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⚾今日の熱闘甲子園試合結果(1・2回戦)
6日目第1試合 明徳義塾(高知)-日南学園(宮崎) 8:02~10:12
一二三四五六七八九十計HE
明徳義塾100000000 193
日南学園000000101x 2100
6日目第2試合 沖縄尚学(沖縄)-横浜(神奈川) 13:32~15:40
一二三四五六七八九十計HE
横 浜021004000 7101
沖縄尚学010001000 161
6日目第3試合 高川学園(山口)-高岡商(富山) 16:13~18:16
一二三四五六七八九十計HE
高川学園020011003 7120
高 岡 商000000001 156
6日目第4試合 天理(奈良)-福山(広島) 18:47~21:06 18:34点灯
一二三四五六七八九十計HE
天 理000104101 7111
福 山000000020 272
⚾明日の熱闘甲子園組み合わせ(7日目 2回戦)
☆ 08:00~ 横 手 -敦賀 気比
☆☆☆ 13:30~ 智弁和歌山- 社
16:00~ 履 正 社- 享 栄
☆☆ 18:30~ 松商 学園- 三 重
📝令和8年度秋季リーグ戦
http://www.cubf5589.com/tournament_schedule.php
★★★秋季リーグ戦について★★★
8月29日(土)より、令和8年度中国地区大学野球秋季三部リーグ戦、
9月5日(土)より、令和8年度中国六大学野球秋季リーグ戦、令和8年度中国地区大学野球秋季二部リーグ戦が開幕いたします。
💢鳥取城北は県勢初戦11連敗の屈辱でまた夏1勝ならず 新ユニホーム効果の39イニングぶり得点で一時逆転も 再逆転許し初戦6連敗
https://news.yahoo.co.jp/articles/633d47ed0fc220a2c7c3e790e48e47b30b171969
◆第108回全国高校野球 選手権大会第5日 ▽1回戦 岡山学芸館7―3鳥取城北(9日・甲子園)
鳥取城北は、2点を追う3回に一挙3点を奪い逆転に成功。県勢では21年に米子東が日大山形戦の9回に1点を挙げて以来、39イニングぶりの得点だった。しかし、6回に3失点で再逆転を許すと、7、9回にも1点を奪われた。
県勢の初戦勝利は14年の八頭が最後で、11連敗となった。鳥取城北としては12年に勝ったのを最後に、夏の初戦は6連敗となった。
チームは今大会から縦じまのないユニホームに変更した。加藤重雄監督は「甲子園に出ても、全国の壁が崩せないということで縦じまをなくしてみたらという意見もあって。一から生まれ変わるんだというぐらいの」と説明。ユニホームの一新は、開会式までほとんどの保護者が知らないサプライズだった。
鳥取城北は夏の甲子園で3年連続、出場6大会連続の初戦敗退。鳥取県勢の初戦連敗は歴代単独4位、継続中の記録ではワーストの11まで伸びた。
👣鳥取城北監督「置いてきぼりに」 鳥取勢、夏の甲子園の勝利遠く
https://news.yahoo.co.jp/articles/8862001431fa699560e4f32e4b1ce236f0702aee
全国高校野球選手権は第5日の9日、阪神甲子園球場で1回戦があり、鳥取城北は岡山学芸館に3―7で敗れ、14年ぶりの白星はならなかった。
鳥取県勢としても夏の甲子園は12年ぶりの勝利とはならなかった。試合後の鳥取城北・加藤重雄監督の主なコメントは次の通り。
◇鳥取城北・加藤重雄監督
<相手の田路惣一朗投手に対して、打線はいかがでしたか>
粘り強くは打ったと思いますが、(田路投手の球は)動く球で、最後まで目を離さず、呼び込んで打ってくれたと思いますが、打撃よりも私が(先発の)下浦(一心投手)に頼りすぎたところが非常に後悔するところです。
<鳥取県代表としても背負うものがありました>
それを言われると非常に辛いのですが、今年こそはと思ってチームを作ってきたつもりです。
<県勢として連敗が続いている中ですが、どういう思いで臨みましたか>
10連敗か11連敗かはわからないですが、我々はとにかく毎年、県の代表だということで、連敗をしていなくても絶対勝ちたいと思って試合をやっています。大変重荷にはなっていますが、勝負が始まったらそこまではあまり感じていません。
<連敗が続いてしまったことに対して、どんな思いですか>
もっと、もっと努力して、全国の壁に近づかなければ置いてきぼりになるかなと思います。
<全国の壁をどのように感じていますか>
相手は主だったエラーはしていない。かといって、ファインプレーがあったかと言ったら、そうでもない。堅実にミスをしなかった。そういうことも我々も続けてきたつもりですが、この舞台で出てしまった。まだ甘い、浅い。そういうところが勝負の分かれ目になったと思います。
鳥取大会では守って、攻撃につなげて、小刻みに点を取って、自分のペースに持っていった試合がほとんど。そういう展開を甲子園でできなかったことは非常に残念です。
🎤岡山学芸館・佐藤監督「みんな我慢してワンバンは」
https://news.yahoo.co.jp/articles/9732a4850c37b999378bc16380b10fb81e0d3603
全国高校野球選手権は第5日の9日、阪神甲子園球場で1回戦があり、岡山学芸館が7―3で鳥取城北に勝ち、3年連続で初戦を突破した。試合後の岡山学芸館・佐藤貴博監督の主な談話は次の通り。
