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📝甲子園から近くて遠い西宮東 聖地から900mの公立校は県21世紀枠候補 13日に候補校発表
https://news.yahoo.co.jp/articles/0cdcfbd7a4b9fcad14864745c4160d328f3c8a28
聖地から900メートルの公立校は、歓喜の瞬間を待つ-。来春の第97回選抜野球大会の21世紀枠候補9校が、日本高野連から13日に発表される。日刊スポーツでは近畿エリア各府県で推薦された一部の高校を紹介。今回は兵庫県秋季大会43年ぶりの8強入りを遂げた西宮東。東播磨(兵庫)以来、兵庫勢4年ぶりの21世紀枠出場と1964年(昭39)創部史上初出場に向け、チームは熱気を帯びる。
「甲子園」があることを示す町並みが広がる。電柱に「コウシエン」、看板も「甲子園」、マンホールは甲子園球場が描かれる。西宮市育ちの東佑樹監督(36)は「偏見を覆す野球」を掲げ、24人の選手たちに自主自律を促す。西宮東OBで大体大卒業後、体育の教職員として14年同校で指導を続ける。
練習時間は平日1日時間、冬の間は半日。個人練習が大半を占め、シートノックは大会前のみ。打撃練習はバックネットに向かって10分で30球を打つ。持論をもとに、練習を構成し、個人が動かない時間が少ない練習を意識する。「野球の日本代表も、合わせる作業をしないのにうまいじゃないですか。サッカーやバスケのような細かい連係もない。野球ってほぼ個人能力が7、8割。連係は2、3割。高校野球の練習はその逆が多くてもったいない。勝敗に関わるのは個人の力ですね」。
2014年(平26)8月就任した当時は長時間の練習が当たり前だった。なかなか勝利にも恵まれず夏の大会での初勝利は就任4度目の夏の2018年(平30)7月だった。同年9月、兵庫県教育委員会が教職員の負担軽減と生徒の健康管理を勧める指針「いきいき運動部活動」を発表。部活動の休日は週2日を推奨する「ノー部活デー」や1日2時間以内の練習時間などを打ち出し、指揮官も方向転換。年の初めに年間予定を立て、大会前を除き、早い段階で練習日と休養日の設定した。
近年最大50人の部員がいたが、19年に2学年で16人に落ち込んだ。理由を探るべくミーティングを行うと、時間的拘束が長く勉強時間の確保ができない、丸刈りが嫌との声が上がった。「最初は勇気がいりましたよ」。監督の耳にも、野球部志望の生徒が丸刈りを嫌い、他の部活へ入部した情報が届いた。「僕にはその子から学ばされた。僕が、丸刈りでないといけないというこだわりで、野球をやりたい人や人材を取りこぼしていたのかな…と。一気に偏見がなくなった」。2年前に1人丸刈り部員がいたが、今はゼロだ。
毎年のように国立大進学者を出すなど県内屈指の進学校として知られる。部員は自発的に各学年でアプリで1日ごとの勉強時間を共有。OBは昨年の主将が神戸大に進学した。部活動で2時間の練習を終えると、大半の部員は20時から22時までは塾で受験勉強に励む。ナインの通学路近くにある甲子園。今回、県の推薦校に選ばれ、副将の江見優汰外野手(2年)は「高校野球をするなら『甲子園』というのはある。その可能性があってうれしいですし、自分が野球をやるために、チームでもっとこういうプレーがしたいとイメージできるいいきっかけになりました」。
甲子園期間は、他県の強豪校に練習場で貸し出すほか、過去には甲子園塾の会場にもなった。今回の推薦校選出に際し、東監督は「目標にしていたので、試合以外の姿勢も評価していただけてうれしい。普通の公立校に勇気を与えられるかな。うちのやり方でも、十分戦える」。13日に21世紀枠の全国各地区9校の候補が選出され、その後、1月24日に2校が選ばれる。
📝「インスタで活動紹介をはじめて…」“部員9人”だった大阪の公立進学校が「秋大会ベスト16」で21世紀枠候補に…甲子園出場21回“古豪”の現在地
