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4/20 春季兵庫大会2回戦 ウインク球場 三田学園-東洋大姫路 9:59~11:56
一二三四五六七八九十計HE
三田学園000000000 060 山田、都倉、田口-明山
東洋姫路10100010X 372 中島、木下-桒原
第二試合
津 名
神国大付
4月13日開幕の春季兵庫大会。初日の明石トーカロのみ3試合が組まれてたが、球場正面にはバリケードとブルーシートが多々ありまだ工事は続いているようだった・・・・・。
近畿大会が明石開催ということで一抹の不安を感じていたが、2年ほど閉ざされた内野上段席に座れるようになりホッと一息でスコアボードもずいぶんハイカラな仕様に変わっていた!
そして翌週にナイター照明塔設置された姫路のウインク球場へ・・・6基の照明塔がバスの車窓から見え、縦4X横10のLED照明が新設された。兵庫大会では2~3試合しか行わないのでまずナイターになることはないだろうが、6月にリニューアル記念イベントが開催されるのでその時までナイター点灯を待ち、梅雨の晴れ間に無事に見届けることができた!
さて、この日の第1試合では三田学園が登場!相手は地元の東洋大姫路だけに勝機は限りなく薄いと思われるが、穂積監督が退任し近鉄の4番打者・羽田監督を招聘し、その後に岩根監督と若返りを図り古豪復活を目指しているが、穂積監督のスモールベースボールのチームカラーは不変のままだった。
スタンドでは太鼓1つに録音応援というスタイルだった。
東洋大姫路は岡田監督を招聘して2年目。昨春(2023年)は就任即春準優勝しただけに今回も上位進出が見込まれる。
三田学園はレギュラー4人が2年生。東洋は1年1人2年5人でエースを温存して10番・中島が先発。早い段階で先取点を奪いそのまま逃げ切りたかったが・・・・・。
1回表いつも先攻の三田学園は先頭の田口が見逃しの三振に倒れるも2番・音松がライト後方のフライを落球というエラーで1死3塁と願ってもないチャンス!!
穂積監督だったら初回からでもスクイズを仕掛けても不思議ではなかったが、岩根監督は2年生の3番・熊野の打力に自信があったのか?あるいはスクイズのタイミングを探っている間に初球から手を出してしまったのか???セカンドフライ。4番・清水も初球レフトフライと惜しいチャンスを逃し後手に回るハメに。
その裏、三田のエース・山田は1死から四球を与え盗塁で揺さぶられフルカウントから暴投で1・3塁の大ピンチ!!
特にタイムも取られないまま、4番・見村の1-2からまた盗塁を仕掛けられフルカウントからセカンドゴロでシブく1点奪われた。5番・白鳥もレフトへ痛恨の一撃を放ったが、三田らしくレフト・清水が前進前進・・・最後は勇気をもってダイビングしこれを好捕。大ピンチを最少失点で切り抜けた。
2回表内野安打と送りバントで1死2塁と形を作り、下位打線の奮起を期待したが、スライダーや内ストレートに力負けして連続三振。
3回は2死から2番・音松がヒットを放つも打線がつながらず初回から重苦しい雰囲気に。。
守っては2回裏2死から四球と暴投そして9番・中島投手にレフト前ヒットを浴び1・3塁のピンチ。1番・渡辺拓の強烈なサードゴロを上手くさばいてアウトにしたが、これで岩根監督も決断。
3回から早くもエースをベンチに下げて2番手・都倉にスイッチ。
しかし都倉は先頭の2番・大村に左中間ツーベースを喰らい3番・露本のバントで1死3塁と傷口を広げ、ここで岡田監督は4番でも関係なしにダイスキなスクイズを選択するかと思われたが、2年生見村にフリーに打たせて1-3からサードゴロ。しかし、5番・白鳥がきっちりセンター前タイムリーヒットを放つ勝負強さを見せ2-0と差を広げる。
昨春もそうだったが、履正社時代はベンチ前列ホーム寄りに座って、常にイライラしているしぐさを見せていた岡田監督だったが、地元の姫路に帰ってきて母校のユニホームを着てなんだか笑顔が増えて楽しそうに采配している!