◇岡山学芸館・佐藤貴博監督
<序盤は競って後半に逆転。そして差を広げました>
このゲームは接戦に持ち込まないと厳しいかなって。前半1点差で後半を迎えたらいいよっていう話をしている中で、六回に入ってからしっかりとたたみかけられたので良い攻撃ができました。
<今回の得点、七回以外はツーアウトランナーなしからの得点になりました>
どうやって後ろにつなげられるかっていうのを一番大切に考えてます。そういったところを岡山大会からチームには浸透していますので、2死になってからもきちんと次の打者につなぐことをみんなで考えながらやっています。なかなか岡山大会では結果が出なかったものですから、そういった形で粘って、粘ってというところは甲子園でもしっかり継続してくれたと思います。
<鳥取城北の先発した下浦一心投手の低めの球をよく見極めていました>
本当にそうですね。ミーティングで、あの低めを打つようだったら、勝負にならないよっていうことは言っていました。みんな我慢してワンバンの低めは、おそらく振っていないです。その辺とかの徹底事項をきちんとやってくれたのが、この結果になったのではないかなと思います。
<3年連続の初戦突破です>
ここに来ると3年連続ではありますが、(勝つのは)簡単ではないなというのをいつも感じながらやっています。次もですね、しっかりやらなきゃいけないこと、やるべきことを徹底して次の試合に行きたいと思います。
☟打球はどこに消えた!? 体で止めた遊撃手のユニホームの中へ「焦りました」中京VS霞ケ浦で珍事が発生 甲子園スタンド騒然
https://news.yahoo.co.jp/articles/280e54f7eb93c90a4858e81068e90780e1521e0e
◆第108回全国高校野球選手権大会第5日▽1回戦 中京3―6霞ケ浦(9日・甲子園)
霞ケ浦のショート・加藤龍(1年)の胸元からユニホームの中に打球が入る珍事が起きた。9回2死、中京の4番・竹内湊人の強烈な打球が遊撃を襲った。加藤は体を張ってこれを止めたが、肝心の止めたはずのボールがどこにもない…。なんとユニホームの中に入ってしまったのだった。当然、どこにも送球はできず、記録は遊撃内野安打。珍事に甲子園の客席は騒然となった。
加藤は試合後「バウンドして、首に当たりました。探したら、アンダーシャツとユニホームの間にボールがあって…。焦りました」と振り返った。1回にエラーをしていただけにヒヤリとした瞬間。高橋祐二監督は「加藤はちょっと重心が高いけど、県大会では厳しいところも無難にこなしてくれてはいた。今日は甲子園にのまれてエラーしてしまったんで、もう一回調整して、気持ちの切り替えをしてやってもらえれば大丈夫かな」と話した。
✌「いかついけどカッコええ」明徳義塾・馬淵監督がサングラス着用で采配 70歳名将の一変姿に反響「初めて見る」「いつからかけてたっけ?」
https://news.yahoo.co.jp/articles/ddbd652e0c8680838a34547962a087713fa41fa5
「全国高校野球選手権・1回戦、日南学園2-1明徳義塾」(10日、甲子園球場)
明徳義塾の馬淵史郎監督(70)が黒のサングラス姿で采配を振った。これまで馬淵監督はメガネ姿で指揮を執ってきたため、ネットでも話題となった。
「馬淵さん、サングラスいつからかけてたっけ?」
「馬淵監督、70歳かー いかついけどカッコええ」「サングラス姿かっこええ」
「サングラスかけてる明徳の馬淵監督 初めて見る」
などと反応があった。日本高野連は2025年から高校野球用具の使用制限を変更し、サングラスをこれまでの許可制から申し出制としている。紫外線から目を保護する目的から、肘を守るエルボーガードなどと同じ扱いとした。
今大会では健大高崎の青柳博文監督が7日の1回戦・八幡商戦でサングラスを着用して指揮を執っている。試合は九回サヨナラで日南学園が勝利した。
🎤明徳義塾 70歳の馬淵史郎監督が引き際について語る「学校はやれと言ってくれてるんですけど…」春夏通算40度目の出場は初戦敗退も“馬淵節”炸裂
https://news.yahoo.co.jp/articles/5eeb910e36ebb4784194a1b435234760e7efbb01
明徳義塾は九回サヨナラ負け。夏は2024年大会に続いて出場2大会連続の初戦突破を逃した。初回に先制したが、追加点を奪えず、七回に同点を許した。九回は2死から3連打を許して敗戦となった。
春夏通算40度目の出場となった馬淵史郎監督(70)は、「今年の夏は立てるんかなと思ったんですけど、案外ベンチの中におれたですね。あと2年はやろうと思ってます」と話した。
情熱の源について問われると、「野球は面白いですよ。男が一生かけてやっても良いようなスポーツだと僕は思いますけどね。やればやるほど面白くなると思うんですよ。僕、野球ほど面白いスポーツないんじゃないかと思いますけどね」とコメントした。
続けて、自ら引き際にも言及。「だから、気力と体力が続く限り、学校はやれと言ってくれてるんですけど、もうそろそろ70過ぎてやりよったら、ちょっと笑われるような気がして。後進も育ててるし。あと2年ぐらいはやってね、あの、最後、バトンタッチしたいと思う。もう何年もやる気はありません。辞めるんやったら辞める年に、もう公言しますから」と話した。
