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📝8月3日 滋賀球団 ひこねキッズフェスティバル
https://hi-jumps.com/baseball/20250803game/
📣テレビ和歌山「めざせ甲子園高校野球ハイライト」
https://vk.sportsbull.jp/koshien/video/abc/localbroadcast_movie/wakayama/koya107_localbroadcast_movie_wakayama_2025_1.html
7月10日<開会式>
7月11日<1回戦>
和歌山北 1ー2 和歌山工業
近大新宮 6ー9 田辺
那賀 12−3(7回コールド) 笠田・紀北農芸
📣テレビ和歌山「めざせ甲子園高校野球ハイライト」
https://vk.sportsbull.jp/koshien/video/abc/localbroadcast_movie/wakayama/koya107_localbroadcast_movie_wakayama_2025_2.html
<2回戦>
紀央館 2−4 耐久
和歌山東 5−6 星林
日高中津 7−0(7回コールド) 新宮・新翔
📣テレビ和歌山「めざせ甲子園高校野球ハイライト」
https://vk.sportsbull.jp/koshien/video/abc/localbroadcast_movie/wakayama/koya107_localbroadcast_movie_wakayama_2025_3.html
<2回戦>
高野山 0−1 粉河
南部龍神 4−5 桐蔭
市和歌山 5−0 紀北工業
📣テレビ和歌山「めざせ甲子園高校野球ハイライト」
https://vk.sportsbull.jp/koshien/video/abc/localbroadcast_movie/wakayama/koya107_localbroadcast_movie_wakayama_2025_4.html
<2回戦>
神島 1−6 田辺工業
📣テレビ和歌山「めざせ甲子園高校野球ハイライト」
https://vk.sportsbull.jp/koshien/video/abc/localbroadcast_movie/wakayama/koya107_localbroadcast_movie_wakayama_2025_5.html
和歌山商 5−8 日高
初芝橋本 3−0 向陽
橋本 11−2(7回コールド) 串本古座
📝好投手多かった和歌山大会、投手戦制した智弁和歌山 高嶋仁の目
https://vk.sportsbull.jp/koshien/articles/AST7X3GHCT7XPXLB00CM.html
(28日、第107回全国高校野球選手権和歌山大会決勝 智弁和歌山2―0星林)
決勝は今大会を通じて、最も好ゲームだったと思います。引き締まった投手戦で、好機に1本が出るか出ないかで勝敗が分かれました。
智弁和歌山の宮口龍斗投手(3年)は、終始145キロ前後の直球で勝負する一方で、変化球をうまく使い、低めもしっかりコントロールされていました。星林の則藤瑞起投手(3年)も力で押すだけでなく緩急をつけて、コースを投げ分けていました。ただ、少しボールが高かったのが長打につながったと思います。
智弁和歌山の三回の2得点に結びついた大谷魁亜選手(3年)の三塁打はミートに徹して右方向に打ち返していました。引っ張らずセンターから逆方向を狙う打撃は甲子園で戦う上で欠かせません。
智弁和歌山は今大会、守備も安定していて、ヒット性の当たりをアウトにしていました。危なげなく勝ち進んできましたが、決勝が接戦だったことで緊張感をもって甲子園に臨めるでしょう。2年前の和歌山大会での初戦敗退が良い薬になって、強いチームが完成したと思います。
好ゲームが多かった今大会ですが、基本的な守備をもっと鍛えてほしいと思いました。送球ミスが目立ちましたし、ゴロの処理もあと一歩前にでて捕球してほしい場面がありました。打撃も強引に振りにいくケースが見受けられました。振り回さずに低い打球を心がけるのが基本です。昨春から反発力を抑えた新基準のバットに完全移行され、本塁打も減っていますがポイントさえ捉えたら長打もでます。技術の向上につなげてほしいと思います。
大会を通じて、1、2年生の好投手を見ることができました。市和歌山の丹羽涼介投手(2年)や耐久の野崎健友投手(2年)、投打で活躍した那賀の北村尚大投手(2年)、日高の2年生投手2人や田辺の1年生投手2人も今後がとても楽しみです。もっと細かいコントロールをつけると大きく成長するでしょう。指導者の方々は丁寧に育てていってほしいと思います。
📝各都道府県決勝戦試合時間
北北海道・・2時間46分
南北海道・・1時間47分
青 森・・・3時間13分
岩 手・・・2時間32分
秋 田・・・2時間33分(10回タイブレーク)
山 形・・・2時間33分
宮 城・・・2時間47分
福 島・・・2時間35分
茨 城・・・3時間39分(10回タイブレーク)
栃 木・・・2時間37分(10回タイブレーク)
群 馬・・・2時間57分(11回タイブレーク)
埼 玉・・・2時間38分
山 梨・・・2時間46分
千 葉・・・3時間54分(10回タイブレーク)
東東京・・・2時間22分
西東京・・・2時間40分
神奈川・・・2時間30分
新 潟・・・2時間18分
長 野・・・2時間20分
富 山・・・3時間04分
石 川・・・3時間06分(10回タイブレーク)
福 井・・・2時間46分
静 岡・・・2時間33分
愛 知・・・3時間33分(11回タイブレーク)
岐 阜・・・2時間40分
三 重・・・2時間18分
滋 賀・・・2時間18分
京 都・・・2時間26分
奈 良・・・2時間30分
和歌山・・・2時間17分
大 阪・・・3時間11分
兵 庫・・・2時間11分
岡 山・・・2時間29分
鳥 取・・・2時間14分
広 島・・・2時間20分(10回タイブレーク)
島 根・・・3時間25分
山 口・・・2時間51分
香 川・・・2時間18分
徳 島・・・2時間13分
愛 媛・・・3時間02分(10回タイブレーク)
高 知・・・2時間55分
福 岡・・・2時間31分
佐 賀・・・2時間34分
長 崎・・・3時間42分(11回タイブレーク)
熊 本・・・2時間02分
大 分・・・2時間16分
宮 崎・・・2時間35分
鹿児島・・・3時間13分
沖 縄・・・2時間21分
📝王者・大阪桐蔭を決勝で撃破…「継投で乗り切れた」東大阪大柏原の元プロ監督と「エースに託した」高校野球の名将が明暗を分けたワケは?
