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7/27 岡山大会準決勝第1試合 倉敷MS 岡山学芸館-岡山理大付 9:02~11:37
第1話 新鋭VS古豪対決 昨夏の山陽旋風再び
一二三四五六七八九十計HE
岡山理大000000000 061 池本、帆北、金澤-櫻木
学 芸 館00013010X 5120 丹羽、鳥山、沖田-佐藤
第二試合
金光学園
関 西
マスカットの夏に今年もやってきた。早朝より新幹線で30分乗車するとあっという間に岡山到着。
しかしながら、岡山県高野連は開門時間を試合開始40分前の8時20分に固執しているので・・・・・。
準決勝ともなれば早朝よりお客さんが列をなしており、この日は3塁側アルプスからレフトポール際に届きそうな行列が・・・・・。
シートノックは8時30分からだが、そんなものを見れるはずもなく、8時38分入場し、座席確保。春・秋の晴れた日には中段でもいいが、真夏のマスカット2試合スコア付けを考えるとどうしても2F席の日陰でないと体調が・・・。
息つく暇もなくスコアブックを広げスタメン記入し、すぐに試合前の挨拶と・・・。
第1試合はかつて夏の甲子園準優勝を果たしつつ、そこがピークで甲子園に出てもなかなか勝てない時期が続き、近年は甲子園にさえ届かず中国大会でも見かけなくなった岡山理大付と仙台育英OBの佐藤監督が就任し、新興勢力として強豪の一角を占める岡山学芸館の対戦。
両アルプス共にブラスバンドの応援を従えていた。創志ほどの迫力はないが、大阪大会などと比べると雲泥の差だ。
理大付はエース・池本が先発だが、学芸館は11番・丹羽の先発。チーム事情は分からないが、9時から2試合なんで2時間30分程度ゆっくり試合して昼ご飯の岡山駅弁が早弁になりすぎないように調整したいところ。
試合は1回表1番・寺尾がレフトへ大飛球を放つも広すぎるマスカットスタジアムが災いしてレフトフライ。。。倉敷市営やエイコンだったら間違いなく先頭打者ホームランだったと思われるがこれが理大付にとってはすべてだった。その後、2死から3番・櫻木がヒットを放つも無得点。
その裏、学芸館打線は理大付のエース・池本に対して江連続三振など三者凡退とおとなしい立ち上がり。
学芸館の丹羽投手はいきなり痛打を浴びたものの円陣がかかってきたようで、2・3回と三者凡退で三振も3つ奪い大舞台で先発に抜擢されただけの力があるところを見せつけた。
援護したい打線は2回裏、5番・竹下がセンター前ヒットを放ち手堅く送って2死2塁。7番・佐藤は2-1と追い込まれてからエンドラン。3塁線に鋭い打球を放つなど粘ったが、8球目レフトフライで無得点。
3回はエラーで先頭打者出塁も強攻策が裏目に出て、ライトフライゲッツーもあり0-0で序盤が終わった。
4回表理大付は2番からの攻撃。打者一巡して突破口を開きたいところだが、、、まさかの6球で3アウトと淡白な攻撃だった。
その裏、学芸館は2死後4番・坂本が右中間のポテンヒットで2塁へ進むラッキーなツーベース。そして次打者がフルカウントから四球を選び1・2塁。6番・小田が期待に応えてレフト前先制タイムリーで重い扉をこじ開け、7番・後藤が四球を選び2死満塁となったところで早川監督は早くもエースを諦め、サウスポー帆北と交代。果たして帆北は相手の左打者・田井をレフトフライに抑え早川監督の采配が当たった。
早く追いつきたい理大付は5回表1死から下位打線の連打で1・2塁と大チャンス。早川監督は早くも勝負を仕掛け、代打・西村を起用するも1-1からまさかのサードゴロダブルプレー・・・。最低でも同点に追いつきたい場面で痛恨の併殺だった。
これで流れが大きく変わり、その裏先頭の丹羽投手がヒットを放つもけん制球につり出されタッチアウト!
しかし、1番・古謝がセンター前ヒット。2年生・高安もレフト前ヒットで続き、さらには1年生3番・繁光がライト前ヒットの3連打を放つも、9-4-2の好返球でホーム寸前タッチアウト!
