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8/9 3日目第3試合 菰野(三重)-南陽工(山口) 17:00~18:55 18:14点灯 7回表から
第2話 悲願の甲子園初戦突破4度目の挑戦・・・しかし戸田監督は謹慎中、、、
一二三四五六七八九十計HE
菰 野101102001 6140 栄田-栗本
南 陽 工000000220 292 阿部-伊藤
第一試合 第二試合
新産大付2 西短大付6
花咲徳栄1 金 足 農4
浜田麻里 🎵Precious Summer https://www.youtube.com/watch?v=Cz5GVhsYlwY
あの長すぎる初日から中1日・・・。大会3日目の第3試合は菰野ー南陽工となった。大会前から2日目・3日目どちらか1つは17時開始の第3試合を外野で観戦すると決めていたので、、、願わくば山口大会決勝で逆転負けした下関国際が出ていれば歓喜だったが!
菰野は春の東海大会・カヤバと長良川で2試合観戦し、レギュラー全員2年生ながら連勝して東海大会準優勝。数年前の県大会・四日市で投手6人をプロ野球オールスターのような継投で6-2だったか?勝利したものの試合後バッテリーをどやしつけ、まだ物足りないのか?通りかかったボールボーイにまで噛みついていた・・・・・。
しかしながら、、、6月に戸田監督のスパルタ指導が体罰と認定され、まさかの半年間謹慎処分を受けてしまい、森田部長が急遽監督代行となりどこかで埋もれるかと思いきや、、、、、逆にノビノビやれる環境が整ったのか???戸田監督不在ながら2年生の力だけで厳しい夏の三重県大会を制して3度目の夏の甲子園出場を決めた。これまで春1回・夏2回甲子園に出てプロで活躍する好投手を擁しながらも0勝3敗・・・。相手の南陽工もレギュラー6人が2年生で山崎監督はいつしかノーサイン野球を標榜するようになり相手にとって不足はない。
前日の大会2日目は19時05分終了だったので、願わくばそれを超えたかったが・・・。先発はお互い2年生エースだが菰野の栄田はサウスポーで南陽工の阿部は右投手だった。
たっぷりと水がまかれ日中の厳しい灼熱の太陽光線にも翳りが出てきた。かつて神戸や大阪の職場に勤めていた頃には外野無料だったので17時の定時退社後に一目散に阪神電車に乗り込んでレフトスタンドで夕涼みしていた頃を思い出す!
さて試合は戸田監督が先攻派だっただけにこの日もやはり・・・。1回表菰野は先頭打者がいきなり三振を奪われたが、2番・菊池ストレートの四球。3番・加瀬は1-1からライト前ヒットを放ち1死1・3塁。4番・野田の打席で森田監督の采配は???戸田監督だったらどう攻めるだろうか?と考える間もなく、初球まさかのピッチャーゴロ・・・・・。
誰もが1-6-3ダブルプレーと思ったが、ショート丸山がまさかの1塁悪送球で命拾いしてタナボタの先取点!!前回甲子園出場したセンバツでは北照相手に0-7の完封負けだっただけにこの1点は非常に嬉しかった!!さらに5番・松山がレフト前ヒットでチャンス拡大したが、6番・栄田は3球三振。
その裏、菰野のエース・栄田は三振と内野ゴロ2つであっさり三者凡退に抑えて完璧な立ち上がりだった!
菰野は2回も8番・梶谷が右中間へツーベースを放ち、得点圏に走者を送り得点には結びつかなかったが攻略の糸口を見つけつつあった。その裏、南陽工は1死から5番・安部投手が右中間にチーム初ヒット。相手はノーサイン野球なんで細かいことをしてこないので、イヤらしさを全く感じさせず連続三振で退けた。
3回表菰野は1死から3・4番の連打に加えセンター・佐伯のエラーが絡んで中押しの2点目。相手に2点プレゼントしてもらった形だが、ここまで甲子園未勝利なだけに素直に嬉しかった。菰野アルプスにも歓喜の輪が広がっていたが、謹慎中の戸田監督はこの試合をどこで観ていたのだろうか???自分の采配で甲子園3連敗喰らい、謹慎中に4度目の正直となりかねない展開に甲子園のベンチに入っていないことに忸怩たる思いはあるのだろうか?