また、「今年の1年生がね、かなり有望なのが入ってるんですよ。彼らが3年になった時に『ええか、全国優勝狙うぞ』と言ってるんですよ。1年生には言ってるんですよ。まあまあの素材がいるんです。特別じゃないですよ、どっかのあの横浜とか大阪のあの辺の学校みたいに特別なんはいませんけど、鍛えたら面白いんじゃないかなという選手が複数おるし」とチクリと言いつつ、負けず嫌いを感じさせる言葉を並べた。
その後も“馬淵節”は止まらず、「だからあと2年で。プレッシャーも何にもないです。女房には『あんた、いつまでやるの』って言われて、もう早く辞めなあかん。日本一周温泉巡りをしたいですね。全部チェックしてますから、BSで。秘湯を。で、いろんなところの高校野球を見て回りたいです。ぶらっとね。何も言わずに外野からチラッと見たりとか。もうね、あと10年でしょう、生きたって。好きなことやっておかんと。80まで生きれたら良いと思っとるんじゃけん、あと10年はやりたいことやっておかんとね」と話し、豪快に笑った。
🎤2026年夏の甲子園 監督突撃インタビュー
東日本国際大昌平・江井監督 大企業の管理職で培った組織論「監督の力量を超えたチームになるには…」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/sports/391426
江井康胤(東日本国際大昌平/福島/55歳)
きょう8日に白樺学園(北北海道)と対戦する東日本国際大昌平は、春夏通じて初の甲子園だ。率いる江井監督は千葉県出身。野田北(現野田中央)から東北福祉大へ。大学時代は内野手として日本代表を経験し、卒業後はJT、廃部後は東北マークスで活躍。引退後はJTで管理職まで務め、50歳で東日本国際大の助監督に。23年から現職という異色の経歴を持つ監督にチームづくりを聞いた。
──就任から3年で同校初の甲子園。
「いろいろな苦労が詰まっていますので、長かったような、あっという間だったような、不思議な感覚です。なかなか勝てない時期もありましたし、今の高校生が何を考えているのか理解するまでに時間もかかりました。今大会も、最初から甲子園を強く意識していたというより、まずは県でベスト4というくらいの気持ちでした。それが、まさか甲子園まで来られるとは」
──今の3年生は自身で勧誘した1期生です。
「東日本国際大で助監督をしていたとはいえ、高校生の選手集めはコネもノウハウもないところからのスタートでした。しかも、監督就任の内示が出た頃には、大半の中学生はすでに進路を決めていた。わずかなつながりを頼りに、野球関係者へ片っ端から連絡し、声をかけた中学生は100人どころではありません。かなり苦労しましたが、その中からウチを選んでくれた選手たちが、ここまで成長してくれたことは感慨深いですね」
──選手集めで意識していることは。
「県内外を問わず、さまざまな地域から選手が集まれば、互いに違う考え方を学べる良さがあります。それでも私たちは福島の代表です。地元の方々に応援してもらうためにも、地元の選手にはもっと来てほしい。福島には名門・聖光学院さんがありますから、選手集めは簡単ではありませんが、ウチに来たらどんな未来を描けるか、どんなチームをつくり、どう成長してもらいたいのかを、選手本人や保護者にきちんと伝える。それを信じて来てもらうしかないと思っています。甲子園出場で選手集めが楽になるか? それは分かりません。最後に決めるのは選手ですから(笑)」
──50歳で転職した理由は。
「大学時代の先輩が東日本国際大で監督をしていて、声をかけていただいたのがきっかけです。JTでは転勤も多く、管理職としてのストレスも相当でしたが、安定した立場を手放すことに数カ月間悩みました。ただ、子供たちも大きくなっていましたし、役職定年を迎える5年後、55歳になる頃に同じ話があるとは限らない。野球に恩返しをするなら今しかないと思い、決断しました」
──大企業の管理職という経験は指導に役立っていますか。
「任せるところは任せる」
「立場も考え方も異なる、さまざまな人をまとめてきました。その中で学んだのは、自分の考えだけを押し付ければ、組織を自分の描いた枠の中に収めてしまうということです。選手やスタッフには、それぞれ違った発想や想像力があり、自分にはない長所もある。監督がすべてを決めるのではなく、一人一人の力を引き出し、任せるところは任せる。そうすることでチームは監督一人の力量を超えて大きくなっていく。管理職時代に学んだ組織づくりや人材育成は、今の指導にも生きています」
──個々の力を引き出すチームづくりで、学校も監督も初めての甲子園に挑みます。
「実際にプレーするのは選手です。彼らが本番でどれほど緊張するかは、グラウンドに立ってみなければ分かりません。ただ、緊張するのは一生懸命やりたいという気持ちの表れです。どうでもよければ緊張なんてしませんから。一人一人の状態を見ながら、選手たちが持っている力を出し切れるように支えたい」
📝断トツの優勝候補・横浜に潜む落とし穴 夏の甲子園で起きた「ポカ負け」の歴史
https://news.yahoo.co.jp/articles/77723bf69cf03ee96a4b0f89ad86f66087b90a39?page=1
8月5日に開幕した夏の甲子園。大阪桐蔭をはじめ、多くの有力校が地方大会で姿を消す波乱の夏となった。その中で、世代ナンバーワン右腕・織田翔希を擁する横浜が、4季連続で甲子園にやって来た。
柔よく剛を制す結果
