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🔥市和歌山・丹羽「夏は絶対」 センバツ出場逃し雪辱誓う150キロ右腕 横浜・織田ら同世代に「負けたくない」
https://news.yahoo.co.jp/articles/538cba919ddd0ad73b0dbe179b0a842d54dce5bd

プロ注目の最速150キロ右腕、市和歌山・丹羽涼介投手(2年)が3日、和歌山市内の同校グラウンドで練習し、最後の夏に懸けることを誓った。昨秋近畿大会では1回戦で大阪桐蔭に敗戦。今春のセンバツ出場を逃した。「去年出られたけど、今年出られないのが余計悔しい。夏は絶対行こうという気持ちが強い」とリベンジに燃える。

そのために、現在は秋に課題として出た「制球力」の向上に取り組んでいる。「キャッチャーの構えたところに投げ込むとか、軸がぶれないことを意識しています」と明かした。

同世代では横浜・織田、山梨学院・菰田、沖縄尚学・末吉らのプロ注目投手がセンバツに出場する。「負けたくない。あいつらが甲子園出ている間に俺らも成長して追いつきたい」。進路についても「今は甲子園しか見ていない」と夏が終わってから本格的に考えるつもりだ。悔しさを糧に、聖地を目指す。


📝出場校決定!2026センバツ優勝戦線を占う V候補は「9校」
https://news.yahoo.co.jp/articles/0e083b353334e54a7f0a7f8cb3418f88ea277205?page=1

3月19日に開幕する第98回選抜高校野球。1月30日には選考委員会が行われ、出場する32校が決まったが、秋季大会での戦いぶりなどから優勝戦線を占ってみたいと思う。
まず秋季大会で強さを見せたのが花巻東(岩手)、山梨学院(山梨)、神戸国際大付(兵庫)、九州国際大付(福岡)の4校だ。

選抜の前哨戦と言われる明治神宮大会では、九州国際大付が3試合で25点を記録。トップバッターでプロ注目の強打者である牟礼翔(新3年・外野手)、3番の吉田秀成(新2年・遊撃手)、4番の城野慶太(新3年・捕手)など力のある選手が揃う。投手も左腕の岩見輝晟(新2年)から右腕の渡辺流(新3年)に繋ぐパターンが確立されているのが強みだ。

神戸国際大付も強力打線を誇る。明治神宮大会の決勝は投手陣が崩れて大敗を喫したが、準々決勝と準決勝の2試合では合計5本のホームランを放ち、長打力を見せつけた。守備に不安のある石原悠資郎(新3年・外野手)も指名打者で起用できるようになるのもプラスだ。投手力が底上げできれば優勝争いに加わる可能性は高い。

そしてそんな2校以上に地力が感じられるのが花巻東と山梨学院の2校だ。

花巻東はエースの萬谷堅心(新3年・投手)、中軸を打つ赤間史弥(新3年・外野手兼投手)と古城大翔(新3年・三塁手)と旧チームからの中心選手が残り、力のあるチームが多かった東北大会を危なげない戦いぶりで制した。明治神宮大会では本来の投球ができなかった萬谷が復調し、大器と評判の菅原駿(新2年・投手)が成長してくれば初の頂点も見えてくるだろう。

山梨学院も野手は旧チームからメンバーが入れ替わったが、桧垣瑠輝斗(新3年・投手)と菰田陽生(新3年・投手兼内野手)の左右の投手2人が残っていることが大きい。秋はともに本調子には程遠い投球だったが、菰田が野手として打線を牽引し、関東大会では準決勝、決勝ともに二桁得点で大勝している。下級生にも光永惺音(新2年・捕手)、渡部瑛太(新2年・投手)など将来が楽しみな選手は多く、総合力の高さは全国でも屈指である。

秋に明治神宮大会出場を逃したチームでは横浜(神奈川)、大阪桐蔭(大阪)、智弁学園(奈良)、神村学園(鹿児島)、沖縄尚学(沖縄)の5校も力がある。

横浜は高校ナンバーワン投手の呼び声高い織田翔希(新3年・投手)以外にも小野舜友(新3年・一塁手)、池田聖摩(新3年・遊撃手)、江坂佳史(新3年・外野手)など昨年の優勝を経験したメンバーが残る。織田に次ぐ投手も左腕の小林鉄三郎(新2年・投手)が順調に成長を見せており、史上4校目となる春連覇の可能性も十分だ。

