしかないので。両者の価値が同等ではないんです。

日本の野球は「イニングごとに得点を取ること」が目的になっているんですよ。でも、野球というのは本来、9イニングの中で得点を最大化して、相手より1点でも多く取るのが攻撃の目的のはずなんです。でも、日本では送りバントでアウトになっても「やることはやった」とみなされてしまうわけですよね。その繰り返しが非効率な作戦の選択を続けてしまう要因なのではないかなと思います。

――1イニング3アウトしかないのに、自ら貴重な1アウトを差し出してまで進塁させるのは非効率だということは、別にセイバーメトリクスの専門家でなくともよく考えたら分かると思うのですが……。

岡田 そう。なので、僕は意外と日本人はデータ好きじゃないんじゃないかな、と思えてきたんですよ。アメリカ人は本当に合理的に「このような数字が出てるからこういう攻め方やりましょう、そうやって得点を最大化しましょう」とPDCAサイクルを回すことができるのに対して、日本はどうしても「これまで勝ってきたチームがこういうことやってきたから、それに倣ってやりましょう」となるのが大きく違うのかなと思いますね。

――日本は「得点圏にランナーを進めるメリット」を過大評価しているのに加えて、「強攻してゲッツーになるリスク」も過大評価していて、この2点が相まって「とりあえず送ろう」というメンタリティになっているような気がします。

岡田 おっしゃる通りですね。プロ野球でも、たまにバントをしない監督が出てくるんですが、だんだん元に戻ってしまうんですよね。やっぱり、選手も含めた周りの環境から、そういう方針を続けられなくなるようなプレッシャーがあるんじゃないかなと思うんですよね。
 
――ゲッツーになるリスクも当然込みでの強攻策のはずなんですが、いわゆる「手堅い野球支持派」の人たちは、強攻してゲッツーになった瞬間に「それ見たことか」となりますよね。

宮下 「手堅い」というのが本当はどういうことなのか、その考え方を変えなければいけないと思います。実際にはバントなどを多用する、いわゆるスモールボールよりも、長打で点を取るビッグボールの方が手堅く得点を取りやすいんですよ。ホームランであれば必ず1点は取れるので。塁を進めることが目的であるなら確かにバントは手堅いんですが、得点を取る上では長打の方が手堅いプレーだという発想が、共通認識としてまだ定着してないんですよね。

――そもそも強攻しても、ゴロアウトでランナーが進めば送りバントと同じ形になるわけですよね。振ってさえいれば、いい当たりでなくてもヒットになる確率だって十分あるわけで、強攻に対してあまりにもネガティブすぎる気がします。

岡田 根底には日本人の「その都度その都度、最適と思われる選択をし続けたい」という考え方がある気がしますね。アメリカの場合は、どちらかというと「勝つためにどのような戦い方が最適なのか」を考えるので。

――日本では送りバントで得点圏にランナーを進めて点が入らなかった場合、監督が「あと1本が出なかった」と、あたかも自分としては最善を尽くしたようなコメントを出しますよね。「そもそもバント自体が間違っているのでは?」という発想にはなかなかならない。

岡田 どちらかというと、「チャンスは作ったからあとは任せた」という感じになってますよね。でもこれは見る側の問題で、特に解説者がずっとアップデートされてないまま解説をしているのが問題だと思います。MLBの中継では新しいデータや戦術をかみ砕いて解説者が伝えてくれますが、日本の場合は技術論やメンタル面の話が主で、中継の内容も昔からそれほどアップデートされていないと思います。若い解説者の中には最新のデータに触れた話ができる人もいますが、その割合があまりにも小さいというのが問題でしょうね。

          【第4回に続く】

📝【なぜ日本野球はバントを“乱用”するのか?:第4回】「バント=非効率」の根拠を説明できる解説者、メディアの重要性
https://news.yahoo.co.jp/articles/c81397b04e090b5a0836c4261d41b9bca0872dd4

――セイバーメトリクスでは「送りバントは非効率的で得点効率をむしろ下げる」という考え方が定着していますが、逆に送りバントが有効な局面というのはどのようなケースでしょうか?

