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5/19 春季東海大会2日目第1試合 長良川球場 菰野(三重②)-県岐阜商(岐阜①) 9:56~12:24

    一二三四五六七八九十計HE
菰  野00010100136100 贄、奥野、磯部、森-吉田、栗本
県岐阜商00010020025102 池田、近藤、渡辺、森-大東
 
        第二試合   
        津田学園
        中  京

 前日の可児は2024年初の真夏日突破でこれからの夏の猛暑のリハーサルのようなうだる熱さだったが、、、この日の岐阜は一転して曇天で雨予報が当初は夜遅くだったので、完全に雨雲から逃げ切り岐阜を脱出できると信じていたが、早ければ午前中から降る予感・・・・・。

できればこの日のうちに帰宅したかった。延泊はあまり考えたくないし、翌日も中止だったら目も当てられないので。

不安な目覚めで大垣のホテルでいつも通り朝ご飯結構詰め込んで岐阜行。長良川へ行くバスの車中でちょっぴり雨が降ったので心配だったが、球場に着くと雨もなく11時過ぎには薄日も漏れて大勢に影響はなかった。

さて第1試合は昨日、可児で享栄から5回コールド勝ちするかと思わせて猛追喰らってなんとか9-7で逃げ切った菰野が鍛治舎監督率いる県岐阜商に挑戦する。
昨日、可児に市岐阜商のブラスバンドが来ていたので、県岐阜商もホームだし、応援団やブラスバンドが来るかと思いきや控え野球部員のみの応援で、菰野も可児にはブラスバンド来たが、さすがに長良川までは来れなかったのか?こちらも太鼓1つの応援。

菰野は昨日エース・栄田が165球完投していたのでやはりスタメンに名前がなく、同じく2年生の背番号10の贄が抜擢された。県岐阜商も背番号11の池田先発で様子を見て勝機を探るといった風情だろうか?

しかし、遠目から見ても鍛治舎監督のウエストは西谷監督に匹敵するような大きさだった!!試合前ノックするわけでもないし、普段の練習からただ見てるだけで指導はすべてコーチ陣に任せているのだろうか???

戸田監督はよほど先攻が好きなようでこの日もそうだった。
1回表2死から四球で出塁するとすかさず盗塁を仕掛けキャッチャーの悪送球を誘い2死3塁。4番・森が基本に忠実なセンター返しのバッティングで先制タイムリーかと思われたが、ショート・駒瀬がうまく捌いて1塁アウトとファインプレーで魅せた。
その裏、心配していた贄投手の立ち上がりだが、いきなりフォーク・カーブが冴えて連続三振。3番・加納にヒットと盗塁を許したものの4番・坂口ショートゴロに抑えて上々の立ち上がり。

しかし菰野打線は相手先発池田投手を打ちあぐね、2・3回ともに3者凡退で3回まで外野にボールが飛んだのはわずか1度だけという低反発バット野球に苦慮している。
それを尻目に県岐阜商は2回裏2死から連続長短打を放ち8番・駒瀬のレフトへの長打でレフト・菊池がボールの処理を誤り弾いたのを見て1塁走者・井上が長躯ホームインを狙ったが、7-6-2の完璧な中継プレーでホーム寸前タッチアウト!!
三重県内4大球場で長良川のような立派なスタジアムは皆無だが、両翼97、6mという広い球場でしっかり守って完全アウエーながら辛抱の戦いをしていた。
3回は初めて三者凡退に打ち取り前日と一転して厳しい投手戦の立ち上がりとなった。

試合が動いたのは4回。まず菰野が先頭の2番・土屋のショートゴロ悪送球で出塁すると、3番・加瀬が初球ライトフェンス直撃のツーベースで無死2・3塁。戸田監督は4番・森にフリーに打たせて、2ボールからショートゴロでホーム封殺。しかし、5番・梶谷が2-1からショートへ高いゴロを放ちこれが幸いして1塁送球でスクイズと同じ格好で菰野が先制。
しかし、その裏当初の予定通りなのか?4回から17番・奥野がリリーフし、先頭の3番・加納がショート内野安打で出塁。4番・坂口が強攻してショートフライ。しかし、5・6番が奮起し連打を放ってあっさり同点に追いつかれなおも1死1・2塁のピンチに陥ったが、鍛治舎監督が7番・井上の1-1からエンドランを仕掛けたが、ファーストライナーダブルプレーで采配が裏目に出て同点止まり。

追いつかれた菰野は5回先頭の7番・吉田が9球粘って四球をもぎ取り手堅く送って1死2塁。9番・中川はフルカウントからショートゴロで2死3塁。1番・菊池はカウント1-3から強打に出るもファーストゴロで無得点。。。
その裏奥野投手は落ち着いた投球を見せ池田投手に代打・小鑓の右中間への痛烈な打球もライト梶谷のスライディングキャッチに救われ三者凡退に抑え1-1のまま整備に入った。

