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💢大阪桐蔭・西谷浩一監督も“加盟校アンケート70%”も反対「高校野球7イニング制」だが…日本高野連は「じつは前段階で舵を切っていた」
https://news.yahoo.co.jp/articles/cefc21cd2f107a74b3d6e3f86727cf9f42d3b5aa
高校野球で大きな議論となっている「7イニング制」。日本高野連が実施したアンケートや各識者の意見とともに、導入へ動く背景について考察する。
日本高野連で7回制への移行の議論があり、アンケートを実施したことについては、以前に紹介した。その結果が先日発表された。傾向とともに見ていこう。
アンケートで加盟校70%、大阪桐蔭監督も反対と
◆調査会社による登録モニター向けの調査(6月16、17日、回答者数2472)
賛成…35.9% 反対…25.0%
女性は各年代で賛成が多く、男性は10〜30代の4割が賛成。理由は「試合時間が短くなり、選手の熱中症予防の効果が見込める」が最多。男性は40〜60代の反対が多く、高校野球に関心がある層、野球経験がある層は反対がやや多かった。理由は「終盤の勝負の醍醐味がなくなるから」が最多。
◆加盟校対象のアンケート(6月27日〜8月8日、回答校数2643)
賛成…20.8% 反対…70.1%
部員数が0〜20人の学校は賛成が28.2%。軟式野球部は賛成が32.4%。理由は「試合時間が短くなり、選手の熱中症予防の効果が見込めるから」が最多。一方で部員数が増えるほど反対が増え、61〜80人の学校では91.1%が反対だった。理由は「打席数や投手の投球数が減り、プレー機会が減ってしまうから」が最も多かった。
◆日本高野連のウェブサイト(期間6月30日〜7月11日、回答者数8953)
賛成…768 反対…7923
アンケートは「登録モニター」「日本高野連加盟校」「ウェブサイト経由の一般ファン」に対して行われた。その中で7回制導入に対しては、登録モニターは辛うじて賛成票が上回ったものの、加盟校で7割、ウェブサイトでは9割が反対に回った。さらに2026年初頭には大阪桐蔭・西谷浩一監督が7回制に反対の意向を示した報道が話題となった。
アンケート実施を意図した“6項目”とは
そもそも、日本高野連がアンケートを実施した意図とは何だったのか。日本高野連は以下の6項目を挙げている。
(1)加盟校間で部員数の差が顕著になり部員不足による連合チームも増加している中、高校野球の今後、10年、20年後の更なる発展を見据えて今何に取り組まなければならないかを考える必要がある。
(2)全国大会ならびに都道府県大会を今後どのようにして運営していくのかを考えていかなければならない。
(3)日本学生野球憲章ならびにスポーツ基本法を念頭にして、成長期である部員が、安全に安心して野球に取り組むための対策を講じていく必要がある。
(4)社会全体で夏季の熱中症リスクが叫ばれる中、夏季に大会を開催することが高校野球関係者以外からどのように映るのかを認識、自覚する必要がある。
(5)普段の練習や公式戦開催に伴い、選手・部員・応援生徒・指導者・審判員・観客などの方々に重大事故が発生してから、あるいは国や自治体からの指示を受けてから議論をスタートするのではなく、高校野球関係者が自主自律の姿勢で議論していかなければならない。
(6)今後も国内の人口減少が見込まれ、更なる気候変動が予想され、暑さもより厳しくなると見込まれる中で「何も対策を講じない」ままでよいのかという危機感を持つべきである。
(7)7イニング制を考察するうえでは、熱中症対策は重要なテーマだが、数ある課題の一つである。一方で、熱中症対策は差し迫った喫緊の課題である。
アンケート以前の段階で7回制移行へと
端的に言うなら「野球部員減少」「大会運営」「選手、観客の健康面」「気候変動」の4つの観点から、7回制を議論しようとしている。
しかし日本高野連はアンケート以前の段階で、すでに「7回制移行」へとはっきり舵を切っていた――。
💢“高校野球7回制に否定的報道”桑田真澄コメントには続きが「そういう改善策を」酷暑だけでなく…世界的潮流に潜む“投手の故障リスク問題”とは