選手個々の力では大阪桐蔭も負けてはいない。投手陣は150キロを超えるスピードが武器の吉岡貫介(新3年・投手)、192cmの超大型左腕である川本晴大(新2年・投手)、安定感が光る左腕の小川蒼介(新3年・投手)が揃い、いずれも注目度は高い。打線も旧チームから中軸で高いミート力が光る内海竣太(新3年・外野手)と長打力が魅力の谷渕瑛仁(新3年・一塁手)を中心に力のある打者が揃う。細かい守備や走塁のミスがなくなれば2022年以来の優勝も狙えるだろう。

智弁学園は旧チームから主戦の本格派サウスポー・杉本真滉(新3年・投手)の存在が大きい。秋の近畿大会でも初戦で力のある近大付を相手に15奪三振完投勝利をあげるなど、左腕では全国でも指折りの存在だ。杉本が先発を回避した決勝の神戸国際大付戦は初回にいきなり6点を奪われて敗れたが、近畿大会4試合で27点を奪うなど打線も強力だ。杉本に次ぐ投手が力をつけてくれば上位進出の可能性も高い。

近年安定した戦いぶりを見せている神村学園は、今年も力のあるチームを作ってきた。エースの龍頭汰樹(新3年・投手)は小柄だが安定感は抜群で九州大会は3試合連続完投。疲れの見えた準決勝の九州国際大付戦は12安打を浴びたが、それでも粘り強く投げ切った。野手も中軸を打つ梶山侑孜(新3年・外野手)など夏の甲子園を経験したメンバーに加えて下級生も力をつけており、チーム内の競争も激しい。初出場で決勝に進出した2005年の再現も期待できそうだ。

そして夏春連覇を狙う沖縄尚学は、なんといっても末吉良丞(新3年・投手)、新垣有絃(新3年・投手)の二枚看板が残っていることが大きな強みだ。秋は末吉が疲労もあってわずかな登板に終わったが、その分新垣がエース格として十分な働きを見せた。野手のレギュラーは全員が入れ替わり得点力には課題が残るものの、“春は投手力”と言われるだけに優勝戦線に絡む可能性は高いだろう。

ここまで挙げた9校の中から優勝校が出る可能性が極めて高いと思われるが、ダークホース的な存在としては投手が安定している北照(北海道)、八戸学院光星(青森)、花咲徳栄(埼玉)、崇徳(広島)などが挙げられる。16年ぶりの出場で攻守のバランスが良い帝京(東京)や、センターラインがしっかりしている近江(滋賀)も面白い。

また、昨年は初出場の浦和実(埼玉)がベスト4に進出する快進撃を見せただけに、今年も驚きの躍進を見せるチームが出てくることも期待したい。

📝通信制高校から目指す甲子園&東大進学 日ハム教育担当が異例の転身…大谷翔平も使った育成術とは?
https://news.yahoo.co.jp/articles/06f961bae15fda1ecfea8b4850be11c3c039c288?page=1

大谷の若き日を見守った本村幸雄氏、四谷学院高で目指すもの

2026年春、異色の高校野球部が活動を開始する。有名予備校を運営する四谷学院(東京)が、茨城県に校舎を持つ広域通信制高校に硬式野球部を創部するのだ。夏の選手権から甲子園、そして日本一を目指して戦う予定となっている。監督に就任したのは、プロ野球の日本ハムで選手教育ディレクターを務めた本村幸雄氏。高校野球の指導には、2010年以来16年ぶりの復帰だ。異色のタッグは何を目指して立ち上がったのか。

通信制高校の野球部は近年、存在感を増しつつある。甲子園にも2012年夏の地球環境高(長野)を皮切りに、クラーク国際高(北北海道)、未来富山高(富山)といった学校が出場を果たした。全日制より柔軟にカリキュラムを組み、時間を使える通信課程の特色から、野球に打ち込みたいという生徒に注目されている。
ただ本村監督は、四谷学院高の野球部は、既存の通信制野球部と一線を画すものになると言う。「野球のために、ではないところに魅力を感じたので来たんです。あくまでも文武両道。学校の成り立ちからして、進学に特化した通信制の高校ですから。中には東大を目指したいという生徒もいますよ」。1期生となる15人にも、この点を伝えた上で入学意思を確認した。この考え方に共鳴したのは、プロの選手を見てきて感じたことも一因にある。

「プロ野球で活躍できている選手も、結局は文武両道なんです。学力は個人によって違うかもしれませんが、学ぶという意味ではみんなに共通していましたね」

本村監督は甲子園出場13回の伝統校、習志野高(千葉)から日体大に進み、卒業後は光明相模原高(神奈川)で教師となった。野球部の指導に17年間携わる中で出会ったのが、選手の目標達成を助けるツール「原田メソッド」だ。大谷翔平投手(ドジャース)が花巻東時代に「8球団からのドラフト1位指名」を目標として書いたシート「オープンウィンドウ64」を知る人も多いだろう。本村監督がこのツールに出会い、野球部に導入してからの9年間で、大きな変化があったという。

