EDIT FORM
9/17 秋季兵庫大会2回戦 明石トーカロ球場 明石商-神戸弘陵 9:59~12:18
一二三四五六七八九十計HE
神戸弘陵010100100 3121 藤川、野藤、宮本-松本奏
明 石 商001000000 151 森井、石原-谷岡
第二試合
須磨翔風
東洋姫路
早くも2回戦で有力校同士の対戦が実現し、負けたらセンバツ絶望で長い冬に突入してしまう・・・・・。
明石トーカロはまだ耐震工事をしておらず内野席上段が閉鎖されており窮屈な中での観戦となる。
まずは第1試合で夏の兵庫準優勝の明石商が剛腕・村上擁する神戸弘陵の挑戦を受ける。
アルプスを見るとブラスバンドの姿はなく両チームともに録音応援を行うようだ。
秋の大会なんでベストメンバーを繰り出してくると思ったが、神戸弘陵はなんとエース・村上を温存して1年生サウスポー藤川が先発。明石商も背番号10の森井が先発だった。
勝ち進めば舞洲の近畿大会が待っているし、長期戦を見据えればエースを酷使したくないということだろうか???
9月17日になったとはいえ、晴れていては真夏と同じような日差しの中での試合。
1回表弘陵は1死後ストレートの四球で走者を出すが、3番・清水カウント1-2から盗塁を仕掛けるもウエストされ憤死。直後にレフト前ヒットがでるチグハグさもあり無得点。
明石商はスタメンに3人2ケタ背番号が名を連ねていた。2死からロッテ・来田の弟がセンター前ヒットを放つも無得点。
試合が動いたのは2回。弘陵が5番・西のファースト内野安打でチャンスをつかむと6番・中道簡単にバントはせずに1-2からバント空振り。直後にウエストと目まぐるしい駆け引きの中、フルカウントからセカンドゴロで1死2塁。
7番・神代セカンドゴロで2死3塁となったところで、8番・松本奏2ボールから不意に申告敬遠。ところが9番・藤川に対して1球もストライクはいらず3ボールから狭間監督がタイムを取って気合を入れるもストレートの四球。
さらに2死満塁で1番・上林が8球粘って押し出し四球をもぎ取り弘陵が先制。さらにたたみかけたいところで2番・松本雄は初球セカンドゴロに倒れ1点どまり。
早く追いつきたい明石商はその裏先頭の5番・清水がヒットを放ち定石通り送りバントで1死2塁。しかし、7番・三宅がセンターフライを打ち上げ走者が動けず、8番・谷岡1-2から暴投で3塁へ進みさらに四球で2死1・2塁。
思い切って森井投手に代打を出すかと思いきや狭間監督はそのまま打たせてサードゴロ。
3回3番からの攻撃を無難に抑えた森井投手だが2死からこの日5つ目の四球を与えて三者凡退が作れない・・・。
波に乗れない明石商だがその裏相手のエラーで足がかりを築き、2死2塁から4番・山崎が値千金のレフト前クリーンヒットで1-1同点に追いつき、5番・清水は右中間にツーベースで2・3塁と攻め、弘陵内野陣が集まり温存している村上投手も出番が早くも来るか???と期待したが続投で6番・上田に6球粘られるも最後はレフトフライに抑え最少失点で辛抱した。
これで明石商ペースで試合は進むと思ったが、4回表先頭の7番・神代が初球ライト前ヒットを放ちこれを送って1死2塁とすると岡本監督は早くも藤川投手に代打・有本を起用し1ストライクからレフト線へ痛烈なファールを放つが3球勝負でファーストゴロ。ここをなんとか凌ぎたかったが、1番・上林が1ボールからセカンド内野安打で再び勝ち越し2番・松本雄も初球レフト前ヒットを放ったところで狭間監督は19番・石原にスイッチ。いきなり四球を与え2死満塁と大ピンチになったが、4番・古川7球粘るもレフトフライ。
代打の関係で弘陵は11番・野藤がリリーフ。あえて村上投手はまだ出さない。この継投がはまり明石商下位打線が牛耳られてしまった・・・。
