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📝「丸刈りに戻しました。批判されるかもですが」甲子園優勝→母校監督になった36歳が“上下関係は必要派”なワケ「ただ寮生活はユルいです」
https://news.yahoo.co.jp/articles/44e33504bcd492b90b479e928debcca8cdf0745f?page=1

2025年の高校野球は選手の外見、野球部寮の在り方について注目が集まった。その中で甲子園優勝経験校は実際にどのように運用しているのだろうか。

「エンジョイ」「自主性」が甲子園で躍動する中で
 
高校野球は今、変革期に入っている。かつては理由や根拠を問う余地などなく、“常識”とされていた慣習やルールが次々と見直されている。
投手の球数制限や熱中症対策、白のスパイク使用や甲子園での女子部員のノック参加など、新たな取り組みが毎年のように導入されている。

指導者と選手の関係性や、先輩と後輩の距離感も時代とともに変化してきた。“指導”と称した暴力や暴言は言語道断だが、理不尽な上下関係や規則を貫く高校は減っている印象を受ける。「エンジョイ」、「ノーサイン」、「自主性」といった方針を掲げるチームが甲子園でも躍動している。
ただ、何でも選手の希望通りにすれば、チームの秩序や一体感は乱れる。「ルール」と「自由」。相反するように見える2つをどのくらいの割合にしてバランスを取るのか。チームづくりを担う監督は試行錯誤する。

静岡県の高校野球界をけん引する常葉大菊川の石岡諒哉監督(36歳)も、正解を探している。石岡監督は高校3年生だった2007年の春、常葉菊川(現:常葉大菊川)の正捕手としてセンバツで優勝した。社会人野球の名門・ENEOSと新日鉄住金東海REX(現:日本製鉄東海REX)でプレーし、現役引退後は指導者の道に進んだ。2020年から母校の監督を務め、2023年と2025年にチームをセンバツへ導いている。

「今までに教わってきたことが指導のベースとなり、新たに色々と勉強しています。どんな指導がベストなのか、他の高校の監督さんや社会人時代にお世話になった方々にお話を聞いたり、本を読んだりしています。練習方法や技術も大切ですが、最も重点を置いているのはチームマネージメント、組織づくりです」

批判されるかもですが…丸刈りに戻しました
 
石岡監督が理想の組織に不可欠な要素と考えるのが「欲」だ。
指導者が強要するのではなく、選手やチームに「もっと上手くなりたい」、「一体感を強くしたい」といった気持ちが浸透する環境づくりを心掛ける。そして、その欲を最大限に生み出すために、「ルールと自由のバランス」が重要になる。

石岡監督は就任後、いくつかの改革を進めた。例えば、自由だった選手の髪型を丸刈りに統一した。高校野球界では“脱・丸刈り”の傾向が高くなる中、時代と逆行した方針の意図を説明する。

「今の時代は批判されるかもしれませんが、丸刈りに戻しました。理由の1つは、散髪にはお金がかかるためです。学生は保護者の方々に金銭面でサポートしてもらいながら野球をしています。野球ができるのは保護者のおかげだと感謝し、高校野球生活の2年半くらいは丸刈りで我慢することも大切だと考えています」

野球部員は用具代、遠征費、寮費など、何かと費用がかさむ。美容院や整髪料の金額も積み重なれば、それなりの金額となる。ただ、石岡監督は「髪型が自由なところに惹かれて入部した選手もいたかもしれません。監督が私に代わってから方針転換したので、その時の選手たちには申し訳ないことをしたと思っています」と謝罪する。

自分が余計なことをして得点機をつぶした
 
サインを復活させたのも、大きな転換だった。石岡監督が就任前、チームは「ノーサイン野球」を掲げていた。ベンチから戦術のサインを出さず、選手たちが自ら決断するスタイル。石岡監督はノーサインを1つのやり方として否定するわけではなく、指揮官がサインを出す方が理想の組織に近づけると考える。

「ベースとなるルールや方向性をチームで共有した方が、選手の思考力や判断力が磨かれると思っています。何もないところから考えたり、判断したりするのは難易度が高いですから。それから、サインをつくった一番の理由は、勝敗の責任は監督にあると示すためです」

現役時代は捕手だったからなのか、持って生まれた性格なのか、石岡監督の試合後のコメントには常に責任感がにじむ。今春のセンバツで延長12回の末、聖光学院に敗れた際には、こう話している。