栄田投手は点をもらった直後の守りをきっちり3人で抑え序盤3回1安打でそれ以外は外野にすらボールが飛ばない理想的なピッチングで「今日は勝てるぞ!」とホクホクしながら見つめていた。
4回は下位打線が連打でチャンスメークし、9番・小山が1球でバント成功とわずか4球で1死2・3塁のチャンスを作り、1番・中川のショートゴロの間に3点目。
アルプスからはチャンステーマ 🎵わっしょい https://www.youtube.com/watch?v=qqEvwqkNOwY がこの試合初めて流れた!
一気に突き放したかったが、2番・菊地は2-2からショートフライに倒れ三重のチームらしく小刻みに1点ずつ積み重ねていった。
その裏、南陽工も1死から3番・伊藤がライト前ヒットを放ったが、本人の判断なのか???3点ビハインドでバッター4番だが2球目果敢に盗塁を狙いタッチアウト!これがノーサイン野球の弊害だろうか?
5回の菰野は1死から4番・野田がヒットを放ち2死後6番・栄田もライト前ヒットで続くが、3塁を狙った1塁走者に対してライト東谷の強肩がこれを阻止し3塁手前タッチアウト!で流れが変わりかねなかった。
案の定、その裏先頭打者に内野安打を許し、送りバントで1死2塁。まだ5回だけに1点でも返されたら後半どうなるか分からないところだったが、栄田投手は落ち着いてファーストゴロ・サードゴロと打たせて取るピッチングに専念して整備に入った。
前半戦はこれ以上ない理想的な展開で進んでいった。幸先よく1回表から先制し、追加点を効果的に加え守ってはエース・栄田が3安打無失点と安定感抜群で流れを渡さない。相手のノーサイン野球が空回りを続けている間にダメ押しして安全圏に逃げ込みたい。部長から監督となった森田監督も戸田監督の野球を受け継いで甲子園初勝利に向けて盤石の体制を整えている。次の1点がどちらに入るかが焦点だったが・・・
6回表下位打線が4回に続きヒット~死球~送りバントで4回と同じように1死2・3塁とお膳立てして、1番・中川がセカンド正面のゴロを放つも相手のエラーを誘い4点目!さらに2死から3番・加瀬のレフトへダメ押しタイムリーツーベースが出て5-0と差を広げもう大丈夫だろうと。
南陽工は5点差つけられてヤケクソになったのか?その裏の攻撃で1死から1番・丸山がレフト前ヒットで出ると1-1から盗塁失敗・・・。直後に四球をもらったが今度は初球から走りあえなく盗塁失敗・・・・・。よく山口大会決勝で下関国際相手に逆転勝ちできたもんだと、、、、、
そして7回に入る直前にようやくナイター点灯。菰野打線は勢い止まらず、先頭の5番・秋山が初球レフト前ヒット。5点差ある余裕なのか?森田監督はあえて強攻して初球ファーストゴロ2塁封殺となると一転して1死1塁から送りバントのサインを出し続けスリーバントで2死2塁。8番・梶谷が四球を選びチャンス拡大するも無得点だったが、8回は1番からの攻撃と理想的な展開。
一矢報いたい南陽工はその裏、3番・伊藤がサード内野安打で出塁。さすがに再三盗塁死しているだけにここは動かず、4番・長嶺カウント1-1から攻撃のタイムが取られたが、直後にショートゴロ。5番・阿部投手の初球果敢にエンドランを仕掛けるもファール・・・。しかしカウント1-2からレフト前ヒットでチャンス拡大。すかさず森田監督が絶妙のタイミングでタイムを要求し火消しに走る。しかし、栄田投手スタミナ切れか?勝ちを意識しすぎたのか急にストライクが入らず7球連続ボールで押し出し寸前、、、なんとかフルカウントまで持ちこたえるも結局押し出し四球でやらずもがなの1点。なおも1死満塁のピンチで1本出れば分からなくなるが、、、、、8番・温水にも3ボールで連続押し出し覚悟もフルカウントからショートゴロホーム封殺!9番・東谷の2球目キャッチャー栗本が負傷するハプニングもあったが、大事に至らずショートゴロで大ピンチ脱出。