今大会でも断トツの優勝候補に挙げられている横浜だが、一つ歯車が狂えば、今春のセンバツで初戦敗退したように、実力を出し切れないまま敗れる可能性もある。しかも、初戦の相手は昨夏の覇者・沖縄尚学。いきなり“事実上の決勝戦”ともいえるカードが組まれ、予断を許さない。そこで今回は、過去の夏の甲子園で横浜が喫した「まさかの敗戦」を振り返ってみたい。
まずは1994年である。横浜は斉藤宜之(元巨人など)、紀田彰一(元横浜など)、多村仁志(元DeNAなど)の超高校級クリーンアップと、プロ注目の本格派右腕・矢野英司(元横浜)らタレントを揃え、仙台育英、樟南、宇和島東とともに四強に挙げられていた。ところが、初戦の那覇商戦で、高校通算41本塁打の4番・紀田が第1打席から3打席連続四球と勝負を避けられた。1点を追う8回2死二、三塁の第4打席も、当然のように敬遠。直後、2死満塁から多村が力んで遊ゴロに打ち取られた。
上手投げと横手投げでフォームに変化をつけながら、変化球を有効に使う左腕・伊佐真琴の前に、横浜打線は「打たなければ」と気負い、あと一打が出なかった。一方、那覇商は2死から放った2本のタイムリーに加え、スクイズと犠飛で少ない好機を確実に得点へ結びつけ、4対2で逃げ切った。優勝候補から甲子園初勝利を挙げる大金星だった。
試合後、横浜の渡辺元智監督は「敬遠という作戦はあるけど、攻めてほしかった」と遺憾の意を表した。これに対し、那覇商の神山昂監督は「敬遠は最後だけ。伊佐のボールが荒れていただけで、最初から狙っていたわけじゃない」と自然体を強調。まさに柔よく剛を制す結果となった。
無駄な点をやっては勝てない
松坂世代以来の春夏連覇を狙いながら、まさかの初戦敗退を喫したのが2006年である。夏の甲子園3連覇を狙う駒大苫小牧とともに優勝候補に挙げられていた横浜は、1回戦で大阪桐蔭と対戦した。大阪桐蔭は前年夏の4強だったが、下馬評では総合力で勝る横浜が有利とみられていた。
序盤は横浜ペースだった。初回に高濱卓也(元阪神など)の二塁打で先制。逆転を許した直後の5回には、松本幸一郎のタイムリーで2対2の同点に追いついた。だが、なおも1死満塁のチャンスを併殺で潰し、6回の1死満塁でもスクイズが一塁への小フライとなり、併殺で無得点に終わった。2イニング続けて絶好機を逃したことが、試合の流れを大きく変えた。
7回にエース・川角謙がつかまり、この回5長短打で4失点。さらに8回、3番手・落司雄紀が謝敷正吾に3ラン、中田翔(元日本ハムなど)にバックスクリーン左へのソロ本塁打を浴び、試合が決した。
横浜は9回に越前一樹の2ランなどで3点を返し、最後の意地を見せたが、焼け石に水。6対11で試合終了となった。渡辺監督も「いくら点を取っても、無駄な点をやっては勝てない」と無念さをかみしめた。もし、この試合に勝っていれば、2回戦の相手は“ハンカチ王子”斎藤佑樹(元日本ハム)を擁する早稲田実だった。
たらればの話になるが、横浜が初戦敗退に泣いていなければ、早実・和泉実監督の優勝時の名セリフ「88回待って勝てました」が聞けたのか。そういう意味でも興味が尽きない。
計8失点
県大会でセンバツ優勝校のライバル・東海大相模を下し、同県勢による春夏連覇を狙った2011年も、柳裕也(現・中日)、近藤健介(現・ソフトバンク)ら好選手を揃えながら、ベスト8入りを前に敗退した。初戦となった2回戦の健大高崎戦は、4回までに5点をリードしながら、6回に一挙5失点であっという間に同点。延長10回、高橋亮謙のサヨナラ打で6対5と勝利し、苦しみながらも総力戦で初戦突破を果たした。
続く3回戦の智弁学園戦では、柳が8回まで3安打1失点と好投し、4対1とリード。このまま逃げ切るかに見えた。だが、最終回の継投が裏目に出る。柳が先頭打者に安打を許すと、渡辺監督は「今まで継投で勝ってきたし、代えずに負けると悔いが残る」と、思い切りよく相馬和磨をリリーフに送った。
相馬は次打者・青山大紀(元オリックス)に安打を許したものの、後続2人を打ち取り、勝利まであと1人となった。ところが、ここから死球を挟んで2安打を許し、4対4の同点。さらに3、4番手も炎上し、計8失点と一気にひっくり返された。その裏、2死一、二塁と最後の反撃に出たが、3番・近藤が三振に倒れ、4対9でゲームセットとなった。
大会ワーストタイとなる9回の8失点に加え、春夏を通じて神奈川県勢に11連敗していた奈良県勢に、初勝利を許す結果となった。渡辺監督も「監督の責任。選手に申し訳ない」と語り、継投の難しさを痛感させられていた。最初の関門をどう乗り切るのか
2017年、県大会で4試合連続本塁打を記録し、計5本を放った増田珠(現・ヤクルト)をはじめ、万波中正(現・日本ハム)、福永奨(現・オリックス)ら強打者を揃えたチームも、大会前は春夏連覇を狙う大阪桐蔭とともに五強に挙げられていた。だが、いきなり五強の一角でセンバツ準優勝の秀岳館と当たるめぐり合わせの不運もあり、4対6で初戦敗退。初回にわずか9球で3点を先行されるなど、「普段は考えられないミスが出た」(平田徹監督)と、下級生が多いチームの経験不足を露呈し、早々と姿を消した。
どれだけ前評判の高いチームでも、一本勝負のトーナメントでは何が起こるか分からない。横浜は過去にも、打線の力み、好機での拙攻、継投の失敗、試合序盤のミスなどから、思わぬ敗戦を喫してきた。全国屈指の戦力を誇る今大会も、初戦で待つのは昨夏の覇者・沖縄尚学である。少しの綻びが、そのまま敗戦につながりかねない相手だ。