https://news.yahoo.co.jp/articles/eaf79abedbd9d05cea5a149a0f3f313760ede67d
日本高野連は2025年3月、例年9〜10月に行われる国民スポーツ大会の「高校野球競技」を7回制で行うことを発表していた。
日本高野連の事務局長が昨夏に語ったこと
第1回で触れた7回制アンケートの企画意図で「部員数の差が顕著になる中での部員不足」「部員・応援生徒・指導者・審判員・観客など夏季の熱中症対策」「人口減少」などが挙げられている点を見ても、事態は極めて深刻で、緊急性があることがわかる。昨夏、筆者は日本高野連で井本亘事務局長に話を聞いた。井本氏の言葉をまとめると……。
・7回制移行は極めて大きな改革で、高野連だけで決めて良いのか、という話が出た
・慎重論もあったが、この際意見を聞いてみようとなった
・高校野球に興味のある人だけでなく興味のない人の考えも聞こう
・一般の人から反対論が多数出てくることも予想されるが、その声も受け止める
とのことだった。つまり7回制移行は喫緊の課題ではあるが、高校野球が国民的なスポーツであることを勘案して、決める前に「より多くの声を聞こう」としたわけだ。
日本高野連は調査開始に向けて複数の調査会社に相談し、「加盟校」「登録モニター」と「ウェブサイト」の三本立てにした。「登録モニター」「ウェブサイト」は、いわゆるクロスチェック、また「記名(登録モニター)と匿名」の回答者へのダブルチェックの意味合いを持つ。その結果として、登録モニターとして答えた人は比較的多くの人が7回制移行に対して理解を示した一方で、ウェブサイトは圧倒的な人が反対したのは第1回で触れた通りだ。
登録モニターの多くは「7回制」の背景説明をしっかり読み込んで回答したと考えられる。対照的に「昭和の高校野球」のコアなファン層である40〜60代は反対する人が多かった。登録モニターに比べれば、説明を十分に理解せずに回答した人がいた可能性がある。「Yahoo! ニュース」のコメント欄でも、見出しを見て反応したとみられるコメントが散見されるが、こうした点も勘案すれば、2つのアンケートを実施したのは意味がある。
なぜ7回制導入なのか…1つは酷暑と試合時間
あらためて――なぜ「7回制導入」が必要なのか?
猛暑の夏季に試合をする際には、昼間の時間帯を避けて午前と夕方の「二部制」にする必要があり、夏の甲子園では大会序盤に実施されている。その際に「9回制」では、試合消化が厳しい。酷暑になって以降「クーリングタイム」が設けられたり、水分摂取の時間を取るようになり、試合時間は長くなる傾向にある。従来は2時間で済んだ試合時間が、2時間半に近付いており、その点が「9回制から7回制への変更」の理由づけとなる。
9〜10月に滋賀県で行われた国民スポーツ大会で、7回制の試合を観た。打撃戦が多く7回でも2時間に近付く試合が多かったが、攻守交代などに十分な時間が取れ、ゆとりを感じさせた。
世界的な潮流となった背景に“投手の障害リスク”
7回制にはもう一つ、世界的な潮流もある。日本高野連の見解にはなかったが、高校生レベルではアメリカ、韓国、台湾、カナダなどがここ5年ほどのうちに、7回制に移行している。この世代の世界大会であるWBSC U-18ワールドカップも2022年から7回制になった。「DH制」「タイブレーク」と同様に「時短」「分業」へと舵を切っているのだ。なお日本では中学以下の野球はすべて7回制かそれ以下になっている。7回制が必要な背景とは何なのか。それは「投手の障害リスク増大」の問題がある。
2024年12月に東北福祉大で行われた「日本野球学会」のシンポジウム「投球障害予防—現場発の最新知見」では、中部大学の宮下浩二教授(スポーツ外傷・障害, バイオメカニクス)らが、投手の球速(投球強度)上昇と変化球多用によって、肩ひじへの負荷は大きくなり、故障のリスクが高まっていると発表した。つまり、高校生世代でも球数制限だけでなくイニング削減で肩ひじを守る必要性が高まっている。