長良川球場は外野芝生席にも屋根がついており、僕は雨を恐れて上段スタンドにいて天気の状況が分かりづらかったが、トイレに行くために下段に降りると・・・太陽の位置が分かった!なんとか第2試合まで消化でき無事に今日のうちに帰れそうだなと。。。

試合はお互いエース温存で手の内を隠しつつ控え投手の踏ん張りで投手戦となっている。今後どのような継投で相手打線を交わして勝機を探っていくのか???なんとなく後攻有利な気もするが、まだこの時点では延長タイブレークを意識することはなかった。

6回から代打の関係で、2番手は背番号10の近藤が登板。
しかし1死後四球をきっかけに崩れ始め、戸田監督が初球盗塁で揺さぶりをかけるもタッチアウト!しかし2死ランナーなしから4・5番が連打を放ち監督の采配ミスを助け、6番・松山が初球頭部デッドボールで満塁・・・。やはりこれで動揺したか?近藤投手制球を乱し痛恨の押し出し四球で再び菰野がリード。なおも続く2死満塁のチャンスで奥野投手がそのまま打席に入るも外ストレートに手が出ず、見逃しの三振で1点止まり。
ピンチの後にチャンスありとよく言われるが、その裏県岐阜商は先頭の2番・寺前がレフト前ヒット。3番・加納は2打数2安打ゆえに打ってくるのは間違いなく、奥野投手も勇気をもってストライク先行で2球で追い込み遊び球は一切なしで真っ向勝負し3球目ファールの後に6-4-3ダブルプレーで切り抜け結果的に3人で抑え菰野に勝機が出てきた!!

さらに勝機を広げるべく菰野は7回連打と送りバントで1死2・3塁と大きなチャンスを作った。ここで鍛治舎監督は3番手投手に1年生の背番号18渡辺を起用。よほどこのサウスポーが期待されているのか?勝負所で1年生サウスポーの投入に驚いた!戸田監督は小細工をせず真っ向勝負で挑み買うと1-1から浅いレフトフライだったが、3塁コーチャーホーム突入を指示して7-5-2の中継プレーに阻まれ無念のダブルプレー・・・。鍛治舎監督の継投がはまってしまった。
戸田監督も予定通りなのか?惜しげもなく好投していた奥野投手をベンチに下げて3番手・磯部がリリーフ。しかし、制球定まらず初球デッドボールでリズムを崩し、その後四球と暴投で無死2・3塁と完全に一人相撲を取り、無死2・3塁と自滅して7番・井上のどん詰まりのサードゴロがタイムリー内野安打となり試合の流れは県岐阜商へ。8番・駒瀬のレフト犠飛で3-2と逆転を許してしまい、手堅くバントで2死2塁として渡邊投手に代打・佐藤を起用し逃げ切り体制に入ってきた。なんとか佐藤をショートゴロに仕留めたもののここでの逆転劇は致命的だ・・・・・。

8回から満を持してエース・森が登板。4番からの攻撃だったがおとなしく三者凡退に終わりオール2年生スタメンの快進撃もここまでかと思われた。
磯部投手はなおも続投し8回裏もヒットと送りバントで1死2塁バッター4番というピンチになったが、戸田監督は動かずまさかここからの6失点はないだろうという読みもあったのか?3年生投手に任せっきりでなんとか内野ゴロ2つで1点差のまま9回へ。

最後の攻撃は7番からの下位打線ゆえに戸田監督は思い出代打を連発し、1死から2人目の代打となるエース・栄田が意地のレフト前ヒット。しかしすかさず代走が送られ追いついてもこの試合の登板はなくなった、、、9番・中井はそのまま打席に立ち送りバントかと思いきや無策でスライダーに三振。
やはり相手エースが出てくると安定感抜群で逃げ切られてしまうと思った刹那・・・1番・菊池がフルカウントからライト前ヒットで2死1・3塁と最後の抵抗を見せ、この回3人目の代打背番号2の栗本が起死回生のレフト前タイムリーを放ちまさかまさかの3-3同点。代打で出てきて初球を狙い撃ちと積極性の光るバッテイングだった!!
なおも続く2死1・2塁のチャンスで3番・加瀬のバットに期待したが、スライダーに三振。
こうなると4番手投手は誰が投げるのか???となる。すでに3投手交代し、エース・栄田に代走が送られたので・・・。するとファーストの森投手が緊急登板することになった。
9回裏は6番からの攻撃でいきなり2ボールとなり四球連発の悪夢が脳裏をよぎったが、なんとか立て直しフルカウントから外ストレートに三振。これで落ち着きが出て、三振とセンターフライで簡単に三者凡退に抑えまさかの岐阜で延長タイブレーク観戦となった!!