4回表三田は先頭の4番・清水がショートのグラブをはじく内野安打で出塁すると岩根監督はやはり送りバントのサインで1死2塁と形を作るが、東洋の10番・中島の速球が冴え三振で2アウト。しかし7番・沖がセンター前ヒットでつないで1・3塁。ここで幸か不幸かリリーフ・都倉投手の打席。さすがに早すぎる代打投入もできず、投手は打撃も良いと聴くが、、、穂積監督だったら2004年秋に社の剛腕・大前投手を崩すべく1試合3度もランナー1・3塁からのダブルスチールを仕掛けて3度目でようやく決まり4-3と競り勝った経験もあるが、岩根監督は何も動かず、、、フルカウントからサードゴロで万事休す。
惜しいチャンスを逃して直後の守りで先頭打者に四球を与えイヤな予感しかなかったが、素直にバントで1死2塁。ここから連続フライアウトでピンチ脱出とまだ三田ペースなのかもしれない。
5回表の三田はおとなしく3連続外野フライで終わりイニングだけが進んでいく・・・。
その裏、東洋は試合巧者らしく先頭の2番・大村が初球バントヒットで出塁と揺さぶってきた。さらに四球と4番・見村のバントで1死2・3塁となりここでの失点は致命的だったが、岡田監督はスクイズを封印しショートフライトセカンドゴロに倒れ整備に入った。
やはり打線が非力な三田にとっては東洋の10番でも得点できない・・・・・。いつも通りといえばそれまでだが、数少ないチャンスで得点してそのまま逃げ切るのが勝ちパターンなだけに初回の1失点が大きくのしかかり点差以上に重苦し雰囲気を感じる。。。
2回でエース降板しただけに厳しい試合だが、岡田監督が手加減してくれているのか?スコアはまだ0-2なだけに1点でも返して盛り上がりたい。
6回表4番・清水が期待に応えてライト線の上に落ちるツーベースで1死2塁。さらに四球で1・2塁と同点の走者が出て岡田監督はここでエースではなく11番の2年生・木下にスイッチ。セーフティーバントやエンドランなど足を絡めて打開したかったが、岩根監督ここも動かず6番・高山1-2からまさかの6-4-3ダブルプレー・・・・・。
それでも2番手・都倉投手は気持ちを切らさずその裏下位打線を3人で抑えコールド回避はできそうだ!
7回表1点でも返したい三田だが、7・8番が相次ぎ凡退し、9番・栗栖がショートのエラーで出塁するも1番・田口の1ボールからようやく岩根監督がエンドランのサインを出し仕掛けたが、ファールで結局空振り三振。
その裏の東洋も同じく2死ランナーなしとなったが、3番・露本が試合を決定づけるレフトへのソロホームランで3-0と差を広げ、なおも4・5番の連打と死球で満塁。
7番・桒原に一発でも出ようものなら一気にサヨナラコールド負けまで追いつめられ岩根監督はショートの田口をマウンドに上げて背水の陣を敷いた。
果たして初球ストライクは入ったが、1-3と分が悪くなり、藤田前監督だったら『1球待て!』のサインが出たかもしれないが、岡田監督はフリーに打たせてライトフライで助かった!!
なんとかしたい三田だが、8回2番からの好打順も3番・熊野が内野安打を放つも4・5番が連続三振。。。
その裏の守りを3人で抑えてさあ、最後の猛追と言いたかったが、木下投手の前に内野の頭を越すことすら叶わず代打攻勢もなく3人で攻撃を終えてしまった・・・・・。
点差は0-3だが、それ以上の力の差を感じさせられた試合だった。
予想以上に攻撃面で岩根監督が動かなかった、、、夏を見据えてあえて手の内を隠していたのか???
やはり、数少ないチャンスをものにしてそのまま逃げ切るしか勝ちパターンがないので苦しいところだが、、、、、
春は4度出場している甲子園も夏は縁がないので今年もしんどいかと。
ただ、レギュラー4人が2年生で3番・ライトの熊野が新チームでエースナンバーを背負い獅子奮迅の大活躍!
背番号12の8番センター沖は正捕手となり、秋には20年ぶりとなる大躍進を果たすことになるとは思いもよらぬ嬉しい大誤算だった!!
さて、続く第2試合は淡路島の津名が神戸国際にボコボコに打たれて2-13 7回コールド負けで虚しく球場を後にした。
その翌週、紀三井寺で悲願の春・準々決勝4試合を観戦して中1日。もう1回ウインク球場に戻ってきた!
この日は東洋大姫路ー報徳学園の黄金カードが組まれており、ワクワクしていたがその前の試合もまさかまさかの延長11回の死闘が待っていた!!それはまた次回の講釈で。
チーム名 選手名 投球回 打者 投球数 安打 犠打 四球 死球 三振 暴投 失点 自責
三田学園 山 田 2 10 45 1 0 3 0 0 2 1 1
三田学園 都 倉 4 2/3 23 80 6 3 2 1 1 0 2 2
三田学園 田 口 1 1/3 4 13 0 0 0 0 1 0 0 0
東洋姫路 中 島 5 1/3 23 76 5 2 1 0 4 0 0 0
東洋姫路 木 下 3 2/3 12 47 1 0 0 0 4 0 0 0
(完)
🌟次回予告🌟
R6年度春季近畿地区高校野球大会兵庫予選観戦記② 耐雪梅花麗 神戸学院大付観戦記
4/29 春季兵庫大会準々決勝第1試合 ウインク球場 神戸学院大付-須磨翔風
一二三四五六七八九十計HE
三田学園000000000 060 山田、都倉、田口-明山
東洋姫路10100010X 372 中島、木下-桒原
第二試合
津 名
神国大付
4月13日開幕の春季兵庫大会。初日の明石トーカロのみ3試合が組まれてたが、球場正面にはバリケードとブルーシートが多々ありまだ工事は続いているようだった・・・・・。
近畿大会が明石開催ということで一抹の不安を感じていたが、2年ほど閉ざされた内野上段席に座れるようになりホッと一息でスコアボードもずいぶんハイカラな仕様に変わっていた!
