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7/29 和歌山大会決勝戦 紀三井寺球場 近大新宮-智弁和歌山 9:59~12:08
第3話 創部20年目の悲願・・・近大新宮初の甲子園なるか???
TEAM 12345678910RHE
智辯学園 000001120 4101 渡辺、中西-上田
近大新宮 000000002 281 響、田中、小田島、西田、西島-井上
UMPIRES
PL1B2B3B
廣 前 出 井
戸
瀬 坂 口 本
Fun×Fam テレビ和歌山 2024 夏の高校野球和歌山大会応援ソング 🎵そして涙はキミになる。
https://www.youtube.com/watch?v=xMgnxyhttn0
いよいよ長きにわたった106回選手権和歌山大会最後の1試合・決勝戦。個人的には田辺の春夏連続甲子園で今度こそ1勝してほしかったが、僕が倉敷MSで観戦中に和智弁に0-7とコールド負けで散ってしまった・・・・・。
あるいは和歌山東ー智辯和歌山の決勝戦かな?とも思ったが、これまで夏の決勝進出が1度もない和歌山東。今回も4強まではコールド進撃だったが、準決勝のカベが厚く近大新宮に3-0で跳ね返された。
近大新宮といえば・・・創部1年目で1年生68人が入部し全盛期だった和智弁の最大のライバルになると目されたが、約20年経っても甲子園は遠かった・・・・。歴代監督はそうそうたるメンバーで。。。
かん高い声の豊田監督(←日生球場3塁側便所の落書きより)~上宮OBで🎵おっさんノリノリ 重阪 フィーバーフィーバー重阪 の応援歌が忘れられない重阪監督~近大付で90年センバツ優勝(日生球場3塁側便所の落書きより→)モンキーの吉田監督~報徳学園時代夏全国制覇メンバーの高原監督~軟式野球出身の産屋敷監督
部長も大ベテラン安田 俊老師に紀三井寺球場ベンチから名草山まで届きそうな大声で選手を鼓舞し続ける宮本 俊子女史と個性あふれる先生がベンチ入りしている。
これまではだいたい県8強くらいで燃え尽き、どこと対戦しても接戦続きで面白い試合を展開しているイメージがあった。
産屋敷監督のことは全く知らなかったが、日体大OBで軟式野球の指導を長くされていたようで、近大高専で監督をされていた高原監督が去ってから就任し、きめ細かい野球でチームを導き、2022年秋ついに近畿大会初出場を果たし、惜しくも彦根総合に2-4で競り負けたが、大舞台を経験しこの夏甲子園まであと1勝に迫った。
和歌山は先攻派のチームが多いが、近大新宮は後攻派のようでこの試合もじゃんけんで勝って中谷が好む後攻を選択。
和智弁は2年生エース・渡邊が先発。近大新宮もエース・響が先発だったがきめ細かい継投で和智弁打線をどこまでかく乱できるか???いずれにせよコールドの心配がないのでノビノビ観戦でき、閉会式終了後にはレンタサイクルでマリーナシティへ足を運ぼうと。
試合前そしてクーリングタイムにもたっぷりと黒土に散水され定刻よりも1分早いプレーボールで、ネット裏スタンド最上部にある放送席では北尾アナのキーの高い声が響き、いつの間にか3人目のレジェンド扱いされた平井理弘エグゼクティブアナウンサーが不敵な笑みを漏らしながら見つめていた。
大事な1回表の守りプレーボールのサイレンとともに1番・福元が初球をたたきライト線にヒット。俊足を活かして果敢に2塁を陥れようとするもライト・李の強肩がチームを救い2塁手前でタッチアウト!