松坂世代以来28年ぶりの夏制覇へ、まず越えなければならないのが沖縄尚学という大きな壁である。横浜がこの最初の関門をどう乗り切るのか。その戦いぶりが、今大会の行方を大きく左右しそうだ。
6日目第1試合 明徳義塾(高知)-日南学園(宮崎) 8:02~10:12
一二三四五六七八九十計HE
明徳義塾100000000 193
日南学園000000101x 2100
6日目第2試合 沖縄尚学(沖縄)-横浜(神奈川) 13:32~15:40
一二三四五六七八九十計HE
横 浜021004000 7101
沖縄尚学010001000 161
6日目第3試合 高川学園(山口)-高岡商(富山) 16:13~18:16
一二三四五六七八九十計HE
高川学園020011003 7120
高 岡 商000000001 156
6日目第4試合 天理(奈良)-福山(広島) 18:47~21:06 18:34点灯
一二三四五六七八九十計HE
天 理000104101 7111
福 山000000020 272
⚾明日の熱闘甲子園組み合わせ(7日目 2回戦)
☆ 08:00~ 横 手 -敦賀 気比
☆☆☆ 13:30~ 智弁和歌山- 社
16:00~ 履 正 社- 享 栄
☆☆ 18:30~ 松商 学園- 三 重
📝令和8年度秋季リーグ戦
http://www.cubf5589.com/tournament_schedule.php
★★★秋季リーグ戦について★★★
8月29日(土)より、令和8年度中国地区大学野球秋季三部リーグ戦、
9月5日(土)より、令和8年度中国六大学野球秋季リーグ戦、令和8年度中国地区大学野球秋季二部リーグ戦が開幕いたします。
💢鳥取城北は県勢初戦11連敗の屈辱でまた夏1勝ならず 新ユニホーム効果の39イニングぶり得点で一時逆転も 再逆転許し初戦6連敗
https://news.yahoo.co.jp/articles/633d47ed0fc220a2c7c3e790e48e47b30b171969
◆第108回全国高校野球 選手権大会第5日 ▽1回戦 岡山学芸館7―3鳥取城北(9日・甲子園)
鳥取城北は、2点を追う3回に一挙3点を奪い逆転に成功。県勢では21年に米子東が日大山形戦の9回に1点を挙げて以来、39イニングぶりの得点だった。しかし、6回に3失点で再逆転を許すと、7、9回にも1点を奪われた。
県勢の初戦勝利は14年の八頭が最後で、11連敗となった。鳥取城北としては12年に勝ったのを最後に、夏の初戦は6連敗となった。
チームは今大会から縦じまのないユニホームに変更した。加藤重雄監督は「甲子園に出ても、全国の壁が崩せないということで縦じまをなくしてみたらという意見もあって。一から生まれ変わるんだというぐらいの」と説明。ユニホームの一新は、開会式までほとんどの保護者が知らないサプライズだった。
鳥取城北は夏の甲子園で3年連続、出場6大会連続の初戦敗退。鳥取県勢の初戦連敗は歴代単独4位、継続中の記録ではワーストの11まで伸びた。
👣鳥取城北監督「置いてきぼりに」 鳥取勢、夏の甲子園の勝利遠く
https://news.yahoo.co.jp/articles/8862001431fa699560e4f32e4b1ce236f0702aee
全国高校野球選手権は第5日の9日、阪神甲子園球場で1回戦があり、鳥取城北は岡山学芸館に3―7で敗れ、14年ぶりの白星はならなかった。
鳥取県勢としても夏の甲子園は12年ぶりの勝利とはならなかった。試合後の鳥取城北・加藤重雄監督の主なコメントは次の通り。
◇鳥取城北・加藤重雄監督
<相手の田路惣一朗投手に対して、打線はいかがでしたか>
粘り強くは打ったと思いますが、(田路投手の球は)動く球で、最後まで目を離さず、呼び込んで打ってくれたと思いますが、打撃よりも私が(先発の)下浦(一心投手)に頼りすぎたところが非常に後悔するところです。
<鳥取県代表としても背負うものがありました>
それを言われると非常に辛いのですが、今年こそはと思ってチームを作ってきたつもりです。
<県勢として連敗が続いている中ですが、どういう思いで臨みましたか>
10連敗か11連敗かはわからないですが、我々はとにかく毎年、県の代表だということで、連敗をしていなくても絶対勝ちたいと思って試合をやっています。大変重荷にはなっていますが、勝負が始まったらそこまではあまり感じていません。
<連敗が続いてしまったことに対して、どんな思いですか>
もっと、もっと努力して、全国の壁に近づかなければ置いてきぼりになるかなと思います。
<全国の壁をどのように感じていますか>
相手は主だったエラーはしていない。かといって、ファインプレーがあったかと言ったら、そうでもない。堅実にミスをしなかった。そういうことも我々も続けてきたつもりですが、この舞台で出てしまった。まだ甘い、浅い。そういうところが勝負の分かれ目になったと思います。
鳥取大会では守って、攻撃につなげて、小刻みに点を取って、自分のペースに持っていった試合がほとんど。そういう展開を甲子園でできなかったことは非常に残念です。
🎤岡山学芸館・佐藤監督「みんな我慢してワンバンは」
https://news.yahoo.co.jp/articles/9732a4850c37b999378bc16380b10fb81e0d3603
全国高校野球選手権は第5日の9日、阪神甲子園球場で1回戦があり、岡山学芸館が7―3で鳥取城北に勝ち、3年連続で初戦を突破した。試合後の岡山学芸館・佐藤貴博監督の主な談話は次の通り。