しかし8回表この試合初めて三者凡退に打ち取られた菰野。その裏、4球でツーアウトを奪ったが、3番・伊藤がセンター前ヒットにまさかの盗塁を決め、4番・長嶺がレフト前タイムリーで2-5と3点差に迫り送球間に2塁を陥れた。急に緊迫感が増してきたが、5番・阿部の1ストライク後の2球目にまさかの3盗を試みて4度目の盗塁死、、、、もうツーアウトなだけに走者2塁でも3塁でも大勢に影響はないし、3点ビハインドの状況でリスクを冒しても盗塁にこだわる理由なんてないのだが・・・・・。
相手に助けられ3点リードして迎えた最終回の攻撃。森田監督はあえて2安打放っている4番に代打を送って代打の森がレフト前ヒット。定石通り1球でバントを決め、最後はエース・栄田が試合を決定付けるライトへのダメ押しタイムリーツーベースで勝負あり。
南陽工も9回裏2死ランナーなしから四球と内野安打で粘りを見せたが最後は代打・石本がショートゴロに倒れてゲームセット。
4度目の挑戦でようやく甲子園初勝利となった菰野高校のナイターが四国の闇に包まれた甲子園球場に鳴り響いた!
しかし、この場に戸田監督がいないのが何よりも寂しかった。。。なぜ今年6月にパワハラ指導が発覚したのか???数十年も続けていた指導が今さらアカンと言われても・・・ましてやレギュラー全員2年生で春の東海大会準優勝した総合力で菰野史上最強のチームだったかもしれないのに。
結局、長い謹慎を経て半年間の眠りから覚めてシレっと戸田監督はチームに合流し今も采配を振っている模様だ。2025年は菰野の試合観戦する機会がなかったが、来年もし見れるのならば戸田監督の雄姿が見たいと。
そして南陽工は終盤追い上げたが無謀な走塁が祟って墓穴を掘り自ら勝機を逸した格好だ。7回に突如、栄田投手が制球難に陥っただけにもっとじっくり攻めていたら大逆転していたかもしれないが。
敗戦談話を見ているとノーサインの山崎監督は「63歳でもヒザが震えるほど悔しい・・・高校生の選手たちの悔しさはいかばかりか?」と悔やんでいたが、盗塁禁止のサインがあればと。
この日は18時55分終了で普通に4試合やってロングゲームがあればこのくらいで終わるかな?という時間でちょうどよかった。これにて二部制は終了。翌日からは元に戻ってノビノビ観戦できるが、この時点で2025年は二部制6日間・・・しかも4試合日も4日間設定して時間制限を設けるなど知る由もなく、、、初日で懲りたのでもう今年限りにして欲しいと願っていたが。
さて、その翌日は岡山学芸館が第3試合の一番熱い時間帯に登場!相手は不祥事明けの聖カタリナ。試合展開は全く読めなかったが、いつものんびりロングゲームの岡山県勢が急に締まった試合を始めた・・・それはまた次回の講釈で。
チーム名 選手名 投球回 打者 投球数 安打 犠打 四球 三振 失点 自責
菰 野 栄 田 9 38 150 9 1 4 6 2 2
南 陽 工 阿 部 9 35 127 14 4 3 3 6 5
(完)
🌟次回予告🌟
8/10 4日目第3試合 岡山学芸館(岡山)-聖カタリナ(愛媛)
第2話 悲願の甲子園初戦突破4度目の挑戦・・・しかし戸田監督は謹慎中、、、
一二三四五六七八九十計HE
菰 野101102001 6140 栄田-栗本
南 陽 工000000220 292 阿部-伊藤
第一試合 第二試合
新産大付2 西短大付6
花咲徳栄1 金 足 農4
浜田麻里 🎵Precious Summer https://www.youtube.com/watch?v=Cz5GVhsYlwY
あの長すぎる初日から中1日・・・。大会3日目の第3試合は菰野ー南陽工となった。大会前から2日目・3日目どちらか1つは17時開始の第3試合を外野で観戦すると決めていたので、、、願わくば山口大会決勝で逆転負けした下関国際が出ていれば歓喜だったが!