https://news.yahoo.co.jp/articles/2f2cb47f1ec4d0bc0997588007ccc173d77dd800
キャプテンでエース。大黒柱の大阪桐蔭・中野大虎は疲弊し切っていた。
10回表のマウンドを降りる時には足を引きずるほどで、彼の体が限界を超えていたことは容易に想像できた。前日101球を投げ、この日は4回から途中登板して124球。精魂尽き果てた様子だった。
全国高校野球選手権大阪大会の決勝戦は、延長タイブレークの末に東大阪大柏原が王者・大阪桐蔭を下したが、その背景には投手マネジメントも大きな要因としてあった。
「先発の森は攻めたピッチングが出せていなかったので、試合の流れ的に中野を投入して流れを変えたかった。キャプテンらしいピッチングをしてくれたと思います」
大阪桐蔭・西谷浩一監督はそう話した。百戦錬磨の名監督は、かつても、こうした采配をすることが多かった。エースに命運を託し、試合の流れを変えるために投入するのだ。
一方、東大阪大柏原の指揮官、土井健大監督の投手交代には思い切りがあった。選手を信用しているのか、自身の見立てに裏付けがあるのか。肝が据わった采配、というのが今大会を通しての印象だった。
「試合前にも想定はしています。こういう展開になったら、お前な、こういう時はこっちな、みたいな。その中で試合を見ながら、この順番の方が相手が嫌がるとか、この球種を持っている投手の方が抑えられる、などを考えながら決めていますね」
そう語る土井には独特な観察眼がある。履正社高で捕手・キャプテン、4番として2006年の甲子園出場に貢献。それまで春のセンバツ出場がなかった履正社を導いたリーダーだった。そして、卒業後はオリックス、巨人でプレーした。プロでは華やかな成功を収めることはできなかったが、今、彼が下す決断の多くはそうした経験に裏打ちされている。
東大阪大柏原の主将・竹本歩夢は指揮官とのやりとりをこう話す。「監督さんにはいつも余裕があるんです。自分はいつも一直線で物を見てしまったりするんですけど、監督さんにいろいろアドバイスをもらって視野を広げてもらえるというか。そういうところは元プロなんだな、というのは感じます。配球面でも、序盤は打たせていって、終盤に三振を狙える球を探していけばいいからっていう話をしてもらいます」
高校野球の指導者の采配にありがちなのが、「エースで負けたら仕方がない」というような、裏付けよりも精神論で起用するケースだ。対・相手よりもチームの哲学を優先する。絶対的エースや精神的支柱がチームにいると、そうした傾向が強い。
一方、プロでプレー経験のある、特に捕手出身に多いのは、相手打者の特徴を分析し、投手起用を決めるという裏付け重視の指揮官だ。土井はまさにそのタイプ。同じくプロで捕手としてプレーした智弁和歌山の中谷仁も、そのような決断をする。勝負の世界で、あくまで対・相手という戦いを繰り広げてきたからだろうか。
準決勝の東海大大阪仰星戦でも、土井の目利きは試合終盤に光った。背番号「3」の古川恵太が先発。7回から継投に入ると、土井はエースナンバーの川崎龍輝をマウンドに上げた。しかし、1失点してなおも8回にピンチを招くとあっさり金光亮哉にスイッチした。土井はその理由をこう説明した。
「先発した投手の交代は、足を攣ったということもあってエースの川崎に行ってもらったんですが、相手打者はどうもスライダーの方が合うなと思った。落ちる球を投げる投手の方がいいなと思って、落ち球のある金光にしました」
カウント2-2でリリーフした金光はその打者こそ四球で出したものの、つづく2人を簡単に料理して、火消しの役目を果たしてみせたのだった。9回からの2イニングは内畑谷大河が登板。ピシャリと抑えて、延長タイブレークにもつれた試合を押し切った。
そして決勝戦はエースの川崎を先発させた。試合前には8、9回の2イニングで、準決勝に先発した古川の投入を考えていたが、7回に大阪桐蔭の反撃を浴びて同点に。それでも「とにかく枚数を使って」凌ぎ切ることに成功した。決断の背景はこうだ。
「先発した川崎にはもう1イニング行ってくれ、もう1イニング行ってくれ、と何度も頼んでいた。(こういう試合展開は)先発が交代したら、絶対に点を取られると思ったんで、もう1イニング、もう1イニングという感じで、行けるところまで投げてもらった。7回まで投げ切ってくれたら、8、9回は古川ら他の投手でいけたらとは思ってたんですけど、7回に相手にチャンスがいってしまった。
野球は7、8、9回やとずっと言っていたんですけど、ちょっと不運なヒットが続いたりして流れが悪いなと思って川崎は交代しました。代わった金光もフォアボールを出して失点したので、すぐに代えて、なんとか乗り切りました。全試合を通して継投で乗り切れたかなと」
8回途中から登板した古川は3イニングを1失点。前日からの連投ではあったものの、負担を最小限に抑えられたのが接戦の試合を制した要因になった。
「相手バッターも見てますし、リリーフで投げる投手の性格とか、そういうのを見ながら、特徴を生かしてこうやろうかなっていうことが上手くできました。大阪桐蔭は現役の頃からのライバル。選手たちにも、大阪桐蔭や履正社を意識してやらなあかんぞといってやってきたので、勝てたのは嬉しいです」