5回表1死から6番・中道の右中間ツーベースを皮切りに死球とエラーでまたも1死満塁。野藤投手がそのまま打席に入りスクイズも考えられたが、無策で三振。さらに1番・上林も外ボール球に手を出し3球三振。
その裏1番からの攻撃だけに追いついて整備に入りたい明石商だが、3番・来田が四球を選んだだけでおとなしく攻撃が終わり整備に入った。
5回まで両チームともにエース温存しての2-1という投手戦。明石商の先発・森井が四球連発で不安定ながらも悪いなりに要所を抑え2点にこらえスイッチしたのでなんとか持ちこたえている。
弘陵は村上投手が研究されつくしているという読みであえて1年生・藤川に先発を任せて継投で凌ぐつもりだったのかもしれない。うまく継投がはまり逃げ切り体制に入りつつあるが、どこで村上投手がリリーフするかが焦点だった。
6回表ようやく弘陵がこの試合初めて三者凡退に終わりなんとか流れを変えたい明石商。6回も簡単に2死となったが、7番・三宅が死球で出塁すると8番・安岡の初球いきなりエンドランで揺さぶる狭間監督。1-1からセーフティーバントをかましファールになると強打に切り替えレフト前ヒット。ここで石原投手に代打を出して勝負に出ると思われたが、打力があるのか?攻撃のタイムを取りそのまま打たせて2ボールから振り抜いた打球はまさかのピッチャーゴロ・・・・・。
7回表弘陵は1死から6番・中道が8球粘ってセンター前ヒット。ここで岡本監督は無策で7番・神代初球ショートフライ。8番・松本奏も2-2と追い込んで出口が見えてきたがレフト前ヒットを許し、9番・野藤投手に初球まさかのセンター前タイムリーヒットを打たれ重すぎる3点目を失ってしまった・・・・・。それでも狭間監督は投手交代せず後続を断ち切った。
7回裏は1番からの好打順で最低でも1点奪って反撃の余地を残したいところ。幸先よく1番・陰山が四球を選び2番・井川1-3となったところで狭間監督が攻撃のタイムを使い伝授した秘策は・・・送りバントだった。3番・来田の弟がホームランを打てばたちまち3-3同点となるが力みすぎたか?サードゴロ。2死2塁の場面で岡本監督は3番手として20番の1年生宮本を投入。村上投手はどこか故障でもしているのか???この局面で投げないということは、、、、、
果たして4番・山崎は1-1からショートゴロに倒れ試合の趨勢が見えてしまった!!
弘陵は攻撃の手を緩めず8回は2死1・2塁。9回は2死1・3塁と6回を除いて毎回塁上を賑わせ続け相手に反撃の暇を与えなかった。
なんとか石原投手が辛抱のピッチングを続け首の皮一枚残した。
明石商は8回またも先頭打者が死球で出塁したがここも送りバントとスモールベースボールに徹し、セカンドゴロで2死3塁とコツコツ進塁し、狭間監督またしても攻撃のタイムを取るが8番・谷岡レフトフライでホームは遠い。
そして9回裏石原投手の打順で代打・藤原を送るもセカンドゴロに倒れるなど何の粘りもなくあっさりと三者凡退で試合終了・・・・・。
2時間19分の長い試合はエース温存した神戸弘陵がシブい試合運びで逃げ切った。
明石商の2投手が8四球と制球を乱し12安打浴びせて効果的に1点ずつ加えて3投手のリレーで逃げ切り成功。
1年生投手2人が登板したことで再来年の夏まで見据えて投手力が大きく上がっていく予感もあり、これに150km右腕村上が出てくれば台風の目になる可能性もあった。
ただ、打線が16残塁と再三のチャンスでたたみかけられなかったことが課題として残ることにはなる。
明石商は狭間監督のスモールベースボールが通用せず、相手エース・村上も登板せず3投手のリレーでかわされたところにダメージの残る敗戦となった。夏は準優勝して長く過ごせたがその分、準備期間が短く調整不足だったのかもしれない。
さて、続く第2試合は履正社から来た岡田監督就任2年目の秋。なんと20人中15人が1年生という若い布陣だが、それだけ監督を慕って逸材がこの春集結したのだろうか?