宮下 プロレベルの成功率の高いバント、という条件であれば、投手の打席においては有効になる可能性が高いですね。打てない、出塁できない打者のバントが有効だというのはプロ野球でもよく言われますし、それは間違っていませんが、ただしその上限はかなり低いです。それこそ、OPSが.400にも届かないくらいの選手ですね。小林誠司(巨人)であっても、通算成績で見れば打った方が良いということになります(編集部注:2024年シーズン終了時点の通算OPSは.537)。

岡田 9回、クローザーに対して小林が打席に立って、かつサヨナラのランナーが二塁にいるようなケースであれば、バントをしてもいいかなという感じではありますね。つまり、本当に限られたケースでしかバントは有効ではないということですね。

――逆に、山﨑福也(日本ハム/通算OPS.562)のような選手であれば、バントするよりも打たせた方がいいということになりますね。たとえピッチャーであっても。
 
岡田 とにかく、バントした方がいいケースは思われている以上に少ないということなんです。我々アナリストも「バントを完全にやめるべきだ」とまでは言いませんが、少なくともランナーが一塁にいるケースで最初にバントが選択肢に上がるというのは、健全ではないということです。

――たとえば0対0の9回表無死一塁、あるいは二塁で、ピッチャーが全盛期の2011年ダルビッシュ有(当時日本ハム)というような状況であれば、バントはありですか?

宮下 バントが100%成功するのであれば、ランナー二塁ならもしかしたらありかもしれないですね。ランナー一塁だと微妙です。ランナーを三塁に進めると得点確率自体が上がるので、サヨナラの場面で、高い確率で成功できるという自信があるのなら、それはそれで一つの手段かなという気がしますね。

――「一つの手段」ということは、たとえ一打サヨナラの場面になるとしても、バントが強攻よりも有効性が上回ることはない、ということですか?

宮下 そもそもランナーが出ている時点で、たとえ全盛期のダルビッシュが相手でも得点には近づいているということですから。基本的にどの投手でもランナーを背負った場面ではパフォーマンスが若干下がりますよね。また、出塁を許している時点で万全のパフォーマンスではない可能性もあります。なので、あくまで選択肢の一つとしてバントはありだと思いますが、直前の打者が打っているんだから、打てないと決めつけるのは合理的ではないですよね。

岡田 DELTAでも、すごい投手と打てないバッターの組み合わせの場合を検証したことがありますが、そういった状況でもバントが有効になるケースはあまり増えなかったですね。そう考えると、今のプロ野球はみんなが思っている以上にバントをしすぎていると感じますね。

宮下 先ほども言った通り、打力が極端に低い投手が打席に立っているケース以外では、バントより打った方がいいということになりますね。マクロに見れば、バントの有効性はほとんどないと言えます。

岡田 もちろん、三塁手が極端に後ろに守っている場合などに奇襲としてバントを選択肢から外す必要はないと思いますが、少なくともランナーが出た時にファーストチョイスでバントするくらいなら、ヒットを打てばいい、ホームランを打てばいいということになります。攻撃としては当たり前の話ですよね。
 
――バントを多用することで、シーズン換算でどれくらい得点を損していることになるのでしょうか?

宮下 以前、計算したことがありますが、143試合換算で10点ほどマイナスになっています。勝利数換算で言うと1勝分くらいです。

――CS争いが1勝の差で決まるシーズンが少なくないことを考えると、1勝分と言っても無視できない差ですよね。

岡田 そうです。

――ということは、セイバーメトリクスに明るく、バントをほとんどしないMLBの監督が日本に来たら、大きなアドバンテージを得る可能性もありますね。

岡田 あると思います。ただ、後は選手にどうやって信じさせるかが大きいと思うんですよね。

――トレイ・ヒルマンが日本ハムの監督を務めていた頃、当初はバントをさせずにいたら選手からの抵抗が強くて、安心させるためにバントのサインを出していた……という逸話がありましたね。

岡田 先ほども宮下が言ったように、バントとヒッティングの差は年間で10点くらいなので、選手が平常心でプレーできないんだったらバントをする選択もありなのかなとは思います。ただ、近年はMLBで大谷翔平(ドジャース)が2番を打ったりしているのを見ているので、選手の側にも「2番にバントをさせる」以外の選択肢を浸透させられる可能性は高まっていると思いますけどね。

――日本にも今や各球団にデータスタッフがいますよね? そういった人たちがいろいろやっていると思いますが、彼らの知見が現場に伝わるまでにもう少し段階を踏まなければいけないのしょうか?

岡田 昔に比べて、フロント側の認識が変わっているのは間違いありません。後は現場の監督や選手にどう伝えるかだと思うんです。ただ、各チームのラインナップを見ていても、バントより打っていこうというチームはだいぶ増えてきたと思いますね。

――高校野球はプロ野球以上にバントを多用するわけですが、データ的には正当化されるんでしょうか?