もちろん、大阪桐蔭の西谷監督が中野に命運を託す気持ちは大いに理解できるし、決して采配ミスだったと言いたいわけではない。ただ、後から勝負を整理してみると、今回は、高校野球の指導者に多い、チームの大黒柱に託す精神性より、相手打線の特徴を見た決断がまさった、という勝利だった。
土井は年代で言うと、1988年から89年生まれの田中将大、斎藤佑樹らがいる、いわば「黄金世代」。野球界にスーパースターが数多いた環境で揉まれた指揮官だ。
「あそこの舞台にいる奴らに勝つことはできないし、過去は塗り替えられない。僕自身は選手としては難しかったですけど、指導者として、色んな経験をして甲子園に連れていけたっていう実績はつくので、本当に今日一日だけはちょっと酔いたいなと思います」
黄金世代の元プロの指揮官が、現在の高校野球を象徴する強敵・大阪桐蔭を破って甲子園の大舞台に返り咲いた。そんな構図を描きたくなる決勝戦だった。
📝「PL学園の生徒数…わずか39人に」高校野球“消えた名門”PL学園の今…聞こえた校歌のメロディ、封鎖されたPL花火大会の臨時改札「なぜ衰退したのか?」
https://number.bunshun.jp/articles/-/866652?page=1
春夏合わせて甲子園優勝7回。高校野球の超名門、PL学園野球部は今――同校を追い続ける記者がこの夏も大阪を訪ねた。封鎖されたPL花火大会用の臨時改札、聞こえてきた校歌のメロディ。名門はなぜ衰退したのか?
大阪の夏はかつて、PLの夏であった。毎年、8月1日には国内最大級となる12万発を打ち上げるPL花火大会を開催し、会場となる富田林市一帯は数十万規模の人という人で埋め尽くされた。当日は近鉄電車が大阪阿部野橋駅から臨時電車を幾便も運行し、富田林駅には臨時改札が設けられたほどだ。
PL花火大会は正式名称を「教祖祭PL花火芸術」といい、パーフェクトリバティー教団(PL教団)の初代教祖・御木徳一の遺言によって2代教祖・御木徳近が1953年にスタートした神事である。それゆえこの日には、PL教団の信者が全国から100台以上の大型バスに乗って教団聖地である富田林市を訪れていた。つまり、信者にとって花火大会の観賞はいわば聖地巡礼だったわけだ。
そして夏の全国高等学校野球選手権大会が始まればPL学園の硬式野球部が甲子園球場を席巻し、聖地でもどでかい花火(本塁打)を打ち上げた。最盛期は80年代だ。1983年に入学した桑田真澄と清原和博のKKコンビが5季連続で甲子園に出場し、2度、日本一に。1987年には立浪和義や片岡篤史らが春夏連覇を遂げた。アルプス席で巨大な人文字を描き、大阪の地図を描いたかと思えば一瞬にして日本列島の地図に転じるマスゲームのような応援も繰り広げ、絶大な人気を誇った。当時の野球少年たちは、ユニフォームの下にぶら下げたアミュレット(御守り)をギュッと握りしめ、祈りを捧げるPLナインの所作を真似したものだ。
ちなみに、花火大会の翌朝、PL学園野球部の選手たちは打ち上げ会場となる光丘カントリー倶楽部を練り歩き、花火の残骸を拾う通称「ガラ拾い」を行うのが慣例だった。だが、高校生にとって七面倒なこのガラ拾いが免除となる唯一の手段があった。野球部OBの宮本慎也氏は、かつて私の取材にこう証言している。
「夏の甲子園に出場することができたら、このガラ拾いは免除となる。PLの野球部の人間にとって、(大阪大会で敗退したことを意味する)あのガラ拾いだけは絶対にやりたくない、最も屈辱的なことなんです」
87年の春夏連覇に2年生ながら貢献した宮本氏は3年の夏、大阪大会で敗れ、その屈辱を味わうことになる。
この夏、PL学園を訪れると…
「神道系の新宗教であるPL教団」と「幼稚園からの一貫校であるPL学園」、そして「KKコンビをはじめ数多のプロ野球選手を輩出した硬式野球部」は密接にして強固に結びついていた。だが、平成の時代に入って三者の関係にひずみが生まれ、瓦解が始まってゆく。
PL学園野球部とその母体であるPL教団が抱える問題を2014年から追及してきた私は、この11年の間に富田林をいったい何度訪れただろうか。2016年に入ると毎週のように通っていたし、同年7月に硬式野球部が活動を休止――いや、事実上の廃部となって以降も、花火大会や正月の時期、入試のタイミングなど年に3、4回は足を運んできたため、その回数は50回以上になるだろう。
今年も梅雨が明けたばかりの7月上旬に訪れた。学園の生徒たちが登校する朝の時間帯を見計らって、喜志駅から急勾配の坂を登っていく通学路を歩いた。しかし、見かけるのはPL学園の向かいに位置する喜志中学の生徒ばかり。もちろんPL学園の生徒の多くは、敷地内の寮で暮らしているため通学生はもともと少ないはずだが、それでも間もなく1限目の授業が始まるというのに人の気配がまるでない。
校歌のメロディが聞こえてきた
