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10/15 秋季北信越大会準々決勝第1試合 福井県フェニックス球場 敦賀気比(福井③)-帝京長岡(新潟②) 11:58~15:10 

第3話 2023秋 雨の恩恵その1・・・ふち中央公園~フェニックス球場 まさかの歩き旅

    一二三四五六七八九十計HE
敦賀気比100000022611192 竹下、丹尾、竹下-中森、小林
帝京長岡00102000205150 茨木、ショー、林-羽生田

        第二試合  
        星  稜
        敦  賀

 初日は何とか試合中は雨雲から逃げ切ったものの、、、近所のスーパー銭湯で湯治している最中に降り始めた雨が翌日も残るどころか大雨予報まで出ており、降水確率よろしく8割がたは延泊して代替で勝山まで足を伸ばして「恐竜博物館」見学する腹積もりでヤドで寝床に入った・・・。

ところが朝6時頃に起床すると、雨が止んでいるどころか太陽が顔を覗かせていた!!
こうなると、グラウンドコンディション不良で延期か10時開始を数時間ずらして強行か・・・・・。

仕事が早い福井高野連は2時間遅れの12時から2試合開始を発表したので、恐竜博物館はお蔵入り・・・。
ヤドの朝食会場に行くと、高野連関係者も同宿していたようで・・・・・。石川高野連から派遣された審判員(フェニックス第1試合で1塁塁審)から振り向けば、アフロヘアの敦賀気比・林 博美元監督まで。。。。。

こういう天気だし、返却期限を考えるとレンタサイクルでの移動は途中退出が絶対条件なんでその選択肢もなくなり、12時開始ゆえに余裕ができたので、バスで「ふち中央公園」最寄りまで移動して、そこから県営球場経由で農道を歩いてフェニックス球場まで行こうと!!

ふち中央公園に着くとずいぶん晴天となり、福井県営球場に着くと第1試合に登場する日本航空石川の保護者達が待機していたが、グラウンドは全く整備されることなく野放しで本当に12時からできるのかどうか疑問だった。。。結局、県営は4時間遅れの14時開始となりこれが、ナイターはしご観戦の伏線となった!!

農道を歩いていると、フェニックス球場の照明塔が見えるが、あと数分で球場到着という折に通り雨が↓↓
しかし、まだ新しい球場ということもあり、水はけは良さそうで12時開始に向けて着々と準備が整えられているがいかんせん開門11時30分というのは忙しなかった・・・。

開門直後に屋根下キープするも、コンパクトすぎるがゆえに雨が降ると傘の出番がやってくる。。。。。
試合開始までに止んでくれたので助かったが、、、まだ雲行きは怪しかった。

サイドノックが7分間行われ2時間遅れの開始にこぎつけた。
敦賀気比は福井までちと遠いが同じ県内なんでまだ大丈夫かもしれないが、帝京長岡は遠路はるばる新潟からの遠征。
この悪条件にも関わらず、背番号0をつけたチアガールが多数おり芝草監督たちを応援していた。

試合は1回表から力の差を見せつけるがごとく、1番・岡部がライト線にツーベースを放ち、バントヒットで無死1・3塁。しかしまさかの1塁けん制タッチアウトで水を差されたが、3番・野道がセンター前タイムリーで先制。さらに2死から5番・竹下がライトへツーベースを放ち早くもワンサイドの気配が漂ったが、タイムを取って間合いを置きライトフライで切り抜けた。
その裏、タテジマバスで福井まで来た帝京長岡も1死から2番・木村昴がライト前ヒットを放ち背番号0のチアガールの黄色い声援を浴びるも、盗塁死などで結果的に3人で攻撃終了。

2回も気比は1死から連打でチャンスを作り上位に回し茨木投手大ピンチだったが、最前列のホーム寄りで見守る芝草監督の期待に応えてレフトフライにキャッチャーフライで抑えて無失点。
3回クリーンアップを三者凡退で抑えると、徐々に帝京長岡も2時間待たされて長い眠りから覚めつつあり、2回は2死からヒットを放ちジャブを打ち、3回1死から9番・加藤龍が四球を選ぶと、1番・山野は1-1からエンドランを仕掛けレフト前ヒットで1・2塁。さらに芝草監督は攻撃的な采配を見せ、まさかのダブルスチール敢行も気比のバッテリーの方が上手で3塁手前タッチアウト!しかし、2・3番の連打で好投手・竹下から3回で早くも5安打放ち1-1同点に追いつき緊迫感が漂った。

 追いつかれた敦賀気比はどういうわけか3回に続き4回も三者凡退と急におとなしくなってきた。。。前日は上田西に5-1と快勝したのだが、2時間遅れのプレーボールで集中力が欠けてきたのか???
勢いに乗る帝京長岡はその裏ヒットと送りバントで逆転機を築き、7番・井野元がライトへ会心の打球を放つがライト・嘉村のダイビングキャッチに阻まれ無得点。