対戦相手は絶対的エース・槙野擁する須磨翔風。旧チームからエースとして活躍している好投手だけにこの一戦も楽しみだった。それは次回の講釈で。
⚾今日の投手陣
チーム名 選手名 投球回 打者 投球数 安打 犠打 四球 死球 三振 暴投 失点 自責
神戸弘陵 藤 川 3 15 49 4 1 1 0 0 1 1 0
神戸弘陵 野 藤 3 2/3 15 58 1 1 2 1 1 0 0 0
神戸弘陵 宮 本 2 1/3 8 23 0 1 0 1 1 0 0 0
明 石 商 森 井 3 2/3 20 69 5 1 5 0 1 0 2 2
明 石 商 石 原 5 1/3 27 105 7 1 3 0 3 0 1 1
(完)
🌟次回予告🌟
R5年度秋季近畿地区高校野球大会兵庫予選観戦記③ 勝利への執念 東洋大姫路観戦記
9/17 秋季兵庫大会2回戦 明石トーカロ球場 東洋大姫路-須磨翔風
一二三四五六七八九十計HE
神戸弘陵010100100 3121 藤川、野藤、宮本-松本奏
明 石 商001000000 151 森井、石原-谷岡
第二試合
須磨翔風
東洋姫路
早くも2回戦で有力校同士の対戦が実現し、負けたらセンバツ絶望で長い冬に突入してしまう・・・・・。
明石トーカロはまだ耐震工事をしておらず内野席上段が閉鎖されており窮屈な中での観戦となる。
まずは第1試合で夏の兵庫準優勝の明石商が剛腕・村上擁する神戸弘陵の挑戦を受ける。
アルプスを見るとブラスバンドの姿はなく両チームともに録音応援を行うようだ。
秋の大会なんでベストメンバーを繰り出してくると思ったが、神戸弘陵はなんとエース・村上を温存して1年生サウスポー藤川が先発。明石商も背番号10の森井が先発だった。
勝ち進めば舞洲の近畿大会が待っているし、長期戦を見据えればエースを酷使したくないということだろうか???
9月17日になったとはいえ、晴れていては真夏と同じような日差しの中での試合。
1回表弘陵は1死後ストレートの四球で走者を出すが、3番・清水カウント1-2から盗塁を仕掛けるもウエストされ憤死。直後にレフト前ヒットがでるチグハグさもあり無得点。
明石商はスタメンに3人2ケタ背番号が名を連ねていた。2死からロッテ・来田の弟がセンター前ヒットを放つも無得点。
試合が動いたのは2回。弘陵が5番・西のファースト内野安打でチャンスをつかむと6番・中道簡単にバントはせずに1-2からバント空振り。直後にウエストと目まぐるしい駆け引きの中、フルカウントからセカンドゴロで1死2塁。
7番・神代セカンドゴロで2死3塁となったところで、8番・松本奏2ボールから不意に申告敬遠。ところが9番・藤川に対して1球もストライクはいらず3ボールから狭間監督がタイムを取って気合を入れるもストレートの四球。
さらに2死満塁で1番・上林が8球粘って押し出し四球をもぎ取り弘陵が先制。さらにたたみかけたいところで2番・松本雄は初球セカンドゴロに倒れ1点どまり。
早く追いつきたい明石商はその裏先頭の5番・清水がヒットを放ち定石通り送りバントで1死2塁。しかし、7番・三宅がセンターフライを打ち上げ走者が動けず、8番・谷岡1-2から暴投で3塁へ進みさらに四球で2死1・2塁。
思い切って森井投手に代打を出すかと思いきや狭間監督はそのまま打たせてサードゴロ。
3回3番からの攻撃を無難に抑えた森井投手だが2死からこの日5つ目の四球を与えて三者凡退が作れない・・・。
波に乗れない明石商だがその裏相手のエラーで足がかりを築き、2死2塁から4番・山崎が値千金のレフト前クリーンヒットで1-1同点に追いつき、5番・清水は右中間にツーベースで2・3塁と攻め、弘陵内野陣が集まり温存している村上投手も出番が早くも来るか???と期待したが続投で6番・上田に6球粘られるも最後はレフトフライに抑え最少失点で辛抱した。
これで明石商ペースで試合は進むと思ったが、4回表先頭の7番・神代が初球ライト前ヒットを放ちこれを送って1死2塁とすると岡本監督は早くも藤川投手に代打・有本を起用し1ストライクからレフト線へ痛烈なファールを放つが3球勝負でファーストゴロ。ここをなんとか凌ぎたかったが、1番・上林が1ボールからセカンド内野安打で再び勝ち越し2番・松本雄も初球レフト前ヒットを放ったところで狭間監督は19番・石原にスイッチ。いきなり四球を与え2死満塁と大ピンチになったが、4番・古川7球粘るもレフトフライ。
代打の関係で弘陵は11番・野藤がリリーフ。あえて村上投手はまだ出さない。この継投がはまり明石商下位打線が牛耳られてしまった・・・。
5回表1死から6番・中道の右中間ツーベースを皮切りに死球とエラーでまたも1死満塁。野藤投手がそのまま打席に入りスクイズも考えられたが、無策で三振。さらに1番・上林も外ボール球に手を出し3球三振。