だが4番・阪本が1-3から快心の右中間2点タイムリースリーベースで5連打放ってようやく2点追加して3-0。さらに連打で7安打集中し帆北投手KO。
3番手・金澤もいきなりストレートの四球と苦しくなり6球連続ボールでどうなることかと思ったが、ショートゴロでようやく打者9人攻撃が止まった・・・。
3回まで0-0の緊迫の投手戦だったが、自力で勝るであろう学芸館が先制したら一気に突き放しまさかの7連打で3得点。しかし7連打で3得点というのも非常に珍しい気がするが・・・・・。
理大付もサウスポー3枚看板で岡山4強まで上がってきたので決して弱いチームではないと信じたいが、完全に防戦一方となってしまい、9回までできるかどうか??が最大の焦点となってしまった・・・。
しかし、5回終了1時間33分というのがいかにも岡山らしい展開だった。9時から2試合なんで昼ご飯を考えると特に第1試合は2時間30分超えの試合を願いたいが、2試合観戦後は前年秋に行けなかった新倉敷駅に行きたかったので日帰りだしそう考えるとあんまり余裕がないのだが・・・。
後半は理大付打線の反撃を願いつつ、すでに2投手がベンチに下がったので3番手・金澤の踏ん張りがカギとなりそうだ。
6回表先頭の金澤投手の微妙なセンターへの打球をセンター坂本ダイビングキャッチでテンションが大幅に下がったのか?1・2番は外角直球に2者連続見逃しの三振で攻撃終了。
その裏、先頭の丹羽投手が9球粘って四球をもぎ取り、無死1塁。ここは手堅く5点目狙いかと思いきや、佐藤監督は強気の強攻策をとるもフルカウントからスライダーに三振。
しかし、2番・高安に四球を与え1・2塁と傷口を広げ、クリーンアップに回したが、レフトフライ・セカンドフライに抑えフラフラになりながらも耐え忍んで終盤に入った。
7回表理大付は先頭の3番・櫻木が死球で出塁。4番だし4点ビハインドで長打期待するしかない場面。カウント2-2から早川監督が攻撃のサインを取り秘策を伝授するも5球目ボールの後6-4-3ダブルプレーでラストチャンスは一瞬にして潰えた。直後に5・6番が単打でつなぎ4番にバントしていれば確実に完封回避できたといったところだが、悔やんでも後の祭り。7番・平野は三遊間にゴロを転がしたがショートゴロ。
その裏学芸館は1死から6番・小田が右中間にスリーベースを放ち7番・佐藤のライト前タイムリーで5点目。なおも手堅く送って2死2塁とし、丹羽投手に代打・松村を起用。ホームランが出ればサヨナラコールドだったが、広いマスカットで低反発バットゆえにそこまでの危機感もなく初球ライトフライで8回へ。
8回のマウンドはアンダースローの鳥山がリリーフ。いわゆるサブマリン投法でブルペンを通目で見て投げて欲しいと願っていたので良かった。
5点リードということもありノビノビ投げて三者凡退。
その裏学芸館は1番からの攻撃で「取られても1点」と願ったが、金澤投手が最後の力を振り絞って三者凡退でコールド回避。
9回のマウンドにはエース・沖田が満を持して登板。1死からレフト前ヒットを浴びるもショートゴロで2死。最後は5番・是近に3球勝負で見逃しの三振を奪いゲームセット。
岡山らしく9回裏はなく終わったが試合時間2時間35分とロングゲームだった。
3・7回終了後に5分間の給水を取り、5回終了には7分間の整備もあったが5-0というワンサイドゲームでも試合は長かった。
序盤はどちらに転ぶか分からなかったが、中盤以降は学芸館が盤石の試合運びで横綱相撲を取った!
理大付は関西とともに10年以上甲子園から遠ざかっているが、早川監督はまだ健在だったし、3投手の継投でコールド回避に成功し夏4強まで進出したので復活の足掛かりとなるのだろうか?
