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📣センバツ甲子園の選考に「聖隷クリストファー問題」再び!? 東海地区「ラスト1枠」をまたも大垣日大と争う因縁の展開に注目集まる
https://news.yahoo.co.jp/articles/f0e9fa21a2415d9f6ecf0b80405d8fc847283dce?page=1
日本高等学校野球連盟(日本高野連)は1月30日に選考委員会を開き、今春のセンバツに出場する全32校(うち21世紀枠2校)を決定する。昨秋の明治神宮大会を制した九州国際大付(福岡)や歴代最多となる通算70勝を挙げている西谷浩一監督が率いる大阪桐蔭、あるいは横浜(神奈川)と沖縄尚学という昨年の春夏王者も選出が有力視されるなか、サプライズがあるとしたら3枠ある東海地区かもしれない。
当確は昨秋の東海大会で優勝した中京大中京(愛知)と準優勝の三重。そして最後の3枠目を争うのが東海大会準決勝第1試合で三重にコールド負け(2対10)した聖隷クリストファー(静岡)と、第2試合で中京大中京に4対6で敗れた大垣日大(岐阜)だ。無論、試合内容からすれば優勝校に惜敗した大垣日大の選出が順当だが、聖隷には昨夏の甲子園を経験した高部陸という大エースにしてプロや名門大学から引く手あまたの好左腕がいる。
それにしても不可思議な因縁としか言いようがない。4年前となる2022年の1月、前年の秋季東海大会で準優勝しながら、落選したのが甲子園出場経験のなかった聖隷だった。当時の東海地区は現在より1枠少ない2枠だったが、選ばれたのは準決勝で日大三島(静岡)に敗退していた大垣日大だったのだ。
再び東海地区の最後の枠を争うことに
当時、東海地区の選考委員長を務めた鬼嶋一司氏は、成績上位の聖隷ではなく、大垣日大を選んだ理由として「個人能力の差」「投手力の差」「甲子園で勝てるチームかどうか」を挙げた。聖隷はエースをケガで欠きながらも、上村敏正監督が掲げる「頭とハートを使った野球」で東海大会を駆け上がったが、落選。甲子園出場を確信し、既に応援グッズなどの用意にも取りかかっていた聖隷の関係者を失望させただけでなく、長く高校野球を取材してきた筆者にもとても納得できる選考ではなかった。
大騒動に発展した当時、私は選考の過程に問題があったのではないかという強い疑念を抱き、鬼嶋氏をはじめとする当時の選考委員を訪ね歩いた。日本高野連の寶馨会長にも直撃取材し、選考の見直しと33校目の扉を開くという超法規的措置を求め続けた。聖隷に聖地への道が拓かれることはなかったものの、その後、激戦区の東海は3枠に増枠された。そして4年が経過した今春、再び東海地区の最後の枠を聖隷と大垣日大が争うことになったのである。
昨年の夏、聖隷は高部の奮闘もあって静岡大会を制し、春よりも先に夏の甲子園出場を決めた。決勝で静岡高校に勝利した直後、上村監督は私に対し、こう告げた。
「ようやくあなたの仕事も終わりましたね……」
あの落選以降、聖隷は静岡大会で好結果を残し続けながらも、甲子園にはあと一歩届かなかった。私は聖隷が甲子園に立つ日まで追い続けることを心に秘め、聖隷の試合に足を運び続けてきた。そんな筆者を慮った指揮官の労いの言葉であった。しかし、それは同時に、上村監督が自身に向けた言葉でもなかったか。
夏に向けて動くチーム
浜松商業や掛川西など、静岡の公立校を率いて甲子園経験のある上村監督は、落選以降、「甲子園には二度と行けないのかもしれない」という思いに駆られ、「高校野球が嫌いになった」と投げやりな言葉を発する時もあった。夏の甲子園出場を決め、あの落選のショックを受けた当時の教え子たちに報いることがようやく果たせた。上村監督にとっても、そして筆者にとっても、ようやく2022年の落選問題に終止符を打ったのである。
ところが、昨秋の東海大会を経て再びセンバツの出場枠をめぐり聖隷と大垣日大が争うことになった。選考委員会を2日後に控えた1月28日。私は強風が舞う静岡県浜松市の聖隷グラウンドを訪ねた。取材に訪れる者は他におらず、選手も、そして監督やコーチ陣も、4年前とは違ってセンバツ出場の可能性を信じる者は誰もいない。夏に向けて黙々と体幹トレーニングに励み、バットを振り込んでいた。