その裏1番からの攻撃だけに追いついて整備に入りたい明石商だが、3番・来田が四球を選んだだけでおとなしく攻撃が終わり整備に入った。
5回まで両チームともにエース温存しての2-1という投手戦。明石商の先発・森井が四球連発で不安定ながらも悪いなりに要所を抑え2点にこらえスイッチしたのでなんとか持ちこたえている。
弘陵は村上投手が研究されつくしているという読みであえて1年生・藤川に先発を任せて継投で凌ぐつもりだったのかもしれない。うまく継投がはまり逃げ切り体制に入りつつあるが、どこで村上投手がリリーフするかが焦点だった。
6回表ようやく弘陵がこの試合初めて三者凡退に終わりなんとか流れを変えたい明石商。6回も簡単に2死となったが、7番・三宅が死球で出塁すると8番・安岡の初球いきなりエンドランで揺さぶる狭間監督。1-1からセーフティーバントをかましファールになると強打に切り替えレフト前ヒット。ここで石原投手に代打を出して勝負に出ると思われたが、打力があるのか?攻撃のタイムを取りそのまま打たせて2ボールから振り抜いた打球はまさかのピッチャーゴロ・・・・・。
7回表弘陵は1死から6番・中道が8球粘ってセンター前ヒット。ここで岡本監督は無策で7番・神代初球ショートフライ。8番・松本奏も2-2と追い込んで出口が見えてきたがレフト前ヒットを許し、9番・野藤投手に初球まさかのセンター前タイムリーヒットを打たれ重すぎる3点目を失ってしまった・・・・・。それでも狭間監督は投手交代せず後続を断ち切った。
7回裏は1番からの好打順で最低でも1点奪って反撃の余地を残したいところ。幸先よく1番・陰山が四球を選び2番・井川1-3となったところで狭間監督が攻撃のタイムを使い伝授した秘策は・・・送りバントだった。3番・来田の弟がホームランを打てばたちまち3-3同点となるが力みすぎたか?サードゴロ。2死2塁の場面で岡本監督は3番手として20番の1年生宮本を投入。村上投手はどこか故障でもしているのか???この局面で投げないということは、、、、、
果たして4番・山崎は1-1からショートゴロに倒れ試合の趨勢が見えてしまった!!
弘陵は攻撃の手を緩めず8回は2死1・2塁。9回は2死1・3塁と6回を除いて毎回塁上を賑わせ続け相手に反撃の暇を与えなかった。
なんとか石原投手が辛抱のピッチングを続け首の皮一枚残した。
明石商は8回またも先頭打者が死球で出塁したがここも送りバントとスモールベースボールに徹し、セカンドゴロで2死3塁とコツコツ進塁し、狭間監督またしても攻撃のタイムを取るが8番・谷岡レフトフライでホームは遠い。
そして9回裏石原投手の打順で代打・藤原を送るもセカンドゴロに倒れるなど何の粘りもなくあっさりと三者凡退で試合終了・・・・・。
2時間19分の長い試合はエース温存した神戸弘陵がシブい試合運びで逃げ切った。
明石商の2投手が8四球と制球を乱し12安打浴びせて効果的に1点ずつ加えて3投手のリレーで逃げ切り成功。
1年生投手2人が登板したことで再来年の夏まで見据えて投手力が大きく上がっていく予感もあり、これに150km右腕村上が出てくれば台風の目になる可能性もあった。
ただ、打線が16残塁と再三のチャンスでたたみかけられなかったことが課題として残ることにはなる。
明石商は狭間監督のスモールベースボールが通用せず、相手エース・村上も登板せず3投手のリレーでかわされたところにダメージの残る敗戦となった。夏は準優勝して長く過ごせたがその分、準備期間が短く調整不足だったのかもしれない。
さて、続く第2試合は履正社から来た岡田監督就任2年目の秋。なんと20人中15人が1年生という若い布陣だが、それだけ監督を慕って逸材がこの春集結したのだろうか?
対戦相手は絶対的エース・槙野擁する須磨翔風。旧チームからエースとして活躍している好投手だけにこの一戦も楽しみだった。それは次回の講釈で。
⚾今日の投手陣
チーム名 選手名 投球回 打者 投球数 安打 犠打 四球 死球 三振 暴投 失点 自責
神戸弘陵 藤 川 3 15 49 4 1 1 0 0 1 1 0
神戸弘陵 野 藤 3 2/3 15 58 1 1 2 1 1 0 0 0
神戸弘陵 宮 本 2 1/3 8 23 0 1 0 1 1 0 0 0
明 石 商 森 井 3 2/3 20 69 5 1 5 0 1 0 2 2
明 石 商 石 原 5 1/3 27 105 7 1 3 0 3 0 1 1
(完)
🌟次回予告🌟
R5年度秋季近畿地区高校野球大会兵庫予選観戦記③ 勝利への執念 東洋大姫路観戦記
9/17 秋季兵庫大会2回戦 明石トーカロ球場 東洋大姫路-須磨翔風