「導入するまではトップダウン型の指導だったんです。ただ原田メソッドは自立型人間を育成するためにある。考えることをサポートする方向にやり方を変えると、まったく部の雰囲気が変わりました」

選手は自身で目標を立て、そのためには何が必要かをオープンウィンドウ64に記し、達成度を日誌で振り返ることを繰り返す。「監督がいないときの練習が、一番変わりましたね」。誰に見られているから練習するという空気は一掃された。

大谷翔平を見て実感…「うまくなる選手」に備わる同じ能力

ここに目を付けたのが日本ハムだった。3年間にわたって口説かれた本村監督は高校教師を辞し、2011年から昨年まで15年間、千葉県鎌ケ谷市にある日本ハムの球団寮で若手選手の教育を担当した。そこで感じたことがある。高校、プロとステージは違っても、自分でうまくなれる選手には共通の資質があるのだ。
目標設定や、日々の振り返りをしたときに「1軍で長く活躍できる選手は、やっぱりちゃんとできるんですよ。そしてやらされてる感がない」。その典型が大谷だった。

四谷学院高は現在、1期生がやってくる日に向けて寮や練習場を整備中。寮では個室が与えられ、平日の練習時間も午後2時から3時間を基本とする。その後は自習や自主練習に使う。チームとしては3年後の日本一を目標にスタートするが、その中で個々の目標はまた別だ。それぞれの目標を達成するための行動が、チームのためにもなるという考え方。本村監督は言う。

「今までにない高校野球をやりたいと思ってるんです。日本一という目標があっても、そこを目指すにあたっては個々の役割が色々ある。個人の目標を考えて、そこに向かって取り組んでもらう。みんなで手を取り合ってという高校野球じゃなくて、一人一人の役割を遂行して、それが繋がればいいと思っているんです」

目標設定と振り返りという「原田メソッド」のサイクルは、もう一つの目標でもある大学進学にも生きる。四谷学院の予備校は、受験に必要な学習を中学レベルから東大受験レベルまで55段階のステップに細分化し、着実に習得していくシステムが売りだ。

「そこは四谷学院高の得意分野なので、プロにお願いします。僕たちが勉強を教えられるわけじゃない。そこもある意味プロ野球と一緒かもしれませんね。それぞれに指導担当がいるっていうね」

プロ野球が使うものと同じシステムを導入する、四谷学院の高校野球。新たな挑戦で、生徒はどのような成長を見せてくれるだろうか。

📝「セカンドの後ろにサッカー部」「練習は5班でローテ」でも…偏差値68“奈良の公立進学校”の野球部がナゼ強い? 指揮官が語った“弱者の兵法”のヒミツ
https://news.yahoo.co.jp/articles/9154c03411f309f85319b7014a82f9d7473b9a20

今年で学校創立130周年を迎える、奈良県有数の進学校である畝傍高校の本館北館と呼ばれる校舎は、1933年に竣工された歴史ある建造物で登録有形文化財に指定されている。

「今もね、校舎は木造なんですよ」

野球部の監督である雀部尚也に校舎内を少し案内してもらうと、確かに鉄筋コンクリートの3階建ての建物の内装は、当時の木造を残すなど近代建築の様式を今も保つ。校舎から長方形に伸びるグラウンドが野球部の練習場となるが、サッカーやラグビーといった他の部活動と共有しながら練習スペースを確保している。
ライトどころかセカンドのすぐ後ろがサッカー部の使用場所となっているため、平日は外野がレフト方向しか使えない。彼らが外部施設を利用する週1回程度、シートノックができればいいほうだという。そのため、内野がノックしている間は、外野がレフト付近でゴロの捕球練習をするのが常となっている。したがって、フリーバッティングもほとんどできない。

限られた練習スペース…いかに「密度」を濃くするか
 
内外野に分かれて守備練習をしている選手以外は、素振りやブルペンのキャッチャー側に置かれたケージに向かってのティーバッティング。三塁側に設けられた、ネットで囲われた“鳥かご”に設置されているマシンでボールを打ち込む。そのためシーズン中の土日は、グラウンドを出て練習試合を組むことがほとんどだそうだ。雨が降ると、なおさら練習場所の確保に苦労する。室内練習場がなくボールを打つことはできないため、体育館のバルコニーなどを使って素振りをする。ウエートも野球部専用の器具は最低限、用意されているが、主に自転車置き場を改装したスペースを利用する。そこはサッカー部やラグビー部、バスケットボール部、陸上部といった他のクラブも使うため、どうしても渋滞してしまう。