「先頭打者が出塁した9回の攻撃で、自分が余計なことをして得点機をつぶしてしまいました。選手に申し訳ない気持ちしかありません。選手たちに甲子園へ連れてきてもらったのに、自分は甲子園で勝てる監督ではなかった。選手以上に自分が成長しないといけません」

勝てば選手の力、負ければ指揮官の力不足。責任を一身に背負う石岡監督は「サインプレーが決まらなかったら、監督がチームマネージメントの面で詰め切れていなかったからです。見た目では選手が失敗していますが、成功に導けなかった監督の責任だと思っています」と語る。

選手を特別扱いせず、平等に評価するために
 
選手との関わり方もベースを決めた上で、ルールで縛り付けない距離感を保つ。近年は指導者と選手の関係性を「フラット」に位置付けるチームもある中、石岡監督は上下関係や一線が必要と捉えている。

「チーム全体を預かる立場として選手を特別扱いせず、平等に評価するためには、一定の距離感や上下関係があるべきだと思っています。ただ、グラウンドを離れたら、一緒にトレーニングしますし、サウナにも行きます。お互いがユニホームを着ている時は監督と選手、それぞれの立場を明確にしています」

先輩と後輩の関係も同様だ。グラウンド内では、後輩が先輩以上に周りを見る。下級生に割り当てられた役割や業務は特にないとはいえ、先を読んで先輩より先に動くことが基本として根付く。

寮生活は「いい意味で緩くなります」
 
一方、練習を終えて寮に戻ると、距離感は変わる。寮で生活する渡辺豪主将は「いい意味で緩くなります」と表現する。
洗濯や掃除も、下級生だけの仕事ではない。部屋は1〜3年生混合で4〜6人が生活し、部屋のメンバーで分担を決める。1年生が全ての洗濯をするというような、下級生に仕事が集中することはないという。「風呂は先輩から順に入る」、「カップラーメンやお菓子は禁止」といった規則もない。

石岡諒哉監督は、こう語る。「寮生活は自由度が高いので、居心地は良いと思います。最低限の決まりだけ定めて、あとは選手たち自身で考えて生活しています。スマホを回収するのは質の良い睡眠を取ってもらうためです。ただ、消灯後に起きているかどうかはチェックしません。指導者が強制するのは、本質からずれていますから」

寮の食事は他校からもおいしいと評判で、選手のリクエストにも応えてくれるという。二郎系ラーメンやフルーツサンドが食卓に並んだり、選手みんなで鍋物を囲んだりすることもある。渡辺主将は「自分は大阪出身ですが、入学前から寮の食事がおいしいと聞いていました。食べたいものをつくってもらえますし、味も評判以上でした」と熱弁する。常葉大菊川では入寮を希望する選手は多く、県内出身者も大半が寮生活を送っている。

📝「ルールを破っても罰則なし」「時に二郎系ラーメン」“入寮希望”が多い甲子園V経験校のリアルな寮生活「本音を言えば地元に…」監督らが語る
https://news.yahoo.co.jp/articles/9c7ba79df76fbfb46ef283161fbdaf2bb5672340

寝る時はスマホ回収も…食卓に二郎系ラーメンが

「高校野球の上下関係は、もっと厳しいとイメージしていました。実際はオンとオフで違いがありますが、学年の壁は全くありません。今の3年生もそうですが、3学年上の先輩までつながりがあって、仲良くしていただいています」

このように語るのは、静岡の常葉大菊川の渡辺豪主将だ。強豪校の寮生活は、常識を超えた決まりが長年引き継がれているケースもあり、2025年には広陵高校で起きた問題が大きく報じられた。しかし、常葉大菊川の寮では起床、食事、消灯の時間が決まっており、寝る時はスマートフォンを回収する程度。その他は寮生に任されている。

寮のルールを破っても罰則はありません
 
寮生活で最低限のルールしか設けないのは、自覚と考える習慣を養う目的がある。石岡諒哉監督は言う。

「1から10まで細かくルールを定めて指示した方が楽なのかもしれませんが、本質とは違う方向に進んでしまい、それでは指導者の自己満足で終わってしまいます。選手は野球が上手くなりたいから練習する、レギュラーを獲りたいからトレーニングする、体を大きくしたいから食事や睡眠を大事にすると考えて行動してほしいと思っています」

指導者の役割は、きっかけづくり。グラウンドでも寮生活でも、選手の欲を最大化する指揮官の方針はぶれない。選手たちも、その考え方を理解している。渡辺主将がチームの思いを代弁する。

「甲子園で勝つために自分を律し、意識を高く持つ集団を目指しています。自分たちは自主性を大事にしています。寮のルールを破っても罰則はありません。それは、そういう選手はプレーの質が落ちて、周りから置いていかれると分かっているからです」