筆者は2024年から高校野球指導者に会うたびに、7回制について意見を求めてきた。数十人に聞いたが、公立高校の監督は「うちは選手が少ないから助かる」という意見が多かった。これに対して私学は「選手の出場機会が減る」「完投する投手が増えるので、エースの負担が重くなる恐れも」などの意見が出た。
一方で「加盟校」に対するアンケートでは、ほとんどの回答者が「7回制が導入されたら、自分の学校はどうなるか」という視点で回答している印象だった。
桑田真澄が語った“否定的意見”とは
興味深かったのは、巨人二軍監督を退任したPL学園OB・桑田真澄氏の言葉である。2025年12月、桑田氏はジャイアンツタウンスタジアムで行われた「デジタル野球教室」に参加し、囲み取材に応じた。そこで筆者は「高校野球の7回制についてどう思うか?」と聞くと、桑田氏は「野球は9回だから面白いと思うんですよね」と述べた。否定的な意見として報じる記事もあったが――桑田氏はこのように続けている。
「9回制を続けるためには試合をする時間帯が問題になりますが、野球界が1つになって、1カ月間、甲子園球場を貸してあげてもいいじゃないですか。同時に、野球界みんなが応援してサポートしてあげればいい。
その間『阪神は試合できないじゃないか』と思うかもしれませんが、神宮球場では昼に大学が試合をして、夜はヤクルトがやっているじゃないですか。できないことないんですよね。だから時代と共に、そういう改善策をどんどん出すべきだと思うんです」
SNSで一層激しい賛否が沸き起こるだろうが
日本高野連にとって、今回のアンケート結果は厳しいものとなった。今後もSNSを中心に一層激しい賛否が沸き起こることが予想されるが、野球ファンに対して「7回制導入」の意義をしっかり説明し、シンポジウムなども開いて根気よく説得していく段階にあるだろう。
「夏季大会廃止」「ドーム球場での大会開催」などの議論もある中で、まずは「7回制」に向けて野球界、ファンの意見を集約してほしい。
☟PL学園が学校存続危機…桑田OB会長が言及「野球部復活以前に学校存続が大きな岐路」
https://news.yahoo.co.jp/articles/147b11f09cf8f178cda9da62c212813f4b377ba0
PL学園(大阪)野球部OBの懇親会が11日、大阪市内のホテルで開かれた。高校野球の甲子園大会で春夏通算7度の優勝を誇る名門で、片岡篤史、宮本慎也の両氏ら88人が出席した。
会の冒頭で桑田真澄OB会長(オイシックスCBO)があいさつ。同校の生徒数は中学34人、高校39人であることを明かし、「我々の願いである野球部復活以前にPL学園の学校存続自体が非常に大きな岐路に立っています。大変残念ですが、この現状をしっかりと受け止めないといけないと思っています」と報告した。
母体であるPL教団では20年12月に死去した3代目教主(おしえおや)の後継者が不在で、同校はPL教信者の家族やゆかりのある生徒しか入学できない状況が続いている。桑田会長は、昨年の懇親会で「生徒を増やす方法がない。(後継者を)そろそろお願いしたいが、見守ることしかできない」と進展しない現状を明かしていた。
同部は17年3月に大阪府高野連を脱退。23年に1年生1人が入部したことで活動を再開したものの厳しい現状は変わらず、「どんなに大変な状況であっても、一つだけ変わらないことがあります。それは我々PL学園OB同士の絆だと思います。野球部で過ごした時代は違っても、PL学園で一緒に戦ってきた仲間、そしてこのOB同士がつながりを続ける限り、PL学園野球部の伝統は必ず生き続けると思います」と言葉に力をこめた。
以下は、桑田会長のあいさつ全文。
「みなさん新年明けましておめでとうございます。お忙しい中、お集まりいただき本当にありがとうございます。PL学園の現状はこれまでもお伝えしていた通り、大変厳しい状況が続いています。中学生34人、高校生が39人。6学年合わせても73人で、今日の懇親会に参加させていただいた皆さんよりも少ない人数なんですよね。ですから我々の願いである野球部復活以前にPL学園の学校存続自体が非常に大きな岐路に立っています。大変残念ですが、この現状をしっかりと受け止めないといけないと思っています。