本当にサプライズはないのか。
昨秋の東海大会の結果だけを見れば大垣日大の優位は揺るぎない。しかし4年前、悲劇を生んだ選考理由に鬼嶋氏が挙げたのが、「個人能力」「投手力」「甲子園で勝つ力」だった。その選考基準からすれば昨夏の甲子園経験者が複数いて、高部というエースがマウンドに立つ聖隷が勝るだろう。果たして――。
📝45年前「あの200勝投手」にノーノーを喫して以来の甲子園出場なるか? 21世紀枠候補の公立進学校・長崎西高が立ち向かう「歴史的敗戦」の記憶
https://news.yahoo.co.jp/articles/c202aadb0a085a983ff7452b49a2d18f92a789b4?page=1
1981年8月13日。この日は、30年ぶりの甲子園を戦う長崎西高にとって、忘れたくても忘れられない夏の記憶となった。初戦となった2回戦で、名古屋電気(現・愛工大名電)の工藤公康が立ちはだかったのである。のちにプロ野球で224勝を挙げることになる左腕の、縦に鋭く割れるカーブは高校生離れしていた。バットは空を切り続け、終わってみれば16三振。そして、スコアボードに最後まで安打がカウントされることはなかった。
あのノーノー以来、甲子園から遠ざかる
「カーブをくりんくりん振ってくれて、それで三振を多く取れました」
工藤が試合後に残したコメントだ。大会史上18人目(金属バット採用後では初)のノーヒットノーランで0対4の完敗だった。あの夏から45年、甲子園から遠ざかってきた長崎西は、折に触れ、この「歴史的敗戦」と向き合ってきた。現チームを率いる宗田将平監督は佐世保西高の出身。長崎西のOBではないが、「やはりノーヒットノーランがどうしてもついて回ります」と胸の内を語る。「私たちが九州大会のような上位大会に出ると、マスコミの方が必ずノーヒットノーランの話をされます。昨秋の長崎大会では準優勝しましたが、チーム打率は.207と貧打でした。どうしてもノーヒットノーランが頭をよぎるんです」
あえて「ノーノーで負けたらどうする?」
47季ぶりの出場となった昨秋の九州大会。初戦は佐賀1位の唐津商と激突した。あと2勝してベスト4入りすれば、センバツ出場が当確となる。緊張するなという方が難しいかもしれない。そこで、宗田監督はあえて、「ノーヒットノーランで負けたらどうする?」と、あの敗戦を意識させる言葉を投げかけた。
「逆境を好転させるための思考の方法で、『リフレーミング』と呼ばれています。打てないと思っているチームから打たれたら、相手は相当なダメージを受けるんです。そこで選手たちには『ヒット1本打てば10倍の価値があるぞ』と続けました」
平日の練習時間はわずか90分。「考える野球」を推し進める長崎屈指の進学校は、「リフレーミング」に即反応した。初回2死から3番芦塚陽士(2年)がチーム初安打を放ち、“呪縛”から解放されると、長崎大会1試合平均3.2点の打線が10安打9得点の猛攻を見せ、終わってみれば8回コールド勝利。1998年春以来、27年ぶりの白星を挙げた。
「打てそうな投手とそうでない投手が何となく分かるんです。唐津商さんの投手はちょっと打てない部類じゃないかなと思っていたのですが、うまく打線がつながってくれました」
21世紀枠の推薦校に選出
続く準々決勝では、九州大会、神宮大会覇者となる九州国際大付(福岡)に0対5で敗れるも、部活動と学業を両立させながら8強入りしたことが評価され、センバツの21世紀枠の九州地区推薦校に選出。期待と不安に胸を膨らませながら、1月30日の出場校発表を心待ちにしている。
「21世紀枠候補に選ばれたことで、冬の練習を行う子供たちのモチベーションもやはり上がりますよね。生活に張りが出たというか、僕も飽きさせないようにいろいろ工夫しながらやらせていただいています」