時計の針が8時を指した時、学園の校舎からは校歌のインストゥルメンタルが流れ始めた。自然とあの歌詞を口ずさんでしまう。PLの校歌ほど愛された校歌はなく、自分が卒業した高校の校歌は忘れても、今もってPLの校歌を覚えている高校野球ファンは多いはずだ。
♪燃ゆる希望に いのち生き 高き理想を 胸に抱く
若人のゆめ 羽曳野の 聖丘清く 育みて
PL学園 永久に 向上の道 進むなり
ああ PL PL 永遠の学園 永遠の学園
かつてPL学園の野球部には、野球にいのちを賭すほど希望に燃えた15歳が全国より集まり、羽曳野の丘陵地帯で汗を流して気高き理想郷である甲子園を目指した。永久とこしえに続くと思われたPL野球部の黄金期もいつしか終焉を迎え、2000年代に入ってからは相次いで暴力事件が発覚し、衰退していく。
生徒数「39人」、花火大会も中止
野球部を物心両面から支えてきたPL教団も信者数の激減に苦しみ、それにリンクして信者の2世・3世が通うPL学園の生徒数も減少の一途を辿った。
現在、PL学園の生徒数は3学年あわせて39人しかいない。中学の生徒数はそれよりも少ない約35人。野球部が強かった頃は、もともとの信者ではなくとも、両親ともに入信すれば入学が許されていた。だが、現在は信仰心の厚い信者しか入学を許されていない。永遠とわの学園とうたわれた学校はもはや、廃校の危機にある。野球部の復活を熱望する声はいまだ根強くとも、その可能性は限りなくゼロに近い。
そして大阪の夏の風物詩だった花火大会も、2019年を最後に開催されていない。中止となった表向きの理由は「コロナ禍」だが、コロナ禍が明けても再開する気配はない。財政難に苦しむ教団からすれば、莫大な費用のかかる花火大会を中止する都合の良い口実となったことだろう。
いったいPL教団、そしてPL学園はなぜにここまで衰退してしまったのか――。
〈つづく〉
📝来春センバツから『DH制』導入報道に「賛成、7回制は反対」「絶対使わないといけないの?」「DHなんてつまんないよなぁ」様々な反応
https://news.yahoo.co.jp/articles/75889f8532395057dfb1119752702e6cd6061f65
日本高等学校野球連盟が来春の第98回選抜高校野球大会から指名打者(DH)制を導入する見通しであることが分かった。これまで投手が打席に入ってきた高校野球の変革機の一つとなりそうなニュースに、ネット上では多くの反応があった。
Xでは賛否あり、「DH導入は賛成 7回制は反対」「投手で打撃が良い投手はどうなるのか DHを使うかどうかは高校にお任せなのか、絶対使わないといけないのか」「高校野球にDHか DHなんてつまんないよなぁ」などのコメント。
プロ野球セ・リーグで導入していないことから「高校野球にもDH制の波が どうすんだよセリーグ」といった声もあった。DH制はプロ野球パ・リーグやMLBのほか、最近は国内アマチュア球界でも採用されるようになり、大学では東京六大学連盟と関西学生連盟が来春リーグ戦からの導入を発表している。
夏の酷暑を懸念して全国選手権大会への意見もあり、「DHや7イニングというか、球場を涼しくする仕組みの方が大事では」といった書き込みもあった。
⚾岩手さんへ
今年は梅雨明けが異常に早く、大会序盤の順延による大会日程のグダグダを避けることができました。
ただ、紀三井寺で3試合中2試合が中止になったり、橿原で試合後神宮お参りしていたら突然の雷雨が襲ってきたりとイロイロありました・・・・・。
一部日程変更のため、奈良大会決勝戦を見ることができず、ちと残念でしたね・・・。兵庫の決勝と和歌山の決勝の展開が真逆になったような感じでしたね。まさか兵庫で2時間51分 7-6の乱打戦を展開するとは!!そしてナカタニらしく、しょっぱい野球で地味に2-0と面白みのない明徳のような試合でした。
7月の観戦は感覚では観戦試合の半分くらいはコールドゲームだった気がします。タイブレークも文教の1試合だけでしたか・・・・・。
マスカットでは、おかやま山陽が3回戦で4時間30分超の13回タイブレークを展開したようですが、僕が観戦した試合では8回コールドと(審判の混乱で中断50分があったので3時間ゲームとなりましたが)
聖隷は監督さんのコメントと同じく「一生甲子園には縁がない」と思ってましたが、運よく出れましたね。兵庫でも三田松聖を筆頭にセンバツ補欠校まで選ばれ、夏の兵庫準優勝もありながらその後衰退していくチームが多いですから。静岡も兵庫よろしく私学・公立・古豪・新鋭と群雄割拠ひしめく激戦区ですから。
最後にDH制は中立派ですね。昨秋の三重愛知選抜の試合や海外チームとの親善試合でも観戦しましたが特に違和感はなかったので。
P・S 夏の地方大会決勝戦の試合時間を調べてみました。南北海道だけは1時間台の試合でしたが、あとは2時間30分前後で頑張ってますね。
これを見ると甲子園で北海高校の観戦は避けなければなりませんね(笑)。特に2部制の夕方の部では2試合連続2時間30分超の試合を期待して22時直前まで頑張って欲しいです!!
⚾SHIONOMISAKIさんへ
数多くの高校野球ファンはDH制に関して反対する人はそう多くないと思いますが、7回制だけは猛反対なんでしょうね!