2番・藤田はフォームに空振り三振。しかし、3番・辻が四球を選びまたピンチに陥りそうになったが、木製バットの4番・花田は初球ショートゴロで無得点。
高嶋先生時代から基本的に後半爆発型ゆえに初回から失点しようものならワンサイドになりかねないので一安心。
しかし、近大新宮打線はボール球に手を出し連続三振などあっさり初回三者凡退で厳しい試合が予想された。
2回表先頭の松嶋が四球を選ぶと手堅く送りバントで1死2塁。7番は1年生松本が春季近畿に続きスタメンだった。9球粘り最後はセカンドフライだったが大気の片りんをみせる粘りだった。エース・渡邊はセンターフライに倒れなんとか響投手が耐え忍んだ。
その裏、近大新宮は1死から1年生の5番・矢守がレフト線にヒットを放ち6番・井上は1ボールからバスターエンドランを決めレフト前ヒットと産屋敷監督の采配が当たった。
ここで先制すれば和智弁の焦りを誘えるかも?と思ったが、7番・吉岡2球で追い込まれサードゴロゲッツー・・・。
3回表先頭の9番・山田希が初球ファーストフライに倒れヤレヤレと思っていたら、、、産屋敷監督当初からのゲームプランだったのか???打者一巡したところでなんとエースをベンチに下げて2番手に背番号14の田中がリリーフ。
これが吉と出るか凶と出るか???といったところだが、ライトフライ・ファーストゴロに抑え3回無失点でうまく事が運んだ。
その裏、先頭の8番・樫原がレフト前ヒット。当然送りバントで1死2塁に進めたかったが、田中投手は2球連続バントファールでスリーバント敢行も1-6-3ダブルプレー・・・。直後に四球で走者がでると産屋敷監督は2番・瀧ケ平に2死1塁からバント攻めで1~4球まで全部バント。2・3球目はボールだったが、1・4球目は本当にバントしてきた!!5球目見事にライト前ヒットを放つも3塁を狙った1塁走者・李がライト福元の強肩に阻まれ憤死。
0-0白熱の守り合いで両軍塁上を賑わしつつも好守備で踏みとどまっている状況だった。
4回表先頭の3番・辻が2打席連続四球で出塁すると早くも代走・高桑を起用する中谷采配。3番主将を4回表でベンチに下げるのは早すぎると思ったが、、、4番・花田の木製バットは火を噴くどころか4-6-3ダブルプレーで2打席連続急ブレーキ・・・。結局三者凡退に終わり近大新宮ペースと思われたが、2年生エース・渡邊もリズムを崩さず近大新宮クリーンアップを三者凡退で退け互いに譲らない。
和智弁は5回2死からエースレフト前ヒットに四球でしぶとく下位打線がつないで、2回以来の得点圏の走者を送った。これで3巡目となるが、産屋敷監督は計算通りなのか???またもや打順1回りで投手交代。背番号11の小田島が3番手で登板し、2ボールから右中間に痛恨の一撃を浴びるもあと3mほど届かずライトフライ。
しかし渡邊投手はヒットを放ち2塁ランナーとして塁上に立っていた疲れを見せず、140km超のストレート連発で三振2つを奪うなどこの回も三者凡退で0-0のまま整備に入った。
それにしても産屋敷監督の継投は冴え亘っていた!!田辺でさえ7回7失点でコールド負けを喰らったが、1回戦からち密な計算でマシンガン継投を駆使し、ここまで体力消耗を最小限にしていたエース・響が満を持しての先発だったが、打者一巡でスパっとベンチに下げてリリーフ投手が好救援で0-0のまま5回を終えた。
あるいはこのまま延長タイブレークに持ち込めば後攻ゆえにサヨナラゲームの可能性もあるし、相手の焦りを誘えそうだ。
和智弁は2年生エース・渡邊が生命線となるが、ここまで4安打完封59球と安定感抜群でこのまま完投しても大丈夫そうだが、継投がダイスキな中谷だけにどうなるか・・・。
10分間のクーリングタイムを終えて6回表。やはりこの微妙な間が試合展開を変えていくのか???