宗田監督は今冬、甲子園で戦えるチームを作るため、全国の指導者数人と昨春センバツ優勝校である横浜高(神奈川)のグラウンドを訪問し、練習を見学。名門校で戦う選手たちの1球に対する執念に驚かされたという。
「横浜はただ上手な選手を全国から集めて戦っているわけではなく、どこよりもチームとしての一体感や徹底力があると感じました。村田(浩明)監督は人間教育にも力を入れているし、本物に触れることができていい勉強になりました」
練習時間が短いからこそ
長崎西も短い練習時間の中で、1球にこだわりながらプレーの質を高めている。シートノックでは、マネージャーがワンプレーごとにストップウォッチでタイムを測る。内野ゴロから一塁送球は4秒以内、外野からの二塁送球は8秒以内、バックホームは7秒以内といったように、決められた時間内にプレーが完了しなければ、方々から厳しい声が飛ぶ。桑原直太郎主将(2年)は「時間が足りない分、質にこだわってやっています」と胸を張る。
「自分たちは『1を大切に』というスローガンを掲げています。1球目を大切にしたり、その1球の質にこだわってやっていこう、ということを常に言っています。昨秋は長崎の公立高でもうまくやれば九州でも戦えるというところを見せられたと思っています。まだまだ課題は多いチームですが、この冬みんなで進歩していき、もしセンバツに出場することができたら、絶対1勝して校歌を歌いたいです」
甲子園に出る、出ないだけではなく
もちろん、センバツ出場には高いハードルが待ち構えている。昨春は壱岐(長崎)が21世紀枠で出場。2001年大会から導入されて以来、2年連続で同都道府県からの選出は過去5例(島根=02年松江北、03年隠岐、徳島=10年川島、11年城南、北海道=12年女満別、13年遠軽、和歌山=14年海南、15年桐蔭、岩手=16年釜石、17年不来方)あるが、近年は地域の偏りを避ける傾向が強く、16年釜石、17年不来方の岩手を最後に例が途絶えている。また、九州国際大付が神宮大会を制したことで、九州地区が4枠から1枠増。神宮枠の5校目での出場も考えられるが、昨夏甲子園覇者の沖縄尚学や小林西(宮崎)など、ライバルは多い。
それでも宗田監督は「自分たちで目標をちゃんと作りながら、一歩ずつ歩みを進めることが大事だと思っています」と前向きに話す。
「目標設定は甲子園に出る、出ないにかかわらず、最終的に日々の生活に落とし込まないといけないという話を生徒にはしています。毎日10円玉を365日貯金することって、簡単に聞こえるかもしれませんが、続けることはかなり難しいです。それを練習に置き換えて、甲子園がなくなったからといって止めるのではなく、自分で考えて自分で判断しなさいというのが僕の指導方針です」
稲佐山の中腹にあるグラウンドにも、間もなく春が訪れる。あの日、工藤公康によって刻まれた「0」を「1」にすべく、長崎西の戦いはこれからも続く。
💢「自分の真意が伝わらなかった点は反省しています」ミスした部員に腕立て400回・ほかの部員も300回→もも上げジャンプ500回…野球部顧問の男性教師を減給1か月の懲戒処分
https://news.yahoo.co.jp/articles/6eb4bdd22124ea085eacc10b700ce5baef478b76
北海道教育委員会は1月29日、北海道帯広市の高校に勤務する53歳の男性教師は減給1か月の懲戒処分となりました。
野球部の顧問をしているこの男性教師は2023年10月、部活の練習中にミスをした部員に対し、指導の目的を伝えず、約400回腕立て伏せをさせました。ほかの部員5人にも、連帯責任として約300回腕立て伏せをさせたのに加え、もも上げジャンプを最大500回ほどさせました。部員の保護者から学校に連絡があり、発覚したということです。
男性教師は行為を認めていて、「自分の真意が伝わらなかった点は反省しています」とコメントしています。
また、道教委は無人食料品販売店でレトルト食品を計115点を盗んだとして、北海道函館市の小学校に勤める62歳の男性教師を懲戒免職処分にしたと発表しました。
道教委によりますと、男性教師は2025年4月~6月にかけて、北海道北斗市にある無人食料品販売店でレトルトのカレーやハンバーグなど計115点を盗みました。