それが強制ではないので、エースで4番というのもなくならないだろうし、せっかくベンチ入り20人いるのだから『9人野球』ではもったいないし・・・。
P・S 8月3日・・・忘れた頃に滋賀球団主催の試合が彦根で初開催されます。
僕は3年前の春、センバツ決勝戦 大阪桐蔭17-1近江 の翌日に彦根行きましたが、それ以来ゴブサタなんで・・・・・。
あの時は伊吹山などが冠雪しており、メチャクチャ寒かったです!!4月上旬であれだから、真冬なんてどれだけ底冷えするのだろうと・・・・・。
真夏の彦根は20年ほど前に滋賀大会開会式+2試合に行ったきりで。風が乾いておりずいぶんこっち(宝塚)と比べて涼しい印象を受けてました。
https://hi-jumps.com/baseball/20250803game/
📣テレビ和歌山「めざせ甲子園高校野球ハイライト」
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7月10日<開会式>
7月11日<1回戦>
和歌山北 1ー2 和歌山工業
近大新宮 6ー9 田辺
那賀 12−3(7回コールド) 笠田・紀北農芸
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<2回戦>
紀央館 2−4 耐久
和歌山東 5−6 星林
日高中津 7−0(7回コールド) 新宮・新翔
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<2回戦>
高野山 0−1 粉河
南部龍神 4−5 桐蔭
市和歌山 5−0 紀北工業
📣テレビ和歌山「めざせ甲子園高校野球ハイライト」
https://vk.sportsbull.jp/koshien/video/abc/localbroadcast_movie/wakayama/koya107_localbroadcast_movie_wakayama_2025_4.html
<2回戦>
神島 1−6 田辺工業
📣テレビ和歌山「めざせ甲子園高校野球ハイライト」
https://vk.sportsbull.jp/koshien/video/abc/localbroadcast_movie/wakayama/koya107_localbroadcast_movie_wakayama_2025_5.html
和歌山商 5−8 日高
初芝橋本 3−0 向陽
橋本 11−2(7回コールド) 串本古座
📝好投手多かった和歌山大会、投手戦制した智弁和歌山 高嶋仁の目
https://vk.sportsbull.jp/koshien/articles/AST7X3GHCT7XPXLB00CM.html
(28日、第107回全国高校野球選手権和歌山大会決勝 智弁和歌山2―0星林)
決勝は今大会を通じて、最も好ゲームだったと思います。引き締まった投手戦で、好機に1本が出るか出ないかで勝敗が分かれました。
智弁和歌山の宮口龍斗投手(3年)は、終始145キロ前後の直球で勝負する一方で、変化球をうまく使い、低めもしっかりコントロールされていました。星林の則藤瑞起投手(3年)も力で押すだけでなく緩急をつけて、コースを投げ分けていました。ただ、少しボールが高かったのが長打につながったと思います。
智弁和歌山の三回の2得点に結びついた大谷魁亜選手(3年)の三塁打はミートに徹して右方向に打ち返していました。引っ張らずセンターから逆方向を狙う打撃は甲子園で戦う上で欠かせません。
智弁和歌山は今大会、守備も安定していて、ヒット性の当たりをアウトにしていました。危なげなく勝ち進んできましたが、決勝が接戦だったことで緊張感をもって甲子園に臨めるでしょう。2年前の和歌山大会での初戦敗退が良い薬になって、強いチームが完成したと思います。
好ゲームが多かった今大会ですが、基本的な守備をもっと鍛えてほしいと思いました。送球ミスが目立ちましたし、ゴロの処理もあと一歩前にでて捕球してほしい場面がありました。打撃も強引に振りにいくケースが見受けられました。振り回さずに低い打球を心がけるのが基本です。昨春から反発力を抑えた新基準のバットに完全移行され、本塁打も減っていますがポイントさえ捉えたら長打もでます。技術の向上につなげてほしいと思います。
大会を通じて、1、2年生の好投手を見ることができました。市和歌山の丹羽涼介投手(2年)や耐久の野崎健友投手(2年)、投打で活躍した那賀の北村尚大投手(2年)、日高の2年生投手2人や田辺の1年生投手2人も今後がとても楽しみです。もっと細かいコントロールをつけると大きく成長するでしょう。指導者の方々は丁寧に育てていってほしいと思います。
📝各都道府県決勝戦試合時間
北北海道・・2時間46分
南北海道・・1時間47分
青 森・・・3時間13分
岩 手・・・2時間32分
秋 田・・・2時間33分(10回タイブレーク)
山 形・・・2時間33分
宮 城・・・2時間47分
福 島・・・2時間35分
茨 城・・・3時間39分(10回タイブレーク)
栃 木・・・2時間37分(10回タイブレーク)
群 馬・・・2時間57分(11回タイブレーク)
埼 玉・・・2時間38分
山 梨・・・2時間46分
千 葉・・・3時間54分(10回タイブレーク)
東東京・・・2時間22分
西東京・・・2時間40分
神奈川・・・2時間30分
新 潟・・・2時間18分
長 野・・・2時間20分
富 山・・・3時間04分
石 川・・・3時間06分(10回タイブレーク)
福 井・・・2時間46分
静 岡・・・2時間33分
愛 知・・・3時間33分(11回タイブレーク)
岐 阜・・・2時間40分
三 重・・・2時間18分
滋 賀・・・2時間18分
京 都・・・2時間26分
奈 良・・・2時間30分
和歌山・・・2時間17分
大 阪・・・3時間11分
兵 庫・・・2時間11分
岡 山・・・2時間29分
鳥 取・・・2時間14分
広 島・・・2時間20分(10回タイブレーク)
島 根・・・3時間25分
山 口・・・2時間51分
香 川・・・2時間18分
徳 島・・・2時間13分
愛 媛・・・3時間02分(10回タイブレーク)
高 知・・・2時間55分
福 岡・・・2時間31分
佐 賀・・・2時間34分
長 崎・・・3時間42分(11回タイブレーク)
熊 本・・・2時間02分
大 分・・・2時間16分
宮 崎・・・2時間35分
鹿児島・・・3時間13分
沖 縄・・・2時間21分
📝王者・大阪桐蔭を決勝で撃破…「継投で乗り切れた」東大阪大柏原の元プロ監督と「エースに託した」高校野球の名将が明暗を分けたワケは?