2番からの攻撃で先頭の藤田はライトフライに倒れたが、途中出場3番・高桑が右中間を切り裂くツーベースで活路を見出す層の厚さを見せつけ、4番・花田はまたもや木製バットの打球が外野まで届かずセカンドフライだったが、5番・松嶋が重苦しい雰囲気をはねのけるがごとく、流し打ちで三遊間ゴロ突破のレフト前先制タイムリーでようやく均衡が崩れた。6番・上田もヒットで続きこの試合初めて近大ベンチからタイムが取られたが、小田島投手続投で1年生・松本はサードゴロに倒れ直後の守りからいつも通りセカンドには背番号4の井口が入った。
すぐさま反撃したい近大新宮だが、先頭の小田島投手にそのまま打たせて3イニング連続三者凡退と厳しくなってきた。。。
1点を先制して甲子園が見えてきた和智弁は7回4球でツーアウト。しかし、産屋敷監督はここでまたもや投手交代。4番手・西田をマウンドに送ったが、ライト前ヒットにストレートの四球で傷口を広げ、3番・高桑に中押しのレフト前タイムリーヒットで2点目。さらにサード正面のゴロを弾くエラーで満塁と非常に厳しくなったが、5番・松嶋はライトフライでダメ押しできない。。。
しかし、近大新宮は戦意喪失したわけではないだろうがその裏3番からの好打順で4イニング連続三者凡退で渡邊投手まだ72球しか投げておらず余力は充分すぎるほどありそうだ。
8回表和智弁は続投する西田投手から四球~バントでチャンスを広げ、エース・渡邊がレフト前ヒットで1死1・3塁。9番・山田希の1-1からの3球目スクイズに来たがファール・・・。すると中谷はフルカウントからエンドランを仕掛けライト前タイムリーヒットで3点目。1番・福元のレフト犠飛でトドメの4点目と差をつけた。
少しでも頑張りたい近大はその裏1死から7番・吉岡がセンター前ヒットで出塁。産屋敷監督は早速エンドランのサインを出すも不発で完封ペースのまま9回へ、、、
9回表のマウンドには1年生・西島が上がった。もう勝敗うんぬんよりも新チーム以降のことを考えての紀三井寺のマウンドを経験させる意図が垣間見えた。
3番からの攻撃を三振・センターフライに仕留め、5番・松嶋にはヒットを許すも無失点に抑え彼がもっと早くリリーフしていたら・・・と。
いよいよ9回裏4点差・・・・ドラマは起きるのか????
1番からの好打順でわずか3球でツーアウト。もう試合終了は時間の問題に思えたがここからが長かった!!
3番・和嶋が2球で追い込まれるも3球目をライト前ヒット。4番・長堀のフルカウントからなぜかしら1塁走者走らなかったが、レフト前ヒット。さらに5番・1年生矢守もレフト前ヒットで続き3連打で満塁。
6番・井上にホームランが出れば起死回生の同点劇だが、1-1からひっかけてショートゴロ真正面・・・誰もが万事休すと思ったが、ショート・山田希まさかの1塁大暴投で2者生還。。。
4-2となり、なおも2死1・3塁となった局面で何と中谷はエース・渡邊をベンチに下げて197cmの長身・中西をリリーフへ。中西投手は近畿決勝戦でサヨナラワイルドピッチを犯してその場でしゃがみこむシーンが印象的だったが、この極限のマウンドで簡単に2球で追い込み最後は1球外してからセンターフライで試合終了。
結局、和智弁が秋は不覚を取ったが、春・夏ともに和歌山を制して横綱相撲で堂々と甲子園に乗り込み3年ぶり4度目の夏、全国制覇に向けて虎視眈々と狙う。
やはり終わってみれば和智弁の牙城は強固だったということか。
田辺も秋は5-2で和智弁に勝ったが、夏の準決勝で0-7と7回コールド負けで、近大新宮も産屋敷監督のマシンガン継投で対抗したが中盤以降突き放された。
仮に和歌山東が決勝進出でも勝敗は変わらなかっただろう。
しかし、そんな大阪桐蔭クラスの総合力と思われたチームも甲子園に行けばまさかまさかの悲劇が待っているとはこの時思いもよらなかった。。。
さて、次回は2日前に時を戻して倉敷マスカットスタジアムの岡山大会準決勝。
①岡山学芸館ー岡山理大付 ②金光学園ー関西
という組み合わせで、なぜかしら創志学園・倉敷商といった優勝候補は姿を消し、久しぶりに関西・理大の復活をみることとなる。
9時から2試合なんで通常だと13時30分~14時頃に終わりそうなんで、2023年秋に行けなかった新倉敷初来場を目論むも岡山の試合は超スローペースで。。。それはまた次回の講釈で。
チーム名 選手名 投球回 打者 投球数 安打 犠打 犠飛 四球 三振 失点 自責
智辯学園 渡 邊 8 2/3 33 96 8 0 0 1 4 2 0
智辯学園 中 西 1/3 1 4 0 0 0 0 0 0 0
近大新宮 響 2 0/3 9 34 1 1 0 2 1 0 0
近大新宮 田 中 2 2/3 9 30 1 0 0 2 0 0 0
近大新宮 小田島 2 9 24 3 0 0 0 0 1 1
近大新宮 西 田 1 2/3 11 38 4 1 1 2 0 3 3
近大新宮 西 島 1 4 11 1 0 0 0 1 0 0
(完)
🌟新シリーズのお知らせ🌟
マスカットの夏も熱いぞ~ 106回選手権岡山大会観戦記
7/27 岡山大会準決勝第1試合 倉敷MS 岡山学芸館-岡山理大付
第3話 創部20年目の悲願・・・近大新宮初の甲子園なるか???