いつもマスカットは次の試合の開始時間をアナウンスしてくれないが、だいたい40分弱を観ていたら間違いないのでコンコースの机とイスを借りて岡山駅弁を楽しんだ。
続く第2試合は金光学園ー関西。こちらも新鋭と古豪の対戦といったカラーだが、金光はブラスバンドが🎵金光マーチを炸裂させ甲子園初出場を狙う。
関西は教育者・江浦先生が勇退してから衰退の一途をたどっているが、いとこの浜田監督が突如退任して、藤井コーチが新監督に就任して4年目。
いつの間にか豪打・関西の看板が変わりメイデンのような走者なしでもセーフティーバントをかますチマチマした野球に変貌していた!それはまた次回の講釈で。
チーム名 選手名 投球回 打者 投球数 安打 犠打 四球 死球 三振 失点 自責
岡山理大 池 本 3 2/3 16 64 3 1 2 0 3 1 1
岡山理大 帆 北 1 8 35 7 0 0 0 0 3 3
岡山理大 金 澤 3 1/3 15 60 2 1 3 0 1 1 1
学 芸 館 丹 羽 7 25 74 5 0 0 1 5 0 0
学 芸 館 鳥 山 1 3 11 0 0 0 0 1 0 0
学 芸 館 沖 田 1 4 11 1 0 0 0 1 0 0
(完)
🌟次回予告🌟
7/27 岡山大会準決勝第2試合 倉敷MS 金光学園-関西
第1話 新鋭VS古豪対決 昨夏の山陽旋風再び
一二三四五六七八九十計HE
岡山理大000000000 061 池本、帆北、金澤-櫻木
学 芸 館00013010X 5120 丹羽、鳥山、沖田-佐藤
第二試合
金光学園
関 西
マスカットの夏に今年もやってきた。早朝より新幹線で30分乗車するとあっという間に岡山到着。
しかしながら、岡山県高野連は開門時間を試合開始40分前の8時20分に固執しているので・・・・・。
準決勝ともなれば早朝よりお客さんが列をなしており、この日は3塁側アルプスからレフトポール際に届きそうな行列が・・・・・。
シートノックは8時30分からだが、そんなものを見れるはずもなく、8時38分入場し、座席確保。春・秋の晴れた日には中段でもいいが、真夏のマスカット2試合スコア付けを考えるとどうしても2F席の日陰でないと体調が・・・。
息つく暇もなくスコアブックを広げスタメン記入し、すぐに試合前の挨拶と・・・。
第1試合はかつて夏の甲子園準優勝を果たしつつ、そこがピークで甲子園に出てもなかなか勝てない時期が続き、近年は甲子園にさえ届かず中国大会でも見かけなくなった岡山理大付と仙台育英OBの佐藤監督が就任し、新興勢力として強豪の一角を占める岡山学芸館の対戦。
両アルプス共にブラスバンドの応援を従えていた。創志ほどの迫力はないが、大阪大会などと比べると雲泥の差だ。
理大付はエース・池本が先発だが、学芸館は11番・丹羽の先発。チーム事情は分からないが、9時から2試合なんで2時間30分程度ゆっくり試合して昼ご飯の岡山駅弁が早弁になりすぎないように調整したいところ。
試合は1回表1番・寺尾がレフトへ大飛球を放つも広すぎるマスカットスタジアムが災いしてレフトフライ。。。倉敷市営やエイコンだったら間違いなく先頭打者ホームランだったと思われるがこれが理大付にとってはすべてだった。その後、2死から3番・櫻木がヒットを放つも無得点。
その裏、学芸館打線は理大付のエース・池本に対して江連続三振など三者凡退とおとなしい立ち上がり。
学芸館の丹羽投手はいきなり痛打を浴びたものの円陣がかかってきたようで、2・3回と三者凡退で三振も3つ奪い大舞台で先発に抜擢されただけの力があるところを見せつけた。
援護したい打線は2回裏、5番・竹下がセンター前ヒットを放ち手堅く送って2死2塁。7番・佐藤は2-1と追い込まれてからエンドラン。3塁線に鋭い打球を放つなど粘ったが、8球目レフトフライで無得点。
3回はエラーで先頭打者出塁も強攻策が裏目に出て、ライトフライゲッツーもあり0-0で序盤が終わった。
4回表理大付は2番からの攻撃。打者一巡して突破口を開きたいところだが、、、まさかの6球で3アウトと淡白な攻撃だった。
その裏、学芸館は2死後4番・坂本が右中間のポテンヒットで2塁へ進むラッキーなツーベース。そして次打者がフルカウントから四球を選び1・2塁。6番・小田が期待に応えてレフト前先制タイムリーで重い扉をこじ開け、7番・後藤が四球を選び2死満塁となったところで早川監督は早くもエースを諦め、サウスポー帆北と交代。果たして帆北は相手の左打者・田井をレフトフライに抑え早川監督の采配が当たった。
早く追いつきたい理大付は5回表1死から下位打線の連打で1・2塁と大チャンス。早川監督は早くも勝負を仕掛け、代打・西村を起用するも1-1からまさかのサードゴロダブルプレー・・・。最低でも同点に追いつきたい場面で痛恨の併殺だった。
これで流れが大きく変わり、その裏先頭の丹羽投手がヒットを放つもけん制球につり出されタッチアウト!
しかし、1番・古謝がセンター前ヒット。2年生・高安もレフト前ヒットで続き、さらには1年生3番・繁光がライト前ヒットの3連打を放つも、9-4-2の好返球でホーム寸前タッチアウト!