どんなに大変な状況であっても、一つだけ変わらないことがあります。それは我々PL学園OB同士の絆だと思います。野球部で過ごした時代は違っても、PL学園で一緒に戦ってきた仲間、そしてこのOB同士が繋がりを続ける限り、PL学園野球部の伝統は必ず生き続けると思います。懇親会は年に1度ですが、昔話、仕事の話をしたり、時には家族の話をしたり楽しい時間を過ごしていちだきたいと思います。本日はたくさんお集まりいただきまして、本当にありがとうございます」
☝桑田真澄氏 高校野球のDH制&7回制に改めて反対「大谷君のような選手を」自身は“三刀流”宣言も
https://news.yahoo.co.jp/articles/898cfdc3eb08024d7c9c6a728ec5c9d91e1abd51
甲子園で春夏通算7度の優勝を誇るPL学園硬式野球部のOB懇親会が11日、大阪市内のホテルで開催され、桑田真澄OB会長(57)が出席。懇親会後の取材では今春の選抜大会から導入されるDHと、高校野球で導入が議論されている7イニング制について改めて持論を述べた。
DH制については「僕個人的には反対ですね」ときっぱり。「(投手が)打席立つことによっていろいろ感じることもあるわけで。ピッチャーもここに投げられて、次ここにいくと手が出てしまうんだなという気づきにもつながっていく」と話した。続けて、「無責任な投球ができなくなる。自分が打席に立たないので当てといてもいいなってなるじゃないですか。そういった意味でも、打席になった方がいいと思う」と説明した。
7イニング制についても「野球も9回がいいと思っています。9回だからこそ面白みがあると思いますし」と反対。ただ、「試合時間短縮する方向に今来ているので」と時代の流れは理解し、「他にもっと方法があると思う」と提言。例にストライクゾーンを挙げ、「アウトとストライクはどんどん試合が進みます。高校野球はなぜ早いかというと、ストライクゾーンが広いからですよ。全部広くする必要はなくて、外と低めは投手有利、高めと内は打者有利とか」と意見を述べた。
“大谷2世”の誕生も願っての意見だ。「大谷くんがいるじゃないですか。投げて打って。そういう選手を輩出するためにも、投手としてもバッターとしても育ってもらいたい」と力を込めた。
来年5月に開催される『ワールドマスターズゲーム2027関西』への出場も表明した。ワールドマスターズゲームとは原則4年に1度開催されるマスターズ世代の世界大会。「打って投げて守ります。三刀流でいきます」と宣言した。
☟報徳学園野球部にあった珍ルールとは!?楽天西垣雅矢と広島小園海斗が証言「とりあえずダメ」
https://news.yahoo.co.jp/articles/115b31fb7c6a5c771a9caa7aa51c821b38efd08c
楽天西垣雅矢投手(26)と広島小園海斗内野手(25)が11日、読売テレビ・日本テレビ系の「大和地所スペシャル 超プロ野球 ULTRA」に出演。高校時代に存在した驚きのルールを明かした。
番組内では「高校時代の野球部 珍ルール」と題したトークが繰り広げられた。報徳学園(兵庫)出身の西垣と小園は、野球部の1年生は学食の使用が禁止だったことを暴露。西垣が「なんでかはちょっと分からないんですけど、とりあえずダメだった」と話せば、小園も「学食、自販機(で飲み物を買うの)もダメだった」と語った。
西垣は「サッカー部だったりに(買ってきてもらって)」と当時を振り返り「(そのルールは)今はないみたい」と話した。
☟天理高校野球部にあった珍ルール!?達孝太「1年生の時はもう…キャベツみそ汁みたいな」と暴露
https://news.yahoo.co.jp/articles/bdb8a1bec051c2c91063793f175083d19d8fcfe1
天理(奈良)出身の森浦と達は、野球部の一風変わったルールを暴露。森浦は食事の際に飲み物のおかわりが禁止だったことを紹介し「(当時)飲み物は一杯まで。ご飯はおかわりしていいんですけど」と話した。
