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第5話 米原監督あるいは高校球界最後の采配・・・なぜかしら第一工業大へ転職       
        
10/21 秋季近畿大会3日目第1試合 ほっともっとフィールド神戸 和歌山東(和歌山②)-天理(奈良①) 10:56~12:54

    一二三四五六七八九十計HE
天  理020030000 581 下坊、伊藤-石井
和歌山東000000001 131 西岡、中西、清水-田﨑
 
        第二試合 
        大 院 大
        北  稜

 HMF神戸に三日連続足を運ぶのはあまり記憶がない。。。。。この日も快晴で、初日の雨が恨めしい、、、ただ晴天だったら滋賀短大付が逆転勝ちできた保証もないのでなんともだが。
この日は初日に予定されていた2試合が平日にスライドされやはり土日に比べりゃお客さんもかなり減り11時からの試合開始とあってずいぶんノンビリした雰囲気で平日昼間のラジオを聴きながら須磨区入り。

まず第1試合は和歌山東が天理に挑む。和歌山東は軟式野球部のみの活動だったが、県和歌山商をセンバツ出場させて古豪復活の印象付けた米原監督が硬式野球部創設の為に異動され創部10年少しでセンバツ出場に導いた!
かつては近畿大会に出ても初戦敗退を繰り返し夏は4強が最高で甲子園が遠くに霞んでいたが、近大新宮よりも早く甲子園出場し1勝した。

この秋は準決勝で市和歌山に競り勝ち決勝で和智弁相手に0-1と大善戦し11安打完封負けと攻撃面で歯車がかみ合わなかったが、天理サイドにしてもイヤな相手には違いなさそう。
天理は中村監督が大阪学院大の監督に就任し、天理大学の藤原監督が降臨してきた。奈良産業大監督時代に警察のお世話になったようだが、みそぎを済ませて天理大学に異動し今度は天理高校と百戦錬磨のキャリアを持ち、就任約1年で奈良を制して近畿大会登場。どうやら伝統の強打に加えて緻密な野球を浸透させていく新しいカラーの天理を観れるかもしれない。

スタンドを見るとやはりブラスバンドは不在だが、両軍ともに録音応援と太鼓1つの応援。先発はお互いエースに任せているが、先攻派だった米原監督だがこの日は後攻だった。天理は監督が何度も交代しても一貫して後攻派なだけに、どちらがじゃんけんで勝ったのかが気になった。
そして和歌山東の外野ノックは背番号19が務めており米原監督はベンチ奥に座っていた。紀三井寺ではいつもホームノックをしており、ノック終了後は北原監督よろしくバットを肩に担いでノッシノッシとゆっくり歩いて帰っていくさまを一部の野球ファンは態度がデカいとご立腹のようだったが・・・・・。

試合は1回表プレーボールのサイレンと同時に1番・赤埴がセンター前ヒット。藤原監督は天理らしくバントの構えはなく打ちに行き四球で無死1・2塁。ここで3番・伊藤が送りバントをしにいくが普段バントなんてしていないせいなのか???2球連続ファールで追い込まれしゃーなしに強攻策に帰るとまさかのショートライナーダブルプレー・・・。相手の拙攻にも助けられ4番・冨田レフトフライでなんとか無失点で食い止めた。
しかしその裏、天理のエース・下坊がいとも簡単に三者凡退に抑え和智弁戦のように簡単にヒットを量産することすらできない予感が漂った。

2回表天理は2死からエースで7番・下坊がレフト前ヒット。そして意表を突いて盗塁成功。8番・高瀬が四球で1・2塁とピンチを招き、9番・石井を2-1と追い込みながら、ここから和歌山東バッテリーがスライダーを続けまさかの連続ワイルドピッチで2者生還。HMF神戸のファールグラウンドが広いこともあり、2・3塁からの暴投で2者生還されたのが辛い・・・。
そしてバッテリーはもうストレート1本に切り替えて外130km見逃しの三振。追い込んで真っすぐを投げていればと悔やまれる2連続暴投だった。。。
天理は3回も1死から2番・永末がレフト前ヒットで毎回ランナーを出し続けるが、3・4番が早打ちで連続センターフライに倒れまだ踏みとどまった。
その裏、和歌山東は1死から8番・田﨑がサード内野安打で出塁。ようやく米原監督の腕の見せ所がやってきた!9番・西岡にどういった策を授けるのか?興味深く観ていたら初球ボールの後の2球目にバスターでファール。3球目は送りバントするもファールで追い込まれ結局2-2からスリーバントで2死2塁。1番・中松がホームランを打てば2-2同点となるが、レフトに飛球が上がったもののフェンスまではあまりにも遠くレフト石黒のグラブに納まった。。。