練習時間に制限はないというが、平日は授業が終わった16時から遅くとも19時半まで。夜には定時制の授業が始まるため20時には下校しなければならないと、生徒たちは認識している。こういった事情から、野球部は5班程度に分かれ、時間制で効率よく練習を回す。環境に恵まれずとも工夫し、密度を濃くする。畝傍にとっては当たり前なのだ。また、大会が近づけば、クラブを挙げての協力態勢が自然発生する。野球部からサッカー部などに「17時半からノックしたいんで広く使わせてもらっていいですか?」と願い出る。相手が練習試合をするとなれば、今度は野球部が場所を提供する。そういった助け合いもあるからこそ、選手たちはストレスなく練習に精を出せるのである。

「自分たちで考えて動いている」…畝傍の強みとは?
 
監督の雀部にも悲観の色はない。「今の時代って子供たちで情報を得られるんで、取捨選択をして実践するのはすごく難しいと思うんです。そのなかで、僕がここに赴任してから見ていると、自分たちで考えて動いているな、と。指導者が見ていないところだと、ちょっとは手を抜きたいでしょうけど、アカンところは厳しく指摘し合えたり、『こうしたほうがええんちゃうん? 』とか話し合って練習を組んだりするんで『しっかりしてんねんなぁ』って思います」

雀部自身、畝傍高校野球部の出身であることから、後輩にあたる選手たちの高い意識を語る表情も自然と和らぐ。高校時代を回想する雀部は「今の子たちに比べると、全然考えてなかったなって」と、自嘲気味に口角を上げる。高校生だった2002年から04年は、学生でも気軽に撮影機能付きのガラケーを所有できるようになっており、エースだった雀部はチームメートにピッチングやスイングを撮影してもらいながら、自分のフォームと向き合った。彼自身、当時の“最先端”を駆使していたのである。

「いつの時代も選手たちは考えている」

そう実感できたのは、指導者になってからだ。大阪教育大学を卒業後に赴任した吉野高校は、まともに部員が揃わず大会出場もままならないチームであっても、朝練などで自主的に体を動かしていた。次の赴任先である、現在は閉校となった平城高校では、パーソナルトレーナーから練習メニューの手ほどきを受けるなど、選手たちには向上心があった。両校は高校野球において、まったくと言っていい無名である。だが「野球を教えたい」「野球をしたい」という行動原理がある以上は、そこに必ず熱量が存在する。ここに雀部は、胸を打たれた。

「指導する先生方が熱心に生徒たちと対話を繰り返してきたからで、そういう姿を見ながら大事なことを学ばせていただきました。野球って、どうしても指導者の指示で選手が動いてしまう風潮があるんですけど、今はトップダウンの時代ではありませんし。指導者として学んだ自分と現役選手の考え方をうまく合わせていけるようにしたいというか。そのために、どんどん話していくことが大切なんだろうなと思っています」

「私学の熱量には敵わない」という実情も
 
高校野球を生きる者たちには熱があるが、一律ではない。高校から親元を離れ、甲子園や日本一を成し遂げるため人生のすべてを懸ける強豪校の選手に比べれば、文武両道を志す彼らとはどうしても温度差が生じてしまう。22年に母校に赴任し、24年から監督を務める雀部も「私学で野球を頑張っている選手の覚悟や気持ちの強さ、熱量には敵わないものがあります」と、実情から目を背けない。

そのなかでも、畝傍は「甲子園1勝」という目標を掲げている。実現のため雀部がチームに求めているのは、「当たり前の基準」を上げること。

「甲子園とは簡単に言ったところで、僕も実際に行っていないので具体的に何をどうすればいいのかは手探りで。でも、達成するための行動をちょっとずつ上げていければ、そこに繋がる道が見えてくるのかな、と」

シーズンオフの今ならば、雀部が平城時代から交流のあるパーソナルトレーナーから得た情報を落とし込んだうえで、ウエートトレーニングのメニューを作成する。さらにはホップ成分の高い140キロ超えのストレートが魅力の現エース・高岸彰良など、選手が希望すればその彼が運営する施設でのトレーニングも推奨する。先に述べたように、畝傍には「これを必ずやれば」というマニュアルは限りなく少ない。選手それぞれが、当たり前の基準を伸ばすために努力をする。

キャプテンの日比克もそうだ。智弁和歌山の主力で幼馴染の松本虎太郎など、日比の周りには強豪校で腕を磨く選手や甲子園経験者の年上が多いという。彼らが実際にやってきたトレーニングなどの情報を収集し、チームに還元しているそうだ。