◇岡山学芸館・佐藤貴博監督
<序盤は競って後半に逆転。そして差を広げました>
このゲームは接戦に持ち込まないと厳しいかなって。前半1点差で後半を迎えたらいいよっていう話をしている中で、六回に入ってからしっかりとたたみかけられたので良い攻撃ができました。
<今回の得点、七回以外はツーアウトランナーなしからの得点になりました>
どうやって後ろにつなげられるかっていうのを一番大切に考えてます。そういったところを岡山大会からチームには浸透していますので、2死になってからもきちんと次の打者につなぐことをみんなで考えながらやっています。なかなか岡山大会では結果が出なかったものですから、そういった形で粘って、粘ってというところは甲子園でもしっかり継続してくれたと思います。
<鳥取城北の先発した下浦一心投手の低めの球をよく見極めていました>
本当にそうですね。ミーティングで、あの低めを打つようだったら、勝負にならないよっていうことは言っていました。みんな我慢してワンバンの低めは、おそらく振っていないです。その辺とかの徹底事項をきちんとやってくれたのが、この結果になったのではないかなと思います。
<3年連続の初戦突破です>
ここに来ると3年連続ではありますが、(勝つのは)簡単ではないなというのをいつも感じながらやっています。次もですね、しっかりやらなきゃいけないこと、やるべきことを徹底して次の試合に行きたいと思います。
☟打球はどこに消えた!? 体で止めた遊撃手のユニホームの中へ「焦りました」中京VS霞ケ浦で珍事が発生 甲子園スタンド騒然
https://news.yahoo.co.jp/articles/280e54f7eb93c90a4858e81068e90780e1521e0e
◆第108回全国高校野球選手権大会第5日▽1回戦 中京3―6霞ケ浦(9日・甲子園)
霞ケ浦のショート・加藤龍(1年)の胸元からユニホームの中に打球が入る珍事が起きた。9回2死、中京の4番・竹内湊人の強烈な打球が遊撃を襲った。加藤は体を張ってこれを止めたが、肝心の止めたはずのボールがどこにもない…。なんとユニホームの中に入ってしまったのだった。当然、どこにも送球はできず、記録は遊撃内野安打。珍事に甲子園の客席は騒然となった。
加藤は試合後「バウンドして、首に当たりました。探したら、アンダーシャツとユニホームの間にボールがあって…。焦りました」と振り返った。1回にエラーをしていただけにヒヤリとした瞬間。高橋祐二監督は「加藤はちょっと重心が高いけど、県大会では厳しいところも無難にこなしてくれてはいた。今日は甲子園にのまれてエラーしてしまったんで、もう一回調整して、気持ちの切り替えをしてやってもらえれば大丈夫かな」と話した。
✌「いかついけどカッコええ」明徳義塾・馬淵監督がサングラス着用で采配 70歳名将の一変姿に反響「初めて見る」「いつからかけてたっけ?」
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「全国高校野球選手権・1回戦、日南学園2-1明徳義塾」(10日、甲子園球場)
明徳義塾の馬淵史郎監督(70)が黒のサングラス姿で采配を振った。これまで馬淵監督はメガネ姿で指揮を執ってきたため、ネットでも話題となった。
「馬淵さん、サングラスいつからかけてたっけ?」
「馬淵監督、70歳かー いかついけどカッコええ」「サングラス姿かっこええ」
「サングラスかけてる明徳の馬淵監督 初めて見る」
などと反応があった。日本高野連は2025年から高校野球用具の使用制限を変更し、サングラスをこれまでの許可制から申し出制としている。紫外線から目を保護する目的から、肘を守るエルボーガードなどと同じ扱いとした。
今大会では健大高崎の青柳博文監督が7日の1回戦・八幡商戦でサングラスを着用して指揮を執っている。試合は九回サヨナラで日南学園が勝利した。
🎤明徳義塾 70歳の馬淵史郎監督が引き際について語る「学校はやれと言ってくれてるんですけど…」春夏通算40度目の出場は初戦敗退も“馬淵節”炸裂
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明徳義塾は九回サヨナラ負け。夏は2024年大会に続いて出場2大会連続の初戦突破を逃した。初回に先制したが、追加点を奪えず、七回に同点を許した。九回は2死から3連打を許して敗戦となった。
春夏通算40度目の出場となった馬淵史郎監督(70)は、「今年の夏は立てるんかなと思ったんですけど、案外ベンチの中におれたですね。あと2年はやろうと思ってます」と話した。
情熱の源について問われると、「野球は面白いですよ。男が一生かけてやっても良いようなスポーツだと僕は思いますけどね。やればやるほど面白くなると思うんですよ。僕、野球ほど面白いスポーツないんじゃないかと思いますけどね」とコメントした。
続けて、自ら引き際にも言及。「だから、気力と体力が続く限り、学校はやれと言ってくれてるんですけど、もうそろそろ70過ぎてやりよったら、ちょっと笑われるような気がして。後進も育ててるし。あと2年ぐらいはやってね、あの、最後、バトンタッチしたいと思う。もう何年もやる気はありません。辞めるんやったら辞める年に、もう公言しますから」と話した。