寮では定期テスト2週間前から朝1時間、夜2時間の勉強時間をつくっているが、これも強制的に机に3時間向かわせることが目的ではない。もっと時間が必要だと判断する選手は、3時間よりも長く勉強時間を確保する。選手をルールで縛りつければ、考える力や自主性を育む機会が損なわれる。だが、自由を与えすぎれば、まだ知識や経験の浅い高校生には判断が難しい局面が増える。ルールと自由は決して正反対の関係ではなく、バランスを取れば相乗効果を生み出す。そして、そのバランスを図り、選手が成長するきっかけづくりが指導者の役割となる。

直面している“人材流出”
 
地元の球児が憧れる高校に――見据えるのは静岡県の野球界の未来。県内屈指の強豪校として、チーム強化や選手育成の先にビジョンを描いている。

「地元の小・中学生が憧れるチームにしたい思いがあります。静岡県内のトップレベルの中学生たちが県外の高校を選ぶのではなく地元に残り、その中でも常葉大菊川を最優先の選択肢にしてもらえるようにしていきたいと思っています」

静岡県の高校野球界は近年、“人材流出”に直面している。全国の強豪校による青田買いが加速し、静岡県内トップレベルの中学生は県外の高校へ進学する傾向が強まっている。
県内選手を集める難しさは、各高校のメンバー構成にも表れている。今夏に甲子園に出場した聖隷クリストファーはベンチ入り20人のうち県内出身者は2人だけで、レギュラーは全員、県外から来た選手だった。甲子園を狙う他の私立強豪校も事情は大きく変わらない。

本音を言えば、地元に残ってほしいです
 
石岡監督が正捕手を務めた2007年にセンバツで優勝するなど、甲子園常連校の常葉大菊川であっても選手獲得に苦労している。1、2年生を合わせた現在の部員数は34人で、県内出身者は半数より少し多い19人。他校と比べて県内出身者が占める割合は高いが、石岡監督は「県内で有望な中学生は県外に出ている印象が強いです」と話す。

「中学生のスカウティングは年々、動きが早くなっています。甲子園で何度も優勝経験のある強豪校から声をかけられたら、中学生も保護者もうれしいですよね。本音を言えば、地元に残ってほしいです。県外に選手が出ていくのは、うちがそこまで魅力的な学校になれていない表れだと思います」

石岡監督はコーチを経て、2020年からチームを指揮している。県外からの選手も受け入れているが、県内出身選手を中心にしたチーム構成を軸に据える。県外の中学生をスカウティングすることは基本的にないという。

「ありがたいことに、昔からのつながりで毎年のように選手を送っていただいたり、うちのチームでプレーしたいと県外から選手が来たりしています。学校に問い合わせが来るケースもあります。県外から選手を獲っているというイメージを持たれているかもしれませんが、私が選手の視察に行くのは、静岡県内のチームだけです」

県外にスカウティングに行くと…
 
全国の私立強豪校は情報網を張り巡らせて、有望な中学生をスカウティングしている。「あのチームに良い選手がいる」と聞けば、監督やコーチが現地に行く高校も少なくない。他校の方針を否定するのではなく、石岡監督には視察の対象を県内に限定する理由がある。

「私は現場に居たいんです。県外にスカウティングに行くと、現場を空ける時間が長くなってしまいます。毎週のように県外にいる特定の選手のところへ通うよりも、チームで預かっている選手たちと接する時間を重視したいと考えています」

チームをつくる上で、限られた時間をどのように使うのか。石岡監督が最優先するのは現場、つまりグラウンドで選手を指導する時間なのだ。チーム内には県外出身の選手もいるが、常葉大菊川野球部に入部してもらう際、指揮官には大切にしていることが3つあるという。

「1つ目は、選手が練習や環境を見て常葉大菊川で野球をやりたいと思ってくれているか。2つ目は、私自身が一緒にやりたいと思った選手か。3つ目は、私を含めたチームスタッフと一緒に野球をやりたいと思ってくれた選手。この3つが、良い組織をつくる上で重要だと考えています」

3条件を定めた背景に“意欲低下の選手問題”が
 
3つの条件を定めた背景には、苦い経験がある。監督就任直後、明らかに意欲が低下した選手がチーム内にいた。前任の指揮官から転換した方針もあったため、選手には納得できない部分が少なからずあったという。

「私に対して『この監督の野球をやりたくて入学したわけではない』という思いを持っていた選手もいたはずです。でも、私も譲れない考え方があります。選手は良い顔をしていないなと感じる時があって、苦しかったです」と回想する。

