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宏鈴法師(管理人) MAIL URL

お知らせ

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⚾今日の和歌山大会新人戦試合結果(初日 1回戦)
紀三井寺球場・・・田 辺 工11-1県和歌山(8回)・和歌山工2-0耐  久・近大新宮5-1橋  本
上富田球場・・・・那  賀2-1和歌山北(10回タイブレーク)・桐  蔭14-2日高中津
マツゲン有田・・・向  陽6-5紀 北 工・紀 央 館16-0宮翔串連(6回)

⚾明日の熱闘甲子園組み合わせ(12日目 準々決勝)
    08:00~ 関 東 一-東海大相模
  ☆ 10:35~ 滋賀 学園-青森 山田
 ☆☆ 13:10~ 京都 国際-智弁 学園
☆☆☆ 15:45~  大 社 -神村 学園

📝「なめんな!とは怒りますよ」高校野球“まさかの番狂わせ”…大社高・石飛文太監督(42歳)が前日、取材記者に語った「こんな監督でよく勝てるなと…」
https://news.yahoo.co.jp/articles/1cb5a8e1e945aa975a857ad9708ffcde8d6f8deb

早稲田実業にサヨナラ勝ち。まさかの番狂わせを起こした大社高校。今夏32年ぶりに甲子園に出場した島根の公立高はなぜ勝てるのか?  前日練習から密着した記者が石飛文太監督に直撃した。

前日練習「記者・カメラマン6、7人だけ」
 
野球ユニフォームは着ている。だが、身体は細く背丈は170cmほど。グラウンドを走り回る姿は、チームをサポートする卒業生にも見える。この人物が、28時間後に早稲田実業を下すことになる大社の監督、石飛文太(42歳)だ。

8月16日15時過ぎ、大阪某所の練習場。記者、カメラマンは合わせて6、7人ほどしかいない、嵐の前の静けさだった。
グラウンドに姿を現したタイミングで挨拶をする。すると本気とも冗談ともつかない独特のトーンで言った。

「もう、十分じゃないですか? 2勝で……」

8月11日の初戦に優勝候補の一角だった報徳学園、前日の2回戦で創成館を下した。翌日には、早稲田実業戦が控えている。練習の強度を上げることは考えづらいが、その事情を考慮しても不思議である。甲子園ですでに2勝している高校、という雰囲気が伝わってこないのだ。「代打、どうだった? やっぱり緊張した?」。聞こえてくる選手とチーム関係者の会話も影響しているかもしれない。

そもそも甲子園出場もサプライズだった
 
名刺交換を終えると石飛は、すぐさまグローブを持って外野へ駆けていく。バッティング練習の守備をするためである。選手たちに聞けば、よくある光景らしい。さらには、チームで最も声を出している人物も石飛である。そして、選手がいい当たりを見せれば「明日、代打あるぞ?」と褒め、ホームランを打てばそのボールを他の選手と同じように目で追う。あるいは1年生のバッティング練習時には、石飛のこんな声が飛ぶ。

「おいおい1年生……素振りしてるか? してないだろうな。若くないんだよ、球が。球に若さがない!」

球が若い……の解釈に苦しんでいるのは私だけではなかった。目前を部員2人が小走りしながら話していた。

「若い球……って、どんな球なんだ?」

決してだらしない雰囲気というわけではない。それぞれが打撃、守備、ストレッチに真剣に取り組んでいる。だが、やはり謎は解けない。なぜこうも強豪校に見えないのだろう、と。

現地・島根のライターによれば、地方大会での優勝もサプライズだった。大社は島根有数の伝統公立校で優勝候補の一角ではあったものの、本命はあくまで、地元の強豪私立である益田東や石見智翠館。今年の甲子園行きは難しいと目されていた。だが、強かった。準々決勝から3試合、エース馬庭優太がすべて完投した。

「こんな監督でよく勝てるなと」
 
練習を終えた石飛に尋ねる。早実との大一番の前日。練習は終始、緩やかな空気だった。選手たちに檄を飛ばしたりしないのだろうか。

「このチームはもう怒らないです。今は嫌われたくないですもん。新チームになったら、また怒りますけど。甲子園でもね『いけー! 』『打てー! 』しか言ってないんで。創成館とのタイブレークでもそうでした。叫び続けるだけ。これ、本当です」

選手たちの力を引き出す確たる方法がある、というわけではなさそうだ。その戸惑いを察したのだろう。石飛がこう続ける。

「だからね、ようこれで勝てるな、と思います。こんな監督でよく勝てるなと。不思議なチームですよね、本当に」

この時点ですでに、報徳学園、創成館を下している。強豪に勝つための戦い方はあるのか。

「そんなことは高校野球で関係のないことです。子どもたちがどう感じるか、ということがすべてですよ。結局、私も怒るときは怒るんですよ。その中に、親目線があるかないか、だと思います。子どもに怒ってばかりじゃダメですよね。私自身、子どもができてはじめてわかったことなので。それがベースにあって、自分自身が勉強した野球のことを少し付け加える、みたいな感じです。