https://news.yahoo.co.jp/articles/353b3fef98de4bc9ccfabb6d452e45a2dd30ba00
第1回大会から地方大会に“皆勤出場”している高校は、今夏の甲子園を沸かせた大社(島根)を含め全国に15校ある。そのうちの1校が大阪で唯一の皆勤校でもある府立市岡高校だ。
第2回大会(1916年)で全国大会に初出場し(当時は市岡中)、その夏は昨夏の甲子園で全国制覇を果たした慶応と決勝戦を戦った。惜しくも準優勝に終わったが、これまで春は11回、夏は10回の甲子園出場を数える府内きっての古豪でもある。
市岡高校と言えば、帽子に入った3本線がトレードマークだ。この3本線は大阪市内で3番目に創立された旧制中学を意味している。そこに純白のユニホームが合わさると、どこかノスタルジックな雰囲気を感じる。
近年で最後に甲子園に出場したのは95年のセンバツだ。当時、世代ナンバーワン打者とされた福留孝介(元中日ほか)擁するPL学園とアベック出場。市岡は残念ながら初戦で日南学園に敗れたが、チームを率いる野口諭史監督は、そのセンバツを見て市岡高校へ進学を決めた。1906年に創部され、再来年で創部120周年を迎える歴史を後輩でもある選手たちにどう伝えていくか、野口監督にとって日々の指導の中で最大のテーマとなっている。
「歴史のある学校であること、第2回大会で慶応と決勝戦を戦ったこと。そういった話はしますが、生徒の受け止め方は様々ですね」
伝統の重みを今の生徒たちにどう説いても、どうしても昔話と一括りにされてしまう。それでも土日になると歴代のOB数人が毎週グラウンドに顔を出し、時にはノックを打ったり打撃練習で外野守備についてくれたり、何かと力になってくれる。「OBの姿を見て、感じることもあるかもしれない」と指揮官はしみじみと口にする。
“古豪”市岡高が直面する新たな苦悩
ただ、市岡高校は近年新たな苦悩に直面している。それは部員不足だ。少子化、野球人口の減少で、市岡高校に限らず地方も含めた公立高校も抱える問題だが、市岡高校ではここ数年で極端に減少しているのだ。
「一時期は1学年で10人以上……多い年は20人近くいることもあったんですけど、最近は1学年で1ケタという年が続いています」
一時は全部員が9人だけという時も…
昨年末、別媒体の取材で市岡高校を訪れる機会があった。グラウンドに到着すると、ノックを受ける選手たちの元気な声がこだましていたが、軽快に動き回る選手の数を数えていると、あっという間に数え終わった記憶がある。
「今は部員数は10人なんです」
野口監督がどこか申し訳なさそうな表情を浮かべ、こう説明してくれた。ただ、もっと言うと、秋に新チームがスタートした直後は9人しかいなかった。その後、1年生が1人入部し一時は10人となったが、また1人減って9人に。ギリギリの人数で運営していくとなると、様々な“限界”がチームについて回った。
「確かに大変なことはありました。でも、去年は人数が少ないなりに野球は楽しくできたんです。野球ってこんなに面白いものなのかと」
そう思わせてくれたのは、その9人の選手たちだったのだと指揮官は振り返る。今夏まで主将を務めた正捕手の谷昊輝を中心にチームのモットーである全力疾走、全力プレーを掲げ、練習から大きな声を出してナインを鼓舞。練習メニューを自分たちで考え、人数の少なさを感じさせないチームの活気を部員たちなりに考えながら作ってくれたのだ。
夏の府大会は、3回戦で決勝まで勝ち進んだ東海大大阪仰星に1-9で敗れ、3年生が現役を引退したが、残った2年生たちがその思いを受け継いでくれたのだ。
「6人の3年生が純粋に一生懸命にやってくれる子たちだったので、それを見てきた今の2年生が3人、今のチームに残っていて、その活気をもって今もやってくれていることが大きいです」
3年生が引退すれば、残った3人の部員と秋はどこかの学校と連合チームを組むことになるかもしれないという危機が迫る中、この春は13人の1年生が入部。現在は2学年で16人という人数で工夫を重ねながら練習を積んでいる。