4回表天理は1死から6番・石黒が内野安打で出塁するも、藤原監督は歴代の天理監督よろしく全く動かず7番・下坊1-1からセカンドゴロゲッツー・・・。
早く1点を返して反撃したい和歌山東だが、2番からの攻撃だった4回も下坊投手の前におとなしく三者凡退で米原監督も策の打ちようがなかった。。。

ここまで毎回の4安打放ちながら暴投による2点のみしか取れない天理だったが、藤原監督のきめ細かい指示があったのか?5回ニュー天理が本領発揮した。
いきなり先頭打者がまさかのセーフティーバントをかましサードゴロ。2死ランナーなしからでも1番・赤埴がセーフティーを仕掛けて今度は内野安打。するとここまでほとんど動かなかった藤原監督が1-1からエンドランを仕掛けファール。これで和歌山東ナインが浮足立ったのか?2-2から2番・永末がレフト前ヒットを放ちレフト谷口がまさかの後逸で1点が入りなおも2死3塁。
3番・伊藤が四球で出塁するとまさかの単独スチール成功後に、4番・冨田がレフトへ2点タイムリーヒットと2死ランナーなしからあっという間に3点を奪い往年の天理の強さを見せつけられた。
ここでようやく米原監督が2度目のタイムを取るも時すでに遅し。エースをそのまま続投させてセンターフライでようやく終わったが、最悪7回コールドも覚悟しなければならない。
反撃したい和歌山東だが、、、5回も三者凡退に終わり何もできないまま整備に入った。

秋の和歌山大会では市和歌山に6-5で競り勝ち、和智弁相手に0-1で大善戦し11安打も放ったので期待していたが、相手が県外の強豪私立ともなれば借りてきた猫のようにおとなしくなってしまった・・・・・。
センバツ出場時でも同じ公立の倉敷工相手に1-1で延長にもつれ込み大量得点で初勝利したものの、2戦目で浦和学院にコテンパンにやられたというよりもエラー連発で自ら崩れていった印象だった。この試合も暴投で2点を献上し、レフト前ヒット後逸もあったので同じような感じだろうか?打線も内野安打の1本だけでは策の立てようもない・・・。
たしかに天理のネームバリューもあるし、藤原新監督の百戦錬磨の采配がかみ合えばこうなっても仕方ないのかもしれないが、、、、、あとはもうコールド回避に向けてイニングで1失点までに留めなければならない。

6回もエース・西岡は続投だった。奈良高校のように投手陣全員思い出登板というような考えは米原監督にはないようで、エースと心中するつもりのようだが、期待に応えてこの試合初の三者凡退に抑えた!
しかし下坊投手は全くスキを与えてくれず、エース・西岡に代打を起用しても突破口も開けず、6回で打者19人が打席に立ち外野にボールが飛んだのはわずか3回だけという壊滅的な打線だった・・・。

7回代打の関係で和歌山東は11番・中西がリリーフ。天理が先攻ゆえに2点取られたら即試合終了とはならないけれど、打線を考えると1点も取れそうにないのであと2イニングぜひ頑張って欲しい!
いきなり先頭の9番・石井にレフト前ヒットを喰らい暗雲漂ってきた。しかし、藤原監督にこの回一気に試合を決めてやろうという欲はなかったようで、2安打している1番・赤埴初球送りバントで1死2塁。同じく2安打している2番・永末はファーストゴロで2死3塁。3番・伊藤は2打数ノーヒットなんでここは間違いなく勝負。バッテリーはビデオで研究していたのか?チェンジアップ3球連続続けてすべて空振りをとって三振!!!
なんとか1点でも返して楽になりたい和歌山東だが、強烈なピッチャー返しも下坊投手のグラブに納まる不運もあり3球でツーアウト。。。しかし4番・田中が追い込まれながらもライト前ヒットを放ち一矢報いる。5番・八木カウント1-3とチャンス拡大の匂いも感じたが、フルカウントからボール球のスライダーに手を出し空振り三振・・・。2球連続待つ勇気はなかったようだ、、、