男性教師は2025年10月、窃盗の疑いで逮捕され、その後、函館簡裁から罰金50万円の略式命令を受けたということです。
道教委の調査に対し、男性教師は「代金を多く支払った時もあるし、少ない時もある。ほとんど金はちゃんと払っている」と内容を否定。その上で「ご迷惑をかけて心苦しく思っている」と話しています。
💢部員をどう喝した高知高校の野球部コーチ、過去にも不適切指導 減給の懲戒処分
https://news.yahoo.co.jp/articles/8bebd208cf78adae41ea48006525ff407bd17b30
高校野球の部員に対し「殺すぞ!」などとどう喝した男性コーチが減給3カ月の懲戒処分となりました。
2024年10月、高知市の高知高校の寮で野球部の30代男性コーチが複数の部員に「殺すぞ!」などとどう喝しました。部員が規則を破って夜に寮を抜けだしコンビニに行ったことに激怒したということです。
2026年に入ってどう喝の様子を映した動画が拡散したことで学校はこの問題を把握。調査委員会が1月16日から1週間かけ、事実関係を調査してきました。
そして29日、男性コーチの言動がパワーハラスメントにあたり過去にも同様の不適切な指導を複数回行っていたと発表。学校は男性コーチを減給10%・3カ月の懲戒処分としました。
📝リプレー検証初体験の審判が学んだ3つの教訓 見る側も持ちたい意識
https://news.yahoo.co.jp/articles/3e10f8d37a811f38a84dd10484741a80ca3aa45b
高校野球の春夏の甲子園大会などでリプレー検証を導入する議論が進んでいる。プロ野球ではすでに定着しているが、高校野球の審判の中には不安視する声も少なくない。どう向き合えば良いのか。そのヒントになりそうな体験談を聞いた。
日本高校野球連盟と日本野球機構(NPB)の審判による「プロ・アマ合同審判研修会」が1月16日、大阪市内で開かれた。参加したプロアマの審判約60人の前で、日本高野連審判規則委員の大屋公人さんが昨年9月に沖縄であったU18ワールドカップでのジャッジを振り返った。
大屋さんは、リプレー検証が採用されたW杯で計15試合、ジャッジを担当した。大屋さんによると、リプレー検証はグラウンドに立つ4人ではなく、試合ごとに専任で置かれる1人の担当審判によって行われた。
大屋さんの判定も6回、検証の対象となった。そのうちの2回は本塁でのタッチプレーだった。一つめのケースでは、大屋さんは最初、セーフと判定した。「捕手のグラブは走者に触っていないと思った」。だが、ビデオ検証の結果、タッチが認められてアウトに変更になった。
「判定が覆ったときはどう思いましたか?」。合同研修会に参加していた森健次郎・NPB審判長から質問が飛んだ。
大屋さんは「ビデオが間違いでは、と思ってしまいました」と率直な感想を語った。「でも、後で映像を見るとしっかり捕手はタッグ(タッチ)していた」
大屋さんはこの経験を踏まえ、クロスプレーの際の立ち位置を「見直すことができた」という。
その後にあった本塁上のタッチプレーでもリプレー検証となったが、このときは大屋さんの判定通りセーフとなった。
この大会で大屋さんは初めてリプレー検証を経験した。感想を問われ、「僕はポジティブに捉えている」と語った。今回の経験を通じて大切なことを学んだという。
「ビデオに負けない判定技術を高める」
「判定が覆っても割り切る」
「ビデオに助けてもらって当たり前と思わない」
真剣な表情で聴き入っていた会場の参加者から、大きな拍手がわいた。大屋さんは会社員として働きながら、週末などの休日に高校や大学、社会人の試合で審判をしている。今年が20年目。「職場と家族の協力があって審判ができる」と話す。