だが4番・阪本が1-3から快心の右中間2点タイムリースリーベースで5連打放ってようやく2点追加して3-0。さらに連打で7安打集中し帆北投手KO。
3番手・金澤もいきなりストレートの四球と苦しくなり6球連続ボールでどうなることかと思ったが、ショートゴロでようやく打者9人攻撃が止まった・・・。
3回まで0-0の緊迫の投手戦だったが、自力で勝るであろう学芸館が先制したら一気に突き放しまさかの7連打で3得点。しかし7連打で3得点というのも非常に珍しい気がするが・・・・・。
理大付もサウスポー3枚看板で岡山4強まで上がってきたので決して弱いチームではないと信じたいが、完全に防戦一方となってしまい、9回までできるかどうか??が最大の焦点となってしまった・・・。
しかし、5回終了1時間33分というのがいかにも岡山らしい展開だった。9時から2試合なんで昼ご飯を考えると特に第1試合は2時間30分超えの試合を願いたいが、2試合観戦後は前年秋に行けなかった新倉敷駅に行きたかったので日帰りだしそう考えるとあんまり余裕がないのだが・・・。
後半は理大付打線の反撃を願いつつ、すでに2投手がベンチに下がったので3番手・金澤の踏ん張りがカギとなりそうだ。
6回表先頭の金澤投手の微妙なセンターへの打球をセンター坂本ダイビングキャッチでテンションが大幅に下がったのか?1・2番は外角直球に2者連続見逃しの三振で攻撃終了。
その裏、先頭の丹羽投手が9球粘って四球をもぎ取り、無死1塁。ここは手堅く5点目狙いかと思いきや、佐藤監督は強気の強攻策をとるもフルカウントからスライダーに三振。
しかし、2番・高安に四球を与え1・2塁と傷口を広げ、クリーンアップに回したが、レフトフライ・セカンドフライに抑えフラフラになりながらも耐え忍んで終盤に入った。
7回表理大付は先頭の3番・櫻木が死球で出塁。4番だし4点ビハインドで長打期待するしかない場面。カウント2-2から早川監督が攻撃のサインを取り秘策を伝授するも5球目ボールの後6-4-3ダブルプレーでラストチャンスは一瞬にして潰えた。直後に5・6番が単打でつなぎ4番にバントしていれば確実に完封回避できたといったところだが、悔やんでも後の祭り。7番・平野は三遊間にゴロを転がしたがショートゴロ。
その裏学芸館は1死から6番・小田が右中間にスリーベースを放ち7番・佐藤のライト前タイムリーで5点目。なおも手堅く送って2死2塁とし、丹羽投手に代打・松村を起用。ホームランが出ればサヨナラコールドだったが、広いマスカットで低反発バットゆえにそこまでの危機感もなく初球ライトフライで8回へ。
8回のマウンドはアンダースローの鳥山がリリーフ。いわゆるサブマリン投法でブルペンを通目で見て投げて欲しいと願っていたので良かった。
5点リードということもありノビノビ投げて三者凡退。
その裏学芸館は1番からの攻撃で「取られても1点」と願ったが、金澤投手が最後の力を振り絞って三者凡退でコールド回避。
9回のマウンドにはエース・沖田が満を持して登板。1死からレフト前ヒットを浴びるもショートゴロで2死。最後は5番・是近に3球勝負で見逃しの三振を奪いゲームセット。
岡山らしく9回裏はなく終わったが試合時間2時間35分とロングゲームだった。
3・7回終了後に5分間の給水を取り、5回終了には7分間の整備もあったが5-0というワンサイドゲームでも試合は長かった。
序盤はどちらに転ぶか分からなかったが、中盤以降は学芸館が盤石の試合運びで横綱相撲を取った!
理大付は関西とともに10年以上甲子園から遠ざかっているが、早川監督はまだ健在だったし、3投手の継投でコールド回避に成功し夏4強まで進出したので復活の足掛かりとなるのだろうか?
いつもマスカットは次の試合の開始時間をアナウンスしてくれないが、だいたい40分弱を観ていたら間違いないのでコンコースの机とイスを借りて岡山駅弁を楽しんだ。
続く第2試合は金光学園ー関西。こちらも新鋭と古豪の対戦といったカラーだが、金光はブラスバンドが🎵金光マーチを炸裂させ甲子園初出場を狙う。
関西は教育者・江浦先生が勇退してから衰退の一途をたどっているが、いとこの浜田監督が突如退任して、藤井コーチが新監督に就任して4年目。
いつの間にか豪打・関西の看板が変わりメイデンのような走者なしでもセーフティーバントをかますチマチマした野球に変貌していた!それはまた次回の講釈で。
チーム名 選手名 投球回 打者 投球数 安打 犠打 四球 死球 三振 失点 自責
岡山理大 池 本 3 2/3 16 64 3 1 2 0 3 1 1
岡山理大 帆 北 1 8 35 7 0 0 0 0 3 3
岡山理大 金 澤 3 1/3 15 60 2 1 3 0 1 1 1
学 芸 館 丹 羽 7 25 74 5 0 0 1 5 0 0
学 芸 館 鳥 山 1 3 11 0 0 0 0 1 0 0
学 芸 館 沖 田 1 4 11 1 0 0 0 1 0 0
(完)
🌟次回予告🌟
7/27 岡山大会準決勝第2試合 倉敷MS 金光学園-関西