菰野は春の東海大会・カヤバと長良川で2試合観戦し、レギュラー全員2年生ながら連勝して東海大会準優勝。数年前の県大会・四日市で投手6人をプロ野球オールスターのような継投で6-2だったか?勝利したものの試合後バッテリーをどやしつけ、まだ物足りないのか?通りかかったボールボーイにまで噛みついていた・・・・・。
しかしながら、、、6月に戸田監督のスパルタ指導が体罰と認定され、まさかの半年間謹慎処分を受けてしまい、森田部長が急遽監督代行となりどこかで埋もれるかと思いきや、、、、、逆にノビノビやれる環境が整ったのか???戸田監督不在ながら2年生の力だけで厳しい夏の三重県大会を制して3度目の夏の甲子園出場を決めた。これまで春1回・夏2回甲子園に出てプロで活躍する好投手を擁しながらも0勝3敗・・・。相手の南陽工もレギュラー6人が2年生で山崎監督はいつしかノーサイン野球を標榜するようになり相手にとって不足はない。
前日の大会2日目は19時05分終了だったので、願わくばそれを超えたかったが・・・。先発はお互い2年生エースだが菰野の栄田はサウスポーで南陽工の阿部は右投手だった。
たっぷりと水がまかれ日中の厳しい灼熱の太陽光線にも翳りが出てきた。かつて神戸や大阪の職場に勤めていた頃には外野無料だったので17時の定時退社後に一目散に阪神電車に乗り込んでレフトスタンドで夕涼みしていた頃を思い出す!
さて試合は戸田監督が先攻派だっただけにこの日もやはり・・・。1回表菰野は先頭打者がいきなり三振を奪われたが、2番・菊池ストレートの四球。3番・加瀬は1-1からライト前ヒットを放ち1死1・3塁。4番・野田の打席で森田監督の采配は???戸田監督だったらどう攻めるだろうか?と考える間もなく、初球まさかのピッチャーゴロ・・・・・。
誰もが1-6-3ダブルプレーと思ったが、ショート丸山がまさかの1塁悪送球で命拾いしてタナボタの先取点!!前回甲子園出場したセンバツでは北照相手に0-7の完封負けだっただけにこの1点は非常に嬉しかった!!さらに5番・松山がレフト前ヒットでチャンス拡大したが、6番・栄田は3球三振。
その裏、菰野のエース・栄田は三振と内野ゴロ2つであっさり三者凡退に抑えて完璧な立ち上がりだった!
菰野は2回も8番・梶谷が右中間へツーベースを放ち、得点圏に走者を送り得点には結びつかなかったが攻略の糸口を見つけつつあった。その裏、南陽工は1死から5番・安部投手が右中間にチーム初ヒット。相手はノーサイン野球なんで細かいことをしてこないので、イヤらしさを全く感じさせず連続三振で退けた。
3回表菰野は1死から3・4番の連打に加えセンター・佐伯のエラーが絡んで中押しの2点目。相手に2点プレゼントしてもらった形だが、ここまで甲子園未勝利なだけに素直に嬉しかった。菰野アルプスにも歓喜の輪が広がっていたが、謹慎中の戸田監督はこの試合をどこで観ていたのだろうか???自分の采配で甲子園3連敗喰らい、謹慎中に4度目の正直となりかねない展開に甲子園のベンチに入っていないことに忸怩たる思いはあるのだろうか?