そして翌週にナイター照明塔設置された姫路のウインク球場へ・・・6基の照明塔がバスの車窓から見え、縦4X横10のLED照明が新設された。兵庫大会では2~3試合しか行わないのでまずナイターになることはないだろうが、6月にリニューアル記念イベントが開催されるのでその時までナイター点灯を待ち、梅雨の晴れ間に無事に見届けることができた!
さて、この日の第1試合では三田学園が登場!相手は地元の東洋大姫路だけに勝機は限りなく薄いと思われるが、穂積監督が退任し近鉄の4番打者・羽田監督を招聘し、その後に岩根監督と若返りを図り古豪復活を目指しているが、穂積監督のスモールベースボールのチームカラーは不変のままだった。
スタンドでは太鼓1つに録音応援というスタイルだった。
東洋大姫路は岡田監督を招聘して2年目。昨春(2023年)は就任即春準優勝しただけに今回も上位進出が見込まれる。
三田学園はレギュラー4人が2年生。東洋は1年1人2年5人でエースを温存して10番・中島が先発。早い段階で先取点を奪いそのまま逃げ切りたかったが・・・・・。
1回表いつも先攻の三田学園は先頭の田口が見逃しの三振に倒れるも2番・音松がライト後方のフライを落球というエラーで1死3塁と願ってもないチャンス!!
穂積監督だったら初回からでもスクイズを仕掛けても不思議ではなかったが、岩根監督は2年生の3番・熊野の打力に自信があったのか?あるいはスクイズのタイミングを探っている間に初球から手を出してしまったのか???セカンドフライ。4番・清水も初球レフトフライと惜しいチャンスを逃し後手に回るハメに。
その裏、三田のエース・山田は1死から四球を与え盗塁で揺さぶられフルカウントから暴投で1・3塁の大ピンチ!!
特にタイムも取られないまま、4番・見村の1-2からまた盗塁を仕掛けられフルカウントからセカンドゴロでシブく1点奪われた。5番・白鳥もレフトへ痛恨の一撃を放ったが、三田らしくレフト・清水が前進前進・・・最後は勇気をもってダイビングしこれを好捕。大ピンチを最少失点で切り抜けた。
2回表内野安打と送りバントで1死2塁と形を作り、下位打線の奮起を期待したが、スライダーや内ストレートに力負けして連続三振。
3回は2死から2番・音松がヒットを放つも打線がつながらず初回から重苦しい雰囲気に。。
守っては2回裏2死から四球と暴投そして9番・中島投手にレフト前ヒットを浴び1・3塁のピンチ。1番・渡辺拓の強烈なサードゴロを上手くさばいてアウトにしたが、これで岩根監督も決断。
3回から早くもエースをベンチに下げて2番手・都倉にスイッチ。
しかし都倉は先頭の2番・大村に左中間ツーベースを喰らい3番・露本のバントで1死3塁と傷口を広げ、ここで岡田監督は4番でも関係なしにダイスキなスクイズを選択するかと思われたが、2年生見村にフリーに打たせて1-3からサードゴロ。しかし、5番・白鳥がきっちりセンター前タイムリーヒットを放つ勝負強さを見せ2-0と差を広げる。
昨春もそうだったが、履正社時代はベンチ前列ホーム寄りに座って、常にイライラしているしぐさを見せていた岡田監督だったが、地元の姫路に帰ってきて母校のユニホームを着てなんだか笑顔が増えて楽しそうに采配している!