TEAM 12345678910RHE
智辯学園 000001120 4101 渡辺、中西-上田
近大新宮 000000002 281 響、田中、小田島、西田、西島-井上
UMPIRES
PL1B2B3B
廣 前 出 井
戸
瀬 坂 口 本
Fun×Fam テレビ和歌山 2024 夏の高校野球和歌山大会応援ソング 🎵そして涙はキミになる。
https://www.youtube.com/watch?v=xMgnxyhttn0
いよいよ長きにわたった106回選手権和歌山大会最後の1試合・決勝戦。個人的には田辺の春夏連続甲子園で今度こそ1勝してほしかったが、僕が倉敷MSで観戦中に和智弁に0-7とコールド負けで散ってしまった・・・・・。
あるいは和歌山東ー智辯和歌山の決勝戦かな?とも思ったが、これまで夏の決勝進出が1度もない和歌山東。今回も4強まではコールド進撃だったが、準決勝のカベが厚く近大新宮に3-0で跳ね返された。
近大新宮といえば・・・創部1年目で1年生68人が入部し全盛期だった和智弁の最大のライバルになると目されたが、約20年経っても甲子園は遠かった・・・・。歴代監督はそうそうたるメンバーで。。。
かん高い声の豊田監督(←日生球場3塁側便所の落書きより)~上宮OBで🎵おっさんノリノリ 重阪 フィーバーフィーバー重阪 の応援歌が忘れられない重阪監督~近大付で90年センバツ優勝(日生球場3塁側便所の落書きより→)モンキーの吉田監督~報徳学園時代夏全国制覇メンバーの高原監督~軟式野球出身の産屋敷監督
部長も大ベテラン安田 俊老師に紀三井寺球場ベンチから名草山まで届きそうな大声で選手を鼓舞し続ける宮本 俊子女史と個性あふれる先生がベンチ入りしている。
これまではだいたい県8強くらいで燃え尽き、どこと対戦しても接戦続きで面白い試合を展開しているイメージがあった。
産屋敷監督のことは全く知らなかったが、日体大OBで軟式野球の指導を長くされていたようで、近大高専で監督をされていた高原監督が去ってから就任し、きめ細かい野球でチームを導き、2022年秋ついに近畿大会初出場を果たし、惜しくも彦根総合に2-4で競り負けたが、大舞台を経験しこの夏甲子園まであと1勝に迫った。
和歌山は先攻派のチームが多いが、近大新宮は後攻派のようでこの試合もじゃんけんで勝って中谷が好む後攻を選択。
和智弁は2年生エース・渡邊が先発。近大新宮もエース・響が先発だったがきめ細かい継投で和智弁打線をどこまでかく乱できるか???いずれにせよコールドの心配がないのでノビノビ観戦でき、閉会式終了後にはレンタサイクルでマリーナシティへ足を運ぼうと。
試合前そしてクーリングタイムにもたっぷりと黒土に散水され定刻よりも1分早いプレーボールで、ネット裏スタンド最上部にある放送席では北尾アナのキーの高い声が響き、いつの間にか3人目のレジェンド扱いされた平井理弘エグゼクティブアナウンサーが不敵な笑みを漏らしながら見つめていた。
大事な1回表の守りプレーボールのサイレンとともに1番・福元が初球をたたきライト線にヒット。俊足を活かして果敢に2塁を陥れようとするもライト・李の強肩がチームを救い2塁手前でタッチアウト!