少子化、スポーツの多様化など要因は様々だが、野口監督は極端に減っていく新入部員の人数をこう分析していた。
「入ってくる部員の層が変わった気はします。昔みたいに野球をやっていたから高校でも、というガツガツした子は減りました。硬式野球部に入部しても軟式へ行ってしまう子もいますからね」
市岡高校は大阪大など難関大へ進む生徒もいる進学校ということもあり、勉強と野球を両立する上で何を目指していくかを明確にしなければならない。さらに、限られた練習スペース、7限の授業後から数時間という練習時間。その中でいかに効率良く力をつけられるか。指揮官も彼らの練習意欲を掻き立てるためにありとあらゆる策を講じてきた。
「特別なことはしていません。ただ、8年前に監督に就任した頃と比べると、考え方というか指導方針は少しずつ変わってはきていると思います。もっと前ならこちらがガツガツと引き上げにかかっていましたけれど、今は歩み寄りながら彼らに考える時間を与えたりしながらメニューの中にドリルを作ることもあります」
「勉強は継続してやれる。だから野球でもできるはず」
最も痛感しているのは近年の子どもに薄れがちな“根気”だ。
「長い時間、同じメニューを続けると集中力が切れがちなので、細かく練習を分けながらやらないと続けられない。ですので、メニューを小分けしながら練習しています。
継続して同じことをすることが苦手でも、続けることは大事。飽きさせないように、こちらも工夫しながら指導しています。でも……この子らは勉強は継続してやれるんですよね。だから野球でもできるはず。話を聞く力も持っているので、そのあたりを持って指導していけたらと思っています」
大学でも野球に携わりたいという目標を持っている部員は多く「特にアマチュア野球界の指導に携わる人材育成ができたらと思っています」と指揮官は密かに願っている。
SNSを活用した「部活動紹介」も
今春、久しぶりに2桁の部員が入部したのは、今年から始めたSNSを活用した部活動の紹介で興味を持った中学生が増えたのかもしれないと指揮官は言う。
「今年からインスタグラムで活動を紹介するようになった影響はあると思います。でも、(野口監督就任前の08年から11年まで監督を務めた)青木(一規)部長が中学校訪問などもしてくださったので、それも大きいのかなと。SNSだけに(頼る)というのも少し違いますからね」と野口監督。大きな危機を乗り越えた今秋、チームは府大会ベスト16まで勝ち進み、大阪府の21世紀枠候補に選出された。
府大会4回戦では一昨秋の近畿大会に出場している箕面学園を9-4で破った。先制されるもすぐに追いつき、中盤以降は主導権を握ることができたと指揮官は頷く。
「その時期は雨で試合が中止になって日程が延びたんですけれど、その分準備期間が増えたことと、徹底してきたことをしっかりやり切れたのが良かったです。
今のチームは、力はないですけれど守りからリズムを作って執念を持つというか、みんなで一生懸命、全力でやろうという粘り強さは持っていると思います。それは3年生が作ってくれたもの。2年生がそれを受け継いでくれているんです」
大正、昭和、平成と3元号で聖地を踏んだ“府立の雄”。前回の甲子園出場から来春でちょうど30年となり、周囲の期待も膨らむ。
「(府の21世紀枠候補に)選ばれたことで、生徒らにはやらないと、という意識が芽生えているようには感じます。そこからさらに自信が生まれているような気もします。これも今の3人の2年生、そして6人いた3年生が作ってくれた雰囲気のお陰です」
少ない部員が築き上げた新たな伝統が、何よりの強みになった秋。新時代を生き抜くためのノウハウも手に、その時を待つ。3本線の誇りと共に。
⚾岩手さんへ
我が家は地上波しか映らないので、BS放送は見れませんが、、、TV大阪でずいぶん前に放送していたのを見ていたと思います。欠かさずあのシリーズは見ていたので!