石岡監督は、現場へのこだわりを熱く語り続ける――。

📝「時には一緒にサウナ」「試用期間を経て主将」甲子園V経験校・36歳監督と部員の“リアルな距離感”「甲子園に出るのが当たり前に」常葉大菊川に直撃
https://news.yahoo.co.jp/articles/2831c55bf44682c49515d6bd1dc849a63a8a8a1a

退部、他選手への悪影響を避けるために
 
どんなに能力が高い選手でも指導者との相性やチーム方針が合わなければ、力を発揮するのは難しい。野球が嫌いになって退部したり、他の選手に悪影響を与えたりする可能性もある。
こうした選手と監督官の不一致をできるだけ軽減するため、春のセンバツ優勝経験を持ち、静岡の強豪校として知られるの常葉大菊川には練習や寮を何度も見学してから入学を決めた選手もいる。

石岡諒哉監督(36歳)は、こう話す。「まだ知識や経験の浅い中学生は、大半が表面的なところにしか目が行きません。例えば、甲子園で良い顔をしてプレーしている選手の姿を見ると、楽しそうな高校だと安易に判断してしまいがちです。うちに入学するにしても、他の高校を選ぶにしても、練習や指導者の考え方を知ってから入学した方が選手本人のためになります。うちのチームとしては、迷っている高校があるなら、必ず見に行った方が良いと伝えています」

県内の中学生が入学したくなるチームづくり。理想の実現は簡単ではない。常葉大菊川にはスポーツ専門のクラスはなく、野球部が学業の一部を免除される制度はない。また、静岡県には特殊な事情もある。甲子園出場校や優勝校を見ても明らかなように、全国的には「私立優勢」が揺るがなくなっている。だが、静岡県の公立高校には、運動や文化活動などに優れた生徒を高校独自の基準で受け入れる「学校裁量枠」という仕組みがある。

他の都道府県と比べて、静岡県はサッカーや野球で全国大会に出場している公立高校が多いのは学校裁量枠による部分が大きい。県内最多の甲子園出場回数を誇る静岡高校や、昨夏の甲子園に出場した掛川西の野球部員も1学年10人ほどが裁量枠で入学している。

“公立志向が強い”静岡…県内選手を呼ぶためには?
 
静岡県は公立志向が強く、ブランド力が高い。中でも、県内有数の進学校でもある静岡高校や掛川西は今も人気が根強い。高校や野球部の歴史も長いことから、高校卒業後の進路でも強さを見せている。次のステージでも野球を続けたい生徒は東京六大学や東都、地元のヤマハをはじめとする社会人野球の名門への門戸が開かれている。室内練習場やトレーニングの設備など、施設も私立に引けを取らないほど充実している。

甲子園出場経験が豊富で、公立の進学校というブランド力も併せ持つ静岡高校や掛川西を上回る魅力を感じてもらえなければ、有望な中学生は常葉大菊川に入学しない。自分たちにない強みを嘆いても状況は変わらない。
ここ20年ほどの甲子園出場の実績を見れば、常葉大菊川は県内ナンバーワンと言える。それでも、石岡監督は「静岡高校や掛川西と比較されたら、うちを選ぶ選手はほとんどいません。他県とは事情が違い、静岡県では選手獲得で私立が優位とは感じていません。近年甲子園に出場している私立で、これだけ県内選手の占める割合が高いのは、うちくらいだと思います」と明かす。

スカウティングのライバルとなる静岡高校や掛川西よりも、選手に魅力を感じてもらいたい。公立のブランド力や伝統では勝負できないからこそ、石岡監督は現場を大切にする。

「とにかく、うちを選んでくれた選手たちを大切にしてチームづくりを進めていきます。甲子園で勝てるチームという結果も必要ですし、グラウンドで向き合って選手の力を引き出し、うちに来れば成長できると思ってもらうことが大事だと考えています」

時には一緒にサウナに行くことも
 
縁あって同じユニホームを着ている選手たちを鍛えて、魅力ある集団をつくり上げる。それが小・中学生の間で評判となり、選んでもらえるチームとなる。そして、常葉大菊川に憧れて入学した県内の有望選手たちが、さらにチームの魅力を高めていく。その好循環を指揮官は描いている。