栄田投手は点をもらった直後の守りをきっちり3人で抑え序盤3回1安打でそれ以外は外野にすらボールが飛ばない理想的なピッチングで「今日は勝てるぞ!」とホクホクしながら見つめていた。
4回は下位打線が連打でチャンスメークし、9番・小山が1球でバント成功とわずか4球で1死2・3塁のチャンスを作り、1番・中川のショートゴロの間に3点目。
アルプスからはチャンステーマ 🎵わっしょい https://www.youtube.com/watch?v=qqEvwqkNOwY がこの試合初めて流れた!
一気に突き放したかったが、2番・菊地は2-2からショートフライに倒れ三重のチームらしく小刻みに1点ずつ積み重ねていった。
その裏、南陽工も1死から3番・伊藤がライト前ヒットを放ったが、本人の判断なのか???3点ビハインドでバッター4番だが2球目果敢に盗塁を狙いタッチアウト!これがノーサイン野球の弊害だろうか?
5回の菰野は1死から4番・野田がヒットを放ち2死後6番・栄田もライト前ヒットで続くが、3塁を狙った1塁走者に対してライト東谷の強肩がこれを阻止し3塁手前タッチアウト!で流れが変わりかねなかった。
案の定、その裏先頭打者に内野安打を許し、送りバントで1死2塁。まだ5回だけに1点でも返されたら後半どうなるか分からないところだったが、栄田投手は落ち着いてファーストゴロ・サードゴロと打たせて取るピッチングに専念して整備に入った。
前半戦はこれ以上ない理想的な展開で進んでいった。幸先よく1回表から先制し、追加点を効果的に加え守ってはエース・栄田が3安打無失点と安定感抜群で流れを渡さない。相手のノーサイン野球が空回りを続けている間にダメ押しして安全圏に逃げ込みたい。部長から監督となった森田監督も戸田監督の野球を受け継いで甲子園初勝利に向けて盤石の体制を整えている。次の1点がどちらに入るかが焦点だったが・・・
6回表下位打線が4回に続きヒット~死球~送りバントで4回と同じように1死2・3塁とお膳立てして、1番・中川がセカンド正面のゴロを放つも相手のエラーを誘い4点目!さらに2死から3番・加瀬のレフトへダメ押しタイムリーツーベースが出て5-0と差を広げもう大丈夫だろうと。
南陽工は5点差つけられてヤケクソになったのか?その裏の攻撃で1死から1番・丸山がレフト前ヒットで出ると1-1から盗塁失敗・・・。直後に四球をもらったが今度は初球から走りあえなく盗塁失敗・・・・・。よく山口大会決勝で下関国際相手に逆転勝ちできたもんだと、、、、、
そして7回に入る直前にようやくナイター点灯。菰野打線は勢い止まらず、先頭の5番・秋山が初球レフト前ヒット。5点差ある余裕なのか?森田監督はあえて強攻して初球ファーストゴロ2塁封殺となると一転して1死1塁から送りバントのサインを出し続けスリーバントで2死2塁。8番・梶谷が四球を選びチャンス拡大するも無得点だったが、8回は1番からの攻撃と理想的な展開。
一矢報いたい南陽工はその裏、3番・伊藤がサード内野安打で出塁。さすがに再三盗塁死しているだけにここは動かず、4番・長嶺カウント1-1から攻撃のタイムが取られたが、直後にショートゴロ。5番・阿部投手の初球果敢にエンドランを仕掛けるもファール・・・。しかしカウント1-2からレフト前ヒットでチャンス拡大。すかさず森田監督が絶妙のタイミングでタイムを要求し火消しに走る。しかし、栄田投手スタミナ切れか?勝ちを意識しすぎたのか急にストライクが入らず7球連続ボールで押し出し寸前、、、なんとかフルカウントまで持ちこたえるも結局押し出し四球でやらずもがなの1点。なおも1死満塁のピンチで1本出れば分からなくなるが、、、、、8番・温水にも3ボールで連続押し出し覚悟もフルカウントからショートゴロホーム封殺!9番・東谷の2球目キャッチャー栗本が負傷するハプニングもあったが、大事に至らずショートゴロで大ピンチ脱出。