旗色が悪くなってきた敦賀気比は5回2死から2番・西口がヒットで出塁するとすかさず盗塁を決め、デッドボールで塁上賑わし4番・浜谷のバットに期待をかけるも初球セカンドゴロで3タコ。
悪い流れを引きずりその裏、先頭の9番打者に四球を与え、1番・山野は初球バントファール・・・。これを見て芝草監督はサイン変更し、1-1からまさかのエンドランを仕掛け三遊間にゴロを放ちショートが打球をはじくのを見て1塁走者が一気に3塁へ進塁。ここで2打数2安打の2番・木村昴に回り、左中間突破のタイムリーツーベースで勝ち越し成功。さらに1死から4番・茨木がレフト前タイムリーを放ち3-1と差を広げる。一気に畳みかけたいところで5番・大前が1-1からの3球目にスクイズを仕掛けるもファール・・・。結局8球目サードゴロゲッツーで大ピンチを凌いで整備に入った。

初回の攻防を見る限りにおいては、敦賀気比が圧勝するかと思われたが、なかなかどうして・・・・・新潟のチームも侮れない!!
2回までに6安打喰らいつつも最少失点で切り抜けて3回以降は安定感が出て来てピンチでも打たせて取るピッチングでチームの逆転劇を呼び込んだ。

このままズルズル終わって欲しくはないが、敦賀気比に劣勢を跳ね返す底力があるのか?真価が問われる試合となった。

6回表整備明け直後に先頭の5番・竹下投手が自らヒットを放ち反撃のノロシを挙げたものの、送りバント空振りで焦りが出たのか?直後にけん制死・・・。結局3人で攻撃終了と残りイニングが少なくなってきた!
帝京新潟は手綱を緩める子tなく、その裏1死から7番・井野元がヒットで出塁し早くも10安打。それでも東監督はエースと心中するつもりのようで、続投を命じ期待に応えて三振とセンターフライで抑えて首の皮一枚残して終盤に突入。

ボチボチ追い上げたい気比だが、ラッキー7の攻撃はまさかの三者凡退で新潟に金星献上が現実味を帯びてきた!!
その裏1死から四球と内野安打で1・2塁のピンチを招き、東監督はようやく決断し、エース・竹下をセンターに回し2番手としてレフトの丹尾をマウンドへ。
芝草監督は強気の攻めで1-1からまさかのダブルスチール敢行しまんまと成功。エースで4番の茨木は7球粘って四球をもぎ取り満塁。ここで1点でも奪われたら試合が決まってしまう。ホームランが出てもまだコールドには1点届かないが、そうも言ってられない切羽詰まった状態で、5番・大前を2球で追い込み2-1からショートゴロホームゲッツーで大ピンチを脱出。

ピンチの後にチャンスありとはよく言ったもので、8回表2球で追い込みながら先頭打者を四球で歩かせたのがケチのつけ始めで、3番・野道がセンター前ヒットで続き無死1・2塁。ここで東監督は4番ながら3タコの浜谷に送りバントのサインを出し定石通り1死2・3塁と形を作り、エースで5番の竹下に託す。ここまで3打数2安打だし、6・7番がノーヒットゆえに申告敬遠も考えられたが、芝草監督は内野守備を深くして勝負に出た。結局1-1からセカンドゴロでスクイズと同じような格好となり1点差に詰め寄りなおも2死3塁。お互いプレッシャーのかかる場面でまさかのデッドボール・・・。7番・丹尾はリリーフしているだけに代打も出しづらく、2球で追い込まれ厳しくなったが3球勝負の球に初めてバットを振り、打球はピッチャーの右足元を抜ける起死回生のセンター前同点タイムリーで苦しみながらも3-3同点。さらに四球で満塁とするも茨木投手も気持ち切らさず、9番・嘉村を3球三振に抑え踏みとどまった。
こうなると延長戦も頭にチラついてくるが、大事な8回裏の守りで死球とセンター前ヒットわずか2球で無死1・2塁の大ピンチ、、、、、8番・宗は100%バントの場面だが、1ボールからバントファールでカウント1-1となったところでなんと芝草監督は伝令2を3人も走らせ打者と2人の走者に確認させ秘策を伝授。なにかやってくると思っていたら案の定バスターを仕掛けるも4-6-3のダブルプレー。
すかさず芝草監督は代打起用もストレートの四球で代走を繰り出すが、無策で1番・山野がショートゴロに倒れ同点のまま最終回に入り9回裏は作った!