現場重視と言っても、石岡監督は特別な練習メニューを組むわけではない。平日は月曜日がオフで、火曜日と水曜日はトレーニング、木曜日と金曜日は常葉大菊川が伝統とする守備と走塁を中心とした全体練習をしている。そこで選手の動きを見て、チームが細かく測定している運動能力や体づくりの数値も併せてチェックする。
時には一緒にトレーニングしたり、サウナに行ったりして、全体練習では見えない選手の性格や考え方も把握する。選手が生活する寮に泊まることもある。石岡監督が語る。

「監督になって最初の頃は、なかなか結果を出せませんでした。そこで、まずは選手を知る必要があると感じました。うちに来る選手には『レギュラーやベンチ入りは確約していない。競争して勝ち取る必要がある』と伝えています。個々の選手の特徴や成長を把握し、チーム全体が納得するメンバーをベンチに入れるため、限られた時間を選手と過ごす時間に使っています」

今チームにいる選手を育成する方針で開花した選手も現れている。象徴的な存在は、渡辺豪主将だ。中学時代は「ギリギリ試合に出られるか出られないかの選手」で、スタメンで起用された時の打順は主に8番か9番だったという。高校入学時も3年間で背番号をもらえないかもしれないと覚悟しながら、「自分が成長できる場所」と常葉大菊川を選んだ。

“試用期間”を経てのキャプテン
 
今春のセンバツでは同級生が6人ベンチに入る中、自身は背番号をもらえず、サポートメンバーで甲子園に同行した。それでも、控えメンバーで構成するBチームで主将を任され、新チーム結成時には主力のAチームで主将に立候補した。

「立候補するのは覚悟が必要でしたが、一度決めて口にしたら、自分の言葉に責任を持たないといけません。自分が失敗した時でも、チームメートに厳しいことを言わないといけない場面もあります。でも、チーム内競争に負けていられませんし、プレー以外の面でもチームを引っ張っていきたいと思いました」

常葉大菊川では主力が主将を務めることが慣例となっており、基本的には指名を受けた選手が主将となる。渡辺主将から大役を直訴された石岡監督には当初、迷いがあった。夏休み中に“試用期間”を設け、主将の適性を見極めた。

結果は合格だった。ただ、渡辺主将がレギュラーを獲れるかどうかは微妙な状況だった。背番号9を手にして臨んだ今年の秋季大会。大会序盤はスタメンを外れた試合もあったが、静岡高校との県大会3回戦で3安打4打点。チームを勝利に導く活躍で、その後の出場機会を一気に増やした。石岡監督も「秋の大会では想像以上の成長を見せてもらいました。主将を中心にチームが良い方向に進んでいると感じています」と話す。

甲子園で勝つのが当たり前の領域に
 
練習やチーム方針に惹かれて常葉大菊川でプレーしたい思いの強い選手が増え、石岡監督と選手の信頼関係が強くなるにつれ、結果も出るようになってきた。2023年にチームとして10年ぶりのセンバツ出場を果たし、今春も聖地に立った。今秋は準々決勝で三重に敗れたものの、東海大会に出場している。近年安定した成績を残している常葉大菊川は、常に県内の大会で優勝候補に名前が挙がる。しかし、指揮官に満足感はない。

「結果が出ているとは正直、思っていません。足りない部分を突き詰めているところです。例えば、うちのチームには甲子園に出るのが大前提というマインドが、まだありません。県内で頭一つ、二つ抜けた存在となり、甲子園で勝つのが当たり前の領域に達したいんです」

地元の小・中学生が憧れる存在に
 
東海大会の準々決勝で敗れたため、2年連続のセンバツ出場は厳しい状況となっている。来年の春まで公式戦はなく、長い冬が待っている。だが、チームに悲壮感はない。渡辺主将は「秋の大会では手応えと課題が明確になりました」と前を向く。石岡監督も「この冬は楽しみにしています。色んな仕掛けをしながら、選手のスイッチを探していきたいです」とチーム強化の構想を練る。

地元の小、中学生が憧れる存在へ。そのビジョンが現実となった時、静岡県の高校野球が全国の勢力図を変えているかもしれない。
 
⚾岩手さんへ
新年明けましておめでとうございます。
無事に年越しでき、年賀状も元旦に届いておりました!

しかし、、、年末からあまりいい話題もなく、高校野球ファンにとってはモヤモヤが残る年越しで・・・個人的にも2026年2つの夢を追いかけるつもりがそのうちの1つが年越し前に夢が断たれ、3月も2年続けて9日連続好天に恵まれる保証もないので先が思いやられますね。

1月は17日まで電車に乗る予定も無くなり、しばらくは冬眠の日々が続きそうな2026年年初です。。。
2026/01/01(木) 22時23分37秒 No.2218 編集 削除