日刊スポーツは近畿勢を取り上げているので、おそらく関西中心の紙面ではないかと・・・。
21世紀枠は少し前から地域の分け隔てなく選考するようなんで、、、場合によっては北海道&東北など偏りが出る可能性も無きにしも非ずですね。
僕としては、部員11人の大田は外せないし、あとは大野か名古屋たちばな・紀央館あたりがベストですが、今年田辺が選ばれたし、和歌山3校は難しいかなと・・・・・。
あと、2部制はまだ来年どうなるかも決まっていないので、、、屋根に関しては高校野球だけでなくプロ野球も興業があるし、朝7時開門の時点でも夏の朝は晴れているとめちゃくちゃ熱いので、、、、、それに雨が降っても非常に困るのでアルプスにも屋根があると利便性はよいかと!
ただ、入場料の高騰は本当につらいですね。。。。。
一部の富裕層は毎試合観戦するのでしょうが、僕などはセンバツは2日間だけ3塁内野席あとは外野観戦。夏は3~4回程度に減らしてますね・・・・・。
水口は10数年前に秋の近畿大会出場して那賀に勝ちました。
P・S 今日は姫路城世界遺産登録記念日ということで、姫路城など周辺5施設が無料拝観できるので6年連続12月11日姫路へ足を運びました。
アーモンドトーストに姫路おでんというご当地グルメを堪能しつつ・・・・・。
再来年春には姫路城の入場料1000円が2000~3000円程度に値上げするとか↓↓
元日あたりも無料らしいですが、僕は12月11日に照準を合わせてます。
昨年は夕方から雨で難儀しましたが、今日は15時30分頃に小雨が降ったけど、温暖な気温で過ごしやすかったです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/0cdcfbd7a4b9fcad14864745c4160d328f3c8a28
聖地から900メートルの公立校は、歓喜の瞬間を待つ-。来春の第97回選抜野球大会の21世紀枠候補9校が、日本高野連から13日に発表される。日刊スポーツでは近畿エリア各府県で推薦された一部の高校を紹介。今回は兵庫県秋季大会43年ぶりの8強入りを遂げた西宮東。東播磨(兵庫)以来、兵庫勢4年ぶりの21世紀枠出場と1964年(昭39)創部史上初出場に向け、チームは熱気を帯びる。
「甲子園」があることを示す町並みが広がる。電柱に「コウシエン」、看板も「甲子園」、マンホールは甲子園球場が描かれる。西宮市育ちの東佑樹監督(36)は「偏見を覆す野球」を掲げ、24人の選手たちに自主自律を促す。西宮東OBで大体大卒業後、体育の教職員として14年同校で指導を続ける。
練習時間は平日1日時間、冬の間は半日。個人練習が大半を占め、シートノックは大会前のみ。打撃練習はバックネットに向かって10分で30球を打つ。持論をもとに、練習を構成し、個人が動かない時間が少ない練習を意識する。「野球の日本代表も、合わせる作業をしないのにうまいじゃないですか。サッカーやバスケのような細かい連係もない。野球ってほぼ個人能力が7、8割。連係は2、3割。高校野球の練習はその逆が多くてもったいない。勝敗に関わるのは個人の力ですね」。
2014年(平26)8月就任した当時は長時間の練習が当たり前だった。なかなか勝利にも恵まれず夏の大会での初勝利は就任4度目の夏の2018年(平30)7月だった。同年9月、兵庫県教育委員会が教職員の負担軽減と生徒の健康管理を勧める指針「いきいき運動部活動」を発表。部活動の休日は週2日を推奨する「ノー部活デー」や1日2時間以内の練習時間などを打ち出し、指揮官も方向転換。年の初めに年間予定を立て、大会前を除き、早い段階で練習日と休養日の設定した。