2番・藤田はフォームに空振り三振。しかし、3番・辻が四球を選びまたピンチに陥りそうになったが、木製バットの4番・花田は初球ショートゴロで無得点。
高嶋先生時代から基本的に後半爆発型ゆえに初回から失点しようものならワンサイドになりかねないので一安心。
しかし、近大新宮打線はボール球に手を出し連続三振などあっさり初回三者凡退で厳しい試合が予想された。
2回表先頭の松嶋が四球を選ぶと手堅く送りバントで1死2塁。7番は1年生松本が春季近畿に続きスタメンだった。9球粘り最後はセカンドフライだったが大気の片りんをみせる粘りだった。エース・渡邊はセンターフライに倒れなんとか響投手が耐え忍んだ。
その裏、近大新宮は1死から1年生の5番・矢守がレフト線にヒットを放ち6番・井上は1ボールからバスターエンドランを決めレフト前ヒットと産屋敷監督の采配が当たった。
ここで先制すれば和智弁の焦りを誘えるかも?と思ったが、7番・吉岡2球で追い込まれサードゴロゲッツー・・・。
3回表先頭の9番・山田希が初球ファーストフライに倒れヤレヤレと思っていたら、、、産屋敷監督当初からのゲームプランだったのか???打者一巡したところでなんとエースをベンチに下げて2番手に背番号14の田中がリリーフ。
これが吉と出るか凶と出るか???といったところだが、ライトフライ・ファーストゴロに抑え3回無失点でうまく事が運んだ。
その裏、先頭の8番・樫原がレフト前ヒット。当然送りバントで1死2塁に進めたかったが、田中投手は2球連続バントファールでスリーバント敢行も1-6-3ダブルプレー・・・。直後に四球で走者がでると産屋敷監督は2番・瀧ケ平に2死1塁からバント攻めで1~4球まで全部バント。2・3球目はボールだったが、1・4球目は本当にバントしてきた!!5球目見事にライト前ヒットを放つも3塁を狙った1塁走者・李がライト福元の強肩に阻まれ憤死。
0-0白熱の守り合いで両軍塁上を賑わしつつも好守備で踏みとどまっている状況だった。
4回表先頭の3番・辻が2打席連続四球で出塁すると早くも代走・高桑を起用する中谷采配。3番主将を4回表でベンチに下げるのは早すぎると思ったが、、、4番・花田の木製バットは火を噴くどころか4-6-3ダブルプレーで2打席連続急ブレーキ・・・。結局三者凡退に終わり近大新宮ペースと思われたが、2年生エース・渡邊もリズムを崩さず近大新宮クリーンアップを三者凡退で退け互いに譲らない。
和智弁は5回2死からエースレフト前ヒットに四球でしぶとく下位打線がつないで、2回以来の得点圏の走者を送った。これで3巡目となるが、産屋敷監督は計算通りなのか???またもや打順1回りで投手交代。背番号11の小田島が3番手で登板し、2ボールから右中間に痛恨の一撃を浴びるもあと3mほど届かずライトフライ。
しかし渡邊投手はヒットを放ち2塁ランナーとして塁上に立っていた疲れを見せず、140km超のストレート連発で三振2つを奪うなどこの回も三者凡退で0-0のまま整備に入った。
それにしても産屋敷監督の継投は冴え亘っていた!!田辺でさえ7回7失点でコールド負けを喰らったが、1回戦からち密な計算でマシンガン継投を駆使し、ここまで体力消耗を最小限にしていたエース・響が満を持しての先発だったが、打者一巡でスパっとベンチに下げてリリーフ投手が好救援で0-0のまま5回を終えた。
あるいはこのまま延長タイブレークに持ち込めば後攻ゆえにサヨナラゲームの可能性もあるし、相手の焦りを誘えそうだ。
和智弁は2年生エース・渡邊が生命線となるが、ここまで4安打完封59球と安定感抜群でこのまま完投しても大丈夫そうだが、継投がダイスキな中谷だけにどうなるか・・・。
10分間のクーリングタイムを終えて6回表。やはりこの微妙な間が試合展開を変えていくのか???