インターネットで試合のリプレーが簡単に見られるようになった近年、きわどい判定に対する誹謗中傷が問題になっている。高校野球は注目度が高いとはいえ、審判に対する〝異常なたたき〟は目に余る。鍛錬を惜しまない黒衣たちが野球界を支えていることを、私たち「見る側」は当たり前だと思わないようにしたい。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f0e9fa21a2415d9f6ecf0b80405d8fc847283dce?page=1
日本高等学校野球連盟(日本高野連)は1月30日に選考委員会を開き、今春のセンバツに出場する全32校(うち21世紀枠2校)を決定する。昨秋の明治神宮大会を制した九州国際大付(福岡)や歴代最多となる通算70勝を挙げている西谷浩一監督が率いる大阪桐蔭、あるいは横浜(神奈川)と沖縄尚学という昨年の春夏王者も選出が有力視されるなか、サプライズがあるとしたら3枠ある東海地区かもしれない。
当確は昨秋の東海大会で優勝した中京大中京(愛知)と準優勝の三重。そして最後の3枠目を争うのが東海大会準決勝第1試合で三重にコールド負け(2対10)した聖隷クリストファー(静岡)と、第2試合で中京大中京に4対6で敗れた大垣日大(岐阜)だ。無論、試合内容からすれば優勝校に惜敗した大垣日大の選出が順当だが、聖隷には昨夏の甲子園を経験した高部陸という大エースにしてプロや名門大学から引く手あまたの好左腕がいる。
それにしても不可思議な因縁としか言いようがない。4年前となる2022年の1月、前年の秋季東海大会で準優勝しながら、落選したのが甲子園出場経験のなかった聖隷だった。当時の東海地区は現在より1枠少ない2枠だったが、選ばれたのは準決勝で日大三島(静岡)に敗退していた大垣日大だったのだ。
再び東海地区の最後の枠を争うことに
当時、東海地区の選考委員長を務めた鬼嶋一司氏は、成績上位の聖隷ではなく、大垣日大を選んだ理由として「個人能力の差」「投手力の差」「甲子園で勝てるチームかどうか」を挙げた。聖隷はエースをケガで欠きながらも、上村敏正監督が掲げる「頭とハートを使った野球」で東海大会を駆け上がったが、落選。甲子園出場を確信し、既に応援グッズなどの用意にも取りかかっていた聖隷の関係者を失望させただけでなく、長く高校野球を取材してきた筆者にもとても納得できる選考ではなかった。
大騒動に発展した当時、私は選考の過程に問題があったのではないかという強い疑念を抱き、鬼嶋氏をはじめとする当時の選考委員を訪ね歩いた。日本高野連の寶馨会長にも直撃取材し、選考の見直しと33校目の扉を開くという超法規的措置を求め続けた。聖隷に聖地への道が拓かれることはなかったものの、その後、激戦区の東海は3枠に増枠された。そして4年が経過した今春、再び東海地区の最後の枠を聖隷と大垣日大が争うことになったのである。
昨年の夏、聖隷は高部の奮闘もあって静岡大会を制し、春よりも先に夏の甲子園出場を決めた。決勝で静岡高校に勝利した直後、上村監督は私に対し、こう告げた。
「ようやくあなたの仕事も終わりましたね……」
あの落選以降、聖隷は静岡大会で好結果を残し続けながらも、甲子園にはあと一歩届かなかった。私は聖隷が甲子園に立つ日まで追い続けることを心に秘め、聖隷の試合に足を運び続けてきた。そんな筆者を慮った指揮官の労いの言葉であった。しかし、それは同時に、上村監督が自身に向けた言葉でもなかったか。
夏に向けて動くチーム
浜松商業や掛川西など、静岡の公立校を率いて甲子園経験のある上村監督は、落選以降、「甲子園には二度と行けないのかもしれない」という思いに駆られ、「高校野球が嫌いになった」と投げやりな言葉を発する時もあった。夏の甲子園出場を決め、あの落選のショックを受けた当時の教え子たちに報いることがようやく果たせた。上村監督にとっても、そして筆者にとっても、ようやく2022年の落選問題に終止符を打ったのである。
ところが、昨秋の東海大会を経て再びセンバツの出場枠をめぐり聖隷と大垣日大が争うことになった。選考委員会を2日後に控えた1月28日。私は強風が舞う静岡県浜松市の聖隷グラウンドを訪ねた。取材に訪れる者は他におらず、選手も、そして監督やコーチ陣も、4年前とは違ってセンバツ出場の可能性を信じる者は誰もいない。夏に向けて黙々と体幹トレーニングに励み、バットを振り込んでいた。