雨予報の絡みがあるのか知らないが、9回終了整備もなく即10回に突入・・・。
菰野は4番から県岐阜商は9番からの攻撃なんで最低での10回表2点取って鍛治舎監督を慌てさせたいところ。
手堅くバントで1死2・3塁として攻めるか?あるいは4番・森の打撃を信じて打たせてビッグイニングを作りに行くか???
判断が非常に難しいところだが、戸田監督は迷わずリリーフ登板した森にすべてを託したようで、相手エースとの森対決に挑み、1球見逃しストライクの後に、なんと左中間突破の2点タイムリーツーベースであっさり2点をもぎ取った!
さらに5番・梶谷も2ボールから強打で右中間にヒットを放ち無死1・3塁。
なんだか三重の高校らしからぬ打線の爆発を見せたが、ここで戸田監督は6番・松山の初球シレっとセーフティ―スクイズのサインを出すがファール・・・。すると1-2から4球目盗塁を仕掛け見事に成功し結局四球で無死満塁。
一気に5~6点奪って試合を決めたいところだが、7番・途中出場の野田はボール球に手を出し三振。
この流れでは2点止まりになりかねないと危険を察知したのか?またもや戸田監督は初球セーフティ―スクイズのサインを出し途中出場の8番・渡辺がきっちり転がし3点目。
満塁のスクイズは非常に難しいが、それをセーフティーで決めたところに値打ちがあった。
さすがに3点差ついて簡単に送りバントもできないので、菰野の勝利は確定だと安穏としていた10回裏。
先頭の9番・小鎗はサードゴロで送りバントと同じ格好で1死2・3塁。エース・森に代打・大野が起用され2ボールから浅いレフトフライで2アウト。
ホームランさえなければ大丈夫というところで、2番・寺前1ストライクからレフトフェンス直撃の大ファール・・・。
ヒヤッとさせられ、1球ボールを挟んでから勝負球をレフト前にはじき返され6-5と1点差に詰め寄られ、さらに初球盗塁で2死2塁。すかさず戸田監督がタイムを要求したものの直後にデッドボール・・・・・。
ここで今日ノーヒットとはいえ4番・坂口登場でどうなることかと思ったが、1-1からセカンドゴロでなんとか逃げ切った!

気が付けば試合時間2時間28分で雨雲の動きも気になるが、なんとかあと1試合消化できそうだ!!
それにしても菰野は春とはいえ、オール2年生で享栄・県岐阜商相手にハイスコアの接戦を制し逃げ切ったことが大きかった。
特にエース・栄田を登板回避しての延長10回タイブレークでの勝利は今後に大きな財産となりそうだ。

県岐阜商は鍛治舎監督が就任してものすごく強いイメージを持ってしまうが、秀岳館時代ほどの有望選手を集められない影響か?イメージとは違い、案外打てないし接戦にモロさを見せている感が否めない。
甲子園での市和歌山戦や明徳義塾戦がいい例だろうか?
結局、このあとの夏の大会も予選敗退でついに鍛治舎監督が退任し、あのユニホームもすぐ元に戻してくれたらと・・・。

さて、第2試合は13時05分開始予定と発表された。
案の定、中京は享栄と同じく太鼓1つの応援だが、津田学園は今日も張り切って桑名からブラスバンドとチアガールの応援団が駆け付けた!
決勝の相手が菰野と決まり、津田学園としては県大会同様もう1回試合して連勝し夏につなげたい意図もあったと思うが、中京のカベはあまりにも厚かった・・・。それはまた次回の講釈で。

チーム名 選手名 投球回 打者 投球数 安打 犠打 犠飛 四球 死球 三振 暴投 失点 自責
菰  野  贄   3  11   44  3  0  0  0  0  3  0  0  0
菰  野 奥 野  3  11   26  4  0  0  0  0  0  0  1  1
菰  野 磯 部  2  10   29  2  2  1  1  1  0  2  2  2
菰  野  森   2   8   28  1  0  0  0  1  2  0  2  0 

県岐阜商 池 田  5  19   78  1  1  0  2  0  1  0  1  0
県岐阜商 近 藤  1 1/3 10   35  4  1  0  2  1  1  0  1  1   
県岐阜商 渡 辺    2/3  1   3  0  0  0  0  0  0  0  0  0
県岐阜商  森   3  15   49  5  1  0  1  0  4  0  4  2
 
                    (完)

                 🌟次回予告🌟
5/19 春季東海大会2日目第2試合 長良川球場 津田学園(三重①)-中京大中京(愛知②)
2025/04/17(木) 22時25分06秒 No.1723 編集 削除