また、「今年の1年生がね、かなり有望なのが入ってるんですよ。彼らが3年になった時に『ええか、全国優勝狙うぞ』と言ってるんですよ。1年生には言ってるんですよ。まあまあの素材がいるんです。特別じゃないですよ、どっかのあの横浜とか大阪のあの辺の学校みたいに特別なんはいませんけど、鍛えたら面白いんじゃないかなという選手が複数おるし」とチクリと言いつつ、負けず嫌いを感じさせる言葉を並べた。
その後も“馬淵節”は止まらず、「だからあと2年で。プレッシャーも何にもないです。女房には『あんた、いつまでやるの』って言われて、もう早く辞めなあかん。日本一周温泉巡りをしたいですね。全部チェックしてますから、BSで。秘湯を。で、いろんなところの高校野球を見て回りたいです。ぶらっとね。何も言わずに外野からチラッと見たりとか。もうね、あと10年でしょう、生きたって。好きなことやっておかんと。80まで生きれたら良いと思っとるんじゃけん、あと10年はやりたいことやっておかんとね」と話し、豪快に笑った。
🎤2026年夏の甲子園 監督突撃インタビュー
東日本国際大昌平・江井監督 大企業の管理職で培った組織論「監督の力量を超えたチームになるには…」
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江井康胤(東日本国際大昌平/福島/55歳)
きょう8日に白樺学園(北北海道)と対戦する東日本国際大昌平は、春夏通じて初の甲子園だ。率いる江井監督は千葉県出身。野田北(現野田中央)から東北福祉大へ。大学時代は内野手として日本代表を経験し、卒業後はJT、廃部後は東北マークスで活躍。引退後はJTで管理職まで務め、50歳で東日本国際大の助監督に。23年から現職という異色の経歴を持つ監督にチームづくりを聞いた。
──就任から3年で同校初の甲子園。
「いろいろな苦労が詰まっていますので、長かったような、あっという間だったような、不思議な感覚です。なかなか勝てない時期もありましたし、今の高校生が何を考えているのか理解するまでに時間もかかりました。今大会も、最初から甲子園を強く意識していたというより、まずは県でベスト4というくらいの気持ちでした。それが、まさか甲子園まで来られるとは」
──今の3年生は自身で勧誘した1期生です。
「東日本国際大で助監督をしていたとはいえ、高校生の選手集めはコネもノウハウもないところからのスタートでした。しかも、監督就任の内示が出た頃には、大半の中学生はすでに進路を決めていた。わずかなつながりを頼りに、野球関係者へ片っ端から連絡し、声をかけた中学生は100人どころではありません。かなり苦労しましたが、その中からウチを選んでくれた選手たちが、ここまで成長してくれたことは感慨深いですね」
──選手集めで意識していることは。
「県内外を問わず、さまざまな地域から選手が集まれば、互いに違う考え方を学べる良さがあります。それでも私たちは福島の代表です。地元の方々に応援してもらうためにも、地元の選手にはもっと来てほしい。福島には名門・聖光学院さんがありますから、選手集めは簡単ではありませんが、ウチに来たらどんな未来を描けるか、どんなチームをつくり、どう成長してもらいたいのかを、選手本人や保護者にきちんと伝える。それを信じて来てもらうしかないと思っています。甲子園出場で選手集めが楽になるか? それは分かりません。最後に決めるのは選手ですから(笑)」
──50歳で転職した理由は。
「大学時代の先輩が東日本国際大で監督をしていて、声をかけていただいたのがきっかけです。JTでは転勤も多く、管理職としてのストレスも相当でしたが、安定した立場を手放すことに数カ月間悩みました。ただ、子供たちも大きくなっていましたし、役職定年を迎える5年後、55歳になる頃に同じ話があるとは限らない。野球に恩返しをするなら今しかないと思い、決断しました」
──大企業の管理職という経験は指導に役立っていますか。
「任せるところは任せる」
「立場も考え方も異なる、さまざまな人をまとめてきました。その中で学んだのは、自分の考えだけを押し付ければ、組織を自分の描いた枠の中に収めてしまうということです。選手やスタッフには、それぞれ違った発想や想像力があり、自分にはない長所もある。監督がすべてを決めるのではなく、一人一人の力を引き出し、任せるところは任せる。そうすることでチームは監督一人の力量を超えて大きくなっていく。管理職時代に学んだ組織づくりや人材育成は、今の指導にも生きています」
──個々の力を引き出すチームづくりで、学校も監督も初めての甲子園に挑みます。
「実際にプレーするのは選手です。彼らが本番でどれほど緊張するかは、グラウンドに立ってみなければ分かりません。ただ、緊張するのは一生懸命やりたいという気持ちの表れです。どうでもよければ緊張なんてしませんから。一人一人の状態を見ながら、選手たちが持っている力を出し切れるように支えたい」
📝断トツの優勝候補・横浜に潜む落とし穴 夏の甲子園で起きた「ポカ負け」の歴史
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8月5日に開幕した夏の甲子園。大阪桐蔭をはじめ、多くの有力校が地方大会で姿を消す波乱の夏となった。その中で、世代ナンバーワン右腕・織田翔希を擁する横浜が、4季連続で甲子園にやって来た。
柔よく剛を制す結果
今大会でも断トツの優勝候補に挙げられている横浜だが、一つ歯車が狂えば、今春のセンバツで初戦敗退したように、実力を出し切れないまま敗れる可能性もある。しかも、初戦の相手は昨夏の覇者・沖縄尚学。いきなり“事実上の決勝戦”ともいえるカードが組まれ、予断を許さない。そこで今回は、過去の夏の甲子園で横浜が喫した「まさかの敗戦」を振り返ってみたい。