https://news.yahoo.co.jp/articles/2f2cb47f1ec4d0bc0997588007ccc173d77dd800
キャプテンでエース。大黒柱の大阪桐蔭・中野大虎は疲弊し切っていた。
10回表のマウンドを降りる時には足を引きずるほどで、彼の体が限界を超えていたことは容易に想像できた。前日101球を投げ、この日は4回から途中登板して124球。精魂尽き果てた様子だった。
全国高校野球選手権大阪大会の決勝戦は、延長タイブレークの末に東大阪大柏原が王者・大阪桐蔭を下したが、その背景には投手マネジメントも大きな要因としてあった。
「先発の森は攻めたピッチングが出せていなかったので、試合の流れ的に中野を投入して流れを変えたかった。キャプテンらしいピッチングをしてくれたと思います」
大阪桐蔭・西谷浩一監督はそう話した。百戦錬磨の名監督は、かつても、こうした采配をすることが多かった。エースに命運を託し、試合の流れを変えるために投入するのだ。
一方、東大阪大柏原の指揮官、土井健大監督の投手交代には思い切りがあった。選手を信用しているのか、自身の見立てに裏付けがあるのか。肝が据わった采配、というのが今大会を通しての印象だった。
「試合前にも想定はしています。こういう展開になったら、お前な、こういう時はこっちな、みたいな。その中で試合を見ながら、この順番の方が相手が嫌がるとか、この球種を持っている投手の方が抑えられる、などを考えながら決めていますね」
そう語る土井には独特な観察眼がある。履正社高で捕手・キャプテン、4番として2006年の甲子園出場に貢献。それまで春のセンバツ出場がなかった履正社を導いたリーダーだった。そして、卒業後はオリックス、巨人でプレーした。プロでは華やかな成功を収めることはできなかったが、今、彼が下す決断の多くはそうした経験に裏打ちされている。
東大阪大柏原の主将・竹本歩夢は指揮官とのやりとりをこう話す。「監督さんにはいつも余裕があるんです。自分はいつも一直線で物を見てしまったりするんですけど、監督さんにいろいろアドバイスをもらって視野を広げてもらえるというか。そういうところは元プロなんだな、というのは感じます。配球面でも、序盤は打たせていって、終盤に三振を狙える球を探していけばいいからっていう話をしてもらいます」
高校野球の指導者の采配にありがちなのが、「エースで負けたら仕方がない」というような、裏付けよりも精神論で起用するケースだ。対・相手よりもチームの哲学を優先する。絶対的エースや精神的支柱がチームにいると、そうした傾向が強い。
一方、プロでプレー経験のある、特に捕手出身に多いのは、相手打者の特徴を分析し、投手起用を決めるという裏付け重視の指揮官だ。土井はまさにそのタイプ。同じくプロで捕手としてプレーした智弁和歌山の中谷仁も、そのような決断をする。勝負の世界で、あくまで対・相手という戦いを繰り広げてきたからだろうか。
準決勝の東海大大阪仰星戦でも、土井の目利きは試合終盤に光った。背番号「3」の古川恵太が先発。7回から継投に入ると、土井はエースナンバーの川崎龍輝をマウンドに上げた。しかし、1失点してなおも8回にピンチを招くとあっさり金光亮哉にスイッチした。土井はその理由をこう説明した。
「先発した投手の交代は、足を攣ったということもあってエースの川崎に行ってもらったんですが、相手打者はどうもスライダーの方が合うなと思った。落ちる球を投げる投手の方がいいなと思って、落ち球のある金光にしました」
カウント2-2でリリーフした金光はその打者こそ四球で出したものの、つづく2人を簡単に料理して、火消しの役目を果たしてみせたのだった。9回からの2イニングは内畑谷大河が登板。ピシャリと抑えて、延長タイブレークにもつれた試合を押し切った。
そして決勝戦はエースの川崎を先発させた。試合前には8、9回の2イニングで、準決勝に先発した古川の投入を考えていたが、7回に大阪桐蔭の反撃を浴びて同点に。それでも「とにかく枚数を使って」凌ぎ切ることに成功した。決断の背景はこうだ。
「先発した川崎にはもう1イニング行ってくれ、もう1イニング行ってくれ、と何度も頼んでいた。(こういう試合展開は)先発が交代したら、絶対に点を取られると思ったんで、もう1イニング、もう1イニングという感じで、行けるところまで投げてもらった。7回まで投げ切ってくれたら、8、9回は古川ら他の投手でいけたらとは思ってたんですけど、7回に相手にチャンスがいってしまった。
野球は7、8、9回やとずっと言っていたんですけど、ちょっと不運なヒットが続いたりして流れが悪いなと思って川崎は交代しました。代わった金光もフォアボールを出して失点したので、すぐに代えて、なんとか乗り切りました。全試合を通して継投で乗り切れたかなと」
8回途中から登板した古川は3イニングを1失点。前日からの連投ではあったものの、負担を最小限に抑えられたのが接戦の試合を制した要因になった。
「相手バッターも見てますし、リリーフで投げる投手の性格とか、そういうのを見ながら、特徴を生かしてこうやろうかなっていうことが上手くできました。大阪桐蔭は現役の頃からのライバル。選手たちにも、大阪桐蔭や履正社を意識してやらなあかんぞといってやってきたので、勝てたのは嬉しいです」
もちろん、大阪桐蔭の西谷監督が中野に命運を託す気持ちは大いに理解できるし、決して采配ミスだったと言いたいわけではない。ただ、後から勝負を整理してみると、今回は、高校野球の指導者に多い、チームの大黒柱に託す精神性より、相手打線の特徴を見た決断がまさった、という勝利だった。
土井は年代で言うと、1988年から89年生まれの田中将大、斎藤佑樹らがいる、いわば「黄金世代」。野球界にスーパースターが数多いた環境で揉まれた指揮官だ。
「あそこの舞台にいる奴らに勝つことはできないし、過去は塗り替えられない。僕自身は選手としては難しかったですけど、指導者として、色んな経験をして甲子園に連れていけたっていう実績はつくので、本当に今日一日だけはちょっと酔いたいなと思います」
黄金世代の元プロの指揮官が、現在の高校野球を象徴する強敵・大阪桐蔭を破って甲子園の大舞台に返り咲いた。そんな構図を描きたくなる決勝戦だった。
📝「PL学園の生徒数…わずか39人に」高校野球“消えた名門”PL学園の今…聞こえた校歌のメロディ、封鎖されたPL花火大会の臨時改札「なぜ衰退したのか?」
https://number.bunshun.jp/articles/-/866652?page=1
春夏合わせて甲子園優勝7回。高校野球の超名門、PL学園野球部は今――同校を追い続ける記者がこの夏も大阪を訪ねた。封鎖されたPL花火大会用の臨時改札、聞こえてきた校歌のメロディ。名門はなぜ衰退したのか?