試合中も、もっと考えてやりたいんですけどね。甲子園だと特にテンションが上がっちゃって『いけー! たのむー! 』しか出てこない。ベンチの声、内野には届くらしいので。たぶん、大社はいわゆる強豪校というチームではないです。みなさんが想像しているような、監督と選手の間柄じゃない」

「なめんな!とは怒りますよ」
 
選手との接し方にヒントがあるのだろうか。先ほどの「打球が若くないぞ」を聞いた部員の反応を伝える。石飛は声を上げて笑う。「ほらね、そんな風に言われる感じですよ」と続ける。続けてこう質問する。

――怒ってばかりで選手に恐れられる、すべて指示通りにやらせるというより、選手たちからある程度“なめられる”くらいのほうがいいんですかね? 

「なめんな! とは怒りますよ。だからなんて言うんだろう、なめられてるわけでもないし、とはいえ尊敬もされていないと思います」

ここで石飛が外部コーチの大内秀則(49歳)を呼び止める。ちなみに大内は、大社が前回甲子園に出場した32年前のエースである。「記者さんがうちのチームよくわからないみたいなんですよ」。破顔する大内。そして「俺にもわからんわ」と答える。話はいつの間にか、創成館を下した大社がSNSでトレンド入りしていたことに移っていた……。

続けて石飛が選手を1人、呼び止める。「俺がどういう監督か知りたいんだって」。すると選手はニヤリとしながら言う。「素敵です」。怒られたことはあるのか質問すると彼は即答する。「しょっちゅうです」。

「まだ先発も決まってないんですよ」
 
大社のチーム像がつかめそうで、つかめない。ここで質問を変える。なぜ大社は強豪校相手にも動じないのか。なぜピンチの場面でもエラーをしないのか。そもそも初戦の相手がセンバツ甲子園で準優勝の報徳学園と決まった瞬間、「勝てる」と思ったのだろうか。石飛が笑みを浮かべる。

「おい、キャプテン。32年ぶりの甲子園なのに何を引いてるんだと思いましたよ。そしたら石原(勇翔/キャプテン)は『よっしゃ! 』とか言ってて。全然よっしゃじゃねえよ、と。石原とかは対戦したかったらしいんです。でもね、勝ち上がってやるならまだしも、なんで最初なんだよ……とは思いますよね」

大社はなぜ勝てるのか。そのナゾは解決するどころか、早稲田実業との試合を翌日に控えたタイミングの取材で、より深まる。理想の試合展開を尋ねても「何も考えてないです。先発も決まってないんですよ」と言う。

「明日はベンチで『いけー! 打てー! 』を叫んでるだけだと思います」

これが番狂わせを起こすチーム、24時間前の様相だった。

📝“甲子園の魔物”説も…「うわぁぁって…人生で初めて見た」大社ベンチも驚いた早稲田実の奇策「あの9回裏直前にハプニングがあった」現地記者が見たウラ側
https://news.yahoo.co.jp/articles/403dc744b5a04a7919eda8d30e86687621c5d256

早稲田実業にサヨナラ勝ち。まさかの番狂わせを起こした大社高校。32年ぶりに甲子園に出場した公立高はなぜ勝てるのか?  前日練習から密着した記者が、現地甲子園で見たハプニングとは。

その日、大社は異様な空気をまとっていた。試合開始直後の1回表。大社のエース馬庭優太は、2人目のバッターに早稲田実業の好打者、宇野真仁朗を迎える。宇野が3球目を空振りした瞬間だった。これで三振でもないのに、三塁側アルプスを中心に歓声が上がる。試合終盤の決定機でもなければ、決勝戦でもない。大会11日目、3回戦のうちの1つである。

大社の不気味さは、全国大会の初戦で敗れた報徳学園の監督、大角健二が残した「予想以上に強い」という言葉に集約される。

野球部員は地元の中学軟式野球部出身が大勢を占める。「ボーイズリーグで全国優勝」のような華やかな経歴を持つ選手が多い強豪と比べれば、無名の選手たちと言っていいだろう。それでも、勝つ。

大社はなぜ強いのか。その謎は、前日の練習取材で解決されるどころか、深まった。「やっぱり代打で立つと緊張した?」「2勝で十分です」。監督や選手の言葉を聞けば、およそ全国的な強豪を倒しているチームとは思えない。言い換えれば、“強豪然”とした雰囲気がまるでない。早稲田実戦でもそうだった。