8回表サウスポー中西は先頭の4番・冨田をレフトフライに抑えホッと一息ついたが、次の瞬間・・・初球デッドボールでまたランナー出塁。6番・石黒は初球ファーストゴロで2死2塁と出口が見えかけ最終関門は下坊投手。投手ということで7番を打っているが本来、中軸を打つ打力を秘めているそうだ・・・。だが、ここは1球ストライクを待ってからサードゴロに終わりコールド回避に成功!
あとは和歌山東打線が1点取れるかどうかに試合の興味が移る。8回裏1死から7番・谷口が9球粘って四球をもぎ取り5点ビハインドながら米原監督は初球からエンドランを仕掛けてショートゴロで2死2塁。中西投手に代打・魚田を起用して米原監督は最善を尽くしたが、、、9球粘るも最後はチェンジアップで空振り三振とホームが遠かった・・・。

もうコールド回避に成功できたし、代打の関係で3番手として清水がマウンドへ。右-左ー右とジグザグ継投をしたが、清水投手にとっては試合の趨勢に影響なく来年に向けての大事な1イニング。
ボール球が先行して心配したが、天理ナインも勝ちはほぼ手中にしたので粗くなったようで3連続フライアウトであっさり攻撃終了。
もちろん下坊投手は完封目指して9回裏のマウンドへ。ところが勝ちを意識しすぎたのか?いきなり先頭打者に初球デッドボール・・・。2番・榎本がこの日一番チームで良い打撃を披露してライトへツーベースを放ち無死2・3塁。最低でも2点返したかったが、3番・坂井初球ショートゴロを放ち2塁走者が3塁封殺されている間に待望の1点が入った!
しかし4番・田中はライトフライに倒れ2死1塁。試合終了直前というタイミングで、藤原監督は我々観客に1秒でも長く試合を見てもらいたいという配慮だったのか???エース・下坊をレフトに下げてサード・伊藤をマウンドへ。9回2死から意味もなく継投した意図は素人には分からないが、伊藤投手にも次戦以降を見据えてHMF神戸のマウンドを体験させたかったのだろうか???
5番・八木初球サードゴロだったが、伊藤の代わりにサードについた東田が1塁悪送球で九死に一生を得たが、6番・福田2ボールからファーストフライを放ち試合終了。

和歌山2位でHMF神戸に初めてやってきた和歌山東だが、天理相手には何もできないまま3安打しか打てず完敗を喫してしまった、、、、、、
和歌山3位の市和歌山も勝ったけれど1得点しかできなかったし和智弁以外の和歌山県勢は県外に出ると打線が本当に機能しない。。。。。
あとは和智弁が神戸学院大付にどういう試合をするか?和歌山東に11安打完封勝ちだったが、1点しか取れなかったので大いなる不安を感じた。

しかし、、、和歌山東が軟式から硬式野球部に移行して初代監督に就任し、センバツ1勝まで導き県でも安定して上位に入る総合力あるチームを育てた米原監督が年を越すと急に転職して鹿児島の第一工業大学のコーチになってしまった・・・・・。こうなると2025年春以降の和歌山東の戦力低下が心配される。。。

秋の心地よい陽射しを浴びて、まだ10月下旬に差し掛かっても日中は充分半袖で通用する陽気の中、第2試合の準備が行われている。この日は平日なんだが、大阪学院・北稜ともにアルプスにはブラスバンドの応援が駆け付けていた。
今大会はなぜかしら3位校対決が初戦で2つも組まれるイビツなトーナメントとなっているが、大阪学院は3位とはいえ春も優勝して近畿大会出場しているし1位の履正社が早々に敗退したのでセンバツに向けて気合が入っているだろう。京都3位の北稜は今まで観戦した記憶もなく、正直名前すら知らないので平安が東洋に惨敗した以上のスコアも覚悟していたが、、、、、それはまた次回の講釈で。

チーム名 選手名 投球回 打者 投球数 安打 犠打 四球 死球 三振 暴投 失点 自責   
天  理 下 坊  8 2/3 31 113   3  1  1  1  4  0   1  1
天  理 伊 藤   1/3  2   4  0  0  0  0  0  0  0  0  
     
和歌山東 西 岡  6  26  105  7  0   3  0  2  2  5  5 
和歌山東 中 西  2   8   17  1  1   1  1  1  0  0  0
和歌山東 清 水  1   3   10  0  0   0  0  0  0  0  0

                       (完)  
                     
                    🌟次回予告🌟 
 10/21 秋季近畿大会3日目第2試合 ほっともっとフィールド神戸 大阪学院(大阪③)-北稜(京都③)
2026/02/15(日) 22時33分48秒 No.2300 編集 削除