本当にサプライズはないのか。
昨秋の東海大会の結果だけを見れば大垣日大の優位は揺るぎない。しかし4年前、悲劇を生んだ選考理由に鬼嶋氏が挙げたのが、「個人能力」「投手力」「甲子園で勝つ力」だった。その選考基準からすれば昨夏の甲子園経験者が複数いて、高部というエースがマウンドに立つ聖隷が勝るだろう。果たして――。
📝45年前「あの200勝投手」にノーノーを喫して以来の甲子園出場なるか? 21世紀枠候補の公立進学校・長崎西高が立ち向かう「歴史的敗戦」の記憶
https://news.yahoo.co.jp/articles/c202aadb0a085a983ff7452b49a2d18f92a789b4?page=1
1981年8月13日。この日は、30年ぶりの甲子園を戦う長崎西高にとって、忘れたくても忘れられない夏の記憶となった。初戦となった2回戦で、名古屋電気(現・愛工大名電)の工藤公康が立ちはだかったのである。のちにプロ野球で224勝を挙げることになる左腕の、縦に鋭く割れるカーブは高校生離れしていた。バットは空を切り続け、終わってみれば16三振。そして、スコアボードに最後まで安打がカウントされることはなかった。
あのノーノー以来、甲子園から遠ざかる
「カーブをくりんくりん振ってくれて、それで三振を多く取れました」
工藤が試合後に残したコメントだ。大会史上18人目(金属バット採用後では初)のノーヒットノーランで0対4の完敗だった。あの夏から45年、甲子園から遠ざかってきた長崎西は、折に触れ、この「歴史的敗戦」と向き合ってきた。現チームを率いる宗田将平監督は佐世保西高の出身。長崎西のOBではないが、「やはりノーヒットノーランがどうしてもついて回ります」と胸の内を語る。「私たちが九州大会のような上位大会に出ると、マスコミの方が必ずノーヒットノーランの話をされます。昨秋の長崎大会では準優勝しましたが、チーム打率は.207と貧打でした。どうしてもノーヒットノーランが頭をよぎるんです」
あえて「ノーノーで負けたらどうする?」
47季ぶりの出場となった昨秋の九州大会。初戦は佐賀1位の唐津商と激突した。あと2勝してベスト4入りすれば、センバツ出場が当確となる。緊張するなという方が難しいかもしれない。そこで、宗田監督はあえて、「ノーヒットノーランで負けたらどうする?」と、あの敗戦を意識させる言葉を投げかけた。
「逆境を好転させるための思考の方法で、『リフレーミング』と呼ばれています。打てないと思っているチームから打たれたら、相手は相当なダメージを受けるんです。そこで選手たちには『ヒット1本打てば10倍の価値があるぞ』と続けました」
平日の練習時間はわずか90分。「考える野球」を推し進める長崎屈指の進学校は、「リフレーミング」に即反応した。初回2死から3番芦塚陽士(2年)がチーム初安打を放ち、“呪縛”から解放されると、長崎大会1試合平均3.2点の打線が10安打9得点の猛攻を見せ、終わってみれば8回コールド勝利。1998年春以来、27年ぶりの白星を挙げた。
「打てそうな投手とそうでない投手が何となく分かるんです。唐津商さんの投手はちょっと打てない部類じゃないかなと思っていたのですが、うまく打線がつながってくれました」
21世紀枠の推薦校に選出
続く準々決勝では、九州大会、神宮大会覇者となる九州国際大付(福岡)に0対5で敗れるも、部活動と学業を両立させながら8強入りしたことが評価され、センバツの21世紀枠の九州地区推薦校に選出。期待と不安に胸を膨らませながら、1月30日の出場校発表を心待ちにしている。
「21世紀枠候補に選ばれたことで、冬の練習を行う子供たちのモチベーションもやはり上がりますよね。生活に張りが出たというか、僕も飽きさせないようにいろいろ工夫しながらやらせていただいています」
宗田監督は今冬、甲子園で戦えるチームを作るため、全国の指導者数人と昨春センバツ優勝校である横浜高(神奈川)のグラウンドを訪問し、練習を見学。名門校で戦う選手たちの1球に対する執念に驚かされたという。