近年最大50人の部員がいたが、19年に2学年で16人に落ち込んだ。理由を探るべくミーティングを行うと、時間的拘束が長く勉強時間の確保ができない、丸刈りが嫌との声が上がった。「最初は勇気がいりましたよ」。監督の耳にも、野球部志望の生徒が丸刈りを嫌い、他の部活へ入部した情報が届いた。「僕にはその子から学ばされた。僕が、丸刈りでないといけないというこだわりで、野球をやりたい人や人材を取りこぼしていたのかな…と。一気に偏見がなくなった」。2年前に1人丸刈り部員がいたが、今はゼロだ。
毎年のように国立大進学者を出すなど県内屈指の進学校として知られる。部員は自発的に各学年でアプリで1日ごとの勉強時間を共有。OBは昨年の主将が神戸大に進学した。部活動で2時間の練習を終えると、大半の部員は20時から22時までは塾で受験勉強に励む。ナインの通学路近くにある甲子園。今回、県の推薦校に選ばれ、副将の江見優汰外野手(2年)は「高校野球をするなら『甲子園』というのはある。その可能性があってうれしいですし、自分が野球をやるために、チームでもっとこういうプレーがしたいとイメージできるいいきっかけになりました」。
甲子園期間は、他県の強豪校に練習場で貸し出すほか、過去には甲子園塾の会場にもなった。今回の推薦校選出に際し、東監督は「目標にしていたので、試合以外の姿勢も評価していただけてうれしい。普通の公立校に勇気を与えられるかな。うちのやり方でも、十分戦える」。13日に21世紀枠の全国各地区9校の候補が選出され、その後、1月24日に2校が選ばれる。
📝「インスタで活動紹介をはじめて…」“部員9人”だった大阪の公立進学校が「秋大会ベスト16」で21世紀枠候補に…甲子園出場21回“古豪”の現在地
https://news.yahoo.co.jp/articles/353b3fef98de4bc9ccfabb6d452e45a2dd30ba00
第1回大会から地方大会に“皆勤出場”している高校は、今夏の甲子園を沸かせた大社(島根)を含め全国に15校ある。そのうちの1校が大阪で唯一の皆勤校でもある府立市岡高校だ。
第2回大会(1916年)で全国大会に初出場し(当時は市岡中)、その夏は昨夏の甲子園で全国制覇を果たした慶応と決勝戦を戦った。惜しくも準優勝に終わったが、これまで春は11回、夏は10回の甲子園出場を数える府内きっての古豪でもある。
市岡高校と言えば、帽子に入った3本線がトレードマークだ。この3本線は大阪市内で3番目に創立された旧制中学を意味している。そこに純白のユニホームが合わさると、どこかノスタルジックな雰囲気を感じる。
近年で最後に甲子園に出場したのは95年のセンバツだ。当時、世代ナンバーワン打者とされた福留孝介(元中日ほか)擁するPL学園とアベック出場。市岡は残念ながら初戦で日南学園に敗れたが、チームを率いる野口諭史監督は、そのセンバツを見て市岡高校へ進学を決めた。1906年に創部され、再来年で創部120周年を迎える歴史を後輩でもある選手たちにどう伝えていくか、野口監督にとって日々の指導の中で最大のテーマとなっている。
「歴史のある学校であること、第2回大会で慶応と決勝戦を戦ったこと。そういった話はしますが、生徒の受け止め方は様々ですね」
伝統の重みを今の生徒たちにどう説いても、どうしても昔話と一括りにされてしまう。それでも土日になると歴代のOB数人が毎週グラウンドに顔を出し、時にはノックを打ったり打撃練習で外野守備についてくれたり、何かと力になってくれる。「OBの姿を見て、感じることもあるかもしれない」と指揮官はしみじみと口にする。
“古豪”市岡高が直面する新たな苦悩
ただ、市岡高校は近年新たな苦悩に直面している。それは部員不足だ。少子化、野球人口の減少で、市岡高校に限らず地方も含めた公立高校も抱える問題だが、市岡高校ではここ数年で極端に減少しているのだ。