達は1年生はサラダにドレッシングをかけることが禁止だったことを打ち明け「1年生の時はもうそのまま食べるか、本当にみそ汁の中にサラダ入れて。キャベツみそ汁みたいな」と当時を振り返った。帰省した時はどうしていたか問われると「(ドレッシングを)たっぷりかけてました」と笑みを浮かべた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/cefc21cd2f107a74b3d6e3f86727cf9f42d3b5aa
高校野球で大きな議論となっている「7イニング制」。日本高野連が実施したアンケートや各識者の意見とともに、導入へ動く背景について考察する。
日本高野連で7回制への移行の議論があり、アンケートを実施したことについては、以前に紹介した。その結果が先日発表された。傾向とともに見ていこう。
アンケートで加盟校70%、大阪桐蔭監督も反対と
◆調査会社による登録モニター向けの調査(6月16、17日、回答者数2472)
賛成…35.9% 反対…25.0%
女性は各年代で賛成が多く、男性は10〜30代の4割が賛成。理由は「試合時間が短くなり、選手の熱中症予防の効果が見込める」が最多。男性は40〜60代の反対が多く、高校野球に関心がある層、野球経験がある層は反対がやや多かった。理由は「終盤の勝負の醍醐味がなくなるから」が最多。
◆加盟校対象のアンケート(6月27日〜8月8日、回答校数2643)
賛成…20.8% 反対…70.1%
部員数が0〜20人の学校は賛成が28.2%。軟式野球部は賛成が32.4%。理由は「試合時間が短くなり、選手の熱中症予防の効果が見込めるから」が最多。一方で部員数が増えるほど反対が増え、61〜80人の学校では91.1%が反対だった。理由は「打席数や投手の投球数が減り、プレー機会が減ってしまうから」が最も多かった。
◆日本高野連のウェブサイト(期間6月30日〜7月11日、回答者数8953)
賛成…768 反対…7923
アンケートは「登録モニター」「日本高野連加盟校」「ウェブサイト経由の一般ファン」に対して行われた。その中で7回制導入に対しては、登録モニターは辛うじて賛成票が上回ったものの、加盟校で7割、ウェブサイトでは9割が反対に回った。さらに2026年初頭には大阪桐蔭・西谷浩一監督が7回制に反対の意向を示した報道が話題となった。
アンケート実施を意図した“6項目”とは
そもそも、日本高野連がアンケートを実施した意図とは何だったのか。日本高野連は以下の6項目を挙げている。
(1)加盟校間で部員数の差が顕著になり部員不足による連合チームも増加している中、高校野球の今後、10年、20年後の更なる発展を見据えて今何に取り組まなければならないかを考える必要がある。
(2)全国大会ならびに都道府県大会を今後どのようにして運営していくのかを考えていかなければならない。
(3)日本学生野球憲章ならびにスポーツ基本法を念頭にして、成長期である部員が、安全に安心して野球に取り組むための対策を講じていく必要がある。
(4)社会全体で夏季の熱中症リスクが叫ばれる中、夏季に大会を開催することが高校野球関係者以外からどのように映るのかを認識、自覚する必要がある。
(5)普段の練習や公式戦開催に伴い、選手・部員・応援生徒・指導者・審判員・観客などの方々に重大事故が発生してから、あるいは国や自治体からの指示を受けてから議論をスタートするのではなく、高校野球関係者が自主自律の姿勢で議論していかなければならない。
(6)今後も国内の人口減少が見込まれ、更なる気候変動が予想され、暑さもより厳しくなると見込まれる中で「何も対策を講じない」ままでよいのかという危機感を持つべきである。
(7)7イニング制を考察するうえでは、熱中症対策は重要なテーマだが、数ある課題の一つである。一方で、熱中症対策は差し迫った喫緊の課題である。
アンケート以前の段階で7回制移行へと
端的に言うなら「野球部員減少」「大会運営」「選手、観客の健康面」「気候変動」の4つの観点から、7回制を議論しようとしている。
しかし日本高野連はアンケート以前の段階で、すでに「7回制移行」へとはっきり舵を切っていた――。
💢“高校野球7回制に否定的報道”桑田真澄コメントには続きが「そういう改善策を」酷暑だけでなく…世界的潮流に潜む“投手の故障リスク問題”とは
