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5/5 春季兵庫大会決勝戦 明石トーカロ球場 須磨翔風-社 12:47~15:01

    一二三四五六七八九十計HE
 社  000003300 691 満田、笹倉、高島、上川-西垣
須磨翔風012000100 461 橋本、常見、上里田、加登-西田修
 
        第一試合   
        明 石 商2
        東洋姫路1

 ことしの春の兵庫は公立3校が上位独占となった。そのまま近畿大会出場できるので、他府県の私学の強豪とどこまで対当できるか???

決勝戦は秋2位の須磨翔風と3位の社。すでに近畿大会出場が決まり、夏は決勝まで対戦する機会がないのだが、この日は両チームともにどういうわけかエース温存のブルペンデーで思い出作りを重視していた。

須磨翔風は2年時からエース・槙野と心中し続けているが、この日はなぜかしら2年生11番・橋本先発で新チームを見据えた起用。社も背番号20の満田が先発で試合展開が全く読めない!!
須磨翔風はこの日もブラスバンドの応援が駆け付けていたが、社は録音応援だった。

試合は1回表社が1死から四球と盗塁で得点圏に走者を進め早くもチャンス到来だが、経験がない2年生・橋本が社の3・4番をショートゴロに空振り三振を奪い上々の立ち上がり。
その裏、須磨翔風は1番・堀がヒットを放ち、手堅くバントで2塁へ進めようとするが2塁封殺。2死後盗塁で得点圏に走者を進めたが、4番・永光の左中間への飛球はレフト・竹岡の守備範囲内で無得点。

2回表社は1死からヒットと送りバントで2死2塁と形を作り、いつも半袖アンダーシャツ黒マスク姿の山本監督が早速攻撃のタイムを取って満田投手に秘策を伝授したが、2-2から外ストレートを見逃しの三振・・・。いったい伝令の内容はなんだったのだろうか???
その裏、須磨翔風も1死から6番・山川がヒットを放ち、中尾監督は7番・西田修のカウント1-1からエンドランを仕掛けサードゴロで2死2塁。ここで打席は橋本投手。いつも公式戦は槙野投手がフル回転しているので、打席に立つ機会も非常に少ないと思われるが、初球まさかのライト前タイムリーで幸先よく先制!!
これで投球にも勢いが付き橋本投手は3回三者凡退に抑え守りからリズムを作り、3回裏1番・堀の2打席連続ヒットと犠打エラーそして送りバントで1死2・3塁として満田投手をKO。2番手は2年生11番・笹倉だった。ここで中尾監督は準々決勝で4たび仕掛けて1度も決まらなかったスクイズのサインを出しまくり、まず4番・永光の1ボールからスクイズ敢行しピッチャーの野選でオールセーフで2点目を取ると、5番・浅野の初球にもスクイズを決め、今日は中尾監督采配の勘が冴え亘りベンチで満面の笑みを浮かべていると思われた!!それでも社はめげずに3点取られてなおも2死2塁の場面でライト・長谷川がダイビングキャッチでヒット性の打球を好捕し、近畿大会出場を決めているとはいえ優勝したいという気迫あるプレーだった!!

3点を追う社だが、4回表3番からの攻撃はファーストゴロ3つとおとなしく終了。。。低反発バットの影響もあり、3点イはインドはあまりにも重すぎるか?
その裏、社の2番手・笹倉はボール球を上手く振らせて連続三振を奪うなど、新チームのエース格になりそうな投手だった。

5回表社は1死から7番・竹田が内野安打で出塁。打席には笹倉投手。さすがにここで代打を送るけにも行かず、山本監督は送りバントのサインで2死2塁としたが、9番・黒田2球で追い込まれセカンドゴロに倒れ完封ペース。
その裏、須磨翔風も2死からヒットが出るも無得点に終わり3-0と須磨翔風リードで整備に入った。

どうしてもエース回避で手の内を隠しての試合ゆえにどう転ぶか全く予想がつかなかったが、須磨翔風の2年生右腕・橋本がここまで良いとは思わなかった!
槙野投手とずっと心中を続けていただけに2番手投手の力量は不明だったが、下級生にも逸材がいたとは!
中尾監督の采配もウインクの準々決勝とは違い冴え亘っているのでこのまま3点リードを守り切ると思われた。
しかし、山本監督が就任してから夏の甲子園2連覇中で昨秋も3位で近畿大会出場したしぶとい社がこのまま黙ってはいなかった。

ここまで2安打無得点と元気のない社だったが、6回1番からの攻撃でいきなり初球セーフティーの構えで揺さぶり、1死後2番・藤原が右中間にヒット。橋本投手100球が近づき、実戦経験乏しいためかスタミナ切れが不安。3番・西垣は高めのストレートに三振したが、2死1塁から4番以下3連打で1点を返しなおも1・2塁のピンチで7番・竹田セカンド正面のゴロで1点どまりと思われたが、、、、昨秋からずっと課題だった野手陣のエラーがここで出てしまいまさかの2点タイムリーエラーで3-3同点。それでも橋本投手は気力を振り絞り、8番・笹倉投手は四球で歩かせたが、9番・黒田をもういっぺんセカンドゴロに打ち取り今度は慎重にさばいて同点止まり。
追いつかれた須磨翔風はその裏2死から四球で出塁し、ちょうどいいところで橋本投手に打席が回り代打・吉田を起用しショートゴロに倒れたが、いいタイミングで継投に入れる。