「一時期は1学年で10人以上……多い年は20人近くいることもあったんですけど、最近は1学年で1ケタという年が続いています」
一時は全部員が9人だけという時も…
昨年末、別媒体の取材で市岡高校を訪れる機会があった。グラウンドに到着すると、ノックを受ける選手たちの元気な声がこだましていたが、軽快に動き回る選手の数を数えていると、あっという間に数え終わった記憶がある。
「今は部員数は10人なんです」
野口監督がどこか申し訳なさそうな表情を浮かべ、こう説明してくれた。ただ、もっと言うと、秋に新チームがスタートした直後は9人しかいなかった。その後、1年生が1人入部し一時は10人となったが、また1人減って9人に。ギリギリの人数で運営していくとなると、様々な“限界”がチームについて回った。
「確かに大変なことはありました。でも、去年は人数が少ないなりに野球は楽しくできたんです。野球ってこんなに面白いものなのかと」
そう思わせてくれたのは、その9人の選手たちだったのだと指揮官は振り返る。今夏まで主将を務めた正捕手の谷昊輝を中心にチームのモットーである全力疾走、全力プレーを掲げ、練習から大きな声を出してナインを鼓舞。練習メニューを自分たちで考え、人数の少なさを感じさせないチームの活気を部員たちなりに考えながら作ってくれたのだ。
夏の府大会は、3回戦で決勝まで勝ち進んだ東海大大阪仰星に1-9で敗れ、3年生が現役を引退したが、残った2年生たちがその思いを受け継いでくれたのだ。
「6人の3年生が純粋に一生懸命にやってくれる子たちだったので、それを見てきた今の2年生が3人、今のチームに残っていて、その活気をもって今もやってくれていることが大きいです」
3年生が引退すれば、残った3人の部員と秋はどこかの学校と連合チームを組むことになるかもしれないという危機が迫る中、この春は13人の1年生が入部。現在は2学年で16人という人数で工夫を重ねながら練習を積んでいる。
少子化、スポーツの多様化など要因は様々だが、野口監督は極端に減っていく新入部員の人数をこう分析していた。
「入ってくる部員の層が変わった気はします。昔みたいに野球をやっていたから高校でも、というガツガツした子は減りました。硬式野球部に入部しても軟式へ行ってしまう子もいますからね」
市岡高校は大阪大など難関大へ進む生徒もいる進学校ということもあり、勉強と野球を両立する上で何を目指していくかを明確にしなければならない。さらに、限られた練習スペース、7限の授業後から数時間という練習時間。その中でいかに効率良く力をつけられるか。指揮官も彼らの練習意欲を掻き立てるためにありとあらゆる策を講じてきた。
「特別なことはしていません。ただ、8年前に監督に就任した頃と比べると、考え方というか指導方針は少しずつ変わってはきていると思います。もっと前ならこちらがガツガツと引き上げにかかっていましたけれど、今は歩み寄りながら彼らに考える時間を与えたりしながらメニューの中にドリルを作ることもあります」
「勉強は継続してやれる。だから野球でもできるはず」
最も痛感しているのは近年の子どもに薄れがちな“根気”だ。
「長い時間、同じメニューを続けると集中力が切れがちなので、細かく練習を分けながらやらないと続けられない。ですので、メニューを小分けしながら練習しています。
継続して同じことをすることが苦手でも、続けることは大事。飽きさせないように、こちらも工夫しながら指導しています。でも……この子らは勉強は継続してやれるんですよね。だから野球でもできるはず。話を聞く力も持っているので、そのあたりを持って指導していけたらと思っています」