しかし8回表この試合初めて三者凡退に打ち取られた菰野。その裏、4球でツーアウトを奪ったが、3番・伊藤がセンター前ヒットにまさかの盗塁を決め、4番・長嶺がレフト前タイムリーで2-5と3点差に迫り送球間に2塁を陥れた。急に緊迫感が増してきたが、5番・阿部の1ストライク後の2球目にまさかの3盗を試みて4度目の盗塁死、、、、もうツーアウトなだけに走者2塁でも3塁でも大勢に影響はないし、3点ビハインドの状況でリスクを冒しても盗塁にこだわる理由なんてないのだが・・・・・。
相手に助けられ3点リードして迎えた最終回の攻撃。森田監督はあえて2安打放っている4番に代打を送って代打の森がレフト前ヒット。定石通り1球でバントを決め、最後はエース・栄田が試合を決定付けるライトへのダメ押しタイムリーツーベースで勝負あり。
南陽工も9回裏2死ランナーなしから四球と内野安打で粘りを見せたが最後は代打・石本がショートゴロに倒れてゲームセット。
4度目の挑戦でようやく甲子園初勝利となった菰野高校のナイターが四国の闇に包まれた甲子園球場に鳴り響いた!
しかし、この場に戸田監督がいないのが何よりも寂しかった。。。なぜ今年6月にパワハラ指導が発覚したのか???数十年も続けていた指導が今さらアカンと言われても・・・ましてやレギュラー全員2年生で春の東海大会準優勝した総合力で菰野史上最強のチームだったかもしれないのに。
結局、長い謹慎を経て半年間の眠りから覚めてシレっと戸田監督はチームに合流し今も采配を振っている模様だ。2025年は菰野の試合観戦する機会がなかったが、来年もし見れるのならば戸田監督の雄姿が見たいと。
そして南陽工は終盤追い上げたが無謀な走塁が祟って墓穴を掘り自ら勝機を逸した格好だ。7回に突如、栄田投手が制球難に陥っただけにもっとじっくり攻めていたら大逆転していたかもしれないが。
敗戦談話を見ているとノーサインの山崎監督は「63歳でもヒザが震えるほど悔しい・・・高校生の選手たちの悔しさはいかばかりか?」と悔やんでいたが、盗塁禁止のサインがあればと。
この日は18時55分終了で普通に4試合やってロングゲームがあればこのくらいで終わるかな?という時間でちょうどよかった。これにて二部制は終了。翌日からは元に戻ってノビノビ観戦できるが、この時点で2025年は二部制6日間・・・しかも4試合日も4日間設定して時間制限を設けるなど知る由もなく、、、初日で懲りたのでもう今年限りにして欲しいと願っていたが。
さて、その翌日は岡山学芸館が第3試合の一番熱い時間帯に登場!相手は不祥事明けの聖カタリナ。試合展開は全く読めなかったが、いつものんびりロングゲームの岡山県勢が急に締まった試合を始めた・・・それはまた次回の講釈で。
チーム名 選手名 投球回 打者 投球数 安打 犠打 四球 三振 失点 自責
菰 野 栄 田 9 38 150 9 1 4 6 2 2
南 陽 工 阿 部 9 35 127 14 4 3 3 6 5
(完)
🌟次回予告🌟
8/10 4日目第3試合 岡山学芸館(岡山)-聖カタリナ(愛媛)