https://news.yahoo.co.jp/articles/eaf79abedbd9d05cea5a149a0f3f313760ede67d
日本高野連は2025年3月、例年9〜10月に行われる国民スポーツ大会の「高校野球競技」を7回制で行うことを発表していた。
日本高野連の事務局長が昨夏に語ったこと
第1回で触れた7回制アンケートの企画意図で「部員数の差が顕著になる中での部員不足」「部員・応援生徒・指導者・審判員・観客など夏季の熱中症対策」「人口減少」などが挙げられている点を見ても、事態は極めて深刻で、緊急性があることがわかる。昨夏、筆者は日本高野連で井本亘事務局長に話を聞いた。井本氏の言葉をまとめると……。
・7回制移行は極めて大きな改革で、高野連だけで決めて良いのか、という話が出た
・慎重論もあったが、この際意見を聞いてみようとなった
・高校野球に興味のある人だけでなく興味のない人の考えも聞こう
・一般の人から反対論が多数出てくることも予想されるが、その声も受け止める
とのことだった。つまり7回制移行は喫緊の課題ではあるが、高校野球が国民的なスポーツであることを勘案して、決める前に「より多くの声を聞こう」としたわけだ。
日本高野連は調査開始に向けて複数の調査会社に相談し、「加盟校」「登録モニター」と「ウェブサイト」の三本立てにした。「登録モニター」「ウェブサイト」は、いわゆるクロスチェック、また「記名(登録モニター)と匿名」の回答者へのダブルチェックの意味合いを持つ。その結果として、登録モニターとして答えた人は比較的多くの人が7回制移行に対して理解を示した一方で、ウェブサイトは圧倒的な人が反対したのは第1回で触れた通りだ。
登録モニターの多くは「7回制」の背景説明をしっかり読み込んで回答したと考えられる。対照的に「昭和の高校野球」のコアなファン層である40〜60代は反対する人が多かった。登録モニターに比べれば、説明を十分に理解せずに回答した人がいた可能性がある。「Yahoo! ニュース」のコメント欄でも、見出しを見て反応したとみられるコメントが散見されるが、こうした点も勘案すれば、2つのアンケートを実施したのは意味がある。
なぜ7回制導入なのか…1つは酷暑と試合時間
あらためて――なぜ「7回制導入」が必要なのか?
猛暑の夏季に試合をする際には、昼間の時間帯を避けて午前と夕方の「二部制」にする必要があり、夏の甲子園では大会序盤に実施されている。その際に「9回制」では、試合消化が厳しい。酷暑になって以降「クーリングタイム」が設けられたり、水分摂取の時間を取るようになり、試合時間は長くなる傾向にある。従来は2時間で済んだ試合時間が、2時間半に近付いており、その点が「9回制から7回制への変更」の理由づけとなる。
9〜10月に滋賀県で行われた国民スポーツ大会で、7回制の試合を観た。打撃戦が多く7回でも2時間に近付く試合が多かったが、攻守交代などに十分な時間が取れ、ゆとりを感じさせた。
世界的な潮流となった背景に“投手の障害リスク”
7回制にはもう一つ、世界的な潮流もある。日本高野連の見解にはなかったが、高校生レベルではアメリカ、韓国、台湾、カナダなどがここ5年ほどのうちに、7回制に移行している。この世代の世界大会であるWBSC U-18ワールドカップも2022年から7回制になった。「DH制」「タイブレーク」と同様に「時短」「分業」へと舵を切っているのだ。なお日本では中学以下の野球はすべて7回制かそれ以下になっている。7回制が必要な背景とは何なのか。それは「投手の障害リスク増大」の問題がある。
2024年12月に東北福祉大で行われた「日本野球学会」のシンポジウム「投球障害予防—現場発の最新知見」では、中部大学の宮下浩二教授(スポーツ外傷・障害, バイオメカニクス)らが、投手の球速(投球強度)上昇と変化球多用によって、肩ひじへの負荷は大きくなり、故障のリスクが高まっていると発表した。つまり、高校生世代でも球数制限だけでなくイニング削減で肩ひじを守る必要性が高まっている。
筆者は2024年から高校野球指導者に会うたびに、7回制について意見を求めてきた。数十人に聞いたが、公立高校の監督は「うちは選手が少ないから助かる」という意見が多かった。これに対して私学は「選手の出場機会が減る」「完投する投手が増えるので、エースの負担が重くなる恐れも」などの意見が出た。