14時56分また雨が降り出しイヤな流れになったが5分程度で止んでくれてホッと一息。
8回の同点劇でようやく眠りから覚めた敦賀気比は1番からの攻撃で右中間スリーベースに2番・西口のセンター前タイムリーヒットとアッサリ勝ち越し成功。さらに盗塁を決めて1死後4番・浜谷がレフト前ヒットでつないで5番・竹下センター犠飛で5-3として勝負ありと思われた。
ところが土壇場9回裏、2番からの攻撃で先頭を見逃しの三振。3番・渡辺セカンド正面のゴロで安心しきっていたらこれをはじくエラーでスキが生じ、エースで4番の茨木が1-1からまさかのレフトへ同点2ランホームランをぶち込み5-5の振りだしに戻ってしまった・・・・・。
5番・大前もレフト前ヒットで続き、6番・有馬は2ボールとサヨナラの機運が高まり、3球目セカンドゴロゲッツーと思われたが、1塁悪送球で2死2塁とま球だ攻撃は終わらない。
7番・井野元は2安打しており、8番・宗は3三振と1併殺打ゆえに申告敬遠でもよかったが、バッテリーは勝負を挑み3球三振に抑えまさかの延長突入・・・ここまで試合時間2時間45分だがどうやら3時間ゲームになりそうだ!!

そして延長タイブレークに入り、敦賀気比は7番からの攻撃。芝草監督はタイブレーク用に秘密兵器を用意していたのか???延長始まるその時に茨木をレフトに下げて2番手に左サイドスローの背番号13ショーをマウンドへ。
しかしいきなり2ボールと制球を乱し3球目送りバントがヒットとなり無死満塁。8番・小久保は2球で追い込まれたが、3球勝負の球を低いライナーで1・2塁間突破するライト前タイムリーであっさり1点をもぎとり、さらに9番・嘉村は走者一掃の左中間タイムリーツーベースで4点差。慌てて3番手に1年生林を投入するもまたもやバントヒットさらにはサードのエラーも絡んで10-5とダブルスコア。
東監督は容赦なく送りバントのサインを出し続け、1死3塁として3番・野道がトドメのセンターオーバータイムリースリーベースで一挙6点をもぎ取り勝負あり。
その裏6点リードということもあり、エース・竹下がもう1度マウンドに戻り下位打線を連続三振。2死から内野安打を許して満塁とするも最後は2番・木村昴をフルカウントからライトフライに抑えてゲームセット。

3時間12分という超ロングゲームとなり、2時間遅れのプレーボールだったこともあり、帝京新潟の選手そして背番号0のチアガールたちは長すぎる1日だったに違いない。
また同じくらいの時間をかけて福井から長岡に戻るのだろうか?帰路に着いたら長い冬が待っている・・・・・。

その頃、福井県営ではようやく第1試合が13時54分プレーボールかかりずいぶんノンビリしたペースで試合が行われている模様だった。
あるいは、こちらが早く片付けば農道歩いてもう1度福井県営に戻ったらまだ試合しているかも???という色気が出てきた。

あっちはずいぶん早い段階でナイター点灯した模様で3塁側スタンド最上段からその様子を伺えた!
そして場外にでるとWのきれいな虹が出ていた!!
https://stat.ameba.jp/user_images/20240116/22/hirorinhoushi/0c/63/j/o2080156015390309882.jpg

第2試合は15時50分開始予定で2時間程度試合をしてくれたら、二日連続ナイター観戦そして福井フェニックス球場では初の点灯試合観戦となるのだが、、、昨日、日本文理がまさかの不覚を取り敦賀に競り負けたので・・・。
昨日の星稜の試合を見る限り北信越では圧倒的な戦力を誇るゆえに敦賀高校が二日連続奇跡を起こせるのか???それは次回の講釈で。

⚾今日の投手陣
チーム名 選手名 投球回 打者 投球数 安打 本塁打 犠打 犠飛 四球 死球 三振 失点 自責
敦賀気比 竹 下  6 1/3 30 125 11  0   1  0  3  0  5  3  3
敦賀気比 丹 尾  2 2/3 13  45  3  1   0  0  2  1  2  2  1
敦賀気比 竹 下  1   4  22  1  0   0  0  0  0  2  0  0

帝京長岡 茨 木  9  42 154 13  0   1  1  2  2  4  5   5
帝京長岡 ショー   0/3  3  10  3  0   0  0  0  0  0  5  3   
帝京長岡  林   1   6  12  3  0   1  0  0  0  0  1   1

                     (完)

                   🌟次回予告🌟
10/15 秋季北信越大会準々決勝第2試合 福井県フェニックス球場 敦賀(福井④)-星稜(石川①)
2024/09/19(木) 22時25分24秒 No.1371 編集 削除