「横浜はただ上手な選手を全国から集めて戦っているわけではなく、どこよりもチームとしての一体感や徹底力があると感じました。村田(浩明)監督は人間教育にも力を入れているし、本物に触れることができていい勉強になりました」
練習時間が短いからこそ
長崎西も短い練習時間の中で、1球にこだわりながらプレーの質を高めている。シートノックでは、マネージャーがワンプレーごとにストップウォッチでタイムを測る。内野ゴロから一塁送球は4秒以内、外野からの二塁送球は8秒以内、バックホームは7秒以内といったように、決められた時間内にプレーが完了しなければ、方々から厳しい声が飛ぶ。桑原直太郎主将(2年)は「時間が足りない分、質にこだわってやっています」と胸を張る。
「自分たちは『1を大切に』というスローガンを掲げています。1球目を大切にしたり、その1球の質にこだわってやっていこう、ということを常に言っています。昨秋は長崎の公立高でもうまくやれば九州でも戦えるというところを見せられたと思っています。まだまだ課題は多いチームですが、この冬みんなで進歩していき、もしセンバツに出場することができたら、絶対1勝して校歌を歌いたいです」
甲子園に出る、出ないだけではなく
もちろん、センバツ出場には高いハードルが待ち構えている。昨春は壱岐(長崎)が21世紀枠で出場。2001年大会から導入されて以来、2年連続で同都道府県からの選出は過去5例(島根=02年松江北、03年隠岐、徳島=10年川島、11年城南、北海道=12年女満別、13年遠軽、和歌山=14年海南、15年桐蔭、岩手=16年釜石、17年不来方)あるが、近年は地域の偏りを避ける傾向が強く、16年釜石、17年不来方の岩手を最後に例が途絶えている。また、九州国際大付が神宮大会を制したことで、九州地区が4枠から1枠増。神宮枠の5校目での出場も考えられるが、昨夏甲子園覇者の沖縄尚学や小林西(宮崎)など、ライバルは多い。
それでも宗田監督は「自分たちで目標をちゃんと作りながら、一歩ずつ歩みを進めることが大事だと思っています」と前向きに話す。
「目標設定は甲子園に出る、出ないにかかわらず、最終的に日々の生活に落とし込まないといけないという話を生徒にはしています。毎日10円玉を365日貯金することって、簡単に聞こえるかもしれませんが、続けることはかなり難しいです。それを練習に置き換えて、甲子園がなくなったからといって止めるのではなく、自分で考えて自分で判断しなさいというのが僕の指導方針です」
稲佐山の中腹にあるグラウンドにも、間もなく春が訪れる。あの日、工藤公康によって刻まれた「0」を「1」にすべく、長崎西の戦いはこれからも続く。
💢「自分の真意が伝わらなかった点は反省しています」ミスした部員に腕立て400回・ほかの部員も300回→もも上げジャンプ500回…野球部顧問の男性教師を減給1か月の懲戒処分
https://news.yahoo.co.jp/articles/6eb4bdd22124ea085eacc10b700ce5baef478b76
北海道教育委員会は1月29日、北海道帯広市の高校に勤務する53歳の男性教師は減給1か月の懲戒処分となりました。
野球部の顧問をしているこの男性教師は2023年10月、部活の練習中にミスをした部員に対し、指導の目的を伝えず、約400回腕立て伏せをさせました。ほかの部員5人にも、連帯責任として約300回腕立て伏せをさせたのに加え、もも上げジャンプを最大500回ほどさせました。部員の保護者から学校に連絡があり、発覚したということです。
男性教師は行為を認めていて、「自分の真意が伝わらなかった点は反省しています」とコメントしています。
また、道教委は無人食料品販売店でレトルト食品を計115点を盗んだとして、北海道函館市の小学校に勤める62歳の男性教師を懲戒免職処分にしたと発表しました。
道教委によりますと、男性教師は2025年4月~6月にかけて、北海道北斗市にある無人食料品販売店でレトルトのカレーやハンバーグなど計115点を盗みました。