4回表三田は先頭の4番・清水がショートのグラブをはじく内野安打で出塁すると岩根監督はやはり送りバントのサインで1死2塁と形を作るが、東洋の10番・中島の速球が冴え三振で2アウト。しかし7番・沖がセンター前ヒットでつないで1・3塁。ここで幸か不幸かリリーフ・都倉投手の打席。さすがに早すぎる代打投入もできず、投手は打撃も良いと聴くが、、、穂積監督だったら2004年秋に社の剛腕・大前投手を崩すべく1試合3度もランナー1・3塁からのダブルスチールを仕掛けて3度目でようやく決まり4-3と競り勝った経験もあるが、岩根監督は何も動かず、、、フルカウントからサードゴロで万事休す。
惜しいチャンスを逃して直後の守りで先頭打者に四球を与えイヤな予感しかなかったが、素直にバントで1死2塁。ここから連続フライアウトでピンチ脱出とまだ三田ペースなのかもしれない。
5回表の三田はおとなしく3連続外野フライで終わりイニングだけが進んでいく・・・。
その裏、東洋は試合巧者らしく先頭の2番・大村が初球バントヒットで出塁と揺さぶってきた。さらに四球と4番・見村のバントで1死2・3塁となりここでの失点は致命的だったが、岡田監督はスクイズを封印しショートフライトセカンドゴロに倒れ整備に入った。
やはり打線が非力な三田にとっては東洋の10番でも得点できない・・・・・。いつも通りといえばそれまでだが、数少ないチャンスで得点してそのまま逃げ切るのが勝ちパターンなだけに初回の1失点が大きくのしかかり点差以上に重苦し雰囲気を感じる。。。
2回でエース降板しただけに厳しい試合だが、岡田監督が手加減してくれているのか?スコアはまだ0-2なだけに1点でも返して盛り上がりたい。
6回表4番・清水が期待に応えてライト線の上に落ちるツーベースで1死2塁。さらに四球で1・2塁と同点の走者が出て岡田監督はここでエースではなく11番の2年生・木下にスイッチ。セーフティーバントやエンドランなど足を絡めて打開したかったが、岩根監督ここも動かず6番・高山1-2からまさかの6-4-3ダブルプレー・・・・・。
それでも2番手・都倉投手は気持ちを切らさずその裏下位打線を3人で抑えコールド回避はできそうだ!
7回表1点でも返したい三田だが、7・8番が相次ぎ凡退し、9番・栗栖がショートのエラーで出塁するも1番・田口の1ボールからようやく岩根監督がエンドランのサインを出し仕掛けたが、ファールで結局空振り三振。
その裏の東洋も同じく2死ランナーなしとなったが、3番・露本が試合を決定づけるレフトへのソロホームランで3-0と差を広げ、なおも4・5番の連打と死球で満塁。
7番・桒原に一発でも出ようものなら一気にサヨナラコールド負けまで追いつめられ岩根監督はショートの田口をマウンドに上げて背水の陣を敷いた。
果たして初球ストライクは入ったが、1-3と分が悪くなり、藤田前監督だったら『1球待て!』のサインが出たかもしれないが、岡田監督はフリーに打たせてライトフライで助かった!!
なんとかしたい三田だが、8回2番からの好打順も3番・熊野が内野安打を放つも4・5番が連続三振。。。
その裏の守りを3人で抑えてさあ、最後の猛追と言いたかったが、木下投手の前に内野の頭を越すことすら叶わず代打攻勢もなく3人で攻撃を終えてしまった・・・・・。
点差は0-3だが、それ以上の力の差を感じさせられた試合だった。
予想以上に攻撃面で岩根監督が動かなかった、、、夏を見据えてあえて手の内を隠していたのか???
やはり、数少ないチャンスをものにしてそのまま逃げ切るしか勝ちパターンがないので苦しいところだが、、、、、
春は4度出場している甲子園も夏は縁がないので今年もしんどいかと。
ただ、レギュラー4人が2年生で3番・ライトの熊野が新チームでエースナンバーを背負い獅子奮迅の大活躍!
背番号12の8番センター沖は正捕手となり、秋には20年ぶりとなる大躍進を果たすことになるとは思いもよらぬ嬉しい大誤算だった!!
さて、続く第2試合は淡路島の津名が神戸国際にボコボコに打たれて2-13 7回コールド負けで虚しく球場を後にした。
その翌週、紀三井寺で悲願の春・準々決勝4試合を観戦して中1日。もう1回ウインク球場に戻ってきた!
この日は東洋大姫路ー報徳学園の黄金カードが組まれており、ワクワクしていたがその前の試合もまさかまさかの延長11回の死闘が待っていた!!それはまた次回の講釈で。
チーム名 選手名 投球回 打者 投球数 安打 犠打 四球 死球 三振 暴投 失点 自責
三田学園 山 田 2 10 45 1 0 3 0 0 2 1 1
三田学園 都 倉 4 2/3 23 80 6 3 2 1 1 0 2 2
三田学園 田 口 1 1/3 4 13 0 0 0 0 1 0 0 0
東洋姫路 中 島 5 1/3 23 76 5 2 1 0 4 0 0 0
東洋姫路 木 下 3 2/3 12 47 1 0 0 0 4 0 0 0
(完)
🌟次回予告🌟
R6年度春季近畿地区高校野球大会兵庫予選観戦記② 耐雪梅花麗 神戸学院大付観戦記
4/29 春季兵庫大会準々決勝第1試合 ウインク球場 神戸学院大付-須磨翔風