大阪の夏はかつて、PLの夏であった。毎年、8月1日には国内最大級となる12万発を打ち上げるPL花火大会を開催し、会場となる富田林市一帯は数十万規模の人という人で埋め尽くされた。当日は近鉄電車が大阪阿部野橋駅から臨時電車を幾便も運行し、富田林駅には臨時改札が設けられたほどだ。
PL花火大会は正式名称を「教祖祭PL花火芸術」といい、パーフェクトリバティー教団(PL教団)の初代教祖・御木徳一の遺言によって2代教祖・御木徳近が1953年にスタートした神事である。それゆえこの日には、PL教団の信者が全国から100台以上の大型バスに乗って教団聖地である富田林市を訪れていた。つまり、信者にとって花火大会の観賞はいわば聖地巡礼だったわけだ。
そして夏の全国高等学校野球選手権大会が始まればPL学園の硬式野球部が甲子園球場を席巻し、聖地でもどでかい花火(本塁打)を打ち上げた。最盛期は80年代だ。1983年に入学した桑田真澄と清原和博のKKコンビが5季連続で甲子園に出場し、2度、日本一に。1987年には立浪和義や片岡篤史らが春夏連覇を遂げた。アルプス席で巨大な人文字を描き、大阪の地図を描いたかと思えば一瞬にして日本列島の地図に転じるマスゲームのような応援も繰り広げ、絶大な人気を誇った。当時の野球少年たちは、ユニフォームの下にぶら下げたアミュレット(御守り)をギュッと握りしめ、祈りを捧げるPLナインの所作を真似したものだ。
ちなみに、花火大会の翌朝、PL学園野球部の選手たちは打ち上げ会場となる光丘カントリー倶楽部を練り歩き、花火の残骸を拾う通称「ガラ拾い」を行うのが慣例だった。だが、高校生にとって七面倒なこのガラ拾いが免除となる唯一の手段があった。野球部OBの宮本慎也氏は、かつて私の取材にこう証言している。
「夏の甲子園に出場することができたら、このガラ拾いは免除となる。PLの野球部の人間にとって、(大阪大会で敗退したことを意味する)あのガラ拾いだけは絶対にやりたくない、最も屈辱的なことなんです」
87年の春夏連覇に2年生ながら貢献した宮本氏は3年の夏、大阪大会で敗れ、その屈辱を味わうことになる。
この夏、PL学園を訪れると…
「神道系の新宗教であるPL教団」と「幼稚園からの一貫校であるPL学園」、そして「KKコンビをはじめ数多のプロ野球選手を輩出した硬式野球部」は密接にして強固に結びついていた。だが、平成の時代に入って三者の関係にひずみが生まれ、瓦解が始まってゆく。
PL学園野球部とその母体であるPL教団が抱える問題を2014年から追及してきた私は、この11年の間に富田林をいったい何度訪れただろうか。2016年に入ると毎週のように通っていたし、同年7月に硬式野球部が活動を休止――いや、事実上の廃部となって以降も、花火大会や正月の時期、入試のタイミングなど年に3、4回は足を運んできたため、その回数は50回以上になるだろう。
今年も梅雨が明けたばかりの7月上旬に訪れた。学園の生徒たちが登校する朝の時間帯を見計らって、喜志駅から急勾配の坂を登っていく通学路を歩いた。しかし、見かけるのはPL学園の向かいに位置する喜志中学の生徒ばかり。もちろんPL学園の生徒の多くは、敷地内の寮で暮らしているため通学生はもともと少ないはずだが、それでも間もなく1限目の授業が始まるというのに人の気配がまるでない。
校歌のメロディが聞こえてきた
時計の針が8時を指した時、学園の校舎からは校歌のインストゥルメンタルが流れ始めた。自然とあの歌詞を口ずさんでしまう。PLの校歌ほど愛された校歌はなく、自分が卒業した高校の校歌は忘れても、今もってPLの校歌を覚えている高校野球ファンは多いはずだ。
♪燃ゆる希望に いのち生き 高き理想を 胸に抱く
若人のゆめ 羽曳野の 聖丘清く 育みて
PL学園 永久に 向上の道 進むなり
ああ PL PL 永遠の学園 永遠の学園
かつてPL学園の野球部には、野球にいのちを賭すほど希望に燃えた15歳が全国より集まり、羽曳野の丘陵地帯で汗を流して気高き理想郷である甲子園を目指した。永久とこしえに続くと思われたPL野球部の黄金期もいつしか終焉を迎え、2000年代に入ってからは相次いで暴力事件が発覚し、衰退していく。
生徒数「39人」、花火大会も中止
野球部を物心両面から支えてきたPL教団も信者数の激減に苦しみ、それにリンクして信者の2世・3世が通うPL学園の生徒数も減少の一途を辿った。
現在、PL学園の生徒数は3学年あわせて39人しかいない。中学の生徒数はそれよりも少ない約35人。野球部が強かった頃は、もともとの信者ではなくとも、両親ともに入信すれば入学が許されていた。だが、現在は信仰心の厚い信者しか入学を許されていない。永遠とわの学園とうたわれた学校はもはや、廃校の危機にある。野球部の復活を熱望する声はいまだ根強くとも、その可能性は限りなくゼロに近い。