7回表代打の関係で須磨翔風は2番手も2年生・常見が登板。来年は橋本投手と2枚看板になるのだろうか?
社は打順よく1番からの攻撃で1死後追い込まれながらも連打で1・2塁。4番・長谷川はノーサインでカウント1-2からサードゴロで2死1・3塁。5番・竹岡と勝負にいくも3ボールとなって中尾監督はこのタイミングで申告敬遠!!
6番・戸田は3打数2安打で当たっているのだが、、、案の定1ストライクからセンター前タイムリーを浴び4-3と逆転に成功。さらに気落ちしたのか?まさかのワイルドピッチでボールが転々としている間に3塁走者はもちろん、2塁走者まで生還し6-3と差が広がった・・・。
その裏、須磨翔風も連続四死球と送りバントで1死2・3塁と相手からチャンスをもらい3番・榧谷のショートゴロの間に1点を返し6-4。さらに連続四球で2死満塁となったが、山本監督は笹倉続投で2年生に命運を託し、6番・山川をセンターフライに抑え何とかしのぎ切った。

8回表社は先頭の笹倉投手が四球で歩くと須磨翔風ここで3年生投入。背番号19の上里田がおそらく公式戦初登板。
スリーバント失敗と送りバントでアウトを積み重ねライトフライで抑えまだ2点差試合の行方は分からない。
しかし、7番からの攻撃の須磨翔風は投手に代打起用など最善尽くすも無得点。

9回の守り須磨翔風はエース・槙野登板試合でよくブルペンで練習していた右サイドスローの気になっていた加登投手がマウンドへ。
本格派投手が多い兵庫で技巧派サイドスローは珍しい。個人的にはアンダースローなど変則投手がダイスキなんで!
3番からの社の攻撃をチェンジアップを効果的に投げ込み三振2つとキャッチャーフライで完璧に抑えいよいよ9回裏。
須磨翔風は2番からの攻撃ゆえに早い段階で走者が出れば社守備陣にプレッシャーをかけられると思ったが、先頭の2番・小林はショートゴロ。すると1死ランナーなしで3番手・高島がマウンドへ。サードゴロで2死ランナーなしと優勝直前の場面でまさかの初球デッドボール・・・・・。
これを見て、山本監督はまさかのマシンガン継投で4番手・上川を投入。5番・浅野がホームランを打てば6-6同点だったが初球センターフライで1球で終わり社が春の王者に返り咲いた。

結局、両チームともにエース温存で控え4投手をつなぐブルペンデーで腹の探り合いをしたのであまり参考にならない試合だった。約3週間後に近畿大会が明石で開催されるので他府県の強豪私学とどれだけ対等に戦えるかが真価が問われそう。

そして相変わらず、ブルーシートに鉄骨の足場・バリケードが張り巡らされ工事中の球場外観を何とかしてほしいと願ったが、近畿大会ではこれらすべてが取り除かれクリーンな環境となっていた!

その後、滋賀・奈良・京都を巡り6試合中延長タイブレーク&サヨナラゲームが各1試合あった。
これらの試合は都合上省略して・・・・・次回は2年ぶり6度目となる岐阜遠征。前回の岐阜宿泊観戦は梅雨の長雨にはまり、長良川で開会式終了後に到着するも2度のゲリラ豪雨に見舞われ1時間遅れのプレーボールとなるも3回裏途中継続試合・・・そして翌日の各務原・プリニーの球場は6時30分早々に雨天中止発表で、プリニーの球場まで徒歩そしてバスで各務原宇宙航空博物館見学してトボトボと帰るしかなかった・・・・・。

観戦できなかったプリニーの球場はチャンスを伺いながら2年待ち結局2024年9月の秋季岐阜大会に日帰り観戦でリベンジした。

今回の東海大会は可児市のカヤバスタジアムと長良川球場。
カヤバといえば・・・6年前の夏の岐阜大会40度近い猛暑の中、屋根のない人工芝球場で2試合観戦し熱さでKO寸前となった記憶がある。今回は5月中旬だが、それでも今年初の真夏日ということで相変わらず熱かった!!それはまた次回の講釈で。

チーム名 選手名 投球回 打者 投球数 安打 犠打 四球 死球 三振 暴投 失点 自責
 社   満 田  2 1/3 12   39  4  2  0  0  1  0  3  2 
 社   笹 倉  6  26  87  2  3  4  1  3  0  1  1  
 社   高 島   1/3  2    5  0  0  0  1  0  0  0  0  
 社   上 川   1/3  1    1  0  0  0  0  0  0  0  0

須磨翔風 橋 本  6  27 114  6  2  2  0  3  0  3  1
須磨翔風 常 見  1 0/3  8   31  3  0  2  0  0  1  3  3
須磨翔風 上里田  1   3    7  0  1  0  0  1  0  0  0
須磨翔風 加 登  1   3   16  0  0  0  0  2  0  0  0

                     (完)

                🌟新シリーズのお知らせ🌟
【6年ぶり真夏日の可児】春季東海大会観戦記in岐阜【2年前継続試合のリベンジ長良川】
5/18 春季東海大会初日開幕試合 カヤバスタジアム 菰野(三重②)-享栄(愛知①)
2025/03/16(日) 22時17分38秒 No.1656 編集 削除