まずは1994年である。横浜は斉藤宜之(元巨人など)、紀田彰一(元横浜など)、多村仁志(元DeNAなど)の超高校級クリーンアップと、プロ注目の本格派右腕・矢野英司(元横浜)らタレントを揃え、仙台育英、樟南、宇和島東とともに四強に挙げられていた。ところが、初戦の那覇商戦で、高校通算41本塁打の4番・紀田が第1打席から3打席連続四球と勝負を避けられた。1点を追う8回2死二、三塁の第4打席も、当然のように敬遠。直後、2死満塁から多村が力んで遊ゴロに打ち取られた。
上手投げと横手投げでフォームに変化をつけながら、変化球を有効に使う左腕・伊佐真琴の前に、横浜打線は「打たなければ」と気負い、あと一打が出なかった。一方、那覇商は2死から放った2本のタイムリーに加え、スクイズと犠飛で少ない好機を確実に得点へ結びつけ、4対2で逃げ切った。優勝候補から甲子園初勝利を挙げる大金星だった。
試合後、横浜の渡辺元智監督は「敬遠という作戦はあるけど、攻めてほしかった」と遺憾の意を表した。これに対し、那覇商の神山昂監督は「敬遠は最後だけ。伊佐のボールが荒れていただけで、最初から狙っていたわけじゃない」と自然体を強調。まさに柔よく剛を制す結果となった。
無駄な点をやっては勝てない
松坂世代以来の春夏連覇を狙いながら、まさかの初戦敗退を喫したのが2006年である。夏の甲子園3連覇を狙う駒大苫小牧とともに優勝候補に挙げられていた横浜は、1回戦で大阪桐蔭と対戦した。大阪桐蔭は前年夏の4強だったが、下馬評では総合力で勝る横浜が有利とみられていた。
序盤は横浜ペースだった。初回に高濱卓也(元阪神など)の二塁打で先制。逆転を許した直後の5回には、松本幸一郎のタイムリーで2対2の同点に追いついた。だが、なおも1死満塁のチャンスを併殺で潰し、6回の1死満塁でもスクイズが一塁への小フライとなり、併殺で無得点に終わった。2イニング続けて絶好機を逃したことが、試合の流れを大きく変えた。
7回にエース・川角謙がつかまり、この回5長短打で4失点。さらに8回、3番手・落司雄紀が謝敷正吾に3ラン、中田翔(元日本ハムなど)にバックスクリーン左へのソロ本塁打を浴び、試合が決した。
横浜は9回に越前一樹の2ランなどで3点を返し、最後の意地を見せたが、焼け石に水。6対11で試合終了となった。渡辺監督も「いくら点を取っても、無駄な点をやっては勝てない」と無念さをかみしめた。もし、この試合に勝っていれば、2回戦の相手は“ハンカチ王子”斎藤佑樹(元日本ハム)を擁する早稲田実だった。
たらればの話になるが、横浜が初戦敗退に泣いていなければ、早実・和泉実監督の優勝時の名セリフ「88回待って勝てました」が聞けたのか。そういう意味でも興味が尽きない。
計8失点
県大会でセンバツ優勝校のライバル・東海大相模を下し、同県勢による春夏連覇を狙った2011年も、柳裕也(現・中日)、近藤健介(現・ソフトバンク)ら好選手を揃えながら、ベスト8入りを前に敗退した。初戦となった2回戦の健大高崎戦は、4回までに5点をリードしながら、6回に一挙5失点であっという間に同点。延長10回、高橋亮謙のサヨナラ打で6対5と勝利し、苦しみながらも総力戦で初戦突破を果たした。
続く3回戦の智弁学園戦では、柳が8回まで3安打1失点と好投し、4対1とリード。このまま逃げ切るかに見えた。だが、最終回の継投が裏目に出る。柳が先頭打者に安打を許すと、渡辺監督は「今まで継投で勝ってきたし、代えずに負けると悔いが残る」と、思い切りよく相馬和磨をリリーフに送った。
相馬は次打者・青山大紀(元オリックス)に安打を許したものの、後続2人を打ち取り、勝利まであと1人となった。ところが、ここから死球を挟んで2安打を許し、4対4の同点。さらに3、4番手も炎上し、計8失点と一気にひっくり返された。その裏、2死一、二塁と最後の反撃に出たが、3番・近藤が三振に倒れ、4対9でゲームセットとなった。
大会ワーストタイとなる9回の8失点に加え、春夏を通じて神奈川県勢に11連敗していた奈良県勢に、初勝利を許す結果となった。渡辺監督も「監督の責任。選手に申し訳ない」と語り、継投の難しさを痛感させられていた。最初の関門をどう乗り切るのか
2017年、県大会で4試合連続本塁打を記録し、計5本を放った増田珠(現・ヤクルト)をはじめ、万波中正(現・日本ハム)、福永奨(現・オリックス)ら強打者を揃えたチームも、大会前は春夏連覇を狙う大阪桐蔭とともに五強に挙げられていた。だが、いきなり五強の一角でセンバツ準優勝の秀岳館と当たるめぐり合わせの不運もあり、4対6で初戦敗退。初回にわずか9球で3点を先行されるなど、「普段は考えられないミスが出た」(平田徹監督)と、下級生が多いチームの経験不足を露呈し、早々と姿を消した。
どれだけ前評判の高いチームでも、一本勝負のトーナメントでは何が起こるか分からない。横浜は過去にも、打線の力み、好機での拙攻、継投の失敗、試合序盤のミスなどから、思わぬ敗戦を喫してきた。全国屈指の戦力を誇る今大会も、初戦で待つのは昨夏の覇者・沖縄尚学である。少しの綻びが、そのまま敗戦につながりかねない相手だ。
松坂世代以来28年ぶりの夏制覇へ、まず越えなければならないのが沖縄尚学という大きな壁である。横浜がこの最初の関門をどう乗り切るのか。その戦いぶりが、今大会の行方を大きく左右しそうだ。