あの9回裏「直前にハプニングがあった」
 
3回裏、大社が攻撃に備えてベンチ前で監督が指示を出している。甲子園でおなじみの光景だ。10人ほどの選手が監督のもとに集まっているが、どこかチグハグな印象を受ける。理由は帽子だ。

2人が被っていて、8人が脱いでいる。大内秀則コーチによれば「帽子は被ったままでいい」ということになっているらしい。いずれにせよ、脱ぐか被るか統一されていることが多い強豪校ではほとんど見られない光景だ。

あるいは9回裏でのシーン。1点差で負けているため、この回に点が取れなければ終わる。追い詰められた状況と言っていい。実際、肩を組んだ円陣からは気迫を感じる。野球は9回から、絶対に逆転するぞ、と。大黒柱の馬庭が打席に向かう。その直後、あるハプニングが起きた。審判が何やら大社ベンチに声をかけ、選手が慌ててグラウンドに向かう。そう、一塁コーチ(攻撃側のチームが配置するベースコーチ)が不在だったため、試合を始められなかったのだ。

「うわぁぁって……野球人生で初めて見ました」
 
大社の同点劇、早稲田実の5人シフト。高校野球史に残るであろう「大社と早稲田実の激闘」にはそんな素朴な光景が散りばめられていた。

2対2の同点。9回裏、1死二、三塁。大社がサヨナラのチャンスを迎える。外野のレフトに、誰もいない。球場がどよめく。事態を飲み込めないのは記者席も同じだった。前列に座る記者の会話が聞こえる。

「これ……どこがどうなってる?」
「ピッチャーの横にいるの……あれ、レフトですよ! レフトの子が今、あそこまで来てる。だから外野が2人なんです」

その様子をベンチから見ていた、島根は隠岐島出身の高梨壱盛(4番ファースト)が興奮気味に振り返る。

「うわぁぁって……驚きました。野球人生で初めて見ましたから。と同時に、あのシフトを見て楽しいとも思ったんです。全国にはいろんな野球があるんだなと」

話題は監督の石飛にも及ぶ。「練習とかはもちろん厳しいですよ。監督としての立場もあると思うので。でも試合は違います。完全にチームの一員です。声出して盛り上げて。今日も逆転されたとき、一番声出してましたから」

「まだホテルに泊まれるのか、とか(笑)」
 
当の石飛は試合後、時折涙を見せながら報道対応をしていた。まだ結果を飲み込めていないようだった。

「神がかってる感じがするじゃないですか、正直。島根の田舎から出てきて、地元の子で、公立校で。こんな試合ができるなんて、誰も思ってないと思うんですよ。まだホテルに泊まれるのか、とか(笑)。(目標は)ベスト8って言っていたけど……本当になれるなんて」

外部コーチの大内は、快進撃の理由を「基礎があるから勝ち上がれている」と言った。だからピンチの場面でエラーをしない。その基礎をつくりあげる練習は猛烈に厳しい、と選手も声を揃えた。監督の石飛は「野球のことは少ししかわかりません」と謙遜する。

7回にセンター前安打を後逸した藤原佑はこう証言した「ベンチに戻ったとき、監督が近寄ってきて。『大丈夫だぞ』って肩をたたいてくれたんです。まだ7回じゃないか、こっからやるぞ、と」

この試合、メガホンを手に叫び続ける石飛の声は、記者席まで届かなかった。だが、何を言っていたのかは想像できる。ベンチにいた大社の野球部部長、井上誠也から答えを聞く前に、わかった。

「シフトがどうとか、そういう声はなかったです。さすがにあの気迫は、これまでも見たことなかったですね。叫んでましたよ」

打席の馬庭に、藤原に、チーム全員に。「いけーー! 打てーー!」

☝青森山田、渋谷良弥アドバイザーのノックで気合注入 橋場主将「万全な状態でいける」
https://news.yahoo.co.jp/articles/5d16504b7c31c714fbe3ef0ba3ebe40701f12f41

名将のノックに、ナインの表情が引き締まった。

青森山田は19日の全国高校野球選手権大会準々決勝に向け、兵庫・西宮市内のグラウンドで練習を行った。日大山形と青森山田の監督として、春夏通算22度の甲子園出場を果たし、現在青森山田野球部のアドバイザーを務める渋谷良弥氏(77)が、準々決勝に挑む選手らにノックで気合を入れた。

橋場公祐主将(3年)は「渋谷先生が打つことは本当に珍しいことなので、みんな気合も入った。この上ない雰囲気になった」と振り返る。練習は、同校の黄金期を築いた渋谷氏のノックで始まり、その後打撃練習へ。守備からリズムをつくるチームカラーらしく、ノックで集中力を高めると、打撃では快音を響かせた。

19日の準々決勝は滋賀学園と対戦する。橋場は「万全な状態でいける」と意欲十分。守備から試合の主導権を握る。
2024/08/18(日) 22時06分56秒 No.1331 編集 削除