宮下 難しいところですね。強豪校と違って、有力選手を多く集められないチームであれば、下位打線のオプションとしてバントはありかなと思います。ただ、甲子園に出てくるような強豪校は打てる選手も多いので、その場合は下位打線であってもあまりバントをする必要はないと思いますね。

――特に高校野球はプロ野球以上にバントが多くて、相手の守備陣もバントさせまいとするので、その中でやり抜くのはむしろ難しいですよね。
 
岡田 技術が未熟な中でお互いやっているので、どこに比重をかけるかはもう少し再検討していただきたいですね。

――今年の夏の甲子園でも、早稲田実業対大社の試合で、延長タイブレークで両軍が執拗にバントを繰り返したケースがありました。この場合、表側のチームは1点のみではセーフティリードと言えないはずですが、バントするのは最善の選択とは言るのでしょうか?

岡田 本当にあれは顕著なケースだと思いますね。日本はタイブレークになるとほとんどまずバントです。まずは一、二塁を二、三塁の形にしてヒットで2点と考えているのかもしれませんが、得点期待値から考えれば1点取れてまあまあ、2点以上取るのは難しいです。しかもあの試合では、表裏とも両チームが同じことをして4回失敗しましたからね。日本の作戦への意識が本当によく出ているなと感じました。

――改めて、過度な送りバント信仰が薄れるためには、何が必要だと思われますか?

宮下 それこそマネーボールのような、「NOバント」を打ち出して快進撃を続けるチームの登場。あるいは、メディアの側から「そのバントは有効だったのか?」という疑問が投げかけられる環境になれば、おそらく変わってくるのかなと。バントすることで批判される可能性が出てくるというだけで、監督の采配も変わってくると思いますね。

岡田 「バントが非効率である」という根拠をきちんと理解して、ファンに説明できる解説者が出現することですね。MLBでは新しいデータをかみくだいて視聴者に説明できなければ解説者が務まりませんが、日本の場合はそうではないですから。また我々としては、野球の作戦の形がどんどん変わっているということを踏まえて、バントについての説明をメディア側から建設的にしていただけるとありがたいですね。

✌野球できる喜び胸に「夏」へ 岡山学芸館・国近泰獅選手
https://news.yahoo.co.jp/articles/60d9572530e13dba6f5f8035a638b29e0b35f819

11月16日に岡山県倉敷市のマスカットスタジアムで開かれた県高野連の地区別選抜交流試合。第2試合の東部地区選抜のオーダー表を見て、思わず「おっ」と声が出た。

1番DH・国近泰獅(岡山学芸館、2年)。夏から十数試合見てきて、初めてスコアブックに名前が書けるぞ、と。

「国近ですか? 選手としては何もできませんよ。守れないし投げられないし打てない」。夏の甲子園を前に、佐藤貴博監督はあっさりと言い切った。4月に肩を手術し、全治6カ月。夏のベンチ入りはあきらめていたが、三塁コーチとして背番号15を与えられた。佐藤監督は「むちゃくちゃいいやつで人として信用できる」と理由を語る。

ただ、国近は「全力でプレーできるのにベンチを外れた3年生がいる。複雑な心境だった」と振り返る。

今、自分にできることを全力でやると心に決めた。練習ではサポートメンバーとして率先して動き、試合ではベンチワークの中心になった。

だが、記者としては事情を書けなかった。佐藤監督から「タイブレークやスクイズの機会にはピンチバンターに使いますよ」と聞いていたからだ。実際、国近は打撃練習ではケージに入り、バントだけしていた。「強打は無い」と相手に伝わっていては切り札にならない。自重するしかなかった。

国近は新チームで主将になったが、公式戦では三塁コーチと伝令に専念。11月になってようやく打席に立ったという。

交流試合では3打席で内野ゴロ二つと死球。それでも「久しぶりの試合だったので楽しかった。野球ができる喜びを感じました」。凡打でも笑顔で一塁へ走る姿が印象的だった。

とはいえまだ再起したばかり。新入生が入ってくれば100人近い大所帯をまとめる大役もある。「自分は技術で引っ張るキャプテンではない。プレーができなかった時期の経験をいかして、もう一度甲子園に戻り、目標のベスト8の壁を越えたいです」
2024/12/21(土) 22時34分15秒 No.1505 編集 削除