男性教師は2025年10月、窃盗の疑いで逮捕され、その後、函館簡裁から罰金50万円の略式命令を受けたということです。
道教委の調査に対し、男性教師は「代金を多く支払った時もあるし、少ない時もある。ほとんど金はちゃんと払っている」と内容を否定。その上で「ご迷惑をかけて心苦しく思っている」と話しています。
💢部員をどう喝した高知高校の野球部コーチ、過去にも不適切指導 減給の懲戒処分
https://news.yahoo.co.jp/articles/8bebd208cf78adae41ea48006525ff407bd17b30
高校野球の部員に対し「殺すぞ!」などとどう喝した男性コーチが減給3カ月の懲戒処分となりました。
2024年10月、高知市の高知高校の寮で野球部の30代男性コーチが複数の部員に「殺すぞ!」などとどう喝しました。部員が規則を破って夜に寮を抜けだしコンビニに行ったことに激怒したということです。
2026年に入ってどう喝の様子を映した動画が拡散したことで学校はこの問題を把握。調査委員会が1月16日から1週間かけ、事実関係を調査してきました。
そして29日、男性コーチの言動がパワーハラスメントにあたり過去にも同様の不適切な指導を複数回行っていたと発表。学校は男性コーチを減給10%・3カ月の懲戒処分としました。
📝リプレー検証初体験の審判が学んだ3つの教訓 見る側も持ちたい意識
https://news.yahoo.co.jp/articles/3e10f8d37a811f38a84dd10484741a80ca3aa45b
高校野球の春夏の甲子園大会などでリプレー検証を導入する議論が進んでいる。プロ野球ではすでに定着しているが、高校野球の審判の中には不安視する声も少なくない。どう向き合えば良いのか。そのヒントになりそうな体験談を聞いた。
日本高校野球連盟と日本野球機構(NPB)の審判による「プロ・アマ合同審判研修会」が1月16日、大阪市内で開かれた。参加したプロアマの審判約60人の前で、日本高野連審判規則委員の大屋公人さんが昨年9月に沖縄であったU18ワールドカップでのジャッジを振り返った。
大屋さんは、リプレー検証が採用されたW杯で計15試合、ジャッジを担当した。大屋さんによると、リプレー検証はグラウンドに立つ4人ではなく、試合ごとに専任で置かれる1人の担当審判によって行われた。
大屋さんの判定も6回、検証の対象となった。そのうちの2回は本塁でのタッチプレーだった。一つめのケースでは、大屋さんは最初、セーフと判定した。「捕手のグラブは走者に触っていないと思った」。だが、ビデオ検証の結果、タッチが認められてアウトに変更になった。
「判定が覆ったときはどう思いましたか?」。合同研修会に参加していた森健次郎・NPB審判長から質問が飛んだ。
大屋さんは「ビデオが間違いでは、と思ってしまいました」と率直な感想を語った。「でも、後で映像を見るとしっかり捕手はタッグ(タッチ)していた」
大屋さんはこの経験を踏まえ、クロスプレーの際の立ち位置を「見直すことができた」という。
その後にあった本塁上のタッチプレーでもリプレー検証となったが、このときは大屋さんの判定通りセーフとなった。
この大会で大屋さんは初めてリプレー検証を経験した。感想を問われ、「僕はポジティブに捉えている」と語った。今回の経験を通じて大切なことを学んだという。
「ビデオに負けない判定技術を高める」
「判定が覆っても割り切る」
「ビデオに助けてもらって当たり前と思わない」
真剣な表情で聴き入っていた会場の参加者から、大きな拍手がわいた。大屋さんは会社員として働きながら、週末などの休日に高校や大学、社会人の試合で審判をしている。今年が20年目。「職場と家族の協力があって審判ができる」と話す。
インターネットで試合のリプレーが簡単に見られるようになった近年、きわどい判定に対する誹謗中傷が問題になっている。高校野球は注目度が高いとはいえ、審判に対する〝異常なたたき〟は目に余る。鍛錬を惜しまない黒衣たちが野球界を支えていることを、私たち「見る側」は当たり前だと思わないようにしたい。