2番からの攻撃で先頭の藤田はライトフライに倒れたが、途中出場3番・高桑が右中間を切り裂くツーベースで活路を見出す層の厚さを見せつけ、4番・花田はまたもや木製バットの打球が外野まで届かずセカンドフライだったが、5番・松嶋が重苦しい雰囲気をはねのけるがごとく、流し打ちで三遊間ゴロ突破のレフト前先制タイムリーでようやく均衡が崩れた。6番・上田もヒットで続きこの試合初めて近大ベンチからタイムが取られたが、小田島投手続投で1年生・松本はサードゴロに倒れ直後の守りからいつも通りセカンドには背番号4の井口が入った。
すぐさま反撃したい近大新宮だが、先頭の小田島投手にそのまま打たせて3イニング連続三者凡退と厳しくなってきた。。。
1点を先制して甲子園が見えてきた和智弁は7回4球でツーアウト。しかし、産屋敷監督はここでまたもや投手交代。4番手・西田をマウンドに送ったが、ライト前ヒットにストレートの四球で傷口を広げ、3番・高桑に中押しのレフト前タイムリーヒットで2点目。さらにサード正面のゴロを弾くエラーで満塁と非常に厳しくなったが、5番・松嶋はライトフライでダメ押しできない。。。
しかし、近大新宮は戦意喪失したわけではないだろうがその裏3番からの好打順で4イニング連続三者凡退で渡邊投手まだ72球しか投げておらず余力は充分すぎるほどありそうだ。
8回表和智弁は続投する西田投手から四球~バントでチャンスを広げ、エース・渡邊がレフト前ヒットで1死1・3塁。9番・山田希の1-1からの3球目スクイズに来たがファール・・・。すると中谷はフルカウントからエンドランを仕掛けライト前タイムリーヒットで3点目。1番・福元のレフト犠飛でトドメの4点目と差をつけた。
少しでも頑張りたい近大はその裏1死から7番・吉岡がセンター前ヒットで出塁。産屋敷監督は早速エンドランのサインを出すも不発で完封ペースのまま9回へ、、、
9回表のマウンドには1年生・西島が上がった。もう勝敗うんぬんよりも新チーム以降のことを考えての紀三井寺のマウンドを経験させる意図が垣間見えた。
3番からの攻撃を三振・センターフライに仕留め、5番・松嶋にはヒットを許すも無失点に抑え彼がもっと早くリリーフしていたら・・・と。
いよいよ9回裏4点差・・・・ドラマは起きるのか????
1番からの好打順でわずか3球でツーアウト。もう試合終了は時間の問題に思えたがここからが長かった!!
3番・和嶋が2球で追い込まれるも3球目をライト前ヒット。4番・長堀のフルカウントからなぜかしら1塁走者走らなかったが、レフト前ヒット。さらに5番・1年生矢守もレフト前ヒットで続き3連打で満塁。
6番・井上にホームランが出れば起死回生の同点劇だが、1-1からひっかけてショートゴロ真正面・・・誰もが万事休すと思ったが、ショート・山田希まさかの1塁大暴投で2者生還。。。
4-2となり、なおも2死1・3塁となった局面で何と中谷はエース・渡邊をベンチに下げて197cmの長身・中西をリリーフへ。中西投手は近畿決勝戦でサヨナラワイルドピッチを犯してその場でしゃがみこむシーンが印象的だったが、この極限のマウンドで簡単に2球で追い込み最後は1球外してからセンターフライで試合終了。
結局、和智弁が秋は不覚を取ったが、春・夏ともに和歌山を制して横綱相撲で堂々と甲子園に乗り込み3年ぶり4度目の夏、全国制覇に向けて虎視眈々と狙う。
やはり終わってみれば和智弁の牙城は強固だったということか。
田辺も秋は5-2で和智弁に勝ったが、夏の準決勝で0-7と7回コールド負けで、近大新宮も産屋敷監督のマシンガン継投で対抗したが中盤以降突き放された。
仮に和歌山東が決勝進出でも勝敗は変わらなかっただろう。
しかし、そんな大阪桐蔭クラスの総合力と思われたチームも甲子園に行けばまさかまさかの悲劇が待っているとはこの時思いもよらなかった。。。
さて、次回は2日前に時を戻して倉敷マスカットスタジアムの岡山大会準決勝。
①岡山学芸館ー岡山理大付 ②金光学園ー関西
という組み合わせで、なぜかしら創志学園・倉敷商といった優勝候補は姿を消し、久しぶりに関西・理大の復活をみることとなる。
9時から2試合なんで通常だと13時30分~14時頃に終わりそうなんで、2023年秋に行けなかった新倉敷初来場を目論むも岡山の試合は超スローペースで。。。それはまた次回の講釈で。
チーム名 選手名 投球回 打者 投球数 安打 犠打 犠飛 四球 三振 失点 自責
智辯学園 渡 邊 8 2/3 33 96 8 0 0 1 4 2 0
智辯学園 中 西 1/3 1 4 0 0 0 0 0 0 0
近大新宮 響 2 0/3 9 34 1 1 0 2 1 0 0
近大新宮 田 中 2 2/3 9 30 1 0 0 2 0 0 0
近大新宮 小田島 2 9 24 3 0 0 0 0 1 1
近大新宮 西 田 1 2/3 11 38 4 1 1 2 0 3 3
近大新宮 西 島 1 4 11 1 0 0 0 1 0 0
(完)
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マスカットの夏も熱いぞ~ 106回選手権岡山大会観戦記
7/27 岡山大会準決勝第1試合 倉敷MS 岡山学芸館-岡山理大付