「話を聞くと、まず圧倒的に量が違いますし、そこへの意識も自分たちより全然、高くて。『畝傍高校は勉強ができる』とは言われていますけど、甲子園を本気で目指すなら環境面とかは絶対に言い訳するべきじゃないんで。私立に勝つのは簡単な道じゃないですけど、そのなかでもできることはあるんで。そこをみんなで協力し合って見つけていきたいです」

グラウンドでの練習に制限があることによって、土日はほぼ近隣の県に遠征して練習試合を組むことは先述した通り。ここでも畝傍は、当たり前の基準を高めることに努める。前監督からの付き合いもあり、大阪では履正社はじめ大阪学院、興国、和歌山ならば昨夏の県準優勝チームである星林など、甲子園クラスの強豪との対戦も多いという。

強豪との戦いを通じて…「当たり前」を上げる
 
彼らとの対戦では、いつだって別次元を体感できる。通常の始動ではタイミングを合わせられないほどに優れたピッチャーのボール。公立校同士ならヒットになっている打球を、いともたやすく処理される。逆に、いつもならアウトにできているはずのゴロがセーフになるほど、走塁技術も高い。圧倒される試合は珍しくない。だが、これこそが当たり前の基準を高める格好の機会なのだと、雀部はポジティブに捉えている。

「県や甲子園で勝ち上れるチームのレベルの高さを知ることで、またワンランク意識が上がると言いますか。奈良ならば天理さんや智弁学園さんと戦う以上は、それくらいの基準で練習しないと勝てませんから」

奈良県トップクラスの進学校の野球への研鑽は、人生への肥やしとなっていく。雀部が指導理念はそこにあると言える。

「高校を卒業してからも野球を続けると言っても、ほとんどがそれで一生、食べていけるわけではないですし。だから、この2年半で野球を通じて自分たちで考え、判断して動ける人材になるための力をどんどん伸ばしてほしい、と。勝つことは目標としていますけど、うちが高校野球をやる価値観というのはそこにあるんじゃないかな、と思っています」

だからこそ畝傍高校野球部は、勉学に野球に青春を燃やすのである。では掲げた「甲子園で1勝」への“障壁”となる強豪私学を打ち破るために、具体的な「必要な要素」とは一体何なのだろうか? 

               <次回へつづく>

📝<春風に乗って>’26センバツ 三重 出場決定までの軌跡/中 上級生が率先「意識改革」
https://news.yahoo.co.jp/articles/b7dbfe3efab955e4d9f43b8d595ca251ab24b99d

個々の打力に頼ることなく、つながりのある打線でチャンスを確実にものにするようになったチームの変化の裏には、一丸になろうとする選手たちの「意識改革」があった。

大西新史主将には忘れられない言葉がある。昨夏の三重大会で初戦敗退した後、同じ捕手だった有原悠人(3年)から「秋から、俺らの分の悔しさ晴らしてな」と声を掛けられた。自らもベンチに入り、3年生たちの奮闘ぶりを間近で見届けた大西主将は「あの悔しさはベンチに入っている人しか分からない。次こそは、自分が引っ張って絶対チームを甲子園に連れて行く」と心に誓った。

先輩から思いを引き継いだ大西主将は新チーム発足後も夏の敗戦を引きずり、沈んだ雰囲気を振り払おうとした。「チーム一丸となって、お互いを高め合い、アドバイスできる存在の方が戦う時に武器になる。上下関係も大事だけど、きついのはよくない」と風通しの良いチームを目指した。意識したのは、上級生である2年生が率先して動くことだった。例えば、雨が降ってグラウンドがぬかるむと、下級生に強制することなく、2年生がスポンジで水を吸い取り、新しい土を入れ、トンボでならすという。

先輩たちの姿を見て1年生も続き、和気あいあいとグラウンドを整備する。沖田展男監督も「新チームは2年生から積極的にやる。上下関係があまりないんですよ。どっちが上級生だか、わからないぐらい」とほほえむ。チームに生まれた新たな雰囲気はプレーにも影響が及んでいる。

前野元佑(1年)は秋季県大会では「6番・中堅」で先発し、準決勝で右越え3点本塁打を放ち、決勝では3安打3打点と活躍した。「先輩たちがチャンスを作ってくれるおかげで僕は打てる。先輩たちがお前なら行けるぞと後押しをしてくれた。応援の力で打てた」と上下関係にとらわれない雰囲気が、のびのびとしたプレーにつながった。
2026/02/04(水) 22時17分09秒 No.2285 編集 削除