そして大阪の夏の風物詩だった花火大会も、2019年を最後に開催されていない。中止となった表向きの理由は「コロナ禍」だが、コロナ禍が明けても再開する気配はない。財政難に苦しむ教団からすれば、莫大な費用のかかる花火大会を中止する都合の良い口実となったことだろう。
いったいPL教団、そしてPL学園はなぜにここまで衰退してしまったのか――。
〈つづく〉
📝来春センバツから『DH制』導入報道に「賛成、7回制は反対」「絶対使わないといけないの?」「DHなんてつまんないよなぁ」様々な反応
https://news.yahoo.co.jp/articles/75889f8532395057dfb1119752702e6cd6061f65
日本高等学校野球連盟が来春の第98回選抜高校野球大会から指名打者(DH)制を導入する見通しであることが分かった。これまで投手が打席に入ってきた高校野球の変革機の一つとなりそうなニュースに、ネット上では多くの反応があった。
Xでは賛否あり、「DH導入は賛成 7回制は反対」「投手で打撃が良い投手はどうなるのか DHを使うかどうかは高校にお任せなのか、絶対使わないといけないのか」「高校野球にDHか DHなんてつまんないよなぁ」などのコメント。
プロ野球セ・リーグで導入していないことから「高校野球にもDH制の波が どうすんだよセリーグ」といった声もあった。DH制はプロ野球パ・リーグやMLBのほか、最近は国内アマチュア球界でも採用されるようになり、大学では東京六大学連盟と関西学生連盟が来春リーグ戦からの導入を発表している。
夏の酷暑を懸念して全国選手権大会への意見もあり、「DHや7イニングというか、球場を涼しくする仕組みの方が大事では」といった書き込みもあった。
⚾岩手さんへ
今年は梅雨明けが異常に早く、大会序盤の順延による大会日程のグダグダを避けることができました。
ただ、紀三井寺で3試合中2試合が中止になったり、橿原で試合後神宮お参りしていたら突然の雷雨が襲ってきたりとイロイロありました・・・・・。
一部日程変更のため、奈良大会決勝戦を見ることができず、ちと残念でしたね・・・。兵庫の決勝と和歌山の決勝の展開が真逆になったような感じでしたね。まさか兵庫で2時間51分 7-6の乱打戦を展開するとは!!そしてナカタニらしく、しょっぱい野球で地味に2-0と面白みのない明徳のような試合でした。
7月の観戦は感覚では観戦試合の半分くらいはコールドゲームだった気がします。タイブレークも文教の1試合だけでしたか・・・・・。
マスカットでは、おかやま山陽が3回戦で4時間30分超の13回タイブレークを展開したようですが、僕が観戦した試合では8回コールドと(審判の混乱で中断50分があったので3時間ゲームとなりましたが)
聖隷は監督さんのコメントと同じく「一生甲子園には縁がない」と思ってましたが、運よく出れましたね。兵庫でも三田松聖を筆頭にセンバツ補欠校まで選ばれ、夏の兵庫準優勝もありながらその後衰退していくチームが多いですから。静岡も兵庫よろしく私学・公立・古豪・新鋭と群雄割拠ひしめく激戦区ですから。
最後にDH制は中立派ですね。昨秋の三重愛知選抜の試合や海外チームとの親善試合でも観戦しましたが特に違和感はなかったので。
P・S 夏の地方大会決勝戦の試合時間を調べてみました。南北海道だけは1時間台の試合でしたが、あとは2時間30分前後で頑張ってますね。
これを見ると甲子園で北海高校の観戦は避けなければなりませんね(笑)。特に2部制の夕方の部では2試合連続2時間30分超の試合を期待して22時直前まで頑張って欲しいです!!
⚾SHIONOMISAKIさんへ
数多くの高校野球ファンはDH制に関して反対する人はそう多くないと思いますが、7回制だけは猛反対なんでしょうね!
それが強制ではないので、エースで4番というのもなくならないだろうし、せっかくベンチ入り20人いるのだから『9人野球』ではもったいないし・・・。
P・S 8月3日・・・忘れた頃に滋賀球団主催の試合が彦根で初開催されます。
僕は3年前の春、センバツ決勝戦 大阪桐蔭17-1近江 の翌日に彦根行きましたが、それ以来ゴブサタなんで・・・・・。
あの時は伊吹山などが冠雪しており、メチャクチャ寒かったです!!4月上旬であれだから、真冬なんてどれだけ底冷えするのだろうと・・・・・。
真夏の彦根は20年ほど前に滋賀大会開会式+2試合に行ったきりで。風が乾いておりずいぶんこっち(宝塚)と比べて涼しい印象を受けてました。