一方で「加盟校」に対するアンケートでは、ほとんどの回答者が「7回制が導入されたら、自分の学校はどうなるか」という視点で回答している印象だった。
桑田真澄が語った“否定的意見”とは
興味深かったのは、巨人二軍監督を退任したPL学園OB・桑田真澄氏の言葉である。2025年12月、桑田氏はジャイアンツタウンスタジアムで行われた「デジタル野球教室」に参加し、囲み取材に応じた。そこで筆者は「高校野球の7回制についてどう思うか?」と聞くと、桑田氏は「野球は9回だから面白いと思うんですよね」と述べた。否定的な意見として報じる記事もあったが――桑田氏はこのように続けている。
「9回制を続けるためには試合をする時間帯が問題になりますが、野球界が1つになって、1カ月間、甲子園球場を貸してあげてもいいじゃないですか。同時に、野球界みんなが応援してサポートしてあげればいい。
その間『阪神は試合できないじゃないか』と思うかもしれませんが、神宮球場では昼に大学が試合をして、夜はヤクルトがやっているじゃないですか。できないことないんですよね。だから時代と共に、そういう改善策をどんどん出すべきだと思うんです」
SNSで一層激しい賛否が沸き起こるだろうが
日本高野連にとって、今回のアンケート結果は厳しいものとなった。今後もSNSを中心に一層激しい賛否が沸き起こることが予想されるが、野球ファンに対して「7回制導入」の意義をしっかり説明し、シンポジウムなども開いて根気よく説得していく段階にあるだろう。
「夏季大会廃止」「ドーム球場での大会開催」などの議論もある中で、まずは「7回制」に向けて野球界、ファンの意見を集約してほしい。
☟PL学園が学校存続危機…桑田OB会長が言及「野球部復活以前に学校存続が大きな岐路」
https://news.yahoo.co.jp/articles/147b11f09cf8f178cda9da62c212813f4b377ba0
PL学園(大阪)野球部OBの懇親会が11日、大阪市内のホテルで開かれた。高校野球の甲子園大会で春夏通算7度の優勝を誇る名門で、片岡篤史、宮本慎也の両氏ら88人が出席した。
会の冒頭で桑田真澄OB会長(オイシックスCBO)があいさつ。同校の生徒数は中学34人、高校39人であることを明かし、「我々の願いである野球部復活以前にPL学園の学校存続自体が非常に大きな岐路に立っています。大変残念ですが、この現状をしっかりと受け止めないといけないと思っています」と報告した。
母体であるPL教団では20年12月に死去した3代目教主(おしえおや)の後継者が不在で、同校はPL教信者の家族やゆかりのある生徒しか入学できない状況が続いている。桑田会長は、昨年の懇親会で「生徒を増やす方法がない。(後継者を)そろそろお願いしたいが、見守ることしかできない」と進展しない現状を明かしていた。
同部は17年3月に大阪府高野連を脱退。23年に1年生1人が入部したことで活動を再開したものの厳しい現状は変わらず、「どんなに大変な状況であっても、一つだけ変わらないことがあります。それは我々PL学園OB同士の絆だと思います。野球部で過ごした時代は違っても、PL学園で一緒に戦ってきた仲間、そしてこのOB同士がつながりを続ける限り、PL学園野球部の伝統は必ず生き続けると思います」と言葉に力をこめた。
以下は、桑田会長のあいさつ全文。
「みなさん新年明けましておめでとうございます。お忙しい中、お集まりいただき本当にありがとうございます。PL学園の現状はこれまでもお伝えしていた通り、大変厳しい状況が続いています。中学生34人、高校生が39人。6学年合わせても73人で、今日の懇親会に参加させていただいた皆さんよりも少ない人数なんですよね。ですから我々の願いである野球部復活以前にPL学園の学校存続自体が非常に大きな岐路に立っています。大変残念ですが、この現状をしっかりと受け止めないといけないと思っています。