大学でも野球に携わりたいという目標を持っている部員は多く「特にアマチュア野球界の指導に携わる人材育成ができたらと思っています」と指揮官は密かに願っている。
SNSを活用した「部活動紹介」も
今春、久しぶりに2桁の部員が入部したのは、今年から始めたSNSを活用した部活動の紹介で興味を持った中学生が増えたのかもしれないと指揮官は言う。
「今年からインスタグラムで活動を紹介するようになった影響はあると思います。でも、(野口監督就任前の08年から11年まで監督を務めた)青木(一規)部長が中学校訪問などもしてくださったので、それも大きいのかなと。SNSだけに(頼る)というのも少し違いますからね」と野口監督。大きな危機を乗り越えた今秋、チームは府大会ベスト16まで勝ち進み、大阪府の21世紀枠候補に選出された。
府大会4回戦では一昨秋の近畿大会に出場している箕面学園を9-4で破った。先制されるもすぐに追いつき、中盤以降は主導権を握ることができたと指揮官は頷く。
「その時期は雨で試合が中止になって日程が延びたんですけれど、その分準備期間が増えたことと、徹底してきたことをしっかりやり切れたのが良かったです。
今のチームは、力はないですけれど守りからリズムを作って執念を持つというか、みんなで一生懸命、全力でやろうという粘り強さは持っていると思います。それは3年生が作ってくれたもの。2年生がそれを受け継いでくれているんです」
大正、昭和、平成と3元号で聖地を踏んだ“府立の雄”。前回の甲子園出場から来春でちょうど30年となり、周囲の期待も膨らむ。
「(府の21世紀枠候補に)選ばれたことで、生徒らにはやらないと、という意識が芽生えているようには感じます。そこからさらに自信が生まれているような気もします。これも今の3人の2年生、そして6人いた3年生が作ってくれた雰囲気のお陰です」
少ない部員が築き上げた新たな伝統が、何よりの強みになった秋。新時代を生き抜くためのノウハウも手に、その時を待つ。3本線の誇りと共に。
⚾岩手さんへ
我が家は地上波しか映らないので、BS放送は見れませんが、、、TV大阪でずいぶん前に放送していたのを見ていたと思います。欠かさずあのシリーズは見ていたので!
日刊スポーツは近畿勢を取り上げているので、おそらく関西中心の紙面ではないかと・・・。
21世紀枠は少し前から地域の分け隔てなく選考するようなんで、、、場合によっては北海道&東北など偏りが出る可能性も無きにしも非ずですね。
僕としては、部員11人の大田は外せないし、あとは大野か名古屋たちばな・紀央館あたりがベストですが、今年田辺が選ばれたし、和歌山3校は難しいかなと・・・・・。
あと、2部制はまだ来年どうなるかも決まっていないので、、、屋根に関しては高校野球だけでなくプロ野球も興業があるし、朝7時開門の時点でも夏の朝は晴れているとめちゃくちゃ熱いので、、、、、それに雨が降っても非常に困るのでアルプスにも屋根があると利便性はよいかと!
ただ、入場料の高騰は本当につらいですね。。。。。
一部の富裕層は毎試合観戦するのでしょうが、僕などはセンバツは2日間だけ3塁内野席あとは外野観戦。夏は3~4回程度に減らしてますね・・・・・。
水口は10数年前に秋の近畿大会出場して那賀に勝ちました。
P・S 今日は姫路城世界遺産登録記念日ということで、姫路城など周辺5施設が無料拝観できるので6年連続12月11日姫路へ足を運びました。
アーモンドトーストに姫路おでんというご当地グルメを堪能しつつ・・・・・。
再来年春には姫路城の入場料1000円が2000~3000円程度に値上げするとか↓↓
元日あたりも無料らしいですが、僕は12月11日に照準を合わせてます。
昨年は夕方から雨で難儀しましたが、今日は15時30分頃に小雨が降ったけど、温暖な気温で過ごしやすかったです。