どんなに大変な状況であっても、一つだけ変わらないことがあります。それは我々PL学園OB同士の絆だと思います。野球部で過ごした時代は違っても、PL学園で一緒に戦ってきた仲間、そしてこのOB同士が繋がりを続ける限り、PL学園野球部の伝統は必ず生き続けると思います。懇親会は年に1度ですが、昔話、仕事の話をしたり、時には家族の話をしたり楽しい時間を過ごしていちだきたいと思います。本日はたくさんお集まりいただきまして、本当にありがとうございます」
☝桑田真澄氏 高校野球のDH制&7回制に改めて反対「大谷君のような選手を」自身は“三刀流”宣言も
https://news.yahoo.co.jp/articles/898cfdc3eb08024d7c9c6a728ec5c9d91e1abd51
甲子園で春夏通算7度の優勝を誇るPL学園硬式野球部のOB懇親会が11日、大阪市内のホテルで開催され、桑田真澄OB会長(57)が出席。懇親会後の取材では今春の選抜大会から導入されるDHと、高校野球で導入が議論されている7イニング制について改めて持論を述べた。
DH制については「僕個人的には反対ですね」ときっぱり。「(投手が)打席立つことによっていろいろ感じることもあるわけで。ピッチャーもここに投げられて、次ここにいくと手が出てしまうんだなという気づきにもつながっていく」と話した。続けて、「無責任な投球ができなくなる。自分が打席に立たないので当てといてもいいなってなるじゃないですか。そういった意味でも、打席になった方がいいと思う」と説明した。
7イニング制についても「野球も9回がいいと思っています。9回だからこそ面白みがあると思いますし」と反対。ただ、「試合時間短縮する方向に今来ているので」と時代の流れは理解し、「他にもっと方法があると思う」と提言。例にストライクゾーンを挙げ、「アウトとストライクはどんどん試合が進みます。高校野球はなぜ早いかというと、ストライクゾーンが広いからですよ。全部広くする必要はなくて、外と低めは投手有利、高めと内は打者有利とか」と意見を述べた。
“大谷2世”の誕生も願っての意見だ。「大谷くんがいるじゃないですか。投げて打って。そういう選手を輩出するためにも、投手としてもバッターとしても育ってもらいたい」と力を込めた。
来年5月に開催される『ワールドマスターズゲーム2027関西』への出場も表明した。ワールドマスターズゲームとは原則4年に1度開催されるマスターズ世代の世界大会。「打って投げて守ります。三刀流でいきます」と宣言した。
☟報徳学園野球部にあった珍ルールとは!?楽天西垣雅矢と広島小園海斗が証言「とりあえずダメ」
https://news.yahoo.co.jp/articles/115b31fb7c6a5c771a9caa7aa51c821b38efd08c
楽天西垣雅矢投手(26)と広島小園海斗内野手(25)が11日、読売テレビ・日本テレビ系の「大和地所スペシャル 超プロ野球 ULTRA」に出演。高校時代に存在した驚きのルールを明かした。
番組内では「高校時代の野球部 珍ルール」と題したトークが繰り広げられた。報徳学園(兵庫)出身の西垣と小園は、野球部の1年生は学食の使用が禁止だったことを暴露。西垣が「なんでかはちょっと分からないんですけど、とりあえずダメだった」と話せば、小園も「学食、自販機(で飲み物を買うの)もダメだった」と語った。
西垣は「サッカー部だったりに(買ってきてもらって)」と当時を振り返り「(そのルールは)今はないみたい」と話した。
☟天理高校野球部にあった珍ルール!?達孝太「1年生の時はもう…キャベツみそ汁みたいな」と暴露
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天理(奈良)出身の森浦と達は、野球部の一風変わったルールを暴露。森浦は食事の際に飲み物のおかわりが禁止だったことを紹介し「(当時)飲み物は一杯まで。ご飯はおかわりしていいんですけど」と話した。
達は1年生はサラダにドレッシングをかけることが禁止だったことを打ち明け「1年生の時はもうそのまま食べるか、本当にみそ汁の中にサラダ入れて。キャベツみそ汁みたいな」と当時を振り返った。帰省した時はどうしていたか問われると「(ドレッシングを)たっぷりかけてました」と笑みを浮かべた。